Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
LIBRARY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/016697
Kind Code:
A1
Abstract:
A low-cost and reliable library device. The library device comprises a reading unit (18), detachably attached to a robot (16), for reading the identification bar code of a magnetic tape (13) and a reading unit storage (19) for storing the reading unit (18) detached from the robot (16), and further comprises a controller (20) for controlling the robot (16) such that when the bar code of the magnetic tape at a recording medium carrying-in/out port (12) is read, the robot (16) receives the reading unit stored in the reading unit storage (19), and that after the bar code is read by the reading unit (18), the robot (16) returns the reading unit to the reading unit storage (19).

Inventors:
TANAKA KIYOTAKA (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/064777
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
July 27, 2007
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
FUJITSU PERIPHERALS LTD (JP)
TANAKA KIYOTAKA (JP)
International Classes:
B65G1/137; B65G1/00
Foreign References:
JPH10162461A1998-06-19
JPH0475810U1992-07-02
JPS6460502A1989-03-07
JP2007015780A2007-01-25
Attorney, Agent or Firm:
YAMADA, Masaki et al. (3-3 Nishi-shimbashi 3-chome, Minato-k, Tokyo 03, JP)
Download PDF:
Claims:
 筐体、該筐体内に配備された、複数の情報記録媒体を収納する記録媒体収納棚、前記筐体内に情報記録媒体を搬入し及び搬出するための記録媒体出入口、前記情報記録媒体が装填され装填された情報記録媒体に情報を入出力する入出力装置、および前記記録媒体出入口と前記記録媒体収納棚との間、および前記記録媒体収納棚と前記入出力装置との間の情報記録媒体の搬送を行うロボット、および前記ロボットの動作を制御する制御装置を有するライブラリ装置において、
 前記情報記録媒体は、識別用のバーコードを有するものであり、
 前記ロボットに着脱自在に取り付けられる、前記情報記録媒体のバーコードを読み取る読取ユニットと、
 前記ロボットから取り外された読取ユニットを格納する読取ユニット格納庫とを備え、
 前記制御装置は、前記ロボットに、前記情報記録媒体のバーコードを読み取らせるときには、前記ロボットに、前記読取ユニット格納庫に格納されている読取ユニットを受け取らせ、該読取ユニットによるバーコード読取り後に、前記ロボットに、該読取ユニットを前記読取ユニット格納庫に戻させるよう制御するものであることを特徴とするライブラリ装置。
 前記読取ユニット格納庫は、前記読取ユニットを挟んで保持する一対の保持部材と、該一対の保持部材を、前記読取ユニットを両側から挟んで保持する保持姿勢、および該一対の保持部材を、互いに遠ざかる方向に移動させて該一対の保持部材で挟まれている読取ユニットを解放する解放姿勢のいずれかの姿勢に交互に変化させる読取ユニット着脱装置とを備えたものであることを特徴とする請求項1記載のライブラリ装置。
 前記読取ユニットが、バーコードを光学的に読み取る撮像素子を備えたユニットであり、
 前記保持部材は、前記読取ユニットを保持したときに前記撮像素子の前面を覆うシール部材を備えたものであることを特徴とする請求項2記載のライブラリ装置。
 前記筐体は、読取ユニットのロボットへの取付位置を測定するための基準マークを有するものであり、
 前記制御装置は、前記ロボットが前記読取ユニット格納庫から読取ユニットを受け取ったときに、読取ユニットに前記基準マークを読み取らせることにより該ロボットに対する該読取ユニットの取付位置を認識するものであることを特徴とする請求項1記載のライブラリ装置。
 筐体、該筐体内に配備された、複数の情報記録媒体を収納する記録媒体収納棚、前記筐体内に情報記録媒体を搬入し及び搬出するための記録媒体出入口、前記情報記録媒体が装填され装填された情報記録媒体に情報を入出力する入出力装置、前記記録媒体出入口と前記記録媒体収納棚との間、および前記記録媒体収納棚と前記入出力装置との間の情報記録媒体の搬送を行う運用系ロボット、および前記稼動状態にあるロボットの予備として所定の待機位置に待機する待機系ロボットを有するライブラリ装置において、
 前記情報記録媒体は、識別用のバーコードを有するものであり、
 前記運用系ロボット及び前記待機系ロボットのいずれにも着脱自在に取り付けられる、前記情報記録媒体に貼付されたバーコードを読み取る読取ユニットを有し、
 前記待機系ロボットは、前記運用系ロボットが稼働状態にある間は、該運用系ロボットから前記読取ユニットを受け取った状態で前記待機位置に待機しているものであり、
 前記運用系ロボットは、前記情報記録媒体のバーコードを読み取るときに、前記待機系ロボットから前記読取ユニットを受け取り、該バーコードを読み取った後は、該読取ユニットを前記待機系ロボットに戻すものであることを特徴とするライブラリ装置。
 前記筐体は、読取ユニットのロボットへの取付位置を測定するための基準マークを有するものであり、
 前記制御装置は、前記運用系ロボットが前記待機系ロボットから前記読取ユニットを受け取ったときに、該読取ユニットに前記基準マークを読み取らせることにより該運用系ロボットに対する該読取ユニットの取付位置を認識するものであることを特徴とする請求項5記載のライブラリ装置。
Description:
ライブラリ装置

