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Title:
HYDRAULIC PRESSURE CONTROL DEVICE, BRAKE SYSTEM, AND SADDLE-TYPE VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2022/130078
Kind Code:
A1
Abstract:
The present invention provides a hydraulic pressure control device that, when installed to a saddle-type vehicle, enables the vicinity of handlebars to be less complicated than conventionally. A hydraulic pressure control device according to the present invention is a hydraulic pressure control device that is attached to handlebars of a saddle-type vehicle, and includes: a master-cylinder-integrated-type base member in which an inner channel, serving as part of a brake channel by which a piston attachment hole, in which a piston of the master cylinder is provided, and a wheel cylinder, are made to communicate, is formed; a control valve that opens and closes the inner channel to adjust pressure of brake fluid supplied to the wheel cylinder; a pressure sensor that is provided to the base member and that detects the pressure of the brake fluid in the inner channel; and a control device that controls opening and closing operations of the control valve on the basis of detection results of the pressure sensor. The control device outputs a control signal of a brake lamp of the saddle-type vehicle on the basis of detection results of the pressure sensor.

Inventors:
ATSUSHI HIROAKI (JP)
Application Number:
PCT/IB2021/061038
Publication Date:
June 23, 2022
Filing Date:
November 29, 2021
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60T8/172; B60Q1/44; B60T8/17; B62J6/04; B62L3/02
Foreign References:
EP2119609A12009-11-18
US20050242665A12005-11-03
JP2010254208A2010-11-11
JP2009234502A2009-10-15
EP2857268A12015-04-08
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Claims:
【書類名】請求の範囲

【請求項 1】 アンチロックブレーキ制御を実行可能なブレーキシステム ( 1 0 0) に用いられ、鞍乗型車両 (2 0 0

) のハンドルバー (23 3 ) に取り付けられる液圧制御装置 (1, 2) であって、 マスタシリンダ ( 5 〇) のピストン (5 1) が往復動自在に設けられたピストン取付穴 (2 1) と、前 記ピストン取付穴 (2 1) とホイールシリンダ ( 2 53 ) とを連通させるブレーキ液の流路の一部となる 内部流路 (4 〇) とが形成された、マスタシリンダー体型の基体 ( ! 〇) と、 前記内部流路 (4 〇) を開閉し、前記ホイールシリンダ (2 5 3) へ供給されるブレーキ液の圧力を 調節する制御バルブ ( 5 5) と、 前記基体 (1 0 ) に設けられ、前記内部流路 (4 0) のブレーキ液の圧力を検出するプレッシャセン サ (5 9) と、 前記プレッシャセンサ (5 9) の検出結果に基づいて、前記制御バルブ ( 5 5) の開閉動作を制御 する制御装置 (7 0) と、 を備え、 前記制御装置 (7 0) は、前記プレッシャセンサ (5 9) の検出結果に基づいて、前記鞍乗型車 両 (2 0 0 ) のブレーキランプ (2 2 1) の制御信号を出力する構成である 液圧制御装置 (1, 2) 。

【請求項 2】 前記プレッシャセンサ (5 9 ) は、前記ホイールシリンダ ( 2 53 ) に圧力を付与しているブレーキ液の 圧力を検出する構成である 請求項 1に記載の液圧制御装置 (1, 2) 。

【請求項 3】 前記制御装置 (7 0) は、前記制御バルブ ( 5 5) の開閉状態の変更によって前記内部流路 (

4 〇) のブレーキ液の圧力が低下した際、前記制御信号を出力する構成である 請求項 2に記載の液圧制御装置 (1, 2) 。

35 【請求項 4】 前記アンチロックブレーキ制御における減圧時に前記ホイールシリンダ ( 2 53) から逃がしたブレーキ液 を前記基体 ( 1 〇) に形成されたアキュムレータ (58 ) に蓄え、前記アキュムレータ (58) 内のブレー キ液をポンプレスで前記アキュムレータ (58) 外へ排出する構成である 請求項 1〜請求項 3のいずれか一項に記載の液圧制御装置 (1, 2) 。

【請求項 5】 前記制御バルブ ( 5 5) として、前記内部流路 (4 〇) のうちの、前記ホイールシリンダ ( 2 53 ) から前記アキュムレータ (58) へ流れるブレーキ液が通る流路を開閉するアウトレットバルブ ( 5 7) を備 え、 前記内部流路 (4 0 ) は、前記アキュムレータ (58) 内のブレーキ液を前記アウトレットバルブ (5

7) を介さずに前記ピストン取付穴 (2 1) に戻せない構成である 請求項 4に記載の液圧制御装置 (1, 2) 。

【請求項 6 ] 前記制御バルブ ( 5 5) として、前記内部流路 (4 〇) のうちの、前記ピストン取付穴 (2 1) か ら前記ホイールシリンダ ( 2 53 ) へ流れるブレーキ液が通る流路を開閉するインレットバルブ (5 6) を 備え、 前記内部流路 (4 〇) のうちの前記ピストン取付穴 (2 1) と前記インレットバルブ (5 6) との間 となる領域にブレーキ液を送るポンプ (6 0) を備え、 前記制御装置 (7 0 ) は、前記ポンプ (6 0) の動作中に前記プレッシャセンサ (59 ) によって 検出される圧力が増加した際、前記制御信号を出力する構成である 請求項 3又は請求項 4に記載の液圧制御装置 (1, 2) 。

【請求項 7】 請求項 1〜請求項 6のいずれか一項に記載の液圧制御装置 (1, 2) を備えている ブレーキシステム (1 0 0) 。

【請求項 8 ]

36 ライダーの手によって握られた際、前記ピストン (5 1) を扌甲圧するブレーキレバー (24 1) を備え、 前記ブレーキレバー (24 1) は、前記ライダーの手によって握られていない状態において、前記ピストン

(5 1 ) に接触している 請求項 7に記載のブレーキシステム (1 0 0) 。

【請求項 9】 請求項 7又は請求項 8に記載のブレーキシステム (1 0 0) を備えている 鞍乗型車両 (2 0 0) 。

【請求項 1 〇】 当該鞍乗型車両 (2 0 0 ) は自転車である 請求項 9に記載の鞍乗型車両 (2 0 0 ) 。

【請求項 1 1】 当該鞍乗型車両 (2 0 0 ) はモータサイクルである 請求項 9に記載の鞍乗型車両 (2 0 0 ) 。

Description:
【書類名】明細書

【発明の名称】液圧制御装置、ブレーキシ ステム及び鞍乗型車両

【技術分野】

【。 0 0 1】 本発明は、鞍乗型車両に搭載されるブレーキ システムに用いられる液圧制御装置、該液圧 制御装置 を備えたブレーキシステム、及び、 該ブレーキシステムを備えた鞍乗型車両に関 する。

【背景技術】

【。 0 0 2】 従来、鞍乗型車両に搭載されるブレーキシス テムには、 該ブレーキシステムの液圧制御装置が鞍乗型 車 両のハンドルバーに取り付けられるものがあ る。このような従来のブレーキシステムにお いては、ハンドルバー周辺 に設けられたブレーキレバーをライダーが握 ることにより、該ブレーキレバーがマスタシ リンダを扌甲圧し、 車輪制動 部のホイールシリンダへ供給されるブレーキ 液の圧力が上昇する (特許文献 1参照) 。

【〇 0 0 3】 このような従来のブレーキシステムが搭載さ れた従来の鞍乗型車両では、 ブレーキレバーの姿勢を検出す る機械式のブレーキスイツチを設け、 該ブレーキスイツチの検出結果に基づいてブ レーキランプを点灯させていた 。具体的には、ブレーキスイッチは、 ブレーキレバーの近傍つまりハンドルバーの 近傍に設けられる。そして、 ブレー キスイッチは、ライダーの手によってブレー キレバーが握られている状態のときに、ブレ ーキレバーによって扌甲される 構成となっている。 また、 ブレーキスイツチは、扌甲されているとき又 は扌甲されていないときに、イ言号を出力す る構 成となっている。そして、このような従来の ブレーキシステムが搭載された従来の鞍乗型 車両では、 ブレーキス イッチからの信号の出力の有無に基づいて、 ブレーキがかけられているのか否かが判定さ れ、ブレーキランプが 点灯されていた。

【先行技術文献】

【特許文献】

【〇 0 0 4】

【特許文献 1】特許第 4 7 8 3 3 9 I号公報 【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【。 0 0 5】 上述のような従来のブレーキシステムが搭載 された鞍乗型車両では、ブレーキがかけられ ているのか否かを 検出するため専用のブレーキスイツチを、ハ ンドルバーの近傍に配置する必要があった。 また、上述のような従 来のブレーキシステムが搭載された鞍乗型車 両では、ブレーキスイツチに接続された信号 線を、ハンドルバーの 近傍に引き回す必要があった。このため、従 来のブレーキシステムは、鞍乗型車両に搭載 する際、ハンド丿レ バー周りが煩雑になってしまうという課題が あった。

【〇 0 0 6】 本発明は、上述の課題を背景としてなされた ものであり、鞍乗型車両のハンドルバーに取 り付けられる 液圧制御装置であって、該液圧制御装置を備 えたブレーキシステムを鞍乗型車両へ搭載し た際に、ハンド ルバー周りが煩雑になることを従来よりも抑 制できる液圧制御装置を得ることを目的とす る。また、本発明 は、このような液圧制御装置を備えたブレー キシステムを得ることを目的とする。また、 本発明は、このような ブレーキシステムを備えた鞍乗型車両を得る ことを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【〇 0 0 7】 本発明に係る液圧制御装置は、アンチロック ブレーキ制御を実行可能なブレーキシステム に用いられ、鞍 乗型車両の八ンドルバ、ーに取り付けられる 液圧制御装置であって、マスタシリンダのピ ストンが往復動自在 に設けられたピストン取付穴と、前記ピスト ン取付穴とホイールシリンダとを連通させる ブレーキ液の流路の — 部となる内部流路とが形成された、マスタシ リンダー体型の基体と、前記内部流路を開閉 し、前記ホ イールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧 力を調節する制御バルブと、前記基体に設け られ、前記内部 流路のブレーキ液の圧力を検出するプレッシ ャセンサと、前記プレッシャセンサの検出結 果に基づいて、前記 制御バルブの開閉動作を制御する制御装置と 、を備え、前記制御装置は、前記プレッシャ センサの検出 結果に基づいて、前記鞍乗型車両のブレーキ ランプの制御信号を出力する構成となってい る。

【〇 0 0 8】 また、本発明に係るブレーキシステムは、本 発明に係る液圧制御装置を備えている。

【。 0 0 9】 また、本発明に係る鞍乗型車両は、本発明に 係るブレーキシステムを備えている。

【発明の効果】

[ 0 0 1 0 ] 本発明に係る液圧制御装置の制御装置は、ホ イールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧 力の制御に 用いられるプレッシャセンサの検出結果に基 づいて、鞍乗型車両のブレーキランプの制御 信号を出力する。 このため、本発明に係る液圧制御装置を備え たブレーキシステムを鞍乗型車両に搭載する 際、ブレーキが かけられているのか否かを検出するため専用 のブレーキスイツチは、省略可能である。し たがって、本発明に 係る液圧制御装置を備えたブレーキシステム を鞍乗型車両に搭載する際、ブレーキスイツ チに接続される信 号線も省略可能である。このため、本発明に 係る液圧制御装置は、該液圧制御装置を備え たブレーキシ ステムを鞍乗型車両に搭載する際、ハンドル バ、一周りが煩雑になることを従来よりも抑 制することが可能で ある。

