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Patent Searching and Data


Title:
LIGHT CONTROL FILM MANUFACTURING DEVICE AND LIGHT CONTROL FILM MANUFACTURING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/084550
Kind Code:
A1
Abstract:
A light source lamp (15) is so opposed to a photo-setting resin composition film that the axis of the light source lamp (15) crosses the moving direction of the photo-setting resin composition film. Light-shielding thin plates (14) opposed to one another are arranged between the photo-setting resin composition film and the light source lamp (15) at predetermined intervals in a direction generally perpendicular to the moving direction of a conveyor (10) in such a fashion that the one sides of the light-shielding thin plates (14) which are opposed to the conveyor (10) are parallel to the moving direction of the conveyor (10). While the photo-setting resin composition film is being moved, the photo-setting resin composition is irradiated with light from the light source lamp (15) and set, thereby forming a light control film.

Inventors:
MORIMOTO, Junji (9-5-1-235, Hon-machi Toyonaka-sh, Osaka 21, 5600021, JP)
Application Number:
JP2008/073486
Publication Date:
July 09, 2009
Filing Date:
December 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SUMITOMO CHEMICAL COMPANY, LIMITED (27-1, Shinkawa 2-chome Chuo-k, Tokyo 60, 1048260, JP)
住友化学株式会社 (〒60 東京都中央区新川二丁目27番1号 Tokyo, 1048260, JP)
International Classes:
G02B5/02; B05C9/12; B29C35/08; B29C41/52; G02B5/02; B05C9/08; B29C35/08; B29C41/34
Attorney, Agent or Firm:
HASEGAWA, Yoshiki et al. (SOEI PATENT AND LAW FIRM, Ginza First Bldg. 10-6, Ginza 1-chom, Chuo-ku Tokyo 61, 1040061, JP)
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Claims:
 光硬化性樹脂組成物膜と離隔対向するように線状光源を配置し、前記光硬化性樹脂組成物膜及び前記線状光源の少なくとも一方を移動させながら、前記線状光源から光を照射して前記光硬化性樹脂組成物膜を硬化させて光制御膜を形成する製造装置であって、
 前記線状光源の軸方向と前記の移動方向とが交差し、
 互いに対向する複数枚の薄板状の遮光部材が、前記光硬化性樹脂組成物膜と前記線状光源との間に、移動方向に対して略垂直方向に所定間隔で、且つ前記遮光部材の、前記光硬化性樹脂組成物膜と対向する一辺が、それぞれ移動方向と同方向となるように設けられている光制御膜の製造装置。
 前記光硬化性樹脂組成物が、それぞれ分子内に重合性炭素-炭素結合を有し、且つ、単独重合して得られる単独重合体の屈折率が互いに異なる少なくとも2種類の光重合可能なモノマー又はオリゴマーを含有する請求項1記載の光制御膜の製造装置。
 前記複数枚の薄板状の遮光部材の設置間隔Dと、前記遮光部材の、前記光硬化性樹脂組成物膜に向かう方向への長さLとの比D/Lが0.01~0.2の範囲である請求項1又は2記載の光制御膜の製造装置。
 それぞれ分子内に重合性炭素-炭素結合を有し、且つ、単独重合して得られる単独重合体の屈折率が互いに異なる少なくとも2種類の光重合可能なモノマー又はオリゴマーを含有する前記光硬化性樹脂組成物を膜状に成形し、請求項1~3のいずれか一項に記載の製造装置を用いて前記光硬化性樹脂組成物膜を硬化させる光制御膜の製造方法。
 前記光硬化性樹脂組成物の膜厚を25μm以上とする請求項4記載の光制御膜の製造方法。
Description:
光制御膜の製造装置及び光制御 の製造方法

 本発明は、光制御膜を製造する装置及び 制御膜の製造方法に関し、より詳細には曇 に入射角度依存性がなく、その表面に対し 0~180°の角度で光を入射させたときに、いず れの光入射角においても所定以上の曇価を示 す光制御膜を製造する装置及びその製造方法 に関するものである。