 本発明は、磁気テープなどの情報記録媒 が複数格納され、それらの情報記録媒体に 報を入出力するライブラリ装置に関する。

 筐体内に複数の磁気テープなどの情報記 媒体が格納可能で、それらの情報記録媒体 ロボットで磁気テープドライブなどの情報 出力装置に搬送して情報の入出力を行うラ ブラリ装置が知られている。情報記録媒体 は識別用のバーコードが付され、ロボット はそのバーコードを読み取るバーコード読 装置が取り付けられており、ロボットは情 記録媒体搬入口に置かれた情報記録媒体の ーコードを読み取り、その情報記録媒体を 送し格納する。バーコード読取装置として 、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子を使 用した光学式のバーコード読取装置が広く用 いられている。

 このライブラリ装置の筐体内には、放熱 のファンがいくつか配備されており、電源 入とともに駆動される。このファンの駆動 筐体内に空気流が生じることにより、装置 の塵埃が吸引されて筐体内に侵入すること ある。また、筐体内においても情報記録媒 と収納棚などとの摩擦で発生した塵埃が筐 内を浮遊しており、それらの塵埃がバーコ ド読取装置のCCDレンズに付着してCCDレンズ 汚れバーコードを正常に読取れなくなる読 りエラーが発生することがある。

 この読取りエラーが発生した場合は保守 当者に通報され、保守担当者によるCCDレン のクリーニング作業が行われることとなる 、そのクリーニング作業が完了するまでの は、ライブラリ装置の機能は停止してしま 。

 従来、例えば、磁気光学式ディスク駆動装 の分野において、光ピックアップのレンズ 汚れを防止するために防塵カバーを設け、 部にディスクを納めたカートリッジが装置 装填されていないときには防塵カバーはレ ズを覆う遮蔽位置にあり、カートリッジが 置内に装填されたときには、防塵カバーは ィスクカートリッジに押されて待避位置に 動し、カートリッジが装置から抜き取られ と防塵カバーは元の遮蔽位置に戻るように たレンズ汚れ防止方法が開示されている(例 えば、特許文献1参照。)。

特開平6-208726号公報

 上記特許文献1の磁気光学式ディスク駆動 装置では、カートリッジが装置に装填された か否かに応じて防塵カバーの位置を変化させ るという簡単な方法によりレンズ汚れを防止 することができるが、この方法を前述のライ ブラリ装置に適用するのは難しい。すなわち 、ライブラリ装置に情報記録媒体を搬入する 際には、ロボットはその情報記録媒体が置か れている媒体搬入口まで移動しその情報記録 媒体のバーコードを読み取る必要があるが、 ここで、上記特許文献1のような防塵カバー よるレンズ汚れ防止方法を適用しようとし 場合には、先ず、防塵カバーを遮蔽位置か 待避位置に移動させてバーコードを読み取 、読取終了後は防塵カバーを元の遮蔽位置 戻す必要がある。しかし、防塵カバーを待 位置に移動させる動作および防塵カバーを の遮蔽位置に戻す動作は、情報記録媒体と ボットとの相対的な位置変化とは無関係な で、上記特許文献1のような簡単な機構では レンズ汚れを防止することはできない。

