Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
HYDROGEN SUPPLY UNIT FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINE AND METHOD OF OPERATING INTERNAL COMBUSTION ENGINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/101715
Kind Code:
A1
Abstract:
An efficient internal combustion engine jointly using hydrogen obtained by dehydrogenation of a hydrogen supply mass. There is disclosed a hydrogen supply unit for internal combustion engine comprising hydrogen separating means, storage means for storage of separated hydrogen, means for storage of dehydrogenation products and means for addition supply of produced hydrogen to a fuel source. The hydrogen separating means for separating produced hydrogen from dehydrogenation products, includes a dehydrogenation reactor for production of hydrogen from a hydrogen supply mass using at least either the hydrogen supply mass or a hydrocarbon fuel as the fuel source, which dehydrogenation reactor on its one face is provided with a hydrogen production section bearing a dehydrogenation catalyst and on its other face is provided with an oxidation reaction section allowing passage of an exhaust from the internal combustion engine and bearing an oxidation catalyst for oxidizing any dehydrogenation products from the hydrogen supply mass to thereby bring about heat generation.

Inventors:
ICHIKAWA MASARU (JP)
KOIKEDA AKIRA (JP)
KOMORI KUNIO (JP)
KIKUCHI SATORU (JP)
ITO TAKESHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/062196
Publication Date:
August 20, 2009
Filing Date:
July 04, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
ICHIKAWA MASARU (JP)
HREIN ENERGY INC (JP)
FUTABA IND CO LTD (JP)
ALUMI SURFACE TECHNOLOGIES CO (JP)
ITO RACING SERVICE CO LTD (JP)
KOIKEDA AKIRA (JP)
KOMORI KUNIO (JP)
KIKUCHI SATORU (JP)
ITO TAKESHIRO (JP)
International Classes:
F02M27/02; F02M21/02; F02M25/12; F02M33/00
Foreign References:
JP2007239671A2007-09-20
JP2007138799A2007-06-07
JP2006257906A2006-09-28
JP2005147124A2005-06-09
JP2003184667A2003-07-03
Attorney, Agent or Firm:
YONEZAWA, Akira et al. (Ueno Suzuki Building 7th Floor16-3, Ueno 3-chom, Taito-ku Tokyo 05, JP)
Download PDF:
Claims:
 水素供給体および炭化水素系燃料の少なくともいずれか一方を燃料源とし、水素供給体から水素を生成する脱水素反応器を備え、脱水素反応器は一方の面に脱水素触媒を担持した水素発生部を有し、他方の面には内燃機関からの排気が通過するとともに水素供給体から生成した脱水素生成物を酸化して発熱させる酸化触媒を担持した酸化反応部を有し、発生した水素と脱水素生成物とを分離する水素分離手段、分離された水素を貯蔵する貯蔵手段および脱水素生成物を貯蔵する手段、および発生した水素を燃料源に添加供給する手段とを備えたことを特徴とする内燃機関用水素供給装置。
 脱水素反応器の脱水素触媒および酸化触媒は、基材金属に積層したアルミニウム層のアルマイト化の後に形成された多孔質アルミナ層の表面に担持されたものであることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用水素供給装置。
 基材金属自体への通電加熱によって脱水素触媒を加熱する通電加熱手段を有することを特徴とする請求項2記載の内燃機関用水素供給装置。
 脱水素反応器には、温度センサ、水素供給体噴射ノズルとともに、水素反応部の加熱用の脱水素生成物供給ノズルおよび空気供給管が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の内燃機関用水素供給装置。
 脱水素反応器に接続する排気管には、排気管を分岐する分岐部が設けられ、分岐部には水素発生手段の温度によって流量が調整される排気流量調整弁が設けられたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の内燃機関用水素供給装置。
 発生した水素を排気浄化触媒コンバータに供給する水素供給手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の内燃機関用水素供給装置。
 水素供給体および炭化水素系燃料の少なくともいずれか一方を燃料源とし、水素供給体から水素を生成する脱水素反応器を備え、脱水素反応器は一方の面に脱水素触媒を担持した水素発生部を有し、他方の面には内燃機関からの排気が通過するとともに、水素供給体から生成した脱水素生成物を酸化して発熱させる酸化触媒を担持した酸化反応部を有し、発生した水素と脱水素生成物とを分離する水素分離手段、分離された水素を貯蔵する貯蔵手段および脱水素生成物を貯蔵する手段、および発生した水素を燃料源に添加供給する手段を備え、内燃機関の排気管から大気に放出される二酸化炭素濃度の量を濃度センサによって測定し、二酸化炭素の測定値が所定値以下となるように炭化水素燃料に対する水素の混合比率を制御することを特徴とする内燃機関の運転方法。
 脱水素反応器を構成する部材への通電加熱によって脱水素触媒を加熱することを特徴とする請求項7記載の内燃機関の運転方法。
 脱水素反応器の水素反応部の温度が所定の以下の場合に、脱水素生成物供給ノズルから脱水素生成物と、空気供給管から供給される空気によって脱水素生成物の燃焼させて、水素反応部を所定の温度に加熱した後に水素供給体噴射ノズルから水素供給体を噴射して脱水素反応を行うことを特徴とする請求項7または8のいずれか1項に記載の内燃機関の運転方法。
 水素供給体から発生した水素の一部を排気浄化触媒コンバータに供給して排出される窒素酸化物の濃度を調整することを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項記載の内燃機関の運転方法。
Description:
内燃機関用水素供給装置および 燃機関の運転方法

