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Title:
HYDRAULIC CONTROL UNIT, BRAKING SYSTEM, AND SADDLED VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2021/038365
Kind Code:
A1
Abstract:
Obtained is a hydraulic control unit that, when mounted to a saddled vehicle, is capable of suppressing reception of external force better than conventional products. A hydraulic control unit (1) is provided with a substrate (10) having formed therein a master cylinder port (11), a wheel cylinder port (12), and an internal flow path (13) that connects the master cylinder port (11) and the wheel cylinder port (12), wherein: the master cylinder port (11) is formed in the upper surface (25) of the substrate (10); the wheel cylinder port (12) is formed in the lower surface (26) opposing the upper surface (25) in the substrate (10); the internal flow path (13) is configured such that brake fluid in an accumulator (33) cannot be returned to the master cylinder port (11) without passing through a release valve (32), and a closing valve recess (18) and a release valve recess (19) are aligned in a direction in which the upper surface (25) and the lower surface (26) are aligned.

Inventors:
ATSUSHI HIROAKI (JP)
CHIBA KAZUKI (JP)
IKEDA SHIGEKI (JP)
Application Number:
PCT/IB2020/057722
Publication Date:
March 04, 2021
Filing Date:
August 17, 2020
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B62L3/02; B60T8/36
Domestic Patent References:
WO2019159046A12019-08-22
WO2014108235A12014-07-17
WO2014108234A12014-07-17
Foreign References:
DE19508915A11996-09-12
JPH1134834A1999-02-09
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Claims:
\¥02021/038365 ?€1/162020/057722

【書類名】請求の範囲

【請求項 1】 鞍乗型車両 (2 0 0) に搭載され、且つ、アンチ □ックプレーキ制御を実行可能なブレーキシステム ( 1 0 0) の液圧制御ユニット ( 1) であつて、 前記アンチロックブレーキ制御における減圧時にホイールシリンダ (2 5 1) から逃がしたブレーキ液をアキ ュムレータ (3 3) に蓄え、前記アキュムレ-夕 (3 3) 内のブレーキ液をポンプレスで前記アキュムレータ ( 3 3) 外へ排出する構成であり、 マスタシリンダ (24 2) に連通する液管 ( 1 0 1) が接続されるマスタシリンダボ-卜 (1 1) と、 前記ホイ-ルシリンダ (2 5 1) に連通する液管 (1 0 2) が接続されるホイ-ルシリンダポ-卜 ( 1 2 ) と、前記マスタシリンダボ-卜 (1 1) と前記ホイールシリンダポート (1 2) とを連通させる内部流路 ( 1 3) とが形成された基体 ( 1 0) と、 前記基体 ( 1 0) に形成された込め弁用凹部 ( 1 8) に設けられ、前記アンチ □ックプレ-キ制御 時に前記内部流路 (1 3) を開閉する込め弁 (3 1) と、 前記基体 ( 1 0) に形成された弛め弁用凹部 ( 1 9) に設けられ、前記アンチ □ックプレーキ制御 時に前記内部流路 (1 3) を開閉する弛め弁 (3 2) と、 を備え、 前記マスタシリンダポ-卜 ( 1 1) は、前記基体 ( 1 0) の第 1面 (2 5) に形成されており、 前記ホイ-ルシリンダポ-卜 (1 2) は、前記基体 (1 0) における前記第 1面 (2 5) と対向する 第 2面 (2 6) に形成されており、 前記内部流路 ( 1 3) は、 前記アキュムレ-夕 (3 3) 内のブレーキ液を前記弛め弁 (3 2) を介さずに前記マスタシリンダポート (1 1) に戻せない構成であり、 前記込め弁用凹部 (1 8) 及び前記弛め弁用凹部 (1 9) は、前記第 1面 (2 5) と前記第 2 面 (2 6) とが並ぶ'方向 ( ) において並んでいる 液圧制御ユニット ( 1) 。 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

【請求項 2】 前記内部流路 ( 1 3) のうち、前記込め弁用凹部 ( 1 8) と前記弛め弁用凹部 (1 9) とを接 続する部分は、直線状に延びる流路となっている 請求項 1に記載の液圧制御ユニット (1) 。

【請求項 3】 前記内部流路 ( 1 3) のうち、前記込め弁用凹部 ( 1 8) と前記弛め弁用凹部 (1 9) と前 記ホイ-ルシリンダポ-卜 ( 1 2) を接続する部分は、直線状に延びる流路となっている 請求項 2に記載の液圧制御ユニット ( 1) 。

【請求項 4】 前記基体 ( 1 0) に形成された圧カセンサ用凹部 (2 2) に設けられ、前記ホイ-ルシリンダ (2 5 1) のプレ-キ液の圧力を検出する圧カセンサ ( 1 0 3) を備え、 前記込め弁用凹部 (1 8) 、前記弛め弁用凹部 (1 9) 及び前記圧カセンサ用凹部 (2 2) は、前記第 1面 (2 5) と前記第 2面 (2 6) とが並ぶ方向 ⑴ において並んでいる 請求項 1〜請求項 3のいずれか一項に記載の液圧制御ユニット ( 1) 。

【請求項 5】 前記圧カセンサ (1 0 3) は、前記内部流路 ( 1 3) における前記弛め弁用凹部 ( 1 9) と前 記ホイールシリンダポート ( 1 2) とを接続する咅^分に連通している 請求項 4に記載の液圧制御ユニット ( 1) 。

【請求項 6】 前記込め弁用凹部 (1 8) の内周面に、外側に凹む込め弁用切り欠き (2 3) が形成されており 前記内部流路 ( 1 3) のうちの前記込め弁用凹部 (1 8) と前記弛め弁用凹部 (1 9) とを接 続する部分は、前記込め弁用切り欠き (23) に接続されている 請求項 1〜請求項 5のいずれか一項に記載の液圧制御ユニット ( 1) 。

【請求項 7】 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 前記第 1面 (2 5) を上面とし、前記第 2面 (2 6) を下面とした場合、前記込め弁用切り欠き

(2 3) の上端部 (2 3 3) は、前記込め弁用凹部 (1 8) の前記内周面の上端部 ( 1 8 〇) よりも下個]に位置する 請求項 6に記載の液圧制御ユニット ( 1) 。

【請求項 8】 前記弛め弁用凹部 (1 9) の内周面に、外側に凹む弛め弁用切り欠き (2 4) が形成されており 前記内部流路 ( 1 3) のうちの前記込め弁用凹部 (1 8) と前記弛め弁用凹部 (1 9) とを接 続する部分は、前記弛め弁用切り欠き (2 4) に接続されている 請求項 1〜請求項 7のいずれか一項に記載の液圧制御ユニット ( 1) 。

【請求項 9】 前記第 1面 (2 5) を上面とし、前記第 2面 (2 6) を下面とした場合、前記弛め弁用切り欠き (2 4) の上端部 (2 4 3) は、前記弛め弁用凹部 ( 1 9) の前記内周面の上端部 ( 1 9 〇) よりも下個]に位置する 請求項 8に記載の液圧制御ユニット ( 1) 。

【請求項 1 〇】 前記込め弁 (3 1) 及び前記弛め弁 (3 2) が、一対のみ設けられている 請求項 1〜請求項 9のいずれか一項に記載の液圧制御ユニット ( 1) 。

【請求項 1 1】 請求項 1〜請求項 1 0のいずれか一項に記載の液圧制御ユニット ( 1) を備えている プレーキシステム (1 0 0) 。

【請求項 1 2】 請求項 1 1に記載のプレーキシステム (1 0 0) を備えている 鞍乗型車両 (2 0 0) 。

【請求項 1 3】 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 前記鞍乗型車両 (2 0 0) を正面視した状態(こおいて、前記液圧制御ユニット (1) は、前記第

1面 (2 5) が上面となり、前記第 2面 (2 6) が下面となる状態で配置されている 請求項 1 2に記載の鞍乗型車両 ( 2 0 0) 。

【請求項 1 4】 一文寸のフロントフォーク (2 1 6) と、 一対の前記フロントフォーク (2 1 6) の間に回転自在に保持されている前輪 (2 1 7) と、 を備え、 前記基体 (1 0) の少なくとも一部が前記フロントフォ-ク (2 1 6) と前記前輪 (2 1 7) との 間に配置されている 請求項 1 3に記載の鞍乗型車両 ( 2 0 0) 。

Description:
\¥02021/038365 ?€1/162020/057722

【書類名】明細書

【発明の名称】液圧制御ユニット、ブレ- システム及び鞍乗型車両 【技術分野】

[ 0 0 0 1】 本発明は、 鞍乗型車両に搭載されるブレ-キシステムの 圧制御ユニット、該液圧制御ユニットを備 たプレーキシステム、及び、該プレーキシス テムを備えた鞍乗型車両に関する。

【背景技術】

[ 0 0 0 2 ] 従来の鞍乗型車両(こは、プレーキ液の液圧 を制御することによって車輪の制動力を制御 する、アンチロ ックプレーキ制御を実行可能なブレーキシス テムを備えたものが存在する。このようなプ レーキシステムは、液圧 制御ユニットを備えている。この液圧制御ユ ニットは、マスタシリンダに連通する液管が 接続されるマスタシリ ンダボートと、ホイールシリンダに連通する 液管が接続されるホイールシリンダボートと 、マスタシリンダボートと ホイールシリンダポートとを連通させる内部 流路とが形成された基体を備えている。また 、液圧制御ユニット は、基体に形成された込め弁用凹部に設けら れ、アンチ □ックプレーキ制御時に内部流路を開閉する 込め 弁と、基体に形成された弛め弁用凹部に設け られ、アンチ □ックプレ-キ制御時に内部流路を開閉する め弁と、を備えている。

