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Patent Searching and Data


Title:
LAMINATED TYPE TRANSFORMER PARTS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105213
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are laminated type transformer parts, which are constituted to have no difference between the inductance values of a primary side coil and a secondary side coil so that they exhibit the actions of desired characteristics without being constricted in the packaging direction. The laminated type transformer parts comprise a chip body (2) including a primary side coil (4) and a secondary side coil (5), and first to fourth external electrodes (3-1 to 3-4). The primary side coil (4) is constituted of a body portion (45A), a first outgoing line (46) and a second outgoing line (47), and the secondary side coil (5) is constituted of the body portion (45A), a third outgoing line (56) and a fourth outgoing line (57). The body portion (45A) has a first salient portion (45a) and a second salient portion (45b) arranged on a straight line (L1). The first outgoing line (46) and the fourth outgoing line (57) are set in a line-symmetry shape with respect to a center line (L2) positioned at the center between the leading end portions of the first salient portion (45a) and the second salient portion (45b) and perpendicular to the laminar direction. The second outgoing line (47) and the third outgoing line (56) are also set in a line-symmetry shape with respect to the center line (L2).

Inventors:
TOI, Takaomi (10-1, Higashikotari 1-chom, Nagaokakyo-shi Kyoto 55, 6178555, JP)
問井 孝臣 (〒55 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 株式会社村田製作所内 Kyoto, 6178555, JP)
ISHIDA, Kosuke (10-1, Higashikotari 1-chom, Nagaokakyo-shi Kyoto 55, 6178555, JP)
石田 康介 (〒55 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 株式会社村田製作所内 Kyoto, 6178555, JP)
Application Number:
JP2008/051392
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
January 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MURATA MANUFACTURING CO., LTD. (10-1, Higashikotari 1-chome Nagaokakyo-shi Kyoto, 55, 6178555, JP)
株式会社村田製作所 (〒55 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 Kyoto, 6178555, JP)
TOI, Takaomi (10-1, Higashikotari 1-chom, Nagaokakyo-shi Kyoto 55, 6178555, JP)
問井 孝臣 (〒55 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 株式会社村田製作所内 Kyoto, 6178555, JP)
ISHIDA, Kosuke (10-1, Higashikotari 1-chom, Nagaokakyo-shi Kyoto 55, 6178555, JP)
International Classes:
H01F17/00; H01F19/06; H01F17/00; H01F19/00
Attorney, Agent or Firm:
TSUKAHARA, Takakazu (Long Well Kawasaki 202, 22-3 Minami-cho Kawasaki-k, Kawasaki-shi Kanagawa 15, 2100015, JP)
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Claims:
 絶縁体の内部に積層されそれぞれの本体部が同形且つ同方向巻きの1次側コイル及び2次側コイルを有するチップ体と、
 上記チップ体の第1端面に形成された第1外部電極,この第1外部電極に並ぶように当該第1端面に形成された第2外部電極,上記第1端面と対向する第2端面に形成され且つ上記第1外部電極と対向する第3外部電極,及び、この第3外部電極に並ぶように当該第2端面に形成され且つ上記第2外部電極と対向する第4外部電極を
 備える積層型トランス部品であって、
 上記1次側及び2次側コイルの本体部に、最外周の辺より上記第1端面側に向かって突出した第1突出部と、最外周の辺より上記第2端面側に向かって突出した第2突出部とを、上記第1及び第2端面に垂直な直線上に配し、
 上記1次側コイルにおける本体部の上記第1突出部の先端部から引き出した第1引出線を、上記第1外部電極に接続すると共に、当該本体部の上記第2突出部の先端部から引き出した第2引出線を、上記第4外部電極に接続し、
 上記2次側コイルにおける本体部の上記第1突出部の先端部から引き出した第3引出線を、上記第2外部電極に接続すると共に、当該本体部の上記第2突出部の先端部から引き出した第4引出線を、上記第3外部電極に接続し、
 且つ、上記第1引出線と第4引出線とを、上記1次側コイル及び2次側コイルの積層方向から見て、上記第1突出部の先端部と第2突出部の先端部との間の中心線であって当該積層方向に垂直な中心線に関して線対称な形状に形成すると共に、上記第2引出線と第3引出線とを、当該積層方向から見て、当該中心線に関して線対称な形状に形成した、
 ことを特徴とする積層型トランス部品。
 請求項1に記載の積層型トランス部品において、
 積層型バラントランスである、
 ことを特徴とする積層型トランス部品。
Description:
積層型トランス部品

