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Patent Searching and Data


Title:
LINE DRAWING-OUT DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/016868
Kind Code:
A1
Abstract:
A line storage body (8) provided in an envelope (2) so stores a fishing line (10) as to be capable of drawing the line to the outside through a line passing hole (6) formed in the envelope (2). A cylinder (12) is so provided in the envelope (2) as to surround the line-passing hole (6). The fishing line (10) in the line storage body (8) passes through the inside of the cylinder, and is drawn out from the line-passing hole (6). The diameter of the cylinder (12) is sufficiently larger than that of the fishing line (10).

Inventors:
KIMURA FUJITA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058642
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
May 09, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KIMURA FUJITA (JP)
International Classes:
A01K97/06; B65H49/08
Foreign References:
JP3899117B12007-03-28
Attorney, Agent or Firm:
KIMURA, Masatoshi (7th FloorShin-crescent Building,72 Kyomachi, Chuo-ku,Kobe-sh, Hyogo 34, JP)
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Claims:
 内外に貫通する糸通過孔を適所に有する外囲器と、
 この外囲器内に設けられ、前記糸通過孔から前記外囲器の外部に引き出し可能な糸を収容している糸収容体と、
 前記外囲器内に、前記糸通過孔を包囲するように設けられ、その内部を前記糸収容体の前記糸が通って前記糸通過孔から導出されている筒状体とを、
具備し、前記筒状体は、前記糸よりも充分に大きい幅を有する
糸繰り出し装置。
 請求項1記載の糸繰り出し装置において、前記筒状体は、前記糸通過孔が形成されている前記外囲器の壁部に一端部が接し、他端部が、仕切りによって被われており、前記仕切りは前記糸の通過を可能としている糸繰り出し装置。
 請求項1記載の糸繰り出し装置において、前記外囲器の外部に設けられ、前記糸通過孔から導出された糸を前記糸通過孔から更に導出するか前記糸通過孔から前記外囲器内に送り込む導出送り込み手段を有する糸繰り出し装置。
 請求項1記載の糸繰り出し装置において、前記外囲器の外部に設けられ、前記糸通過孔から導出された糸を前記糸通過孔から更に導出するか前記糸通過孔から前記外囲器内に送り込む導出送り込み手段を有する糸繰り出し装置。
 請求項4記載の糸繰り出し装置において、前記糸が釣り糸であって、前記外囲器が釣り竿の基部に設けられている糸繰り出し装置。
 請求項1記載の糸繰り出し装置において、前記外囲器は、分解可能に構成され、分解状態において前記糸収容体を取り出し可能に設けられた糸繰り出し装置。
 内外に貫通する糸通過孔を適所に有する外囲器と、
 この外囲器内に設けられ、前記糸通過孔から前記外囲器の外部に引き出し可能な糸を収容している糸収容体と、
 前記外囲器内に、前記糸通過孔を包囲するように設けられ、前記糸収容体からの前記糸が内部を通って前記糸通過孔から外部に導出される部屋とを、
具備する糸繰り出し装置。
 請求項7記載の糸繰り出し装置において、前記外囲器の外部に設けられ、前記糸通過孔から導出された糸を前記糸通過孔から更に導出するか前記糸通過孔から前記外囲器内に送り込む導出送り込み手段を有する糸繰り出し装置。
 請求項8記載の糸繰り出し装置において、前記糸が釣り糸であって、前記外囲器が釣り竿の基部に設けられている糸繰り出し装置。
 請求項7記載の糸繰り出し装置において、前記外囲器は、分解可能に構成され、分解状態において前記糸収容体を取り出し可能に設けられた糸繰り出し装置。
Description:
糸繰り出し装置

 本発明は、例えば釣り糸のような糸を収 した外囲器から、この糸を繰り出す糸繰り し装置に関する。

 従来、上記の糸繰り出し装置としては、 えば特許文献1に開示されたものがある。こ の糸繰り出し装置では、糸巻きが、上部を開 放した直方体状の中箱内に収容され、この中 箱が、両端を開放した中空の直方体状の外箱 内に収容されている。前記外箱の一方の開放 端部に相当する位置の中箱に設けた貫通孔か ら外部に引き出されている。

