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Title:
INSULATED WIRE AND WIRING HARNESS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/026487
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is an insulated wire having good flame retardance, water resistance and wear resistance. Specifically disclosed is an insulated wire having an insulating layer made from a composition containing 96-44 parts by weight of a polyester resin (A), 4-56 parts by weight of a polyphenylene ether resin (B), and additionally per 100 parts by weight of the total of the components (A) and (B), 1-70 parts by weight of one or more polymers (C) selected from styrene polymers, olefin polymers having a functional group and polymers having an ester group, and 1-50 parts by weight of a phosphate ester compound (D).

Inventors:
SATO, Masashi (1-14 Nishisuehiro-cho, Yokkaichi-sh, Mie 03, 5108503, JP)
佐藤 正史 (〒03 三重県四日市市西末広町1番14号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Mie, 5108503, JP)
INOUE, Masato (1-14 Nishisuehiro-ch, Yokkaichi-shi Mie 03, 5108503, JP)
井上 正人 (〒03 三重県四日市市西末広町1番14号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Mie, 5108503, JP)
NONAKA, Tsuyoshi (1-14 Nishisuehiro-ch, Yokkaichi-shi Mie 03, 5108503, JP)
野中 毅 (〒03 三重県四日市市西末広町1番14号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Mie, 5108503, JP)
OOTSUKA, Yasuyuki (1-14 Nishisuehiro-cho, Yokkaichi-sh, Mie 03, 5108503, JP)
大塚 保之 (〒03 三重県四日市市西末広町1番14号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Mie, 5108503, JP)
Application Number:
JP2007/066281
Publication Date:
March 06, 2008
Filing Date:
August 22, 2007
Export Citation:
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Assignee:
AUTONETWORKS TECHNOLOGIES, LTD. (1-14 Nishisuehiro-cho, Yokkaichi-shi Mie, 03, 5108503, JP)
株式会社オートネットワーク技術研究所 (〒03 三重県四日市市西末広町1番14号 Mie, 5108503, JP)
SUMITOMO WIRING SYSTEMS, LTD. (1-14 Nishisuehiro-cho, Yokkaichi-shi Mie, 03, 5108503, JP)
住友電装株式会社 (〒03 三重県四日市市西末広町1番14号 Mie, 5108503, JP)
SUMITOMO ELECTRIC INDUSTRIES, LTD (5-33, Kitahama 4-chome Chuo-k, Osaka-shi Osaka 24, 5540024, JP)
住友電気工業株式会社 (〒24 大阪府大阪市中央区北浜四丁目5番33号 Osaka, 5540024, JP)
SATO, Masashi (1-14 Nishisuehiro-cho, Yokkaichi-sh, Mie 03, 5108503, JP)
佐藤 正史 (〒03 三重県四日市市西末広町1番14号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Mie, 5108503, JP)
INOUE, Masato (1-14 Nishisuehiro-ch, Yokkaichi-shi Mie 03, 5108503, JP)
井上 正人 (〒03 三重県四日市市西末広町1番14号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Mie, 5108503, JP)
NONAKA, Tsuyoshi (1-14 Nishisuehiro-ch, Yokkaichi-shi Mie 03, 5108503, JP)
International Classes:
H01B3/42; C08K5/521; C08L67/00; C08L71/12; C08L101/00; H01B7/00; H01B7/295
Attorney, Agent or Firm:
UENO, Noboru (KS Iseya Building 8th Floor, 21-23 Sakae 3-chome, Naka-k, Nagoya-shi Aichi 08, 4600008, JP)
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Claims:
(A)ポリエステル系樹脂96~44重量部、
(B)ポリフェニレンエーテル系樹脂4~56重量部、
前記(A)および(B)の合計100重量部に対して、
(C)スチレン系重合体、官能基を有するオレフィン系重合体、および、エステル基を有する重合体から選択される1種または2種以上の重合体1~70重量部、
(D)リン酸エステル系化合物1~50重量部、
を含有する組成物より形成された絶縁体層を有することを特徴とする絶縁電線。
 前記絶縁体層を凍結粉砕したものをアセトン抽出し、アセトン抽出残分をトルエンで溶出してトルエンに易溶である成分を除去した後、残った成分をヘキサフルオロイソプロパノールに溶解し、溶解した成分に含まれるカルボキシル基の濃度が60eq/10 6 g以下であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁電線。
 前記絶縁体層を最外層に有することを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁電線。
 前記絶縁体層の厚みは0.4mm以下であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の絶縁電線。
 請求項1から4の何れかに記載の絶縁電線を有することを特徴とするワイヤーハーネス。
Description:
絶縁電線およびワイヤーハーネ

