津田駒工業株式会社 (〒50 石川県金沢市野町5丁目18番18号 Ishikawa, 92186, JP)
| ワーク(31)が固定されるテーブル(2)を支持し且つ鉛直方向と交差する方向に延在する回転軸(3)が割り出し駆動されるインデックステーブルにおいて、 回転軸(3)に固定されるまたは回転軸(3)とは別の第2の軸(4)に支持されると共に回転伝達機構(50)を介して回転軸(3)の回転が伝達されて回転軸(3)と同量だけ回転する回転体(6)と、 回転体(6)の軸心と交差する方向に往復移動可能に設けられる支持部材(7)と、 支持部材(7)の付勢部材(80)とを備え、 回転体(6)は軸心から離間した偏倚位置に支持部材(7)と係合する係合部(6a)を有し、 支持部材(7)は、回転軸(3)が支持する重量によって回転軸(3)に加わる第1の回転トルク(T1)を、前記係合部(6a)を介して受ける係合面(7a)を有し、 付勢部材(80)は、前記係合部(6a)を介して回転軸(3)に前記第1の回転トルク(T1)と対抗する方向の第2の回転トルク(T2)を生じさせることを特徴とするインデックステーブル。 |
| 回転体(6)は前記第2の軸(4)に支持され、前記回転伝達機構(50)は、回転軸(3)に固定される第1の円形部材(5)と、第2の軸(4)に支持され第1の円形部材(5)と同径の第2の円形部材(6)とを含み、第1および第2の円形部材(5、6)が直接または中間部材(13)を介して互いに回転伝達することにより、回転体(6)は回転軸(3)と同量だけ回転することを特徴とする請求項1記載のインデックステーブル。 |
| 回転軸(3)の回転範囲における前記第1の回転トルク(T1)の最大時に、前記第2の回転トルク(T2)が最大または略最大になるように、回転体(6)に対する係合部(6a)の位相が設定されることを特徴とする請求項2記載のインデックステーブル。 |
| 回転体(6)が固定される回転軸(3)の軸線または回転体(6)が支持される第2の軸(4)の軸線を挟んで一方の側と他方の側に配置されてフレーム(1)に設けられる2つの規制部材(9)と、支持部材(7)に設けられて前記規制部材(9)にそれぞれ接触する2つの移動部材(11)とを含む支持部材(7)の変位規制装置(60)を備え、 前記一方の側に配置される規制部材(9)と移動部材(11)とのうち一方は、支持部材(7)の往復移動方向と平行に形成される案内面(9a1、11b)を有し、他方は、前記案内面(9a1)と摺接する摺接面(11a1)、または前記案内面(11b)に接する複数の転動体(9b)を有し、 前記他方の側に配置される規制部材(9)と移動部材(11)とのうち一方は、支持部材(7)の往復移動方向と平行に形成される案内面(9a1、11b)を有し、他方は、前記案内面(9a1)と摺接する摺接面(11a1)、または前記案内面(11b)に接する複数の転動体(9b)を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のインデックステーブル。 |
本発明は、ワークが固定されるテーブル 支持する回転軸が、鉛直方向と交差する方 に延在する、例えば、傾斜円テーブル等の うに水平方向に延在するインデックステー ルに関する。
回転軸が、鉛直方向と交差する方向に延 するインデックステーブルでは、回転軸が 持する部材や物、即ち、ワークが固定され テーブル、ワーク取付治具、ワーク等から る被駆動体の重心位置が、回転軸の軸心か 大きく偏倚する場合がある。例えば、傾斜 ンデックステーブルは回転軸が水平方向に 在しており、ワークが固定されるテーブル 、重心位置が回転軸の軸心から大きく偏倚 ている。ワークやワーク取付治具の取付に って、被駆動体の重心位置は、回転軸側に 動し軸心からの偏倚が多少解消されるが、 駆動体の重量物化によって、回転軸に加わ 回転トルク、即ち、重心位置が偏倚してい ことによるアンバランストルクは、増大す 。アンバランストルクは、割出角によって なるため、回転割出に伴ってアンバランス ルクは大きく変動する。そのため、回転軸 駆動モータは、負荷の変動に見合う大きな 量を必要とする。また、カップリング、シ フト等の駆動伝達部材、および回転軸は、 れ、特に割出角毎に異なる捩れ具合によっ 割出精度が損なわれるのを避けるため、負 の変動に見合う十分な剛性を必要とする。
