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Patent Searching and Data


Title:
INSTRUMENTAL DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/096105
Kind Code:
A1
Abstract:
There is provided an instrumental device having a variable display portion and an indicator needle moving along the periphery of the variable display portion and being excellent in resistance to vibration and response without complicating the shape of a member. The instrumental device comprises: a display plate (21) having a variable display portion (21b); an indicator needle (23) moving along the periphery of the variable display portion (21b); and an indicator needle driving means (25, 26) provided on the rear surface side of the display plate (21) and used for moving the indicator needle (23). The instrumental device further comprises: a guide rail portion (22) which is provided on the display plate (21) so as to surround the periphery of the variable display portion (21b) and on which the indicator needle (23) is disposed; a holding portion (24) for holding the indicator needle (23) so as to be movable along the guide rail portion (22); a first magnet (24c) provided on the indicator needle (23) or the holding portion (24), and a second magnet (25a) provided on the indicator needle driving means (25, 26) so as to face the first magnet (24c). The indicator needle (23) is moved by the attraction between the first and second magnets (24c, 25a) in conjunction with the rotary drive of the indicator needle driving means (25, 26).

Inventors:
OGASAWARA YUKIO
NOMIZU SHUICHI
OHTAKE TOSHIYUKI
Application Number:
PCT/JP2008/072801
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
December 16, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NIPPON SEIKI CO LTD (JP)
OGASAWARA YUKIO
NOMIZU SHUICHI
OHTAKE TOSHIYUKI
International Classes:
G01D13/22
Foreign References:
JP2007212322A2007-08-23
JPH0234626Y21990-09-18
JPS5636180Y21981-08-26
JPS6135995Y21986-10-18
Other References:
See also references of EP 2246670A4
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Claims:
可変表示部を有する表示板と、前記可変表示部の周辺を移動する指針と、前記表示板の後面側に設けられ前記指針を移動させるための指針駆動手段と、を有する計器装置であって、
前記表示板に前記可変表示部の周囲を囲むように設けられ、前記指針が配設されるガイドレール部と、
前記指針を前記ガイドレール部に沿って移動可能に保持する保持部と、
前記指針あるいは前記保持部に設けられる第一の磁石と、
前記指針駆動手段に前記第一の磁石と対向するように設けられる第二の磁石と、を備え、前記第一,第二の磁石の吸引力によって前記指針を前記指針駆動手段の回転駆動に連動して移動させることを特徴とする計器装置。
前記保持部に設けられ前記ガイドレール部に対する前記指針の配設位置を規定する規制部と、前記ガイドレール部に設けられ前記規制部に応じた形状からなるガイド部と、を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
前記規制部は、前記保持部から突出する突出部からなることを特徴とする請求項2に記載の計器装置。
前記規制部は、前記ガイド部に沿って回転する回転部材からなることを特徴とする請求項2に記載の計器装置。
前記規制部及び前記ガイド部は、互いに当接する傾斜面をそれぞれ有してなることを特徴とする請求項2に記載の計器装置。
Description:
計器装置

 本発明は、可変表示部とこの可変表示部 周辺を移動する指針とを備える計器装置に するものである。

 従来より、文字板(表示板)の指標部を指 で指示して所定情報を表示する計器装置が る。斯かる計器装置は、ステッピングモー 等の指針駆動手段の回動軸に前記指針を直 固定させ、この指針駆動手段の回転駆動に 動して前記指針を回動させて前記指標部を 示するものである。

 また、計器装置には、液晶表示部等の大 の可変表示部を表示板の中央に備え、この 変表示部で所定情報を表示するとともに、 記可変表示部の周辺を移動する指針を設け 指針指示による所定情報の表示を行う構成 ものがあり、例えば特許文献1に開示されて いる。