 本発明は、内燃機関の排気系の廃熱を利 した、液状水素供給体の脱水素反応による 素供給装置および発生した水素を用いた内 機関の運転方法に関する。

 本発明者らは、芳香族化合物等の不飽和 合物等を水素化した液状の有機化合物は、 素の脱離および再結合が比較的容易に可能 あって、液状の水素供給体として使用する とを提案しており、これらの有機物からな 水素供給体を有機ハイドライドとも称して る。

 有機ハイドライド等の水素化燃料を自動車 搭載して脱水素反応で得られる水素、およ 脱水素生成物を内燃機関の燃料とした水素 用内燃機関において、脱水素生成物を貯留 て、水素化燃料、脱水素生成物、水素の少 くとも一種を任意に選択して内燃機関の燃 とすることが提案されている(例えば、特許 文献1参照)。
 ところが、脱水素反応触媒はハニカム担体 担持されたものであって、内燃機関の排気 を取り巻いて形成されたハニカム担体には 排気の有する熱エネルギーが排気管を熱伝 して利用されるものの、熱伝達速度が遅く 加速時には水素発生量が充分に追従しない いう問題があった。

特開2005-147124号公報

 本発明は、水素供給体である有機ハイド イドから脱水素反応で生成した水素を炭化 素系燃料とともに内燃機関に供給し、炭化 素の燃焼効率を改善し、高い空燃比での運 を可能にし、二酸化炭素の排出削減と炭化 素の燃費の向上を可能とした内燃機関を提 することを課題とするものであって、水素 給体からの脱水素反応による水素発生が内 機関の負荷変動に対応して速やかに動作す 水素供給装置を有する内燃機関を提供する とを課題とするものである。

 本発明は、水素供給体および炭化水素系 料の少なくともいずれか一方を燃料源とし 水素供給体から水素を生成する脱水素反応 を備え、脱水素反応器は一方の面に脱水素 媒を担持した水素発生部を有し、他方の面 は内燃機関からの排気が通過するとともに 素供給体から生成した脱水素生成物を酸化 て発熱させる酸化触媒を担持した酸化反応 を有し、発生した水素と脱水素生成物とを 離する水素分離手段、分離された水素を貯 する貯蔵手段および脱水素生成物を貯蔵す 手段、および発生した水素を燃料源に添加 給する手段とを備えた内燃機関用水素供給 置である。

