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Title:
LINKAGE DEVICE, AND MEASURING DEVICE, PACKAGING DEVICE, AND MEASURING/PACKAGING DEVICE THAT USE THE LINKAGE DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/129777
Kind Code:
A1
Abstract:
A linkage device capable of supplying measurement target objects, which are discharged from a measuring machine, to bags continuously conveyed at a high speed. The linkage device (30) has hopper groups each having n number of hoppers (33), and also has arms (31, 32) for conveying each of the hopper groups on a circulation route having a first section (Fs) in which measurement target objects are supplied to the hopper groups and also having a second section (Fd) in which bags (P3) are continuously conveyed below the first section (Fs). Each of the arms (31, 32) repeatedly conveys each of the hopper groups from the first section to the second section in predetermined order. In the conveyance by the arms (31, 32), each of the arms (31, 32) conveys the hopper groups so that n number of hoppers, which are conveyed in order to the second section, are located above each group of n number of bags that are sequentially conveyed to a place below the second section and so that, in the second section, each hopper is located above each bag, and the conveyance of the hopper groups is stopped in the first section. The hopper groups discharge the measurement target objects when the hopper groups are being conveyed in the second section.

Inventors:
KAWANISHI SHOZO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/000548
Publication Date:
October 30, 2008
Filing Date:
March 12, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KAWANISHI SHOZO (JP)
International Classes:
B65B1/10; B65B37/18; G01G19/387
Domestic Patent References:
WO2006033290A12006-03-30
Foreign References:
JP2004099136A2004-04-02
JPS4929273B11974-08-02
JP2004099136A2004-04-02
DE19601207A11997-07-24
Other References:
See also references of EP 2128027A4
Attorney, Agent or Firm:
PATENT CORPORATE BODY ARCO PATENT OFFICE (Bo-eki Bldg.123-1, Higashimachi, Chuo-ku,Kobe-sh, Hyogo 31, JP)
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Claims:
 それぞれ、供給される被計量物を一時保持して排出するn個(nは複数)のホッパからなる複数のホッパ群と、
 それぞれ、各々の前記ホッパ群に対応して設けられ、周回経路の一部の区間であって前記ホッパ群のn個の前記ホッパへ被計量物が供給される第1の区間と、前記周回経路の他の一部の区間であって下方において前記周回経路に沿った方向に1列に並んだ袋が連続的に搬送されている第2の区間とを有する前記周回経路上を、前記ホッパ群の各ホッパが前記周回経路に沿った方向に1列に並んだ状態にて前記ホッパ群を搬送する複数の搬送手段とを備え、
 各々の前記搬送手段は、各々の前記ホッパ群を所定の順番に前記第1の区間から前記第2の区間へ繰り返し搬送するとともに、前記第2の区間の下方に順次搬送されてくるn個ずつの前記袋の上方に、前記第2の区間へ順番に搬送されてくる前記ホッパ群のn個の前記ホッパが位置するように、それぞれ対応する前記ホッパ群を搬送するように構成されるとともに、前記第2の区間において、前記ホッパ群のn個の各々の前記ホッパがn個の各々の前記袋の上方に位置するようにして前記ホッパ群を搬送するとともに、前記第1の区間において前記ホッパ群の搬送を停止するか、または前記第2の区間よりも遅い速度で前記ホッパ群を搬送するように構成され、
 前記ホッパ群は、前記第2の区間を搬送されているときに、n個の各々の前記ホッパからそれぞれの下方に位置するn個の各々の前記袋へ被計量物を排出するように構成された連係装置。
 前記ホッパ群及び前記搬送手段が3組以上設けられた請求項1に記載の連係装置。
 前記ホッパ群のn個のホッパは、前記搬送手段に前記周回経路に沿った方向に前記袋の配置ピッチと等しいピッチで搭載された請求項1に記載の連係装置。
 前記搬送手段は、前記第2の区間において前記袋の搬送速度と等しい速度で前記ホッパ群を搬送するように構成された請求項1に記載の連係装置。
 請求項1~4のいずれかに記載の連係装置と、
 前記連係装置の前記第1の区間の上方に配設されたn個の排出口を有し、各々の前記排出口から計量済みの被計量物を排出することにより、前記連係装置の前記第1の区間へ順番に搬送されてくる前記ホッパ群の各々の前記ホッパへ被計量物を供給する計量機とを備えた計量装置。
 前記計量機は、被計量物を複数のグループに分けて計量し、計量された前記グループの合計重量が所定重量範囲内となる組合せをn組求め、n組の各々の前記組合せに選ばれたグループの被計量物をn個の各々の前記排出口から排出するように構成された請求項5に記載の計量装置。
 請求項1~4のいずれかに記載の連係装置と、
 前記連係装置の前記第2の区間の下方において1列に並んだ袋を連続的に搬送する包装機とを備えた包装装置。
 請求項1~4のいずれかに記載の連係装置と、
 前記連係装置の前記第1の区間の上方に配設されたn個の排出口を有し、各々の前記排出口から計量済みの被計量物を排出することにより、前記連係装置の前記第1の区間へ順番に搬送されてくる前記ホッパ群の各々の前記ホッパへ被計量物を供給する計量機と、
 前記連係装置の前記第2の区間の下方において1列に並んだ袋を連続的に搬送する包装機とを備えた計量包装システム。
 前記包装機は、前記連係装置の前記第2の区間の下方において各々の前記袋に挿入された状態で搬送され、前記連係装置の前記ホッパから排出される被計量物を前記袋内へ導くための複数のファネルを有する請求項8に記載の計量包装システム。
Description:
連係装置とそれを用いた計量装 、包装装置及び計量包装システム

 本発明は、組合せ秤等の計量機と、袋を 続的に搬送しながら包装する包装機とを連 するための連係装置とそれを用いた計量装 、包装装置及び計量包装システムに関する

 従来、1列に並んで連続的に搬送される袋 へ、体積が一定量の被包装物を充填し、包装 品を製造する計量包装システムがある(例え 、特許文献1参照)。このような従来の計量包 装システムの一例を図8に示す。図8(a)は、従 の計量包装システムの側面図であり、図8(b) は同計量包装システムの要部を示す平面図で ある。

 この計量包装システムには、包装機20と 被包装物として粉剤を供給する粉剤供給装 50とを備えている。包装機20では、フィルム ール(図示せず)から長尺フィルムPが巻き戻 れて、いくつかのローラを介して連続的に 平に搬送しながら、フィルムガイド21を通 て、折り線が下になるように樋状に折り曲 られる。この二つ折りのフィルムP1の間に、 投入ファネル23の下端部が順次入れられる。 いで、シーリングバー22(固定加熱バー22a、 動レバー22b)が順次、二つ折りのフィルムを 両側から挟持することにより、固定加熱バー 22aの加熱面で、フィルムの幅方向に狭幅の熱 シールがなされてサイドシール部P2が一定間 で形成される。このサイドシール部P2で区 られた多数の袋P3がフィルムの長手方向に連 続して形成される。袋P3はその上縁部の開口 投入ファネル23の下端部が挿入されたまま 続的に搬送される。

 そして、直上の粉剤供給装置50から、分 枡54の開口部を通じて粉剤が定量切り出され 、投入ファネル23を介して各袋P3に充填され 。粉剤供給装置50は、粉剤を入れておくホッ パ51と、ホッパ51の下端開口から粉剤を受け れ平たい底板53を有する回転容器52と、底板5 3の周縁に下方に向けて貫通した定容積の複 の筒状の分量枡54と、底板53上に固定されて 量枡54の上端開口面に近接して分量枡54に粉 剤をすり切り充填するすり切り板(図示せず) 、各分量枡54の下端開口面を開閉するシャ ター55とを有している。

 粉剤供給装置50から各袋P3内に粉剤が充填さ れたフィルムは、連続的に搬送されながら、 折り返しローラ24を経て上縁シーリング装置2 5により、連続的に袋P3の上縁部が熱シールさ れて、上縁シール部P4が形成され、袋内が密 にされる。さらに、フィルムは、搬送され がら、切断装置26によりサイドシール部P2に ミシン目が入れられ又はカットされて、各袋 P3が随時切り離されて包装品が製造される。

