日本電産サンキョー株式会社 (〒11 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 Nagano, 3938511, JP)
| シート状の媒体が搬送される搬送路と、 前記搬送路上で前記媒体を搬送する搬送手段と、 前記媒体が搬送される媒体搬送方向と直交する媒体幅方向を主走査するとともに、前記媒体搬送方向を副走査して、前記媒体に印刷された画像データを読み取るスキャナと、 前記スキャナと前記搬送路を挟んで対向するとともに、表面に植毛が施された毛ブラシローラと、を備え、 前記毛ブラシローラと前記スキャナの読み取り面との間には、前記媒体の通過を許容する隙間が設けられているとともに、 前記搬送手段が前記媒体を前記媒体搬送方向に搬送するとき、前記毛ブラシローラが前記媒体の被読み取り面とは反対側の面を規制して前記媒体を案内することを特徴とする画像読取装置。 |
| 前記搬送路は、前記毛ブラシローラ側の前記搬送路を規制する平面状のガイド部材を有し、 前記ガイド部材は、前記毛ブラシローラを前記搬送路に臨ませる窓部と、前記窓部の縁から前記毛ブラシローラに向かい、かつ前記媒体搬送方向と平行な方向に突出して、前記毛ブラシローラの毛を掻き分ける複数の突起とを備えることを特徴とする請求の範囲第1項記載の画像読取装置。 |
| 前記突起は、断面が前記毛ブラシローラに向かって狭くなる三角形の舳先形状であることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項記載の画像読取装置。 |
| 前記ガイド部材の、前記窓部に隣接する隣接部は、前記媒体搬送方向において前記毛ブラシローラに向かって前記搬送路から徐々に離れる斜面であることを特徴とする請求の範囲第2項記載の画像読取装置。 |
| 前記毛ブラシローラが有する毛は導電性部材であることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項記載の画像読取装置。 |
| 小切手等の薄いシート状の媒体用として使用されることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項のいずれかに記載の画像読取装置。 |
| シート状の媒体が搬送される搬送路と、 前記媒体を搬送するための搬送手段と、 前記搬送路に接続されるとともに、少なくとも前記媒体の一部を前記搬送路から退避させるための退避路と、を備え、 前記搬送路の、前記媒体の搬送方向に直交する媒体幅方向の一方側には、搬送時における前記媒体幅方向での前記媒体の基準位置となる搬送基準面が形成され、 前記搬送手段は、前記搬送路に配置され前記媒体を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラに対向配置され前記搬送ローラに向かって付勢される対向ローラとを備え、 前記対向ローラは、前記対向ローラの、前記搬送基準面と逆側が前記搬送方向に変位可能となるように支持され、 前記搬送手段は、前記搬送基準面に前記媒体を寄せる際に、前記退避路を利用して前記媒体を内部で往復搬送することを特徴とする媒体処理装置。 |
| 前記搬送方向に対する前記媒体の傾きを検出する傾き検出手段を備え、 前記搬送手段は、前記傾き検出手段で前記媒体の傾きが検出されると、前記退避路を利用して前記媒体を内部で往復搬送することを特徴とする請求の範囲第7項記載の媒体処理装置。 |
| 前記搬送路は、搬送中の前記媒体が直進可能となるように、略直線状に形成され、 前記退避路は、前記搬送路から分岐するように形成されるとともに、前記搬送路の上方または下方に向かって湾曲するように形成されていることを特徴とする請求の範囲第7項または第8項記載の媒体処理装置。 |
| 前記媒体を挿入するための媒体挿入部を備え、 前記退避路は、前記搬送路の、前記媒体挿入部側から分岐していることを特徴とする請求の範囲第9項記載の媒体処理装置。 |
| 前記搬送路と前記退避路との境界部分に、前記搬送路から前記媒体挿入部または前記退避路のいずれか一方への前記媒体の搬送を可能とする搬送方向切替手段を備えることを特徴とする請求の範囲第10項記載の媒体処理装置。 |
| 前記媒体幅方向と前記対向ローラの軸方向とが略一致した状態から、前記対向ローラの、前記搬送基準面と逆側が前記搬送方向の両側に変位可能となるように、前記対向ローラが支持されていることを特徴とする請求の範囲第7項または第8項記載の媒体処理装置。 |
| 前記媒体を挿入するための媒体挿入部を備え、 前記媒体挿入部は、前記媒体が通過する媒体通過路と、前記媒体通過路を閉鎖および開放するシャッター部材と、前記搬送基準面側に配置されるとともに前記媒体の挿入を検出するための挿入検出手段とを備え、 前記挿入検出手段によって前記媒体が検出されると、前記シャッター部材が前記媒体挿入部を開放すること、および/または、前記挿入検出手段によって前記媒体が検出されると、前記媒体処理装置へ前記媒体の取り込むために前記搬送手段が起動することを特徴とする請求の範囲第7項または第8項記載の媒体処理装置。 |
| 前記対向ローラの、前記搬送基準面と逆側の変位量を調整するための変位量調整手段を備えることを特徴とする請求の範囲第7項または第8項記載の媒体処理装置。 |
本発明は、小切手等の薄いシート状の媒 に記載または印字された文字情報や画像情 を読み取る画像読取装置に関する。また、 発明は、小切手等の薄いシート状の媒体を 理するための媒体処理装置に関する。
紙等のシート状の媒体に記載または印字 れた文字情報や画像情報(以下、文字情報等 という。)を読み取る装置として、複写機等 装着された画像読取装置が知られている。 像読取装置は、一般的に、画像データを読 取るスキャナと、そのスキャナに対向する 置に設けられるプラテンローラとを有して る。プラテンローラは、通常、読み取り原 をスキャナの読み取り面に圧接保持するよ に設けられ、軟質樹脂や発泡樹脂で形成さ ている。
また、下記特許文献1には、毛ブラシロー ラをプラテンローラとして用い、その毛ブラ シローラによって読み取り原稿をスキャナの 読み取り面に圧接保持する画像読取装置が提 案されている。この画像読取装置において、 毛ブラシローラは、原稿の種類によらず読み 取り原稿を搬送可能とし、かつ、読み取り品 質も向上させるとされている。また、その毛 ブラシローラを導電性材料で形成することに より、静電気に対する除電効果を持たせるこ とができるとされている。
また、従来から、カード状の媒体を搬送 ながら、媒体に記録された磁気情報の再生 を行うカードリーダが知られている。この ードリーダでは、搬送方向に対する媒体の きを補正して、搬送中の媒体に対して適切 処理を行うため、搬送中の媒体の短手幅方 の基準位置となる搬送基準面がカードの搬 路に形成されている。この搬送基準面に向 て媒体をスムーズに寄せ、強度の弱い媒体 あっても破損を起こさないように構成され カードリーダが本出願人によって提案され いる(たとえば、特許文献2参照)。
この特許文献2に記載のカードリーダでは 、複数の駆動ローラに無端ベルトが架け渡さ れており、この無端ベルトによって媒体の搬 送が行われる。すなわち、無端ベルトに沿っ て媒体の搬送路が形成されており、搬送路は 、駆動ローラ間に形成される平面部と、駆動 ローラの外周に沿って形成される湾曲面部と から構成されている。また、平面部と湾曲面 部との境界近傍に、搬送基準面と逆側が搬送 方向に変位自在に支持された搬送ローラが配 置されている。
このカードリーダでは、スキャナによる 体表面の文字情報等の読み取り、および、 体に記録された磁気情報の再生が適切に完 するまで、媒体は、搬送路に沿って回転す 。また、媒体は、搬送路に沿って回転する に、搬送ローラの作用で搬送基準面に向か て寄っていく。