【0 0 0 3】 液圧制御ユニットは、鞍乗型車両に搭載され る際、例えば、鞍乗型車両のフロントフォ- に保持され る (特許文献 1参照) 。この際、従来の液圧制御ユニットは、鞍乗 型車両を正面視した際、 少なくと も _咅6がフロントフォークの外側に酉己置され いる。換言すると、従来の液圧制御ユニッ が搭載された鞍 乗型車両を正面視した際、従来の液圧制御ユ ニットの少なくとも一部は、 該液圧制御ユニットを保持し ているフロントフォークを基準として、前車 命と反対側に位置する領±或に酉己置されて る。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0 0 0 4】 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

【特許文献 1】特許第 6 1 1 8 4 2 4号公報 【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

[ 0 0 0 5 ] 上述のように、従来の液圧制御ユニットは、 鞍乗型車両を正面視した際、 少なくとも一部がフロントフ 才-クの外側に配置されている。このため、 来の液圧制御ユニットは、鞍乗型車両の走 中に飛び石等 が衝突する等によって外力を受けやすい。ま た、従来の液圧制御ユニットは、鞍乗型車両 が転倒した際、

±也面等に衝突して外力を受けやすい。こ よう(こ、従来の液圧制御ユニットは、鞍 型車両に搭載された 際、 外力を受けやすい状態になっているという課 題があった。

[ 0 0 0 6 ] 本発明は、 上述の課題を背景としてなされたものであり 、鞍乗型車両に搭載された際、外力を受ける こ とを従来よりも抑制できる液圧制御ユニット を得ることを目的とする。また、本発明は、 このような液圧制 御ユニットを備えたプレーキシステムを得る ことを目的とする。また、本発明は、このよ うなプレーキシステムを備 えた鞍乗型車両を得ることを目的とする。

【課題を解決するための手段】

[ 0 0 0 7 ] 本発明に係る液圧制御ユニットは、鞍乗型車 両に搭載され、且つ、アンチ □ックプレ-キ制御を実行可 能なプレーキシステムの液圧制御ユニットで あって、前記アンチ □ックプレーキ制御における減圧時にホイー ル シリンダから逃がしたブレーキ液をアキュム レータに蓄え、前記アキュムレータ内のプレ ーキ液をポンプレスで前記 アキュムレータ外へ排出する構成であり、マ スタシリンダに連通する液管が接続されるマ スタシリンダボートと 、前記ホイ-ルシリンダに連通する液管が接 されるホイ-ルシリンダボ-卜と、前記マスタ シリンダボ-卜と前 記ホイ-ルシリンダポ-卜とを連通させる内部 路とが形成された基体と、前記基体に形成 れた込め弁 用凹部に設けられ、前記アンチ □ックプレ-キ制御時に前記内部流路を開閉 る込め弁と、前記基体に 形成された弛め弁用凹部に設けられ、前記ア ンチロックブレ-キ制御時に前記内部流路を 閉する弛め 弁と、を備え、前記マスタシリンダボ-卜は 前記基体の第 1面に形成されており、前記ホイ-ルシリンダ \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

-卜は、前記基体(こおける前記第 1面と対向する第 2面(こ形成されており、前記内部流路は、 前記アキ ュムレ-夕内のブレ-キ液を前記弛め弁を介さ (こ前記マスタシリンダポ-卜(こ戻せない _成であり、前記込 め弁用凹部及び前記弛め弁用凹部は、前記第 1面と前記第 2面とが並ぶ方向において並んでいる。

【0 0 0 8】 また、本発明に係るブレーキシステムは、本 発明に係る液圧制御ユニットを備えている。

[ 0 0 0 9 ] また、本発明に係る鞍乗型車両は、本発明に 係るプレーキシステムを備えている。

【発明の効果】

[ 0 0 1 0 ] 本発明に係る液圧制御ユニットにおいては、 マスタシリンダボートが基体の第 1面に形成されており、ホ イールシリンダボートが基体における第 1面と対向する第 2面に形成されている。また、本発明に係る 圧 制御ユニットにおいては、込め弁用凹部及び 弛め弁用凹部が、第 1面と第 2面とが並ぶ ' 方向において 並んでいる。このため、本発明に係る液圧制 御ユニットでは、第 1面と第 2面とが並ぶ ' 方向と垂直な方 向の幅が小さくなるように、基体を形成する ことができる。 したがって、鞍乗型車両を正面視した状態に お いて第 1面と第 2面とが並ぶ方向が上下方向となるように、 発明に係る液圧制御ユニットをフロントフ 才ークに保持させることにより、基体の少な くとも _咅5をフロントフォークと前輪との間に配置 ることができる 。このため、本発明に係る;夜圧制锥卩ユニ トのうち、基体におけるフロントフォーク 前車命との間に酉己置される 箇所か 6フロントフォーク側へ突出する部分の少な とも一部を、乗型車両を正面視した状態に いてフロ ントフォークの後方となる位置に配置させる ことができる。 したがって、本発明に係る液圧制御ユニット は、 当該液圧制御ユニットが搭載された鞍乗型車 両を正面視した際、フロントフォ-クの外側 配置される領 ±或を従来よりも小さくでき、外力を受ける とを従来よりも抑制できる。

【図面の簡単な説明】

【0 0 1 1】

【図 1】本発明の実施の形態に係るブレ-キシステ が搭載される自転車の概略構成を示す図で る。 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

【図 2】本発明の実施の形態(こ係るブレ-キシス ムの概略構成を示す図である。

【図 3】本発明の実施の形態に係る液圧制御ユニ トを示す平面図である。

【図 4】本発明の実施の形態に係る液圧制御ユニ トを示す斜視図である。

【図 5】本発明の実施の形態に係る液圧制御ユニ トを示す側面図であり、一部を断面にした で ある。

【図 6】本発明の実施の形態に係る液圧制御ユニ トを示す平面図である。

【図 7】本発明の実施の形態に係る液圧制御ユニ トの基体を示す斜視図であり、 内部を透過し た図である。

【図 8】本発明の実施の形態に係る液圧制御ユニ トの基体を示す斜視図であり、 内部を透過し た図である。

【図 9】本発明の実施の形態に係る液圧制御ユニ トの別の一例を示す平面図である。

【図 1 〇】本発明の実施の形態に係る液圧制御ユニ ット(こおける回路基板の組み付け方法を説 明 するための図である。

【発明を実施するための形態】

[ 0 0 1 2 ] 以下に、 本発明に係る液圧制御ユニット、プレ-キシ テム及び鞍乗型車両について、 図面を用いて説 明する。

【0 0 1 3】 なお、以下では、本発明が自転車 (例えば、二輪車、 三輪車等) に採用される場合を説明するが、 本発明は自転車以外の他の鞍乗型車両に採用 されてもよい。 自転車以外の他の鞍乗型車両とは、例 えば、エンジン及び電動モ-夕のうちの少な とも 1つを駆動源とする自動二輪車、 自動三輪車、 及びパ 1 ギ-等である。また、 自転車とは、ペダルに付与される踏力によっ て路上を谁進することが可能な乗物全般 を意味している。つまり、 自転車(こは、普通自転車、電動アシスト自 転車、 電動自転車等が含まれる。 また、 自動二車命車又は自動三輪車は、いわゆるモ ータサイクルを意味し、モータサイクルには 、才ートパ'イ、ス クーター、電動スクーター等が含まれる。 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

【0 0 1 4】 また、以下で説明する構成、動作等は、一例 であり、本発明(こ係る液圧制御ユニット、 ブレ-キシステ ム及び鞍乗型車両は、そのような構成、動作 等である場合に限定されない。例えば、 以下では、本発明 に係るブレーキシステムが、前輪に生じる制 動力のみに対してアンチ □ックプレーキ制御を実行するものである ±易合を説明しているが、本発明に係るブレ キシステムが、後輪に生じる制動力のみに してアンチロックブ レーキ制御を実行するものであってもよく、 また、前輪に生じる制動力及び後輪に生じる 制動力の両方に 対してアンチ □ックプレーキ制御を実行するものであって もよい。

[ 0 0 1 5 ] また、各図においては、 同一の又は類似する部材又は部分に、 同一の符号を付している、又は、符号 を付すことを省略している。また、細かい構 造については、適宜図示を簡略化又は省略し ている。また、童 複する説明については、適宜簡略化又は省略 している。

[ 0 0 1 6 ]

<プレーキシステムの自転車への搭載> 実施の形態に係るプレーキシステムの自転車 への搭載について説明する。 図 1は、本発明の実施の形態に係るプレ-キシス ムが搭載される自転車の概略構成を示す図 ある 。なお、 図 1では、 自転車 2 0 0が二輪車である場合を示しているが、 自転車 2 0 0は三輪車等の他 の自転車であってもよい。

[ 0 0 1 7 ] 鞍乗型車両の一例である自転車 2 0 0は、フレ-ム 2 1 0と、旋回部 2 3 0と、サドル 2 1 8と、ぺ ダル 2 1 9と、後輪 2 2 0と、後輪制動部 2 6 0と、を備えている。

【0 0 1 8】 フレーム 2 1 0は、例えば、旋回咅6 2 3 0のステアリングコラム 2 3 1を軸支するヘッドチューブ 2 1 1と 、ヘッドチューブ 2 1 1に連結されているトップチューブ 2 1 2及びダウンチューブ 2 1 3と、 トップチューブ 2 1 2 及びダウンチューブ 2 1 3に連結され、サドル 2 1 8を保持するシートチューブ 2 1 4と、シートチューブ 2

1 4の上下端に連結され、後輪 2 2 0及び後輪制動部 2 6 0を保持しているステ- 2 1 5と、を含む \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