 この発明は、バラントランスやコモンモ ドチョークコイル等として用いられる積層 トランス部品に関するものである。

 トランス部品につても、小型化及び高密度 の要請が高まり、その要請に応えるべく、 細加工が可能なフォトリソグラフィ工法等 形成する積層型トランス部品が提案されて る(例えば、特許文献1参照)。
 図16は、コイル部を透過して示す従来の積 型トランス部品の斜視図であり、図17は、外 部電極とコイルとの接続状態を示す平面図で ある。
 図16に示すように、この種の積層型トラン 部品100は、1次側コイル101と2次側コイル102を 、磁性体基板に挟まれた絶縁体中110に内包し 、このチップ体の外側に形成された外部電極 121~124を、1次側及び2次側コイル101,102に接続 た構成をしている。
 具体的には、図17の(a)に示すように、1次側 イル101の外端部101a及び内端部101bを互いに 向する外部電極121,123に接続している。そし 、図17の(b)に示すように、2次側コイル102の 端部102a及び内端部102bを互いに対向する外 電極122,124に接続している。

特開2005-158975号公報

 しかし、上述した従来の積層型トランス部 100では、次のような問題がある。
 従来の積層型トランス部品100では、図17の(a )に示したように、1次側コイル101の外端部101a 及び内端部101bを互いに対向する外部電極121,1 23に接続し、図17の(b)に示したように、2次側 イル102の外端部102a及び内端部102bを互いに 向する外部電極122,124に接続しているので、1 次側コイル101のインダクタンス値と2次側コ ル102のインダクタンス値に差異が生じる。
 具体的には、図17(a)に示すように、1次側コ ル101のコイル本体から外端部101aに至る途中 の部分101cに流れる電流Iが、本体の部分101eを 流れる電流Iと逆向きになるため、磁気力の 殺が生じ、かかる部分のインダクタンス値 著しく減少する。また、コイル本体から内 部101bに至る途中の部分101dに流れる電流Iも 本体の部分101eを流れる電流Iと逆向きになる ため、かかる部分のインダクタンス値が著し く減少する。
 一方、2次側コイル102においては、図17(b)に すように、2次側コイル102のコイル本体から 外端部102aに至る途中の部分102cに流れる電流 逆向きになる電流を生じる部分が、部分102c の近傍に存在しない。また、コイル本体から 内端部102bに至る途中の部分102dに流れる電流 逆向きに流れる電流も、部分102dの近傍に存 在しない。このため、磁気力の相殺によって インダクタンス値が著しく減少する部分が存 在しない。したがって、この2次側コイル102 インダクタンス値の方が1次側コイル101のイ ダクタンス値よりも大きくなってしまう。
 このように、従来の積層型トランス部品100 は、1次側コイル101と2次側コイル102とのイ ダクタンス値に差異が生じるため、積層型 ランス部品100の挿入損失特性が、実装方向 よって異なってしまう。このため、積層型 ランス部品100をコモンモードチョークコイ として用いる場合においては、その実装方 によってノイズ除去効果が異なるという事 が生じる。また、積層型トランス部品100を ラントランスとして使用する場合には、実 方向によって、出力信号の特性が異なって まい、特性バラツキが大きくなるおそれが る。

 この発明は、上述した課題を解決するた になされたもので、1次側コイルと2次側コ ルとのインダクタンス値に差異のない構造 して、実装方向に拘束されることなく所望 性の動作を発揮する積層型トランス部品を 供することを目的とする。

