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Patent Searching and Data


Title:
LIGHT SOURCE DEVICE AND PROJECTION DISPLAY DEVICE USING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/155899
Kind Code:
A1
Abstract:
A light source device is provided with first and second lamps (1, 2), first and second ellipsoidal mirrors (3, 4), first and second spherical mirrors (5, 6) and a flat mirror (7). The first spherical mirror (5) is arranged on the same side of the lamp (1) as the first ellipsoidal mirror (3), and the second spherical mirror (6) is arranged on the opened side of the second ellipsoidal mirror (4) with respect to the second lamp (2). The first and the second spherical mirrors partially reflect light emitted from the first and the second lamps toward the first and the second ellipsoidal mirrors (3, 4), respectively. The first and the second ellipsoidal mirrors are arranged so that the optical axes of reflection light intersect with each other, and light emitted from the first and the second lamps and the reflection light from the first and the second spherical mirrors (5, 6) are collected, respectively. The flat mirror (7) reflects the light collected by the first ellipsoidal mirror (3) by a reflection film (7a), and the light collected by the second ellipsoidal mirror (4) is transmitted from a translucent section (7b) where no reflection film is arranged. Thus, the light emitted from the first lamp and the light emitted from the second lamp are synthesized as coaxial light traveling in the same direction. An optical loss generated at the time of synthesizing light emitted from a plurality of lamps is reduced.

Inventors:
WADA MITSUHIRO
Application Number:
PCT/JP2008/001553
Publication Date:
December 24, 2008
Filing Date:
June 17, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
WADA MITSUHIRO
International Classes:
F21S2/00; G03B21/14; F21V13/00; F21Y101/00
Foreign References:
JP2001027781A2001-01-30
JP2006092910A2006-04-06
JP2000194069A2000-07-14
Other References:
See also references of EP 2154567A4
Attorney, Agent or Firm:
IKEUCHI SATO & PARTNER PATENT ATTORNEYS (OAP TOWER 8-30, Tenmabashi 1-chome, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 26, JP)
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Claims:
 第1および第2ランプと、
 前記第1および第2ランプのそれぞれに対応して設けられた、第1および第2凹面鏡と、
 前記第1および第2ランプのそれぞれに対応して設けられた、第3および第4凹面鏡と、
 前記第1および第2ランプの間に配置された平面ミラーとを備え、
 前記第3凹面鏡は、前記第1ランプの光源中心に対して前記第1凹面鏡と同じ側に設けられて、前記第1ランプの放射光の一部を前記第1凹面鏡に向けて反射し、
 前記第4凹面鏡は、前記第2ランプの光源中心に対して前記第2凹面鏡の開口側に設けられて、前記第2ランプの放射光の一部を前記第2凹面鏡に向けて反射し、
 前記第1凹面鏡は、前記第1ランプの放射光及び前記第3凹面鏡の反射光を集光し、
 前記第2凹面鏡は、前記第2ランプの放射光及び前記第4凹面鏡の反射光を集光し、
 前記第1凹面鏡と前記第2凹面鏡は、反射光の光軸が互いに交わるように配置され、
 前記平面ミラーは、前記第1凹面鏡の出射光を反射するとともに、前記第2凹面鏡の出射光を透過し、または、前記第1凹面鏡の出射光を透過するとともに、前記第2凹面鏡の出射光を反射し、
 前記第1及び第2凹面鏡の出射光が、前記平面ミラーにより共軸かつ同一方向に進行する光となるように合成されることを特徴とする光源装置。
 前記第1および第2凹面鏡は、楕円面鏡である請求項1記載の光源装置。
 前記第1および第2凹面鏡は、放物面鏡である請求項1記載の光源装置。
 前記第1および第2凹面鏡は、その反射面が非球面形状である請求項1記載の光源装置。
 前記第1および第2ランプは放電ランプであり、前記放電ランプを構成する発光管の外表面形状が非球面形状である請求項1記載の光源装置。
 前記第1および第2ランプは放電ランプであり、前記第3及び第4凹面鏡は、前記放電ランプを構成する発光管の外表面上に蒸着された反射膜により構成されている請求項1記載の光源装置。
 前記第3および第4凹面鏡は、球面鏡である請求項1から請求項5のいずれかに記載の光源装置。
 前記第3および第4凹面鏡は、その反射面が非球面形状である請求項1から請求項5のいずれかに記載の光源装置。
 前記第1ランプの発光中心と、前記第1凹面鏡の第1焦点と、前記第3凹面鏡の中心、および前記第2ランプの発光中心と、前記第2凹面鏡の第1焦点と、前記第4凹面鏡の中心とは、それぞれ一致している請求項1記載の光源装置。
 前記第1および第2凹面鏡の第2焦点は一致している請求項1記載の光源装置。
 請求項1に記載の光源装置の構成を有する光源部を複数備え、
 前記複数の光源部の出射光を同一方向に進行する光となるように合成する光合成部をさらに備えた光源装置。
 前記光合成部がプリズムにより構成された請求項11記載の光源装置。
 請求項1から請求項12のいずれかに記載の光源装置と、
 前記光源装置の出射光を集光して照明光を形成する照明装置と、
 前記照明光が入射され、映像信号に応じた前記入射光の変調を行う空間光変調素子と、
 前記空間光変調素子で変調された光をスクリーン上に投写する投写レンズとを備えたことを特徴とする投写型表示装置。
Description:
光源装置およびこれを用いた投 型表示装置

