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Patent Searching and Data


Title:
LIGHTING DEVICE AND SYSTEM CEILING USING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/120538
Kind Code:
A1
Abstract:
A lighting device includes a ceiling frame having an installation section located at the upper end of the lighting device and used to suspend the lighting device from a building ceiling, a hollow section located below the installation section, and a receiving recess located below the hollow section. The receiving recess is open downward, and a lighting module is installed inside the receiving recess. The lighting module includes light emitting diodes, a reflector for reflecting light emitted from the light emitting diodes, and a lighting housing in which the light emitting diodes and the reflector are installed.

Inventors:
YASUDA TAKAKI (JP)
SHINDO SATOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/054404
Publication Date:
October 09, 2008
Filing Date:
March 11, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHOWA DENKO KK (JP)
YASUDA TAKAKI (JP)
SHINDO SATOSHI (JP)
International Classes:
F21V19/00; E04B9/00; F21S4/00; F21S8/02; F21V3/04; F21V7/00; F21V7/06; F21V21/03; F21Y101/02
Foreign References:
JP2003328494A2003-11-19
JP2005506672A2005-03-03
JP3562602B22004-09-08
Attorney, Agent or Firm:
SHIGA, Masatake et al. (Marunouchi Chiyoda-k, Tokyo 20, JP)
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Claims:
 建物天井へ吊設するための上端部に位置する取付部と、該取付部の下方に位置する中空部と、及び中空部の下方に位置する収納凹部とが設けられた天井フレームを具備する照明装置であって、
 該収納凹部は下方に向けて開口されており、
 前記収納凹部の内部に照明モジュールが組み込まれており、
前記照明モジュールが、複数の発光ダイオードと、該発光ダイオードの出射光を反射させるリフレクタと、これらが取り付けられた照明筐体とを含むことを特徴とする照明装置。
 前記中空部に、前記発光ダイオードに電源を供給するケーブルが配されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
 前記中空部に、さらに、前記発光ダイオードに電源を供給する電源装置が備えられていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
 前記照明モジュールは、前記天井フレームに備えられた収納凹部の内部に着脱可能に組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
 複数の照明装置と、空調ユニット、エアフィルタユニット及び遮蔽パネルの少なくとも一つが設置された、システム天井であって、
 前記照明装置が、建物天井へ吊設するための上端部に位置する取付部と、該取付部の下方に位置する中空部と、及び中空部の下方に位置する収納凹部とが設けられた天井フレームを具備する照明装置であって、
 該収納凹部は下方に向けて開口されており、
 前記収納凹部の内部に照明モジュールが組み込まれており、
 前記照明モジュールが、複数の発光ダイオードと、該発光ダイオードの出射光を反射させるリフレクタと、これらが取り付けられた照明筐体を含み、
 該照明装置の天井フレームに設けられた収納凹部の上面に、前記空調ユニット、エアフィルタユニット及び遮蔽パネルの少なくとも一つの縁部が戴置されて備えられることを特徴とする、システム天井。
 前記中空部に、前記発光ダイオードに電源を供給するケーブルが配されていることを特徴とする請求項5に記載のシステム天井。
 前記中空部に、さらに、前記発光ダイオードに電源を供給する電源装置が備えられていることを特徴とする請求項6に記載のシステム天井。
 前記照明モジュールは、前記天井フレームに備えられた収納凹部の内部に着脱可能に組み込まれていることを特徴とする請求項5項に記載のシステム天井。
 
Description:
照明装置及びそれを用いたシス ム天井

 本発明は、クリーンルーム等の天井に取り けられる照明装置及びそれを用いたシステ 天井に関する。
 本願は、2007年3月13日に、日本に出願された 特願2007-063615号に基づき優先権を主張し、そ 内容をここに援用する。

 従来、精密機器の製造工程や検査工程、あ いは研究機関等において用いられるクリー ルームでは、例えば、図7A~7Cに示されるよ な天井フレーム構造を有する照明装置100が られている。この照明装置100に含まれる天 フレーム101の構成は、その上端の取付部102 建物天井(スラブ)に吊設されており、下方部 分に設けられたメインフレーム103の下面には 、蛍光灯110a等の照明器具110が突出するよう 取り付けられている。また、照明装置100の 井フレーム101の中側に備えられた中空部104 には、照明装置100を建物天井に取り付けた の工程で、配電ケーブル111を配線でき、照 器具110に対して電源を供給できる構成であ 。
 また、一般に上述のような照明装置は、建 天井に取り付けて用いられることから、そ 形状としては、照明装置のビス等による取 付けを可能にするため、図示例の天井フレ ム101に示されるような逆T字状の筐体が用い られている。

