片田 亮 (〒05 千葉県袖ケ浦市上泉1660番地 Chiba, 2990205, JP)
SHIODA, Hiroko (1660, Kamiizumi Sodegaura-sh, Chiba 05, 2990205, JP)
出光ユニテック株式会社 (〒33 東京都中央区新川一丁目26番2号 Tokyo, 1040033, JP)
KATADA, Ryo (1660, Kamiizumi Sodegaura-sh, Chiba 05, 2990205, JP)
片田 亮 (〒05 千葉県袖ケ浦市上泉1660番地 Chiba, 2990205, JP)
| 包装袋本体の開口縁に略沿って設けられ、係脱可能な一対の雄部材および雌部材を備え、前記雄部材および前記雌部材が係合した際に前記包装袋本体とともに収納空間を形成する咬合具であって、 前記雄部材は、前記包装袋本体の前記収納空間側に設けられた帯状雄基体部と、この帯状雄基体部の前記収納空間側に突設された雄型咬合部と、を有し、 前記雌部材は、前記帯状雄基体部に対向する位置に設けられた帯状雌基体部と、この帯状雌基体部に突設され、前記雄型咬合部に係脱可能に係合して咬合部を構成する雌型咬合部と、を有し、 前記帯状雄基体部および前記帯状雌基体部は、引張弾性率が700MPa以上1600MPa以下の樹脂であり、 前記咬合部は、引張弾性率が110MPa以上560MPa以下の樹脂である ことを特徴とした咬合具。 |
| 請求項1に記載の咬合具であって、 前記帯状雄基体部および前記帯状雌基体部は、前記包装袋本体に融着されるシール部を有し、 前記シール部は、密度が850kg/m 3 以上920kg/m 3 以下、メルトフローレートが1.0g/10以上5.0g/10分以下のメタロセン系直鎖状低密度ポリエチレンを50質量%以上99質量%以下含有する樹脂である ことを特徴とした咬合具。 |
| 請求項1または請求項2に記載の咬合具であって、 前記咬合部は、融点が115℃以上160℃以下の樹脂である ことを特徴とする咬合具。 |
| 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の咬合具であって、 前記咬合部は、改質材を含有した樹脂である ことを特徴とする咬合具。 |
| 請求項4に記載の咬合具であって、 前記改質材は、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーである ことを特徴とする咬合具。 |
| 請求項5に記載の咬合具であって、 前記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、融点が130~145℃であることを特徴とする咬合具。 |
| 請求項5または6に記載の咬合具であって、 前記帯状雄基体部および前記帯状雌基体部は、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、およびホモポリプロピレンのうち少なくともいずれかを含有する樹脂である ことを特徴とした咬合具。 |
| 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の咬合具であって、 前記咬合部は、直鎖状低密度ポリエチレン又は低密度ポリエチレンの樹脂であり、 前記帯状雄基体部および前記帯状雌基体部は、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、およびホモポリプロピレンの少なくともいずれかを含有する樹脂である ことを特徴とした咬合具。 |
| 包装袋本体と、 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の咬合具と、 を備えたことを特徴とした咬合具付き包装袋。 |
| 請求項9に記載の咬合具付き包装袋であって、 前記包装袋本体は、アルミニウム箔を有する ことを特徴とした咬合具付き包装袋。 |
本発明は、開封及び再封が可能な咬合具 び咬合具を備えた咬合具付き包装袋に関す 。
食品や医療品等の各種物品を包装するため
包装袋において、袋の開口部に雄部材及び
部材により形成されて雌雄咬合する一対の
状の咬合具を備え、この咬合状態を開閉自
とした咬合具付き包装袋が知られている。
この咬合具付き包装袋を製造する際には、
般的に、あらかじめ製造された咬合具を包
袋本体の基材フィルムに熱融着、いわゆる
ートシールする。この際、咬合具を構成す
樹脂は、基材フィルムと簡便にヒートシー
を行うため、基材フィルムの最内層、すな
ちシーラント層と同じ樹脂が使用されてい
。このため、シーラント層の種類によって
合具を使い分ける必要があった。
これに対して、近年では、基材フィルムの
ーラント層の種類に関係なく、シーラント
とチャックテープとを簡便にヒートシール
ることができる咬合具付き包装袋としての
ャックテープ付き包装袋が知られている(例
えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のチャックテープ付き包装
袋は、帯状の雄部材と、この雄部材と咬合す
る雌部材とを備える。雄部材は、袋本体に対
して融着されるシール部を介して設けられる
基体部と、基体部に設けられる連結部と、連
結部により基体部に連結される頭部とにより
形成される。雌部材も同様に、袋本体に対し
て融着されるシール部を介して設けられる基
体部と、基体部に連結される第1のフック部
よび第2のフック部とにより形成される。
そして、雄部材の基体部、頭部、および連
部は、基体部を構成する樹脂により一体的
形成されている。同様に、雌部材の基体部
第1のフック部、および第2のフック部も基
部を構成する樹脂により一体的に形成され
いる。
特許文献1のチャックテープ付き包装袋にお
いて、咬合部と基体部とでは同じ樹脂が使用
されているので、例えば、袋本体にチャック
テープとしての咬合具をヒートシールする際
、基体部が引張弾性率の低い樹脂、例えば、
直鎖状低密度ポリエチレン(Linear Low Density P
olyEthylene、以下、「LLDPE」と略記する)である
合には、熱収縮率が大きくなるため咬合具
シールシワが発生するおそれがある。また
咬合部も同様に引張弾性率の低い樹脂が用
られるため、引張弾性率の低い樹脂は一般
に融点が低くなり、例えば、ヒートシール
る際、咬合部が熱変形して係合度合が低下
るおそれがある。
そして、咬合部が引張弾性率の高い樹脂で
る場合に、例えば、袋本体に咬合具の端部
融着、いわゆるポイントシールする際、包
袋にアルミニウム箔が含まれていると、ア
ミニウム箔に割れが起こるおそれがある。
た、基体部が耐熱樹脂である場合には、例
ば、ポイントシールする際、雄部材の基体
と雌部材の基体部が袋本体に完全に融着し
くいため、ピンホールが発生するおそれが
る。
アルミニウム割れを低減させる方法として
熱でポイントシールする前に、超音波を用
てポイントシールすることが一般的に知ら
ている。しかし、超音波でシールする場合
超音波の出力を上げ過ぎると雄部材及び雌
材の基体部と袋本体との融着面が発熱する
に、咬合部(雄部材の頭部や雌部材の第1の
ック部、第2のフック部)の表面が削れ、粉状
に飛び散ることがある。そのため、アルミニ
ウム割れを起こさず、粉が飛び散らないよう
にするためには、製袋速度を下げなければな
らなかった。
本発明の主な目的は、ヒートシールする 、シールシワの発生および咬合部の熱変形 抑制されるとともに、ポイントシールする 、ピンホールの発生が抑制され、さらに、 ルミニウム箔を含む包装袋本体と咬合具を イントシールする際には、アルミニウム割 が防止された美麗な咬合具および咬合具付 包装袋を提供することである。
本発明の咬合具は、包装袋本体の開口縁に
沿って設けられ、係脱可能な一対の雄部材
よび雌部材を備え、前記雄部材および前記
部材が係合した際に前記包装袋本体ととも
収納空間を形成する咬合具であって、前記
部材は、前記包装袋本体の前記収納空間側
設けられた帯状雄基体部と、この帯状雄基
部の前記収納空間側に突設された雄型咬合
と、を有し、前記雌部材は、前記帯状雄基
部に対向する位置に設けられた帯状雌基体
と、この帯状雌基体部に突設され、前記雄
咬合部に係脱可能に係合して咬合部を構成
る雌型咬合部と、を有し、前記帯状雄基体
および前記帯状雌基体部は、引張弾性率が7
00MPa以上1600MPa以下の樹脂であり、前記咬合部
は、引張弾性率が110MPa以上560MPa以下の樹脂で
あることを特徴とする。
このような構成によれば、咬合部を構成す
樹脂が特定の引張弾性率を有するとともに
帯状雄基体部および帯状雌基体部を構成す
樹脂が特定の引張弾性率を有するので、例
ば、包装袋本体に咬合具をヒートシールす
際、シールシワの発生および咬合部の熱変
を抑制することができるとともに、例えば
包装袋本体に咬合具をポイントシールする
、ピンホールの発生を抑制でき、さらに、
えば、アルミニウム箔を含む包装袋本体に
合具をポイントシールする際には、アルミ
ウム割れを防止して美麗な咬合具が得られ
。
ここで、咬合部を構成する樹脂の引張弾性
が110MPaよりも低い場合に、例えばヒートシ
ルを行うと、係合強度が低下し、咬合が困
になり、一方、引張弾性率が560MPaよりも高
と、例えば、アルミニウム箔を含んだ包装
本体に咬合具をポイントシールする際に、
ルミニウム割れが多数発生する。また、帯
雄基体部および帯状雌基体部を構成する樹
の引張弾性率が700MPaよりも低いと、例えば
ヒートシールする際、熱収縮によりシール
ワが発生し、一方、引張弾性率が1600MPaより
も高いと、例えば、帯状雄基体部および帯状
雌基体部が包装袋本体に融着しにくいため、
ピンホールが発生する。
このため、帯状雄基体部および帯状雌基体
の樹脂は、引張弾性率が700MPa以上1600MPa以下
