Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
JOINT OF BOARDING BRIDGE AND BOARDING BRIDGE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/113327
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a joint of a boarding bridge in which smooth alighting and boarding can be ensured while suppressing a feeling of uneasiness of a passenger by eliminating the level difference between the alighting/boarding section of an aircraft and a passage. The passage (27) is constituted from a fixed passage (29), and an adjustment passage (31) installed at the front end of the fixed passage (29) for the purpose of adjusting the level difference between the fixed passage (29) and the alighting/boarding section (23). The adjustment passage (31) includes an elevating/lowering floor (35) having a swinging shaft (41) substantially orthogonal to the passing direction (T) on the side of the fixed passage (29), and an adjustment floor (37) having a swinging shaft (53) extending in the direction intersecting the passing direction (T) on the side of the fixed passage (29) and swinging around the swinging shaft (53). Any one of the elevating/lowering floor (35) and the adjustment floor is mounted to the fixed passage (29), and the other is mounted in the surface of the one and provided with a slide floor (39), which is capable of extending in and retracting from the passing direction (T), at the lower portion thereof.

Inventors:
OKAHIRA YUKIO (JP)
IWAMOTO KENJI (JP)
TAKARADA AKIRA (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/050854
Publication Date:
September 17, 2009
Filing Date:
January 21, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
MITSUBISHI HEAVY IND TRANSP EQ (JP)
OKAHIRA YUKIO (JP)
IWAMOTO KENJI (JP)
TAKARADA AKIRA (JP)
International Classes:
B64F1/305
Foreign References:
JPS6443605U1989-03-15
JPS6342080Y21988-11-04
JPS5746239Y21982-10-12
JPS5887700U1983-06-14
US6122789A2000-09-26
JP2004155257A2004-06-03
Other References:
See also references of EP 2251262A4
Attorney, Agent or Firm:
FUJITA, Takaharu et al. (JP)
Takaharu Fujita (JP)
Download PDF:
Claims:
 トンネル部の先端側に備えられ、航空機の乗降部と接続されて通路を形成するボーディングブリッジの接続部であって、
 前記通路は、前記トンネル部へ連通され、少なくとも先端部が面内で旋回可能とされている固定通路部と、該固定通路部の先端部に設置され該固定通路部および前記乗降部間の段差を調整する調整通路部とで構成され、
 該調整通路部は、
 前記固定通路側に通行方向に略直交した揺動軸線を持ち、該揺動軸線を中心に揺動する昇降通路と、
 前記固定通路側に前記通行方向と交差する方向に延在する揺動軸線を持ち該揺動軸線を中心に揺動する幅方向傾斜調整通路と、を備え、
 前記昇降通路および前記幅方向傾斜調整通路のいずれか一方は、前記固定通路部に取り付けられ、他方はその一方の面内に取り付けられるとともにその下部に前記通行方向に出没可能なスライド通路が取り付けられているボーディングブリッジの接続部。
 前記幅方向傾斜調整通路の揺動軸線は、前記通行方向の先端側を向いて左側が先端側に、右側が前記トンンネル側に位置している請求項1に記載のボーディングブリッジの接続部。
 前記スライド通路の先端部には、弾性材料で形成された緩衝部が備えられている請求項1または請求項2に記載されたボーディングブリッジの接続部。
 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された接続部がトンネル部の先端側に備えられているボーディングブリッジ。
Description:
ボーディングブリッジの接続部 よびボーディングブリッジ

 本発明は、航空機、船等で乗客の乗降に いられるボーディングブリッジおよびその 続部に関するものである。

 ボーディングブリッジは、たとえば、空港 ターミナルビルと航空機とを連絡するトン ル状の歩行通路であり、ターミナルビルと 空機との間での乗客の直接の乗り降りを可 にするものである。
 ボーディングブリッジの先端部は航空機の 降部と接続され、乗降部の床部とボーディ グブリッジの通路とで歩行通路が形成され 。
 乗降部の扉の下端部は、乗降部の床部より 下方に位置しているので、乗降部の床部と ーディングブリッジの通路との段差を完全 なくしてしまうと、扉が通路に当接するた それを開閉することが困難となる。
 扉の開閉が確実に行われ、かつ、乗客等の 降に伴い航空機が上下方向に移動するのに しボーディングブリッジを追従させる追従 度を勘案して余裕を持たせるため、通路の 置は、乗降部の床部の位置より、たとえば 百数十mm程度、低くされている。