 本発明は、絶縁電線およびワイヤーハー スに関するものである。

 従来、例えば、自動車部品などの車両部 、電気・電子機器部品などの配線として用 られる絶縁電線には、一般に、ハロゲン系 燃剤を添加した塩化ビニル樹脂組成物を導 の外周に被覆したものが広く用いられてき 。

 しかしながら、上記絶縁電線は、ハロゲ 元素を含有しているため、車両の火災時や 気・電子機器の焼却廃棄時などの燃焼時に 有害なハロゲン系ガスを大気中に放出し、 境汚染の原因になるという問題があった。

 そのため、地球環境への負荷を抑制する どの観点から、近年では、上記塩化ビニル 脂組成物から、ポリエチレンなどのポリオ フィンに水酸化マグネシウムなどの金属水 物を添加したポリオレフィン系樹脂組成物 、絶縁体層材料の代替が進められている。

 ポリオレフィン系樹脂組成物を用いた絶 電線としては、例えば、特開平7-176219号公 には、直鎖状ポリエチレンとカルボン酸変 ポリエチレンとのブレンドポリマ100重量部 対して水酸化マグネシウム30~100重量部を含 する組成物を絶縁体層材料として用いた絶 電線が開示されている。

 この種の絶縁電線は、ポリオレフィン系 脂組成物のベースが、ほとんど吸水性およ 加水分解性を示さないポリオレフィンであ ため、重要な電線特性の一つである耐水性 は優れている。

 しかしながら、通常、ポリオレフィン系 脂組成物を十分に難燃化させるためには、 燃剤(水酸化マグネシウムなど)を多量に添 せねばならず、これにより、耐摩耗性など 機械的特性が極端に低下しやすいといった 題があった。この問題は、絶縁体層に高い 摩耗性などが要求される薄肉絶縁電線では とりわけ顕著になりやすい。

 このように、絶縁体層材料であるポリオ フィン系樹脂組成物の改良だけにより、難 性、耐水性、耐摩耗性が良好な絶縁電線を るのは困難な状況になってきている。

 本発明は、上記事情を鑑みてなされたも で、本発明が解決しようとする課題は、ポ オレフィン系樹脂組成物とは異なる系の組 物を絶縁体層材料として用いることにより 難燃性、耐水性、耐摩耗性が良好な絶縁電 を提供することにある。

 上記課題を解決するため、本発明に係る 縁電線は、(A)ポリエステル系樹脂96~44重量 、(B)ポリフェニレンエーテル系樹脂4~56重量 、上記(A)および(B)の合計100重量部に対して (C)スチレン系重合体、官能基を有するオレ ィン系重合体、および、エステル基を有す 重合体から選択される1種または2種以上の 合体1~70重量部、(D)リン酸エステル系化合物1 ~50重量部を含有する組成物より形成された絶 縁体層を有することを要旨とする。

 ここで、上記絶縁電線は、上記絶縁体層を 結粉砕したものをアセトン抽出し、アセト 抽出残分をトルエンで溶出してトルエンに 溶である成分を除去した後、残った成分を キサフルオロイソプロパノールに溶解し、 解した成分に含まれるカルボキシル基の濃 が60eq/10 6 g以下であると良い。

 また、上記絶縁体層は最外層に有してい と良い。

 また、上記絶縁体層の厚みは0.4mm以下で ると良い。

 一方、本発明に係るワイヤーハーネスは 上記絶縁電線を有することを要旨とする。

 本発明に係る絶縁電線は、上記絶縁体層 上記特定の組成物より形成されている。そ ため、難燃性、耐水性、耐摩耗性が良好で る。

 また、上記のようにして特定されるカルボ シル基の濃度が60eq/10 6 g以下である場合には、絶縁体層が加水分解 難いので、熱が加わるような環境下であっ も高い耐水性を発現できる。

 また、上記特定の組成物より形成された 縁体層が最外層にある場合には、優れた難 性、耐水性、耐摩耗性を発揮しやすい。

 また、上記絶縁体層の厚みが0.4mm以下と 肉であっても、優れた耐摩耗性を発揮でき ことから、傷なども付き難い。

 一方、本発明に係るワイヤーハーネスは 上記絶縁電線を有している。そのため、ハ ネス作製時における絶縁電線の配索時など 、絶縁電線の絶縁体層を端子などで引っ掻 ても傷が付き難いなどの利点がある。また ハーネス使用時などに、絶縁電線が摩耗し いので、長期にわたって高い信頼性を確保 やすいなどの利点がある。また、絶縁電線 絶縁体層を薄肉化しやすいことから、ワイ ーハーネスの細径化を図りやすいなどの利 がある。

 以下、発明の実施の形態について詳細に 明する。なお、以下では、本実施形態に係 絶縁電線を「本電線」と、本実施形態に係 ワイヤーハーネスを「本ワイヤーハーネス ということがある。