【図面の簡単な説明】

【。 0 1 1】

【図 1】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムが搭載された自転車の概略構成を示す側 図 である。

【図 2】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムが搭載された自転車のハンドルバ、一周 を示す 平面図である。

【図 3】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムの概略構成を示す図である。

【図 4】本発明の実施の形態に係る前輪側液圧制 装置を示すブロック図である。

【図 5】本発明の実施の形態に係る後輪側液圧制 装置を示すブロック図である。

【図 6】本発明の実施の形態に係る前輪側液圧制 装置を示す斜視図である。

【図 7】本発明の実施の形態に係る前輪側液圧制 装置の縦断面図である。

【図 8】本発明の実施の形態に係る前輪側液圧制 装置の基体を示す底面図である。 【図 9】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムの変形例の概略構成を示す図である。

【図 1 〇】本発明の実施の形態に係るブレーキシス テムの変形例を示すブロツク図である。

【図 1 1】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムの変形例が搭載された自転車の概略構成 示す側面図である。

【図 1 2】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムの変形例の概略構成を示す図である。

【発明を実施するための形態】

[ 0 0 1 2 ] 以下に、本発明に係る液圧制御装置、該液圧 制御装置を備えたブレーキシステム、及び、 該ブレーキ システムを備えた鞍乗型車両について、図面 を用いて説明する。

[〇 〇 1 3】 なお、以下では、本発明が自転車 (例えば、二輪車、三輪車等) に採用される場合を説明するが、 本発明は自転車以外の他の鞍乗型車両に採用 されてもよい。鞍乗型車両は、ライダーが跨 がって搭乗 する車両全般を意味する。 自転車以外の他の鞍乗型車両とは、例えば、 エンジン及び電動モータのうち の少なくとも 1つを駆動源とする自動二輪車、 自動三輪車、及びバギー等である。また、 自転車とは、ペ ダルに付与される踏力によって路上を推進す ることが可能な乗物全般を意味している。つ まり、 自転車に は、普通自転車、電動アシスト自転車、電動 自転車等が含まれる。また、 自動二輪車又は自動三輪 車は、いわゆるモータサイクルを意味し、モ ータサイクルには、オートバイ、スクーター 、電動スクーター等が含ま れる。

[〇 〇 1 4】 また、以下で説明する構成、動作等は、一例 であり、本発明に係る液圧制御装置、ブレー キシステム 及び鞍乗型車両は、そのような構成、動作等 である場合に限定されない。例えば、以下で は、本発明に 係るブレーキシステムは、前輪にアンチロッ クブレーキ制御を実行するための前輪側液圧 制御装置と、後輪 にアンチロックブレーキ制御を実行するため の後輪側液圧制御装置とを備えている。しか しながら、本発明 に係るブレーキシステムは、前輪側液圧制御 装置又は後輪側液圧制御装置の一方のみを備 えていても よい。また、例えば、本発明に係るブレーキ システムは、 1つの液圧制御装置によって、前輪及び後輪 双 方にアンチロックブレーキ制御を実行するも のであってもよい。

[0 0 1 5] また、各図においては、 同一の又は類似する部材又は部分に、 同一の符号を付している、又は、符号 を付すことを省略している。また、細かい構 造については、適宜図示を簡略化又は省略し ている。 また、重 複する説明については、適宜簡略化又は省略 している。

[0 0 1 6]

< ブレーキシステムの自転車への搭載 > 実施の形態に係るブレーキシステムの自転車 への搭載について説明する。 図 1は、本発明の実施の形態に係るブレーキシ テムが搭載された自転車の概略構成を示す 面図 である。 図 2は、本発明の実施の形態に係るブレーキシ テムが搭載された自転車のハンドルバ、一 辺を 示す平面図である。なお、 図 1では、紙面左側が自転車 2 0 0の前方となる。また、 図 2では、紙面上 側が自転車 2 〇 〇の前方となる。また、 図 2は、ライダーによってブレーキレバー 24 1が握られていない状 態を示している。また、 図 2では、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の一部を断面 で示している。

[0 0 1 7] ブレーキシステム 1 〇 〇が搭載される自転車 2 0 0は、フレーム 2 1 0と、旋回部 23 0と、サドル 2

1 8と、ペダル 2 1 9と、後輪 2 2 0と、後輪側制動部 2 5 2と、 ブレーキランプ 2 2 1と、 を備えている 〇

[〇 〇 1 8] フレーム 2 1 〇は、例えば、旋回部 23 〇のステアリングコラム 23 1を軸支するヘツドチューブ 2 1 1と 、ヘツドチューブ 2 1 1に連結されているトツプチューブ 2 1 2及びダウンチューブ 2 1 3と、 トツプチューブ 2 1 2 及びダウンチューブ 2 1 3に連結され、サドル 2 1 8を保持するシートチューブ 2 1 4と、 シートチューブ 2 1 4の上下端に連結され、後輪 2 2 〇及び後輪側制動部 2 5 2を保持しているステー 2 1 5と、を備 えている。

[0 0 1 9] 旋回部 2 3 〇は、例えば、ステアリングコラム 2 3 1と、ステアリングコラム 2 3 1に保持されている八ン ドルステム 2 3 2と、ハンドルステム 2 3 2に保持されているハンドルバー 2 3 3と、ハンドルバー 2 3 3周 辺に設けられているブレーキレバー 2 4 1と、ステアリングコラム 2 3 1に連結されているフロントフォーク 2 1 6 と、フロントフォーク 2 1 6に回転自在に保持されている前輪 2 1 7と、前輪側制動部 2 5 1と、を備 えている。フロントフォーク 2 1 6は、前車侖 2 1 7の両イ則に設けられている。フロントフォ ク 2 1 6は、一立崭 がステァリングコラム 2 3 1に連結され、他端が前輪 2 1 7の回転中心に接続されている。すなわち、 輪 2 1 7は、一対のフロントフォーク 2 1 6の間に、回転自在に保持されている。なお フロントフォーク 2 1 6は、サスペンションイ寸きフロントフォー であってもよい。

【。 0 2 0】 本実施の形態に係る自転車 2 〇 〇は、 2つのブレーキレバー 2 4 1を備えている。具体的には、図 2に 示すように、ブレーキシステム 1 〇 〇は、前輪 2 1 7にアンチロツクブレーキ制御を実行するた の前輪側液 圧制御装置 1と、後輪 2 2 0にアンチロックブレーキ制御を実行するた の後輪側液圧制御装置 2とを 備えている。前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、後述のように、マスタシリンダー 体型の基体 1 〇を備えている。マスタシリンダー体型の基 体を備えた液圧制御装置は、ハンドルバーに 取 り付けられ、ライダーの手で握られたブレー キレバーによってマスタシリンダのピストン が扌甲圧される構成となる。 このため、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、ハンドルバー 2 3 3に取り付けられ る。そして、 自転車 2 0 0は、前輪側液圧制御装置 1用のブレーキレバー 2 4 1と、後輪側液圧制御 装置 2用のブレーキレバー 2 4 1とを備えている。

[ 0 0 2 1 ] 前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の双方がハンドルバー 2 3 3に取り付けられる 場合、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2のうちの一方が、ハンドルバー 2 3 3の扌巴 持部 2 3 4のうち、ライダーに左手で握られる扌巴持 2 3 4 (左側の扌巴持部 2 3 4 ) の周辺に設けら れることになる。また、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2のうちの他方が、ハンドルバ - 2 3 3の扌巴持部 2 3 4のうち、ライダーに右手で握られる扌巴持 2 3 4 (右側の把持部 2 3 4 ) の 周辺に設けられることになる。このため、本 実施の形態に係るブレーキシステム 1 〇 〇においては、 自転車 2 〇 〇に搭載された際、ハンドルバ、- 2 3 3への取付物の左右方向の重量配分が従来よ も均等となり、 自転車 2 0 〇の操舵性が従来よりも向上する。なお、図 2では、後輪側液圧制御装置 2がライダーに 左手で握られる把持部 2 3 4の周辺に設けられ、前輪側液圧制御装置 1がライダーに右手で握られる 扌巴持部 2 3 4の周辺に設けられる例を示している。

【。 0 2 2】 例えば、フレー厶 2 1 〇のダウンチューブ 2 1 3には、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御 装置 2の電源となる電源ユニツト 2 6 〇が取り付けられている。電源ユニツト 2 6 〇は、バッテリであっても よく、また、発電機であってもよい。発電機 には、例えば、 自転車 2 0 〇の走行によって発電するもの (例 えば、前輪 2 1 7又は後輪 2 2 〇の回転によって発電するハブダイナモ、前 輪 2 1 7又は後輪 2 2 〇 の駆動源の電動機であって回生電力を発電す るもの等) 、太陽光によって発電するもの等が含まれる 。

【。 0 2 3】 つまり、 自転車 2 0 0には、少なくとも、ブレーキレバー 2 4 1と、前輪側制動部 2 5 1と、後輪側制 動咅 5 2 5 2と、前輪側液圧制御装置 1と、後輪側液圧制御装置 2と、電源ユニット 2 6 0と、を含 む、ブレーキシステム 1 〇 〇が搭載されている。ブレーキシステム 1 0 0は、前輪側制動部 2 5 1のブレーキ 液の圧力を前輪側液圧制御装置 1によって制御することで、前輪 2 1 7に対するアンチロックブレーキ制 御を実行可能である。また、ブレーキシステ ム 1 〇 〇は、後輪側制動部 2 5 2のブレーキ液の圧力を後輪 側液圧制御装置 2によって制御することで、後輪 2 2 0に対するアンチロックブレーキ制御を実行 能で ある。

【〇 0 2 4】 ブレーキランプ 2 2 1は、前輪 2 1 7及び後輪 2 2 〇のうちの少なくとも一方が制動される際、 光るも のである。

【〇 0 2 5】

< ブレーキシステムの構成>

【〇 0 2 6】 実施の形態に係るブレーキシステムの構成に ついて説明する。 図 3は、本発明の実施の形態に係るブレーキシ テムの概略構成を示す図である。 上述のように、ブレーキシステム 1 0 0は、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2を備 えている。そして、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、マスタシリンダー体型の基 体 1 〇を備えている。具体的には、詳細は後述す るが、基体 1 〇には、マスタシリンダ 5 〇のピストン 5 1 が往復動自在に設けられたピストン取付穴 2 1が形成されている。このピストン取付穴 2 1とピストン 5 1 とにより、マスタシリンダ 5 〇が構成されている。また、基体 1 〇には、ホイールシリンダポート 4 5と、ピストン 取付穴 2 1とホイールシリンダポート 4 5とを連通させる内咅 B流路 4 〇と、が形成されている。また、基体 1 〇には、ピストン取付穴 2 1と接続され、ブレーキ液を貯留するリザー タンク 5 2が形成されている。

【。 0 2 7】 内部流路 4 〇はブレーキ液の流路である。内部流路 4 〇は、例えば、第 1流路 4 1と、第 2流路 4 2 と、第 3流路 4 3と、第 4流路 4 4と、を備えている。マスタシリンダ 5 〇のピストン取付穴 2 1とホイ ールシリンダポート 4 5とは、第 1流路 4 1及び第 2流路 4 2を介して連通している。また、第 2流路 4 2 の途中咅 Bには、第 3流路 4 3の入口側の端部が接続されている。

