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Patent Searching and Data


Title:
IMAGE RECORDING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/119030
Kind Code:
A1
Abstract:
A control section (4) of an image recording device (2) is provided with a print data processing section (9) which controls recording of a prescribed recording failure inspecting pattern (20) after recording print data in a recording medium (1) by each job; and a recording failure inspecting section (8) which makes pass/fail judgment on an inspecting image, based on the recording failure inspecting pattern (20) imaged and acquired by the inspecting image acquiring section (7).

Inventors:
MITSUMATSU JUN (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/001124
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
March 13, 2009
Export Citation:
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Assignee:
OLYMPUS CORP (JP)
MITSUMATSU JUN (JP)
International Classes:
B41J2/01; B41J29/46; B41J2/36; B41J2/44; B41J2/45; B41J2/455; B41J2/505; B41J11/70; B41J29/40; G03G21/00; G06F3/12; H04N1/00
Foreign References:
JP2004034413A2004-02-05
JP2004268449A2004-09-30
JP2000343797A2000-12-12
JP2002166634A2002-06-11
Attorney, Agent or Firm:
OSUGA, Yoshiyuki (JP)
Yoshiyuki Osuge (JP)
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Claims:
 印刷データを含むジョブ情報に基づいて記録媒体に画像記録を行う記録部と、該記録部によって記録された前記記録媒体を撮像する撮像部と、前記記録部と前記撮像部の制御を行う制御部と、を備える画像記録装置において、
 前記制御部は、
 前記印刷データを前記記録媒体に記録する前又は前記印刷データを所定の印刷単位毎に前記記録媒体に記録した後、所定の検査画像を記録する制御を行う印刷データ処理部と、
 記録された前記検査画像に基づいてその良否判定を行なう記録不良検査部と、を備える
 ことを特徴とする画像記録装置。
 前記記録媒体は所定長に切断されたカットシートであり、該カットシートの搬送方向上流側又は下流側の端部に前記検査画像を記録し、該検査画像に近接して前記記録部により目印用のマークを記録する
 ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
 前記目印用のマークを前記検査画像と兼用した
 ことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
 前記記録媒体は連続媒体であり、該連続媒体を所定の大きさに切断する切断部をさらに備え、
 前記切断部は前記印刷データが記録された部分と前記検査画像が記録された部分とを同じサイズで切断する
 ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
 前記同じサイズに切断された記録媒体において、該記録媒体の搬送方向上流側又は下流側の端部に前記検査画像を記録し、該検査画像に近接して前記記録部により目印用のマークを記録する
 ことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
 前記記録媒体は連続媒体であり、該連続媒体を所定の大きさに切断する切断部をさらに備え、
 該切断部は前記印刷データが記録された部分と前記検査画像が記録された部分を異なるサイズで切断する
 ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
 前記検査画像が記録された部分は、前記印刷データが記録された部分よりも前記記録媒体の搬送方向に長くなるように切断される
 ことを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
 長く切断されて前記検査画像が記録された部分に、前記記録部により目印用のマークを記録する
 ことを特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。
 前記目印用のマークを前記検査画像と兼用した
 ことを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
 前記検査画像が記録された部分は、前記印刷データが記録された部分よりも前記記録媒体の搬送方向に短くなるように切断される
 ことを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
 短く切断されて前記検査画像が記録された部分に、前記記録部により目印用のマークを記録する
 ことを特徴とする請求項10に記載の画像記録装置。
Description:
画像記録装置

 本発明は、例えば用紙やフィルム等の記 媒体にインクを定着させて画像を記録する 像記録技術に関し、特に記録媒体に対する 録処理において発生し得る記録不良を検出 る機能を備えた画像記録装置に関する。

 例えば、大量の用紙やフィルム等のロー 状に巻かれた連続状の記録媒体、もしくは 定のサイズに予め切断されている記録媒体( カットシート)、にインクを吐出することで ラー画像を記録する画像記録装置が知られ いる。

 かかる画像記録装置は、カットシートの 合、数十~数百m/minの高速度で記録媒体を搬 しながら各ページを形成する1枚の記録媒体 毎に内容の異なる画像を記録する。さらに、 画像が記録された連続紙の場合は、ページ毎 に切断されて排出される。

 このような高速度の画像記録では、画像 録装置の上位装置から送られてくる印刷デ タと、記録媒体上に記録された実際の画像 が一致しているかどうかをリアルタイムで 証する手段が設けられている。しかし、こ 検証を高速で処理する必要があるため、高 な画像処理システムが要求される。

 例えば特許文献1には、このような記録不良 の検出技術が開示されている。
 この特許文献1では、各ページの間に少なく とも1本の罫線を印刷し、印刷された罫線が 像手段で撮像される。撮像された罫線は、 め入力されている正常な状態で印刷された 査用罫線の撮像との比較により、検査が行 れる。これにより、可変データである全て 記録画像を検査することなく、同じ検査用 線で処理することで、高速処理を実現して る。

 しかしながら、特許文献1では、各ページ 間に検査用罫線を印刷している。この検査用 罫線が記録された部分は、本来必要とされる 情報出力ではないため、検査終了後は不要と なり廃棄される。