特開2004-99136号公報

 上記従来の計量包装システムでは、包装 20において投入ファネル23の下端部が挿入さ れた袋P3が高速で連続的に搬送されるととも 、粉剤供給装置50の回転容器52が連続回転す ることにより、袋充填区間IVにおいて、袋P3 粉剤を供給する分量枡54と、袋P3に挿入され いる投入ファネル23とが上下に重なった状 で移動するため、その移動中に分量枡54から 投入ファネル23を介して高速搬送される袋P3 粉剤を供給することができる。

 しかしながら、被計量物の重量が所定重 範囲内になるように計量して排出する組合 秤等の計量機では、その被計量物の排出口 位置が固定されているため、上記のように を高速で連続的に搬送する包装機20に対し 被計量物を供給することが困難である。な 、上記の包装機20では、袋が円弧を描いて連 続的に搬送されるように構成されているが、 袋が直線状に高速で連続的に搬送されるよう に構成されている包装機の場合も同様に、上 記計量機から被計量物を供給することは困難 である。

 本発明は上記のような課題を解決するた になされたもので、排出口の位置が固定さ ている計量機から排出される被計量物を、 速で連続的に搬送されている袋へ供給する とができる連係装置とそれを用いた計量装 、包装装置及び計量包装システムを提供す ことを目的としている。

 上記目的を達成するために、本発明の連 装置は、それぞれ、供給される被計量物を 時保持して排出するn個(nは複数)のホッパか らなる複数のホッパ群と、それぞれ、各々の 前記ホッパ群に対応して設けられ、周回経路 の一部の区間であって前記ホッパ群のn個の 記ホッパへ被計量物が供給される第1の区間 、前記周回経路の他の一部の区間であって 方において前記周回経路に沿った方向に1列 に並んだ袋が連続的に搬送されている第2の 間とを有する前記周回経路上を、前記ホッ 群の各ホッパが前記周回経路に沿った方向 1列に並んだ状態にて前記ホッパ群を搬送す 複数の搬送手段とを備え、各々の前記搬送 段は、各々の前記ホッパ群を所定の順番に 記第1の区間から前記第2の区間へ繰り返し 送するとともに、前記第2の区間の下方に順 搬送されてくるn個ずつの前記袋の上方に、 前記第2の区間へ順番に搬送されてくる前記 ッパ群のn個の前記ホッパが位置するように それぞれ対応する前記ホッパ群を搬送する うに構成されるとともに、前記第2の区間に おいて、前記ホッパ群のn個の各々の前記ホ パがn個の各々の前記袋の上方に位置するよ にして前記ホッパ群を搬送するとともに、 記第1の区間において前記ホッパ群の搬送を 停止するか、または前記第2の区間よりも遅 速度で前記ホッパ群を搬送するように構成 れ、前記ホッパ群は、前記第2の区間を搬送 れているときに、n個の各々の前記ホッパか らそれぞれの下方に位置するn個の各々の前 袋へ被計量物を排出するように構成されて る。

 この構成によれば、周回経路上を搬送さ るn個のホッパからなるホッパ群が複数設け られ、第1の区間においてホッパ群は停止状 か、遅い速度で搬送されるため、排出口の 置が固定されている計量機から排出される 計量物をホッパ群の各々のホッパへ供給す ことができる。そして、第2の区間において ホッパ群の各々のホッパが、連続して並ん n個の袋の各々の上方に位置するようにして ホッパ群を搬送しながら、各々のホッパから 被計量物を排出することにより、各々の袋へ 被計量物を供給することができる。したがっ て、排出口の位置が固定されている計量機か ら排出される被計量物を、高速で連続的に搬 送されている袋へ供給することが可能になる 。

 また、前記ホッパ群及び前記搬送手段が3 組以上設けられてあってもよい。

 このように、ホッパ群及び搬送手段を3組 以上設けることにより、第1の区間において 計量物が供給されているホッパ群と、第2の 間において袋へ被計量物を供給しているホ パ群との他に、第1の区間から第2の区間へ 搬送途中であり被計量物を保持しているホ パ群を存在させることができる。そのため 第1の区間においてホッパ群への被計量物の 給が遅れたとしても、第1の区間から第2の 間への搬送途中のホッパ群が次に第2の区間 搬送されて袋へ被計量物を供給することに り、袋への被計量物の供給が遅れることを 避できる。また、これにより第1の区間から 第2の区間への搬送途中のホッパ群の数が減 しても、第1の区間のホッパ群へ被計量物を 給する計量機の能力に余裕がある場合には 計量機の被計量物の排出サイクルを短縮す とともに第1の区間及び第2の区間以外の周 経路上のホッパ群の搬送速度を速くするこ により、第1の区間から第2の区間への搬送途 中のホッパ群の数を増やすことができる。

 また、前記ホッパ群のn個のホッパは、前 記搬送手段に前記周回経路に沿った方向に前 記袋の配置ピッチと等しいピッチで搭載され ていることが好ましい。

 また、前記搬送手段は、前記第2の区間に おいて前記袋の搬送速度と等しい速度で前記 ホッパ群を搬送するように構成されてあって もよい。

 本発明の計量装置は、上記本発明の連係 置と、前記連係装置の前記第1の区間の上方 に配設されたn個の排出口を有し、各々の前 排出口から計量済みの被計量物を排出する とにより、前記連係装置の前記第1の区間へ 番に搬送されてくる前記ホッパ群の各々の 記ホッパへ被計量物を供給する計量機とを えている。

 この構成によれば、本発明の連係装置を えることにより、排出口の位置が固定され いる計量機から排出される被計量物を、高 で連続的に搬送されている袋へ供給するこ が可能になる。

 また、前記計量機は、被計量物を複数の ループに分けて計量し、計量された前記グ ープの合計重量が所定重量範囲内となる組 せをn組求め、n組の各々の前記組合せに選 れたグループの被計量物をn個の各々の前記 出口から排出するように構成されてあって よい。

 本発明の包装装置は、上記本発明の連係 置と、前記連係装置の前記第2の区間の下方 において1列に並んだ袋を連続的に搬送する 装機とを備えている。

 この構成によれば、本発明の連係装置を えることにより、排出口の位置が固定され いる計量機から排出される被計量物を、高 で連続的に搬送されている袋へ供給するこ が可能になる。

 本発明の計量包装システムは、上記本発 の連係装置と、前記連係装置の前記第1の区 間の上方に配設されたn個の排出口を有し、 々の前記排出口から計量済みの被計量物を 出することにより、前記連係装置の前記第1 区間へ順番に搬送されてくる前記ホッパ群 各々の前記ホッパへ被計量物を供給する計 機と、前記連係装置の前記第2の区間の下方 において1列に並んだ袋を連続的に搬送する 装機とを備えている。

 この構成によれば、本発明の連係装置を えることにより、排出口の位置が固定され いる計量機から排出される被計量物を、高 で連続的に搬送されている袋へ供給するこ が可能になる。

 また、前記包装機は、前記連係装置の前 第2の区間の下方において各々の前記袋に挿 入された状態で搬送され、前記連係装置の前 記ホッパから排出される被計量物を前記袋内 へ導くための複数のファネルを有する構成で あってもよい。

 これにより、ホッパから排出される被計 物がファネルを介して袋へ供給され、被計 物が袋へ入りやすくなる。

 本発明は、以上に説明した構成を有し、 出口の位置が固定されている計量機から排 される被計量物を、高速で連続的に搬送さ ている袋へ供給することができる連係装置 それを用いた計量装置、包装装置及び計量 装システムを提供することができるという 果を奏する。