[ 0 0 1 9】 旋回咅6 2 3 0には、ステアリングコラム 2 3 1と、ステアリングコラム 2 3 1に保持されているハンドルステ ム 2 3 2と、八ンドルステム 2 3 2に保持されている八ンドルパー 2 3 3と、八ンドルパー 2 3 3に取り付け られている制動操作部 2 4 0と、ステアリングコラム 2 3 1に連結されているフロントフォーク 2 1 6と、フロ ントフォーク 2 1 6に回転自在に保持されている前輪 2 1 7と、前輪制動部 2 5 0と、が含まれる。フロ ントフォーク 2 1 6は、前輪 2 1 7の両側に設けられている。フロントフォー 2 1 6は、一端がステアリング コラム 2 3 1に連結され、他端が前輪 2 1 7の回転中心に接続されている。すなわち、 輪 2 1 7は、 一対のフロントフォ-ク 2 1 6の間に、回転自在に保持されている。なお フロントフォーク 2 1 6は、サスぺ ンシヨン付きフロントフォークであってもよ い。

[ 0 0 2 0 ] 制動操作部 2 4 0は、前輪制動部 2 5 0の操作部として用いられる機構と、後輪制 部 2 6 0 の操作部として用いられる機構と、を含む。 例えば、前輪制動部 2 5 0の操作部として用いられる機構 は、ハンドルバ- 2 3 3の右端側に配設され、後輪制動部 2 6 0の操作部として用いられる機構は、八 ンドルパ- 2 3 3の左端側に配設される。

[ 0 0 2 1 ] 旋回部 2 3 0のフロントフォ-ク 2 1 6に、液圧制御ユニット 1が保持されている。液圧制御ユニット 1 は、前輪制動部 2 5 0のプレ-キ液の圧力の制御を担うユニットで る。なお、後輪制動部 2 6 0は、プ レーキ液の圧力を増カロさせることによって 芾 動力を生じさせるタイプの制動咅^であって よく、また、機械式に 制動力を生じさせるタイプの制動咅5 (例えば、ワイヤに張力を生じさせることに よって制動力を生じさせる夕 イプの制動咅6等) であってもよい。

[ 0 0 2 2 ] 例えば、フレーム 2 1 0のダウンチューブ 2 1 3には、液圧制御ユニット 1の電源となる電源ユニット 2 7 0が取り付けられている。電;源ユニット 2 7 0は、パッテリであってもよく、また、発電 であってもよい。 発電機には、例えば、 自転車 2 0 0の走行によって発電するもの (例えば、前輪 2 1 7又は後輪 2 2 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

0 の回転によって発電するハブダイナモ、前輪 2 1 7又は後輪 2 2 0の駆動源の電動機であって回生 電力を発電するもの等) 、太陽光(こよって発電するもの等が含まれ る。

【0 0 2 3】 つまり、 自転車 2 0 0には、少なくとも、制動操作部 2 4 0と、前輪制動部 2 5 0と、液圧制御ユ ニット 1と、電源ユニット 2 7 0と、を含む、ブレーキシステム 1 0 0が搭載されている。ブレーキシステム 1 0 0 は、前輪制動咅 6 2 5 0のブレーキ液の圧力を液圧制御ユニット 1によって制御することで、アンチロック プレ-キ制御を実行可能である。

[ 0 0 2 4 ]

<ブレーキシステムの構成>

[ 0 0 2 5 ] 実施の形態に係るプレーキシステムの構成に ついて説明する。 図 2は、本発明の実施の形態に係るプレ -キシステムの概略構成を示す図である。 液圧制御ユニット 1は、基体 1 0を備えている。基体 1 0には、マスタシリンダボート 1 1と、ホイールシ リンダポート 1 2と、マスタシリンダポート 1 1とホイールシリンダポート 1 2とを連通させる内部流路 1 3と、 が形成されている。

[ 0 0 2 6 ] 内部流路 1 3はプレ-キ液の流路である。内部流路 1 3には、第 1流路 1 4と、第 2流路 1 5と、 第 3流路 1 6と、第 4流路 1 7と、が含まれる。マスタシリンダポート 1 1とホイールシリンダポート 1 2と は、第 1流路 1 4及び第 2流路 1 5を介して連通している。また、第 2流路 1 5の途中咅5には、第 3 流路 1 6の入口側の端部が接続されている。

[ 0 0 2 7 ] マスタシリンダポート 1 1には、液管 1 0 1を介して制動操作部 2 4 0が接続される。制動操作部 2 4 0は、ブレーキレパー2 4 1と、マスタシリンダ 2 4 2と、リザーパ ' 2 4 3と、を含む。マスタシリンダ 2 4 2 は、ブレ-キレパ - 2 4 1の使用者の操作に連動して移動するピスト 部 (図示省略) を備えており、液 管 1 0 1及びマスタシリンダポート 1 1を介して、第 1流路 1 4の入口側に接続されている。換言すると \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

、マスタシリンダポート 1 1には、マスタシリンダ 2 4 2に連通する液管 1 0 1が接続されている。ピストン 咅6の移動(こよって、第 1流路 1 4のブレ-キ液の圧力が上昇又は減少する。ま 、リザ-パ 2 4 3(こは、 マスタシリンダ 2 4 2のブレ-キ液が蓄えられる。

【0 0 2 8】 ホイ-ルシリンダポ-卜 1 2には、液管 1 0 2を介して前輪制動部 2 5 0が接続される。前輪制動部 2 5 0は、ホイールシリンダ 2 5 1と、 □—夕 2 5 2と、を含む。ホイールシリンダ 2 5 1は、フロントフォーク 2 1 6の下端部に取り付けられている。ホイール リンダ 2 5 1は、液管 1 0 2の圧力に連動して移動す るピストン部 (図示省略) を備えており、液管 1 0 2及びホイ-ルシリンダポ-卜 1 2を介して、第 2流路 1 5の出口側に接続されている。換言すると、 イールシリンダポート 1 2には、ホイールシリンダ 2 5 1に 連通する液管 1 0 2が接続されている。 □-夕 2 5 2は、前輪 2 1 7に保持され、前輪 2 1 7と共に回 転する。ピストン咅 ^の移動によって、 □-夕 2 5 2にプレーキパッド (図示省略) が押し付けられることで、前 輪 2 1 7が制動される。

[ 0 0 2 9 ] また、液圧制御ユニット 1は、内部流路 1 3の開閉を行う込め弁 3 1及び弛め弁 3 2を備えている。 込め弁 3 1及び弛め弁 3 2は、基体 1 0に設けられている。具体的には、込め弁 3 1は、第 1流路 1 4 の出口側と第 2流路 1 5の入口側との間に設けられており、第 1流路 1 4と第 2流路 1 5との間 のプレ-キ液の流通を開閉する。弛め弁 3 2は、第 3流路 1 6の出口側と第 4流路 1 7の入口側との 間に設けられており、第 3流路 1 6と第 4流路 1 7との間のプレ-キ液の流通を開閉する。込め 3 1 及び弛め弁 3 2の開閉動作によって、ブレ-キ液の圧力が制 される。なお、本実施の形態に係るブレ- キシステム 1 0 0は、前輪に生じる制動力のみに対してアン □ックプレーキ芾 I]御を実行する一系統のブレ -キシステムとなっている。このため、本実 の形態では、込め弁 3 1及び弛め弁 3 2は、基体 1 0に一 5寸のみ設けられている。

【0 0 3 0】 また、液圧制御ユニット 1は、込め弁 3 1の駆動源としての第 1コイル 6 1と、弛め弁 3 2の駆動源 としての第 2コイル 6 2と、を備えている。例えば、第 1コイル 6 1が非通電状態である時、込め弁 3 1 \¥02021/038365 ? 1/162020/057722 は、双方向へのブレ-キ液の流動を開放する そして、第 1コイル 6 1に通電されると、込め弁 3 1は、閉 止状態となってブレ-キ液の流動を遮断する すなわち、本実施の形態では、込め弁 3 1は、非通電時 開の電磁弁となっている。また例えば、第 2コイル 6 2が非通電状態である時、弛め弁 3 2は、ブレーキ 液の流動を遮断する。そして、第 2コイル 6 2に通電されると、弛め弁 3 2は、開放状態となって双方向 へのブレ-キ液の流動を開放する。すなわち 本実施の形態では、弛め弁 3 2は、非通電時閉の電磁弁 となっている。

【0 0 3 1】 また、液圧制御ユニット 1は、アキュムレータ 3 3を備えている。アキュムレータ 3 3は、第 4流路 1 7の 出口側に接続されており、弛め弁 3 2を通過したプレ-キ液が貯留される。

【0 0 3 2】 また、液圧制御ユニット 1は、プレーキ液の圧力を検出するための圧 センサ 1 0 3を備えている。圧力 センサ 1 0 3は、基体 1 0に設けられている。本実施の形態では、圧 センサ 1 0 3は、ホイ-ルシリンダ 2 5 1のプレーキ液の圧力を検出している。圧カ ンサ 1 0 3は、第 2流路 1 5に連通している。

【0 0 3 3】 また、液圧芾 I]御ユニット 1は、制御部 3 5を備えている。制御部 3 5には、圧カセンサ 1 0 3、前輪 2 1 7の回転速度を検出するための車輪速センサ (図示省略) 等の各種センサの信号が入力される。 なお、芾〇御部 3 5の各部が、纏められて配設されていてもよ 、また、分散して配設されていてもよい。 御部 3 5は、例えば、マイコン、マイク □プロセッサユニット等を含んで構成されて もよく、また、ファームウエア 等の更新可能なものを含んで _成されてもよく、また、 0 リ等からの指令によって実行されるプ □グラムモ ジュ-ル等を含んで構成されてもよい。

【0 0 3 4】 制御部 3 5は、第 1コイル 6 1及び第 2コイル 6 2への通電を制御する。詳しくは、制御部 3 5は、 第 1コイル 6 1への通電を制御することにより、込め弁 3 1の駆動 (開閉動作) を制御する。また、制 御部 3 5は、第 2コイル 6 2への通電を制御することにより、弛め弁 3 2の駆動 (開閉動作) を制御 する。すなわち、制御部 3 5は、込め弁 3 1及び弛め弁 3 2の開閉動作を制御することによって、ホイ \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 ルシリンダ 2 5 1のブレーキ液の圧力、つまり、前輪 2 1 7の制動力を制御する。