 通行者がこの段差につまずいて転倒する等 恐れがあるし、特に、車椅子通行者にとっ は、航空機に容易に乗降することができな った。
 これを解消するものとして、たとえば、特 文献1に示されるものが提案されている。
 これは、ボーディングブリッジの先端部に 上部の通路部が上下方向に移動可能とされ 昇降リフターを備えている。昇降リフター 通路部を下降位置とした状態で、先端部を 続し扉を開放した後、たとえば、航空機か 降りる場合、必要に応じ通路部を上昇させ それと乗降部の床部面とを略同じ高さとし 航空機から段差なく移動できるようにする 昇降リフターの通路部に移動した後、昇降 フターを下降させ、後方の床面と段差が生 ないようにし、ターミナルビルへ移動する のである。航空機へ乗る場合には、反対の 順となる。

特開2004-155257号公報

 しかしながら、特許文献1に示されるもの は、通行の都度昇降テーブルの上昇および下 降を行う必要があるので、スムーズな乗降を 阻害することになるという問題がある。

 本発明は、上記課題に鑑み、航空機の乗 部と通路との段差を解消し、通行者の不安 を抑制するとともに滑らかな乗降を行える ーディングブリッジの接続部を提供するこ を目的とする。

 上記課題を解決するために、本発明は以下 手段を採用する。
 すなわち、本発明の第1態様は、トンネル部 の先端側に備えられ、航空機の乗降部と接続 されて通路を形成するボーディングブリッジ の接続部であって、前記通路は、前記トンネ ル部へ連通され、少なくとも先端部が面内で 旋回可能とされている固定通路部と、該固定 通路部の先端部に設置され該固定通路部およ び前記乗降部間の段差を調整する調整通路部 とで構成され、該調整通路部は、前記固定通 路側に通行方向に略直交した揺動軸線を持ち 、該揺動軸線を中心に揺動する昇降通路と、 前記固定通路側に前記通行方向と交差する方 向に延在する揺動軸線を持ち該揺動軸線を中 心に揺動する幅方向傾斜調整通路と、を備え 、前記昇降通路および前記幅方向傾斜調整通 路のいずれか一方は、前記固定通路部に取り 付けられ、他方はその一方の面内に取り付け られるとともにその下部に前記通行方向に出 没可能なスライド通路が取り付けられている ボーディングブリッジの接続部である。

 本態様によれば、昇降通路および幅方向傾 調整通路を下方に揺動させた状態で、トン ル部を伸長させ、接続部を航空機の乗降部 覆うように設置、すなわち、接続する。こ とき、調整通路部の昇降通路および幅方向 斜調整通路の位置は乗降部の床部および扉 下端位置よりも、たとえば、百数十mm程度 くなるように設定して接続する。
 このようにすると、航空機の扉は調整通路 の昇降通路および幅方向傾斜調整通路に接 することがないので、扉は支障なく開放す ことができる。
 そして、扉を開いた後、昇降通路を揺動さ 、その通路面を延長したところが乗降部の 部に位置するようにする。この状態でスラ ド通路を繰り出すと、スライド通路の先端 乗降部の床部の端部に接触する。これによ 、調整通路部は乗降部の床部に連続した通 が形成されるので、通行者、特に、車椅子 行者は段差なく、容易に、かつ、滑らかに 動することができる。

 また、幅方向傾斜調整通路の揺動軸線は通 方向に交差するようにされているので、幅 向傾斜調整通路を揺動させると、たとえば 先端部では幅方向に高さが異なる、すなわ 、幅方向に傾斜することになる。また、揺 させる大きさを調整することによって傾斜 大きさを調整することができる。
 航空機の通路部高さ位置には航空機の大き 等によって種々のものがある。その高さに 応するため、トンネル部および接続部が上 方向に傾斜されることがある。このように 斜した状態で、固定通路が旋回すると、調 通路部も併せて旋回するので、調整通路部 通路は航空機の乗降部に対して幅方向に傾 することになる。この場合、幅方向傾斜調 通路を揺動させることによって調整通路部 通路を傾斜させ、略平行となるようにする とができる。この状態で、昇降通路および ライド通路を前述のように用いることによ て、調整通路部は乗降部の床部に連続した 路が形成される。
 このように、航空機の種類に関係なく連続 た通路が形成できるので、通行者の転倒、 まずき等の事態が発生することを抑制する とができる。
 また、調整通路部の調整は、最初の接続時 最後の離脱時とに行われるだけであるので 通行者の乗降を阻害することはなくなり、 降を滑らかに行うことができる。
 なお、幅方向傾斜調整通路の揺動軸線は取 扱う航空機の種類に応じて傾斜状態を選択 ることになる。