しかしながら、軟質樹脂や発泡樹脂から るプラテンローラを用いた画像読取装置に いては、媒体に記載された文字情報等を所 の被写体深度内で正確に読み取るために、 ラテンローラをスキャナの読み取り面に圧 する必要がある。そのため、たとえば、ス ープラの針やクリップ等が媒体についたま 搬送されると、スキャナの読み取り面(通常 はガラス面)が傷ついてしまい、正確な読み りに支障が生じることがある。
また、上記特許文献1に記載の画像読取装 置のように、毛ブラシローラをプラテンロー ラとして用いた場合においても、毛の材質等 によっては上記のような傷の問題が依然とし て生じる。しかも、搬送時の媒体をガイドす る搬送ガイド面と、毛ブラシローラとの隙間 (たとえば特許文献1ではガイド板と毛ブラシ ーラとの間の隙間)に媒体が入り込んで、い わゆる「ジャム」(媒体がつまってクシャク ャになること)が発生するおそれがある。特 、厚さが薄く、折り曲げ等された小切手や 形等のシート状の媒体の場合、媒体の腰が くなっており、ジャムが発生しやすいとい 問題がある。
また、特許文献2に記載のカードリーダで は、平面部と湾曲面部との境界近傍に配置さ れた搬送ローラの作用で、搬送基準面に向け て媒体をスムーズに寄せることができ、また 、強度の弱い媒体であっても搬送時の破損を 防止することが可能になる。しかしながら、 このカードリーダでは、媒体を回転搬送する ように、無端ベルトに沿って媒体の搬送路が 形成されているため、搬送路の設置スペース が大きくなり、装置が大型化する。
そこで、本発明の第1の課題は、小切手等 の薄いシート状の媒体に記載または印字され た文字情報や画像情報を読み取る画像読取装 置において、スキャナの読み取り面を傷つけ ることなく所定の被写体深度内で文字情報等 を正確に読み取ることができる画像読取装置 を提供することにある。また、本発明の第2 課題は、さらに、ジャムが発生しにくい画 読取装置を提供することにある。
さらに、本発明の第3の課題は、搬送基準 面に向けて媒体をスムーズに寄せること、お よび、強度の弱い媒体であっても搬送時の破 損を防止することが可能で、かつ、小型化す ることが可能な媒体処理装置を提供すること にある。
上記の第1の課題および第2の課題を解決 るため、本発明の画像読取装置は、シート の媒体が搬送される搬送路と、搬送路上で 体を搬送する搬送手段と、媒体が搬送され 媒体搬送方向と直交する媒体幅方向を主走 するとともに、媒体搬送方向を副走査して 媒体に印刷された画像データを読み取るス ャナと、スキャナと搬送路を挟んで対向す とともに、表面に植毛が施された毛ブラシ ーラと、を備え、毛ブラシローラとスキャ の読み取り面との間には、媒体の通過を許 する隙間が設けられているとともに、搬送 段が媒体を媒体搬送方向に搬送するとき、 ブラシローラが媒体の被読み取り面とは反 側の面を規制して媒体を案内することを特 とする。
本発明では、毛ブラシローラとスキャナ 読み取り面との間には媒体の通過を許容す 隙間が設けられているとともに、搬送手段 媒体を媒体搬送方向に搬送するとき、毛ブ シローラが媒体の被読み取り面とは反対側 面を規制して媒体を案内している。そのた 、スキャナの読み取り面を傷つけることな 、媒体の文字情報等をスキャナの被写体深 内に維持することができ、上記第1の課題を 解決できる。また、腰の弱い媒体でもジャム (クシャクシャになって詰まる)を発生させる となく搬送できるため、上記第2の課題を解 決できる。さらに、毛ブラシローラを用いる ので、媒体に付着したクリップやステープラ の針を毛ブラシローラ内に保持等することが でき、スキャナの読み取り面に傷が生じるの を防止することが可能になる。
本発明において、搬送路は、毛ブラシロ ラ側の搬送路を規制する平面状のガイド部 を有し、ガイド部材は、毛ブラシローラを 送路に臨ませる窓部と、窓部の縁から毛ブ シローラに向かい、かつ媒体搬送方向と平 な方向に突出して、毛ブラシローラの毛を き分ける複数の突起と、を備えることが好 しい。
このように構成すると、毛ブラシローラ ガイド部材の窓部から搬送路に臨むように けられ、さらにその毛ブラシローラの毛を き分けるように複数の突起が設けられてい ので、ガイド部材と毛ブラシローラとの間 は、搬送時の媒体が入り込む隙間がない。 のため、その隙間に搬送時の媒体が入り込 ことで生じ得るジャムの発生を防ぐことが きる。特に、厚さが薄く、折り曲げ等され 腰が弱くなった小切手や手形等のシート状 媒体であっても、ジャムが発生しにくい。
本発明において、突起は、断面が毛ブラ ローラに向かって狭くなる三角形の舳先形 であることが好ましい。このように構成す と、突起を三角形の舳先形状としたので、 ブラシローラに突起の形状癖(形状痕)が付 にくく、毛ブラシのブラシ効果を媒体全面 与えることができる。
本発明において、ガイド部材の、窓部に 接する隣接部は、媒体搬送方向において毛 ラシローラに向かって搬送路から徐々に離 る斜面であることが好ましい。このように 成すると、窓部の縁が搬送路から最も離れ ことになるので、媒体がその縁に引っ掛か ことが無く、ジャムが発生しにくくなる。
本発明において、毛ブラシローラが有す 毛は導電性部材であることが好ましい。こ ように構成すると、媒体に生じた静電気を 電することができる。
本発明において、画像読取装置は、たと ば、小切手等の薄いシート状の媒体用とし 使用される。この場合には、折り曲げ等さ て腰が弱くなった小切手や手形等のシート の媒体用として、画像読取装置を使用でき 。
また、上記の第3の課題を解決するため、 本発明の媒体処理装置は、シート状の媒体が 搬送される搬送路と、媒体を搬送するための 搬送手段と、搬送路に接続されるとともに、 少なくとも媒体の一部を搬送路から退避させ るための退避路と、を備え、搬送路の、媒体 の搬送方向に直交する媒体幅方向の一方側に は、搬送時における媒体幅方向での媒体の基 準位置となる搬送基準面が形成され、搬送手 段は、搬送路に配置され媒体を搬送する搬送 ローラと、搬送ローラに対向配置され搬送ロ ーラに向かって付勢される対向ローラとを備 え、対向ローラは、対向ローラの、搬送基準 面と逆側が搬送方向に変位可能となるように 支持され、搬送手段は、搬送基準面に媒体を 寄せる際に、退避路を利用して媒体を内部で 往復搬送することを特徴とする。
また、本発明の媒体処理装置は、たとえ 、搬送方向に対する媒体の傾きを検出する き検出手段を備え、搬送手段は、傾き検出 段で媒体の傾きが検出されると、退避路を 用して媒体を内部で往復搬送する。
本発明の媒体処理装置では、搬送ローラ 対向する対向ローラは、この対向ローラの 搬送基準面と逆側が搬送方向に変位可能と るように支持されている。そのため、搬送 の媒体が対向ローラに当接すると、対向ロ ラは、搬送基準面に向けて媒体を寄せる方 へ搬送基準面側を支点にして傾く。したが て、対向ローラの作用で、搬送中の媒体を 送基準面に向けてスムーズに寄せることが 能になり、搬送方向に対して媒体が傾いて る場合には、搬送基準面に媒体を当接させ 、その傾きを補正することが可能になる。 た、対向ローラの変位量を適切に設定する とで、搬送基準面に向かう媒体に過剰な負 がかかるのを防止することができる。した って、強度の弱い媒体であっても搬送時の 損を防止することが可能になる。
また、本発明の媒体処理装置では、搬送 段が、搬送基準面に媒体を寄せる際に、退 路を利用して媒体を内部で往復搬送してい 。すなわち、本発明では、搬送基準面に媒 を寄せて、搬送方向に対する媒体の傾きを 正する必要があるときに、媒体を往復搬送 るための退避路が形成されている。したが て、媒体が回転搬送されるように搬送路が 成される従来の構成と比較して、搬送路お び退避路の設置スペースを小さくすること 可能になる。その結果、本発明では、装置 小型化することが可能になる。
