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Patent Searching and Data


Title:
LIQUID CRYSTAL DISPLAY DEVICE AND BACKLIGHT DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/096173
Kind Code:
A1
Abstract:
When an electric power switch is turned on, a signal generation circuit generates a start-up video signal for an entire white display for a predetermined period of time. A selector outputs the start-up video signal generated by the signal generation circuit to a liquid crystal display panel driving circuit. Based on the ignition video signal, the entire white display is carried out on the screen of the liquid crystal display panel for the predetermined period of time. An inverter electric power circuit applies a lighting voltage to a fluorescent lamp of a backlight unit at predetermined timing during the predetermined period of time.

Inventors:
UNO TAKASHI
SHIMIZU HIROFUMI
Application Number:
PCT/JP2009/000311
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
January 27, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
UNO TAKASHI
SHIMIZU HIROFUMI
International Classes:
H05B41/24; G02F1/133; G02F1/13357; F21Y103/00
Foreign References:
JP2000250007A2000-09-14
Attorney, Agent or Firm:
FUKUSHIMA, Yoshito (4-1 Hiroshiba-ch, Suita-shi Osaka 52, JP)
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Claims:
液晶表示パネルに設けられるバックライト装置であって、
 前記液晶表示パネルの背面に配置される蛍光ランプと、
 電源スイッチのオン時から一定期間の間、前記液晶表示パネルの画面に黒とは異なる領域を全体または一部に有する始動用表示を行う表示制御部と、
 電源スイッチのオン時から所定時間後に前記蛍光ランプに点灯電圧を印加する電圧印加部とを備えた、バックライト装置。
前記始動用表示は、全体に白を有する表示である、請求項1記載のバックライト装置。
前記始動用表示は、白のパターンを有する表示である、請求項1記載のバックライト装置。
前記電圧印加部は、前記表示制御部により始動用表示が行われている間の所定のタイミングで前記蛍光ランプに点灯電圧を印加する、請求項1記載のバックライト装置。
前記表示制御部は、前記電源スイッチのオン時から第1の時間の間、前記液晶表示パネルの画面に前記始動用表示を行った後、第2の時間の間、前記液晶表示パネルの画面に黒の表示を行う、請求項1記載のバックライト装置。
前記表示制御部は、前記電源スイッチのオン時から第1の時間の間、前記液晶表示パネルの画面に前記始動用表示を行った後、第2の時間の間、前記液晶表示パネルの画面に白のパターンを有する表示を行う、請求項1記載のバックライト装置。
前記表示制御部は、前記電源スイッチのオン時から前記前記液晶表示パネルの画面に前記始動用表示および黒の表示を行った後に、前記蛍光ランプが点灯しない場合に前記始動用表示および前記黒の表示を所定回数繰り返す、請求項1記載のバックライト装置。
前記表示制御部は、前記電源スイッチのオン時から前記液晶表示パネルの画面に前記始動用表示および白のパターンを有する表示を行った後に、前記蛍光ランプが点灯しない場合に前記始動用表示および前記白のパターンを有する表示を所定回数繰り返す、請求項1記載のバックライト装置。
前記蛍光ランプは、外部電極蛍光ランプである、請求項1記載のバックライト装置。
液晶表示パネルと、
 前記液晶表示パネルに設けられる請求項1記載のバックライト装置とを備えた、液晶表示装置。
Description:
液晶表示装置およびバックライ 装置

 本発明は、液晶表示パネルおよびバック イト装置を備えた液晶表示装置に関する。

 液晶表示装置は、画像を表示する液晶表 パネルと、その液晶表示パネルの背後に配 されたバックライト装置とを有する。

 バックライト装置は、複数本の蛍光ラン 、これらの蛍光ランプに駆動電圧を印加す インバータ電源回路、およびインバータ電 回路を制御する制御回路を備える。

 蛍光ランプとしては、冷陰極蛍光ランプ( CCFL)または外部電極蛍光ランプ(EEFL)が用いら る。冷陰極蛍光ランプは、両端部に内部電 を有する。外部電極蛍光ランプは、両端部 外部電極を有する。

