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Patent Searching and Data


Title:
HYALURONIDASE INHIBITOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093678
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide: a novel agent having an inhibitory activity on hyaluronidase; and an anti-aging agent for the skin, an anti-inflammatory agent and others each of which comprises the agent. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] Disclosed is a hyaluronidase inhibitor comprising a phenylethanoid glucoside as an active ingredient. The phenylethanoid glucoside preferably comprises at least one of echinacoside and acteoside. Also disclosed is a hyaluronidase inhibitor comprising an extract of a plant belonging to the family Cistanche as an active ingredient. The extract of a plant belonging to the family Cistanche is preferably is an extract from a stem of a plant Cistanche tubulosa. Each of the hyaluronidase inhibitors can be used in a pharmaceutical product for a mammal including human, an external preparation for the skin, a food/beverage or a feed for a mammal as an active ingredient of an anti-aging agent for the skin or an anti-inflammatory agent.

Inventors:
TANAKA JUNJI (JP)
SHIMODA HIROSHI (JP)
MURAI HIROMICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051316
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
January 29, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ORYZA OIL & FAT CHEM (JP)
TANAKA JUNJI (JP)
SHIMODA HIROSHI (JP)
MURAI HIROMICHI (JP)
International Classes:
A61K31/7028; A23K1/16; A23L1/30; A61K8/60; A61K36/00; A61P29/00; A61P43/00; A61Q19/08; A61Q19/10; C07H15/18
Foreign References:
JP2004250449A2004-09-09
JP2003238432A2003-08-27
JPH06508601A1994-09-29
JP2000128730A2000-05-09
JPH0797312A1995-04-11
JPH0648934A1994-02-22
JPH07215834A1995-08-15
JP2003032966A2003-01-31
JP2007191416A2007-08-02
Other References:
ROUSSEAU B. ET AL.: "Investigation of anti-hyaluronidase treatment on vocal fold wound healing", JOURNAL OF VOICE: OFFICIAL JOURNAL OF THE VOICE FOUNDATION, vol. 20, no. 3, September 2006 (2006-09-01), pages 443 - 451, XP005603288, DOI: doi:10.1016/j.jvoice.2005.06.002
NAKAMURA T. ET AL.: "Seizaichu de Kakunin ga Konnan na Shoyaku no Shihyo Seibun no Tansaku (second report): Shoyaku Seizai (Naiyo Ekizai) Chu no Cistanchis Herba no Shihyo Seibun", JOURNAL OF THE PHARMACEUTICAL SOCIETY OF JAPAN, vol. 120, no. 2, 2000, pages 238 - 243
TAMURA Y. ET AL.: "Changes in the concentrations of bioactive compounds in plantain leaves", JOURNAL OF AGRICULTURAL AND FOOD CHEMISTRY, vol. 50, no. 9, 2002, pages 2514 - 2518
TAKEDA Y. ET AL.: "Chorogi Stachys sieboldi MIQ. no Haitotai Seibun to Sono Hyaluronidase Kassei ni Oyobosu Eikyo", JOURNAL OF THE PHARMACEUTICAL SOCIETY OF JAPAN, vol. 105, no. 10, 1985, pages 955 - 959
Attorney, Agent or Firm:
KUMAZAKI, Yoichi (Level 2 CROM BLDG.,2-607, Akaik, Nissin-shi Aichi 25, JP)
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Claims:
 フェニルエタノイド配糖体を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤。
 請求項1記載のヒアルロニダーゼ阻害剤であって、フェニルエタノイド配糖体のうちエキナコサイドを有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤。
 請求項1記載のヒアルロニダーゼ阻害剤であって、フェニルエタノイド配糖体のうちアクテオサイドを有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤。
 ハマウツボ科の植物抽出物を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤。
 請求項4記載のヒアルロニダーゼ阻害剤であって、前記植物抽出物がカンカニクジュヨウの抽出物である、ヒアルロニダーゼ阻害剤。
 請求項4または5記載のヒアルロニダーゼ阻害剤であって、前記植物抽出物が茎由来の抽出物である、ヒアルロニダーゼ阻害剤。
 請求項4~6のいずれか一項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤であって、前記植物抽出物が含水エタノール抽出物である、ヒアルロニダーゼ阻害剤。
 請求項1~7のいずれか一項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤を有効成分とする皮膚老化防止剤。
 請求項1~7のいずれか一項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤を有効成分とする抗炎症剤。
 請求項1~7のいずれか一項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤を有効成分とする、ヒトを含む哺乳類動物の医薬品。
 請求項1~7のいずれか一項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤を有効成分とする、ヒトを含む哺乳類動物の皮膚外用剤。
 請求項1~7のいずれか一項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤を含有してなる飲食品。
 請求項1~7のいずれか一項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤を含有してなる哺乳類動物用飼料。
Description:
ヒアルロニダーゼ阻害剤

 本発明は、新規な成分を用いたヒアルロ ダーゼ阻害剤、並びにそれを用いた皮膚老 防止剤及び抗炎症剤に関するものである。 発明は、ヒトを含む哺乳類動物の医薬品、 膚外用剤、食品等に広く利用される。

 従来より、ハマウツボ科(Cistanche)に属す 草本の新鮮な茎が不妊症、インポテンツ、 秘などの治療に有効であることが知られて る(特許文献1参照)。加えて、このような多 生草本の新鮮な茎から得られる調製物は血 及び腎臓の栄養となる。これらの寄生及び 年生草本は、中国の北西地方で広く栽培さ 、地方によっては「砂漠のチョウセンニン ン(desert ginseng)」として知られている。最も 大量に栽培されているハマウツボ科(Cistanche) 種は、ハマウツボ科の全寄生植物[Cistanche t ubulosa(カンカニクジュヨウ)]である。

 日本の科学者らによってハマウツボ科(Cis tanche)の化学成分及び薬理活性が組織的に研 された結果、フェニルエタノイド配糖体が れらの多年生草本の主な活性成分であるこ が分かった(例えば、非特許文献1~3参照)。こ のような活性成分は、効果的な抗酸化剤、代 謝促進剤、記憶促進剤、性欲促進剤などであ る。様々なフェニルエタノイド配糖体化合物 の医学的な特性が多くの研究者によって研究 されてきた。

 一方、皮膚の乾燥、肌荒れ、ハリ、弾力 の低下、シミやシワの増加は、ヒアルロン の分解に密接に関わっている。ヒアルロン は、皮膚・靭帯・関節液・眼の硝子体など 組織に多く存在するムコ多糖の一種であり 例えば皮膚や口腔においては、細胞の保護 栄養の運搬・組織水分の保持・柔軟性の維 などに、また関節液として組織構造・機能 維持および潤滑性の保持などに重要な役割 果たしている。皮膚や口腔、関節における 体ヒアルロン酸量は、老化または病的状態 より減少するため、ヒアルロン酸加水分解 素であるヒアルロニダーゼを阻害すること 、ヒアルロン酸の分解を抑制し、生体ヒア ロン酸量の維持に寄与する。