 また、上記態様では、前記幅方向傾斜調 通路の揺動軸線は、前記通行方向の先端側 向いて左側が先端側に、右側が前記トンン ル側に位置していることが好適である。

 トンネル部が航空機の翼と干渉しないよう するため、固定通路は左側に旋回されるこ が一般的である。トンネル部および接続部 先端が下方向に傾斜されている状態で固定 路が左側に旋回されると、調整通路部も併 て旋回するので、調整通路部の通路はトン ル部から見て左側が低くなる。
 本発明によれば、幅方向傾斜調整通路を上 に揺動させると、幅方向傾斜調整通路は通 方向の先端側を向いて右側が高く左側に行 に連れて低くなるので、この状態に対応す ことができる。

 また、上記態様では、前記スライド通路の 端部には、弾性材料で形成された緩衝部が えられていることが好適である。
 このようにすれば、スライド通路が航空機 当接しても、緩衝部がその衝撃を緩和する で、損傷が発生することを抑制することが きる。

 また、本発明の第2態様は、第1態様にか る接続部がトンネル部の先端側に備えられ いるボーディングブリッジである。

 このように、航空機から段差のない通路を 成できる接続部ので、通行者は安心、安全 かつ、容易に乗降することができる。
 また、調整通路部の調整は、最初の接続時 最後の離脱時とに行われるだけであるので 通行者の乗降を阻害することはなくなり、 降を滑らかに行うことができる。

 本発明によれば、通路は固定通路部と調整 路部とで構成され、調整通路部が、固定通 側に通行方向に略直交した揺動軸線を持つ 降通路と、固定通路側に前記通行方向と交 する方向に延在する揺動軸線を持つ幅方向 斜調整通路と、を備え、昇降通路および幅 向傾斜調整通路のいずれか一方は、固定通 部に取り付けられ、他方はその一方の面内 取り付けられるとともにその下部に前記通 方向に出没可能なスライド通路が取り付け れているので、乗降部の床部から連続した 路が形成でき、通行者の不安感を抑制する とができる。
 また、航空機から接続床へ乗り移る際、注 していなくても、踏み外す可能性を防止で るので、安全性を向上させることができる
 さらに、調整通路部の調整は、最初の接続 と最後の離脱時とに行われるだけであるの 、通行者の乗降を阻害することはなくなり 乗降を滑らかに行うことができる。

本発明の一実施形態にかかるボーディ グブリッジの全体概略構成を示す正面図で る。 本発明の一実施形態にかかるボーディ グブリッジの先端部を示す部分平面図であ 。 本発明の一実施形態にかかる調整通路 示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかる調整通路 一部を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる調整通路 別の一部を示す側面図である。 図3のX視図である。 本発明の一実施形態にかかる調整フロ の作用を示す図3のX視図である。 本発明の一実施形態にかかる調整フロ の作用を示す図3のX視図である。 本発明の一実施形態にかかる小型の航 機に対する接続手順を示す部分側面図であ 。 本発明の一実施形態にかかる小型の航 空機に対する接続手順を示す部分側面図であ る。 本発明の一実施形態にかかる小型の航 空機に対する接続手順を示す部分側面図であ る。 本発明の一実施形態にかかる小型の航 空機に対する接続手順を示す部分側面図であ る。

符号の説明

1 ボーディングブリッジ
7 基端トンネル
9 先端トンネル
11 ヘッド
13 航空機
23 乗降部
26 扉
27 通路
29 固定通路
31 調整通路
35 昇降フロア
37 調整フロア
39 スライドフロア
41 揺動軸
79 緩衝部材
T 通行方向

 以下、本発明の一実施形態について伸縮す トンネル部分が2個のトンネルで構成されて いるボーディングブリッジ1を一例として図1~ 図12を用いて説明する。
 図1は、ボーディングブリッジ1の全体概略 成を示す正面図である。図2は、ボーディン ブリッジ1の先端部を示す部分平面図である 。
 ボーディングブリッジ1は、空港のターミナ ルビルと航空機13とを連絡し、ターミナルビ と航空機13との間に乗客(通行者)の通行路を 形成し、直接の乗り降りを可能にするもので ある。