 本発明の上記目的、他の目的、特徴、及 利点は、添付図面参照の下、以下の好適な 施態様の詳細な説明から明らかにされる。

図1(a)は、本発明の実施の形態の連係装 置を用いた計量包装システムの要部の概略構 成を示す側面図であり、図1(b)は、同計量包 システムの要部を模式的に示した平面図で る。 図2は、連係装置の駆動部の内部構成の 一例を示す図である。 図3は、計量機及び連係装置の動作の一 例を示すタイミングチャートである。 図4(a)は、2個の排出口を有する計量機 側方から視た一部断面の概略模式図であり 図4(b)は、同計量機の内側シュート、外側シ ート及び計量ホッパを上方から視た概略模 図である。 図5(a)は、包装機が袋を直線状に搬送す るように構成され、各3個のホッパからなる ッパ群を3つ有するように構成されている場 の連係装置の概略構成を示す平面図であり 図5(b)は、同連係装置の一部分の断面図であ る。 図6は、図5(a)、(b)に示す連係装置を用 た場合の計量機及び連係装置の動作の一例 示すタイミングチャートである。 図7(a)は、3個の排出口を有する計量機 側方から視た一部断面の概略模式図であり 図7(b)は、同計量機の内側シュート、外側シ ート及び計量ホッパを上方から視た概略模 図である。 図8(a)は、従来の計量包装システムの側 面図であり、図8(b)は同計量包装システムの 部を示す平面図である。

符号の説明

10 計量機
10a、10b 計量機の排出口
11 計量機の制御部
20 包装機
20A 包装機制御部
23 投入ファネル
30 連係装置
31、32 アーム
33 ホッパ
34 駆動部

 以下、本発明の好ましい実施の形態を、 面を参照しながら説明する。

 図1(a)は、本発明の実施の形態の連係装置 を用いた計量包装システムの要部の概略構成 を示す側面図であり、図1(b)は、同計量包装 ステムの要部を模式的に示した平面図であ 。

 本実施の形態の計量包装システムは、例 ば組合せ秤からなる計量機10と、包装機20と 、連係装置30とを備えている。

 連係装置30には、それぞれ独立して駆動 れるアーム31,32を有し、それぞれのアーム31, 32の先端部には、供給される被計量物を一時 持して排出できる2つのホッパ33が取り付け れている。アーム31,32の回転によって貯留 間Fsに位置した2つのホッパ33に、計量機10の 出口10a、10bから被計量物が供給される。各 ッパ33には、供給された被計量物を下方へ 出するための排出ゲート(以下、単に「ゲー 」という)が設けられている。このゲートは 、例えば後述する組合せ秤の供給ホッパ等に 使用されている周知のゲートと同様のもので ある。

 計量機10は、2個の排出口10a、10bを有する この排出口10a、10bの各々から重量が所定重 範囲内の被計量物(例えば砂糖などの粉粒体 等)を排出する。この排出口10a、10bは、貯留 間Fsに位置する2つのホッパ33の上方に配置さ れている。2つのホッパ33が貯留区間Fsにある き、すなわち貯留区間Fsで停止していると に、2個の排出口10a、10bから同時に被計量物 排出し、2つのホッパ33へ被計量物を供給す 。

 包装機20は、従来例と同様の構成であり 複数のシーリングバー22(固定加熱バー22a、 動レバー22b)が開閉しながら周回するととも 、複数の投入ファネル23が昇降及び内外方 へ振られながら周回するように構成されて る。

 この包装機20では、図1に示すように、回 筒体29が、固定された円筒基台28の回りに回 転可能に支持されており、回転駆動される。

 シーリングバー22は、回転筒体29の上端に 固定されたリング状板29Aに、所定ピッチでフ ィルムP1のサイドシール部P2を形成するよう 複数個取り付けられ、回転筒体29の回転に伴 い、回転筒体29の周囲を周回する。シーリン バー22は、その周回中において、傾動シー バー22bが閉じられると、フィルムP1を固定加 熱バー22aと傾動シールバー22bとの間で挟持し て、固定加熱バー22aの加熱面でフィルムの幅 方向に狭幅の熱シールをしてサイドシール部 P2を形成する。また、傾動シールバー22bが開 と、フィルムP1は、固定加熱バー22aから離 ることができる。

 各投入ファネル23は、昇降軸27の上端部に 固定したアームを介して固定されている。各 昇降軸27は、回転筒体29の上端のリング状板29 Aに所定ピッチで設けられた貫通孔に挿入さ 、回転筒体29の回転に伴い、回転筒体29の周 を周回する。また、昇降軸27は、周回しな ら昇降するように構成されるとともに、回 可能に構成されている。これにより、投入 ァネル23はそれが取り付けられている昇降軸 27とともに周回し、昇降軸27が昇降すること より投入ファネル23も昇降し、昇降軸27が回 することにより、投入ファネル23が外側あ いは内側方向へ振られることになる。

 また、包装機20には、包装機制御部20Aが えられている。この包装機制御部20Aは、例 ばマイクロコンピュータにより構成され、 装機20の全体の動作の制御を行う。

 この包装機20では、フィルムロール(図示 ず)から長尺フィルムPを巻き戻して、いく かのローラを介して連続的に水平に搬送し がら、フィルムガイド21(図8参照)を通して、 折り線が下になるように樋状に折り曲げて、 二つ折りのフィルムP1を形成する。一方、投 ファネル23は周回しながら、区間IIIにおい 、投入ファネル23が上昇し、さらに投入ファ ネル23が外側方向へ振られる。その後、区間I において、投入ファネル23が下降しながら内 方向へ振られることにより、投入ファネル2 3は順次、その下端部が、上記の二つ折りの ィルムP1の間に入れられてフィルムP1と同方 へ進む。

 次に、区間IIにおいては、投入ファネル23 が下降した状態が維持され、傾動シールバー 22bを順次閉じる。これにより、シーリングバ ー22が順次、二つ折りのフィルムP1を両側か 挟持して、サイドシール部P2が一定間隔で形 成され、サイドシール部P2で区切られ上縁部 開口された多数の袋P3がフィルムの長手方 に連続して形成される。これらの袋P3の上縁 部の開口には投入ファネル23の下端部が挿入 れている。

 この投入ファネル23が下降している区間II 内において、投入ファネル23の真上に連係装 30のホッパ33が位置する間(袋充填区間Fd)に ホッパ33のゲートを開くことにより、計量機 10から排出されホッパ33に貯留されている被 量物が投入ファネル23を通過して袋P3へ充填 れる。

 袋充填区間Fdにおいて各袋P3内に被包装物 (ここでは計量機10から排出される被計量物) 充填されたフィルムは、連続的に搬送され がら、区間IIIにおいて、投入ファネル23が上 昇し、傾動シールバー22bが開いて、フィルム は、固定加熱バー22aから離れる。そして、折 り返しローラ24を経て、さらに図8に示される ように、上縁シーリング装置25により、連続 に袋P3の上縁部が熱シールされて、上縁シ ル部P4が形成され、袋内が密封にされる。さ らに、フィルムは、搬送されながら、切断装 置26によりサイドシール部P2にミシン目が入 られ又はカットされて、各袋P3が随時切り離 されて包装品が製造される。

 連係装置30は、包装機20の円筒基台28の上 に取り付けられた横板28A上に固定され、そ ぞれ一端部を回転中心として回転する複数 アーム31,32と、それぞれのアーム31,32の他端 部に複数取り付けられているホッパ33と、ア ム31,32を回転させるための駆動部34とを備え ている。ここでは、2つのアーム31,32が備えら れ、それぞれのアーム31,32には2つずつのホッ パ33がねじ止めあるいは溶接等によって固定 れている。また、各ホッパ33には、それぞ 計量機10から供給された内部の被計量物を排 出するためのゲートが設けられている。

 図2は、駆動部34の内部構成の一例を示す である。一方のアーム32は、回転軸83に取り 付けられており、回転軸81は、2つの軸受82,83 よってその軸回りに回動自在に保持され、 車84が取り付けられている。この歯車84は歯 車85を介してモータ86に連結され、モータ86が 回転することにより回転軸81が回転し、アー 32が回転する。他方のアーム31は、内部に回 転軸81が挿入された回転筒体71に取り付けら ており、回転筒体71は、2つの軸受72,73によっ て回転軸81の回りに回動自在に保持され、歯 74が取り付けられている。この歯車74は歯車 75を介してモータ76に連結され、モータ76が回 転することにより回転筒体71が回転し、アー 31が回転する。なお、軸受82,83及び軸受72,73 それぞれ図示されない部材によって固定さ ている。また、それぞれのアーム31、32の回 転速度を加減速制御するためにモータ76,86に 例えばサーボモータを用いる。