 このように、特許文献1では、各ページごと に検査用罫線を印刷するためコストアップと なる。また、検査用罫線の部分を印刷後の記 録媒体から仕分けして分離し廃棄するため、 煩雑な作業、または後処理装置が必要となる 。

特開2003-11336号公報

 本発明は、簡単な構成で印刷品質を保証す ための検査機能を備えた画像記録装置を提 する。
 本発明に係る画像記録装置は、印刷データ 含むジョブ情報に基づいて記録媒体に画像 録を行う記録部と、該記録部によって記録 れた前記記録媒体を撮像する撮像部と、前 記録部と前記撮像部の制御を行う制御部と を備える画像記録装置において、前記制御 は、前記印刷データを前記記録媒体に記録 る前又は前記印刷データを所定の印刷単位 に前記記録媒体に記録した後、所定の検査 像を記録する制御を行う印刷データ処理部 、記録された前記検査画像に基づいてその 否判定を行なう記録不良検査部と、を備え ことを特徴とする。

 本発明によれば、所定の印刷単位毎に所 の検査画像を記録することで、簡単な構成 印刷品質を保証するための検査機能を備え ことができる。

本発明に係る画像記録装置の第1の実施 の形態の機能ブロック図である。 同上の機構部分の構成を示す図である (A)~(D)は印刷処理の態様を示す図である 。 印刷処理のフローチャートを示す図で る。 記録不良検査処理のフローチャートを す図である。 印刷後の記録媒体を概念的に示す図で る。 (A)~(C)は記録不良検査パターンの一例を 示す図である。 (A)~(C)は別の記録不良検査パターンの一 例を示す図である。 印刷後の記録媒体を概念的に示す図で る。 印刷処理のフローチャートを示す図で ある。 記録不良検査パターン及びセパレータ マーカの一例を示す図である。 本発明に係る画像記録装置の第2の実 の形態の機能ブロック図である。 同上の機構部分の構成を示す図である 。 記録媒体の切断処理のフローチャート を示す図である。 印刷後の記録媒体を概念的に示す図で ある。 記録不良検査パターン及びセパレータ マーカの一例を示す図である。 記録不良検査パターン及びセパレータ マーカの一例を示す図である。 本発明に係る画像記録装置の第3の実 の形態における記録媒体の切断処理のフロ チャートを示す図である。 印刷後の記録媒体を概念的に示す図で ある。

 以下、図面に基づき本発明の実施の形態を 明する。
[第1の実施の形態]
 図1は、画像記録装置の機能ブロック図を示 し、図2は機構部分の構成図を示す。なお、 録媒体1の搬送方向を副走査方向とし、副走 方向に対して直交する方向を主走査方向と る。

 記録媒体1は、例えば紙やフィルムであり、 所定のサイズでシート状に形成されている。
 画像記録装置2には、上位装置3がLAN(Local Are a Network)等を介して接続されている。この上 装置3は、画像や文字等から成る印刷データ (画像データ)を送出する。

 この上位装置3は、画像記録装置2に対し 記録処理を実施する指示を送信し、続いて 録処理する元となる印刷データを例えばポ トスクリプト(Post Script:コンピュータで印刷 用の図や文字を表現するための形式)等のフ ーマットで送信する。

 画像記録装置2は、上位装置3から送られ くる印刷データを受信し、この印刷データ 基づいて記録媒体1に対してインクを吐出し 定着させる。これにより、記録媒体1上に画 像の記録を行う記録処理と、この記録処理の 際に生じ得る記録不良を検査する記録不良検 査処理とを行う。

 この画像記録装置2は、制御部4と、媒体搬 機構5と、記録部6と、撮像部としての検査画 像取得部7と、媒体回収部17と、を少なくとも 備えている。
 制御部4は、例えば制御機能及び演算機能を 有するMPU(Micro Processor Unit:演算処理装置)、 御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、 MPUのワークメモリとなるRAM(Random Access Memory) 等からなる処理回路と、画像記録装置2の制 に関する設定値等を記憶しておく不揮発性 モリと、検査画像取得部7を接続するための ンタフェースとを有する。

 MPUは、所定の制御プログラムを実行する とにより画像記録装置2の各構成要素の制御 が可能となる。制御部4は、このMPUによって 定の制御プログラムを実行することにより 記録不良検査部8による記録不良の検査と、 刷データ処理部9による印刷データ処理との 各機能を有すると共に、印刷データ等を記憶 する記憶部10を備えている。

 RAMは、前述した記憶部10としても利用さ る。また、不揮発性メモリには、記録不良 査に用いるパラメータ等も記憶される。な 、記録不良検査部8は、MPUにより制御される 理回路(ハードウェア)として構成すること 可能である。

 制御部4は、上位装置3から送られてくる 刷データを受信し、所定の制御プログラム 実行することにより媒体搬送機構5と記録部6 と検査画像取得部7とをそれぞれ制御する。 して、記録媒体1上への画像の記録処理と、 の記録処理における記録不良を検査する記 不良検査処理とを行う。