 バックライト装置では、電源スイッチが ンにされると、ランプ電極に高電圧が印加 れる。それにより、蛍光ランプが点灯する

 液晶表示装置が長時間暗所に放置される 、バックライト装置の蛍光ランプの点灯性 (始動性)が悪化し、蛍光ランプの始動が開 されないことがある。これは、一般に暗黒 題と呼ばれる。

 そこで、セシウムのように自由電子を放 しやすいエミッタ物質を蛍光ランプの電極 塗布し、またはエミッタ物質を蛍光体に混 することが行われる。

 また、蛍光ランプの始動に失敗した場合 蛍光ランプの再点灯を試みる制御回路を設 ることが提案されている(特許文献1参照)。

 さらに、蛍光ランプの近辺にLED(発光ダイオ ード)またはタングステンランプ等の補助光 を配置することが提案されている(特許文献2 参照)。この場合、蛍光ランプの始動時に補 光源を点灯し、光電子を励起することによ 蛍光ランプの点灯性を改善することができ 。

実開平6-33399号公報

特開平4-6522号公報

 しかしながら、エミッタ物質を用いる方 では、蛍光ランプの長時間の点灯により蛍 ランプの内部のエミッタ物質が蒸発等によ 枯渇する。それにより、蛍光ランプの始動 が悪化する場合がある。

 また、蛍光ランプの始動に失敗した場合 蛍光ランプの再点灯を試みる方法では、バ クライト装置の点灯に要する時間が延長さ る。バックライト装置の点灯に数十秒~数分 もかかる場合、使用者はバックライト装置が 故障したと判断してしまう。

 さらに、補助光源を用いる方法では、比 的確実な点灯が可能であるが、バックライ 装置の構造が複雑化するとともに、バック イトが高価になる。

 本発明の目的は、簡単な構造で蛍光ラン の始動特性を向上させることが可能なバッ ライト装置およびそれを備えた液晶表示装 を提供することである。

 (1)本発明の一局面に従うバックライト装 は、液晶表示パネルに設けられるバックラ ト装置であって、液晶表示パネルの背面に 置される蛍光ランプと、電源スイッチのオ 時から一定期間の間、液晶表示パネルの画 に黒とは異なる領域を全体または一部に有 る始動用表示を行う表示制御部と、電源ス ッチのオン時から所定時間後に蛍光ランプ 点灯電圧を印加する電圧印加部とを備えた のである。

 そのバックライト装置においては、電源 イッチのオン時から一定期間の間、表示制 部により液晶表示パネルの画面に黒とは異 る領域を全体または一部に有する始動用表 が行われる。それにより、外部光が液晶表 パネルの液晶を透過して蛍光ランプに入射 る。この場合、蛍光ランプの内部に光電子 発生する。したがって、蛍光ランプの始動 性が改善される。

 その結果、電源スイッチのオン時から所 時間後に電圧印加部により蛍光ランプに点 電圧が印加されると、蛍光ランプが短時間 点灯する。

 このように、簡単な構造で蛍光ランプの 動特性を向上させることが可能となる。

 (2)始動用表示は、全体に白を有する表示 あってもよい。

 この場合、蛍光ランプの始動時に、外部 が液晶表示パネルの液晶を透過して蛍光ラ プに十分に入射する。それにより、蛍光ラ プの始動特性が十分に改善される。

 (3)始動用表示は、白のパターンを有する 示であってもよい。

 この場合、使用者に違和感を与えること く、蛍光ランプを短時間で点灯させること できる。

 (4)電圧印加部は、表示制御部により始動 表示が行われている間の所定のタイミング 蛍光ランプに点灯電圧を印加してもよい。

 この場合、蛍光ランプに点灯電圧が印加 れるタイミングの前後で蛍光ランプの内部 光電子が発生する。それにより、蛍光ラン を確実に点灯させることができる。

 (5)表示制御部は、電源スイッチのオン時 ら第1の時間の間、液晶表示パネルの画面に 始動用表示を行った後、第2の時間の間、液 表示パネルの画面に黒の表示を行ってもよ 。

