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Patent Searching and Data


Title:
LIQUID-FOOD SCOOPING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/117873
Kind Code:
A1
Abstract:
A liquid-food scooping device having a scoop body provided with an upwardly open depression. The scoop body has formed in it at least one through-hole penetrating through the scoop body and interconnecting the inner space of the depression and the outside. The opening of the through-hole is located at a position between the inner surface of the depression and a plane formed by the outer peripheral edge of the upper end of the scoop body. The liquid food scooping device makes it possible that only oil that is contained in scooped liquid and floats on the liquid is reduced.

Inventors:
KIKUCHI MOTOKAZU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056218
Publication Date:
October 02, 2008
Filing Date:
March 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOWA TECHNO CO LTD (JP)
KIKUCHI MOTOKAZU (JP)
International Classes:
A47J43/28; A47G21/04
Foreign References:
JPH08182630A1996-07-16
Attorney, Agent or Firm:
SHIGA, Masatake et al. (Marunouchi Chiyoda-k, Tokyo 20, JP)
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Claims:
 上部が開口された凹所を形成する杓体を備えてなる液状食品のすくい用具において、
 前記杓体には、この杓体を貫通して前記凹所の内部空間と外部とを連通させる少なくとも一つの貫通孔が形成されており、
 前記貫通孔の開口は、前記凹所の内面と、杓体の上端外周縁によって形成される平面との間に位置している液状食品のすくい用具。
 前記貫通孔の前記開口は、前記杓体の上端外周縁によって形成される前記平面を基準として、前記凹所の最深部の深さの30%の深さよりも高い位置に位置している請求項1記載の液状食品のすくい用具。
 前記凹所の内面に、凹所内に突出する突出部が形成され、この突出部の上端部に前記貫通孔の前記開口が形成されている請求項1記載の液状食品のすくい用具。
 前記凹所の内面に、凹所内に突出する突出部が形成され、この突出部の上端部に前記貫通孔の前記開口が形成されている請求項2記載の液状食品のすくい用具。
 前記貫通孔が、前記杓体の凹所の中央部に一つ設けられている請求項1記載の液状食品のすくい用具。
 前記貫通孔が、前記杓体の凹所の中央部に一つ設けられている請求項2記載の液状食品のすくい用具。
 前記貫通孔が、前記杓体の凹所の中央部から外れた位置に複数設けられている請求項1記載の液状食品のすくい用具。
 前記貫通孔が、前記杓体の凹所の中央部から外れた位置に複数設けられている請求項2記載の液状食品のすくい用具。
Description:
液状食品のすくい用具

 本発明は、液状食品のすくい用具に関わり より詳細には、油類を比較的多く含む液状 品をすくう場合に、油分を減少させた状態 すくうことを可能とした液状食品のすくい 具に関する。
 本願は、2007年3月28日に日本に出願された特 願2007-84352号に基づき優先権を主張し、その 容をここに援用する。

 例えばスプーンに代表されるような液状 品のすくい用具は、杓体とこの杓体から延 た柄部とを備えて構成されている。杓体は 対象物すなわち液状食品をすくい取ること できるように上部が開口された凹所を形成 ている部分である。

 このような液状食品のすくい用具としては 種々の目的に応じて様々な工夫を施したも が従来より提供されている。例えば、特許 献1には,固形物と汁とからなる食品をすく とる場合に固形物のみを効率的に移し替え きるように杓体の凹所底部を網状開口部に 成したスプーンが開示されている。特許文 2には、幼児などが麺類を容易に食すること できるように杓体の縁部の一部に多数の波 を形成してなるスプーンが開示されている また、特許文献3には、スープ内に沈んだ具 等を確実にすくい取ることができるように、 杓体の側壁部に、上端から延びる複数のスリ ットが形成されてなるレンゲが開示されてい る。