 図7A~Cに示されるような照明装置100は、建 物天井に対し、例えば、梁状の支持体と複数 の照明装置を組み合わせることで格子状に取 り付けるなど、複数を組み合わせて用いるこ とができる。そして、図示略の空調システム やHEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)ユニッ ト、又は遮蔽パネル等を、格子状に組み合わ された照明装置100と梁状支持体の間に嵌め込 まれるようにして配置し、クリーンルーム等 の室内において使用されるシステム天井を構 成することができる。このとき、上記空調シ ステムなどの縁部は、メインフレーム103の上 面103aに載置される。

 しかしながら、図7A~Cで示されるような従来 のクリーンルームで用いられる照明装置100は 、照明器具110がメインフレーム103の下方に突 出して取り付けられた構成であったので、室 内の有効階高が低くなるという問題があった 。その結果、例えば空間に限りのあるクリー ンルーム等に設置した場合、スペース効率が 低下するとともに、クリーンルーム内で行な われる各種作業の際に、蛍光灯110aに使用者 体や器具が接触して蛍光灯110aを破損する虞 あった。
 また、従来の照明装置を用いてクリーンル ム等の内部で所定の有効階高を確保する場 には、建物天井の高さを照明器具110の突出 法分だけ嵩上げして施工する必要が生じ、 設コストが上昇するという問題があった。 らに、建物天井を高く嵩上げした場合、ク ーンルーム内において無駄なスペースが生 、余分な空気を循環、空調及び清浄化する とにより、ランニングコストが上昇すると う問題があった。

 上述のような、従来の照明装置並びにシ テム天井の問題点を解消するため、新たな 明装置並びにシステム天井が提案されてい 。具体的には、天井フレームのメインフレ ムに照明器具が収納できる収納凹部が設け れ、この収納凹部に反射傘と蛍光灯とを備 た照明器具を組み込まれ、さらに、メイン レームに空気導入孔を形成して前記反射傘 空気を通過させることが可能である照明装 並びにシステム天井が提案されている。(例 えば、特許文献1)。

 特許文献1に記載の、天井フレーム構造を 備えた照明装置によれば、上述のように天井 フレームの内部に照明器具が収納されている ので、クリーンルーム内のスペース効率を低 下させることがない。また、建物天井を嵩上 げして施工する必要が無いので、建設コスト やランニングコストが上昇することが無い。 また、空気導入孔を設け、この空気導入孔か ら内部に空気を導入する構成により、蛍光灯 菅上に塵埃が体積するのを防止できると開示 されている。

 しかしながら、特許文献1に記載されたよう な照明装置には次のような問題がある。具体 例を挙げれば、前述の照明装置を設置する場 合、建物天井の施工後に該建物天井から吊設 されている天井フレームに対して、建物天井 裏側から垂れ下げられて供給される配電ケー ブルを電気工事士がフレーム毎に取り付ける ことが必要である。これは大きな手間を要す る。さらに具体例を挙げれば、前記配電ケー ブルを各天井フレームに給電配線として設け ながら、その先端被覆を剥離させて剥き線と し、各蛍光灯具の端子台に接続するとともに 、蛍光灯を1本ずつ設置する作業を行う事が 要であるため、工期短縮を図るのが困難で った。
 また、クリーンルームでは、施工設置後の 光灯交換作業を、照明使用時間によって異 るものの、概ね2年単位で実施することが必 要である。しかしながら特許文献1に記載さ た天井フレームは、狭い天井フレーム内に 光灯を組み込んだ構成であるため、蛍光灯 換の際の作業性が低く、メンテナンスの際 手間と費用が増大するという問題があった

 また、特許文献1に記載の天井フレームは、 上述のような空気導入孔が設けられた構成の ため、上述した蛍光灯菅上に塵埃が堆積する ことが抑制できる一方、大量の塵埃がメイン フレーム内に入り込む虞があり、蛍光灯及び 電源装置等に悪影響を与えてしまう可能があ るという問題があった。

特許第3562602号公報

 本発明は上記問題に鑑みてなされたもの あり、スペース効率に優れるとともに、設 のための工事期間も短く、また、メンテナ スが容易であり、さらに耐塵埃性に優れ、 つ建築コスト及びランニングコストの低減 実現できる、照明装置及びそれを用いたシ テム天井を提供することを目的とする。