 この場合、蛍光ランプが点灯したときに 面全体に白が表示されずに黒が表示される で、使用者が蛍光ランプの点灯時に眩しさ 感じたり、液晶表示装置が故障していると 断することが防止される。

 (6)表示制御部は、電源スイッチのオン時 ら第1の時間の間、液晶表示パネルの画面に 始動用表示を行った後、第2の時間の間、液 表示パネルの画面に白のパターンを有する 示を行ってもよい。

 この場合、蛍光ランプに点灯電圧が印加 れるタイミングの前後で蛍光ランプの内部 光電子が発生する。それにより、使用者に 和感を与えることなく、蛍光ランプを確実 点灯させることができる。

 また、蛍光ランプが点灯したときに画面 体に白が表示されずに白のパターンが表示 れるので、使用者が蛍光ランプの点灯時に しさを感じたり、液晶表示装置が故障して ると判断することが防止される。

 (7)表示制御部は、電源スイッチのオン時 ら液晶表示パネルの画面に始動用表示およ 黒の表示を行った後に、蛍光ランプが点灯 ない場合に始動用表示および黒の表示を所 回数繰り返してもよい。

 この場合、蛍光ランプを確実に点灯させ ことができる。

 (8)表示制御部は、電源スイッチのオン時 ら液晶表示パネルの画面に始動用表示およ 白のパターンを有する表示を行った後に、 光ランプが点灯しない場合に始動用表示お び白のパターンを有する表示を所定回数繰 返してもよい。この場合、蛍光ランプを確 に点灯させることができる。

 (9)蛍光ランプは、外部電極蛍光ランプで ってもよい。この場合にも、簡単な構成で 光ランプの始動特性を向上させることがで る。

 (10)本発明の他の局面に従う液晶表示装置 は、液晶表示パネルと、液晶表示パネルに設 けられる第1の発明に係るバックライト装置 を備えたものである。

 その液晶表示装置においては、第1の発明 に係るバックライト装置が用いられているの で、簡単な構成で蛍光ランプの始動特性を向 上させることができる。

 本発明によれば、簡単な構成で蛍光ラン の始動特性を向上させることができる。

図1は本発明の第1の実施の形態に係る 晶表示装置の構成を示すブロック図 図2は第1の実施の形態に係るバックラ ト装置の始動時の動作を示すタイミングチ ート 図3は第2の実施の形態に係る液晶表示 置の始動時の動作を示すタイミングチャー 図4は始動用パターンの表示の一例を示 す模式図 図5は始動用パターンの白い部分の面積 と始動時間との関係を示す図 図6は第3の実施の形態に係る液晶表示 置の始動時の動作を示すタイミングチャー 図7は第4の実施の形態に係る液晶表示 置の始動時の動作を示すタイミングチャー 図8は本発明の第5の実施の形態に係る 晶表示装置の構成を示すブロック図 図9は液晶表示装置におけるインバータ 電源回路の構成を示すブロック図 図10は第5の実施の形態に係る液晶表示 装置の始動時の動作を示すタイミングチャー ト

 (1)第1の実施の形態
 図1は本発明の第1の実施の形態に係る液晶 示装置の構成を示すブロック図である。

 図1の液晶表示装置1は、電源スイッチSW、 バックライト装置100、液晶表示パネル駆動回 路200および液晶表示パネル300を備える。

 バックライト装置100は、制御回路2、イン バータ電源回路3、バックライトユニット4、 号発生回路5およびセレクタ6を含む。

 バックライトユニット4は、複数の蛍光ラ ンプ40を含み、液晶表示パネル300の背面に配 される。蛍光ランプ40は、外部電極蛍光ラ プ(EEFL)または冷陰極蛍光ランプ(CCFL)であり 本実施の形態では、蛍光ランプ40として外部 電極蛍光ランプ(EEFL)が用いられる。