 本発明は、例えば画像形成手段を照明す ために用いることができる光源装置、及び 画像形成手段上に形成される光学像をその 源装置により照明し、投写レンズによりス リーン上に投写するための投写型表示装置 関する。

 大画面映像を表示する方法の1つとして、 映像信号に応じた光学像を形成する小型の空 間光変調素子を画像形成手段に用い、その光 学像を照明して、投写レンズにより拡大投写 する投写型表示装置が知られている。そして 、空間光変調素子として液晶パネルを用いた 、プロジェクター等の投写型表示装置が実用 化されている。このような投写型表示装置で は、投写画像の高輝度化に対する要望が強く 、それに応じるため、複数のランプを用いて 光源装置を構成した投写型表示装置が、例え ば特許文献1に開示されている。

 図6は、そのような投写型表示装置の構成 例である。この投写型表示装置は、放電ラン プ31、32、楕円面鏡33、34、UV-IRカットフィル 35、36、平面ミラー37、38、反射プリズム39、 光レンズ40、第1レンズアレイ41、第2レンズ レイ42、ビーム合成レンズ43、フィールドレ ンズ44、液晶パネル45、及び、投写レンズ46か ら構成される。

 放電ランプ31、32には、メタルハライドラ ンプ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ等 が用いられる。ランプ31、32から放射される は、それぞれ対応する楕円面鏡33、34により 光され、UV-IRカットフィルタ35、36で紫外光 赤外光成分が除去された後、平面ミラー37 38で光路が折り曲げられる。楕円面鏡33、34 第2焦点近傍に、反射プリズム39が配置され 。これにより、反射プリズム39の反射面39a近 傍には、ランプ31、32の集光スポットが形成 れる。

 反射プリズム39の反射面39aには、アルミ ウム膜または誘電体多層膜が蒸着されてお 、可視光を効率良く反射する。反射プリズ 39で反射される光は発散光であり、集光レン ズ40に入射する。集光レンズ40としては例え 、非球面の両凸レンズが用いられ、入射光 略平行光に変換する。

 集光レンズ40からの平行光束は、複数の ンズで構成された第1レンズアレイ41に入射 、多数の微小光束に分割される。多数の微 光束は、それぞれ複数のレンズで構成され 第2レンズアレイ42の対応するレンズ上に収 する。従って、第2レンズアレイ42上には、 ンプ31、32の多数の像が形成される。第2レン ズアレイ42は、第1レンズアレイ41と同一の形 を有する。

