| JP2004103500 | SWITCH MEMBER WITH KEYTOP AND ITS MANUFACTURING METHOD |
| JP2010218816 | KEY PAD AND OPERATION SWITCH |
| JP08258147 | PRODUCTION OF EMBOSSED SHEET |
サンアロー株式会社 (〒32 東京都中央区八丁堀2丁目6番1号 Tokyo, 1040032, JP)
| 携帯用電子機器の押釦スイッチに用いるキーシートであって、 キートップと、 前記キーシートの剛性を高めるための補強用リブを有し、前記キートップからの押圧力をメタルドームへ伝達する光硬化性樹脂からなるキーベースと、 を備えたキーシート。 |
| 前記キートップと前記キーベースとの間に、ウレタン層を含む中間層が設けられている請求項1に記載のキーシート。 |
| 前記キーベースは、前記キートップからの押圧力をメタルドームへ伝達する押し子を有し、前記キーベースが一体成型により形成された請求項1または請求項2に記載のキーシート。 |
| 前記キーベースにおいて、前記押し子および前記補強用リブが同一の面から同じ方向に隆起した形状を有する請求項3に記載のキーシート。 |
| 前記補強用リブの高さ寸法が、前記押し子の高さ寸法以内である請求項4に記載のキーシート。 |
| 前記補強用リブが格子状に形成された請求項1に記載のキーシート。 |
| 携帯用電子機器の押釦スイッチに用いるキーシートの製造方法であって、 キートップからの押圧力をメタルドームへ伝達する押し子と、前記キーシートの剛性を高めるための補強用リブとを有する、キーベースを、 液状の光硬化性樹脂を型に充填することにより一体成形するステップ を含むキーシートの製造方法。 |
携帯電話機や携帯情報端末装置(PDA:Personal Digital Assistance)を始めとする携帯用電子機 の押釦スイッチに用いられるキーシートに し、特に、押釦スイッチの入力手段である 数のキートップが、隣り合ったキートップ の間隔極めて狭い状態で配置された、いわ る狭ピッチ構造の薄型のキーシートおよび の製造方法に関する。
携帯電話機や携帯情報端末装置(PDA)を始 とする携帯用電子機器の押釦スイッチの部 として、キーシートが広く用いられている このキーシートは、通常、ポリカーボネー 等の樹脂材料からなるキートップと、シリ ーンゴム、熱可塑性エストラマー等の弾性 料からなるキーベースとが接合されて形成 れている。そして、キーベースの裏面のキ トップに対応する位置には押し子が形成さ ており、キートップを押圧操作すると押し が移動して、押し子に対向して配置された リント回路基板上のメタルドームを基板側 押し込み、メタルドームが基板上の接点に 触することでスイッチがオンし、押圧解除 ることによりメタルドームが接点から離れ スイッチがオフするようになっている。
近年、携帯用電子機器の小型化に伴って キーシートの更なる薄型化、構造の簡素化 求められている。こうしたキーシートとし 、例えば、複数のキートップが互いの仕切 桟を省略して携帯用電子機器の操作面に集 配置された、いわゆる狭ピッチで薄型のキ シートが知られている(例えば、特許文献1 よび特許文献2参照)。
このキーシートは、例えば、特許文献2に 示されるように、主にシリコーンゴム等の弾 性材料からなり、薄いシート状を呈しており 、携帯用電子機器の筐体の操作面に設けた開 口部に嵌め込まれて、その外枠部分が開口部 の内枠に固定されるようになっている。この ため、キーシートが装着された筐体を直立さ せたり傾倒させると、キーベースに載置され たキートップやキーベース自体の重量によっ てキーシートが撓んで、その中央部が筐体の 操作面から外側に膨らみ出したような状態に なることがあった。
そして、この状態でキートップを押圧操 すると、キートップとメタルドームとの位 ずれが生じて操作不良を起こしたり、押圧 作時における感触が悪化することがあった また、キーベースの撓みによる伸び変形量 増大することによって、キーベースが破断 て筐体から脱落することがあった。