このようなアンバランストルクを補償し 軽減する装置として、図6に示すアンバラン ストルク補償装置が知られており、傾斜イン デックステーブルに適用される。図6に示す 置では、ワークが固定されるテーブル2の回 軸91と、回転軸91に固定される第1の歯車93と 、第1の歯車93と互いに噛み合うと共に同一歯 数の第2の歯車94を支持する第2の軸92と、クラ ンクピン97を介して第2の軸92の軸心から偏倚 た位置で一端が第2の歯車94に連結されるク ンクアーム95と、ピン96を介してクランクア ーム95の他端に連結されるピストン98を有す 流体圧シリンダ装置とを備える。また、流 圧シリンダ装置の付勢力Fの方向は、第2の軸 92の軸線と直交する(特許文献1)。
図6(イ)に示すように、テーブル2等の被駆 動体の重心Gが、回転軸91の軸心の真下に在っ て軸心を通過する鉛直線上に在る時、回転軸 91には、支持する被駆動体の重量、即ち重力W g(W:被駆動体の質量、g:重力加速度)によるア バランストルク(第1の回転トルクT1)が発生し ない。またこの時、シリンダ装置の付勢力F クランクピン97を介して第2の軸92の軸心に向 かい、第2の歯車94に補償トルク(第2の回転ト クT2)が発生しない。そして、図6(ロ)に示す うに回転軸91が回転してテーブル2が反時計 向にθだけ回転すると、第2の歯車94が時計 向にθだけ回転し、クランクアーム95が前進 ながらピン96を中心にαだけ反時計方向に回 転する。なお、αは、クランクピン97とピン96 との距離をLとすると、α=arcsin(R2×sinθ/L)で表 れるθの関数である。
重力Wgによって、回転軸91には時計方向の 第1の回転トルクT1が、アンバランストルクと して加わると共に、第1の回転トルクT1は、回 転軸91の軸心から被駆動体の重心Gまでの距離 をR1とすると、T1=Wg×R1×sinθとなる。一方、付 勢力Fが、ピン96、クランクアーム95を介して ランクピン97に作用する力は、F×cosαとなる と共に、クランクピン97の接線、即ち、クラ クピン97と第2の軸92の軸心とを結ぶ線の直 線に対し、90°-θ-αで交差する。従って、流 圧シリンダ装置によって、第2の歯車94には 時計方向の第2の回転トルクT2が加わると共 、第2の回転トルクT2は、第2の軸92の軸心か クランクピン97までの距離をR2とすると、T2= R2×F×cosα×sin(θ+α)となる。
第2の歯車94の時計方向の第2の回転トルクT2
、噛み合う第1の歯車93を介して回転軸91に
達され、回転軸91に対し反時計方向の回転ト
ルクとして作用することにより、アンバラン
ストルクと反対方向の補償トルクして作用す
る。従って、回転軸91には、重力Wgによる時
方向の第1の回転トルクT1、即ち、アンバラ
ストルクから、流体圧シリンダ装置による
2の回転トルクT2、即ち、補償トルクを減算
た下記の回転トルクの絶対値が、時計方向
たは反時計方向の補正トルクとして加わる
とになり、回転軸91の駆動モータ等の負荷が
軽減される。
T1-T2=Wg×R1×sinθ-R2×F×cosα×sin(θ+α)
前述のようにαはθの関数であり、上記の 補正トルクT1-T2は、θの関数となるので、テ ブル2の回転角θと共に変化する。従って、 正トルクT1-T2を、できるだけ小さくし、かつ 、一定に維持するためには、テーブル2の回 に伴って流体圧シリンダ装置の付勢力Fを変 する必要があり、流体圧シリンダ装置にお て付勢力Fの制御を必要とする。
また、上述の装置とは別のアンバランス ルク補償装置が知られており、流体圧シリ ダ装置を第2の歯車に連結して付勢力を付与 するのに替えて、第2の歯車にバランスウエ トを取り付けることにより、アンバランス ルクを補償している。この装置では、バラ スウエイトは軸心から偏倚した位置で第2の 車に取付られており、他の装置の干渉や作 者が負傷するのを避けるために、旋回空間 設けられる(特許文献2)。
インデックステーブルの回転軸に加わる ンバランストルクを補償する装置において テーブルの回転に伴ってアンバランストル を補償するための付勢力の制御を、特に必 とせず、また、干渉を避けるためにバラン ウエイトの旋回空間の設置を必要としない とである。
本発明は、ワークが固定されるテーブル 支持し且つ鉛直方向と交差する方向に延在 る回転軸が割り出し駆動されるインデック テーブルを前提とする。
[1]本発明は、回転軸に固定されるまたは 転軸とは別の第2の軸に支持されると共に回 転伝達機構を介して回転軸の回転が伝達され て回転軸と同量だけ回転する回転体と、回転 体の軸心と交差する方向に往復移動可能に設 けられる支持部材と、支持部材の付勢部材と を備え、回転体は軸心から離間した偏倚位置 に支持部材と係合する係合部を有し、支持部 材は、回転軸が支持する重量によって回転軸 に加わる第1の回転トルクを、前記係合部を して受ける係合面を有し、付勢部材は、前 係合部を介して回転軸に前記第1の回転トル と対抗する方向の第2の回転トルクを生じさ せることを特徴とする。
