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Patent Searching and Data


Title:
JACKPOT DRAWING DEVICE, GAME DEVICE USING THE SAME AND GAME SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/078383
Kind Code:
A1
Abstract:
This object aims to make it possible to enjoy stepwise levels on which one of a plurality of jackpot prizes could be won. A game device is provided with a first drawing unit that determines the winning of any of each drawing right prize corresponding to each of a plurality of jackpot prizes and a second drawing unit that carries out a jackpot draw for determining a jackpot prize winning corresponding to the drawing right prize that the first drawing unit determines to won. Besides each drawing right prize, the first drawing unit carries out the prior draw that also covers a special drawing right prize as a drawing subject for determining a won of at least one of two or more kinds of jackpot prizes included in the plurality of the jackpot prizes set forth above. When the first drawing unit determines the winning of the special drawing right prize, the second drawing unit carries out a special jackpot draw to determine a won of at least one of the two or more kinds of jackpot prizes corresponding to the special drawing right prize.

Inventors:
OMOTO TORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/072780
Publication Date:
June 25, 2009
Filing Date:
December 15, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KONAMI DIGITAL ENTERTAINMENT (JP)
OMOTO TORU (JP)
International Classes:
A63F9/00; A63F5/04
Foreign References:
JP2007215652A2007-08-30
JP2006081768A2006-03-30
JP2007098031A2007-04-19
JP2004248690A2004-09-09
JP2006061250A2006-03-09
JP2005287895A2005-10-20
JP2005287637A2005-10-20
JP2006000439A2006-01-05
Attorney, Agent or Firm:
KURODA, Hisashi (3-7-3 Shinyokohama Kouhoku-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 33, JP)
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Claims:
 ジャックポット抽選装置において、
 複数種類のジャックポット賞それぞれに対応した各抽選権利賞のいずれかの当選を決定するための事前抽選を行う第1の抽選部と、
 該第1の抽選部が当選を決定した抽選権利賞に対応するジャックポット賞の当選を決定するためのジャックポット抽選を行う第2の抽選部と、
 該第2の抽選部が当選を決定したときにプレイヤーへ払い出すべき払出対象の量を示す払出量データを、上記複数種類のジャックポット賞ごとに記憶する記憶部と、
 該第2の抽選部が当選を決定したとき、当選したジャックポット賞に対応する払出量データを該記憶部から読み出し、読み出した払出量データが示す量の払出対象をプレイヤーへ払い出すための払出処理を行う払出処理部と、
 所定の払出量増加条件を満たしたとき、該記憶部に記憶されている複数の払出量データの少なくとも1つが示す量を累積的に増加させる処理を行う払出量データ処理部とを備えており、
 上記第1の抽選部は、上記各抽選権利賞ほか、上記複数種類のジャックポット賞に含まれる2種類以上のジャックポット賞の少なくとも一方の当選を決定するための特別ジャックポット抽選を行うための特別抽選権利賞も、抽選対象として上記事前抽選を行うものであり、
 上記第2の抽選部は、該第1の抽選部が特別抽選権利賞の当選を決定した場合には、該特別抽選権利賞に対応する上記2種類以上のジャックポット賞の少なくとも一方の当選を決定するための特別ジャックポット抽選を行うジャックポット抽選装置。
 請求項1のジャックポット抽選装置において、
 上記第1の抽選部及び上記第2の抽選部の少なくとも一方は、抽選用移動物体を移動させて該抽選用移動物体が所定の当選箇所に移動することを条件に賞の当選を決定する物理抽選部であるジャックポット抽選装置。
 請求項2のジャックポット抽選装置において、
 上記第1の抽選部を上記物理抽選部で構成し、
 該物理抽選部は、各抽選権利賞にそれぞれ対応した3つ以上の当選口を形成する当選口形成部材と、2種類以上の抽選権利賞に対応した当選口の合計数以上の抽選用移動物体を該3つ以上の当選口に向けて供給する供給部と、各当選口に入った抽選用移動物体を検知する検知部と、該検知部の検知結果に基づいて抽選用移動物体が入った当選口に対応する抽選権利賞の当選を決定する当選決定処理部とを有し、
 該当選決定処理部は、該検知部の検知結果に基づいて抽選用移動物体が入った当選口に対応する抽選権利賞が複数の場合には、その複数の抽選権利賞に対応するジャックポット賞の少なくとも一方の当選を決定するための特別ジャックポット抽選を行うための特別抽選権利賞の当選を決定するジャックポット抽選装置。
 請求項3のジャックポット抽選装置において、
 所定の変更条件に基づいて、上記当選口形成部材が形成する上記3つ以上の当選口と各抽選権利賞との対応関係を変更する対応関係変更部を有するジャックポット抽選装置。
 請求項4のジャックポット抽選装置において、
 上記対応関係変更部は、少なくとも1つの抽選権利賞に対応する当選口数が変更前後で変わるように、上記対応関係を変更するジャックポット抽選装置。
 請求項4のジャックポット抽選装置において、
 上記対応関係変更部は、各抽選権利賞に対応する当選口の相対的な位置関係が変更前後で変わるように、上記対応関係を変更するジャックポット抽選装置。
 請求項1のジャックポット抽選装置において、
 上記払出量増加条件は、互いに異なる2以上の払出量増加条件からなり、
 上記払出量データ処理部は、該2以上の払出量増加条件のいずれかが満たされたとき、上記記憶部に記憶されている複数の払出量データのうち、満たされた払出量増加条件に対応する払出量データが示す量を累積的に増加させるジャックポット抽選装置。
 請求項2のジャックポット抽選装置において、
 上記払出量増加条件は、互いに異なる2以上の払出量増加条件からなり、
 上記払出量データ処理部は、該2以上の払出量増加条件のいずれかが満たされたとき、上記記憶部に記憶されている複数の払出量データのうち、満たされた払出量増加条件に対応する払出量データが示す量を累積的に増加させるジャックポット抽選装置。
 請求項3のジャックポット抽選装置において、
 上記払出量増加条件は、互いに異なる2以上の払出量増加条件からなり、
 上記払出量データ処理部は、該2以上の払出量増加条件のいずれかが満たされたとき、上記記憶部に記憶されている複数の払出量データのうち、満たされた払出量増加条件に対応する払出量データが示す量を累積的に増加させるジャックポット抽選装置。
 請求項4のジャックポット抽選装置において、
 上記払出量増加条件は、互いに異なる2以上の払出量増加条件からなり、
 上記払出量データ処理部は、該2以上の払出量増加条件のいずれかが満たされたとき、上記記憶部に記憶されている複数の払出量データのうち、満たされた払出量増加条件に対応する払出量データが示す量を累積的に増加させるジャックポット抽選装置。
 請求項5のジャックポット抽選装置において、
 上記払出量増加条件は、互いに異なる2以上の払出量増加条件からなり、
 上記払出量データ処理部は、該2以上の払出量増加条件のいずれかが満たされたとき、上記記憶部に記憶されている複数の払出量データのうち、満たされた払出量増加条件に対応する払出量データが示す量を累積的に増加させるジャックポット抽選装置。
 請求項6のジャックポット抽選装置において、
 上記払出量増加条件は、互いに異なる2以上の払出量増加条件からなり、
 上記払出量データ処理部は、該2以上の払出量増加条件のいずれかが満たされたとき、上記記憶部に記憶されている複数の払出量データのうち、満たされた払出量増加条件に対応する払出量データが示す量を累積的に増加させるジャックポット抽選装置。
 ジャックポット賞の当選を決定するためのジャックポット抽選を行う抽選装置と、ゲームの進行を制御するゲーム進行制御部とを有するゲーム装置において、
 上記抽選装置として、請求項1乃至12のいずれか1項に記載のジャックポット抽選装置を用い、
 該ジャックポット抽選装置における上記第1の抽選部は、上記ゲーム進行制御部が制御するゲーム進行により所定の抽選開始条件が満たされたときに上記事前抽選を開始するゲーム装置。
 ジャックポット賞の当選を決定するためのジャックポット抽選を行う抽選装置と、
 通信ネットワークを介して該抽選装置とそれぞれ接続され、ゲームの進行を制御するゲーム進行制御部をそれぞれ有する複数のゲーム装置とを備えたゲームシステムにおいて、
 上記抽選装置として、請求項1乃至12のいずれか1項に記載のジャックポット抽選装置を用い、
 該ジャックポット抽選装置における上記第1の抽選部は、いずれかのゲーム装置のゲーム進行制御部が制御するゲーム進行により所定の抽選開始条件が満たされたときに上記事前抽選を開始し、
 該ジャックポット抽選装置の払出処理部は、該ジャックポット抽選装置における上記第2の抽選部が上記複数種類のジャックポット賞のいずれかの当選を決定したとき、上記記憶部から読み出した払出量データが示す量の払出対象を、該所定の抽選開始条件を満たしたゲーム装置のプレイヤーへ払い出すための払出処理を行うゲームシステム。
Description:
ジャックポット抽選装置並びに れを用いたゲーム装置及びゲームシステム