 ボーディングブリッジ1には、ターミナル ビルへ通じる固定橋3に固定して設けられる タング5と、ロタング5に水平方向に回動可能 に接続されている基端トンネル(トンネル部)7 と、基端トンネル7の先端側に入れ子式に嵌 された先端トンネル(トンネル部)9と、先端 ンネル9の先端部に設けられているヘッド(接 続部)11とが備えられている。

 ロタンダ5の下部には、地上に固定して設置 された固定脚15が設けられている。先端トン ル9の長手方向先端側には、可動脚17が設け れている。
 ボーディングブリッジ1は、固定脚15と可動 17とによって支持されている。
 可動脚17は、上下方向に伸縮する構造とさ 、図示しない駆動源によって伸縮されるこ によってボーディングブリッジ1は上下方向 揺動する。
 基端トンネル7および先端トンネル9はそれ れ中空の長四角柱形状をしている。基端ト ネル7および先端トンネル9は、四角柱の各辺 に鋼製の構造梁が配置され、両側面および上 下面に、構造梁を連結するように、たとえば 、アルミ合金製のパネルが取付けられて、筒 状に形成されている。パネルは、鋼製、樹脂 製、透明材料(樹脂、ガラス等)等で形成する うにしてもよい。

 先端トンネル9の中空部の横断面積は、基端 トンネル7の横断面積よりも大きく構成され いる。先端トンネル9の中空部は、基端トン ル7の外周面を案内するように構成されてい る。
 先端トンネル9は、可動脚17が移動するのに って長手方向Nに移動し、ボーディングブリ ッジ1の長さを伸縮させる。この伸縮によっ ロタング5と航空機13との間の距離の変化に 応している。
 ロタンダ5、基端トンネル7および先端トン ル9には、その略全長に亘り乗客が通行する 路(図示略)が設けられている。

 ヘッド11には、先端トンネル9の先端部に取 付けられているヘッド本体19と、ヘッド本 19と航空機13の乗降部23とをつなぐ連結部21と 、が備えられている。
 ヘッド本体19は、軸線が上下方向に延在す 略円筒形状をしている。
 連結部21は略直方体形状をしている。ヘッ 本体は、中心点Oを中心に旋回するようにさ ている。ヘッド本体19の旋回に伴って連結 21は、図2に示されるように一定の角度範囲 で首振り運動を行う。
 連結部21の先端部には、ジャバラ構造によ て長手方向に伸縮し、乗降部23の周囲を、扉 26が開放できるように覆って、航空機13の外 に沿って密着される連結体25が備えられてい る。

 図3は、ヘッド11の内部の通路27を示す部分 面図である。
 通路27には、固定通路29と、調整通路31と、 ムダンパー33とが備えられている。
 固定通路29は、ヘッド本体19および連結部21 またがり設置され、ヘッド本体19の旋回に い旋回される。
 なお、連結部21がヘッド本体19の廻りに旋回 するようにしてもよく、この場合には連結部 21に位置する固定通路29のみが旋回すること なる。

 固定通路29の側部には、ターミナルビルと 空機13とを接続するためにボーディングブリ ッジ1を操作する操作盤28が設けられている。
 ゴムダンパー33は固定通路27の先端下部に、 固定通路29から突出するように略全幅に亘り 付けられている。ゴムダンパー33は、航空 13に接触した時の衝撃を緩和するとともに調 整通路31の先端部と乗降部23との間隔を維持 る機能を有する。

 調整通路31には、昇降フロア(昇降通路)35と 調整フロア(幅方向傾斜調整通路)37と、スラ イドフロア(スライド通路)39とが備えられて る。
 昇降フロア35は、揺動軸(揺動軸線)41によっ 先端側が上下方向に揺動するように固定通 29に取り付けられている。
 揺動軸41の延在方向は、通行方向Tに略直交 るように配置されている。したがって、揺 軸41は、ゴムダンパー33に略平行になるよう に設置されている。