 また、近年の生活様式の多様化や様々な環 条件の変化による環境中に存在する化学物 の影響をはじめ、社会生活におけるストレ の増大などにより、じんま疹、アトピー性 膚炎などのアレルギー反応の関与する皮膚 トラブルを抱える人は年々増え続けている
 これら皮膚のトラブルに対しても、ヒアル ン酸が重要な要因であると考えられている すなわち、ヒアルロニダーゼが活性化され と、ヒアルロン酸の分解と、ヒアルロン酸 どが存在する結合組織のマトリックスを破 し、毛細血管等の透過性の変化に伴う炎症 の細胞の透過性の高まりによって急性浮腫 引き起こされると考えられているので、ヒ ルロニダーゼの活性を阻害し、ヒアルロン の加水分解を防ぎ、結合組織のマトリック を保持することが重要である。

特開2004-250449号公報 Sato T., et al. Yakugaku Zasshi, 1985, 105 (12 ): 1131 Jimenez C., et al. Nat Prod Rep, 1994, 11 (6) : 591 Cometa F., et al. Fitoterapia, 1993, 64 (3): 1 95

 このような背景の下、本発明者らはハマ ツボ科の植物の抽出物、特に、これに含有 れるフェニルエタノイド配糖体にヒアルロ ダーゼ阻害活性を有することを見出し、本 明を完成させた。即ち、本発明は、新規な アルロニダーゼ阻害活性剤及びそれらを含 する皮膚老化防止剤、抗炎症剤等を提供す ことを目的とする。

 上記課題を解決するために、本発明のヒア ロニダーゼ阻害剤は、フェニルエタノイド 糖体を有効成分とするとすることを特徴と る。
 前記フェニルエタノイド配糖体としては、 キナコサイド及びアクテオサイドのうちの なくとも1種を含有することが好ましい。
 本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤は、ハマ ツボ科の植物抽出物を有効成分とすること 特徴とする。
 前記植物抽出物としては、カンカニクジュ ウの抽出物であることが好ましくい。
 前記植物抽出物は、茎由来の抽出物である とが好ましい。
 前記植物抽出物は、含水エタノール抽出物 あることが好ましい。
 また、上記ヒアルロニダーゼ阻害剤は、皮 老化防止剤や抗炎症剤として利用すること できる。
 更に、上記皮膚老化防止剤や抗炎症剤は、 トを含む哺乳類動物の医薬品、皮膚外用剤 飲食品、哺乳類動物用飼料として利用する とができる。

カンカニクジュヨウの抽出物のヒアル ニダーゼ阻害活性を示すグラフである。 エキナコサイドのヒアルロニダーゼ阻 活性を示すグラフである。 アクテオサイドのヒアルロニダーゼ阻 活性を示すグラフである。

 以下、本発明の実施形態を説明する。
 本発明の第1発明は、フェニルエタノイド配 糖体を含むことを特徴とするヒアルロニダー ゼ阻害剤である。

 ここで上記「フェニルエタノイド配糖体」 は、以下の化学式(1)にて示される化合物の とをいう。

 上記フェニルエタノイド配糖体は特に限 されず、例えば、エキナコサイド、アクテ サイド、2’-アセチルアクテオサイド(2'-acet ylacetoside);カンプネオサイド(campneoside)I;カン ネオサイドII;シスタンチュブロサイド(cistant ubuloside)A,B1,B2,C1,C2;クレナトサイド(crenatoside); カフェオイルアクテオサイド(decaffeoylacteosid e);イソアクテオサイド(isoacteoside);ロディオロ サイド(rhodioloside);シリンガライド(syringalide)A; 3’-α-L-ラムノピラノシド(rhamnopyranoside)、及 チュブロサイド(tubuloside)A等が挙げられる。 、これらは1種のみ使用しても良いし、2種 上併用しても良い。

 また、上記ヒアルロニダーゼ阻害剤は、 ェニルエタノイド配糖体として、エキナコ イド及びアクテオサイドのうちの少なくと 1種を含有することが好ましい。より高いヒ アルロニダーゼ阻害作用を有するからである 。

 フェニルエタノイド配糖体を得る方法は特 限定されず、合成により得ても良いし、植 から抽出することにより得ても良い。
 また、植物から抽出する場合、原料となる 物は特に限定されず、例えば、生薬である 黄、シソ科植物のチョロギ、コショウ科コ ョウ属、オリーブの実、ハマウツボ科の草 植物等が挙げられる。尚、これらは1種のみ を用いても良いし、2種類以上併用しても良 。これらのうち、ハマウツボ科の植物を用 ることが最も好ましい。フェニルエタノイ 配糖体としてエキナコサイド及びアクテオ イドの他に2’-アセチルアクテオサイド;カ プネオサイド(campneoside)I;カンプネオサイドII ;シスタンチュブロサイド(cistantubuloside)A,B1,B2, C1,C2;デカフェオイルアクテオサイド(decaffeoyla cteoside);イソアクテオサイド(isoacteoside);ロデ オロサイド(rhodioloside);シリンガライド(syringa lide)A;3’-α-L-ラムノピラノシド(rhamnopyranoside) 及びチュブロサイド(tubuloside)A等を含有して いるため、より高いヒアルロニダーゼ阻害活 性を有するからである。
 ここで、原料として用いるハマウツボ科の 物は特に限定されず、例えば、全寄生植物[ Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ]、ホンオ ニク(Cistanche salsa:ニクジュヨウ)、ナンバン セル(Aeginetia indica)、オニク(Boschniakia rossica) 等が挙げられるが、これらに限定されない。 尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以 併用しても良い。また、これらのうち、特 、全寄生植物[Cistanche tubulosa:カンカニクジ ヨウ]が好ましい。

 上記フェニルエタノイド配糖体のうち上 した成分と上記化学式(1)との関係を以下に す。なお、クレナトサイド(crenatoside)の構造 式については、下記化学式(2)に示した。上記 成分のうち、エキナコサイド及びアクテオサ イド以外の成分はほとんど、調製物中に少量 または微量しか含まれない。

 上記表1に示される化合物はすべて、高速 液体クロマトグラフィー(HPLC)によって確認で きる。この際、高速液体クロマトグラフィー の条件は、以下のとおりである。固定相は、 C18アルキルシランのシリコーンであり、移動 相は、アセトニトリル-0.05Mリン酸水溶液(溶 勾配4:96→15:85)であり、流速が1mL/分であり、 検出波長が330nmである。

 本発明の第2発明は、ハマウツボ科の植物 から抽出された抽出物を有効成分とするヒア ルロニダーゼ阻害剤である。

 ここで、原料として用いるハマウツボ科の 物は特に限定されず、例えば、全寄生植物[ Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ]、ホンオ ニク(Cistanche salsa:ニクジュヨウ)、ナンバン セル(Aeginetia indica)、オニク(学名:Boschniakia r ossica)等が挙げられるが、これらに限定され い。尚、これらは、1種のみ用いても良いし 2種以上を併用しても良い。
 更にハマウツボ科の植物のうち特に全寄生 物[Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ]を用 いることが好ましい。カンカニクジュヨウは 、エキナコサイド及びアクテオサイドを豊富 に含有し、その抽出物には優れたヒアルロニ ダーゼ阻害作用がみられるからである。

