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Title:
INSTRUMENT FOR APPLYING OPHTHALMIC OINTMENT TO EYELID
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/096258
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is an instrument whereby an ophthalmic ointment can be easily applied to the eyelid by anyone. An ophthalmic ointment applicator (1) comprising a guide member (5) for guiding the ophthalmic ointment applicator (1) along the eyelid margin (10a) and a depressed part (6) which is formed so that a predetermined amount of an ophthalmic ointment (2) can be held therein. By moving the ophthalmic ointment applicator (1) in accordance with the guide member (5) while contacting the ophthalmic ointment (2) that is held in the depressed part (6) with eyelid (10), the ophthalmic ointment (2) is applied to the eyelid (10). The depressed part (6) has such a shape that the excessive ophthalmic ointment (2) is pushed out from the depressed part (6) as the ophthalmic ointment applicator (1) is moved in accordance with the guide member (5).

Inventors:
UMOTO AKIO (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/050698
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
January 19, 2009
Export Citation:
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Assignee:
ISOW CO LTD (JP)
UMOTO AKIO (JP)
International Classes:
A61F9/007; A61M35/00
Foreign References:
US4883454A1989-11-28
JP2006116071A2006-05-11
US5314419A1994-05-24
Attorney, Agent or Firm:
YAMAMOTO, Shusaku et al. (Crystal Tower 2-27, Shiromi 1-chome, Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 15, JP)
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Claims:
 眼軟膏を眼瞼に塗布するための器具であって、
 前記眼瞼の縁に沿って前記器具をガイドするためのガイド部と、
 所定の量の眼軟膏を保持することが可能なように形成されたくぼみ部と
 を有する、器具。
 前記くぼみ部は、前記くぼみ部に保持された前記眼軟膏を前記眼瞼に接触させながら前記器具を前記ガイド部に従って移動させる場合において、前記器具の移動につれて、余剰分の眼軟膏を前記くぼみ部から押し出すような形状を有している、請求項1に記載の器具。
 前記くぼみ部の形状は、前記器具の先端部から前記器具の底部に向かってテーパー状に広がった形状である、請求項2に記載の器具。
 前記器具は、前記器具の先端部と前記器具の底部との間においてくびれており、このくびれ部分が前記ガイド部として機能する、請求項1~3のいずれか一項に記載の器具。
 前記器具によって眼の角膜が損傷することを防止するための保護部が前記器具の先端部に設けられている、請求項1~4のいずれか一項に記載の器具。
 前記眼軟膏が、前記くぼみ部に実際に保持されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の器具。
 眼軟膏を複数の眼瞼に塗布するための器具であって、
 前記器具は、ガイド部と、複数のくぼみ部とを有し、
 前記ガイド部は、前記複数の眼瞼のうちの第1の眼瞼の縁に沿って前記器具をガイドし、かつ、前記複数の眼瞼のうち前記第1の眼瞼とは異なる第2の眼瞼の縁に沿って前記器具をガイドするためのものであり、
 前記複数のくぼみ部のうちの第1のくぼみ部は、前記第1の眼瞼用に所定の量の眼軟膏を保持することが可能なように形成されており、前記複数のくぼみ部のうち前記第1のくぼみ部とは異なる第2のくぼみ部は、前記第2の眼瞼用に所定の量の眼軟膏を保持することが可能なように形成されている、器具。
 前記第1の眼瞼および前記第2の眼瞼は、同一人物の右眼の下方の眼瞼および左眼の下方の眼瞼である、請求項7に記載の器具。
 前記第2のくぼみ部は、前記第1のくぼみ部の反対側の位置に形成されている、請求項7に記載の器具。
Description:
眼軟膏を眼瞼に塗布するための 具

 本発明は、誰でも簡単に眼軟膏を眼瞼に 布することを可能にする器具に関する。

 従来、眼の病気を治療する薬物治療剤とし 、点眼薬が広く用いられてきた。最近では 点眼薬の代わりに、眼瞼に塗布するための 軟膏が研究開発されている。例えば、眼感 症治療用の眼軟膏が知られている(特許文献 1)。