 上記課題を解決するために、請求項1の発明 は、絶縁体の内部に積層されそれぞれの本体 部が同形且つ同方向巻きの1次側コイル及び2 側コイルを有するチップ体と、チップ体の 1端面に形成された第1外部電極,この第1外部 電極に並ぶように当該第1端面に形成された 2外部電極,第1端面と対向する第2端面に形成 れ且つ第1外部電極と対向する第3外部電極, び、この第3外部電極に並ぶように当該第2 面に形成され且つ第2外部電極と対向する第4 外部電極を備える積層型トランス部品であっ て、1次側及び2次側コイルの本体部に、最外 の辺より第1端面側に向かって突出した第1 出部と、最外周の辺より第2端面側に向かっ 突出した第2突出部とを、第1及び第2端面に 直な直線上に配し、1次側コイルにおける本 体部の第1突出部の先端部から引き出した第1 出線を、第1外部電極に接続すると共に、当 該本体部の第2突出部の先端部から引き出し 第2引出線を、第4外部電極に接続し、2次側 イルにおける本体部の第1突出部の先端部か 引き出した第3引出線を、第2外部電極に接 すると共に、当該本体部の第2突出部の先端 から引き出した第4引出線を、第3外部電極 接続し、且つ、第1引出線と第4引出線とを、 1次側コイル及び2次側コイルの積層方向から て、第1突出部の先端部と第2突出部の先端 との間の中心線であって当該積層方向に垂 な中心線に関して線対称な形状に形成する 共に、第2引出線と第3引出線とを、当該積層 方向から見て、当該中心線に関して線対称な 形状に形成した構成とする。
 かかる構成により、第1外部電極及び第3外 電極を主線路に接続すると共に、第2外部電 を接地した状態で、第4外部電極を副線路に 接続することで、第1外部電極から入力した 平衡信号を、第3外部電極と第4外部電極とか ら平衡信号として出力するバラントランスと して機能させることができる。
 このとき、1次側コイル及び2次側コイルの 体部が、同形且つ同方向巻きであるので、 き数を所望値に設定することで、第1外部電 から入力した信号と同じパワーの信号を第3 外部電極と第4外部電極とから同時に出力す ことができる。すなわち、この発明の積層 トランス部品を1対1のバラントランスとして 機能させることができる。
 また、第2外部電極から入力した不平衡信号 を、第3外部電極と第4外部電極とから平衡信 として出力するバラントランスとして機能 せることができる。
 しかし、本体部が同形且つ同方向巻きであ て、本体部のインダクタンス値が同じであ ても、1次側コイルの第1引出線及び第2引出 と2次側コイルの第3引出線及び第4引出線と インダクタンス値が異なると、1次側コイル 全体と2次側コイル全体のインダクタンス値 差異が生じる。このとき、第1外部電極から 力するように実装する場合と、第2外部電極 から入力するように実装する場合とで挿入損 失特性が異なることとなり、積層型トランス 部品の実装に方向性があるため、特性にバラ ツキが発生する。
 しかしながら、この発明では、1次側及び2 側コイルの本体部に、最外周の辺より第1端 側に向かって突出した第1突出部と、最外周 の辺より第2端面側に向かって突出した第2突 部とを、第1及び第2端面に垂直な直線上に した。そして、1次側コイルの第1引出線と2 側コイルの第4引出線とを、積層方向から見 、本体部の第1突出部の先端部と第2突出部 先端部との間の中心線であって積層方向に 直な中心線に関して線対称な形状に形成す と共に、1次側コイルの第2引出線と2次側コ ルの第3引出線とを、積層方向から見て、当 中心線に関して線対称な形状に形成した。 の結果、1次側コイル全体と2次側コイル全 のインダクタンス値が同じになっている。 たがって、この発明の積層型トランス部品 、実装方向に関係なく、1対1のバラントラン スとして機能する。
 また、第1外部電極及び第2外部電極を差動 路の一方に接続し、第3外部電極及び第4外部 電極を差動線路の他方に接続することで、こ の発明の積層型トランス部品を所望のノイズ 除去効果特性を有するコモンモードチョーク コイルとして機能させることができる。