 更に、上記「抽出物」は、フェニルエタノ ド配糖体を含有することが好ましい。ここ 、上記「フェニルエタノイド配糖体」は特 限定されないが、エキナコサイド,アクテオ サイド,2’-アセチルアクテオサイド(2'-acetylac etoside);カンプネオサイド(campneoside)I;カンプネ オサイドII;シスタンチュブロサイド(cistantubul oside)A,B1,B2,C1,C2;クレナトサイド(crenatoside);デ フェオイルアクテオサイド(decaffeoylacteoside); ソアクテオサイド(isoacteoside);ロディオロサ ド(rhodioloside);シリンガライド(syringalide)A;3’ -α-L-ラムノピラノシド(rhamnopyranoside)、及びチ ュブロサイド(tubuloside)等が挙げられる。この 際、上記成分は、単独で含まれてもあるいは 2種以上の混合物の形態で含まれてもよい。
 これらのうち特に、エキナコサイド及びア テオサイドのうちの少なくとも1種を含有す ることが好ましい。

 このとき、エキナコサイドの含有量は特に 定されないが、ハマウツボ科の植物(例えば 、全寄生植物[Cistanche tubulosa:カンカニクジュ ヨウ])の抽出物の全質量を100質量%とした場合 、10~70質量%、好ましくは15~50質量%、より好ま しくは20~40質量%、更に好ましくは23~38質量%と することができる。
 更に、アクテオサイドの含有量は特に限定 れないが、ハマウツボ科の植物の抽出物の 質量を100質量%とした場合、1~40質量%、好ま くは5~30質量%、より好ましくは7~20質量%、更 に好ましくは8~10質量%とすることができる。

 ここで、抽出されるハマウツボ科の植物 部位は、特に制限されず、所望の効果が得 れれば、葉、根、茎などいずれでもよい。 ましくは、ハマウツボ科の植物の茎、特に 鮮な茎から抽出される。他の部位に比較し 茎には、エキナコサイド及びアクテオサイ が高濃度に含まれるからである。

 原料のハマウツボ科の植物から抽出物を る方法は特に制限されず、例えば、溶媒抽 法、超臨界抽出等が挙げられる。

 また、溶媒抽出法にて抽出する場合、用い 溶媒は特に限定されないが、極性溶媒を用 ることが好ましい。上記極性溶媒は特に限 されないが、例えば、水、メタノール、エ ノール、イソプロパノール、アセトン、1,3- ブチレングリコール、エチレングリコール、 プロピレングリコール、グリセリン、酢酸、 酢酸エチル、エーテル等が挙げられる。尚、 これらは1種のみ用いても良いし、2種以上併 しても良い。特に、極性溶媒としては、含 エタノールを用いるとよい。ハマウツボ科 植物(特に茎)の含水エタノール抽出物には エキナコサイド及びアクテオサイドがバラ スよく高濃度に含まれるからである。含水 タノールは、エタノール濃度20~60%(wt/wt)、望 しくは40~50%(wt/wt)程度であるとよい。
 その後、更に希釈、濃縮、乾燥、精製等の 理を施すことがこのましい、高濃度のフェ ルエタノイド配糖体を含有する抽出物を得 ことができるからである。
 なお、精製方法としては、例えば、活性炭 理、樹脂吸着処理、イオン交換樹脂、液-液 向流分配等の方法が挙げられる。

 上記抽出物の具体的な製造方法の一態様を 下に詳述する。尚、抽出物の製造方法は以 に限定されない。
 上記抽出物の製造方法は、抽出及び精製の2 段階からなる。第一の段階では、ハマウツボ 科の植物(例えば全寄生植物[Cistanche tubulosa: ンカニクジュヨウ])の茎、より好ましくは当 該植物の新鮮な茎を、フレーク状に切断する 、または微粒子若しくは粉末状に粉砕する。 次に、このようにして得られたフレーク、ま たは微粒子若しくは粉末を、水若しくはエタ ノール、メタノール等の低級脂肪族アルコー ルなどの溶媒またはこれらの混合液に浸漬す る。この際、抽出は、室温で行われる。次に 、この混合溶液を濾過して、濾液を減圧下ま たは真空中で濃縮し、抽出物を得る。次に、 第二段階として、この抽出物を水中で熱した 後、D-101タイプまたはAB-8タイプのマクロ細孔 の吸着樹脂が充填された吸着カラムに移すこ とによって、抽出物を精製する。この際、カ ラムは、水、メタノール、エタノール、水及 びメタノールの混合液、または水及びエタノ ールの混合液などを溶出溶媒として使用して 溶出する。溶出は、上記したような溶出溶媒 を、一定濃度の溶液でまたは溶液に濃度勾配 をつけて行ってもよい。溶出液を集めて、濃 縮した後、公知の乾燥方法によって乾燥する 。溶出液が乾燥し終わったら、上記抽出物が 得られる。このようにして得られた抽出物は フェニルエタノイド配糖体を含有するもので ある。

 本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤は、各 飲食品の素材として使用することができる 飲食品としては、例えば、食用油(サラダ油 )、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル チョコレート、クッキー、スナック、ゼリ 、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラ メン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、 ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スー プ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶 炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする 般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、 養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。 これらの飲食品に本発明の美容用組成物を適 宜配合するとよい。