特開2001-10971号公報

 しかし、専門の医師等の熟練者でなけれ 、眼軟膏を眼瞼にうまく塗布することが困 であるため、患者は、治療のたびに、専門 医師等のもとに通わなければならないとい 不便があった。

 本発明は、上記問題点に鑑みてなされた のであり、専門の医師等に頼らなくても、 でも簡単に眼軟膏を眼瞼に塗布することを 能にする器具を提供することを目的とする

 本発明の器具は、眼軟膏を眼瞼に塗布す ための器具であって、前記眼瞼の縁に沿っ 前記器具をガイドするためのガイド部と、 定の量の眼軟膏を保持することが可能なよ に形成されたくぼみ部とを有し、これによ 、上記目的が達成される。

 前記くぼみ部は、前記くぼみ部に保持さ た前記眼軟膏を前記眼瞼に接触させながら 記器具を前記ガイド部に従って移動させる 合において、前記器具の移動につれて、余 分の眼軟膏を前記くぼみ部から押し出すよ な形状を有していてもよい。

 前記くぼみ部の形状は、前記器具の先端 から前記器具の底部に向かってテーパー状 広がった形状であってもよい。

 前記器具は、前記器具の先端部と前記器 の底部との間においてくびれており、この びれ部分が前記ガイド部として機能しても い。

 前記器具によって眼の角膜が損傷するこ を防止するための保護部が前記器具の先端 に設けられていてもよい。

 前記眼軟膏が、前記くぼみ部に実際に保 されていてもよい。

 本発明の器具は、眼軟膏を複数の眼瞼に 布するための器具であって、前記器具は、 イド部と、複数のくぼみ部とを有し、前記 イド部は、前記複数の眼瞼のうちの第1の眼 瞼の縁に沿って前記器具をガイドし、かつ、 前記複数の眼瞼のうち前記第1の眼瞼とは異 る第2の眼瞼の縁に沿って前記器具をガイド るためのものであり、前記複数のくぼみ部 うちの第1のくぼみ部は、前記第1の眼瞼用 所定の量の眼軟膏を保持することが可能な うに形成されており、前記複数のくぼみ部 うち前記第1のくぼみ部とは異なる第2のくぼ み部は、前記第2の眼瞼用に所定の量の眼軟 を保持することが可能なように形成されて り、これにより、上記目的が達成される。

 前記第1の眼瞼および前記第2の眼瞼は、 一人物の右眼の下方の眼瞼および左眼の下 の眼瞼であってもよい。

 前記第2のくぼみ部は、前記第1のくぼみ の反対側の位置に形成されていてもよい。

 本発明によれば、誰でも簡単に眼軟膏を 瞼に塗布することを可能にする器具を提供 ることができる。

本発明の眼軟膏塗布器具1を用いて眼軟 膏2を右眼の下方の眼瞼10に塗布する様子を示 す概略図 眼軟膏塗布器具1の構成の一例を示す図

符号の説明

 1 眼軟膏塗布器具
 2 眼軟膏
 5 ガイド部
 6 くぼみ部

 以下、図面を参照しながら、本発明の実 の形態を説明する。

 図1は、本発明の眼軟膏塗布器具1を用い 眼軟膏を右眼の下方の眼瞼10に塗布する様子 を示す概略図である。眼軟膏としては、任意 のタイプの眼軟膏を用いることができる。例 えば、眼軟膏として、”ドライアイ”治療用 の眼軟膏を用いることができる。

 眼軟膏塗布器具1を用いて眼軟膏を眼瞼10 塗布する手順は、以下のとおりである。

 1.眼軟膏を眼瞼10に塗布する前に、適量の 眼軟膏を眼軟膏塗布器具1に保持させる。

 2.眼軟膏塗布器具1に保持された眼軟膏が 瞼10に塗布されるように、眼瞼10の縁に沿っ て眼軟膏塗布器具1を移動させる。

 ここで、眼軟膏塗布器具1が販売される時 点で、眼軟膏が眼軟膏塗布器具1に保持され いるか否かは問わない。眼軟膏塗布器具1が 売される時点で、眼軟膏が眼軟膏塗布器具1 に保持されていてもよい(この方式を「プリ ット方式」と呼ぶ)。プリセット方式の場合 は、眼軟膏が眼軟膏塗布器具1に予めセット された形態のパッケージとして販売されるこ とになる。一方、眼軟膏塗布器具1が販売さ る時点で、眼軟膏が眼軟膏塗布器具1に保持 れていなくてもよい(この方式を「非プリセ ット方式」と呼ぶ)。非プリセット方式の場 には、例えば、眼軟膏塗布器具1を購入した が、自分自身で眼軟膏を眼軟膏塗布器具1に セットするようにすればよい。