 本発明は、上記事情に鑑み、低コストで かつ信頼性に優れたライブラリ装置を提供 ることを目的とする。

 上記目的を達成する本発明の第1のライブ ラリ装置は、筐体、該筐体内に配備された、 複数の情報記録媒体を収納する記録媒体収納 棚、上記筐体内に情報記録媒体を搬入し及び 搬出するための記録媒体出入口、上記情報記 録媒体が装填され装填された情報記録媒体に 情報を入出力する入出力装置、および上記記 録媒体出入口と上記記録媒体収納棚との間、 および上記記録媒体収納棚と上記入出力装置 との間の情報記録媒体の搬送を行うロボット 、および上記ロボットの動作を制御する制御 装置を有するライブラリ装置において、上記 情報記録媒体は、識別用のバーコードを有す るものであり、上記ロボットに着脱自在に取 り付けられる、上記情報記録媒体のバーコー ドを読み取る読取ユニットと、上記ロボット から取り外された読取ユニットを格納する読 取ユニット格納庫とを備え、上記制御装置は 、上記ロボットに、上記情報記録媒体のバー コードを読み取らせるときには、上記ロボッ トに、上記読取ユニット格納庫に格納されて いる読取ユニットを受け取らせ、該読取ユニ ットによるバーコード読取り後に、上記ロボ ットに、該読取ユニットを上記読取ユニット 格納庫に戻させるよう制御するものであるこ とを特徴とする。

 本発明の第1のライブラリ装置によれば、 読取ユニットは、情報記録媒体のバーコード を読み取るときにのみロボットに取り付けら れ、それ以外のときには読取ユニット格納庫 に格納されているので、読取ユニットが塵埃 に晒される時間が短縮され、読取りエラーの 発生率を減少させることができる。従って、 ライブラリ装置の保守作業費は低減し、稼働 率が上昇するので、低コストで、かつ信頼性 に優れたライブラリ装置を得ることができる 。

 ここで、上記読取ユニット格納庫は、上 読取ユニットを挟んで保持する一対の保持 材と、該一対の保持部材を、上記読取ユニ トを両側から挟んで保持する保持姿勢、お び該一対の保持部材を、互いに遠ざかる方 に移動させて該一対の保持部材で挟まれて る読取ユニットを解放する解放姿勢のいず かの姿勢に交互に変化させる読取ユニット 脱装置とを備えたものであることが好まし 。

 本発明の第1のライブラリ装置を上記のよ うに構成した場合は、比較的簡単な構成で読 取ユニットを自在に着脱することのできる読 取ユニット着脱装置を備えたライブラリ装置 を得ることができる。

 また、上記読取ユニットが、バーコード 光学的に読み取る撮像素子を備えたユニッ であり、上記保持部材は、上記読取ユニッ を保持したときに上記撮像素子の前面を覆 シール部材を備えたものであることが好ま い。

 本発明の第1のライブラリ装置を上記のよ うに構成した場合は、読取ユニット格納庫に 格納されてた読取ユニットの撮像素子の前面 がシール部材で覆われるので、塵埃による汚 染をより効果的に防止することができる。

 また、上記筐体は、読取ユニットのロボ トへの取付位置を測定するための基準マー を有するものであり、上記制御装置は、上 ロボットが上記読取ユニット格納庫から読 ユニットを受け取ったときに、読取ユニッ に上記基準マークを読み取らせることによ 該ロボットに対する該読取ユニットの取付 置を認識するものであることが好ましい。

 本発明の第1のライブラリ装置を上記のよ うに構成した場合は、読取ユニットのロボッ トへの着脱時に発生する取付位置の狂いを正 確に把握することができるので、読取ユニッ トを高精度に保つことができる。