 請求項2の発明は、請求項1に記載の積層 トランス部品において、積層型バラントラ スである構成とした。

 以上詳しく説明したように、この発明の 層型トランス部品によれば、1次側コイルと 2次側コイルとのインダクタンス値に差異を くした構造としたので、実装方向によって 挿入損失特性が異なることはなく、この結 、実装方向に拘わらず、所望の動作特性を 揮するという優れた効果がある。

この発明の一実施例に係る積層型トラ ス部品を示す分解斜視図である。 1次側及び2次側コイルを透過して示す 層型トランス部品の斜視図である。 図2の矢視A-A断面図である。 1次側コイル4を積層型トランス部品の 層方向の上側から見た状態を示す平面図で る。 2次側コイルを積層方向の上側から見た 状態を示す平面図である。 1次側コイルと2次側コイルを積層方向 上側から重ねて見た状態を示す平面図であ 。 実施例の積層型トランス部品の等価回 図である。 積層型トランス部品の実装方向を変え 状態の等価回路図である。 従来構造の積層型トランス部品をバラ トランスとして用いた場合の等価回路図で る。 従来構造の積層型トランス部品の実装 方向を変えた状態の等価回路図である。 従来の積層型トランス部品の挿入損失 特性を示す線図である。 実施例の積層型トランス部品の挿入損 失特性を示す線図である。 実施例の積層型トランス部品をコモン モードチョークコイルとして用いた場合の等 価回路図である。 実施例の積層型トランス部品の構造を 説明するための概略平面図である。 実施例の各種変形例を示す概略平面図 である。 コイル部を透過して示す従来の積層型 トランス部品の斜視図である。 外部電極とコイルとの接続状態を示す 平面図である。

符号の説明

 1…積層型トランス部品、 2…チップ体、  3-1~3-4…第1~第4外部電極、 4…1次側コイル  5…2次側コイル、 6…絶縁体、 7-1,7-2…フ ライト基板、 8…交差回路、 21…第1端面  22…第2端面、 41,42,51,52…電極パターン、  45A…本体部、 45a…第1突出部、 45b…第2突出 部、 45a″,45b″…先端部、 46…第1引出線、 47…第2引出線、 56…第3引出線、 57…第4引 線、 61~66…絶縁層、 62a,65a…ビアホール、  L1…直線、 L2…中心線。

 以下、この発明の最良の形態について図 を参照して説明する。

 図1は、この発明の一実施例に係る積層型 トランス部品を示す分解斜視図であり、図2 、1次側及び2次側コイルを透過して示す積層 型トランス部品の斜視図であり、図3は、図2 矢視A-A断面図である。

 図1及び図2に示すように、この実施例の積 型トランス部品1は、チップ体2と第1~第4外部 電極3-1~3-4とを備えている。
 チップ体2は、1次側コイル4及び2次側コイル 5を絶縁体6の内部に積層した構造になってい 。
 具体的には、図1及び図3に示すように、絶 体6を絶縁層61~66で構成し、絶縁層61~66の所定 の層に1次側コイル4と2次側コイル5とをパタ ン形成して、絶縁体6の上下面を1対のフェラ イト基板7-1,7-2で挟んだ構成になっている。

