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Patent Searching and Data


Title:
INSERTION TYPE EARPHONE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/096529
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is an insertion type earphone, in which a receiver unit (12) is constituted to have a receiver body (50) (or a BA type receiver) housed in a casing (20). The receiver body (50) includes a housing (56) having a small hole (66a) formed to provide communication between a back space (CR) and the external space. The casing (20) is constituted to include a cylindrical frame (32) having a sound guide tube (16) at its leading end portion and a gasket (36) inserted from a root end portion and fixed in the cylindrical frame (32). The receiver body (50) is so inserted into and fixed in the gasket (36) as to isolate a sound releasing hole (64a) and the small hole (66a). In the gasket (36), a communication hole (36e) is formed to provide communication between the sound releasing hole (64a) and a sound way (16a) of the sound guide tube (16). Between the receiver body (50) and the casing (20), moreover, a back pressure adjusting first closed space (C1) is formed to communicate with the small hole (66a) but isolated from the sound way (16a), thereby to retain the auditory volume feeling in a low sound range sufficiently in the insertion type earphone having the BA type receiver.

Inventors:
MATSUYAMA EIJI (JP)
MASUDA MITSUHIRO (JP)
KAMO SHOTARO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/000134
Publication Date:
August 14, 2008
Filing Date:
February 04, 2008
Export Citation:
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Assignee:
STAR MFG CO (JP)
MATSUYAMA EIJI (JP)
MASUDA MITSUHIRO (JP)
KAMO SHOTARO (JP)
International Classes:
H04R1/28; H04R1/10; H04R11/02
Foreign References:
JP2003143684A2003-05-16
JP2006186615A2006-07-13
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Claims:
 音導管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットの音導管に装着されたイヤーチップとを備えてなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、
 上記レシーバユニットが、レシーバ本体と、このレシーバ本体を収容する筐体とを備えてなり、
 上記レシーバ本体が、ダイヤフラムと、このダイヤフラムを振動させる駆動ユニットと、これらダイヤフラムおよび駆動ユニットを収容した状態で、上記ダイヤフラムの両側に正面空間および背面空間を形成するハウジングとを備え、かつ、上記ハウジングに上記正面空間を上記レシーバ本体の外部空間と連通させる放音孔が形成されてなるバランスドアーマチャ型レシーバとして構成されており、
 上記レシーバ本体のハウジングに、上記背面空間を上記外部空間と連通させる小孔が形成されており、
 上記筐体が、先端部に上記音導管が設けられた筒状フレームと、この筒状フレームの基端部側から該筒状フレームに挿入固定されたガスケットとを備えており、
 上記レシーバ本体が、上記放音孔と上記小孔とを隔離する態様で、上記ガスケットに挿入固定されており、
 上記ガスケットに、上記放音孔と上記音導管の音道とを連通させる連通孔が形成されており、
 上記レシーバ本体と上記筐体との間に、上記小孔と連通するとともに上記音道とは隔離された背圧調整用の第1密閉空間が形成されている、ことを特徴とする挿入型イヤホン。
 上記第1密閉空間が、上記筐体内における上記レシーバ本体よりも基端部側に形成された第1主空間と、上記レシーバ本体と上記ガスケットとの間において上記第1主空間と上記小孔とを連通させるように形成された第1連通路とからなる、ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の挿入型イヤホン。
 上記レシーバ本体のハウジングに、上記放音孔を囲むようにして形成された放音ノズルが取り付けられており、
 上記レシーバ本体が上記ガスケットに挿入固定されたとき、上記放音ノズルが上記ガスケットの連通孔に圧入されるように構成されている、ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の挿入型イヤホン。
 上記レシーバ本体のハウジングに、上記放音孔を囲むようにして形成された放音ノズルが取り付けられており、
 上記レシーバ本体が上記ガスケットに挿入固定されたとき、上記放音ノズルが上記ガスケットの連通孔に圧入されるように構成されている、ことを特徴とする請求の範囲第2項記載の挿入型イヤホン。
 上記筒状フレームと上記ガスケットとの間に、上記音道と連通する音響調整用の第2密閉空間が形成されている、ことを特徴とする請求の範囲第1項~第4項のいずれかに記載の挿入型イヤホン。
 上記第2密閉空間が、上記筒状フレームの内周面と上記ガスケットとの間に形成された第2主空間と、上記筒状フレームの端面と上記ガスケットの端面との間において上記第2主空間と上記音道とを連通させるように形成された第2連通路とからなる、ことを特徴とする請求の範囲第5項記載の挿入型イヤホン。
 上記音導管に音響フィルタが設けられている、ことを特徴とする範囲第6項記載の挿入型イヤホン。
 音導管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットの音導管に装着されたイヤーチップとを備えてなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、
 上記レシーバユニットが、レシーバ本体と、このレシーバ本体を収容する筐体とを備えてなり、
 上記レシーバ本体が、ダイヤフラムと、このダイヤフラムを振動させる駆動ユニットと、これらダイヤフラムおよび駆動ユニットを収容した状態で、上記ダイヤフラムの両側に正面空間および背面空間を形成するハウジングとを備え、かつ、上記ハウジングに上記正面空間を上記レシーバ本体の外部空間と連通させる放音孔が形成されてなるバランスドアーマチャ型レシーバとして構成されており、
 上記筐体が、先端部に上記音導管が設けられた筒状フレームと、この筒状フレームの基端部側から該筒状フレームに挿入固定されたガスケットとを備えており、
 上記ガスケットに、上記放音孔と上記音導管の音道とを連通させる連通孔が形成されており、
 上記筒状フレームと上記ガスケットとの間に、上記音道と連通する音響調整用の密閉空間が形成されている、ことを特徴とする挿入型イヤホン。
Description:
挿入型イヤホン

