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Patent Searching and Data


Title:
KEY SEAT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/132879
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a key seat capable of freely determining the shape of touch sensor elements, the position at which the touch sensor elements are set, the number of touch sensor elements to be set in an input device provided with the touch sensor elements on switch elements. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A key seat having a key base, key tops placed on the surface of the key base, and a substrate which is disposed below the key base and on which switch elements are provided is characterized by providing sensor target position detection patterns having touch sensor elements on the key base.

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Inventors:
SATO RYO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/054060
Publication Date:
November 06, 2008
Filing Date:
March 06, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SUNARROW LTD (JP)
SATO RYO (JP)
International Classes:
H01H36/00; H01H13/702
Foreign References:
JP2002351606A2002-12-06
JP2002196856A2002-07-12
JPS5524392A1980-02-21
JP2007065993A2007-03-15
Other References:
See also references of EP 2141722A4
Attorney, Agent or Firm:
TOKITA, Susumu et al. (Daini Kougyou Bldg. 8th FL. 2-12, Toranomon 1-chome, Minato-k, Tokyo 01, JP)
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Claims:
 キーベースと、該キーベースの表面に配置したキートップとを備えるキーシートであって、
 タッチセンサ用素子を有するセンサ対象物位置検出パターンを前記キーベースに設けることを特徴とするキーシート。
 請求項1記載のキーシートにおいて、
 前記キーベースは一つのシート状部材を備え、
 前記センサ対象物位置検出パターンは前記シート状部材の表面及び又は裏面に設けることを特徴とするもの。
 請求項1記載のキーシートにおいて、
 前記キーベースは縦方向に重ねた複数のシート状部材を備え、
 前記センサ対象物位置検出パターンは前記複数のシート状部材のうちの一つのシート状部材の表面及び又は裏面に設けることを特徴とするもの。
 請求項2又は3記載のキーシートにおいて、
 前記センサ対象物位置検出パターンは前記シート状部材の表面及び裏面に設け、
 前記表面に設けた前記センサ対象物位置検出パターンは前記タッチセンサ用素子を有する行又は列を備え、
 前記裏面に設けた前記センサ対象物位置検出パターンは前記タッチセンサ用素子を有する列又は行を備えることを特徴とするもの。
 請求項1乃至4いずれか1項記載のキーシートにおいて、
 前記キーベースはライトガイド機能を有することを特徴とするもの。
 請求項1乃至5いずれか1項記載のキーシートにおいて、
 前記キーベースは前記センサ対象物位置検出パターンの少なくとも一部を保護する保護層をさらに備えることを特徴とするもの。
 請求項1乃至6いずれか1項記載のキーシートにおいて、
 前記センサ対象物位置検出パターンの少なくとも一部と前記キーベースの裏面の前記キートップに対応する位置に当接する又は固着した押し子の少なくとも一部とは重っていることを特徴とするもの。
Description:
キーシート

 この発明は、携帯電話機(所謂PHSを含む) 携帯情報端末(PDA:personal digital assistance等)、 携帯オーディオ、家電製品用リモートコント ローラ、ゲーム遊戯装置、キーボードなどの 電子機器に用いるキーシートに関する。

 現在タッチセンサを利用した入力装置が 発されている。例えば特許文献1には、表示 装置を外部から操作するための入力装置にお いて、操作面に設けられた複数の操作部と、 これら各操作部の裏側にそれぞれ対応して設 けられ、前記操作部に手指が接触した際にこ れを検出する複数のタッチセンサと、これら 各タッチセンサの裏側にそれぞれ対応して設 けられ、前記操作部が押圧された際に前記タ ッチセンサを介して押圧操作される複数のス イッチ要素とを備えたことを特徴とする入力 装置が開示されている。

特開2007-65993号公報

 しかし、特許文献1では、タッチセンサ( なわちタッチセンサ用素子)は操作部(キート ップ)に手指が接触した際にこれを検出する のであり、タッチセンサ用素子をスイッチ 素(メタルドーム等)の上に設けているため、 タッチセンサ用素子の数やタッチセンサ用素 子を設ける位置はスイッチ要素の数や位置、 つまり操作部の数や位置に依存してしまい、 タッチセンサ用素子の数やタッチセンサ用素 子を設ける位置に制約が生じてしまっていた 。また、タッチセンサ用素子の形状について も制約が生じる場合がある。このため、特許 文献1の入力装置は、タッチセンサ用素子の 状、タッチセンサ用素子を設ける位置、及 タッチセンサ用素子を設ける数を自由に決 出来なかった。

 この発明は上記課題に鑑みてなされたも で、その目的はタッチセンサ用素子の形状 タッチセンサ用素子を設ける位置、及びタ チセンサ用素子を設ける数を自由に決定出 るキーシートを提供することにある。

 上記課題を解決するため、本発明に係るキ シートは、
 キーベースと、該キーベースの表面に配置 たキートップとを備えるキーシートであっ 、
 タッチセンサ用素子を有するセンサ対象物 置検出パターンを前記キーベースに設ける とを特徴とする。

 また、本発明に係るキーシートでは、
 前記キーベースは一つのシート状部材を備 、
 前記センサ対象物位置検出パターンは前記 ート状部材の表面及び又は裏面に設けるこ を特徴とする。

 また、本発明に係るキーシートでは、
 前記キーベースは縦方向に重ねた複数のシ ト状部材を備え、
 前記センサ対象物位置検出パターンは前記 数のシート状部材のうちの一つのシート状 材の表面及び又は裏面に設けることを特徴 する。

 また、本発明に係るキーシートでは、
 前記センサ対象物位置検出パターンは前記 ート状部材の表面及び裏面に設け、
 前記表面に設けた前記センサ対象物位置検 パターンは前記タッチセンサ用素子を有す 行又は列を備え、
 前記裏面に設けた前記センサ対象物位置検 パターンは前記タッチセンサ用素子を有す 列又は行を備えることを特徴とする。