 図1及び図2に示すように、媒体搬送機構5 、記録媒体1を搬送上流側から下流側に搬送 する機能を有する。この媒体搬送機構5は、 体給送部11と、媒体支持部12と、駆動部13と 媒体搬送情報生成部14と、ローラ15a、15bを有 している。媒体給送部11は、記録処理が行わ る前の記録媒体1を保持し、制御部4の指示 より、媒体給送ローラ11aを回転させ、記録 体1を媒体支持部12へ給送する。

 この記録媒体1としては、所定のサイズに予 め切断されたカットシートを用いている。
 媒体支持部12は、媒体支持部保持部材12aと この媒体支持部保持部材12aに動力伝達部材12 bにより連結されたモータ等の駆動部13を有し ている。この動力伝達部材12bとしては、例え ばベルト等が用いられる。そして、駆動部13 駆動することにより、媒体支持部保持部材1 2aを回転させ、記録媒体1を搬送する。

 搬送方向の上流側と下流側に配置された ーラ15a、15bは、記録媒体1が搬送経路上に所 望の経路で搬送されるように設けられる。媒 体搬送情報生成部14は、例えばロータリエン ーダから成るもので、媒体支持部保持部材1 2aに接続されている。この媒体搬送情報生成 14は、媒体支持部保持部材12aの回転量すな ち記録媒体1の搬送量(移動量)に対応したパ ス信号を生成して制御部4に通知する。

 記録部6は、媒体搬送機構5に対峙して設 られている。この記録部6は、K(ブラック)、C (シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色の 録ヘッド16-1~16-4を配設して成る。これら記 ヘッド16-1~16-4は、記録媒体1の搬送経路の上 流側からK、C、M、Yの順に副走査方向に略平 で、かつ各記録ヘッド16-1~16-4毎の複数のノ ルがそれぞれ主走査方向に対して平行に配 されるように配設されている。

 なお、各記録ヘッド16-1~16-4は、例えば300d piの解像度を有する。この記録部6は、制御部 4から発令される印刷処理を実行する指示を けると、媒体搬送情報生成部14により生成さ れるパルス信号に同期した所定のタイミング で、記録媒体1上に記録処理を行う。

 すなわち、記録部6は、各記録ヘッド16-1~1 6-4における複数のノズルからそれぞれK、C、M 、Yの各色のインクを吐出して、記録媒体1上 画像や文字等の記録処理を行う。

 また、本実施形態では、制御部4の指令に より、記録部6は、各ジョブ情報における「 定の印刷単位毎」に、その最終ページの次 ページの記録媒体1に、次の印刷単位の記録 理を開始する前に記録不良を検査するため 記録不良検査パターンを形成する。そして 本実施形態では、「所定の印刷単位」とは の「1ジョブ」のことをいう。

 次に、図3(A)~(D)に基づき、「所定の印刷単 」としての「1ジョブ」について説明する。
 本実施形態では、上位装置3からの印刷指示 として、ジョブ情報1はページ1とページ2から 構成され、ジョブ情報2はページ1~ページ3か 構成されているものとする。また、ジョブ 報1については部数として2部を印刷し、ジョ ブ情報2については部数として1部を印刷する 合を例として説明する。

 なお、「1ジョブ」の終りの次のページには 記録不良検査ページ19が設けられていて、こ 記録不良検査ページ19に記録不良検査パタ ン20が印刷されるものとする。
 図3(A)に示すように、複数のページから構成 される印刷データについて多部数の記録処理 を行う場合、その1部数毎の記録処理を「1ジ ブ」とする。

 すなわち、ジョブ情報1の印字データの1 目をページ1からページ2まで印刷した後、次 の記録不良検査ページ19に記録不良検査パタ ン20を印刷する。次いで、ジョブ情報1の印 データの2部目をページ1からページ2まで印 した後、次の記録不良検査ページ19に記録 良検査パターン20を印刷する。さらに、ジョ ブ情報2の印字データのページ1からページ3ま でを印刷した後、次の記録不良検査ページ19 記録不良検査パターン20を印刷する。

 また、図3(B)に示すように、複数のページ から構成される印刷データについて、上位装 置3から多部数(例えば2部)の印刷指示が行わ た場合、1回の印刷指示により記録処理が行 れる多部数を「1ジョブ」としてもよい。

 すなわち、ジョブ情報1の印字データの1 目をページ1からページ2まで印刷し、続いて 2部目をページ1からページ2まで印刷し、次の 記録不良検査ページ19に記録不良検査パター 20を印刷する。さらに、ジョブ情報2の印字 ータの1部目のページ1からページ3まで印刷 、次の記録不良検査ページ19に記録不良検 パターン20を印刷する。

 なお、上位装置3からの指示により、1部数 の記録処理を「1ジョブ」とするか、1回の印 刷指示による多部数を「1ジョブ」とするか 選択可能に構成することもできる。
 また、図3(C)に示すように、複数のページか ら構成される印刷データを多部数の記録処理 を行う場合で、同一印刷データごとに連続し て記録処理を行う場合は、同一の印刷データ につき多部数の記録処理が完了するまでを「 1ジョブ」とする。