 本願発明は、挿入型イヤホンに関するも であり、特に、そのレシーバユニットの構 に関するものである。

 一般に、挿入型イヤホンは、音導管を有 るレシーバユニットと、このレシーバユニ トの音導管に装着されたイヤーチップとを えてなり、そのイヤーチップを外耳道に挿 した状態で使用するように構成されている そして、この挿入型イヤホンのレシーバユ ットは、レシーバ本体とこれを収容する筐 とを備えた構成となっている。

 「特許文献1」には、このような挿入型イヤ ホンにおけるレシーバユニットのレシーバ本 体として、バランスドアーマチャ型レシーバ (以下「BA型レシーバ」ともいう)を用
いたものが記載されている。

 このBA型レシーバは、ダイヤフラムおよ これを振動させる駆動ユニットがハウジン に収容された構成となっている。そして、 のBA型レシーバにおいては、そのダイヤフラ ムの両側に正面空間および背面空間が形成さ れており、そのハウジングには正面空間をレ シーバ本体の外部空間と連通させる放音孔が 形成されている。

特開2003-143684号公報

 挿入型イヤホンのレシーバ本体としてBA レシーバを用いることにより、挿入型イヤ ンとしての着用時、低音域において比較的 坦な周波数特性を得ることが可能となる。

 しかしながら、このBA型レシーバは、そ 背面空間が密閉空間として形成されている で、挿入型イヤホンとしての着用時、聴感 の音量感を十分に確保することが難しい、 いう問題がある。

 本願発明は、このような事情に鑑みてな れたものであって、BA型レシーバを備えた 入型イヤホンにおいて、低音域における聴 上の音量感を十分に確保することができる 入型イヤホンを提供することを目的とする のである。

 本願発明は、レシーバユニットの構成に 夫を施すことにより、上記目的達成を図る うにしたものである。

 すなわち、本願発明に係る挿入型イヤホン 、
 音導管を有するレシーバユニットと、この シーバユニットの音導管に装着されたイヤ チップとを備えてなり、上記イヤーチップ 外耳道に挿入した状態で使用するように構 された挿入型イヤホンにおいて、
 上記レシーバユニットが、レシーバ本体と このレシーバ本体を収容する筐体とを備え なり、
 上記レシーバ本体が、ダイヤフラムと、こ ダイヤフラムを振動させる駆動ユニットと これらダイヤフラムおよび駆動ユニットを 容した状態で、上記ダイヤフラムの両側に 面空間および背面空間を形成するハウジン とを備え、かつ、上記ハウジングに上記正 空間を上記レシーバ本体の外部空間と連通 せる放音孔が形成されてなるバランスドア マチャ型レシーバとして構成されており、
 上記レシーバ本体のハウジングに、上記背 空間を上記外部空間と連通させる小孔が形 されており、
 上記筐体が、先端部に上記音導管が設けら た筒状フレームと、この筒状フレームの基 部側から該筒状フレームに挿入固定された スケットとを備えており、
 上記レシーバ本体が、上記放音孔と上記小 とを隔離する態様で、上記ガスケットに挿 固定されており、
 上記ガスケットに、上記放音孔と上記音導 の音道とを連通させる連通孔が形成されて り、
 上記レシーバ本体と上記筐体との間に、上 小孔と連通するとともに上記音道とは隔離 れた背圧調整用の第1密閉空間が形成されて いる、ことを特徴とするものである。

 上記「駆動ユニット」は、正面空間に配 されていてもよいし、背面空間に配置され いてもよい。

 上記「筒状フレーム」は、筒状に形成さ た部材であれば、その断面形状は特に限定 れるものではない。すなわち、この「筒状 レーム」の断面形状としては、例えば、円 、矩形、楕円形等が採用可能である。

 上記「音導管」は、筒状フレーム自体に り構成されたものであってもよいし、筒状 レームに別部材を取り付けることにより構 されたものであってもよい。

 上記「放音孔」および上記「小孔」は、 シーバ本体がガスケットに挿入固定された きに、互いに隔離される位置関係にあれば それぞれの具体的な配置は特に限定される のではない。