 また、本発明に係るキーシートでは、
 前記キーベースはライトガイド機能を有す ことを特徴とする。

 また、本発明に係るキーシートでは、
 前記キーベースは前記センサ対象物位置検 パターンの少なくとも一部を保護する保護 をさらに備えることを特徴とする。

 また、本発明に係るキーシートでは、
 前記センサ対象物位置検出パターンの少な とも一部と前記キーベースの裏面の前記キ トップに対応する位置に当接する又は固着 た押し子の少なくとも一部とは重っている とを特徴とする。

 本発明に係るキーシートによれば、タッ センサ用素子を有するセンサ対象物位置検 パターンをキーベースに設けることにより センサ対象物位置検出パターンをキートッ と重ねて設けることが出来、センサ対象物 置検出パターンの形状がキートップの位置 に制約されることもないので、タッチセン 用素子をどこにどれだけどのような形状で けるかの制約も無い。このため、タッチセ サ用素子の形状、タッチセンサ用素子を設 る位置、及びタッチセンサ用素子を設ける を自由に決定出来る。

第一実施形態に係るキーシートの一例 分解した状態と、このキーシートを配置す 基板とを示す斜視図である。 第一実施形態に係るキーシートの一例 、このキーシートを配置した基板との拡大 面図である。 第一実施形態に係るキーシートの一例 電子機器である携帯電話機に組み込んだ場 の携帯電話機の斜視図である。 (a)は、センサ対象物位置検出パターン 一例を設けたシート状部材の表面の一例図 ある。(b)は、センサ対象物位置検出パター の一例を設けたシート状部材の裏面の一例 である。 (a)は、センサ対象物位置検出パターン 設けたシート状部材の表面と、キートップ の位置関係を示す一例図である。破線はキ トップを示す。(b)は、センサ対象物位置検 パターンを設けたシート状部材の裏面と、 し子との位置関係を示す一例図である。破 は押し子を示す。 (a)は、センサ対象物位置検出パターン 一例を設けたシート状部材の表面の一例図 ある。(b)は、センサ対象物位置検出パター の一例を設けたシート状部材の裏面の一例 である。 (a)は、センサ対象物位置検出パターン 一例を設けたシート状部材の表面の一例図 ある。(b)は、センサ対象物位置検出パター の一例を設けたシート状部材の裏面の一例 である。 センサ対象物位置検出パターンの一例 シート状部材の表面または裏面に設けた一 図である。 第一実施形態に係るキーシートの一例 斜視図である。 第二実施形態に係るキーシートの一例 を分解した状態と、このキーシートを配置す る基板とを示す斜視図である。 第二実施形態に係るキーシートの一例 と、このキーシートを配置した基板との拡大 断面図である。 第三実施形態に係るキーシートの一例 を分解した状態と、このキーシートを配置す る基板とを示す斜視図である。 第三実施形態に係るキーシートの一例 と、このキーシートを配置した基板との拡大 断面図である。

符号の説明

1A、1B、1C            キーシート
3A、3B、3C            キーベース
7                   キートップ
9                   カバー部材
10                  シート状部材
15                  保護層
17                  シート状部材
18                  ライトガイド機 付シート状部材
20                  押し子層
20a                 押し子
50                  センサ対象物位 検出パターン
250                 センサ対象物位 検出パターン
350                 センサ対象物位 検出パターン
550                 センサ対象物位 検出パターン
52、54               タッチセンサ用 子
252、254             タッチセンサ用素
352、354             タッチセンサ用素
452、454             タッチセンサ用素
552、554             タッチセンサ用素
53                  列
253                 行
353                 列
55                  行
255                 列
355                 行
57、58               配線
257、258             配線
357、358             配線
557、558             配線

 本発明の実施形態の一例について図面を 照しながら説明する。なお、図面において 様のものや対応するもの、総称できるもの ついては同じ符号を付して説明する。また 図面において同様のものや対応するもの、 称できるものが複数ある場合、その一部に いてのみ符号を付した。さらに、本発明に るキーシートは、下記の実施形態にのみ限 されるものではない。本発明の要旨を逸脱 ない範囲で実施形態に適宜変更を加えるこ が出来るのはもちろんである。

(第一実施形態)
(構成)
 図1は、第一実施形態に係るキーシートの一 例を分解した状態と、このキーシートを配置 する基板とを示す斜視図である。図2は、第 実施形態に係るキーシートの一例と、この ーシートを配置した基板との拡大断面図で る。図3は、第一実施形態に係るキーシート 一例を電子機器である携帯電話機に組み込 だ場合の携帯電話機の斜視図である。図4(a) は、センサ対象物位置検出パターンの一例を 設けたシート状部材の表面の一例図である。 図4(b)は、センサ対象物位置検出パターンの 例を設けたシート状部材の裏面の一例図で る。

 キーシート1Aは、キートップ7、カバー部 9、キーベース3A、押し子層20を備える。キ シート1Aは、携帯電話機に組み込む際に携帯 電話機の基板30の上に配置される。

 カバー部材9は、キーシート1A全体を補強 る、携帯電話機の筐体を構成する等のため 設ける。携帯電話機の筐体に設けた貫通孔 らキートップ7を露出させる等の場合にはカ バー部材9が不要の場合がある。キートップ7 士が非常に近接している等の場合にはカバ 部材9が不要の場合がある。

 また、キートップ7と、カバー部材9とが 一体的になり一枚の板状部材として形成さ ることもある。この場合、板状部材の、数 、文字、記号又は絵柄等が表現された領域 、押し子20aに対応する領域等をキートップ し、その他の領域をカバー部材とする。