 詳しくは、積層型トランス部品1は、次のよ うにして形成されている。
 すなわち、図1に示すように、フェライト基 板7-1を最下位に位置させ、感光性絶縁ペース トを塗布し、フォトリソグラフィ法により、 全面露光及び現像することで、絶縁層61をフ ライト基板7-1上に形成する。そして、スパ タリング法によって銀膜を絶縁層61上に形 し、図示しないフォトレジストを銀膜上に 布してフォトリソグラフィ法により、1次側 イル4の電極パターン41と同形のパターンを ォトレジストに形成する。そして、ドライ ッチングした後、フォトレジストを除去す ことにより、1次側コイル4の電極パターン41 を形成する。
 しかる後、感光性絶縁ペーストを電極パタ ン41上に塗布し、ビアホール用のマスクを いて、フォトリソグラフィ法により、露光 び現像することで、ビアホール62aを有した 縁層62を形成する。そして、電極パターン41 同様に、スパッタリング法、フォトリソグ フィ法、ドライエッチングを用いて、1次側 コイル4の電極パターン42を形成する。
 このようにして、電極パターン41と電極パ ーン42とで構成される渦巻き状の1次側コイ 4を絶縁体6内に形成する。
 一方、2次側コイル5も1次側コイル4とほぼ同 様に形成されている。
 すなわち、絶縁層64をフォトリソグラフィ によって、1次側コイル4の電極パターン42を った絶縁層63上に形成し、スパッタリング 、フォトリソグラフィ法、ドライエッチン を用いて、2次側コイル5の電極パターン51を 縁層64上に形成する。しかる後、フォトリ グラフィ法により、ビアホール65aを有した 縁層65を形成し、電極パターン51と同様の方 で、2次側コイル5の電極パターン52を絶縁層 65上に形成する。このようにして、電極パタ ン51と電極パターン52とで構成される渦巻き 状の1次側コイル4を絶縁体6内に形成する。
 そして、電極パターン52を絶縁層66で覆った 後、フェライト基板7-2を絶縁層66上に圧着す ことで、多数のチップ体を有した1枚のウエ ハが形成される。そこで、このウエハをチッ プ体毎にダイシングし、焼成することで、チ ップ体2を得る。
 最後に、各チップ体2の両端部を銀ペースト にディップして焼き付けた後、この上から、 ニッケル,銅,錫等をメッキすることで、図2に 示したように、第1~第4外部電極3-1~3-4をチッ 体2の第1及び第2端面21,22に形成し、積層型ト ランス部品1を得る。

 ここで、1次側コイル4及び2次側コイル5の形 状と、1次側及び2次側コイル4,5と第1~第4外部 極3-1~3-4との接続関係について説明する。
 図4は、1次側コイル4を積層型トランス部品1 の積層方向(図1~図3の上下方向)の上側から見 状態を示す平面図であり、図5は、2次側コ ル5を積層方向の上側から見た状態を示す平 図であり、図6は、1次側コイル4と2次側コイ ル5とを積層方向の上側から重ねて見た状態 示す平面図である。なお、理解を容易にす ため、1次側及び2次側コイル4,5の本体部には 、斜線を施している。

 図4及び図5に示すように、第1外部電極3-1と 2外部電極3-2とは、チップ体2の第1端面21に ぶように形成されており、第3外部電極3-3と 4外部電極3-4とは、第1端面21と対向する第2 面22に並ぶように形成されている。
 そして、第1外部電極3-1と第3外部電極3-3と 対向し、第2外部電極3-2と第4外部電極3-4とが 対向するように設定されている。

 図4に示すように、1次側コイル4は、電極パ ーン41と電極パターン42とで構成されるが、 これらを部分的に見ると、1次側コイル4は、 線で示す本体部45Aと第1引出線46と第2引出線 47とで構成されている。
 具体的には、渦巻き状の本体部45Aに、最外 の辺よりチップ体2の第1端面21側に向かって 突出した第1突出部45aと、最外周の辺より第2 面22側に向かって突出した第2突出部45bとが 設されている。さらに、これら第1及び第2 出部45a,45bは、第1及び第2端面21,22に垂直な直 線L1上に配されている。なお、この実施例で 、直線L1が、第1及び第2外部電極3-1,3-2間の 心と第3及び第4外部電極3-3,3-4間の中心とを るように設定した。
 そして、第1引出線46を本体部45Aの第1突出部 45aの先端部45a″から引き出して、第1外部電 3-1に接続し、第2引出線47を本体部45Aの第2突 部45bの先端部45b″から引き出して、第4外部 電極3-4に接続した。

