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Title:
INTERPHONE SYSTEM AND MASTER UNIT OF INTERPHONE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105536
Kind Code:
A1
Abstract:
When the master unit (1) of interphone capable of conversation with a door phone (2) and fire alarms (3, 3, 3) are outputting a warning sound and an alarm stop button of the master unit (1) of interphone is depressed (first time depression), the master unit (1) of interphone stops output of its warning sound and transmits an interlocking alarm stop signal to the fire alarm (3) thus requesting to stop a second warning sound as an interlocking alarm. Fire alarms (3) other than that at the origin of fire stop output of a second warning sound upon receiving the interlocking alarm stop signal. On the other hand, the fire alarm (3) at the origin of fire continues to output a first warning sound as an origin of fire alarm. When the alarm stop button of the master unit (1) of interphone is depressed furthermore (second time depression), the master unit (1) transmits an alarm stop signal to the fire alarm (3) and requests to stop the first warning sound. The fire alarm (3) at the origin of fire stops output of the first warning sound upon receiving the alarm stop signal, thus stopping output of all warning sounds easily.

Inventors:
KADONO TSUYOSHI (JP)
MUROI YOSHINORI (JP)
KAWANO YASUYUKI (JP)
MUKOYAMA FUMIYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053655
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
February 29, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MATSUSHITA ELECTRIC WORKS LTD (JP)
KADONO TSUYOSHI (JP)
MUROI YOSHINORI (JP)
KAWANO YASUYUKI (JP)
MUKOYAMA FUMIYOSHI (JP)
International Classes:
H04M9/00; G08B17/00; G08B25/04
Foreign References:
JP2006157180A2006-06-15
JP2005222319A2005-08-18
JPH08305976A1996-11-22
Attorney, Agent or Firm:
NISHIKAWA, Yoshikiyo et al. (Umeda Square Bldg. 5F 12-17, Umeda 1-chome, Kita-k, Osaka-shi Osaka 01, JP)
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Claims:
 施設内に設置されるインターホン親機と、前記インターホン親機との間で通話を行うドアホンと、複数の火災警報器とを備えるインターホンシステムであって、
 前記複数の火災警報器のそれぞれが、火災発生を検知する検知手段と、前記検知手段で火災発生が検知されると他の火災警報器及び前記インターホン親機に検知信号を送信する第1の送信手段と、他の火災警報器及び前記インターホン親機から信号を受信する第1の受信手段と、前記検知手段で火災発生が検知されると火元警報として第1の警報音を出力し、前記第1の受信手段で他の火災警報器から前記検知信号が受信されると連動警報として第2の警報音を出力する第1の警報手段とを有し、
 前記インターホン親機が、前記複数の火災警報器のそれぞれから前記検知信号を受信する第2の受信手段と、前記複数の火災警報器のそれぞれに信号を送信する第2の送信手段と、前記第2の受信手段で前記検知信号が受信されると警報音を出力する第2の警報手段と、押操作される押釦とを有し、
 前記インターホン親機の前記第2の警報手段は、前記警報音の出力中に前記押釦に1回目の押操作が行われると前記警報音の出力を停止し、
 前記インターホン親機の前記第2の送信手段は、前記第2の警報手段による前記警報音の出力中に前記押釦に1回目の押操作が行われると前記複数の火災警報器に第1の停止信号を送信し、前記押釦に2回目の押操作が行われると前記複数の火災警報器に第2の停止信号を送信し、
 前記複数の火災警報器のそれぞれの前記第1の警報手段は、前記第1の受信手段で前記インターホン親機から前記第1の停止信号が受信されると前記第1の警報音の出力を継続したままで前記第2の警報音の出力を停止し、前記第1の受信手段で前記インターホン親機から前記第2の停止信号が受信されると前記第1の警報音及び前記第2の警報音の出力を停止する
 ことを特徴とするインターホンシステム。
 施設内に設置されるインターホン親機と、住戸外に設置され前記インターホン親機との間で通話を行うドアホンと、複数の火災警報器とを備えるインターホンシステムであって、
 前記複数の火災警報器のそれぞれが、火災発生を検知する検知手段と、前記検知手段で火災発生が検知されると他の火災警報器及び前記インターホン親機に検知信号を送信する第1の送信手段と、他の火災警報器及び前記インターホン親機から信号を受信する第1の受信手段と、前記検知手段で火災発生が検知されると火元警報として第1の警報音を出力し、前記第1の受信手段で他の火災警報器から前記検知信号が受信されると連動警報として第2の警報音を出力する第1の警報手段とを有し、
 前記インターホン親機が、前記複数の火災警報器のそれぞれから前記検知信号を受信する第2の受信手段と、前記複数の火災警報器のそれぞれに信号を送信する第2の送信手段と、前記第2の受信手段で前記検知信号が受信されると警報音を出力する第2の警報手段と、押操作される押釦とを有し、
 前記インターホン親機の前記第2の警報手段は、前記警報音の出力中に前記押釦に1回目の押操作が行われると前記警報音の出力を停止し、
 前記インターホン親機の前記第2の送信手段は、前記押釦に2回目の押操作が行われると前記複数の火災警報器に第1の停止信号を送信し、前記押釦に3回目の押操作が行われると前記複数の火災警報器に第2の停止信号を送信し、
 前記複数の火災警報器のそれぞれの前記第1の警報手段は、前記第1の受信手段で前記インターホン親機から前記第1の停止信号が受信されると前記第1の警報音の出力を継続したままで前記第2の警報音の出力を停止し、前記第1の受信手段で前記インターホン親機から前記第2の停止信号が受信されると前記第1の警報音及び前記第2の警報音の出力を停止する
 ことを特徴とするインターホンシステム。
 施設内に設置されるインターホン親機と、住戸外に設置され前記インターホン親機との間で通話を行うドアホンと、複数の火災警報器とを備えるインターホンシステムであって、
 前記複数の火災警報器のそれぞれが、火災発生を検知する検知手段と、前記検知手段で火災発生が検知されると他の火災警報器及び前記インターホン親機に検知信号を送信する第1の送信手段と、他の火災警報器及び前記インターホン親機から信号を受信する第1の受信手段と、前記検知手段で火災発生が検知されると火元警報として第1の警報音を出力し、前記第1の受信手段で他の火災警報器から前記検知信号が受信されると連動警報として第2の警報音を出力する第1の警報手段とを有し、
 前記インターホン親機が、前記複数の火災警報器のそれぞれから前記検知信号を受信する第2の受信手段と、前記複数の火災警報器のそれぞれに信号を送信する第2の送信手段と、前記第2の受信手段で前記検知信号が受信されると警報音を出力する第2の警報手段と、押操作される押釦とを有し、
 前記インターホン親機の前記第2の警報手段は、前記警報音の出力中に前記押釦に一定時間未満の押操作が行われると前記警報音の出力を停止し、
 前記インターホン親機の前記第2の送信手段は、前記第2の警報手段による前記警報音の出力中に前記押釦に前記一定時間未満の押操作が行われると前記複数の火災警報器に第1の停止信号を送信し、前記押釦に前記一定時間以上の押操作が行われると前記複数の火災警報器に第2の停止信号を送信し、
 前記複数の火災警報器のそれぞれの前記第1の警報手段は、前記第1の受信手段で前記インターホン親機から前記第1の停止信号が受信されると前記第1の警報音の出力を継続したままで前記第2の警報音の出力を停止し、前記第1の受信手段で前記インターホン親機から前記第2の停止信号が受信されると前記第1の警報音及び前記第2の警報音の出力を停止する
 ことを特徴とするインターホンシステム。
 施設内に設置されるインターホン親機と、住戸外に設置され前記インターホン親機との間で通話を行うドアホンと、複数の火災警報器とを備えるインターホンシステムであって、
 前記複数の火災警報器のそれぞれが、火災発生を検知する検知手段と、前記検知手段で火災発生が検知されると他の火災警報器及び前記インターホン親機に検知信号を送信する第1の送信手段と、他の火災警報器及び前記インターホン親機から信号を受信する第1の受信手段と、前記検知手段で火災発生が検知されると火元警報として第1の警報音を出力し、前記第1の受信手段で他の火災警報器から前記検知信号が受信されると連動警報として第2の警報音を出力する第1の警報手段とを有し、
 前記インターホン親機が、前記複数の火災警報器のそれぞれから前記検知信号を受信する第2の受信手段と、前記複数の火災警報器のそれぞれに信号を送信する第2の送信手段と、前記第2の受信手段で前記検知信号が受信されると警報音を出力する第2の警報手段と、押操作される押釦とを有し、
 前記インターホン親機の前記第2の警報手段は、前記警報音の出力中に前記押釦に押操作が行われると前記警報音の出力を停止し、
 前記インターホン親機の前記第2の送信手段は、前記第2の警報手段による前記警報音の出力中に前記押釦に押操作が行われると前記複数の火災警報器に停止信号を送信し、
 前記複数の火災警報器のそれぞれの前記第1の警報手段は、前記第1の受信手段で前記インターホン親機から前記停止信号が受信されると前記第1の警報音及び前記第2の警報音の出力を停止する
 ことを特徴とするインターホンシステム。
 前記インターホン親機は、前記第1の警報音を出力している火災警報器を通知する表示手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインターホンシステム。
 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインターホンシステムに用いられるインターホン親機。
Description:
インターホンシステム及びイン ーホン親機