 キートップ7は、多方向(カーソル)キー、 ンキー及び機能キー等をそれぞれ構成する キートップ7は一つ以上あればよいが、通常 は複数となる。

 キートップ7及びカバー部材9は、硬質樹 等の各種合成樹脂や各種ガラス等の材料等 より形成される。硬質樹脂は、基本的に透 性を有する材質によって形成され、これら 樹脂としては、ポリカーボネイト樹脂、ポ ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコ ン系樹脂等がある。また、キートップ7の表 又は裏面には、印刷、塗装等の適宜な方法 より数字、文字、記号又は絵柄等が表現さ る。

 キートップ7及びカバー部材9は、キーベ ス3Aの表面(キートップ7側の面)に接着剤、粘 着材等で構成される固着層40により固着され ことにより配置される。固着層40は、例え キートップ7及びカバー部材9の裏面(基板30側 の面)に例えば印刷して設けたホットメルト により構成される。キーベース3Aの表面は、 シート状部材10の表面である。シート状部材1 0の表面は、保護層15等の層等やセンサ対象物 位置検出パターン50aを設けた後の表面を適宜 含む表現である。キーベース3Aの裏面は、シ ト状部材10の裏面である。シート状部材10の 裏面は、保護層15等の層等やセンサ対象物位 検出パターン50bを設けた後の裏面を適宜含 表現である。

 キーベース3Aは、シート状部材10を備える 。具体的には、キーベース3Aが備えるシート 部材10は一つであり、他のシート状部材を えない。

 シート状部材10は、例えば厚さ0.05mm以下 一枚のフィルムシート等により構成される シート状部材10は、適宜表面及び又は裏面の 少なくとも一部を何らかの層でコーティング 等しても良い。シート状部材10(又はフィルム シート)は、例えばTPU(熱可塑性ポリウレタン 脂)等の各種エラストマー、例えばPET(ポリ チレンテレフタラート)等の各種合成樹脂の した材料により適宜の方法で構成される。

 シート状部材10は、複数のフィルムシー を重ね合わせた多層構造のものでもよい。 数のフィルムシートのうちの一以上のフィ ムシートの表面及び又は裏面に上記の層を けても良い。シート状部材10は一枚のフィル ムシートにより形成することにより、より簡 単にキーシート1Aを形成でき、またキーシー 1Aの薄型化が図れる。

 キーベース3Aは、シート状部材10の表面及 び又は裏面に設けた一以上の層を適宜備える 。この層は例えば印刷により形成される印刷 層である。例えば、この印刷層は、センサ対 象物位置検出パターン50aの少なくとも一部、 特にタッチセンサ用素子52や配線57を保護す 保護層15(図1のキーベース3A上の破線参照)で る。保護層15は、センサ対象物位置検出パ ーン50aの少なくとも一部を覆うようにシー 状部材10の表面に設けるが、この表面に替え るか加えてセンサ対象物位置検出パターン50b の少なくとも一部を覆うようにシート状部材 10の裏面に設けてもよい。保護層15は、図2、 4、図5においては省略する。

 シート状部材10の表面に設けた保護層15は 、例えば、センサ対象物位置検出パターン50a の少なくとも一部、特にタッチセンサ用素子 52や配線57が、キートップ7やカバー部材9等に より傷つけられること等を防ぐ。シート状部 材10の裏面に設けた保護層15は、例えば、セ サ対象物位置検出パターン50bの少なくとも 部、特にタッチセンサ用素子54や配線58が、 し子層20を形成する際に傷つけられるか、 板30の備える部材等により傷つけられること を防ぐ。

 シート状部材10の表面(及び又は裏面)に設 けた保護層15は、例えば、センサ対象物位置 出パターン50a(及び又は50b)の少なくとも一 、特にタッチセンサ用素子52(及び又は54)や 線57(及び又は58)が例えば電気的影響等を受 ること等を防ぐ。

 上記傷つけられることや電気的影響等を 慮しなくて良い等の場合、シート状部材10 表面又は裏面に設けた保護層15は適宜不要で ある。保護層15等の上記の層を設けないこと よりキーシート1Aの薄型化が図れる。

 保護層15は、各種塗料等を用いて印刷等 より形成される。

 シート状部材10の表面にタッチセンサ用 子52を有するセンサ対象物位置検出パターン 50aを設け、シート状部材10の裏面にタッチセ サ用素子54を有するセンサ対象物位置検出 ターン50bを設ける。

 キーシート1Aを組み込んだ携帯電話機300 、タッチセンサを有する。タッチセンサ内 検出ポイントは、タッチセンサ用素子52、54 より構成される。キートップ7及びカバー部 材9の表面は、タッチセンサの操作面310とな 。タッチセンサは操作者がこの操作面310を 等のセンサ対象物でなぞった(例えば操作面3 10上で文字を書くために指でなぞった)位置( えば座標)情報を検出ポイントで検出するた に用いるもので非接触型タッチセンサによ 構成される。したがって、キーシート1Aを 子機器に組み込んだ場合、タッチセンサ用 子52、54は操作面310上に露出せず、必ずキー ップ7、カバー部材12(又は操作面を構成する 電子機器の筐体)の下(操作面310の下)に隠れる ように設けられる。

 操作者がこの操作面310を指等でなぞった 置情報は、携帯電話機300の制御部がタッチ ンサを用いて把握する。そして、制御部は の把握した位置情報に基づき所定の処理を って処理結果を表示画面320の表示画面に反 させる。

 例えば、制御部は、操作者の指で操作面3 10上をなぞって書かれた文字をタッチセンサ 用いて把握して表示画面310にこの書かれた 字を表示する。

 なお、非接触型タッチセンサは、例えば 接触型静電容量式タッチセンサにより構成 れる。本実施形態では、タッチセンサは非 触型静電容量式タッチセンサである。

 タッチセンサ用素子52、54は、タッチセン サ内の検出ポイントを構成し、上記の操作者 がこの操作面310を指等(センサ対象物)でなぞ た位置等を検知するために用いるものであ 。タッチセンサ用素子52、54は電極により構 成される。