そこで、このようなキーシートにおける みの発生を抑制する構造として、例えば、S US等の金属製の薄い補強板をインサート成形 よりシリコーンゴム製のキーベース内に設 ることで、キーシートの全体剛性を高めた 造が知られている(例えば、特許文献1)。
また、キーシートにおける撓みの発生を 制する他の構造として、樹脂フィルム内に 子状の補強部材を設けた構成が知られてい (例えば、特許文献2)。
さらに、このような従来のキーシートでは
樹脂製のキートップは通常、シリコーンゴ
製のキーベースに接着剤によって固着され
ようになっている(例えば、特許文献2参照)
ところで、上記の従来のキーシートのよ に、SUS等の金属製の薄い補強板を設けてキ シートにおける撓み発生を抑制するように た構造では、各キートップに対応する位置 複数の貫通孔を設けたSUS製の補強板を、シ コーンゴム製のシートに対してインサート 形により設ける構造となっている。このSUS ような金属製の補強板は一般に高価である ともに、金属製の板に複数の貫通孔を形成 て、これをインサート成形により設けると う製造手間を要することから、キーシート 製造コストを押し上げる一因となっていた
また、上記の他の従来のキーシートのよ に、樹脂フィルム内に格子状の補強部材を けてキーシートにおける撓み発生を抑制す ようにした構造では、樹脂フィルムの各キ トップに対応する位置に複数の貫通孔を設 るとともに、樹脂フィルムのキートップの に対向する位置に対して樹脂製の補強部材 設ける構造であることから、一般に製造手 を要するものとなっている。
また、上記の従来のシリコーンゴム製の ート上にキートップを固着させるキーシー においては、製造または使用段階において ーシートを引き上げたり、キートップを引 剥がそうとする過大な力が作用する場合、 らにはリサイクル段階においてキートップ キーベースから引き剥がそうとする場合に 、キートップが接着剤の部分で剥離せずに シリコーンゴム製のシートに接合した状態 基材のシリコーンゴムが断裂してこの部分 剥離する、いわゆる基材破壊を起こすこと あった。このため、製造、使用段階におい 、キーシートの修復が困難となることがあ た。また、リサイクル段階において、キー ップとキーベースとの分離が困難となって リサイクルが容易ではなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされ ものであり、キーシートを実装した携帯用 子機器等の筐体を直立させたり傾倒させた 合でも、キーシートが容易に撓むことがな ようにシート剛性を高めた薄型のキーシー であって、キートップが容易に剥離せず、 かもキーシートの製造段階、使用段階また リサイクル段階等においてキートップを引 剥がす過大な力が作用した際に基材破壊を こし難いようにした、安価で簡素な構成の ーシートおよびその製造方法を提供するこ を目的とするものである。
本発明に係るキーシートでは、上記課題を
決するために以下の手段を採用した。
本発明は、携帯用電子機器の押釦スイッチ
用いるキーシートであって、キートップと
前記キーシートの剛性を高めるための補強
リブを有し、前記キートップからの押圧力
メタルドームへ伝達する光硬化性樹脂から
るキーベースと、を備えた構成としてある
本発明によれば、キーシートの剛性を高 るための補強用リブが光硬化性樹脂からな キーベースに設けられる。
また、本発明に係るキーシートの製造方法
は、上記課題を解決するために以下の手段
採用した。
本発明は、携帯用電子機器の押釦スイッチ
用いるキーシートの製造方法であって、キ
トップからの押圧力をメタルドームへ伝達
る押し子と、前記キーシートの剛性を高め
ための補強用リブとを有する、キーベース
、液状の光硬化性樹脂を型に充填すること
より一体成形するステップを含むようにし
ある。
本発明によれば、キートップからの押圧 をメタルドームへ伝達する押し子と、キー ートの剛性を高めるための補強用リブとが じキーベースに、同一製造ステップにおい 同時に形成される。