 また、脱水素反応器の脱水素触媒および酸 触媒は、基材金属に積層したアルミニウム のアルマイト化の後に形成された多孔質ア ミナ層の表面に担持されたものであること 記の内燃機関用水素供給装置である。
 基材金属自体への通電加熱によって脱水素 媒を加熱する通電加熱手段を有する前記の 燃機関用水素供給装置である。
 脱水素反応器には、温度センサ、水素供給 噴射ノズルとともに、水素反応部の加熱用 脱水素生成物供給ノズルおよび空気供給管 設けられた前記の内燃機関用水素供給装置 ある。
 また、脱水素反応器に接続する排気管には 排気管を分岐する分岐部が設けられ、分岐 には水素発生手段の温度によって流量が調 される排気流量調整弁が設けられた前記の 燃機関用水素供給装置である。
 発生した水素を排気浄化触媒コンバータに 給する水素供給手段を設けた前記の内燃機 用水素供給装置である。

 水素供給体および炭化水素系燃料の少な ともいずれか一方を燃料源とし、水素供給 から水素を生成する脱水素反応器を備え、 水素反応器は一方の面に脱水素触媒を担持 た水素発生部を有し、他方の面には内燃機 からの排気が通過するとともに、水素供給 から生成した脱水素生成物を酸化して発熱 せる酸化触媒を担持した酸化反応部を有し 発生した水素と脱水素生成物とを分離する 素分離手段、分離された水素を貯蔵する貯 手段および脱水素生成物を貯蔵する手段、 よび発生した水素を燃料源に添加供給する 段を備え、内燃機関の排気管から大気に放 される二酸化炭素濃度の量を濃度センサに って測定し、二酸化炭素の測定値が所定値 下となるように炭化水素燃料に対する水素 混合比率を制御する内燃機関の運転方法で る。

 脱水素反応器を構成する部材への通電加熱 よって脱水素触媒を加熱する前記の内燃機 の運転方法である。
 脱水素反応器の水素反応部の温度が所定の 下の場合に、脱水素生成物供給ノズルから 水素生成物と、空気供給管から供給される 気によって脱水素生成物の燃焼させて、水 反応部を所定の温度に加熱した後に水素供 体噴射ノズルから水素供給体を噴射して脱 素反応を行う前記の内燃機関の運転方法で る。
 水素供給体から発生した水素の一部を排気 化触媒コンバータに供給して排出される窒 酸化物の濃度を調整する前記の内燃機関の 転方法である。

 本発明は、内燃機関の排気系の廃熱を利 して、水素供給体の脱水素反応を、触媒反 層を形成した面と、酸化触媒層を形成した を形成した脱水素反応器を用いて行ってい 。このため、排気系の廃熱の効率的な利用 図ることができるので、水素の効率的な発 が可能となる。また、内燃機関の燃料と併 した場合には、高空燃比で安定して燃焼さ ることができるので、燃費向上とともに、 酸化炭素の発生を抑制することができる。 に、排気触媒コンバータに水素を供給した 合には、空燃比が大きい状態で発生量が増 する窒素酸化物の濃度を低下させることが 能となる。

図1は、本発明の水素供給装置を備えた 内燃機関の全体構成を説明する図である。 図2は、本発明の内燃機関用水素供給装 置の動作を説明する図である。 図3は、脱水素反応器の一実施例を説明 する図である。

符号の説明

 1…内燃機関、3…空気清浄器、5…空気流 計、7…燃料タンク、9…供給ポンプ、11…ガ ソリンインジェクタ、13…点火プラグ、15… 気管、17…排気浄化触媒コンバータ、19…脱 素反応器、21…水素供給体貯槽、23…供給ポ ンプ、24…水素供給体インジェクタ、25…混 物排出管、26…水素分離装置、27…圧縮ポン 、29…水素貯槽、31…脱水素生成物貯槽、33 排気管、35…空気供給手段、37…脱水素生成 物供給管、38…供給ポンプ、39…消音器、40… インジェクタ、41…流量調整弁、43…バイパ 管路、45、45A…水素インジェクタ、47…制御 置、61…筐体、62…反応管、63…脱水素反応 、65…酸化反応部、67…金属基材、69…アル ニウム層、71…脱水素触媒、73…酸化触媒