【0 0 3 5】 なお、本実施の形態では、制御部 3 5は、後述のように回路基板 3 6を備えている。回路基板 3 6 は、第 1コイル 6 1及び第 2コイル 6 2と電気的に接続されており、第 1コイル 6 1及び第 2コイル 6 2 への通電を制御する。すなわち、回路基板 3 6は、第 1コイル 6 1及び第 2コイル 6 2への通電を制御 することにより、込め弁 3 1及び弛め弁 3 2の駆動を制御する。

【0 0 3 6】 例えば、制御部 3 5は、使用者によるプレ-キレバ- 2 4 1の操作によって前輪 2 1 7が制動されてい る際に、車輪速センサ (図示省略) の信号から、前輪 2 1 7のロック又はロックの可能性があると判断 すると、アンチ □ックプレーキ制御を開始する。

【0 0 3 7】 アンチ □ックプレーキ制御が開始されると、制御咅 5 3 5は、第 1コイル 6 1を通電状態にして、込め弁 3 1 を閉止させ、マスタシリンダ 2 4 2からホイールシリンダ 2 5 1へのプレーキ液の流動を遮断することで、 イ -ルシリンダ 2 5 1のプレ-キ液の増圧を抑制する。一方、制御 3 5は、第 2コイル 6 2を通電状態 にして、弛め弁 3 2を開放させ、ホイールシリンダ 2 5 1からアキュムレータ 3 3へのプレーキ液の流動を可 能にすることで、ホイールシリンダ 2 5 1のプレーキ液の減圧を行う。これにより、 輪 2 1 7のロックが解除 又は回避される。制御部 3 5は、圧カセンサ 1 0 3の信号から、ホイ-ルシリンダ 2 5 1のプレ-キ液が 所定の{直まで減圧されたと半リ断すると、 第 2コイル 6 2を非通電状態にして弛め弁 3 2を閉止させ、短 時間の間、第 1コイル 6 1を非通電状態にして込め弁 3 1を開放させて、ホイールシリンダ 2 5 1のブレ -キ液の増圧を行う。制御部 3 5は、ホイ-ルシリンダ 2 5 1のプレ-キ液の増減圧を 1回のみ行ってもよ く、また、複数回繰り返してもよい。

【0 0 3 8】 アンチ □ックプレーキ制御が終了して、ブレーキレ バー 2 4 1が戻されると、マスタシリンダ 2 4 2内が大気 圧状態となり、ホイ-ルシリンダ 2 5 1内のブレーキ液が戻される。また、アンチ □ツクプレーキ制御が終了し て、ブレ-キレパ- 2 4 1が戻された際、弛め弁 3 2を開放状態にする。内部流路 1 3内のブレーキ液の \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 圧力がアキュムレータ 3 3(こ蓄えられているブレーキ液の圧力より 低くなると、アキュムレータ 3 3(こ蓄えられ ているブレーキ液は、昇圧レス (つまり、ポンプレス) でアキュムレータ 3 3外へ排出される。そして、アキュムレ -夕 3 3外へ放出されたブレ-キ液は、第 4流路 1 7、 弛め弁 3 2、第 3流路 1 6、第 2流路 1 5、 込め弁 3 1及び第 1流路 1 4の順に流れ、 マスタシリンダポ-卜 1 1及び液管 1 0 1を通ってマスタシリ ンダ 2 4 2に戻る。すなわち、本実施の形態に係る液 制御ユニット 1は、アンチロックブレーキ制御にお ける減圧時にホイールシリンダ 2 5 1から逃がしたブレ-キ液をアキュムレータ 3 3に蓄え、アキュムレータ 3 3 内のプレ-キ液をポンプレスでアキュムレ-夕 3 3外へ排出する _成となっている。また、 内部流路 1 3は、 アキュムレ-夕 3 3内のプレーキ液を弛め弁 3 2を介さずにマスタシリンダポート 1 1に戻せない構成となって いる。

【0 0 3 9】

<液圧制御ユニットの構成> 実施の形態に係るプレーキシステムの液圧制 御ユニットの構成について説明する。 なお、以下では、液圧制御ユニット 1が自転車 2 0 0のフロントフォ-ク 2 1 6に保持されている状態 において、フロントフォ-ク 2 1 6の軸 2 1 6 3の延びる方向が液圧制御ユニット 1の上下方向となるよう に液圧制御ユニット 1を観察しながら、液圧制御ユニット 1の構成について説明していく。

【0 0 4 0】 図 3は、本発明の実施の形態に係る液圧制御ユ ットを示す平面図である。この図 3には、液圧制 御ユニット 1と共に、前車侖 2 1 7と、液圧制御ユニット 1を保持するフロントフォーク 2 1 6とを図示してい る。 図 3では、紙面左側が自転車 2 0 0の前方となる。すなわち、液圧制御ユニッ 1が搭載された自 転車 2 0 0を正面視した状態とは、 図 3の紙面左側から、液圧制御ユニット 1、フロントフォ-ク 2 1 6 及び前輪 2 1 7を観察した状態となる。

【0 0 4 1】 図 4は、本発明の実施の形態に係る液圧制御ユ ットを示す斜視図である。 図 5は、本発明の実施 の形態に係る液圧制御ユニットを示す側面図 であり、一部を断面にした図である。なお、 図 5は、 図 4に 示す矢印 方向に液圧制御ユニット 1を観察した一部断面側面図となっている。 た、 図 5では、 内部 \¥02021/038365 ? 1/162020/057722 流路 1 3の第 2流路 1 5は、断面部分の前方(こ位置することとな 。このため、図 5では、第 2流路 1

5 の一部を、想像線である二点鎖線で示してい る。図 6は、本発明の実施の形態(こ係る液圧制御 ニ ットを示す平面図である。図 7及び図 8は、本発明の実施の形態に係る液圧制御ユ ットの基体を示 す斜視図であり、内部を透過した図である。 詳しくは、図 7は、図 4の矢印巳方向に基体 1 0を観察し た図となっている。また、図 8は、図 4の矢印 方向に基体 1 0を観察した図となっている。なお、図 7 及び図 8では、基体 1 0内の内部流路 1 3を見やすくするため、基体 1 0の前面 2 7に形成されてい る雌ネジ 2 7 3の図示を省略している。

【0 0 4 2】 以下、図 3〜図 8を用いて、本実施の形態に係る液圧制御ユ ット 1の構成について説明する。なお 、液圧制御ユニット 1の構成を説明するに際し、図 4に示す接続方向 X、幅方向丫及び軸方向 を、 次のように定義する。接続方向 Xは、基体への後述する八ウジングの接続方 である。幅方向丫は、接 続方向 と垂直な方向である。幅方向丫は、フロント フォ-ク 2 1 6と前輪 2 1 7とが対向する方向で もあり、液圧制御ユニット 1の横幅を示している。軸方向 は、フロントフォーク 2 1 6の軸 2 1 6 3と平 行な方向である。軸方向 は、幅方向丫と垂直な方向でもある。より詳 しくは、軸方向 は、接続方向 X と垂直で、且つ幅方向丫と垂直な方向である 。なお、基体 1 0の後述する上面 2 5及び下面 2 6 は、軸方向 に並んでいる。このため、軸方向 は、上面 2 5と下面 2 6とが並ぶ ' 方向ということもでき る

【0 0 4 3】 液圧制御ユニット 1は、基体 1 0と、込め弁 3 1と、弛め弁 3 2と、第 1コイル 6 1と、第 2コイル 6 2 と、回路基板 3 6と、八ウジング 4 0と、を備えている。

【0 0 4 4】 基体 1 0は、例えば、アルミニウム合金を素材とす 、略直方体の部材である。なお、基体 1 0の各 面は、平坦であってもよく、湾曲部を含んで いてもよく、また、段差を含んでいてもよい 。基体 1 0には、上 述のように、マスタシリンダポート 1 1と、ホイールシリンダポート 1 2と、マスタシリンダポート 1 1とホイールシ リンダポート 1 2とを連通させる内咅^流路 1 3と、が形成されている。また、基体 1 0には、込め弁 3 1が \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 設けられた込め弁用凹部 1 8と、弛め弁 3 2が設けられた弛め弁用凹部 1 9と、が形成されている。

【0 0 4 5】 図 7及び図 8に示すように、マスタシリンダポ-卜 1 1は、基体 1 0の上面 2 5に形成されている。込 め弁用凹部 1 8は、基体 1 0の後面 2 8に開口して形成されている。込め弁用凹部 1 8は、第 1凹 部 1 8 3及び第 2凹部 1 8 13を備えている。第 1凹部 1 8 3は、基体 1 0の後面 2 8に開口した、 略円筒形状の凹部である。第 2凹部 1 8 13は、第 1凹部 1 8 3よりも基体 1 0の前面 2 7側に配 置されている。第 2凹部 1 8 13は、第 1凹部 1 8 3よりも小径な略円筒形状をしており、第 1凹部 1 、内部流路 1 3の第 1流路 1 4で接続されている。

【0 0 4 6】 込め弁用凹部 1 8の第 1凹部 1 8 3には、内部流路 1 3の第 2流路 1 5が接続されている。第 1 凹部 1 8 3と第 2流路 1 5とが直接接続されていてもよいが、本実施 形態では、第 1凹部 1 8 3 と第 2流路 1 5とは込め弁用切り欠き 2 3を介して接続されている。込め弁用切り欠 2 3は、第 1 凹部 1 8 3の内周面に、外側に凹むように形成されて る。また、込め弁用切り欠き 2 3の上端部 2 3 3は、第 1凹部 1 8 3の内周面の上端部 1 8 〇よりも下側に位置している。