 これら飲食品には、その種類に応じて種 の成分を配合することができ、例えば、ブ ウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビ ール、ステビオサイド、コーンシロップ、 糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク 、乳酸、L-アスコルビン酸、dl-α-トコフェ ール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセ ン、プロピレングリコール、グリセリン脂 酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ 、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪 エステル、プロピレングリコール脂肪酸エ テル、アラビアガム、カラギーナン、カゼ ン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB 、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシ ム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、 料、保存剤等の食品素材を使用することが きる。さらに、健康維持機能をもった本ヒ ルロニダーゼ阻害剤には、他の抗酸化物質 健康食品素材などの配剤、(例えば、抗酸化 物質、還元型アスコルビン酸(ビタミンC)、ビ タミンE、還元型グルタチン、トコトリエノ ル、ビタミンA誘導体、リコピン、β-クリプ キサンチン、アスタキサンチン、ゼアキサ チン、フコキサンチン、尿酸、ユビキノン コエンザイムQ10、葉酸、ニンニクエキス、 リシン、セザミン、リグナン類、カテキン イソフラボン、カルコン、タンニン類、フ ボノイド類、クマリン、イソクマリン類、 ルーベリーエキス、アルブチン、タンニン アントシアニン、リンゴポリフェノール、 ドウ種子エキス、エラジ酸、コウジ酸、サ ジ抽出物健康食品素材、V.(ビタミン)A、V.B1 V.B2、V.B6、V.B12、V.C、V.D、V.E、V.P、コリン、 ナイアシン、パントテン酸、葉酸カルシウム 、EPA、オリゴ糖、食物繊維、スクアレン、大 豆レシチン、タウリン、ドナリエラ、プロテ イン、オクタコサノール、DHA、卵黄レシチン 、リノール酸、ラクトフェリン、マグネシウ ム、亜鉛、クロム、セレン、カリウム、ヘム 鉄、カキ肉エキス、キトサン、キチンオリゴ 糖、コラーゲン、コンドロイチン、ウコン、 カンゾウ、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜 、霊芝、シジミエキス、スッポン、カンゾウ 、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜、霊芝、 オオバコ、カミツレ、カモミール、セイヨウ タンポポ、ハイビスカス、ハチミツ、ボーレ ン、ローヤルゼリー、ライム、ラベンダー、 ローズヒップ、ローズマリー、セージ、ビフ ィズス菌、フェーカリス菌、ラクリス、小麦 胚芽油、ゴマ油、シソ油、大豆油、中鎖脂肪 酸、アガリクス、イチョウ葉エキス、ウコン 、コンドロイチン、玄米胚芽エキス、レイシ 、タマネギ、DHA、 EPA、 DPA、 甜茶、冬虫夏 草、ニンニク、蜂の子、パパイヤ、プーアル 、プロポリス、メグスリの木、ヤブシタケ、 ロイヤルゼリー、ノコギリヤシ、ヒアルロン 酸、コラーゲン、ギャバ、ハープシールオイ ル、サメ軟骨、グルコサミン、レシチン、ホ スファチジルセリン、田七ニンジン、桑葉、 大豆抽出物、エキナセア、エゾウコギ、大麦 抽出物、オリーブ葉、オリーブ実、ギムネマ 、バナバ、サラシア、ガルシニア、キトサン 、セントジョーンズワート、ナツメ、ニンジ ン、パッションフラワー、ブロッコリー、プ ラセンタ、ハトムギ、ブドウ種子、ピーナッ ツ種皮、ビルベリー、ブラックコホシュ、マ リアアザミ、月桂樹、セージ、ローズマリー 、ラフマ、黒酢、ゴーヤー、マカ、紅花、亜 麻、ウーロン茶、花棘、カフェイン、カプサ イシン、キシロオリゴ糖、グルコサミン、ソ バ、シトラス、食物繊維、プロテイン、プル ーン、スピルリナ、大麦若葉、核酸、酵母、 椎茸、梅肉、アミノ酸、深海鮫抽出物、ノニ 、カキ肉、スッポン、シャンピニオン、オオ バコ、アセロラ、パイナップル、バナナ、モ モ、アンズ、メロン、イチゴ、ラズベリー、 オレンジ、フコイダン、メシマコブ、クラン ベリー、コンドロイチン硫酸、亜鉛、鉄、セ ラミド、シルクペプチド、グリシン、ナイア シン、チェストツリー、セラミド、L-システ ン、L-カルニチン、赤ワイン葉、ミレット ホーステール、ビオチン、センテラアジア ィカ、ハスカップ、ピクノジェノール、フ 、ルバーブ、クローブ、ローズマリー、カ キン、プーアル、クエン酸、ビール酵母、 リロート、ブラックジンガー、ショウガ、 ジュツ、ナットウキナーゼ、ベニコウジ、 コトリエノール、ラクトフェリン、シナモ 、韃靼ソバ、ココア、ユズ種子エキス、シ の実エキス、ライチ種子エキス、月見草エ ス、黒米エキス、α-リポ酸、ギャバ、生コ ヒー豆エキス、フキエキス、キウイ種子エ ス、温州みかんエキス、アカショウガエキ 、アスタキサンチン)なども配合することが きる。

 具体的な製法としては、本発明のヒアル ニダーゼ阻害剤をそのまま、抽出物の場合 粉末デキストリンとともにスプレードライ たは凍結乾燥し、これを粉末、顆粒、打錠 たは溶液にすることで容易に食品(インスタ ント食品等)に含有させることができる。ま 必要に応じてアラビアガム等のバインダー 混合して粉末状あるいは顆粒状にし、固形 品に添加することも可能である。また、エ スの場合はそのまま、もしくは例えば、水 エタノール、グリセリンあるいはこれらの 合物に分散溶解して、飲料に添加すること 可能である。

 本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤は、薬 (医薬品および医薬部外品を含む。)の素材 して用いてもよい。薬品製剤用の原料に、 発明のヒアルロニダーゼ阻害剤を適宜配合 て製造することができる。尚、上記薬品は ヒトに用いても良いし、ヒト以外の哺乳類 物に用いても良い。本発明のヒアルロニダ ゼ阻害剤に配合しうる製剤原料としては、 えば、賦形剤(ブドウ糖、乳糖、白糖、塩化 トリウム、デンプン、炭酸カルシウム、カ リン、結晶セルロース、カカオ脂、硬化植 油、カオリン、タルク等)、結合剤(蒸留水 生理食塩水、エタノール水、単シロップ、 ドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カ ボキシメチルセルロース、リン酸カリウム ポリビニルピロリドン等)、崩壊剤(アルギン 酸ナトリウム、カンテン、炭酸水素ナトリウ ム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウ ム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン 、乳糖、アラビアゴム末、ゼラチン、エタノ ール等)、崩壊抑制剤(白糖、ステアリン、カ オ脂、水素添加油等)、吸収促進剤(第四級 ンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム )、吸着剤(グリセリン、デンプン、乳糖、カ オリン、ベントナイト、硅酸等)、滑沢剤(精 タルク、ステアリン酸塩、ポリエチレング コール等)などが挙げられる。

 本発明によるヒアルロニダーゼ阻害剤の 与方法は、一般的には、錠剤、丸剤、軟・ カプセル剤、細粒剤、散剤、顆粒剤等の形 で経口投与することができる。また、水溶 製剤は、液剤として経口的に投与すること できる。さらに非経口投与であってもよい 非経口剤として投与する場合は、本発明の アルロニダーゼ阻害剤をエタノールや水な 適当な可溶化剤に分散させた後、パップ剤 ローション剤、軟膏剤、チンキ剤、クリー 剤などの剤形で適用することができる。ま 本ヒアルロニダーゼ阻害剤の水溶性製剤は そのままで、あるいは分散剤、懸濁剤、安 剤などを添加した状態で、パップ剤、ロー ョン剤、軟膏剤、チンキ剤、クリーム剤な の剤形で適用することができる。 

 投与量は、投与方法、病状、患者の年齢 によって変化し得るが、大人では、通常、1 日当たり有効成分として5~200mg、子供では通 0.5~100mg程度投与することができる。

 本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤を薬品 して使用する際の配合比は、剤型によって 宜変更することが可能であるが、通常、経 または粘膜吸収により投与される場合は約0 .01~10wt%、非経口投与による場合は、0.01~20wt% 度にするとよい。なお、投与量は種々の条 で異なるので、前記投与量より少ない量で 分な場合もあるし、また、範囲を超えて投 する必要のある場合もある。医薬組成物は 前記ヒアルロニダーゼ阻害剤以外に、医薬 野において常用される既知の他の化合物、 よび経口投与に適した形態に成型するのに 要な化合物を包含していてもよい。そのよ な化合物としては、例えば、乳糖、デンプ 、ヒドロキシプロピルセルロース、カオリ 、タルク、炭酸カルシウムなどが挙げられ 。