【。 0 2 8】 前輪側液圧制御装置 1の基体 1 〇のホイールシリンダポー卜 4 5には、液管 1 0 1を介して、前輪側 制動部 2 5 1が接続される。前輪側制動部 2 5 1は、ホイールシリンダ 2 5 3と、ロータ 2 5 4と、を備 えている。前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3は、例えば、フロントフォーク 2 1 6に取り付けら れている。前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3は、液管 1 〇 1の圧力に連動して移動するピ ストン部 (図示省略) を備えており、液管 1 〇 1及びホイールシリンダポート 4 5を介して、前輪側液圧 制御装置 1の第 2流路 4 2の出口側に接続されている。すなわち、前 側液圧制御装置 1の基体 1 〇のホイールシリンダポート 4 5は、前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3に連通する液管 1 〇 !が接続される。前輪側制動部 2 5 1のロ一夕 2 5 4は、前輪 2 1 7に保持され、前輪 2 1 7と共に 回転する。前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3のピストン部の移動によって、前輪側制動 2 5 1のロータ 2 5 4にブレーキパッド (図示省略) が扌甲し付けられることで、前輪 2 1 7が制動される。

【〇 0 2 9】 後輪側液圧制御装置 2の基体 1 〇のホイールシリンダポー卜 4 5には、液管 1 0 1を介して、後輪側 制動部 2 5 2が接続される。後輪側制動部 2 5 2は、前輪側制動部 2 5 1と同様に、ホイールシリン ダ 2 5 3と、ロータ 2 5 4と、を備えている。後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3は、例えば、 ステー 2 1 5に取り付けられている。後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3は、液管 1 〇 1の圧 力に連動して移動するピストン部 (図示省略) を備えており、液管 1 〇 1及びホイールシリンダポー卜 4 5 を介して、後輪側液圧制御装置 2の第 2流路 4 2の出口側に接続されている。すなわち、後 側液 圧制御装置 2の基体 1 〇のホイールシリンダポー卜 4 5は、後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3 に連通する液管 1 〇 1が接続される。後輪側制動部 2 5 2のロ一夕 2 5 4は、後輪 2 2 0に保持さ れ、後輪 2 2 〇と共に回転する。後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3のピストン部の移動に よって、後輪側制動部 2 5 2のロータ 2 5 4にブレーキパッド (図示省略) が扌甲し付けられることで、後輪 2 2 〇が制動される。

【。 0 3 0】 すなわち、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の基体 1 〇に形成された内部流 路 4 〇は、ピストン取付穴 2 1とホイールシリンダ 2 5 3とを連通させるブレーキ液の流路の一部で る。

[ 0 0 3 1 ] また、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、内部流路 4 0を開閉し、ホイールシ リンダ 2 5 3へ供給されるブレーキ液の圧力を調節する 御バルブ 5 5を備えている。制御バルブ 5 5は、 基体 1 〇に設けられている。本実施の形態において は、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御 装置 2は、制御バルブ 5 5として、インレットバルブ 5 6及びアウトレットバルブ 5 7を備えている。

[ 0 0 3 2 ] インレットバルブ 5 6は、第 1流路 4 1の出口側と第 2流路 4 2の入口側との間に設けられており、 第 1流路 4 1と第 2流路 4 2との間のブレーキ液の流通を開閉する。す わち、インレットバルブ 5 6は、 内部流路 4 〇のうちの、ピストン取付穴 2 1からホイールシリンダ 2 5 3へ流れるブレーキ液が通る流路を 開閉するものである。アウトレットバルブ 5 7は、第 3流路 4 3の出口側と第 4流路 4 4の入口側との 間に設けられており、第 3流路 4 3と第 4流路 4 4との間のブレーキ液の流通を開閉する。イ レットバル ブ 5 6及びアウトレットバルブ 5 7の開閉動作によって、ブレーキ液の圧力が 御される。

【。 0 3 3】 また、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、インレットバルブ 5 6の駆動源として の第 1コイル 6 1と、アウトレットバルブ 5 7の駆動源としての第 2コイル 6 2と、を備えている。例えば、第 ! コイル 6 1が非通電状態であるとき、インレットバル 5 6は、双方向へのブレーキ液の流動を開放す 。そして、第 1コイル 6 1に通電されると、インレットバルブ 5 6は、閉止状態となってブレーキ液の流動を 断する。すなわち、本実施の形態では、イン レットバルブ 5 6は、非通電時開の電磁弁となっている。ま 、 例えば、第 2コイル 6 2が非通電状態であるとき、アウトレットバ ブ 5 7は、ブレーキ液の流動を遮断する 。そして、第 2コイル 6 2に通電されると、アウトレットバルブ 5 7は、開放状態となって双方向へのブレーキ 液の流動を開放する。すなわち、本実施の形 態では、アウトレットバルブ 5 7は、非通電時閉の電磁弁と なっている。

【。 0 3 4】 また、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の基体 1 〇には、アキュムレー夕 5 8が 形成されている。アキュムレータ 5 8は、第 4流路 4 4の出口側に接続されており、アウトレット ルブ 5 7 を通過したブレーキ液が貯留される。すなわ ち、アウトレットバルブ 5 7は、内部流路 4 〇のうちの、ホイール シリンダ 2 5 3からアキュムレータ 5 8へ流れるブレーキ液が通る流路を開閉する のである。

【〇 0 3 5】 また、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、内部流路 4 〇のブレーキ液の圧力 を検出するプレッシャセンサ 5 9を備えている。プレッシャセンサ 5 9は、基体 1 〇に設けられている。本実 施の形態では、プレッシャセンサ 5 9は、ホイールシリンダ 2 5 3に圧力を付与しているブレーキ液の圧力を 検出している。例えば、プレッシャセンサ 5 9は、第 2流路 4 2に連通している。

【〇 0 3 6】 また、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、プレッシャセンサ 5 9の検出結果に 基づいて制御バルブ 5 5の開閉動作を制御する制御装置 7 〇を備えている。なお、制御装置 7 〇の各 部が、纏められて配設されていてもよく、ま た、分散して配設されていてもよい。また、 前輪側液圧制御装 置 1の制御装置 7 〇の少なくとも一部と後輪側液圧制御装置 2の制御装置? 〇の少なくとも一部と が、纏められて配設されていてもよい。制御 装置 7 〇は、例えば、マイコン、マイクロプロセッ サユニット等を 含んで構成されてもよく、また、ファームウ ェア等の更新可能なものを含んで構成されて もよく、また、 C P U 等からの扌旨令によって実行されるプログラ ムモジュール等を含んで構成されてもよい。 例えば、前輪側液圧 制御装置 1及び後輪側? (夂圧制御装置 2の制御装置 7 〇は、次のように構成される。

【。 0 3 7】 図 4は、本発明の実施の形態に係る前輪側液圧 御装置を示すブロック図である。また、図 5は、 本発明の実施の形態に係る後輪側液圧制御装 置を示すブロック図である。 前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の制御装置 7 〇には、プレッシャセンサ 5 9 0 検出結果が入力される。また、本実施の形態 では、前輪側液圧制御装置 1の制御装置 7 〇には、 自 転車 2 〇 〇の走行状態の情報を検出する検出装置とし て、前輪 2 1 7の回転速度を検出する前輪 側車輪速センサ 2 7 1の検出結果が入力される。そして、前輪側 圧制御装置 1の制御装置 7 〇は 、前輪側車輪速センサ 2 7 1の検出結果に基づいて、前輪 2 1 7のロック又はロックの可能性を判断 する。また、本実施の形態では、後輪側液圧 制御装置 2の制御装置 7 〇には、 自転車 2 0 0の走行 状態の情報を検出する検出装置として、後輪 2 2 〇の回転速度を検出する後輪側車輪速センサ 2 7 2 の検出結果が入力される。そして、後輪側液 圧制御装置 2の制御装置 7 〇は、後輪側車輪速セン サ 2 7 2の検出結果に基づいて、後輪 2 2 〇のロツク又はロツクの可能性を判断する。

【。 0 3 8】 制御装置 7 〇は、機能部として、動作決定部 7 3及び制御部 7 4を備えている。動作決定部 7 3 は、制御バルブ 5 5の開閉動作を決定する機能部である。具体 には、動作決定部 7 3は、インレット バルブ 5 6を開状態とするのか閉状態とするのかを決 する。また、動作決定部 7 3は、アウトレットバル ブ 5 7を開状態とするのか閉状態とするのかを決 する。制御部 7 4は、制御バルブ 5 5の開閉動作を 制御する機能部である。具体的には、制御部 7 4は、第 1コイル 6 !への通電を制御し、インレットバル ブ 5 6の状態を動作決定部 7 3が決定した状態とする。また、制御部 7 4は、第 2コイル 6 2への通 電を制御し、アウトレットバルブ 5 7の状態を動作決定部 7 3が決定した状態とする。 【。 0 3 9】 すなわち、前輪側液圧制御装置 1の制御装置 7 〇は、前輪側液圧制御装置 1のインレットバルブ

5 6及びアウトレットバルブ 5 7の開閉動作を制御することによって、前輪 制動部 2 5 1のホイールシリ ンダ 2 5 3へ供給されるブレーキ液の圧力を制御し、 輪 2 1 7の制動力を制御する。換言すると、前 輪側液圧制御装置 1は、前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3へ供給されるブレーキ液の圧 力を制御するものである。また、後輪側液圧 制御装置 2の制御装置 ? 〇は、後輪側液圧制御装置 2 のインレットバルブ 5 6及びアウトレットバルブ 5 7の開閉動作を制御することによって、後輪 制動部 2

5 2のホイールシリンダ 2 5 3へ供給されるブレーキ液の圧力を制御し、 輪 2 2 〇の制動力を制御する 。換言すると、後輪側液圧制御装置 2は、後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3へ供給され るブレーキ液の圧力を制御するものである。

【。 0 4 0】 例えば、前輪側液圧制御装置 1の制御装置 7 〇は、次のように動作する。ライダーがブレ ーキレバー 2 4 1を握って、前輪側液圧制御装置 1のマスタシリンダ 5 〇のピストン 5 1がブレーキレバー 2 4 1で押 圧されると、前輪 2 1 7の制動が開始される。前輪 2 1 7が制動されている際に、前輪側液圧制御装 置 1の制御装置 7 〇は、前輪側車輪速センサ 2 7 1の検出結果に基づいて前輪 2 1 7のロック又は ロックの可能性があると判断すると、アンチ ロックブレーキ制御を開始する。

【〇 0 4 1】 アンチロックブレーキ制御が開始されると、 前輪側液圧制御装置 1の制御装置 7 0は、第 1コイル 6 1 を通電状態にして、インレットバルブ 5 6を閉止させ、マスタシリンダ 5 〇から前輪側制動部 2 5 1のホ イールシリンダ 2 5 3へのブレーキ液の流動を遮断することで、 輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2

5 3のブレーキ液の増圧を抑制する。一方、前 側液圧制御装置 1の制御装置 7 0は、第 2コイル 6 2 を通電状態にして、アウトレットバルブ 5 7を開放させ、前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3 からアキュムレータ 5 8へのブレーキ液の流動を可能にすることで 前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3のブレーキ液の減圧を行う。これにより、 輪 2 1 7のロツクが解除又は回避される。前輪側液 制御装置 1の制御装置 7 〇は、プレッシャセンサ 5 9の検出結果から、前輪側制動部 2 5 1のホイー ルシリンダ 2 5 3のブレーキ液が所定の値まで減圧されたと 断すると、第 2コイル 6 2を非通電状態に してアウトレットバルブ 5 7を閉止させ、短時間の間、第 1コイル 6 1を非通電状態にしてインレットバルブ 5 6を開放させて、前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3のブレーキ液の増圧を行う。前輪側 液圧制御装置 1の制御装置 ? 〇は、前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3の増減圧を 1回 のみ行ってもよく、また、複数回繰り返して もよい。