 従来、十分な全光線透過率を有するとと に表面が平滑で、且つ曇価に入射角度依存 のない光制御膜を製造する方法として、屈 率が互いに異なる少なくとも2種類の光重合 可能なモノマー又はオリゴマーを含有する光 硬化性樹脂組成物を膜状に成形し、成形した 光硬化性樹脂組成物膜に光を照射して光制御 膜を形成する方法が提案されている(例えば 特許文献1や特許文献2を参照)。

 ここで使用する光源としては、特許文献1で は、照射される膜面から見て光照射角度が小 さく、その形状が、長軸の長さをd、光源と 面との距離をlとしたときd/lが0.2より小さい とが好ましく、究極的には光源は点光源が ましいとされている。また、特許文献2では 、光硬化性樹脂組成物膜に対して平行光線を 照射する光源が提案されており、このような 平行光線を照射する方法として、例えば、点 状光源からフレネルレンズを介して光を照射 する方法が例示されている。

特開昭64-40906号公報

特開平4-77727号公報

 しかしながら、点光源による光照射では 光硬化性樹脂組成物膜の膜面位置によって 照射角度が変化するため、特に大面積の光 御膜の場合、膜面全体において均一な曇価 有するようにすることは原理上不可能であ た。また、点状光源からフレネルレンズを して光を照射する方法では、膜面全体にお て光照射角度は等しくなるものの、照度及 露光量が膜面の位置によって変化するため 上記の光照射方法と同様に、膜面全体にお て均一な曇価を有するようにすることは難 いという問題点があった。

 本発明はこのような従来の問題に鑑みて されたものであり、その目的は、少なくと 一方向においていずれの入射角においても い曇価を示す光制御膜を、大面積のもので っても均一に、しかも連続的に製造可能と る製造装置及び製造方法を提供することに る。

 本発明者は、前記目的を達成すべく種々 討した結果、光源として線状光源を用いる ともに、複数枚の薄板状の遮光部材を用い 線状光源からの光を細分することによって 記目的が達成されることを見出し、本発明 至った。すなわち、本発明に係る光制御膜 製造装置は、光硬化性樹脂組成物膜(以下、 「樹脂組成物膜」と記すことがある)と離隔 向するように線状光源を配置し、光硬化性 脂組成物膜及び線状光源の少なくとも一方 移動させながら、線状光源から光を照射し 光硬化性樹脂組成物膜を硬化させて光制御 を形成する製造装置であって、線状光源の 方向と前記の移動方向とが交差し、互いに 向する複数枚の薄板状の遮光部材が、光硬 性樹脂組成物膜と線状光源との間に、移動 向に対して略垂直方向に所定間隔で、且つ 光部材の、光硬化性樹脂組成物膜と対向す 一辺が、それぞれ移動方向と同方向となる うに設けられていることを特徴とする。

 光硬化性樹脂組成物としては、それぞれ 子内に重合性炭素-炭素結合を有し、且つ、 単独重合して得られる単独重合体の屈折率が 互いに異なる少なくとも2種類の光重合可能 モノマー又はオリゴマーを含有するものが 適である。

 前記複数枚の薄板状の遮光部材の設置間 Dと、遮光部材の、光硬化性樹脂組成物膜に 向かう方向への長さLとの比D/Lは0.01~0.2の範囲 が好ましい。

 また、本発明によれば、それぞれ分子内 重合性炭素-炭素結合を有し、且つ、単独重 合して得られる単独重合体の屈折率が互いに 異なる少なくとも2種類の光重合可能なモノ ー又はオリゴマーを含有する光硬化性樹脂 成物を膜状に成形し、前記記載の製造装置 用いて光硬化性樹脂組成物膜を硬化させる 制御膜の製造方法が提供される。

 光硬化性樹脂組成物の膜厚としては25μm 上が好ましい。

 本発明の製造装置及び製造方法によれば 少なくとも一方向において、曇価に入射角 依存性がなく、いずれの入射角においても い曇価を示す光制御膜を大面積であっても 一に連続的に製造できる。