さらに、本発明の媒体処理装置では、搬 基準面に媒体を寄せる際に、搬送手段が、 避路を利用して媒体を内部で往復搬送して るため、媒体が回転搬送される場合と比較 て、搬送基準面に媒体を寄せる際の媒体の 送距離を短くすることが可能になる。した って、本発明では、媒体の処理時間を短縮 ることが可能になる。また、本発明では、 送路に搬送ローラと対向ローラとが配置さ ているため、適切な数量の搬送ローラと対 ローラとを設置することで、平面部と湾曲 部との境界近傍に搬送ローラが配置される 来の構成と比較して、短時間で搬送基準面 媒体を寄せることが可能になる。
本発明において、搬送路は、搬送中の媒 が直進可能となるように、略直線状に形成 れ、退避路は、搬送路から分岐するように 成されるとともに、搬送路の上方または下 に向かって湾曲するように形成されている とが好ましい。この場合には、たとえば、 体処理装置は、媒体を挿入するための媒体 入部を備え、退避路は、搬送路の、媒体挿 部側から分岐している。このように構成す と、媒体の搬送方向において、装置を小型 することが可能になる。また、搬送路が略 線状に形成されるため、搬送路で搬送され 媒体の破損を防止しやすくなる。
本発明において、媒体処理装置は、搬送 と退避路との境界部分に、搬送路から媒体 入部または退避路のいずれか一方への媒体 搬送を可能とする搬送方向切替手段を備え ことが好ましい。このように構成すると、 復搬送される際の媒体を退避路へ確実に案 することができる。
本発明において、媒体幅方向と対向ロー の軸方向とが略一致した状態から、対向ロ ラの、搬送基準面と逆側が搬送方向の両側 変位可能となるように、対向ローラが支持 れていることが好ましい。このように構成 ると、往復搬送される媒体は、どちらの方 に搬送されても、対向ローラの作用で搬送 準面に向けて寄っていく。したがって、短 間で媒体を搬送基準面に寄せて、媒体の傾 を補正することが可能になる。
本発明において、媒体処理装置は、媒体 挿入するための媒体挿入部を備え、媒体挿 部は、媒体挿入部を閉鎖および開放するシ ッター部材と、搬送基準面側に配置される ともに媒体の挿入を検出するための挿入検 手段とを備え、挿入検出手段によって媒体 検出されると、シャッター部材が媒体挿入 を開放すること、および/または、挿入検出 手段によって媒体が検出されると、媒体処理 装置へ媒体の取り込むために搬送手段が起動 することが好ましい。このように構成すると 、媒体幅方向において、媒体の端部が搬送基 準面に近い位置にあるときに、媒体処理装置 への媒体の挿入が可能になる。したがって、 挿入された媒体を短時間で搬送基準面に寄せ ることが可能になる。
本発明において、媒体処理装置は、対向 ーラの、搬送基準面と逆側の変位量を調整 るための変位量調整手段を備えることが好 しい。このように構成すると、媒体の強度 応じて、対向ローラの変位量を設定するこ ができる。すなわち、媒体の強度に応じて 対向ローラの傾きを設定することができる そのため、搬送基準面に向かう媒体に過剰 負荷がかかるのを防止することができる。 たがって、強度の弱い媒体の搬送時の破損 確実に防止することが可能になる。また、 度が比較的強い媒体を短時間で搬送基準面 寄せることが可能になる。
以上のように、本発明の画像読取装置に れば、スキャナの読み取り面を傷つけるこ なく、媒体の文字情報等をスキャナの被写 深度内に維持することができ、さらに、腰 無い媒体でもジャム(クシャクシャになって 詰まる)を発生させることなく搬送できる。 た、毛ブラシローラを用いることによって 媒体に付着したクリップやステープラの針 毛ブラシローラ内に保持等することができ スキャナの読み取り面に傷が生じるのを防 することが可能になる。
さらに、ガイド部材と毛ブラシローラと 間には搬送時の媒体が入り込む隙間がない で、その隙間に入り込んで生じるジャムの 生を防ぐことができる。特に、厚さが薄く 折り曲げ等されて腰が弱くなった小切手や 形等のシート状の媒体であっても、ジャム 発生しにくい。
また、本発明の媒体処理装置では、搬送 準面に向けて媒体をスムーズに寄せること および、強度の弱い媒体であっても搬送時 破損を防止することが可能になる。また、 発明の媒体処理装置では、装置を小型化す ことが可能になる。
1 画像読取装置(媒体処理装置)
2 媒体
3 媒体挿入部
10 搬送路
11 媒体通過路
12 シャッター部材
13A 挿入検出センサー(挿入検出手段)
15 搬送基準面
20(20A~20D) 搬送ローラ
22A~22D パッドローラ(対向ローラ)
30 スキャナ(傾き検出手段)
31 読み取り面
40 毛ブラシローラ
41 毛
51 切替レバー(搬送方向切替手段)
52 退避路
80、90 ガイド部材
81(81A、81B) 突起
82 斜面
88 窓部
89 窓部の縁
G 隙間
X 媒体搬送方向
Y 媒体幅方向
以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て説明する。
(画像読取装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる画像読
取装置1を示す斜視図であり、搬送路10を構成
する上搬送ブロック9を開けた状態を示して
る。図2は、図1に示す画像読取装置1におい
、上搬送ブロック9を閉じた動作状態時の断
構成図である。
本形態の画像読取装置1は、媒体挿入部3 ら挿入されたシート状の媒体2を搬送路10に き、その搬送路10内に設けられたスキャナ30 よって媒体2に記載または印字された文字情 報等を読み取る装置である。そして、読み取 り後においては、媒体2を、搬送路10内の搬送 ローラ20によって、画像読取装置1のさらに奥 側に設けられた他の装置(印字装置等)へ搬送 る、または、媒体挿入部3から排出する装置 である。すなわち、本形態の画像読取装置1 、媒体2に対して所定の処理を行う媒体処理 置である。なお、本明細書において、「手 側」とは画像読取装置1の媒体挿入部3側の とをいい、「奥側」とはその反対側である 像読取装置1の後方側のことをいう。
本形態の画像読取装置1は、図1および図2 示すように、シート状の媒体2が搬送される 搬送路10と、画像読取装置1内で媒体2を搬送 る搬送手段と、媒体2が搬送される媒体搬送 向(搬送方向)Xに直交する媒体幅方向Yを主走 査するとともに、媒体搬送方向Xを副走査し 、媒体2に印刷された画像データを読み取る キャナ30と、搬送路10を挟んでスキャナ30と 向するとともに、表面に植毛が施された(植 毛された)毛ブラシローラ40とを備えている。
また、本形態の画像読取装置1では、毛ブ ラシローラ40とスキャナ30の読み取り面31との 間に、媒体2の通過を許容する隙間Gが設けら ている。また、画像読取装置1は、搬送手段 が搬送路10の手前側近傍で媒体2を搬送方向X 搬送するときに、毛ブラシローラ40Aが媒体2 被読み取り面2Bとは反対側の面2Aを規制して 媒体2を案内するように構成され、搬送手段 搬送路10の奥側近傍で媒体2を搬送方向Xに搬 するときに、毛ブラシローラ40Bが媒体2の被 読み取り面2Aとは反対側の面の2Bを規制して 体2を案内するように構成されている。
なお、以下の説明および図中において、 字符号に続く大文字の英字は当該数字符号 対応する同種の部材が複数あるときの識別 ために付したものであり、その部材を総称 る場合には単に数字符号のみで説明する。 下に、各構成について説明する。
(媒体)
シート状の媒体2は、画像読取装置1で読み
り対象となる薄いシート状の媒体であり、
とえば小切手、手形等の紙材質からなる。
うした小切手等の薄い紙媒体は、厚さが薄
(たとえば、厚さ0.05~0.20mm程度)、折り曲げ等
れて使用および保管されるので、腰が無く
っていることがあるが、本形態の画像読取
置1では、こうした媒体2に対しても適切な
理を行うことができる。
(媒体挿入部の概略構成)
図3は、図1に示す媒体挿入部3内の挿入検出
ンサー13の配置位置を説明するための概略
面図である。