【。 0 4 2】 ここで、上述のように、プレッシャセンサ 5 9は、内咅 B流路 4 〇に存在するブレーキ液の圧力のうち、ホイ ー ルシリンダ 2 5 3に圧力を付与しているブレーキ液の圧力を 出している。このため、プレッシャセンサ 5 9は 、前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3のブレーキ液を直接的に検出することがで る。このため 、プレッシャセンサ 5 9がホイールシリンダ 2 5 3に圧力を付与しているブレーキ液の圧力を 出することによ り、前輪側液圧制御装置 1は、前輪 2 1 7へのアンチロックブレーキ制御を高精度に うことができる。

【。 0 4 3】 アンチロックブレーキ制御が終了して、前輪 側液圧制御装置 1に対応するブレーキレバー 2 4 1が戻さ れると、前輪側液圧制御装置 1のマスタシリンダ 5 〇内が大気圧状態となり、前輪側制動部 2 5 1の ホイールシリンダ 2 5 3内のブレーキ液が戻される。また、アンチ ックブレーキ制御が終了して、前輪側液圧 制御装置 1に対応するブレーキレバ、 - 2 4 1が戻された際、前輪側液圧制御装置 1は、アウトレットバル ブ 5 7を開放状態にする。これにより、内部流路 4 0内のブレーキ液の圧力がアキュムレータ 5 8に蓄えら れているブレーキ液の圧力よりも低くなると 、アキュムレータ 5 8に蓄えられているブレーキ液は、ポンプレ (つ まり、昇圧レス) でアキュムレータ 5 8外へ排出される。そして、アキュムレータ 5 8外へ放出されたブレーキ液 は、第 4流路 4 4、アウトレットバルブ 5 7、第 3流路 4 3、第 2流路 4 2及び第 1流路 4 1を通って マスタシリンダ 5 〇に戻る。また、マスタシリンダ 5 〇に戻ったブレーキ液の余剰分は、 リザーバタンク 5 2に 貯留される。

【。 0 4 4】 同様に、例えば、後輪側液圧制御装置 2の制御装置 7 〇は、次のように動作する。ライダーがブレ ー キレバー 2 4 1を握って、後輪側液圧制御装置 2のマスタシリンダ 5 〇のピストン 5 1がブレーキレバー 2 4 1で押圧されると、後輪 2 2 0の制動が開始される。後輪 2 2 0が制動されている際に、後輪側液 圧制御装置 2の制御装置 7 〇は、後輪側車輪速センサ 2 7 2の検出結果に基づいて後輪 2 2 0の ロック又はロツクの可能性があると判断する と、アンチロックブレーキ制御を開始する。

【。 0 4 5】 アンチロックブレーキ制御が開始されると、 後輪側液圧制御装置 2の制御装置 7 0は、第 1コイル 6 1 を通電状態にして、インレットバルブ 5 6を閉止させ、マスタシリンダ 5 〇から後輪側制動部 2 5 2のホ イールシリンダ 2 5 3へのブレーキ液の流動を遮断することで、 輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3のブレーキ液の増圧を抑制する。一方、後 側液圧制御装置 2の制御装置 7 0は、第 2コイル 6 2 を通電状態にして、アウトレットバルブ 5 7を開放させ、後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3 からアキュムレータ 5 8へのブレーキ液の流動を可能にすることで 後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3のブレーキ液の減圧を行う。これにより、 輪 2 2 〇のロックが解除又は回避される。後輪側液 圧 制御装置 2の制御装置 7 〇は、プレッシャセンサ 5 9の検出結果から、後輪側制動部 2 5 2のホイー ルシリンダ 2 5 3のブレーキ液が所定の値まで減圧されたと 断すると、第 2コイル 6 2を非通電状態に してアウトレットバルブ 5 7を閉止させ、短時間の間、第 1コイル 6 1を非通電状態にしてインレットバルブ 5 6を開放させて、後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3のブレーキ液の増圧を行う。後輪側 液圧制御装置 2の制御装置 ? 〇は、後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3の増減圧を 1回 のみ行ってもよく、また、複数回繰り返して もよい。

【。 0 4 6】 ここで、上述のように、プレッシャセンサ 5 9は、内咅 B流路 4 〇に存在するブレーキ液の圧力のうち、ホイ ー ルシリンダ 2 5 3に圧力を付与しているブレーキ液の圧力を 出している。このため、プレッシャセンサ 5 9は 、後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3のブレーキ液を直接的に検出することがで る。このため 、プレッシャセンサ 5 9がホイールシリンダ 2 5 3に圧力を付与しているブレーキ液の圧力を 出することによ り、後輪側液圧制御装置 2は、後輪 2 2 0へのアンチロツクブレーキ制御を高精度に うことができる。

【。 0 4 7】 アンチロックブレーキ制御が終了して、後輪 側液圧制御装置 2に対応するブレーキレバー 2 4 1が戻さ れると、後輪側液圧制御装置 2のマスタシリンダ 5 〇内が大気圧状態となり、後輪側制動部 2 5 2の ホイールシリンダ 2 5 3内のブレーキ液が戻される。また、アンチ ックブレーキ制御が終了して、後輪側液圧 制御装置 2に対応するブレーキレバー 2 4 1が戻された際、後輪側液圧制御装置 2は、アウトレットバル ブ 5 7を開放状態にする。これにより、内咅 B流路 4 〇内のブレーキ液の圧力がアキュムレータ 5 8に蓄えら れているブレーキ液の圧力よりも低くなると 、アキュムレータ 5 8に蓄えられているブレーキ液は、ポンプレ でア キュムレータ 5 8外へ排出される。そして、アキュムレータ 5 8外へ放出されたブレーキ液は、第 4流路 4 4、 アウトレットバルブ 5 7、第 3流路 4 3、第 2流路 4 2及び第 1流路 4 1を通ってマスタシリンダ 5 〇に 戻る。また、マスタシリンダ 5 〇に戻ったブレーキ液の余剰分は、リザーバ タンク 5 2に貯留される。

【。 0 4 8】 上述のように、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、アンチロックブレーキ制御に おける減圧時にホイールシリンダ 2 5 3から逃がしたブレーキ液をアキュムレータ 5 8に蓄え、アキュムレータ 5 8 内のブレーキ液をポンプレスでアキュムレー タ 5 8外へ排出する構成となっている。このよう 構成された前 輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、ポンプを用いてアキュムレータ内のブ ーキ液をア キュムレータ外へ排出する液圧制御装置と比 べ、小型イ匕することができ、 自転車 2 〇 〇への取付自由度 が向上する。

【。 0 4 9】 ここで、アキュムレータ内のブレーキ液をポ ンプレスでアキュムレータ外へ排出する従来 の液圧制御装置にお いては、アキュムレータ内のブレーキ液をア ウトレットバルブを介さずにマスタシリンダ に戻す内部流路となってい る。このような従来の液圧制御装置の内部流 路は、一端がアキュムレータに接続され、他 端がマスタシリン ダとインレットバルブとの間の流路に接続さ れたバイパス流路を備えている。また、この ような従来の液圧制 御装置の内部流路は、ブレーキ液がバイパス 流路を通ってアキュムレータに流れ込むこと を防止するため、バ イパス流路に、マスタシリンダ側からアキュ ムレータ側にブレーキ液が流れることを規制 する逆止弁を設けてい る。一方、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の内部流路 4 〇は、アキュムレー夕 5 8 内のブレーキ液をアウトレットバルブ 5 7を介さずにマスタシリンダ 5 〇に戻せない構成となっている。すな わち、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の内部流路 4 〇は、アキュムレー夕 5 8内 のブレーキ液を、アウトレットバルブ 5 7を介さずに基体 1 〇に形成されたピストン取付穴 2 1 (マスタシリ ンダ 5 〇の一構成) に戻せない構成となっている。このように構 成された前輪側液圧制御装置 1及び後 輪側液圧制御装置 2の内部流路 4 〇は、従来の液圧制御装置が備えていた上述 のバイパス流路及 び逆止弁が不要となる。このため、このよう に構成された前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御 装置 2は、さらに小型イ匕することができ、 自転車 2 0 〇への取付自由度がさらに向上する。

【。 0 5 0】 なお、本実施の形態では、前輪側液圧制御装 置 1及び後輪側液圧制御装置 2の制御装置 7 〇 は、少なくとも一部が、制御基板 7 1として構成されている。具体的には、本実 の形態では、制御装 置 7 0のうち、動作決定部 7 3及び制御部 7 4の構成要素が、制御基板 7 1として構成されている。 すなわち、制御基板 7 1は、制御バルブ 5 5の開閉動作を制御するものである。換言す と、制御基板 7 1は、第 1コイル 6 1及び第 2コイル 6 2と電気的に接続され、第 1コイル 6 1及び第 2コイル 6 2 への通電を制御するものである。

[ 0 0 5 1 ] ここで、本実施の形態では、前輪側液圧制御 装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の制御装置 7 〇は、機能部として、プレッシャセンサ 5 9の検出結果に基づいてブレーキランプ 2 2 1の制御信号を出力 する信号出力部 7 5を備えている。すなわち、本実施の形態で 、前輪側液圧制御装置 1及び後輪 側液圧制御装置 2の制御装置 7 〇は、プレッシャセンサ 5 9の検出結果に基づいて、ブレーキランプ 2 2 1の制御信号を出力する構成となっている。

【。 0 5 2】 具体的には、前輪 2 1 7を制動するためにライダーがブレーキレバ 2 4 1を握り、前輪側液圧制御装 置 1のマスタシリンダ 5 〇のピストン 5 1がブレーキレバー 2 4 1で押圧されると、前輪側液圧制御装置 1 の内部流路 4 〇内のブレーキ液の圧力は、ライダーによっ てブレーキレバー 2 4 1が握られていない状態と比 ベ、上昇する。すなわち、ライダーがブレー キレバー 2 4 1を握り、前輪側液圧制御装置 1のマスタシリンダ 5 〇のピストン 5 1がブレーキレバー 2 4 1で扌甲圧されると、前輪側液圧制御装置 1のプレッシャセンサ 5 9 の検出圧力は、ライダーによってブレーキレ バー 2 4 1が握られていない状態と比べ、上昇する。 の際、 前輪側液圧制御装置 1の制御装置 7 〇は、 ブレーキランプ 2 2 1の制御信号を出力する。そして、 自 転車 2 〇 〇は、前輪側液圧制御装置 1から出力されたブレーキランプ 2 2 1の制御信号を受信すると 、ブレーキランプ 2 2 1を点灯させる。

【。 0 5 3】 同様に、後輪 2 2 0を制動するためにライダーがブレーキレバ 2 4 1を握り、後輪側液圧制御装置 2 のマスタシリンダ 5 〇のピストン 5 1がブレーキレバー 2 4 1で押圧されると、後輪側液圧制御装置 2の内 部流路 4 〇内のブレーキ液の圧力は、ライダーによっ てブレーキレバー 2 4 1が握られていない状態と比べ、 上昇する。すなわち、ライダーがブレーキレ バー 2 4 1を握り、後輪側液圧制御装置 2のマスタシリンダ 5 〇 のピストン 5 1がブレーキレバー 2 4 1で押圧されると、後輪側液圧制御装置 2のプレッシャセンサ 5 9の 検出圧力は、ライダーによってブレーキレバ ー 2 4 1が握られていない状態と比べ、上昇する。 の際、後輪 側液圧制御装置 2の制御装置 7 〇は、 ブレーキランプ 2 2 1の制御信号を出力する。そして、 自転車 2 〇 〇は、後輪側液圧制御装置 2から出力されたブレーキランプ 2 2 1の制御信号を受信すると、 ブレ ーキランプ 2 2 1を点灯させる。