 第2レンズアレイ42の各矩形レンズは、対 する第1レンズアレイ41の矩形レンズ面に入 した微小光束を拡大し、それにより液晶パ ル面45が照明される。ビーム合成レンズ43は 、第2レンズアレイ42の各矩形レンズから出射 した光を液晶パネル45上で重ね合わせるため 用いられる。

 第1レンズアレイ41の入射光束を多数の微 光束に分割し、それらを拡大して液晶パネ 45上で重ね合わせることにより、液晶パネ 45上を均一性良く照明することができる。

 フィールドレンズ44は、液晶パネル45上を 照明する光を投写レンズ46の瞳面に集光する めのものである。投写レンズ46は、液晶パ ル45上に形成される光学像をスクリーン(図 せず)上に投写する。

 上記構成によれば、液晶パネル45を複数の ンプ31、32で照明するため、明るい光源によ 照明される投写型表示装置を構成できる。

特開2000-3612号公報

 上記従来例の構成では、反射プリズム39 用いて複数のランプ31、32の放射光を合成し いる。しかしながら、このような合成方法 は、各ランプ31、32の光軸を同軸上に合成す ることができない。すなわち、図6の構成に いて、合成後の光軸47に対して、ランプ31、3 2の光軸31a、32aを同軸上に合成することは不 能である。その結果、合成後の光学系にお て光損失が大きくなるという課題があった

 2つのランプの出力光を合成する場合、合 成損失が全くなければ合成後の光出力は2倍 なる。しかし、一般的には、合成後の光出 は1.5倍~1.6倍程度である。

 本発明は、上記課題を鑑みてなされたも であり、複数のランプを用いた場合の合成 失を低減して、光出力の大きい光源装置を 供することを目的とする。また、この光源 置を用いて明るい投写画像を表示すること できる投写型表示装置を提供することを目 とする。

 上記問題を解決するため、本発明の光源 置は、第1および第2ランプと、前記第1およ 第2ランプのそれぞれに対応して設けられた 、第1および第2凹面鏡と、前記第1および第2 ンプのそれぞれに対応して設けられた、第3 よび第4凹面鏡と、前記第1および第2ランプ 間に配置された平面ミラーとを備える。

 前記第3凹面鏡は、前記第1ランプの光源 心に対して前記第1凹面鏡と同じ側に設けら て、前記第1ランプの放射光の一部を前記第 1凹面鏡に向けて反射する。前記第4凹面鏡は 前記第2ランプの光源中心に対して前記第2 面鏡の開口側に設けられて、前記第2ランプ 放射光の一部を前記第2凹面鏡に向けて反射 する。前記第1凹面鏡は、前記第1ランプの放 光及び前記第3凹面鏡の反射光を集光し、前 記第2凹面鏡は、前記第2ランプの放射光及び 記第4凹面鏡の反射光を集光する。前記第1 面鏡と前記第2凹面鏡は、反射光の光軸が互 に交わるように配置される。前記平面ミラ は、前記第1凹面鏡の出射光を反射するとと もに、前記第2凹面鏡の出射光を透過し、ま は、前記第1凹面鏡の出射光を透過するとと に、前記第2凹面鏡の出射光を反射し、前記 第1及び第2凹面鏡の出射光が、前記平面ミラ により共軸かつ同一方向に進行する光とな ように合成される。

 上記構成によれば、複数のランプを用い も、各ランプの光軸を略共軸となるように 成することができるので、合成に伴う光損 が低減され、光利用効率の高い光源装置を 成できる。