であり、好ましくは、800MPa以上1200MPa以下で
る。また、咬合部の樹脂は、引張弾性率が11
0MPa以上560MPa以下であり、好ましくは、200MPa
上450MPa以下である。
なお、引張弾性率は、JIS(Japanese Industrial St
andard) K7127に準じて測定すればよい。
また、前記帯状雄基体部および前記帯状雌
体部は、前記包装袋本体に融着されるシー
部を有し、前記シール部は、密度が850kg/m 3
以上920kg/m 3
以下、メルトフローレートが1.0g/10分以上5.0g/
10分以下のメタロセン系直鎖状低密度ポリエ
レンを50質量%以上99質量%以下含有する樹脂
あることが好ましい。
このような構成によれば、シール部は、特
の密度およびメルトフローレート(以下、「
MFR」と略記する)を有するメタロセン系直鎖
低密度ポリエチレンを特定の割合で含有す
ので、咬合具が取り付けられる包装袋本体
シーラント層がポリエチレンである場合の
に、ポリプロピレンである場合であっても
好に取り付けることができ、包装袋本体の
内層の種類に関係なく、包装袋本体との融
性が良好な咬合具が得られる。
ここで、メタロセン系直鎖状低密度ポリエ
レンの密度が850kg/m 3
未満であると、メタロセン系直鎖状低密度ポ
リエチレンの滑り性が悪く、製袋時にジッパ
ーの走行不良となり製袋できないおそれがあ
る。一方、密度が920kg/m 3
を超えると、シール部は、帯状雄基体部およ
び帯状雌基体部との接着強度が低下するおそ
れがありポリプロピレンのシーラント層との
融着性が悪くなるおそれがある。
また、メタロセン系直鎖状低密度ポリエチ
ンのMFRが1.0g/10分未満であると、高速成形に
適さないおそれがある。一方、MFRが5.0g/10分
超えると、シール部は、帯状雄基体部およ
帯状雌基体部との接着強度が低下するおそ
があり、ポリプロピレンのシーラント層と
融着性が悪くなるおそれがある。
そして、メタロセン系直鎖状低密度ポリエ
レンは含有量が50質量%未満であると、シー
部は、シーラント層との融着性が悪く、シ
ラント層と融着しても手で簡単に剥離でき
程度の接着強度となるおそれがある。一方
含有量が99質量%を超えると、押出時の成形
が悪くなるおそれがある。
このため、シール部を構成するメタロセン
直鎖状低密度ポリエチレンの含有量が50質
%以上99質量%以下であり、好ましくは、含有
が70質量%以上99質量%以下である。
また、メタロセン系直鎖状低密度ポリエチ
ンの密度が850kg/m 3
以上920kg/m 3
以下であり、好ましくは、密度が860kg/m 3
以上905kg/m 3
以下である。
さらに、メタロセン系直鎖状低密度ポリエ
レンのMFRが1.0g/10分以上5.0g/10分以下であり
好ましくは、MFRが1.5g/10分以上4.5g/10分以下で
ある。
そして、前記咬合部は、融点が115℃以上160
以下の樹脂であることが好ましい。
このような構成によれば、咬合部を構成す
樹脂が特定の融点を有するため、この特定
融点よりも低い温度条件で包装袋本体に咬
具を取り付けることができ、しかも咬合部
熱変形を抑制できる。この際、雄型咬合部
よび雌型咬合部に用いることができる樹脂
しては、例えば、ランダムポリプロピレン
ホモポリプロピレン、ブロックポリプロピ
ン、メタロセン触媒で製造されたメタロセ
系直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状のエ
レン-α・オレフィン共重合体、エチレン-極
性ビニルモノマー共重合体、エチレンープロ
ピレン共重合体、プロピレン-ブテン-1共重合
体(Propylene―Butene―1copolymer、以下、「PrBt1」
称する)などが挙げられる。
ここで、咬合部の融点が115℃よりも低いと
例えば、咬合具を包装袋本体にヒートシー
する際、咬合部が熱変形する場合がある。
また、咬合部の融点が160℃よりも高いと、
合部同士が熱融着しにくくなり接着強度が
下するおそれがある。
このため、咬合部の樹脂の融点は115℃以上1
60℃以下であり、好ましくは、120℃以上155℃
下である。
さらに、前記咬合部は、改質材を含有した
脂であることが好ましい。
ここで、改質材とは低密度ポリエチレン(Low
Density PolyEthylene、以下、「LDPE」と略記する
)、LLDPE、ポリオレフィン系熱可塑性エラスト
マー(Thermo Plastic Olefin、以下「TPO」と略記す
る。)などであり、雄型咬合部および雌型咬
部の引張弾性率を低下させる。
TPOとは、エチレン、プロピレン、1-ブテン
直鎖状及び分岐状の1-オレフィン等からなる
郡の中から選択される2種以上のオレフィン
らなる共重合体であり、軟質化効果の高い
結性のものが望ましいが、軟質化効果が得
れれば結晶性のものでもかまわない。TPOと
ては(株)プライムポリマー製プライムTPO、住