全般的説明
本発明に係るキーシートでは、上記課題を
決するために以下の手段を採用した。
本発明は、携帯用電子機器の押釦スイッチ
用いるキーシートであって、キートップと
前記キーシートの剛性を高めるための補強
リブを有し、前記キートップからの押圧力
メタルドームへ伝達する光硬化性樹脂から
るキーベースと、を備えた構成としてある
本発明によれば、キーシートの剛性を高 るための補強用リブが光硬化性樹脂からな キーベースに設けられる。
本発明に係る他のキーシートは、上記に いて、前記キートップと前記キーベースと 間に、ウレタン層を含む中間層が設けられ いる。
本発明によれば、キートップとキーベー との間に、ウレタン層を含む中間層が設け れるので、キートップへの押圧力が弾性材 としてのウレタン層を含む中間層を介して ーベースに伝達される。また、ウレタン層 、押圧操作時におけるキーシートの変形に って中間層およびキーベースにおいて発生 る音を効果的に吸収する。さらに、ウレタ の引き裂き強度はシリコーンゴムのそれよ も高いので、キーシートを引き上げようと たりキートップを引き剥がそうとする力が 用した場合における基材破壊を起こす危険 は低くなる。
本発明に係る他のキーシートは、上記に いて、前記キーベースが、前記キートップ らの押圧力をメタルドームへ伝達する押し を有し、前記キーベースが一体成型により 成される構成としてある。
本発明によれば、キーベースは、キート プからの押圧力をメタルドームへ伝達する し子を有し、キーベースが一体成形により けられるので、キートップからの押圧力を タルドームへ伝達するための押し子と、キ シートの剛性を高めるための補強用リブと った用途および目的が異なる二つの部材を 同じキーベースに、同一工程内において同 に形成することが可能である。
押し子および補強用リブを有するキーベ スを一体成形する方法としては、例えば、 型に液状のUV硬化樹脂などの光硬化性樹脂 滴下することにより形成することができる また、グラビア印刷方式等の印刷方式によ 形成することもできる。
本発明に係る他のキーシートは、上記に いて、前記キーベースにおいて、前記押し および前記補強用リブが同一の面から同じ 向に隆起した形状を有する構成としてある
本発明によれば、押し子および補強用リ がキーベースの同一の面から同じ方向に隆 した形状を有するので、押し子と補強用リ がこの面と平行な方向に重なり合うように 置される。このため、押し子および補強用 ブが押し子層の背向する面から互いに反対 向に隆起するようにした場合に比較して、 ーベースが厚くなることはなく、キーシー 全体の厚さを薄い状態に保持したままシー 剛性を高めることができる。
本発明に係る他のキーシートは、上記に いて、前記補強用リブの高さ寸法が、前記 し子の高さ寸法以内である構成としてある
本発明によれば、補強用リブの高さ寸法 、押し子の高さ寸法以内なので、押し子お び補強用リブを備えるキーベースの厚さは し子の高さ寸法によって規定され、補強用 ブを設けることによりキーベースの厚さが すことはなく、キーシートの厚さを薄い状 に保持したままシート剛性を高めることが きる。
本発明に係る他のキーシートは、上記に いて、前記補強用リブが格子状に形成され 構成としてある。
本発明によれば、補強用リブがキーベー に対して格子状に形成されるので、キーベ スの剛性を全体的に向上させる。これによ 、キーシートの全体剛性を高めることがで る。
また、本発明に係るキーシートの製造方法
は、上記課題を解決するために以下の手段
採用した。
本発明は、携帯用電子機器の押釦スイッチ
用いるキーシートの製造方法であって、キ
トップからの押圧力をメタルドームへ伝達
る押し子と、前記キーシートの剛性を高め
ための補強用リブとを有する、キーベース
、液状の光硬化性樹脂を型に充填すること
より一体成形するステップを含むようにし
ある。
本発明によれば、キートップからの押圧 をメタルドームへ伝達する押し子と、キー ートの剛性を高めるための補強用リブとが じキーベースに、同一製造ステップにおい 同時に形成される。