【。 0 5 4】 ライダーが握るブレーキレバーによってマス タシリンダのピストンが扌甲圧される従来の 液圧制御装置を搭載し た鞍乗型車両においては、ブレーキレバーの 姿勢を検出する機械式のブレーキスイツチを 設け、 該ブレーキスイ ッチの検出結果に基づいてブレーキランプを 点灯させていた。具体的には、 ブレーキスイッチは、ブレーキレバー の近傍つまりハンドルバーの近傍に設けられ る。そして、ブレーキスイツチは、 ライダーの手によってブレーキレバー が握られている状態のときに、ブレーキレバ ーによって扌甲される構成となっている。ま た、 ブレーキスイツチは、扌甲さ れているとき又は扌甲されていないときに、 信号を出力する構成となっている。そして、 このような従来の液圧 制御装置が搭載された鞍乗型車両では、ブレ ーキスイツチからの信号の出力の有無に基づ いて、ブレーキが かけられているのか否かが判定され、ブレー キランプが点灯されていた。

【〇 0 5 5】 このように、上述のような従来の液圧制御装 置を搭載した鞍乗型車両においては、ブレー キがかけられて いるのか否かを検出するため専用のブレーキ スイツチを、ハンドルバーの近傍に配置する 必要があった。また、 上述のような従来の液圧制御装置を搭載した 鞍乗型車両においては、ブレーキスイッチに 接続された信号 線を、ハンドルバーの近傍に引き回す必要が あった。このため、上述のような従来の液圧 制御装置は、すな わち当該液圧制御装置を備えたブレーキシス テムは、鞍乗型車両に搭載された際、ハンド ルバ-周りが煩 雑になってしまう。

【。 0 5 6】

—方、本実施の形態に係る前輪側液圧制御 装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の制御装置 y 〇は、ホイールシリンダ 2 5 3へ供給されるブレーキ液の圧力の制御に用 られるプレッシャセンサ 5 9の検 出結果に基づいて、 自転車 2 〇 〇のブレーキランプ 2 2 1の制御信号を出力する。このため、前輪側 圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2を備えたブレーキシステム 1 〇 〇を自転車 2 〇 〇に搭載す る際、ブレーキがかけられているのか否かを 検出するため専用のブレーキスイツチは、不 要となる。したがって、 前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2を備えたブレーキシステム 1 〇 〇を自転車 2 〇 〇に搭載する際、ブレーキスイツチに接続さ れる信号線も不要となる。このため、本実施 の形態に係る前輪 側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、ブレーキシステム 1 〇 〇を自転車 2 0 0に搭載す る際、ハンドルバー 2 3 3周りが煩雑になることを従来よりも抑制で る。

【。 0 5 7】 また、機械式のブレーキスイツチは、壊れや すい。また、ブレーキスイツチに接続される 信号線がハンドルバー の近傍に引き回された場合、信号線にライダ ーの手等が引っかかりやすい。この点を鑑み ると、本実施の形 態に係る前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、ブレーキスイッチ及び該ブレーキスイ チに接続される信号線が不要となるので、 自転車 2 0 〇の信頼性も向上する。

【。 0 5 8】 また、本実施の形態に係る前輪側液圧制御装 置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、ハンドルバー 2 3 3周りが煩雑になることを従来よりも抑制で る結果として、 自転車 2 〇 〇への取付が容易となり、 自 転車 2 〇 〇への取付自由度が向上する。また、本実施 の形態に係る前輪側液圧制御装置 1及び後 輪側液圧制御装置 2の基体 1 〇は、マスタシリンダー体型となっている。 マスタシリンダ 5 〇と基体 1 〇 とが別体の場合、マスタシリンダ 5 〇と基体 1 〇とを接続する液管等の配管を、ハンドルバ ー 2 3 3近傍 に引き回す必要がある。一方、基体 1 〇がマスタシリンダー体型の場合、上述の液 管等の配管をハンド ルバー 2 3 3近傍に引き回す必要がない。このため、本 施の形態に係る前輪側液圧制御装置 1及び 後輪側液圧制御装置 2は、マスタシリンダ 5 〇と基体 1 〇とが別体の場合と比べ、 自転車 2 0 0への 取付自由度がより向上し、 自転車 2 0 〇の信頼性もより向上する。

【。 0 5 9】 また、本実施の形態では、前輪側液圧制御装 置 1及び後輪側液圧制御装置 2の制御装置 7 〇 は、制御バルブ 5 5の開閉状態の変更によって内部流路 4 0のブレーキ液の圧力が低下した際、ブレー ランプ 2 2 1の制御信号を出力する。すなわち、前輪側 圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2 の制御装置 7 〇は、アンチロックブレーキ制御によるホイ ールシリンダ 2 5 3のブレーキ液の減圧を行った 際、ブレーキランプ 2 2 1の制御信号を出力する。アンチロックブレ キ制御によるホイールシリンダ 2 5 3の ブレーキ液の減圧を行った際のブレーキラン プ 2 2 1の制御信号は、アンチロックブレーキ制御 行っていない 場合のブレーキランプ 2 2 1の制御信号とは識別可能な信号である。こ により、 自転車 2 0 〇は、例え ば、制動中にアンチロックブレーキ制御が行 われているか否かによって、ブレーキランプ 2 2 1の光り方を異な らせることができる。例えば、制動中、 自転車 2 〇 〇は、アンチロックブレーキ制御が行われて いないときには ブレーキランプ 2 2 1を点灯させ、アンチロツクブレーキ制御が われているときにはブレーキランプ 2 2 1を点 滅させる。このように、 自転車 2 〇 〇の制動中にアンチロツクブレーキ制御が行 われているか否かによって、ブ レーキランプ 2 2 1の光り方を異ならせることにより、例えば 該自転車 2 〇 〇の後方を走行中の車両は 、 自転車 2 〇 〇の制動力が変化したことを知ることができ る。したがって、制御バルブ 5 5の開閉状態の 変更によって内部流路 4 〇のブレーキ液の圧力が低下した際、ブレー キランプ 2 2 1の制御信号を出力す ることにより、 自転車 2 0 0の安全性が向上する。なお、前輪側液圧制 装置 1及び後輪側液圧制 御装置 2の制御装置 7 〇から出力されるブレーキランプ 2 2 1の制御信号は、ブレーキランプ 2 2 1を光 らせる以外の制御に用いられてもよい。

【。 0 6 0】 また、図 2に示すように、本実施の形態に係るブレー システム 1 〇 〇においては、ブレーキレバー 2 4 1 は、ライダーの手によって握られていない状 態において、マスタシリンダ 5 〇のピストン 5 1に接触している。こ のため、ライダーがブレーキレバー 2 4 1を握り始めると、マスタシリンダ 5 〇のピストン 5 1がブレーキレバー 2 4 1によって即座に扌甲圧され始める。すなわ 、ライダーがブレーキレバー 2 4 1を握り始めると、内部流路 4 0内のブレーキ液の圧力が即座に上昇し始め 。このため、このように構成されたブレー システム 1 〇 〇 においては、ライダーが自転車 2 〇 〇の制動を開始してからブレーキランプ 2 2 1が光るまでの遅れを抑制 でき、 自転車 2 〇 〇の安全性が向上する。

[ 0 0 6 1 ]

< 液圧制御装置の構成> 実施の形態に係るブレーキシステムの液圧制 御装置の構成について説明する。 なお、本実施の形態に係るブレーキシステム 1 〇 〇は、 2つの液圧制御装置 (前輪側液圧制御装置 1 及び後輪側液圧制御装置 2 ) を備えている。そして、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制 御装置 2が自転車 2 〇 〇のハンドルバー 2 3 3に取り付けられた際、前輪側液圧制御装置 1と後輪 側液圧制御装置 2とは、左右に反転させた形状となる。この め、以下では、前輪側液圧制御装置 1 について説明していく。すなわち、以下に説 明する前輪側液圧制御装置 1を左右に反転させれば、後輪 側液圧制御装置 2となる。前輪側液圧制御装置 1と後輪側液圧制御装置 2とを左右に反転させた 形状とすることにより、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の設計が容易となる。 また、以下では、前輪側液圧制御装置 1が自転車 2 〇 〇のハンドルバー 2 3 3に取り付けられ、 自 転車 2 〇 〇が直進している状態での該前輪側液圧制御 装置 1を観察しながら、前輪側液圧制御装 置 1の構成について説明していく。

【。 0 6 2】 図 6は、本発明の実施の形態に係る前輪側液圧 御装置を示す斜視図である。この図 6は、前輪 側液圧制御装置 1の後方右側から、該前輪側液圧制御装置 1を観察した斜視図となっている。図 7 は、本発明の実施の形態に係る前輪側液圧制 御装置の縦断面図である。図 8は、本発明の実施の 形態に係る前輪側液圧制御装置の基体を示す 底面図である。 以下、これら図 6〜図 8と前述の図とを参照しながら、前輪側液圧 御装置 1を説明していく。

【。 0 6 3】 前輪側液圧制御装置 1の基体 1 〇は、例えば、アルミニウ厶合金を素材とす る、略直方体の部材で ある。なお、基体 1 〇の各面は、平坦であってもよく、湾曲部を 含んでいてもよく、また、段差を含んでいて もよい。基体 1 〇には、リザーバタンク 5 2、インレットバルブ取付穴 2 4、アウトレットバルブ取付穴 2 6、 ホイールシリンダポート 4 5、及び、マスタシリンダ 5 〇のピストン取付穴 2 1が形成されている。

【。 0 6 4】 リザーバタンク 5 2は、第 1面 1 1に開口するように、基体 1 〇に形成されている。換言すると、リザーバ 、 タンク 5 2の開口部 5 3は、第 1面 1 1に形成されている。前輪側液圧制御装置 1は、 リザーバタンク 5 2内を大気圧に維持するため、リザーバタン 5 2の開口部 5 3が該リザーバタンク 5 2の上部となる ように、 自転車 2 0 〇に取り付けられる。このため、第 1面 1 1は、基体 1 〇の上面となる。なお、 リザー バタンク 5 2の開口部 5 3は、蓋 5 4で覆われている。

【。 0 6 5】 インレットバルブ取付穴 2 4は、インレットバルブ 5 6が往復動自在に設けられる穴である。イン ットバ ルブ取付穴 2 4は、第 1面 1 1の反対面である第 2面 1 2に開口するように、基体 1 〇に形成されて いる。換言すると、インレットバルブ取付穴 2 4の開口部 2 5は、第 2面 1 2に形成されている。第 2面 1 2は、基体 1 〇の下面となる面である。インレットバルブ 取付穴 2 4は、例えば、上下方向に沿って、 基体 1 〇に形成されている。インレットバルブ取付 穴 2 4には、内部流路 4 〇のうち、図 3に示す第 1流 路 4 1及び第 2流路 4 2が連通している。そして、インレットバル 5 6がインレットバルブ取付穴 2 4で 往復動することにより、第 1流路 4 1と第 2流路 4 2との間のブレーキ液の流通を開閉する。