 本発明は、所定の払出量増加条件を満た たときに払出量が累積的に増加するジャッ ポット賞の抽選を行うジャックポット抽選 置、並びに、これを用いたゲーム装置及び ームシステムに関するものである。

 従来、この種のジャックポット抽選装置 しては、例えば、ゲームセンタ等に設置さ る複数のメダルゲーム機(ゲーム装置)から 成されるゲームシステムに利用されるもの 知られている(例えば特許文献1)。一般に、 ダルゲーム機は、プレイヤーからメダル(ベ ト対象)を受け取ることを条件にゲーム進行 を制御し、そのゲーム結果に応じて所定枚数 のメダル(払出対象)をプレイヤーに払い出す ジャックポット抽選装置を利用したメダル ーム機の一例について説明すると、プレイ ーから受け取ったメダル(ベット対象)の枚 の一部に相当する枚数を累積して加算し、 れを払出量データとしてジャックポット抽 装置の払出量記憶部に保持する。そして、 定の抽選開始条件が満たされたとき、ジャ クポット抽選装置で抽選を行い、ジャック ット賞に当選するか又は当選しない(ハズレ) かを決定する。この抽選でジャックポット賞 に当選すると、当該所定の抽選開始条件を満 たしたプレイヤーへ上記払出量データの少な くとも一部の量に相当する枚数のメダルを払 い出すとともに、当該払出量データを所定の 値まで減らす処理を行う。

 ここで、ジャックポット抽選装置は、一般 、独立してゲームを進行するゲーム進行制 部をそれぞれ備えた複数のゲーム装置から 成されるゲームシステムで利用されること 多い。これは次の理由による。すなわち、 々のゲーム装置が一度にプレイヤーに払い すことが可能なメダル枚数は、個々のゲー 装置に予め設定されているペイアウト率と 関係上、ある程度制限されることになる。 って、単体のゲーム装置にジャックポット 選装置を利用する場合、そのジャックポッ 賞に当選したときのメダル払出枚数の上限 、そのゲーム装置に設定されているペイア ト率によって大きく制限される。これに対 、複数のゲーム装置からなるゲームシステ にジャックポット抽選装置を利用した場合 そのジャックポット賞に当選したときのメ ル払出枚数の上限は、複数のゲーム装置の イアウト率との関係で決めることができる この場合、単体のゲーム装置にジャックポ ト抽選装置を利用する場合に比べて、ジャ クポット賞に当選したときのメダル払出枚 を増やすことが可能となる。その結果、ジ ックポット賞に当選することで大量のメダ が一度に払い出されるという期待をプレイ ーに抱かせることができ、プレイヤーの興 を引きつけることができる。このような利 があるため、ジャックポット抽選装置は、 体のゲーム装置ではなく、複数のゲーム装 から構成されるゲームシステムで利用され ことが多い。
 特に、近年では、複数の店舗(ゲーム施設) 設置されているゲーム装置で構成されたゲ ムシステムも知られており、このようなゲ ムシステムにもジャックポット抽選装置を 用することが可能である。

 ジャックポット抽選装置においては、ジ ックポット賞に対応する払出量データが示 量が累積的に増加していくので、その増加 伴ってジャックポット賞に当選したいとい プレイヤーの欲求は高まり、ゲーム性が高 っていく。しかし、従来のジャックポット 選装置の多くは、その抽選で当選し得るジ ックポット賞は1つだけであり、このジャッ クポット賞に対応する払出量データも1つで る。そのため、一のプレイヤーがジャック ット賞に当選し、その払出量データが所定 値まで減らされてしまうと、当該一のプレ ヤーと同時期にプレイしていた他のプレイ ー、あるいは、その後にプレイする他のプ イヤーのジャックポット賞へ当選したいと う欲求が減退し、ゲーム性が一気に低下し しまうという不具合があった。

 この不具合を解決できるものとして、特 文献2には、2種類のジャックポット賞のい れかの当選を決定するためのジャックポッ 抽選を行うジャックポット抽選装置が開示 れている。このジャックポット抽選装置は ジャックポット賞ごとに払出量データを記 しており、一のプレイヤーが第1ジャックポ ト賞に当選し、第1ジャックポット賞に対応 する払出量データが所定の値まで減らされて も、残りの第2ジャックポット賞に対応する 出量データはリセットされない。したがっ 、一のプレイヤーが第1ジャックポット賞に 選した後も、第2ジャックポット賞について の当選への欲求は維持される。しかも、一の プレイヤーが当選したことで他のプレイヤー に自分もジャックポット賞に当選したいとい う強い欲求が生まれるので、ジャックポット 賞が1つだけの場合に比べてジャックポット 選のゲーム性がより一層高まることが期待 きる。

特開2002-253842号公報

特開2007-215652号公報

 ところが、上記特許文献2に開示のジャッ クポット抽選装置では、第1ジャックポット に当選するか、第2ジャックポット賞に当選 るか、あるいはいずれのジャックポット賞 も当選しないかは、1回のジャックポット抽 選で決まるものである。そのため、ジャック ポット賞への当選の期待感が高揚するのは、 その1回のジャックポット抽選のときだけで るという問題がある。

 一方で、2種類のジャックポット賞のうち、 いずれのジャックポット賞についての抽選を 行うかを決める事前抽選を行い、その事前抽 選で各ジャックポット賞に対応する抽選権利 賞のいずれかに当選したら、その事前抽選で 当選した抽選権利賞に対応するジャックポッ ト賞の当選を決定するための最終的なジャッ クポット抽選を行うものが考えられる。この ように抽選を段階的に行う場合には、プレイ ヤーは、まず、事前抽選において、払出量デ ータが多い方のジャックポット賞に対応する 抽選権利賞に当選することを期待し、その後 、事前抽選で当選したら今度はジャックポッ ト賞に当選することを期待することになる。 このようにプレイヤーへ段階的な期待感を抱 かせることができることで、ジャックポット 抽選のゲーム性を一層高めることができる。
 しかし、この場合、払出量データが多い方 ジャックポット賞に当選することへの期待 が高揚するのは、事前抽選の1回だけである 。よって、2種類のジャックポット賞のうち 出量データが多い方と少ない方のいずれか 当選するのかについては段階的に楽しむこ ができないという問題がある。

 なお、ジャックポット抽選装置を利用し ゲームシステムは、ゲームセンタ等に設置 れるもの以外にも、パチンコ店等に設置さ るパチンコ機やパチスロ機などにも利用す ことが可能である。このようなゲームシス ムであっても、上述した問題は同様に生じ 。

 本発明は、複数種類のジャックポット賞 うちのいずれに当選し得るのかについて段 的に楽しむことを可能にすることで、ジャ クポット当選のゲーム性を高めることがで るジャックポット抽選装置並びにこれを用 たゲーム装置及びゲームシステムの提供を 現する。

 本発明の一態様としては、ジャックポット 選装置において、複数種類のジャックポッ 賞それぞれに対応した各抽選権利賞のいず かの当選を決定するための事前抽選を行う 1の抽選部と、該第1の抽選部が当選を決定 た抽選権利賞に対応するジャックポット賞 当選を決定するためのジャックポット抽選 行う第2の抽選部と、該第2の抽選部が当選を 決定したときにプレイヤーへ払い出すべき払 出対象の量を示す払出量データを、上記複数 種類のジャックポット賞ごとに記憶する記憶 部と、該第2の抽選部が当選を決定したとき 当選したジャックポット賞に対応する払出 データを該記憶部から読み出し、読み出し 払出量データが示す量の払出対象をプレイ ーへ払い出すための払出処理を行う払出処 部と、所定の払出量増加条件を満たしたと 、該記憶部に記憶されている複数の払出量 ータの少なくとも1つが示す量を累積的に増 させる処理を行う払出量データ処理部とを えており、上記第1の抽選部は、上記各抽選 権利賞ほか、上記複数種類のジャックポット 賞に含まれる2種類以上のジャックポット賞 少なくとも一方の当選を決定するための特 ジャックポット抽選を行うための特別抽選 利賞も、抽選対象として上記事前抽選を行 ものであり、上記第2の抽選部は、該第1の抽 選部が特別抽選権利賞の当選を決定した場合 には、該特別抽選権利賞に対応する上記2種 以上のジャックポット賞の少なくとも一方 当選を決定するための特別ジャックポット 選を行うものである。
 このジャックポット抽選装置においては、 ず、第1の抽選部が行う事前抽選によりいず れのジャックポット賞についての抽選を行う かを決定し、その事前抽選で各ジャックポッ ト賞に対応する抽選権利賞のいずれかに当選 したら、その事前抽選で当選した抽選権利賞 に対応するジャックポット賞の当選を決定す るための最終的なジャックポット抽選を行う 。この事前抽選の抽選対象には、各ジャック ポット賞にそれぞれ対応した各抽選権利賞ほ かに特別抽選権利賞が設けられており、事前 抽選で特別抽選権利賞に当選すると、2種類 上のジャックポット賞の少なくとも一方の 選を決定するための特別ジャックポット抽 が行われる。したがって、事前抽選で特別 選権利賞に当選する場合には、その後のジ ックポット抽選での当選結果が出るまでは どのジャックポット賞に当選するかが決定 れず、複数種類のジャックポット賞のうち いずれに当選し得るのかについて段階的に しむことができる。
 なお、事前抽選やジャックポット抽選は、 ずしも抽選権利賞やジャックポット賞の当 が決定される場合に限らず、これらの賞に 選しない「ハズレ」が決定される場合も含 。