 本発明は、メチルシクロヘキサン等のよ な脱水素が容易な水素供給体を内燃機関の 素源として用いる際に、水素生成反応器の 熱手段として内燃機関の排気の有する廃熱 利用して脱水素反応を行う水素生成反応器 有している。更に、水素生成反応器の一方 面には、脱水素反応触媒を設けた水素発生 応部を有し、他方の面に水素供給体から生 した脱水素生成物を酸化して発熱させる酸 触媒を担持した酸化反応部を設けたことに って、内燃機関の廃熱による加熱が充分で ない場合にも所定の温度とし、常に安定し 水素の供給が可能である内燃機関用の水素 給装置を提供することが可能であることを 出したものである。

 以下に図面を参照して本発明を説明する。
 図1は、本発明の水素供給装置を備えた内燃 機関の全体構成を説明する図である。
 内燃機関1には、空気清浄器3で清浄化され 空気が空気流量計5を通じて供給され、また 燃料タンク7に貯蔵されたガソリン等の炭化 水素が供給ポンプ9によってガソリンインジ クタ11から供給噴射されて吸気系からシリン ダ内に供給され、点火プラグ13によって点火 れて内燃機関の運転が行われる。
 燃焼後の排気は、排気管15によって排気浄 触媒コンバータ17に送られて浄化された後に 脱水素反応器19に供給される。

 脱水素反応器19には、メチルシクロヘキサ 等の水素供給体が水素供給体貯槽21から供給 ポンプ23によって供給されて水素供給体イン ェクタ24によって噴射され、脱水素反応器19 の脱水素反応部に配置した触媒によって脱水 素反応が起こる。
 生成した水素と脱水素生成物の混合物は、 合物排出管25を通じて水素分離装置26に送ら れて水素と、脱水素生成物が分離される。水 素は圧縮ポンプ27によって圧縮されて水素貯 29に貯蔵される。また、トルエン等の脱水 生成物は水素貯蔵体として再度使用するた に水素貯蔵体貯槽31に貯蔵される。

 水素供給体としては、シクロヘキサン、 チルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキ ン、テトラリン、デカリン、メチルデカリ 等の、芳香族炭化水素およびその誘導体等 不飽和結合を有する炭化水素及びその誘導 への水素添加によって生成する化合物であ て、比較的容易に脱水素反応を起こして水 を生成する化合物を挙げることができる。

 脱水素反応器19に排気を供給する排気管33 には、空気供給手段35および脱水素生成物供 管37が結合されており、脱水素反応器19の脱 水素触媒温度が脱水素反応温度よりも低い場 合には、脱水素反応器19内部で、脱水素生成 供給管37から供給された脱水素生成物が空 供給手段35から供給された空気とが酸化触媒 の作用によって燃焼する結果、脱水素触媒が 所定の反応温度に加熱される。また、脱水素 反応器19を通過した排気は、消音器39から外 へ放出される。

 一方、排気管33には、脱水素反応器19をバイ パスする流量調整弁41およびバイパス管路43 有しており、排気管から高温度の排気が大 に流入することによって脱水素反応器19が所 定の温度以上となった場合には、排気をバイ パス管路側へ送気することによって脱水素反 応器19の温度を所定の反応温度に低下するこ ができる。
 また、水素貯槽29に貯蔵された水素は、水 インジェクタ45から吸気系に供給されて内燃 機関の燃料とされる。
 また、水素貯槽29に貯蔵された水素は、水 インジェクタ45Aによって排気触媒コンバー 17へ供給すると、リーンバーン状態で発生量 が増加した窒素酸化物の濃度を低下させるこ とができる。