 また、上記目的を達成する本発明の第2の ライブラリ装置は、筐体、該筐体内に配備さ れた、複数の情報記録媒体を収納する記録媒 体収納棚、上記筐体内に情報記録媒体を搬入 し及び搬出するための記録媒体出入口、上記 情報記録媒体が装填され装填された情報記録 媒体に情報を入出力する入出力装置、上記記 録媒体出入口と上記記録媒体収納棚との間、 および上記記録媒体収納棚と上記入出力装置 との間の情報記録媒体の搬送を行う運用系ロ ボット、および上記稼動状態にあるロボット の予備として所定の待機位置に待機する待機 系ロボットを有するライブラリ装置において 、上記情報記録媒体は、識別用のバーコード を有するものであり、上記運用系ロボット及 び上記待機系ロボットのいずれにも着脱自在 に取り付けられる、上記情報記録媒体に貼付 されたバーコードを読み取る読取ユニットを 有し、上記待機系ロボットは、上記運用系ロ ボットが稼働状態にある間は、該運用系ロボ ットから上記読取ユニットを受け取った状態 で上記待機位置に待機しているものであり、 上記運用系ロボットは、上記情報記録媒体の バーコードを読み取るときに、上記待機系ロ ボットから上記読取ユニットを受け取り、該 バーコードを読み取った後は、該読取ユニッ トを上記待機系ロボットに戻すものであるこ とを特徴とする。

 本発明の第2のライブラリ装置によれば、 読取ユニットは、運用系ロボットが情報記録 媒体のバーコードを読み取るときにのみ運用 系ロボットに取り付けられ、それ以外のとき には待機位置に待機している待機系ロボット に取り付けられているので、読取ユニットが 塵埃に晒される時間が短縮され、読取りエラ ーの発生率を減少させることができる。従っ て、ライブラリ装置の保守作業費は低減し、 稼働率が上昇するので、低コストで、かつ信 頼性に優れたライブラリ装置を得ることがで きる。また、1台の読取ユニットを2台のロボ トで共有することができるので、ライブラ 装置のコストを低減させることができる。

 ここで、上記筐体は、読取ユニットのロ ットへの取付位置を測定するための基準マ クを有するものであり、上記制御装置は、 記運用系ロボットが上記待機系ロボットか 上記読取ユニットを受け取ったときに、該 取ユニットに上記基準マークを読み取らせ ことにより該運用系ロボットに対する該読 ユニットの取付位置を認識するものである とが好ましい。

 本発明の第2のライブラリ装置を上記のよ うに構成した場合は、運用系ロボットが待機 系ロボットから読取ユニットを受け取るとき に発生する取付位置の狂いを正確に把握する ことができるので、読取ユニットを高精度に 保つことができる。

 本発明によれば、低コストで、かつ信頼 に優れたライブラリ装置を実現することが きる。

本発明のライブラリ装置の第1の実施形 態を示す外観図である。 第1の実施形態のライブラリ装置の内部 構造を示す概要図である。 第1の実施形態におけるロボットの駆動 機構を示す側面図(a)および上面図(b)である。 第1の実施形態における記録媒体収納棚 に収納されている磁気テープを示す図である 。 第1の実施形態におけるロボット、読取 ユニット、および磁気テープの関係を示す図 である。 第1の実施形態における読取ユニット格 納庫の読取ユニット格納前の状態を示す図で ある。 第1の実施形態における読取ユニット格 納庫の読取ユニット格納中の状態を示す図で ある。 第1の実施形態における読取ユニット格 納庫の読取ユニット格納後の状態を示す図で ある。 第1の実施形態のライブラリ装置に備え られた基準マークを示す図である。 第2の実施形態のライブラリ装置の内 構造を示す概要図である。 第2の実施形態のライブラリ装置にお る読取ユニットの受け渡し動作を示す図で る。

 以下図面を参照して本発明の実施の形態 説明する。

 図1は、本発明のライブラリ装置の第1の 施形態を示す外観図である。

 この第1の実施形態のライブラリ装置10は 本発明の第1のライブラリ装置の一例に相当 するものである。

 図1(a)および図1(b)には、このライブラリ 置10の筐体11、およびこのライブラリ装置10 磁気テープを搬入し、搬出するための記録 体出入口12が示されている。記録媒体出入口 12は2箇所に設けられており、各記録媒体出入 口12には、外側に開く扉12aがそれぞれ設けら ており、この扉12aを開いてマガジン12bに収 られた磁気テープをこのライブラリ装置10 に搬入し、搬出することができるようにな ている。