実開平6-5571号

実用新案登録第3023052号公報

実用新案登録第3097852号公報

 食品には栄養素として油分を含むものが く存在している。食品中の多種多様な油分 、必要な栄養素として、また食品のおいし を高める成分として重要な物質である。と ろが、先進国を中心として、油分を含む食 の取り過ぎによる健康被害が出始め、問題 なっている。油分の取り過ぎは肥満の原因 なるとともに、コレステロールや中性脂肪 増加をもたらし、脳溢血や心臓病などの原 となるため大きな社会問題となっている。 近では、内臓脂肪の蓄積によって、高血圧 高脂血症、糖尿病などの様々な生活習慣病 引き起こされ易くなった状態をメタボリッ シンドロームと呼び、この症状の改善が望 れている。

 油分を含む液状食品を食するとき、スプ ンあるいはレンゲ等で汁の部分をすくい取 と、どうしても油分が多量にすくいとられ しまう。これは、油分の比重が水よりも軽 ため油分が汁の表面に浮いてしまうからで る。油分が多量の場合には油層が形成され しまう場合もある。このため、例えばメタ リックシンドロームなどの人達は汁部分を 分には食すことができず、残念な思いを強 られることになる。

 油分を多く含む食品を食す場合に油分を取 込まないようにする方法として、
 i ) 液表面の油分をスプーンなどですくい って取り除き、液面上の油分を減少させる 法、あるいは、
 ii ) ストローなどを汁内に差し込んで、上 面から離れた例えば中心部の汁を吸い取る方 法、
などが考えられる。しかしながら、上記 i )  の方法は作業が面倒である上、油分のみを 率的に除去することが難しく、また ii )  方法は、汁が高温の場合に飲みにくい。

 本発明は、上記の事情に鑑みてなされた ので、すくい取った汁のうち油分のみを効 的に減少させることができる液状食品のす い用具を提供することを目的としたもので る。

 上記課題を解決するため、本願発明では 上部が開口された凹所を形成する杓体を備 てなる液状食品のすくい用具において、杓 に、この杓体を貫通して凹所の内部空間と 部とを連通させる少なくとも一つの貫通孔 形成している。また、貫通孔の開口は、凹 の内面と、杓体の上端外周縁によって形成 れる平面との間に位置している。

 貫通孔の開口は、杓体の上端外周縁によっ 形成される平面を基準として、凹所の最深 の深さの30%の深さよりも高い位置に位置し いると都合がよい。
 凹所の内面に、凹所内に突出する突出部を 成し、この突出部に貫通孔を形成し、開口 突出部の上端部に形成してもよい。
 貫通孔を、杓体の凹所の中央部に一つだけ けてもよい。
 貫通孔を、杓体の凹所の中央部から外れた 置に複数設けてもよい。

 本発明による液状食品のすくい用具にて 状食品をすくい取ると、すく取られた液状 品のうち表面に浮いている油分が開口から 通孔に取り込まれて、用具外に排出される このため、すくい取った汁の油分は確実に 少する。従って、メタボリックシンドロー の人など、油分の取り過ぎを心配する人も 心して汁を食することができる。

本発明の一実施例を示すもので、本発 をスプーンに適用した場合を示した斜視図 ある。 図1に示したスプーンの側断面図である 。 図2の平面図である。 図1に示した本発明の適用されたスプー ンの作用を示す側断面図である。 図1に示した本発明の適用されたスプー ンの作用を示す側断面図である。 本発明に関する実験に用いた杓体の断 図である。 本発明の他の実施例を示すもので、本 明をレンゲに適用した場合を示した斜視図 ある。 図7に示したレンゲの側断面図及び平面 図である。 本発明の別の実施例を示すもので、本 明を杓子に適用した場合を示した斜視図で る。 は図9に示したレンゲの杓体の側断面 及び平面図である。 図9に示した杓子の変形例を示す、杓 の側断面図及び平面図である。

符号の説明

1 スプーン、2,22,32 凹所、2a,22a,32a 内面、 3,23,33 杓体、3a 23a,33a 上端外周縁、4,24,34  部、5,25,35 突出部、6,26,36  貫通孔、6a,26a,36 a, 開口、10 実験用の杓体、13 中空パイプ、 21 レンゲ、31 杓子、p 平面、s スープ、f  分、Di 貫通孔内径、δH 平面pから開口まで の寸法

 以下、本発明のいくつかの実施例を添付の 面を参照して説明する。
 図1は本発明による液状食品のすくい用具の 一実施例を、スプーンを例として説明した全 体斜視図である。また、図2は同スプーン(液 食品のすくい用具)1の側断面図、図3は平面 である。