1.本電線
 本電線は、被覆材として、特定の組成物よ 形成された絶縁体層(以下、「特定の絶縁体 層」ということがある。)を有している。

1.1 被覆材の層構成など
 本電線は、絶縁体層を1層有していても良い し、複数層有していても良い。絶縁体層が1 よりなる場合には、この層が特定の絶縁体 に該当する。絶縁体層が複数層よりなる場 には、特定の絶縁体層は、何れの層にあっ も良い。好ましくは、薄肉化しやすいなど 観点から、絶縁体層は1層であると良い。

 本電線の具体的な層構成としては、例え 、導体の外周に特定の絶縁体層が1層直接被 覆された構成や、導体の外周に1層または2層 上の絶縁体層(特定の絶縁体層、他の絶縁体 層、その組み合わせなど)が被覆され、その 周に特定の絶縁体層が被覆された構成など 例示することができる。

 上記特定の絶縁体層は、好ましくは、最 層に配置されていると良い。火(熱)や水、 動などの外的要因を最も受けやすい表層部 に位置しておれば、その効果を発揮しやす からである。

 上記特定の絶縁体層の厚さとしては、そ 好ましい上限値としては、具体的には、例 ば、柔軟性、取扱い性などが良好であるな の観点から、0.4、0.35、0.3、0.25、0.2mmなどを 例示することができる。一方、これら上限値 と組み合わせ可能な好ましい下限値として、 具体的には、例えば、0.06mm、0.08mm、0.1mmなど 例示することができる。

1.2 導体
 上記導体としては、具体的には、例えば、 線、複数本の素線が撚り合わされた撚線、 縮された撚線などを例示することができる また、導体の材質としては、具体的には、 えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミ ウム合金、ステンレスなどの金属(合金含む )を例示することができる。なお、導体が撚 からなる場合、各素線は、それぞれ同じ材 であっても良いし、2種以上の異なる材質の み合わせであっても良い。また、その導体 などは、特に限定されるものではなく、用 に応じて適宜選択することができる。

1.3 特定の組成物
 ここで、上記特定の組成物は、以下の(A)、( B)、(C)、(D)成分を必須成分として含有してい 。以下、これら各成分について詳細に説明 る。

<(A)成分>
 (A)成分は、ポリエステル系樹脂である。上 ポリエステル系樹脂は、熱可塑性を有する のであれば何れのものであっても使用する とができる。

 上記ポリエステル系樹脂としては、具体 には、例えば、ポリブチレンテレフタレー 系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹 、ポリブチレンナフタレート系樹脂、ポリ チレンナフタレート系樹脂、ポリ-1,4-シク ヘキサンジメチレンテレフタレート系樹脂 どを例示することができる。これらは1種ま は2種以上含まれていても良い。これらのう ち、好ましくは、押出成形による加工性に優 れるなどの観点から、ポリブチレンテレフタ レート系樹脂である。

 上記ポリブチレンテレフタレート系樹脂 、テレフタル酸単位を主体とするジカルボ 酸単位および1,4-ブタンジオール単位を主体 とするジオール単位から主としてなり、その 代表的なものとしては、具体的には、例えば 、テレフタル酸単位と1,4-ブタンジオール単 とで構成されるポリブチレンテレフタレー などを例示することができ、本発明では好 に用いることができる。

 なお、上記ポリブチレンテレフタレート 樹脂は、ポリブチレンテレフタレートに限 されるものではなく、必要に応じて他のジ ルボン酸単位および/または他のジオール単 位を有していても良い。

 上記他のジカルボン酸単位としては、具 的には、例えば、イソフタル酸、フタル酸 2,6-ナフタレンジカルボン酸、1,5-ナフタレ ジカルボン酸、ビス(p-カルボキシフェニル) タン、アントラセンジカルボン酸、4,4’-ジ フェニルエーテルジカルボン酸、5-スルホイ フタル酸ナトリウムなどの芳香族ジカルボ 酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン 、ドデカンジオン酸などの脂肪族ジカルボ 酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,4- クロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジ ルボン酸、これらのエステル形成性誘導体( チルエステル、エチルエステルなどの低級 ルキルエステルなど)などから誘導されるジ カルボン酸単位などを例示することができる 。これらは1種または2種以上含まれていても い。

 一方、上記他のジオール単位としては、 体的には、例えば、エチレングリコール、 ロピレングリコール、ネオペンチルグリコ ル、2-メチルプロパンジオール、1,5-ペンタ ジオール、シクロヘキサンジメタノール、 クロヘキサンジオールなどの炭素数2~10の脂 肪族ジオール、ジエチレングリコール、ポリ エチレングリコール、ポリ-1,3-プロピレング コール、ポリテトラメチレングリコールな のポリアルキレングリコールなどから誘導 れるジオール単位などを例示することがで る。これらは1種または2種以上含まれてい も良い。

