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Title:
LIQUID FLUID TESTING INSTRUMENT AND TESTING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/034649
Kind Code:
A1
Abstract:
Analyte (A) is fed from analyte supply port (11), and stopper member (5) is overlaid on the analyte supply port (11), followed by pressurization with finger. The air within measuring chamber (7) and flow channel (8) is expelled through a third plate outside, so that the analyte (A) is fed into the measuring chamber (7). The measuring chamber (7) has first bottom face (171) and second bottom face (172) coated with respective different reagents. When the analyte (A) is delivered through aperture (175) of side face (173) of the measuring chamber (7) into the cavity of the measuring chamber (7), reaction of the analyte (A) with the two types of reagents is initiated. As the two types of reagents are collectively mixed in one cavity, there can be solved the problem of occurrence of thin area and thick area as compared with the prior art.

Inventors:
USUI TSUTOMU (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/067975
Publication Date:
March 19, 2009
Filing Date:
September 14, 2007
Export Citation:
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Assignee:
TTM CO LTD (JP)
USUI TSUTOMU (JP)
International Classes:
G01N35/08
Foreign References:
JP2007248101A2007-09-27
JP2002224090A2002-08-13
JP2005249796A2005-09-15
JP2006292410A2006-10-26
Attorney, Agent or Firm:
FURUTANI, Hideo et al. (23-20 Esaka-cho 1-chome, Suita-sh, Osaka 63, JP)
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Claims:
 検査対象液状流体を試薬と反応させる検査器具を用いた検査方法であって、
 前記検査器具は、
  前記検査対象液状流体を供給するための供給部、
  前記検査器具内に設けられ、前記検査対象液状流体を前記試薬と反応させる反応室、
  前記供給部に供給された前記検査対象液状流体を前記反応室までの移送するための流路、
 を備え、
 前記流路および前記反応室は、通気性があり且つ非通液状性の多孔性膜を介して検査器具外部と接続されており、
 前記反応室は、第1の平面およびこれに対向する第2の平面、前記第1の平面および前記第2の平面それぞれに接し、前記第1の平面と前記第2の平面との間に空間を形成する第3の面で形成されており、
 前記流路と前記反応室とは、前記第3の面に連結孔が形成されることにより、連結されており、
 前記第1の平面および前記第2面に、異なる試薬が付着させられており、
 前記供給部に供給された検査対象液状流体を前記供給部に設けられた加圧部によって加圧して、前記反応室内に移送すること、
 を特徴とする検査方法。
 検査対象液状流体を試薬と反応させる検査器具であって、
 前記検査対象液状流体を供給するための供給部、
 前記検査器具内に設けられ、前記検査対象液状流体を前記試薬と反応させる反応室、
 前記供給部に供給された前記検査対象液状流体を前記反応室までの移送するための流路、
 を備え、
 前記流路または前記反応室のいずれかまたは双方は、少なくともその一部が通気性があり且つ非通液状性の多孔性膜を介して検査器具外部と接続されており、
 前記反応室は、第1の面およびこれに対向する第2の面、前記第1の面および前記第2の面それぞれに接し、前記第1の面と前記第2の面との間に空間を形成する第3の面で形成されており、
 前記流路と前記反応室とは、前記第3の面に連結孔が形成されることにより、連結されており、
 前記第1の面および前記第2面に、異なる試薬が付着させられていること、
 を特徴とする検査器具。
 請求項2の検査器具において、
 前記第1の面および第2の面は、水平面であること、
 を特徴とするもの。
 検査対象液状流体を試薬と反応させる反応方法であって、
 前記検査対象液状流体を前記試薬と反応させる反応室を、第1の面およびこれに対向する第2の面、前記第1の面および前記第2の面それぞれに接し、前記第1の面と前記第2の面との間に空間を形成する第3の面で形成し、
 前記反応室の前記第3の面に、供給された前記検査対象液状流体を流路を介して前記反応室までの移送するための連結孔を形成し、
 前記第1の面および前記第2面に、それぞれ異なる試薬が付着させられており、
 前記検査対象液状流体を前記前記反応室内に移送させ、前記第1の面および前記第2面に付着させた試薬と反応させること、
 を特徴とする反応方法。
 検査対象液状流体を試薬と反応させる反応方法であって、
 前記検査対象液状流体を前記試薬と反応させる反応室は、第1の面およびこれに対向する第2の面の間に空間を形成するよう構成されており、
 前記第1の面および前記第2面に、それぞれ異なる試薬が付着させられており、
 前記検査対象液状流体を前記前記反応室内に移送させ、前記第1の面および前記第2面に付着させた試薬と反応させること、
 を特徴とする反応方法。
Description:
液状流体の検査器具および検査 法