 このマガジン12bには、図1(b)に示したよう に、最大10巻の、内部に磁気テープ(図示せず )が収納されたカセット12cを入れることがで る。

 なお、以下の説明では、カセットに納め れた磁気テープを単に磁気テープという。

 図2は、第1の実施形態のライブラリ装置 内部構造を示す概要図である。

 図2に示すように、このライブラリ装置10 は、磁気テープ13をライブラリ装置10に搬入 し搬出するための記録媒体出入口12、複数の 気テープ13を収納する記録媒体収納棚14、磁 気テープ13が装填され装填された磁気テープ1 3に情報を入出力する磁気テープドライブ15、 記録媒体出入口12と記録媒体収納棚14との間 および記録媒体収納棚14と磁気テープドライ ブ15との間の磁気テープの搬送を行うロボッ 16、ロボット16に着脱自在に取り付けられる 、磁気テープ13に付されたバーコードを読み る読取ユニット18、ロボット16から取り外さ れた読取ユニット18を格納する読取ユニット 納庫19、およびロボット16の動作を制御する 制御装置20が配備されている。図2に示す記録 媒体出入口12には、4巻の磁気テープ13が描か ているが、記録媒体出入口12には最大10巻の 磁気テープ13が収納可能である。

 なお、本実施形態における磁気テープ13 、本発明にいう情報記録媒体の一例に相当 るものであり、本実施形態における磁気テ プドライブ15は、本発明にいう入出力装置の 一例に相当するものである。

 ロボット16は、制御装置20による制御に基 づき軌条31、32上を矢印A,B,C,D方向に移動し、 録媒体出入口12と記録媒体収納棚14との間の 磁気テープの搬送、および記録媒体収納棚14 磁気テープドライブ15との間の磁気テープ 搬送を行う。

 記録媒体収納棚14には、磁気テープ13が収 納される複数のセル14aが設けられており、各 セルにはそれぞれ固有のセル番号が付されて いる。

 磁気テープ13には、各磁気テープを識別 るためのバーコードが印刷されたバーコー ラベル(図示せず)が貼付されている。このバ ーコードは、このライブラリ装置10に新たに 入される磁気テープが記録媒体出入口12に かれているときに、ロボット16に取り付けら れた読取ユニット18によって読み取られ、制 装置20からの制御信号に基づき、記録媒体 納棚14の所定のセルに格納するための情報と して用いられる。

 制御装置20は、ロボット16に、記録媒体出 入口12にある磁気テープのバーコードを読み らせるときには、ロボット16に、読取ユニ ト格納庫19に格納されている読取ユニット18 受け取らせ、読取ユニット18によるバーコ ド読取り後に、ロボット16に、読取ユニット 18を読取ユニット格納庫19に戻させるよう制 する。

 図3は、第1の実施形態におけるロボット 駆動機構を示す側面図(a)および上面図(b)で る。

 この実施形態のライブラリ装置では、図3 (b)に示すように、ロボット16を間に挟むよう して2列の記録媒体収納棚14,14’が設けられ おり、ロボット16は、ロボットの両側に設 られている2列の記録媒体収納棚14,14’のう の所望の側の記録媒体収納棚のセルに格納 れている磁気テープにアクセスできるよう なっている。

 図3(a)に示すように、ロボット16は、上下 向(矢印A,B)に延びる軌条31にスライド自在に 支持されており、上下方向に循環移動するタ イミングベルト33およびそのタイミングベル 33を駆動するサーボモータ35により、上下方 向に移動するようになっている。

 図3(b)に示すように、ロボット16をスライ 自在に支持する軌条31は、奥行き方向(矢印C ,D)に延びる軌条32にスライド自在に支持され おり、奥行き方向に循環移動するタイミン ベルト34およびそのタイミングベルト34を駆 動するサーボモータ36により、奥行き方向に 動するようになっている。

 このように構成された駆動機構により、 ボット16は、制御装置20(図2参照)から指示さ れたセル14a(図2参照)の位置まで移動し、その セルに格納されている磁気テープにアクセス する。

 図4は、第1の実施形態における記録媒体 納棚に収納されている磁気テープを示す図 ある。

 図4には、記録媒体収納棚14aに収納されて いる磁気テープ13が示されている。各磁気テ プ13には、磁気テープを相互に識別するた のバーコード21が付されている。

 ロボット16に取り付けられた読取ユニッ 18(図2参照)は、記録媒体出入口12(図1参照)に る磁気テープのバーコード21を読み取り、 れを制御装置20(図1参照)に通知する。制御装 置20はそのバーコードに基づき、その磁気テ プを格納すべき記録媒体収納棚14のセル番 を決定し、それをロボット16に通知する。通 知を受けたロボット16は、その磁気テープを のセル番号に対応するセル14aまで搬送しそ に格納する。