 本発明は、火災発生を検知すると警報音 出力する火災警報器を備えるインターホン ステム、及びそのインターホンシステムに いられるインターホン親機に関するもので る。

 従来のインターホンシステムとして、日 国特許出願公開08-070361号公報には、セキュ ティセンサーが接続されるセキュリティハ ズフリーホンが警報音を出力するシステム 開示されている。

 また、日本国特許出願公開2005-339032号公 には、複数の火災警報器が接続されたシス ムが開示されている。日本国特許出願公開20 05-339032号公報の火災警報器のそれぞれは、火 災発生を検知する手段と、火災発生が検知さ れると警報音を出力する手段と、他の火災警 報器との間で通信を行う手段とを備える。日 本国特許出願公開2005-339032号公報の火災警報 は、火災発生を検知したときに、他の火災 報器に信号を送信する。他の火災警報器は 上記信号を受信したときに、警報音を出力 る。つまり、日本国特許出願公開2005-339032 公報の火災警報器は、自己の火災検知によ 警報音を出力するだけではなく、他の火災 報器の火災検知による警報音も出力する。

 ところで、日本国特許出願公開08-070361号 報のインターホンシステムは、セキュリテ センサーが検知すると火災を検知した旨を キュリティハンズフリーホンに伝え、セキ リティハンズフリーホンが警報音を出力す ようになっているだけである。このため、 キュリティハンズフリーホンへの操作によ てセキュリティハンズフリーホンの警報音 出力を停止させることができるが、セキュ ティセンサーの警報音の出力を停止させる とができないという問題があった。この結 、セキュリティハンズフリーホンへの操作 セキュリティセンサーへの操作との両方を わなければならず、非常に手間がかかって た。

 上記問題を解決するものとして、日本国 許出願公開2006-157180号公報には、インター ン親機の警報停止釦が押操作されると火災 報器に停止信号を送信して火元以外の火災 報器に対して警報音の出力を停止させるイ ターホンシステムが開示されている。

 しかしながら、日本国特許出願公開2006-15 7180号公報のインターホンシステムには、イ ターホン親機が停止信号を送信して火元以 の火災警報器における警報音の出力を停止 せることができるものの、例えば誤報など 場合にインターホン親機がすべての火災警 器における警報音の出力を停止させること できないという問題があった。