【〇 0 6 6】 アウトレットバルブ取付穴 2 6は、アウトレットバルブ 5 7が往復動自在に設けられる穴である。アウ レ ツトバルブ取付穴 2 6は、第 2面 1 2に開口するように、基体 1 〇に形成されている。換言すると、アウト レットバルブ取付穴 2 6の開口部 2 7は、第 2面 1 2に形成されている。アウトレットバルブ取 穴 2 6 は、例えば、上下方向に沿って、基体 1 〇に形成されている。アウトレットバルブ取 付穴 2 6には、内部流 路 4 〇のうち、図 3に示す第 3流路 4 3及び第 4流路 4 4が連通している。そして、アウトレットバ ブ 5 7がアウトレットバルブ取付穴 2 6で往復動することにより、第 3流路 4 3と第 4流路 4 4との間のブ レーキ液の流通を開閉する。

【。 0 6 7】 マスタシリンダ 5 〇のピストン取付穴 2 1には、上述のように、マスタシリンダ 5 〇のピストン 5 1が往復 動自在に設けられる。ピストン取付穴 2 1は、第 1面 1 1と第 2面 1 2とを接続する第 3面 1 3に開 ロするように、基体 1 〇に形成されている。換言すると、ピストン 取付穴 2 1の開口部 2 3は、第 3面 1 3 に形成されている。第 3面 1 3は、基体 1 〇の側面となる面である。より詳しくは、ハ ンドルバー 2 3 3 の右側の把持部 2 3 4周辺に設けられる前輪側液圧制御装置 1の場合、第 3面 1 3は、基体 1 0 の右側面となる。また、ハンドルバー 2 3 3の左側の把持部 2 3 4周辺に設けられる後輪側液圧制御 装置 2の場合、第 3面 1 3は、基体 1 〇の左側面となる。

【。 0 6 8】 マスタシリンダ 5 〇は、平面視において、ハンドルバー 2 3 3におけるマスタシリンダ 5 〇と対向する範囲 に沿うように延びている。換言すると、マス タシリンダ 5 〇は、平面視において、概略、左右方向に延 びるよ うに基体 1 〇に形成されている。ホイールシリンダポー ト 4 5は、第 3面 1 3の反対面である第 4面 1 4 に開口するように、基体 1 〇に形成されている。

【〇 0 6 9】 インレットバルブ取付穴 2 4にインレットバルブ 5 6が設けられている状態において、インレッ バルブ 5 6 の一部は、インレットバルブ取付穴 2 4の開口部 2 5から、インレットバルブ取付穴 2 4の外部に突出し ている。すなわち、インレットバルブ取付穴 2 4にインレットバルブ 5 6が設けられている状態において、インレ ツトバルブ 5 6の一部は、基体 1 〇の第 2面 1 2から、基体 1 〇の下方に突出している。インレットバル ブ 5 6の駆動源である第 1コイル 6 1は、インレットバルブ 5 6における基体 1 〇の下方に突出している 箇所を囲うように、設けられている。また、 第 1コイル 6 1は、端子 6 3を介して、制御基板 7 1と電気 的に接続されている。

【〇 0 7 0】 アウトレットバルブ取付穴 2 6にアウトレットバルブ 5 7が設けられている状態において、アウトレ トバルブ 5 7の一部は、アウトレットバルブ取付穴 2 6の開口部 2 7から、アウトレットバルブ取付穴 2 6の外部 に突出している。すなわち、アウトレットバ ルブ取付穴 2 6にアウトレットバルブ 5 7が設けられている状態に おいて、アウトレットバルブ 5 7の一部は、基体 1 〇の第 2面 1 2から、基体 1 〇の下方に突出している 。アウトレットバルブ 5 7の駆動源である第 2コイル 6 2は、アウトレットバルブ 5 7における基体 1 〇の下 方に突出している箇所を囲うように、設けら れている。また、第 2コイル 6 2は、端子 6 4を介して、制御 基板 7 1と電気的に接続されている。

[ 0 0 7 1 ] 第 1コイル 6 1、第 2コイル 6 2及び制御基板 7 1は、前輪側液圧制御装置 1が備えるハウジング 8 〇に収納されている。このハウジング 8 〇は、基体 1 〇と接続されている。基体 1 〇の下方に配置され ている第 1コイル 6 1、第 2コイル 6 2及び制御基板 7 1を収納するハウジング 8 〇もまた、基体 1 〇の 下方に配置されている。

[ 0 0 7 2 ] マスタシリンダー体型の基体を備えた従来の 液圧制御装置においては、インレットバルブ 取付穴及びア ウトレットバ、ルブ取付穴は、ハンドルバ、 ーに液圧制御装置が取り付けられた状態にお いて略水平方向に延 びるように、基体に形成されている。すなわ ち、マスタシリンダー体型の基体を備えた従 来の液圧制御装 置においては、八ンドルバ'ーに液圧制御装 が取り付けられた際、鞍乗型車両の前方、 方、又は側方 にインレットバルブ取付穴及びアウトレット バルブ取付穴が開口した状態となる。ここで 、基体におけるインレ ットバ'ルブ取付穴及びアウトレットバルブ 付穴が開口する面に対向して、インレット ルブの駆動源となる コイル、アウトレットバルブの駆動源となる コイル、及びこれらのコイルへの通電を制御 する制御基板を収納 したハウジングが配置される。すなわち、マ スタシリンダー体型の基体を備えた従来の液 圧制御装置は、ハ ンドルバ'ーに液圧制御装置を取り付ける際 液圧制御装置の前方、後方、又は側方にハ ジングを配置 するスペースを確保しなければならない。し かしながら、鞍乗型車両は、液圧制御装置の 取付位置の後方 には、ハンドルバーが設けられる。また、鞍 乗型車両は、液圧制御装置の取付位置の前方 及び側方にも 、いろいろな物が設けられる。このため、マ スタシリンダー体型の基体を備えた従来の液 圧制御装置は、鞍 乗型車両への取付自由度が低い。

[ 0 0 7 3 ] —方、本実施の形態に係る前輪側液圧制御装 置 1の基体 1 〇では、インレットバルブ取付穴 2 4 及びアウトレットバルブ取付穴 2 6は、前輪側液圧制御装置 1が自転車 2 0 0のハンドルバー 2 3 3に 取りイ寸けられた際に下面となる第 2 ® 1 2に形成されている。このため、本実施の形 に係る前車侖イ則液 圧制御装置 1においては、 自転車 2 0 0のハンドルバー 2 3 3に取り付けられた際、第 1コイル 6 1、第 2 コイル 6 2、制御基板 7 1及びハウジング 8 〇は、基体 1 〇の下方に配置されることになる。ここで、 鞍乗型車両では、液圧制御装置の取付位置周 辺は、前方、後方、及び側方に比べ、上下方 向に空 間的な余裕がある。このため、本実施の形態 に係る前輪側液圧制御装置 1は、換言すると本実施の 形態に係る後輪側液圧制御装置 2は、 自転車 2 0 〇への取付自由度が従来よりも向上する。

【。 0 7 4】 ここで、図 8からわかるように、第 2面 1 2におけるインレットバルブ取付穴 2 4の開口部 2 5とアウトレ ツトバルブ取付穴 2 6の開口部 2 7との並び方向は、ピストン取付穴 2 1の延在方向 (延びる方向) に沿っている。詳しくは、 自転車 2 0 〇のハンドルバー 2 3 3に取り付けられた前輪側液圧制御装置 1を 上方又は下方から観察した際、第 2面 1 2におけるインレットバルブ取付穴 2 4の開口部 2 5とアウトレ ツトバルブ取付穴 2 6の開口部 2 7との並び方向は、ピストン取付穴 2 1の延在方向 (延びる方向) に沿っている。なお、本実施で表現する「沿 う」とは、比較する 2つの方向が厳密に平行になっていることを 示すものではない。比較する 2つの方向が多少傾いていてもよい。例えば 2つの方向の傾きが 4 5。未 満であればよい。

【。 0 7 5】

—般的に、マスタシリンダー体型の基体を 備えた液圧制御装置は、ピストン取付穴の延 在方向に大き くなる。また、鞍乗型車両では、液圧制御装 置の取付位置周辺は、前後方向と比べ、左右 方向に空 間的な余裕がある。すなわち、鞍乗型車両で は、液圧制御装置の取付位置周辺は、前後方 向、左右 方向及び上下方向のうち、前後方向に空間的 な余裕が最もない。このため、一般的に、マ スタシリンダ — 体型の基体を備えた液圧制御装置は、平面視 において、ピストン取付穴の延在方向が鞍乗 型車両 の左右方向に沿うように、鞍乗型車両のハン ドルバーに取り付けられる。換言すると、一 般的に、マスタシ リンダー体型の基体を備えた液圧制御装置は 、平面視において、ピストン取付穴の延在方 向がハンドル バーに沿うように、鞍乗型車両の八ンドルバ 、ーに取り付けられる。図 2に示すように、本実施の形態に係る 前輪側液圧制御装置 1も同様である。この際、第 2面 1 2におけるインレットバルブ取付穴 2 4の開口 部 2 5とアウトレットバルブ取付穴 2 6の開口部 2 7との並び方向がピストン取付穴 2 1の延在方向に 沿う構成を備えた前輪側液圧制御装置 1は、 自転車 2 0 0の前輪側液圧制御装置 1の取付位置 において空間的な余裕が最もない前後方向の 幅を抑制することができる。このため、 当該構成を備えた前 輪側液圧制御装置 1は、換言すると当該構成を備えた後輪側液 制御装置 2は、 自転車 2 0 0へ の取付自由度がより向上する。

【。 0 7 6】 上述のように、本実施の形態では、前輪側液 圧制御装置 1は、プレッシャセンサ 5 9を備えている。プ レッシャセンサ 5 9は、基体 ! 〇に形成されたプレッシャセンサ取付穴 3 〇に設けられている。プレッシャセン サ取付穴 3 〇は、第 2面 1 2に開口するように、基体 1 〇に形成されている。換言すると、プレッシ ャセン サ取付穴 3 〇の開口部 3 1は、第 2面 1 2に形成されている。プレッシャセンサ取付 3 〇は、例えば 、上下方向に沿って、基体 1 〇に形成されている。プレッシャセンサ取付 穴 3 〇の開口部 3 1を第 2面 1 2に形成することにより、プレッシャセンサ 5 9と制御基板 7 1とを前後方向に接続することができる。こ のため、プレッシャセンサ取付穴 3 〇の開口部 3 1を第 2面 1 2に形成することにより、プレッシャセンサ 5 9 を基体 1 〇に設ける場合でも、前後方向及び左右方向 に前輪側液圧制御装置 1が大きくなること を抑制できる。したがって、プレッシャセン サ取付穴 3 0の開口部 3 1が第 2面 1 2に形成された前輪側 液圧制御装置 1は、換言するとプレッシャセンサ取付穴 3 〇の開口部 3 1が第 2面 1 2に形成された 後輪側液圧制御装置 2は、プレッシャセンサ 5 9を基体 1 〇に設ける場合でも、 自転車 2 0 0への取 付自由度が従来よりも向上する。