図1は、本発明に係る製造装置の一例を 示す斜視図である。 図2は、図1の製造装置の正面概略図で る。 図3は、曇価の入射角度依存性の測定方 法を説明する図である。 図4は、実施例1の光制御膜における曇 の入射角度依存性を示す図である。 図5は、実施例2の光制御膜における曇 の入射角度依存性を示す図である。

符号の説明

 1…製造装置、10…コンベア、11…光遮蔽 、12…開口部、14…遮光板(遮光部材)、15…光 源ランプ(線状光源)、L…遮光板の光硬化性樹 脂組成物膜に向かう方向への長さ、D…遮光 の設置間隔。

 以下、本発明に係る製造装置及び製造方 について図に基づいて説明するが、本発明 これらの実施形態に何ら限定されるもので ない。

 図1に、本発明に係る製造装置の一実施形 態を示す斜視図を、図2にその正面概略図を す。図1の製造装置1は、矢印方向に回転移動 するコンベア10と、コンベア10の上方に樹脂 成物膜と離隔対向して配置され、その軸方 がコンベア10の移動方向と略直交する線状の 光源ランプ(線状光源)15と、コンベア10と光源 ランプ15との間に、コンベア10の移動方向に して垂直方向に所定間隔で、且つコンベア10 と対向する一辺が、それぞれコンベア10の移 方向と同方向となるように設置された互い 対向する複数枚の薄板状の遮光板(遮光部材 )14と、コンベア10の直上にコンベア10と対向 るよう設置された、四角形状の開口部12を有 する光遮蔽板11とを備える。なお、光遮蔽板1 1は、開口部12によって光照射開始角度と光照 射終了角度とを規定して、光制御膜の、コン ベア10の移動方向と同方向の曇価のピーク位 を調整するとともに、製造装置1外から光が 進入し樹脂組成物膜に当たるのを防止するこ とを主な目的とするものであって、光遮蔽板 11を取り付けない場合でも本発明の効果は得 れる。

 このような製造装置1において、樹脂組成 物膜(不図示)が表面に形成された基板20をコ ベア10上に載置し、所定速度で移動させなが ら、光源ランプ15からの光を樹脂組成物膜に 射する。このとき、光源ランプ15から出射 た光は、コンベア10の移動方向と平行に、複 数枚が並列に設置された、複数の区分された 領域を形成する遮光板14によって、コンベア1 0の移動方向と垂直方向に複数個に区分され 。区分された光は、その区分された領域内 おいていわば点状光源のような作用を奏し コンベア10の移動方向と垂直方向における、 樹脂組成物膜に対する照射光は、遮光板14に ってほぼ平行光線とされる。この結果、得 れる光制御膜の、コンベア10の移動方向と 直方向の曇価は、すべての角度範囲にわた て高い値を示すようになる。一方、コンベ 10の移動方向と同方向における、樹脂組成物 膜に対する照射光は、遮光板14によって遮ら ることなく、光遮蔽板11の開口部12から広い 角度範囲で樹脂組成物膜に照射する。この結 果、樹脂組成物膜には種々の方向に屈折率の 異なる相が交互に形成され、得られる光制御 膜の、コンベア10の移動方向と同方向の曇価 、すべての角度範囲にわたって高い値を示 ようになる。なお、ほぼ平行、略垂直方向 は、それぞれ平行、垂直に対して10°程度ま での誤差が許容されることを意味する。

 遮光板14は、コンベア10の移動方向と平行 に、互いに対向して複数枚が所定間隔で並列 に設置されていればよい。遮光板14の形状は 板状であれば特に限定はないが、例えば、 光板14の、樹脂組成物膜に向かう方向への さL(図2に図示)は、5cm~50cmの範囲が好ましく より好ましい下限値は10cm、より好ましい上 値は30cmである。また、遮光板14の幅(コンベ ア10の移動方向と同方向に伸びる一辺の長さ) W(図2に図示)は、10cm~100cmの範囲が好ましく、 り好ましい下限値は20cm、より好ましい上限 値は50cmである。遮光板14の厚みT(図2に図示) 、0.01mm~5mmの範囲が好ましく、より好ましい 限値は0.1mm、より好ましい上限値は2mmであ 。