 また、上記ジャックポット抽選装置におい 、上記第1の抽選部及び上記第2の抽選部の なくとも一方は、抽選用移動物体を移動さ て該抽選用移動物体が所定の当選箇所に移 することを条件に賞の当選を決定する物理 選部であってもよい。
 所定の抽選プログラムを実行するコンピュ タによる演算で当選を決定するコンピュー 抽選は、大がかりな設備が不要であるとい 利点はあるものの、その当選結果について レイヤーの信頼を得にくいという欠点があ 。これに対し、抽選用移動物体を移動させ 抽選用移動物体が所定の当選箇所に移動す ことを条件に賞の当選を決定する物理抽選 、大がかりな設備が必要であるという欠点 あるものの、コンピュータ抽選に比べて当 結果についてプレイヤーの信頼が得やすい いう利点がある。よって、物理抽選を行う 1の抽選部及び第2の抽選部の少なくとも一 についての抽選結果について、プレイヤー 信頼が得やすい。

 また、上記ジャックポット抽選装置におい 、上記第1の抽選部を上記物理抽選部で構成 し、該物理抽選部は、各抽選権利賞にそれぞ れ対応した3つ以上の当選口を形成する当選 形成部材と、2種類以上の抽選権利賞に対応 た当選口の合計数以上の抽選用移動物体を 3つ以上の当選口に向けて供給する供給部と 、各当選口に入った抽選用移動物体を検知す る検知部と、該検知部の検知結果に基づいて 抽選用移動物体が入った当選口に対応する抽 選権利賞の当選を決定する当選決定処理部と を有し、該当選決定処理部は、該検知部の検 知結果に基づいて抽選用移動物体が入った当 選口に対応する抽選権利賞が複数の場合には 、その複数の抽選権利賞に対応するジャック ポット賞の少なくとも一方の当選を決定する ための特別ジャックポット抽選を行うための 特別抽選権利賞の当選を決定してもよい。
 このジャックポット抽選装置においては、 選用移動物体が当選口に入ると、その当選 に対応する抽選権利賞の当選を決定する。 お、1つの抽選権利賞に対して複数の当選口 を設ける場合には、当該複数の当選口のいず れかに抽選用移動物体が入ったら抽選権利賞 の当選を決定するように設定してもよいし、 当該複数の当選口のすべてに抽選用移動物体 が入ったら抽選権利賞の当選を決定するよう に設定してもよい。
 そして、本ジャックポット抽選装置では、 前抽選において、2種類以上の抽選権利賞に 対応した当選口の合計数以上の抽選用移動物 体が供給されるので、1回の事前抽選で複数 類の抽選権利賞の当選が決定される場合が り得る。この場合、特別抽選権利賞の当選 決定され、特別ジャックポット抽選が行わ る。よって、事前抽選で複数種類の抽選権 賞の当選が決定された場合、その後のジャ クポット抽選での当選結果が出るまでは、 の複数種類の抽選権利賞に対応するどのジ ックポット賞に当選するかが決定されず、 ずれのジャックポット賞に当選し得るのか ついて段階的に楽しむことができる。

 また、上記ジャックポット抽選装置におい 、所定の変更条件に基づいて、上記当選口 成部材が形成する上記3つ以上の当選口と各 抽選権利賞との対応関係を変更する対応関係 変更部を有してもよい。
 このジャックポット抽選装置においては、 当選口と各抽選権利賞との対応関係を変更 きる。よって、所定の変更条件に従い、各 選権利賞の当選確率を変更したり、各抽選 利賞に対応した当選口の配置を変更したり るなど、様々な変更が可能となる。

 また、上記ジャックポット抽選装置におい 、上記対応関係変更部は、少なくとも1つの 抽選権利賞に対応する当選口数が変更前後で 変わるように、上記対応関係を変更するもの であってもよい。
 このジャックポット抽選装置においては、 定の変更条件に従い、上記少なくとも1つの 抽選権利賞の当選確率を変更することができ る。

 また、上記ジャックポット抽選装置におい 、上記対応関係変更部は、各抽選権利賞に 応する当選口の相対的な位置関係が変更前 で変わるように、上記対応関係を変更する のであってもよい。
 このジャックポット抽選装置においては、 定の変更条件に従い、各抽選権利賞に対応 る当選口の相対的な位置関係を変更できる これにより、例えば、各抽選権利賞に対応 る当選口が複数存在する場合、同じ賞に対 する当選口を互いに隣接するように配置し り、逆に同じ賞に対応する当選口が互いに 接しないように配置したりして、プレイヤ に与える見た目上の当選しやすさを変更す ことができる。

 また、上記ジャックポット抽選装置におい 、上記払出量増加条件は、互いに異なる2以 上の払出量増加条件からなり、上記払出量デ ータ処理部は、該2以上の払出量増加条件の ずれかが満たされたとき、上記記憶部に記 されている複数の払出量データのうち、満 された払出量増加条件に対応する払出量デ タが示す量を累積的に増加させてもよい。
 このジャックポット抽選装置においては、 いに異なる2以上の払出量増加条件のうちの 1つが満たされた場合、複数種類のジャック ット賞にそれぞれ対応する複数の払出量デ タのうち、満たされた払出量増加条件に対 する払出量データについての払出量だけが 積的に増加する。このように互いに異なる2 上の払出量増加条件が存在することにより ジャックポット賞の払出量を増加させる条 を多様化させることができ、より高いゲー 性を実現可能となる。

 また、本発明の他の態様としては、ジャッ ポット賞の当選を決定するためのジャック ット抽選を行う抽選装置と、ゲームの進行 制御するゲーム進行制御部とを有するゲー 装置において、上記抽選装置として、請求 1乃至7のいずれか1項に記載のジャックポッ 抽選装置を用い、該ジャックポット抽選装 における上記第1の抽選部は、上記ゲーム進 行制御部が制御するゲーム進行により所定の 抽選開始条件が満たされたときに上記事前抽 選を開始するものである。
 このゲーム装置においては、ゲーム進行に り所定の抽選開始条件が満たされるとジャ クポット抽選装置で事前抽選が開始され、 のプレイヤーはその事前抽選で抽選権利賞 特別抽選権利賞に当選し、かつ、その後の ャックポット抽選でいずれかのジャックポ ト賞に当選すると、大量の払出対象の払い しを受けることができる。そして、上述し ように、事前抽選で特別抽選権利賞に当選 る場合には、その後のジャックポット抽選 の当選結果が出るまでは、どのジャックポ ト賞に当選するかが決定されないので、複 種類のジャックポット賞のうちのいずれに 選し得るのかについて段階的に楽しむこと できる。

 また、本発明の更に他の態様としては、ジ ックポット賞の当選を決定するためのジャ クポット抽選を行う抽選装置と、通信ネッ ワークを介して該抽選装置とそれぞれ接続 れ、ゲームの進行を制御するゲーム進行制 部をそれぞれ有する複数のゲーム装置とを えたゲームシステムにおいて、上記抽選装 として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載 ジャックポット抽選装置を用い、該ジャッ ポット抽選装置における上記第1の抽選部は 、いずれかのゲーム装置のゲーム進行制御部 が制御するゲーム進行により所定の抽選開始 条件が満たされたときに上記事前抽選を開始 し、該ジャックポット抽選装置の払出処理部 は、該ジャックポット抽選装置における上記 第2の抽選部が上記複数種類のジャックポッ 賞のいずれかの当選を決定したとき、上記 憶部から読み出した払出量データが示す量 払出対象を、該所定の抽選開始条件を満た たゲーム装置のプレイヤーへ払い出すため 払出処理を行うものである。
 本ゲームシステムによれば、上述したよう 、事前抽選で特別抽選権利賞に当選する場 には、その後のジャックポット抽選での当 結果が出るまでは、どのジャックポット賞 当選するかが決定されないので、複数種類 ジャックポット賞のうちのいずれに当選し るのかについて段階的に楽しむことができ 。このような効果は、より払出量の多いジ ックポット賞を設定することが可能なゲー システムにとって、非常に有益である。

 本発明によれば、事前抽選で特別抽選権 賞に当選する場合には、その後のジャック ット抽選での当選結果が出るまではどのジ ックポット賞に当選するかが決定されず、 数種類のジャックポット賞のうちのいずれ 当選し得るのかについて段階的に楽しむこ ができるので、ジャックポット当選のゲー 性を高めることができる。

図1は、本実施形態に係るプッシャーゲ ーム機を示す外観図である。 図2は、同プッシャーゲーム機のステー ションの構成を示す斜視図である。 図3は、同プッシャーゲーム機の全体を 制御する制御機構の主要部を示す制御ブロッ ク図である。 図4は、同プッシャーゲーム機における ゲーム全体の流れを示す説明図である。 図5は、ファンタジックチャンス時にお ける同プッシャーゲーム機の中央抽選装置の 外観を示す斜視図である。 図6は、ファンタジックチャンスの流れ を示すフローチャートである。 図7は、ジャックポット抽選時における 同プッシャーゲーム機の中央抽選装置の外観 を示す斜視図である。