 この発明は、液状流体の検査器具に関し 特に、2種類の試薬との混合に関する。

 特許文献1には、体液成分を検査する検査 器具200が開示されている。図4に、かかる検 器具200の断面図を示す。検査器具200におい は、検体Aを検体供給口11に供給して、栓体5 手指操作で押圧して前記供給口内の検体Aを 加圧することにより、この検体を検体供給口 11から流路81,8、83を介して、測定室7に移送す る。測定室7には、試薬充填部9が設けられて り、かかる試薬と検体Aが反応させ、反応後 の色などを測定する。また、流路83の途中に 、図5に示すように、2つの溜まり部86、87を けることも開示されている。かかる複数の まり部を設けることにより、検体Aと複数の 試薬を反応させることができる。

特開2002-224090号公報

 しかしながら、流路上に溜まり部86,87を けて反応させると、溜まり部86や溜まり部87 て均一に混ぜられてから測定室7へ反応後の 液が送られるのではないため、測定室7へは 反応時間の経過とともに、当初は濃く、だ だん薄いものが、到達する。

 かかる問題を解決するために、測定室7の 試薬充填部9にて予め2種類以上の混ぜておく とも考えられるが、この場合は、逆に試薬 士が反応して、意図しない非特異的な反応 起きるおそれがある。

 このような問題は血液検査だけでなく、 液、さらには検査対象が液状流体の場合に 、同様に問題となる。

 この発明は、2種類の試薬と混合させる場 合でも、濃度差が異なるものが2種類目の試 に与えられるという問題を回避できる検査 具または検査方法を提供することを目的と る。

 1)本発明にかかる検査方法は、検査対象 状流体を試薬と反応させる検査器具を用い 検査方法であって、A)前記検査器具は、a1)前 記検査対象液状流体を供給するための供給部 、a2)前記検査器具内に設けられ、前記検査対 象液状流体を前記試薬と反応させる反応室、 a3)前記供給部に供給された前記検査対象液状 流体を前記反応室までの移送するための流路 を備え、B)前記流路および前記反応室は、通 性があり且つ非通液状性の多孔性膜を介し 検査器具外部と接続されており、C)前記反 室は、第1の平面およびこれに対向する第2の 平面、前記第1の平面および前記第2の平面そ ぞれに接し、前記第1の平面と前記第2の平 との間に空間を形成する第3の面で形成され おり、D)前記流路と前記反応室とは、前記 3の面に連結孔が形成されることにより、連 されており、E)前記第1の平面および前記第2 面に、異なる試薬が付着させられており、F) 記供給部に供給された検査対象液状流体を 記供給部に設けられた加圧部によって加圧 て、前記反応室内に移送する。このように 第1の平面とこれに対向する第2の平面に、 なる試薬が付着させておき、前記流路から 査対象液状流体を前記反応室に移送させる とにより、2種類の試薬と混合させる場合で 、濃度差が異なるものが2種類目の試薬に与 えられるという問題を回避できる。

 2)本発明にかかる検査器具は、検査対象 状流体を試薬と反応させる検査器具であっ 、1)前記検査対象液状流体を供給するための 供給部、2)前記検査器具内に設けられ、前記 査対象液状流体を前記試薬と反応させる反 室、3)前記供給部に供給された前記検査対 液状流体を前記反応室までの移送するため 流路、を備え、4)前記流路または前記反応室 のいずれかまたは双方は、少なくともその一 部が通気性があり且つ非通液状性の多孔性膜 を介して検査器具外部と接続されており、5) 記反応室は、第1の面およびこれに対向する 第2の面、前記第1の面および前記第2の面それ ぞれに接し、前記第1の面と前記第2の面との に空間を形成する第3の面で形成されており 、6)前記流路と前記反応室とは、前記第3の面 に連結孔が形成されることにより、連結され ており、7)前記第1の面および前記第2面に、 なる試薬が付着させられている。したがっ 、2種類の試薬と混合させる場合でも、濃度 が異なるものが2種類目の試薬に与えられる という問題を回避できる。