 図5は、第1の実施形態におけるロボット 読取ユニット、および磁気テープの関係を す図である。

 図5に示すように、このロボット16上部に けられたプリント基板16aには、マグネット1 7が取り付けられ、読取ユニット18を磁力で吸 着するようになっている。

 ロボット16のプリント基板16aには、LED(Ligh t Emitting Diode)16bが設置されており、読取ユ ット18にはCCD18aが内蔵されている。LED16bは、 磁気テープ13のバーコード21に向かって光を 射するものであり、CCD18aは、LED16bによって 明されたバーコード21を読み取るようになっ ている。

 なお、本実施形態におけるCCD18aは、本発 にいう撮像素子の一例に相当するものであ 。

 図6は、第1の実施形態における読取ユニ ト格納庫の読取ユニット格納前の状態を示 図であり、図7は、第1の実施形態における読 取ユニット格納庫の読取ユニット格納中の状 態を示す図であり、図8は、第1の実施形態に ける読取ユニット格納庫の読取ユニット格 後の状態を示す図である。

 読取ユニット格納庫19は、ロボット16から 取り外された読取ユニットを格納するもので あり、ライブラリ装置の筐体11(図1参照)の一 に取り付けられている。この読取ユニット 納庫19は、読取ユニット18を挟んで保持する 保持部材22a,22bと、これら一対の保持部材を いに遠ざかる方向に移動させて該一対の保 部材で挟まれている読取ユニット18を解放す る解放姿勢(図6参照)、およびこれら一対の保 持部材を読取ユニット18を両側から挟んで保 する保持姿勢(図7参照)のいずれかの姿勢に 互に変化させる、カム23aおよび連結棒23bか なる読取ユニット着脱装置23とを備えてい 。

 一対の保持部材のうちの、CCD18aに対向す 側の保持部材22aのCCD対向面にはシール部材2 2cが内張りされている。

 次に、図6、図7、図8を参照して、ロボッ 16に取り付けられている読取ユニット18が読 取ユニット格納庫19に格納されるまでの各部 動作について説明する。

 読取ユニット格納庫19は、制御装置20から の制御信号に基づき、読取ユニット格納庫19 読取ユニット18を格納するにあたり、保持 材22a,22bを、これら一対の保持部材を互いに ざかる方向に移動させた解放姿勢(図6参照) 変化させる。

 こうして解放姿勢となった保持部材22a,22b の間に、矢印方向からロボット16が近づき、 ボット16に装着されていた読取ユニット18が 、保持部材22a,22bの間に進入し所定の位置に 達すると、保持部材22a,22bは、カム23aおよび 結棒23bの作用により読取ユニット18を両側 ら挟んで保持する保持姿勢に変化する(図7参 照)。

 次に、図8に示すように、矢印方向に向か ってロボット16が読取ユニット格納庫19から ざかると、読取ユニット18はロボット16との 力による吸着が解除され、ロボット16から 離し、保持部材22a,22bに両側から挟まれた状 で読取ユニット格納庫19に留まる。

 こうして、図8に示すように、読取ユニッ ト18は、読取ユニット着脱装置23の保持部材22 a,22bによって保持されるが、このとき、保持 材22aのシール部材22cによって読取ユニット1 8のCCD18aの前面が覆われ、これによりCCD18aへ 塵埃付着が防止される。

 次に、読取ユニット着脱装置23に保持さ ている読取ユニット18をロボット16が受け取 ときの動作について説明する。

 読取ユニット着脱装置23に保持されてい 読取ユニット18(図8参照)に、図示の矢印方向 とは反対方向にロボット16が近づき、ロボッ 16のマグネット17が読取ユニット18に接触す と読取ユニット18は磁力によりロボット16に 吸着される。ここで、制御装置20(図2参照)か の制御信号により、読取ユニット着脱装置2 3が、保持部材22a,22bを解放姿勢(図6参照)とす ことにより、読取ユニット18はマグネット17 によりロボット16に吸着され、ロボット16は 取ユニット18を保持したまま矢印方向とは反 対の方向に遠ざかる。