 また、アーム31に取り付けられた2つのホ パ33と、アーム32に取り付けられた2つのホ パ33とは、それぞれアーム31、32が回転する とにより、同一円周上を周回するように取 付けられている。

 ここで、図1(b)に示されるように、袋充填 区間Fdにおいて、ホッパ33の周回経路が投入 ァネル23の搬送経路と重なるように構成され ている。したがって、袋充填区間Fdにおいて 入ファネル23の搬送経路上をホッパ33が通過 する。アーム31、32のそれぞれに取り付けら た2つのホッパ33の配置ピッチは、袋充填区 Fdを通過しているときの投入ファネル23の配 ピッチ(=袋P3の配置ピッチ)と等しいように 成されている。

 アーム31、32は、それぞれ、図1(b)中の矢 の方向へ回転し、袋充填区間Fdにおいては、 ホッパ33が投入ファネル23の直上に位置した 態を維持しながらホッパ33が搬送されるよう に回転する。この場合、ホッパ33の搬送速度 投入ファネル23の搬送速度(=袋P3の搬送速度) と等しくなるように、あるいは略等しくなる ように回転する。また、貯留区間Fsにおいて 、それぞれのアーム31、32の回転を止めてホ ッパ33を停止させる。ホッパ33を貯留区間Fsか ら袋充填区間Fdへ搬送するときと、袋充填区 Fdから貯留区間Fsへ搬送するときには、袋充 填区間Fdにおけるホッパ33の搬送速度よりも 速で搬送するようにそれぞれのアーム31、32 回転させる。このように、それぞれのアー 31,32が動作するように、モータ76,86の回転速 度が制御される。

 連係装置30の駆動部34には、その動作を制 御する制御回路(これを、制御回路Aとする)が 内蔵されている。制御回路Aは、ここではア ム31,32を駆動するためのモータ76,86の制御回 とホッパ33のゲートの開閉動作を制御する 御回路とで構成される。

 計量機10の制御部11は、例えばマイクロコ ンピュータにより構成され、計量機10全体の 作を制御するとともに、制御回路Aを介して 連係装置30の動作をも制御するように構成さ ている。

 この制御部11には、計量機の入力手段(図 せず)を介して動作速度(運転速度:例えば、1 分間に生産する袋数=1分間における1袋分の被 計量物の排出回数)が設定され、その設定さ た動作速度に応じて計量機10及び連係装置30 動作するように制御する。

 また、制御部11では、計量機10で繰り返し 行われる動作中の所定のタイミング、例えば 、被計量物の排出準備ができたとき、あるい は被計量物を排出するときに、包装機制御部 20Aへ所定の信号(以下、「計量動作信号」と う)を出力する。これにより、正常な動作が われているときには動作速度に応じた動作 イクル(周期:TM)で包装機制御部20Aへ計量動 信号が出力される。

 また、包装機制御部20Aには、包装機の入 手段(図示せず)を介して動作速度(運転速度: 例えば、1分間に生産する袋数)が設定され、 の設定された動作速度に応じて包装機20が 作するように制御する。区間II内を搬送され る投入ファネル23は、袋P3とともに動作速度 応じた所定の速度で搬送される。

 また、包装機制御部20Aでは、包装機20で り返し行われる動作中の所定のタイミング 例えば、傾動シールバー22bが順次閉じられ ときに、計量機の制御部11へ所定の信号(以 、「包装動作信号」という)を出力する。こ により、正常な動作が行われているときに 動作速度に応じた動作サイクル(周期:Tp)で 量機の制御部11へ包装動作信号が出力される 。

 計量機10の制御部11及び包装機制御部20Aに 、同じ動作速度(運転速度)が設定された場合 計量機10では、1回の動作サイクルで2袋分の 被計量物の排出が行われるので、計量機10の 作サイクル(TM)は包装機20の動作サイクル(Tp) の2倍の周期になる。逆に、包装機20の動作サ イクル(Tp)は計量機10の動作サイクル(TM)の1/2 周期になる。

 包装機制御部20Aでは、包装機20の動作サ クル(Tp)の2倍の時間ごとに、計量機10から計 動作信号が入力されることを確認して包装 20の動作を継続させ、計量動作信号の入力 遅れたときには、入力されるまで包装機20の 動作を一時停止(待機)させる。

 また、計量機10の制御部11では、計量機10 動作サイクル(TM)の1/2の時間ごとに、包装機 20から包装動作信号が入力されることを確認 て計量機10及び連係装置30の動作を継続させ 、包装動作信号の入力が遅れたときには、入 力されるまで計量機10及び連係装置30の動作 一時停止(待機)させる。

 また、連係装置30及び包装機20には、運転 開始位置及び運転停止位置が予め設定されて おり、例えば図1(b)に示された状態、すなわ 、袋充填区間Fdにおいて、ホッパ33の直下に 入ファネル23が位置する状態となるように 運転開始位置及び運転停止位置が設定され いる。また、この計量包装システムの運転 には、計量機10の制御部11及び包装機制御部2 0Aには同じ動作速度(運転速度)が設定される

 この設定により、包装機20においては、 入ファネル23及び袋P3が設定された動作速度 応じた一定速度で搬送される。また、連係 置30においては、袋充填区間Fdにおいて、2 のホッパ33が投入ファネル23の直上に位置す 状態を維持しながら搬送されるとともに、2 つのホッパ33のゲートが開かれる。袋充填区 Fd以外ではホッパ33のゲートは閉じられてい る。なお、2つのホッパ33のゲートは、その2 のホッパ33が貯留区間Fsから袋充填区間Fdに 達するまでの間、閉じられていればよい。2 のホッパ33は、袋充填区間Fdから貯留区間Fs 搬送されるとき、及び貯留区間Fsから袋充 区間Fdへ搬送されるときには、袋充填区間Fd の搬送速度よりも高速で搬送される。

 図3は、計量機10及び連係装置30の動作の 例を示すタイミングチャートである。ここ 、包装機20では、一定の動作サイクル(Tp:1袋 の製造時間)で動作が行われているものとす る。また、計量機10は、一定の動作サイクル( TM)で被計量物の排出が行われているとすると 、計量機10の1回の排出期間には、2袋分の被 量物が排出されるので、計量機10の動作サイ クル(TM)は包装機20の動作サイクル(Tp)の2倍の 期である。

 ここで、一方のアーム31に取り付けられ 2つのホッパ33を第1ホッパ群とし、他方のア ム32に取り付けられた2つのホッパ33を第2ホ パ群とする。

 まず、第1ホッパ群に関する動作を説明す る。第1ホッパ群は、期間Ts1では、貯留区間Fs において停止状態であり、この間に、計量機 10から被計量物が供給される(計量機の排出期 間T1)。期間Ts1の後、速度V1より速い速度V2で 充填区間Fdへ搬送される。その後の期間Td1で は、袋充填区間Fdにおいて、速度V1で搬送さ ながら、各ホッパ33のゲートを開いて被計量 物を排出する(第1ホッパ群の排出期間H1)。そ 後、速度V1より速い速度V3で貯留区間Fsへ搬 されて停止する。以降、同様の動作が繰り される。

 第2ホッパ群についても同様であり、第2 ッパ群は、期間Ts2では、貯留区間Fsにおいて 停止状態であり、この間に、計量機10から被 量物が供給される(計量機の排出期間T2)。期 間Ts2の後、速度V1より速い速度V2で袋充填区 Fdへ搬送される。その後の期間Td2では、袋充 填区間Fdにおいて、速度V1で搬送されながら 各ホッパ33のゲートを開いて被計量物を排出 する(第2ホッパ群の排出期間H2)。その後、速 V1より速い速度V3で貯留区間Fsへ搬送されて 止する。以降、同様の動作が繰り返される

 第1ホッパ群と第2ホッパ群とでは、それ れに関する動作のタイミングが異なり、図3 例では、第1ホッパ群が貯留区間Fsにあると 、第2ホッパ群は袋充填区間Fdにあり、第1ホ ッパ群が袋充填区間Fdにあるとき、第2ホッパ 群は貯留区間Fsにある。