 本発明は上記の点に鑑みて為されたもの あり、その目的とするところは、すべての 報音の出力を容易に停止させることができ インターホンシステム及びインターホン親 を提供することにある。

 本発明に係るインターホンシステムは、 設内に設置されるインターホン親機と、イ ターホン親機との間で通話を行うドアホン 、複数の火災警報器とを備える。

 上記複数の火災警報器のそれぞれは、火 発生を検知する検知手段と、検知手段で火 発生が検知されると他の火災警報器及びイ ターホン親機に検知信号を送信する第1の送 信手段と、他の火災警報器及びインターホン 親機から信号を受信する第1の受信手段と、 報音を出力する第1の警報手段とを有する。 1の警報手段は、検知手段で火災発生が検知 されると火元警報として第1の警報音を出力 、第1の受信手段で他の火災警報器から検知 号が受信されると連動警報として第2の警報 音を出力する。

 上記インターホン親機は、複数の火災警 器のそれぞれから検知信号を受信する第2の 受信手段と、複数の火災警報器のそれぞれに 信号を送信する第2の送信手段と、第2の受信 段で検知信号が受信されると警報音を出力 る第2の警報手段と、押操作される押釦とを 有する。

 上記のようなインターホンシステムにお て、上記インターホン親機の第2の警報手段 は、警報音の出力中に押釦に1回目の押操作 行われると警報音の出力を停止する。

 上記インターホン親機の第2の送信手段は 、第2の警報手段による警報音の出力中に押 に1回目の押操作が行われると複数の火災警 器に第1の停止信号を送信し、押釦に2回目 押操作が行われると複数の火災警報器に第2 停止信号を送信する。

 上記複数の火災警報器のそれぞれの第1の 警報手段は、第1の受信手段でインターホン 機から第1の停止信号が受信されると第1の警 報音の出力を継続したままで第2の警報音の 力を停止し、第1の受信手段でインターホン 機から第2の停止信号が受信されると第1の 報音及び第2の警報音の出力を停止する。

 この構成によれば、ユーザによる押釦へ 2回の押操作によって、インターホン親機が 、自己の警報音の出力及び火災警報器による 連動警報としての第2の警報音の出力を停止 せるだけではなく、火災警報器による火元 報としての第1の警報音の出力も停止させる とができるので、例えば誤報などの場合に べての警報音の出力を容易に停止させるこ ができる。

 上記インターホン親機の第2の警報手段は 、警報音の出力中に押釦に1回目の押操作が われると警報音の出力を停止するように構 することもできる。

 上記インターホン親機の第2の送信手段は 、押釦に2回目の押操作が行われると複数の 災警報器に第1の停止信号を送信し、押釦に3 回目の押操作が行われると複数の火災警報器 に第2の停止信号を送信する。

 上記複数の火災警報器のそれぞれの第1の 警報手段は、第1の受信手段でインターホン 機から第1の停止信号が受信されると第1の警 報音の出力を継続したままで第2の警報音の 力を停止し、第1の受信手段でインターホン 機から第2の停止信号が受信されると第1の 報音及び第2の警報音の出力を停止する。

 この構成によれば、ユーザによる押釦へ 3回の押操作によって、インターホン親機が 自己の警報音の出力及び火災警報器による連 動警報としての第2の警報音の出力を停止さ るだけではなく、火災警報器による火元警 としての第1の警報音の出力も停止させるこ ができるので、例えば誤報などの場合にす ての警報音の出力を容易に停止させること できる。

 上記インターホン親機の第2の警報手段は 、警報音の出力中に押釦に一定時間未満の押 操作が行われると警報音の出力を停止するよ うに構成することもできる。

 上記インターホン親機の第2の送信手段は 、第2の警報手段による警報音の出力中に押 に上記一定時間未満の押操作が行われると 数の火災警報器に第1の停止信号を送信し、 釦に上記一定時間以上の押操作が行われる 複数の火災警報器に第2の停止信号を送信す る。

 上記複数の火災警報器のそれぞれの第1の 警報手段は、第1の受信手段でインターホン 機から第1の停止信号が受信されると第1の警 報音の出力を継続したままで第2の警報音の 力を停止し、第1の受信手段でインターホン 機から第2の停止信号が受信されると第1の 報音及び第2の警報音の出力を停止する。

 この構成によれば、ユーザによる押釦の 操作時間によって、インターホン親機が、 己の警報音の出力及び火災警報器による連 警報としての第2の警報音の出力を停止させ るだけではなく、火災警報器による火元警報 としての第1の警報音の出力も停止させるこ ができるので、例えば誤報などの場合にす ての警報音の出力を容易に停止させること できる。

 上記インターホン親機の第2の警報手段は 、警報音の出力中に押釦に押操作が行われる と警報音の出力を停止するように構成するこ ともできる。

 上記インターホン親機の第2の送信手段は 、第2の警報手段による警報音の出力中に押 に押操作が行われると複数の火災警報器に 止信号を送信する。

 上記複数の火災警報器のそれぞれの第1の 警報手段は、第1の受信手段でインターホン 機から停止信号が受信されると第1の警報音 び第2の警報音の出力を停止する。

 この構成によれば、ユーザによる押釦へ 1回の押操作によって、インターホン親機が 、自己の警報音の出力及び火災警報器による 連動警報としての第2の警報音の出力を停止 せるだけではなく、火災警報器による火元 報としての第1の警報音の出力も停止させる とができるので、例えば誤報などの場合に べての警報音の出力を容易に停止させるこ ができる。