[2]また、前記した本発明において、回転 は前記第2の軸に支持され、前記回転伝達機 構は、回転軸に固定される第1の円形部材と 第2の軸に支持され第1の円形部材と同径の第 2の円形部材とを含み、第1および第2の円形部 材が直接または中間部材を介して互いに回転 伝達することにより、回転体は回転軸と同量 だけ回転するようにしてもよい。
[3]さらに、前記した本発明において、回 軸の回転範囲における前記第1の回転トルク の最大時に、前記第2の回転トルクが最大ま は略最大になるように、回転体に対する係 部の位相を設定してもよい。
[4]さらに、前記した本発明において、支 部材の往復移動を安定させ、付勢部材の付 力を支持部材を経て効率よく回転体に伝え には、支持部材の変位規制装置を備えるの 望ましい。変位規制装置は、回転体が固定 れる回転軸の軸線または回転体が支持され 第2の軸の軸線を挟んで一方の側と他方の側 に配置されてフレームに設けられる2つの規 部材と、支持部材に設けられて前記規制部 にそれぞれ接触する2つの移動部材とを含み 前記一方の側に配置される規制部材と移動 材とのうち一方は、支持部材の往復移動方 と平行に形成される案内面を有し、他方は 前記案内面と摺接する摺接面、または前記 内面に接する複数の転動体を有し、前記他 の側に配置される規制部材と移動部材との ち一方は、支持部材の往復移動方向と平行 形成される案内面を有し、他方は、前記案 面と摺接する摺接面、または前記案内面に する複数の転動体を有する。
[1]本発明によれば、回転体が回転軸に固 される、または回転軸とは別の第2の軸に支 持されると共に回転伝達機構を介して回転軸 と同量だけ回転するので、回転体の係合部は 回転軸と同量だけ回転する。また、支持部材 は、回転体の軸心と交差する方向に往復移動 可能に設けられるので、付勢部材の付勢力は 、支持部材を介して、回転体の軸心と交差す る方向と平行に係合部に作用する。従って、 回転体に加わる第2の回転トルクは、回転軸 支持する重量によって回転軸に加わる第1の 転トルクの回転軸の回転に伴う変化に対応 て、より正確に変化する。このため、回転 に加わる回転トルクが軽減し、回転軸を割 駆動する駆動源の負荷が軽減する。
[2]また、回転体が、回転軸に固定されず 回転軸とは別の第2の軸に支持されて、回転 軸に固定される第1の円形部材と、第2の軸に 持され第1の円形部材と同径の第2の円形部 とを含む回転伝達機構を介して回転するの 、第1の円形部材と第2の円形部材との互いの 位相関係を調節する際に、付勢部材の干渉を 避けて作業ができるので、回転軸と回転体と の位相関係が容易に調整可能となる。
[3]回転軸が支持する重量において、回転 に対する重心位置の位相が、ワークおよび ーク取付治具の変更に伴って変化する。本 明は、第1の回転トルクの最大時に第2の回 トルクが最大または略最大となるように回 体に対する係合部の位相が設定されるので ワークおよびワーク取付治具の変更に伴う 心位置の変化に対応し、第1の回転トルクを 率よく第2の回転トルクで補償して低減する ことが可能となる。
[4]付勢部材と係合部との間に介在する支 部材には偶力が作用するので、支持部材は 転して傾斜、即ち回転変位しようとするが 回転軸の軸線を挟んで両側で、または第2の 軸の軸線を挟んで両側で、それぞれ移動部材 と規制部材とからなる変位規制装置によって 支持部材の回転変位を規制する。従って、付 勢部材の付勢力は、支持部材を介して効率よ く回転体の係合部に伝えられる。
以下、本発明のインデックステーブルの 施形態を図面に基づいて説明する。図1は、 インデックステーブルの1つの実施形態の全 構造を示す正面図で、図2は図1の左側面図で ある。図5は、回転軸3が支持する被駆動体の 心Gと係合部6aとの位置関係、アンバランス ルクと補償トルクとの関係を示す模式図で る。
本実施形態のインデックステーブルでは 支持しているワーク31を所定の角度に傾斜 せて加工する、所謂傾斜インデックステー ルに適用され、ワーク31が載置されるテーブ ル2を支持する回転軸3は、水平方向に延在し 鉛直方向と直交する。傾斜インデックステ ブルは、その基本的構成として、工作機械 ベッド71等の水平面または傾斜面に設置さ るフレーム1と、フレーム1に対して回転可能 に支持されると共にワーク31を載置するテー ル2と、フレーム1に支持されると共にテー ル2に固定され且つテーブル2をフレーム1に して回転可能に支持する回転軸3を備えたも であり、本実施形態では、フレーム1は水平 面に設置される。