【。 0 7 7】 また、図 8からわかるように、第 2面 1 2におけるインレットバルブ取付穴 2 4の開口部 2 5、アウトレッ トバルブ取付穴 2 6の開口部 2 7、及びプレッシャセンサ取付穴 3 〇の開口部 3 1の並び方向は、ピス トン取付穴 2 1の延在方向 (延びる方向) に沿っている。詳しくは、 自転車 2 0 〇のハンドルバー 2 3 3 に取り付けられた前輪側液圧制御装置 1を上方又は下方から観察した際、第 2面 1 2におけるイン レットバルブ取付穴 2 4の開口部 2 5、アウトレットバルブ取付穴 2 6の開口部 2 7、及びプレッシャセン サ取付穴 3 0の開口部 3 1の並び方向は、ピストン取付穴 2 1の延在方向 (延びる方向) に沿って いる。このように構成された前輪側液圧制御 装置 1は、プレッシャセンサ 5 9を基体 1 〇に設ける際、 自 転車 2 〇 〇の前輪側液圧制御装置 1の取付位置において空間的な余裕が最もな 前後方向の幅を 抑制することができる。このため、このよう に構成された前輪側液圧制御装置 1は、換言するとこのように 構成された後輪側液圧制御装置 2は、プレッシャセンサ 5 9を基体 1 〇に設ける際、 自転車 2 0 0へ の取付自由度がより向上する。なお、第 2面 1 2におけるインレットバルブ取付穴 2 4の開口部 2 5、ア ウトレットバルブ取付穴 2 6の開口部 2 7、及びプレッシャセンサ取付穴 3 〇の開口部 3 1の並びは、 必ずしも一直線上に並んでいる必要はなく、 ジグザグ状に並んでいてもよい。

【。 0 7 8】 また、本実施の形態では、ホイールシリンダ ポート 4 5に対して遠い順に、インレットバルブ取付 2 4、 アウトレットバルブ取付穴 2 6、及びプレッシャセンサ取付穴 3 〇で並んでいる。上述のように、本実施の 形態では、プレッシャセンサ 5 9は、ホイールシリンダ 2 5 3に圧力を付与しているブレーキ液の圧力を 出 している。このような場合、マスタシリンダ 5 〇のピストン取付穴 2 1からホイールシリンダポート 4 5に向かつ て内部流路 4 〇を流れるブレーキ液の流れ方向に沿って、 インレットバルブ取付穴 2 4、アウトレットバルブ 取付穴 2 6、プレッシャセンサ取付穴 3 〇及びホイールシリンダポート 4 5が並ぶこととなる。このため、この ように構成された前輪側液圧制御装置 1は、換言するとこのように構成された後輪 液圧制御装置 2 は、インレットバルブ取付穴 2 4からホイールシリンダポート 4 5に至る内部流路 4 〇形状が簡単になり、 製造コストを抑制することができる。

【。 0 7 9】 また、本実施の形態では、基体 1 〇に、ライダーの手によって握られるブレー キレバー 2 4 1の保持部 9 5 の少なくとも一部が一体形成されている。保 持部 9 5の構成は特に限定されないが、本実施の形 では、保持部 9 5は、一対の保持板 9 6を備えている。これらの保持板 9 6には、ブレーキレバー 2 4 1 の軸部 2 4 2 (図 2参照) を回転自在に支持する穴 9 7が形成されている。そして、ブレーキレバ 2 4 1の軸咅 5 2 4 2が穴 9 7に挿入された状態で、一対の保持板 9 6がブレーキレバー 2 4 1を移動自 在に挟持することにより、ブレーキレバー 2 4 1は保持部 9 5に揺動自在に保持されている。また、一対 保持板 9 6のうちの一方は、例えば基体 1 〇の前面となる第 5面 1 5において、基体 1 〇と一体形成 されている。なお、一対の保持板 9 6のうちの他方は、例えば、ネジ止め等によ て、基体 1 〇に固定され ている。保持部 9 5の少なくとも一部を基体 1 〇に一体形成することにより、保持部 9 5を基体 1 〇と は別体に形成した場合と比べ、ブレーキシス テム 1 〇 〇の部品点数及び組立工数等を削減でき、ブ レーキ システム 1 〇 〇の製造コストを抑制することができる。

【。 0 8 0】 また、本実施の形態では、基体 1 〇に、該基体 1 〇をハンドルバー 2 3 3に取り付けるための取付部

9 〇の少なくとも一部が一体形成されている。 取付部 9 〇の構成は特に限定されないが、本実施の形 態では、取付部 9 〇は、基体 1 〇に一体形成された基部 9 1と、基咅 B 9 1にネジ止め等によって固定 される挟持部 9 2とを備えている。基部 9 1は、例えば基体 1 〇の背面となる第 6 ® 1 6において、基 体 1 〇と一体形成されている。基部 9 1と挟持部 9 2とでハンドルバー 2 3 3を挟持し、基部 9 1に挟 持部 9 2を固定することにより、基体 1 〇がハンドルバー 2 3 3に固定される。取付部 9 〇の少なくとも — 部を基体 1 〇に一体形成することにより、取付部 9 〇を基体 1 〇とは別体に形成した場合と比べ、 ブレーキシステム 1 〇 〇を搭載した自転車 2 〇 〇の部品点数及び組立工数等を削減でき、 自転車 2 〇 〇の製造コストを抑制することができる。

[ 0 0 8 1 ] また、本実施の形態では、前輪側液圧制御装 置 1の基体 1 〇には、アキュムレー夕 5 8が形成されて いる。この際、アキュムレータ 5 8は、ピストン取付穴 2 1の底部 2 2を基準として、該ピストン取付穴 2 1 の開口部 2 3とは反対側に配置されている。換言すると マスタシリンダ 5 〇のピストン取付穴 2 1と アキュムレータ 5 8とは、平面視において左右方向に並んでい 。このようにアキュムレータ 5 8が形成された 前輪側液圧制御装置 1は、 自転車 2 0 0の前輪側液圧制御装置 1の取付位置において空間的な 余裕が最もない前後方向の幅を抑制すること ができる。このため、このようにアキュムレ ータ 5 8が形成され た前輪側液圧制御装置 1は、換言するとこのようにアキュムレー夕 5 8が形成された後輪側液圧制御装 置 2は、基体 1 〇にアキュムレータ 5 8を形成する構成とする際、 自転車 2 〇 〇への取付自由度が向 上する。なお、本実施の形態では、第 6面 1 6に開口する穴の開口部を閉塞し、アキュム ー夕 5 8とし ている。しかしながら、このアキュムレータ 5 8の構成は、あくまでも一例である。例えば 第 4面 1 4に開口 する穴の開口部を閉塞し、アキュムレータ 5 8を形成してもよい。また、例えば、第 5面 1 5に開口する穴 の開口部を閉塞し、アキュムレータ 5 8を形成してもよい。

【。 0 8 2】

< 枚圧制御装置の効果 > 実施の形態に係る液圧制御装置の効果につい て説明する。 本実施の形態に係る液圧制御装置 (前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2 ) は 、アンチロックブレーキ制御を実行可能なブ レーキシステム 1 〇 〇に用いられ、 自転車 2 〇 〇のハンドルバー 2 3 3に取り付けられる液圧制御装置である。本 施の形態に係る液圧制御装置は、基体 1 〇と、 制御バルブ 5 5と、プレッシャセンサ 5 9と、制御装置 7 〇とを備えている。基体 1 〇には、マスタシリンダ 5 〇のピストン 5 1が往復動自在に設けられたピストン取付穴 2 1と、ピストン取付穴 2 1とホイールシリ ンダ 2 5 3とを連通させるブレーキ液の流路の一部と る内部流路 4 〇とが形成されている。制御バルブ 5 5は、内部流路 4 〇を開閉し、ホイールシリンダ 2 5 3へ供給されるブレーキ液の圧力を調節する の である。プレッシャセンサ 5 9は、基体 1 〇に設けられ、内咅 B流路 4 〇のブレーキ液の圧力を検出するもの である。制御装置 7 〇は、プレッシャセンサ 5 9の検出結果に基づいて、制御バルブ 5 5の開閉動作を 制御するものである。そして、制御装置 7 〇は、プレッシャセンサ 5 9の検出結果に基づいて、 自転車 2 〇 〇のブレーキランプ 2 2 1の制御信号を出力する構成である。

【。 0 8 3】 このように構成された本実施の形態に係る液 圧制御装置の制御装置 7 〇は、ホイールシリンダ 2 5 3 へ供給されるブレーキ液の圧力の制御に用い られるプレッシャセンサ 5 9の検出結果に基づいて、 自転車 2 〇 〇のブレーキランプ 2 2 1の制御信号を出力する。このため、このよ に構成された本実施の形態に係 る液圧制御装置を自転車 2 〇 〇に搭載する際、ブレーキがかけられている のか否かを検出するため専用の ブレーキスイツチは、不要となる。したがっ て、このように構成された本実施の形態に係 る液圧制御装置を自 転車 2 0 0に搭載する際、ブレーキスイツチに接続さ る信号線も不要となる。このため、このよ に構成さ れた本実施の形態に係る液圧制御装置は、本 実施の形態に係る液圧制御装置を自転車 2 0 0に搭 載する際、ハンドルバー 2 3 3周りが煩雑になることを従来よりも抑制で る。

【。 0 8 4】

< 変形例 > 図 9は、本発明の実施の形態に係るブレーキシ テムの変形例の概略構成を示す図である。 上述のように、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、アンチロックブレーキ制御に おける減圧時にホイールシリンダ 2 5 3から逃がしたブレーキ液をアキュムレータ 5 8に蓄え、アキュムレータ 5 8 内のブレーキ液をポンプレスでアキュムレー タ 5 8外へ排出する構成となっている。このよう 構成を実現す る前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の内部流路 4 〇は、上述の構成に限定され るものではない。例えば、前輪側液圧制御装 置 1及び後輪側液圧制御装置 2の内部流路 4 〇は、 図 9のように構成されていてもよい。

【。 0 8 5】 具体的には、図 9に示す前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の内部流路 4 0は 、図 2で示した内部流路 4 〇の構成に加え、バイパス流路 4 6及び逆止弁 4 7を備えている。バイパス 流路 4 6は、一端がアキュムレー夕 5 8に接続され、他端が第 1流路 4 1に接続されている。逆止弁 4 7 は、バイパス流路 4 6に設けられ、マスタシリンダ 5 〇側からアキュムレータ 5 8側にブレーキ液が流れるこ とを規制している。このような内咅 B流路 4 〇が構成された前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制 御装置 2においても、アンチロックブレーキ制御に ける減圧時にホイールシリンダ 2 5 3から逃がしたブレー キ液をアキュムレータ 5 8に蓄え、バイパス流路 4 6を介して、アキュムレータ 5 8内のブレーキ液をポンプレス でアキュムレータ 5 8外へ排出することができる。

【。 0 8 6】 図 1 〇は、本発明の実施の形態に係るブレーキシ ステムの変形例を示すブロツク図である。ま た、図 1 1 は、本発明の実施の形態に係るブレーキシス テムの変形例が搭載された自転車の概略構成 を示す側 面図である。

【。 0 8 7】 図 1 〇に示すブレーキシステム 1 〇 〇の前輪側液圧制御装置 1においては、動作決定部 7 3の構成 要素は、制御基板 7 1とは異なる動作決定用制御基板? 2として構成されている。このため、図 1 〇 に示すブレーキシステム 1 〇 〇の前輪側液圧制御装置 1においては、制御部 7 4の構成要素が制御基 板 7 1として構成されている。同様に、図 1 〇に示すブレーキシステム 1 〇 〇の後輪側液圧制御装置 2 においても、動作決定部 7 3の構成要素は、制御基板 7 1とは異なる動作決定用制御基板 7 2とし て構成されている。このため、図 1 〇に示すブレーキシステム 1 〇 〇の後輪側液圧制御装置 2においては、 制御部 7 4の構成要素が制御基板 7 1として構成されている。そして、前輪側液 制御装置 1の動 作決定用制御基板 7 2と後輪側液圧制御装置 2の動作決定用制御基板 7 2とは、共用される構 成となっている。また、この動作決定用制御 基板 7 2は、前輪側液圧制御装置 1のハウジング 8 〇及 び後輪側液圧制御装置 2のハウジング 8 〇とは異なる箇所に収納される。なお、前輪 側液圧制御装 置 1及び後輪側液圧制御装置 2の信号出力部 7 5も、動作決定用制御基板 7 2として構成されて いる。