 眼軟膏塗布器具1は、誰でも簡単に眼軟膏 を眼瞼に塗布することを可能にするように設 計されている。すなわち、眼軟膏塗布器具1 、患者自身が眼軟膏を自分の眼瞼に塗布す ことを可能にし、患者以外の人(必ずしも医 である必要はない)が眼軟膏を患者の眼瞼に 塗布することを可能にする。この点について 、図2を参照して詳しく説明する。

 図2は、眼軟膏塗布器具1の構成の一例を す図である。図2は、眼瞼10を側面方向から た図である。

 眼軟膏塗布器具1は、図2に示されるよう 棒状に延びている。説明の便宜上、眼軟膏 布器具1を使用する場合において、眼軟膏塗 器具1の端部のうち、角膜に近い側の端部を 先端部3といい、角膜から遠い側の端部を底 4という。眼軟膏塗布器具1は、眼軟膏塗布器 具1を使用する人(以下、「ユーザ」という)が 指で持つことができるように構成されている 。また、眼軟膏塗布器具1は、先端部3と底部4 との間でくびれており、このくびれ部分が眼 瞼10の縁(以下、眼瞼縁10aという)に沿って眼 膏塗布器具1をガイドするためのガイド部5と して機能する。

 眼軟膏塗布器具1は、くぼみ部6をさらに している。くぼみ部6は、適量の眼軟膏2を保 持することが可能なようにくぼんでいる(す わち、眼軟膏塗布器具1内にくぼみ部6として 凹部が形成されている)。ここで、「適量」 は、眼軟膏2を眼瞼10に薄く塗布するために 切な量という意味である。「適量」は、眼 膏2としてどの薬剤が用いられるかに合わせ 予め決定される。従って、「適量」とは、 軟膏2としてどの薬剤が用いられるかに合わ せて予め決定された「所定の量」であるとい うこともできる。眼軟膏塗布器具1のくぼみ 6の容量は、その「所定の量」の薬剤(眼軟膏 2)を保持することが可能なように設計される

 くぼみ部6に保持された眼軟膏2を眼瞼10に 接触させながら眼軟膏塗布器具1をガイド部5 従って移動させることによって、眼軟膏2が 眼瞼10に塗布される。なお、図2では、くぼみ 部6が明示されるように、説明の便宜上、く み部6が正面方向に向いた状態を図示してい が、眼軟膏2を眼瞼10に塗布する場合には、 ぼみ部6は、下方向を向いた状態となり、そ の結果、くぼみ部6に保持された眼軟膏2が眼 10に接触することになる。図2では、眼軟膏2 が塗布される領域(眼瞼縁10aの一部)は、斜線 付された領域12として示されている。

 くぼみ部6は、眼軟膏塗布器具1をガイド 5に従って移動させるにつれて、適量を超え 余剰量の眼軟膏2をくぼみ部6から押し出す うな形状を有するように設計されている。 ぼみ部6の形状をこのような形状に設計して くことにより、適量を超える量の眼軟膏2が くぼみ部6に保持された場合でも、余剰分の 軟膏2は、眼軟膏2を眼瞼10に塗布する際に、 ぼみ部6から押し出されることになる。これ により、くぼみ部6に保持される眼軟膏2の量 厳密に調整することをしなくても、「適量 の眼軟膏2を眼瞼10に塗布することが可能に る。くぼみ部6は、眼軟膏2の量が適量とな ように自動的に調整する”自動調整機能” 有しているといえる。このように、眼瞼10に 塗布される眼軟膏2の量が常に「適量」とな ようにコントロールすることは非常に重要 ある。なぜなら、眼瞼10に塗布される眼軟膏 2の量を「適量」にすることにより、眼軟膏2 眼瞼10に薄く塗布することが容易に達成さ るということが本願発明者によって明らか されたからである。また、くぼみ部6による 軟膏2の量の”自動調整機能”は、上述した 非プリセット方式の場合に特に有用である。 なぜなら、非プリセット方式の場合には、仮 にくぼみ部6がなかったとすると、ユーザ自 が「適量」の眼軟膏2を眼軟膏塗布器具1にセ ットすることが容易ではないからである。