発明の効果
本発明によれば、簡素な構成により薄型キ
シートの全体剛性を高めることができ、こ
キーシートが実装された携帯用電子機器の
体を直立させたり傾倒させた場合でもキー
ートが容易に撓みだすことはない。また、
ーシートを引き上げたり、キートップを引
剥がそうとする過大な力が作用する場合に
いわゆる基材破壊が容易に発生することは
い。さらに本発明に係るキーシートは簡素
構造であることから、簡便かつ安価に製造
ることができる。
図示された実施形態の説明
以下、本発明に係るキーシートおよびその製
造方法の実施形態について図面を参照して説
明する。
図1は、本発明に係るキーシートが操作面に
装着された携帯電話機の一実施形態を示す概
略斜視図である。図2は、本発明に係るキー
ートの一実施形態を示す断面図であり、図1
携帯電話機におけるキーシートのA-A線に沿
た図である。また、図3は上側(キートップ
)から見たキーシートの分解斜視図であり、
4は下側(押し子側)から見たキーシートの分
斜視図である。
図1に示すように、本発明に係るキーシー ト10は、複数の樹脂製のキートップ12が携帯 話機100の操作面2に露出するように配置され 。各キートップ12にはそれぞれ携帯電話機10 0を操作するための機能が割り当てられ、そ 表面には、ここには図示しないが、その機 を示す文字、図形、記号、数字等が表示さ るようになっている。各キートップ12は、例 えば、0.2mm以下(これに限られるものではない )の隣り合う間隔を設けて配置される、いわ る狭ピッチに配置されるようになっている
図2および図3に示すように、キーシート10 は、狭ピッチに配置された複数の矩形薄板状 のキートップ12と、これらキートップ12を載 する薄板状のベース部14とで構成されている 。このうちベース部14は、上側から、ウレタ 層としての透光性のウレタン製シート16と 中間層を構成する透光性のPET(ポリエチレン レフタレート)製シート18と、押し子層(キー ベース)としてのUV硬化樹脂製シート20とが上 方向に積層されるように構成される。
また、図3に示すように、各シート16、18 20のそれぞれ四隅と短辺2箇所には係合孔22が 設けられており、各シート16、18、20は積層さ れて、互いに重なり合った各係合孔22が、こ らに対応して設けられた携帯電話機100の開 部4の内側6の係合ピン(不図示)に係合するこ とにより、キーシート10は携帯電話機100に位 決めされるようになっている。
キートップ12は、ウレタン製シート16に対 して接着層24により固着され、ウレタン製シ ト16とPET製シート18は、透光性で微粘着性の 接着層26により互いに接合されるようになっ いる。こうすることで、キートップ12とウ タン製シート16とPET製シート18とを一体化す ことができる。
ウレタン製シート16は、比較的柔らかく 弾力性があることから、その上面に載置さ るキートップ12との密着性を高め、押圧操作 時における感触をより快適なものとするため に用いられる。このように、キートップ12を レタン製シート16の上面全体に接着層24によ り固着した構成とすることにより、キートッ プ12をベース部14から引き剥がそうとする力 作用しても、キートップ12は容易に剥がれな い。一方、過大な引っ張り力が作用する場合 には、ウレタン製シート16の引き裂き強度お び引張り強度は、シリコーンゴム製のシー のそれらよりも大きくて優れることから、 ートップ12はウレタン製シート16を伴って破 断しにくくなると同時に接着層24の部分で剥 し易くなる。このように、キートップ12に 大な引っ張り力が作用する場合には、接着 24の部分で剥離するので、シリコーンゴム製 のシートにキートップ12を固着した場合に比 ていわゆる基材破壊が起こり難くするよう できる。
また、ウレタン製シート16は、PET製シー 18に接合されることで、キートップ12の押圧 作時においてPET製シート18が変形の際に発 る不快な音を吸音することにより、操作者 この音が認識されるのを防ぐように作用す 。