 このように構成したことにより、このラ ブラリ装置10では、読取ユニット18は、記録 媒体出入口12(図2参照)にある磁気テープのバ コードを読み取るときにのみロボット16に り付けられ、それ以外のときには読取ユニ ト格納19庫に格納されているので、読取ユニ ット18が塵埃に晒される時間が短縮され、読 りエラーの発生率を減少させることができ 。従って、保守作業費は低減し、稼働率が 昇することにより、低コストで、かつ信頼 に優れたライブラリ装置10が得られる。

 なお、この第1の実施形態では、上記のよ うに、読取ユニット18は、ロボット16に着脱 在に取り付けられる構造となっているので 読取ユニット18のロボット16への取付精度は 脱の度に狂うことがある。この取付精度の いが所定の限度を超えると読取ユニット18 磁気テープ13のバーコード21を正しく読み取 ことができなくなり、ロボットの誤動作の 因となる。

 そこで、本実施形態のライブラリ装置は 次に示すように、読取ユニットの取付位置 測定するための基準バーコードラベルを備 ている。

 図9は、第1の実施形態のライブラリ装置 備えられた基準バーコードラベルを示す図 ある。

 図9に示すように、このライブラリ装置10 は、筐体11に、読取ユニットのロボットへ 取付位置を測定するための基準バーコード ベル24が貼付されている。

 なお、この基準バーコードラベル24は、 発明にいう基準マークの一例に相当するも である。本発明における基準マークはバー ードラベルに限られるものではなく、読取 ニットのロボットへの取付位置を測定する とができるものであればどのようなマーク あってもよい。

 本実施形態では、制御装置20(図2参照)は ロボットが読取ユニット格納庫から読取ユ ットを受け取ったときに、読取ユニットに 記基準バーコードラベル24を読み取らせるこ とによりロボットに対する読取ユニットの取 付位置を認識するようになっている。制御装 置20は、前回の認識結果を記憶しており、今 の認識結果と前回の認識結果との差分を検 し、その差分に基づいて読取ユニットの読 位置補正を行うようになっている。

 すでに図3を参照して説明したように、ロ ボット16はサーボモータ35,36により駆動され おり、読取ユニットの有無とは無関係に必 な精度できちんとロボット16を位置決めする ことができる。

 しかし、読取ユニット格納庫から受け取 た読取ユニットが、ロボットに取り付けら たときに、ロボット側又は読取ユニット側 取付面に塵埃が付着していたり、取付面が らかの原因で変形していたりして読取ユニ トのロボットへの取付位置が前回の取付位 とずれてしまう可能性がある。

 このように取付位置がずれてしまうと、 取ユニットは磁気テープに付されたバーコ ドを正しく読み取ることができなくなる。 こで、本実施形態では、ロボットが読取ユ ット格納庫から読取ユニットを受け取った きに、読取ユニットに基準バーコードラベ 24を読み取らせることによりロボットに対 る読取ユニットの取付位置を認識するよう している。

 次に、本発明の第2の実施形態について説 明する。

 図10は、第2の実施形態のライブラリ装置 内部構造を示す概要図である。

 この第2の実施形態のライブラリ装置50は 本発明の第2のライブラリ装置の一例に相当 するものである。

 図10に示すように、このライブラリ装置50 は、図1に示したライブラリ装置10と同様の外 観を有しており、ライブラリ装置10と同様の 体11、および筐体11内に磁気テープを搬入し 及び搬出するための記録媒体出入口12を有し いる。記録媒体出入口12は2箇所に設けられ おり、各記録媒体出入口12には、外側に開 扉12aがそれぞれ設けられており、この扉12a 開いて、マガジン12bに収められた磁気テー をこのライブラリ装置50内に搬入し、搬出す ることができるようになっている。マガジン 12bには、内部に磁気テープ13(図示せず)が納 られたカセット12cが最大10巻入れられるよう になっている。