図1は、本発明の実施の形態1における 源装置の概略構成を示す断面図 図2は、同光源装置に用いられるランプ の概略構成を示す断面図 図3は、本発明の実施の形態2における 源装置の概略構成を示す断面図 図4Aは、本発明の実施の形態3における 光源装置の概略構成を示す断面図 図4Bは、図4Aの一部を示す側面図 図5は、本発明の実施の形態4における 写型表示装置の概略構成を示す断面図 図6は、従来例の光源装置の概略構成を 示す断面図

符号の説明

 1、11 第1ランプ
 2、12 第2ランプ
 1a、2a、11a、12a 発光中心
 1b、2b、11b、12b 光軸
 1c 発光管
 1d 反射膜
 3 第1楕円面鏡
 4 第2楕円面鏡
 3a、4a 第1焦点
 3b、4b 第2焦点
 5 第1球面鏡
 6 第2球面鏡
 5a、6a 中心
 7、17、21 平面ミラー
 7a、17a、20a 反射膜
 7b、17b 透光部
 13 第1放物面鏡
 14 第2放物面鏡
 13a、14a 第1焦点
 15 第1非球面鏡
 16 第2非球面鏡
 15a、16a 中心
 18 第1光源部
 19 第21光源部
 18a、19a 出射光
 20 光合成部
 22 光源装置
 23 照明装置
 24 回転型カラーフィルター
 25、40 集光レンズ
 26、44 フィールドレンズ
 27 空間光変調素子
 28、46 投写レンズ
 31、32 放電ランプ
 33、34 楕円面鏡
 35、36 UV-IRカットフィルタ
 37、38 平面ミラー
 39 反射プリズム
 41 第1レンズアレイ
 42 第2レンズアレイ
 43 ビーム合成レンズ
 45 液晶パネル

 本発明の光源装置は上記構成を基本とし 、以下のような態様をとることができる。

 すなわち、前記第1および第2凹面鏡は、 円面鏡により構成することができる。ある は、前記第1および第2凹面鏡は、放物面鏡に より構成することができる。また、前記第1 よび第2凹面鏡は、その反射面が非球面形状 あることが好ましい。

 また、前記第1および第2ランプは放電ラ プである場合に、前記放電ランプを構成す 発光管の外表面形状が非球面形状である構 とすることが好ましい。

 また、前記第1および第2ランプは放電ラ プである場合に、前記第3及び第4凹面鏡は、 前記放電ランプを構成する発光管の外表面上 に蒸着された反射膜により構成することがで きる。

 また、前記第3および第4凹面鏡は、球面 により構成することができる。また、前記 3および第4凹面鏡は、その反射面が非球面形 状である構成とすることができる。

 また、前記第1ランプの発光中心と、前記 第1凹面鏡の第1焦点と、前記第3凹面鏡の中心 、および前記第2ランプの発光中心と、前記 2凹面鏡の第1焦点と、前記第4凹面鏡の中心 は、それぞれ一致していることが好ましい

 また、前記第1および第2凹面鏡の第2焦点 一致している構成とすることができる。

 また、上記いずれかの光源装置の構成を する光源部を複数備え、前記複数の光源部 出射光を同一方向に進行する光となるよう 合成する光合成部をさらに備えた構成とす ことができる。その場合、前記光合成部を リズムにより構成することができる。

 本発明の投写型表示装置は、上記いずれ の構成の光源装置と、前記光源装置の出射 を集光して照明光を形成する照明装置と、 記照明光が入射され、映像信号に応じた前 入射光の変調を行う空間光変調素子と、前 空間光変調素子で変調された光をスクリー 上に投写する投写レンズとを備える。それ より、空間光変調素子を比較的強い光で照 し、投写画像の輝度を高めることができる また、万一、1個のランプが不点灯となった 場合でも、色むら、明るさむらの少ない投写 型表示装置を実現することができる。

 以下、本発明の光源装置及び投写型表示 置の実施の形態について、図面を参照しな ら具体的に説明する。

 (実施の形態1)
 図1は、実施の形態1における光源装置の構 を示す断面図である。この光源装置は、第1 び第2ランプ1、2、第1及び第2楕円面鏡3、4( 1及び第2凹面鏡)、第1及び第2球面鏡5、6(第3 び第4凹面鏡)、及び平面ミラー7から構成さ ている。