 制御回路2は、電源スイッチSWがオンにさ ると、インバータ電源回路3、信号発生回路 5およびセレクタ6を制御する。インバータ電 回路3は、交流電圧を直流電圧に変換し、直 流電圧をバックライトユニット4の複数の蛍 ランプ40に点灯電圧として印加する。

 信号発生回路5は、バックライトユニット 4の始動時に制御回路2の制御に従って液晶表 パネル300の画面に予め定められた色および 度を有する表示を行うための始動用映像信 SSを発生する。本実施の形態では、画面の 体に白を表示する(以下、全白表示と呼ぶ)た めの映像信号および画面の全体に黒を表示す る(以下、全黒表示と呼ぶ)ための映像信号を 生する。

 セレクタ6は、制御回路2に制御に従って バックライトユニットの始動後に与えられ 映像信号VDおよび信号発生回路5により発生 れる始動用映像信号SSを選択的に出力する。

 液晶表示パネル駆動回路200は、セレクタ6 から出力される映像信号に基づいて液晶表示 パネル300の画面に表示を行う。

 図2は第1の実施の形態に係る液晶表示装 1の始動時の動作を示すタイミングチャート ある。

 図2の上段には、液晶表示パネル300の画面 の表示状態が示され、下段にはインバータ電 源回路3によりバックライトユニット4に印加 れる点灯電圧が示される。図2の横軸は時間 である。

 電源スイッチSWがオンされると、信号発 回路5は、所定時間T10(例えば約2秒)の間全白 示のための始動用映像信号SSを発生する。 た、セレクタ6は、信号発生回路5により発生 される始動用映像信号SSを液晶表示パネル駆 回路200に出力する。それにより、液晶表示 ネル300の画面に所定時間T10の間全白表示が われる。

 この場合、外部光が液晶表示パネル300の 晶を透過してバックライトユニット4の複数 の蛍光ランプ40に入射する。それにより、後 するように、蛍光ランプ40の始動特性が改 される。

 所定時間T10の間の所定タイミングでイン ータ電源回路3によりバックライトユニット 4の蛍光ランプ40に点灯電圧VLが印加される。 実施の形態では、電源スイッチSWがオンさ た後、時間T1(例えば約1秒)の間全白表示が行 われた後に蛍光ランプ40に点灯電圧VLが印加 れ、さらに時間T2(例えば約1秒)の間全白表示 が続けられる。それにより、バックライトユ ニット4の蛍光ランプ40が点灯する。

 その後、セレクタ6は、映像信号VDを液晶 示パネル駆動回路200に出力する。それによ 、液晶表示パネル300の画面に映像信号VDに づく映像が表示される。

 一般に、液晶表示パネルの表示モードに 、TN(ツイステッド・ネマチック;Twisted nemati c)モード、IPS(面内スイッチング;In-Plane Switchi ng)モードおよびVA(垂直配向;Vertical Alignment)モ ードが存在する。

 特に、テレビジョン受像機には、IPSモー およびVAモードが採用されている。IPSモー およびVAモードはノーマリブラックと呼ばれ 、駆動されていないとき、すなわち電源オフ 時には黒を表示する。液晶表示パネルでは、 黒を表示しているときには、液晶がバックラ イトユニットにより発生される光を透過しな いのと同時に、外部光を透過しない。それに より、バックライトユニットの内部に外部光 が入射しない。

 そのため、液晶表示装置の電源スイッチ 長時間オフにされた場合、バックライトユ ットの内部の蛍光ランプは、たとえ周囲が るくても、暗所に長時間放置されていたの 同じ状態にあり、暗黒始動性が低下する。

 本実施の形態に係る液晶表示装置1では、 上記のように、電源スイッチSWがオンされる 液晶表示装置1の画面に全白表示が行われる 。それにより、外部光が液晶表示パネル300の 液晶を透過してバックライトユニット4の複 の蛍光ランプ40に入射する。この場合、蛍光 ランプ40の内部に光電子が発生する。その結 、蛍光ランプ40の始動特性が改善され、蛍 ランプ40が短時間で点灯する。