友化学(株)製タフセレンなどが挙げられる。
このような構成によれば、咬合部に改質材
添加し、引張弾性率を110MPa以上560MPa以下の
囲に調整することにより、アルミニウム箔
割れを防止できる。
そして、前記改質材は、TPOであることが好
しく、特に、融点が130~145℃のTPOであること
が好ましい。
このように改質材がTPOであれば、例えば、
ルミニウム箔を有する包装袋本体に咬合具
ヒートシールする際、咬合部の熱変形を防
できるとともに、TPOは引張弾性率が低いた
、さらにアルミニウム割れを防止してポイ
トシールを行うことができる。
また、TPOを改質剤として用いて、ポリプロ
レンの成分を増やすことで、超音波による
熱の際に、咬合部の表面が削れ、粉状に飛
散ることを防止することができる。
さらに、前記帯状雄基体部および前記帯状
基体部は、ランダムポリプロピレン、ブロ
クポリプロピレン、およびホモポリプロピ
ンのうち少なくともいずれかを含有する樹
であることを特徴とする。
このような構成によれば、帯状雄基体部お
び帯状雌基体部を構成する樹脂がLLDPEであ
場合と比較して、ヒートシールした際に発
するシールシワがさらに抑制される。
そして、帯状雄基体部および帯状雌基体部
ランダムポリプロピレンにより構成される
脂であり、咬合部を構成する樹脂よりも引
弾性率が270MPa以上高く設定された際には、
えば、アルミニウム箔を有する包装袋本体
咬合具をポイントシールする際、アルミニ
ム割れをさらに防止できる。また、帯状雄
体部および帯状雌基体部が、ランダムポリ
ロピレンにホモポリプロピレンやブロック
リプロピレンなどが混合された樹脂である
合においても同様に、咬合部を構成する樹
よりも引張弾性率が270MPa以上高く設定され
際には、アルミニウム割れを防止できる。
状雄基体部および帯状雌基体部は、ホモポ
プロピレンやブロックポリプロピレンを含
すると引張弾性率が上昇する。
また、前記咬合部は、直鎖状低密度ポリエ
レン又は低密度ポリエチレンの樹脂であり
前記帯状雄基体部および前記帯状雌基体部
、ランダムポリプロピレン、ブロックポリ
ロピレン、およびホモポリプロピレンの少
くともいずれかを含有する樹脂であること
好ましい。
このような構成によれば、咬合部を構成す
樹脂がTPOなどの改質材を混合しない場合に
いても、例えば、包装袋本体に咬合具をヒ
トシールする際、シールシワを抑制するこ
ができるとともに、例えば、包装袋本体に
合具をポイントシールする際、ピンホール
発生を抑制でき、さらに例えば、アルミニ
ム箔を含む包装袋本体に咬合具をポイント
ールする際には、アルミニウム割れを防止
て美麗な咬合具付き包装袋が得られる。
本発明の咬合具付き包装袋は、包装袋本体
、上述した咬合具とを備えたことを特徴と
る。
このような構成によれば、咬合具付き包装
は、上述した咬合具が包装袋本体に取り付
られた構成からなるので、例えば、アルミ
ウム箔を有する包装袋本体に咬合具をポイ
トシールする際に、アルミニウム割れやピ
ホールの発生が防止され、また、例えば、
ートシールする際に、咬合部の熱変形やシ
ルシワが抑制された美麗な咬合具付き包装
が得られる。
そして、前記包装袋本体は、アルミニウム
を有することが好ましい。
このような構成によれば、アルミニウム箔
有する包装袋本体に咬合具をポイントシー
する際、包装袋本体に、アルミニウム割れ
生じることなく、咬合具を取り付けること
できる。
1…咬合具
10…咬合部
11…雄部材
12…雌部材
131…帯状雄基部
132…帯状雌基部
20…包装袋本体
30…包装袋
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて
明する。
本実施形態では、本発明における咬合具付
包装袋(以下「包装袋」と略記する)として
例えば、食品、薬品、医療品、雑貨等の各
物品を包装するための包装袋など、包装袋
体と、包装袋本体に設けられた咬合具とを
えた包装袋を例示する。
図1は、本実施形態における包装袋を示す正
面図である。図2は、図1のII-II断面図であっ
、本実施形態の咬合具を、包装袋を構成す
包装袋本体に融着した状態を示す断面図で
る。
[包装袋の構成]
包装袋30は、図1に示すように、内部にアル
ニウム箔を有する基材フィルムが重ね合わ
れて、正面視で略矩形状に形成された包装
本体20と、包装袋本体20の長手方向の側縁部
に設けられたサイドシール部21と、包装袋本
20の開口縁に沿って設けられ、互いに係脱
能な一対の雄部材11および雌部材12を有する
状の咬合具1と、雄部材11および雌部材12が
合する際に、咬合具1と包装袋本体20とによ
形成される収容空間とを備える。
雄部材11は、図2に示すように、包装袋本体2
0に設けられる帯状雄基部131と、帯状雄基部13
1に突設された雄型咬合部とを有する。一方
雌部材12は、帯状雄基部131に略対向する位置