 上記ポリエステル系樹脂の含有量は、96~4 4重量部の範囲内とする。96重量部を上回ると 、難燃性が低下するなどの傾向が見られる。 一方、44重量部を下回ると、耐摩耗性が低下 るなどの傾向が見られる。

 好ましくは、95~50重量部、より好ましく 、95~60重量部の範囲内であると良い。

<(B)成分>
 (B)成分は、ポリフェニレンエーテル系樹脂 ある。上記ポリフェニレンエーテル系樹脂 しては、具体的には、例えば、下記の化1で 表されるフェノール類の重合体などを例示す ることができる。

 但し、式中、R 1 ~R 4 は、水素原子、アルコキシル基(メトキシ基 エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロ ルオキシ基、ブトキシ基、tert-ブトキシ基、 フェノキシ基、ベンジルオキシ基など)、置 基を有していても良い炭化水素基(メチル基 エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基 n-ブチル基、sec-ブチル基、n-アミル基、イソ アミル基、1-エチルプロピル基、2-メチルブ ル基、n-ヘキシル基、2,3-ジメチルブチル基 2,3-もしくは4-メチルペンチル基、ペプチル 、ヒドロキシエチル基、フェニルエチル基 ベンジル基、ヒドロキシメチル基、カルボ シエチル基、メトキシカルボニルエチル基 シアノエチル基、フェニル基、メチルフェ ル基、ジメチルフェニル基、エチルフェニ 基、アミノエチル基、アミノメチル基など) 何れであっても良く、これらは重複して含 れていても良い。

 上記フェノール類の重合体は、同種のフ ノール類が単独重合されていても良いし、 種のフェノール類が共重合されていても良 。また、これらは1種または2種以上含まれ いても良い。

 上記ポリフェニレンエーテル系樹脂とし は、好ましくは、2,6-ジメチル-1,4-フェニレ エーテルの単独重合体、2,6-ジメチルフェノ ールと2,3,6-トリメチルフェノールとの共重合 体などである。

 上記ポリフェニレンエーテル系樹脂は、 ラフト法や直接(共重合)法などにより、カ ボン酸基、酸無水基、エポキシ基、シラン などの官能基が1種または2種以上導入された 変性ポリフェニレンエーテル系樹脂であって も良い。

 なお、上記カルボン酸基または酸無水基 導入する化合物としては、具体的には、例 ば、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸 イタコン酸などのα,β-不飽和ジカルボン酸 たはこれらの無水物、アクリル酸、メタク ル酸、フラン酸、クロトン酸、ビニル酢酸 ペンテン酸などの不飽和モノカルボン酸な を例示することができる。これらは1種また は2種以上併用しても良い。これらのうち、 ましくは、マレイン酸、フマル酸、イタコ 酸、無水マレイン酸などである。

 また、上記エポキシ基を導入する化合物 しては、具体的には、例えば、アクリル酸 リシジル、メタクリル酸グリシジル、イタ ン酸モノグリシジルエステル、ブテントリ ルボン酸モノグリシジルエステル、ブテン リカルボン酸ジグリシジルエステル、ブテ トリカルボン酸トリグリシジルエステルお びα-クロロアクリル酸、マレイン酸、クロ ン酸、フマール酸などのグリシジルエステ 類またはビニルグリシジルエーテル、アリ グリシジルエーテル、グリシジルオキシエ ルビニルエーテル、スチレン-p-グリシジル ーテルなどのグリシジルエーテル類、p-グ シジルスチレンなどを例示することができ 。これらは1種または2種以上含まれていても 良い。

 また、上記シラン基を導入する化合物と ては、具体的には、例えば、ビニルトリメ キシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビ ルトリアセチルシラン、ビニルトリクロロ ランなどの不飽和シラン化合物などを例示 ることができる。これらは1種または2種以 含まれていても良い。

 さらに、上記ポリフェニレンエーテル系 脂は、重合工程後のパウダーのまま用いて 良いし、押出成形性を向上させるなどの観 から、ポリスチレン(PS)、耐衝撃性ポリスチ レン(HIPS)、アクリロニトリル-スチレン共重 体(AS)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチ ン共重合体(ABS)、メタクリル酸メチル-ブタ エン-スチレン共重合体などのスチレン系樹 、ポリプロピレンなどのプロピレン系樹脂 ポリアミド系樹脂などが1種または2種以上 レンドされていても良い。この場合、ブレ ドポリマー中のポリフェニレンエーテル樹 は、40重量%以上であることが好ましい。

