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Title:
INNER BLADE FOR RECIPROCATING ELECTRIC SHAVER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/008333
Kind Code:
A1
Abstract:
An inner blade for a reciprocating electric shaver includes an inner blade body (3) having reverse U-shaped blade sections (30) for sliding along the inner surface of an outer blade (1) to cut hairs, and also has an inner blade joint (4) for supporting the inner blade body (3). The inner blade joint (4) is provided with vibration plates (40) connected to any of the blade sections (30) and producing a shaving sound when hairs are cut, and with a support section (41) for supporting the vibration plates (40). The support section (41) supports one point of each vibration plate (40).

Inventors:
KOMORI SHUNSUKE
SHIMIZU HIROAKI
SHIBA TAKESHI
IWASAKI JYUZAEMON
Application Number:
PCT/JP2008/062093
Publication Date:
January 15, 2009
Filing Date:
July 03, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC ELEC WORKS CO LTD (JP)
KOMORI SHUNSUKE
SHIMIZU HIROAKI
SHIBA TAKESHI
IWASAKI JYUZAEMON
International Classes:
B26B19/04
Foreign References:
JP2004016520A2004-01-22
JPH0928945A1997-02-04
JPH05137583A1993-06-01
JPH08299624A1996-11-19
US3872587A1975-03-25
Other References:
None
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (2-8 Toranomon 1-chom, Minato-ku Tokyo, JP)
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Claims:
 外刃の内面に沿って摺動して毛を切断する逆U字状の複数の刃片を有する内刃体と、内刃体を支持する内刃継手とを備えた往復式電気かみそりの内刃において、上記内刃継手には上記複数の刃片のいずれかに接続されて毛の切断時に剃り音を発生させる複数枚の振動板と、各振動板を支持する支持部とが設けられ、支持部を各振動板の夫々の一点を支持する一点支持構造としたことを特徴とする往復式電気かみそりの内刃。
 上記支持部は、各振動板の下端中央を夫々一点支持する中央一点支持構造であることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそりの内刃。
 上記支持部は、各振動板の下端の前後両側のいずれか片側を夫々一点支持する片側一点支持構造であることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそりの内刃。
 上記支持部の下側に空間を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の往復式電気かみそりの内刃。
Description:
往復式電気かみそりの内刃

 本発明は、往復式電気かみそりの内刃に し、詳しくは内刃継手に複数の振動板を設 た構造に関するものである。

 従来、往復式電気かみそりの内刃として 例えば図1に示すように、内刃継手4に設け 支持部41に振動板40を取り付け、振動板40の 部を内刃体3のいずれかの刃片30に接続し、 剃り時に振動板40が振動することで、心地よ い振動音(剃り音)を発生させるようにしたも が知られている。

 ところが、上記従来例では、振動板40の下 両側P3,P4が前後2本の支持部41に対して二点支 持されているため、振動板40の振動が2本の支 持部41により規制されて振動板40を大きく振 させるのに限界がある。このため、従来の 復式電気かみそりの内刃では、心地よい剃 音を大きくしたいとの要望に十分に応えら なかった。

特開平7-222880号公報

 本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発 したものであって、内刃継手の支持部によ 支持される振動板の自由度が高まり、心地 い剃り音をできる限り大きくできると共に 振動板の下側に髭くずが溜まりにくい往復 電気かみそりの内刃を提供することを課題 するものである。

 前記課題を解決するために本発明にあっ は、外刃1の内面に沿って摺動して毛を切断 する逆U字状の複数の刃片30を有する内刃体3 、内刃体3を支持する内刃継手4とを備えた往 復式電気かみそりの内刃において、上記内刃 継手4には上記刃片30のいずれかに接続されて 毛の切断時に剃り音を発生させる複数枚の振 動板40と、各振動板40を支持する支持部41とが 設けられ、支持部41を各振動板40の夫々の一 を支持する一点支持構造としたことを特徴 している。

 このような構成とすることで、髭剃り時 複数の刃片30が髭を切断する際に、刃片30に 連結された振動板40が振動して心地よい剃り が発生する。しかも各振動板40は支持部41に より一点支持されているので、支持部41に対 る各振動板40の自由度が高まり、従来の二 支持構造と比較して、振動板40の振動量を増 大させることができるようになる。その結果 、使用者にとって心地よい剃り音をできる限 り大きなものとすることができる。しかも振 動板40を一点支持する支持部41を細く形成で るので、振動板40の下側に髭くずが溜まりに くくなる。

