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Patent Searching and Data


Title:
LIGHTING DEVICE FOR DISPLAY DEVICE, DISPLAY DEVICE, AND TV RECEIVER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/129725
Kind Code:
A1
Abstract:
Cold-cathode tubes (15) are contained in a chassis (13), a planar optical member (16) is placed at the opening of the chassis, and a support part (20) capable of supporting the optical member (16) is installed in the chassis. The support part (20) has linear support parts (24) linearly extending parallel to the surface of the optical member (16). The linear support parts (24) are each curved so that its height is gradually reduced from the end toward the center of the optical member (16). The optical member (16) is allowed to warp and deform by the amount of a gap secured between itself and the linear support parts (24). When warped and deformed, the optical member (16) is supported by the linear support members (24) at a height corresponding to the height of the warped shape.

Inventors:
KUROMIZU YASUMORI
Application Number:
PCT/JP2007/073775
Publication Date:
October 30, 2008
Filing Date:
December 10, 2007
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
KUROMIZU YASUMORI
International Classes:
G02F1/1333; F21S2/00; F21V3/00; G02F1/13357; F21Y103/00
Foreign References:
JP2004233828A2004-08-19
JP2007065120A2007-03-15
JP2004219838A2004-08-05
JP2005203164A2005-07-28
Other References:
See also references of EP 2136243A4
Attorney, Agent or Firm:
GORO, Kazuo et al. (5th Floor Nittochi Nagoya Bldg.,1-1, Sakae 2-chome, Naka-ku, Nagoya-shi Aichi 08, JP)
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Claims:
 画像を表示する表示パネルに光を照射する光源が収容されるシャーシと、光源から発せられる光の出射側に配される面状の光学部材と、前記シャーシに取り付けられて前記光学部材を前記光源側から支持可能な支持部品とを備え、
 前記支持部品は、前記光学部材の中央側に対応した低位支持部と、前記光学部材の端側に対応した高位支持部とを含むとともに、少なくとも前記低位支持部における前記光学部材に対するその面方向と直交する方向についての支持位置が一定とされている表示装置用照明装置。
 前記支持部品には、前記光学部材の面方向に並行して直線的に延び、且つ前記光学部材の端側から中央側にかけて次第に低くなるよう湾曲した形態の線状支持部が設けられ、この線状支持部に前記低位支持部及び前記高位支持部が含まれている請求の範囲第1項記載の表示装置用照明装置。
 前記線状支持部は、複数並んで配置されており、前記光学部材の中央側に配される前記線状支持部が、端側に配される前記線状支持部よりも、前記光学部材に対する支持位置が低くなる設定とされている請求の範囲第2項記載の表示装置用照明装置。
 前記光学部材が矩形状をなしているものにおいて、前記線状支持部の延び方向が前記光学部材の長辺方向と一致している請求の範囲第2項または請求の範囲第3項記載の表示装置用照明装置。
 前記線状支持部は、前記光学部材に当接される先端部側にかけて先細り状に形成されるとともに、その側面が傾斜面とされている請求の範囲第2項ないし請求の範囲第4項のいずれか1項に記載の表示装置用照明装置。
 前記線状支持部は、前記光学部材に当接される先端部における延び方向と直交する方向についての断面形状が点状になるよう形成されている請求の範囲第5項記載の表示装置用照明装置。
 前記光源が複数配置されるとともに、前記線状支持部が前記各光源間に配置されるものにおいて、前記線状支持部は、表面が白色系の色とされている請求の範囲第2項ないし請求の範囲第6項のいずれか1項記載の表示装置用照明装置。
 前記各光源間に配される前記線状支持部が複数並んで配置されるとともに、前記光源は、隣接する光源との間の間隔に関して、前記光学部材の中央側よりも端側の方が大きくなる配置とされており、
 前記光学部材の端側に配される前記線状支持部は、中央側に配される前記線状支持部よりも表面積が大きくなるよう形成されている請求の範囲第7項記載の表示装置用照明装置。
 前記光源が一方向に延びる細長い線状光源とされるものにおいて、前記線状支持部は、その延び方向が前記線状光源の延び方向と一致している請求の範囲第7項または請求の範囲第8項に記載の表示装置用照明装置。
 前記線状支持部は、前記線状光源の発光部に対し、その全長さ範囲にわたって側方位置に配されている請求の範囲第9項記載の表示装置用照明装置。
 前記線状支持部は、前記線状光源の発光部に対し、その全高さ範囲にわたって側方位置に配されている請求の範囲第9項または請求の範囲第10項に記載の表示装置用照明装置。
 前記光源が点状光源とされるとともに、その点状光源が一方向に延びる直線に沿って多数並んで設置されているものにおいて、前記線状支持部は、その延び方向が前記点状光源の並ぶ方向と一致している請求の範囲第7項または請求の範囲第8項に記載の表示装置用照明装置。 
 前記線状支持部のうち中央側よりも高位とされる両端部は、片持ち状とされて弾性変形可能な弾性アーム部とされている請求の範囲第2項ないし請求の範囲第12項のいずれか1項に記載の表示装置用照明装置。
 前記支持部品は、前記シャーシに沿った板部を備え、この板部に対して前記線状支持部における中央部が連結部により連結されてなり、前記弾性アーム部と前記板部との間には、弾性材料からなる弾性支持部が介設されている請求の範囲第13項記載の表示装置用照明装置。
 前記弾性アーム部は、先細り状に形成されている請求の範囲第13項または請求の範囲第14項に記載の表示装置用照明装置。
 前記線状支持部は、複数の短尺な分割部品に分割され、それら分割部品が直線的に並べられてなる請求の範囲第2項ないし請求の範囲第15項のいずれか1項に記載の表示装置用照明装置。
 前記分割部品は、表面が白色系の色とされ、その並び方向に隣接する分割部品との間に所定の間隔が空けられるとともに、前記光源の輝度分布における暗部となる位置に対応して配されている請求の範囲第16項記載の表示装置用照明装置。
 前記分割部品は、その並び方向に隣接する分割部品と結合部によって結合されている請求の範囲第16項記載の表示装置用照明装置。
 前記支持部品は、前記シャーシに沿った板部を備え、この板部に対して前記線状支持部が連結されてなり、前記板部には、前記光源を把持可能な光源把持部が、前記線状支持部の側方位置に設けられている請求の範囲第2項ないし請求の範囲第18項のいずれか1項に記載の表示装置用照明装置。
 前記光学部材には、前記光源が点灯するのに伴い、前記光源側へ反り変形するよう予反り処理がなされている請求の範囲第1項ないし請求の範囲第19項のいずれか1項に記載の表示装置用照明装置。
 前記予反り処理は、前記光学部材の基材のうち前記光源側とは反対側の面を加熱処理したものである請求の範囲第20項記載の表示装置用照明装置。
 前記予反り処理は、前記光学部材の基材のうち前記光源側の面と反対側の面とのいずれか一方に対してビーズからなる予反り処理層を塗布により形成したものであり、その予反り処理層と前記基材のうち、前記光源側に配されるものの線膨張係数が、その反対側に配されるものの線膨張係数よりも大きくなる設定としたものである請求の範囲第20項記載の表示装置用照明装置。
 前記予反り処理は、前記光学部材の基材のうち前記光源側の面と反対側の面とのいずれか一方に対してシート材からなる予反り処理層を貼り付けて形成したものであり、その予反り処理層と前記基材のうち、前記光源側に配されるものの線膨張係数が、その反対側に配されるものの線膨張係数よりも大きくなる設定としたものである請求の範囲第20項記載の表示装置用照明装置。
 請求の範囲第1項ないし請求の範囲第23項のいずれか1項に記載の表示装置用照明装置と、この表示装置用照明装置の表側に配される表示パネルとからなる表示装置。
 前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルとされる請求の範囲第24項記載の表示装置。
 請求の範囲第24項または請求の範囲第25項に記載された表示装置を備えるテレビ受信装置。
Description:
表示装置用照明装置、表示装置 及びテレビ受信装置