 袋充填区間Fdにおけるホッパ33の搬送速度 V1は、包装機20における投入ファネル23及び袋 P3の搬送速度と等しいか、略等しい速度であ 、袋充填区間Fdにおいて2つのホッパ33がそ ぞれ包装機の投入ファネル23の直上に位置し た状態で搬送される。

 上記のように包装機20の動作に合わせて 量機10及び連係装置30が動作することにより 包装機20において連続的に搬送されるP3に対 し、例えば第1ホッパ群から連続する2つの袋P 3へ被計量物が供給され、その後に続く2つの P3へは第2ホッパ群から被計量物が供給され さらにその後に続く2つの袋P3へは第1ホッパ 群から被計量物が供給される、というように 、それぞれのホッパ群から2つずつの袋P3へ被 計量物が順次供給される。

 上記において、計量機10では、2個の排出 10a、10bcから同時に被計量物を排出させるよ うにしたが、2個の排出口10a、10bから順次排 させるようにしてもよい。

 次に、2個の排出口10a、10bを有する計量機 10の一例を図4に示す。

 図4(a)は、2個の排出口を有する計量機10を 側方から視た一部断面の概略模式図であり、 図4(b)は、同計量機10の内側シュート、外側シ ュート及び計量ホッパを上方から視た概略模 式図である。

 この図4に示す計量機10は組合せ秤であり 図4(a)に示すように、装置中央に配設された センター基体(ボディ)5の上部に、外部の供給 装置から供給される被計量物を振動によって 放射状に分散させる円錐形の分散フィーダ1 設けられている。分散フィーダ1の周囲には 分散フィーダ1から送られてきた被計量物を 振動によって各供給ホッパ3に送りこむため 複数のリニアフィーダ2が設けられている。 リニアフィーダ2の下方には、供給ホッパ3 計量ホッパ4がそれぞれ対応して設けられ、 数の供給ホッパ3及び計量ホッパ4はそれぞ センター基体5の周囲に円弧状に配置されて る。分散フィーダ1、リニアフィーダ2、供 ホッパ3及び計量ホッパ4は、センター基体5 取り付けられている。また、各計量ホッパ4 は、計量ホッパ4内の被計量物の重量を計測 するロードセル等の重量センサ41が取り付け れ、各重量センサ41による計測値は制御部11 へ出力される。

 図4(b)に示された中心角θに対応する領域 除く領域に、供給ホッパ3及び計量ホッパ4 円弧状に列設され、各供給ホッパ3に対応し 各リニアフィーダ2が配設されている。

 円弧状に列設された計量ホッパ4の下方に は、内側シュート6Aと外側シュート6Bとが配 されている。各計量ホッパ4は、内側シュー 6Aと外側シュート6Bとへ選択的に被計量物を 排出可能なように、内側シュート6Aへ被計量 を排出するためのゲートと、外側シュート6 Bへ被計量物を排出するためのゲートとが設 られた構成である。

 外側シュート6Bは、略円錐形を上下逆に た形状のシュートに、計量ホッパ4が列設さ ていない部分に対応して切欠き部6Bxが設け れた構成であり、その下部の排出口6Beには 合ホッパ7bが配設されている。計量ホッパ4 ら外側シュート6Bへ排出された被計量物は 外側シュート6Bを滑り落ち、集合ホッパ7bで 時保持された後、排出される。

 内側シュート6Aは、外側シュート6Bの内側 に配設された略円錐形を上下逆にした形状の シュート61と、そのシュート61の排出口61eに 設された筒状のシュートであるパイプ62とか らなる。パイプ62は、外側シュート6Bの切欠 部6Bxを通ってその排出口62eが外側シュート6B の外側で切欠き部6Bxの下方に位置するように 配設されている。パイプ62の排出口62eには集 ホッパ7aが配設されている。計量ホッパ4か 内側シュート6Aへ排出された被計量物は、 ュート61を滑り落ちた後、パイプ62を通過し 集合ホッパ7aで一時保持された後、排出さ る。

 制御部11では、この場合、組合せ秤全体 動作と連係装置の動作を制御するとともに 組合せ処理を行う。この組合せ処理では、 重量センサ41により計測される計量ホッパ4 の被計量物の重量値に基づいて組合せ演算 行い、複数の計量ホッパ4の中から、被計量 の重量値の合計が、予め定められた所定重 範囲(目標重量値に対する許容範囲)である 量ホッパ4の組合せ(排出組合せ)を2組求めて いずれか一方の排出組合せを内側シュート6 Aへ排出する組合せとし、他方の排出組合せ 外側シュート6Bへ排出する組合せとする。

 この組合せ秤では、外部の供給装置から 散フィーダ1へ供給された被計量物は、分散 フィーダ1から各リニアフィーダ2を介し各供 ホッパ3へ供給され、各供給ホッパ3から各 量ホッパ4へ被計量物が投入される。各計量 ッパ4へ投入された被計量物の重量が各重量 センサ41で計測され、その重量値が制御部11 送出される。そして、制御部11による組合せ 処理が行われて2組の排出組合せが同時に求 られ、一方の排出組合せの計量ホッパ4から 側シュート6Aへ被計量物を排出させると同 に、他方の排出組合せの計量ホッパ4から外 シュート6Bへ被計量物を排出させる。これ より、集合ホッパ7a、7bに被計量物が供給さ る。なお、被計量物が排出されて空になっ 計量ホッパ4へは供給ホッパ3から被計量物 投入される。また、空になった供給ホッパ3 はリニアフィーダ2から被計量物が供給され る。

 そして、所定のタイミングにて集合ホッ 7a、7bから同時に被計量物を排出させる。

 この組合せ秤の集合ホッパ7a、7bが図1に す計量機10の排出口10a、10bである。集合ホッ パ7a、7bから排出される被計量物は、貯留区 Fsにおいて連係装置30の2つのホッパ33へ供給 れる。その後、袋充填区間Fdにおいて各ホ パ33から包装機20の投入ファネル23を介して P3へ充填される。

 なお、上記の組合せ秤では、2組の排出組 合せを同時に求めるようにしたが、内側シュ ート6Aへ排出する排出組合せと、外側シュー 6Bへ排出する排出組合せとを順次求めて、 れぞれの排出組合せの計量ホッパ4から被計 物を順次排出し、それぞれの集合ホッパ7a 7bから被計量物を順次排出するように構成す ることも可能である。

 本実施の形態の連係装置30では、周回経 上を搬送されるn個(nは複数:図1の場合は2個) ホッパ33からなるホッパ群が複数(図1の場合 は2つ)設けられ、貯留区間Fs(第1の区間)にお てホッパ群の搬送を停止しているため、排 口の位置が固定されている計量機10の排出口 10a、10bから排出される被計量物をホッパ群の 各々のホッパ33へ供給することができる。そ て、袋充填区間Fd(第2の区間)において、ホ パ群の各々のホッパ33が、連続して並んだn の袋P3の各々の上方に位置するようにしてホ ッパ群を搬送しながら、各々のホッパ33から 計量物を排出することにより、各々の袋P3 被計量物を供給することができる。したが て、排出口の位置が固定されている計量機10 から排出される被計量物を、高速で連続的に 搬送されている袋P3へ供給することが可能に る。

 なお、連係装置30において、図2に示す駆 部34では、それぞれのアーム31,32に取り付け られたホッパ33の搬送速度を制御するために モータ76,86のみの回転速度の制御により回 軸83及び回転筒体71の回転速度を制御するよ に構成しているが、それぞれモータとカム 用いて回転軸83及び回転筒体71の回転速度を 制御するように構成してもよい。この場合、 モータの速度制御を行うとともにカム動作に よって回転軸83及び回転筒体71の回転速度の 御を行うように構成してもよいし、モータ 回転速度を一定とし、カム動作によって回 軸83及び回転筒体71の回転速度の制御を行う うに構成してもよい。

 また、ホッパ33をチェーン等の無端の搬 帯で周回させるように構成にしてもよい。 えば、複数のスプロケットを所定位置に配 し、その複数のスプロケットにチェーン等 無端の搬送帯をセットし、その無端の搬送 にそれぞれホッパ33を保持した複数のホッパ 保持部材を一定間隔で連結し、一部のスプロ ケットを、例えばサーボモータ等の速度制御 可能なモータにより駆動する構成とすればよ い。また、ホッパ33が所定の周回軌道を安定 て通るように、ホッパ保持部材を案内する イドレール等を設けてもよい。この場合、 えば、2つのアーム31,32等を用いた構成の代 りに、上記の無端の搬送帯等を用いた構成 2つ必要である。