媒体挿入部3の内部には、図2に示すよう 、媒体2が通過する媒体通過路11が形成され いる。また、媒体挿入部3は、媒体通過路11 閉鎖および開放するシャッター部材12(図2参 )と、媒体2の挿入を検出する2個の挿入検出 ンサー13(図3参照)とを備えている。
挿入検出センサー13は、たとえば、発光 子(図示省略)と受光素子(図示省略)とから構 される光学式のセンサー(フォトインタラプ タ)であり、発光素子と受光素子とは、媒体 過路11を挟むように対向配置されている。
2個の挿入検出センサー13のうちの一方の 入検出センサー13Aは、図3に示すように、媒 体幅方向Yにおける媒体挿入部3の一端側に配 されている。具体的には、挿入検出センサ 13Aは、搬送路10に形成される後述の搬送基 面15側に配置されている。本形態では、挿入 検出センサー13Aは、媒体幅方向Yにおいて、 送基準面15の形成位置の近傍に配置されてい る。また、本形態の挿入検出センサー13Aは、 搬送基準面15側に配置される挿入検出手段と っている。
他方の挿入検出センサー13Bは、媒体幅方 Yにおいて、挿入検出センサー13Aと所定の間 隔をあけた状態で配置されている。具体的に は、画像読取装置1で使用される最小幅の媒 2aを、2個の挿入検出センサー13A、13Bで検出 能となるように、挿入検出センサー13Bは、 入検出センサー13Aと所定の間隔をあけた状 で配置されている。
本形態では、画像読取装置1が媒体2の挿 待機状態であるときには、シャッター部材12 は媒体通過路11を閉鎖している。この状態で 挿入検出センサー13Bが媒体2を検出すると、 シャッター部材12が媒体通過路11を開放する また、この状態で、検出センサー13Aが媒体2 検出すると、画像読取装置1へ媒体2の取り むため、搬送手段を構成する後述の搬送ロ ラ20が回転を開始する。すなわち、本形態で は、2個の挿入検出センサー13A、13Bの両方が 体2を検出しないと、画像読取装置1へ媒体2 取り込むことができない。また、本形態で 、シャッター部材12は、所定のリンク機構( 示省略)を介してソレノイド14(図1参照)に連 されており、ソレノイド14の動力で媒体通過 路11の開閉動作を行う。
なお、挿入検出センサー13Aが媒体2を検出 すると、シャッター部材12が媒体通過路11を 放し、検出センサー13Bが媒体2を検出すると 搬送手段を構成する後述の搬送ローラ20が 転を開始するようにしても良い。また、挿 検出センサー13A、13Bの両方が媒体2を検出し ことを上位のホストコンピュータあるいは 像読取装置1の制御部が認識した後に、シャ ッター部材12が媒体通過路11を開放し、かつ 搬送ローラ20が回転を開始するようにしても 良い。
(搬送路の概略構成)
図4は、図1に示す画像読取装置1を構成する
搬送ステージ8のガイド部材80を示す斜視図
ある。
搬送路10は、媒体2の走路であり、図1およ び図2に示すように、上下に対向して設けら た上搬送ブロック9のガイド部材90および下 送ステージ8のガイド部材80と、画像読取装 1の側面を構成する2枚の側板とで構成されて いる。この搬送路10は、媒体2をまっすぐ搬送 することが可能となるように、図2の左右方 にまっすぐ延びている。すなわち、搬送路10 は、搬送中の媒体2が直進可能となるように 略直線状に形成されている。
この搬送路10内において、媒体2は、搬送 段を構成する搬送ローラ20A~20Dと、搬送ロー ラ20A~20Dに対向するパッドローラ22A~22Dとによ て媒体搬送方向Xに搬送される。なお、本形 態では、搬送ローラ20A~20Dが下搬送ステージ8 設けられ、パッドローラ22A~22Dが上搬送ブロ ック9に設けられているが、必ずしもそうし 構成に限定されず、搬送ローラ20A~20Dの全部 たは一部を上搬送ブロック9に設け、パッド ローラ22A~22Dの全部又一部を下搬送ステージ8 設けてもよい。
搬送路10の、媒体幅方向Yの一端には、搬 時における媒体幅方向Yでの媒体2の基準位 となる搬送基準面15が形成されている。本形 態では、図1の紙面奥側に配置される側板の 部が搬送基準面15となっている。また、搬送 路10の幅は、幅の異なる各種の媒体2に対応可 能なように、たとえば65mm~110mmの範囲で構成 れている。また、搬送路10の高さH(隙間、図7 参照)は、使用によってシワ(皺)が生じた媒体 等も容易に搬送可能な隙間であることが好ま しく、通常、1mm~3mm程度である。
搬送路10を構成する下搬送ステージ8のガ ド部材80は、搬送路10の下側に、上搬送ブロ ック9のガイド部材90に対向して設けられたガ イド部材である。このガイド部材80は、図4に 示すように、樹脂製の成形体であることが好 ましいが、それ以外のものであってもよい。 ガイド部材80の搬送路10側の面には、媒体搬 方向Xに沿って延びるスリットガイド84(図4参 照)が複数設けられている。このスリットガ ド84は、媒体2が媒体搬送方向Xに沿って搬送 るのを助けるように作用し、平坦面85上に 意の間隔で突出した所定高さの突起状に形 されている。
一方、搬送路10を構成する上搬送ブロッ 9のガイド部材90は、下搬送ステージ8のガイ 部材80に対向して設けられており、その上 送ブロック90は開閉可能となっている。この ガイド部材90も上記のガイド部材80と同様に 樹脂製の成形体であることが好ましいが、 れ以外のものであってもよい。また、ガイ 部材90の搬送路10側の面も、ガイド部材80と 様に、媒体搬送方向Xに沿って延びるスリッ ガイド(図1参照)が複数設けられている。
上搬送ブロック9の開閉は、搬送手段を構 成するプーリ122の軸と併用される支持軸91を 点として行われる。上搬送ブロック9を開い たときの位置を開位置(図1参照)といい、閉じ たときの位置を閉位置(図2参照)というが、こ の画像読取装置1には、上搬送ブロック9を開 置に保持する保持手段(94~96)と、上搬送ブロ ック9を閉位置に保持するロック手段(92)とが けられている。
保持手段(94~96)は特に限定されないが、図 1では、先端に係合ピン95を備える支柱94と、 の係合ピン95が複数の位置で係合する係合 96を有するプレート97とを例示されている。 なわち、上搬送ブロック9は、支柱94の先端 係合ピン95が所定の係合部96に係合すること によって、所定の開位置に保持される。また 、開位置から閉位置にする際には、上搬送ブ ロック9を手で支えながら、係合ピン95を移動 して、所定の係合部96に係合させる。
上搬送ブロック9の閉位置でのロックは、 上搬送ブロック9の両サイドに設けられたロ クレバー92A、92Bと、そのロックレバー92A、92 Bに形成された凹部に係合する図示しないロ クピンとで行われる。なお、ロックレバー92 A、92Bの一端は、ロックレバー92A、92Bを付勢 るバネ機構(図示省略)とともに、上搬送ブロ ック9に取り付けられている。
下搬送ステージ8と上搬送ブロック9には 媒体2の位置検出を行うセンサー機構が設け れている。図1に示す画像読取装置1は、下 送ステージ8に設けられた発光素子60(60A、60B 60C)と、上搬送ブロック9に設けられた受光 子61(61A、61B、61C)とからなるセンサー機構を している。センサー機構の例としては、発 素子60(60A、60B、60C)と受光素子61(61A、61B、61C )とが対向配置され、発光素子60からの光を媒 体2が遮るのを受光素子61が検出することによ って、媒体2の有無や位置を判定するフォト ンタラプタを挙げることができる。
また、上搬送ブロック9には、媒体2の表 に記載されるMICR(Magnetic Ink Character Recognitio n;磁気インク文字認識)データに対して着磁を 行う着磁ヘッド71と、着磁ヘッド71で着磁さ たMICRデータを再生する磁気ヘッド70とが設 られている。下搬送ステージ8には、着磁ヘ ド71に対向するパッドローラ24が搬送ローラ 20Bと並んで設けられている。また、下搬送ス テージ8には、磁気ヘッド70に対向するパッド ローラ23が搬送ローラ20Cと並んで設けられて る。