 本発明は、表示装置用照明装置、表示装 、及びテレビ受信装置に関する。

 液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パ ルの背面側に設置されるバックライトとか 構成される。このうち、バックライトは、 陰極管などの光源が収容されるとともに光 出射側の面が開口するシャーシと、シャー の開口部分に設置されるとともに光源から せられる光を均一な面状に変換するなどの 能を持つ光学部材とを備える。

 光学部材には、所定の厚みを持った透明 基材中に、拡散粒子を多数分散して含有さ た構成の拡散板が含まれており、その外周 部がシャーシ側の受け部によって受けられ 支持がなされる。一方、拡散板のうち外周 部よりも内側の部分については、シャーシ 取り付けられた支持部品によって支持され 。

 この種の支持部品の一例として下記特許 献1に記載されたものが知られている。この ものは、拡散板側へ突出する支持ピンを有し ており、この支持ピンの先端部が拡散板の外 周端部よりも内側部分に点状に当接すること で、拡散板の支持がなされる。支持ピンは、 拡散板に対する面方向の支持位置が異なるよ う複数分布して配置されている。

 一方、光源として面発光フラットランプを いたものにおける支持部品の一例として下 特許文献2に記載されたものがある。このも のは、頂点が一方向に延びる線状をなす支持 部を有しており、拡散板を線状に支持する構 造となっている。

特開2004-219838公報

特開2005-203164公報

(発明が解決しようとする課題)
 ところで、上記した拡散板は、光源が点灯 、シャーシ内の温度が上昇するのに伴って 光源側へ弓形に反り変形する場合がある。 ころが、上記した特許文献1に記載の支持ピ ンは、全て同じ高さとされているため、拡散 板は、各支持ピンによる支持位置を支点とし て光源側へ波状に撓む可能性がある。そうな ると、波状の撓み部分によって液晶表示装置 の表示品質が著しく低下するという問題が生 じるおそれがある。

 一方、特許文献2に記載の支持部は、拡散 板を線状に支持しているので、支持部の延び 方向に関しては、上記したような拡散板の撓 みが生じ難くなっている。しかし、この支持 部は、全長にわたって一定の高さに形成され ているため、光源側へ反り変形しようとする 拡散板によって支持部が押され、軋み音が発 生するなどの不具合が生じる可能性があった 。

 本発明は上記のような事情に基づいて完 されたものであって、光学部材を適切に支 することを目的とする。

(課題を解決するための手段)
 本発明は、画像を表示する表示パネルに光 照射する光源が収容されるシャーシと、光 から発せられる光の出射側に配される面状 光学部材と、前記シャーシに取り付けられ 前記光学部材を前記光源側から支持可能な 持部品とを備え、前記支持部品は、前記光 部材の中央側に対応した低位支持部と、前 光学部材の端側に対応した高位支持部とを むとともに、少なくとも前記低位支持部に ける前記光学部材に対するその面方向と直 する方向についての支持位置が一定とされ いる。

 光源の点灯などに伴い、光学部材が光源 に反るようにして変形した場合、光学部材 、端側から中央側にかけて低くなる形状と る。このとき、支持部品の低位支持部及び 位支持部により光学部材をその反り形状に 合した位置で支持することができる。これ より、光学部材の反り変形を許容しつつ光 部材に撓みが生じ難い状態で支持すること できる。しかも、光学部材に対する低位支 部の支持位置が一定となっているから、光 部材の過度の反り変形を規制することがで る。

 本発明の実施態様として、次の構成が好ま い。
(1)前記支持部品には、前記光学部材の面方向 に並行して直線的に延び、且つ前記光学部材 の端側から中央側にかけて次第に低くなるよ う湾曲した形態の線状支持部が設けられ、こ の線状支持部に前記低位支持部及び前記高位 支持部が含まれる構成とする。このようにす れば、光学部材の反り形状に合わせて湾曲し た形態の線状支持部により光学部材が支持さ れるから、線状支持部の延び方向について光 学部材に撓みが生じるのを確実に防ぐことが できる。

(2)前記線状支持部は、複数並んで配置され ており、前記光学部材の中央側に配される前 記線状支持部が、端側に配される前記線状支 持部よりも、前記光学部材に対する支持位置 が低くなる設定とする。このようにすれば、 線状支持部の延び方向と交差する方向につい て光学部材に反りが生じた場合でも、各線状 支持部の支持位置が光学部材の反り形状に対 応した位置とされているから、同方向につい ても光学部材の反り変形を許容しつつ光学部 材に撓みが生じ難い状態で光学部材を支持す ることができる。

(3)前記光学部材が矩形状をなしているもの において、前記線状支持部の延び方向が前記 光学部材の長辺方向と一致している構成とす る。このように、矩形状の光学部材のうち反 りが生じやすい長辺方向について線状支持部 により支持するようにしたから、光学部材に 生じ得る撓みなどの問題をより有効に防ぐこ とができる。

(4)前記線状支持部は、前記光学部材に当接 される先端部側にかけて先細り状に形成され るとともに、その側面が傾斜面とされる構成 とする。このようにすれば、線状支持部によ って光源から発せられる光が妨げられるのを 回避することができる。

(5)前記線状支持部は、前記光学部材に当接 される先端部における延び方向と直交する方 向についての断面形状が点状になるよう形成 される構成とする。このようにすれば、光学 部材を支持した状態で線状支持部が外部から 視認され難くなる。

(6)前記光源が複数配置されるとともに、前 記線状支持部が前記各光源間に配置されるも のにおいて、前記線状支持部は、表面が白色 系の色とされる構成とする。複数の光源が配 置されるものでは、光源間の位置が暗部とな り易いものの、そこに表面が光の反射性に優 れた白色系の色とされた線状支持部を配置す れば、線状支持部が擬似的な光源として作用 し、光源間の暗部を解消して輝度の均一化を 図ることができる。

(7)前記各光源間に配される前記線状支持部 が複数並んで配置されるとともに、前記光源 は、隣接する光源との間の間隔に関して、前 記光学部材の中央側よりも端側の方が大きく なる配置とされており、前記光学部材の端側 に配される前記線状支持部は、中央側に配さ れる前記線状支持部よりも表面積が大きくな るよう形成される構成とする。光源間の間隔 が大きくなる端側では、光源間に暗部が生じ やすくなるが、そこに中央側よりも表面積が 大きな線状支持部を配置することで、暗部を 有効に解消して輝度の均一化を図ることがで きる。

(8)前記光源が一方向に延びる細長い線状光 源とされるものにおいて、前記線状支持部は 、その延び方向が前記線状光源の延び方向と 一致している構成とする。このようにすれば 、線状支持部が擬似的な線状光源として作用 するので、輝度の均一化に一層有効となる。

(9)前記線状支持部は、前記線状光源の発光 部に対し、その全長さ範囲にわたって側方位 置に配される構成とする。このようにすれば 、線状支持部によって線状光源から発せられ る光を有効に反射させることができ、輝度の 均一化にさらに有効となる。