 上記のような搬送帯を用いた場合、ホッ 33の周回軌道は円軌道に限らず、楕円軌道 他の周回軌道とすることができる。

 また、袋を直線状に高速で連続的に搬送 るように構成されている包装機を用いた場 には、上記のようにホッパ33をチェーン等 無端の搬送帯で周回させるように構成すれ よい。

 また、各ホッパ群が3個以上のホッパ33に り構成されるようにしてもよい。この場合 例えば計量機10が3個以上の排出口を有する うに構成される。

 また、ホッパ群を3つ以上備えた構成とし てもよい。

 以上に述べた変形例の一例を次に説明す 。

 図5(a)は、包装機が袋を直線状に搬送する ように構成され、各3個のホッパからなるホ パ群を3つ有するように構成されている場合 連係装置の概略構成を示す平面図であり、 5(b)は、同連係装置の一部分の断面図である 。

 この連係装置では、それぞれチェーン91 連結されているホッパ保持部材94に固定され た3個のホッパ33からなるホッパ群と、それぞ れチェーン92に連結されているホッパ保持部 95に固定された3個のホッパ33からなるホッ 群と、それぞれチェーン93に連結されている ホッパ保持部材96に固定された3個のホッパ33 らなるホッパ群とを有する。各ホッパ群の ッパ33の配置ピッチは、包装機の投入ファ ル23の配置ピッチ(=袋P3の配置ピッチ)と等し 、袋充填区間Fdにおいては、各ホッパ33が投 入ファネル23の真上に位置した状態で、投入 ァネル23の搬送速度(=袋P3の搬送速度)と同じ 速度でX方向へ搬送される。

 この場合、例えば、ホッパ33の周回軌道 内側を周回するように3つのチェーン91~93を 直方向に所定間隔を有して重なるように配 し、各チェーン91~93の上側に、ホッパ33を保 したホッパ保持部材94~96を一定間隔で3組連 し、ホッパ保持部材94~96のチェーン91~93に連 結された端部とは反対側の端部を摺動自在に 保持するガイドレール97を配設している。例 ば、ホッパ保持部材94~96は、ホッパ33を保持 するための開口が設けられた板状部材であり 、それぞれのホッパ33はホッパ保持部材94~96 適当な方法(溶接あるいはねじ止め等)によっ て固定されている。また、ガイドレール97は ホッパ33の周回軌道の外側の周囲に配設さ 、例えば、図5(b)に示すように、断面U字型で あり、このU字型の凹部(溝)に、ホッパ保持部 材94~96のチェーン91~93に連結された端部とは 対側の端部が入れられ、摺動自在に保持さ ている。それぞれのチェーン91~93は複数のス プロケット等(図示せず)によって図5(a)のよう にセットされ、一部のスプロケットが、例え ばサーボモータ等の速度制御可能なモータに より駆動されるように構成されている。

 この図5の例では、ホッパ33の周回経路上 、貯留区間Fsから袋充填区間Fdへ搬送される までの間に第1待機区間Fw1が設けられ、袋充 区間Fdから貯留区間Fsへ搬送されるまでの間 第2待機区間Fw2が設けられている。貯留区間 Fsにおいて停止しているホッパ33の上方には 計量機の3個の排出口10a、10b、10cが配置され いる。

 詳しい動作タイミングは図6を用いて後述 するが、正常時の動作の概略について説明す る。まず、貯留区間Fsにおいては、計量機の3 個の排出口10a、10b、10cから被計量物が同時に 排出され、3個のホッパ33へ供給される。

 次に、被計量物が供給された3個のホッパ 33は第1待機区間Fw1へ高速で搬送される。第1 機区間Fw1でのホッパ33は、例えば停止状態と なり、先行する袋充填区間Fdにあるホッパ33 袋充填区間Fdを外れると、袋充填区間Fdへ搬 される。

 また、袋充填区間Fdにおいては、各ホッ 33は、投入ファネル23の真上に位置した状態 なるように、投入ファネル23と同じ速度でX 向へ搬送される。このときに、各ホッパ33 ゲートを開く。ホッパ33のゲートを開くこと によりホッパ33に貯留されている被計量物が 出され、投入ファネル23を通過して袋(図示 ず)へ充填される。被計量物が排出された3 のホッパは、袋充填区間Fdへ搬送される。

 図6は、図5に示す連係装置を用いた計量 装システムにおける計量機10及び連係装置の 動作の一例を示すタイミングチャートである 。ここで、包装機20では、一定の動作サイク (Tp:1袋分の製造時間)で動作が行われている のとする。

 ここで、ホッパ保持部材94に取り付けら た3つのホッパ33を第1ホッパ群とし、ホッパ 持部材95に取り付けられた3つのホッパ33を 2ホッパ群とし、ホッパ保持部材96に取り付 られた3つのホッパ33を第3ホッパ群とする。

 はじめに、「計量機の排出期間(正常)」 ある場合について説明する。この場合、計 機の動作が正常であり、一定の動作サイク TM1で計量機から被計量物の排出が行われる ここで1回の計量機の排出期間には、3袋分の 被計量物が排出されるので、計量機の動作サ イクルTM1は包装機20の動作サイクル(Tp)の3倍 周期である。この「計量機の排出期間(正常) 」である場合の、第1、第2、第3ホッパ群の搬 送速度については実線で示している。

 まず、第1ホッパ群に関する動作を説明す る。第1ホッパ群は、期間Ts1では、貯留区間Fs において停止状態であり、この間に、計量機 10から被計量物が供給される(計量機の排出期 間T1)。期間Ts1の後、速度V10より速い速度V20で 第1待機区間Fw1へ搬送され、その後、期間Tw1 間、停止状態である。期間Tw1の後、速度V10 り速い速度V20で袋充填区間Fdへ搬送される。 その後の期間Td1では、袋充填区間Fdにおいて 速度V10で搬送されながら、各ホッパ33のゲ トを開いて被計量物を排出する(第1ホッパ群 の排出期間H1)。その後、速度V10より速い速度 V30で貯留区間Fsへ搬送されて停止する。以降 同様の動作が繰り返される。

 第2ホッパ群及び第3ホッパ群に関する動 についても第1ホッパ群に関する動作と同様 あるが、第1ホッパ群と第2ホッパ群と第3ホ パ群とでは、それぞれ動作のタイミングが なる。図6の例では、第1ホッパ群が貯留区 Fsにあるとき、第2ホッパ群は袋充填区間Fdに あり、第3ホッパ群は第1待機区間Fw1にある。 た、第1ホッパ群が貯留区間Fsから第1待機区 間Fw1、袋充填区間Fdへそれぞれ移動すれば、 2ホッパ群は袋充填区間Fdから貯留区間Fs、 1待機区間Fw1へそれぞれ移動し、第3ホッパ群 は第1待機区間Fw1から袋充填区間Fd、貯留区間 Fsへそれぞれ移動する。

 次に、「計量機の排出期間(異常)」であ 場合について説明する。ここで、計量機で 、前述の動作サイクルTM1より短い動作サイ ルTM2で動作可能である。

 計量機の動作が正常である場合には、時 t1から始まる期間Txにおいて被計量物の排出 が行われるが、計量機において時刻t1までの に排出準備ができなかった場合には、期間T xにおいて被計量物を排出できない。いま、 出準備が遅れて時刻t2において排出準備がで きたものとする。計量機では排出準備が遅れ た場合、短い動作サイクルTM2で排出を行うよ うに、連係装置の動作、特に第1、第2、第3ホ ッパ群の搬送動作を制御する。この「計量機 の排出期間(異常)」である場合の、第1、第2 第3ホッパ群の搬送速度については破線で示 ている。

 この場合、計量機の動作が正常であれば 刻t1において被計量物が供給されるはずで った第1ホッパ群が、そのまま貯留区間Fsに どまり、時刻t2から始まる計量機の排出期間 T1において被計量物が供給され、その後、高 度V30で第1待機区間Fw1へ搬送される。

