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Title:
INTEGRALLY FORMED ATTACHMENT CAP WITH LID OPENED BY SINGLE PUSH
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/144769
Kind Code:
A1
Abstract:
A thin attachment cap capable of simply taking out contents from a container containing drinking water, juice, powder or the like. In the attachment cap (30), by pressing down a pressing part (33) in the direction of an arrow (34) while a lid (31) is closed, the lid (31) rotates in the direction of an arrow (35) and an extraction port (37) is opened. When the pressing part (33) is completely pressed down, the lid (31) stands up approximately at the right angle with respect to a cap base (32). When the lid (31) stands up, the lid (31) is temporarily fixed, and a liquid or the like in the container can be smoothly taken out through the extraction port (37).

Inventors:
YOSHIHARA HIROSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/001375
Publication Date:
December 03, 2009
Filing Date:
May 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
YOSHIHARA HIROSHI (JP)
International Classes:
B65D5/74; B65D47/08
Foreign References:
JPS5852141U1983-04-08
JPH10338256A1998-12-22
JPH01279064A1989-11-09
US5730310A1998-03-24
Other References:
See also references of EP 2298662A4
Attorney, Agent or Firm:
HONJO, Masanori et al. (JP)
Masanori Honjo (JP)
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Claims:
 容器内の収容物を取り出すために前記容器に取り付けられ、ワンプッシュ操作によって蓋の開閉ができる一体成形されたアタッチメント・キャップにおいて、
 前記収容物を取り出すための抽出口を有するキャップ基体であって、前記キャップ基体の装着面は前記容器に装着される、キャップ基体と、
 前記キャップ基体の一方端に回動可能に連接する押圧操作部および前記押圧操作部と間隙をもって平行に形成される矯正アーム部からなるヒンジ部と、
 前記押圧操作部および前記矯正アーム部の他方端と回動可能に連接し、前記抽出口を密閉するための栓部を有する蓋体と、からなり、
 ここで、前記キャップ基体は、前記キャップ基体の装着面に対し反対の面である上面に前記押圧操作部を受け入れることのできる受入領域を形成し、前記受入領域の底面は、前記矯正アーム部が前記上面に当接する面より低く形成され、前記栓部が前記抽出口を密閉した状態で前記押圧操作部を前記受入領域内へ押し出すと、前記蓋体が回動し、前記栓部を前記抽出口から開放する、
 ことを特徴とする一体成形されたアタッチメント・キャップ。
 前記矯正アーム部は、前記押圧操作部の両側に間隙をもって平行に形成される
ことを特徴とする請求項1記載の一体成形されたアタッチメント・キャップ。
 前記キャップ基体と接する前記矯正アーム部の側断面を裾広がり状に形成して、押圧操作の際に、前記矯正アーム部が常に前記キャップ基体の下方に接するようにして、浮き上がりを防止したことを特徴とする請求項1記載の一体成形されたアタッチメント・キャップ。
 前記抽出口の周囲に筒状壁をさらに有することを特徴とする請求項1記載の一体成形されたアタッチメント・キャップ。
 前記栓部は、前記抽出口内へ嵌合する突部を有することを特徴とする請求項1記載の一体成形されたアタッチメント・キャップ。
 前記蓋体を前記キャップ基体に一時的に固定するためのフック部をさらに有することを特徴とする請求項1記載の一体成形されたアタッチメント・キャップ。
 前記アタッチメント・キャップは、合成樹脂で一体成形されることを特徴とする請求項1記載の一体成形されたアタッチメント・キャップ。
 前記キャップ基体に前記容器内の空気を通気させるための通気孔を形成し、かつ、前記蓋体が全閉した際に前記通気孔を閉塞するための通気孔栓部を前記蓋体に形成したことを特徴とする請求項1記載の一体成形されたアタッチメント・キャップ。
 前記押圧操作部が押圧操作によって前記受入領域内へ押し下げられた際に、前記押圧操作部と前記蓋体との間に形成された折曲部における押圧操作部側の端部が前記受入領域内の底部から前記キャップ基体の立上り部における楔状側面に接するとともに、前記折曲部における前記蓋体側の端部が前記キャップ基体の前記立上り部の上面に位置することにより、前記蓋体は、キャップ基体の上面で起立した状態を維持することを特徴とする請求項1記載の一体成形されたアタッチメント・キャップ。
Description:
ワンプッシュで蓋を開放するこ のできる一体成形されたアタッチメント・ ャップ