 上記「第1密閉空間」は、完全な密閉空間 であってよいことはもちろんであるが、背圧 調整を図り得る範囲内であれば、必ずしも完 全な密閉空間でなくてもよい。後者の具体例 としては、筐体内におけるレシーバ本体より も基端部側に形成された主空間と、レシーバ 本体とガスケットとの間において主空間と小 孔とを連通させるように形成された第1の連 路と、主空間と外部空間とを連通させるよ に形成された第2の連通路とからなる構成と ることが可能である。

 上記構成に示すように、本願発明に係る 入型イヤホンにおいては、そのレシーバ本 のハウジングに、レシーバ本体の背面空間 レシーバ本体の外部空間と連通させる小孔 形成されており、そして、このレシーバ本 は、その放音孔と小孔とを隔離する態様で スケットに挿入固定されているので、レシ バ本体の背面空間の弾性を弱めることがで 、これによりダイヤフラムを動きやすくす ことができる。

 その際、単に小孔が形成されているだけ は、音圧感度が低音域(すなわち最低共振周 波数以下の帯域)で一様に上昇してしまい、 た、最低共振周波数が低音側にずれてしま とともにその音圧レベルが低下してしまう で、メリハリのある音質を得ることができ くなってしまう。

 その点、本願発明に係る挿入型イヤホン おいては、そのレシーバ本体と筐体との間 、小孔と連通するとともに音導管の音道と 隔離された背圧調整用の第1密閉空間が形成 されているので、この第1密閉空間を、ダイ フラムの動きを制限するための音響負荷と て機能させることができる。そしてこれに り、低音域における音圧感度をある程度上 させるようにした上で、最低共振周波数の れおよびこの最低共振周波数における音圧 ベルの低下を抑制することが可能となり、 れによりメリハリのある音質を得ることが きる。

 このように本願発明によれば、BA型レシ バを備えた挿入型イヤホンにおいて、低音 における聴感上の音量感を十分に確保する とができる。しかもこれを、高音域の周波 特性に影響を及ぼすことなく実現すること できる。また、このような作用効果を、電 回路を使用せずに、レシーバユニットの音 要素を調整するだけで容易に得ることがで る。

 上記構成において、第1密閉空間を、筐体 内におけるレシーバ本体よりも基端部側に形 成された第1主空間と、レシーバ本体とガス ットとの間において第1主空間と小孔とを連 させるように形成された第1連通路とからな る構成とすれば、低音域における所定周波数 未満の帯域では音圧感度を十分上昇させるよ うにした上で、低音域における所定周波数以 上の帯域では音圧感度の上昇を抑制すること ができる。そしてこれにより、一層メリハリ のある音質を得ることができる。

 その際、第1連通路の断面積およびその長 さを適宜調整するようにすれば、上記所定周 波数の値を調整することができ、これにより 所望の音質を得ることが容易に可能となる。

 上記構成において、レシーバ本体のハウ ングに、放音孔を囲むようにして形成され 放音ノズルが取り付けられた構成とし、そ て、このレシーバ本体がガスケットに挿入 定されたときに、放音ノズルがガスケット 連通孔に圧入される構成とすれば、レシー 本体の放音孔と小孔とを隔離を、放音ノズ とガスケットとの当接作用により容易かつ 実に行うことができる。

 上記構成において、筒状フレームとガス ットとの間に、音導管の音道と連通する音 調整用の第2密閉空間が形成された構成とす れば、次のような作用効果を得ることができ る。

 すなわち、挿入型イヤホンにおいては、 の音導管の共鳴により特定周波数にピーク 圧が発生しやすい。そして、このようなピ ク音圧が発生すると、特定周波数の音のみ 強調されて聴取音が耳障りな音になってし う、という問題がある。

 このようなピーク音圧を低減させるため 挿入型イヤホンにおいては、その音導管に 響フィルタが設けられた構成となっている とが少なくない。しかしながら、この音響 ィルタはメッシュ材料等で構成されるため 小音量での聴取時には篭ったような音質に ってしまう、という問題がある。

 これに対し、筒状フレームとガスケット の間に、音導管の音道と連通する音響調整 の第2密閉空間が形成された構成とすれば、 この第2密閉空間を、ピーク音圧を発生させ 周波数成分を取り除くノッチフィルタとし 機能させることができる。そしてこれによ 、音響フィルタを設けることを必要とせず (すなわち小音量での聴取時にも篭ったよう 音質になってしまわないようにした上で)、 ピーク音圧を低減させることができる。

 このようにした場合において、第2密閉空 間を、筒状フレームの内周面とガスケットと の間に形成された第2主空間と、筒状フレー の端面とガスケットの端面との間において 2主空間と音道とを連通させるように形成さ た第2連通路とからなる構成とすれば、周波 数成分の選択性を高めることができ、これに よりノッチフィルタとして機能を高めること ができる。

 なお、このようにした場合において、さら 音導管に音響フィルタが設けられた構成と ることも可能である。このように第2密閉空 間と音響フィルタとを併用することにより
、音響フィルタを設けたことによる弊害を実 質的に問題のないレベルまで抑えるとともに 第2密閉空間の形成を容易化した上で、ピー 音圧の低減を図ることができる。