 センサ対象物位置検出パターン50(50a、50b 総称したもの)は、銅、アルミ、導電ゴム等 の導電体やITO(インジウムスズ酸化物)等の透 電極等により形成される。また、センサ対 物位置検出パターン50の形成方法は、スパ タ、印刷等適宜の方法により行う。形成方 を印刷とすることにより、容易にセンサ対 物位置検出パターン50を形成できる。さらに 印刷にすればセンサ対象物位置検出パターン 50を設けるシート状部材10の温度が上がらず 熱で変形し易い材料でもシート状部材10を形 成できる。センサ対象物位置検出パターン50 透明電極を採用すればキーシート1Aが照光 の場合に有利である。また、透明電極以外 導電体によりセンサ対象物位置検出パター 50を設けることにより、透明電極で設ける場 合よりも安価にセンサ対象物位置検出パター ン50を設けることが出来る場合がある。

 センサ対象物位置検出パターン50aは、タ チセンサ用素子52a乃至52eをそれぞれ有する 、すなわち列53a乃至53eを有する。センサ対 物位置検出パターン50bは、タッチセンサ用 子54a乃至54hをそれぞれ有する行、すなわち 55a乃至55hを有する。

 センサ対象物位置検出パターン50a、50bは タッチセンサ用素子52、54に接続し、電気信 号をキーシート1A外部(例えば携帯電話機の制 御部等)に出力するための配線57、58を適宜含 。センサ対象物位置検出パターン50a、50bは 配線57、58を通る電気信号をキーシート1A外 に出力するために外部と接続する接続部157 158を適宜含む。

 センサ対象物位置検出パターン50a、50bの 状等については後述する。

 キーシート1Aは、さらに押し子層20を備え る。キーベース3Aの裏面に押し子層20を設け 。なお、押し子層20はキーベース3Aの構成要 ではない。

 押し子層20は、押し子20a及び薄肉部20bを える。押し子20aは一以上あればよい。押し 20aはキートップ7に対応した位置のキーベー 3Aの裏面に固着される。押し子20aは基板30上 のスイッチ部32にも対応する。すなわち、キ トップ7、押し子20a、及びスイッチ部32は互 に対応して設けられる。押し子20aは、一つ キートップ7につき複数設けても良い。薄肉 部20bは、押し子20aを設ける際に一緒に形成さ れるものである。

 押し子20aは、スイッチ部32を押圧するた のものであり、キートップ7の押し下げ操作 伴って下方に移動する。

 押し子20aを予め形成してキーベース3Aの 面に固着させる形成方法等、押し子20aの形 方法によってはこの薄肉部20bは形成されな なる。押し子20aは、スイッチ部32を押圧する ために最低限の高さ(薄肉部20bの下面から押 子20aの下面までの高さ)が必要だが、薄肉部2 0bが形成されなければキーシート1Aが最も薄 出来る。

 押し子20aを囲むように、押し子20aの周囲 タッチセンサ用素子を後から固着させるこ により、タッチセンサ用素子をキーシート 設けることも考えられるが、そうすると押 子20aの高さがタッチセンサ用素子の厚さ分 け相対的に低くなってしまい、押し子20aが 述のスイッチ部32を変形させる際のクリッ 感が伝わりにくくなる。これにより、キー ート1Aを組み込んだ電子機器の操作感が悪く なってしまう恐れがある。操作感の良さを確 保するためには、押し子20aの高さをタッチセ ンサ用素子の厚さ分高くする必要が生じ、そ の分キーシートが厚くなる場合がある。セン サ対象物位置検出パターン50a、50bをキーベー ス3Bに設けることにより、キーシート1Aは押 子20aを高くしなくてすむので薄型化が可能 かつ所定の操作感を確保できるキーシート1A となる。

 押し子層20は、薄肉部20bが形成されなく も押し子層20と表現する。

 押し子層20は、例えばUV(紫外線)硬化樹脂 可視光硬化樹脂、電磁波硬化樹脂、シリコ ンゴム等の各種合成樹脂等により、印刷、 出成形等適宜の方法で形成する。

 押し子層20は、別体に形成したものをキ ベース3Aの裏面に接着層等により固着するか 、キーベース3Aの裏面に直接形成する。

 押し子層20をキーベース3Aとは別体にして スイッチ部32の上に配置しても良い。この場 、押し子20aの上面は、キートップ7に対応す る位置でキーベース3Aの裏面と当接する。

 基板30は、携帯電話機側(電子機器側)に設 けられるもので、基材31と、一以上のスイッ 部32とを適宜備える。一以上のスイッチ部32 は、メタルドームを基材31に貼付したフィル シート33(図1の点線で示したもの。図2にお ては省略する)で固定されて形成する。また スイッチ部32は、メタルドームの直下に設 た、変形したメタルドームにより短絡する 点(図示せず)を備える。また、基板30は、図 しない電子素子や、回路等も適宜備える。 して、基板30は、制御部を備えるとともに 続部157や接続部158と適宜接続される。

 フィルムシート33はPETやPC等により形成さ れる。なお、メタルドームは、ポリドーム等 の皿上変形体に変更できる。

 スイッチ部32は、下方に移動する押し子20 aにより変形する。具体的には、下方に移動 る押し子20aによりメタルドームが変形する そして、変形したメタルドームにより、メ ルドームの直下の接点が短絡する。この短 により電気的なスイッチング動作が可能に る。また、メタルドームの変形はキートッ 7押下時のクリック感を発生させる。

 キーシート1Aと基板30の間には、支持部材 35が設けられる。この支持部材35は、キーシ ト1Aを基板30上に安定して配置するためのも であり、スペーサの役割を有する。また、 持部材35は、隣り合う押し子20aの間に設け 、キートップ7が下方へ移動する際の他のキ トップへの影響を防いでも良い。支持部材3 5は、押し子層20を形成する際にこの押し子層 20と一体的に設けても良いし、基板30側に設 ても良い。