 本発明は、液体等を収容する容器に取り けられるアタッチメント・キャップに関し さらに詳しくは、ワンプシュで蓋を開放す ことのできるアタッチメント・キャップに する。

 液体を収容した容器から片手による操作 よってその容器内の液体等をスムーズに取 出すことができれば非常に便利である。こ ようなワンプシュで蓋を開放することので るキャップ機構がこれまで種々提案されて る。

 例えば、米国特許第5,730,310号明細書は、 に図30において、押圧操作部5をケース11の 面に形成し、その押圧操作部5を横方向から し込むことにより蓋部12は折曲線21を軸とし て回転する蓋の開放機構を開示する。この機 構に従えば、図31に示されるように、蓋部12 支持部24を支点として回転することが理解さ れる。蓋部12が回転するにつれ、折曲線21は 圧操作部5と支持部24との間に形成される空 内に入り込む。すなわち、蓋部12は、支持部 24を支点とする、てこの作用によって回転す 。

 また別の例として、本願図1Aに示される うに、紙パック11に収容したジュースなどを 取り出すために、アタッチメント・キャップ 12が紙パック11に取り付けられる。アタッチ ント・キャップ12を開栓するためには、図1B 示されるように、まず紙パック11を片手で 持し、他方の手でアタッチメント・キャッ 12の蓋体13を引き上げることにより、キャッ 基体14の抽出口15を開栓し、抽出口15から内 物であるジュースなどをグラスに注ぎ込む とができる。

 米国特許第5,730,310号明細書に記載された 記実施例では、押圧操作部5を指によって押 圧するので、操作性を向上するために押圧操 作部5がある程度広い面積を有していること 必要とする。これは、ケース11の厚さをあま り薄くできないという制限となる。また、ケ ース11の容積を大きくするために押圧操作部5 と支持部24との間に形成される空間は小さい とが好ましい。しかしながら、その空間を さくすると、てこ比(支点から力を加える点 までの距離を支点から作用点までの距離(蓋 12の長さに相当)で割った比)が小さくなるの 、蓋部12が大きくなるにつれ、より強い押 力を必要とする結果となる。

 また、図1Aに示されるアタッチメント・ ャップ12は、開栓するために両手の使用を必 要とし、不便さが残る。さらに、液体を取り 出す際、空気が抽出口15から紙パック11内へ 流しようとするので、液体をスムーズに取 出すことができないという不便さがある。

 本発明は、上記課題を解決するために発 されたものであり、液体等の収容物を容器 らスムーズに取り出すことができるアタッ メント・キャップを提供する。すなわち、 発明は、ワンプシュで蓋を開放することの きるキャップ機構を提供しつつ、また小さ 力で蓋を開放することができ、さらに厚さ 薄いアタッチメント・キャップを提供する

 そこで、本発明に係るアタッチメント・ ャップは、キャップ基体、キャップ基体に 接したヒンジ部、および、ヒンジ部に連接 た蓋体から構成される。キャップ基体は、 容物を取り出すための抽出口を有する。ヒ ジ部は、キャップ基体の一方端に回動可能 連接する押圧操作部、およびその押圧操作 と間隙をもって平行して形成される矯正ア ム部からなる。蓋体は、押圧操作部および 正アーム部の他方端と回動可能に連接し、 出口を密閉するための栓部を有する。この うな構成を有するアタッチメント・キャッ において、キャップ基体は、装着面に対し 反対の面である上面に押圧操作部を受け入 ることのできる受入領域を形成し、受入領 の底面は、矯正アーム部が上面上に当接す 面より低く形成され、栓部が抽出口を密閉 た状態で押圧操作部を受入領域内へ押し出 と、蓋体が回動し、栓部を抽出口から開放 る。

 また、本発明に係るアタッチメント・キ ップは、上記構成に加え、キャップ基体に けられた抽出口とは別に通気孔を備え、蓋 には抽出口および通気孔に嵌合する栓部お び通気孔栓部をそれぞれ有する。

 本発明は、押圧操作部の操作領域を浅い 域で形成することができるので、ワンプシ で蓋を開放できる薄いアタッチメント・キ ップを提供することができる。また、押圧 作部をアタッチメント・キャップの上部か 押すことができるので、比較的大きな力を 圧操作部に加えることができる。これによ 、蓋体を十分に回動させることが可能とな 。さらに、本発明に係るアタッチメント・ ャップが通気孔を有するので、容器内の収 物をスムーズに取り出すことができる。