本発明の実施形態1~4に係るインターホ システムの構成図である。 同上に係る火災警報器のブロック図で る。 同上に係る火災警報器のブロック図で る。 同上に係るインターホン親機のブロッ 図である。 同上に係るドアホンのブロック図であ 。 本発明の実施形態1に係るインターホン システムにおいて警報音を停止するた めの 作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るインターホン システムにおいて警報音を停止するた めの 作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係るインターホン システムにおいて警報音を停止するた めの 作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4に係るインターホン システムにおいて警報音を停止するた めの 作を示すフローチャートである。

 (実施形態1)
 まず、本発明の実施形態1に係るインターホ ンシステムの構成について図1~5を用いて説明 する。このインターホンシステムは、図1に すように、住戸内に設置されたインターホ 親機1と、例えば玄関などの住戸外に設置さ たドアホン2と、それぞれが住戸内に設置さ れた複数(図1では3台)の火災警報器3,3,3とを備 えている。ドアホン2は、2線式の通話線及び2 線式の制御線からなる2対の通信線L1によって インターホン親機1と接続され、上記インタ ホン親機1との間で通話を行う。複数の火災 報器3,3,3は、2線式の信号線Lsによってイン ーホン親機1にマルチドロップ接続され、上 インターホン親機1との間で通信を行う。

 各火災警報器3は、火災が発生したときに 警報音を出力する住宅用火災警報器である。 この火災警報器3は、図2,3に示すように、火 発生による熱及び煙の少なくとも一方を検 する火災検知部(検知手段)30と、警報音を出 する警報部(第1の警報手段)31と、例えば発 ダイオードなどの表示素子で火災発生を表 する表示部32と、信号線Lsを介して他の火災 報器3及びインターホン親機1との間で通信 行う通信部33とを備えている。また、火災警 報器3は、警報部31、表示部32及び通信部33を 御する制御部(CPU)34と、ユーザによって押操 される押釦35と、押釦35が押操作されたとき に制御部34に対して警報部31の警報音の出力 停止させる操作部36とを備えている。

 また、複数の火災警報器3,3,3のうち最も 側に接続されている火災警報器3aは、図2に すように、自己及び他の火災警報器3bの動作 電源を生成する電源部37を備えている。電源 37は、例えば交流100Vの商用電源(図示せず) 用いて上記動作電源を生成する。

 警報部31は、例えばブザーやスピーカな を備え、制御部34の制御に基づいて、警報音 を出力したり、停止したりする。この警報音 はブザー音に限定されるものではなく、例え ば「火事です、火事です」などの音声メッセ ージであってもよい。本実施形態では、警報 音としてブザー音及び音声メッセージの両方 を出力するものとする。

 通信部33は、信号線Lsに方形波のパルス電 圧を印加することで信号を送信する送信部( 1の送信手段)330と、信号線Lsに印加されたパ ス電圧を検出することで信号を受信する受 部(第1の受信手段)331とを備えている。

 送信部330は、火災が発生した後、制御部3 4の制御に基づいて、他の火災警報器3及びイ ターホン親機1に対して信号線Lsを介して検 信号及び復帰信号を送信する。

 受信部331は、火災が発生した後、他の火 警報器3から信号線Lsを介して検知信号及び 帰信号を受信するとともに、インターホン 機1から信号線Lsを介して連動警報停止信号( 第1の停止信号)及び警報停止信号(第2の停止 号)を受信する。

 制御部34は、火災検知部30で火災発生が検 知されると、警報部31に対して火元警報とし 第1の警報音を出力させるように制御し、表 示部32に対して表示素子を点滅させるように 御するとともに、送信部330に対して他の火 警報器3及びインターホン親機1に検知信号 送信させるように制御する。反対に、受信 331で他の火災警報器3からの検知信号が受信 れると、制御部34は警報部31に対して連動警 報として第2の警報音を出力させるように制 する。第2の警報音は、第1の警報音と同じ音 であってもよいし、異なる音であってもよい 。

 第1の警報音又は第2の警報音の出力中に 受信部331でインターホン親機1から警報停止 号が受信されると、制御部34は、警報部31に 対して第1の警報音及び第2の警報音の出力を 止させるように制御する。一方、受信部331 インターホン親機1から連動警報停止信号が 受信されると、制御部34は、火元でない場合 警報部31に対して第2の警報音の出力を停止 せるように制御する。これに対し、火元で る場合、制御部34は、警報部31に対して第1 警報音の出力を継続させる。

 なお、火元の火災警報器3において、火災 が消火されてから一定時間が経過すると、制 御部34は火災発生と判断しなくなる。このと 、制御部34は、警報部31及び表示部32を制御 て警報音の出力及び表示素子の点滅を停止 せるとともに、送信部330から信号線Lsに復 信号を送信させる。火元以外の火災警報器3 びインターホン親機1は、火元の火災警報器 3から上記復帰信号を受信すると、警報音の 力及び表示素子の点滅を停止して通常動作 復帰する。

 続いて、インターホン親機1の構成につい て図4を用いて説明する。インターホン親機1 、ドアホン2を呼び出すための呼出部10と、 アホン2からのFM映像信号を復調して映像信 を作成する映像復調部11と、映像復調部11で 復調された映像信号に基づいた映像や火災発 生を知らせるためのピクトマーク(図1参照)を 表示する表示部(表示手段)12とを備えている また、このインターホン親機1は、複数の火 警報器3,3,3のそれぞれとの間で通信を行う 信部13と、警報音を出力するスピーカ140を有 する音声処理部(第2の警報手段)14と、警報停 釦を含みそれぞれが押操作される複数の押 15と、押操作された押釦15のそれぞれに対応 する操作信号を出力する操作部16とを備えて る。さらに、インターホン親機1は、全体の 制御を行う制御部17と、各部の動作電源を生 する電源部18とを備えている。表示部12は、 例えば液晶ディスプレイ(LCD)などの映像表示 モニタである。電源部18は、商用電源(図示 ず)を用いて上記動作電源を生成する。