 なお、このように音響フィルタを設ける うにした場合において、この音響フィルタ 配設位置は特に限定されるものではなく、 導管の先端部であってもよいし、その基端 であってもよいし、その中間部であっても い。

 ところで、上記構成において、レシーバ 体のハウジングに上記小孔が形成されてい いとした場合であっても、筒状フレームと スケットとの間に、音道と連通する音響調 用の密閉空間が形成された構成とすれば、 波数成分の選択性を高めることができ、こ によりノッチフィルタとして機能を高める とができる。

 以下、図面を用いて、本願発明の実施の 態について説明する。

 図1は、本願発明の一実施形態に係る挿入 型イヤホン10を、右向きに配置した状態で示 側断面図である。図2は、図1の要部詳細図 ある。また、図3は、この挿入型イヤホン10 、その主要構成要素に分解して示す分解斜 図である。

 これらの図に示すように、本実施形態に る挿入型イヤホン10は、音導管16を有するレ シーバユニット12と、このレシーバユニット1 2の音導管16に装着されたイヤーチップ14とか なり、そのイヤーチップ14を外耳道に挿入 た状態で使用するようになっている。

 レシーバユニット12は、前後方向に延び 円筒状の外形形状を有しており、その前端 (図1において右端部)に上記音導管16が設けら れている。

 レシーバユニット12は、レシーバ本体50と 、このレシーバ本体50を収容する筐体20と、 の筐体20内に、レシーバ本体50と共に収容さ たスペーサ22およびフレキシブルプリント 板24と、このフレキシブルプリント基板24を してレシーバ本体50に接続されたプラグ付 ーブル26とを備えてなっている。

 まず、レシーバ本体50の構成について説 する。

 図5は、レシーバ本体50を単品で示す側断 図である。ただし、このレシーバ本体50は 同図に示す状態から上下反転させた状態で 体20に収容されるようになっている。

 同図に示すように、このレシーバ本体50 、ダイヤフラム52と、このダイヤフラム52を 動させる駆動ユニット54と、これらダイヤ ラム52および駆動ユニット54を収容するハウ ング56と、このハウジング56に固定された放 音ノズル58とからなるバランスドアーマチャ レシーバとして構成されている。

 ハウジング56は、ダイヤフラム52を支持す る矩形フレーム62と、この矩形フレーム62に して上方側から固定されたトップハウジン 64と、矩形フレーム62に対して下方側から固 されたボトムハウジング66とからなり、略 方体の外形形状を有している。

 このハウジング56においては、そのトッ ハウジング64によりダイヤフラム52の上側に 面空間CFを形成するとともに、そのボトム ウジング66によりダイヤフラム52の下側に背 空間CRを形成するようになっている。

 トップハウジング64には、その前面壁の左 方向中央部に、正面空間CFをレシーバ本体50 外部空間と連通させる放音孔64aが形成され いる。この放音孔64aは、
横長スリット状に形成されている。

 また、ボトムハウジング66には、その下 壁の前端近傍における左右方向中央部に、 面空間CRをレシーバ本体50の外部空間と連通 せる小孔66aが形成されている。この小孔66a 、円形状に形成されている。

 駆動ユニット54は、背面空間CRに収容され ている。

 この駆動ユニット54は、水平方向に延び 帯板状のアーマチャ68を有するアーマチャフ レーム70と、ボビン72と、上下1対のマグネッ 74と、磁性ホルダ76と、励磁コイル78と、連 片80と、左右1対の端子部材82とからなり、 のように駆動するようになっている。

 すなわち、この駆動ユニット54は、その1 のマグネット74間に、この間隙を上下方向 横断する直流磁界が定常的に形成されるよ になっている。この状態において、励磁コ ル78に信号電流が印加されると、この励磁コ イル78を貫通するアーマチャ68に信号電流に じた磁束が発生し、このアーマチャ68と両マ グネット74間に交流磁界が形成される。そし 、この交流磁界が上記直流磁界に重畳され ことにより、信号電流に応じた上下方向の がアーマチャ68に作用し、これによりアー チャ68が上下方向に撓み変形する。これに伴 い、アーマチャ68の先端面に固定された連結 80が、図中矢印で示すように上下方向に変 する。そして、この連結片80の変位が、その 上端部に連結固定されたダイヤフラム52に伝 されることにより、ダイヤフラム52が振動 るようになっている。これにより、レシー 本体50としては、信号電流に応じた音波を発 生させ、この音波を放音孔64aを介して外部へ 放射するようになっている。

 1対の端子部材82は、ボトムハウジング66 下面壁における後端近傍に形成された左右1 の貫通孔(図示せず)を介して下方へ突出し いる。その際、これら各貫通孔は、各端子 材82を支持するボビン72の下端部が該貫通孔 圧入されることにより閉塞されるようにな ている。

