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Patent Searching and Data


Title:
IMAGE RECORDER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/119028
Kind Code:
A1
Abstract:
The image recorder has a carrier section to carry a continuous medium (12) to store images recorded by an image recording section with a given tensile force and at a given speed, a cutting section (20) having a cutting roller (30) and an anvil roller (34) that are arranged in opposition to each other to allow the continuous medium (12) to be cut while rotating at a fixed rotation speed, a carrier section (17) having a pair of nip rollers (18) for carrying while sandwiching the recording medium (12) toward the cutting section (20) and a pair of guiding rollers (22) that are arranged among a pair of nip rollers (18) and the cutting section (20) to guide while sandwiching the recording medium (12) to the cutting section (20), and a control section (25), which performs a control that temporarily stops or decelerates a pair of guiding rollers (22) to temporarily decrease a carrier rate of the recording medium (12) to the cutting section (20), and that guides the recording medium (12) to be able to be cut into a short-cut paper 131 shorter than a normal paper, and starts or accelerates the guiding rollers (22) in a later given timing to guide the recording medium (12) to be able to be cut into a long-cut paper 132 longer than a normal paper.

Inventors:
KATSUMORI TOSHIHARU (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/001117
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
March 12, 2009
Export Citation:
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Assignee:
OLYMPUS CORP (JP)
KATSUMORI TOSHIHARU (JP)
International Classes:
B41J11/70
Foreign References:
JP2003237193A2003-08-27
JPH04251074A1992-09-07
JPH1028198A1998-01-27
Attorney, Agent or Firm:
OSUGA, Yoshiyuki (JP)
Yoshiyuki Osuge (JP)
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Claims:
 画像記録部で画像記録された連続媒体を所定の張力と速度とで搬送する搬送部と、
 前記連続媒体を切断可能に対向配置され、一定の回転数で回転しているカット側回転体及び受け側回転体を有する切断部と、
 前記搬送部と前記切断部の間に配置され前記連続媒体を挟持してこれを前記切断部に導入する一対の導入用回転体を有する導入部と、
 前記一対の導入用回転体を一時的に停止又は減速して、前記連続媒体の前記切断部への導入量を一時的に減少させ、通常カット寸法よりも短いカット寸法で導入し、その後所定のタイミングで前記導入用回転体を起動又は増速させ、前記連続媒体の前記切断部への導入量を増やし通常カット寸法よりも長く導入する制御を行う制御手段と、を備える
 ことを特徴とする画像記録装置。
 前記一対の導入用回転体は駆動モータを備え、該駆動モータは前記搬送部が発生する張力よりも小さい張力が発生するようにトルクが設定され、さらに前記駆動モータの無負荷回転数時の搬送速度は通常の搬送速度よりも大きい
 ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
 前記短カット用紙と前記長カット用紙の長さの合計は、通常カット用紙の長さの2枚相当またはその整数倍の長さである
 ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
 前記画像記録部により、前記長カット用紙の少なくとも搬送方向上流側又は下流側の端部に目印用のマークを記録する
 ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
Description:
画像記録装置

 本発明は、例えば用紙やフィルム等の記 媒体にインクを定着させて画像を記録する 像記録装置に関する。

 用紙やフィルム等をロール状に巻回した 続状の記録媒体、若しくは所定のサイズに め切断されている記録媒体(カット用紙)に ンクを吐出することでカラー画像を記録す 画像記録装置が知られている。

 かかる画像記録装置は、カット用紙の場 、数十~数百m/minの高速度で記録媒体を搬送 ながら各ページを形成する1枚の記録媒体毎 に例えば内容の異なる画像を記録する。さら に、画像が記録された連続媒体の場合は、ペ ージ毎に切断されて排出される。

 ここで、所定長に切断されたカット用紙 のジョブ毎の仕分けの方法としては、さま まな方式が知られている。例えば、スタッ に排出される用紙をオフセットさせて排出 たり、又はカット用紙の端部にマークを付 ることが行われている。

 これらの排出方法では、1つのジョブの枚数 が大きい場合や、一度に多数枚の用紙をスタ ックしたい場合には、用紙の整列性が乱れる という不具合が生じる。
 その解決策として、例えば特許文献1には、 印刷されたデータの方向を反転させることで 、簡単に用紙の仕分けを可能とする技術が開 示されている。