 本発明者等は、上記問題を解決するため 鋭意検討した結果、以下に示す発明を完成 るに至った。

 本発明の第一の態様は、
 建物天井へ吊設するための上端部に位置す 取付部と、該取付部の下方に位置する中空 と、及び中空部の下方に位置する収納凹部 、が設けられた天井フレームを具備する照 装置であって、
 該収納凹部は下方に向けて開口されており
 前記収納凹部の内部には照明モジュールが み込まれており、
 前記照明モジュールが、複数の発光ダイオ ドと、該発光ダイオードの出射光を反射さ るリフレクタと、これらが取り付けられた 明筐体とを含む、
ことを特徴とする照明装置である。
 本発明の第二の態様は、
 複数の照明装置と、空調ユニット、エアフ ルタユニット及び遮蔽パネルの少なくとも つが設置された、システム天井であって、
 前記照明装置が、建物天井へ吊設するため 上端部に位置する取付部と、該取付部の下 に位置する中空部と、及び中空部の下方に 置する収納凹部とが設けられた天井フレー を具備する照明装置であって、
 該収納凹部は下方に向けて開口されており
 前記収納凹部の内部に照明モジュールが組 込まれており、
 前記照明モジュールが、複数の発光ダイオ ドと、該発光ダイオードの出射光を反射さ るリフレクタと、これらが取り付けられた 明筐体と、を含み、
 該照明装置の天井フレームに設けられた収 凹部の上面に、前記空調ユニット、エアフ ルタユニット及び遮蔽パネルの少なくとも つが、その縁部が戴置されて備えられるこ 、を特徴とするシステム天井である。
 上記中空部には、前記発光ダイオードに電 を供給する配電ケーブルが配されているこ が好ましい。
 前記中空部には、前記発光ダイオードに電 を供給する電源装置が備えられていること 好ましい。
前記照明モジュールは、前記天井フレームに 備えられた収納凹部の内部に着脱可能に組み 込まれていることが好ましい。

 本発明の照明装置及びそれを用いたシス ム天井は、天井フレームに、照明モジュー を収納する収納凹部を設けて、該収納凹部 照明モジュールを組み込んだ構成である。 ってクリーンルーム等の設置場所において 容易に照明装置並びにシステム天井の組み け作業を行うことができ、かつ短い工事期 で設置することが可能である。また、照明 ジュールが設置場所に突出することが無い で、設置場所のスペースを有効に使用する とが可能となる。

 また、複数の発光ダイオード並びにリフレ タが備えられた照明モジュールとすること より、蛍光灯等の発光体を使用した照明に べて長寿命となる。よって、設置場所にお る交換作業等の頻度を低減することができ 。また、照明モジュールの交換の必要が生 た場合でも、複数の発光ダイオードが備え れた照明モジュールをワンタッチで容易に 着できるので、安全且つ容易に交換作業を うことが可能となる。また、照明モジュー が外部に露出しない構成なので、発光手段 ある発光ダイオードに使用者の体や器具が 触することが無く、照明モジュールの破損 を防止することができるとともに、照明モ ュールに塵埃等が堆積するのを防止するこ ができる。
 従って、スペース効率及び設置工事時の作 性に優れるとともに、メンテナンス並びに 塵埃性に優れ、建築コスト及びランニング ストの低減が実現できる照明装置及びそれ 用いたシステム天井が得られる。

本発明に係る照明装置の構造の一例を 式的に示す断面図である。 本発明に係る照明装置に使用される照 明モジュールの一例を示す模式全体平面図で ある。 図2Aで示された照明モジュールの、A-A での断面図である。 本発明に係る照明装置の照明モジュー ルの一例を示す模式部分平面図である。 図3Aで表される照明モジュールの、B-B での部分断面図である。 本発明に係る照明装置の照明モジュー の取付形態の一例を示す模式断面図である 本発明に係る照明装置の照明モジュー の取付形態の一例を示す模式断面図である クリーンルームの天井として取り付け れた状態の本発明に係るシステム天井の一 を示す模式概略図である。 従来の照明装置を説明する概略図であ る。 従来の照明装置を説明する概略断面図 である。 従来の照明装置を説明する概略部分拡 大図である。

符号の説明

1  照明装置
2  天井フレーム
3  取付部
4  中空部
5  メインフレーム
5a  上面
6、70、80  照明モジュール
7  ケーブル
8  電源装置
10  システム天井
11  建物天井
20  空調ユニット
30  エアフィルタユニット
40  遮蔽パネル 
51、90、91  収納凹部
61、71、81  照明筐体
62  発光ダイオード
63  リフレクタ
63c  リフレクタ孔