 また、遮光板14の設置間隔Dは、狭くする ど照射光を平行光線に近くできるが、遮光 14の側面に対向する樹脂組成物膜の領域に が照射されず、曇価にムラができやすくな 傾向にある。このため、遮光板14の設置間隔 Dは、遮光板14の長さLとの関係において、D/L=0 .01~0.2の範囲とするのが好ましい。D/Lが0.01以 であると、樹脂組成物膜に対する照射光が 行光線となり、雲価に入射角度依存性が生 にくくなる傾向があることから好ましい。 た、D/Lが0.2以下であると相対的に板の厚み 総和が小さくなり、樹脂組成物膜に光照射 れない領域が小さくなる傾向があることか 好ましい。D/Lのより好ましい下限値は0.02で あり、さらに好ましい下限値は0.03である。 方、D/Lのより好ましい上限値は0.15であり、 らに好ましい上限値は0.1である。

 遮光板14の設置位置は、光源ランプ15と樹 脂組成物膜との間であれば特に限定はないが 、遮光板14の下端が樹脂組成物膜に近いと、 射光を平行光線に近づけることはできるが 樹脂組成物膜の、遮光板14の側面に対向す 樹脂組成物膜の領域に光が照射されにくく る傾向にある。したがって、遮光板14の設置 高さは、遮光板14の厚みとの関係において適 決定すればよいが、通常は、樹脂組成物膜 ら遮光板14の下端までの距離を20cm以上、好 しくは30cm以上とするのが好ましい。

 遮光板14及び光遮蔽板11の材質は、特に制 約されるものではなく、ガラス、セラミック ス、金属、プラスチック等が使用可能である が、光源ランプからの強い光や熱に耐久性が あり、物理的強度も強い方が好ましい。具体 的には、SUSや鉄、アルミニウム等の金属及び 合金類や、耐熱性高分子材料が好ましく使用 される。ただし、できるだけ光を反射させな いように、黒い塗装を施したり、金属の黒化 処理や行ったり、また静電植毛を行ったりし ておくことが好ましい。

 本発明で使用する光源ランプ15は、光硬 性樹脂組成物の光重合に寄与する紫外線そ 他の光を発するものであって、被照射位置( 脂組成物膜の表面)から見て光源が線状の形 状をなしているものである。被照射位置から 見て、光源が見掛け上、線状になるようなも の、例えば点光源を多数個連続して線状にな らべたもの、またはレーザ光などからの光を 回転鏡および凹面鏡を用いて走査(被照射位 の1点について異なる多数の角度から照射)す るようにした装置も本発明の線状光源として 使用することができる。

 照射光が紫外線の場合、線状紫外線ラン は、紫外線を発生するものなら特に限定さ るものではないが、通常は水銀ランプある はメタルハライドランプなどが取扱の容易 を考慮した場合好適である。

 前記実施形態の製造装置1では、光源ラン プ15を固定して、コンベア10によって、基板20 上に形成された樹脂組成物膜を移動させてい るが、樹脂組成物膜を固定し光源ランプ15を 動させる、あるいは樹脂組成物膜及び光源 ンプ15の双方を移動させるようにしても構 ない。ただし、帯状の樹脂組成物膜を連続 て光硬化処理するには、光源ランプ15を固定 して樹脂組成物膜を移動させるのが好適であ る。すなわち、製造装置1は、樹脂組成物膜 び光源ランプ15の少なくとも一方を移動させ る移動手段を備えていることが好ましく、本 実施形態では、この移動手段として、樹脂組 成物膜を移動させるコンベア10を備えている

 樹脂組成物膜と光源ランプ15との相対移 速度は通常、0.01~10.0m/分の範囲が好ましく、 さらに好ましくは0.1~5.0m/分の範囲である。光 源ランプ15の照度及び露光量との関係にもよ が、前記の相対移動速度が比較的遅い場合 いずれの入射角においても曇価が50%以上で る光制御膜が得られやすい。一方、相対移 速度が比較的速い場合、コンベア10の移動 向と同方向において曇価の入射角度依存性 なく、コンベア10の移動方向と垂直方向にお いて、曇価の入射角度依存性のある光制御膜 が得られやすい。