 通信部13は、各火災警報器3の通信部33と 様に、信号線Lsにパルス電圧を印加すること で信号を送信する送信部(第2の送信手段)130と 、信号線Lsに印加されたパルス電圧を検出す ことで信号を受信する受信部(第2の受信手 )131とを備えている。

 受信部131は、火災が発生した後、各火災 報器3から信号線Lsを介して検知信号及び復 信号を受信する。

 送信部130は、火災が発生した後、各火災 報器3に対して信号線Lsを介して警報停止信 及び連動警報停止信号を送信する。

 音声処理部14はスピーカ140及びマイクロ ン141を備え、受信部131が検知信号を受信す と、制御部17の制御に基づいて、スピーカ140 から警報音を出力する。この警報音はブザー 音に限定されるものではなく、例えば「火事 です、火事です」などの音声メッセージであ ってもよい。本実施形態では、警報音として 、ブザー音及び音声メッセージの両方が出力 される。

 操作部16は、複数の押釦15のうち通話釦へ の押操作によりオンする通話スイッチやモニ タ釦への押操作によりオンするモニタスイッ チを有し、各スイッチがオンしたときにそれ ぞれ対応する操作信号を制御部17に出力する

 また、操作部16は、警報停止釦への押操 によりオンする警報停止スイッチを有し、 ピーカ140による警報音の出力中に警報停止 への押操作が行われると、警報音を停止さ るための警報停止用操作信号を制御部17に出 力する。

 制御部17はマイクロコンピュータを主構 要素とし、警報停止用操作信号が操作部16か ら入力されると、警報停止用操作信号の入力 回数をカウントする。今回の警報停止用操作 信号の入力を1回目と判断した場合、制御部17 は音声処理部14に対してスピーカ140からの警 音の出力を停止させるとともに、送信部130 対して複数の火災警報器3,3,3に連動警報停 信号を送信させる。これに対して、2回目の 報停止用操作信号の入力と判断した場合、 御部17は送信部130に対して複数の火災警報 3,3,3に警報停止信号を送信させる。そして、 2回目の警報停止用操作信号が入力された後 制御部17は警報停止用操作信号の入力回数を リセットする。

 ここで、検知信号や警報停止信号、連動 報停止信号、復帰信号は信号線Lsに方形波 パルス電圧を印加することで送信される。 れらの信号の信号フォーマットは、信号の 始を示すスタートパルスと、検知信号、警 停止信号、連動警報停止信号又は復帰信号 いずれかに対応するコマンドパルスと、信 の終了を示すエンドパルスとを有する。コ ンドパルスは、例えば、L,H,Lのときが検知信 号、H,L,Hのときが警報停止信号、H,L,Lのとき 連動警報停止信号、H,H,Hのときが復帰信号と している。

 なお、ドアホン2は、図5に示すように、 ンターホン親機1からの印加電圧によって内 の動作電源を作成する受電部20と、マイク ホン及びスピーカ(図示せず)を有する音声入 出力部21と、音声信号の増幅などを行う音声 理部22と、来訪者を撮像するカメラ部23と、 カメラ部23から出力される映像信号を周波数 調する映像処理部24とを備えている。また ドアホン2は、来訪者が押操作するための呼 釦25と、来訪者が呼出釦25を押操作したとき に受電部20からインターホン親機1に呼出信号 を送信させる操作部26と、インターホン親機1 から制御線を介して送られてくる警報表示信 号を受けて表示素子(例えば発光ダイオード) 点滅させる表示部27とを備えている。

 音声処理部22は、音声入出力部21のマイク ロホンから入力される音声信号の増幅や、イ ンターホン親機1から通話線を介して送られ くる音声信号の増幅などを行う。ここで、 声処理部22から出力される音声信号(ベース ンド信号)に周波数変調されたFM映像信号は 受電部20で多重化され、通話線を通してイン ターホン親機1に送られる。

 受電部20は、内部の動作電源を作成する けではなく、内部の通話経路と通話線の間 2線-4線変換する。カメラ部23は、CCDのような 個体撮像素子と、レンズなどの光学系とを備 え、来訪者を撮像する。操作部26は、来訪者 呼出釦25を押操作したときに、通話線の線 電圧を変化させるなどして受電部20からイン ターホン親機1に呼出信号を送信させる。

 上記ドアホン2との関係において、インタ ーホン親機1の制御部17は、通信線(通話線)L1 直流電圧を印加してドアホン2への給電を行 とともに、ドアホン2から多重化されて伝送 されてくる音声信号とFM映像信号を分離する

 音声処理部14は、マイクロホン141から入 される音声信号とドアホン2からの音声信号 を比較し、信号レベルが低い方の音声信号 減衰させることで通話方向を切り換える。 まり、マイクロホン141から入力される音声 号の信号レベルがドアホン2からの音声信号 の信号レベルより高い場合、音声処理部14は 通話方向をインターホン親機1からドアホン 2とする。反対に、ドアホン2からの音声信号 信号レベルがマイクロホン141から入力され 音声信号の信号レベルより高い場合、音声 理部14は、通話方向をドアホン2からインタ ホン親機1とする。

 次に、本発明の実施形態1に係るインター ホンシステムにおいて、インターホン親機1 ドアホン2の間での動作について図4,5を用い 説明する。まず、来訪者がドアホン2の呼出 釦25を押操作すると、操作部26が受電部20に対 して通信線(通話線)L1を介してインターホン 機1に呼出信号を送信させる。これとは別に カメラ部23及び映像処理部24が起動し、カメ ラ部23で撮像された来訪者の映像のFM映像信 も受電部20から通信線(通話線)L1を介してイ ターホン親機1に伝送される。