【。 0 8 8】 すなわち、動作決定用制御基板 7 2は、 自転車 2 0 0の走行状態の情報に基づいて、前輪側液 圧制御装置 1の制御バルブ 5 5の開閉動作を決定し、後輪側液圧制御装置 2の制御バルブ 5 5の 開閉動作を決定する。また、前輪側液圧制御 装置 1の制御基板 7 1は、動作決定用制御基板 7 2 による決定に基づいて、前輪側液圧制御装置 1の制御バルブ 5 5の開閉動作を制御する。換言すると 、前輪側液圧制御装置 1の制御基板 7 1は、動作決定用制御基板 7 2による決定に基づいて、前 輪側液圧制御装置 1の第 1コイル 6 1及び第 2コイル 6 2への通電を制御する。また、後輪側液圧 制御装置 2の制御基板 7 1は、動作決定用制御基板 7 2による決定に基づいて、後輪側液圧制御 装置 2の制御バルブ 5 5の開閉動作を制御する。換言すると、後輪 液圧制御装置 2の制御基板 7 1は、動作決定用制御基板 7 2による決定に基づいて、後輪側液圧制御装 2の第 1コイル 6 1 及び第 2コイル 6 2への通電を制御する。

【。 0 8 9】 このように構成されたブレーキシステム 1 〇 〇においては、動作決定用制御基板 7 2を、前輪側液圧 制御装置 1のハウジング 8 〇及び後輪側液圧制御装置 2のハウジング 8 〇とは異なるハウジングに収 納することができる。すなわち、このように 構成されたブレーキシステム 1 〇 〇においては、前輪側液圧制御 装置 1及び後輪側液圧制御装置 2をより小型化することができ、前輪側液圧 御装置 1及び後輪 側液圧制御装置 2の自転車 2 0 0への取付自由度がより向上する。また、こ ように構成されたブレー キシステム 1 〇 〇においては、前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2に接続される信号 線の本数を肖 U減することができ、ハンドルバー 2 3 3周りが煩雑になることをより抑制できる。

【。 0 9 0】 ここで、図 1 1に示すように、動作決定用制御基板 7 2は、 自転車 2 〇 〇においてハンドルバー 2 3 3 よりも後方となる位置に取り付けられること が好ましい。これにより、 自転車 2 〇 〇の走行中、動作決 定用制御基板 7 2を収納するハウジングに石等がぶっかるこ を抑制でき、ブレーキシステム 1 〇 〇の信 頼性が向上する。

[ 0 0 9 1 ] また、図 1 0に示すように、ブレーキシステム 1 〇 〇以外の装置の制御基板である他装置制御基 板 2 8 〇が自転車 2 〇 〇に搭載される場合、動作決定用制御基板 7 2は、他装置制御基板 2 8 0と — 体形成されていることが好ましい。ここで、 図 1 1に示す自転車 2 〇 〇は、電源ユニツト 2 6 〇の充電 量を監視する制御基板を備えている。このた め、図 1 1に示す自転車 2 〇 〇では、電源ユニット 2 6 〇 の充電量を監視する制御基板を他装置制御基 板 2 8 〇として用いている。なお、他装置制御基板 2

8 〇は、ブレーキシステム 1 〇 〇以外の装置の制御基板であれば、特に限定 されない。例えば、駆動源と してエンジンを備えた鞍乗型車両には、エン ジンコントロールユニツトを備えたものが存 在する。例えば、このエ ンジンコントロールユニットの制御基板を他 装置制御基板 2 8 〇として用いてもよい。

【。 0 9 2】 このようにブレーキシステム 1 〇 〇を構成することにより、動作決定用制御基 板 7 2を専用の制御基板 として製作する場合と比べ、ブレーキシステ ム 1 〇 〇の製造コストを肖 U減することができる。また、動作決定 用制御基板 7 2が制御バルブ 5 5の開閉動作の決定に用いる情報を検出する 出装置 (例えば、プ レッシャセンサ 5 9等) と、他装置制御基板 2 8 〇とが信号線で接続されている場合、動作決 定用制 御基板 7 2が専用の制御基板として製作されている場 と比べ、 自転車 2 0 〇に引き回す信号線の 本数を削減することができ、 自転車 2 〇 〇の製造工数及び製造コストを削減すること ができる。

【。 0 9 3】 図 1 2は、本発明の実施の形態に係るブレーキシ テムの変形例の概略構成を示す図である。 図 1 2に示す前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、内部流路 4 〇のうちのマス タシリンダ 5 〇 (換言するとピストン取付穴 2 1 ) とインレットバルブ 5 6との間となる領域にブレーキ液を 送るポンプ 6 〇を備えている。具体的には、図 1 2に示す前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制 御装置 2は、図 9で示した前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2のバイパス流路 4 6 にポンプ 6 〇が設けられている。このように構成された 前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装 置 2は、ポンプ 6 〇を動作させることにより、アンチロックブ レーキ制御における減圧時にアキュムレータ 5 8に 蓄えられたブレーキ液を、バイパス流な各 4 6を介してアキュムレータ 5 8外へ排出することができる。

【。 0 9 4】 このように構成された前輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2においては、上述の効果 のうち、アキュムレータ 5 8内のブレーキ液をポンプレスでアキュムレ タ 5 8外へ排出することによる前輪側液 圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2の小型化という効果は得られないが、その の効果は得る ことができる。

【。 0 9 5】 また、図 1 2のように構成された前輪側液圧制御装置 1は、ライダーがブレーキレバー 2 4 1を握ってい ない状態において、インレットバルブ 5 6を開放させ、アウトレットバルブ 5 7を閉止させ、ポンプ 6 〇を動作 させることにより、前輪側制動部 2 5 1のホイールシリンダ 2 5 3のブレーキ液を増圧でき、前輪 2 1 7に 制動力を生じさせることができる。同様に、 図 1 2のように構成された後輪側液圧制御装置 2は、ライダ ーがブレーキレバー 2 4 1を握っていない状態において、インレット ルブ 5 6を開放させ、アウトレットバルブ 5 7を閉止させ、ポンプ 6 〇を動作させることにより、後輪側制動部 2 5 2のホイールシリンダ 2 5 3のブ レーキ液を増圧でき、後輪 2 2 〇に制動力を生じさせることができる。

【〇 0 9 6】 このように前輪 2 1 7及び後輪 2 2 〇のうちの少なくとも一方に制動力を生じさ せることにより、例えば 、 自転車 2 〇 〇に自動ブレーキ機能を備えることができる 。また、例えば、このように前輪 2 1 7及び後輪 2 2 〇のうちの少なくとも一方に制動力を生じさ せることにより、 自転車 2 〇 〇の旋回時にスリップを抑制 できる等、 自転車 2 〇 〇の挙動を安定させることもできる。

【。 0 9 7】 ここで、このように前輪 2 1 7に制動力を生じさせる場合、前輪側液圧制 装置 1では、プレッシャセ ンサ 5 9によって検出される圧力が増加する。同様 、このように後輪 2 2 〇に制動力を生じさせる場合 、後輪側液圧制御装置 2では、プレッシャセンサ 5 9によって検出される圧力が増加する。この め、前 輪側液圧制御装置 1及び後輪側液圧制御装置 2は、ポンプ 6 〇の動作中にプレッシャセンサ 5 9にょ って検出される圧力が増加した際、ブレーキ ランプ 2 2 1の制御信号を出力するのが好ましい。上述 よう に自転車 2 〇 〇の車輪に制動力を生じさせる場合、ブレー キスイツチの検出結果に基づいてブレーキラ ンプ を点灯させる従来の方法では、ライダーがブ レーキレバー 2 4 1を握っていないため、ブレーキランプ 2 2 1を 光らせることができない。しかしながら、ポ ンプ 6 〇の動作中にプレッシャセンサ 5 9によって検出される圧力 が増加した際、ブレーキランプ 2 2 1の制御信号を出力することにより、ライダ がブレーキレバー 2 4 1を握 っていない状態において自転車 2 〇 〇の車輪に制動力が発生したときに、ブレー キランプ 2 2 1を光らせる ことができる。そして、これにより、 自転車 2 0 0の後方を走行中の車両は、 自転車 2 0 0の制動力が 変化したことを矢口ることができる。したが って、ポンプ 6 〇の動作中にプレッシャセンサ 5 9によって検出される 圧力が増加した際、ブレーキランプ 2 2 1の制御信号を出力することにより、 自転車 2 〇 〇の安全性が 向上する。

【。 0 9 8】 以上、実施の形態について説明したが、本発 明は実施の形態の説明に限定されない。例え ば、本発 明は、実施の形態の説明の一部のみが実施さ れていてもよい。また、例えば、本発明は、 マスタシリンダ 5 〇と基体 1 〇とが別体になっていてもよい。

【符号の説明】

【。 0 9 9】 ! 前輪側液圧制御装置、 2 後輪側液圧制御装置、 1 0 基体、 1 1 第 1面、 1 2 第 2 面、 1 3 第 3面、 14 第 4面、 1 5 第 5面、 1 6 第 6面、 2 1 ピストン取付穴、 2 2 底部、 23 開口部、 24 インレットバルブ取付穴、 2 5 開口部、 2 6 アウトレットバルブ取 付穴、 2 Y 開口部、 3 〇 プレッシャセンサ取付穴、 3 1 開口部、 4 〇 内部流路、 4 1 第 1 流路、 4 2 第 2流路、 4 3 第 3流路、 44 第 4流路、 4 5 ホイールシリンダポート、 4 6 バイパス流路、 4 y 逆止弁、 5 〇 マスタシリンダ、 5 1 ピストン、 5 2 リザーバタンク、 5 3 開口部、 54 蓋、 5 5 制御バルブ、 5 6 インレットバルブ、 5 7 アウトレットバルブ、 58 アキュ ムレータ、 5 9 プレッシャセンサ、 6 0 ポンプ、 6 1 第 1コイル、 6 2 第 2コイル、 63 端子、 6 4 端子、 7 0 制御装置、 7 1 制御基板、 7 2 動作決定用制御基板、 73 動作決定 部、 74 制御部、 7 5 信号出力部、 80 ハウジング、 9 0 取付部、 9 1 基部、 9 2 挟 持部、 9 5 保持部、 9 6 保持板、 9 7 穴、 1 0 0 ブレーキシステム、 1 〇 1 液管、 2 0 0 自転車、 2 1 〇 フレーム、 2 1 1 ヘッドチューブ、 2 1 2 トツプチューブ、 2 1 3 ダウンチューブ、 2 1 4 シートチューブ、 2 1 5 ステー、 2 1 6 フロントフォーク、 2 1 7 前輪、 2 1 8 サドル、 2 1 9 ペダル、 2 2 0 後輪、 2 2 1 ブレーキランプ、 23 0 旋回部、 23 1 ステアリングコラム、 2 3 2 ハンドルステム、 23 3 ハンドルバー、 2 34 把持部、 24 1 ブレーキレバー、 24 2 軸 部、 2 5 1 前輪側制動部、 2 5 2 後輪側制動部、 2 5 3 ホイールシリンダ、 2 54 ロータ、 2 6 0 電源ユニット、 2 7 1 前輪側車輪速センサ、 2 7 2 後輪側車輪速センサ、 2 80 他 装置制御基板。