 樹脂組成物膜は、前記実施形態のように 光硬化性樹脂組成物をガラス板やポリエチ ンテレフタレート板等の基板20上に塗布し 形成するか、又は光硬化性樹脂組成物をセ 中に封入して膜状に形成すればよい。なお 基板20は枚葉であっても連続したフィルムで あってもよい。樹脂組成物膜の膜厚は、ある 程度厚いことが好ましく、少なくとも25μmで ることが好ましい。樹脂組成物膜の好まし 膜厚は100μm以上であり、さらに好ましく膜 は200μm以上である。

 本発明で使用する光硬化性樹脂組成物は それぞれの分子内に重合性炭素-炭素結合を 有し、単独重合して得られる単独重合体の屈 折率が互いに異なる少なくとも2種類の光重 可能なモノマー又はオリゴマーを含有する 成物が好適である。ここで、重合性炭素-炭 結合とは、付加重合し得る炭素-炭素二重結 合又は付加重合し得る炭素-炭素三重結合を 味する。具体的には、例えば、ビニル基、 リル基、スチリル基、アクリロイル基、メ クリロイル基、アクリルアミド基、trans-1-オ キソ-2-ブテノキシ基、シンナモイル基、ブタ ジエン構造、重合性共役結合、シクロペンテ ン環構造などのようにシクロオレフィン構造 などが挙げられる。これらの中でも、アクリ ロイル基、メタクリロイル基が好ましく、と りわけ、アクリロイル基が好ましい。

 光重合可能なモノマーとしては、例えば テトラヒドロフルフリルアクリレート、エ ルカルビトールアクリレート、ジシクロペ テニルオキシエチルアクリレート、フェニ カルビトールアクリレート、ノニルフェノ シエチルアクリレート、2-ヒドロキシ-3-フ ノキシプロピルアクリレート、ω-ヒドロキ ヘキサノイルオキシエチルアクリレート、 クリロイルオキシエチルサクシネート、ア リロイルオキシエチルフタレート、イソボ ニルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリ レート、ラウリルアクリレート、2,2,3,3-テト フルオロプロピルアクリレート、フェニル ルビトールアクリレート、ノニルフェノキ エチルアクリレート、2-ヒドロキシ-3-フェ キシプロピルアクリレート、2,4,6-トリブロ フェノキシエチルアクリレート、2,4,6-トリ ロムフェニルアクリレート、N-ビニルピロリ ドン、N-アクリロイルモルフォリン、2-フェ ルフェニルアクリレート、p-クミルフェニル アクリレート、ジフェニルメチルアクリレー ト、3-フェノキシフェニルアクリレートこれ のアクリレートに対応するメタクリレート ノマーなどの分子内に1つの重合性炭素-炭 二重結合を有する化合物が挙げられる。

 また、例えば、トリエチレングリコール アクリレート、ポリエチレングリコールジ クリレート、ネオペンチルグリコールジア リレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレ ート、水添ジシクロペンタジエニルジアクリ レート、トリメチロールプロパントリアクリ レート、ペンタエリスリトールヘキサアクリ レート、エチレンオキサイド変性ビスフェノ ールAジアクリレート、トリスアクリロキシ ソシアヌレート、多官能のエポキシアクリ ート、多官能のウレタンアクリレート、こ らのアクリレートに対応するメタクリレー 、例えば、ジエチレングリコールビスアリ カーボネート、ジビニルベンゼン、トリア ルイソシアヌレート等の分子内に複数の重 性炭素-炭素二重結合を有する化合物も挙げ れる。