フレーム1は、回転軸側が開口するU字状 あって、テーブル2の左右外側に離間して立 する一対のサポートフレーム1aと、左右に 在し且つ一対のサポートフレーム1aの下端部 を繋ぐベースフレーム1bとから構成され、ベ スフレーム1bはベッド71にボルト等で固定さ れる。
テーブル2は、フレーム1の内側に配置さ るもので、フレーム1と同様、回転軸側が開 してU字状に形成され、左右外側に離間して 立設する一対のアーム2aと、一対のアーム2a 一端部を繋ぐベース2bとから構成される。
回転軸3は、駆動側回転軸3a(図1では右側) 従動側回転軸3bによって、別々に形成され 、軸線方向をそれぞれ内側に突出しており テーブル2の一対のアーム2aをそれぞれ貫通 て互いに同軸な一対の嵌合孔2a1にそれぞれ 合され、キーKおよび図示しない押しネジを して相対移動不能にとなって、テーブル2と 一体化される。換言すれば、駆動側回転軸3a 従動側回転軸3bとは、テーブル2を介して互 に同軸に連結され、1つの回転軸3を形成す 。
一対のサポートフレーム1aには、一対の 受21が互いに同軸にそれぞれ嵌合される。各 軸受21の内輪には、駆動側回転軸3aと従動側 転軸3bがそれぞれ挿通されており、テーブル 2は、両端支持状態でフレーム1に回転可能に 持される。駆動側回転軸3aは、図示しない ォーム減速装置、カップリング等の回転伝 装置を介して駆動モータに連結される。な 、駆動側回転軸3aは、駆動モータのロータ軸 を構成して、回転伝達装置を介することなく 、直接、駆動されてもよい。
テーブル2のベース2bは、回転軸3と平行な ワーク載置面を備えており、該ワーク載置面 は、固定面としてベース2bの本体部分と一体 に設けられる場合のほか、ベース2bの本体 分に回転可能に支持されて回転軸3と直交す 軸を中心に回転割り出し可能に設けられる 合がある。ワーク載置面は、ワーク31が直 または図1のように取付ワーク取付治具23を して、ボルトや当金等で固定される。
本発明のインデックステーブルは、上記 成以外に、回転軸3とは別の第2の軸4に設け れる回転体と、回転軸3と同量だけ回転体を 回転させる回転伝達機構50と、回転体に設け れる係合部6aと、回転軸3に生じる第1の回転 トルクT1を、係合部6aを介し回転体から受け 支持部材7と、回転体に第1の回転トルクT1と 抗する方向の第2の回転トルクT2を加えるた に、支持部材7を付勢する付勢部材80と、支 部材7の変位規制装置60と、これら部材、装 を収容するケース10とを有する。
フレーム1の一対のサポートフレーム1aの ち、従動側回転軸3bを支持するサポートフ ーム1aには、回転軸3とは別の第2の軸4が、回 転軸3と平行に軸受22を介して支持されており 、第2の軸4と従動側回転軸3bとは、サポート レーム1aの外側に突出する。従動側回転軸3b フランジ3b1および第2の軸4のフランジ4aには 、互いに同一歯数の第1の歯車5、第2の歯車6 、ボルトを介して着脱可能にそれぞれ固定 れて、互いに噛み合っており、第1の歯車5お よび第2の歯車6は、回転軸3に固定される第1 円形部材、および第2の軸4に支持される第2 円形部材となって、回転伝達機構50を構成す る。
第2の歯車6は、第2の円形部材を構成する か、係合部6aが設けられることにより、回 体を構成する。即ち、第2の歯車6の反テーブ ル2側面には、第2の軸4の軸心から偏倚した位 置に、ピン6a1が螺合によって立設されて、ロ ーラ6a2が回転可能に支持されており、ピン6a1 およびローラ6a2によって、後述する支持部材 7の係合面7aに当接して支持部材7と係合する 合部6aが構成される。従って、第2の歯車6は 半径方向外側部分が、第2の円形部材を構成 して第1の円形部材を構成する第1の歯車5と噛 み合い、半径方向内側部分が、係合部6aを有 て回転体を構成する。
従動側回転軸3bを支持するサポートフレ ム1aの外側に、ケース10が固定されており、 ース10には、付勢部材80として、流体圧シリ ンダ装置8が設けられる。流体圧シリンダ装 8は、サポートフレーム1aにボルトで固定さ るシリンダブロック8aと、シリンダブロック 8a内で往復移動するピストン8bと、シリンダ ロック8aの開口端を塞ぐシリンダヘッド8cと ピストン8bに繋がりシリンダヘッド8cから外 部に突出するピストンロッド8dとを含み、シ ンダブロック8a内に高圧流体を供給する流 供給回路8eが設けられる。