 このスプーン1は、例えばスープなどの液 状食品内に実際に浸漬されて液状食品をその 凹所2内にすくうことのできる杓体3と、杓体3 から上方又は斜め上方に延在した柄部4とを してなる。

 図に示すように、杓体3の底部中央部には筒 状の突出部5が形成されている。突出部5の軸 中心には貫通孔6が形成されている。この貫 通孔6は杓体3を背部まで貫通しており、これ より、凹所2の内部空間は杓体3の外部と連 している。本実施例においては突出部5、す わち貫通孔6は、凹所2の底部のほぼ中央に 置している。
 突出部5の上端は凹所2内で終端している。 なわち、突出部5の上端は、杓体3の上端外周 縁3aを含む平面p(通常一般に杓体で液体をい ゆる「すりきり」状態ですくったときの液 と考えてよい)から所定寸法δH分だけ凹所内 に下がった位置にあり、このため貫通孔6は 凹所2内の所定深さ位置で開口している。こ 開口を図2において符号6aで示す。

 前記寸法δHについては後に詳述するが、 常の場合において寸法δHは、前記平面pから 見て、凹所2の最大深さ(すなわち前記平面pか ら凹所2の最も低い位置となる底部までの寸 )の30%の深さよりも小さく設定されるのが普 である。

 次に、上記の如く構成されたスプーン1の 作用について図4及び図5を参照して説明する 図4は、上記スプーン1を用いて油分を多く むスープ(液状食品)sが杓体3の凹所2内にすく われた直後の状態を示している。スープsは 体3の上端面3aのレベルに至っており、その 面は、すくわれたスープsに含まれる比重の さい油分fの層となっている。

 杓体3の凹所2内には上記説明したように 通孔6を有した突出部5が形成され、かつ貫通 孔6は、杓体3の上端面3aが形成する平面p(図4 示す状態においては油分fの上面と一致)より も下位で開口するため、この開口6aよりも上 にあるスープs、とりわけ油分fが、図4にお て矢印で示すように開口6aから貫通孔6に取 込まれる。

 図5は図4の状態から若干の時間が経過し 状態を示している。この図は、凹所2内にお るスープsの液面が開口6aのレベルまで下が たことを示している。図4と図5との比較か 、油分fの層厚が低減したことが分かる。

 従って、このスプーンの使用者は、この 5の状態でスープsを飲むことにより、スー の旨み分は十分に残りつつも油分fが大幅に 少したスープsを食することができる。

<実験例>
 図6は、本発明による液状食品のすくい用具 の貫通孔6の内径Di及び寸法δHの設定、ないし その作用について検証する際の実験に用いた 、いわば実験用杓体10を示す側断面図である

 この実験用杓体10は、内径dが62mm、深さh 53mmの透明なプラスチック製の容器11を加工 て作成したものである。この容器11の底部中 央に穴14を開けるとともに、この穴14に対応 せて中空パイプ13が容器11の凹所12の内面12a 取付けられている。この中空パイプ13が、前 記スプーン1の場合の前記突出部5に相当する

 実験用杓体10として、中空パイプ13の内径 Di及び寸法δHを変更した6タイプのもの、さら にコントロール(底部開口14も中空パイプ13も しない無加工の容器11)を用意した。各タイ の実験用杓体10の、パイプ内径Di及び寸法δH の設定値を表1に示す。表1に示したとおり、 記6タイプの杓体は、パイプ内径の違いによ って3タイプずつ2組に分類されるとともに、 らにそれら各組の3タイプについて寸法δHが 異なっている。

 上記の実験用杓体10によってすくう液状 品の試料として、調理用のボール(直径180mm 深さ80mm)に、60℃、1.2Lのお湯を入れ、その中 にサラダオイルを注ぎ、表面に初期油層を形 成したものを用いた。初期油層の厚さ5mmの試 料と10mmの試料の2つについて実験を行なった

 初期油層の厚さが5mmの試料についての実 結果を表2に、初期油層の厚さが10mmの試料 ついての実験結果を表3に示す。

 表2及び表3に示した実験結果から、初期 層の厚さが5mm,10mmの何れの試料についても、 本発明による杓体10によってすくい取った汁 の残留油層の厚さが顕著に減少しているこ が分かる。