 (2)第2の実施の形態
 第2の実施の形態に係る液晶表示装置の構成 は、図1に示した液晶表示装置1の構成と同様 ある。第2の実施の形態に係る液晶表示装置 が第1の実施の形態に係る液晶表示装置と異 るのは、次の点である。

 図3は第2の実施の形態に係る液晶表示装 1の始動時の動作を示すタイミングチャート ある。

 図3の上段には、液晶表示パネル300の画面 の表示状態が示され、下段にはインバータ電 源回路3によりバックライトユニット4に印加 れる点灯電圧が示される。図3の横軸は時間 である。

 電源スイッチSWがオンされると、信号発 回路5は、時間T3(例えば約1秒)の間全白表示 ための始動用映像信号SSを発生する。また、 セレクタ6は、信号発生回路5により発生され 始動用映像信号SSを液晶表示パネル駆動回 200に出力する。それにより、液晶表示パネ 300の画面に時間T3の間全白表示が行われる。

 この場合、外部光が液晶表示パネル300の 晶を透過してバックライトユニット4の複数 の蛍光ランプ40に入射する。それにより、蛍 ランプ40の始動特性が改善される。

 その後、信号発生回路5は、時間T4(例えば 約1秒)の間全黒表示のための始動用映像信号S Sを発生する。また、セレクタ6は、信号発生 路5により発生される始動用映像信号SSを液 表示パネル駆動回路200に出力する。それに り、液晶表示パネル300の画面に時間T4の間 黒表示が行われる。

 また、全白表示が全黒表示に切り替えら ると同時に、インバータ電源回路3によりバ ックライトユニット4の蛍光ランプ40に点灯電 圧VLが印加される。

 ここで、蛍光ランプ40の蛍光体は蓄光効 を有する。そのため、蛍光ランプ40への点灯 電圧VLの印加時またはその直前に外部光がバ クライトユニット4の内部に入射しなくなっ ても、蓄光効果により蛍光ランプ40の蛍光体 蓄積される光電子により始動特性が改善さ る。それにより、バックライトユニット4の 蛍光ランプ40が即座に点灯する。

 その後、セレクタ6は、映像信号VDを液晶 示パネル駆動回路200に出力する。それによ 、液晶表示パネル300の画面に映像信号VDに づく映像が表示される。

 本実施の形態では、蛍光ランプ40が点灯 たときに画面全体に白が表示されずに黒が 示されるので、使用者が蛍光ランプ40の点灯 時に眩しさを感じたり、液晶表示装置1が故 していると判断することが防止される。

 (3)第3の実施の形態
 第3の実施の形態に係る液晶表示装置の構成 は、図1に示した液晶表示装置1の構成と同様 ある。第3の実施の形態に係る液晶表示装置 が第1の実施の形態に係る液晶表示装置と異 るのは次の点である。

 信号発生回路5は、バックライト装置100の 始動時に始動用パターンを発生する。図4は 動用パターンの表示の一例を示す模式図で る。

 図4において、液晶表示パネル300の画面30 始動用パターンが表示されている。始動用 ターンは、例えば黒い背景に白い文字また 絵柄を有する。

 図5は始動用パターンの白い部分の面積と 始動時間との関係を示す図である。図5の横 は、始動用パターンの全体の面積に対する い部分の面積の割合を示し、縦軸はバック イトユニット4の蛍光ランプ40の始動時間を す。画面照度は50ルクスである。

 図5に示すように、始動用パターンの白い 部分の面積の割合が大きいほど蛍光ランプ40 始動時間は短くなる。

 始動用パターンの白い部分の面積の割合 1%以上である場合、始動時間を1秒よりも大 に短くすることができる。したがって、始 用パターンの白い部分の面積の割合を1%以 にすることが好ましい。

 図6は第3の実施の形態に係る液晶表示装 1の始動時の動作を示すタイミングチャート ある。

 図6の上段には、液晶表示パネル300の画面 の表示状態が示され、下段にはインバータ電 源回路3によりバックライトユニット4に印加 れる点灯電圧が示される。図6の横軸は時間 である。