 しかしながら、特許文献1では、所定長の カット用紙をスタックし、連続して重ねた場 合は用紙のサイズがすべて同じであるため、 例えばジョブ毎の識別が困難となる。また、 用紙の端面に識別用の目印をマーキングする 方法も提案されているが、スタッカのガイド の位置によっては、識別することが困難な場 合も生じる。

 このように、特許文献1では、一見するとジ ョブ毎の識別がわかり易いように見えるが、 実際は用紙を重ねてしまうとジョブ毎の識別 が困難となる。

特開平5-64925号公報

 本発明は、一見してジョブの切れ目を認識 ることのできる画像記録装置を提供する。
 本発明の画像記録装置は、
 画像記録部で画像記録された連続媒体を所 の張力と速度とで搬送する搬送部と、
 前記連続媒体を切断可能に対向配置され、 定の回転数で回転しているカット側回転体 び受け側回転体を有する切断部と、
 前記搬送部と前記切断部の間に配置され前 連続媒体を挟持してこれを前記搬送部にお る張力よりも小さな張力で前記切断部に導 する一対の導入用回転体を有する導入部と
 前記一対の導入用回転体を一時的に停止又 減速して、前記連続媒体の前記切断部への 入量を一時的に減少させ、通常カット寸法 りも短いカット寸法で導入し、その後所定 タイミングで前記導入用回転体を起動又は 速させ、前記連続媒体の前記切断部への導 量を増やし通常カット寸法よりも長く導入 る制御を行う制御手段と、を備えることを 徴とする。

 本発明によれば、ジョブの切れ目に通常 りも長いカット用紙を出力することで一見 てジョブの切れ目を認識することができる

本実施形態における画像記録装置の全 構成を示す図である。 導入ローラ対を駆動する駆動モータの ルク-回転数曲線を示す図である。 通常長さにカットされた用紙を出力す るための説明図である。 ジョブ毎の識別のために所定よりも短 かくカットされた用紙を出力するための説明 図である。 ジョブ毎の識別のために所定よりも長 くカットされた用紙を出力するための説明図 である。 用紙スタッカに排出されたカット用紙 夫々の長さを示す図である。 (a)~(f)は、本実施形態のタイムチャート を示す図である。 用紙スタッカに排出されて積層された 紙を示す図である。 長カット用紙の搬送方向の短部に目印 のマークを付した状態を示す図である。 本実施形態のフローチャートを示す図 ある。

 以下、図面に基づき本発明の実施の形態を 明する。
 図1は、本実施形態における画像記録装置の 全体構成を示している。
 この画像記録装置10は、連続したロール状 記録媒体12を収容する媒体供給部14と、記録 体12に画像の記録を行う画像記録部16と、画 像記録部16で画像記録された記録媒体12を所 の張力と速度とで搬送する搬送部17と、記録 媒体12を所定長に切断する切断部20と、搬送 17と切断部20の間に配置された導入部21と、 置全体を制御する制御手段としての制御部25 とを有している。

 なお、切断部20の後段には切断部20で切断さ れたカット用紙13をスタックする用紙スタッ 24が設けられている。
 搬送部17は、連続した記録媒体12を挟持して 搬送下流に向けて搬送するニップローラ対18 18を有している。このニップローラ対18、18 駆動モータ26により駆動される。記録媒体12 はこのニップローラ対18、18により所定の張 で搬送下流に搬送される。

 切断部20は、記録媒体12を切断可能に対向 配置され、一定の回転数で回転しているカッ ト側回転体としてのカットローラ30、及び受 側回転体としてのアンビルローラ34を有し いる。カットローラ30の外周面にはカット刃 32が設けられていて、このカット刃32により 録媒体12が切断される。

 導入部21は、搬送部17と切断部20の間に配 され、記録媒体12を挟持してこれを搬送部17 における張力よりも小さな張力で切断部20に 入する一対の導入用回転体としての導入ロ ラ対22、22を有している。この導入ローラ対 22、22は駆動モータ28により駆動される。

 制御部25は、導入ローラ対22、22を一時的 停止又は減速して、記録媒体12の切断部20へ の導入量を一時的に減少させ、通常カット寸 法よりも短いカット寸法で導入し、その後所 定のタイミングで導入ローラ対22、22を起動 は増速させ、記録媒体12の切断部20への導入 を増やし通常カット寸法よりも長く導入す 制御を行う。