 光重合可能なオリゴマーとしては、例え 、ポリエステルアクリレート、ポリオール リアクリレート、変性ポリオールポリアク レート、イソシアヌル酸骨格のポリアクリ ート、メラミンアクリレート、ヒダントイ 骨格のポリアクリレート、ポリブタジエン クリレート、エポキシアクリレート、ウレ ンアクリレートなどの多官能アクリレート 、これらのアクリレートに対応するメタク レートなどが挙げられる。ウレタンアクリ ートオリゴマーとしては、ポリイソシアネ トとポリオールと2-ヒドロキシアルキル(メ )アクリレートの付加反応によって生成する ものが例示される。ここで、ポリイソシアネ ートとしては、トルエンジイソシアネート、 イソホロンジイソシアネート、トリメチルヘ キサメチレンジイソシアネート、ヘキサメチ レンジイソシアネートなどが挙げられる。ま たポリオールとしては、ポリエチレングリコ ール、ポリプロピレングリコール、ポリテト ラメチレングリコール等のポリエーテルポリ オールなどが挙げられる。

 ここで、使用するモノマー又はオリゴマ は、単独重合して得られる単独重合体の屈 率が互いに異なるものを選択することが好 しい。屈折率が互いに異なる少なくとも2種 類の光重合可能なモノマー又はオリゴマーを 混合した組成物に所定方向から光を照射して 硬化させることで、光を散乱する領域、すな わち光散乱角度域が形成される。この組成物 は、それを構成する複数の化合物相互の溶解 性とそれぞれの屈折率差によって、曇価の入 射角度依存性を発現するものであり、相溶性 があまり良くない組合せで屈折率差が大きく 、かつ反応速度が異なる場合に、光の散乱す る度合い、すなわち曇価が大きくなる。この 屈折率差は、通常、0.01以上であるのが好ま く、とりわけ0.02以上であるのが好ましい。 お、屈折率は、例えば、アッベ屈折計によ 測定することができる。

 本発明で使用する光硬化性樹脂組成物は 分子内に重合性炭素-炭素結合を有するモノ マー又はオリゴマーを3種以上含有していて よく、その場合、それらのモノマー又はオ ゴマーの単独重合体のいずれか2つの屈折率 が異なっていればよい。屈折率差が0.01以上 のモノマー又はオリゴマーの混合割合は、通 常、質量比率で10:90~90:10の範囲であることが ましい。また、モノマー又はオリゴマーの 溶性は、ある程度低い方が好ましい。

 光硬化性樹脂組成物は、前述のモノマー はオリゴマーの他に、光制御性を妨げない 囲において、例えば、ポリプロピレン、ポ エチレン、ポリスチレン、ポリメタクリル メチル、ポリエチレンオキシド、ポリビニ ピロリドン、ポリビニルアルコール、ナイ ン等のポリマー類や、トルエン、n-ヘキサ 、シクロヘキサン、メチルアルコール、エ ルアルコール、アセトン、メチルエチルケ ン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、ジ チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド アセトニトリル等の有機薬品等や有機ハロ ン化合物、有機ケイ素化合物、可塑剤、安 剤等のプラスチック添加剤などを含有して てもよい。

 光硬化性樹脂組成物をセル中に封入して 状とした場合は、酸素と遮断されているの 光重合開始剤は必ずしも必要としないが、 硬化性樹脂組成物を基板上に塗布して膜状 する場合は、硬化度を向上させるために予 光重合開始剤を混合しておくのが望ましい ここで使用できる光重合開始剤としては、 えば、ベンゾフェノン、ベンジル、ミヒラ ケトン、2-クロロチオキサントン、2,4-ジエ ルチオキサントン、ベンゾインメチルエー ル、ベンゾインエチルエーテル、ジエトキ アセトフェノン、ベンジルジメチルケター 、2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオフェノン 1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン などが挙げられる。光重合開始剤の混合量は 、光硬化性樹脂組成物100質量部に対し、通常 、0.01~5質量部の範囲であり、より好ましくは 0.1~3質量部の範囲である。