PET製シート18は、主にキーシート10の剛性 を確保するためにウレタン製シート20とUV硬 樹脂製シート16との間に設けられるものであ り、UV硬化樹脂製シート20とウレタン製シー 16の各々の寸法変化に対して容易に追従でき るようになっている。
また、ベース部14がウレタンの単層で構 されている場合には、キートップ12を押圧す る繰り返しの動作によって、キートップ12下 の印刷面が擦れなどの影響を受けることが る。これはウレタンが柔らかい材質である らである。そこで、上記のようにベース部1 4をウレタン製シート16と硬質樹脂であるPET製 シート18の積層構造とすることにより、こう た影響が及ぶのを防止するようになってい 。
そして、図2に示すように、UV硬化樹脂製 ート20の下面32には、下側に向かって突出し た押し子28が各キートップ12に対応する位置 設けられており、各押し子28は、UV硬化樹脂 シート20の下側に空間を挟んで配置された リント回路基板(不図示)上に設けられたメタ ルドーム30と当接している。そして、キート プ12を押圧操作することによりベース部14が 下側に撓んで、キートップ12に対応する押し 28が、対応するメタルドーム30を下側に押圧 変形させて基板上の固定接点(不図示)に接触 せることでスイッチをオンし、押圧を解除 ることによりメタルドーム30がこの固定接 から離れてスイッチをオフするようになっ いる。
UV硬化樹脂製シート20の押し子28が設けら る同じ下面32には、シート20の厚さ方向下側 に突き出した略凸状断面を有する補強用リブ 34が、各キートップ12間の狭い隙間に対応す 位置に設けられる。補強用リブ34の上下方向 の高さは、各押し子28の隆起高さH(図2参照)以 下の高さ寸法に形成されている。ここで、補 強用リブ34の上下方向の高さとは、図2に示す ように、UV硬化樹脂製シート20の下面32から補 強用リブ34の頂部34aまでの上下方向の距離で り、また、各押し子28の隆起高さHとは、下 32から押し子28の頂部28aまでの上下方向の距 離である。
このように、補強用リブ34を押し子28が設 けられる面と同じ面に設けることで、押し子 層としてのUV硬化樹脂製シート20の厚さを薄 することができる。そして補強用リブ34の高 さを押し子28の高さ寸法以下に形成すること 、UV硬化樹脂製シート20の厚さの増大を抑制 しつつシートの全体剛性を高めることができ る。
補強用リブ34は、図4の押し子層側(UV硬化 脂製シート20側)から見たキーシート10の分 斜視図に示すように、各キートップ12の境界 線に対応して、UV硬化樹脂製シート20の下面32 に格子状に配置される。このように、凸状の 断面の補強用リブ34が、平板状のUV硬化樹脂 シート20の面内で縦方向、横方向にそれぞれ 延びる四角格子状に配置されるので、UV硬化 脂製シート20の全体剛性を効果的に高める とができる。こうすることで、キーシート10 全体の剛性を高め、キーシート10における撓 発生を抑制することができる。
なお、このような構成において、キート プ12を押圧操作する場合には、UV硬化樹脂製 シート20は、押し子28と補強用リブ34との間の 剛性が比較的低くて薄い部分が変形して、キ ートップ12に対応する押し子28を下側に変位 せ、メタルドーム30を押す。このように、補 強用リブ34が格子状とされて各キートップ12 外周側に配置されることから、押圧操作時 おいては、キートップ12の外周側の補強用リ ブ34は支点のように機能してあまり動かない このため、隣接するキートップ12の挙動に 響を与えずに、対応する押し子28を正常に下 側に変位させ得るので、操作不良が生じるこ とはない。
上記構成の作用および動作を説明する。
本発明に係るキーシート10を装着した携帯
話機100を傾けて逆さまにすると、筐体8の操
面2が下側になって、キーシート10はその自
により下側に向かって伸び変形を起こそう
する。しかしながら、UV硬化樹脂製シート20