 特許文献1に開示される計器装置は、表示板 の後面側から前面側に向かって可変表示部を 迂回するように屈折した形状の指針を用いる 構成である。

DE4321146A1号公報

 しかしながら、特許文献1にて開示される ような構成の計器装置にあっては、前記指針 を複雑な構造とするために前記指針が長くか つ重くなり応答性良く前記指針を回動させる ことができないという問題点があった。また 、前記指針は指針駆動手段に固定されるのみ であるために使用環境が過酷な車両用計器に 用いられた場合には耐振動性に欠けるという 問題点があった。そのため、計器装置として は更なる改善の余地があった。

 本発明は、上述の問題に鑑みなされたも であり、可変表示部とこの可変表示部の周 を移動する指針とを備える計器装置におい 、部材の形状を複雑化させることなく応答 及び耐振動性に優れた計器装置を提供する とを目的とする。

 本発明は、前記課題を解決するため、可 表示部を有する表示板と、前記可変表示部 周辺を移動する指針と、前記表示板の後面 に設けられ前記指針を移動させるための指 駆動手段と、を有する計器装置であって、 記表示板に前記可変表示部の周囲を囲むよ に設けられ、前記指針が配設されるガイド ール部と、前記指針を前記ガイドレール部 沿って移動可能に保持する保持部と、前記 針あるいは前記保持部に設けられる第一の 石と、前記指針駆動手段に前記第一の磁石 対向するように設けられる第二の磁石と、 備え、前記第一,第二の磁石の吸引力によっ て前記指針を前記指針駆動手段の回転駆動に 連動して移動させることを特徴とする。

 また、前記保持部に設けられ前記ガイド ール部に対する前記指針の配設位置を規定 る規制部と、前記ガイドレール部に設けら 前記規制部に応じた形状からなるガイド部 、を備えてなることを特徴とする。

 また、前記規制部は、前記保持部から突 する突出部からなることを特徴とする。

 また、前記規制部は、前記ガイド部に沿 て回転する回転部材からなることを特徴と る。

 また、前記規制部及び前記ガイド部は、 いに当接する傾斜面をそれぞれ有してなる とを特徴とする。

 本発明は、可変表示部とこの可変表示部 周辺を移動する指針とを備える計器装置に し、部材の形状を複雑化させることなく優 た応答性及び耐振動性を有するものである

本発明の第一の実施形態を示す正面図 同上第一の実施形態を示す断面図。 同上第一の実施形態におけるガイドレ ル部を示す図。 同上第一の実施形態を示す要部拡大断 図。 本発明の第二の実施形態を示す要部拡 断面図。 本発明の第三の実施形態を示す要部拡 断面図。 本発明の第四の実施形態を示す要部拡 断面図。

符号の説明

 21  表示板
 21a 透光性基板
 21b 液晶表示部(可変表示部)
 22  ガイドレール部
 22a 凹部
 22b,22c ガイド部
 23  指針
 23a 指針基部
 23b 指示部
 24  保持部
 24a 載置部
 24b,24e~24g 規制部
 24c 第一の磁石
 24d 第一のヨーク
 25  アーム部材
 25a 第二の磁石
 25b 第二のヨーク
 26  ステッピングモータ
 27  回路基板

 以下、添付の図面に基いて本発明を車両 コンビネーションメータに応用した第一の 施形態を説明する。

 図1において、1はハウジングである。ハ ジング1は、見返し部材及びケース体を有し 4個の指示計器、即ち、速度計2,回転計3,燃 計4及び水温計5を収納するものである。速度 計2は、回転計3,燃料計4及び水温計5よりも大 く、回転計3と燃料計4及び水温計5の間に配 されている。速度計2は、表示板21及び指針2 3を有している。また、回転計3,燃料計4及び 温計5は、文字板31,41,51及び指針32,42,52を夫々 有している。文字板31,41,51は、透光性樹脂(例 えばポリカーボネート)からなる基板に立体 に指標部3a,4a,5a形成し、また、文字部3b,4b,5b 除いて遮光部を印刷形成したものである。 針32,42,52はステッピングモータ(図示しない) により回動され、文字板31,41,52の指標部3a,4a,5 aを指示する。