(タッチセンサ用素子)
 ここで、タッチセンサ用素子52、54について 特に図4を参照しながら説明する。

 図4(a)の破線は、どのタッチセンサ用素子 や配線が列を構成するかを示すものである。 例えば、破線内の略縦方向に並ぶタッチセン サ用素子52aは破線内の配線57aにより連結して おり、列53aは、図4(a)における一番左の破線 の、複数のタッチセンサ用素子52aと複数の 線57aとを有する。同様にして、列53b、53c・ ・は、それぞれ、図4(a)における左から二番 、三番目・・・の破線内の、複数のタッチ ンサ用素子52b、52c・・・と複数の配線57b、5 7c・・・とを有する。

 なお、列53a、53b、53c・・・内の、タッチ ンサ用素子52a、52b、52c・・・及び配線57a、5 7b、57c・・・の数はそれぞれ異なっても良い

 図4(b)の破線は、どのタッチセンサ用素子 や配線が行を構成するかを示すものである。 例えば、破線内の略横方向に並ぶタッチセン サ用素子54aは破線内の配線58aにより連結して おり、行55aは、図4(b)における一番上の破線 の、複数のタッチセンサ用素子54aと複数の 線58aとを有する。同様にして、行55b、55c・ ・は、それぞれ、図4(b)における上から二番 、三番目・・・の破線内の、タッチセンサ 素子54b、54c・・・と配線58b、58c・・・とを する。

 なお、行55a、55b、55c・・・内の、タッチ ンサ用素子54a、54b、54c・・・及び配線58a、5 8b、58c・・・の数はそれぞれ異なっても良い

 タッチセンサ用素子52(52a、52b、52c・・・ 総称したもの)とタッチセンサ用素子54(54a、 54b、54c・・・を総称したもの)とは、それぞ シート状部材10を介して対向する。言い換え ると、列53(53a、53b、53c・・・を総称したもの )と行55(55a、55b、55c・・・を総称したもの)と 交差する場所に列53が有するタッチセンサ 素子52と行55が有するタッチセンサ用素子54 がそれぞれ対向して位置する。例えば、一 上のタッチセンサ用素子52aと、一番右のタ チセンサ用素子54aは対向している。その他 タッチセンサ用素子52、54も同様である。

 列53のうちの一つの静電容量と行55のうち の一つの静電容量とが変化すれば、センサ対 象物がどの位置の操作面に接触したかを把握 できる。例えば、列53cの静電容量と行55eの静 電容量とが変化すれば、中央の上から5番目 タッチセンサ用素子52、54に対応する操作面3 10の位置にセンサ対象物が接触したというこ が分かる。

 センサ対象物位置検出パターン50a、50bは シート状部材10の表面と裏面とを適宜逆に て設けても良い。すなわち、タッチセンサ 素子54を有する行55を備えるセンサ対象物位 検出パターン50bをシート状部材10の表面に け、タッチセンサ用素子52を有する列53を備 るセンサ対象物位置検出パターン50aをシー 状部材10の裏面に設けても良い。

 列53は、略縦方向に伸びた形状か、斜め 伸びた形状か、蛇行した形状であるか、又 これらの組合せの形状等を有する。行55は、 略横方向に伸びた形状か、斜めに伸びた形状 か、蛇行した形状であるか、又はこれらの組 合せの形状等を有する。列53と行55の形状は シート状部材10を介して列53と行55とが互い 交差する形状であれば良い。また交差は直 に交差する場合の他にも斜めに交差する場 も含む。列53や行55は、形状を適宜変更でき 列53と行55とが交差する領域の列53の部分及 行55の部分がタッチセンサ用素子52、54とな 。通常、列53、行55、タッチセンサ用素子52 54は、それぞれ複数設ける。

 なお、シート状部材10の表面に設けるタ チセンサ用素子52の形状は、環状(円環(図4(a) 参照)のような環の形状をいい、外周が必ず も円とは限らない)が望ましい。シート状部 10の裏面に設けるタッチセンサ用素子54の形 状は、円盤形状(図4(b)参照)、多角形状等が望 ましい。

 また、タッチセンサの設計上の都合等に っては、列53を構成するタッチセンサ用素 52と、行55を構成するタッチセンサ用素子54 が対向しなくても良い場合がある。すなわ 、タッチセンサ用素子52と、タッチセンサ用 素子54とが対向せずにずれていても良い。こ 場合、列53や行55の所定領域をそのままタッ チセンサ用素子52やタッチセンサ用素子54と てもよい。

 上記のようにセンサ対象物位置検出パタ ン50a、50bをシート状部材10の表面及び裏面 設けることにより、タッチセンサ用素子52、 54をそれぞれ有する列53及び行55を用いてセン サ対象物が接触した操作面上の位置を検知す ることが出来、個々のタッチセンサ用素子を 用いてセンサ対象物が接触した操作面上の位 置を検知する場合に比べて、配線を容易化で き、位置検知の処理の容易化等の利点がある 。

 ここで、図5(a)は、センサ対象物位置検出 パターンを設けたシート状部材の表面と、キ ートップとの位置関係を示す一例図である。 破線はキートップを示す。図5(b)は、センサ 象物位置検出パターンを設けたシート状部 の裏面と、押し子との位置関係を示す一例 である。破線は押し子を示す。なお、図5(a) 至(b)では、タッチセンサ用素子52、54を塗り つぶしていない。

 図5(a)、(b)のように、シート状部材10にセ サ対象物位置検出パターン50を設けること より、センサ対象物位置検出パターン50は、 キートップ7や押し子20a(又は押し子20aの上面 当接する領域)と重ねて設けることが出来る 。これは、センサ対象物位置検出パターンを シート状部材10の表面又は裏面に設けた場合 同様である。