 本発明は新規な優れた照明装置を提供する のである。上端に前記上階スラブへの取付 が設けられるとともに、該取付部の下方が 空部とされた天井フレームを具備し、該天 フレームは、前記中空部の下方に収納凹部 設けられているとともに、該収納凹部が下 に向けて開口されており、前記収納凹部の 部に、発光ダイオードと、該発光ダイオー の出射光を反射させるリフレクタと、これ 発光ダイオード及びリフレクタが複数取り けられる照明筐体とからなる照明モジュー が組み込まれてなることを特徴とする照明 置が提供される。
 さらに本発明は新規なシステム天井を提供 るものである。上記の照明装置が複数備え れているとともに、該照明装置の天井フレ ムに設けられた収納凹部の上面に、空調ユ ット、エアフィルタユニット又は遮蔽パネ の少なくとも何れかが、各々の縁部が戴置 れるように備えられてなるシステム天井が 供される。

 以下に、本発明に係る照明装置及びそれを いたシステム天井の一実施形態について、 1~6を適宜参照しながら説明する。本発明は れら例のみに限定されるものではなく、請 項の開示を逸脱しない範囲で、変更、省略 追加さらには互いに組み合わせても良く、 らに装置や部材の数や形状を変えても良い のである。
 本発明に係る照明装置は、例えば、クリー ルーム等において建物天井に吊設されて用 られることができ、この照明装置を複数組 合わせ、さらに支持梁等と組み合わせるこ により、例えば格子状に形成された状態と たうえで(図6参照)空調ユニット、エアフィ タユニット又は遮蔽パネル等を組み付ける とにより、本発明に係るシステム天井が得 れるものである。

(照明装置)
 本実施形態の照明装置1は、図1の断面図に されるように、上端に建物天井へ吊設する めの取付部3が設けられるとともに、取付部3 の下方に中空部4が設けられた、天井フレー 2を具備する。該天井フレーム2には、前記中 空部4の下方にさらに収納凹部51が設けられて おり、収納凹部51は下方に向けて開口されて る。収納凹部51の内部には、発光ダイオー 62と、該発光ダイオード62の出射光を反射さ るリフレクタ63と、これら発光ダイオード62 及びリフレクタ63が複数取り付けられる照明 体61と、からなる照明モジュール6が組み込 れている。照明装置1はこのように概略構成 されている。

 本実施形態の照明装置1では、筐体となる 天井フレーム2の構成が、取付部3と中空部4と メインフレーム5とが一体化した構成である 天井フレーム2は、例えば、アルミニウム合 材料等を押し出し成形することによって、 コストに得ることができる。

 取付部3は、図1に示す例において天井フレ ム2の上端に設けられる。取付部3は、照明装 置1をクリーンルーム等の建物天井に吊設す 際に、ボルト等を用いて天井に固定される とにより、照明装置1全体を懸吊状態に支持 るものである。なお固定される方法は必要 応じて選択してよい。
 図示例の取付部3は、図示略のボルトによっ て建物天井に懸吊できるように、スリット3a 設けられた構成である。取付部の構成はこ には限定されず、適宜必要に応じて設計し 用いることが可能である。

 中空部4は、上述の取付部3の下方に設けら ており、外枠41によって中空の内部空間4aが 成されてなる。
 この内部空間4aは、後述する発光ダイオー に電流を供給するためのケーブル7や電源装 8等を配する空間として用いることができ、 このような配置の場合には安全であり且つ美 麗な配線構成が可能になる。

 収納凹部51は、天井フレーム2の下部に配さ たメインフレーム5によって形成される。下 向きに開口する凹部であり、図1に示される うに開口部51aが下方に向けて開口するよう 構成されている。
 収納凹部51は、その内部空間に照明モジュ ル6が組み込まれる。図1に示す例では、コの 字型の照明筐体61を含む照明モジュール6が、 弾性部材68aを有するねじ込みノブ68により、 インフレーム5に設けられた係止部58に対し 、ワンタッチで着脱可能な構成として取り けられている。この際、照明モジュール6は 、開口部51aから収納されて固定される。
 また、本例の収納凹部51には、開口部51aを う為の、内部の照明モジュール6からの出射 が外部に透過可能である透明カバー52aが備 られた蓋部52が取り付けられている。図示 の蓋部52は、開口部51aに対し、爪部52bが収納 凹部51内の内縁部51bに係止する片側引っ掛け 造とされており、さらに皿ねじ57によって じ止めされ、固定されるよう構成されてい 。