【0 0 4 7】 弛め弁用凹部 1 9は、基体 1 0の後面 2 8に開口して形成されている。弛め弁用凹部 1 9と込め 弁用凹部 1 8とは、軸方向 において並んでいる。弛め弁用凹部 1 9は、第 1凹部 1 9 3及び第 2 凹部 1 9 匕を備えている。第 1凹部 1 9 3は、基体 1 0の後面 2 8に開口した、略円筒形状の凹部 である。第 2凹部 1 9 匕は、第 1凹部 1 9 3よりも基体 1 0の前面 2 7側に配置されている。第 2凹 部 1 9 13は、第 1凹部 1 9 3よりも小径な略円筒形状をしており、第 1凹部 1 9 3の底部に連通して いる。

【0 0 4 8】 弛め弁用凹部 1 9の第 1凹部 1 9 3と込め弁用凹部 1 8の第 1凹部 1 8 3とは、内部流路 1

3 の第 2流路 1 5で接続されている。すなわち、弛め弁用凹 1 9の第 1凹部 1 9 3と内部流路 1 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

3 の第 2流路 1 5との接続箇所が、図 2に示す第 3流路 1 6として機能する。第 2流路 1 5のうち、 込め弁用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とを接続する咅 5分は、直線状(こ延びる流路となっている また、 第 2流路 1 5は、基体 1 0の下面 2 6 (上面 2 5と対向する面) に形成されたホイ-ルシリンダポ-卜 1 2と接続されている。すなわち、マスタシリ ダポート 1 1とホイールシリンダポート 1 2とは、上面 2 5及 び下面 2 6に分かれて形成されている。換言すると、 スタシリンダポート 1 1とホイールシリンダポ-卜 1 2 とは、軸方向 において対向する一対の側面に分かれて形成 されている。第 2流路 1 5のうち、込め弁 用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とホイールシリンダポート 1 2とを接続する咅^分もまた、直線状に延びる 流路となっている。なお、弛め弁用凹部 1 9の第 1凹部 1 9 3と第 2流路 1 5とが直接接続されてい てもよいが、本実施の形態では、第 1凹部 1 9 3と第 2流路 1 5とは弛め弁用切り欠き 2 4を介して 接続されている。弛め弁用切り欠き 2 4は、第 1凹部 1 9 3の内周面に、外側に凹むように形成されて いる。また、弛め弁用切り欠き 2 4の上端部 2 4 3は、第 1凹部 1 9 3の内周面の上端部 1 9 〇よ りも下側に位置している。

【0 0 4 9】 また、本実施の形態に係る基体 1 0には、圧カセンサ 1 0 3が設けられた圧カセンサ用凹部 2 2が 形成されている。圧カセンサ用凹部 2 2は、基体 1 0の後面 2 8に開口して形成されている。込め弁用 凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9と圧カセンサ用凹部 2 2とは、軸方向 において並んでいる。圧カセン サ用凹部 2 2は、内部流路 1 3の第 2流路 1 5における弛め弁用凹部 1 9とホイ-ルシリンダポ-卜 1 2 とを接続する部分に連通している。すなわち 、圧カセンサ 1 0 3は、内部流路 1 3の第 2流路 1 5に おける弛め弁用凹咅6 1 9とホイールシリンダポート 1 2とを接続する咅5分に連通している。

[ 0 0 5 0 ] また、基体 1 0の下面 2 6には、アキュムレータ 3 3が形成されている。アキュムレータ 3 3は、内部流 路 1 3の第 4流路 1 7によって、弛め弁用凹部 1 9の第 2凹部 1 9 匕と接続されている。

[ 0 0 5 1】 図 5に示すように、込め弁用凹部 1 8の第 1凹部 1 8 3には、第 1凹部 1 8 3の軸方向となる接 続方向 Xに摺動自在に、込め弁 3 1が設けられている。込め弁 3 1の一部は、基体 1 0の後面 2 8 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 から後方(こ突出している。また、基体 1 0の後面 2 8には、第 1コイル 6 1が立設されている。第 1コイ ル 6 1は、込め弁 3 1(こおける基体 1 0の後面 2 8から後方(こ突出している箇所を囲うよう こ、設けら れている。すなわち、第 1コイル 6 1の軸 6 1 3は、第 1凹部 1 8 3及び込め弁 3 1の軸と同様に、接 続方向 Xに延びている。また、第 1コイル 6 1の頂面 6 1 匕には、端子 6 3が設けられている。この端子 6 3を介して、第 1コイル 6 1は、該第 1コイル 6 1の後方に配置された回路基板 3 6と電気的に接 続されている。なお、本実施の形態では、折 り曲げ形成された端子 6 3を用いている。このように端子 6 3 を形成することにより、端子 6 3の位置と、回路基板 3 6における端子 6 3の挿入穴との位置がずれ ている場合でも、端子 6 3が変形することによって両者の位置ずれを 収することができ、端子 6 3を回 路基板 3 6に電気的に接続することが容易となる。

[ 0 0 5 2 ] 回路基板 3 6から第 1コイル 6 1への通電を制御することにより、込め弁 3 1は、込め弁用凹部 1 8 の第 1凹部 1 8 3内を接続方向 Xに摺動する。これにより、込め弁 3 1は、込め弁用凹部 1 8の 第 1凹部 1 8 3と第 2凹部 1 8 匕との間の流路を開閉する。これにより、第 1凹部 1 8 3と第 2凹 咅^ 1 8 との間の流路が開かれた際、図 7に示すように、第 1流路 1 4及び第 2流路 1 5を介して、 マスタシリンダ 2 4 2からホイールシリンダ 2 5 1へのプレーキ液の流動が可能となる。また 第 1凹部 1 8 3 と第 2凹部 1 8 匕との間の流路が閉じられた際、図 7に示すように、マスタシリンダ 2 4 2からホイール シリンダ 2 5 1へのプレ-キ液の流動が遮断される。

【0 0 5 3】 また、図 5に示すように、弛め弁用凹部 1 9の第 1凹部 1 9 3には、第 1凹部 1 9 3の軸方向とな る接続方向 Xに摺動自在に、弛め弁 3 2が設けられている。弛め弁 3 2の一部は、基体 1 0の後面 2 8から後方に突出している。また、基体 1 0の後面 2 8には、第 2コイル 6 2が立設されている。第 2 コイル 6 2は、弛め弁 3 2における基体 1 0の後面 2 8から後方に突出している箇所を囲うように 設け られている。すなわち、第 2コイル 6 2の軸 6 2 3は、第 1凹部 1 9 3及び弛め弁 3 2の軸と同様に、 接続方向 Xに延びている。また、第 2コイル 6 2の頂面 6 2 匕には、端子 6 4が設けられている。この端 子 6 4を介して、第 2コイル 6 2は、該第 2コイル 6 2の後方に配置された回路基板 3 6と電気的に \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 接続されている。なお、本実施の形態では、 折り曲げ形成された端子 6 4を用いている。このように端子

6 4を形成すること(こより、端子 6 4の位置と、回路基板 3 6(こおける端子 6 4の挿入穴との位置がず れている場合でも、端子 6 4が変形することによって両者の位置ずれを 収することができ、端子 6 4を 回路基板 3 6に電気的に接続することが容易となる。

【0 0 5 4】 回路基板 3 6から第 2コイル 6 2への通電を制御することにより、弛め弁 3 2は、弛め弁用凹部 1 9 の第 1凹部 1 9 3内を接続方向 Xに摺動する。これにより、弛め弁 3 2は、弛め弁用凹部 1 9の 第 1凹部 1 9 3と第 2凹部 1 9 匕との間の流路を開閉する。これにより、第 1凹部 1 9 3と第 2凹 部 1 9 匕との間の流路が開かれた際、図 7に示すように、第 2流路 1 5及び第 4流路 1 7を介して、 ホイールシリンダ 2 5 1からアキュムレータ 3 3へのプレーキ液の流動が可能となる。

[ 0 0 5 5 ] ここで、上述のように、込め弁用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とは、軸方向 において並んでいる。こ のため、込め弁用凹部 1 8に設けられた込め弁 3 1の一部を囲うように設けられた第 1コイル 6 1と、弛 め弁用凹部 1 9に設けられた弛め弁 3 2の一咅^を囲うように設けられた第 2コイル 6 2とは、軸方向 において並んでいることとなる。また、上述 のように、込め弁用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9と圧カセン サ用凹部 2 2とは、軸方向 において並んでいる。このため、第 1コイル 6 1と、第 2コイル 6 2と、圧力 センサ用凹部 2 2に設けられた圧カセンサ 1 0 3とは、軸方向 において並んでいることとなる。

[ 0 0 5 6 ] 図 5に示すように、ハウジング 4 0は、込め弁 3 1、弛め弁 3 2、第 1コイル 6 1、第 2コイル 6 2及 び回路基板 3 6が収納されているものである。ハウジング 4 0は、例えば略直方体の、箱形形状をしてい る。なお、ハウジング 4 0の各面は、平坦であってもよく、湾曲咅6を んでいてもよく、また、段差を含んでい てもよい。本実施の形態では、ハウジング 4 0は、樹脂で形成されている。また、八ウジ グ 4 0の前面 4 3 は、基体 1 0の後面 2 8に接続されている。すなわち、上述した第 1コイル 6 1及び第 2コイル 6 2は 、基体 1 0におけるハウジング 4 0が接続される面に立設されている。

[ 0 0 5 7 ] \¥0 2021/038365 ?€1/162020/057722 図 4及び図 6等に示すように、ハウジング 4 0の幅方向丫の寸法は、基体 1 0の幅方向丫の寸法よ りも大きくなっている。ここで、八ウジング 4 0は、幅方向丫(こおいて対向する一対の側 を備えている。以 下、これらの側面のうちの一方を第 1側面 4 5とし、これらの側面のうちの他方を第 2側面 4 6とする。 このように第 1側面 4 5及び第 2側面 4 6を定義した場合、液圧制御ユニット 1を接続方向 Xから視 た状態において、基体 1 0の幅方向丫の中心がハウジング 4 0の幅方向丫の中心よりも第 1側面 4 5 側に位置している。