(10)前記線状支持部は、前記線状光源の発 部に対し、その全高さ範囲にわたって側方 置に配される構成とする。このようにすれ 、線状支持部によって線状光源から発せら る光を有効に反射させることができ、輝度 均一化にさらに有効となる。

(11)前記光源が点状光源とされるとともに その点状光源が一方向に延びる直線に沿っ 多数並んで設置されているものにおいて、 記線状支持部は、その延び方向が前記点状 源の並ぶ方向と一致している構成とする。 のようにすれば、線状支持部によって点状 源から発せられる光を有効に反射すること でき、輝度の均一化にさらに有効となる。

(12)前記線状支持部のうち中央側よりも高 とされる両端部は、片持ち状とされて弾性 形可能な弾性アーム部とされる構成とする このようにすれば、光学部材の反り形状に 応して片持ち状の弾性アーム部が弾性変形 ることでより適切に光学部材を支持するこ ができる。

(13)前記支持部品は、前記シャーシに沿っ 板部を備え、この板部に対して前記線状支 部における中央部が連結部により連結され なり、前記弾性アーム部と前記板部との間 は、弾性材料からなる弾性支持部が介設さ る構成とする。このようにすれば、弾性ア ム部が弾性変形したとき、弾性アーム部を 性支持部によって弾性的に支持することが きる。

(14)前記弾性アーム部は、先細り状に形成 れる構成とする。このようにすれば、反り 形する光学部材に対する弾性アーム部の追 性を高めることができる。

(15)前記線状支持部は、複数の短尺な分割 品に分割され、それら分割部品が直線的に べられてなる。このようにすれば、個々の 割部品の大きさが小さくなるから、製造コ トの低減を図ることができる。

(16)前記分割部品は、表面が白色系の色と れ、その並び方向に隣接する分割部品との に所定の間隔が空けられるとともに、前記 源の輝度分布における暗部となる位置に対 して配される構成とする。このようにすれ 、光源の輝度分布に暗部が生じたとき、そ 暗部に対応して配される分割部品によって が反射されることで暗部の解消が図られる で、輝度の均一化を図ることができる。

(17)前記分割部品は、その並び方向に隣接 る分割部品と結合部によって結合される構 とする。このようにすれば、分割部品同士 結合部により結合して一体的に扱うことが きる。

(18)前記支持部品は、前記シャーシに沿っ 板部を備え、この板部に対して前記線状支 部が連結されてなり、前記板部には、前記 源を把持可能な光源把持部が、前記線状支 部の側方位置に設けられる構成とする。こ ようにすれば、支持部品に光源を把持する 能を併せ持たせることができる。

(19)前記光学部材には、前記光源が点灯す のに伴い、前記光源側へ反り変形するよう 反り処理がなされる構成とする。このよう すれば、光学部材が逆向きに反り変形する とがないので、低位支持部及び高位支持部 よって確実に光学部材を支持することがで る。

(20)前記予反り処理は、前記光学部材の基 のうち前記光源側とは反対側の面を加熱処 したものとする。このようにすれば、光学 材に他の部材を付加することなく予反り処 を行うことができる。

(21)前記予反り処理は、前記光学部材の基 のうち前記光源側の面と反対側の面とのい れか一方に対してビーズからなる予反り処 層を塗布により形成したものであり、その 反り処理層と前記基材のうち、前記光源側 配されるものの線膨張係数が、その反対側 配されるものの線膨張係数よりも大きくな 設定としたものとする。このようにすれば 光源を点灯させたとき、ビーズからなる予 り処理層によって光学部材が確実に光源側 反り変形する。

(22)前記予反り処理は、前記光学部材の基 のうち前記光源側の面と反対側の面とのい れか一方に対してシート材からなる予反り 理層を貼り付けて形成したものであり、そ 予反り処理層と前記基材のうち、前記光源 に配されるものの線膨張係数が、その反対 に配されるものの線膨張係数よりも大きく る設定としたものとする。このようにすれ 、光源を点灯させたとき、シート材からな 予反り処理層によって光学部材が確実に光 側へ反り変形する。

(発明の効果)
 本発明によれば、光学部材を適切に支持す ことができる。

本発明の実施形態1に係るテレビ受信装 置の概略を表す分解図 バックライトの平面図 図2のA-A線断面図 図2のB-B線断面図 拡散板が反り変形した状態を表す図2の A-A線断面図 拡散板が反り変形した状態を表す図2の B-B線断面図 本発明の実施形態2に係るバックライト の平面図 図8のC-C線断面図 本発明の実施形態3に係るバックライト の側断面図 本発明の実施形態4に係るバックライ の部分平面図 バックライトの側断面図 本発明の実施形態5に係る線状支持部 分割部品の側面図 分割部品同士を組み付けた状態を示す 側面図 分割部品同士の結合状態を示す横断面 図 本発明の実施形態6に係る線状支持部 分割部品の側面図 分割部品同士を組み付けた状態を示す 側面図 分割部品同士の結合状態を示す横断面 図 他の実施形態(12)に係る拡散板の部分 面図 他の実施形態(13)に係る拡散板の部分 面図 他の実施形態(15)に係るバックライト 部分平面図

符号の説明

 10…バックライト(表示装置用照明装置)、 11…液晶パネル(表示パネル)、13…シャーシ、 15…冷陰極管(光源、線状光源)、16…光学部材 、20…支持部品、24…線状支持部、24a…側面 25…先端部、25a…中央部(低位支持部)、25b… 部(高位支持部)、27…板部、28…光源把持部 29…支持部品、30,30″…線状支持部、30a…中 央部(低位支持部)、30b,30b″…弾性アーム部( 位支持部)、31,31″…板部、32…連結部、33… 板(板部)、34…光源把持部、35…弾性支持部 D…液晶表示装置(表示装置)、TV…テレビ受 装置

 <実施形態1>
 本発明の実施形態1を図1ないし図6によって 明する。この実施形態1では、表示装置とし て液晶表示装置Dについて例示する。

 液晶表示装置Dは、全体として横長の方形 をなし、図3に示すように、表示パネルであ 液晶パネル11と、液晶パネル11の外部光源(照 明装置)であるバックライト10とを表側から被 せたベゼル12により組み付け状態に保持した 成とされる。液晶パネル11はバックライト10 の正面側に配置され、バックライト10は背面 から液晶パネル11を照射する。この液晶表 装置Dは、テレビ受信装置TVに適用すること できる。テレビ受信装置TVは、図1に示すよ に、液晶表示装置Dと、液晶表示装置Dを挟む ようにして収容する表裏両キャビネットCa,Cb 、電源Pと、チューナーTと、スタンドSとを えて構成される。

 液晶パネル11は、図3に示すように、透明 TFT基板と透明なCF基板との隙間に、電圧印 に伴って光学特性が変化する物質である液 を封入した周知構造のものであり、TFT基板 は、互いに直交するソース配線とゲート配 とに接続されたスイッチング素子としてのTF T(Thin Film Transistor)が設けられ、CF基板には、 赤(R),緑(G),青(B)の3色のカラーフィルタがマト リックス状に配置されている。また、両基板 の液晶側とは反対側の面には、それぞれ偏光 板が貼り付けられている。

 バックライト10は、いわゆる直下型であ 、光の出射側である表側(図3及び図4に示す 方、正面側)の面が開口したシャーシ13と、 ャーシ13内に敷設される反射シート14と、シ ーシ13内に収容される複数本の冷陰極管15と 、シャーシ13の開口部分、つまり冷陰極管15 ら発せられる光の出射側に配される光学部 16と、光学部材16を位置決め可能な位置決め 材(後述するランプホルダ17、ホルダ18、及 フレーム19)と、冷陰極管15及び光学部材16を 持可能な支持部品20とを備える。