 以上において、記録媒体12は、ロール状 巻き取られた状態で媒体供給部14に収容され ている。このロール状の記録媒体12には、不 示の摩擦付与機構によりバックテンション 加えられている。ニップローラ対18、18は、 記録媒体12の搬送速度を一定に保ちながら該 録媒体12を搬送する。このように搬送され 記録媒体12に対し、画像記録部16が画像を記 していく。

 本実施形態では、所定の印字単位毎に連 紙をカットする方法として、ロータリ式の 断部20を用いている。この切断部20は、記録 媒体12の搬送速度に同期した一定の速度でカ トローラ30とアンビルローラ34を回転させる ことで、カット刃32がアンビルローラ34側に し付けられ、記録媒体12が所定の用紙サイズ にカットされる。

 なお、制御部25は、例えば不図示の上位装 (パーソナルコンピュータ等)からの画像記録 指令を受けて、画像記録部16、搬送部17、切 部20等の駆動制御を行う。
 図2は、導入ローラ対22、22を駆動する駆動 ータ28の定電流駆動時のトルク-回転数曲線 示す。

 この駆動モータ28の駆動方法は定トルク 動(又は定電流駆動)といわれるもので、モー タに一定電流を流すだけで速度制御は行われ ず、そのためサーボ回路を必要としない。

 ただし、搬送部17が発生する張力よりも い張力を発生するトルクで、かつ無負荷状 での回転速度は、記録媒体12の通常の搬送速 度を上回る搬送速度が得られる特性に設定さ れている。

 例えば、図2において、媒体搬送時にはニ ップローラ対18、18と搬送部17とで発生する張 力があるため高負荷(高トルクT2)となりその の駆動モータ28の回転数は低回転数N2という 性を有している。

 一方、記録媒体12を一旦停止した後の起 時には、記録媒体12は導入ローラ対22、22の で弛んでいるのでほぼ無負荷状態(低トルクT 1)となる。このため、駆動モータ28は高回転 N1(無負荷回転数)となり急速に記録媒体12を 断部20に搬送する。記録媒体12の弛みが無く ると、記録媒体12には搬送部17で発生させて いる張力が作用する。

 しかし、駆動モータ28による張力(トルク) は搬送部17の張力よりも弱く設定されている め、導入ローラ対22、22は記録媒体12になら て通常の搬送速度を維持する。

 なお、本実施形態では導入ローラ対22、22 を駆動する駆動モータ28を定トルク駆動とし が、無負荷回転数およびトルクが所定の特 を得られるモータならば定電圧駆動でもよ 。

 図3A~図3Cは、それぞれ、通常長さにカット れた用紙13、所定よりも短かくカットされた 用紙13 1 、所定よりも長くカットされた用紙13 2 を出力するための説明図である。

 図3Aに示すように、上位装置(図示せず)か らのジョブ情報に基づいて記録媒体12に画像 録が実施されている間、導入ローラ対22、22 を駆動する駆動モータ28は、ニップローラ対1 8で規定される記録媒体12の搬送速度に倣って 回転している。これは、導入ローラ対22、22 駆動する駆動モータ28の回転トルクは、搬送 上流側のニップローラ対18、18を駆動する駆 モータ26の回転トルクよりも弱いためである 。

 ここで、カットローラ30及びアンビルロ ラ34は、ニップローラ対18等と比較して大き 慣性力を有しており、所定速度で等速回転 ている。そして、記録媒体12は、このカッ ローラ30とアンビルローラ34の間に導入され ことで切断される。このとき、記録媒体12 、カットローラ30が1回転に要する時間の間 移動する距離の長さで切断される。

 ところで、1つのジョブが終了した際、導入 ローラ対22、22を所定の時間、回転停止又は 速制御を行ったとする。すると、この停止 は減速の時間、切断部20に導入される記録媒 体12の供給量が少なくなる。一方、カットロ ラ30及びアンビルローラ34は、この期間中も 一定速度で回転している。その結果、記録媒 体12は所定の長さよりも短い短カット用紙13 1 として切断されて、切断部20から出力される とになる。

 さらに、この期間中もニップローラ対18 18による記録媒体12の用紙搬送は続いている その結果、図3Bに示すように、記録媒体12は 、ニップローラ対18、18と導入ローラ対22、22 の間で湾曲した弛み部分36を形成した状態 停滞する。