 以上のガソリンインジェクタ、水素インジ クタ、ポンプ、流量計、流量調整弁、温度 ンサ、点火プラグ等は、制御装置47と接続 れており、内燃機関の負荷、アクセル開度 加速度等の、運転状況に応じてインジェク による注入量、噴射間隔、流量、必要水素 等が制御される。
 また、以上の説明では、水素はシリンダの 部において吸気系の空気に混合されること 説明したが、水素は加圧されて貯蔵された 素貯槽からシリンダ内に直接供給すること できる。

 図2は、本発明の内燃機関用水素供給装置の 動作を説明する図である。
 内燃機関1の始動時に、ステップS21により運 転条件を検知し、ステップS22で必要水素量が 計算される。次にステップS23で脱水素反応器 19の脱水素反応部の脱水素触媒温度が検知さ ステップS24により噴射すべき水素供給体量 算出され水素供給体が算出量に応じて噴射 れる。
 このとき脱水素反応器の脱水素触媒の温度 ステップS25により300℃以下と判断された場 は、ステップS26で脱水素触媒温度を上昇さ るために水素貯蔵体貯槽31に貯留された脱 素生成物である水素貯蔵体を水素貯蔵体供 管37を通じて供給する供給ポンプ38、インジ クタ40、水素貯蔵体を燃焼させるための空 供給手段35を駆動させることにより温度を上 昇させる。
 また、本発明の脱水素反応器においては、 熱用電気ヒータを装着して通電加熱したり あるいは脱水素反応器の脱水素反応部の基 金属に直接通電して加熱しても良い。

 また、脱水素反応器温度がステップS27で4 50℃以上と判断された場合は、排気流量調整 41が駆動され、排気の一部が排気バイパス 路43を消音器39側への送気されて脱水素反応 温度が300℃から450℃の間となるよう制御さ る。

 また、ステップS29により、空燃比、排気 口に設置された二酸化炭素センサによって 知された信号によって、ステップS30で設定 た二酸化炭素排出量となるようシステム全 が制御される。

 図3は、脱水素反応器の一実施例を説明する 図である。
 図3(A)は、平面図、図3(B)は、A-A’線で切断 た断面図、図3(C)は、B-B’線で切断した断面 、図3(D)は、図3(C)で示した一つの反応管の 大図である。
 脱水素反応器19は、内部にステンレス鋼等 耐熱性金属材料からなる筐体61の内に、脱水 素反応部63、酸化反応部65を両面に形成した なくとも1個の反応管62を有している。
 反応管62は、ステンレス鋼、ニッケル合金 の金属基材67の両面に、クラッド、無電解め っき等の方法によってアルミニウム層69が積 されたものであって、アルミニウム層の表 は、アルマイト処理を行った後に、更に熱 処理等の方法によって多孔質なアルミナ層 形成されている。そして、多孔質アルミナ 上には、脱水素触媒71および酸化触媒73が担 持されている。
 脱水素触媒、酸化触媒は、白金、パラジウ 、ロジウム、レニウム、ルテニウムから選 れる少なくとも一種の元素を含む化合物の 液を塗布した後に焼成することによって製 することができる。

 反応管62の外部空間は排気が通過して脱 素触媒を所定の温度に加熱した後に排気さ る。また、反応管62の内部空間には、メチル シクロヘキサン等の水素供給体が水素供給体 インジェクタ24によって噴射されて、水素と ルエン等の脱水素生成物が生じて、混合物 出管25を通じて取り出される。

 また、反応管62の外面には、酸化触媒73を 担持した酸化反応部65が形成されているので 供給された排気によっても脱水素触媒の温 が反応温度に達しない場合には、水素貯蔵 である脱水素生成物をインジェクタ40から 射するとともに、排気管からは空気供給手 (図示しない)によって空気を供給して、酸化 触媒73の作用によって発熱させることにより 脱水素触媒の温度を所定の温度に加熱する とができる。