の面に格子状に設けられた凸状の補強用リブ
34がキーシート10の全体剛性を高めるように
用することから、キーシート10は操作面2に
着された平らな状態を維持しようとするの
容易に撓みだすことはない。さらに、撓み
形量が増大することがないのでキーシート10
が破断することがなく、キーシート10が筐体8
から脱落することもない。
また、通常では起こりえない極めて特殊 場合であるが、仮に、キーシート10を操作 2から引き上げたり、キートップ12を引き剥 そうとしたりする方向に過大な力が作用し 場合を想定すると、キートップ12はウレタン 製シート16との間の接着層24の部分において 離することになる。これは、ウレタン製シ ト16は引き裂き強さおよび引張り強さが従来 のシリコーンゴム製のシートに比べて大きい ので、いわゆる基材破壊に対する耐性が向上 することから、ウレタン製シート16における 断は生じ難いからである。
<キーシートの製造方法の実施形態>
次に、本発明に係るキーシート10の製造方
の一実施形態について図面を参照しながら
明する。
図5の左側の(A)は、キーシート10の製造方法
説明する流れ図であり、右側の(B)は、(A)に
す流れに対応するキーシート10の被加工状
を示す図である。
図5に示すように、まず、ステップS200に いて、PET製シート18とウレタン製シート16と 微粘着性の接着層26で貼り合わせることに り、一体化シート36を作製する(S200)。
次にステップS202において、金型40の中に 液状のUV硬化樹脂20aを垂らして充填する(S202 )。ここで、金型40の底部側の型面42には、押 子28および補強用リブ34の形状に合わせた凹 凸状の面が形成されており、液状のUV硬化樹 20aはこの型面42にも入り込むようになって る。
そして、液状のUV硬化樹脂20aで満たされ 金型40の中に、上記ステップS200にて作製し 得られた一体化シート36を密着させる(S204)。 この場合、一体化シート36は、PET製シート18 の面がUV硬化樹脂20aの側に密着するように配 置し、ウレタン製シート16側の面が上側(キー トップ12配置側)になるように配置する。なお 、この場合、UV硬化樹脂20aおよび一体化シー 36を厚さ方向に加圧することにより、UV硬化 樹脂20aが所望の厚さとなるように調整しても よい。
この状態で、ステップS206において、金型 40に溜まった液状のUV硬化樹脂20aに対して、 レタン製シート16側から紫外線、すなわちUV を照射する(S206)。そうすると、この紫外線 ウレタン製シート16とPET製シート18とを透過 してその下面側に設けられる液状のUV硬化樹 20aを照射して、UV硬化樹脂20aを硬化させる うに作用する。このようにして、押し子28と 補強用リブ34とを押し子層(キーベース)とし のUV硬化樹脂製シート20に一体成形する。な 、この場合、液状のUV硬化樹脂20aと一体化 ート36は、UV硬化樹脂20aの硬化とともに接合 れて一体化し、ここにベース部14が完成す 。
こうして、UV硬化樹脂製シート20とPET製シ ート18とウレタン製シート16とを一体化した で、ステップS208において、キートップ12を レタン製シート16に対して接着する(S208)。そ して、ステップS210においてキーシート10を金 型40から離型することにより(S210)、本発明に るキーシート10を得ることができる(S212)。 お、ベース部14上へキートップ12を接着する イミングは、上記のステップS208に限られる ものではなく、例えば、PET製シート18とウレ ン製シート16とを一体化するステップS200の であってもよいし、UV硬化樹脂製シート20の 作成前であってもよい。