 また、本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤は 哺乳類の動物用飼料に含有することができ 。上記動物用飼料は、上記飲食品と同様の 法にて含有することができる。また、上記 物用飼料は、使用する動物は特に限定され 、例えば、牛、豚等の家畜用動物、犬、猫 ハムスタ等の伴侶動物(ペットとして飼われ ている動物)等にも使用することができる。
 また、例えば、伴侶動物の飼料として、穀 、食肉等を用いることができる。このとき 穀粉としては、小麦粉、米粉、ライ麦粉、 んばく粉、ひえ粉、あわ粉、トウモロコシ 、大豆粉などが例示でき、これらの穀粉は2 種以上を併用してもよい。穀粉を使用するこ とにより、伴侶動物に炭水化物などの栄養素 を供給することができる。上記の穀粉の中で 小麦粉を使用するのが最も好ましく、小麦粉 としては、強力粉、中力粉、薄力粉を単独又 は適宜組み合わせて使用することができ、ま た係る小麦粉と他の穀粉を併用してもよい。 更に、加熱処理後の動物用飼料の弾力を調整 するために、小麦粉と小麦グルテン、大豆蛋 白質などを組み合わせてもよい。なお、小麦 粉に含まれるグルテンに由来する網目構造は 、加熱処理されると、膨化した組織構造を構 成することができ、食感の改善に寄与する。

 本発明で使用される食肉は特に限定され 、鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉、山羊肉、兎肉 七面鳥肉、馬肉などを使用するこができる 、風味の点から鶏肉が好適に使用される。 記の食肉は常法により家畜類を屠殺し解体 て得られる。なお、中間水分又は低水分状 の製品の品質劣下は主に脂肪の酸化により じるので、使用する食肉は脂肪含量が少な か脂肪を取り除いた赤身肉が好適に使用さ る。また、食肉の共存は、良質の動物性蛋 質の強化と共に伴侶動物に対する嗜好性の 善を図ることができる。

 伴侶動物の飼料は種々の方法により調製す ことができるが、好ましい方法としては、 粉(好ましくは小麦粉)及び食肉を含有した りあがり原料混合物(以下、「ドウ」という )を調製し、成形後、加熱処理する方法が例 示できる。ドウ中の穀粉及び食肉の組成は特 に限定されないが、通常、穀粉5~60%程度、好 しくは10~50%程度、食肉5~80%程度、好ましく 20~50%程度、及び必要量の水からなるように 整される。また、Aw調整剤を使用する場合に は、当該Aw調整剤は5~30%程度、好ましくは10~20 %程度となるように添加される。なお、水の 用量は、ドウが混練・成形できる程度に、 粉、食肉、Aw調整剤などの使用量に応じて適 宜調整すればよい。
 ドウの調製方法は特に限定されないが、好 しくは、まず食肉をサイレントカッター、 ョッパーなどにより細挽する。この際、細 した食肉に気泡が十分に含まれるように細 しておくのが好ましい。ついで、細挽した 肉に、穀粉、水及び必要に応じてAw調整剤 どを添加し、十分に混練して気泡を含有さ ることにより含泡体ドウを調製することが きる。ドウの調製に際して、起泡剤を添加 てもよく、特に穀粉として小麦粉以外の穀 を使用する場合には起泡剤を使用するのが ましい。起泡剤の添加により、ドウ中に微 な気泡を均一に含有させることができる。 泡剤としては各種起泡剤が使用できるが、 泡の安定性などの点から、大豆蛋白系起泡 及び/又は酵素分解大豆蛋白系起泡剤を使用 るのが好ましい。

 このように調製されたドウを成形し、加熱 理することにより、本発明の伴侶動物の飼 が得られる。ドウの成形は、本発明の伴侶 物用飼料を伴侶動物が食する際の食べ易さ 飼い主の取扱い易さなどに応じて適宜な形 に成形すればよく、例えば、板状、スティ ク状、円板状、ドーナツ状、ハート形状な が例示される。また、同一の配合から調製 たドウから、各々異なる色調の色素で染色 、又は野菜又はフルーツなどを配合して異 る外観の複数のドウを調製し、それらを多 状又は同心円状に組み合わせて成形するこ もできる。
 成形されたドウの加熱手段は特に限定され 、例えば、オーブン加熱、マイクロ波加熱 どが例示される。これらの加熱方法は公知 あり、常法に準じて加熱処理を行えばよい 加熱処理後の飼料の水分含量は、通常20~40% 度である。上記の加熱処理により、水分の 発と気泡の膨張によりドウは膨化し、また 時間に水分が蒸発するのでAwが低下し、保 性が向上する。また、穀粉として小麦粉を 用した場合には、加熱処理により、小麦粉 含まれるグルテンに由来する網目構造が固 化し、食感が改善される。なお、オーブン 熱の場合には、飼料に独特の色調(狐色)や香 気を生じさせることができる利点があり、一 方、マイクロ波加熱による場合には、ドウの 内部から加熱することができるので、均質に 膨化させることが可能であり、均一な気泡を 有する飼料を得ることができる利点がある。 上記の加熱処理に際して、得られた飼料のAw 0.6~0.9の範囲になるように調整するのが好ま しい。前述のように、Awをこの範囲に調整す ことより、飼料の保存性を著しく高めるこ ができる。

 このように得られた上記伴侶動物の飼料 、パン状の性状を有する飼料であり、ソフ な食感と適度な柔軟性と弾力性を有するの 、幼犬、老齢犬や猫などの歯の弱い伴侶動 の飼料、おやつなどとして好適である。勿 、健常な成犬や成猫の飼料、おやつなどと ても利用することができる。上記動物用飼 は、包装容器に適当量を収納し、密封する とにより製品化される。包装容器としては 酸素ガス非透過性の包材を使用するのが好 しい。包装の形態としては、真空包装、不 性ガス充填包装などが例示されるが、脱酸 剤(例えば、エージレスTM等)と共に不活性ガ ス充填包装するのが好ましい。係る包装形態 によれば、保存期間中における酸素による品 質劣化と微生物の増殖を防止することができ る。

 本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤は、皮膚 用剤(化粧品、医薬品および医薬部外品を含 む。)として用いても、ヒアルロニダーゼ阻 作用を期待することができる。尚、上記皮 外用剤は人間に用いても良いし、人間以外 哺乳類動物に用いても良い。
 本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤を配合し る皮膚外用剤の形態としては、例えば、乳 、石鹸、洗顔料、入浴剤、クリーム、乳液 化粧水、オーデコロン、ひげ剃り用クリー 、ひげ剃り用ローション、化粧油、日焼け 日焼け止めローション、おしろいパウダー ファンデーション、香水、パック、爪クリ ム、エナメル、エナメル除去液、眉墨、ほ 紅、アイクリーム、アイシャドー、マスカ 、アイライナー、口紅、リップクリーム、 ャンプー、リンス、染毛料、分散液、洗浄 等が挙げられる。
 また、本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤を 合しうる医薬品または医薬部外品の形態と ては、軟膏剤、クリーム剤、外用液剤等が げられる。