に設けられる帯状雌基部132と、帯状雌基部132
に突設され、雄型咬合部に係脱可能な雌型咬
合部とを有する。
そして、帯状雄基部131は包装袋本体20のシ
ラント層に融着される雄シール部141と、雄
ール部141と雄型咬合部との間に設けられた
状雄基体部151とを有する。また、雄型咬合
は、断面が略逆三角形状の頭部16と、帯状雄
基体部151と頭部16とを連結する連結部材17と
有する。
一方、帯状雌基部132も同様に、包装袋本体2
0のシーラント層に融着される雌シール部142
、雌シール部142と雌型咬合部との間に設け
れた帯状雌基体部152とを有する。また、雌
咬合部は、第1のフック部18と、第1のフック
18に対向する第2のフック部19とを有する。
そして、雄型咬合部の頭部16および連結部
17と、雌型咬合部の第1のフック部18および第
2のフック部19とが係合する際に咬合部10が形
される。
咬合部10は、引張弾性率が110MPa以上560MPa以
、融点が115℃以上160℃以下であり、改質材
してのTPOを含有するランダムポリプロピレ
である。改質材としては、TPO以外に、LDPE、L
LDPE、EPR、EPDM、PtBt1などの樹脂でも良い。
咬合部10を構成する樹脂の引張弾性率が110MP
aよりも低いと頭部16および連結部材17と、雌
咬合部の第1のフック部18および第2のフック
部19との係合強度が小さくなる。一方、咬合
10の樹脂の引張弾性率が560MPaよりも高いと
包装袋本体20に咬合具1をポイントシールす
際、アルミニウム割れが多数発生する。
ここで、咬合部10の融点が115℃よりも低い
、咬合具1を包装袋本体20にヒートシールす
際、咬合部10が熱変形する場合がある。また
、咬合部10の融点が160℃よりも高いと、ポイ
トシールする際、咬合部同士が熱融着しに
くなり接着強度が低下するおそれがある。
帯状雄基体部151および帯状雌基体部152は、
張弾性率が700MPa以上1600MPa以下であって、ラ
ンダムポリプロピレン、又は、改質材を含有
するランダムポリプロピレンである。改質材
は、ホモポリプロピレン、ブロックポリプロ
ピレンなどの樹脂である。
ここで、帯状雄基体部151および帯状雌基体
152を構成する樹脂の引張弾性率が700MPaより
低い場合、ヒートシールする際に、熱収縮
よりシールシワが発生する場合がある。一
、帯状雄基体部151および帯状雌基体部152を
成する樹脂の引張弾性率が1600MPaよりも高い
場合、ポイントシールする際、帯状雄基部131
および帯状雌基部132が熱融着しにくくなりピ
ンホールが発生する場合がある。
雄シール部141および雌シール部142は、密度 850kg/m 3 以上920kg/m 3 以下、MFRが1.0g/10分以上5.0g/10分以下のメタロ ン系直鎖状低密度ポリエチレンを50質量%以 99質量%以下含有する樹脂である。
ここで、メタロセン系直鎖状低密度ポリエ
レンの密度が850kg/m 3
未満であると、メタロセン系直鎖状低密度ポ
リエチレンの滑り性が悪く、製袋時にジッパ
ーの走行不良となり製袋できないおそれがあ
る。一方、密度が920kg/m 3
を超えると、雄シール部141および雌シール部
142は帯状雄基体部151および帯状雌基体部152と
の接着強度が低下するおそれがありポリプロ
ピレンのシーラント層との融着性が悪くなる
おそれがある。
また、メタロセン系直鎖状低密度ポリエチ
ンのMFRが1.0g/10分未満であると、高速成形に
適さないおそれがある。一方、5.0g/10分を超
ると、雄シール部141および雌シール部142は
状雄基体部151および帯状雌基体部152との接
強度が低下するおそれがありポリプロピレ
のシーラント層との融着性が悪くなるおそ
がある。
そして、メタロセン系直鎖状低密度ポリエ
レンの含有量が50質量%未満であると、雄シ
ル部141および雌シール部142は、シーラント
との融着性が悪く、手で簡単に剥離できる
度の接着強度となるおそれがある。一方、
有量が99質量%を超えると、押出時の成形性
悪くなるおそれがある。
包装袋本体20を構成する包材である基材フ
ルムとしては、基材層にシーラント層を積
した構成の積層フィルムが使用され、基材
とシーラント層との間には、中間層として
ルミニウム箔が設けられている。
基材層には、二軸延伸ポリプロピレンフィ
ム(OPP(biaxial Oriented PolyPropylene)フィルム)の
か、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
ィルム(PET(PolyEthylene Teleftalate)フィルム)、
リエチレンナフタレートフィルム(PEN(PolyEthyl
ene Naftalate)フィルム)などの二軸延伸ポリエ
テルフィルムや、ナイロン6、ナイロン66、
リメタキシリレンアジパミド6(MXD6)などの二