 照明モジュール6の一例を、図2A及び2Bに示 。本例では、照明モジュールは、複数の発 ダイオード62と、該発光ダイオード62の周囲 取り囲むように形成されている発光ダイオ ドの反射光を反射させるリフレクタ63とが 照明筐体61に取り付けられる構成である。
 また、照明モジュール6は、全体を平面視す るにおいて長方形状であるリフレクタ63に、 数の発ダイオード62が取り付けられている 装基板64が組みつけられ、これらが照明筐体 61内に配置された構成となっている。また、 示例では、各発光ダイオード62が組み合わ れる事になるリフレクタ孔63cが、等間隔を いて一直線上に配置されている。なおこれ リフレクタ孔やリフレクタ等は、その形状 び数等の条件を必要に応じて変更して良い 例えばリフレクタは照明筐体内に単数で又 2個や4個など複数で存在して良いし、照明筐 体自身が複数存在してもよい。

 照明筐体61は、発光ダイオード62が取り付け られた実装基板64及びリフレクタ63が取り付 られる筐体である。本実施形態の照明筐体61 は、図1に示す例では、金属板が折り曲げら 、コの字状に形成されている。照明筐体の 状や素材は特に問題の無い限り必要に応じ 選択できる。
 照明筐体61の上面61a側には、上述した弾性 材68aを有するねじ込みノブ68が設けられてい る。

 発光ダイオード62としては、例えば、従 公知のLEDチップを何ら制限無く用いること できる。図2A及び2Bに示す例では、発光ダイ ード62が蛍光体含有透明樹脂体60(蛍光体含 透明樹脂)に被覆された状態で、実装基板64 のチップ実装部に実装されている。後述さ る複数のリフレクタ孔63cを具備するリフレ タ63と発光ダイオード62が組み合わされるこ により、発光ダイオード62の各々の出射光 反射され、光が一定方向へ向けて照射され 構成となっている。発光ダイオード62が取り 付けられる実装基板64としては、従来公知の リント基板等を何ら制限無く用いることが きる。

 また、図3A及び3Bの部分拡大図に示すよう に、本実施形態の照明モジュール6は、一つ リフレクタ孔63c内に3個の発光ダイオード62 組み合わされた3チップ構成となっている。 れら発光ダイオード62は蛍光体含有透明樹 体60に被覆された状態である。図示例では、 アルミニウムからなる基板本体64aと、該基板 本体64a上に積層された絶縁層64bと、該絶縁層 64b上に形成されたCu等の導体からなる配線パ ーン64cとからなる実装基板64上に、1箇所の フレクタ孔63c内につき3個の発光ダイオード 62が組み合わせられて配置されている。配線 ターン64cは、一対の取出電極パターン64eと 取出電極パターン64eの一端側から実装基板6 4のほぼ中央に向かって延在する、合わせて6 の端子電極パターン64fとから構成されてい 。各端子電極パターン64fは、3本ずつが取出 電極パターン64eと3つの発光ダイオード62とに それぞれ接続されており、これにより、各発 光ダイオード62は相互に並列に接続されてい 。

 また、本実施形態では、図3A及び3Bに示され るように、3個の発光ダイオード62は、実装基 板64に設けられたチップ実装部のほぼ中央に 装されている。
 本例の発光ダイオード62は、その詳細な図 は省略するが、フェイスアップ構造を有し いる。すなわち発光ダイオード62の正電極及 び負電極はそれぞれ実装基板64に接する面と 反対側の面、すなわち開口部方向、に向け れている。そして、図示略のワイヤボンデ ングによって、正電極及び負電極と端子電 パターン64fとが、電気的に接続されている 発光ダイオード62の種類やサイズは特に限 されないが、0.1mm~30mm角の大きさが好ましい

 発光ダイオード62は、上述したように、 ールド成型された蛍光体含有透明樹脂体60に よって完全に被覆されており、発光ダイオー ド62から出射された光は全て蛍光体含有透明 脂体60に入射するように構成されている。 のような構成により、ダイオードと樹脂体 必要に応じて組み合わせ、目的とする効果 得ることもできる。例えば、発光ダイオー 62として青色発光ダイオードを用い、蛍光体 含有透明樹脂に含まれる蛍光体として黄色蛍 光体を用いることで、白色光を出射すること ができる。