(退避路の概略構成)
図2に示すように、本形態の画像読取装置1
、媒体挿入部3から媒体2を露出させずに、搬
送路10から媒体2の少なくとも一部を退避させ
る退避路52を備えている。この退避路52は、
送路10に接続されている。本形態では、退避
路52は、搬送路10の手前側から分岐するよう
形成されている。また、退避路52は、上端が
搬送路10に繋がる湾曲部52aと、湾曲部52aの下
に繋がる平面部52bと、平面部52bの下端に繋
る傾斜平面部52cとから構成され、全体とし
、搬送路10の下方に向かって湾曲するよう
形成されている。
湾曲部52aは、手前側に向かって膨らむ曲 状に形成されている。平面部52bは、図2の上 下方向に平行な平面状に形成されている。傾 斜平面部52cは、平面状に形成されるとともに 、奥側に向かうにしたがって下方向へ傾斜す るように形成されている。そのため、退避路 52に搬入される媒体2は、はじめは手前側に向 かって搬送され、その後、奥側に向かって搬 送される。なお、上端が搬送路10に繋がる湾 部のみによって、退避路52が形成されても い。
搬送路10と退避路52との境界部分には、搬 送路10から媒体挿入部3または退避路52のいず か一方への媒体2の搬送を可能とする搬送方 向切替手段としての切替レバー51が設けられ いる。切替レバー51は、所定のリンク機構( 示省略)を介してソレノイド14に連結されて り、シャッター部材12の開閉動作と連動し 回動する。具体的には、切替レバー51が、搬 送路10から媒体挿入部3への媒体2の搬送を可 とする開位置51Aにあるときには、シャッタ 部材12は、媒体通過路11を開放し、切替レバ 51が、搬送路10から退避路52への媒体2の搬送 を可能とする閉位置51Bにあるときには、シャ ッター部材12は、媒体通過路11を閉鎖する。
本形態では、後述のように、搬送基準面1 5に向けて媒体2を寄せる際に、退避路52を利 して、画像読取装置1の内部で媒体2を往復搬 送している。すなわち、搬送基準面15に向け 媒体2を寄せる際には、切替レバー51は、閉 置51Bにある。
なお、退避路52は、スキャナ30による情報 読み取りによって回収が必要と判断された媒 体2を回収するための回収用搬送路としても 能する。具体的には、媒体挿入部3から挿入 れた媒体2は、後述のように、搬送ローラ20E 、20A、20B、20C、20Dの回転によって奥側に搬送 され、媒体2の文字情報等が読み取られるが その媒体2が上位のホストコンピュータによ 回収が必要であると判断されると、搬送ロ ラ20A~20Dが逆回転し、媒体2が手前側に戻さ る。このとき、切替レバー51は閉位置51Bにあ り、手前側に戻る媒体2は、退避路52に送られ 、退避路52内の搬送ローラ20F、20Gによって回 エリア53に送られる。
(搬送手段の構成)
図5は、図1に示すパッドローラ22Aおよびそ
周辺部の構成を示す概略平面図である。図6
、図5に示すパッドローラ22Aの作用を説明す
るための図であり、(A)は媒体2が奥側へ搬送
れているときの状態を示し、(B)は媒体2が手
側へ搬送されているときの状態を示してい
。
媒体2を搬送する搬送手段は、駆動モータ 120(図2参照)を駆動源として回転する駆動ロー ラである搬送ローラ20と、搬送ローラ20に対 配置される従動ローラであるパッドローラ22 とを備えている。媒体2の搬送は、搬送ロー 20の駆動力により、搬送ローラ20とパッドロ ラ22との間に媒体2が挟まれた状態で行われ 。
本形態では、搬送路10に4本の搬送ローラ2 0A~20Dおよびパッドローラ22A~22Dが配置されて る。具体的には、手前側から奥側に向かっ 、搬送ローラ20A~20Dおよびパッドローラ22A~22D がこの順番で配置されている。また、搬送路 10と媒体挿入部3との間に1本の搬送ローラ20E よびパッドローラ22Eが配置され、退避路52に 2本の搬送ローラ20F、20Gおよびパッドローラ22 F、22Gが配置されている。
搬送ローラ20に対する駆動モータ120の駆 力の伝達手段は種々の方法が可能であるが たとえば、本形態では、駆動モータ120の駆 力は、図1に示すように、駆動モータ120の軸 設けられたプーリ121からベルト129を介して ーリ128、130に伝達され、プーリ128、130と同 上に設けられた搬送ローラ20C、20Dが回転す 。また、他の搬送ローラ20A、20Bに対しても 様の伝達手段によって駆動モータ120の駆動 が伝達され、搬送ローラ20A、20Bが回転する
また、搬送路10と媒体挿入部3との間に配 されている搬送ローラ20Eや、退避路52に配 されている搬送ローラ20F、20Gに対しても同 の伝達手段によって駆動モータ120の駆動力 伝達され、搬送ローラ20E、20F、20Gが回転す 。なお、搬送ローラ20F、20Gの駆動源として 駆動モータ120とは別の駆動モータを設けて 良い。この場合には、たとえば、図1に示す ーリ131、132、133やベルト134等によってこの 動モータの駆動力が伝達される。
パッドローラ22A~22Gはそれぞれ、搬送ロー ラ20A~20Gに向かって付勢され、搬送ローラ20の 駆動力に追従して回転する。その付勢手段は 特に限定されないが、通常はコイルバネ等が 用いられている。本形態では、パッドローラ 22A~22Dは、搬送路10に配置される搬送ローラ20A ~20Dに対向配置される対向ローラとなってい 。
パッドローラ22Aは、図5に示すように、回 転軸25に同心状に固定されている。回転軸25 一端側は軸受26によって回転可能に支持され 、回転軸25の他端側は軸受27によって回転可 に支持されている。軸受26は、搬送基準面15 (図1の紙面奥側)に配置され、軸受27は、搬 基準面15と逆側(図1の紙面手前側)に配置され ている。また、軸受26、27は、ガイド部材90に 形成された軸受固定部98に固定されている。
図5に示すように、軸受26には、媒体搬送 向Xで回転軸25を支持する2個の軸支持部28が 成されている。また、軸受27には、媒体搬 方向Xで回転軸25を支持する2個の軸支持部29 形成されている。
2個の軸支持部28の媒体搬送方向Xの間隔は 、回転軸25の径とほぼ同じか回転軸25の径よ もわずかに大きくなっている。一方、2個の 支持部29の媒体搬送方向Xの間隔は、回転軸2 5の径よりも大きくなっている。そのため、 転軸25は、一端側を支点として傾斜可能とな っている。すなわち、回転軸25の他端側は、 の一端側を支点として媒体搬送方向Xに変位 可能となっている。このように、パッドロー ラ22Aの、搬送基準面15と逆側が媒体搬送方向X に変位可能となるように、回転軸25を介して パッドローラ22Aが軸受26、27に支持されてい る。
本形態では、図5に示すように、パッドロ ーラ22Aの軸方向(すなわち、回転軸25の軸方向 )と媒体幅方向Yとが略一致した状態で、手前 に配置される軸支持部29と回転軸25との間に 隙間が形成されるとともに、奥側に配置され る軸支持部29と回転軸25との間にも隙間が形 されている。そのため、回転軸25の他端側( なわち、パッドローラ22Aの他端側)は、パッ ローラ22Aの軸方向と媒体幅方向Yとが略一致 した状態から媒体搬送方向Xの両側に変位可 となっている。
具体的には、図5に示す状態では、手前側 に配置される軸支持部29と回転軸25との間の 間と、奥側に配置される軸支持部29と回転軸 25との間の隙間が略等しくなっており、回転 25の他端側は、パッドローラ22Aの軸方向と 体幅方向Yとが略一致した状態から媒体搬送 向Xの両側に略等しい量だけ変位可能となっ ている。