 図2は要部拡大断面図である。速度計2は 表示板21,ガイドレール部22,指針23,保持部24, ーム部材25及びステッピングモータ26を有し いる。また、27は回路基板であり、この回 基板27にステッピングモータ26が搭載されて る。

 表示板21は、透光性基板21aと、液晶表示 (可変表示部)21bとからなるものである。

 透光性基板21aは、透光性樹脂(例えばアク リル、ポリカーボネート)からなる。また、 光性基板21a上には指針23の移動範囲に応じて 液晶表示部21bの周辺に位置するように指標部 2aが立体的に設けられ、また、切削等によっ 文字部2bが形成されている。

 液晶表示部21bは、透明電極膜が形成され 一対の透光性基板に液晶を封入した液晶セ の両面に偏光板を貼り合わせたものであっ 、例えばドットマトリクス型の液晶表示器 ある。液晶表示部21bは、その表示内容を変 可能であって、例えば総走行距離、燃費あ いは警告情報等の種々の情報を選択して表 するものである。

 ガイドレール部22は、表示板21上に液晶表 示部21bの周囲を囲むように設けられるもので あって、例えば図3に示すように透光性樹脂 円弧状に形成してなるものである。またガ ドレール部22は、図4に示すように指針23を収 納可能な凹部22aを有し、後述する保持部24の 制部が配置される凹状のガイド部22bをその 部に有する。なお、ガイドレール部22は、 示板21の前面側に設けられる装飾リング2cに って覆われて利用者からは視認されないよ になっている。

 指針23は、図2及び図4に示すように、ポリ カーボネート等の透光性樹脂からなるもので あり、一方の端部がガイドレール部22に配設 れる指針基部23aと指針基部23aの他方の端部 ら延設され指標部2aを指示する指示部23bと らなる。指針23は、ガイドレール部22に沿っ 液晶表示部21bの周辺を移動して指標部2aを 示し、所定情報(本実施形態においては車速) を表示するものである。

 保持部24は、例えばABS樹脂の遮光性の樹 材料からなり、ガイドレール部22内で指針23 ガイドレール部22に沿って移動可能に保持 る載置部24aと載置部24aの底部に形成される 制部24bとを有する。規制部24bは、載置部24a ら下方に突出する突出部であり、ガイドレ ル部22に規制部24bの形状に応じて凹状に設け られるガイド部22bに配置されて指針23のガイ レール部22に対する配設位置を定める。な 、規制部24b及びガイド部22bの形状を調整す ことによってガイドレール部22と指針23のな 角度を所定角度に定めることも可能である

 また、保持部24の載置部24aには、指針23の 周辺に位置するように、第一の磁石24cと、第 一のヨーク24dと、が配設されている。なお、 第一の磁石24c及び第一のヨーク24dは指針23に 接配設されるものであってもよい。

 第一の磁石24cは、ガイドレール部22に収 される指針基部23aの周辺に位置するように 設されるものである。また、第一の磁石24c 、後述する第二の磁石25aと互いに吸引し合 ものである。

 第一のヨーク24dは、第一の磁石24cの第二 磁石25aと対向しない面(非対向面)側に設け れるものである。第一のヨーク24dは、第一 磁石24cの前記非対向面側からの漏れ磁束を 制し、磁気効率を向上させる磁気回路を構 する。

 アーム部材25は、一端に第二の磁石25aと 二のヨーク25bとを有し、他端がステッピン モータ26の回動軸26aと嵌合されるものである 。本実施形態における指針駆動手段は、アー ム部材25とステッピングモータ26とからなる のである。