 インターホン親機1では、制御部17が呼出 号を受信し、この制御部17が音声処理部14を 制御してスピーカ140から呼出音を出力させる 。このとき、呼出信号を受信した制御部17は ドアホン2から伝送されてきたFM映像信号を 像復調部11で復調させて来訪者の映像を表 部12に表示させる。そして、インターホン親 機1における複数の押釦15のうち通話釦を住戸 内の家人が押操作すると、操作部16から制御 17に操作信号が出力される。操作信号を受 た制御部17が音声処理部14と通信線(通話線)L1 の間に通話路を形成することによって、イン ターホン親機1とドアホン2の間で通話が行わ る。

 次に、本発明の実施形態1に係るインター ホンシステムにおいて、火災警報器3が火災 生を検知した場合の動作について図2~4を用 て説明する。いずれかの火災警報器3におい 火災検知部30が火災発生を検知した場合、 御部34は火災検知部30からの検知出力に基づ て、警報部31を制御して火元警報として第1 警報音を出力させるとともに、表示部32を 御して表示素子を点滅させる。このとき、 御部34は、送信部330を制御して検知信号を信 号線Lsに送信させる。

 他の火災警報器3では、火災発生を検知し た火元の火災警報器3から送信された検知信 を受信部331が受信すると、制御部34が警報部 31を制御して連動警報として第2の警報音を出 力させるとともに、表示部32を制御して表示 子を点滅させる。

 インターホン親機1では、火元の火災警報 器3から送信された検知信号を受信部131が受 すると、制御部17が音声処理部14を制御して ピーカ140から警報音を出力させる。このと 、制御部17は、映像復調部11を制御して表示 部12に火災発生を知らせるためのピクトマー を表示させる。

 上記より、いずれかの火災警報器3で火災 発生が検知された場合、すべての火災警報器 3,3,3とインターホン親機1が警報音の出力等を 行うことで、家人に火災発生を速やかに知ら せることができる。

 続いて、その後の動作について図2~4,6を いて説明する。まず、インターホン親機1と べての火災警報器3,3,3とが警報音を出力す 中で、インターホン親機1の警報停止釦が押 されると(1回目の押下)、操作部16から制御 17に警報停止用操作信号が入力され(図6のS1) 制御部17は警報停止用操作信号の入力回数 カウントして1回目と判断し、映像復調部11 び音声処理部14を制御して警報音の出力及び ピクトマークの表示を停止するとともに、送 信部130を制御して火災警報器3に連動警報停 信号を送信して連動警報としての第2の警報 の停止を要求する(S2)。

 火元以外の火災警報器3は、受信部331が連 動警報停止信号を受信すると、制御部34が警 部31及び表示部32を制御して第2の警報音の 力及び表示素子の点滅を停止する(S3)。一方 火元の火災警報器3は火元警報としての第1 警報音の出力及び表示素子の点滅を継続す 。

 その後、インターホン親機1の警報停止釦 がさらに押下されると(2回目の押下)、操作部 16から制御部17に警報停止用操作信号が入力 れ(S4)、制御部17は2回目の警報停止用操作信 の入力と判断し、送信部130を制御して火災 報器3に警報停止信号を送信して第1の警報 の停止を要求する(S5)。

 火元の火災警報器3は、受信部331が警報停 止信号を受信すると、制御部34が警報部31及 表示部32を制御して第1の警報音の出力及び 示素子の点滅を停止する(S6)。

 以上、実施形態1によれば、ユーザによる 警報停止釦への2回の押操作によって、イン ーホン親機1が、自己の警報音の出力及び火 警報器3による連動警報としての第2の警報 の出力を停止させるだけではなく、火災警 器3による火元警報としての第1の警報音の出 力も停止させることができるので、例えば誤 報などの場合にすべての警報音の出力を容易 に停止させることができる。

 また、例えば天井が高い住戸に火災警報 3が設置されたとしても、ユーザは火災警報 器3を直接操作することなく、インターホン 機1の警報停止釦を押して、インターホン親 1及びすべての火災警報器3,3,3の警報音を容 に停止させることができる。また、インタ ホン親機1及び火災警報器3,3,3の警報音を2回 に分けて停止させることによって、1回目で 元を確認することができ、2回目ですべての 報音を停止させることができるので、順序 てた確認動作を行うことができる。

 (実施形態2)
 まず、本発明の実施形態2に係るインターホ ンシステムの構成について図1~5を用いて説明 する。このインターホンシステムは、図1に すように、インターホン親機1と、ドアホン2 と、複数の火災警報器3,3,3とを実施形態1のイ ンターホンシステムと同様に備えているが、 実施形態1のインターホンシステムにはない 下に記載の特徴部分を有する。

 実施形態2のインターホン親機1において 図4に示す制御部17は、操作部16から1回目の 報停止用操作信号が入力されると送信部130 対して連動警報停止信号を送信させずに音 処理部14に対して警報音の出力を停止させる 機能と、2回目の警報停止用操作信号が入力 れると送信部130に対して複数の火災警報器3, 3,3に警報停止信号ではなく連動警報停止信号 を送信させる機能と、3回目の警報停止用操 信号が入力されると送信部130に対して複数 火災警報器3,3,3に警報停止信号を送信させる 機能とを有している。そして、制御部17は、2 回目ではなく3回目の警報停止用操作信号が 力された後、警報停止用操作信号の入力回 をリセットする。なお、実施形態2の制御部1 7は上記以外の点において実施形態1の制御部1 7と同様である。

 次に、本発明の実施形態2に係るインター ホンシステムにおいて、火災警報器3が火災 生を検知した場合の動作について図2~4,7を用 いて説明する。なお、いずれかの火災警報器 3が火災発生を検知してからすべての火災警 器3,3,3とインターホン親機1が警報音の出力 を行うまでの動作は、実施形態1と同様であ 。