 シャーシ13は、金属製とされ、図2に示す うに、表側の面が開口した平面視矩形の浅 略箱型に形成されている。反射シート14は 合成樹脂製とされ、表面が反射性に優れた 色などの白色系の色とされており、シャー 13の内面に沿ってそのほぼ全域を覆いつつ敷 かれている。この反射シート14により、各冷 極管15から発せられる光をシャーシ13の開口 部分側へと導くことができる。

 冷陰極管15は、シャーシ13の底板13aや光学 部材16の面方向に沿って一方向に延びる細長 線状光源の一種であり、その軸方向をシャ シ13の長辺方向と一致させた姿勢でシャー 13内に取り付けられている。冷陰極管15は、 数本が互いの軸を略平行にし、且つ互いの に所定の間隔を空けた状態で並べられてい 。隣り合う冷陰極管15間の間隔(ピッチ、距 )に関して詳しく説明すると、シャーシ13や 学部材16の短辺方向について中央に配され 冷陰極管15間の間隔が最も小さく、そこから 端側に行くに連れて次第に上記間隔が大きく なる設定とされている。言い換えると、シャ ーシ13における冷陰極管15の設置密度は、画 中央側ほど高く、画面端側に行くに連れて 第に低くなる。冷陰極管15は、シャーシ13に ける短辺方向の中央位置の対称軸L1(図2に示 す二点鎖線)を中心として対称に配置されて る。

 なお、冷陰極管15は、細長い断面円形状 ガラス管内に水銀などが封入されるととも その内壁面に蛍光体が塗布され、且つ両端 に電極が封入された構成とされる。また、 冷陰極管15の両端の非発光部には、シャーシ 13に取り付けられるゴムホルダ21がそれぞれ 着されている。

 光学部材16は、図3及び図4に示すように、 シャーシ13や液晶パネル11と同様に平面視矩 状をなし、透光性を有する合成樹脂製とさ るとともに、シャーシ13の開口部分に取り付 けられることで、冷陰極管15群と液晶パネル1 1との間に介在する。光学部材16は、裏側(図3 び図4に示す下側、背面側)から順に積層さ た拡散板16A、拡散シート16B、レンズシート16 C、及び輝度上昇シート16Dにより構成されて り、線状光源である各冷陰極管15から発せら れる光を均一な面状の光に変換するなどの機 能を有する。このうち、最も裏側に配される 拡散板16Aは、他の各シート16B~16Dよりも厚さ 法が十分に大きく、比較的高い剛性が得ら ている。拡散板16Aは、所定の厚みを持った 明な基材中に、拡散粒子を多数分散して含 させることで、全体として半透明とされる

 ところで、上記した拡散板16Aは、周囲の 度環境などの影響により反り変形する場合 ある。その場合、反り変形した拡散板16Aに 従して各シート16B~16Dも変形するのであるが 、そのとき仮に光学部材16が液晶パネル11側 反り変形すると、光学部材16が液晶パネル11 中央部を押圧してしまい表示不良が発生す という問題がある。そこで、この拡散板16A は、冷陰極管15側に反るような反り癖を持 よう、いわゆる予反り処理が施されている 予反り処理は、拡散板16Aを製造する工程に いて、基材が上下のローラ間を通過する際 、その表側(冷陰極管15側とは反対側)の面の を加熱することでなされる。これにより、 散板16Aは、加熱された側の面が凹状に(外周 端部16bに対して中央側が裏側(冷陰極管15側) 引っ込むような形状に)変形するような反り を持つことになる。

 位置決め部材は、光学部材16の外周端部16 bを裏側で受ける枠形の受け部材を構成する ンプホルダ17及びホルダ18と、光学部材16の 周端部16bを表側から押さえる枠形の押さえ 材を構成するフレーム19とからなる。

 ランプホルダ17は、表面が白色などの白 系の色の合成樹脂製とされ、図2及び図3に示 すように、シャーシ13の長辺方向の両端位置 一対取り付けられるとともに、シャーシ13 短辺方向に沿って延びる形態とされている ランプホルダ17は、裏面側が開口した略箱型 をなしており、各冷陰極管15に装着された各 ムホルダ21を表側から一括して覆うことが きるようになっている。ランプホルダ17の表 側の面における内周端部には、光学部材16を けることが可能な受け部22が段付き状に凹 で形成されている。

 ホルダ18は、表面が白色などの白色系の の合成樹脂製とされ、図2及び図4に示すよう に、シャーシ13の短辺方向の両端位置に一対 り付けられるとともに、シャーシ13の長辺 向に沿って延びる形態とされている。ホル 18の表側の面における内周端部には、ランプ ホルダ17と同様に光学部材16用の受け部23が段 付き状に凹んで形成されている。

 フレーム19は、金属製で枠形に形成され とともに、図3及び図4に示すように、光学部 材16の外周端部16bを表側からほぼ全周にわた て押さえることができるようになっている フレーム19は、その内周端部に光学部材16の 板面に対向する押さえ面を有している。押さ え面は、組み付け状態において、最も表側の 輝度上昇シート16Dの表側の板面に対して僅か にクリアランスを空けた位置に配されるよう になっており、これにより光学部材16が熱膨 したり熱収縮するのが許容される。

 続いて、支持部品20について詳細に説明 る。支持部品20は、合成樹脂製とされ、全体 の表面が光の反射性に優れた白色などの白色 系の色とされている。支持部品20は、図2及び 図3に示すように、シャーシ13の底板13aに対し て取り付けられるとともに、光学部材16を支 可能な線状支持部24を備えている。

 線状支持部24は、シャーシ13の底板13aや光 学部材16の面方向に並行して直線的に延びる 態とされる。この線状支持部24の延び方向 、シャーシ13の長辺方向及び冷陰極管15の軸 向と一致している。線状支持部24は、シャ シ13の底板13a側から光学部材16側へ突出する ともに、その先端部25によって光学部材16の うち、ランプホルダ17やホルダ18によって支 される外周端部16bを除いた中央側部分16aを の長辺方向に沿って線状に支持可能とされ 。線状支持部24は、その両端部25bがランプホ ルダ17の受け部22に近接して配されるような さ寸法を有しているので、光学部材16の外周 端部16bを除いた中央側部分16aを、その長辺方 向についてほぼ全長にわたって支持できるよ うになっている。

 そして、この線状支持部24は、シャーシ13 の底板13aからの高さ寸法に関して、長さ方向 の両端部25bから中央部25aにかけて次第に低く なるように先端部25が湾曲した形状に形成さ ている。詳しくは、線状支持部24の先端部25 は、側方から見て緩やかな円弧状(弓形)をな とともにその高さ位置が連続的に変化して り、長さ方向の中央部25aが最も低く、両端 25bが最も高くなっている。線状支持部24は 長さ方向の中央の対称軸L2(図3に示す二点鎖 )を中心とした対称形状とされる。このよう に、線状支持部24の先端部25は、拡散板16Aの り形状に沿った形状となっており、その高 位置が、想定される拡散板16Aの反り形状に 合した位置に設定されている。

 線状支持部24の先端部25のうち最も高位な 両端部25bは、受け部22,23よりも低位に設定さ ることで、拡散板16Aがシャーシ13の底板13a ほぼ平行で真っ直ぐな姿勢、つまり反りが じていない状態では、拡散板16Aの裏側の面 対して所定の隙間を空けた位置に非接触の 態で配される。この状態では、線状支持部24 の先端部25と拡散板16Aの裏側の面との間の隙 は、中央部25aで最も大きく、両端部25bで最 小さくなっている。従って、光学部材16は 線状支持部24との間に確保された隙間の分だ け反り変形するのが許容されている。つまり 、線状支持部24は、拡散板16Aに反りが生じて ない状況では、拡散板16Aを支持しておらず 反りが生じたときに始めて拡散板16Aを支持 るようになっている。