 リフレクタ63は、図2A及び2B、及び図3A及 3Bに示されるように、例えばアルミニウムま たはアルミニウム合金からなるリフレクタ本 体63aに、放物面に形成された反射面63bからな るリフレクタ孔63cが設けられるように概略構 成されている。また、本実施形態のリフレク タ63は、図2A及び2Bに例示する概略図のように 、複数のリフレクタ孔63cが、実装基板64上に り付けられた複数の発光ダイオード62の数 び位置に合わせて一列に配列されており、 体形状が平面視で略長方形状である。

 リフレクタ本体63aは、リフレクタ本体63a 一面63dが実装基板64側に向けられるととも 、他面63eが実装基板64側とは反対側に向けら れた状態で、実装基板64上に載置されている リフレクタ本体63aには、一面63dと他面63eと 間を貫通する、上記リフレクタ孔63cが形成 れている。このリフレクタ孔63cを形成する 面が上記反射面63bである。また、リフレク 本体63aを実装基板64に載置することによっ 、実装基板64のチップ実装部上に設けられた 発光ダイオード62はリフレクタ孔63cの内部に 置され、これにより発光ダイオード62が反 面63bによって囲まれた状態になる。

 上述のようなリフレクタ63は、発光ダイオ ド62及び実装基板64が取り付けられた状態の 明筐体61に対し、図示略のねじ止め手段や 止爪による係合手段等によって、取り付け れるように構成される。
 なお、図3Aに例示するリフレクタ63は、リフ レクタ孔63cの平面視形状が僅かに長円である が、平面視形状が真円状のリフレクタ孔とし てもよい。本発明においてリフレクタの形状 や大きさは何ら限定されるものではない。

 本実施形態の照明装置1に用いられる、上述 のような照明モジュール6は、例えば、以下 詳述するような仕様で構成することができ 。
 例えば、リフレクタ63は、図2A及び2Bに示す 略図のような構成において、放物面からな リフレクタ穴63cが、16mmピッチで2行×15列で 列された、240mm×32mmの長方形状のリフレク 63を、1単位として使用することができる。 して、上記リフレクタ63と、該リフレクタ63 合わせた寸法形状であって、且つ複数の発 ダイオード62が取り付けられた実装基板64と が、一対として使用される。ここで、リフレ クタ63と実装基板64の位置決めは、上記リフ クタ穴63cに合わせて、発光ダイオード62を各 リフレクタ穴に配し、穴の中心軸と発光ダイ オード62の中心軸(図示例においては発光ダイ オード62が被覆される蛍光体含有透明樹脂体6 0の中心軸)とを合致する様に行なわれる。
 また、リフレクタ63は必要に応じて素材や 状及び数を選択してよいが、例えばポリカ ボネイト材料をインジェクション成型する とによって得ることができ、さらにリフレ タ穴63c内の表面にアルミニウムの蒸着を施 ことにより、鏡面反射できる構成とするこ ができる。

 また、発光ダイオード62としては、必要に じて種類やサイズ、形状などを選択してよ 。例えば、0.35mm角×高さ80μmの青色LEDチップ らなる発光ダイオードを用いることができ 。そして、図3A及び3Bに示されるように、こ のような発光ダイオード62が3個実装された状 態で、黄色発光する蛍光体が透明樹脂に含有 されてなる蛍光体含有透明樹脂体60で発光ダ オード62を封止することにより、白色発光 能な構成とすることができる。また、本例 用いられる発光ダイオード62は、例えば、20m Aの駆動電流を印加した際、1個あたり10mWの発 光出力を発生するものを用いることができる 。
 さらに、本実施形態では、LEDチップからな 発光ダイオード62に代わり、白色LEDパッケ ジ等を用いた構成とすることもできる。
 上述のような発光ダイオード62が実装され 実装基板64には、後述のケーブル7が接続さ てもよい。このケーブル7により、照明モジ ール6が、天井フレーム2の中空部4内に設置 れ得る後述の電源装置8に配線接続される構 成とすることができる。
 以上のように構成された照明モジュール6は 、収納凹部51内に、ワンタッチで脱着するこ が可能である。

 ケーブル7(図示略)は、実装基板64に備えら た外部端子64g(図示略)に接続されることによ って発光ダイオード62に駆動電流を供給する 電ケーブルであり、従来公知の配電用のケ ブルを用いて構成されることができる。
 ケーブル7は、収納凹部51に備えられた図示 の孔部に挿通されることにより、中空部4内 に導入されることができ、後述の電源装置8 ら出力されるLED用駆動電流を、実装基板64( 光ダイオード62)に供給する。