 また、本発明の脱水素反応器は、耐熱性の 属材料の表面に熱伝導性が良好なアルミニ ムを積層した後に、触媒層を形成したもの あるので熱伝導性が良好であって、排気の する廃熱を有効に利用できる。
 また、耐熱性の金属材料に通電手段を接続 て自動車に搭載した電池等の電源から通電 、耐熱性の金属材料自体を加熱することに って脱水素触媒を所定の温度としても良い
 図3に示した脱水素反応器では、管状の反応 器を例に挙げて説明したが、連続した波板上 の部材の両面にそれぞれ、脱水素触媒層、酸 化触媒層を設けたものであっても良い。

 また、本発明の内燃機関では、炭化水素 燃料に水素を混合した場合には、排気中の 化水素は減少するものの、水素を混合しな 場合に比べて窒素酸化物が増加することが った。この場合には、内燃機関用の燃料と て配合する水素の一部を水素インジェクタ4 5Aによって排気浄化触媒コンバータ17に注入 ることによって、排出される窒素酸化物の 度を減少させることができる。

 以下に実施例、比較例を示し本発明を説明 る。
実施例1および比較例1
 1Lエンジンを搭載した自動車に図3に示すフ ン型白金担持アルマイト触媒管状リアクタ 有する水素発生装置を搭載し、触媒の温度 エンジン排気による加熱で300℃-350℃の間に 保持して、有機ハイドライドとしてメチルシ クロヘキサンを触媒に噴射して水素を発生さ せた。
 発生した水素を10-50L/分の供給速度で水素イ ンジェクタからエンジンに導入した。ガソリ ンに水素を添加したガソリン-水素混焼シス ムと、従来のガソリンのみを用いたガソリ 燃焼システムについて排出二酸化炭素濃度 燃料消費率をシャーシダイナモにおいて測 して、その結果をエンジン回転数(rpm)、空気 /燃料比とともに表1に示す。
 実施例については試験1-1~1-4に示し、比較例 については、比1-1~1-2に示す。

 ガソリンに対して水素を3-6%添加したガソリ ン―水素混焼における内燃機関では、高空燃 比(リーンバーン条件)において安定したエン ン燃焼運転が実現され、また排出二酸化炭 濃度はガソリンのみの場合に比べて22-34%低 して、さらに燃料消費率が26-66%向上する水 添加結果が得られた。
 なお、試験1-1,1-2,1-4,1-5では、ガソリン供給 :3.1L/h
    試験1-3では、ガソリン供給量:4.2L/h
    比較1-1,1-2では、ガソリン供給量:6.1L/h
の条件で運転した。またいずれも、アクセル 開度30%でエンジンを稼働した。

実施例2および比較例2
 水素を排気浄化触媒コンバータに供給した を除き実施例1と同様にエンジンを運転した 場合の排気中の窒素酸化物濃度の変化を、試 験2-1~2-4および比較2-1~2-4として表2に示す。
 なお、試験2-1、2-2、2-4、及び比較2-1~2-4では 、
        ガソリン供給量:3.1L/h
    試験2-3、及び比較2-3では、
        ガソリン供給量:4.2L/h で運転し 。またいずれも、アクセル開度30%でエンジ を稼働した。

 本発明は、内燃機関の排気系の廃熱を利 して、水素供給体の脱水素反応を触媒反応 を形成した面と、酸化触媒層を形成した面 形成した脱水素反応器を用いて行っている で、排気系の廃熱の効率的な利用を図るこ ができ、水素の効率的な発生が可能となる また、内燃機関の燃料と併用した場合には 高空燃比で安定して燃焼させることができ ので、燃費向上とともに、二酸化炭素の発 を抑制することができる。更に、排気触媒 ンバータに水素を供給した場合には、空燃 が大きい状態で発生量が増加する窒素酸化 の発生量を低下させることが可能となる。




 
Previous Patent: WO/2009/101696

Next Patent: UNBRELLA