【0 0 5 8】 液圧制御ユニット 1をこのように構成することにより、基体 1 0に対するハウジング 4 0の幅方向丫の突 出量は、第 2側面 4 6側と比べ、第 1側面 4 5側の方が小さくなる。このため、図 3からわかるように、 八ウジング 4 0の第 1側面 4 5を前輪 2 1 7と対向させて液圧制御ユニット 1をフロントフォーク 2 1 6 に保持させることにより、基体 1 〇の少なくとも一部をフロントフォーク 2 1 6と前輪 2 1 7との間に配置 させやすくなる。

[ 0 0 5 9 ] なお、本実施の形態では、第 2側面 4 6は、基体 1 0に近づくにしたがって幅方向丫の寸法が小 く なる傾斜部 4 7を含んでいる。しかしながら、第 2側面 4 6の形状は、このような形状に限定されない

[ 0 0 6 0 ] 図 9は、本発明の実施の形態に係る液圧制御ユ ットの別の一例を示す平面図である。 図 9に示すように、第 2側面 4 6は、例えば階段状に形成されていてもよい このように第 2側面 4 6 を形成しても、ハウジング 4 0の第 1側面 4 5を前輪 2 1 7と対向させて液圧制御ユニット 1をフロント フォーク 2 1 6に保持させることにより、基体 1 0の少なくとも一部をフロントフォーク 2 1 6と前輪 2 1 7 との間に配置させやすくなる。ただし、第 2側面 4 6が傾斜部 4 7を含むことにより、第 2側面 4 6とフ □ントフォーク 2 1 6との間の隙間を小さくすることができ、ハ ジング 4 0の収納容量を増大させることがで きる。

[ 0 0 6 1】 図 4〜図 6に示すように、本実施の形態に係るハウジ グ 4 0は、本体部 5 1及び蓋部 5 8を備え \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 ている。本体部 5 1は、前面が基体 1 0の後面 2 8(こ接続されている。また、本体部 5 1には、基体 1

0 と接続されている面と対向する面(こ、すな わち当該本体部 5 1の後面(こ開口部 5 2が形成されてい る。蓋部 5 8は、本体部 5 1の開口部 5 2を覆う部材である。すなわち、蓋部 5 8は、八ウジング 4 0 の後面 4 4をネ冓成している。

[ 0 0 6 2 ] また、本実施の形態に係る本体部 5 1においては、開口部 5 2の周縁の一部である第 1側面 4 5 側の辺 5 3と、開口咅 5 5 2の周縁における辺 5 3と対向する他部である辺 5 4とは、接続方向 Xにお いて、図 6に示す位置関係となっている。具体的(こ 、接続方向 Xにおいて、辺 5 3は、回路基板 3 6 に対して基体 1 0に近い側に位置している。また、辺 5 4は、辺 5 3に対して基体 1 0から遠い側に位 置している。辺 5 3及び辺 5 4をこのような位置に配置しているのは、次 理由からである。

【0 0 6 3】 図 1 0は、本発明の実施の形態に係る液圧制御ユ ット(こおける回路基板の組み付け方法を 明 するための図である。 込め弁 3 1、弛め弁 3 2、第 1コイル 6 1、第 2コイル 6 2、及び八ウジング 4 0の本体咅5 5 1が基 体 1 0に接続された組立体を用意し、基体 1 0の前面 2 7が下面となる姿勢に組立体を保持した状 態で、組立体に回路基板 3 6が組み付けられる。この際、組立体に回路 板 3 6を組み付けるときに、 回路基板 3 6の下方に、ジグ 7 5を配置する場合がある。例えば、本実施の 態の場合、上述のよう に、折り曲げ形成された端子 6 3及び端子 6 4を用いている。このような場合、端子 6 3及び端子 6 4 を回路基板 3 6の挿入穴へ挿入する際、端子 6 3及び端子 6 4に過負荷がかからないように、回路 基板 3 6の下方に、端子 6 3及び端子 6 4を支持するジグ 7 5を配置する。

【0 0 6 4】 回路基板 3 6の下方にジグ 7 5を配置させるには、本体部 5 1の開口部 5 2の周縁におけるジグ 7 5 と対向する箇所を、図 1 0においてジグ 7 5の下方となる位置に配置する必要がある。 の際、本体 部 5 1の開口部 5 2の周縁全体を接続方向 Xにおいて基体 1 0から等距離に配置した場合、接続 方向 Xに対する傾斜部 4 7の傾斜角度が大きくなる。換言すると、図 3において、傾斜部 4 7がフロン \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 トフオーク 2 1 6に近づくこととなる。また、八ウジング 4 0の第 2側面 4 6が図 9のように構成されている 場合、ハウジング 4 0(こおける基体 1 0から第 2側面 4 6側(こ突出した部分は、図 1 0(こ示す位置と 比べ、基体 1 0に近づくこととなる。図 3に示すように、液圧制御ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0 を正面視した際、ハウジング 4 0における基体 1 0から第 2側面 4 6側に突出した咅 ^分は、フロントフォ -ク 2 1 6の後方に酉己置されることとなる。このた 、本体咅|? 5 1の開口部 5 2の周縁全体を接続方向 X において基体 1 0から等距離に配置した場合、ハウジング 4 0における基体 1 0から第 2側面 4 6 側に突出した部分をフロントフォーク 2 1 6の後方に配置するには、液圧制御ユニット 1の接続方向 の 長さを、図 4及び図 9で示す状態よりも長くしなければならない すなわち、本体部 5 1の開口部 5 2の 周縁全体を接続方向 Xにおいて基体 1 0から等距離に配置した場合、液圧制御ユニ ト 1は、図 4 及び図 9で示す状態よりも大型化することとなる。

[ 0 0 6 5 ]

-方、辺 5 3及び辺 5 4を本実施の形態のように配置することによ 、回路基板 3 6の下方にジグ 7 5を配置させることができ、且つ、本体部 5 1の開口部 5 2の周縁全体を接続方向 Xにおいて基体 1 0から等距離に配置した場合と比べ、接続方 Xに対する傾斜部 4 7の傾斜角度が大きくなること を抑制できる。また、ハウジング 4 0の第 2側面 4 6が図 9のように構成されている場合、辺 5 3及び辺 5 4を本実施の形態のように配置することによ 、回路基板 3 6の下方にジグ 7 5を酉己置させることがで き、且つ、本体部 5 1の開口部 5 2の周縁全体を接続方向 Xにおいて基体 1 0から等距離に配置し た場合と比べ、八ウジング 4 0における基体 1 0から第 2側面 4 6側に突出した部分が基体 1 0に近 づくことを抑制できる。すなわち、辺 5 3及び辺 5 4を本実施の形態のように配置することによ 、回路基 板 3 6の下方にジグ 7 5を配置させることができ、且つ、本体咅6 5 1の開口部 5 2の周縁全体を接続 方向 Xにおいて基体 1 0から等距離に配置した場合と比べ、液圧制 ユニット 1を小型化することがで きる。

[ 0 0 6 6 ] なお、本実施の形態では、本体部 5 1の開口部 5 2の周縁のうち、辺 5 3と辺 5 4とを接続する辺

5 5は、直線形状となっている。すなわち、辺 5 3は、辺 5 4に連続的に接続されている。しかしながら \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 辺 5 5は、直線形状(こ限定されるものではなく 例えば階段形状となっていてもよい。ただ 、辺 5 3を辺

5 4に連続的に接続すること(こより、本体部 5 1の開口部 5 2の周縁と蓋部 5 8との間(こ隙間が形 成されることを抑制できる。このため、辺 5 3を辺 5 4に連続的に接続することにより、本体咅6 5 1の開 口部 5 2の周縁と蓋部 5 8との間の気密性を向上させることができる

[ 0 0 6 7 ] 液圧制御ユニット 1は、八ウジング 4 0に、回路基板 3 6と電気的に接続されたコネクタ 4 8を備えて いる。コネクタ 4 8には、圧カセンサ 1 0 3、前輪 2 1 7の回転速度を検出するための車輪速センサ ( 図示省略) 等の各種センサの信号線 (図示省略) 、電源ユニット 2 7 0から延びる電源線 (図示省 略) 等のケ-プルが接続される。ここで、図 3〜図 6に示すように、本実施の形態では、コネク 4 8は、 八ウジング 4 0の上面 4 1及び下面 4 2のうちの少なくとも一方に設けられている 換言すると、コネクタ 4 8は、八ウジング 4 0における、軸方向 において対向する一対の側面のうちの少なく とも一方に配置 されている。本実施の形態では、コネクタ 4 8が八ウジング 4 0の上面 4 1及び下面 4 2の双方に設け られている例を示、している。

【0 0 6 8】 本実施の形態では、液圧制御ユニット 1は、図 3に示すように、フロントフォーク 2 1 6に保持されて、 自転車 2 0 0に搭載されている。具体的には、図 4に示すように、基体 1 0の前面 2 7には、雌ネジ 2 7 3が形成されている。一方、図 3に示すように、フロントフォーク 2 1 6は、前輪 2 1 7に向かって突出 するブラケット 7 0を備えている。ブラケット 7 0の図示せぬ貫通穴に挿入されたボルト 7 1を液圧制御ユ ニット 1の此隹ネジ 2 7 3にねじ込むことにより、 $夜圧制梅 ] ユニット 1はフロントフォーク 2 1 6に保}寺されて いる。なお、液圧制御ユニット 1がフロントフォ-ク 2 1 6に保持される構成は、図 3に示す構成に限定さ れない。例えば固定ベルトのような、フロン トフォ-ク 2 1 6とは別体の保持部材を用いて、液圧制御ユ ット 1がフロントフォーク 2 1 6に保持されていてもよい。