 上記ポリフェニレンエーテル系樹脂の含 量は、4~56重量部の範囲内とする。56重量部 上回ると、耐摩耗性が低下するなどの傾向 見られる。一方、4重量部を下回ると、難燃 性が低下するなどの傾向が見られる。

 好ましくは、5~50重量部、より好ましくは 、5~40重量部の範囲内であると良い。

<(C)成分>
 (C)成分は、スチレン系重合体、官能基を有 るオレフィン系重合体、および、エステル を有する重合体から選択される1種または2 以上の重合体である。

 上記スチレン系重合体としては、具体的 は、例えば、ポリスチレン(PS)、耐衝撃性ポ リスチレン(HIPS)、アクリロニトリル-スチレ 共重合体(AS)、アクリロニトリル-ブタジエン -スチレン共重合体(ABS)、メタクリル酸メチル -ブタジエン-スチレン共重合体などのスチレ 系樹脂や、スチレン-エチレン/ブチレン-ス レンブロック重合体(SEBS)、スチレン-エチレ ン/プロピレン-スチレンブロック共重合体(SEP S)、これらの水添物などのスチレン系熱可塑 エラストマーや、グラフト法や直接(共重合 )法などにより、カルボン酸基、酸無水基、 ポキシ基、シラン基、オキサゾリン基など 官能基が導入された上記スチレン系樹脂、 チレン系熱可塑性エラストマーなどを例示 ることができる。これらは1種または2種以上 含まれていても良い。

 なお、上記カルボン酸基または酸無水基 導入する化合物としては、具体的には、例 ば、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸 イタコン酸などのα,β-不飽和ジカルボン酸 たはこれらの無水物、アクリル酸、メタク ル酸、フラン酸、クロトン酸、ビニル酢酸 ペンテン酸などの不飽和モノカルボン酸な を例示することができる。これらは1種また は2種以上併用しても良い。これらのうち、 ましくは、マレイン酸、無水マレイン酸な である。

 また、上記エポキシ基を導入する化合物 しては、具体的には、例えば、アクリル酸 リシジル、メタクリル酸グリシジル、イタ ン酸モノグリシジルエステル、ブテントリ ルボン酸モノグリシジルエステル、ブテン リカルボン酸ジグリシジルエステル、ブテ トリカルボン酸トリグリシジルエステルお びα-クロロアクリル酸、マレイン酸、クロ ン酸、フマール酸などのグリシジルエステ 類またはビニルグリシジルエーテル、アリ グリシジルエーテル、グリシジルオキシエ ルビニルエーテル、スチレン-p-グリシジル ーテルなどのグリシジルエーテル類、p-グ シジルスチレンなどを例示することができ 。これらは1種または2種以上含まれていても 良い。

 また、上記シラン基を導入する化合物と ては、具体的には、例えば、ビニルトリメ キシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビ ルトリアセチルシラン、ビニルトリクロロ ランなどの不飽和シラン化合物などを例示 ることができる。これらは1種または2種以 含まれていても良い。

 上記官能基を有するオレフィン系重合体 しては、具体的には、例えば、ポリエチレ (高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチ レン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状 低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエ レン(VLDPE)など)、ポリプロピレン(ホモ、ラ ダム、ブロック)、ポリブテン、α-オレフィ 共重合体(エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA) 、エチレン-アクリル酸メチル共重合体(EMA)、 エチレン-アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エ チレン-アクリル酸ブチル共重合体(EBA)、エチ レン-メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)など) どのオレフィン系重合体に、グラフト法や 接(共重合)法などにより、上述したカルボ 酸基、酸無水基、エポキシ基、シラン基な の官能基が導入されたものや、エチレン-メ クリル酸グリシジル共重合体(EGMA)や、これ 官能基を有するオレフィン系重合体を主鎖 し、側鎖として、上述したスチレン系樹脂 どのビニル系ポリマーがグラフトされたグ フト共重合体などを例示することができる これらは1種または2種以上含まれていても い。

 上記エステル基を有する重合体としては 具体的には、ポリエステル系熱可塑性エラ トマーや、ポリカーボネート系樹脂を主鎖 し、側鎖として、上述したスチレン系樹脂 どのビニル系ポリマーがグラフトされたグ フト共重合体などを例示することができる これらは1種または2種以上含まれていても い。

 上記(C)重合体の含有量は、上記(A)および( B)の合計100重量部に対して、1~70重量部の範囲 内とする。70重量部を上回ると、耐摩耗性が 下するなどの傾向が見られる。一方、1重量 部を下回ると、上記(A)と上記(B)とが混ざり難 くなって耐水性が低下するなどの傾向が見ら れる。