 また、時刻t1において袋充填区間Fdにあっ た第2ホッパ群は、袋充填区間Fdにおいて被計 量物を排出し(排出期間H2)、その後、高速度V3 0で第2待機区間Fw2へ搬送される。その後、前 のように第1ホッパ群が貯留区間Fsを離れる 、第2ホッパ群は高速度V30で貯留区間Fsへ搬 された後、時刻t3から始まる計量機の排出 間T2において被計量物が供給される。

 また、時刻t1において第1待機区間Fw1にあ た第3ホッパ群は、計量機の動作が正常であ る場合と同様に袋充填区間Fdへ搬送され、被 量物を排出する(排出期間H3)。その後は、高 速度V30で第2待機区間Fw2へ搬送される。

 第1ホッパ群は、前述のように第1待機区 Fw1へ搬送された後、計量機の動作が正常で る場合と同様の搬送が行われ、袋充填区間Fd へ搬送され、被計量物を排出する(排出期間H1 )。その後、貯留区間Fsへ搬送される。

 第2ホッパ群は、時刻t3から始まる計量機 排出期間T2が終わると、貯留区間Fsから高速 度V30で第1待機区間Fw1へ搬送される。その後 袋充填区間Fdへ搬送され、被計量物を排出す る(排出期間H2)。

 第3ホッパ群は、前述のように第2ホッパ が貯留区間Fsを離れると、第2待機区間Fw2か 高速度V30で貯留区間Fsへ搬送された後、時刻 t4から始まる計量機の排出期間T3において被 量物が供給される。その後、高速度V30で第1 機区間Fw1へ搬送される。

 以上によって、時刻t5の時点においては 第1~第3ホッパ群は計量機の動作が正常であ 場合と同じ区間に存在する。また、時刻t5か ら始まる計量機の排出期間T1は、計量機の動 が正常である場合と比べてまだ少し遅れて るが、この次の計量機の排出期間(図示せず )は、計量機の動作が正常である場合と同じ 間になる。また、時刻t5から始まる計量機の 排出期間T1の遅れは、その排出期間T1におい 被計量物が供給された第1ホッパ群の次の第1 待機区間Fw1での滞在時間を短縮することで解 消される。以降、計量機の動作が正常である 場合と同様の動作になる。

 以上のように、連係装置において、ホッ 群を3個とし、貯留区間Fsから袋充填区間Fd の搬送経路中、及び、袋充填区間Fdから貯留 区間Fsへの搬送経路中に、それぞれ1つの待機 区間を設けることにより、計量機の排出動作 が遅れた場合でも、包装機に対し遅滞なく被 計量物の供給を行うことが可能になるという 効果が得られる。

 同様にしてホッパ群を4個以上設けるよう に構成してもよい。ホッパ群を多く設けた構 成にした方が、計量機の排出動作がより長時 間遅れた場合でも、包装機に対し遅滞なく被 計量物の供給を行うことが可能になる(但し 連係装置が大型化する)。したがって、ホッ 群を(2+m)個とし(mは正の整数)、貯留区間Fsか ら袋充填区間Fdへの搬送経路中、及び、袋充 区間Fdから貯留区間Fsへの搬送経路中に、そ れぞれ、m個の待機区間(m個のホッパ群を停留 できる区間)を設けることにより、前述の効 が得られる。

 上記において、計量機10では、3個の排出 10a、10b、10cから同時に被計量物を排出させ ようにしたが、3個の排出口10a、10b、10cから 順次排出させるようにしてもよい。

 次に、例えば図5に示す連係装置とともに 用いられ、3個の排出口を有する計量機10の一 例を図7に示す。

 図7(a)は、3個の排出口を有する計量機10を 側方から視た一部断面の概略模式図であり、 図7(b)は、同計量機10の集合シュート(内側シ ート及び2つの外側シュート)及び計量ホッパ を上方から視た概略模式図である。

 この計量機10は組合せ秤であり、分散フ ーダ1、リニアフィーダ2、供給ホッパ3、計 ホッパ4、重量センサ41及びセンター基体5は 4に示す計量機と同様のものである。但し、 リニアフィーダ2、供給ホッパ3及び計量ホッ 4はそれぞれ円状に配置されている。

 円状に列設された計量ホッパ4の下方には 、略逆円錐台形状の内側シュート6aが配設さ るとともに、内側シュート6aの周囲に上部 口が同心円状で、かつ2分割された外側シュ ト6b、6cが配設されている。各計量ホッパ4 、その下方の内側シュート6aと外側シュート 6bまたは6cとへ選択的に被計量物を排出可能 ように、内側シュート6aへ被計量物を排出す るためのゲートと、外側シュート6bまたは6c 被計量物を排出するためのゲートとが設け れた構成である。

 外側シュート6b、6cのそれぞれの上方に配 置された計量ホッパ4のグループB、Cは、それ ぞれ外側シュート6b、6cに対応するグループ あり、それぞれ、例えば9個あるいは10個等 計量ホッパ4からなるグループである。また グループB及びグループCの計量ホッパ4で構 されるグループAは、内側シュート6aに対応 る計量ホッパ4のグループである。内側シュ ート6a及び外側シュート6b、6cのそれぞれの下 部の排出口6ae、6be、6ceには集合ホッパ7a、7b 7cが配設されている。計量ホッパ4から各シ ート6a、6b、6cへ排出された被計量物は、そ ぞれの集合ホッパ7a、7b、7cで一時保持され 後、排出される。

 制御部11は、組合せ秤全体の動作と連係 置の動作を制御するとともに、組合せ処理 行う。この組合せ処理では、内側シュート6a 及び外側シュート6b、6cのそれぞれに対して 出する計量ホッパ4の組合せ(排出組合せ)を める。各排出組合せは、被計量物の重量値 合計が所定重量範囲(目標重量値に対する許 範囲)内である計量ホッパ4の組合せである 例えば、一方の外側シュート6bの上方に配置 されたグループBの計量ホッパ4内の被計量物 重量値(重量センサ41による計測値)に基づい て組合せ演算を行い、被計量物の重量値の合 計が所定重量範囲(目標重量値に対する許容 囲)内であり、かつ目標重量値に最も近い計 ホッパ4の組合せを外側シュート6bへ排出す 排出組合せとして求めるとともに、同様に て、他方の外側シュート6cの上方に配置さ たグループCの計量ホッパ4内の被計量物の重 量値に基づいて組合せ演算を行い、外側シュ ート6cへ排出する排出組合せを求める。さら 、全計量ホッパ4からなるグループAのうち グループB、Cにおいて、排出組合せに選択さ れなかった計量ホッパ4内の被計量物の重量 に基づいて組合せ演算を行い、同様にして 側シュート6aへ排出する排出組合せを求める 。

 このように、制御部11による組合せ処理 行われて3組の排出組合せが同時に求められ 各排出組合せの計量ホッパ4から内側シュー ト6a、外側シュート6b、6cへ被計量物を同時に 排出させる。これにより、集合ホッパ7a、7b 7cに被計量物が供給される。

 そして、所定のタイミングにて集合ホッ 7a、7b、7cから同時に被計量物を排出させる

 この組合せ秤の集合ホッパ7b、7a、7cが計 機10の3個の排出口(例えば図5に示す排出口10 a、10b、10c)である。各集合ホッパ7a、7b、7cか 排出される被計量物は、例えば図5に示す連 係装置の貯留区間Fsにおいて各ホッパ33へ供 される。

 なお、上記の組合せ秤では、3組の排出組 合せを同時に求めるようにしたが、外側シュ ート6bへ排出する排出組合せと、内側シュー 6aへ排出する排出組合せと、外側シュート6c へ排出する排出組合せとを順次求めて、それ ぞれの排出組合せの計量ホッパ4から被計量 を順次排出し、それぞれの集合ホッパ7b、7a 7cから被計量物を順次排出するように構成 ることも可能である。