 図4に示されるように、モータによって雌ネ ジを回転させ雄ネジを伸縮させるネジシリン ダ43は、ブラケット45によって固定通路29に取 り付けられている。ネジシリンダ43の伸縮す 先端にはく字状のレバー47が取り付けられ いる。レバー47の端部は、固定通路29側に回 自在に支持された軸49に固定されている。 バー51は、一端が軸49に他端が昇降フロア35 固定されている。
 ネジシリンダ43の伸縮によってレバー47を介 して軸49が回転し、レバー51を揺動すること よって昇降フロア35は揺動軸41を中心に上下 向に揺動する。

 調整フロア37は先端側がゴムダンパー33に略 平行とされ、ヘッド本体19側、すなわち、先 トンネル9側が三角形状に突起した五角形状 をしている。調整フロア37は、昇降フロア35 内側に、すなわち、昇降フロア35によって先 端側の辺以外を囲われて、それと面一となる ように配置されている。
 調整フロア37は揺動軸(揺動軸線)53によって 端側が上下方向に揺動するように昇降フロ 35に取り付けられている。揺動軸53は、調整 フロア37のヘッド本体19側の辺の内、通行方 の先端側を向いて右側がヘッド本体19側に寄 っている辺に沿って配置されている。したが って、揺動軸53は、通行方向Tと交差する方向 に延在するように配置されている。

 図5に示されるように、モータによって雌ネ ジを回転させ雄ネジを伸縮させるネジシリン ダ55は、ブラケット57によって昇降フロア35に 取り付けられている。ネジシリンダ55の伸縮 る先端には円弧状のレバー59が取り付けら ている。レバー59の端部は、昇降フロア35側 回動自在に支持された軸61に固定されてい 。円弧状のレバー63は、一端が軸61の突起部 回動自在に取り付けられ、他端が調整フロ 37に固定されたブラケット67に支持された軸 65に回動自在に取り付けられている。
 ネジシリンダ55の伸縮によってレバー59を介 して軸61が回転し、レバー63を押上げること よって調整フロア37は揺動軸53を中心に上下 向に揺動する。

 スライドフロア39は、略矩形状をした板部 であり、調整フロア37の下方に案内機構71に って通行方向Tに出没自在に取り付けられて いる。
 案内機構71は、調整フロア37に固定して取り 付けられた案内部73と、スライドフロア39の 部に通行方向Tに沿って延在するように取り けられた案内板75とで構成されている。
 スライドフロア39の先端部には、略全幅に りゴム製の緩衝部材79が取り付けられている 。

 以上、説明した本実施形態にかかるボーデ ングブリッジ1の動作について説明する。
 ボーディングブリッジ1は、先端トンネル9 図1の二点鎖線で示されるように基端トンネ 7と大きく嵌合された状態、すなわち縮長さ れた状態で待機している。
 航空機13が到着すると、可動脚17が作動し、 先端トンネル9が航空機13に向かい移動する。 すなわち、ボーディングブリッジ1が伸長さ る。このとき、昇降フロア35は固定通路29と 一になるように下方に揺動されている。

 中大型の航空機13の場合、図1に示されるよ に略水平な状態で伸長される。この場合、 ッド11が航空機13の乗降部23に接近し、連結 21の連結体25が乗降部23に対向した所定位置 すなわち、ゴムダンパー33が航空機13に当接 する位置に到ると、ボーディングブリッジ1 伸長および移動を停止する。
 このとき、ヘッド本体19の固定通路29および 調整通路31の高さ位置は、図4および図5に示 れるように乗降部23の床部24の高さ位置から たとえば、100~150mm下方に位置するようにさ る。この距離は、一例であり、たとえば、2 00~300mmとしてもよい。
 この状態で、連結体25を航空機13側に伸長さ せ、その先端を航空機13の外板に沿って密着 せる。

 このようにして、ヘッド11を航空機13に接続 すると、乗降部23の扉26を開放する。
 このとき、調整通路31は下方に揺動された 態とされている、すなわち、床部24よりも十 分低い位置にある、ので、扉26は支障なく開 ことができる。
 扉26を開いた後、ネジシリンダ43を伸長させ て昇降フロア35を上方に、昇降フロア35の上 の延長が床部24の端部に位置するように揺動 させる。
 次いで、ネジシリンダ69を伸長させてスラ ドフロア39を緩衝部材79が航空機13に当接す まで前進させる。
 これらの操作は、作業員が目視によって操 する。この場合、ネジシリンダ43,69は小さ ものであるので、容易に微調整することが きる。