符号の説明

 1 プッシャーゲーム機
 2 プレイフィールド
 10 ステーション
 11 メダル投入器
 12 メダル載置台
 13 プッシャー台
 14 メダル落下溝
 15 回転搬送機構
 20 液晶表示装置
 30 メイン制御装置
 40 ボール払出装置
 41 ボール排出部
 50 中央抽選装置
 51 当選口形成部材
 52 抽選ボール受台
 53 第1抽選ボール供給装置
 53a 搬送レール
 56 第2抽選ボール供給装置
 56a 搬送通路部
 B 1 ,B 2  抽選ボール
 C 1 ~C 10  ボール収容口

 以下、本発明を、プッシャーゲーム機に適 した一実施形態について説明する。
 図1は、本実施形態に係るプッシャーゲーム 機1の外観図である。
 プッシャーゲーム機1は、8個の独立したプ イフィールド2を有し、各プレイフィールド2 では、それぞれ2人のプレイヤーがゲームを うことができる。よって、最大で16人のプレ イヤーが同時にゲームを行うことが可能であ る。また、プレイヤーがプレイするプレイス ペースは、プレイフィールド2ごとに柱3で区 られており、柱3の間は、透明なカバーで覆 われている。これにより、プレイヤーは、直 接、プレイフィールド2内部の機構に触るこ ができないようになっている。また、各プ イフィールド2では、それぞれ独立したプッ ャーゲームを行うゲーム装置としてのステ ション10により、プッシャーゲームが行わ る。

 図2は、上記ステーション10の構成を示す斜 図である。
 ステーション10には、プレイフィールド2内 メダルを投入するための2つのメダル投入器 11が設けられている。メダル投入器11は、プ シャーゲーム機1の外側に露出したメダル受 手段として機能するメダル受入部としての ダル投入口11aを有する。このメダル投入口1 1aがプレイヤーからメダルを受け入れると、 のメダルは、メダル投入器11内に形成され メダル通路部を通って、プレイフィールド2 に位置する先端部11bからプレイフィールド2 内へ投入される。メダル通路部には、メダル の通過を検知する図示しない投入枚数検知セ ンサが設けられている。この投入枚数検知セ ンサは、メダルを検知すると、その検知信号 を後述のメイン制御装置に出力する。また、 メダル投入器11は、メダル投入方向をプレイ ーが適宜に選択できるように、プッシャー ーム機1の本体部分に対して回動自在に取り 付けられてる。これにより、プレイヤーは、 メダル投入器11の先端部11bを所定の範囲内で 右に向けることができる。

 メダル投入器11によりメダルが投入され プレイフィールド2内には、固定されたメダ 載置台12と、図中矢印A,Bで示す方向に往復 動するプッシャー台13とが設けられている。 メダル載置台12は、その上面に多数のメダル 載置する。メダル載置台12上のメダルが、 のメダル載置台12の図中右側に形成されたメ ダル落下溝14へ落下すると、そのメダルは、 ッシャーゲーム機1の本体外面に設けられた 受皿4(図1参照)から払い出される。これによ 、プレイヤーはメダルを獲得することがで る。また、メダル載置台12の図中右側端部( 下、「開放端部」という。)には、そのメダ 載置台12上に堆積したメダルが簡単にメダ 落下溝14に落ちないよう、ストッパ部12aが設 けられている。

 プッシャー台13は、メダル載置台12の上面 に沿って、図示しない駆動部により、図中矢 印A,Bに示す方向に所定のストロークで往復移 動する。このように往復移動するプッシャー 台13は、これが往復移動するメダル載置台12 上面部分に存在するメダルを、開放端部側 押し出す。また、このプッシャー台13の上面 にもメダルが載置される。プッシャー台13上 メダルが図中右側から落下すると、メダル 置台12上に載置されることになる。プッシ ー台13が最右位置にないときにプッシャー台 13上からメダルが落下すると、そのメダルは プッシャー台13によって押され、メダル載 台12上の多数のメダルが堆積した部分に押し 込まれる。このようにしてメダルが押し込ま れると、その多数のメダルの一部に開放端部 側への押圧力が働き、その押圧力が開放端部 のストッパ部12aで止められていたメダルに加 わって、メダルがメダル落下溝14へ落下する

 また、メダル落下溝14の内部には、回転 送機構15が設けられている。この回転搬送機 構15は、メダル載置台12の開放端部に平行な 転軸15aと、この回転軸に固定された3つの回 羽部15bと、この回転軸を回転させる図示し い駆動機構とから構成されている。各回転 部15bは、複数枚の羽からなり、駆動機構か の駆動力によって回転軸15aが回転すること より、回転軸まわりを一定速度で常時回転 る。メダル載置台12の開放端部からメダル 下溝14へ落下したメダルは、一旦、回転羽部 15bの羽に受け止められ、回転羽部15bの回転に よって図中右側へ搬送される。その後、その メダルは羽の上からこぼれ落ち、メダル落下 溝14の内部へと落下する。各回転羽部15bによ て搬送されたメダルがこぼれ落ちる箇所の 直方向下方には、メダル検知センサ(以下、 「スタートチェッカー」という。)が設けら ている。このスタートチェッカーは、例え フォトインタラプタにより構成され、その 路上をメダルが通過すると、メダル検知信 を出力する。この検知信号は、後述するメ ン制御装置に送られる。

 メダル載置台12の開放端部からメダル落 溝14へ落下したすべてのメダルは、最終的に 、メダル落下溝14の底部に設けられた図示し いメダル払出手段として機能するメダル払 部としてのメダルホッパへ移動する。そし 、そのメダルホッパによって図2に示した受 皿4に排出される。このメダルホッパと受皿4 の間のメダル排出路中には、メダルの通過 検知する図示しない払出枚数検知センサが けられている。この払出枚数検知センサは メダルを検知すると、その検知信号を後述 メイン制御装置に出力する。

 また、プレイフィールド2内には、液晶表 示装置20が設けられている。この液晶表示装 20の液晶画面には、3つのリール画像が表示 れる。各ステーション10の液晶表示装置20の 表示制御は、後述の表示制御装置を介してメ イン制御装置により一括して行われる。

 図3は、本プッシャーゲーム機1の全体を制 する制御機構の主要部を示す制御ブロック である。なお、この図には、ステーション10 ごとに設けられるものについては1つのみ記 して省略してある。
 本プッシャーゲーム機1は、メイン制御装置 30によって一括制御されている。メイン制御 置30は、CPU、RAM、ROM等によって構成され、RO Mに記憶された各種コンピュータプログラム 実行することにより、各種制御処理を行う メイン制御装置30には、上記スタートチェッ カー16、後述する第1ボール検知センサ43及び 2ボール検知センサ54、上記投入枚数検知セ サ11c、上記払出枚数検知センサ17からそれ れ出力される検知信号が入力される。なお 図3では、第2ボール検知センサ54を1つだけし か記載していないが、実際には、後述するよ うに10個の第2ボール検知センサ54が存在し、 第2ボール検知センサ54がメイン制御装置30 接続されている。また、メイン制御装置30は 、表示制御装置21を介して上記液晶表示装置2 0の表示内容を制御する。また、メイン制御 置30は、後述のボール払出装置40、後述のフ ンタジックチャンス用の第1抽選ボール供給 装置53、後述のジャックポット抽選用の第2抽 選ボール供給装置56、ステーションごとに設 られる第1メダル払出装置18、各ステーショ で共用する第2メダル払出装置57、ランプ表 装置22などの制御も行う。

 図4は、本プッシャーゲーム機1のゲーム全 の流れを示す説明図である。
 プレイヤーによりメダル投入器11にメダル 投入されると(S1)、投入枚数検知センサ11cか の検知信号がメイン制御装置30に出力され 。この検知信号を受け取ったメイン制御装 30は、RAM内のメダルINデータに1を加算すると ともに、後述するジャックポット(以下、適 「JP」と省略する。)抽選で第1ジャックポッ 賞に当選したときのメダル払出枚数を示す 1JP貯留枚数データをカウントする。この第1 JP貯留枚数データの初期値は、本実施形態で 500であるが、適宜変更可能である。また、1 つの検知信号に対する第1JP貯留枚数データの カウント値も、適宜設定することができる。 本実施形態では、このカウント値を0.03に設 しているので、プレイヤーによりメダルが1 投入されると第1JP貯留枚数データに0.03が加 算されることになる。第1JP貯留枚数データの カウント値は、メイン制御装置30により、本 ッシャーゲーム機1の中央上部に設けられた 表示器により表示される。