 電源スイッチSWがオンされると、信号発 回路5は、所定時間 T20(例えば約2秒)の間の 定タイミングで始動用パターンの表示のた の始動用映像信号SSを発生する。また、セレ クタ6は、信号発生回路5により発生される始 用映像信号SSを液晶表示パネル駆動回路200 出力する。それにより、液晶表示パネル300 画面に所定時間T20の間始動用パターンの表 が行われる。

 この場合、外部光が液晶表示パネル300の 晶を透過してバックライトユニット4の複数 の蛍光ランプ40に入射する。それにより、蛍 ランプ40の始動特性が改善される。

 インバータ電源回路3は、所定時間T20の間 バックライトユニット4の蛍光ランプ40に点灯 電圧VLを印加する。本実施の形態では、電源 イッチSWがオンされた後、時間T11(例えば約1 秒)の間始動用パターンの表示が行われた後 蛍光ランプ40に点灯電圧VLが印加され、さら 時間T12(例えば約1秒)の間始動用パターンの 示が続けられる。それにより、バックライ ユニット4の蛍光ランプ40が点灯する。

 その後、セレクタ6は、映像信号VDを液晶 示パネル駆動回路200に出力する。それによ 、液晶表示パネル300の画面に映像信号VDに づく映像が表示される。

 本実施の形態に係る液晶表示装置1では、 バックライト装置100の始動時に液晶表示パネ ル300の画面に文字または絵柄を有する始動用 パターンが表示される。それにより、使用者 に違和感を与えることなく、バックライトユ ニット4の蛍光ランプ40を短時間で点灯させる ことができる。

 (4)第4の実施の形態
 第4の実施の形態に係る液晶表示装置の構成 は、図1に示した液晶表示装置1の構成と同様 ある。第4の実施の形態に係る液晶表示装置 が第2の実施の形態に係る液晶表示装置と異 るのは次の点である。

 図7は第4の実施の形態に係る液晶表示装 1の始動時の動作を示すタイミングチャート ある。

 図7の上段には、液晶表示パネル300の画面 の表示状態が示され、下段にはインバータ電 源回路3によりバックライトユニット4に印加 れる点灯電圧が示される。図7の横軸は時間 である。

 電源スイッチSWがオンされると、信号発 回路5は、時間T13(例えば約1秒)の間全白表示 ための始動用映像信号SSを発生する。また セレクタ6は、信号発生回路5により発生され る始動用映像信号SSを液晶表示パネル駆動回 200に出力する。それにより、液晶表示パネ 300の画面に時間T13の間全白表示が行われる

 この場合、外部光が液晶表示パネル300の 晶を透過してバックライトユニット4の複数 の蛍光ランプ40に入射する。それにより、蛍 ランプ40の始動特性が改善される。

 その後、信号発生回路5は、時間T14(例え 約1秒)の間始動用パターンの表示のための始 動用映像信号SSを発生する。また、セレクタ6 は、信号発生回路5により発生される始動用 像信号SSを液晶表示パネル駆動回路200に出力 する。それにより、液晶表示パネル300の画面 に時間T14の間始動用パターンの表示が行われ る。

 また、全白表示が始動用パターンの表示 切り替えられると同時に、インバータ電源 路3によりバックライトユニット4の蛍光ラ プ40に点灯電圧VLが印加される。

 この場合、始動用パターンが表示されて る期間においても、液晶表示パネル300の液 を通してバックライトユニット4の内部に外 部光が入射する。それにより、バックライト ユニット4の蛍光ランプ40の始動特性がさらに 改善される。

 その後、セレクタ6は、映像信号VDを液晶 示パネル駆動回路200に出力する。それによ 、液晶表示パネル300の画面に映像信号VDに づく映像が表示される。

 本実施の形態では、蛍光ランプ40が点灯 たときに画面全体が白に表示されずに文字 たは絵柄を有する始動用パターンが表示さ るので、使用者が蛍光ランプ40の点灯時に眩 しさを感じたり、液晶表示装置1が故障して ると判断することが防止される。