以上のように、本発明に係るキーシート1 0の製造方法では、押し子28と補強用リブ34の 状に適合するように形成した凹凸面を有す 金型40内に対して、液状のUV硬化樹脂20aを充 填しておいて、この上に一体化シート36を載 し、一体化シート36の上方からUV硬化樹脂20a に向かって紫外線を照射することで押し子層 としてのUV硬化樹脂製シート20を製造する。 のため、同一の工程内で押し子28と補強用リ ブ34とを同じ押し子層に一体形成することが きる。したがって、本発明に係るキーシー 10の製造方法では、押し子28を製造する工程 に加えて、補強用リブ34を設けるための工程 新たに追加して設ける必要がなく、同一工 内において押し子と補強用リブという用途 機能が異なる二つの部材を同時に成形でき ので製造効率が良い。このように、本発明 キーシートの製造方法によれば、簡便かつ 率的に全体剛性を高めたキーシートを得る とができる。
上記のキーシート10の製造方法の実施形 において、押し子28および補強用リブ34は、 状のUV硬化樹脂20aを金型40に垂らすことによ り設ける代わりに、塗布や印刷により設けて もよく、例えばグラビア印刷方式により設け るようにしてもよい。この場合、グラビア印 刷版に、押し子28および補強用リブ34の形状 適合するように構成した凹部を形成すると もに、この凹部に液状のUV硬化樹脂20aを載せ 、グラビア印刷版から一体化シート36へ転移 るようにしてもよい。そして、紫外線を照 することによりUV硬化樹脂20aを硬化させて 押し子28および補強用リブ34を同時に設ける うにしてもよく、このようにしても、押し 28および補強用リブ34を押し子層に一体的に 形成することができる。
また、上記のキーシート10の製造方法の 施形態において、ウレタン製シート16の上方 から紫外線を照射する代わりに、金型40の型 42を透光性部材または導光部材により構成 るとともに、この部材内部または金型40の外 部に紫外線用光源を設け、型面42側から紫外 を照射することでUV硬化樹脂20aを硬化する うにしてもよい。このようにしても、本発 と同一の作用効果を奏することができ、押 子28および補強用リブ34を押し子層に一体的 形成することができる。なお、この場合に 、ウレタン製シート16、微粘着性接着層26お よびPET製シート18としては、非透光性のもの 用いることができる。
上記の実施形態においては、補強用リブ3 4が四角格子状に配置される場合について示 たが、これは、各キートップ12面の輪郭形状 が四角形だからであり、この形状に対応する ように配置したからである。したがって、各 キートップ12面の輪郭形状が三角形、六角形 の多角形、円形または楕円形その他の形状 ある場合には、補強用リブ34の配置形状は 角格子状に限られるものではなく、各キー ップ12面の輪郭に対応するように、例えば、 三角格子状、六角格子状、ジグザグ形状、波 形状等の形状のほか各キートップ12面の輪郭 状に適合された形状をなすように配置して よい。このように補強用リブ34を配置する うにしても、本発明と同一の作用効果を奏 ることができ、キーシート10の全体剛性を高 めることができる。
また、補強用リブ34を配置しない区間を 分的に設けるようにしてもよく、例えば、 ート20の面内方向中央側にのみ格子状の補強 用リブ34を設けて、筐体に固定支持されるシ ト20の周縁側における配置を省略するよう してもよい。このような態様で補強用リブ34 を配置するようにしても、本発明と同一の作 用効果を奏することができ、キーシート10の 体剛性を高めることができる。
上記の実施形態において、ベース部14の 成シートの厚さとしては、ウレタン製シー 16の厚さを略50μmとし、接着層24の厚さを略30 μmとし、微粘着性の接着層26の厚さを略25μm し、PET製シート18の厚さを略25μmとし、UV硬 樹脂製シート20の厚さを略10μmとし、押し子2 8の隆起高さを略250μmとしたシートを用いる うにしてもよく、このようにしても本発明 同一の作用効果を奏することができる。な 、この場合、キートップ12を除くキーシート 10の総厚さ、つまりベース部14の厚さを略390μ mとすることができるので、キーシート10の厚 さを非常に薄くすると同時にキーシート10の 体剛性を高めることが可能となる。特に、 の場合においてキートップ12の厚さを略600μ m(0.6mm)とすれば、キーシート12の総厚さは略99 0μmとなって、厚さが1.0mmに満たない薄くて剛 性の高いキーシート10とすることが可能であ 。