 また、本実施形態では、第2ジャックポッ ト賞に当選したときのメダル払出枚数を示す 第2JP貯留枚数データも記憶されている。この 第2JP貯留枚数データのカウント条件(払出量 加条件)は、第1JP貯留枚数データのカウント 件(メダルが投入されるという条件)とは異 る条件である。具体的には、後述するファ タジックチャンスにおいてハズレが決定さ た場合に、ボールが入ったボール収容口の に応じてカウントされる。詳しくは後述す 。この第2JP貯留枚数データのカウント値も メイン制御装置30により、本プッシャーゲー ム機1の中央上部に設けられた表示器により 示される。

 メダルがメダル落下溝14へ落下してスタ トチェッカー16に検知されると(S2)、スター チェッカー16からの検知信号がメイン制御装 置30に出力される。この検知信号を受け取っ メイン制御装置30は、ROMに格納されている ロット抽選プログラムを実行してコンピュ タ抽選を実行する(S3)。本実施形態では、こ スロット抽選プログラムを実行するメイン 御装置30、液晶表示装置20、表示制御装置21 によって、ゲーム進行制御部が構成されて る。このスロット抽選プログラムを実行す メイン制御装置30は、抽選用の乱数を生成 、複数の賞と乱数値との対応関係を示す当 確率テーブル(当選確率データ)に照らして、 生成した抽選用乱数に基づき当選賞を決定す る(S4,S5,S6,S8,S9)。このコンピュータ抽選にお ては、当選賞が決定されず、ハズレが決定 れることもある(S10)。

 ここで、本実施形態では、通常の当選確 テーブルと確率変動用の当選確率テーブル 2つがROMに記憶されており、メイン制御装置 30は、いずれかのテーブルをROMから読み出し これを用いて上記コンピュータ抽選を実行 る。これらの当選確率テーブルは、互いに なる当選確率を決定するためのものであり 確率変動用の当選確率テーブルの方が通常 当選確率テーブルよりも高い当選確率に対 している。具体的に説明すると、確率変動 の当選確率テーブルは、通常の当選確率テ ブルにおけるハズレに対応した乱数値の一 が、上記複数の賞の少なくとも1つに対応し たものとなっている。すなわち、確率変動用 の当選確率テーブルは、通常の当選確率テー ブルに比べてハズレに対応する乱数値の数が 少なく、ハズレが決定される確率が低くなっ ている。本実施形態の確率変動用の当選確率 テーブルは、すべての賞について、対応する 乱数値の数が通常の当選確率テーブルよりも 多くなっている。以下、通常の当選確率テー ブルを用いてコンピュータ抽選を行う状態を ノーマル状態といい、確率変動用の当選確率 テーブルを用いてコンピュータ抽選を行う状 態を確変状態という。

 メイン制御装置30は、上記コンピュータ 選の抽選結果に基づいて、表示制御装置21に 画像表示命令を出力する。この画像表示命令 を受け取った表示制御装置21は、3つのリール が回転する画像を液晶表示装置20の液晶画面 表示させ、最終的に3つリールの停止画像を 表示させる。このとき、メイン制御装置30に り当選賞が決定している場合には、その画 表示命令に基づき、最終的にその当選賞に る図柄の組み合わせを停止表示させる。ま 、メイン制御装置30によりハズレが決定し いる場合には、その画像表示命令に基づき 最終的に当選賞に対応しない適当な図柄の み合わせを停止表示させる。これにより、 レイヤーは、液晶表示装置20の画面を見て、 コンピュータ抽選の抽選結果を知ることがで きる。メイン制御装置30は、スロット抽選プ グラムの実行により当選賞を決定したら、 レイヤーに対してその当選賞に応じた特典 付与する処理を行う。

 下記の表1に、本実施形態で用いる賞と各賞 に応じた特典との対照表を示す。

 偶数(「2」、「4」、「6」、「8」)のゾロ目 係るノーマルボーナスのいずれかが当選す と(S4)、まず、メイン制御装置30は、現在の 態が確変状態か否かを判断し(S11)、確変状 であると判断したときには、その確変状態 終了してノーマル状態へ移行する(S12)。具体 的には、ROMから通常の当選確率テーブルを読 み出し、これを用いて以降のコンピュータ抽 選を実行する。この場合のモード切換条件で ある当選確率変動条件は、確変状態のときに ノーマルボーナスに当選することである。
 また、このようにノーマルボーナスのいず かが当選すると、メイン制御装置30は、表 制御装置21を制御して、その偶数のゾロ目が 液晶表示装置20の画面に停止表示させる。そ て、メイン制御装置30は、メダル払出命令 第1メダル払出装置18に出力する。この第1メ ル払出装置18は、本プッシャーゲーム機1の 部に設置された多数のメダルを貯留するメ ルホッパー部と、そのメダルホッパー部に 留されたメダルを払い出すメダル払出部と メダル払出部から払い出されたメダルをプ イフィールド2内に案内するメダル通路部と を備えている。メダル払出命令を受けた第1 ダル払出装置18は、メダル払出部を制御して 、そのメダル払出命令に応じた枚数のメダル 払出動作を実行する。メダル払出部により払 い出されたメダルは、メダル通路部を通って プッシャー台13の上面に落下し、プレイフィ ルド2内に払い出される(S30)。

 なお、本実施形態では、上記第1メダル払 出装置18及び後述の第2メダル払出装置57によ 払い出されるメダルは、プレイヤーに直接 い出されるのではなく、プレイフィールド2 内に払い出される。よって、そのメダルをプ レイヤーが獲得するためには、メダル載置台 12からメダル落下溝14に落とさなければなら い。通常は、プレイフィールド2内にメダル 払い出されることで、そのメダルをプッシ ー台13が押すことにより、メダル載置台12上 のメダルが開放端部側へ押し出されてメダル 落下溝14へ落下し、メダルがプレイヤーに払 出されることになる。

 また、「7」以外の奇数のゾロ目(「1」、「3 」、「5」、「9」)に係る確率変動ボーナスの いずれかが当選すると(S5)、メイン制御装置30 は、現在の状態がノーマル状態か否かを判断 し(S13)、ノーマル状態であると判断したとき は、そのノーマル状態を終了して確変状態 移行する(S14)。具体的には、ROMから確率変 用の当選確率テーブルを読み出し、これを いて以降のコンピュータ抽選を進行する。 の場合のモード切換条件である当選確率変 条件は、ノーマル状態のときに確率変動ボ ナスに当選することである。
 また、このように確率変動ボーナスのいず かが当選すると、メイン制御装置30は、表 制御装置21を制御して、その奇数のゾロ目が 液晶表示装置20の画面に停止表示させる。そ て、メイン制御装置30は、メダル払出命令 第1メダル払出装置18に出力する。これによ 、ノーマルボーナスの場合と同様にして、 のメダル払出命令に応じた枚数のメダルが レイフィールド2内に払い出される(S30)。

 また、確率変動ボーナスのいずれかに当 すると、チャンスバトル抽選が実行される 具体的には、メイン制御装置30は、チャン バトル抽選プログラムを実行し、抽選用の 数を生成して「勝ち」及び「負け」と乱数 との対応関係を示す勝敗確率テーブル(当選 率データ)に照らし、生成した抽選用乱数に 基づき「勝ち」又は「負け」を決定する。こ のチャンスバトル抽選で「負け」が決定する と、確変状態を終了してノーマル状態へ移行 する(S12)。一方、チャンスバトル抽選で「勝 」が決定すると(S7-1)、スペシャルステップ に1が加算される(S7-2)。このスペシャルステ ップ値は、その値が5になると、後述するフ ンタジックチャンスへの移行時に通常ファ タジックチャンスではなく特別ファンタジ クチャンスが実行される。なお、その詳細 ついては後述する。

 また、ボールボーナスのいずれかが当選 ると(S6)、メイン制御装置30は、ボール払出 置40にボール払出命令を出力する。このボ ル払出装置40は、本プッシャーゲーム機1の 部に配置された図示しないボール貯留部と 図示しないボール払出制御部と、プレイフ ールド内にボールを排出する図2に示すボー 排出部41と、ボール払出制御部の制御の下 ボール貯留部からボール排出部41へボールを 搬送するボール搬送部とを備えている。メイ ン制御装置30からのボール払出命令をボール 出装置40のボール払出制御部が受け取ると そのボール払出制御部は、ボール搬送部を 御して1個のボールをボール貯留部からボー 排出部41へ搬送させる。ボール排出部41へと 搬送されたボールは、そのボール排出部41の ール上を転がって、プレイフィールド内の ダル載置台12の上に排出される(S15)。

 このようにして払い出されたボールは、 ダル載置台12上に堆積したメダルの上に乗 た状態でプレイフィールド内に存在するこ になる。そして、そのメダルの移動ととも メダル落下溝14に向けて移動する。ここで、 図2に示すように、メダル載置台12に設けられ たストッパ部12aの中央部分には、ボールが落 下しやすいように切欠部12bが形成されている 。また、メダル載置台12の上方には、2つのボ ールガイド42が設けられており、メダル載置 12上のボールのみを中央側に寄せるような 成となっている。よって、メダル載置台12上 のボールは、メダル落下溝14に向かうにつれ 、ボールガイド42により中央側に寄せられ 落下しやすくなっているストッパ部12aの切 部12bを介してメダル落下溝14へ落下する。