延伸ポリアミドフィルムなどが好適である
、必要に応じて各種エンジニアリングプラ
チックフィルムを使用することもできる。
た、これらは単独で使用してもよく、また
複数組み合わせて積層して組み合わせて積
して使用することもできる。
また、中間層としては、アルミニウム箔の
に、エチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物
(以下、「EVOH」と略記する)、ポリ塩化ビニリ
デン(Poly VinyliDene Chloride、以下「PVDC」と略
する)、ポリアクリロニトリル(PolyAcryloNitrile
以下「PAN」と略記する)などのフィルムのほ
か、シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの
蒸着層やPVDCの塗装膜を使用することができ
。
また、このようなチャックテープ付き包装
30は、例えば、市販の咬合具付け三方シー
製袋機等を用いて簡便に製造することがで
る。
なお、この場合の融着条件(温度、圧力等)
、咬合具1、及び包装袋本体20を形成するフ
ルム基材を構成する樹脂の種類等に応じて
宜決定することができる。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、咬合部10を構成する
脂が特定の引張弾性率を有するとともに、
状雄基体部151および帯状雌基体部152を構成
る樹脂が特定の引張弾性率を有するので、
ルミニウム箔を含む包装袋本体20に咬合具1
ポイントシールする際、アルミニウム割れ
よびピンホールの発生が防止され、また、
装袋本体20に咬合具1をヒートシールする際
は、帯状雄基体部151および帯状雌基体部152
シールシワの発生および咬合部10の熱変形が
抑制され、係合強度が良好な咬合具1を有す
包装袋30が得られる。
そして、雄シール部141および雌シール部1 42は、特定の密度およびメルトフローレート 有するメタロセン系直鎖状低密度ポリエチ ンを特定の割合で含有するので、咬合具1と ヒートシールされる包装袋本体20のシーラン 層がポリエチレンである場合の他に、ポリ ロピレンである場合であってもヒートシー を良好に行うことができる。
また、咬合部10を構成する樹脂は、特定 融点を有するため、この特定の融点よりも い温度で包装袋本体20に咬合具1を取り付け ことができる。
さらに、改質材として、融点が高い(130~14 5℃)TPOを用いれば、咬合具1を包装袋本体20に ートシールする際、咬合部10の熱変形や粉 発生を防止できるとともに、TPOは引張弾性 が低いため、ポイントシールする際、アル ニウム割れを良好に防止できる。
そして、帯状雄基体部151および帯状雌基 部152は、ランダムポリプロピレン、又は、 質材としてのホモポリプロピレンやブロッ ポリプロピレンなどの樹脂が混合されたラ ダムポリプロピレンであるので、咬合部10 構成する樹脂よりも引張弾性率が600MPa以上 く設定された際には、さらにアルミニウム れを防止できる。
また、包装袋30は、咬合具1が包装袋本体2 0に取り付けられた構成からなるので、ポイ トシールの際に、アルミニウム割れやピン ールの発生が防止され、また、ヒートシー の際に咬合部10の熱変形やシールシワの発生 が抑制された美麗な包装袋30となる。
[実施形態の変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定され
ものではなく、本発明の目的を達成できる
囲での変形、改良等は本発明に含まれるも
である。
例えば、帯状雄基体部151には包装袋本体20
シーラント層に融着される雄シール部141が
けられ、帯状雌基体部152にも、包装袋本体20
のシーラント層に融着される雌シール部142が
設けられる構成を示したが、帯状雄基体部151
は包装袋本体20のシーラント層に直接設けら
ていてもよく、帯状雌基体部152も、包装袋
体20のシーラント層に直接設けられていて
よい。また、帯状雄基体部151と包装袋本体20
のシーラント層との間に雄シール部141と異な
るシール部が設けられていてもよく、帯状雌
基体部152と包装袋本体20のシーラント層との
に雌シール部142と異なるシール部が設けら
ていてもよい。そして、雄シール部141とシ
ラント層との間にさらに別のシール部が設
られていてもよく、雌シール部142とシーラ
ト層との間にもさらに別のシール部が設け
れていてもよい。
また、例えば、雄シール部141および雌シー 部142は、密度が850kg/m 3 以上920kg/m 3 以下、メルトフローレートが1.0g/10分以上5.0g/ 10分以下のメタロセン系直鎖状低密度ポリエ レンを50質量%以上99質量%以下含有するとし が、雄シール部141および雌シール部142のう いずれか一方が、上述した特定の密度およ メルトフローレートを有し、上述したメタ セン系直鎖状低密度ポリエチレンを特定の 合で含有しても良い。