 一方、線状支持部24の先端部25のうち最も 低位な中央部25aは、冷陰極管15よりも高位に 定されている。従って、拡散板16Aが最大限 で反り変形したときでも、線状支持部24に って支持されることで、拡散板16Aは冷陰極 15に対して所定の隙間を空けた位置に非接触 の状態に保たれる。これにより、冷陰極管15 ランプイメージが視る人に視認され難くな ている。この線状支持部24は、冷陰極管15の うち非発光部である両端部(ランプホルダ17が 装着された部分)を除いた発光部に対し、そ 全長さ範囲及び全高さ範囲にわたって側方 対向して配されている。

 線状支持部24は、その底面が全域にわた て反射シート14に当接するとともに、中実構 造となっており、全体が弾性変形不能な固定 部位(ほぼ剛体)となっている。従って、線状 持部24における光学部材16に対する上下方向 (光学部材16の面方向と直交する方向)につい の支持位置が全長にわたって一定で不変と っている。

 線状支持部24は、図2及び図4に示すように 、長さ方向については全長にわたって一定幅 となっているものの、高さ方向については幅 寸法が基端側(シャーシ13の底板13a側)から先 側(光学部材16側)にかけて次第に減少する、 細り状に形成されている。詳しくは、線状 持部24は、その長さ方向と直交する横方向 断面形状が略二等辺三角形(三角形)とされて いる。従って、線状支持部24の頂点である先 部25は、横方向の断面形状が点状であり、 さ方向の断面形状が線状となっている。そ て、線状支持部24の両側面24aは、図4に示す め上方、つまり光学部材16側を向いた傾斜面 となっている。従って、冷陰極管15から発せ れる光が線状支持部24によって妨げられる 態が回避されるとともに、傾斜した側面24a よって光が反射されることで、液晶パネル11 側へ光を有効に導くことができる。

 この支持部品20は、シャーシ13に対してそ の短辺方向について複数並んで設置されてい る。各線状支持部24は、並列する各冷陰極管1 5間の中間位置に配されている。従って、隣 合う線状支持部24間の間隔に関しては、シャ ーシ13や光学部材16の短辺方向について中央 配される線状支持部24間の間隔が最も小さく 、そこから端側に行くに連れて次第に上記間 隔が大きくなる設定とされている。言い換え ると、シャーシ13における線状支持部24の設 密度は、画面中央側ほど高く、画面端側に くに連れて次第に低くなる。線状支持部24は 、シャーシ13における短辺方向の中央位置の 称軸L3(図4に示す二点鎖線)を中心として対 に配置されている。

 そして、シャーシ13や光学部材16の短辺方 向に沿って並んだ線状支持部24の高さ寸法(先 端部25の高さ位置)は、短辺方向の中央に配さ れる線状支持部24が最も低く、両端に配され 線状支持部24が最も高くなっており、両端 から中央側へ行くに連れて段階的に低くな 設定とされている。各線状支持部24の先端部 25を結ぶと、緩やかな円弧状(弓形)に湾曲し 曲線となり、その外形は拡散板16Aが短辺方 について反り変形したときの形状と一致し いる。つまり、各線状支持部24の先端部25の さ位置は、想定される拡散板16Aの反り形状 適合した位置に設定されている。各線状支 部24の表面積については、光学部材16の短辺 方向の中央に配される線状支持部24が最も小 く、両端に配される線状支持部24が最も大 くなっており、中央側から両端側に行くに れて次第に大きくなる設定とされる。つま 、線状支持部24の表面積の大きさは、対応す る冷陰極管15間の間隔の大きさに比例してい 。

 以上の構成から明らかなように、光学部 16の短辺方向について中央に配置された線 支持部24における長さ方向の中央部25aが光学 部材16の長辺方向及び短辺方向の中央部(中心 部)に対応するとともに最も低位とされ、短 方向について両端に配置された線状支持部24 における長さ方向の両端部25bが光学部材16の 周端部16bに隣接する部位に対応するととも 最も高位となっている。

 線状支持部24の長さ方向の両端部25bより 前の位置には、シャーシ13の底板13aに沿って 板部27が一対ずつ両側方へそれぞれ突出して けられている。各板部27の裏側の面からは シャーシ13に設けられた取付孔に通されると ともに、その裏側の孔縁に対して係止可能な 係止部26が設けられている。これにより、支 部品20がシャーシ13に対して取付状態に保持 されるようになっている。

 一方、各板部27における表側の面からは 冷陰極管15を把持可能な光源把持部28がそれ れ光学部材16側へ突出して設けられている 光源把持部28は、表側を向いた部分が開口し た断面略C字型をなしており、冷陰極管15が表 側の開口部分を通して取り付けられるように なっている。光源把持部28は、冷陰極管15の 脱に伴って弾性変形可能とされる。これに り、各冷陰極管15がシャーシ13の底板13aから 定高さ浮いた位置に支持されるようになっ いる。この光源把持部28は、線状支持部24の 側方に隣接して配されている。なお、各支持 部品20における板部27の長さ寸法や光源把持 28の設置位置は、既述したシャーシ13に対す 冷陰極管15の取付位置に対応した位置とさ る。

 上記した構成の液晶表示装置Dは、次のよ うにして製造される。液晶パネル11及びバッ ライト10をそれぞれ製造し、それらをベゼ 12などを用いて互いに組み付けることで、液 晶表示装置Dが製造される。このうち、バッ ライト10は、シャーシ13内に反射シート14を 設した後、各支持部品20を所定の位置に取り 付けてから、両端にゴムホルダ21を嵌着させ 各冷陰極管15を取り付けると、支持部品20の 光源把持部28によって冷陰極管15が所定の高 位置に弾性的に把持される。

 その後、ランプホルダ17及びホルダ18をシ ャーシ13内に取り付けたら、ランプホルダ17 びホルダ18の受け部22,23に光学部材16を、拡 板16A、拡散シート16B、レンズシート16C、輝 上昇シート16Dの順で載せる。それから、フ ーム19を取り付けることで光学部材16の位置 めがなされる。

 上記のようにして製造された液晶表示装 Dは、使用時に各冷陰極管15が点灯されると 冷陰極管15からの発熱によりシャーシ13内の 温度が上昇する。そして、その温度環境によ っては、拡散板16Aに反りが生じる可能性があ る。その場合でも、拡散板16Aの裏側には、所 定の隙間を空けて各線状支持部24が待ち受け いるので、拡散板16Aは、長辺方向・短辺方 のいずれの方向についても反り変形するの 許容されている。従って、仮に拡散板16Aの り変形が全く許容されないものと比較する 、軋み音が発生し難くなっている。

 拡散板16Aには、既述したように予反り処 が施されているので、その中央部が冷陰極 15側に引っ込むような形状に反り変形する このとき、拡散板16Aは、ランプホルダ17及び ホルダ18の受け部22,23に支持された外周端部16 bを支点として、それよりも中央側部分16aが 形に反り変形する。拡散板16Aが反ると、そ 表側に積層配置された各シート16B~16Dも拡散 16Aに追従して反り変形する。なお、このと 、拡散板16Aは長辺方向または短辺方向につ てのみ反り変形する場合もあれば、長辺方 ・短辺方向のいずれの方向についても反り 形する場合もある。