 放音ノズル58は、放音孔64aを囲むように てハウジング56の前端部に固定された部材で あって、その先端部58Aは円筒状に形成されて おり、その基端部58Bは、トップハウジング64 よびボトムハウジング66に跨るように形成 れている。そして、この放音ノズル58は、放 音孔64aから放射される音波をハウジング56の 面壁の上下方向中央寄りの位置に導いて前 へ差し向けるようになっている。

 次に、筐体20の構成について説明する。

 図1~3に示すように、この筐体20は、先端 (すなわち前端部)に小径円筒部32aが形成され た略円筒状の筒状フレーム32と、この筒状フ ーム32の小径円筒部32aに前方側から挿入固 された略円筒状の内筒部材34と、筒状フレー ム32の基端部側(すなわち後端部側)から該筒 フレーム32に挿入固定されたガスケット36と 筒状フレーム32の基端部に固定された有底 筒状のキャップ38と、筒状フレーム32とキャ プ38との間に装着されたケーブル引出し部 40とからなっている。そして、この筐体20に いては、その筒状フレーム32の小径円筒部32 aおよび内筒部材34により、上記音導管16が構 されるようなっている。

 筒状フレーム32、内筒部材34およびキャッ プ38は、アルミニウムや硬質樹脂等の硬質材 で構成されており、ガスケット36およびケ ブル引出し部材40は、シリコーン樹脂あるい はラバー等の軟質材料で構成されている。

 ガスケット36は、全体として略有底円筒 に形成されている。このガスケット36の円筒 部36Aの外径は、筒状フレーム32の内径よりも かに小さい値に設定されている。このガス ット36の外周面には、前後方向に所定間隔 おいて複数の環状リブ36aが形成されている これら各環状リブ36aは、その断面形状が略 円弧状に設定されており、その最大径(すな ち頂点位置における径)は、筒状フレーム32 内径よりも僅かに大きい値に設定されてい 。

 このガスケット36は、その端面壁36Bが前 側に位置するようにした状態で、筒状フレ ム32に対して圧入により挿入固定されている 。そして、このガスケット36は、筒状フレー 32に挿入固定された状態では、各環状リブ36 aが多少圧縮変形し、これによりガスケット36 と筒状フレーム32との間のシールを図るよう なっている。

 このガスケット36の円筒部36Aの外周面に ける端面壁36B寄りの部分には、断面弓形で 後所定長にわたって切り取られた切欠き部36 bが形成されている。

 このガスケット36には、断面略矩形状の シーバ本体収容部36cが形成されている。こ レシーバ本体収容部36cは、レシーバ本体50の ハウジング56と略同一の断面形状を有してい 。そして、レシーバ本体50は、図5に示す状 から上下反転させた状態で、図4において斜 視図で詳細に示すように、レシーバ本体収容 部36cに対して、その後方側から圧入により挿 入固定されるようになっている。

 このガスケット36におけるレシーバ本体 容部36cの後端上部は、断面弓形で前後所定 にわたって切り取られた切欠き部36dとして 成されており、これにより1対の端子部材82 の干渉を回避するようになっている。

 ガスケット36の端面壁36Bにおける中央よ もやや下方に位置する部位には、放音孔64a 音導管16の音道16aとを連通させる連通孔36eが 形成されている。この連通孔36eは、レシーバ 本体50における放音ノズル58の先端部58Aの外 よりも僅かに小さい内径を有している。そ て、レシーバ本体収容部36cにレシーバ本体50 が挿入固定されたとき、この連通孔36eに放音 ノズル58の先端部58Aが圧入されるとともにガ ケット36の端面壁36Bに放音ノズル58の基端部 58Bが当接し、これにより放音孔64aと小孔66aと を確実に隔離するようになっている。

 レシーバ本体50と筐体20との間には、小孔 66aと連通するとともに音道16aとは隔離された 背圧調整用の第1密閉空間C1が形成されている 。

 この第1密閉空間C1は、筐体20内における シーバ本体50よりも基端部側に形成された第 1主空間C1Aと、レシーバ本体50とガスケット36 の間において第1主空間C1Aと小孔66aとを連通 させるように形成された第1連通路C1Bとから っている。その際、第1連通路C1Bは、ガスケ ト36におけるレシーバ本体収容部36cの上部 、その前端縁から後方へ向けて延びる凹溝36 fを形成することにより構成されている。こ 第1連通路C1Bは、その断面形状が略半円弧状 設定されている。

 ガスケット36における端面壁36Bの前面に 、C字状の端面リブ36gが形成されている。こ 端面リブ36gは、その断面形状が略半円弧状 設定されており、円筒部36Aの中心軸線を中 とする円に沿って形成されているが、その 端部は部分的に欠けている。そしてこれに り、ガスケット36が筒状フレーム32に挿入固 定されたとき、端面リブ36gが筒状フレーム32 端面32bに当接して、筒状フレーム32とガス ット36との間に、音導管16の音道16aと連通す 音響調整用の第2密閉空間C2を形成するよう なっている。

 すなわち、この第2密閉空間C2は、筒状フ ーム32の内周面とガスケット36との間に形成 された第2主空間C2Aと、筒状フレーム32の端面 とガスケット36の端面との間に第2主空間C2Aと 音道16aとを連通させるように形成された第2 通路C2Bとからなっている。