さらに、前記実施形態では、雄シール部141
よび雌シール部142を構成する樹脂の密度が9
20kg/m 3
以下としていたが、本発明では密度が920kg/m 3
よりも大きくても良い。
また、前記実施形態では、雄シール部141お
び雌シール部142を構成する樹脂のメルトフ
ーレートが5.0g/10分以下としていたが、本発
明ではメルトフローレートが5.0g/10分よりも
きくても良い。
さらに、前記実施形態では、雄シール部141
よび雌シール部142はメタロセン系直鎖状低
度ポリエチレンを50質量%以上含有するとし
いたが、本発明では含有量が50質量%よりも
なくても良い。
そして、前記実施形態では、咬合部10の 脂の融点が115℃以上160℃以下であるとした 、本発明では咬合部10の融点が115℃よりも小 さくても良く、また、融点が160℃よりも大き くてもよい。
そして、前記実施形態では、咬合部10は、
質材を含有するランダムポリプロピレンと
たが、本発明では、LLDPEでもよい。
この場合においても、アルミニウム割れお
びピンホールの発生を良好に防止できると
もに、シールシワがなく、咬合部10の熱変
の少ない包装袋30を得ることができる。
また、包装袋本体20は、内部にアルミニ ム箔を有するとしたが、これに限られず、 部にアルミニウム箔を有していなくてもよ 。
以下、実施例および比較例を挙げて、本 明をより具体的に説明するが、本発明は実 例等の内容に何ら限定されるものではない
図2に示した形状のチャックテープについて
、咬合部、帯状雄基体部、帯状雌基体部、雄
シール部、および雌シール部を構成する樹脂
を下記のようにして、また、これら樹脂を押
出成形機を用いて共押出成形することにより
、咬合具を得た。
なお、樹脂の物性に関しては、引張弾性率
JIS K7121に準じて測定した。融点はDSC(Differen
tial Scanning Calorimetry)で測定して、最高融解
ークを融点とした。さらに、メルトフロー
ート(MFR)は、JIS K7210に準拠して試験温度が19
0℃,公称荷重が21.18Nの条件にてそれぞれ測定
た。
[咬合具の作製]
[実施例1]
咬合部には、引張弾性率が800MPa,融点が133℃
,エチレン量が4%のランダムポリプロピレンと
、引張弾性率が260MPa,融点が141℃,エチレン量
1%の改質材としてのTPOとを50:50の比率で混合
した混合物を用いた。混合物は、引張弾性率
が530MPa,融点が141℃であった。
帯状雄基体部および帯状雌基体部には、引
弾性率が800MPa,融点が133℃,エチレン量が4%の
ランダムポリプロピレン樹脂を用いた。
雄シール部および雌シール部には、融点が9
5℃,MFRが3g/10分のメタロセン系直鎖状低密度
リエチレン樹脂を用いた。
[実施例2]
実施例1の構成に対して、咬合部には、ラン
ダムポリプロピレンと改質材としてのTPOとを
30:70の比率で混合した混合物を用いた。混合
は、引張弾性率が420MPa,融点が141℃であった
。
[実施例3]
実施例1の構成に対して、咬合部には、引張
弾性率が260MPa,融点が141℃,エチレン量が1%のTP
Oを用いた。
帯状雄基体部および帯状雌基体部には、引
弾性率が1100MPa,融点が141℃,エチレン量が2.7%
のランダムポリプロピレン樹脂を用いた。
[実施例4]
実施例1の構成に対して、咬合部には、引張
弾性率が800MPa,融点が133℃,エチレン量が4%の
ンダムポリプロピレンと、引張弾性率が50MPa
,融点が135℃の改質材としてのTPO(住友化学(株
)製タフセレン:T5722)とを65:35の比率で混合し
混合物を用いた。混合物は、引張弾性率が29
0MPa,融点が134℃であった。
[実施例5]
実施例1の構成に対して、咬合部には、引張
弾性率が120MPa,融点が122℃のLLDPE樹脂を用いた
。
また、帯状雄基体部および帯状雌基体部に
、引張弾性率が1100MPa,融点が141℃,エチレン
が2.7%のランダムポリプロピレン樹脂を用い
た。
[比較例1]
実施例1の構成に対して、咬合部には、引張
弾性率が800MPa、融点が133℃,エチレン量が4%の
ランダムポリプロピレン樹脂を用いた。
これは、特開2005-329150号公報に記載のジッパ
テープである。
[比較例2]
実施例1の構成に対して、咬合部には、引張
弾性率が120MPa,融点が122℃のLLDPEを用いた。
帯状雄基体部および帯状雌基体部には、引
弾性率が120MPa,融点が122℃のLLDPE樹脂を用い
。
[比較例3]
実施例1の構成に対して、咬合部には、引張
弾性率が70MPa,融点が100℃のLLDPE樹脂を用いた
[比較例4]
実施例1の構成に対して、咬合部には、ラン
ダムポリプロピレンと改質材としてのTPOとを
30:70の比率で混合した混合物を用いた。混合