シリンダブロック8aは、有底円筒形に形 され、軸線の延在方向、即ちピストン8bの往 復移動方向は、第2の軸4の軸心を通り、第2の 軸4の軸線に対して交差する方向、本実施形 では直交する方向である。
シリンダヘッド8cは、シリンダブロック8a の内部空間と外部を連通する空気抜き孔8c1と 、ピストンロッド8dを挿通させる挿通孔8c2と 挿通孔8c2に設けられるガイドブッシュ8c3と 有する。ピストンロッド8dの先端には、直 体形状の支持部材7が固定される。
流体供給回路8eは、コンプレッサまたは 圧ポンプ等からなる高圧流体供給源8e1と、 圧流体供給源8e1からの流体の圧力を調整す レギュレーター8e2と、圧力計8e4と、流体の 給および供給停止を切り替える開閉弁8e3と 開閉弁8e3とシリンダブロック8aに形成される 圧力室とを連通する流路8e5とから構成される 。高圧流体供給源8e1からの流体の圧力をレギ ュレーター8e2の手動操作によって調整するこ とにより、流体圧シリンダ装置8の付勢力が 定される。
図5の模式図に示すように、テーブル2に ーク31を取付た場合に、回転軸3の軸心から 倚した箇所に、ワーク31、ワーク取付治具23 よびテーブル2からなる被駆動体の重心Gが 置される。そして重心Gが回転軸3の軸心を通 る鉛直線上に位置する(軸心の真上または真 )とき以外、被駆動体の重量、即ち重力によ て回転軸3に回転トルクを生じさせる。重心 Gが回転軸3の軸心を通る鉛直線上に在る(図5( )では軸心の真下)位置を、テーブル2の回転 準位置として、回転軸3の回転に伴ってテー ブル2が反時計方向にθだけ回転すると、第2 軸4に固定され第1の歯車5と噛み合うと共に 1の歯車5と同一歯数の第2の歯車6が、時計方 にθだけ回転する。被駆動体の重心Gは反時 方向にθだけ回転し、被駆動体の質量をW、 力加速度をg、重心Gの回転軸3からの偏倚量 R1とすると、回転軸3に加わる回転トルクT1 、時計方向のアンバランストルクとして、 式で表される。T1=R1×Wg×sinθ
第2の歯車6の回転に伴って、係合部6aは、 第2の軸4の軸心を中心として時計方向にθだ 回転する。係合部6aには、支持部材7の係合 7aを介して、流体圧シリンダ装置8から所定 力、即ち所定の付勢力が、第2の軸4の軸心と 交差する方向と平行に加わっており、流体圧 シリンダ装置8の付勢力をF、係合部6aと第2の 車6の軸心との距離をR2とすると、流体圧シ ンダ装置8によって第2の歯車6に加わる回転 ルクT2は、時計方向の回転トルクとして次 で表される。T2=R2×F×sinθ 第2の歯車6の回 トルクT2は、噛み合う第1の歯車5に伝達され 第1の歯車5を介して回転軸3に反時計方向の 償トルクとして作用し、回転軸3に加わるア ンバランストルクを軽減する。回転軸3に加 る回転トルクは、補正トルクとして、次式 表される。T1-T2=(R1×Wg-R2×F)×sinθ
この式によれば、R1×Wg-R2×F≒0となるよう に、即ち、F≒R1×Wg/R2となるように、テーブ 2のワーク載置面に取り付けられるワーク31 よびワーク取付治具23が変更されて、被駆動 体の重量および重心Gの偏倚量R1が変化するの に応じて、流体圧シリンダ装置8の付勢力Fを 整することにより、基準位置からのテーブ 2の回転角θと関係なく補正トルクを小さく ることが示される。
流体圧シリンダ装置8の付勢力Fの設定、 転体としての第2の歯車6と回転軸3との位相 設定は、一例として例えば下記のように実 される。ワーク31およびワーク取付治具23を ーブル2に取り付ける。第1の歯車5を回転軸3 から取り外す。駆動モータを低速回転させ、 電流値等に基づいて判断して、最も負荷の大 きい回転角で停止させる。被駆動体の重心G 、回転軸3を通る水平線上に位置する。第2の 歯車6を回転させて、係合部6aを第2の軸4の軸 を通る鉛直線上に位置させる。第1の歯車5 第2の歯車6に噛み合わせた状態で回転軸3に り付ける。回転軸3のフランジ3b1には、第1の 歯車5のボルト孔に対応すると共に、ボルト の数の整数倍のメネジが設けられており、 み合わせる際に、第2の歯車6を大きく回転さ せることなく噛み合わせることが可能である 。従って、回転軸3と回転体の位相合わせを ほぼ正確に行うことが可能である。駆動モ タの電流値等から推定したアンバランスト クに基づき、レギュレーター8e2を調整して 体圧を調整し、流体圧シリンダ装置8を所望 付勢力に設定する。