 3)本発明にかかる検査器具においては、 記第1の面および第2の面は、水平面である。 したがって、検査器具を簡易に作成すること ができる。

 4)本発明にかかる反応方法は、検査対象 状流体を試薬と反応させる反応方法であっ 、1)前記検査対象液状流体を前記試薬と反応 させる反応室を、第1の面およびこれに対向 る第2の面、前記第1の面および前記第2の面 れぞれに接し、前記第1の面と前記第2の面と の間に空間を形成する第3の面で形成し、2)前 記反応室の前記第3の面に、供給された前記 査対象液状流体を流路を介して前記反応室 での移送するための連結孔を形成し、3)前記 第1の面および前記第2面に、それぞれ異なる 薬が付着させられており、4)前記検査対象 状流体を前記前記反応室内に移送させ、前 第1の面および前記第2面に付着させた試薬と 反応させる。したがって、2種類の試薬と混 させる場合でも、濃度差が異なるものが2種 目の試薬に与えられるという問題を回避で る。

 5)本発明にかかる反応方法は、検査対象 状流体を試薬と反応させる反応方法であっ 、1)前記検査対象液状流体を前記試薬と反応 させる反応室は、第1の面およびこれに対向 る第2の面の間に空間を形成するよう構成さ ており、2)前記第1の面および前記第2面に、 それぞれ異なる試薬が付着させられており、 3)前記検査対象液状流体を前記前記反応室内 移送させ、前記第1の面および前記第2面に 着させた試薬と反応させる。したがって、2 類の試薬と混合させる場合でも、濃度差が なるものが2種類目の試薬に与えられるとい う問題を回避できる。

 本明細書において、「第1の面およびこれ と対向する第2の面とは」とは、実施形態で 、塗布する前から対向する2面が存在する場 について説明した。具体的には、水平面で る第1底面171が「第1の面」に、これに対向 る第2底面172が「第2の面」に、側面173が「第 3の面」に該当する。しかし、これに限定さ ない。

 また、「検査対象液状流体」には、血液 唾液、尿、リンパ液、汗、細胞室間液とい 体液だけでなく、他の液状流体も含む。ま 、「反応室」とは実施形態では測定室7が該 当する。

本発明にかかる検査器具100の一実施形 を示す縦断面図である。 図1における検査器具100の分解斜視図で ある。 測定室および流路の関係を示す図であ 。 従来の検査器具200を示す縦断面図であ 。 流路に設けられた溜まり部を示す平面 である。

符号の説明

 1・・・第1プレート
 2・・・第2プレート
 3・・・第3プレート
 4・・・第4プレート
 7・・・測定室
 8・・・流路
 A・・・検体

 本発明にかかる検査器具の一実施形態と て血液検査器具100を図面に基づいて説明す 。図1に血液検査器具100の縦断面図を、図2 血液検査器具100の分解斜視図を示す。検査 具100は、図2に示すように、上下方向に積層 れた4つの第1~第4プレート1~4を備えている。 最上層側の第1プレート1には、円形の検体供 口11が形成されている。検体供給口11の上部 周囲には堰12が設けられている。この堰12に 、有底円筒形状の栓体5が着脱可能に設けら ている。栓体5は、弾性材料であるブチルゴ ムにて形成した。

 第1プレート1の下方に配置する第2プレー 2には、供給口11との対向部位に円形状の凹 部20が設けられている。凹入部20の内部には 円形状の複数のリブ21が同芯状および放射状 形成されている(図1参照)。リブ21は、血球 分離除去する非対称孔径膜からなる血球分 膜6を支持する。

 第2プレートには、リブ21の中心部に上下 向に延びる貫通孔81が形成されている(図1参 照)。

 第3プレート3は、所定距離離れた位置に2 の円形の貫通部71、82を有してる。貫通部71 82間は、直線状の貫通溝83で連結されている (図1参照)。貫通部82は、第2プレート2と重ね わせた状態で、貫通孔81とほぼ同心の位置に 設けられる。貫通部82は、第2プレート2の貫 孔81よりも径が大きい。これは、検体Aが測 室7に導かれやすいようにするためであるが これは必須の形状ではない。貫通孔81、貫 部82及び溝83により後述するように、試薬Aを 測定室7へ導く流路8(検体Aの移送用流路)が形 される。