搬送ローラ20Aとパッドローラ22Aとの間に 体2が挟まれて、媒体2が奥側に向かって搬 されると、媒体2とパッドローラ22Aとの間に じる摩擦力によって、図6(A)に示すように、 回転軸25の他端側は、奥側に配置される軸支 部29に接触するまで、回転軸25の一端側(基 搬送面15側)を支点にして、奥側に向かって 位する。すなわち、パッドローラ22Aの他端 が奥側に向かって変位して、奥側に向かっ 搬送される媒体2を一端側(搬送基準面15側)に 向けて寄せる方向にパッドローラ22Aが傾斜す る。
また、搬送ローラ20Aとパッドローラ22Aと 間に媒体2が挟まれて、媒体2が手前側に向 って搬送されると、媒体2とパッドローラ22A の間に生じる摩擦力によって、図6(B)に示す ように、回転軸25の他端側は、手前側に配置 れる軸支持部29に接触するまで、回転軸25の 一端側(基準搬送面15側)を支点にして、手前 に向かって変位する。すなわち、パッドロ ラ22Aの他端側が手前側に向かって変位して 手前側に向かって搬送される媒体2を一端側( 搬送基準面15側)に向けて寄せる方向にパッド ローラ22Aが傾斜する。
パッドローラ22B~22Eも、パッドローラ22Aと 同様に、軸受26、27によって回転可能に支持 れた回転軸25に同心状に固定されている。そ のため、パッドローラ22B~22Eも、パッドロー 22Aと同様に、媒体2が搬送される方向に応じ 傾斜する。
なお、本形態では、手前側から奥側に向 って、パッドローラ22A~22Eの傾斜角度が次第 に小さくなるように、2個の軸支持部29間の間 隔が設定されている。すなわち、手前側から 奥側に向かって、2個の軸支持部29の間隔が次 第に狭くなっている。ただし、パッドローラ 22A~22Eの傾斜角度が同じになるように、2個の 支持部29間の間隔が設定されても良い。ま 、たとえば、パッドローラ22A、22B、22Eの傾 角度あるいはパッドローラ22A、22Eの傾斜角 が大きくなり、パッドローラ22C、22Dあるい パッドローラ22B~22Dの傾斜角度がわずかにな ように、2個の軸支持部29間の間隔が設定さ ても良い。
一方、パッドローラ22F、22Gは、軸受26に って両端側を回転可能に支持された回転軸25 に同心状に固定されている。そのため、搬送 ローラ20F、20Gとパッドローラ22F、22Gとの間に 媒体2が挟まれて、媒体2が搬送されても、パ ドローラ22F、22Gは傾斜しない。なお、パッ ローラ22F、22Gは、パッドローラ22Aと同様に 軸受26、27によって回転可能に支持された回 転軸25に同心状に固定されても良い。
(スキャナの構成)
図7は、図2に示すスキャナ30と毛ブラシロー
ラ40との位置関係を示す模式断面図である。
スキャナ30は、図1および図2に示す例では 搬送路10の下側と上側にそれぞれ計2つ設けら れているが、一方のみに設けられていてもよ い。このスキャナ30は、媒体2が搬送される媒 体搬送方向Xと直交する媒体幅方向Yを主走査 るとともに、媒体搬送方向Xを副走査して、 媒体2に印刷された画像データ(文字情報や画 情報)を読み取るように機能する。スキャナ 30の搬送路10側の面は、図7に示すように、読 取り面31であり、通常はガラス面となって る。スキャナ30で読み取られた画像データは 、上位のホストコンピュータに送られ、その 後の搬送動作等が制御される。なお、図7に すように、スキャナ30の読み取り面31の媒体 送方向Xの前後には、媒体2の搬送を妨げな テーパ部材32A、32B設けられていることが好 しい。
(毛ブラシローラの構成)
毛ブラシローラ40は、図2および図7等に示す
ように、上記のスキャナ30の読み取り面31に
向して設けられている。この毛ブラシロー
40は、軸43回りの植毛ベース42に毛41を植毛し
た一般的な形態を例示できるが(図4参照)、必
ずしもこうした形態に限定されない。たとえ
ば、毛を織り込んで植毛したシート状の植毛
ベース42を、軸43に螺旋状に巻きつけて接着
等を用いて貼付ける形態を挙げることがで
る。
毛ブラシローラ40を構成する「毛」として 、たとえば、ポリエステル(たとえばポロエ レンテレフタレート)、アクリル、ナイロン 等の樹脂繊維を用いることができる。また、 毛ブラシローラ40が導電性を有することが好 しく、たとえば前記の樹脂繊維と、導電繊 (たとえばカーボン繊維)との複合ブラシと てもよいし、導電材料(たとえばカーボン粒 や導電金属粒子)を含有させた樹脂繊維であ ってもよい。毛ブラシローラ40に導電性を持 せることにより、媒体2に生じることのある 静電気を除電することができる。導電性を有 する毛ブラシの毛41の電気抵抗は、1~1×10 8 ωcmの範囲以下であることが好ましい。
より具体的には、毛の単糸の繊度が200~400dte x(1dtex(デジテックス)は長さ1.0×10 4 mで1gである。)で、密度が50~100単糸本数/mm 2 で、その[繊度]×[密度]が1.0×10 4 ~4.0×10 4 の範囲内であるものを用いることが好ましい 。こうした範囲内とすることにより、腰の弱 い媒体2に対してジャム発生を抑制し読み取 面31に媒体2を案内することができるという 果を得ることができる。その一例として、 度が260dtexで密度が80単糸本数/mm 2 (繊度×密度=2.1×10 4 )のものを好ましく挙げることができる。
毛ブラシローラ40と、スキャナ30の読み取 り面31(ガラス面)との間には、図7に示すよう 、媒体2の通過を許容する隙間Gが設けられ いる。この隙間Gは、画像読取装置1が取り扱 う媒体2の厚さ以下に設定されている。隙間G このように設定することにより、搬送ロー 20による媒体2の搬送時に、毛ブラシローラ4 0が媒体2の被読み取り面2A(または2B)とは反対 の面2B(または2A)を規制して媒体2を案内する 。
この隙間Gは、取り扱う媒体2の種類に応 て調整することが好ましく、たとえば小切 等の腰の弱い紙媒体を専用に取り扱う画像 取装置1の場合と、小切手等より厚くて腰の る紙媒体を専用に取り扱う画像読取装置1の 場合とで、その隙間Gを調整して用いること 好ましい。
上搬送ブロック9に設けられた毛ブラシロ ーラ40Bは、駆動モータ120の動力で回転する。 駆動モータ120の駆動力は、図1に示すように プーリ121からベルト123を介してプーリ122に 達され、さらにそのプーリ122と同軸に設け れたプーリ124からベルト125を介してプーリ( 示しない。ギア126と同軸で設けられている) に伝達され、そのプーリと同軸上のギア126に 連結したギア127に伝達される。毛ブラシロー ラ40Bは、ギア127と同軸上に設けられており、 ギア127に伝達される駆動モータ120の動力で回 転する。なお、下搬送ステージ8に設けられ 毛ブラシローラ40Aにも同様の伝達手段で駆 モータ120の動力が伝達され、毛ブラシロー 40Aも駆動モータ120の動力で回転する。
(ガイド部材の構成)
図8は、図1に示す毛ブラシローラ40の毛41を
き分ける突起81を示す模式図である。
ガイド部材80、90は、図4、図7および図8に 示すように、上記の毛ブラシローラ40と協働 て作用する、本形態の特徴的な構成の一つ ある。具体的には、ガイド部材80は、毛ブ シローラ40が設けられる下搬送ステージ8に けられており、毛ブラシローラ40側の搬送路 10を規制する平坦面85と、その平担面85の搬送 路10側に媒体搬送方向Xに沿って延びる複数の スリットガイド84とを有している。スリット イド84は、媒体2が媒体搬送方向Xに沿って搬 送するのを助けるように作用し、平坦面85上 任意の間隔で突出した所定高さの突起状に 成されている。