 そして、拡散板16Aがある程度まで反り変 したところで、線状支持部24の先端部25が拡 散板16Aの裏側の面に対して当接される。ここ で、線状支持部24は、先端部25の高さ位置が さ方向の両端側から中央側に行くほど低く っているので、図5に示すように、光学部材1 6を長辺方向について反り形状に適合した高 位置で支持することができる。この線状支 部24は、全長にわたって先端部25の高さ位置 一定となっているので、拡散板16Aが支持位 を越えて反るのが防止され、もって拡散板1 6Aが過度に反り変形するのが規制される。し も、線状支持部24は、拡散板16Aを反りが生 やすい長辺方向について線状に支持してい から、仮に拡散板16Aを長辺方向について点 に支持した場合と比較すると、拡散板16Aが 状に撓むのを確実に防ぐことができる。

 その上、光学部材16の短辺方向について んだ各線状支持部24は、図6に示すように、 端部25の高さ位置が両端側から中央側に行く ほど低くなっているので、光学部材16を短辺 向について反り形状に適合した高さ位置で 持することができる。また、線状支持部24 先端部25における横方向の断面形状が点状な ので、拡散板16Aを支持する線状支持部24が外 から視認され難い。

 また、線状支持部24のうち最も低位な長 方向の中央部25aは、冷陰極管15よりも高位に 設定されているから、拡散板16Aが冷陰極管15 接触するような事態が確実に回避されてい 。また、拡散板16Aが最大限まで反り変形し 場合でも、冷陰極管15との間の距離が十分 確保されているので、いわゆるランプイメ ジが視認されるのが回避される。これによ 、液晶表示装置Dの表示品質を高く保つこと できる。

 なお、図5及び図6では、拡散板16Aが最大 に反っていて各線状支持部24の全域に対して 拡散板16Aが当接された場合を図示しているが 、反り変形した拡散板16Aが、線状支持部24に ける長さ方向についてどの範囲で当接する 、或いは光学部材16の短辺方向に並んだ各 状支持部24のどれに当接するか、に関しては 、拡散板16Aの反り状況によって異なり、必ず しも図示したように線状支持部24の全域が当 するわけではない。

 また、各冷陰極管15から発せられた光は 直接拡散板16Aへ向かうものもあれば、反射 ート14や支持部品20の表面で反射されてから 散板16Aへ向かうものもある。ここで、支持 品20に設けられた線状支持部24は、冷陰極管 15の軸方向に沿って延びる形態で且つその発 部の全長さ範囲及び全高さ範囲にわたって 方に配置されているので、冷陰極管15から 射される光を有効に拡散板16A側へ反射する とができる。しかも、冷陰極管15間の間隔が 小さな中央側よりも冷陰極管15間の間隔が大 な端側ほど、冷陰極管15間に暗部が生じや くなっているものの、端側に配される線状 持部24の方が中央側に配される線状支持部24 りも高さ寸法及び表面積が大きく、光の反 量が多くて疑似光源としての輝度が高くな ているから、暗部を有効に解消することが きる。

 以上説明したように本実施形態によれば 支持部品20に、光学部材16の中央側に対応し た比較的低位な中央部25a(低位支持部)と、光 部材16の端側に対応した比較的高位な端部25 b(高位支持部)とを含むとともに、光学部材16 対するその面方向と直交する方向について 支持位置が一定とされる線状支持部24を設 るようにしたから、光学部材16をその反り形 状に適合した位置で支持することができる。 これにより、光学部材16の反り変形を許容し つ、光学部材16に波状の撓みが生じ難い状 で支持することができる。しかも、光学部 16に対する支持位置が全長にわたって一定と なっているから、仮に支持位置が変化するよ うな構造で支持した場合と比較すると、光学 部材16の過度の反り変形を規制することがで 、もって表示品質を高く保つことができる

 また、線状支持部24が光学部材16の面方向 に並行して直線的に延び、且つ光学部材16の 側から中央側にかけて次第に低くなるよう 曲した形態とされているから、線状支持部2 4の延び方向について光学部材16に撓みが生じ るのを確実に防ぐことができる。

 また、線状支持部24が複数並んで配置さ ており、光学部材16の中央側に配される線状 支持部24が、端側に配される線状支持部24よ も、光学部材16に対する支持位置が低くなる 設定とされているから、線状支持部24の延び 向と交差する方向について光学部材16に反 が生じた場合でも、各線状支持部24の支持位 置が光学部材16の反り形状に対応した位置と れ、同方向についても光学部材16の反り変 を許容しつつ光学部材16に撓みが生じ難い状 態で光学部材16を支持することができる。

 また、線状支持部24の延び方向が矩形状 なす光学部材16の長辺方向と一致しているか ら、反りが生じやすい長辺方向について光学 部材16を線状に支持することができ、光学部 16に生じ得る撓みなどの問題をより有効に ぐことができる。

 また、線状支持部24は、光学部材16に当接 される先端部25側にかけて先細り状に形成さ るとともに、その側面24aが傾斜面とされて るから、線状支持部24によって冷陰極管15か ら照射される光が妨げられるのを回避するこ とができる。

 また、線状支持部24は、光学部材16に当接 される先端部25における延び方向と直交する 向についての断面形状が点状になるよう形 されているから、光学部材16を支持した状 で線状支持部24が外部から視認され難くなる 。

 また、冷陰極管15が複数配置されるとと に、線状支持部24が各冷陰極管15間に配置さ 、線状支持部24は表面が白色系の色とされ いるから、暗部となりやすい冷陰極管15間の 位置に配置した線状支持部24によって光を良 に反射することができて、線状支持部24が 似的な光源として作用し、冷陰極管15間の暗 部を解消して輝度の均一化を図ることができ る。

 また、並んだ冷陰極管15間の間隔が光学 材16の中央側よりも端側の方が大きく(広く) る配置とされており、光学部材16の端側に される線状支持部24が、中央側に配される線 状支持部24よりも表面積が大きくなるよう形 されているから、暗部を有効に解消して輝 の均一化を図ることができる。

 また、線状支持部24の延び方向が、冷陰 管15の延び方向と一致しているから、線状支 持部24が擬似的な線状光源として作用するの 、輝度の均一化に一層有効となる。しかも 線状支持部24が冷陰極管15の発光部に対して その全長さ範囲及び全高さ範囲にわたって側 方位置に配されているから、冷陰極管15から せられる光を有効に反射させることができ 輝度の均一化にさらに有効となる。

 また、支持部品20は、シャーシ13に沿った 板部27を備え、この板部27に対して線状支持 24が連結されてなり、板部27には冷陰極管15 把持可能な光源把持部28が線状支持部24の側 位置に設けられているから、支持部品20に 陰極管15を把持する機能を併せ持たせること ができ、仮に別部品に同機能を持たせた場合 と比較すると、部品点数の削減などを図るこ とができる。

 また、拡散板16Aには、冷陰極管15が点灯 るのに伴い冷陰極管15側へ反り変形するよう 予反り処理がなされているから、光学部材16 逆向きに反り変形することがなく、線状支 部24によって確実に光学部材16を支持するこ とができる。

 しかも、予反り処理は、拡散板16Aの基材 うち冷陰極管15側とは反対側の面を加熱処 したものであるから、拡散板16Aに他の部材 付加することなく予反り処理を行うことが き、拡散板16Aの製造コストの低減を図るこ ができる。