 図5に示すように、2次側コイル5は、電極パ ーン51と電極パターン52とで構成されるが、 これらも部分的に見ると、斜線で示す本体部 と第3引出線56と第4引出線57とで構成されてい る。そして、この本体部は、1次側コイル4の 体部45Aと同形且つ同方向巻きに設定され、 つ本体部45Aと一致する位置に配置されてい 。このため、図6に示すように、積層方向の 上側から見ると、1次側コイル4の本体部45Aが2 次側コイル5の本体部の下側に隠れた状態に る。したがって、以下、2次側コイル5の本体 部にも符号「45A」を付して説明する。
 第3引出線56は、図5に示すように、この本体 部45Aの第1突出部45aの先端部45a″から引き出 れて、第2外部電極3-2に接続され、第4引出線 57は、本体部45Aの第2突出部45bの先端部45b″か ら引き出されて、第3外部電極3-3に接続され いる。

 次いで、1次側コイル4の第1及び第2引出線46, 47と第3及び第4引出線56,57の形状について説明 する。
 図6に示すように、この実施例では、第1及 第2引出線46,47と第3及び第4引出線56,57の形状 L字状に形成したが、形状はこれに限定され ない。但し、次の条件を満たす形状に設定す る。
 すなわち、第1突出部45aの先端部45a″と第2 出部45bの先端部45b″との間の中心に位置し つ積層方向(図6の表裏面方向)に垂直な中心 L2を想定し、1次側コイル4の第1引出線46と2次 側コイル5の第4引出線57とを、この中心線L2に 関して線対称な形状に設定する。さらに、第 2引出線47と第3引出線56も、この中心線L2に関 て線対称な形状に設定する。

 かかる設定により、1次側コイル4のインダ タンス値と2次側コイル5のインダクタンス値 が等しくなる。
 すなわち、1次側コイル4は、破線で示す第1 出線46と本体部45Aと破線で示す第2引出線47 で構成されるが、第1引出線46の部分46aを流 る電流Iと本体部45Aの最外周の辺45cを流れる 流Iが逆向きであるので、1次側コイル4のイ ダクタンス値に寄与するのは、第1引出線46 部分46aと本体部45Aの最外周の辺45cを除いた 分である。
 一方、2次側コイル5は、第3引出線56と本体 45Aと第4引出線57とで構成されるが、第4引出 57の部分57aを流れる電流Iと本体部45Aの最外 の辺45dを流れる電流Iが逆向きであるので、 2次側コイル5のインダクタンス値に寄与する は、第4引出線57の部分57aと本体部45Aの最外 の辺45dを除いた部分である。
 したがって、1次側コイル4と2次側コイル5が 、辺45c及び45dを除いた本体部45Aを共通として いる。そして、第1引出線46と第4引出線57とが 中心線L2に関して線対称になっているので、 1引出線46から部分46aを除いた部分と、第4引 出線57から部分57aを除いた部分との長さが等 い。さらに、第3引出線56と第2引出線47も中 線L2に関して線対称であるので、これらの さも等しい。
 この結果、インダクタンス値に寄与する1次 側コイル4の部分と2次側コイル5との部分との 長さが等しいので、これら1次側コイル4及び2 次側コイル5のインダクタンス値も等しくな 。

 次に、この実施例の積層型トランス部品が す作用及び効果について説明する。
 図7は、この実施例の積層型トランス部品1 等価回路図であり、積層型バラントランス して用いた例を示し、図8は、積層型トラン 部品1の実装方向を変えた状態の等価回路図 である。
 図7に示すように、この実施例の積層型トラ ンス部品1では、インダクタンス値が等しい1 側コイル4及び2次側コイル5の左端部が、そ ぞれ第1外部電極3-1,第2外部電極3-2に接続さ 、それぞれの右端部が、クロスした状態で 4外部電極3-4と第3外部電極3-3とに接続され いる。
 そこで、かかる構成の積層型トランス部品1 の第1外部電極3-1と第3外部電極3-3とを主線路2 00に接続すると共に、第2外部電極3-2を接地し た状態で、第4外部電極3-4を副線路201に接続 た。
 そして、信号Sを第1外部電極3-1から入力さ たところ、第3外部電極3-3と第4外部電極3-4と から等しいパワーの信号S″と信号Sとが出力 れた。
 すなわち、この積層型トランス部品1は、1 1のバラントランスとして使用することがで る。
 さらに、図8に示すように、第2外部電極3-2 第4外部電極3-4とを主線路200に接続すると共 、第1外部電極3-1を接地した状態で、第3外 電極3-3を副線路201に接続して、積層型トラ ス部品1の実装方向を変えた。そして、信号S を第2外部電極3-2から入力させたところ、第3 部電極3-3と第4外部電極3-4とから等しいパワ ーの信号Sと信号S″とが出力された。
 これは、上記したように、1次側コイル4の ンダクタンス値と2次側コイル5のインダクタ ンス値とが等しいので、積層型トランス部品 1が、その実装方向に拘わらず、特性バラツ のない1対1の積層型バルントランスとして機 能するからである。