 また、上記支持部41は、各振動板40の下端 中央P1を夫々一点支持する中央一点支持構造 あるのが好ましい。こうすれば、振動板40 支持を安定化させることができる。

 また、上記支持部41は、各振動板40の下端 の前後両側のいずれか片側P2を夫々一点支持 る片側一点支持構造であるのが好ましい。 うすれば、支持部41を片側に寄せることで 動板40の下側に髭くずが一層溜まりにくくで きると共に、片側一点支持される振動板40は その振動のモーメントが大きくなり、より きな振動が得られるようになる。

 また、上記支持部41の下側に空間70を形成 するのが好ましい。こうすれば、髭くずを空 間70に落下させることにより、振動板40やそ 支持部41周辺に髭くずが溜まりにくくなる。

 本発明によれば、内刃継手の支持部によ 複数の振動板を夫々一点支持構造としたた 、各振動板の自由度が高まり、振動板の振 量を増大させることができるようになる。 の結果、使用者にとって心地よい剃り音を きる限り大きくできると共に、振動板の下 に髭くずが溜まりにくい往復式電気かみそ の内刃が得られる。

図1は、従来例の説明図である。 図2は、往復式電気かみそりの刃ヘッド が4枚刃である場合において、そのうちの2枚 主刃ヘッドにおける内刃継手に振動板を取 付けた場合を説明する分解斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態を示し、(a )は同上の内刃体と内刃継手とを備える内刃 ロックと、外刃ブロックと、これらをガイ するガイド枠との分解斜視図、(b)は同上の イド枠を保持する保持枠の斜視図である。 図4は、本発明の第1実施形態にかかる 刃体と、振動板とこれを支持する支持部と 備えた内刃継手の分解斜視図である。 図5は、本発明の第1実施形態にかかる 刃継手の斜視図である。 図6は、本発明の第1実施形態にかかる 刃継手の平面図である。 図7は、本発明の第1実施形態にかかる 刃継手の側面図である。 図8は、本発明の第1実施形態にかかる 刃継手の縦断面図である。 図9は、本発明の第2実施形態にかかる 持部を片側に寄せた場合の内刃継手の縦断 図である。

 以下、本発明の実施の形態について図面 参照して説明する。

 (第1実施形態)
 本実施形態にかかる往復式電気かみそりの ッド部には、例えば図2に示すように、各々 が独立してフロート自在な4枚の刃ヘッド21~24 が着脱自在に取り付けられている。このうち 、中央には2枚の補助刃ヘッド23,24が並んで配 置されており、その両外側に2枚のアーチ状 仕上げ剃り用主刃ヘッド21,22が夫々配置され ている。

 図2において、2枚の仕上げ剃り主刃ヘッ 21,22は、従来と同様、外刃25A、外刃枠26A、内 刃27A、内刃継手28A、外刃カバー29A等で構成さ れている。

 また、2枚の補助刃ヘッド23,24の一方が、 ーチ状の仕上げ剃り刃ブロック6で構成され 、他方がスリット刃1Aと内刃3Aと内刃継手4A等 を備えた粗剃り用刃ブロック18で構成されて る。

 以下、補助刃ヘッド23を構成する仕上げ り刃ブロック6について説明する。なお、以 では、内刃の往復駆動する方向を長手方向A 又は左右方向とし、この方向と直交する方向 を前後方向Bとする。

 仕上げ剃り刃ブロック6は、図3に示すよ に、多数の刃孔を有する金属薄板から成る 刃1(ネット刃)と、外刃1を固定する外刃枠2と からなる外刃ブロック6Aと、外刃1の下面に配 置される内刃体3と、内刃体3を駆動側に連結 る内刃継手4と、内刃体3を外刃1の内面に向 て押圧する内刃押上バネ5とからなる内刃ブ ロック6Bとで構成されている。

 また、上記外刃枠2の前後両下面には、ヒ ートシールボス27が突設されている。そして 外刃1をアーチ状に湾曲させて外刃1の前後 下面に夫々設けた係合孔28をヒートシールボ ス27に嵌め込んだ状態で、外刃1と外刃枠2と ヒートシール固定されるようになっている