 また、第2プレート2のうち,第3プレート3 接する面には、貫通部71に対向する位置には 、貫通孔が形成された両面テープ2bが貼り付 られている。これにより、第2プレート側に は有底状の有底部72が形成される。また、第4 プレート4のうち,第3プレート3と接する面に 、貫通部71に対向する位置には、貫通孔が形 成された両面テープ4bが貼り付けられている これにより、第4プレート側には有底状の有 底部73が形成される。この有底部72,73,および 通部71によって、検体Aの測定室7が構成され る。

 なお、本実施形態においては、有底部72,7 3,貫通部71を同径とし、かつ、貫通部82よりも 大きな径としたが、これに限定されない。

 本実施形態においては、第1プレート1,第2 プレート2および第4プレート4は、加工が容易 な樹脂材料として、AS樹脂(スチレン・アクリ ロニトリル樹脂)を用いたが、これに限定さ ない。また、第3プレート3は、通気性があり 且つ非通液状性の多孔性膜として、厚み75μm 孔径1μmのPTFE(四フッ化エチレン樹脂)フィル ムを用いたがこれに限定されない。かかる通 気性があり且つ非通液状性の多孔性膜を用い るのは、検体Aを外部に逃がすことなく、流 内に存在する空気を外部に逃がすことによ 、検体Aを測定室7に確実に移送するためであ る。また、前記栓体5としてブチルゴム製の のを用い、血球分離膜6としては非対称孔径 を用いた。

 測定室7について、図3を用いて説明する 測定室7の第1底面171および、第1底面171に対 する第2底面172には異なる試薬が所定量塗布 れている。これにより、有底部72,73は所定 の試薬で満たされる。かかる試薬の種類は 測定対象によって変更すればよい。たとえ 、生体の体液成分である血中グルコースを 定する場合は、第1底面171に、NAD(酸化型ニコ チンアミドアデニンジヌクレオチド)とテト ゾリウム塩を含んだものを、第2底面172に、 ルコース脱水酵素、ジアホラーゼ、緩衝液 含んだものを、塗布して乾燥させておけば い。なお、これらは第1底面171と第2底面172 分けて塗布すればよいので、逆に塗布する とも可能である。

 本実施形態においては、第1底面171に、NAD 3.6wt%、WST-3[2-(4-ヨードフェニル)-3-(2,4ジニト フェニル)-5-(2,4ジスルフォフェニル)-2H-テト ゾリウム;同仁化学社製]の5.2wt%を含んだ試 の10μlを滴下し、第2底面172に、グルコース 水酵素2KU/ml、ジアホラーゼ1KU/ml、pH7.5の50mM ン酸緩衝液を含んだ試薬の10μlを滴下し、そ れぞれ乾燥させた。

 また、中性脂肪(トリグリセライド)を測 するときは、NADとテトラゾリウム塩を含ん ものを第1底面171に、リパーゼ、グリセロー 脱水素酵素、ジアホラーゼ、緩衝液を含ん ものを第2底面172に、塗布すればよい。また 、総コレステロールを測定する場合には、NAD とテトラゾリウム塩を含んだものを第1底面17 1に、コレステロールエステラーゼ、コレス ロール脱水素酵素、ジアホラーゼ、衝撃液 含んだものを第2底面172に、塗布すればよい

 第1プレート1と第2プレート2は、接着剤a 介して、第2プレート2~第4プレート4は、両面 テープ2b、4bにて、積層状態にて一体化され 。また、血球分離膜6は、接着剤aにより、前 記第1プレート1および第2プレート2と固定さ る。

 つぎに、実際の測定方法について簡単に 明する。ユーザは、図1に示すように、検体 供給口11から検体Aを供給する。そして、栓体 5を検体供給口11に被せ、指で加圧する(図示 ず)。これにより、測定室7や流路8内の空気 、第3プレートから外部に排出されて、検体A が測定室7内に送り込まれる。測定室7の第1底 面171および第2底面172には、それぞれ異なる 薬が塗布されており、測定室7の側面173の孔1 75から測定室7の空間に、検体Aが搬送される 、検体Aと2種類の試薬との反応が開始する。 1の空間内で2種類の試薬とまとめて混合され ので、従来と比べて薄い部分や濃い部分が きるという問題を解決することができる。