ガイド部材80は、毛ブラシローラ40を装着 しかつ搬送路10に臨ませる窓部88と、その窓 88の縁89から毛ブラシローラ40に向かいかつ 体搬送方向Xと平行な方向に突出して毛ブラ ローラ40の毛41を掻き分ける複数の突起81A、 81Bとを備えている。突起81A、81Bは、図8に示 ように、断面が毛ブラシローラ40に向かって 狭くなる三角形の舳先形状に形成されている 。なお、毛ブラシローラ40に対する突起81A、8 1Bの侵入長さは、たとえば1~2mm程度とするこ が好ましい。
また、ガイド部材80の、窓部88に隣接する 隣接部(すなわち、媒体搬送方向Xにおける窓 88の縁89と平坦面85との間の部分)は、図7お び図8に示すように、媒体搬送方向Xにおいて 毛ブラシローラ40に向かって搬送路10から徐 離れる斜面82となっている。この斜面82には スリットガイド83が形成されている。
また、ガイド部材80には、図4に示すよう 、スキャナ装着部86が形成されるとともに ローラ装着部87(87A~87C)が形成されている。
ガイド部材90は、毛ブラシローラ40が設け られる上搬送ブロック9に設けられている。 のガイド部材90は、ガイド部材80と同様に構 されているため、ガイド部材90の詳細な説 は省略する。
(媒体の取込動作)
図9は、図1に示す画像読取装置1における媒
2の幅寄せ動作を説明するための図である。
図10は、図1に示す画像読取装置1における媒
2の取込時の制御フローを示すフローチャー
である。
以上のように構成された画像読取装置1で は、以下のようにして、装置内部に媒体2が り込まれる。
すなわち、まず、上位のホストコンピュ タからの制御指令で、媒体2の挿入待機状態 になると、画像読取装置1の制御部(以下、制 部とする。)は、挿入検出センサー13A、13Bの 両センサーが媒体2を検出したか否かを判断 る(ステップS1)。
挿入検出センサー13Bが媒体2を検出すると 、制御部は、シャッター部材12を移動して媒 通過路11を開放し、挿入検出センサー13Aが 体2を検出すると、制御部は、搬送ローラ20 の搬送手段を起動して、画像読取装置1内の 定位置まで奥側に向かって媒体2を搬送する (ステップS2)。また、ステップS2では、スキャ ナ30によって媒体2の文字情報等を読み取る。 さらに、ステップS2では、媒体2の表面に記載 されるMICRデータに対して着磁ヘッド71で着磁 を行い、着磁されたMICRデータを磁気ヘッド70 で再生する。なお、媒体2が画像読取装置1内 所定位置まで搬送されると、シャッター部 12が媒体通過路11を閉鎖し、切替レバー51が 位置51Bまで回動する。
その後、制御部あるいはホストコンピュ タは、ステップS2において、スキャナ30で文 字情報等が適切に読み取られたか否かを判断 する(ステップS3)。ここで、所定位置まで搬 された媒体2の媒体搬送方向Xに対する傾きが 小さい場合には、スキャナ30で読み取られた 字情報等の傾きも小さいため、スキャナ30 文字情報等を適切に読み取ることができる したがって、所定位置まで搬送された媒体2 媒体搬送方向Xに対する傾きが小さく、スキ ャナ30で文字情報等を適切に読み取ることが きた場合(ステップS3でYesの場合)には、画像 取込装置1は、媒体2の取込動作を終了する。
一方、所定位置まで搬送された媒体2の媒 体搬送方向Xに対する傾きが大きい場合には スキャナ30で読み取られた文字情報等の傾き も大きくなるため、スキャナ30で文字情報等 適切に読み取ることができない。したがっ 、所定位置まで搬送された媒体2の媒体搬送 方向Xに対する傾きが大きく、スキャナ30で文 字情報等を適切に読み取ることができない場 合(ステップS3でNoの場合)には、搬送基準面15 向けて媒体2を寄せて、媒体2の傾きを補正 るため、媒体2を往復搬送する(ステップS4)。
具体的には、図9に示すように、退避路52 利用して、画像読取装置1の内部で媒体2を1 、往復搬送する。すなわち、図9に示す矢印 の方向へ媒体2を1回、往復搬送する。このと 、切替レバー51は、閉位置51Bにある。ステ プS4で往復搬送された媒体2は、パッドロー 22A~22Dの作用で、搬送基準面15に寄っていき 搬送基準面15に当接する。媒体2が搬送基準 15に当接すると、搬送基準面15によって、媒 2の傾きが補正される。また、ステップS4で 、スキャナ30によって媒体2の文字情報等を み取る。さらに、ステップS4では、媒体2の 面に記載されるMICRデータに対して着磁ヘッ ド71で着磁を行い、着磁されたMICRデータを磁 気ヘッド70で再生する。
ステップS4での往復搬送が終了すると、 テップS3へ戻り、スキャナ30で適切な文字情 等が読み取られたか否かを判断する。その 果、文字情報等を適切に読み取ることがで た場合には、媒体2の取込動作を終了し、文 字情報等を適切に読み取ることができなかっ た場合には、再び、ステップS4へ進んで、媒 2の傾きを補正するため、媒体2を往復搬送 る。
なお、本形態では、スキャナ30は、文字 報等を読み取ることで媒体搬送方向Xに対す 媒体2の傾きを検出する傾き検出手段となっ ている。また、ステップS2での媒体2の搬送時 にも、パッドローラ22A~22Eの作用で、媒体2は 送基準面15に寄っていき、媒体2の傾きが補 されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、毛ブラ
ローラ40とスキャナ30の読み取り面31との間
は媒体2の通過を許容する隙間Gが設けられ
いるとともに、搬送ローラ20が媒体2を媒体
送方向Xに搬送するとき、毛ブラシローラ40
媒体2の被読み取り面2A(または2B)とは反対側
面2B(または2A)を規制して媒体2を案内してい
る。そのため、スキャナ30の読み取り面31を
41で傷つけることなく、かつ、媒体2の文字
報等をスキャナ30の被写体深度内に維持する
ことができる。また、腰の弱い媒体2でもジ
ムを発生させることなく搬送することがで
る。
このように、毛ブラシローラ40とスキャ 30の読み取り面31との間に隙間Gを設ける構成 とその構成に基づく効果は従来例にはない。 また、毛41と読み取り面(ガラス面)31とが接触 しないので、毛ブラシローラ40が読み取り面3 1に接触することにより生じる回転負荷を減 すことができ、また、腰のない媒体2の搬送 に毛41による搬送負荷を減らすことができ という従来にはない効果を得ることができ 。
さらに、毛ブラシローラ40は、媒体2にク ップやステープラの針等の固体物が付着し 場合、その固体物を柔軟性のある毛41で吸 することができる。すなわち、本形態では 毛ブラシローラ40を用いるので、媒体2に付 したクリップやステープラの針等の個体物 毛ブラシローラ40内に保持等することができ る。そのため、スキャナ30の読み取り面31に 体物に起因する傷が生じるのを防止するこ ができる。また、毛ブラシローラ40とスキャ ナ30の読み取り面31との間に所定の隙間Gがあ ので、その固体物を毛ブラシローラ40内に 持している場合であっても、スキャナ30の読 み取り面31に傷が付くのを防ぐことができる
なお、毛41を黒色にした毛ブラシローラ40 または黒色の繊維を多く含む毛ブラシローラ 40を用いれば、紙片、クリップ、ステープラ 針等のような白色や銀色等の異物が毛ブラ ローラ40に付着した場合に、容易に異物と 断できるので好ましい。
また、図1および図2に示すように、毛ブ シローラ40を下搬送ステージ8と上搬送ブロ ク9にそれぞれ設けることにより、媒体2の両 面の被読み取り面2A、2Bをクリーニングする ともできる。
本形態では、ガイド部材80、90は、窓部88 縁89から毛ブラシローラ40に向かいかつ媒体 搬送方向Xと平行な方向に突出して毛ブラシ ーラ40の毛41を掻き分ける複数の突起81A、81B を備えている。そのため、ガイド部材80、90 と毛ブラシローラ40との間には、搬送時の媒 2が入り込む隙間がなく、その結果、その隙 間に媒体2が入り込むことで生じ得るジャム 発生を防ぐことができる。特に、この構成 よれば、厚さが薄く、折り曲げ等されて腰 弱くなった小切手や手形等のシート状の媒 2であっても、ジャムが発生しにくくなると う効果を得ることができる。