図2は、被駆動体の重心Gが、回転軸3の軸 を通る水平線上に在る時、即ち、テーブル2 が、図5(イ)に示す回転基準位置から反時計方 向に90°回転して割出回転角θ=90°の時を表す 流体圧シリンダ装置8のピストン8bは、常時 所定の流体圧によって付勢されており、ピ トンロッド8dは、先端に取り付けられた支 部材7を、第2の軸4の軸線に対し直交する方 に所定の付勢力Fで付勢する。支持部材7は、 第2の歯車6に設けられているローラ6a2に当接 る係合面7aを介して、ピストン8bの延在方向 と平行、即ち支持部材7の往復移動方向と平 に、所定の付勢力Fでローラ6a2を押圧する。 持部材7には、ピストンロッド8dからFの大き さの付勢力と、ローラ6a2の押圧に伴ってロー ラ6a2からFの大きさの反力とが加わる。従っ 、支持部材7には、互いに平行で、かつ、逆 向の等しい力、即ち、偶力が作用して、支 部材7は回転変位し、そのため、ピストン8b 所謂こじれが生じてピストン8bの円滑な往 移動運動が損なわれる。そのため、流体圧 リンダ装置8の破損、摩耗を生じるほか、付 力Fの損失が生じる。また、回転角θによっ 、偶力による回転力が異なり、ピストン8b こじれによる付勢力Fの損失程度が異なる。 って、補正トルクを十分に低減するために 、回転角θによって流体圧を制御して付勢 Fを制御する必要がある。そのため、付勢部 80が偶力の影響を受けないように設けられ のが好ましい。例えば、流体圧シリンダ装 8において、ピストン8bを十分な長さに形成 ると共に外径、即ちシリンダ孔径を十分な きさに形成し、また、ガイドブッシュ8c3を 分な長さと十分な大きさの孔径とすること より、偶力によるこじれは抑えられ、ピス ン8bの円滑な往復移動運動が可能となる。
本実施形態では、偶力による支持部材7の 回転変位を抑えるため、特に変位規制装置60 備える。変位規制装置60は、移動部材11とし て、支持部材7に第2の軸4の軸線を挟んで両側 に設けられ、ピストン8bの往復移動方向と平 に延在する2つのシャフト11aと、フレーム1 設けられる規制部材9として、シリンダヘッ 8cに第2の軸4の軸線を挟んで両側にシャフト 11aに対応して設けられ、内周面に案内面9a1を 有するガイドメタル9aを備える。シャフト11a 外周面、即ち、摺接面11a1が、ガイドメタル 9aの案内面9a1に接することにより、支持部材7 は回転変位が規制される。従って、ピストン ロッド8dの往復移動、即ち、支持部材7の往復 移動に伴って、シャフト11aの摺接面11a1は、 イドメタル9aの案内面9a1を、所謂こじれてビ ビリを生じることなく、円滑に滑る。特に、 本発明では、規制部材9としてのガイドメタ 9aと、移動部材11としてのシャフト11aとから る組が、第2の軸4の軸線を挟んで、両側に れぞれ設けられているため、支持部材7の回 変位を十分に抑えることができる。
本実施形態では、第2の軸4は、フレーム1 設けられる軸受22を介して回転可能に設け れるが、嵌合孔に圧入される等によってフ ーム1に固定されてもよい。その場合、第2の 歯車6と第2の軸4との間に、転がり軸受、また は滑り軸受が介挿されて、第2の歯車6は回転 能に第2の軸4によって支持される。
本実施形態では、第2の歯車6に係合部6aが 設けられて、第2の歯車6が回転体を構成して る。しかし、第2の軸4に、第2の歯車6とは別 に、円形部材、またはレバ等の非円形部材を 設けて、これらの部材に係合部6aを設けるよ にしてもよい。
また、本実施形態では、第2の歯車6に係 部6aが設けられて、第2の歯車6が回転体6を構 成している。しかし、回転軸3に円形部材、 たはレバ等の非円形部材を設けて、これら 部材に係合部6aを設けるようにしてもよく、 回転伝達機構50を省略できる。
本実施形態では、支持部材7の係合面7aは 付勢部材80の付勢方向に対して直交する平 によって形成されている。しかし、付勢部 80の付勢方向に対して直交する平面に対し、 幾らか傾斜する平面、円弧状の凸面、または 凹面によって形成されても良い。また、係合 面7aは十分な長さを有しており、回転軸3の1 転に亘って係合部6aが当接可能である。しか し、回転軸3の回転範囲が制限される場合に 、係合面7aは、回転軸3の回転範囲のみに亘 て係合部6aが当接可能であればよい。