 すなわち、ジョブ情報1の印字データの1 目のページ1と2部目のページ1を印刷し、次 記録不良検査ページ19に記録不良検査パター ン20を印刷する。次いで、ジョブ情報1の印字 データの1部目のページ2と2部目のページ2を 刷し、次の記録不良検査ページ19に記録不良 検査パターン20を印刷する。さらに、ジョブ 報2の印字データの1部目のページ1からペー 3まで印刷し、次の記録不良検査ページ19に 録不良検査パターン20を印刷する。

 さらに、図3(D)に示すように、複数のペー ジから構成される印刷データについて、上位 装置3からの1回の印刷指示により記録処理が われる全ての記録処理が完了するまでを「1 ジョブ」としてもよい。

 すなわち、ジョブ情報1の印字データの1 目のページ1と2部目のページ1を印刷し、続 てジョブ情報1の印字データの1部目のページ 2と2部目のページ2を印刷し、次の記録不良検 査ページ19に記録不良検査パターン20を印刷 る。さらに、ジョブ情報2の印字データの1部 目のページ1からページ3までを印刷し、次の 録不良検査ページ19に記録不良検査パター 20を印刷する。

 さらには、上位装置3からの指示により、 同一の印刷データを多部数の記録処理が完了 するまでを「1ジョブ」とするか、1回の印刷 示により記録処理が行われる全ての記録処 が完了するまでを「1ジョブ」とするか選択 可能に構成することもできる。

 検査画像取得部7は、記録部6よりも記録 体1の搬送経路の下流側に設けられている。 の検査画像取得部7は、制御部4からの通知 より、記録部6により記録媒体1上に形成され た記録不良検査パターン20が通過する際の画 を読み取って検査画像データを出力する。 れにより、記録不良の判定が効率よく行え 。

 なお、検査画像取得部7は、画像記録装置 2と別体の外部機器として構成することも可 である。この検査画像取得部7は、例えば、 レイ状に配置されたR(レッド)、G(グリーン) B(ブルー)の3色の図示しない受光素子と、画 像を取得するために記録媒体1を照明するた の図示しない照明装置とから成るラインセ サモジュールである。

 この検査画像取得部7は、記録処理が行わ れた記録媒体1上の画像を、例えば600dpiの解 度で取得する。また、この検査画像取得部7 、R、G、Bの3色のそれぞれが例えば8ビット 分解能を有することで、24ビットデータであ る検査画像データを出力する。

 媒体回収部17は、記録処理後に排出され 記録媒体1が積み重ねられ、ユーザが取り出 るように構成されている。また、媒体回収 17は、画像記録装置2に図示しない折機等の 処理装置が連結される場合は、画像処理装 2と後処理装置の処理速度を調整するための バッファとして機能することも可能である。

 次に、図4を用いて印刷処理のフローを説明 する。
 S1で、記録部6により所定長に切断された記 媒体1上に印刷処理を行い、S2に進む。

 S2では、印刷データ処理部9(図1参照)におい 、前述した「1ジョブ」の最後か否かを判断 し、NoならS1に戻り、YesならS3に進む。
 すなわち、このS2では、例えば前述した図3( A)の印刷形式においては、各部ごとの最後の ージが「1ジョブ」の最後であり、また、図 3(B)の印刷形式においては、夫々のジョブ情 1又はジョブ情報2の最後のページが「1ジョ 」の最後である。

 さらに、図3(C)の印刷形式においては、各 ジョブ情報1又はジョブ情報2における各印刷 ータの最後が「1ジョブ」の最後であり、ま た、図3(D)の印刷形式においては、夫々のジ ブ情報1又はジョブ情報2の最後の部数の最後 のページが「1ジョブ」の最後である。

 S3では、「1ジョブ」の最後のページの次の ージに記録不良検査パターン20を印刷する そして、S4に進む。
 このS4では、印刷処理が終了したか否かを 断し、NoならS1に戻り、Yesなら印刷処理を終 する。

 次に、図5を用いて記録不良検出処理のフロ ーを説明する。
 S11において、記録不良検査パターン20が記 されたページか否かが判断される。そして 記録不良検査パターン20が記録されたページ でない場合(No)は、最初のステップに戻り、 録不良検査パターン20が記録されたページで ある場合(Yes)は、S12に進む。

 このS12では、記録不良検査部8において記録 不良検査パターン20の検査を行い、次にS13に む。
 このS13では、記録不良があるか否かが判断 れ、記録不良がない場合(No)はS15に進み、記 録不良がある場合(Yes)はS14に進む。このS14で 、記録不良があれば上位装置3に通知してS15 に進む。このS15では、印刷終了か否かが判断 され、未終了(No)であればS11に戻り、印刷終 (Yes)であれば処理を終了する。

 図6は、前述した図3と同様に、印刷後の記 媒体1を概念的に示す図である。
 この記録媒体1は、所定長に切断されたカッ トシートであるが、図6はこの複数枚の記録 体1を搬送方向に沿って連続的に並べた状態 示す。