 上記形態の皮膚外用剤には、本発明による アルロニダーゼ阻害剤の他に、そのヒアル ニダーゼ阻害作用を損なわない範囲で化粧 、医薬部外品などの皮膚外用剤に配合され 成分、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫 線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価 ルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶 、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合する とができる。
 例を以下に羅列するが、本発明はこれらの に限定されるものではない。

(1)油分の例
 エステル系の油相成分:トリ2-エチルヘキサ 酸グリセリル、2-エチルヘキサン酸セチル ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸 チル、パルミチン酸イソプロピル、ステア ン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソ テアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチ 、ミリスチン酸ブチル、リノール酸エチル リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチ 、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸 ソステアリル、パルミチン酸イソステアリ 、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソス アリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸) グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメ ロールプロパン、トリイソステアリン酸ト メチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキ ン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セ ル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシ 、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリ チル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸 テアリル、オレイン酸デシル、リシノレイ 酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミ スチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イ セチル、ミリスチン酸イソステアリル、パ ミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソス アリル、ステアリン酸オクチル、ステアリ 酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オ イン酸オクチルドデシル、リノール酸オク ルドデシル、イソステアリン酸イソプロピ 、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エ ルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコー 、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカ リン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル ・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカ リル酸プロピレングリコール、ジカプリン ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネ ペンチルグリコール、トリカプリル酸グリ リル、トリウンデシル酸グリセリル、トリ ソパルミチン酸グリセリル、トリイソステ リン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチ ドデシル、オクタン酸イソステアリル、イ ノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシル シル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イ ステアリン酸イソセチル、イソステアリン イソステアリル、イソステアリン酸オクチ デシル、ポリグリセリンオレイン酸エステ 、ポリグリセリンイソステアリン酸エステ 、炭酸ジプロピル、炭酸ジアルキル(C12-18)、 クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソ アラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸 ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳 酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、ク エン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチ ルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リン ゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリ ン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ2-エチル キシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシ 酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル ステアリン酸コレステリル、イソステアリ 酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸 レステリル、オレイン酸コレステリル、オ イン酸ジヒドロコレステリル、イソステア ン酸フィトステリル、オレイン酸フィトス リル、12-ステアロイルヒドロキシステアリ 酸イソセチル、12-ステアロイルヒドロキシ テアリン酸ステアリル、12-ステアロイルヒ ロキシステアリン酸イソステアリル等が挙 られる。
 炭化水素系の油相成分:スクワラン、流動パ ラフィン、α-オレフィンオリゴマー、イソパ ラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソ パラフィン、ポリブテン、マイクロクリスタ リンワックス、ワセリン等が挙げられる。
動植物油とその硬化油、および天然由来のロ ウ:牛脂、硬化牛脂、豚脂、硬化豚脂、馬油 硬化馬油、ミンク油、オレンジラフィー油 魚油、硬化魚油、卵黄油等の動物油および の硬化油、アボカド油、アルモンド油、オ ーブ油、カカオ脂、キウイ種子油、杏仁油 ククイナッツ油、ゴマ油、小麦胚芽油、コ 胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シア ター、大豆油、月見草油、シソ油、茶実油 ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、硬 ナタネ油、パーム核油、硬化パーム核油、 ーム油、硬化パーム油、ピーナッツ油、硬 ピーナッツ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、 マワリ油、ブドウ種子油、ホホバ油、硬化 ホバ油、マカデミアナッツ油、メドホーム 、綿実油、硬化綿実油、ヤシ油、硬化ヤシ 等の植物油およびその硬化油、ミツロウ、 酸価ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、 化ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ モンタンロウ等のロウ等が挙げられる。
 シリコーン系の油相成分:ジメチルポリシロ キサン、メチルフェニルポリシロキサン、メ チルシクロポリシロキサン、オクタメチルポ リシロキサン、デカメチルポリシロキサン、 ドデカメチルシクロシロキサン、メチルハイ ドロジェンポリシロキサン、ポリエーテル変 性オルガノポリシロキサン、ジメチルシロキ サン・メチルセチルオキシシロキサン共重合 体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキ シシロキサン共重合体、アルキル変性オルガ ノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシ ロキサン、アミノ変性シリコーン油、アミノ 変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノー ル、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、 トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴ ム等が挙げられる。
 フッ素系の油相成分:パーフルオロポリエー テル、フッ素変性オルガノポリシロキサン、 フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロ アルコール、フルオロアルキル・ポリオキシ アルキレン共変性オルガノポリシロキサン等 が挙げられる。

(2)高級アルコールの例
 ラウリルアルコール、ミリスチルアルコー 、セチルアルコール、ステアリルアルコー 、イソステアリルアルコール、オレイルア コール、ベヘニルアルコール、2-エチルヘ サノール、ヘキサデシルアルコール、オク ルドデカノール等が挙げられる。

(3)脂肪酸の例
 カプリル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸 ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸 パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソス アリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノ ン酸、アラキン酸、アラキドン酸、ベヘン 、エルカ酸、2-エチルヘキサン酸等が挙げ れる。

(4)紫外線吸収剤の例
 パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸 ミル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロ シプロピル、パラアミノ安息香酸グリセリ 、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ 息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸オク ルジメチル、サリチル酸エチレングリコー 、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリエ ノールアミン、サリチル酸フェニル、サリ ル酸ブチルフェニル、サリチル酸ベンジル サリチル酸ホモメンチル、ケイ皮酸ベンジ 、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメ キシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパラメ キシケイ皮酸モノ2-エチルヘキサン酸グリセ リル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、 パラメトキシヒドロケイ皮酸ジエタノールア ミン塩、ジイソプロピル・ジイソプロピルケ イ皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロ カニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンゾ フェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノ ンスルホン酸及びその塩、ジヒドロキシメト キシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシ ベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジ ヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジ メトキシベンゾフェノン、ヒドロキシオクト キシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベン ゾフェノン、ブチルメトキシジベンゾイルメ タン、2、4、6-トリアニリノ-p-(カルボ-2-エチ ヘキシル-1-オキシ)-1、3、5-トリアジン、2-(2 -ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリア ール、メチル-O-アミノベンゾエート、2-エ ルヘキシル-2-シアノ-3、3-ジフェニルアクリ ート、フェニルベンゾイミダゾール硫酸、3 -(4-メチルベンジリデン)カンフル、イソプロ ルジベンゾイルメタン、4-(3、4-ジメトキシ ェニルメチレン)-2、5-ジオキソ-1-イミダゾ ジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等、およ びこれらの高分子誘導体やシラン誘導体等が 挙げられる。