 ボールがメダル落下溝14へ落下すると、 のボールは、上記回転搬送機構15の回転羽部 15bの羽の上に乗り、その回転羽部15bの回転に よって図2中右側へ搬送される。その後、そ ボールは羽の上からこぼれ落ち、メダル落 溝14の内部へと落下する。ここで、メダル落 下溝14の内部に設けられた上記スタートチェ カー16の鉛直方向上部には、図示しない仕 け部材が設けられている。この仕分け部材 、ボールの直径よりも狭くメダルの直径よ は広い間隔が空いたレールからなる。回転 部15bの羽からこぼれ落ちたメダルは、この ールの間を通ってスタートチェッカー16を通 過することになる。一方、回転羽部15bの羽か らこぼれ落ちたボールは、このレールの上に 乗り、スタートチェッカー16まで到達するこ はない。このレールは、上記ボール貯留部 向かって傾斜しているので、レールの上に ったボールは、そのレールの傾斜によりボ ル貯留部まで搬送される。このレールの途 には、第1ボール検知センサ43が設けられて る。この第1ボール検知センサ43は、例えば ォトインタラプタにより構成され、その光 上をボールが通過すると、ボール検知信号 出力する。この検知信号は、図3に示すよう にメイン制御装置30に送られる。

 このようにボールがメダル落下溝14へ落 して第1ボール検知センサ43により検知され(S 20)、その検知信号をメイン制御装置30が受け ると、メイン制御装置30は、RAM内のボール 留数データに1を加算する処理を行う(S21)。 た、メイン制御装置30は、ボール貯留数デー タのカウント値をプレイヤーに報知するため のランプ表示装置22を制御して、そのカウン 値に対応する数だけボール貯留ランプを点 させる。このランプ表示装置22は、3つのボ ル貯留ランプを備えており、各ステーショ 10のプレイフィールド内に設けられている その後、メイン制御装置30は、上記ボール貯 留数データが3に達したか否かを判断する(S22) 。そして、ボール貯留数データが3に達した 判断した場合、メイン制御装置30は、ROMに格 納されているファンタジックチャンス(FC)抽 プログラムを実行して後述の中央抽選装置50 を制御し、ファンタジックチャンスに移行す る(S40)。すなわち、本実施形態では、このFC 選プログラムを実行するメイン制御装置30、 中央抽選装置50等によって、ゲーム進行制御 が構成されている。

 図5は、中央抽選装置50の外観を示す斜視図 ある。
 この中央抽選装置50は、球状の抽選用移動 体である抽選ボールB 1 が入り得る所定の当選口を形成する当選口形 成部材51と、抽選ボール受台52と、抽選ボー 受台上に抽選ボールB 1 を供給する供給手段として機能する供給部と しての第1抽選ボール供給装置53とを備えてい る。第1抽選ボール供給装置53は、図示しない 抽選ボール貯留部と、図示しない抽選ボール 供給駆動部と、抽選ボール貯留部からの抽選 ボールB 1 を抽選ボール受台52上へ搬送する図5に示す搬 送レール53aとを備えている。貯留ボール供給 駆動部がメイン制御装置30からのボール供給 令を受け取ると、貯留ボール供給駆動部は 抽選ボール貯留部内の抽選ボールB 1 を搬送レール53aの上部まで搬送する。これに より、その抽選ボールB 1 は搬送レール53aの傾斜により搬送レール53aに 沿って搬送され、最終的には図中矢印Dの方 から抽選ボール受台52上に供給される。

 上記抽選ボール受台52は、図5に示すように り鉢状に形成されており、その中央部分に 選口形成部材51が設けられている。この当 口形成部材51には、円盤状部材であって、そ の外周面に等間隔で10個のボール収容口C 1 ~C 10 が形成されている。当選口形成部材51は、図 しない回転駆動装置により抽選ボール受台5 2の中心軸の回りを回転する。上記搬送レー 53aから抽選ボール受台52上へ供給された抽選 ボールB 1 は、その抽選ボール受台52上を転がりながら 当選口形成部材51の周りを移動する。そし 、抽選ボール受台52の傾斜によって、最終的 には当選口形成部材51のボール収容口C 1 ~C 10 のいずれかに入る。これらのボール収容口C 1 ~C 10 の底面は開口しており、ボール収容口に入っ た抽選ボールB 1 は、その開口から下方へ落下し、回収される 。各ボール収容口C 1 ~C 10 の内部又はその鉛直方向下方には、それぞれ 第2ボール検知センサ54が設けられている。各 第2ボール検知センサ54は、例えばフォトイン タラプタにより構成され、その光路上を抽選 ボールB 1 が通過すると、ボール検知信号を出力する。 この検知信号は、図3に示すようにメイン制 装置30に送られる。このボール検知信号によ り、メイン制御装置30は、抽選ボールが入っ か否をボール収容口C 1 ~C 10 ごとに認識することができる。

 上述したように、ボール貯留数データが3に 達したと判断したメイン制御装置30は、FC抽 プログラムを実行して中央抽選装置50を制御 し、ファンタジックチャンスを進行する。具 体的には、まず、メイン制御装置30は、上記 ール収容口C 1 ~C 10 のうちの半分である5つのボール収容口C 1 ~C 5 を、第1ジャックポット賞に対応した第1抽選 利賞の当選口として割り当て、残り半分の5 つのボール収容口C 6 ~C 10 を、第2ジャックポット賞に対応した第2抽選 利賞の当選口として割り当てる。このよう 本実施形態では、すべてのボール収容口C 1 ~C 10 が当選口であるが、一部のボール収容口を当 選口とせずにハズレとしてもよい。そして、 メイン制御装置30は、第1抽選ボール供給装置 53にボール供給命令を出力する。この命令を けた第1抽選ボール供給装置53は、貯留ボー 供給駆動部を駆動して所定数の抽選ボールB 1 を連続して抽選ボール受台52上に供給し、物 抽選(ファンタジックチャンス)を行う。

 図6は、本実施形態におけるファンタジック チャンスの流れを示すフローチャートである 。
 ファンタジックチャンスにおいて、第2抽選 権利賞に割り当てた5つのボール収容口C 6 ~C 10 のいずれかに抽選ボールB 1 が入らず、かつ、第1抽選権利賞に割り当て 5つのボール収容口C 1 ~C 5 のすべてに抽選ボールB 1 が入った場合には、第1抽選権利賞の当選を 定する。また、第1抽選権利賞に割り当てた5 つのボール収容口C 1 ~C 5 のいずれかに抽選ボールB 1 が入らず、かつ、第2抽選権利賞に割り当て 5つのボール収容口C 6 ~C 10 のすべてに抽選ボールB 1 が入った場合には、第2抽選権利賞の当選を 定する。また、全ボール収容口C 1 ~C 10 に抽選ボールB 1 が入った場合には、特別抽選権利賞の当選を 決定する。よって、本実施形態において、第 1抽選ボール供給装置53により、抽選ボール受 台52上に供給される抽選ボールB 1 の数は、少なくとも、第1抽選権利賞と第2抽 権利賞が割り当てられたボール収容口C 1 ~C 10 の合計数(10個)以上に設定する。このように ないと、特別抽選権利賞の当選が決定され ことがなくなるからである。

 なお、本実施形態では、同じ賞のボール 容口が互いに隣り合うように配置されてい が、同じ賞のボール収容口が互いに隣り合 ないように交互に配置されるように、割り ててもよい。本実施形態のように、同じ賞 ボール収容口を互いに隣り合うように配置 ると、プレイヤーに対していずれか一方の に当選する確率が高いように感じさせるこ ができる点で好ましい。各賞に対応するボ ル収容口の配置すなわち各ボール収容口へ 賞の割り当ては、固定であってもよいが、 定の変更条件に従って変更するようにして よい。例えば、ボール貯留数データのカウ ト値が3になるという条件でファンタジック チャンスへ移行した場合には(S22)、同じ賞の ール収容口が互いに隣り合うように配置さ るように各ボール収容口へ抽選権利賞を割 当て、上述したコンピュータ抽選でダイレ トファンタジックチャンス(ダイレクトFC)に 当選するという条件でファンタジックチャン スへ移行した場合には(S8)、同じ賞のボール 容口が互いに隣り合わないように交互に配 されるように各ボール収容口へ抽選権利賞 割り当てるようにしてもよい。

 また、本実施形態では、各抽選権利賞に いてそれぞれ5つずつのボール収容口が割り 当てられており、各抽選権利賞の当選確率が 互いに同じになるようにしているが、各抽選 権利賞の当選確率が互いに異なるように、各 ボール収容口へ抽選権利賞を割り当ててもよ い。例えば、第1抽選権利賞を割り当てるボ ル収容口数を4個とし、第2抽選権利賞を割り 当てるボール収容口数を6個とする。また、 抽選権利賞に対応するボール収容口の数は 固定であってもよいが、所定の変更条件に って変更するようにしてもよい。例えば、 ール貯留数データのカウント値が3になると う条件でファンタジックチャンスへ移行し 場合には(S22)、第1抽選権利賞のボール収容 の数が第2抽選権利賞のボール収容口の数よ りも多くなるように各ボール収容口へ賞を割 り当て、上述したコンピュータ抽選でダイレ クトファンタジックチャンス(ダイレクトFC) 当選するという条件でファンタジックチャ スへ移行した場合には(S8)、第2抽選権利賞の ボール収容口の数が第1抽選権利賞のボール 容口の数よりも多くなるように各ボール収 口へ賞を割り当てる。