本形態では、突起81A、81Bは、断面が毛ブ シローラ40に向かって狭くなる三角形の舳 形状に形成されている。そのため、毛ブラ ローラ40に突起81の形状癖(形状痕)が付きに く、毛41のブラシ効果を媒体2の全面に与え ことができる。また、そうした舳先形状は 41を掻き分け易い形状であるので、毛41内に り込んだ異物等を掻き取る効果を得ること できる。
本形態では、ガイド部材80、90の、窓部88 隣接する隣接部は、媒体搬送方向Xにおいて 毛ブラシローラ40に向かって搬送路10から徐 離れる斜面82となっている。そのため、窓部 88の縁89が搬送路10から最も離れることになる 。したがって、媒体10がその斜面82や縁89に引 っ掛かることが無く、ジャムを発生しにくく することができる。
本形態では、パッドローラ22A~22Dは、その 他端側(搬送基準面15と逆側)が媒体搬送方向X 変位可能となるように軸受26、27に支持され ている。そのため、搬送中の媒体2がパッド ーラ22A~22Dに当接すると、媒体2とパッドロー ラ22A~22Dとの間に生じる摩擦力によって、パ ドローラ22A~22Dは、搬送基準面15に向けて媒 2を寄せる方向へ搬送基準面15側を支点にし 傾く。したがって、パッドローラ22A~22Dの作 で、搬送中の媒体2を搬送基準面15に向けて ムーズに寄せることができ、媒体搬送方向X に対して媒体2が傾いている場合には、搬送 準面15に媒体2を当接させて、その傾きを補 することができる。
また、パッドローラ22A~22Dの変位量を適切 に設定することで(具体的には、2個の軸支持 29の間隔を適切に設定することで)、搬送基 面15に向かう媒体2に過剰な負荷がかかるの 防止することができる。したがって、強度 弱い媒体2であっても搬送時の破損を防止す ることが可能になる。
本形態では、搬送基準面15に向けて媒体2 寄せる際に、退避路52を利用して媒体2を画 読取装置1の内部で往復搬送している。すな わち、本形態では、搬送基準面15に媒体2を寄 せて、媒体搬送方向Xに対する媒体2の傾きを 正する必要があるときに、媒体2を往復搬送 するための退避路52が形成されている。した って、媒体2が回転搬送されるように搬送路 が形成される従来の構成と比較して、搬送路 10および退避路52の設置スペースを小さくす ことができる。その結果、本形態では、画 読取装置1を小型化することができる。
また、画像読取装置1が小型であっても、 媒体2を往復搬送させる際に、媒体挿入部3か 、媒体2の一部が露出することがないため、 ユーザの誤操作を防止することができる。
また、本形態では、搬送基準面15に媒体2 寄せる際に、退避路52を利用して媒体2を往 搬送しているため、媒体2が回転搬送される 場合と比較して、搬送基準面15に媒体2を寄せ る際の媒体2の搬送距離を短くすることがで る。したがって、媒体2の処理時間を短縮す ことができる。また、本形態では、搬送路1 0に4本の搬送ローラ20A~20Dとパッドローラ22A~22 Dとが配置されているため、平面部と湾曲面 との境界近傍に搬送ローラが配置される従 の構成と比較して、短時間で搬送基準面15に 媒体2を寄せることができる。
本形態では、搬送路10は、搬送中の媒体2 直進可能となるように、略直線状に形成さ 、退避路52は、搬送路10の下方に向かって湾 曲するように形成されている。そのため、媒 体搬送方向Xにおいて、画像取込装置1を小型 することができる。また、搬送路10が略直 状に形成されているため、搬送路10で搬送さ れる媒体2の破損を防止しやすくなる。
本形態では、搬送路10と退避路52との境界 部分に、切替レバー51が配置されている。そ ため、搬送手段によって、往復搬送される の媒体2を退避路52へ確実に案内することが きる。
本形態では、パッドローラ22A~22Dの他端側 は、パッドローラ22A~22Dの軸方向と媒体幅方 Yとが略一致した状態から媒体搬送方向Xの両 側に変位可能となっている。そのため、媒体 2が奥側に向かって搬送される場合および手 側に向かって搬送される場合のいずれの場 にも、パッドローラ22A~22Dの作用で搬送基準 15に向けて媒体2を寄せることができる。し がって、短時間で媒体2を搬送基準面15に寄 て、媒体2の傾きを補正することができる。
本形態では、2個の挿入検出センサー13A、 13Bの両方で媒体2が検出されると、シャッタ 部材12が媒体通過路11を開放して、搬送手段 起動する。すなわち、2個の挿入検出センサ ー13A、13Bの両方が媒体2を検出すると、画像 取装置1への媒体2の取り込みが可能になる。 そのため、媒体幅方向Yにおいて、媒体2の端 が搬送基準面15に近い位置にあるときに、 体2が画像読取装置1に取り込まれる。したが って、本形態では、取り込まれた媒体2を短 間で搬送基準面15に寄せることができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一
ではあるが、これに限定されるものではな
本発明の要旨を変更しない範囲において種
変形実施が可能である。
上述した形態では、回転軸25の他端側は パッドローラ22A~22Eの軸方向と媒体幅方向Yと が略一致した状態から媒体搬送方向Xの両側 略等しい量だけ変位可能となっている。こ 他にもたとえば、回転軸25の他端側の、パッ ドローラ22A~22Eの軸方向と媒体幅方向Yとが略 致した状態から手前側への変位量と、奥側 の変位量とが異なっていても良い。
また、上述した形態では、回転軸25の他 側は、パッドローラ22A~22Eの軸方向と媒体幅 向Yとが略一致した状態から媒体搬送方向X 両側に変位可能となっているが、パッドロ ラ22A~22Eの軸方向と媒体幅方向Yとが略一致し た状態から媒体搬送方向Xの片側のみに(手前 あるいは奥側のみに)変位可能となっていて も良い。
上述した形態では、軸受27に形成される2 の軸支持部29の間隔は一定になっている。 の他にもたとえば、2個の軸支持部29の間隔 調整して、パッドローラ22A~22Eの、搬送基準 15と逆側の変位量を調整するための変位量 整手段を画像読取装置1が備えていても良い この場合には、媒体2の強度に応じて、パッ ドローラ22A~22Eの変位量を設定することがで る。すなわち、媒体2の強度に応じて、パッ ローラ22A~22Eの傾きを設定することができる 。そのため、搬送基準面15に向かう媒体2に過 剰な負荷がかかるのを防止することができる 。したがって、強度の弱い媒体2の搬送時の 損を確実に防止することが可能になる。ま 、強度が比較的強い媒体2を短時間で搬送基 面15に寄せることが可能になる。
上述した形態では、退避路52は、搬送路10 の手前側から分岐するように形成されている 。この他にもたとえば、退避路52は、搬送路1 0の奥側から分岐するように形成されても良 。また、上述した形態では、退避路52は、搬 送路10の下方に向かって湾曲するように形成 れているが、搬送路10の上方に向かって湾 するように形成されても良い。
上述した形態では、画像読取装置1を例に 本発明の実施の形態を説明しているが、請求 の範囲第7項から第14項にかかる発明の構成は 、画像読取装置1以外の各種の媒体処理装置 適用可能である。たとえば、着磁ヘッド71と 磁気ヘッド70とを備えているが、スキャナ30 備えていない媒体処理装置においても、請 の範囲第7項から第14項にかかる発明の構成 用いることができる。
なお、画像読取装置1の奥側に、印字装置 (プリンタユニット)やスタンプユニット等が 着されていてもよい。その印字装置等との 続は、画像読取装置1が有する接続フランジ とボルト・ナット等の締結部材とを用いて行 うことができる。
Next Patent: TRANSPORT CASE FOR ELECTRONIC COMPONENT