 第二の磁石25aは、第一の磁石24cと対にな ように第一の磁石24cに表示板21を介して対 する位置に配置される。第二の磁石25aを設 る方法としては、アーム部材25を樹脂材料( えばエンジニアリングプラスチック)で形成 、アーム部材25とは別部材で第二の磁石25a 設けインサート成形あるいはアウトサート 形によって一体的に形成する方法であって よく、また、アーム部材25をプラスティック マグネットで形成し、第一の磁石24cとの対向 個所を着磁して形成する方法であってもよい 。

 第二のヨーク25bは、第二の磁石25aの第一 磁石24cと対向しない面(非対向面)側に設け れるものである。第二のヨーク25bは、第二 磁石25aの前記非対向面からの漏れ磁束を抑 し、磁気効率を向上させる磁気回路を構成 る。

 本実施形態は、ガイドレール部22に配置 れる指針23に第一の磁石24cを設け、表示板21 介して第一の磁石24cに対向するように第二 磁石25aをステッピングモータ26の回動軸26a 固定されるアーム部材25に設けたことにより 、第一の磁石24cと第二の磁石25aとを磁力によ って引きつけ合うことでステッピングモータ 26の回転駆動に連動して指針23をガイドレー 部22に沿って移動させることができる。従っ て、可変表示部を表示板の中央に設ける場合 であっても従来の指針をステッピングモータ に直接固定する方法のように可変表示部を迂 回するために指針が大型化、複雑化すること がなく、応答性良く指針23を移動させること できる。

 また、指針23を保持する保持部24にガイド レール部22に対する配設位置を定める規制部2 4bを設け、ガイドレール部22に規制部24bに応 たガイド部22bを設けることによって、指針23 と指標部2aとの位置ズレを小さくして精度良 指標部2aを指示することができる。また、 一,第二の磁石24c,25aの吸引力によって保持部 24にはガイドレール部22に対して常に一定の ンションが付与されており、ガイドレール 22内で指針23が微動することを抑制し耐震性 向上させることが可能となる。

 なお、本発明の規制部の形状は本第一の 施形態の他にも種々の形状あるいは部材を 用することが可能である。

 図5は、本発明の第二の実施形態を示す図 である。第二の実施形態が上述の第一の実施 形態と異なる点は、保持部24に設けられる規 部24eがガイドレール部22に設けられるガイ 部22bに沿って回動するローラー部材からな 点である。規制部24eをローラー部材とする とによって、指針23の位置ズレを抑制すると ともに指針23を円滑に移動させることができ 応答性を向上させることができる。

 図6は、本発明の第三の実施形態を示す図 である。第三の実施形態が上述の第一の実施 形態と異なる点は、保持部24に設けられる規 部24fがガイドレール部22に設けられるガイ 部22bに沿って回動するボール部材からなる である。規制部24fをボール部材とすること よって、指針23の位置ズレを抑制するととも に指針23を円滑に移動させることができ、応 性を向上させることができる。

 図7は、本発明の第四の実施形態を示す図 である。第四の実施形態が上述の第一の実施 形態と異なる点は、保持部24に設けられる規 部24gが傾斜面を有する線状突出部からなり ガイドレール部22に設けられるガイド部22c 規制部24gと当接する傾斜面を有するV字状の 部からなる点である。なお、当接する傾斜 は図7中の左右いずれ側であってもよい。規 制部24g及びガイド部22bを傾斜面で互いに当接 させることによって、規制部24gがガイド部22c 内で微動することがなく、指針23の位置ズレ 抑制し、耐振動性を向上させることができ 。

 なお、第一,第二の磁石24c,25aは永久磁石 あったが、例えば第二の磁石25aは電磁石で っても良い。また、可変表示部としては、 晶表示部21bのほかに有機EL素子を用いた表示 器であっても良い。また、指針駆動手段とし てステッピングモータ26を備えるものであっ が、ステッピングモータ26に代えて、例え 、交差コイル型ムーブメントを用いること できることは言うまでもない。

 本発明は、計器装置に関するものであり 特に可変表示部とこの可変表示部の周辺を 動する指針とを備える計器装置に好適であ 。