 好ましくは、3~60重量部、より好ましくは 、3~50重量部の範囲内であると良い。

<(D)成分>
 (D)成分は、リン酸エステル系化合物である 上記リン酸エステル化合物としては、具体 には、例えば、トリメチルホスフェート、 リエチルホスフェート、トリフェニルホス ェート、トリクレジルホスフェート、トリ シレニルホスフェート、クレジルジフェニ ホスフェート、クレジルジ2,6-キシレニルホ スフェートなどのハロゲンを含有しない芳香 族リン酸エステル、1,3フェニレンビス(ジフ ニルホスフェート)、ビスフェノールAビス( フェニルホスフェート)、1,3フェニレンビス( ジ2,6キシレニルホスフェート)、1,4フェニレ ビス(ジ2,6キシレニルホスフェート)などのハ ロゲンを含有しない芳香族縮合リン酸エステ ルなどを例示することができる。これらは1 または2種以上含まれていても良い。

 上記リン酸エステル系化合物の含有量は 上記(A)および(B)の合計100重量部に対して、1 ~50重量部の範囲内とする。50重量部を上回る 、耐摩耗性が低下するなどの傾向が見られ 。一方、1重量部を下回ると、難燃性が低下 するなどの傾向が見られる。

 好ましくは、2~40重量部、より好ましくは 、3~30重量部の範囲内であると良い。

<任意成分>
 上述した通り、上記特定の組成物は、上記( A)~(D)成分を必須成分として含有しているが、 これら成分以外にも、他の任意成分を必要に 応じて含有していても良い。

 上記任意成分としては、通常、プラスチ クス・ゴム用添加剤として使用される配合 、具体的には、例えば、酸化防止剤(フェノ ール系、硫黄系、リン系など)、光安定剤、 属不活性剤(銅害防止剤など)、滑剤(脂肪酸 、脂肪酸アマイド、金属せっけん系、炭化 素系(ワックス系)、エステル系、シリコン系 など)、造核剤、帯電防止剤、着色剤、難燃 剤(シリコン系、窒素系、ホウ酸亜鉛など)、 カップリング剤(シラン系、チタネート系な )、柔軟剤(プロセスオイルなど)、亜鉛系化 物(酸化亜鉛、硫化亜鉛など)、補強剤(ガラ 繊維、ワラストナイトなど)、充填剤(炭酸カ ルシウムなど)などを例示することができる これらは本発明の趣旨を損なわない範囲内 適宜配合することができ、1種または2種以上 含まれていても良い。

1.4 カルボキシル基の濃度
 本電線では、上記特定の絶縁体層を凍結粉 したものをアセトン抽出し、アセトン抽出 分をトルエンで溶出してトルエンに易溶で る成分を除去した後、残った成分をヘキサ ルオロイソプロパノールに溶解し、溶解し 成分に含まれるカルボキシル基の濃度が、 ましくは、60eq/10 6 g以下、より好ましくは、50eq/10 6 g以下、さらに好ましくは、40eq/10 6 g以下であると良い。

 上記カルボキシル基の濃度が上記範囲内 あれば、特定の絶縁体層が加水分解し難く とりわけ、水以外にも熱が加わる環境下に 電線が曝された場合であっても高い耐水性 発揮しやすくなるからである。

 なお、上記カルボキシル基の濃度の下限 ついては、特に限定されるものではない。 の濃度が少なければ少ないほど耐水性の観 から有利だからである。

 また、上記カルボキシル基の濃度は、上 溶解した成分を適当な有機溶媒に溶解し、 酸化アルカリ溶液にて酸-アルカリ滴定する ことにより求めることができる。

 また、カルボキシル基が含まれるか否か 、IRなどの分析手法により確認することが きる。

2.本電線の製造方法
 本電線の製造方法としては、以下のような 法を例示することができる。なお、以下で 、本電線の構成が、例えば、導体の外周に 定の絶縁体層が1層直接被覆された構成であ る場合について説明する。

 すなわち、先ず、必要量の必須成分と、 の任意成分や添加剤などを適宜配合し、こ らを通常のタンブラーなどでドライブレン したり、もしくは、バンバリミキサー、加 ニーダー、混練押出機、二軸押出機、ロー などの通常の混練機で混練するなどして、 記組成物のペレットを作製する。この場合 各種配合成分を一括でブレンドして練りを っても良いし、一部の配合成分を中間フィ ダーなどから途中で添加して練りを行って 良い。例えば、(B)成分、(C)成分、(D)成分を に混練してペレットを作製した後、(A)成分 添加するなどして多段階練りを行うなどし も良い。他にも、(B)成分、(C)成分を先に混 した後、(A)成分、(D)成分を追加したり、(A) 分、(C)成分を先に混練した後、(B)成分、(D) 分を追加したり、(B)成分、(C)成分の一部、( D)成分を混練した後、(A)成分、(C)成分の残り 追加したりしても良い。