 第1ランプ1、第1楕円面鏡3、第1球面鏡5で 組を成し、第1ランプ1の放射光を集光する 第1ランプ1としては、超高圧水銀ランプを用 いることができる。超高圧水銀ランプは、極 めて輝度が高く、集光性に優れているので、 効率よく集光することができる。

 第1楕円面鏡3は、例えば、第1焦点(短焦点 )3aの距離F1=10mm、第2焦点(長焦点)3bの距離F2=100 mmである。第1楕円面鏡3の反射面には、例え 、可視光を効率よく反射し、赤外光を透過 る誘電体多層膜が形成されており、第1ラン 1から放射される光のうち、可視光成分を効 率よく所望の方向に反射する。

 第1ランプ1は、発光中心1aが、およそ第1 円面鏡3の第1焦点3aと一致するように配置さ る。これにより、光源の大きさに比例した 光スポットが第1楕円面鏡3の第2焦点3b近傍 形成され、第1ランプ1の放射光を効率よく集 光することができる。

 第1球面鏡5は、第1ランプ1の発光中心1aに して、第1楕円面鏡3と同じ側に設けられて る。第1球面鏡5の中心5aは、発光中心1aとお そ一致するように配置され、第1ランプ1の放 射光のうち放射角90度の範囲の光を反射する これにより、第1ランプ1の放射光のうち、 1球面鏡5に入射した光は反射されて第1楕円 鏡3に入射する。

 同様に、第2ランプ2、第2楕円面鏡4、第2 面鏡6で一組を成し、第2ランプ2の放射光を 光する。第2ランプ2としては、第1ランプ1と じ超高圧水銀ランプを使用することができ 。第2楕円面鏡4、第2球面鏡6は、いずれも、 第1楕円面鏡3、第1球面鏡5と同じものを使用 ることができる。

 第2ランプ2は、発光中心2aが、およそ第2 円面鏡4の第1焦点4aと一致するように配置さ る。これにより、光源の大きさに比例した 光スポットが第2楕円面鏡4の第2焦点4b近傍 形成され、第1ランプ1の放射光を効率よく集 光することができる。

 第2球面鏡6は、第2ランプ2の発光中心2aに して、第2楕円面鏡4と反対側、すなわち第2 円面鏡4の開口側に設けられている。第2球 鏡6の中心6aは、発光中心2aとおよそ一致する ように配置され、第2ランプ2の放射光のうち 射角90度の範囲の光を反射する。これによ 、第2ランプ2の放射光のうち、第2球面鏡6に 射した光は反射されて第2楕円面鏡4に入射 る。

 以上の構成により、第1楕円面鏡3は、第1 ンプ1の放射光及び第1球面鏡5の反射光を集 する。同様に、第2楕円面鏡4は、第2ランプ2 の放射光及び第2球面鏡6の反射光を集光する なお、第1球面鏡5と第2球面鏡6の構成の相違 により、図示されるように、第1楕円面鏡3に り集光される光は、第2楕円面鏡4により集 される光と比べて、光軸に対して大きな角 を持った領域に分布する。

 第1楕円面鏡3と第2楕円面鏡4は、反射光の 光軸が互いに所定の角度で交わるように配置 される。図1の例では、第1ランプ1の光軸1bと 2ランプ2の光軸2bは略直交している。光軸1b 2bの交わる位置(交点)は、第1及び第2ランプ1 、2のそれぞれからほぼ等距離に位置する。 軸1b、2bの交点には、平面ミラー7が、光軸1b 2bに対し略45度方向に傾けられて配置されて いる。