 この後、導入ローラ対22、22の停止又は減 速を解除する。すると、湾曲して弛んでいた 記録媒体12は、ニップローラ対18、18の影響を 受けない状態となり、一時的に導入ローラ対 22、22の駆動モータ28は極めて軽い負荷状態に なる。このため、駆動モータ28は、前述した 2の回転数-トルク特性に基づき、記録媒体12 の弛みが解消されるまでの間、高速で回転す る。こうして、導入ローラ対22、22は、記録 体12を弛み部分36に相当する長さだけ余分に 断部20側に供給することになる。

 その結果、図3Cに示すように、記録媒体12は 所定の長さよりも長い長カット用紙13 2 として切断されて、切断部20から出力される とになる。
 次に、本実施形態での具体例について説明 る。

 例えば、連続した記録媒体12の搬送速度Vを V=20m/min
 通常の用紙切断長Lを、L=200mmとすると、
 1minの切断枚数は、20mí200mm=100枚
 カット刃32の周期tを、t=60secí100枚=0.6sec
 ジョブの分離頁の長さをL±δで、δ=20mmとし 場合
 導入ローラ対22、22の停止時間t2は、t2=t(δíL )=0.06secとなる。

 図4は、用紙スタッカ24に排出されたカット 紙13の夫々の長さを示す図である。
 本実施形態では、ジョブ1(JOB1)とジョブ2(JOB2 )との間に、分離頁としての短カット用紙13 1 と長カット用紙13 2 が排出される。この短カット用紙13 1 と長カット用紙13 2 は、先に述べたプロセスにより、通常のカッ ト用紙13の長さをLとすると、短カット用紙13 1 の長さは通常よりも短いL-δであり、長カッ 用紙13 2 の長さは通常よりも長いL+δである。これら カット用紙13 1 と長カット用紙13 2 は、セットで構成される。なお、この短カッ ト用紙13 1 と長カット用紙13 2 は、ジョブ1とジョブ2との境界を識別する。

 前述したように、記録媒体12の搬送速度は ップローラ対18にて規定されている。このた め、ニップローラ対18、18の速度に同期して カットローラ30及びアンビルローラ34の回転 度が定められている。このため、通常は、 ョブ情報に基づいて画像記録が行われた記 媒体12は、所定の長さでカットされること なる。また、短カット用紙13 1 と長カット用紙13 2 の出力期間においても、ニップローラ対18の 速度(すなわち、記録媒体12の搬送速度)とカ ットローラ30及びアンビルローラ34の線速度 、通常のジョブの画像記録時と同じである

 導入ローラ対22の回転を停止又は減速して る時間が、通常印刷の用紙1枚分の搬送時間 りも短く、かつ導入ローラ対22の起動又は 速に要する時間も通常印刷用紙1枚分の搬送 間よりも短い場合は、短い短カット用紙13 1 と長い長カット用紙13 2 をセットとして合計した長さは、通常印刷の 用紙の2頁分の長さ(2L)に相当する。

 この短カット用紙13 1 と長カット用紙13 2 の長さの比率は、導入ローラ対22を停止又は 速する時間を変えることで調整することが きる。こうすることで、短カット用紙13 1 と長カット用紙13 2 の長さの合計を、2L,3L,・・・の長さに切断す ることができる。

 図5(a)~(f)は、本実施形態のタイムチャート 示している。
 図5(a)は、一定速度で回転するカットローラ 30の回転周期tを示している。すなわち、カッ トローラ30が1回転するごとに、その外周に設 けられたカット刃32で記録媒体12を切断する

 図5(b)に示すように、画像記録装置10の制 部25からジョブ分離指令が送信されると、 の信号の立下りで、図5(c)に示すように、導 ローラ対22、22を停止する導入ローラ駆動信 号が出力される。

 すると、図5(d)に示すように、導入ローラ 対22、22の回転がA点から減速されB点で停止さ れる。これにより、図3Bで示したように、記 媒体12はニップローラ対18、18と導入ローラ 22、22との間で弛み部分36が形成される。