図3はインデックステーブルの実施形態の 変形例を示すもので、回転伝達機構50および 位規制装置60の各構成に特徴があるもので る。
回転伝達機構50は、第1の歯車5と第2の歯 6の間に中間部材としてアイドルギヤ13を設 た歯車機構である。アイドルギヤ13は、フレ ーム1に対し回転可能に軸支される。
変位規制装置60は、支持部材7の上部と下 をそれぞれ移動部材11として用いている。 ち、直方体形状である支持部材7の上面と下 を案内面11bとして支持部材7の往復移動方向 と平行に形成される。一方、支持部材7の往 移動方向に沿って間隔をあけて、一列に配 された転動体である複数のローラ9bを規制部 材9として用いている。そのため、案内面11b 支持部材7の往復移動方向に十分な長さを有 ており、両案内面11b共、常時、2つ以上のロ ーラ9bが対向している。変位規制装置60は、 動部材11と規制部材9とからなる組を、第2の 4の軸線を挟んで両側にそれぞれ1組有して り、支持部材7の偶力による回転変位が抑え れると共に、支持部材7は、ローラ9bを回転 せながら移動し、その際、滑り抵抗でなく がり抵抗が加わりつつ移動するので、支持 材7のより円滑な往復移動を可能とする。
複数のローラ9bはフレーム1に支持されて り、具体的には、ローラ収容溝を有するロ ラホルダ9cに複数のローラ9bをピンで回転可 能に設けており、ローラホルダ9cの両端は、 スタンス9dを介してフレーム1にボルトで固 される。
図3は、図2と同様に、流体圧シリンダ装 8による補償トルクT2が最大となる状態、即 、被駆動体によるアンバランストルクT1が最 大となる時の状態を表している。回転伝達機 構50は、アイドルギヤ13を用いているため、 駆動体の重心Gの位置は、図2では回転軸3の 心に対し右側の水平位置に在るのに対し、 変形例では左側の水平位置に在る。
本変形例では、ローラ9bはローラホルダ9c を介してフレーム1に支持され、支持部材7の 動部材11部分に案内面11bを形成している。 かし、支持部材7に固定される移動部材11に ーラ9bを設け、フレーム1に支持部材7の往復 動方向に延在する案内面を有する規制部材9 を設けてもよい。
本変形例では、変位規制装置60に転動体 用い、かつ、回転軸3と第2の歯車6との位相 合わす際に、ローラホルダ9cの干渉をなくし て第1の歯車5を取り外し可能とするために、 1の歯車5と第2の歯車6の間に中間部材として アイドルギヤ13を設けている。しかし、第2の 軸4の軸線を挟んで、第1の歯車5側の変位規制 装置60のみを、図2に示すように移動部材11と てシャフト11aを用いて支持部材7に固定し、 規制部材9としてガイドメタル9aを用いてシリ ンダヘッド8cに設けることにより、アイドル ヤ13を設けることなく、第1の歯車5を取り外 し可能としてもよい。その場合、変位規制装 置60は、第2の軸4の軸線を挟んで一方の側と 方の側とで、規制部材9と移動部材11との組 構成部材が異なる。
図4は、インデックステーブルの別の変形 例を示すもので、付勢部材80にウェイト14を いることを特徴とするものである。
付勢部材80は、複数のウェイト14と、ウェ イトベース20に一端を固定すると共に他端を ープホルダ15を介して支持部材7に固定する イヤロープ16と、ウェイト14の重量によるワ イヤロープ16の牽引の向きを支持部材7の往復 移動方向に変換するロープ引き回し装置17と ら構成される。なお、昇降に伴ってウェイ 14が揺れるのを抑えるため、ケース10にウエ イトガイドを設けて、ウェイト14の外周面ま はウェイト14に設けられるガイド孔に接す ようにしてもよい。
ロープ引き回し装置17は、ウェイト14をで きるだけ上方位置に設けるために、ケース10 外側に沿ってワイヤロープ16を張架してお 、ケース10に取り付けられる複数の滑車19を する。重量が異なるウェイト14を積み重ね ことにより、付勢力Fを調整し、所望の第2の 回転トルクT2を発生させる。
以上の実施形態、変形例では、付勢部材8 0は、流体圧シリンダ装置8や、ウェイト14を いる。しかし、付勢部材80として圧縮スプリ ング等の弾性部材を用いてもよい。その場合 、収縮させた圧縮スプリングの一端を移動支 持装置で支持すると共に、圧縮スプリングの 他端を支持部材7に当接させ、専用モータ等 よって、回転軸3の回転に連動して前記移動 持装置を移動させることにより、圧縮スプ ングの付勢力を一定に維持する。