(5)粉体・顔料の例
 赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、 色401号等の色素、黄色4号ALレーキ、黄色203 BAレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー 、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフ ロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダ 、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セル ースパウダー、デンプン、シリコーンエラ トマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分 、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化 ロム、カーボンブラック、群青、紺青等の 色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリ ム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサ ト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質 料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリ ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、 酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金 塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ステ リン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネ ウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜 、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸 鉛、ウンデシレン酸亜鉛等の金属セッケン ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素 が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、 棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘 状等)および粒子径に特に制限はない。なお れらの粉体は、従来公知の表面処理、例え フッ素化合物処理、シリコーン処理、シリ ーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカ プリング剤処理、チタンカップリング剤処 、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリア クリル酸処理、金属セッケン処理、アミノ酸 処理、レシチン処理、無機化合物処理、プラ ズマ処理、メカノケミカル処理等によって事 前に表面処理されていてもいなくても構わな い。

(6)界面活性剤の例
 アニオン性界面活性剤:脂肪酸セッケン、α- アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩 、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナ フタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POE アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫 酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸 塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイル アルキルタウリン塩、N-アシルアミノ酸塩、P OEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキル ルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナト ウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチ 塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル が挙げられる。
 カチオン性界面活性剤:塩化アルキルトリメ チルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチ ルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチル アンモニウム、塩化セトステアリルトリメチ ルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチル アンモニウム、塩化ステアリルジメチルベン ジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチル アンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化 ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキ シプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエ チルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメ チルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体 第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
 両性界面活性剤:カルボキシベタイン型、ア ミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロ キシスルホベタイン型、アミドスルホベタイ ン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸 塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン 型等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤:プロピレングリコー 脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステ 、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビ ン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エ テル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグ セリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテ 、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POE マシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキル ーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウ ン酸アルカノールアミド、アルキルアミン キシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げら る。
天然系界面活性剤:レシチン、サポニン、糖 界面活性剤等が挙げられる。

(7)多価アルコール、糖の例
 エチレングリコール、ジエチレングリコー 、ポリエチレングリコール、プロピレング コール、ジプロピレングリコール、ポリプ ピレングリコール、グリセリン、ジグリセ ン、ポリグリセリン、3-メチル-1、3-ブタン オール、1、3-ブチレングリコール、ソルビ ール、マンニトール、ラフィノース、エリ リトール、グルコース、ショ糖、果糖、キ リトール、ラクトース、マルトース、マル トール、トレハロース、アルキル化トレハ ース、混合異性化糖、硫酸化トレハロース プルラン等が挙げられる。またこれらの化 修飾体等も使用可能である。

(8)高分子の例
 アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル 共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢 ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28-1310、N SC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオ カネート共重合体(28-2930、NSC社製)、メチル ニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガ ントレッツES、ISP社製)、T-ブチルアクリレー /アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体( ビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニ アセテート/ビニルプロピオネート共重合体 (ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテー ト/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社 )、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピ リドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、 ニルピロリドン/アクリレート共重合体(ル フレックス、BASF社製)、アクリレート/アク ルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社 製)、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イ ソボルニルアクリラート共重合体(アドバン ージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー( カーボポール、BFGoodrich社製)、アクリル酸・ タクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン、 BF Goodrich社製)等のアニオン性高分子化合物 、ジアルキルアミノエチルメタクリレート 合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱 学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミ ド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリ 酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC 製)等の両性高分子化合物、ビニルピロリド ン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4 化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダ リウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体 (ルビコート、BASF社製)等のカチオン性高分子 化合物、ポリビニルピロリドン(ルビスコー K、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル 重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニル ロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレ ト共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニ カプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチル アミノエチルメタクリレート共重合体(コポ マーVC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化 物等がある。また、セルロースまたはその 導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその 導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、 天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キ ンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシ ペクチン、ローメトキシルペクチン、グア ガム、アラビアゴム、結晶セルロース、ア ビノガラクタン、カラヤガム、トラガカン ガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン カードラン、ジェランガム、デキストラン の天然由来高分子化合物も好適に用いるこ ができる。

(9)生理活性成分の例
 生理活性成分としては、皮膚に塗布した場 に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が げられる。例えば、美白成分、免疫賦活剤 老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤 ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育毛剤、 湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥 、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸 創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細 賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これら 好適な配合成分の例としては、例えばアシ バエキス、アボカドエキス、アマチャエキ 、アルテアエキス、アルニカエキス、アロ エキス、アンズエキス、アンズ核エキス、 チョウエキス、ウイキョウエキス、ウコン キス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウ クエキス、オウレンエキス、オオムギエキ 、オトギリソウエキス、オドリコソウエキ 、オランダカラシエキス、オレンジエキス 海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラス ン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、 モミラエキス、カロットエキス、カワラヨ ギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、 キョクエキス、キナエキス、キューカンバ- エキス、グアノシン、クチナシエキス、クマ ザサエキス、クララエキス、クルミエキス、 グレープフルーツエキス、クレマティスエキ ス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチア ナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウ エキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、 コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエ キス、サイシンエキス、サイコエキス、サイ タイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエ キス、ササエキス、サンザシエキス、サンシ ョウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス 、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキ ス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス 、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギ ナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウ サンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、 セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッ カエキス、セ-ジエキス、ゼニアオイエキス センキュウエキス、センブリエキス、ダイ エキス、タイソウエキス、タイムエキス、 エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、 ンピエキス、トウキエキス、トウキンセン エキス、トウニンエキス、トウヒエキス、 クダミエキス、トマトエキス、納豆エキス ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラ キス、ハイビスカスエキス、バクモンドウ キス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエ ス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキ 、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポ エキス、フキノトウエキス、ブクリョウエ ス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエ ス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナ キス、ペパーミントエキス、ボダイジュエ ス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエ ス、マロニエエキス、ミズバショウエキス ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエ ス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス、ヨ ギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキ 、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソ エキス、ローズエキス、ローズマリーエキ 、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリー キス等を挙げることができる。
 また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒ ルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸 トリウム、コラーゲン、エラスチン、キチ 、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高 子、アミノ酸、加水分解ペプチド、乳酸ナ リウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナト ウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリ ンなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラ ド、フィトスフィンゴシン、コレステロー 、コレステロール誘導体、リン脂質などの 性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリ ン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチー 、グアイアズレン、ヒドロコールチゾン等 免疫賦活剤、ビタミンA、ビタミンB2、ビタ ンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、 ントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチ 酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン 、アラントイン、ジイソプロピルアミンジ ロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘ サンカルボン酸等の活性成分、トコフェロ ル、カロチノイド、フラボノイド、タンニ 、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒ ロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活 、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの 行促進剤、レチノール、レチノール誘導体 の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プ センタエキス、イオウ、エラグ酸、リノー 酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美 剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、ト ガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニ ニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL-α-トコ ェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、ニコ ン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カ シウム、D-パントテニルアルコール、アセ ルパントテニルエチルエーテル、ビオチン アラントイン、イソプロピルメチルフェノ ル、エストラジオール、エチニルエストラ オール、塩化カプロニウム、塩化ベンザル ニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナ ル、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニ ルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロ トンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル L-メントール、モノニトログアヤコール、レ ゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウ ム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホ ルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン 、ジンクピリチオン、ヒドロコールチゾン、 ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシ エチレンソルビタン、ハッカ油、ササニシキ エキス等の育毛剤などが挙げられる。