 (5)第5の実施の形態
 図8は本発明の第5の実施の形態に係る液晶 示装置の構成を示すブロック図である。

 図8の液晶表示装置1が図1の液晶表示装置1 と異なるのは次の点である。インバータ電源 回路3は、バックライトユニット4の蛍光ラン 40に点灯電圧VLを印加してから一定期間後に 蛍光ランプ40が点灯していない場合に、制御 路2に不点灯検出信号DTを与える。

 図9は液晶表示装置1におけるインバータ 源回路3の構成を示すブロック図である。

 インバータ電源回路3は、電圧変換回路31 電流検出回路32、保護回路33およびタイマー 回路34を含む。

 電圧変換回路31は、商用電源から供給さ る交流電圧PWを直流の点灯電圧に変換し、電 流検出回路32を介してバックライトユニット4 の蛍光ランプ40に印加する。電流検出回路32 、蛍光ランプ40に流れる電流を検出し、検出 値を出力する。

 タイマー回路34は、電源スイッチSWがオン されてからの経過時間を計測し、計測値が一 定時間(例えば2秒)になったときにオン信号を 保護回路33に与える。保護回路33の動作は、 イマー回路34からオン信号が与えられるまで 禁止される。

 保護回路33は、タイマー回路34からオン信 号が与えられると動作し、電流検出回路32の 出値が所定値以下のとき、すなわち蛍光ラ プ40に流れる電流が所定値以下のときに、 圧変換回路31の動作を停止させるとともに、 不点灯検出信号DTを出力する。

 電圧変換回路31の出力電圧は1kV程度と高 ため、保護回路33の働きにより、たとえば蛍 光ランプ40への接続線が断線した場合に発煙 たは発火が生じないように電圧変換回路31 動作が停止される。

 図10は第5の実施の形態に係るバックライ 装置100の始動時の動作を示すタイミングチ ートである。

 図10の上段には、液晶表示パネル300の画 の表示状態が示され、中段には、インバー 電源回路3によりバックライトユニット4に印 加される点灯電圧が示され、下段には、イン バータ電源回路3から出力される不点灯検出 号DTが示される。図10の横軸は時間である。

 電源スイッチSWがオンされると、信号発 回路5は、時間T5(例えば約1秒)の間全白表示 ための始動用映像信号SSを発生する。また、 セレクタ6は、信号発生回路5により発生され 始動用映像信号SSを液晶表示パネル駆動回 200に出力する。それにより、液晶表示パネ 300の画面に時間T5の間全白表示が行われる。

 この場合、外部光が液晶表示パネル300の 晶を透過してバックライトユニット4の複数 の蛍光ランプ40に入射する。それにより、蛍 ランプ40の始動特性が改善される。

 その後、信号発生回路5は、時間T6(例えば 約1秒)の間全黒表示のための始動用映像信号S Sを発生する。また、セレクタ6は、信号発生 路5により発生される始動用映像信号SSを液 表示パネル駆動回路200に出力する。それに り、液晶表示パネル300の画面に時間T6の間 黒表示が行われる。

 全白表示が全黒表示に切り替わった後、 ンバータ電源回路3は、バックライトユニッ ト4の蛍光ランプ40に点灯電圧VLを印加する。

 電源スイッチSWがオンされてから一定時 T30(例えば2秒)経過後に図9の保護回路33が動 する。このとき、蛍光ランプ40が点灯してい ない場合には、図9の電圧変換回路31の動作が 停止されるとともに、保護回路33により出力 れる不点灯検出信号DTがハイレベルに立ち がる。それにより、電圧変換回路31の出力電 圧が0となる。

 それにより、信号発生回路5は、時間T7(例 えば約1秒)の間全白表示のための始動用映像 号SSを発生する。また、セレクタ6は、信号 生回路5により発生される始動用映像信号SS 液晶表示パネル駆動回路200に出力する。そ により、液晶表示パネル300の画面に時間T7 間全白表示が行われる。