上記の実施形態において、中間層に用い れるウレタン層としてウレタン製シート16 用いて説明したが、これに限定されるもの はなく、キートップ12を引き剥がす際に基材 破壊を起こしにくい引き裂き強度および引張 り強度を有し、しかも樹脂製のキートップ12 固着するのに好適なウレタン系材料を含ん シートであれば様々な材料からなるシート 用いてもよい。このようにしても本発明と 一の作用効果を奏することができ、これら ずれの材料からなるシートを用いてもキー ートの全体剛性を高めることができる。
上記の実施形態において、中間層の一部 してPET製シート18を用いる代わりに、適度 剛性と可撓性を有する材料からなるシート 用いるようにしてもよい。この場合、例え 、PET系樹脂、ポリカーボネイト(PC)系樹脂、 リブチレンテフタレート(PBT)系樹脂、ナイ ン系樹脂、プロポリプレン(PP)系樹脂、フッ (PFA/FEP)系樹脂、ポリオリフィン系樹脂を始 とするあるゆる樹脂およびこれらの樹脂の 合材料を用いることができる。このように ても本発明と同一の作用効果を奏すること でき、キーシートの全体剛性を高めること できる。
上記の実施形態において、押し子層(キー ベース)としてのUV硬化樹脂製シート20に用い UV硬化樹脂としては、ウレタンアクリレー 系樹脂、エポキシアクリレート系樹脂、ポ エステルアクリレート系樹脂をはじめとす 様々なUV硬化樹脂を用いることができる。ま た、上記の実施形態において、押し子層とし てUV硬化樹脂製シート20を用いて説明してい が、UV硬化樹脂に限らず、他の光硬化性樹脂 製のシートを用いるようにしてもよく、いず れにしても本発明と同一の作用効果を奏する ことができる。
上記の実施形態においては、押し子をキ ベースとしてのUV硬化樹脂製シート20に設け る場合について説明しているが、プリント回 路基板上に設けられるメタルドームや、メタ ルドームを固定するドームシートに押し子が 形成される押釦スイッチに対して本発明に係 るキーシートを適用する場合には、押し子を キーベースとしてのUV硬化樹脂製シート20に けずともよく、このようにしてもキーシー の全体剛性を高めることができる。
上記の実施形態において、キートップ12 ウレタン製シート16に固着する接着層24とし は、ホットメルト接着剤などの加熱型接着 を用いてもよいし、樹脂とウレタンとの接 に適した他の接着剤を用いるようにしても い。この場合、例えば、クロロプレンゴム 接着剤、NBR系接着剤、天然ゴム系接着剤、 レタン系接着剤、シアノアクリレート系接 剤、ポリエステル系接着剤、ポリオレフィ 系接着剤、UV接着剤、瞬間接着剤をはじめ する様々な接着剤を用いることができ、い れにしても本発明と同一の作用効果を奏す ことができる。
以上のように、本発明に係るキーシート1 0では、剛性が比較的低くなるキートップ12の 仕切り桟を省略した部位に、凸状の補強用リ ブ34を設けることにより、キーシート10全体 剛性を高めるようになっている。また、本 明に係るキーシート10の製造方法では、同一 の工程内で押し子28と補強用リブ34とを同じ し子層(キーベース)に一体形成することがで きるので、簡便かつ効率的に全体剛性を高め たキーシートを得ることができる。
符号の説明
2 操作面
4 開口部
6 枠の内側
8 筐体
10 キーシート
12 キートップ
14 ベース部
16 ウレタン製シート
18 PET製シート
20 UV硬化樹脂製シート(キーベース)
20a 液状のUV硬化樹脂
22 係合孔
24、26 接着層
28 押し子
30 メタルドーム
32 押し子層の下面
34 補強用リブ
36 一体化シート
40 金型
42 型面
100 携帯電話機
Next Patent: CHANNEL AUTOMATIC SELECTION SYSTEM