(10)酸化防止剤の例
 亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウ 、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフ ロール、トリルビグアナイド、ノルジヒド グアヤレチン酸、パラヒドロキシアニソー 、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチル ドロキシトルエン、ステアリン酸アスコル ル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸 クチル、没食子酸プロピル、カロチノイド フラボノイド、タンニン、リグナン、サポ ン、リンゴエキスやチョウジエキスなどの 化防止効果の認められる植物エキス等が挙 られる。

(11)溶媒の例
 精製水、エタノール、低級アルコール、エ テル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチル ロリドン、フルオロアルコール、揮発性直 状シリコーン、次世代フロン等が挙げられ 。

 本発明の実施例を説明するが、本発明はこ らの実施例に限定されるものではない。
[実施例1:本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤の 調整]
 実施例1として、ハマウツボ科の全寄生植物 (Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ]、以下 単に「カンカニクジュヨウ」とする。)の抽 物を調製した。
 <抽出工程>
 カンカニクジュヨウの新鮮な茎のフレーク1 0kgを、フレークの8倍量の水に浸漬した。フ ークを1時間水に漬けた後、水で2時間煎出し た。このようにして煎出された混合物を濾過 して、第一の濾液を得た。次に、煎出された 混合物の残渣を、残渣の4倍量の40%エタノー と混合して、4時間煎出して、煎出された混 物を濾過して、第二の濾液を得た。第二の 液の残渣について、上記と同様の操作を2回 繰り返して、第三及び第四の濾液を得た。こ れら4種の濾液を合わせて、比重が1.05(50℃)と なるように、真空中で濃縮することによって 、最終抽出物を得た。このようにして得られ た最終抽出物の重量は、6.2kgであった。

<精製工程>
最終抽出物6kgを、加熱しながら、最終抽出物 の半分の量の水に溶解した。次に、この抽出 物溶液を、D-101タイプの予め処理されたマク 細孔の吸着樹脂が充填された吸着カラムに せた。カラムをまず水で溶出して、新鮮な の2倍量の水溶出液を得、カラムをさらに20% エタノールで溶出して、新鮮な茎の2倍量の 一の20%エタノール溶出液を得た。水溶出液 、再度吸着-脱着操作を繰り返して、第二の タノール溶出液を得た。これらの2種の20%エ タノール溶出液を合わせて、濃縮し、乾燥す ることによって、フェニルエタノイド配糖体 を含む調製物(実施例1)を得た。このようにし て得られた調製物の重量は、0.865kgであった

 エキナコサイド及びアクテオサイドの含 を、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によ て測定した。この際、HPLCの条件は、以下の とおりである。固定相は、C18アルキルシラン のシリコーンであり、移動相は、メタノール -0.15%酢酸水溶液(30:70)であり、流速が1mL/分で り、検出波長が330nmであった。

 60℃で真空中で24時間乾燥したエキナコサ イド及びアクテオサイドを測定し、50%メタノ ールに溶解して、参考溶液(各1mL溶液は0.1mgの 溶質を含む)を調製した。

 試験溶液は、超音波処理しながら、25mLの 目盛りの付いた容器に適当量の50%メタノール 中に50mgのフェニルエタノイド配糖体を含む 製物を溶かすことによって、調製した。25mL になるまで、50%メタノールをさらに上記溶 に添加した。約1mLのこの溶液を正確に採り 10mLの目盛りの付いた容器に移し、これにマ ークまで50%メタノールを添加した。この溶液 を0.45μmの膜で濾過することによって、試験 液とした。

 参考溶液及び試験溶液を、それぞれ、5μl 量採り、液体クロマトグラフィーカラムに注 入し、エキナコサイド及びアクテオサイドの ピーク面積を測定した。これらのピーク面積 を用いて、含量を算出した。この結果、エキ ナコサイドの含量は調製物(実施例1)の37.5質 %であり、アクテオサイドの含量は調製物(実 施例1)の9.0%であった。

[実施例2及び実施例3]
 実施例2として純品エキナコサイド、実施例 3として純品のアクテオサイド(いずれも杏輝 品工業股▲粉▼有限公司製)のものを用いた 。

次に、実施例1~実施例3について、ヒアルロニ ダーゼ阻害活性を評価した。
[試験例1:カンカニクジュヨウの抽出物(実施 1)の評価]
 方法:酵素溶液0.05 mLに酵素活性化剤0.1 mLを 加え,37℃で20分間放置後,上記上記実施例調整 物を0.1 mLを加え,さらに37℃で20分間放置後ヒ アルロン酸溶液0.25 mLを加え,37℃で40分間反 させた。0.4N NaOH 0.1mLを加えて反応を停止さ せた後,ホウ酸溶液0.1mLを加え,90℃で3分間加 した。氷冷後,P-Dimethylaminobenzaldehyde 3mLを加 ,37℃で20分間放置後,吸光度(585 nm)を測定し 。その結果を図1に示す。

[試験例2及び試験例3:エキナコサイド(実施例2 )及びアクテオサイド(実施例3)の評価]
 同様な条件の下、実施例2のエキナコサイド (試験例2)、及び実施例3のアクテオサイド(試 例3)についてヒアルロニダーゼ阻害活性を 定した。その結果をそれぞれ図2及び図3に示 す。

[結果及び実施例の効果]
 図1によれば、カンカニクジュヨウの抽出物 においてヒアルロニダーゼ阻害作用が濃度依 存的に有意に認められた。また、図2に示す うに、実施例2のエキナコサイドにおいても アルロニダーゼ阻害作用が1~100μg/mLで濃度 存的に認められた。このことより、実施例1 抽出物の生体内(ヒト)におけるヒアルロニ ーゼ阻害作用の一部に、エキナコシドも関 していることが確認された。
 更に、図3に示すように、アクテオシドのヒ アルロニダーゼ阻害作用が3~100μg/mLの濃度に いて認められた。このことより、実施例1の 抽出物の生体内(ヒトを含む哺乳類動物)にお るヒアルロニダーゼ阻害作用の一部に,アク テオシドが関与している事が確認された。
 以上により、カンカニクジュヨウの抽出物 及びそれに含有されるエキナコサイド及び クテオサイドは生体内(ヒトを含む哺乳類動 物)におけるヒアルロニダーゼ阻害作用を有 る事が確認された。

 以下に本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤の 合例を挙げるが、下記配合例は本発明を限 するものではない。

 以上、説明したように、本発明は、ヒア ロニダーゼの活性を抑制するので、生体に 在するヒアルロン酸の安定に寄与し、これ より、皮膚の老化を効果的に防止すること でき、更に、抗炎症剤や抗アレルギー剤等 して用いることができる。