 電源装置8(図示略)は、中空部4内に備えられ 、建物天井から導出して設けられる商用電源 ケーブルからの供給電源を所定の電圧電流に 変換し、定電圧並びに定電流として、発光ダ イオード62に供給する。
 電源装置8としては、発光ダイオードに安定 した駆動電流を供給できるものであればよく 、従来公知の電源装置を用いることができる 。

 本実施形態の照明装置1では、天井フレー ム2内に設けられた収納凹部51内に、上述した 構成の照明モジュール6が収納され、また、 空部4内に、ケーブル7及び電源装置8が配さ る。このように組み付けられた状態で、例 ば、クリーンルーム等の設置場所に搬入さ る。建物天井に対し、ユニット型の照明装 1を取り付ける施工方法となるので、工事中 面倒な配線作業等を行う必要が無く、短期 で効率的に工事を行なうことができる。

 なお、本実施形態の照明装置1では、弾性部 材68aを有するねじ込みノブ68の、メインフレ ム5に設けられた係止部58に対する係合を用 て、照明モジュール6の収納凹部51内への取 並びに固定を行なう構成としているが、本 明に係る照明装置はこれには限定されない
 例えば、図4に示す例のように係合する構成 としても良い。具体的には、コの字形状の照 明筐体71の先端部71aを筒状に折り返して曲げ 形状とし、照明モジュール70を収納凹部90内 に収納した際、前記先端部71aが弾性変形によ って収納凹部90内に設けられた係止部90aに入 込んで係合が行なわれる。

 また、図5に示す例のように係合する構成 としても良い。具体的には、コの字形状の照 明筐体81の側壁81aに、図示略のばね手段等に って付勢され、水平方向に可動とされた係 突起81bを設ける。照明モジュール80を収納 部91内に収納した際、前記係合突起81bが収納 凹部91内に設けられた係止部91aに入り込んで 合が行なわれる。

 また、図1に示す例の照明装置1では、収納 部51の開口部51aを覆う蓋部52の取付構造を、 部52bが収納凹部51内の内縁部51bに係止する 側引っ掛け構造とし、さらに皿ねじ57によっ てねじ止め固定される構成としている。しか しながら本発明の構造はこれに限定されず、 必要に応じて変更できる。
 例えば、図4に示す例のように、収納凹部90 開口部90bを覆う蓋部92が取り付けられ、さ に該蓋部92に備えられた爪部92aが収納凹部90 係止部90cに係止する両側係止構造としても い。
 また、図5に示す例のように、収納凹部91の 口部91bを覆う蓋部93が取り付けられ、さら 該蓋部93に備えられた側部93aが照明筐体81の 壁81aに対して嵌め込まれるように取り付け れた構造としても良い。

 以上説明したように、本実施形態の照明 置は、天井フレーム2に、照明モジュール6 収納する収納凹部51を設け、該収納凹部51に 明モジュール6を組み込んだ構成である。よ ってクリーンルーム等の、照明装置1の設置 所において、容易に照明装置の組み付け作 を行うことができ、短い工事期間で設置す ことが可能である。また、照明モジュール 設置場所に突出することが無いので、設置 所、例えばクリーンルーム等のスペースを 効に使用することが可能となる。

 また、複数の発光ダイオード62並びにリフ クタ(リフレクタ穴63c)が備えられた照明モジ ュール6とすることにより、蛍光灯等の発光 を使用した照明に比べて長寿命となる。よ て設置場所における交換作業等の頻度を低 することが可能となる。また、照明モジュ ル6の交換の必要が生じた場合でも、複数の 光ダイオード62が備えられた照明モジュー 6をワンタッチで容易に脱着できるので、安 且つ容易に交換作業を行うことが可能とな 。
 また、照明モジュール6が照明装置1の外部 露出しない構成なので、発光手段である発 ダイオード62に使用者の体や器具が接触する ことが無い。このため、照明モジュールの破 損等を防止することができるとともに、照明 モジュール6に塵埃等が堆積するのを防止す ことができる。
 従って、スペース効率及び設置工事時の作 性に優れるとともに、メンテナンス並びに 塵埃性に優れ、建築コスト及びランニング ストの低減が実現できる照明装置が得られ 。

(システム天井)
 本実施形態のシステム天井10には、上述し 本発明に係る照明装置が用いられる。図6に すように、システム天井10には上記照明装 1が複数備えられている。さらに該照明装置1 の天井フレーム2に設けられた収納凹部51の上 面5aには、空調ユニット20、エアフィルタユ ット30又は遮蔽パネル40の少なくとも何れか 、それぞれの縁部が上面5aに戴置されるよ に備えられて、概略構成される。また、図6 は、上述した空調ユニット20、エアフィル ユニット30及び遮蔽パネル40の全てが備えら た構成とされている。空調ユニット、エア ィルタユニット及び遮蔽パネルの数や位置 び種類などは必要に応じて選択される。