 平面ミラー7には、反射膜7aが蒸着されて り、第1楕円面鏡3の出射光は平面ミラー7で 射され、光軸1bが略90度方向に曲げられる。

 一方、平面ミラー7の一部には、反射膜7a 蒸着されていない透光部7bが設けられてお 、第2楕円面鏡4からの出射光は透光部7bを透 する。

 上記構成により、第1楕円面鏡3と第2楕円 鏡4の出射光が略共軸かつ略同一方向に進行 する光となるように合成され、それぞれの第 2焦点3bと4bを一致させることができる。した って、合成による光損失が低減され、第1及 び第2ランプ1、2の放射光を極めて効率よく合 成して集光できる。

 なお、第1及び第2球面鏡5、6の反射領域は 、第1及び第2ランプ1、2の放射光に対して放 角90度以下であることが好ましい。

 また、第1球面鏡5を配置する代わりに、 2に示すようにランプ1の発光管1cの外表面に 接、反射膜1dを蒸着して球面鏡を設けた構 とすることもできる。第2ランプ2についても 同様である。

 また、第1楕円面鏡3と第2楕円面鏡4の反射 面を非球面形状とすれば、さらに効率よく光 を反射することができる。

 また、第1ランプ1の光軸1bと第2ランプ2の 軸2bを上記構成のように略直交させること 必須ではない。交わる角度は限定されるこ はなく、交わる角度に応じて、第1及び第2ラ ンプ1、2間に配置される平面ミラー7の傾きを 調整すれば、交わる角度を適宜設定すること が可能である。すなわち、平面ミラー7は、 1ランプ1の光軸1bと第2ランプ2の光軸2bの対称 面に配置されればよい。

 また、第1ランプ1と第2ランプ2、第1楕円 鏡3と第2楕円面鏡4、第1球面鏡5と第2球面鏡6 それぞれ同じものにすることも必須ではな 。第2焦点位置が合致するように設定しさえ すれば、同じものでなくてもよい。

 また、平面ミラー7を、第1楕円面鏡3の出 光を反射し、第2楕円面鏡4の出射光を透過 せるように構成することも必須ではない。 1楕円面鏡3の出射光を透過させ、第2楕円面 4の出射光を反射するように、反射膜7aの蒸 範囲を変えてもよい。

 また、平面ミラー7における反射膜7aの蒸 されない透光部7bは、平面ミラー7に開口を けた構成にしてもよい。あるいは、上述の うに、第1楕円面鏡3の出射光と第2楕円面鏡4 の出射光の反射と透過を逆転させた場合は、 平面ミラー7のサイズを小さくすることで置 換えてもよい。要するに、出射光を反射さ ず、通過(=透過)させることができればよい

 以上のように、本実施の形態によれば、 数のランプの放射光を効率よく合成して集 することで、光出力の大きな光源装置を実 することができる。

 (実施の形態2)
 図3は、実施の形態2における光源装置を示 構成図である。この光源装置は、第1及び第2 ランプ11、12、第1及び第2放物面鏡13、14(第1及 び第2凹面鏡)、第1及び第2非球面鏡15、16(第3 び第4凹面鏡)、及び平面ミラー17から構成さ ている。

 第1ランプ11、第1放物面鏡13、第1非球面鏡 15で一組を成し、第1ランプ11の放射光を集光 る。第1ランプ11としては、超高圧水銀ラン を用いることができる。

 第1ランプ11は、発光中心11aが、およそ放 面鏡13の第1焦点13aと一致するように配置さ る。非球面鏡15は第1ランプ11の発光中心11a 対して、放物面鏡13と同じ側に設けられてい る。非球面鏡15の中心15aは、発光中心11aとお そ一致するように配置され、第1ランプ11の 射光のうち放射角がおよそ90度までの範囲 光を反射する。これにより、第1ランプ11の 射光のうち、非球面鏡15に入射した光は反射 されて放物面鏡13に入射する。