 本実施形態では、通常ファンタジックチャ スと特別ファンタジックチャンスの2種類の ファンタジックチャンスが存在する。すなわ ち、メイン制御装置30は、FC抽選プログラム 実行して中央抽選装置50を制御することによ り、通常ファンタジックチャンスを進行する 通常動作モードか、特別ファンタジックチャ ンスを進行する動作モードのいずれかの特別 動作モードで動作する。通常ファンタジック チャンスでは、第1抽選ボール供給装置53によ り10個の抽選ボールB 1 を連続して抽選ボール受台52上に供給し、特 ファンタジックチャンスでは、10個の抽選 ールB 1 を連続して抽選ボール受台52上に供給した後 続いて3個の抽選ボールB 1 を連続して追加供給する。これらのファンタ ジックチャンスは、供給する抽選ボールB 1 の数が異なる以外は同じ進行内容である。

 なお、当選口形成部材51には、図5に示すよ に、各ボール収容口C 1 ~C 10 にそれぞれ対応する10個の当選口ランプ55が けられている。各当選口ランプの点灯制御 、メイン制御装置30によって行われ、メイン 制御装置30は、第1抽選権利賞が割り当てられ たボール収容口に対応する当選口ランプと、 第2抽選権利賞が割り当てられたボール収容 に対応する当選口ランプとを、互いに異な 色(例えば「赤色」と「青色」)で点灯するよ うに制御する。そして、点灯中の当選口ラン プ55に対応するボール収容口に抽選ボールが り、これが第2ボール検知センサ54に検知さ ると、メイン制御装置30は、その当選口ラ プを消灯する制御を行う。

 ここで、メイン制御装置30が通常動作モ ドで動作するか特別動作モードで動作する は、スペシャルステップ値が5に達している どうかによって決まる。具体的には、ファ タジックチャンス移行時に、スペシャルス ップ値が5未満の場合には(S41のNo)、通常動 モードで動作し、通常ファンタジックチャ スが進行する(S42)。一方、ファンタジックチ ャンス移行時に、スペシャルステップ値が5 達している場合には(S41のYes)、特別動作モー ドで動作し、特別ファンタジックチャンスが 進行する(S43)。

 いずれのファンタジックチャンスにおいて 、メイン制御装置30は、第2ボール検知セン 54からの検知信号に基づいて、いずれのボ ル収容口C 1 ~C 10 に抽選ボールB 1 が入ったかを認識し、その結果に基づいて、 第1抽選権利賞、第2抽選権利賞、特別抽選権 賞、ハズレのいずれかを決定する。

 ファンタジックチャンスを進行した結果、 1抽選権利賞が割り当てられたボール収容口 C 1 ~C 5 の全部に抽選ボールB 1 が入らなかった場合や、第2抽選権利賞が割 当てられたボール収容口C 6 ~C 10 の全部に抽選ボールB 1 が入らなかった場合には、ハズレが決定され る(S44-4)。この場合、メイン制御装置30は、抽 選ボールB 1 が入ったボール収容口C 1 ~C 10 の数に応じた枚数のメダル払出命令を第2メ ル払出装置57に出力する。メダル払出命令を 受けたメダル払出装置18は、メダル払出部を 御して、そのメダル払出命令に応じた枚数 メダル払出動作を実行する。この第2メダル 払出装置57は、本プッシャーゲーム機1の内部 下部に設置された多数のメダルを貯留するメ ダルホッパー部と、そのメダルホッパー部に 貯留されたメダルを払い出すメダル払出部と 、メダル払出部から払い出されたメダルを搬 送するメダル搬送レールと、メダル搬送レー ルにより搬送されてきたメダルを受け取って 、メダルを払い出すべきステーション10のプ イフィールド内にメダルを排出する図1に示 すメダル排出部57aとを備えている。このメダ ル排出部57aは、上記中央抽選装置50の抽選ボ ル受台52の上方に配置されている。メダル 送レールは、図1では図示を省略しているが メダル排出部57aの周囲を囲うように螺旋状 延びている。メダル払出部によりメダルホ パー部から本プッシャーゲーム機1の上部ま で搬送されたメダルは、このメダル搬送レー ルを通って最終的に中央のメダル排出部57aに 搬送される。そして、メダル排出部57aから、 メダルを払い出すべきステーション10のプレ フィールドへ排出され、プッシャー台13の 面に落下し、プレイフィールド2内に払い出 れる(S49-4)。

 また、メイン制御装置30は、ハズレを決定 た場合、抽選ボールB 1 が入ったボール収容口C 1 ~C 10 の数に応じた枚数に応じて、第2JP貯留枚数デ ータをカウントする(S50)。この第2JP貯留枚数 ータの初期値は、本実施形態では500である 、適宜変更可能である。また、抽選ボールB 1 が入ったボール収容口の数に対する第2JP貯留 枚数データのカウント値も、適宜設定するこ とができる。本実施形態では、このカウント 値を0.75に設定している。

 ファンタジックチャンスにおいて、第1抽選 権利賞に対応するすべてのボール収容口C 1 ~C 5 に抽選ボールB 1 が入ると、メイン制御装置30は、第1抽選権利 賞の当選を決定する(S44-1)。この場合、メイ 制御装置30は、ROMに格納されている第1JP抽選 プログラムを実行して上記中央抽選装置50を 御し、第1ジャックポット抽選を実行する(S4 5-1)。
 第1ジャックポット抽選も上記中央抽選装置 50を用いて行われるが、図7に示すように、抽 選ボールとして、上記ファンタジックチャン スで使用した抽選ボールB 1 よりも大きな径の抽選ボールB 2 を使用する。具体的には、ファンタジックチ ャンスで第1抽選権利賞の当選を決定したメ ン制御装置30は、まず、上記ボール収容口C 1 ~C 10 の1つを当選口として割り当てる。そして、 イン制御装置30は、第2抽選ボール供給装置56 にボール供給命令を出力する。この第2抽選 ール供給装置56は、図示しない抽選ボール貯 留部と、図示しない抽選ボール供給駆動部と 、抽選ボール貯留部からの抽選ボールB 2 を抽選ボール受台52上へ搬送する図7に示す搬 送通路部56aとを備えている。本実施形態では 、プレイフィールド2を区切っている柱3の1つ が抽選ボール貯留部になっている。具体的に 説明すると、その柱3の内部には抽選ボールB 2 が一列に積み上げられた状態で貯留されてい る。そして、貯留ボール供給駆動部がメイン 制御装置30からのボール供給命令を受け取る 、貯留ボール供給駆動部は、その柱3の内部 に積み上げられた抽選ボールB 2 の一番下に、新たに抽選ボールB 2 を入れるように動作する。これにより、積み 上げられた一番上の抽選ボールB 2 が、その柱3の上部に設けられた抽選ボール 出孔まで持ち上げられ、その抽選ボール排 孔から落下する。落下した抽選ボールB 2 は、上記搬送通路部56aに受け取られ、搬送通 路部56aの傾斜により搬送通路部56aに沿って搬 送され、最終的には図中矢印Eの方向から抽 ボール受台52上に供給される。

 第1ジャックポット抽選において、メイン制 御装置30は、上記ボール収容口C 1 ~C 10 の1つを当選口として割り当て、当選口とし 割り当てたボール収容口に対応する当選口 ンプ55を点灯する。そして、メイン制御装置 30は、第2抽選ボール供給装置56にボール供給 令を出力する。この命令を受けた第2抽選ボ ール供給装置56は、貯留ボール供給駆動部を 動して1個の抽選ボールB 2 を抽選ボール受台52上に供給する。そして、 り当てた当選口に抽選ボールB 2 が入るか否かによって第1ジャックポット賞 当選するか否かを決定する。具体的には、 イン制御装置30は、第2ボール検知センサ54か らの検知信号に基づいて、当選口に抽選ボー ルB 2 が入ったか否か、すなわち、当選か否かと判 断する(S46-1)。当選口に抽選ボールB 2 が入らなかったと判断した場合、メイン制御 装置30は、ハズレと判断し、上記第2メダル払 出装置57により所定枚数のメダルを払い出し (S49-1)、第1ジャックポット抽選を終了する 一方、当選口に抽選ボールB 2 が入ったと判断した場合、メイン制御装置30 、第1ジャックポット賞の当選を決定し、RAM 内に記憶されている第1JP貯留枚数データを読 み出す。そして、第1JP貯留枚数データが示す 枚数のメダル払出命令を上記第2メダル払出 置57に出力する。これにより、メダルを払い 出すべきステーション10のプレイフィールド2 内に、大量のメダルが払い出される(S48-1)。 お、払い出しを終えたら、第1JP貯留枚数デ タは初期値にリセットされる。なお、リセ ト後の初期値は、常に一定の値でなくても い。