[ 0 0 6 9 ] ここで、図 3〜図 6からわかるように、液圧制御ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0を正面視した状 態において、回路基板 3 6は、フロントフォーク 2 1 6及び基体 1 0の後方に位置している。また、第 1コ \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 イル 6 1及び第 2コイル 6 2は、基体 1 0の後面 2 8(こ立設されている。換言すると、液圧制 ユニッ 卜 1が搭載された自転車 2 0 0をフロントフォ-ク 2 1 6の軸 2 1 6 3方向に観察した状態(こおいて、回 路基板 3 6は、フロントフォーク 2 1 6及び基体 1 0の後方に位置している。また、第 1コイル 6 1及び 第 2コイル 6 2は、基体 1 0の後面 2 8に立設されている。

[ 0 0 7 0 ] また、図 3に示すように、液圧制御ユニット 1が自転車 2 0 0に搭載された状態では、基体 1 0の少 なくとも一部は、フロントフォ-ク 2 1 6と前輪 2 1 7との間に位置している。本実施の形態では 基体 1 0 の全部が、フロントフォーク 2 1 6と前輪 2 1 7との間に位置している。

[ 0 0 7 1 ] また、図 3に示すように、本実施の形態では、液圧制 ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0を正面 視した状態において、基体 1 0は、フロントフォ-ク 2 1 6の前方に位置する領域を有しない。換言す と 、液圧制御ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0をフロントフォ-ク 2 1 6の軸 2 1 6 3方向に観察し た 4犬態において、基体 1 0は、フロントフォーク 2 1 6の前方に位置する領域を有しない。

[ 0 0 7 2 ] また、図 3に示すように、本実施の形態では、液圧制 ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0を正面 視した ^犬態において、基体 1 0は、フロントフォーク 2 1 6に文寸して、前車命 2 1 7と反文寸個]に位置する領 域を有しない。換言すると、液圧制御ユニッ ト 1が搭載された自転車 2 0 0をフロントフォ-ク 2 1 6の軸 2 1 6 3方向に観察した状態において、基体 1 0は、フロントフォーク 2 1 6に対して、前輪 2 1 7と反 対側に位置する領域を有しない。さらに換言 すると、液圧制御ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0を 正面視した状態において、基体 1 0は、フロントフォ-ク 2 1 6よりも外側に配置される領域を有しない。

[ 0 0 7 3 ] また、図 3に示すように、本実施の形態では、液圧制 ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0を正面 視した状態において、第 1コイル 6 1の軸 6 1 3及び第 2コイル 6 2の軸 6 2 3は、フロントフォーク 2 1 6 の軸 2 1 6 3に対して前輪 2 1 7に近い側に位置している。換言すると、液 制御ユニット 1が搭載 された自転車 2 0 0をフロントフォーク 2 1 6の軸 2 1 6 3方向に観察した状態において、第 1コイル 6 1 の軸 6 1 3及び第 2コイル 6 2の軸 6 2 3は、フロントフォーク 2 1 6の軸 2 1 6 3に対して前輪 2

1 7(こ近い彻 j(こ位置している。

[ 0 0 7 4 ] また、図 3に示すように、本実施の形態では、液圧制 ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0を正面 視した状態において、基体 1 〇は、ハウジング 4 0に対して前輪 2 1 7と反対側に位置する領域を有し ない。換言すると、液圧制御ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0をフロントフォ-ク 2 1 6の軸 2 1 6 a 方向に観察した状態において、基体 1 0は、八ウジング 4 0に対して前輪 2 1 7と反対側に位置する 領域を有しない。すなわち、液圧制御ユニッ ト 1が搭載された自転車 2 0 0を正面視した状態において、 基体 1 0は、八ウジング 4 0からフロントフォーク 2 1 6側に突出する箇所を有しない。

[ 0 0 7 5 ]

<液圧制御ユニットの効果> 実施の形態に係る液圧制御ユニットの効果に ついて説明する。

[ 0 0 7 6 ] 本実施の形態に係る液圧制御ユニット 1は、 自転車 2 0 0に搭載され、且つ、アンチ □ックプレーキ制 御を実行可能なプレーキシステム 1 0 0の液圧制御ユニット 1である。液圧制御ユニット 1は、アンチ □ッ クプレーキ芾 y御における減圧時にホイールシリンダ 2 5 1から逃がしたブレーキ液をアキュムレータ 3 3に蓄え 、アキュムレータ 3 3内のブレーキ液をポンプレスでアキュムレ タ 3 3外へ排出する構成となっている。液圧 制御ユニット 1は、基体 1 0を備えている。基体 1 0には、マスタシリンダ 2 4 2に連通する液管 1 0 1 が接続されるマスタシリンダポート 1 1と、ホイールシリンダ 2 5 1に連通する液管 1 0 2が接続されるホイ -ルシリンダポート 1 2と、マスタシリンダポート 1 1とホイールシリンダポート 1 2とを連通させる内咅 P流路 1 3 とが形成されている。また、液圧制御ユニッ ト 1は、基体 1 0に形成された込め弁用凹部 1 8設けら れ、アンチ □ックプレーキ制御時に内部流路 1 3を開閉する込め弁 3 1と、基体 1 0に形成された弛め 弁用凹部 1 9に設けられ、アンチ □ックプレーキ制御時に内部流路 1 3を開閉する弛め弁 3 2と、を備 えている。マスタシリンダポート 1 1は、基体 1 0の上面 2 5に形成されている。ホイールシリンダポー 1 2 は、基体 1 0における上面 2 5と対向する下面 2 6に形成されている。内部流路 1 3は、アキュムレータ \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

3 3内のブレーキ液を弛め弁 3 2を介さずにマスタシリンダポート 1 1に戻せない構成となっている。そして、 込め弁用凹部 1 8及び弛め弁用凹部 1 9は、上面 2 5と下面 2 6とが並ぶ ' 方向である軸方向 (こ おいて並んでいる。ここで、上面 2 5が本発明の第 1面に相当し、下面 2 6が本発明の第 2面に相当 する。

[ 0 0 7 7 ] 本実施の形態に係る液圧制御ユニット 1においては、上面 2 5と下面 2 6とが並ぶ ' 方向と垂直な方 向である幅方向丫の寸法が小さくなるように 、基体 1 0を形成することができる。したがって、基 1 0の 少なくとも一部をフロントフォーク 2 1 6と前輪 2 1 7との間に配置することができる。このため 液圧制御 ユニット 1のうち、基体 1 0におけるフロントフォーク 2 1 6と前輪 2 1 7との間に配置される箇所からフロ ントフォーク 2 1 6側へ突出する部分の少なくとも一部を、 自転車 2 0 0を正面視した状態においてフロ ントフォーク 2 1 6の後方となる位置に配置させることができ 。したがって、本実施の形態に係る液圧制 御ユニット 1は、当該液圧制御ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0を正面視した際、フロントフォ-ク 2 1 6の外側に配置される領域を従来よりも小さ でき、外力を受けることを従来よりも抑制 きる。また 、本実施の形態に係る液圧制御ユニット 1は、該液圧制御ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0を正 面視した際、フロントフォーク 2 1 6の外側に配置される領域を従来よりも小さ できるので、 自転車 2 0 0 の美観を向上させることもできる。

[ 0 0 7 8 ] 好ましくは、内部流路 1 3のうち、込め弁用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とを接続する部分は、直 線状に延びる流路となっている。このような 構成にすることにより、内部流路 1 3のうちの込め弁用凹咅5 1 8 と弛め弁用凹部 1 9とを接続する部分を流れるブレ-キ液の圧力 失を抑制できる。このため、液圧 制御ユニット 1を備えたブレーキシステム 1 0 0の性能を向上させることができる。また、 の様な構成にする ことにより、内部流路 1 3のうちの込め弁用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とを接続する部分の加工形 状が簡単になるため、液圧制御ユニット 1の価格を低減することもできる。この際、 ましくは、内部流路 1 3のうち、込め弁用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とホイ-ルシリンダポ-卜 1 2を接続する部分は、直 線状に延びる流路となっている。このように 糖成することにより、液圧制御ユニット 1を漏えたブレーキシステ \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 ム 1 0 0の性能をさらに向上させることができ、液 制御ユニット 1の価格をさらに低減することができる。 [ 0 0 7 9 ] 好ましくは、液圧制御ユニット 1は、基体 1 0に形成された圧カセンサ用凹部 2 2に設けられ、ホイ- ルシリンダ 2 5 1のブレーキ液の圧力を検出する圧カセンサ 1 0 3を備えている。そして、込め弁用凹咅6 1 8、弛め弁用凹部 1 9及び圧カセンサ用凹部 2 2は、軸方向 において並んでいる。このような構成 にすることにより、液圧制御ユニット 1が圧カセンサ 1 0 3を備えている場合でも基体 1 0の幅方向丫の 寸法を小さく形成しやすくなる。このため、 液圧制御ユニット 1が圧カセンサ 1 0 3を備えている場合でも 、液圧制御ユニット 1は、該液圧制御ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0を正面視した際、フロントフ 才ーク 2 1 6の外側に配置される領域を従来よりも小さ でき、外力を受けることを従来よりも抑制 きる