 同様に、第2ランプ12、第2放物面鏡14、第4 凹面鏡16で一組を成し、第2ランプ12の放射光 集光する。

 第2ランプ12としては、第1ランプ11と同様 超高圧水銀ランプを用いることができる。 2放物面鏡14、第2非球面鏡16はそれぞれ、第1 放物面鏡13、第1非球面鏡15と同じものを使用 ることができる。

 第2ランプ12は、発光中心12aが、およそ第2 放物面鏡14の第1焦点14aと一致するように配置 される。第2非球面鏡16は、第2ランプ12の発光 中心12aに対して、第2放物面鏡14と反対側の開 口側に設けられている。第2非球面鏡16の中心 16aは、発光中心12aとおよそ一致するように配 置され、第2ランプ12の放射光のうち放射角が およそ90度までの範囲の光を反射する。これ より、第2ランプ12の放射光のうち、第2非球 面鏡16に入射した光は反射されて第2放物面鏡 14に入射する。

 以上の構成により、第1放物面鏡13は、第1 ランプ11の放射光及び非球面鏡15の反射光を 光して平行光とする。同様に、第2放物面鏡1 4は、第2ランプ12の放射光及び第2非球面鏡16 反射光を集光して平行光とする。

 第1ランプ11の光軸11bと、第2ランプ12の光 12bは略直交しており、光軸11b、12bの交わる 置に、平面ミラー17が、光軸11b、12bに対し 45度方向に傾けられて配置される。

 平面ミラー17には、反射膜17aが蒸着され おり、第1放物面鏡13の出射光は平面ミラー17 で反射され、光軸1bが略90度方向に曲げられ 。

 一方、平面ミラー17の一部に反射膜17aが 着されていない透光部17bが設けられており その透光部17bを第2放物面鏡14の出射光が透 する。

 上記構成により、第1放物面鏡13と第2放物 面鏡14の出射光を、略共軸かつ略同一方向に 行する光となるように合成することができ 。

 したがって、合成による光損失が低減さ 、第1及び第2ランプ11、12の放射光を極めて 率よく合成して集光できる。

 また、第1及び第2非球面鏡15、16を用いる とで、第1及び第2ランプ11、12の発光管で屈 した光の光路を最適に制御して反射させる とができる。

 なお、第1及び第2非球面鏡15、16の反射領 は、第1及び第2ランプ11、12の放射光に対し 放射角90度以下であることが好ましい。

 また、第1放物面鏡13と第2放物面鏡14の反 面を非球面形状とすれば、さらに効率よく を反射することができる。

 また、第1ランプ11の光軸11bと第2ランプ12 光軸12bを上記構成のように略直交させるこ は必須ではない。交わる角度は限定される とはなく、交わる角度に応じて、第1及び第 2ランプ11、12間に配置される平面ミラー17の きを調整すれば、交わる角度を適宜設定す ことが可能である。

 また、第1ランプ11と第2ランプ12、第1放物 面鏡13と第2放物面鏡14、第1非球面鏡15と第2非 球面鏡16をそれぞれ同じものとすることも必 ではない。

 また、平面ミラー17を、第1放物面鏡13の 射光を反射し、第2放物面鏡14の出射光を透 させるようにすることも必須ではない。第1 物面鏡13の出射光を透過させ、第2放物面鏡1 4の出射光を反射するように、反射膜17aの蒸 範囲を変えてもよい。

 また、平面ミラー17における反射膜17aの 着されない透光部17bは、平面ミラー17に開口 を設けた構成にしてもよい。あるいは、上述 のように、第1放物面鏡13の出射光と第2放物 鏡14の出射光の反射と透過を逆転させた場合 は、平面ミラー17のサイズを小さくすること 置き換えてもよい。要するに、出射光を反 させず、通過(=透過)させることができれば い。