 この図6において、ジョブ情報1とジョブ 報2は、それぞれ3ページから構成される印字 データからなる。「1ジョブ」の終りの次の ージには、記録不良を検査するための記録 良検査ページ19が設けられている。

 図7(A)は、「1ジョブ」への記録処理が完了 た次のページに形成される記録不良検査パ ーン20の例を示す図である。
 記録不良検査パターン20を構成する領域21~24 は、それぞれ記録ヘッド16-1~16-4により帯状の 領域全面に対して記録処理が行われる。それ ぞれの領域は搬送方向に沿って順にK、C、M、 Yの色となっている。また、領域21~24の各記録 範囲の主走査方向の幅は、記録媒体1のサイ に応じて、記録媒体1に印字可能な最大幅と っている。

 図7(B)は、図7(A)に示される領域25の拡大図 であり、記録不良がない場合の例を示してい る。この領域25は、M色で記録されており、記 録不良がない場合は25aで示されるように途切 れない帯状のM色のとなる。

 図7(C)は、図7(A)に示される領域25の拡大図 であり、記録不良がある場合の例を示してい る。この領域25は、M色で記録されており、記 録不良がある場合は25cで示されるように帯状 のM色の領域が記録不良のある部分で途切れ いる。

 検査画像取得部7は、記録不良検査パター ン20の画像を取得し、検査画像データを出力 る。制御部4にある記録不良検査部8は検査 像データを取得し、図7(C)の25cで示される帯 領域の途切れ部分をK、C、M、Yのそれぞれの 色について検査を行うことで、記録不良の検 査を行う。

 このように、本実施形態では、記録不良 査部8(図1参照)による記録不良検査処理は、 「1ジョブ」毎に行われる。このため、記録 良が検出されなかった場合に、直前の「1ジ ブ」に問題ないことが保証される。

 また、記録不良検査部8により、記録不良 が検出された場合、直前の「1ジョブ」の途 から記録不良が発生していることがわかる このため、全ての「1ジョブ」ごとに再度記 処理する必要がなく、直前の「1ジョブ」か ら再開することで、大量の記録不良の発生を 防ぐことが可能である。

 さらに、本実施形態によれば、ページごと 記録不良検査パターン20を設けないため、 要となって廃棄される記録媒体の量を軽減 きる。さらには、記録不良検査パターン20と 本来必要とされる出力記録媒体との仕分けも 容易に行うことができる。
[変形例1]
 図8(A)は、「1ジョブ」への記録処理が完了 た次のページに形成される記録不良検査パ ーン20の別の一例である。

 記録不良検査パターン30を構成する領域31 ~34は、それぞれ記録ヘッド16-1~16-4により記録 処理が行われ、1つの短棒が1つのノズルによ 記録され、隣り合うノズルにより形成され 短棒が重ならないように副走査方向にずら れている。

 また、それぞれの領域31~34はK、C、M、Yの となっている。さらに、領域31~34の各記録 囲の主走査方向の幅は、記録媒体1のサイズ 応じて、記録媒体1に印字可能な最大幅とな っている。

 図8(B)は、図8(A)に示される領域35の拡大図 であり、記録不良がない場合の例である。領 域35は、M色で記録されており、記録不良がな い場合は35aで示されるように、短棒が脱落す ることなく、全てのノズルにより記録処理さ れている。

 図8(C)は、図8(A)に示される領域35の拡大図 であり、記録不良がある場合の例である。領 域35は、M色で記録されており、記録不良があ る場合は35cで示される部分のように特定のノ ズルで記録処理されているべき短棒が脱落し ている。

 検査画像取得部7は、記録不良検査パター ン30の画像を取得し、検査画像データを出力 る。制御部4にある記録不良検査部8は検査 像データを取得し、図8(C)の35cで示される短 の脱落についてK、C、M、Yのそれぞれの色に ついて検査を行うことで、記録不良の検査を 行う。

 なお、記録不良検査ページ29に、記録不 検査パターン30とともにセパレータマーカ( 示せず)を印刷してもよい。すなわち、記録 良検査ページ29の先端エッジ部分に記録処 された色が表れるように例えばM色のセパレ タマーカを記録する。これにより、記録媒 1を多数枚積層したときに、このセパレータ マーカが「1ジョブ」ごとの区切りを識別す 役目をなす。

 本変形例のように、図8(A)~(C)のパターンを いた記録不良検査によると、脱落の場所が かるため、記録不良が発生したノズルの特 が可能となる。
[変形例2]
 図9は、別の変形例である印刷後の記録媒体 1を概念的に示す図である。

 同図9において、ジョブ情報1とジョブ情 2は、それぞれ3ページから構成される印字デ ータからなる。いわゆる「1ジョブ」の終わ には、記録不良を検査するための記録不良 査ページ29が設けられている。

 この記録不良検査ページ29には、記録不 検査パターン30とセパレータマーカ28が印刷 れている。このセパレータマーカ28は、例 ば記録媒体1を「1ジョブ」ごとに積層したと き、このセパレータマーカ28を見つけること 「1ジョブ」ごとの区切りを識別することが できる。