 <実施形態2>
 本発明の実施形態2を図7または図8によって 明する。この実施形態2では、線状支持部30 形状を変更したものを示す。なおこの実施 態2では、上記した実施形態1と同様の構造 作用及び効果について重複する説明は省略 る。

 支持部品29は、図7及び図8に示すように、 線状支持部30と平行して延出する形態の板部3 1を備え、板部31に対して線状支持部30の長さ 向の中央部30aが連結部32により連結された 成とされている。連結部32は、弾性変形不能 な固定部位とされることで、光学部材16に対 る線状支持部30の中央部30aの上下方向につ ての支持位置が一定となっている。また板 31には、両側方へ突出する突板33が設けられ おり、両突板33からは冷陰極管15を把持可能 な光源把持部34が光学部材16側へ突出すると もに、線状支持部30の側方に隣接して配され る。

 そして、線状支持部30は、幅寸法及び厚 寸法が長さ方向の両端側に行くほど減少す 、先細り状に形成されている。つまり、こ 線状支持部30は、連結部32に連結された固定 位である中央部30aから片持ち状の弾性アー 部30bが一対、シャーシ13や光学部材16の長辺 方向及び冷陰極管15の軸方向に沿って延出し 設けられた構造となっている。両弾性アー 部30bは、中央部30aを支点として図8に示す上 下方向(光学部材16の面方向と直交する方向、 光学部材16に対して接離する方向)に弾性変形 可能とされている。これにより、弾性アーム 部30bは、光学部材16の反り形状に追従して変 可能とされる。

 冷陰極管15が点灯するのに伴い、拡散板16 Aが反り変形した場合、図8の二点鎖線に示す うに、その反り状況に応じて弾性アーム部3 0bが弾性変形される。この弾性アーム部30bが 性変形する分だけ拡散板16Aの反り変形の許 範囲が拡大される。一方で、線状支持部30 中央部30aについては弾性変形不能な固定部 となっているので、拡散板16Aの中央部が過 に冷陰極管15に接近するのを防ぐことができ る。また、弾性アーム部30bが先細り状に形成 されているので、反り変形する拡散板16Aに対 する追従性が高められている。以上により、 より適切に光学部材16を支持することができ 。

 <実施形態3>
 本発明の実施形態3を図9によって説明する この実施形態3では、実施形態2に記載した弾 性アーム部30b″を支持するための弾性支持部 を追加したものを示す。なおこの実施形態3 は、上記した実施形態2と同様の構造、作用 び効果について重複する説明は省略する。

 線状支持部30″のうち両弾性アーム部30b は、図9に示すように、ゴム材料などからな 弾性支持部35により板部31″に対して連結さ れている。つまり、弾性アーム部30b″は、弾 性支持部35によって弾性的に支持されており 弾性アーム部30b″が弾性変形する際には、 れに応じて弾性支持部35が弾縮するように っている。このように弾性支持部35を追加し た分だけ、弾性アーム部30b″の弾性が高めら れている。これにより、さらに適切に光学部 材16を支持することができる。

 <実施形態4>
 本発明の実施形態4を図10または図11によっ 説明する。この実施形態4では、線状支持部 分割した場合を示す。なおこの実施形態4で は、上記した実施形態1と同様の構造、作用 び効果の説明について重複する説明は省略 る。

 線状支持部36は、図10及び図11に示すよう 、その延び方向について3つの短尺な分割部 品37,38に分割されるとともに、各分割部品37,3 8を直線的に並べてなる。詳しくは、分割部 37,38は、表面が白色の合成樹脂製とされてお り、シャーシ13の長辺方向の両端位置と、中 位置とにそれぞれ配置されるとともに、そ 並び方向(線状支持部36の延び方向)に隣接す る各分割部品37,38間には、所定の間隔が空け れている。各分割部品37,38の配設位置、各 割部品37,38の長さ寸法、及び各分割部品37,38 の間隔は、冷陰極管15群の輝度分布に応じ 設定されており、冷陰極管15群の輝度分布の うち暗部に対応した領域に分割部品37,38が存 する設定とされている。

 各分割部品37,38の先端部は、側方から見 緩やかな円弧状(弓形)をなすとともに、想定 される拡散板16Aの反り形状に沿った仮想曲線 と一致する形状とされている。シャーシ13に ける長辺方向の両端位置に設置された両分 部品37における外側の端部37aは、線状支持 36のうちで最も高位な高位支持部とされる。 一方、中央位置に設置された分割部品38にお る長さ方向の中央部38aは、線状支持部36の ちで最も低位な低位支持部とされる。また 各分割部品37,38には、板部39、光源把持部40 及び係止部(図示せず)が設けられている。

 以上説明したように本実施形態では、線 支持部36が、三分割された短尺な分割部品37 ,38を直線的に並べた構成とされているから、 実施形態1のように線状支持部を一部品とし 製造した場合と比較して、個々の分割部品37 ,38の長さを短くすることができる。もって、 製造コストの低減を図ることができる。

 しかも、分割部品37,38は、表面が白色系 色とされ、その並び方向に隣接する分割部 37,38との間に所定の間隔が空けられるととも に、冷陰極管15の輝度分布における暗部とな 一に対応して配されているから、分割部品3 7,38によって光が反射されることで輝度分布 暗部の解消が図られ、もって輝度の均一化 図ることができる。

 <実施形態5>
 本発明の実施形態5を図12ないし図14によっ 説明する。この実施形態5では、分割部品同 を結合した場合を示す。なおこの実施形態5 では、上記した実施形態4と同様の構造、作 及び効果の説明について重複する説明は省 する。

 線状支持部41は、図12に示すように、直線 的に並べられる3つの短尺な分割部品42,43から 構成され、互いが結合部44によって結合可能 される。詳しくは、各分割部品42,43は、断 形状が図14に示すように、逆V字型をなして る。そして、両端に配置される両分割部品42 における端部には、中央側の分割部品43側に 出する結合部44が設けられ、この結合部44が 中央側の分割部品43の裏側の空間に差し込ま るようになっており、これにより各分割部 42,43同士が結合状態に保持可能とされる。 合部44は、両端の分割部品42の厚み寸法の略 分程度の厚みを持ち、断面形状が中央の分 部品43に沿って逆V字型をなしている。なお 示は省略するが、各分割部品42,43には、板 、光源把持部、及び係止部が設けられてい 。

 シャーシへの組み付けに際しては、図12 示す3つの分割部品42,43同士を組み付けて一 化することで、図13及び図14に示す線状支持 41を形成する。

 以上説明したように本実施形態では、分 部品42,43がその並び方向に隣接する分割部 42,43と結合部44によって結合されるようにな ているから、分割部品42,43同士を結合して 体的に扱うことができ、組み付け作業性な に優れる。

 <実施形態6>
 本発明の実施形態6を図15ないし図17によっ 説明する。この実施形態6では、結合部を変 した場合を示す。なおこの実施形態6では、 上記した実施形態5と同様の構造、作用及び 果の説明について重複する説明は省略する

 線状支持部41″のうち、両端の分割部品42 ″の端部からは、図15に示すように、結合凸 45がそれぞれ中央の分割部品43″側に突出し て設けられているとともに、中央の分割部品 43″の端部には、結合凸部45が嵌合可能な結 凹部46が設けられている。

 結合凸部45は、図17に示すように、断面逆 V字型をなす両端の分割部品42″の端面におけ る幅方向中央部から突出しており、断面矩形 状をなしている。結合凸部45の厚み寸法は、 割部品42″の厚み寸法の約半分程度とされ 。一方、結合凹部46は、中央側の分割部品43 の端面を凹ませることで形成されており、 の大きさが上記結合凸部45とほぼ同じにな ている。