は、引張弾性率が420MPa,融点が141℃であった
。
帯状雄基体部および帯状雌基体部には、引
弾性率が1800MPa、融点が164℃のホモポリプロ
ピレン樹脂を用いた。
[比較例5]
実施例1の構成に対して、咬合部には、ラン
ダムポリプロピレンと改質材としてのTPOとを
60:40の比率で混合した混合物を用いた。混合
は、引張弾性率が580MPa,融点が141℃であった
。
[包装袋本体を構成する基材フィルムの構成]
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)
と、厚さ9μmのアルミニウム箔と、厚さ40μmの
ポリエチレンシーラントを厚さ20μのポリエ
レンで押出ラミネーションし、基材フィル
を作製した。
[基材フィルムに対する咬合具のポイントシ
ル]
上述の基材フィルムをカットして、咬合具
基材フィルムの間に挟込みヒートシール試
機で咬合具をポイントシールしてアルミニ
ムが割れる率を測定した。
シール条件として160℃、3kgf/cm 2
、0.5sec.でシールし、30回中に発生したアルミ
ニウム割れ数からアルミニウム割れ率を調査
した。
<アルミニウム割れの評価基準>
下記のアルミニウム割れの発生率に応じて評
価した。
(アルミニウム割れの発生率)
A:0~25%
B:26~50%
C:51%~
[包装袋の作製]
実施例1~5及び比較例1~5で得られた咬合具を
三方シール製袋機を用いて、後述するフィ
ム基材に融着するとともに、フィルム基材
三方を融着して、咬合具付き包装袋を製造
た。なお、三方を融着する際には、ポイン
シールを含んでいる。
そして、下記の評価基準に基づいてシール
ワ、咬合具の熱変形、ピンホールの発生、
よび超音波シール適性(粉の発生の有無)を
価した。
<シールシワの評価基準>
A:シールシワ発生しない。
C:シールシワが発生し、見た目が悪い。
<咬合部の熱変形の評価基準>
A:熱変形なし。
B:若干変形するが、係合度合に変化なし。
C:熱変形して、係合度合が低下する。
<ピンホールの評価基準>
A:ピンホールなし。
C:ピンホール発生。
[超音波シール適性]
前記製袋評価とは別に、出力400W、周波数28k
Mz、発振中の振動子とアンビルの間隔を0.4mm
し、シール圧力3kgf/cm 2
で1秒間シールした場合に、溶融扁平化した
所の周辺に、粉が発生しているかを目視で
認した。
<粉発生の評価基準>
A:粉なし。
C:粉あり。
<総合評価基準>
AA:アルミニウム割れの評価、シールシワの評
価、咬合部の熱変形、ピンホールの評価、お
よび粉発生の評価において全てAである。
BB:アルミニウム割れの評価、シールシワの評
価、咬合部の熱変形、ピンホールの評価、お
よび粉発生の評価のうち少なくともいずれか
がBで、それ以外はAである。
CC:アルミニウム割れの評価、シールシワの評
価、咬合部の熱変形、ピンホールの評価、お
よび粉発生の評価のうち少なくともいずれか
がCで、それ以外はAかBである。
<評価結果>
表1の結果から分かるように、実施例1~5では
、アルミニウム割れやピンホールの発生が防
止されるとともに、シールシワの発生や咬合
部の熱変形が抑制された包装袋が得られるこ
とが分かった。特に、実施例1~4では、熱変形
や粉発生のない美麗な包装袋が得られること
が分かった。
一方、比較例1では、咬合部、帯状雄基体部
、および帯状雌基体部がランダムポリプロピ
レン樹脂であり、アルミニウム割れが発生し
た。比較例2では、帯状雄基体部および帯状
基体部がLLDPE樹脂であり、アルミニウム割れ
およびシールシワが発生し、粉が発生した。
比較例3では、引張弾性率が70MPaの咬合部が用
いられ、咬合部が熱変形するとともに、粉が
発生した。比較例4では、引張弾性率が1800MPa
帯状雄基体部および帯状雌基体部が用いら
、ピンホールが発生した。比較例5では、咬
合部はランダムポリプロピレンのTPOによる充
分な軟質化効果が得られずアルミニウム割れ
が発生した。
本実施例によれば、咬合部を構成する樹脂
特定の引張弾性率を有するとともに、帯状
基体部および帯状雄基体部に含有される樹
が特定の引張弾性率を有するので、アルミ
ウム割れおよびピンホールの発生を防止す
ことができるとともに、咬合具のシールシ
の発生および咬合部の熱変形が抑えられ、
合強度が良好な咬合部を有する包装袋が得
れることが分かった。
また、帯状雄基体部および帯状雄基体部が
ランダムポリプロピレンホモポリプロピレ
を用いた樹脂である際には、シールシワが
生しないことが分かった。
さらに、咬合部を構成する樹脂として、ラ
ダムポリプロピレンにTPOを含有して、ポリ
ロピレンの成分を増やしたものを用いるこ
で、超音波による加熱の際に、粉が発生し
いことが分かった。
本発明は、食品、薬品、医療品、雑貨等 各種物品を包装するための包装袋など、包 袋本体と、包装袋本体の内面に設けられた 合具とを備えた包装袋に利用できる。