 このため、シート状部材10にセンサ対象 位置検出パターン50を設ける、すなわちキー ベース3Aにセンサ対象物位置検出パターン50 設けることにより、センサ対象物位置検出 ターン50をキートップ7や押し子20a(又は押し 20aの上面が当接する領域)と重ねて設けるこ とが出来、センサ対象物位置検出パターン50 形状がキートップ7や押し子20a(又は押し子20 aの上面が当接する領域)の位置に制約される ともないので、タッチセンサ用素子52及び54 をどこにどれだけどのような形状で設けるか の制約も無い。このため、タッチセンサ用素 子52、54の形状、タッチセンサ用素子52、54を ける位置、及びタッチセンサ用素子52、54を 設ける数を自由に決定出来る。そして、操作 者の手指等のセンサ対象物が操作面310に接触 した部分の座標軸上の位置の検出感度(精度) 自由に設定することが可能になる。

 また、センサ対象物位置検出パターン50 キーシート1Aの外部に設けるとすると、セン サ対象物位置検出パターン50を設ける基材等 ついて、強度を得る等の観点からこの基材 の薄型化に限界がある。キーベース3Aにセ サ対象物位置検出パターン50を設けることに より、この強度はキーシート1Aの強度で得る とが出来るのでキーシート1Aの薄型化が実 される。また、センサ対象物位置検出パタ ン50も薄く出来る。そして、特に、センサ対 象物位置検出パターン50をキーベース1Aに設 ることで、押し子20a(又は押し子20aの周囲に けるスペーサ)の下面からキートップ7(又は バー部材9)の表面までのキーシート1Aの総厚 を0.4mm~1mmにすることが出来る。すなわち、総 厚0.4mm~1mmの薄型キーシートをセンサ対象物位 置検出パターン50付きで提供できる。

 また、センサ対象物位置検出パターン50 キーシート1Aの外部に設けるとすると、キー シート1Aを組み込む電子機器に別途センサ対 物位置検出パターン50を設ける必要がある 、キーベース3Aにセンサ対象物位置検出パタ ーン50を設けることにより、予めキーシート1 A内にセンサ対象物位置検出パターン50が設け られているので、このキーシート1Aを電子機 に組み込めばセンサ対象物位置検出パター 50を電子機器内に設けることが出来るので キーシート1Aを組み込む電子機器に別途セン サ対象物位置検出パターン50を設ける場合に べて電子機器の組立工程を容易化すること 出来る。

 また、キーベース3Aにセンサ対象物位置 出パターン50を設けることにより、通常のキ ーシートに比べて、電子機器にタッチセンサ を設けることが出来るという付加価値をキー シート1Aに付加できる。このため、キーシー を製造販売する企業にとっては、より商品 値の高いキーシート1Aを提供できる。

 キーベース3A、特にシート状部材10にセン サ対象物位置検出パターン50を設けることに り、上記のようにセンサ対象物位置検出パ ーン50をシート状部材10の表面及び裏面に設 けることが出来、これにより初めて配線を容 易化出来、位置検知の処理の容易化等出来、 そして、タッチセンサ用素子の形状、タッチ センサ用素子を設ける位置、及びタッチセン サ用素子を設ける数を自由に決定出来、タッ チセンサの設計が自由に出来る極めて優れた キーシートが出来る。

 上述のようにセンサ対象物位置検出パタ ンの形状は適宜変更できる。図6(a)は、セン サ対象物位置検出パターンの一例を設けたシ ート状部材の表面の一例図である。図6(b)は センサ対象物位置検出パターンの一例を設 たシート状部材の裏面の一例図である。図7( a)は、センサ対象物位置検出パターンの一例 設けたシート状部材の表面の一例図である 図7(b)は、センサ対象物位置検出パターンの 一例を設けたシート状部材の裏面の一例図で ある。図6、7において保護層15等は省略した

 図6(a)の破線は、どのタッチセンサ用素子 や配線が行を構成するかを示すものである。 例えば、破線内の略横方向に並ぶタッチセン サ用素子252aは破線内の配線257aにより連結し おり、行253aは、図6(a)における一番上の破 内の、複数のタッチセンサ用素子252aと複数 配線257aとを有する。同様に、行253b(253c・・ ・)は、図6(a)における破線内の、複数のタッ センサ用素子252b(252c・・・)と複数の配線257 b(257c・・・)とをそれぞれ有する。センサ対 物位置検出パターン250aは、行253a、253b・・ や配線257a、257b・・・等の構成要素とする。

 図6(b)の破線は、どのタッチセンサ用素子 や配線が列を構成するかを示すものである。 例えば、破線内の略縦方向に並ぶタッチセン サ用素子254aは破線内の配線258aにより連結し おり、列255aは、図6(b)における一番左の破 内の、複数のタッチセンサ用素子254aと複数 配線258aとを有する。同様に、列255b(255c・・ ・)は、図6(b)における破線内の、複数のタッ センサ用素子254b(254c・・・)と複数の配線258 b(258c・・・)とをそれぞれ有する。センサ対 物位置検出パターン250bは、列255a、255b・・ や配線258a、258b・・・等の構成要素とする。

 タッチセンサ用素子252(252a、252b・・・を 称したもの)の形状は、環状で菱形環状にな っている。タッチセンサ用素子254(254a、254b・ ・・を総称したもの)の形状は、菱形形状と っている。図6(a)、(b)の場合、タッチセンサ 素子252、254が密に形成されており、タッチ ンサの感度を上げることが出来る。