 以上のように、本発明は、複数のランプ 放射光を効率よく合成して集光することで 光出力の大きな光源装置を実現することが きる。

 (実施の形態3)
 図4Aは、実施の形態3における光源装置の構 を示す平面図である。この光源装置は、第1 光源部18、第2光源部19、及び光合成部20から る。図4Bは、光合成部20の側面図である。

 第1光源部18及び第2光源部19はいずれも、 1に示した光源装置と基本的に同様の構成で あり、第1及び第2ランプ1、2、第1及び第2楕円 面鏡3、4、第1及び第2球面鏡5、6、及び平面ミ ラー7を有する。図1の装置と異なる点は、第2 楕円面鏡4の光路中に平面ミラー21が配置され 、光路が折り曲げられる点である。

 光合成部20は、石英ガラス製の直角プリ ムであり、図4Bに示すように、反射膜20aが蒸 着されている。第1光源部18の出射光18aと第2 源部の出射光19aは、光合成部20上で集光され 、同一の方向に進行する光として反射される 。

 このように構成すれば、4個のランプを使 用することで更なる高輝度化を図ることがで き、全体の構成もコンパクトにすることがで きる。

 以上のように、本発明は、複数のランプ 放射光を効率よく合成して集光することで 光出力の大きな光源装置を実現することが きる。

 本実施の形態における光源装置も、前述 他の実施の形態と同様、ランプ、楕円面鏡 球面鏡等は同じものでなくてもよく、光源 配置も限定されるものではない。

 (実施の形態4)
 図5は、実施の形態4における投写型表示装 を示す断面図である。この投写型表示装置 、光源装置22、照明装置23、空間光変調素子2 7、及び投写レンズ28からなる。

 光源装置22は、図1に示した実施の形態1の 光源装置と同一であり、複数のランプの放射 光を効率よく合成して集光する。

 照明装置23は、回転型カラーフィルター24 、集光レンズ25、及びフィールドレンズ26で 成される。

 以上のように構成された投写型表示装置 おいて、光源装置22からの出射光は、回転 カラーフィルター24上に集光される。回転型 カラーフィルター24は、赤、緑、青の各帯域 透過する赤透過フィルター、緑透過フィル ー、青透過フィルターを円盤状に張り合わ 、モーター(図示せず)によって回転させる のである。

 回転型カラーフィルター24により、光源 置22で集光された光のうち、赤、緑、青の帯 域の光が選択的に時系列で透過され、順次、 集光レンズ25に入射する。集光レンズ25は、 転型カラーフィルター24を透過した発散光を 略平行光に変換して、照明光を形成する。

 空間光変調素子27は、例えば透過型の液 パネルで構成することができ、照明光を受 て、透過率の変化として映像信号に応じた 学像を形成する。投写レンズ28は、空間光変 調素子27上に形成された光学像をスクリーン に投影する。フィールドレンズ26は、照明 を効率よく投写レンズ28に入射させるために 用られる。

 以上のように、本実施の形態によれば、 数のランプの放射光を効率よく合成できる 源装置22を用いることで、非常に明るい投 型表示装置を実現することができる。

 なお、本実施の形態の投写型表示装置に 、実施の形態1の光源装置に限らず、他の実 施の形態の光源装置も適宜用いることができ る。

 また、本実施の形態の投写型表示装置を ャビネット内に収め、キャビネットに取り けられた透過型のスクリーンを介して表示 像を観察するための、背面投写型表示装置 構成とすることもできる。

 以上の各実施の形態において、空間光変 素子は、透過型液晶パネルに限定されるも ではなく、DMD(Digital Micromirror Device)や反射 液晶パネルなどを用いてもよい。

 以上の各実施の形態において、ランプは 高圧水銀ランプに限定されるものではなく キセノンランプやLED、レーザー光源を用い こともできる。

 本発明の光源装置は、複数のランプの放 光を合成する際に共軸化することができる で、合成による光損失が低減され、効率よ 高輝度化することが可能である。従って、 ロジェクター等の投写型表示装置の光源と て有用である。