また、回転伝達機構50は、第1、第2の円形 部材として複数のプーリ、またはスプロケッ トと、中間部材としてプーリ、またはスプロ ケットに巻き掛けるベルト、またはチェーン を用いるものであっても良い。例えば、互い に同一歯数の第1のタイミングベルトプーリ 第2のタイミングベルトプーリとを設け、タ ミングベルトを両プーリに巻き掛ける。
また、回転軸3と同量だけ第2の軸4を回転 せるとは、略同量(10%以内の差)も含むもの する。例えば、第1の円形部材および第2の円 形部材に、ギヤ、タイミングベルトプーリま たはスプロケットを用いる場合ならば、10%以 内の歯数差、また、これら円形部材にVプー を用いる場合は10%以内のピッチ円差も含ま 、係合部6aに加わる付勢力は、少なくとも回 転軸3の実用回転範囲に亘って、第1の回転ト ク、即ちアンバランストルクT1を補償する とができる。
また、第1の歯車5は、ボルトを介して回 軸3に固定されており、係合部6aを有する回 体、即ち第2の歯車6と回転軸3との位相を合 す際に、取り外し可能としている。しかし 第1の歯車5と回転軸3との間に、商品名シュ ンリング(製造元:ドイツ国内のリングフェダ ー社)のような中間部材を介在させて、第1の 車5を回転軸3に無段階に固定してもよい。 の場合、中間部材を操作して、第1の歯車5の 固定時には、摩擦力を発生させて第1の歯車5 回転軸3とを相対移動不能とし、第2の歯車6 回転軸3との位相を合わす際には、摩擦力を 解消して、第1の歯車5と回転軸3とを相対回転 可能とする。
また、回転伝達機構50の第1の円形部材お び第2の円形部材を構成する第1の歯車5およ 第2の歯車6の位置関係は、第2の歯車6が第1 歯車5の下方に在って、第1の歯車5の軸心の 直線上に第2の歯車6の軸心が在る。しかし、 第2の歯車6の軸心は、第1の歯車5の軸心の上 に在ってもよく、また、必ずしも第1の歯車5 の軸心の鉛直線上に位置しなくもよく、例え ば、第1の歯車5の軸心の水平線上に在っても い。また、支持部材7の往復移動方向は、全 て水平方向であるが、回転体の軸線と交差す る方向であれば、必ずしも水平方向でなくて もよく、例えば水平方向に対し、45°傾斜す 方向等であってもよい。
以上の実施形態および変形例では、イン ックステーブルとして、傾斜インデックス ーブルに用いられ、テーブル2のワーク載置 面の傾斜が、回転軸3の回転に伴って変化す 。しかし、テーブル2のワーク載置面が、水 面に対し傾斜すると共に、回転軸3の回転角 に係わらず傾斜を一定に維持される一般のイ ンデックステーブルに用いられてもよく、本 発明は、テーブル2のワーク載置面が、水平 に対し45°以上傾斜する一般のインデックス ーブルにも適用される。テーブル2のワーク 載置面が水平面に対し45°以上傾斜する、換 すれば、回転軸3が鉛直線に対し45°以上傾斜 する、例えば90°傾斜する一般のインデック テーブルでは、被駆動体の重心Gが回転軸3の 軸心から大きく偏倚している場合、回転軸3 回転割出角によって、アンバランストルクT1 が大きく変化し、駆動モータの負荷変動が大 きいが、本発明を適用することにより、駆動 モータの負荷変動を抑える。
本発明は上記の実施形態および変形例の ずれにも限定されるものでなく、本発明の 求範囲を逸脱しない限りにおいて種々に変 することが可能である。
1フレーム、1aサポートフレーム、1bベースフ
ーム、
2テーブル、2aアーム、2bベース、2a1嵌合孔、
3回転軸、3a駆動側回転軸、3b従動側回転軸、3
b1フランジ、
4第2の軸、4aフランジ
5第1の歯車(第1の円形部材)、
6第2の歯車(回転体、第2の円形部材)、6a係合
、6a1ピン、
6a2ローラ、
7支持部材、7a係合面、
8流体圧シリンダ装置、8aシリンダブロック、
8a1ブラケット、
8bピストン、8cシリンダヘッド、8c1空気抜き
、
8c3ガイドブッシュ、8dピストンロッド、8e流
供給回路、
8e1高圧流体供給源、8e2レギュレーター、8e3開
閉弁、
8e4圧力計、8e5流路、
9規制部材、9aガイドメタル、9a1案内面、9bロ
ラ、
9cローラホルダ、9dデスタンス、
10ケース、
11移動部材、11aシャフト、11a1摺接面、11b案内
面、
13アイドルギヤ、
14ウェイト、
15ロープホルダ、
16ワイヤロープ、
17ロープ引き回し装置、
19滑車、
20ウェイトベース、
21軸受、
22軸受、
23ワーク取付治具、
31ワーク、
50回転伝達機構、
60変位規制装置、
71ベッド、
80付勢部材、
Kキー、
G重心、
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