 インターホン親機1とすべての火災警報器 3,3,3とが警報音を出力する中で、インターホ 親機1の警報停止釦が押下されると(1回目の 下)、操作部16から制御部17に警報停止用操 信号が入力され(図7のS11)、制御部17は警報停 止用操作信号の入力回数をカウントして1回 と判断し、映像復調部11及び音声処理部14を 御して警報音の出力及びピクトマークの表 を停止する(S12)。その後、インターホン親 1の警報停止釦がさらに押下されると(2回目 押下)、操作部16から制御部17に警報停止用操 作信号が入力され(S13)、制御部17は2回目の警 停止用操作信号の入力と判断し、送信部130 制御して火災警報器3に連動警報停止信号を 送信して連動警報としての第2の警報音の停 を要求する(S14)。

 火元以外の火災警報器3は、受信部331が連 動警報停止信号を受信すると、制御部34が警 部31及び表示部32を制御して第2の警報音の 力及び表示素子の点滅を停止する(S15)。一方 、火元の火災警報器3は火元警報としての第1 警報音の出力及び表示素子の点滅を継続す 。

 その後、インターホン親機1の警報停止釦 がさらに押下されると(3回目の押下)、操作部 16から制御部17に警報停止用操作信号が入力 れ(S16)、制御部17は3回目の警報停止用操作信 号の入力と判断し、送信部130を制御して火災 警報器3に警報停止信号を送信して火元警報 しての第1の警報音の停止を要求する(S17)。

 火元の火災警報器3は、受信部331が警報停 止信号を受信すると、制御部34が警報部31及 表示部32を制御して第1の警報音の出力及び 示素子の点滅を停止する(S18)。

 なお、インターホン親機1とドアホン2の での動作は実施形態1と同様である。

 以上、実施形態2によれば、ユーザによる 警報停止釦への3回の押操作によって、イン ーホン親機1が、自己の警報音の出力及び火 警報器3による連動警報としての第2の警報 の出力を停止させるだけではなく、火災警 器3による火元警報としての第1の警報音の出 力も停止させることができるので、実施形態 1と同様に、例えば誤報などの場合にすべて 警報音の出力を容易に停止させることがで る。

 また、例えば天井が高い住戸に火災警報 3が設置されたとしても、ユーザは火災警報 器3を直接操作することなく、インターホン 機1の警報停止釦を押して、インターホン親 1及びすべての火災警報器3,3,3の警報音を容 に停止させることができる。また、インタ ホン親機1及び火災警報器3,3,3の警報音を3回 に分けて停止をさせることによって、1回目 インターホン親機1の警報音を停止し、2回目 で火元を確認することができ、3回目ですべ の警報音を停止させることができるので、 序だてた確認動作を行うことができる。

 (実施形態3)
 まず、本発明の実施形態3に係るインターホ ンシステムの構成について図1~5を用いて説明 する。このインターホンシステムは、図1に すように、インターホン親機1と、ドアホン2 と、複数の火災警報器3,3,3とを実施形態1のイ ンターホンシステムと同様に備えているが、 実施形態1のインターホンシステムにはない 下に記載の特徴部分を有する。

 実施形態3のインターホン親機1において 図4に示す制御部17は、実施形態1のような警 停止用操作信号の入力回数をカウントする 能に代えて、警報停止用操作信号のオン時 が一定時間以上であるか否かを判断する機 を有している。制御部17は、操作部16からの 警報停止用操作信号のオン時間が一定時間未 満と判断した場合、音声処理部14に対して警 音の出力を停止させるとともに送信部130に して複数の火災警報器3,3,3に連動警報停止 号を送信させる。これに対して、操作部16か らの警報停止用操作信号のオン時間が一定時 間以上と判断した場合、制御部17は送信部130 対して複数の火災警報器3,3,3に連動警報停 信号ではなく警報停止信号を送信させる。 お、実施形態3の制御部17は上記以外の点に いて実施形態1の制御部17と同様である。

 次に、本発明の実施形態3に係るインター ホンシステムにおいて、火災警報器3が火災 生を検知した場合の動作について図2~4,8を用 いて説明する。なお、いずれかの火災警報器 3が火災発生を検知してからすべての火災警 器3,3,3とインターホン親機1が警報音の出力 を行うまでの動作は、実施形態1と同様であ 。

 インターホン親機1とすべての火災警報器 3,3,3とが警報音を出力する中で、インターホ 親機1の警報停止釦が押下されると(図8のS21) 、操作部16から制御部17に警報停止用操作信 が入力され、制御部17は警報停止用操作信号 から押下時間が一定時間以上か否かを判断す る(S22)。押下された時間が一定時間未満であ 場合、制御部17は映像復調部11及び音声処理 部14を制御して警報音の出力及びピクトマー の表示を停止するとともに、送信部130を制 して火災警報器3に連動警報停止信号を送信 して連動警報としての第2の警報音の停止を 求する(S23)。

 火元以外の火災警報器3は、受信部331が連 動警報停止信号を受信すると、制御部34が警 部31及び表示部32を制御して第2の警報音の 力及び表示素子の点滅を停止する(S24)。一方 、火元の火災警報器3は火元警報としての第1 警報音の出力及び表示素子の点滅を継続す 。

 これに対して、押下時間が一定時間以上 ある場合、制御部17は送信部130を制御して 災警報器3に警報停止信号を送信してすべて 警報音の停止を要求する(S25)。

 すべての火災警報器3,3,3は、受信部331が 報停止信号を受信すると、制御部34が警報部 31及び表示部32を制御して第1,2の警報音の出 及び表示素子の点滅を停止する(S26)。

 なお、インターホン親機1とドアホン2の での動作は実施形態1と同様である。

 以上、実施形態3によれば、ユーザによる 警報停止釦の押操作時間によって、インター ホン親機1が、自己の警報音の出力及び火災 報器3による連動警報としての第2の警報音の 出力を停止させるだけではなく、火災警報器 3による火元警報としての第1の警報音の出力 停止させることができるので、実施形態1と 同様に、例えば誤報などの場合にすべての警 報音の出力を容易に停止させることができる 。