 発明者等は、かかる点を確認すべく、次の うな実験を行った。
 図9は、従来構造の積層型トランス部品をバ ラントランスとして用いた場合の等価回路図 であり、図10は、従来構造の積層型トランス 品の実装方向を変えた状態の等価回路図で り、図11は、従来の積層型トランス部品の 入損失特性を示す線図である。
 まず、図9に示すように、この実験では、図 16に示した従来の積層型トランス部品100と同 の積層型トランス部品1″を用いた。すなわ ち、積層型トランス部品1″の1次側コイル4及 び2次側コイル5の左端部が、それぞれ第1外部 電極3-1,第2外部電極3-2に接続され、それぞれ 右端部も、クロスせずに、第3外部電極3-3と 第4外部電極3-4とに接続されており、この積 型トランス部品1″をバラントランスとして いた。
 具体的には、積層型トランス部品1″の第1 部電極3-1と第3外部電極3-3とを主線路200に接 すると共に、第2外部電極3-2を接地した状態 で、積層型トランス部品1″の挿入損失を測 した。すると、図11の実線の曲線S1で示すよ に、1対1のバルントランスとしての良好な 入損失特性を得ることができた。
 次に、図10に示すように、積層型トランス 品1″の実装方向を変えて、積層型トランス 品1″の挿入損失を測定したところ、図11の 線の曲線S2で示すように、挿入損失特性が 化した。これは、図16及び図17に基づいて説 したように、従来構造の積層型トランス部 1″では、1次側コイル4と2次側コイル5との ンダクタンス値に差異が生じるためと考え れる。
 以上から上記従来構造の積層型トランス部 1″では、バラントランスとして使用する場 合に、その実装方向によって挿入損失が大き く異なり、特性バラツキが大きくなってしま う。

 次に、この実施例の積層型トランス部品1に 対して同様の測定を行った。
 図12は、この実施例の積層型トランス部品 挿入損失特性を示す線図である。
 図7及び図8に示すように、この実施例の積 型トランス部品1をバラントランスとして用 、その実装方向を変えて、挿入損失を測定 たところ、図7に示す実装状態では、図12の 線の曲線S3で示すように、図11の実線の曲線 S1と同様の良好な挿入損失特性を得た。また 図8に示す実装状態では、図12の破線の曲線S 4で示すように、曲線S3とほぼ一致する良好な 挿入損失特性を得た。これは、図6に基づい 説明したように、この実施例の積層型トラ ス部品1では、1次側コイル4と2次側コイル5と のインダクタンス値が等しく設定されている ためと考えられる。
 以上から、この実施例の積層型トランス部 1によれば、その実装方向によって、挿入損 失特性が異ならないので、この積層型トラン ス部品1を、実装方向による特性バラツキの い1対1のバルントランスとして使用できる。