蓋を閉じた状態における従来のアタッ チメント・キャップが紙パックに取り付けら れた状態を示す。 従来のアタッチメント・キャップの蓋 を開ける操作を説明するための図を示す。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ・キャップの蓋を開く動作を概略的に説明 るための図を示す。 本発明の一実施例に係る閉蓋状態のア タッチメント・キャップを示す斜視図を示す 。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ト・キャップの開蓋動作を説明するための斜 視図を示す。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ト・キャップが完全に開蓋した状態を示す斜 視図を示す。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ト・キャップの成形時における平面図である 。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ト・キャップの成形時における側面図を示す 。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ト・キャップの成形時における底面図を示す 。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ・キャップの図4AのA-A断面図を示す。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ト・キャップの閉蓋状態の平面図を示す。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ト・キャップの閉蓋状態の側面図を示す。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ト・キャップの閉蓋状態の底面図を示す。 本発明の一実施例に係るアタッチメン ・キャップの図6AのB-B断面図を示す。 蓋体が閉じた状態を説明するためのア タッチメント・キャップの断面図を示す。 蓋体が前進し、フックが外れた状態を 説明するためのアタッチメント・キャップの 断面図を示す。 蓋体が回動する状態を説明するための アタッチメント・キャップの断面図を示す。 蓋体が完全に開いた状態を説明するた めの断面図を示す。 蓋体が完全に起立した状態における蓋 の保持状態を説明するための断面図を示す 本発明の一実施例に係るアタッチメン ト・キャップの図6AのC-C断面図を示す。 本発明の他の実施例に係るアタッチメ ント・キャップの成形時における平面図を示 す。 本発明の他の実施例に係るアタッチメ ント・キャップの図11のD-D断面図を示す。 本発明の他の実施例に係るアタッチメ ント・キャップの閉蓋状態の平面図を示す。 本発明の他の実施例に係るアタッチメ ント・キャップの図12のE-E断面図を示す。 本発明の他の実施例に係るアタッチメ ント・キャップの閉蓋状態の側面図を示す。

符号の説明

 21 容器
 22,31,44 蓋体
 23,33,48 押圧操作部
 25,37,45,101 抽出口
 26,49 通気孔
 30,41,100 アタッチメント・キャップ
 32,42 キャップ基体
 36,46 筒状壁
 39,57 通気孔栓部
 43 ヒンジ部
 50 矯正アーム部
 52,53,54,55 折曲部
 56,102 栓部
 58 受入領域

 本発明に係る一実施例として、紙パック 取り付けられるアタッチメント・キャップ 図面に従って説明される。本アタッチメン ・キャップは、ポリプロピレンを用いてイ ジェクション成形で製作することができる 、容器と一体的に形成されてもよい。また 本アタッチメント・キャップは、紙パック 取り付けられる場合を前提にして以下説明 れるが、紙以外のパック、例えば合成樹脂 ックに取り付けられてもよい。さらに、図 に示されたアタッチメント・キャップは、 明を容易にするために細部は簡略化され、 たその寸法は実際のアタッチメント・キャ プと異なることに注意されたい。以下の説 では、液体等を収容した容器に取り付けら ることを前提に説明するが、本発明に係る タッチメント・キャップは、粉末、粒状物 収容する容器に取り付けることも可能であ 。アタッチメント・キャップの抽出口は、1 つであってもよく、また複数個の抽出口であ ってもよい。同一または類似する部分は、図 面を通して同一の参照番号が便宜上使用され る。

 図2は、本発明に係るアタッチメント・キ ャップ20を紙パック21に取り付けられた状態 おいて、蓋体22を開く操作を概略的に説明す るための斜視図である。蓋体22が閉じられた 態において、アタッチメント・キャップ20 押圧操作部23を押し下げると、蓋体22は、矢 24の方向に回動する。その結果、抽出口25が 開栓するとともに通気孔26も開栓する。通気 26が開栓しているため、紙パック21内の液体 は、抽出口25からスムーズに取り出すことが 能となる。

 図3A、図3B、図3Cは、本発明に係る第1の実 施例におけるアタッチメント・キャップ30の 作を概略的に説明するための斜視図である 図3Aは、アタッチメント・キャップ30の蓋体 31が閉じた状態を示す図である。この状態で 蓋体31はキャップ基体32に折り畳まれ、抽出 口は蓋体31によって閉栓されるとともに、後 するように通気孔も通気孔栓部によって閉 されている。