 次いで、得られたペレットを必要に応じ 乾燥させ、押出成形機を用いて、導体の外 に上記組成物を任意の厚さで被覆すれば、 定の絶縁体層を有する本電線を得ることが きる。

 なお、絶縁体層が複数層よりなる場合に 、各絶縁体層の形成材料を、上記と同様に て、所望の層順となるように押出被覆すれ 良い。

3.本ワイヤーハーネス
 本ワイヤーハーネスは、本電線を有してい 。具体的には、本ワイヤーハーネスは、本 線を少なくとも含んだ電線束が、ワイヤー ーネス保護材により被覆されてなる。

 ここで、上記ワイヤーハーネス保護材は 上記電線束の外周を覆い、外部環境などか 電線束を保護する役割を有するものである

 このワイヤーハーネス保護材を構成する 材としては、ノンハロゲン系樹脂組成物、 化ビニル樹脂組成物などを好適に用いるこ ができる。

 ノンハロゲン系樹脂組成物としては、具 的には、例えば、ポリエチレン、ポリプロ レン、プロピレン-エチレン共重合体などの ポリオレフィンに、金属水和物(水酸化マグ シウムなど)などのノンハロゲン系難燃剤や 種添加剤を添加してなるポリオレフィン系 燃樹脂組成物などを例示することができる

 また、このワイヤーハーネス保護材の形 としては、テープ状に形成された基材の少 くとも一方の面に粘着剤が塗布されたもの 、チューブ状、シート状などに形成された 材を有するものなどが挙げられ、用途に応 て適宜選択して用いることができる。

 以下に本発明を実施例により具体的に説 するが、本発明はこれらによって限定され ものではない。

(供試材料)
 本実施例において使用した供試材料を以下 まとめて示す。

(A)成分
・ポリブチレンテレフタレート<1>(PBT<1 >)[ウィンテックポリマー(株)製、「DURANEX200 0」]
・ポリブチレンテレフタレート<2>(PBT<2 >)[東レ(株)製、「トレコン1401X06」]
・ポリブチレンテレフタレート<3>(PBT<3 >)[三菱エンジニアリングプラスチックス( )製、ノバデュラン5010R5]
・ポリブチレンテレフタレート<4>(PBT<4 >)[日本ジーイープラスチックス(株)製、「 ロックス310」]
・ポリエチレンテレフタレート(PET)[東洋紡績 (株)、「PETMAX RN203」]

(B)成分
・ポリフェニレンエーテル系樹脂<1>(PPE&l t;1>)[三菱エンジニアリングプラスチックス (株)製、「ユピエース AH70」]
・ポリフェニレンエーテル系樹脂<2>(PPE&l t;2>)[三菱エンジニアリングプラスチックス (株)製、「PX100L」]

(C)成分
(C1)
・耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)[PSジャパン(株) 、「HT478」]
・スチレン-エチレン/ブチレン-スチレンブロ ック共重合体(SEBS)[クレイトンポリマージャ ン(株)製、「クレイトン G1652」]
・スチレン-エチレン/プロピレン-スチレンブ ロック共重合体(SEPS)[クラレ(株)製、「セプト ン 2004」]
・無水マレイン酸変性スチレン-エチレン/ブ レン-スチレンブロック共重合体(MAH-SEBS)[ク イトンポリマージャパン(株)製、「クレイ ン FG1901X」]
・エポキシ基含有スチレン系熱可塑性エラス トマー(epoxy-スチレン系TPE)[ダイセル化学工業 (株)製、「エポフレンド AT501」]
・エポキシ変性ポリスチレン-グラフト-ポリ チレン(epoxy/PS-g-PS)[東亞合成(株)製、「レゼ  GP-505」]

(C2)
・エチレン-グリシジルメタクリレート共重 体-グラフト-ポリスチレン(EGMA-g-PS)[日本油脂 (株)製、「モディパー A4100」]
・エチレン-エチルアクリレート-無水マレイ 酸共重合体-グラフト-アクリロニトリル-ス レン共重合体(E/EA/MAH-g-AS)[日本油脂(株)製、 モディパー A8400」]
・エチレン-グリシジルジメタクリレート-ア リル酸メチル共重合体(E-GMA-MA)[住友化学工 (株)製、「ボンドファースト7L」]
・無水マレイン酸変性エチレン-酢酸ビニル 重合体(MAH-EVA)[三井・デュポンポリケミカル( 株)製、「VR103」]

(C3)
・ポリカーボネート樹脂-グラフト-ポリスチ ン(PC-g-PS)[日本油脂(株)製、「モディパー CL 130D」]