 このため、図5(e)に示すように、切断部20 の記録媒体12の導入量は少なくなるが(L-δ) カットローラ30は一定速度で回転しているた め、記録媒体12は通常の長さLよりも短い長さ (L-δ)でカットされる。次の瞬間に、導入ロー ラ駆動信号が停止から回転に変化すると、導 入ローラ対22、22の駆動モータ28は起動を開始 する。このとき、導入ローラ対22、22の上流 には記録媒体12の弛み部分36が存在する。こ ため、駆動モータ28への負荷は極めて軽く ることから、駆動モータ28は高速で回転する (図5(d)参照)。

 こうして、切断部20への記録媒体12の導入 量は多くなり(L+δ)、カットローラ30は一定速 で回転しているため、記録媒体12は通常よ も長い長さ(L+δ)でカットされる(図5(e)参照) なお、記録媒体12の弛み部分36がなくなると 以後は記録媒体12は通常の長さLでカットさ る。

 図5(f)は、排出されたカット用紙13を時系列 に並べた状態を示している。すなわち、通 のカット用紙13は周期tで切断されるが、ジ ブ分離期間では周期2tで短カット用紙13 1 と長カット用紙13 2 にカットされる。

 図6は、用紙スタッカ24に大量に排出されて 層された用紙を示している。
 長カット用紙13 2 が、積層された複数の媒体から搬送方向の前 後に突出しているのがわかる。

 これにより、オペレータは大量の用紙が積 されていても、長カット用紙13 2 の部分でジョブの切れ目を容易に認識するこ とができる。
 図7は、長カット用紙13 2 の搬送方向の短部に目印用のマーク38を付し 状態を示している。

 なお、このマーク38は例えばM色で記録され が、長カット用紙13 2 の全領域に記録してもよい。
 このように、用紙の長さを変えるのみでな 所定の領域に着色等することで、ジョブの れ目を確実に認識することができる。

 図8は、本実施形態のフローチャートを示し ている。
 ステップ41(以下、「S41」等という)で、上位 装置から第n番目のジョブ(JOB)の画像記録指令 と切断指令がなされると、S42では、第n番目 ジョブが終了したか否かを判断する。No(未 了)ならS41に戻り、Yes(終了)ならS43に進む。

 このS43では、ジョブの分離ページを出力 るか否かを判断し、NoならS49に進み、Yesな S44に進む。すなわち、上位装置からの指令 より分離ページを付けなさいという情報が まれていればS44に進み、そうでなければS49 進む。

 S44ではジョブ分離指令が出され、S45では導 ローラ対22、22を停止(又は減速)させる。こ により、記録媒体12に弛み部分36を生じさせ る。このため、S46では切断部20により短用紙1 3 1 が切断される。ついで、S47では所定のタイミ ングで導入ローラ対22、22を起動(又は増速)さ せる。これにより、記録媒体12の弛み部分36 高速で切断部20に導入され、S48で切断部20に り長用紙13 2 が切断される。

 次に、S49では、継続するジョブがあるか かが判断され、No(なし)ならS51で作業を終了 し、Yes(あり)ならS50で継続ジョブをnとして、 最初のステップS41から作業を行う。

 本実施形態では、導入ローラ対22の動作を 御することで、短カット用紙13 1 と長カット用紙13 2 をカットする場合について説明したがこれに 限らない。例えば、カットローラ30の回転速 を変えることによっても、同じ目的を達成 ることができる。

 しかし、カット刃32は、切断時の衝撃等 耐えられるよう、剛性を高くする必要があ 。このため、カットローラ30及びアンビルロ ーラ34は、慣性モーメントが高い構造になっ いる。

 これによって、カットローラ30のスピード 短時間で変動制御するためには、強力な駆 モータが必要となる。また、カットローラ30 は正確な位置決めのためサーボによる速度制 御が必須であり、制御がさらに複雑になって しまう。これらを考慮して、本実施形態では 、より簡易な方法で短カット用紙13 1 と長カット用紙13 2 をカットすることができるようにした。

 本実施形態では、導入ローラ対22を一時的 停止又は減速して記録媒体12を搬送途中で導 入量を減少させ、記録媒体12を通常よりも短 短カット用紙13 1 に切断可能に切断部20に導入するようにした さらに、その後の所定のタイミングで導入 ーラ対22を起動又は増速させ、記録媒体12を 通常よりも長い長カット用紙13 2 に切断可能に切断部20に導入するようにした こうして、ジョブの切れ目に通常よりも長 カット用紙13 2 を出力するようにしたことで、一見してジョ ブの切れ目を認識することができる。