 なお、連係装置の各ホッパ群のホッパの 数を4個以上にする場合には、計量機の排出 口も各ホッパ群のホッパの個数と同数の4個 上にすればよい。

 例えば、排出口を4個有する計量機10の場 、図7に示す構成において、内側シュート6a 、外側シュート6b、6cと対応し、それぞれの 排出口を有する2つのシュート(以下、「第1、 第2内側シュート」という)に分割し、第1、第 2内側シュートの各排出口に集合ホッパを設 た構成とする。すなわち、計量ホッパ4のグ ープBは、第1内側シュートと外側シュート6b に対応するグループとし、計量ホッパ4のグ ープCは、第2内側シュートと外側シュート6c 対応するグループとする。組合せ処理では 計量ホッパ4のグループBから2組の排出組合 を求めていずれか一方の排出組合せを第1内 側シュートへ排出する排出組合せとし、他方 の排出組合せを外側シュート6bへ排出する排 組合せとするとともに、計量ホッパ4のグル ープCから2組の排出組合せを求めていずれか 方の排出組合せを第2内側シュートへ排出す る排出組合せとし、他方の排出組合せを外側 シュート6cへ排出する排出組合せとする。

 このように、制御部11による組合せ処理 行われて4組の排出組合せが同時に求められ 各排出組合せの計量ホッパ4から第1、第2内 シュート、外側シュート6b、6cへ被計量物を 同時に排出させる。これにより、4つの集合 ッパに被計量物が供給される。

 そして、所定のタイミングにて4つの集合 ホッパから同時に被計量物を排出させる。

 この組合せ秤の4つの集合ホッパが計量機 10の4個の排出口であり、4個の集合ホッパか 排出される被計量物は、貯留区間において 係装置の4個のホッパ33へ供給される。その 、袋充填区間において各ホッパ33から包装機 の投入ファネル23を介して袋へ充填される。 お、この場合も、4組の排出組合せを順次求 めて、各排出組合せの計量ホッパ4から被計 物を順次排出し、4個の集合ホッパから被計 物を順次排出するように構成することも可 である。

 なお、上記の実施の形態において、計量 等の構成については、種々変更が可能であ 。以下に、その一例を挙げる。

 例えば、組合せ秤は、集合シュート(内側 シュート、外側シュート)の排出口に集合ホ パが設けられていない構成でもよい。この 合、集合シュートの排出口が計量機の排出 となり、排出組合せに選択されている計量 ッパ4から排出された被計量物は集合シュー 上を滑り落ちて直接、ホッパ33へ供給され ように構成される。

 また、組合せ秤は、図4、図7の例では、 合せ演算の対象となるホッパ(組合せ用ホッ )として計量ホッパ4のみを有する構成であ が、合計重量値が所定重量範囲内である被 量物が排出されるように構成されてあれば く、組合せ演算の対象となるホッパの構成 しては種々変更が可能である。一例を挙げ ば、それぞれの計量ホッパ4に対応して計量 ッパ4の下方に、それぞれ対応する計量ホッ パ4から計量済みの被計量物が供給されるメ リホッパを配設し、計量ホッパ4は、対応す メモリホッパと集合シュートとへ選択的に 計量物を排出可能な構成にしてもよい。こ 場合、組合せ秤の制御部11は、各々の計量 ッパ4に供給されている被計量物の重量値と 々のメモリホッパに供給されている被計量 の重量値とに基づいて組合せ演算を行うこ により、被計量物の重量値の合計が所定重 範囲内になる計量ホッパ4及び/又はメモリ ッパの組合せを求めて排出組合せに決めれ よい。

 また、上記の組合せ秤では、組合せに用 られる組合せ用ホッパが円状に列設された 成としたが、この構成に限られない。例え 、組合せ用ホッパが楕円状、正方形、長方 等の多角形状、あるいは直線状に列設され 構成であってもよい。

 さらに、組合せ秤に代えて、被計量物を 量し、複数の排出口の各々から被計量物を 出する計量機であってもよい。

 また、組合せ秤等の計量機に備えられた 計量物の排出口が1つである構成とし、複数 の計量機から複数のホッパ33へ被計量物を排 するように構成されてあってもよい。

 なお、上記の実施の形態における連係装 では、貯留区間Fsにおいて、ホッパ群を停 させるようにしたが、袋充填区間Fdにおける ホッパ群の搬送速度よりも低速で搬送して、 計量機から排出される被計量物がこぼれない ようにホッパ33へ供給できれば、そのように 速で搬送するように構成してもよい。この 合、各ホッパ33の被計量物を受け入れる上 の開口の、ホッパの搬送方向における長さ 長くした方が、被計量物を受け入れる時間 長くできるので好ましい。

 また、図5のように待機区間(第1待機区間F w1及び第2待機区間Fw2)を設けた場合に、待機 間においてホッパ群を停止状態にしたが、 充填区間Fdにおける搬送速度よりも低速で搬 送するようにしてもよいし、袋充填区間Fdに ける搬送速度と同速で搬送するようにして よい。例えば、貯留区間Fsを出発したホッ 群が、1つ前に先行するホッパ群の直後に追 つくようにし、その後、袋充填区間Fdにお る搬送速度と同速にて、先行するホッパ群 後に続いて、袋充填区間Fdへ進入するように してもよい。この場合、第1待機区間Fw1は袋 填区間Fdの直前の区間になる。また、第2待 区間Fw2も貯留区間Fsの直前の区間になるよう にしてもよい。

 また、上記の実施の形態において、貯留 間Fsを複数の区間に分割してもよい。例え 、図5に示す連係装置において、貯留区間Fs 2つの貯留区間(Fs1,Fs2)に分割し、例えば、第1 貯留区間Fs1において、ホッパ群を構成する3 のホッパ33のうちのいずれか1つのホッパ33に 被計量物が供給され、次の第2貯留区間Fs2に いて、残りの2つのホッパ33に被計量物が供 されるようにしてもよい。例えば、この場 、第1貯留区間Fs1の上方に1つの排出口を有す る計量機を配置し、第2貯留区間Fs2の上方に2 の排出口を有する計量機を配置して、各ホ パ33へ被計量物を供給するように構成する ともできる。同様に、貯留区間Fsを3つの貯 区間に分割し、各貯留区間において1つずつ ホッパ33に被計量物が供給されるようにし もよい。例えば、この場合、各貯留区間の 方に1つの排出口を有する計量機を配置して 各ホッパ33へ被計量物を供給するように構 することもできる。図1に示す連係装置にお ても、同様に、貯留区間Fsを2つの貯留区間 分割するようにしてもよい。以上のように 貯留区間を複数に分割した場合も、分割さ た各貯留区間において、前述のように、ホ パ群を停止させてもよいし、袋充填区間Fd おけるホッパ群の搬送速度よりも低速で搬 するようにしてもよい。

 また、上記の実施の形態では、あるホッ 群が袋充填区間Fdに入るとき、そのホッパ を構成する全てのホッパ33(例えば、図1の場 は2つのホッパ33、図5の場合は3つのホッパ33 )が袋充填区間Fdに入ってから、その全てのホ ッパ33から同時に被計量物を排出させるよう したが、袋充填区間Fdに入ったホッパ33から 順番に、順次、被計量物を排出させるように してもよい。

 また、上記の実施の形態では、連係装置 、計量機の制御部11によって制御されるよ に構成しており、この場合、連係装置と計 機とからなる計量装置を構成できる。また 連係装置が、計量機の制御部11ではなく包装 機制御部20Aによって制御されるように構成し てもよい。この場合、連係装置と包装機とか らなる包装装置を構成できる。

 また、計量機の制御部11及び包装機制御 20Aは、それぞれ、例えばマイクロコンピュ タ等によって構成されるが、必ずしも単独 制御装置で構成される必要はなく、複数の 御装置が分散配置されていて、それらが協 して計量装置の動作を制御するよう構成さ ていてもよい。

 上記説明から、当業者にとっては、本発 の多くの改良や他の実施形態が明らかであ 。従って、上記説明は、例示としてのみ解 されるべきであり、本発明を実行する最良 態様を当業者に教示する目的で提供された のである。本発明の精神を逸脱することな 、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に 変更できる。

 本発明は、排出口の位置が固定されてい 計量機から排出される被計量物を、高速で 続的に搬送されている袋へ供給することが きる連係装置とそれを用いた計量装置、包 装置及び計量包装システム等として有用で る。