 筒状フレーム32は、その基端部32cがやや 径で形成されるとともに、その上部および 部にU字溝32dがそれぞれ形成されている。

 ケーブル引出し部材40は、筒状フレーム32 と同一の外径を有する環状部40Aと、この環状 部40Aから下方へ延びるケーブル収容部40Bとか らなっている。

 環状部40Aにおける上部および下部には、 面弓形の突起部40aがそれぞれ形成されてお 、これら各突起部40aにおいて筒状フレーム3 2の各U字溝32dに係合固定されるようになって る。

 ケーブル収容部40Bには、プラグ付ケーブ 26が挿通支持されている。

 このプラグ付ケーブル26は、その下端部 プラグ(図示せず)が取り付けられており、そ の上端部に結び目26aが形成されている。この 結び目26aは、環状部40Aの内部に位置している 。そして、このプラグ付ケーブル26における び目26aの下側にはワッシャ42が取り付けら ており、このワッシャ42が下側の突起部40aの 上面に当接するようになっている。

 このプラグ付ケーブル26の上端部からは 1対のリード線26bが延びている。そして、こ ら各リード線26bは、フレキシブルプリント 板24にハンダ付けにより導通固定されてい 。

 このフレキシブルプリント基板24は、前 へ向けて水平に延びている。そして、この レキシブルプリント基板24の前端部には、レ シーバ本体50の各端子部材82がハンダ付けに り導通固定されている。

 スペーサ22は、横長小判形の断面形状で 後方向に延びるブロック状部材として構成 れている。このスペーサ22は、シリコーン樹 脂あるいはラバー等の軟質材料で構成されて おり、前後方向に幾分弾性圧縮変形した状態 で、ケーブル引出し部材40の環状部40A内に配 されている。その際、このスペーサ22は、 の前端面がレシーバ本体50に当接するととも に、その後端面がプラグ付ケーブル26の結び 26aに当接しており、そして、この結び目26a キャップ38に当接している。そしてこれに り、スペーサ22は、レシーバ本体50をガスケ ト36の端面壁36Bへ向けて弾性的に押圧する うになっている。

 キャップ38は、ケーブル引出し部材40の環 状部40Aと嵌合した状態で、筒状フレーム32の 端部32cに係合固定されている。そしてこれ より、筐体20内に第1密閉空間C1を形成する うになっている。

 内筒部材34は、その前端部寄りの部分が かに大きい外径を有しており、その前端部 は大径のフランジ部34aが形成されている。 して、この内筒部材34は、筒状フレーム32の 径円筒部32aに対して、その前方側から挿入 定されている。

 この内筒部材34のフランジ部34aには、音 フィルタ44が取り付けられている。この音響 フィルタ44は、メッシュ材料もしくは不織布 からなる円板状の部材であって、環状の両 テープ46を介して内筒部材34のフランジ部34a に貼着されている。その際、この音響フィル タ44は、そのメッシュ材料として比較的音響 抗の小さいものが用いられている。

 図6および7は、本実施形態に係る挿入型 ヤホン10の作用を説明するための図であって 、音圧レベル周波数特性を示す図である。

 まず、図6について説明する。

 同図において細い実線で示すグラフは、 実施形態に係る挿入型イヤホン10において 仮に、背圧調整用の第1密閉空間C1および音 調整用の第2密閉空間C2のいずれもが形成さ ていない、とした場合(すなわち通常の挿入 イヤホンであるとした場合)の音圧レベル周 波数特性を示すグラフである。

 また、同図において2点差線で示すグラフ は、本実施形態に係る挿入型イヤホン10にお て、仮に、背圧調整用の第1密閉空間C1およ 音響調整用の第2密閉空間C2のいずれもが形 されておらず、レシーバ本体50のハウジン 56に、開放空間と連通する小孔66aが形成され ている、とした場合の音圧レベル周波数特性 を示すグラフである。

 そして、同図において太い実線で示すグ フは、本実施形態に係る挿入型イヤホン10 おいて、仮に、背圧調整用の第1密閉空間C1 みが形成されていて、音響調整用の第2密閉 間C2は形成されていない、とした場合の音 レベル周波数特性を示すグラフである。

 同図において、細い実線のグラフと2点差 線のグラフとの比較から明らかなように、レ シーバ本体50のハウジング56に小孔66aを形成 た場合には、通常の挿入型イヤホンの場合 比して、低音域における音圧感度が上昇し いる。これは、背面空間CRの弾性が弱まり、 ダイヤフラム52が動きやすくなることによる のである。そしてこれにより、聴感上の音 感が改善されることとなる。しかしながら このようにした場合には、最低共振周波数( 具体的には2000~2500Hz程度の範囲内の値)が低音 側にずれてしまい、また最低共振周波数にお ける音圧レベルが低下してしまうこととなる 。