 次に、図10を用いてセパレータマーカ28の記 録処理を行う場合の印刷処理のフローを説明 する。
 S21では、記録部6により所定長にカットされ た記録媒体1上に印刷処理を行い、S22に進む

 S22では、印刷データ処理部9において「1 ョブ」の最後のページか否かを判断する。 して、最後のページでない場合(No)はS21に戻 、最後のページである場合(Yes)はS23に進む なお、「1ジョブ」の最後か否かは前述した 4で説明したと同様にして行う。

 S23では、「1ジョブ」の最後のページの次 のページに記録不良検査パターン30を印刷し 、S24に進む。このS24では、記録不良検査パ ーン30の下部にセパレータマーカ28を印刷す る。このセパレータマーカ28は、ページの端 に行う。これは、記録媒体1を積層したとき に見やすくするためである。

 次に、S25では、印刷処理が終了したか否か 判断され、NoならS21に戻り、Yesなら印刷処 を終了する。
[変形例3]
 図11は、「1ジョブ」への記録処理が完了し 次のページに形成される記録不良検査パタ ン40のさらなる別の一例である。

 図11には、記録不良検査ページ39の記録不 良検査パターン40に追加してページの最後の 域にジョブの切れ目を示すためのセパレー マーカ45の記録処理が行なわれている。こ セパレータマーカ45は、記録媒体1の先端エ ジ部分に記録処理された色が表れるように 域の全域にM色により記録処理が行われてい 。

 これにより、記録不良検査パターン40が 録処理されたページが「1ジョブ」の切れ目 示す役割を果たし、媒体回収部17に積み重 られた記録媒体1からユーザが容易に「1ジョ ブ」の切れ目を認識することができる。

 さらに、図11の記録不良検査パターン40を 用いて、画像記録装置2の後段に、例えば折 機や中綴じ機のような後処理装置が接続さ 使用される場合、この後処理装置において センサーにてセパレータマーカ45で「1ジョ 」の切れ目を検知し処理を行うことが容易 ある。

 また、セパレータマーカ45は、M色により記 処理されるとしているが、M色以外の色もし くは複数の色の組み合わせとしてもよい。
 また、セパレータマーカ45は、全域に記録 理されるとしているが、用紙端部に記録処 がなされるような、例えば縞模様のパター としてもよい。

 また、セパレータマーカ45は、用紙の後端 に形成されているが、用紙の先端部に記録 理がなされるように形成してもよい。
 また、セパレータマーカ45は、領域41~44と別 体として設けず、領域41~44の記録不良検査パ ーン40の一部が記録媒体1の端部にまで記録 理されるように設けられ、領域41~44のいず かと兼用してもよい。

 [第2の実施の形態]
 次に、本発明の第2の実施の形態について図 面を参照して説明する。
 なお、第1の実施の形態と同一又は相当する 部材には同一の符号を付す。

 図12は画像記録装置の機能ブロック図を示 、図13は機構部分の構成図を示す。
 本実施形態では、記録媒体1は、シート状に 形成されており、初期状態ではロール状に巻 回されている連続した、例えば紙やフィルム である。

 画像記録装置2には、上位装置3がLAN(Local  Area Network)等を介して接続されている。この 位装置3は、画像や文字等から成る印刷デー タ(画像データ)を送出する。

 この上位装置3は、画像記録装置2に対し 記録処理を実施する指示を送信し、続いて 録処理する元となる印刷データを例えばポ トスクリプト等のフォーマットで送信する

 画像記録装置2は、上位装置3から送られ くる印刷データを受信し、この印刷データ 基づいて記録媒体1に対してインクを吐出し 定着させることにより記録媒体1上に画像の 記録を行う記録処理と、この記録処理の際に 生じ得るインクの吐出不良を検出する吐出不 良検出処理とを行う。

 この画像記録装置2は、制御部4と、媒体 送機構5と、記録部6と、検査画像取得部7と 媒体回収部17と、媒体切断部18とを少なくと 備えている。このうち制御部4の構成は、上 述する第一の実施の形態と同一のため、説明 は省略する。

 媒体搬送機構5は、記録媒体1の搬送を行 。この媒体搬送機構5は、媒体給送部11と、 体支持部12と、駆動部13と、媒体搬送情報生 部14と、ローラ15a、15b、15cから成る。この ち媒体給送部11は、記録媒体1を給紙するも で、媒体支持部材11bに巻回されたロール状 記録媒体1が回転可能に支持されている。

 媒体支持部12は、媒体支持部保持部材12a 、この媒体支持部保持部材12aに動力伝達部 12bにより連結された例えばモータ等の駆動 13からなる。この駆動部13を駆動することに り、動力伝達部材12bを介して媒体支持部保 部材12aを回転させ、記録媒体1を搬送する。

 また、複数のローラ15a、15b、15cは、搬送 路上に設けられ、記録媒体1が所望の経路で 搬送されるように架けられる。媒体搬送情報 生成部14は、例えばロータリエンコーダから るもので、媒体支持部保持部材12aに接続さ ている。この媒体搬送情報生成部14は、媒 支持部保持部材12aの回転量すなわち記録媒 1の搬送量(移動量)に対応したパルス信号を 成して制御部4に通知する。