日本特許第3899117号明細書

 特許文献1の技術によれば、糸巻きの構成 により、糸に巻き癖がつかず、容易に糸を引 き出すことができるが、必要以上に引き出し てしまった糸を再度中箱内に貫通孔を介して 戻そうとした場合、中箱内で糸がもつれると いう問題点があった。

 本発明は、引き出された糸を戻しても、 がもつれない糸繰り出し装置を提供するこ を目的とする。

 本発明の一態様の糸繰り出し装置は、外 器を有している。外囲器は、例えば合成樹 や紙等の任意の材料によって構成され、直 体状、円板状等の任意の形状とすることが きる。この外囲器の適所に内外に貫通する 通過孔が設けられている。この外囲器内に 収容体が設けられている。糸収容体は、前 糸通過孔から前記外囲器の外部に引き出し 能な糸を収容している。糸収容体としては 種々のものを使用することができ、例えば 述した日本特許第3899117号に開示されている 糸巻きを使用することができるし、或いは、 一般に使用されている両端にフランジを有す る短円筒に糸を巻いた糸巻きを使用すること もできる。前記外囲器内に、筒状体が設けら れている。この筒状体は、前記糸通過孔を包 囲するように設けられ、その内部を前記糸収 容体の前記糸が通って前記糸通過孔から導出 されている。筒状体は、円筒状とすることも できるし、角筒状とすることもできる。筒状 体は、前記糸の径よりも充分に大きい幅を有 している。

 このように構成された糸繰り出し装置で 、糸収容体から糸通過孔を介して外囲器の 部に引きされた糸を、糸通過孔を介して再 外囲器内に戻すと、糸は筒状体内に収容さ 、糸収容体側まで戻らない。従って、糸が 収容体付近の糸と絡み合うことがなく、糸 もつれることがない。

 前記筒状体は、前記糸通過孔が形成され いる前記外囲器の壁部に、一端部が接する うに設けることができる。この場合、筒状 の他端部が、仕切りによって被われており 仕切りは前記糸の通過を可能としている。 えば、筒状体の他端部を被う壁によって仕 りを構成し、これに糸の通過孔を設けるこ もできるし、或いは網状体を仕切りとして 用することもできる。

 このように構成すると、糸通過孔から外 器内に戻された糸は、確実に筒状体内のみ 収容されるので、より確実に糸収容体付近 糸と絡み合うことを防止できる。

 本発明の他の態様の糸繰り出し装置は、 記の態様と同様に外囲器と、糸収容体を有 ている。外囲器内に、糸通過孔を包囲する うに部屋が設けられ、糸収容体からの糸が 部を通って記糸通過孔から外部に導出され いる。

 このように構成した場合も、糸通過孔か 外囲器内に戻された糸は、確実に部屋内の に収容され、糸収容体付近に戻ることはな 、より確実に糸収容体付近の糸と絡み合う とを防止できる。

 上述した2つの態様の外囲器において、外 囲器の外部に、糸通過孔から導出された糸を 前記糸通過孔から更に導出するか、または前 記糸通過孔から前記外囲器内に送り込む導出 送り込み手段を設けることができる。この手 段は、電動とすることもできるし、手動とす ることもできる。この手段を設けることによ って、糸の繰り出しや送り込みを容易に行う ことができる。

 このような手段を設けた糸繰り出し装置 おいて、前記糸を釣り糸とすることができ 。この場合、外囲器が釣り竿の基部に設け れている。このように構成することによっ 、簡単に釣りを行うことが可能となる。

 上述した2つの態様において、前記外囲器 は、分解可能に構成することができる。例え ば、外囲器が直方体状の場合、その長さ方向 に沿って分割形成し、それら分割形成部材の 一端部を蝶番で結合することができる。この ような分解状態において糸収容体を取り出し 可能に設けてある。このように構成すること によって、糸収容体の糸が無くなった場合の 糸収容体の交換が容易に行える。