 その後、信号発生回路5は、時間T8(例えば 約1秒)の間全黒表示のための始動用映像信号S Sを発生する。また、セレクタ6は、信号発生 路5により発生される始動用映像信号SSを液 表示パネル駆動回路200に出力する。それに り、液晶表示パネル300の画面に時間T8の間 黒表示が行われる。

 全白表示が全黒表示に切り替わった後、 ンバータ電源回路3は、バックライトユニッ ト4の蛍光ランプ40に点灯電圧VLを再度印加す 。それにより、バックライトユニット4の蛍 光ランプ40が点灯する。同時に、保護回路33 より出力される不点灯検出信号DTがローレベ ルに立ち下がる。

 その後、セレクタ6は、映像信号VDを液晶 示パネル駆動回路200に出力する。それによ 、液晶表示パネル300の画面に映像信号VDに づく映像が表示される。

 本実施の形態に係る液晶表示装置1では、 点灯電圧VLの印加によるバックライトユニッ 4の蛍光ランプ40の始動に失敗した場合に、 度全白表示が行われる。それにより、蛍光 ンプ40を確実に点灯させることができる。

 (6)他の実施の形態
 なお、上記第1~第5の実施の形態に係る液晶 示装置1において、バックライトユニット4 温度を測定する温度センサーを設け、バッ ライトユニット4の始動時に温度センサーに り測定された温度が所定値よりも低いとき 上記のように全白表示または始動用パター の表示を行い、温度センサーにより測定さ た温度が所定値以上のときには全白表示ま は始動用パターンの表示の時間を短縮する 、または全白表示または始動用パターンの 示を行わなくてもよい。

 また、上記第1~第5の実施の形態に係る液 表示装置1において、周囲の照度を測定する 照度センサーを設け、バックライトユニット 4の始動時に照度センサーにより測定された 度が所定値よりも低いときに上記のように 白表示または始動用パターンの表示を行い 照度センサーにより測定された照度が所定 以上のときには全白表示または始動用パタ ンの表示の時間を短縮するか、または全白 示または始動用パターンの表示を行わなく もよい。

 さらに、上記第1~第5の実施の形態に係る 晶表示装置1において、バックライトユニッ ト4の温度を測定する温度センサーを設け、 ックライトユニット4の始動時にインバータ 源回路3の保護回路33から不点灯検出信号DT 出力されたときの温度の測定値をEEPROM(Electri cally Erasable and Programmable Read Only Memory)等 不揮発性メモリに記憶するように制御回路2 構成してもよい。その場合、後に市場で不 品として返品された液晶表示装置1の動作を 解析することができる。

 また、信号発生回路5を用いずに黒レベル または利得を調整するための信号処理回路の 設定を飽和させることにより全白表示を行う ための映像信号を生成してもよい。

 また、第5の実施の形態に係る液晶表示装 置1において、全白表示および全黒表示を行 回数は2回に限定されず、任意の回数繰り返 てもよい。この場合、インバータ電源回路3 の保護回路33の再起動の許容回数を変更可能 EEPROM等の不揮発性メモリに設定してもよい

 さらに、第5の実施の形態に係る液晶表示 装置1において、全白表示または全黒表示の わりに始動用パターンの表示を行ってもよ 。

 なお、液晶表示装置1が待機状態(一部の 源のみオンの状態、たとえば電子番組表デ タをダウンロードするためチューナのみオ している状態)のときに、定期的にバックラ トユニット4の蛍光ランプ40を点灯せずに液 表示パネル300の画面に全白表示を行っても い。この場合、照度センサーを用いて周囲 明るいことが検出された場合にのみ液晶表 パネル300の画面に全白表示を行ってもよい

 (7)請求項の各構成要素と実施の形態の各部 の対応
 以下、請求項の各構成要素と実施の形態の 部との対応の例について説明するが、本発 は下記の例に限定されない。

 上記実施の形態では、制御回路2、信号発 生回路5およびセレクタ6が表示制御部の例で り、インバータ電源回路3が電圧印加部の例 である。

 本発明は、映像を表示するため等に利用 ることができる。