 図7(a)の破線は、どのタッチセンサ用素子 や配線が列を構成するかを示すものである。 例えば、破線内の略縦方向に並ぶタッチセン サ用素子352a、452aは破線内の配線357aにより連 結しており、列353aは、図7(a)における一番は の破線内の、複数のタッチセンサ用素子352a 、452aと複数の配線357aとを有する。同様に、 353b(353c)は、図7(a)における破線内の、複数 タッチセンサ用素子452b(352c及び452c)と複数の 配線357b(357c)とをそれぞれ有する。センサ対 物位置検出パターン350aは、行353a、353b・・ や配線357a、357b・・・等の構成要素とする。

 図7(b)の破線は、どのタッチセンサ用素子 や配線が行を構成するかを示すものである。 例えば、破線内の略横方向に並ぶタッチセン サ用素子354aは破線内の配線358aにより連結し おり、行355aは、図7(b)における一番上の破 内の、複数のタッチセンサ用素子354aと複数 配線358aとを有する。同様に、行355b(355c・・ ・)は、図7(b)における破線内の、複数のタッ センサ用素子354b(454c・・・)と複数の配線358 b(358c・・・)とをそれぞれ有する。センサ対 物位置検出パターン350bは、行355a、355b・・ や配線358a、358b・・・等の構成要素とする。

 タッチセンサ用素子352(352a、352b・・・を 称したもの)の形状は、円環状になっている 。タッチセンサ用素子452(452a、452b・・・を総 称したもの)の形状は、環状で四角環状にな ている。タッチセンサ用素子354(354a、354b・ ・を総称したもの)の形状は、菱形形状とな ている。タッチセンサ用素子454(454c、454d・ ・を総称したもの)の形状は、四角形状とな っている。図6(a)、(b)の場合、タッチセンサ 素子252、254が粗に形成されている。

 センサ対象物位置検出パターンを適宜シ ト状部材10の表面または裏面に設けてもよ 、この場合について図8を参照して説明する 図8は、センサ対象物位置検出パターンの一 例をシート状部材の表面または裏面に設けた 一例図である。図8において保護層15等は省略 した。

 センサ対象物位置検出パターン550は、複 のタッチセンサ用素子552を備える。センサ 象物位置検出パターン550は、タッチセンサ 素子552それぞれに接続し、電気信号をキー ート1A外部(例えば携帯電話機の制御部等)に それぞれ出力するための配線557を適宜含む。 センサ対象物位置検出パターン550は、配線557 それぞれを通る電気信号をキーシート1A外部 それぞれ出力するために外部と接続する複 の接続部(図示せず)を適宜含む。センサ対 物位置検出パターン550の形状は、適宜変更 きる。

 センサ対象物位置検出パターン550をシー 状部材10の表面または裏面に設けた場合、 記センサ対象物位置検出パターン50a、50bを ート状部材10の表面及び裏面に設ける場合に 比べ、配線が煩雑化してしまい、処理も煩雑 化してしまうこともある。

(キーシートの外観)
 なお、図9は第一実施形態に係るキーシート の一例の斜視図である。なお、保護層15は省 した。このキーシート1Aのように、キート プ7等はカバー部材9とともにシート状部材10 センサ対象物位置検出パターン50を備える ーベース3Aの表面に固着されて一体型キーシ ート1Aとして構成される。

(その他)
 キーシート1Aが、照光式キーシートである 合、キーシート1Aを構成する部材を適宜透光 性を有するものとする。また、カバー部材9 、デザイン上の観点から透光性のあるもの しても良いし、遮光性のものとしてもよい

 また、遮光層(所定の光源からの光が余計 な部分から漏れないように光を遮光するもの で、キーベース1Aに直接印刷等して形成する のやキーベース1Aとは別体で設けられるも を含む。)を適宜必要な場所に設けても良い

 第一実施形態においては、キーベース3A 一つのシート状部材10を備えるので、キーベ ース3Aがシート状部材10以外のシート状部材 備えない場合には、キーシートを薄型化で る。また、この場合、従来のキーシートに けるキーベースにセンサ対象物位置検出パ ーン50(必要に応じては保護層15も含む)を設 るのみでキーシート1Aを得ることが出来るの で、簡単にキーシート1Aを得ることが出来、 らに、この場合、キーシート1Aの厚さはセ サ対象物位置検出パターン50(必要に応じて 保護層15も含む)の厚さ分だけ従来のキーシ トに比べて厚くなるだけなので従来のキー ートと略同様の厚さ(例えば0.4mm~1mm)に出来る 。

(第二実施形態)
 図10は第二実施形態に係るキーシートの一 を分解した状態と、このキーシートを配置 る基板とを示す斜視図である。図11は第二実 施形態に係るキーシートの一例と、このキー シートを配置した基板との拡大断面図である 。なお、図11において、フィルムシート33、 護層15は省略した。

 第一実施形態と第二実施形態との違いは キーベース3Bがシート状部材17をさらに備え る点にある。すなわち、キーベース3Bは、縦 向に重ねた二つのシート状部材17、10を備え る。そして、センサ対象物位置検出パターン 50は二つのシート状部材のうちの一つのシー 状部材10の表面及び裏面に設ける。

 シート状部材10の表面とシート状部材17の 裏面(層等を設けた場合にはその層等を設け 後の裏面を適宜含む表現である。)とは、接 材、粘着材等により形成される固着層42に り固着されて、シート状部材10とシート状部 材17とは、縦方向に重ねられる。キーベース3 Bの表面は、基本的にはシート状部材17の表面 (層等を設けた場合にはその層等を設けた後 表面を適宜含む表現である。)である。キー ース3Bの裏面は、基本的にはシート状部材10 の裏面である。

 シート状部材17は、例えば厚さ0.05mm以下 一枚のフィルムシート等により構成される シート状部材17は、適宜表面及び又は裏面の 少なくとも一部を何らかの層でコーティング 等しても良い。シート状部材17(フィルムシー トを含む)は、例えばTPU(熱可塑性ポリウレタ 樹脂)等の各種エラストマー、例えばPET(ポ エチレンテレフタラート)等の各種合成樹脂 適した材料により適宜の方法で構成される