 図6に示すシステム天井10は、建物天井(上 階スラブ)11に、上記照明装置1が、吊りボル 12及び懸吊具15並びに天井吊りボルト14を介 て取り付けられている。図示例では上方か 見て長方形状である照明装置1が平行に縦列 るように配して取り付けられている。さら 前記縦列した照明装置1の端には、別の照明 装置1が直行するように配置されている。ま 、前記縦列した長方形状の照明装置1の間に 、長方形状の支持梁13が、縦列した照明装 1と直交する方向で図示略のねじ止め手段に って複数取り付けられている。このように て図示例のような格子状の梁が形成されて る。照明装置1の長さや幅は必要に応じて選 択される。

 上述の照明装置1と支持梁13とで形成され 格子領域には、空調ユニット20及びエアフ ルタユニット30並びに遮蔽パネル40が適宜配 され組み付けられる。このとき、上記空調 ニット20、エアフィルタユニット30及び遮蔽 パネル40は、各々の周縁部が照明装置1のメイ ンフレーム上面5aに載置されることによって 建物天井11の下方に支持される。

 照明装置1には、発光ダイオード62に駆動 流を供給するケーブル7及び電源装置8を中 部4内に予め収納することができる。よって 建物天井11に吊設した状態で複雑な配線作 を行う必要が無く、工事が容易となり、ま 、作業条件が向上するとともに工期の大幅 短縮が可能となる。また、照明モジュール6 天井フレーム2の収納凹部51内に収納された 成であるので、設置場所の空間に照明モジ ール(照明手段)が突出することが無く、例 ば、建物天井11の高さ変更等、設計や施工上 の変更が生じることが無く、また、設置場所 のスペースを犠牲にすることが無い。

 なお、図6に例示する本実施形態のシステム 天井10では、上述のように、建物天井11に、 明装置1が、吊りボルト12及び懸吊具15並びに 天井吊りボルト14を介して取り付けられた構 であるが、本発明はこれに限定されない。 えば、懸吊具15並びに天井吊りボルト14を介 さずに、吊りボルト12が建物天井11に取り付 られた構成としても良いし、又は、照明装 1の取付部3が建物天井11に直付けされた構成 することもできる。
 また、図示例のシステム天井10では、照明 置1と直交するように支持梁13が複数取り付 られ、格子状の梁が形成された構成として るが、例えば、支持梁13を使用せず、格子を 形成する全ての梁を照明装置1で構成するこ も可能である。

 上述したような本実施形態のシステム天 10は、本発明に係る、天井フレームに設け れた収納凹部に照明モジュールが収納され なる照明装置を用いて構成されるシステム 井なので、照明装置1と同様の効果が得られ 。例えば、本実施形態のシステム天井10を リーンルーム等の天井として設置した場合 設置場所において、容易に照明装置1や空調 ニット20、エアフィルタユニット30や遮蔽パ ネル40等の組み付け工事を行なうことができ 短い工事期間で設置することが可能となる また、照明モジュールが設置場所であるク ーンルーム内に突出することが無いので、 置場所のスペースを有効に使用することが 能となる。

 また、システム天井10に備えられる照明装 1は、上述したように、複数の発光ダイオー 62並びにリフレクタ63(リフレクタ孔63c)を具 した照明モジュール6を用いたものである。 よって長寿命の照明となり、交換作業等の頻 度を低減でき、また、照明モジュール6をワ タッチで容易且つ安全に脱着できる。
 従って、スペース効率及び設置工事時の作 性に優れるとともに、メンテナンス並びに 塵埃性に優れ、建築コスト及びランニング ストの低減が実現できるシステム天井10が られる。

 なお、本実施形態のシステム天井10は、 リーンルームに設置する例を基本に説明し いるが、本発明に係る照明装置及びシステ 天井は、これに限らず、例えば、各種検査 関や食品工場、又は倉庫等、各種建物空間 おいて何ら制限無く使用することが可能で る。この場合にも、上述と同様の効果が得 れることは言うまでも無い。

 スペース効率に優れるとともに、設置のた の工事期間が短く、また、メンテナンスが 易であり、さらに耐塵埃性に優れ、建築コ ト及びランニングコストの低減が実現でき 照明装置及びそれを用いたシステム天井を 供する。