 記録部6による記録処理は、上述した第1 実施の形態と同一であるため、その説明は 略する。また、検査画像取得部7の構成は、 述した第1の実施の形態と同一であるため、 その説明は省略する。

 媒体切断部18は、記録処理が行われた記録 体1をページ毎に切断する。
 媒体回収部17は、媒体切断部18により1ペー 毎に切断され、排出された記録媒体1が積み ねられ、ユーザが取り出せるように構成さ ている。また、媒体回収部17は、画像記録 置2に図示しない折機等の後処理装置が連結 れる場合は、画像処理装置2と後処理装置の 処理速度を調整するためのバッファとして機 能することも可能である。

 第2の実施形態における印刷処理および記録 不良検査処理のフローは、第1の実施形態に ける図4及び図5のフローと同一のため、説明 は省略する。
 次に、図14を用いて記録媒体1の切断処理の ロー説明を行う。

 まず、S31において、ジョブの最後か否か 判断する。このときの判断は、媒体搬送情 生成部14から送られる信号に基づき制御部4 判断する。ジョブの最後でなければ、S31に り、ジョブの最後であればS32に進む。S32で 、記録不良検査ページか否かが判断され、Y esなら、S33に進み、NoならS34に進む。

 S33では、通常のサイズよりも長くなるよ に記録媒体1を切断してS35に進む。例えば、 通常のページの長さをLとすると、L+Aの長さ 切断する。また、S34では、通常のページの さLで記録媒体1を切断してS35に進む。S35では 、印刷終了か否かを判断し、NoならS31に戻り Yesなら印刷を終了する。

 図15は、印刷後の記録媒体1を概念的に示す である。
 この図において、ジョブ情報1とジョブ情報 2は、それぞれ3ページから構成される印字デ タである。「1ジョブ」の終わりには、記録 不良を検査するための記録不良検査ページ49 設けられている。記録媒体1の長さLは、通 の記録処理が行われたページの切断後の長 を示している。例えば、A4サイズのランドス ケープで記録処理が行われた場合、Lは210mmで ある。

 なお、ページの長さLは、210mmに限られる のではなく、記録処理が行われるページの さに応じて可変とすることも可能である。 た、ページの長さL+Aは、記録不良検査ペー 49の切断後の長さを示している。

 例えば、A4サイズのランドスケープで通 の記録処理が行われた場合、L+Aを220mmとして 通常の印刷処理が行われたページよりも10mm く切断する。こうすることで、ユーザが取 出す時に「1ジョブ」の切れ目が分かるよう 構成されている。

 なお、記録不良検査ページに記録処理され 記録不良検査パターンおよびその検出方法 ついては、第1の実施形態の図7又は図8と同 であるため、その説明は省略する。
 また、図15では、記録不良検査ページの長 をL+Aとしたが、これに限らない。例えば、 録不良検査ページの長さを通常長さのLとし もよい。

 本実施形態によれば、第1の実施形態と同 様に、記録不良検査部8による記録不良検査 理は、「1ジョブ」毎に行われるため、記録 良が検出されなかった場合に、直前の「1ジ ョブ」に問題がなかったことが保証される。

 また、記録不良検査部8により、記録不良 が検出された場合、直前の「1ジョブ」の途 から記録不良が発生していることがわかる このため、全てのジョブ情報を再度記録処 する必要がなく、直前の「1ジョブ」から再 することで、大量の記録不良の発生を防止 ることができる。

 さらには、本実施形態によれば、記録不良 査ページ49の長さを通常のページよりも長 することで、重ねられて排出される「1ジョ 」の切れ目をユーザが容易に認識すること できる。また、「1ジョブ」の切れ目を指示 するページと記録不良検査を、同一のページ に行うことで、余分な用紙を使用する必要が ないという利点を有する。
[変形例1]
 図16は、「1ジョブ」への記録処理が完了し 後の次のページに形成される記録不良検査 ターン50のさらなる別の一例である。

 この変形例では、通常のページの長さLよ りも長い長さL+Aの記録不良検査ページ49を用 ている。この記録不良検査ページ49では、 1ジョブ」の切れ目をユーザに示すセパレー マーカ55が、記録媒体が長くなった領域56の 部分に記録処理されている。

 これにより、重ねられて排出される「1ジョ ブ」の切れ目をユーザがさらに容易に認識す ることが可能になる。
 また、本変形例において、図16の領域56に形 成されるセパレータマーカ55は、媒体回収部1 7が媒体の先端を基準に整列することを前提 記録媒体1の後端部に形成されている。しか 、媒体回収部17が媒体の後端を基準に整列 ることを考慮し、記録媒体1の先端部に記録 理がなされるように形成してもよい。