 図3Bに示されるように、押圧操作部33を矢 印34の方向に押し下げると、蓋体31は、矢印35 の方向に回転し、蓋体31が筒状壁36から外れ 抽出口37が開栓される。また、同時に通気孔 38も通気孔栓部39から開栓される。押圧操作 33を完全に押し下げると、図3Cに示されるよ に、蓋体31は、キャップ基体32に対してほぼ 直角に起立する。蓋体31が起立すると、蓋体3 1は、キャップ基体32の立上り部40上に位置す ことにより一時的に固定され(後述)、容器 の液体を抽出口37からスムーズに取り出すこ とができる。

 次に、本発明に係るアタッチメント・キ ップの構造について説明する。図4A、図4B、 図4Cは、本発明の一実施例に係るアタッチメ ト・キャップ41の成形時における平面図、 面図、および、底面図をそれぞれ示す。ま 、図5は、図4AのA-A断面図を示す。以下、こ らの図面を参照してアタッチメント・キャ プ41の構造を説明する。

 アタッチメント・キャップ41は、キャッ 基体42、ヒンジ部43、および、蓋体44から構 され、ポリプロピレンなどの合成樹脂を用 て、一体的に成形される。図4Aに示されるよ うに、キャップ基体42は、ほぼ中央に抽出口4 5を、その周囲に筒状壁46を具備する。この筒 状壁46は、容器内の内容物を取り出しやすい うな形状に成形することが望ましい。キャ プ基体42は、さらにヒンジ部43に隣接する位 置に受入領域47を備え、この領域は周囲より い領域を形成する。この受入領域47は、後 するように、押圧操作部48が押し下げられた 際に、押圧操作部48を受け入れるための空間 形成する。筒状壁46と受入領域47との間に、 通気孔49が形成される。通気孔49は、容器内 の液体等を取り出す際に空気を通過させれ よいので、通気孔49の口径は小さくてもよく 、またキャップ基体42のいずれの位置に形成 れてもよい。

 ヒンジ部43は、押圧操作部48および押圧操 作部48の両側に押圧操作部48と平行に形成さ た矯正アーム部50から成り、キャップ基体42 蓋体44との間にそれぞれ形成される。押圧 作部48と矯正アーム部50との間には間隙51が けられ、押圧操作部48と矯正アーム部50は、 ンジ機構を形成する。ヒンジ部43は、キャ プ基体42とヒンジ部43との間に、第1の折曲部 52および第2の折曲部53が設けられ、ヒンジ部4 3は、第1および第2の折曲部52,53を軸として回 することができる。

 蓋体44は、ヒンジ部43に連接して形成され 、押圧操作部48とは第3の折曲部54を介して、 た矯正アーム部50とは第4の折曲部55を介し 結合される。蓋体44のほぼ中央に形成された 栓部56は、キャップ基体42に設けられた抽出 45に嵌合し、抽出口45を密閉できるように形 される。また、押圧操作部48と栓部56との間 に突起状の通気孔栓部57が設けられる。蓋体4 4は、第3の折曲部54および第4の折曲部55を軸 して回転する。

 図6A、図6B、図6Cは、本発明の一実施例に るアタッチメント・キャップ41の閉蓋時に ける平面図、側面図、および、底面図をそ ぞれ示す。また、図7は、図6AのB-B断面図を す。図6Aに示されるアタッチメント・キャッ プ41は、図4Aにおけるアタッチメント・キャ プ41のヒンジ部43を第1および第2の折曲部52,53 を軸として回転させ、蓋体44の栓部56および 気孔栓部57を抽出口45および通気孔49にそれ れ嵌合させた状態を示す。図7において、押 操作部48とキャップ基体42との間に受入領域 58が形成され、押圧操作部48が押し下げられ と、押圧操作部48は、後述するように、受入 領域58内に移動する。

 図8A、図8B、図8C、図8Dは、紙パックなど 容器80上に取り付けられたアタッチメント・ キャップ41が閉蓋した状態から、蓋体44が回 し、抽出口45が完全に開栓するまでの動作を 説明するための断面図である。図8Aは、アタ チメント・キャップ41の栓部56が抽出口45に 合し、閉栓された状態を示す。この状態に いて、図8Bに示されるように、押圧操作部48 に対して矢印81の方向に押圧力が加えられる 、折曲部53は矢印82の方向へ若干移動すると ともに、押圧操作部48は受入領域58へ沈下す 。その結果、栓部56および通気孔栓部57が抽 口45および通気孔49からそれぞれ上方へ移動 するとともに、蓋体44は、矢印83の方向へ若 前進し、フック部84の係合が解除される。