 これに対し、同図において太い実線のグ フで示すように、背圧調整用の第1密閉空間 C1が形成されている場合には、低音域におけ 音圧感度がある程度上昇しており、かつ、 低共振周波数のずれおよびその音圧レベル 低下が抑制されている。しかも、低音域に ける所定周波数(具体的には200~400Hz程度の範 囲内の値)未満の帯域では音圧感度が十分上 した状態に維持された上で、低音域におけ 所定周波数以上の帯域では音圧感度の上昇 抑制されている。このため、低音域におけ 聴感上の音量感が改善されるとともに、十 にメリハリのある音質が得られることとな 。

 次に、図7について説明する。

 同図において細い実線で示すグラフは、 6の場合と同様、通常の挿入型イヤホンの場 合における音圧レベル周波数特性を示すグラ フである。

 また、同図において破線で示すグラフは 図6において太い実線で示したグラフに対応 するグラフである。すなわち、この破線で示 すグラフは、本実施形態に係る挿入型イヤホ ン10において、仮に、背圧調整用の第1密閉空 間C1のみが形成されていて、音響調整用の第2 密閉空間C2は形成されていない、とした場合 音圧レベル周波数特性を示すグラフである

 そして、同図において太い実線で示すグ フは、本実施形態に係る挿入型イヤホン10 おける音圧レベル周波数特性を示すグラフ ある。すなわち、この太い実線で示すグラ は、背圧調整用の第1密閉空間C1および音響 整用の第2密閉空間C2がいずれも形成されて る場合の音圧レベル周波数特性を示すグラ である。

 同図において細い実線のグラフあるいは 線のグラフで示すように、音響調整用の第2 密閉空間C2が形成されていない場合には、特 周波数(具体的には4500Hz程度の値)にピーク 圧が存在している。このピーク音圧は、音 管16の共鳴により特定周波数において発生す るものである。なお、このピーク音圧は、仮 に音導管16に音響フィルタ44が設けられてい いとすると、さらに大きな値となるが、実 には音響フィルタ44が設けられているので、 その値の低減が図られている。ただし、この 音響フィルタ44は、小音量での聴取時にも篭 たような音質にならないようにするため、 較的音響抵抗の小さいメッシュ材料で構成 れているので、この音響フィルタ44のみで 特定周波数におけるピーク音圧は完全には 滅していない。

 一方、同図において太い実線のグラフで すように、音響調整用の第2密閉空間C2が形 されている場合には、特定周波数における ーク音圧が消滅している。これは、音導管1 6の音道16aと連通する第2密閉空間C2が、ピー 音圧を発生させる周波数成分を取り除くノ チフィルタとして機能することによるもの ある。そして、このように特定周波数にお るピーク音圧が消滅することにより、特定 波数の音のみが強調されて聴取音が耳障り 音になってしまうという不都合は解消され こととなる。

 以上詳述したように、本実施形態に係る 入型イヤホン10は、そのレシーバ本体50のハ ウジング56に、該レシーバ本体50の背面空間CR をレシーバ本体50の外部空間と連通させる小 66aが形成されており、そして、このレシー 本体50は、その放音孔64aと小孔66aとを隔離 る態様でガスケット36に挿入固定されている ので、背面空間CRの弾性を弱めることができ これによりダイヤフラム52を動きやすくす ことができる。

 その際、本実施形態に係る挿入型イヤホ 10は、そのレシーバ本体50と筐体20との間に 小孔66aと連通するとともに音導管16の音道16 aとは隔離された背圧調整用の第1密閉空間C1 形成されているので、この第1密閉空間C1を ダイヤフラム52の動きを制限するための音響 負荷として機能させることができる。そして これにより、低音域における音圧感度をある 程度上昇させるようにした上で、最低共振周 波数のずれおよびこの最低共振周波数におけ る音圧レベルの低下を抑制することが可能と なるので、メリハリのある音質を得ることが できる。

 このように本実施形態によれば、BA型レ ーバを備えた挿入型イヤホン10において、低 音域における聴感上の音量感を十分に確保す ることができる。しかもこれを、高音域の周 波数特性に影響を及ぼすことなく実現するこ とができる。また、このような作用効果を、 電気回路を使用せずに、レシーバユニット12 音響要素を調整するだけで容易に得ること できる。

 しかも本実施形態においては、第1密閉空 間C1が、筐体20内におけるレシーバ本体50より も基端部側に形成された第1主空間C1Aと、レ ーバ本体50とガスケット36との間において第1 主空間C1Aと小孔66aとを連通させるように形成 された第1連通路C1Bとからなっているので、 音域における所定周波数未満の帯域では音 感度を十分上昇させるようにした上で、低 域における所定周波数以上の帯域では音圧 度の上昇を抑制することができる。そして れにより、一層メリハリのある音質を得る とができる。

 その際、第1連通路C1Bの断面積およびその 長さを適宜調整するようにすれば、上記所定 周波数の値を調整することができ、これによ り所望の音質を得ることが容易に可能となる 。