 また、ファンタジックチャンスにおいて、 2抽選権利賞に対応するすべてのボール収容 口C 6 ~C 10 に抽選ボールB 1 が入ると、メイン制御装置30は、第2抽選権利 賞の当選を決定する(S44-2)。この場合、メイ 制御装置30は、ROMに格納されている第2JP抽選 プログラムを実行して上記中央抽選装置50を 御し、第2ジャックポット抽選を実行する(S4 5-2)。この第2ジャックポット抽選の流れは、 1ジャックポット抽選とほぼ同様である。す なわち、メイン制御装置30は、上記ボール収 口C 1 ~C 10 の1つを当選口として割り当て、当選口とし 割り当てたボール収容口に対応する当選口 ンプ55を点灯する。そして、メイン制御装置 30は、第2抽選ボール供給装置56にボール供給 令を出力する。この命令を受けた第2抽選ボ ール供給装置56は、貯留ボール供給駆動部を 動して1個の抽選ボールB 2 を抽選ボール受台52上に供給する。そして、 り当てた当選口に抽選ボールB 2 が入るか否かによって第2ジャックポット賞 当選するか否かを決定する(S47-2)。当選口に 選ボールB 2 が入らなかったと判断した場合、メイン制御 装置30は、ハズレと判断し、上記第2メダル払 出装置57により所定枚数のメダルを払い出し (S49-2)、第2ジャックポット抽選を終了する 一方、当選口に抽選ボールB 2 が入ったと判断した場合、メイン制御装置30 、第2ジャックポット賞の当選を決定し、RAM 内に記憶されている第2JP貯留枚数データを読 み出す。そして、第2JP貯留枚数データが示す 枚数のメダル払出命令を上記第2メダル払出 置57に出力する。これにより、メダルを払い 出すべきステーション10のプレイフィールド2 内に、大量のメダルが払い出される(S48-2)。 お、払い出しを終えたら、第2JP貯留枚数デ タは初期値にリセットされる。なお、リセ ト後の初期値は、常に一定の値でなくても い。

 また、ファンタジックチャンスにおいて、 べてのボール収容口C 1 ~C 10 に抽選ボールB 1 が入ると、メイン制御装置30は、特別抽選権 賞の当選を決定する(S44-3)。この場合、メイ ン制御装置30は、ROMに格納されている特別JP 選プログラムを実行して上記中央抽選装置50 を制御し、特別ジャックポット抽選を実行す る(S45-3)。この特別ジャックポット抽選にお ては、メイン制御装置30は、上記ボール収容 口C 1 ~C 10 のうち、3つを第1ジャックポット賞の当選口 して割り当て、3つを第2ジャックポット賞 当選口として割り当て、各賞の割り当てら たボール収容口に対応する当選口ランプ55を 賞ごとに異なる色で点灯する。そして、メイ ン制御装置30は、第2抽選ボール供給装置56に ール供給命令を出力する。この命令を受け 第2抽選ボール供給装置56は、貯留ボール供 駆動部を駆動して1個の抽選ボールB 2 を抽選ボール受台52上に供給する。そして、 選ボールB 2 が、第1ジャックポット賞を割り当てた当選 に入れば第1ジャックポット賞の当選を決定 (S46-3)、第2ジャックポット賞を割り当てた 選口に入れば第2ジャックポット賞の当選を 定する(S47-3)。いずれの賞も割り当てられて いないボール収容口に抽選ボールB 2 が入った場合、メイン制御装置30は、ハズレ 判断し、上記第2メダル払出装置57により所 枚数のメダルを払い出して(S49-3)、特別ジャ ックポット抽選を終了する。一方、第1ジャ クポット賞が割り当てられた当選口に抽選 ールB 2 が入ったと判断した場合、メイン制御装置30 、第1ジャックポット賞の当選を決定し、RAM 内に記憶されている第1JP貯留枚数データを読 み出す。そして、第1JP貯留枚数データが示す 枚数のメダル払出命令を上記第2メダル払出 置57に出力する。これにより、メダルを払い 出すべきステーション10のプレイフィールド2 内に、大量のメダルが払い出される(S48-1)。 お、払い出しを終えたら、第1JP貯留枚数デ タは初期値にリセットされる。他方、第2ジ ックポット賞が割り当てられた当選口に抽 ボールB 2 が入ったと判断した場合、メイン制御装置30 、第2ジャックポット賞の当選を決定し、RAM 内に記憶されている第2JP貯留枚数データを読 み出す。そして、第2JP貯留枚数データが示す 枚数のメダル払出命令を上記第2メダル払出 置57に出力する。これにより、メダルを払い 出すべきステーション10のプレイフィールド2 内に、大量のメダルが払い出される(S48-2)。 お、払い出しを終えたら、第2JP貯留枚数デ タは初期値にリセットされる。

 以上、本実施形態によれば、いずれかの テーション10でプレイするプレイヤーが第1 ャックポット賞に当選しても、第2ジャック ポット賞に係る第2JP貯留枚数データはリセッ トされない。同様に、いずれかのステーショ ン10でプレイするプレイヤーが第2ジャックポ ット賞に当選しても、第1ジャックポット賞 係る第1JP貯留枚数データはリセットされな 。すなわち、いずれか一方のジャックポッ 賞がだれかに当選してしまった後も、他方 ジャックポット賞の貯留枚数は維持された まとなる。よって、だれかがいずれか一方 ジャックポット賞に当選した場合、残りの レイヤーは、そのジャックポット賞に当選 たいという欲求については減退するものの 他方のジャックポット賞こそは自分が当選 たいという強い欲求が生まれる。その結果 だれかがいずれか一方のジャックポット賞 当選してしまっても、他のプレイヤーにと てのゲーム性は低下するどころか、そのゲ ム性がより一層高まるという効果が期待で る。

 しかも、本実施形態では、まず、ファン ジックチャンス(事前抽選)においていずれ ジャックポット賞についての抽選を行うか 決定し、そのファンタジックチャンスで各 ャックポット賞に対応する抽選権利賞のい れかに当選したら、そのファンタジックチ ンスで当選した抽選権利賞に対応するジャ クポット賞の当選を決定するための最終的 ジャックポット抽選を行う。このファンタ ックチャンスの抽選対象には、各ジャック ット賞にそれぞれ対応した第1抽選権利賞及 第2抽選権利賞のほかに、特別抽選権利賞が 設けられており、ファンタジックチャンスで 特別抽選権利賞に当選すると、第1及び第2ジ ックポット賞のいずれか一方の当選を決定 るための特別ジャックポット抽選が行われ 。したがって、ファンタジックチャンスで 別抽選権利賞に当選する場合には、その後 ジャックポット抽選での当選結果が出るま は、どのジャックポット賞に当選するかが 定されず、2種類のジャックポット賞のうち のいずれに当選し得るのかについて段階的に 楽しむことができる。

 また、本実施形態においては、第1ジャッ クポット賞の払出量増加条件は上述したよう にいずれかのステーション10にメダルが投入 れることであり、第2ジャックポット賞の払 出量増加条件は上述したようにハズレが決定 されたファンタジックチャンスでボール収容 口にボールが入ったことである。このように 、各ジャックポット賞の払出量増加条件が互 いに異なるように設定することで、各ジャッ クポット賞のジャックポット貯留枚数を増加 させる条件の多様化を図ることができ、ゲー ム性が向上する。ただし、各ジャックポット 賞の払出量増加条件を互いに同じ条件として もよい。

 なお、本実施形態では、事前抽選であるフ ンタジックチャンスと、ジャックポット抽 の両方とも物理抽選である場合について説 したが、いずれか一方又は両方を、乱数を いた抽選プログラムを実行して抽選を行う ンピュータ抽選としてもよい。
 また、本実施形態では、プッシャーゲーム を例に挙げて説明したが、他のゲーム機に いても同様の効果を発揮することができる
 また、本実施形態では、互いに独立したプ シャーゲームを進行する複数のステーショ 10を備えたゲーム装置であるプッシャーゲ ム機1内にジャックポット抽選装置を設け、 ずれかのステーション10でジャックポット 選の開始条件が満たされたときにジャック ット抽選装置でジャックポット抽選を開始 る例について説明したが、本発明はこのよ な構成に限られない。例えば、本実施形態 ように複数のプレイヤーが同時期にプレイ るような複数人プレイ型のゲーム装置に限 ず、1人プレイ型のゲーム装置であっても本 明は適用可能である。また、例えば、複数 ゲーム装置を通信ネットワークを介してジ ックポット抽選装置に接続し、いずれかの ーム装置でジャックポット抽選の開始条件 満たされたときにジャックポット抽選装置 ジャックポット抽選を開始するようなゲー システムであっても、本発明は適用可能で る。

 なお、上記実施形態において、コンピュ タプログラム等のソフトウェアにより実現 れている手段は、回路、チップ等のハード ェアにより実現してもよく、また、回路、 ップ等のハードウェアにより実現されてい 手段は、コンピュータプログラム等のソフ ウェアにより実現してもよい。