 また、このライブラリ装置50には、図2に示 たたライブラリ装置10と同様、磁気テープ13 をライブラリ装置50に搬入し搬出するための 録媒体出入口12、複数の磁気テープ13を収納 する記録媒体収納棚14、磁気テープ13が装填 れ装填された磁気テープ13に情報を入出力す る磁気テープドライブ15、記録媒体出入口12 記録媒体収納棚14との間、および記録媒体収 納棚14と磁気テープドライブ15との間の磁気 ープの搬送を行う運用系ロボット51、運用系 ロボット51を案内する軌条31,32、
および稼働状態にあるロボットの予備として 所定の待機位置54に待機する待機系ロボット5 2、運用系ロボット51を案内する軌条56,57、運 系ロボット51又は待機系ロボット52のいずれ にも着脱自在に取り付けられる読取ユニット 18、および運用系ロボット51並びに待機系ロ ット52の動作を制御する制御装置20が配備さ ている。

 待機系ロボット52は、運用系ロボット51が 稼働状態にある間は、運用系ロボット51から 取ユニット18を受け取った状態で所定の待 位置54に待機している。

 運用系ロボット51は、記録媒体出入口12に ある磁気テープのバーコードを読み取るとき に、待機系ロボット52から読取ユニット18を け取り、バーコードを読み取った後は、読 ユニット18を待機系ロボット52に戻す。

 このように、第2の実施形態のライブラリ 装置50は、2台のロボットを有していることを 利用して、第1の実施形態のライブラリ装置10 における読取ユニット格納庫19の機能を待機 ロボット52に持たせており、そのため、ロ ットとは別の読取ユニット格納庫は備えて ないという点で第1の実施形態のライブラリ 置10と異なっている。その他の点は第1の実 形態のライブラリ装置10とほぼ同様である

 運用系ロボット51は、図2に示した第1のラ イブラリ装置10と同様、制御装置20からの制 信号に基づき軌条31、32上を矢印A,B,C,D方向に 移動し、記録媒体出入口12と記録媒体収納棚1 4との間の磁気テープの搬送、および記録媒 収納棚14と磁気テープドライブ15との間の磁 テープの搬送を行う。

 このように構成したことにより、このラ ブラリ装置50では、読取ユニット18は、記録 媒体出入口12(図2参照)にある磁気テープのバ コードを読み取るときにのみ運用系ロボッ 51に取り付けられ、それ以外のときには待 位置54に待機している待機系ロボット52に取 付けられているので、読取ユニット18が塵 に晒される時間が短縮され、読取りエラー 発生率を減少させることができる。従って 保守作業費は低減し、稼働率が上昇するこ により、低コストで、かつ信頼性に優れた イブラリ装置50が得られる。

 また、このライブラリ装置50では、1台の 取ユニットを運用系ロボットおよび待機系 ボットの2台のロボットで共有しているので 、低コストのライブラリ装置50を得ることが きる。また、2台のロボットは同一の読取ユ ニットを使用するので、読取ユニットの機差 に起因する読取り精度の低下を防止すること もできる。

 次に、読取ユニットの受け渡し動作につ て説明する。

 図11は、第2の実施形態のライブラリ装置 おける読取ユニットの受け渡し動作を示す である。

 この第2の実施形態では、図11に示すよう 、待機系ロボット52は、ロボットの下部に 取ユニット18を取り付けた姿勢で待機位置54 待機するようになっており、一方、運用系 ボット51は、バーコード読取時に、図示し い受け渡し機構によって待機系ロボット52か ら読取ユニット18を受け取り、ロボットの上 に読取ユニット18を取り付けた姿勢でバー ードを読み取るようになっている。

 このように、読取ユニット18は、待機系 ボット52の下部に取り付けられた状態で待機 系ロボット52とともに待機しているので、待 系ロボット52の筐体によって読取ユニット18 は覆われ、CCD18aへの塵埃の堆積が軽減される 。

 また、この第2の実施形態のライブラリ装 置50においても、図9に示した第1の実施形態 ライブラリ装置10と同様、筐体11に、読取ユ ットのロボットへの取付位置を測定するた の基準バーコードラベル24が貼付されてい 。制御装置20(図2参照)は、ロボットが読取ユ ニット格納庫から読取ユニットを受け取った ときには、ロボットを基準バーコードラベル 24の位置まで移動させ、読取ユニットに基準 ーコードラベル24を読み取らせてロボット 対する読取ユニットの取付位置の認識を行 ようになっている。

 制御装置20は、前回の認識結果を記憶し おり、今回の認識結果と前回の認識結果と 差分を検出し、その差分に基づいて読取ユ ットの読取位置補正を行う。