 また、この実施例の積層型トランス部品1は 、コモンモードチョークコイルとしても用い ることができる。
 図13は、この実施例の積層型トランス部品 コモンモードチョークコイルとして用いた 合の等価回路図である。
 図13に示すように、積層型トランス部品1の 1外部電極3-1を一方の差動線路200に接続する と共に第2外部電極3-2を他方の差動線路201に 続する。そして、捻りワイヤや回路基板等 作られた交差回路8を介して、第3外部電極3-3 を他方の差動線路201に接続すると共に、第4 部電極3-4を一方の差動線路200に接続する。 お、この交差回路8は、差動線路200,201の途中 に設けるようにしても良い。これにより、積 層型トランス部品1の1次側コイル4が一方の差 動線路200に接続され、2次側コイル5が他方の 動線路201に接続された状態となる。
 かかる接続状態で、コモンモードノイズが 動線路200,201に侵入すると、積層型トランス 部品1が高インピーダンスになって、コモン ードノイズを除去する。このとき、1次側コ ル4と2次側コイル5とのインダクタンス値が なると、コモンモードノイズに対する除去 果が劣化する。
 また、互いに逆位相の差動信号が、差動線 200,201に流れると、これの差動信号は、1次 コイル4,2次側コイル5を通じて積層型トラン 部品1内を流れ、差動線路200,201に出力され 。
 このときも、1次側コイル4と2次側コイル5と のインダクタンス値が異なると、2つの差動 号のパワーが異なってしまう。
 しかし、この実施例の積層型トランス部品1 では、上記したように、1次側コイル4と2次側 コイル5とのインダクタンス値を等しく設定 てあるので、コモンモードに対する除去効 が劣化することがなく、また、出力される 動信号のパワーも異なることない。すなわ 、積層型トランス部品1は、良好な特性を発 するコモンモードチョークコイルとしても いることができる。

 なお、この発明は、上記実施例に限定され ものではなく、発明の要旨の範囲内におい 種々の変形や変更が可能である。
 例えば、上記実施例では、1次側コイル及び 2次側コイルとして、径が巻き数に応じて漸 小さくなる渦巻き状の1次側コイル4及び2次 コイル5を適用した例を示したが、これに限 されるものではなく、径が巻き数に拘わら ほぼ一定の螺旋状のコイルを、1次側コイル 及び2次側コイルとして適用することもでき ことは勿論である。

 また、上記実施例の積層型トランス部品1で は、図14の(a)に示すように、1次側コイル4及 2次側コイル5の本体部45Aから突出した第1突 部45aと第2突出部45bとを、第1及び第2外部電 3-1,3-2間の中心と第3及び第4外部電極3-3,3-4間 中心とを通る直線L1上に配したが、これに 定されるものではない。
 第1突出部45a及び第2突出部45bが直線L1に配さ れていれば良く、直線L1の位置を、第1及び第 2外部電極3-1,3-2間等の中心に配する必要はな 。したがって、第1及び第2突出部45a,45bが直 L1に配されている限りにおいて、第1引出線4 6と第4引出線57とが、この中心線L2に関して線 対称な形状に設定される共に、第2引出線47と 第3引出線56とが、この中心線L2に関して線対 な形状に設定されていればよい。
 このため、上記実施例の変形例として、直 L1の位置が異なる各種の積層型トランス部 を適用することができる。
 以下、これらの変形例を図15に基づいて説 する。
 ところで、図14の(a)の積層型トランス部品1 、図14の(b)に示すように、第1及び第2突出部 45a,45bを除く本体部45Aをブラックボックス状 表示することができる。したがって、図15に おいても、この本体部45Aをブラックボックス 状に表示する。
 まず、図15の(a)に示すように、直線L1の位置 、即ち第1及び第2突出部45a,45bの位置が、第1 び第2外部電極3-1,3-2間等の中心からずれた状 態の積層型トランス部品も、上記実施例の積 層型トランス部品1と同様の作用効果を奏し この発明の範囲内に含まれる。
 また、図15の(b)及び(c)に示すように、第1及 第2突出部45a,45bの位置が、本体部45Aの最外 に位置する状態の積層型トランス部品も、 記実施例の積層型トランス部品1と同様の作 効果を奏し、この発明の範囲内に含まれる
 さらに、図15の(d)に示すように、第1及び第2 突出部45a,45bの長さが異なる積層型トランス 品も、上記実施例の積層型トランス部品1と 様の作用効果を奏し、この発明の範囲内に まれる。