 以下、本発明を実施例によりさらに詳し 説明するが本発明はこれらの例に何ら限定 れるものではない。

実施例1
 数平均分子量約3,000のポリプロピレングリ ール及び、トルエンジイソシアネート、ヘ サメチレンジイソシアネートと2-ヒドロキシ エチルアクリレートとの反応によって得たポ リエーテルウレタンアクリレート40質量部(屈 折率1.460)に対して、2,4,6-トリブロモフェニル アクリレート(I)55質量部(屈折率1.58)、2,4-ジ-t- ペンチルフェニルアクリレート5質量部及び 2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオフェノン(重 開始剤)1.5質量部を混合した光硬化性樹脂組 物を、厚さ188μmのPETフィルムを貼ったガラ 基板上に240μmの厚さで塗布した。
 そして、作製した光硬化性樹脂組成物膜に 図1及び図2に示す製造装置1を用いて紫外線 照射し、光硬化性樹脂組成物を硬化させて 制御膜を得た。ここで、光源ランプ15は80W/c mの線状水銀ランプ、固定した光源ランプ15に 対するコンベア10の相対移動速度は1.0m/分、 源ランプ15と樹脂組成物膜との距離は80cm、 遮蔽板11と樹脂組成物膜との距離は10cm、遮 板14の下端と樹脂組成物膜との距離は40cmと た。光遮蔽板11の開口部12は、樹脂組成物膜 の法線に対して光照射開始角度α(図2に図示 )が-1.5°、光照射終了角度β(図2に図示)が+25° なるように形成した。遮光板14は、長さL:20c m、幅W:50cm、厚さT:0.1cmであり、遮光板14の設 間隔Dは1cmとした。

 得られた光制御膜について、次のように て、ガラス基板と共にその曇価を測定した なお、ガラス基板自体の曇価は無視し得る 光制御膜の曇価の入射角度依存性は、コン アの移動方向と同方向(長さ方向)及びコン アの移動方向と垂直方向(幅方向)について測 定した。

(曇価の測定)
 曇価は、積分球式光線透過率測定装置(ガー ドナー社製のヘイズガードプラス4725)を用い 、光制御膜の中心と積分球との距離を4cmと て、光制御膜の全光線透過率及び拡散透過 を測定し、下式により求めた。

 また、光制御膜における曇価の入射角度 存性は、次のようにして測定した。すなわ 、図3に示すように、光制御膜の試験片8へ 光の入射角度θを0~180°の間で変化させて、 れぞれの角度毎に上記の曇価を測定し、60% 上の曇価を示す角度範囲を光散乱角度域と る。ここで、入射角度θは、試験片8の光入 面と入射光Lとのなす角度であって、試験片8 の回転は、曇価の入射角度依存性が最大とな る方向に行う。図中に示すAとBは、図3(a)(試 片8に垂直方向から光を入射する場合:θ=90°) 図3(b)(試験片8に斜め方向から光を入射する 合)とで、試験片8の対応する部分がわかる うに付した符号である。

 図4に、曇価の測定結果を示す。図4中、 線はコンベアの移動方向と同方向における 価の入射角度依存性を示しており、破線は ンベアの移動方向と垂直方向における曇価 入射角度依存性を示している。また、この 価曲線から求めた最大曇価、最小曇価及び 価50%以上である光散乱角度域を表1に示す。

(実施例2)
 コンベア速度を5.0m/分とした以外は実施例1 同様にして光制御膜を作製し、その曇価を 定した。得られた光制御膜の曇価曲線を図5 に示す。図5中、実線はコンベアの移動方向 同方向における曇価の入射角度依存性を示 ており、破線はコンベアの移動方向と垂直 向における曇価の入射角度依存性を示して る。そして、この曇価曲線から求めた最大 価、最小曇価及び曇価50%以上である光散乱 度域を表1に示す。

 本発明の製造装置及び製造方法によれば 少なくとも一方向において、曇価に入射角 依存性がなく、いずれの入射角においても い曇価を示す光制御膜を大面積であっても 一に連続的に製造できる。なお、本発明の 制御膜は、例えば、窓ガラスやキャッシュ ィスペンサーのタッチパネルなどに貼着し 視野角制御フィルムとして用いることがで る。また、フラットパネルディスプレーな に貼着して視野角拡大フィルムとして用い こともできる。さらに、プロジェクション スクリーンに適用することもできる。