 また本実施形態においては、レシーバ本 50のハウジング56に、放音孔64aを囲むように して形成された放音ノズル58が取り付けられ おり、そして、このレシーバ本体50がガス ット36に挿入固定されたとき、放音ノズル58 ガスケット36の連通孔36eに圧入される構成 なっているので、レシーバ本体50の放音孔64a と小孔66aとを隔離を、放音ノズル58とガスケ ト36との当接作用により容易かつ確実に行 ことができる。具体的には、ガスケット36の 連通孔36eが、レシーバ本体50の先端部58Aの外 よりも僅かに小さい内径を有しているので この連通孔36eに放音ノズル58の先端部58Aが 入されることにより、連通孔36eの内周面と 端部58Aの外周面とが密着して、放音孔64aと 孔66aとの隔離が確実に行われることとなる

 さらに本実施形態においては、筒状フレ ム32とガスケット36との間に、音導管16の音 16aと連通する音響調整用の第2密閉空間C2が 成されているので、この第2密閉空間C2を、 ーク音圧を発生させる周波数成分を取り除 ノッチフィルタとして機能させることがで る。そしてこれにより、音響フィルタを設 ることを必要とせずに、ピーク音圧を低減 せることができる。

 ただし、本実施形態に係る挿入型イヤホ 10は、その音導管16に音響フィルタ44が設け れた構成となっている。このように第2密閉 空間C2と音響フィルタ44とが併用された構成 することにより、音響フィルタ44の弊害(す わち小音量での聴取時に篭ったような音質 なってしまうという弊害)を実質的に問題の いレベルまで抑えるとともに第2密閉空間C2 形成を容易化した上で、ピーク音圧の低減 図ることができる。

 その際、第2密閉空間C2は、筒状フレーム3 2の内周面とガスケット36との間に形成された 第2主空間C2Aと、筒状フレーム32の端面とガス ケット36の端面との間において第2主空間C2Aと 音道16aとを連通させるように形成された第2 通路C2Bとからなっているので、周波数成分 選択性を高めることができ、これによりノ チフィルタとして機能を高めることができ 。

 なお、上記実施形態に係る挿入型イヤホ 10は、背圧調整用の第1密閉空間C1および音 調整用の第2密閉空間C2のいずれもが形成さ ているものとして説明したが、このような 成とする代わりに、背圧調整用の第1密閉空 C1のみが形成されていて、音響調整用の第2 閉空間C2は形成されていない構成とするこ も可能である。そして、このようにした場 においても、低音域における聴感上の音量 を十分に確保するとともに、十分にメリハ のある音質を得ることが可能である。ある は、このような構成とする代わりに、音響 整用の第2密閉空間C2のみが形成されていて 背圧調整用の第1密閉空間C1は形成されてい い構成とすることも可能である。このよう した場合においても、第2密閉空間C2を、ピ ク音圧を発生させる周波数成分を取り除く ッチフィルタとして機能させることができ 。

本願発明の一実施形態に係る挿入型イ ホンを示す側断面図 図1の要部詳細図 上記挿入型イヤホンをその主要構成要 に分解して示す分解斜視図 上記挿入型イヤホンのレシーバ本体が のガスケットに挿入固定される際の様子を す斜視図 上記レシーバ本体を単品で示す側断面 上記挿入型イヤホンの作用を説明する めの図であって、音圧レベル周波数特性を す図(その1) 上記挿入型イヤホンの作用を説明する めの図であって、音圧レベル周波数特性を す図(その2)

符号の説明

 10 挿入型イヤホン
 12 レシーバユニット
 14 イヤーチップ
 16 音導管
 16a 音道
 20 筐体
 22 スペーサ
 24 フレキシブルプリント基板
 26 プラグ付ケーブル
 26a 結び目
 26b リード線
 32 筒状フレーム
 32a 小径円筒部
 32b 端面
 32c 基端部
 32d U字溝
 34 内筒部材
 34a フランジ部
 36 ガスケット
 36A 円筒部
 36B 端面壁
 36a 環状リブ
 36b 切欠き部
 36c レシーバ本体収容部
 36d 切欠き部
 36e 連通孔
 36f 凹溝
 36g 端面リブ
 38 キャップ
 40 ケーブル引出し部材
 40A 環状部
 40B ケーブル収容部
 40a 突起部
 42 ワッシャ
 44 音響フィルタ
 46 両面テープ
 50 レシーバ本体
 52 ダイヤフラム
 54 駆動ユニット
 56 ハウジング
 58 放音ノズル
 58A 先端部
 58B 基端部
 62 矩形フレーム
 64 トップハウジング
 64a 放音孔
 66 ボトムハウジング
 66a 小孔
 68 アーマチャ
 70 アーマチャフレーム
 72 ボビン
 74 マグネット
 76 磁性ホルダ
 78 励磁コイル
 80 連結片
 82 端子部材
 CF 正面空間
 CR 背面空間
 C1 第1密閉空間
 C1A 第1主空間
 C1B 第1連通路
 C2 第2密閉空間
 C2A 第2主空間
 C2B 第2連通路