 フック部84の係合が解除された状態でさ に押圧力を押圧操作部48へ加え続けると、図 8Cに示されるように、押圧操作部48は受入領 88へさらに沈下する。しかしながら、矯正ア ーム部50の存在によって、蓋体44の前進は阻 され、蓋体44は、その前進のかわりに矢印85 示す方向に折曲部54を軸として回動する。 圧操作部48をさらに押し下げると、蓋体44は らに回動を続け、図8Dに示すように、蓋体44 はほぼ起立した状態に達する。この状態にお いて、蓋体44は、立上り部40上に載置された 態となり、その起立状態が保持される。

 図9は、押圧操作部48が受入領域58へ押し まれ、蓋体44が完全に起立した状態における 蓋体44の保持状態を説明するための断面図を す。押圧操作部48が受入領域58へ押し込まれ ると、押圧操作部48は立上り部40により横方 への移動が阻止される一方、矯正アーム部50 の引っ張り力により、蓋体44は回動し、最終 には完全に起立した状態に達する。押圧操 部48が受入領域58へ押圧操作によって押し下 げられた際に、折曲部54の押圧操作部58側の 部59が底部47から楔状の立上り側面60に接す とともに、蓋体44側の端部61はキャップ基体3 2の立上り部40の上面に位置する。この状態に おいて、蓋体44は、横方向および上方向の移 が制限され、キャップ基体32の立上り部40の 上面で起立した状態を維持する。この結果、 押圧操作部48が立上り部40に押し当てられて る状態では、押圧操作部48に連接した蓋体44 、起立状態を保持する。

 図10は、図6AのC-C断面図を示す。アタッチ メント・キャップ41の閉蓋時において、押圧 作部48に並列する矯正アーム部50は、キャッ プ基体32に形成された棚部62に位置する。図 されるように、矯正アーム部50のキャップ基 体32と接する角度63は90度より僅かに小さい鋭 角に形成される。矯正アーム部50をこのよう (楔状に)形成することにより、押圧操作部48 を受入領域58に押し込んだ状態で蓋体44を回 させる際に、矯正アーム部50が棚部62から浮 上がるのを防止することができ、蓋体44の 転をよりスムーズに行なわせることが可能 なる。

 以上のように、第1の実施例に係るアタッ チメント・キャップは、アタッチメント・キ ャップの押圧操作部をワンタッチで押すだけ で抽出口を開栓することができ、紙パック内 の内容物を容易に注ぎ出すことができる。ま た、押圧操作部が押し下げられる受入領域を 浅く形成することができるのでアタッチメン ト・キャップの厚みを薄くすることができ、 紙パックの上部に取り付けてもかさ張ること がない。さらに、抽出口の周囲に筒状壁を設 けているので、その筒状壁を所望の形状に設 計することにより紙パック内の内容物を特定 の方向へスムーズに誘導することもできる。

 図11は、本発明に係る第2実施例のアタッ メント・キャップ100の成形時における平面 を示す。また、図12は、図11のD-D断面図を示 す。第2実施例のアタッチメント・キャップ10 0は、抽出口101および栓部102の形状を除き、 1の実施例のアタッチメント・キャップ41と じ構造を有する。抽出口101の形状は、第1実 例のような筒状壁がなく、栓部102とぴった 嵌め合い、密閉するように形成される。

 図13は、本発明に係る第2実施例のアタッ メント・キャップ100の折り畳んだ状態の平 図を示す。また、図14は、図13のE-E断面図を 示す。第2の実施例のアタッチメント・キャ プは、図14の断面図および図15の側面図から 解されるように、抽出口101の周囲に筒状壁 具備しないので、アタッチメント・キャッ 100の厚みを第1の実施例のアタッチメント・ キャップ41より薄く形成することができる。

 本発明に係るアタッチメント・キャップ 飲料水、ジュースなどを収容する容器に取 付けることにより、その収容物をワンタッ で注ぎ出すことができる。また、厚みの薄 アタッチメント・キャップを形成すること できるので、そのアタッチメント・キャッ を取り付けた容器の保存、運搬、使用時に 宜である。さらに、本発明に係るアタッチ ント・キャップは、粉末、粒状物を収容す 容器に用いることもでき、複数の抽出口を するように形成することも可能であり、こ らの構成は全て本発明に係る請求項に含め れると理解される。