 これにより、乗降部23の床部24から固定通 路29まで連続した通路が形成されるので、通 者、特に、車椅子通行者は航空機13からヘ ド11まで段差なく、容易に移動することがで きる。また、通行者の転倒、つまずき等の事 態が発生することを抑制することができ、通 行者はこれらの心配をすることなく安心して 通行することができる。

 通行者の通行が終了すると、前記と逆の手 でボーディングブリッジ1は待機位置に戻る ことになる。
 このように、調整通路31の調整は、最初の 続時と最後の離脱時とに行われるだけであ ので、通行者の乗降を阻害することはなく る。これにより、通行者の乗降を滑らかに うことができる。

 次に、小型の航空機13で、連結部21を図2に いて2点鎖線で示すように左側に旋回させて 続する場合について、図9~図12を用いて説明 する。
 小型の航空機13の乗降部23は低い位置にある ので、ボーディングブリッジ1は可動脚を縮 し、先端が下方に傾斜した状態で伸長され 。
 この場合、図9に示されるように、ヘッド11 航空機13の乗降部23に接近すると、航空機13 ら少し離れた位置、たとえば、500mm程度は れた位置でボーディングブリッジ1の伸長を める。

 次いで、スライドフロア39と床部24との平行 度を調整する。
 図6の状態からネジシリンダ55を伸長させて 整フロア37を上方に揺動させると、図7に示 れるように揺動半径の大きいヘッド本体19 から見て右側が左側に比べて高くなる。
 先端が下方に傾斜し、連結部21が左側に旋 していると、図8に示されるように固定通路2 9および調整通路31の通行面は航空機13側から て左側が下がった状態に傾斜(ヘッド本体19 から見て右側が下がった状態に傾斜)してい る。この状態で、調整フロア37を所定量上方 揺動させると、図8に示されるように、略水 平、すなわち、床部24と略平行な状態とする とができる。
 図10はこの状態を側面から見たものである

 再び、ボーディングブリッジ1を伸長させ、 ヘッド11が航空機13の乗降部23に接近し、ゴム ダンパー33が航空機13に当接する位置に到る 、ボーディングブリッジ1の伸長および移動 停止する。
 そして、連結体25を航空機13側に伸長させ、 その先端を航空機13の外板に沿って密着させ 。

 このようにして、ヘッド11を航空機13に接続 すると、乗降部23の扉26を開放する。
 このとき、調整通路31は下方に揺動された 態とされている、すなわち、床部24よりも十 分低い位置にある、ので、扉26は支障なく開 ことができる。
 扉26を開いた後、ネジシリンダ43を伸長させ て昇降フロア35を上方に、昇降フロア35の上 の延長が床部24の端部に位置するように揺動 させる。(図11参照)
 次いで、図12に示されるように、ネジシリ ダ69を伸長させてスライドフロア39を緩衝部 79が航空機13に当接するまで前進させる。
 これらの操作は、作業員が目視によって操 する。この場合、ネジシリンダ43,55,69は小 なものであるので、容易に微調整すること できる。

 これにより、乗降部23の床部24から固定通 路29まで連続した通路が形成されるので、通 者、特に、車椅子通行者は航空機13からヘ ド11まで段差なく、容易に移動することがで きる。また、通行者の転倒、つまずき等の事 態が発生することを抑制することができ、通 行者はこれらの心配をすることなく安心して 通行することができる。

 通行者の通行が終了すると、前記と逆の手 でボーディングブリッジ1は待機位置に戻る ことになる。
 このように、調整通路31の調整は、最初の 続時と最後の離脱時とに行われるだけであ ので、通行者の乗降を阻害することはなく る。これにより、通行者の乗降を滑らかに うことができる。

 なお、ロタンダ5から先端トンネル9まで 通路をヘッド11の通路と連続するようにすれ ば、一層良好である。

 なお、本実施形態では、昇降フロア35に 整フロア37を取り付けているが、調整フロア 37を固定通路29に取り付け、調整フロア37の中 に昇降フロア35を取り付けるようにしてもよ 。この場合、スライドフロア39は、昇降フ ア35に取りつけられることになる。

 なお、本発明は上記実施形態に限定される のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範 内において適宜変更することができる。
 たとえば、基端トンネル7と先端トンネル9 の間に適宜数の中間トンネルが備えられて るボーディングブリッジ1にも適用すること できる。