 例えば、くぼみ部6の形状は、図2に示さ るように、眼軟膏塗布器具1の先端部3から底 部4に向かってテーパー状に広がった形状で り得る。くぼみ部6の形状をこのようなテー ー状に広がった形状とすることにより、余 分の眼軟膏2は、くぼみ部6の狭い部分6aから 広い部分6bに向かって流れることになる。こ により、くぼみ部6に保持される眼軟膏2の を厳密に調整することをしなくても、「適 」の眼軟膏2を眼瞼10に塗布することが可能 なる。

 眼軟膏塗布器具1の先端部3には、眼軟膏 布器具1によって眼の角膜が損傷することを 止するための保護部7が設けられていること が好ましい。保護部7は、角膜損傷防止機能 達成される限り、任意の形状を有し得る。 えば、保護部7は、図2に示されるように、丸 みを帯びた形状を有していてもよい。この場 合、少なくとも保護部7およびガイド部5(くび れ部分)を一体的に成形して、図2に示される うなマッシュルーム形状としてもよい。

 眼軟膏塗布器具1の材料としては、基本的 には、任意の材料が使用され得る。ただし、 市販用の眼軟膏塗布器具1の材料としては、 えば、プラスッチック等の加工がしやすい 料が好ましく、医師用の眼軟膏塗布器具1の 料としては、例えば、衛生面を考慮して金 製が好ましい。

 なお、上述した実施の形態では、眼軟膏 布器具1を用いて眼軟膏2を右眼の下方の眼 10に塗布する場合を例にとり説明したが、眼 軟膏塗布器具1を用いて眼軟膏2を左眼の下方 眼瞼20(図1)、右眼の上方の眼瞼30(図1)、左眼 の上方の眼瞼40(図1)のいずれかに塗布するこ も可能であるし、眼軟膏塗布器具1を用いて 眼軟膏2を眼瞼10、20、30、40のうちのいくつか に塗布することも可能である。

 一本の眼軟膏塗布器具1を用いて眼軟膏を 複数の眼瞼に塗布するためには、一本の眼軟 膏塗布器具1に複数個のくぼみ部6を設けるよ にすればよい。例えば、一本の眼軟膏塗布 具1に第1のくぼみ部と第2のくぼみ部とを設 る場合において、第2のくぼみ部を第1のく み部の反対側(裏側)に設けるようにしてもよ い。これにより、ユーザは一本の眼軟膏塗布 器具1を持ち替えることにより、第1のくぼみ に保持された眼軟膏を第1の眼瞼(例えば、 眼の下方の眼瞼)に塗布し、第2のくぼみ部に 保持された眼軟膏を第2の眼瞼(例えば、左眼 下方の眼瞼)に塗布することが可能になる。 一本の眼軟膏塗布器具1を用いて眼軟膏を同 人物の複数の眼瞼に塗布することができる で便利である。なお、一本の眼軟膏塗布器 1に設けられるくぼみ部6の数は、2個には限 されない。一本の眼軟膏塗布器具1には3個以 上の任意の個数のくぼみ部6が設けられ得る

 以上のように、本発明の好ましい実施形 を用いて本発明を例示してきたが、本発明 、この実施形態に限定して解釈されるべき のではない。本発明は、特許請求の範囲に ってのみその範囲が解釈されるべきである とが理解される。当業者は、本発明の具体 な好ましい実施形態の記載から、本発明の 載および技術常識に基づいて等価な範囲を 施することができることが理解される。