 第二実施形態では、キーベース3Bは、二 のシート状部材17、10のみを備えその他のシ ト状部材は備えずに形成されているが、キ ベース3Bは、シート状部材を三つ以上備え よく、センサ対象物位置検出パターン50は複 数のシート状部材のうちの一つのシート状部 材10の表面及び裏面(表面)に設ければよい。

 第二実施形態における他の説明について 第一の実施形態に準じるので説明を省略す 。なお、シート状部材10の表面に設ける保 層15は、シート状部材17がその役割を担うこ が出来る場合があるため不要とした。

 第二実施形態においては、キーベース3B 複数のシート状部材を備えるので、特にシ ト状部材を2枚として、他のシート状部材を いなければ、シート状部材17(又は10)をキー ップ7等を配置する従来のキーベースとして 、他のシート状部材10(又は17)を追加するのみ でキーシート1Bを得ることが出来るので、簡 にキーシート1Bを得ることが出来る。

(第三実施形態)
 図12は第三実施形態に係るキーシートの一 を分解した状態と、このキーシートを配置 る基板とを示す斜視図である。図13は第三実 施形態に係るキーシートの一例と、このキー シートを配置した基板との拡大断面図である 。なお、図13において、フィルムシート33、 護層15は省略した。

 第二実施形態と第三実施形態との違いは キーベース3Cはライトガイド機能付シート 部材18をさらに備える点にある。すなわち、 キーベース3Cは、センサ対象物位置検出パタ ン50よりも上(例えば、センサ対象物位置検 パターン50を設けたシート状部材10の上)に けたライトガイド機能付シート状部材18をさ らに備える。すなわち、キーベース3Cは、セ サ対象物位置検出パターン50よりも上にラ トガイド(導光体)機能を備える。キーベース 3Cの表面は、基本的にはシート状部材17の表 であり、キーベース3Cの裏面は、基本的には シート状部材10の裏面である。

 ライトガイド機能付シート状部材18は、 ーシート3Aを電子機器組み込んだ場合に所定 の光源からの光を導光するものである。ライ トガイド機能付シート状部材18は、PET,PC,TPU, クリル等の透光性に優れる樹脂をシート状 形成したものであり、キートップ7に対応す 部分に、ライトガイド機能付シート状部材1 8内部を透過してきた光源からの光を上方に 射させるための反射部を有する。ライトガ ド機能付シート状部材18は、シート状部材に ライトガイド機能を設けたものである。

 シート状部材10の表面とライトガイド機 付シート状部材18の裏面(層等を設けた場合 はその層等を設けた後の裏面を適宜含む表 である。)とは、接着材、粘着材等により形 される固着層46により固着され、シート状 材10とライトガイド機能付シート状部材18と 縦方向に重ねられる。シート状部材17の裏 と、ライトガイド機能付シート状部材18の表 面(層等を設けた場合にはその層等を設けた の表面を適宜含む表現である。)とは、接着 、粘着材等により形成される固着層44によ 固着され、シート状部材17とライトガイド機 能付シート状部材18とは縦方向に重ねられる なお、固着層44は、ライトガイド機能付シ ト状部材18の上面全面に設けても良いが、図 10のようにライトガイド18からの光を阻害し いように、キ―トップ7の下方を避けて設け ことが望ましい。

 なお、キーシート1Cは、照光式キーシー を想定しているため、キーシート1Cを構成す る部材、固着層等の層を適宜透光性を有する ものとするが、本実施形態では、ライトガイ ド機能付シート状部材18をキーシート1C中の ンサ対象物位置検出パターン50よりも上に設 けているので、押し子層20や、シート状部材1 0、固着層46、センサ対象物位置検出パターン 50は特に透光性を必要としない。ライトガイ 機能付シート状部材18をセンサ対象物位置 出パターン50よりも上に設けていることによ り、均一な照光を実現できる他、センサ対象 物位置検出パターン50の材料を透明電極など 透光性を有するものに限定する必要が無く る。また、例えば透明電極よりも安い材料 より、センサ対象物位置検出パターン50を けることが出来る。

 第三実施形態における他の説明について 第一乃至第二実施形態に準じるので説明を 略する。なお、保護層15は、ライトガイド 能付シート状部材18がその役割を担うことが 出来る場合があるため不要とした。

 第三実施形態においては、キーベース3C さらにライトガイド機能付シート状部材18を 備えるが、シート状部材を3枚のみ用い、他 シート状部材を用いることにより、シート 部材17(又は10)をキートップ7等を配置する従 のキーベースとして、他のシート状部材10( は17)を追加し、さらにライトガイド機能付 ート状部材18を追加するのみでキーシート1C を得ることが出来るので、簡単にキーシート 1Cを得ることが出来る。

 また、シート状部材17を設けないで、第 実施形態におけるシート状部材17にライトガ イド機能を備えさせた構成とすることも可能 である。また、シート状部材17、ライトガイ 機能付シート状部材18を設けないで、第一 施形態におけるシート状部材10にライトガイ ド機能を備えさせた構成とすることも可能で ある。シート状部材10にライトガイド機能を えさせた構成を採用する場合、シート状部 10の表面に設けるセンサ対象物位置検出パ ーン50aは透光性を有する透明電極等にする とが望ましい。

 キーベースがライトガイド機能を備える いった表現は、キーベースの構成要素であ 一以上のシート状部材のうちの少なくとも つのシート状部材がライトガイド機能を有 る意味を含む。

(その他)
 第一ないし第三実施形態において、上記の ートップ7、カバー部材9、シート状部材10、 シート状部材17、ライトガイド機能付シート 部材18、保護層15、固着層40、固着層42、固 層44、固着層46等のキーシートを構成する部 等はタッチセンサの機能を阻害しないよう 、絶縁性を有する方が望ましい。