【0 0 8 0】 好ましくは、込め弁用凹部 1 8の内周面に、外側に凹む込め弁用切り欠き 2 3が形成されている。そ して、内部流路 1 3のうちの込め弁用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とを接続する部分は、込め弁用 切り欠き 2 3に接続されている。図 7に示すように、本実施の形態では、内部流 1 3のうちの第 2流 路 1 5が、込め弁用切り欠き 2 3に接続されている。例えば、圧カセンサ用 部 2 2又はアキュムレ-夕 3 3の配置位置等によっては、第 2流路 1 5を込め弁用凹部 1 8に直接接続できない場合がある。こ のような場合、第 2流路 1 5と込め弁用凹部 1 8とを接続するためには、例えば、基体 1 0の側面か 6 、第 2流路 1 5と込め弁用凹部 1 8とを接続する流路となる穴を形成する必要 ある。このような場合 、第 2流路 1 5と込め弁用凹部 1 8とを接続する流路となる穴を形成する工程 加え、基体 1 0の 側面に形成された当該穴の開口部を封止する 封止工程が必要となる。また例えば、第 2流路 1 5を 込め弁用凹部 1 8に直接接続できない場合、第 2流路 1 5と弛め弁用凹部 1 9とを接続し、基体 1 0の上面 2 5から、込め弁用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とを接続する流路となる穴を形成する 必要がある。このような場合も、込め弁用凹 部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とを接続する流路となる穴を形 成する工程に加え、基体 1 0の上面 2 5に形成された当該穴の開口部を封止する封 工程が必要と なる。また、基体 1 0の上面 2 5から込め弁用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とを接続する流路となる \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 穴を形成する場合、込め弁用凹部 1 8の上方に、空間が形成されることとなる。 のため、液圧制御ユ ニット 1をブレーキシステム 1 0 0(こ組み込んで、ブレーキシステム 1 0 0のブレーキ液の流路(こブレーキ液を 充填させた際、込め弁用凹部 1 8の上方の空間に空気が残り、ブレ-キシステ 1 0 〇のブレ-キ液の流 路内に空気が入り込んでしまう。一方、第 2流路 1 5を込め弁用切り欠き 2 3に接続する構成にするこ とにより、第 2流路 1 5を込め弁用凹部 1 8に直接接続できない場合でも、上述の封止 程を削減し つつ、第 2流路 1 5と込め弁用凹部 1 8とを接続することができる。すなわち、第 2流路 1 5を込め弁 用切り欠き 2 3に接続する構成にすることにより、第 2流路 1 5を込め弁用凹部 1 8に直接接続でき ない場合でも、基体 1 〇の加工工程の増加を抑制しつつ、第 2流路 1 5と込め弁用凹部 1 8とを接 続することができる。

【0 0 8 1】 好ましくは、込め弁用切り欠き 2 3の上端部 2 3 3は、込め弁用凹部 1 8の内周面の上端部 1 8 〇よりも下側に位置する。このような構成に することにより、液圧制御ユニット 1をプレーキシステム 1 0 0に 組み込んで、プレ-キシステム 1 0 〇のプレ-キ液の流路にプレ-キ液を充填させ 際、込め弁用切り欠き

2 3に空気が残ることを抑制でき、ブレーキシ テム 1 0 〇のブレーキ液の流路内に空気が入り込んで しま うことを抑制できる。

【0 0 8 2】 好ましくは、弛め弁用凹部 1 9の内周面に、外側に凹む弛め弁用切り欠き 2 4が形成されている。そ して、内部流路 1 3のうちの込め弁用凹部 1 8と弛め弁用凹部 1 9とを接続する部分は、弛め弁用 切り欠き 2 4に接続されている。図 7に示すように、本実施の形態では、内部流 1 3のうちの第 2流 路 1 5が、弛め弁用切り欠き 2 4に接続されている。例えば、圧カセンサ用 部 2 2又はアキュムレ-夕

3 3の配置位置等によっては、第 2流路 1 5を弛め弁用凹部 1 9に直接接続できない場合がある。こ のような場合、第 2流路 1 5と弛め弁用凹部 1 9とを接続するためには、例えば、基体 1 0の側面から 、第 2流路 1 5と弛め弁用凹部 1 9とを接続する流路となる穴を形成する必要 ある。このような場合 、第 2流路 1 5と弛め弁用凹部 1 9とを接続する流路となる穴を形成する工程 カロえ、基体 1 0の 側面に形成された当該穴の開口部を封止する 封止工程が必要となる。一方、第 2流路 1 5を弛め弁 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 用切り欠き 2 4(こ接続する構成にすること(こより、第 2流路 1 5を弛め弁用凹部 1 9に直接接続でき ない場合でも、上述の封止工程を削減しつつ 、第 2流路 1 5と込め弛め弁用凹部 1 9とを接続するこ とができる。すなわち、第 2流路 1 5を弛め弁用切り欠き 2 4に接続する唐成にすることにより、第 2流 路 1 5を弛め弁用凹部 1 9に直接接続できない場合でも、基体 1 0の加工工程の増加を抑制しつつ 、第 2流路 1 5と弛め弁用凹部 1 9とを接続することができる。

【0 0 8 3】 好ましくは、弛め弁用切り欠き 2 4の上端部 2 4 3は、弛め弁用凹部 1 9の内周面の上端部 1 9 〇よりも下側に位置する。このような構成に することにより、液圧制御ユニット 1をプレーキシステム 1 0 0に 組み込んで、プレーキシステム 1 0 〇のプレーキ液の流路にプレーキ液を充填さ せた際、弛め弁用切り欠き 2 4に空気が残ることを抑制でき、ブレーキシ テム 1 0 〇のブレーキ液の流路内に空気が入り込んで しま うことを抑制できる。

【0 0 8 4】 好ましくは、込め弁 3 1及び弛め弁 3 2が、一対のみ設けられている。込め弁及び め弁が一対のみ 設けられる一系統のプレ-キシステムの液圧 御ユニットは、小型化して、鞍乗型車両の 立たない位置 に搭載されることが望まれる。このため、本 実施の形態に係る液圧制御ユニット 1を一系統のプレーキシス テムの液圧ユニットとして用いることは好適 である。

【0 0 8 5】 本実施の形態に係る自転車 2 0 0は、本実施の形態に係る液圧制御ユニット 1と、一対のフロント フォーク 2 1 6と、一対のフロントフォーク 2 1 6の間に回転自在に保持されている前輪 2 1 7と、を備え 、基体 1 0の少なくとも一部がフロントフォーク 2 1 6と前輪 2 1 7との間に配置されている。このように自 転車 2 0 0を清成することにより、当該自転車 2 0 0を正面視した際、液圧制御ユニット 1がフロントフ 才ーク 2 1 6の外側に酉己置される液圧制御ユニット 1の部分を従来よりも小さくでき、液圧制御 ニット 1 が外力を受けることを従来よりも抑制できる 。また、このように自転車 2 0 0を清成することにより、該液 圧制御ユニット 1が搭載された自転車 2 0 0を正面視した際、フロントフォ-ク 2 1 6の外側に配置され る液圧制御ユニット 1の部分を従来よりも小さくできるので、 自転車 2 0 0の美観を向上させることもでき \¥02021/038365 ?€1/162020/057722 る。

【0 0 8 6】 以上、実施の形態について説明したが、本発 明は実施の形態の説明に限定されない。例え ば、実施 の形態の説明の一部のみが実施されていても よい。また例えば、本発明に係る液圧制御ユ ニットが保持さ れる箇所は、フロントフオ-クに限定されな 。本発明に係る液圧制御ユニットを鞍乗型 両のフロントフオ -ク以外のフレ-ム等に保持させても勿論よい 上述のように、本発明に係る液圧制御ユニ トは、従来 用いられなかったスペースに、本発明に係る 液圧制御ユニットの少なくとも一部を配置す ることができる。こ のため、本発明に係る液圧制御ユニットを鞍 乗型車両のフロントフオーク以外のフレーム 等に保持させても 、本発明に係る液圧制御ユニットが外力を受 けることを従来よりも抑制でき、鞍乗型車両 の美観を向上 させることができる。

【符号の説明】

【0 0 8 7】

1 液圧制御ユニット、 1 0 基体、 1 1 マスタシリンダボ-卜、 1 2 ホイ-ルシリンダボ-卜、 1 3 内部流路、 1 4 第 1流路、 1 5 第 2流路、 1 6 第 3流路、 1 7 第 4流路、 1 8 込め 弁用凹部、 1 8 3 第 1凹部、 1 8 匕 第 2凹部、 1 8 〇 上端部、 1 9 弛め弁用凹部、 1 9 6 第 1凹部、 1 9 匕 第 2凹部、 1 9 〇 上端部、 2 2 圧カセンサ用凹部、 2 3 込め弁 用切り欠き、 2 3 3 上端部、 2 4 弛め弁用切り欠き、 2 4 3 上端部、 2 5 上面、 2 6 下 面、 2 7 前面、 2 7 8 雌ネジ、 2 8 後面、 3 1 込め弁、 3 2 弛め弁、 3 3 アキュムレータ 、 3 5 制御部、 3 6 回路基板、 4 0 ハウジング、 4 1 上面、 4 2 下面、 4 3 前面、 4 4 後面、 4 5 第 1側面、 4 6 第 2側面、 4 7 傾斜部、 4 8 コネクタ、 5 1 本体部、 5

2 開口部、 5 3 辺、 5 4 辺、 5 5 辺、 5 8 蓋部、 6 1 第 1コイル、 6 1 3 軸、 6 1 匕 頂面、 6 2 第 2コイル、 6 2 3 軸、 6 2 匕 頂面、 6 3 端子、 6 4 端子、 7 0 ブラケ ット、 7 1 ボルト、 7 5 ジグ、 1 0 0 プレ-キシステム、 1 0 1 液管、 1 0 2 液管、 1 0 3 圧カセンサ、 2 0 0 自転車、 2 1 0 フレーム、 2 1 1 ヘッドチューブ、 2 1 2 トップチューブ、 2 1

3 ダウンチューブ、 2 1 4 シートチューブ、 2 1 5 ステー、 2 1 6 フロントフオーク、 2 1 6 3 軸、 \¥02021/038365 ?€1/162020/057722

2 1 7 前輪、 2 1 8 サドル、 2 1 9 ペダル、 2 2 0 後輪、 2 3 0 旋回部、 2 3 1 ステア リングコラム、 2 3 2 八ンドルステム、 2 3 3 ハンドルパー、 2 4 0 制動操作部、 2 4 1 ブレーキレ パ ' -、 2 4 2 マスタシリンダ、 2 4 3 リザ-パ、 2 5 0 前輪制動部、 2 5 1 ホイ-ルシリンダ、 2

5 2 口-夕、 2 6 0 後輪制動部、 2 7 0 電源ユニット。