 また、本変形例においては、記録不良検査 ージの長さをL+Aとしたが、これに限らない 例えば、記録不良検査ページの長さを通常 さのLとして切断してもよい。さらに、通常 長さとした記録不良検査パターン50のページ 端部にセパレータマーカ55を記録してもよ 。
[変形例2]
 図17は、「1ジョブ」への記録処理が完了し 後の次のページに形成される記録不良検査 ターン60のさらなる別の一例である。

 この変形例では、記録不良検査ページ59 、通常のページの長さLよりも長い長さL+Aと っている。また、領域61~64に記録処理され 記録不良検査パターン60の一部は、通常のペ ージの長さLからはみ出す部分に形成されて る。これにより、前述したセパレータマー 55(図16参照)を記録処理しなくても、記録不 検査パターン60がセパレータマーカとしての 機能を兼用する。

 これにより、記録不良検査パターン60の他 セパレータマーカを記録する必要をなくす とができる。
 [第3の実施の形態]
 次に、図18及び図19に基づき、本発明の第3 実施の形態について説明する。

 本実施形態における画像記録装置の機能ブ ック図及び機構部分の構成図は、第2の実施 の形態における図12及び図13と同一であるた 、その説明は省略する。
 また、第3の実施の形態における印刷処理の フロー及び記録不良検査処理のフローは、第 1の実施形態における図4及び図5と同一である ため、その説明は省略する。

 次に、図18を用いて記録媒体の切断処理の 明を行う。
 まず、S41において、搬送されてきた連続状 記録媒体1が、そのジョブの最後か否かを判 断する。このときの判断は、媒体搬送情報生 成部14から送られる信号に基づき制御部4で判 断する。若しも、ジョブの最後でなければ、 S41に戻り、また、ジョブの最後であればS42に 進む。このS42では、次にそのページが記録不 良検査ページか否かが判断される。そして、 記録不良検査ページである場合(Yes)は、S43に み、記録不良検査ページでない場合(No)は、 S44に進む。

 S43では、通常のサイズLよりも短い長さ(L- A)になるように、記録媒体1を切断してS45に進 む。また、S44では、通常のページサイズLで 録媒体1を切断し、S45に進む。このS45では、 刷が終了したか否かを判断し、未終了(No)な らS41に戻り、終了(Yes)なら処理を終了する。

 本実施形態では、記録媒体1を通常のペー ジサイズLで切断するか、又は通常のサイズ りも短いサイズL-Aとなるように切断してい 。このようにして、後述するように、記録 体1を積層したときに「1ジョブ」の切れ目が 分かるようにしている。

 図19は、印刷後の記録媒体1を概念的に示す である。
 同図において、ジョブ情報1とジョブ情報2 、それぞれ3ページからなる印字データから る。「1ジョブ」の終わりには、記録不良を 検査するための記録不良検査ページ69が設け れている。ページの長さLは、通常の記録処 理が行われたページの切断後の長さを示し、 例えばA4サイズのランドスケープで記録処理 行われた場合、Lは210mmである。

 なお、本実施形態において、ページの長 Lは、210mmに限られるものではなく、記録処 が行われるページの長さに応じて可変とす ことも可能である。また、L-Aは記録不良検 ページ69のページの切断後の長さを示して る。例えば、A4サイズのランドスケープで通 常の記録処理が行われた場合、L-Aを200mmとし 通常の印刷処理が行われたページよりも10mm 短く切断する。こうすることで、記録後に積 層した記録媒体1をユーザが取り出す時に、 1ジョブ」の切れ目が分かるようにしている

 すなわち、記録後に多数枚の記録媒体1が 積層された状態において、通常の印刷ページ よりも短いページが存在すると、そのページ を挟んで上下のページ間に空間が生じる。こ のため、ユーザは「1ジョブ」の切れ目を容 に認識することができる。

 また、本変形例のように、記録不良検査 ージの長さを通常よりも短いL-Aとし、さら 、この短くした記録不良検査パターン50の ージの端部にセパレータマーカ(着色部分)を 記録してもよい。

 これにより、記録された多数枚の積層さ た記録媒体1を、記録媒体1の搬送方向の前 又は後部の端部が揃っている方向から見た 合に、ユーザはセパレータマーカ(着色部分) を認識することができ、「1ジョブ」の切れ を認識することができる。

 なお、記録不良検査ページ69に記録処理 れる記録不良検査パターン70およびその検出 方法については、第1の実施形態の図7又は図8 と同一であるため、その説明は省略する。

 本実施形態によれば、第1の実施形態と同 様に、記録不良検査部8による記録不良検査 理は、「1ジョブ」毎に行われる。このため 記録不良が検出されなかった場合に、直前 「1ジョブ」に問題ないことが保証される。 また、記録不良検査部8により、記録不良が 出された場合、直前の「1ジョブ」の途中か 記録不良が発生していることがわかる。こ ため、全てのジョブ情報を再度記録処理す 必要がなく、直前の「1ジョブ」から再開す ることで、大量の記録不良の発生を防ぐこと ができる。

 さらに、本実施形態では、記録不良検査 ージ69の長さL-Aを通常のページよりも短く ることで、媒体回収部17における整列性が保 たれた上で、重ねられて排出される「1ジョ 」の切れ目をユーザが容易に認識すること できる。