図1は、本発明の第1の実施形態の糸繰 出し装置の斜視図である。 図2は、図1の糸繰り出し装置の縦断面 である。 図3は、本発明の第2の実施形態の糸繰 出し装置の斜視図である。 図4は、図3の糸繰り出し装置の縦断面 である。 図5は、図3の糸繰り出し装置の使用の 例を示す図である。 図6は、本発明の第2の実施形態の糸繰 出し装置の縦断面図である。

 本発明の第1実施形態の糸繰り出し装置は 、例えば釣り糸を繰り出すもので、図1に示 ように、外囲器2を有している。外囲器2は、 例えば合成樹脂製の扁平な直方体状で、内部 が中空に形成されている。外囲器2は、その さ方向のほぼ中央の分割面によって2つに分 された分割部材2a、2bからなる。これら分割 部材2a、2bは、それらの一端部側が蝶番4によ て開閉可能に結合されている。また、図示 ていない係合具によって、分割部材2a、2bが 自然に開くことが防止されている。これら分 割部材2a、2bの他方の端部側の合わせ面には 糸通過孔6が外囲器の内外に貫通するように 成されている。この糸通過孔6は、後述する 釣り糸よりも僅かに直径が大きい円孔である 。

 この外囲器2の内部中央には、図2に示す うに、糸収容体8が、外囲器2の長さ方向に沿 って蝶番4が設けられている端部から糸通過 6が形成されている端部の近傍まで配置され いる。この糸収容体8は、日本特許第389917号 に開示されている糸巻きと同じもので、これ に巻かれた釣り糸10には巻き癖がつかず、ま 釣り糸10の引き出しが容易に行えるもので る。この糸収容体8から引き出された釣り糸1 0の先端は、糸通過孔6を通って外囲器2の外部 に導出されている。この糸収容体8では、こ から引き出された釣り糸10は、外囲器2から 収容体8を取り出して、巻きなおさない限り 引き出された釣り糸10を糸収容体8に巻き戻 ことはできない。

 また、これら糸収容体8は、外囲器2を分 形成部2a、2bの合わせ面から開いた状態にお て、取り出して別の糸収容体8に交換可能に 構成されている。これによって、糸収容体8 釣り糸10を使いきっても、新たな糸収容体を 8を使用するか、先に使用していた糸収容体8 新しい釣り糸10を巻いて再び外囲器2内に収 することによって再びこの糸繰り出し装置 使用することができる。

 この糸収容体8と外囲器2の他方の端部と 間に、筒状体、例えば円筒12が配置されてい る。円筒12は、糸通過孔6よりも径が格段に大 きいもので、その中心軸が糸通過孔6の中心 ほぼ位置するように配置され、その一方の 部が糸通過孔6が形成されている外囲器2の端 部に接触している。この円筒12の他方の端部 、仕切り壁14によって閉じられ、かつ糸収 体8と接触している。そして、この仕切壁14 は、貫通孔16が形成され、糸収容体8から引 出された釣り糸10が貫通孔16を通過して円筒1 2内に侵入し、更に糸通過孔6から外囲器2の外 部に引き出されている。

 このように構成された糸繰り出し装置で 、糸通過孔6から引き出された釣り糸10の先 を、更に引くことによって所望の長さだけ り糸10を外囲器2の外部に引き出し、切断し 使用する。この際に、必要な長さよりも長 釣り糸10を引き出した場合、釣り糸10を糸通 過孔6から外囲器2内に戻す。このとき、釣り 10は、図2に示すように、円筒12内に戻され 円筒12内に止まる。即ち、仕切り14が円筒12 形成されているので、仕切り14の貫通孔16を 過して糸収容体8側まで釣り糸10が戻ること ない。従って、外囲器2内に戻された釣り糸 10が糸収容体8から引き出されている釣り糸10 部分と絡み合うことがなく、釣り糸がもつ ることはない。