 内刃体3は、板金をプレス曲げして全体を アーチ状に形成したものである。そして、内 刃体3の上に凸の断面略円弧状を成す上側部 にスリット孔29を複数形成することで形成さ れる逆U字状の刃片30が複数並設されている。 内刃体3の前後両下端から夫々下方に延設さ る下側部分には、中央側に切欠部31を夫々凹 設し、切欠部31の左右両側に、下側に開口し 略円形状の円凹部32を夫々凹設し、さらに 右両側の円凹部32の外側に下方に開口した略 矩形状の角凹部33が夫々凹設されている。

 内刃継手4の下部中央には、かみそり本体 の駆動子側に着脱自在に連結される連結凹部 34が設けられている。内刃継手4の前後方向B 向く両面には夫々、角柱状の角凸部35と円筒 状のヒートシールボス36とが並べて突設され いる。そして、内刃体3の下方から内刃継手 4を内部に挿入すると共に、内刃継手4のヒー シールボス36を内刃体3の円凹部32に嵌め込 で位置決めした状態で、ヒートシールボス36 をヒートシールすることで内刃継手4の内刃 3への装着が行われる。加えて、内刃体3に内 刃継手4を装着した状態では、内刃体3の角凹 33に内刃継手4の角凸部35が嵌合することで 内刃継手4に対する内刃3の左右の位置決めが 行なわれている。なお、図4中の60はバネ受け 部である。

 また、上記仕上げ剃り刃ブロック6は、図 4に示すガイド枠8を介して、かみそり本体に けられる保持枠7に対してフロート自在に保 持されるようになっている。

 ガイド枠8は、長手方向A両端に位置する 対の枠部12と、一対の枠部12を互いに連結す 連結部13とが一体に形成されている。そし 、一対の枠部12の内面に夫々結合部9が設け れ、各枠部12の外面に夫々保持枠7にフロー 自在に保持されるガイド突起45が設けられ、 各枠部12の下端から長手方向Aに延びる底面部 に夫々バネ受け部10が設けられている。

 さらに、各枠部12の外側面には、夫々、 バー片43が設けられている。各カバー片43の 面には縦リブ44が形成され、カバー片43と対 向する枠部12の外面にはガイド突起45が突設 れている。一方、保持枠7には、上記縦リブ4 4が上方(図3(b)の矢印方向)から挿入される上 に開放された凹溝46と、ガイド突起45が係合 る係合突起48とが設けられている。そして 各枠部12の縦リブ44が外刃枠2の凹溝46に沿っ フロート自在とされた状態で、ガイド突起4 5を係合突起48に係止することにより、ガイド 枠8が保持枠7から簡単に外れない状態で組み てられる。

 上記ガイド枠8の連結部13は、ガイド枠8の 長手方向Aと直交する前後方向B両側に夫々配 される1本以上の壁13a,13bで構成されている 各壁13a,13bの長手方向Aの一端は一方の枠部12 底面部に夫々連設され、各壁13a,13bの長手方 向Aの他端は他方の枠部12の底面部に夫々連設 されている。図4では、前側の1本の壁13aと後 の1本の壁13bとの計2本で構成されており、2 の壁13a,13b間に、外刃1を固定した外刃枠2が 置されるようになっている。なお壁13a,13bの 数は特に限定されず、適宜変更自在である。

 また、上記ガイド枠8の結合部9は、図4に すように、ガイド枠8の長手方向A両端から 方に突出する爪状に形成されている。そし 、外刃枠2の長手方向A両端に設けたフック47 爪状の結合部9に引っ掛けることで、外刃枠 2とガイド枠8とを結合するようにしている。

 上記構成の仕上げ剃り刃ブロック6(外刃 ロック6A、内刃ブロック6B)を組み立てるにあ たっては、予め、外刃1と外刃枠2とをヒート ール固定して外刃ブロック6Aを組み立てて く。従って、外刃1と保持枠7との組立時に外 刃1に内刃押上バネ5からのバネ付勢力が加わ ことがないため、剛性の高い外刃1は勿論の こと、剛性の低い外刃1であっても、外刃1を 形させることなく外刃枠2への結合が可能と なり、外刃ブロック6Aの組立を簡単に行なう とができる。その後、ガイド枠8のバネ受け 部10にて内刃押上バネ5の下端を支持し、内刃 押上バネ5の上端を内刃体3と一体に固着され 内刃継手4のバネ受け部60に嵌め込んだ状態 、内刃体3の上に上記外刃ブロック6Aの外刃1 を被せるようにして、外刃枠2の長手方向A両 に設けたフック47をガイド枠8の長手方向A両 端に設けた爪状の結合部9に結合させること より、仕上げ剃り刃ブロック6が完成する。