 また、例えば天井が高い住戸に火災警報 3が設置されたとしても、ユーザは火災警報 器3を直接操作することなく、インターホン 機1の警報停止釦を押して、インターホン親 1及びすべての火災警報器3,3,3の警報音を容 に停止させることができる。また、警報停 釦への短押しで火元を確認することができ 警報停止釦への長押しですべての警報音を 止させることができるので、状況に応じて い分けることができる。

 (実施形態4)
 まず、本発明の実施形態4に係るインターホ ンシステムの構成について図1~5を用いて説明 する。このインターホンシステムは、図1に すように、インターホン親機1と、ドアホン2 と、複数の火災警報器3,3,3とを実施形態1のイ ンターホンシステムと同様に備えているが、 実施形態1のインターホンシステムにはない 下に記載の特徴部分を有する。

 実施形態4のインターホン親機1において 図4に示す制御部17は、操作部16から1回目の 報停止用操作信号が入力されると、音声処 部14に対して警報音の出力を停止させるとと もに、送信部130に対して連動警報停止信号で はなく警報停止信号を送信させる機能を有し ている。実施形態4の制御部17は、警報停止用 操作信号の入力回数をカウントする必要はな い。なお、実施形態4の制御部17は上記以外の 点において実施形態1の制御部17と同様である 。

 次に、本発明の実施形態4に係るインター ホンシステムにおいて、火災警報器3が火災 生を検知した場合の動作について図2~4,9を用 いて説明する。なお、いずれかの火災警報器 3が火災発生を検知してからすべての火災警 器3,3,3とインターホン親機1が警報音の出力 を行うまでの動作は、実施形態1と同様であ 。

 インターホン親機1とすべての火災警報器 3,3,3とが警報音を出力する中で、インターホ 親機1の警報停止釦が押下されると(1回目の 下)、操作部16から制御部17に警報停止用操 信号が入力され(図9のS31)、制御部17は映像復 調部11及び音声処理部14を制御して警報音の 力及びピクトマークの表示を停止するとと に、送信部130を制御して火災警報器3に警報 止信号を送信してすべての警報音の停止を 求する(S32)。

 すべての火災警報器3は、受信部331で警報 停止信号を受信すると、制御部34が警報部31 び表示部32を制御して火元警報としての第1 警報音、連動警報としての第2の警報音の出 及び表示素子の点滅を停止する(S33)。

 なお、インターホン親機1とドアホン2の での動作は実施形態1と同様である。

 以上、実施形態4によれば、ユーザによる 警報停止釦への1回の押操作によって、イン ーホン親機1が、自己の警報音の出力及び火 警報器3による連動警報としての第2の警報 の出力を停止させるだけではなく、火災警 器3による火元警報としての第1の警報音の出 力も停止させることができるので、実施形態 1と同様に、例えば誤報などの場合にすべて 警報音の出力を容易に停止させることがで る。

 また、例えば天井が高い住戸に火災警報 3が設置されたとしても、ユーザは火災警報 器3を直接操作することなく、インターホン 機1の警報停止釦を押して、インターホン親 1及びすべての火災警報器3,3,3の警報音を容 に停止させることができる。

 なお、実施形態1~4の変形例として、イン ーホン親機1、ドアホン2及び各火災警報器3 それぞれにアドレスが予め設定されていて よい。このようにすると、各信号に送信先 ドレスや送信元アドレスを付与することが き、送信先を指定して信号を送信すること できる。この場合、信号フォーマットは、 タートパルス、コマンドパルス及びエンド ルスを実施形態1~4と同様に有するとともに 信号の送信先のアドレスが設定される送信 アドレスパルスと、信号の送信元のアドレ が設定される送信元アドレスパルスとを有 る。

 (実施形態5)
 まず、本発明の実施形態5に係るインターホ ンシステムの構成について図1~5を用いて説明 する。このインターホンシステムは、図1に すように、インターホン親機1と、ドアホン2 と、複数の火災警報器3,3,3とを実施形態1のイ ンターホンシステムと同様に備えているが、 実施形態1のインターホンシステムにはない 下に記載の特徴部分を有する。

 実施形態5のインターホンシステムにおい て、インターホン親機1、ドアホン2及び各火 警報器3のそれぞれにアドレスが予め設定さ れている。このようにすると、各信号に送信 先アドレスや送信元アドレスを付与すること ができ、送信先を指定して信号を送信するこ とができる。この場合、信号フォーマットは 、スタートパルス、コマンドパルス及びエン ドパルスを実施形態1と同様に有するととも 、信号の送信先のアドレスを示す送信先ア レスパルスと、信号の送信元のアドレスを す送信元アドレスパルスとを有する。

 実施形態5のインターホン親機1では、図4 示す受信部131が検知信号を受信すると、制 部17は検知信号から送信元アドレスを抽出 る。表示部12は、制御部17で抽出された検知 号の送信元アドレスに基づいて、火元警報 しての第1の警報音を出力している火災警報 器3の番号などを表示する。つまり、表示部12 は、火災発生を検知した火災警報器3を通知 る表示手段である。なお、実施形態5の表示 12及び制御部17は上記以外の点において実施 形態1の表示部12及び制御部17と同様である。

 以上、実施形態5によれば、表示部12によ 表示(通知)によって、火元を特定すること できるので、ユーザは聞き間違いなどの誤 を抑えることができ、より迅速に行動する とができる。

 なお、実施形態5の変形例として、実施形 態1の場合だけでなく実施形態2~4のような警 停止信号及び連動警報停止信号の送受信の 作を適用してもよい。このような構成であ ても、表示部12による表示(通知)によって、 元を特定することができるので、ユーザは き間違いなどの誤解を抑えることができ、 り迅速に行動することができる。