 また、本実施形態においては、対向する 面に2種類の試薬を塗布しているので、これ らの試薬を塗布させやすいという効果もある 。また、対向する平面に2種類の試薬を塗布 合には、両平面の距離の制御が容易である したがって、かかる距離を制御することに り、検体と2種類の試薬を混ぜ合わせて反応 ることも制御できる。

 測定室7での検体Aの測定方法については 従来から知られている透過光を用いた光学 定や電気測定が採用できる。たとえば、透 光を用いる光学測定の場合は、前記第2~第4 レート2~4の全体を光透過性のある樹脂で形 し、前記測定室7で試薬と検体Aにより呈色反 応を行わせて、第4プレート4の下方から第2プ レート2に向かってたとえば、波長565nmの透過 光Bを照射し、前記測定室7での発色量を透過 Bの吸収により測定すればよい。

 また、電気測定を行う場合には、第4プレ ート4にさらに、測定室7に一対の電極を配置 、これらに通電することによって検体Aの電 導度などを測定すればよい。

 なお、本実施形態においては、生体の体 成分として血液を測定する場合について説 したが、血液以外の体液、たとえば、唾液 尿、リンパ液、汗、細胞間液であってもよ 、さらに、これらの体液以外でも、少なく も2種類の試薬と反応させる液状流体であれ ばどのようなものでも適用することができる 。

 また、本実施形態においては、流路8を1 だけ設けた場合について説明したが、複数 流路8を形成するようにしてもよい(特開2002-2 24090号公報の図3参照)。

 なお、本実施形態においては、第3プレー トを、第1プレート、第2プレート、および第4 プレートと同型、すなわち、第3プレート3全 を多孔性膜で構成したが、第3プレートの側 面が外部と直接接しており、これにより流路 8および測定室7が通気性があり且つ非通液状 の多孔性膜を介して検査器具外部と接続さ ている場合について説明したが、少なくと 、流路8および測定室7が通気性があり且つ 通液状性の多孔性膜を介して検査器具外部 接続されていればどのようなものであって よい。

 また、本実施形態においては、流路8およ び測定室7を、第3プレート3だけでなく、第2 レート2と第4プレート4とに分けて形成した 、かかる構成については種々のものが可能 ある。たとえば、第3プレートを厚み方向ほ 中間で分割し、それぞれに有底孔と有底溝 形成してもよい。

 なお、本実施形態においては、栓体5を加 圧することにより、流路8および測定室7に存 する空気を外部に排出させて、検体Aを測定 室7にスムーズに導くようにしたが、流路8お び測定室7に存在する空気を外部に排出でき れば、どのようなものであってもよく、たと えば、検査器具を密封空間に入れ、当該密封 空間の圧を負圧状態とするようにしてもよい 。

 また、測定室7,流路8の形状については、 実施形態の形状に限定されず、どのような のであってもよい。

 なお、本実施形態においては、第2プレー ト2および第4プレート4のうち、第3プレート3 接する側に、貫通孔の形成した両面テープ2 b、4bを貼り付けて、第1底面171および第2底面1 72を形成するようにしたが、両面テープに代 て、第3プレートの貫通部71の対向する形状 、当該部分を抜いた印刷面で構成してもよ 。例えば、厚みは10μmのスクリーン印刷と ればよい。なお、この場合、第2プレート2~ 4プレート4は接着剤で一体化させるようにす ればよい。

 また、第1底面171および第2底面172につい 、コーティング剤などで親水化処理するこ により、塗布した試薬をほぼ均一に塗布面 広げることができる。これにより、本件の うに、複数の試薬を用いた場合でも、その を正確に塗布することができる。

 なお、かかる親水化処理を行った場合で 、前記印刷面はインキなので、周辺に撥水 工したのと同じこととなる。これにより、 1底面171および第2底面172を親水化処理した 合でも、試薬がはみ出さず、かつ、ほぼ均 に試薬を塗布することができる。この場合 第2プレート2および第4プレート4の印刷する き形状は、第3プレートの抜き形状よりも小 さく、かつ一方をさらに小さくしてもよい。 これにより、位置あわせの問題がなくなると ともに、親水処理および周辺の印刷面により 、試薬が凸状になっても、周辺部分を取り除 いた中央部分での計測が可能となる。また、 このように、その場合、印刷を黒とすること により、光がどこから回り込んで来る現象( 光)も防止できる。