 ここで本発明においては、上記内刃継手4 の上部に、図4に示すように、複数枚の振動 40と、これらの振動板40を支持する1本の支持 部41とが設けられている。複数の振動板40は 内刃体3に設けた複数の刃片30のうちの数本( えば4~6本)の刃片30の下方に垂直に配置され いる。各振動板40は、逆U字状の刃片30の内 に沿って屈曲した逆U字状に夫々形成されて る。さらに、図5~図8に示すように、各振動 40の頂部上端には夫々、左右一対の突片42が 設けられている。そして、これら左右一対の 突片42で1枚の刃片30の頂部下面を左右から挟 込むことによって、1枚の振動板40の上端と 振動板40と対向する1枚の刃片30の頂部下面 が左右方向(つまり内刃体3の往復駆動方向) 連結固定されている。さらに、各振動板40の 下端部は夫々、内刃継手4の1本の支持部41に 体成形されている。ここでは、各振動板40の 下端中央P1を夫々一点支持する中央一点支持 造とすることで、振動板40の自由度を高め いる。これにより、髭剃り時に内刃体3の刃 30が髭を切断する際に、刃片30に連結された 振動板40が振動して心地よい振動音(剃り音) 発生させる仕組みとなっている。

 以上の本実施形態によれば、刃片30に連 されて振動することで、髭剃り時に内刃体3 刃片30が髭を切断する際に心地よい剃り音 発生させる振動板40を、1本の支持部41により 一点で支持したため、支持部41に対する各振 板40の自由度を高めることができ、従来の 点支持構造と比較して、振動板40の振動量を 増大させることができる。その結果、使用者 にとって心地よい剃り音をできる限り大きな ものとすることができる。また、振動板40の 端中央P1を一点支持しているため、支持部41 による振動板40の支持がより安定化するとい 利点がある。

 しかも、振動板40の下端を一点支持する1 の支持部41を細く形成できるので、つまり 1本の棒状体で形成できるので、髭くずが支 部41上に溜まりにくくなる。しかも図5、図7 に示すように、振動板40の支持部41の下側に 間70を形成したことによって、髭くずを空間 70に逃がすことができるようになるので、結 、振動板40の下側に髭くずが溜まるのを確 に防止できるという利点もある。

 (第2実施形態)
 上記第1実施形態では、振動板40の中央一点 持構造を説明したが、本実施形態では、図9 に示すように、振動板40の支持部41を振動板40 の前後両側のいずれか片側に寄せて配置し、 振動板40の下端片側P2を一点支持する片側一 構造としている。なお、その他の構成は上 第1実施形態と同様である。このように、支 部41を片側に寄せて配置しても、上記第1実 形態と同様に、振動板40の下側の開口部が がり、髭くずが溜まりにくくなるという効 を得ることができる。さらに、片側一点支 される振動板40とすることで、片側一点P2か 突片42までの距離が長くなるため、その振 のモーメントが大きくなり、より大きな振 が得られるという効果もある。

 なお、上記各実施形態では、往復式電気 みそりの刃ヘッドとして、図2に示す2枚の 刃ヘッド21,22間に2枚の補助刃ヘッド23,24を配 置した4枚刃を例示したが、これに限定され 、例えば2枚の主刃ヘッド21,22間に1枚の補助 ヘッド23又は24を配置した3枚刃であっても い。いずれの場合においても、振動板40を支 持する内刃継手4を備えた補助刃ヘッド23(又 24)を用いることによって、大きな心地よい り音を発生させることができる。

 本発明によれば、内刃継手の支持部によ 支持される振動板の自由度が高まり、心地 い剃り音をできる限り大きくすると共に、 動板の下側に髭くずが溜まりにくくなる往 式電気かみそりの内刃を得ることができる