 本発明の第2の実施形態の糸繰り出し装置 は、図3及び図4に示すように、外囲器2から引 き出された釣り糸10を、繰り出し及び巻き戻 具18に導入している。繰り出し及び巻き戻 具18は、外囲器2の側方に着脱自在に取り付 られたケース20を有している。このケース20 、外囲器2の厚さとほぼ同じ厚さの小直方体 状である。この内部に、2つのローラ22、24が けられている。これらローラ22、24は、その 回転軸が外囲器2の幅方向に沿うように、外 器2の長さ方向に沿って配置され、互いの周 が、それらの間に釣り糸10を挟むことが可 に配置されている。しかも、ローラ22、24は 転自在にケース20内に支持されている。ロ ラ22の回転軸のうち外囲器2と反対側の端部 、ハンドル26に結合され、正逆いずれの方向 にも回転可能とされている。また、糸通過孔 6から引き出された釣り糸10が、ケース20の一 の側面の形成した貫通孔28からケース20内に 導入され、ローラ22、24間を通って反対側の 面の貫通孔(図示せず)から引き出されている 。

 このように構成された糸繰り出し装置で 、ハンドル26を一方の方向に回転させると ローラ22、24の回転に従って外囲器2内から釣 り糸10が引き出される。また、ハンドル26を 方向に回転させると、ローラ22,24の逆方向の 回転に従って釣り糸10が巻き戻され、糸通過 6から円筒12内に戻すことが容易になる。な 、糸通過孔6に自動的に釣り糸10が戻らない 合には、手で糸通過孔6内に戻す。

 この第2の実施形態の糸繰り出し装置によ れば、釣り糸の繰り出しが容易に行える。ま た、この糸繰り出し装置を図5に示すように り竿30の基部に適当な固定具によって固定す れば、釣り用リールとしても使用可能である 。

 本発明の第3の実施形態の糸繰り出し装置 は、図6に示すように、第1の実施形態の糸繰 出し装置の円筒12を除去し、その代わりに 囲器2の内部を2つの部屋2c、2dに区画する壁26 を外囲器2の内部に設けてある。その一方の 屋2cに糸収容体8を配置し、他方の部屋2dに糸 収容体8からの糸を導入するように、壁26に貫 通孔28を設け、この壁26と対向する外囲器2の に、部屋2d内の糸を外部に導出する糸通過 30を設けてある。他の構成は、第1の実施形 と同様であるので、詳細な説明は省略する 第3の実施形態の糸繰り出し装置から繰り出 れた糸も、第2の実施形態に示した繰り出し 及び巻き戻し具18に導入することができる。

 第1及び第2の実施形態では、円筒12を使用 したが、これに限ったものではなく、例えば 角筒を使用することもできる。また、仕切り 14は、完全に円筒12の他端部を閉じるものを 用したが、これに限ったものではなく、例 ば網状のものを仕切りとして使用すること できる。上記の3つの実施形態では、外囲器2 は直方体状としたが、これに限ったものでは なく、糸収容体8の形状に従って他の形状、 えば円板状とすることもできる。更に、外 器2は、2つの分割部分2a、2bを蝶番4によって 合したが、これに限ったものではなく、例 ばネジによって固定することもできる。ま 、糸収容体8として、日本特許第3899117号に 示された糸巻きに限ったものではなく、通 の糸巻きに釣り糸を巻いたものを使用する ともできる。また、第2の実施形態では、繰 出し及び巻き戻し具18を外囲器2の一方の側 側に設けたが、糸通過孔6が形成されている 端面に設けることもできる。更に、第2の実 形態では、繰り出し及び巻き戻し具18は、ハ ンドル26による手動操作としたが、モータに ってローラ22、24を回転させるようにするこ ともできる。また、上記の各実施形態では、 釣り糸を使用したが、これに限ったものでは なく、例えば外科手術に使用する糸を使用す ることもできる。