 シャーシへの組み付けに際しては、図15 示す3つの分割部品42″,43″同士を組み付け 一体化することで、図16及び図17に示す線状 持部41″を形成する。このとき、結合凸部45 が結合凹部46内に嵌合し、両者45,46間で所定 摩擦力が発生するので、分割部品42″,43″同 士を結合状態に強固に保持することができる 。

 <他の実施形態>
 本発明は上記記述及び図面によって説明し 実施形態に限定されるものではなく、例え 次のような実施形態も本発明の技術的範囲 含まれる。

 (1)線状支持部の形状、長さ寸法、及び高 寸法などは図示以外にも適宜に変更可能で る。具体的には、線状支持部の先端部の形 については、上記した各実施形態のような った形状に限らず、例えば丸まった形状と 、その丸形の先端部を拡散板に対して線接 (横方向から見て点接触)させるようにして よい。また、線状支持部の先端部が拡散板 対して面接触するようにしてもよい。その にも、予測され得る拡散板の反り形状に応 て線状支持部の先端部の形状は適宜に変更 能である。

 (2)上記した各実施形態では、線状支持部 おける先端部の両端部が反りが生じていな 拡散板に対して非接触となる高さとされた 合を示したが、同両端部がランプホルダや ルダの受け部とほぼ同じ高さに位置し、反 が生じていない拡散板に対して接触するよ な設定としたものも本発明に含まれる。

 (3)上記した各実施形態では、線状支持部 延び方向がシャーシや光学部材の長辺方向 一致する場合を示したが、冷陰極管の軸方 がシャーシや光学部材の短辺方向と一致す ものにおいて、線状支持部の延び方向を同 辺方向と一致させるようにしたものも本発 に含まれる。その他にも、線状支持部の延 方向がシャーシや光学部材の長辺方向及び 辺方向に対して傾斜する方向とされたもの 本発明に含まれる。

 (4)上記した各実施形態では、シャーシや 学部材の短辺方向に沿って並んだ各線状支 部の高さ寸法が段階的に変化するものを示 たが、光学部材の反り形状によっては中央 に配されるいくつかの線状支持部同士の高 寸法が同じになるケースもあり、そのよう ものも本発明に含まれる。

 (5)上記した各実施形態では、各冷陰極管 に線状支持部が介在して配置される場合を したが、必ずしも全ての冷陰極管間に線状 持部を設置する必要はなく、部分的に線状 持部を省略したものも本発明に含まれる。

 (6)上記した各実施形態では、光学部材の 辺方向に並んだ各線状支持部が対称に配置 れる場合を示したが、各線状支持部を非対 に配置するようにしたものも本発明に含ま る。また、上記した各実施形態では、線状 持部が長さ方向の中央の対称軸を中心とし 対称形状とされる場合を示したが、線状支 部が非対称形状とされるものも本発明に含 れる。

 (7)上記した各実施形態では、各冷陰極管 対称に配置される場合を示したが、各冷陰 管を非対称に配置するようにしたものも本 明に含まれる。

 (8)上記した各実施形態では、冷陰極管間 間隔が光学部材の中央側よりも端側の方が きくなる、いわゆる不等ピッチ配列とした のも例示したが、冷陰極管間の間隔が全て じの等ピッチ配列としたものも本発明に含 れる。さらには、等ピッチ配列と不等ピッ 配列とを組み合わせて、例えば光学部材の 央側においては等ピッチ配列であるものの 光学部材の端側においては不等ピッチ配列 なるものも本発明に含まれる。その場合で 、線状支持部は、冷陰極管間の中間位置に 置すればよい。

 (9)上記した各実施形態では、支持部品の 面の色が白色とされた場合を例示したが、 ずしも白色に限らず、例えば乳白色などの の白色系の色に変更することも可能である また、白色系以外の色としても構わない。

 (10)上記した各実施形態では、冷陰極管を 把持する光源把持部を支持部品に設けた場合 を示したが、光源把持部を省略してもよい。

 (11)上記した各実施形態では、拡散板に施 す予反り処理として、拡散板を製造する工程 で基材の片面側を加熱処理した場合を例示し たが、それ以外の方法を用いるようにしても よい。具体的には、次の(12)、(13)のようにす ばよい。

 (12)予反り処理の具体例としては、図18に すように、拡散板48の基材49のうち、液晶パ ネル側の面(冷陰極管側とは反対側の面)にビ ズ50からなる予反り処理層51を形成し、その 予反り処理層51の線膨張係数を、冷陰極管側 配される基材49の線膨張係数よりも小さく 定する。これにより、拡散板48は、冷陰極管 が点灯し、バックライト内部の温度が上昇し たときに確実に冷陰極管側に反るように反り 癖がつけられることになる。この予反り処理 層51は、所定の溶剤に多数のビーズ50を混合 せたものを基材49の表面に塗布または滴下し た後、溶剤を揮発させたり液切りすることで 形成される。なお、上記以外にも、予反り処 理層51を基材49のうち冷陰極管側の面に形成 るとともに、冷陰極管側に配される予反り 理層51の線膨張係数を、基材49の線膨張係数 りも大きく設定してもよい。

 (13)予反り処理の具体例としては、図19に すように、拡散板52の基材53のうち、液晶パ ネル側の面にシート材54からなる予反り処理 55を形成し、その予反り処理層55の線膨張係 数を、基材53の線膨張係数よりも小さく設定 る。これにより、上記(12)と同様の予反り効 果が得られる。予反り処理層55は、合成樹脂 のシート材54を基材53の表面に対して貼り合 わせることで形成され、貼り合わせに際して は、シート材54と基材53との間にアクリル系UV 硬化型粘着剤やアクリル系感圧粘着剤などの 接着層(図示せず)を形成すればよい。なお、 記以外にも、予反り処理層55を基材53のうち 冷陰極管側の面に形成するとともに、冷陰極 管側に配される予反り処理層55の線膨張係数 、基材53の線膨張係数よりも大きく設定し もよい。

 (14)上記した各実施形態では、拡散板に予 反り処理を施した場合を示したが、バックラ イトの設計によっては、予反り処理を施さな くても拡散板が冷陰極管側に反ると予測でき る場合があり、そのような場合は予反り処理 をしない拡散板を用いることができる。それ 以外にも、例えば光学部材を部分的に液晶パ ネル側から押さえることで、拡散板を強制的 に冷陰極管側へ反り変形させるようにした場 合にも、予反り処理しない拡散板を用いるこ とができる。

 (15)上記した各実施形態では、光源として 冷陰極管を例示した場合を例示したが、熱陰 極管や蛍光管など他の種類の線状光源やLEDな どの点状光源を光源としたものについても本 発明は適用可能である。点状光源を用いた具 体例について説明すると次のようになる。す なわち、図20に示すように、シャーシ13の底 にLED47が一方向に延びる直線に沿って多数並 んで配置されるとともに、そのLED47群の側方 置に線状支持部24が設置され、且つその線 支持部24の延び方向がLED47群の並び方向と一 する設定とされる。このようにすれば、線 支持部24によって各LED47から発せられる光を 有効に反射することができ、輝度の均一化に 有効となる。

 (16)上記した各実施形態では、表示パネル として液晶パネルを用いた液晶表示装置を例 示したが、他の種類の表示パネルを用いた表 示装置にも本発明は適用可能である。

 (17)上記した各実施形態では、チューナー を備えたテレビ受信装置を例示したが、チュ ーナーを備えない表示装置にも本発明は適用 可能である。




 
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