(D成分)
・トリフェニルホスフェート(リン酸エステ <1>)[大八化学工業(株)製、「TPP」]
・1,3フェニレンビス(ジフェニルホスフェー )(リン酸エステル<2>)[大八化学工業(株) 、「CR-733S」]
・1,3フェニレンビス(ジ2,6キシレニルホスフ ート)(リン酸エステル<3>)[大八化学工業( 株)製、「PX200」]
・1,4フェニレンビス(ジ2,6キシレニルホスフ ート)(リン酸エステル<4>)[大八化学工業( 株)製、「PX201」]

(その他)
・ポリプロピレン(PP)[日本ポリプロ(株)製、 ノバテックBC3L」]
・エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)[三井・ ュポンポリケミカル(株)製、「EV360」]
・フェノール系酸化防止剤[旭電化工業(株)製 、「AO-60」]
・イオウ系酸化防止剤[旭電化工業(株)製、「 AO412S」]
・リン系酸化防止剤[旭電化工業(株)製、「PEP -36」]
・光安定剤[旭電化工業(株)製、「LA51」]
・銅害防止剤[旭電化工業(株)製、「CDA-1」]

(絶縁電線の作製)
 初めに、二軸押出機を用いて、後述する表 示した配合にしたがって各成分を混練し、 施例および比較例に係る絶縁電線の絶縁体 の形成に用いる組成物のペレットを調製し 。

 次いで、得られた各ペレットを乾燥させた 、押出成形機により、サイズ0.35mm 2 の導体の外周に各組成物を1層被覆し、実施 および比較例に係る絶縁電線を得た。この 、各絶縁電線における絶縁体層の被覆厚さ 全て0.25mmとした。

 上記のようにして得られた絶縁電線につ て、各絶縁体層を凍結粉砕したものをアセ ン抽出し、アセトン抽出残分をトルエンで 出してトルエンに易溶である成分を除去し 後、残った成分をヘキサフルオロイソプロ ノールに溶解し、溶解した成分と溶解しな 成分とに分離した。次いで、上記溶解した 分にメタノールを加え、析出した成分をベ ジルアルコールに溶解し、ろ過した後、ろ を、水酸化ナトリウムのベンジルアルコー 溶液を用いて滴定することにより、各カル キシル基の濃度を測定した。

(試験方法)
 以上のように作製した各絶縁電線について 難燃性、耐水性、耐摩耗性について評価を った。

 すなわち、難燃性については、ISO 6722に 定される「燃焼試験」に準拠して評価した

 また、耐水性については、ISO 6722に規定 れる「耐熱水性試験」に準拠して評価した

 また、耐摩耗性については、以下の試験に り評価した。すなわち、コルゲートチュー に絶縁電線を挿通し、周波数30Hz、加速度44. 0m/s 2 、温度80℃、240時間の条件下にて、振動を加 た。このとき、絶縁体層が摩耗して導体が 出しなかったものを合格とし、導体が露出 たものを不合格とした。

 以下の表1~3に、本実施例に係る絶縁電線 比較例に係る絶縁電線における絶縁体層を 成する組成物の成分配合、評価結果などを とめて示す。

 上記表3によれば、比較例に係る絶縁電線 は、難燃性、耐水性、耐摩耗性の評価項目の うち、何れかに難点があることが分かる。

 すなわち、より具体的には、比較例1は、 (A)成分の含有量が規定範囲外(過多)であり、 つ、必須成分である(B)、(C)成分を全く含ん いないので、難燃性を満足しない。

 比較例2は、(A)成分の含有量が規定範囲外 (過多)であり、必須成分である(B)成分を全く んでいないので、難燃性を満足しない。

 比較例3は、(C)成分の含有量が規定範囲外 (過多)であるので、耐摩耗性を満足しない。

 比較例4は、(A)成分の含有量が規定範囲外 (過少)であり、(B)成分の含有量が規定範囲外( 過多)であるので、耐摩耗性を満足しない。

 比較例5は、(C)成分の含有量が規定範囲外 (過多)であるので、耐摩耗性を満足しない。

 比較例6は、必須成分である(C)成分を全く 含んでいないので、耐水性、耐摩耗性を満足 しない。

 比較例7は、必須成分である(C)成分を全く 含んでおらず、その分他の樹脂で置換されて いるので、耐水性、耐摩耗性を満足しない。

 比較例8は、(D)成分の含有量がわずかに規 定範囲外(過多)であるが、他に比較して、と わけカルボキシル基の濃度が高い。このよ にカルボキシル基の濃度が高くなると、耐 性を満足し難くなる傾向があることが分か 。

 比較例9は、必須成分である(D)成分を全く 含んでいないので、難燃性を満足しない。

 比較例10は、(D)成分の含有量が規定範囲 (過多)であるので、耐摩耗性を満足しない。

 これらに対して、上記表1~2によれば、本 施例に係る絶縁電線は、難燃性、耐水性、 摩耗性の全てに優れることが確認できた。