 表2ではδHの増加に対して残留油層の厚さ は変わらないか又は減少傾向を示したのに対 し、表3ではδHの増加に対して残留油層の厚 に若干の増加傾向も見られる。残留油層の さは、実験時の杓体10の傾きなどによっても 微妙に変化するなど、精度的には±0.5mm程度 考えられるので、全体としてはδHの影響は ないと考えられる。

 一方、中空パイプ13の内径Diの影響につい ては、試料の油層の厚さが5mm,10mmの場合とも 、内径Diの値の小さいものの方が杓体10にお ける残留油層の厚さの減少程度が大きかった 。これは、内径Diの小さい(細い)方が、排出 れる油の流速が大きくなるためとも推定さ る。

 何れにせよ重要なことは、本発明に従っ 上記杓体10にてすくい取った汁上の残留油 が顕著に減少していることである。すなわ 、初期油層の厚さ5mmの場合で1.5mm~1.0mm(減少 70%~80%)、初期油層の厚さ10mmの場合で2.5mm~1.5mm (減少率75%~85%)を示しており、本発明のすくい 用具による確実なる油分減少効果が確認され た。

 次に図7、図8は本発明の他の実施例を示 たもので、本発明をレンゲに適用したもの ある。図8において符号(a)はレンゲの側断面 、符号(b)はレンゲの平面図をそれぞれ示し いる。

 レンゲ21は、先に説明したスプーン1と同 、凹所22を形成する杓体23、凹所内面22a、杓 体23の上端外周縁23a、柄部24、突出部25、貫通 孔26、開口部26aを有している。これら各構成 素の基本的機能は前記スプーン1の対応する 要素と同じである。レンゲ21の作用は上記ス ーン1と同様である。

 図9、図10は本発明の別の実施例を示した ので、本発明を杓子に適用したものである 図10において符号(a)は杓子の側断面図、符 (b)は杓子の平面図をそれぞれ示している。

 杓子31は、先に説明したスプーン1と同様 凹所32を形成する杓体33、凹所内面32a、杓体 33の上端外周縁33a、柄部34、突出部35、貫通孔 36、開口部36aを有している。これら各構成要 の基本的機能は前記スプーン1の対応する要 素と同じである。杓子31の作用は上記スプー 1またはレンゲ21と同様である。

 図11はさらなる変形実施例であって、図9 び図10に示した杓子において、杓体33の凹所 32内に突出部35を(すなわち貫通孔36を)2箇所設 けた例である。図11において符号(a)は杓子の 断面図、符号(b)は杓子の平面図をそれぞれ している。貫通孔を一箇所のみ設けた先の 施例において、貫通孔は凹所の中央部に設 たが、本実施例では、二つの貫通孔36,36は もに凹所32の中央部からはずれて配置されて いる。本発明はこのような構成とすることも できる。

 油分の排出時間は短縮したいが、それを 的として単一の貫通孔の内径Dを単に拡大し た場合には、上記実験例にも示されたとおり 、それにともない油分の取り込み状態が変化 する可能性もある。本実施例によれば、油分 の取り込み状態を単一の貫通孔の場合と同じ に確保しつつ排出時間のみを確実に短縮でき る。必要であれば貫通孔を3箇所以上形成し も構わない。

 何れにしても、例えば上記スプーン1、レ ンゲ21、あるいは杓子31のような製品におい 、前記貫通孔6,26,36の各開口6a,26a,36aの位置は 杓体の上端外周縁が形成する平面pよりも低 位置(凹所の内部に位置するレベル)でなけれ ばならないことは言うまでもない。例えば上 記スプーン1やレンゲ21が用いられる、油類を 比較的多く含む液状食品では、油層の厚さは 通常1mm程度と考えられるので、δHを1mm以上に 設定する必要がある。

 但し一方で、δHを大きくし過ぎると、不 な油分だけでなく、極力排出したくないス プ部分も多く排出されてしまい、すくい用 として効率の悪いものとなってしまう。そ ため、δHは、少なくとも凹所の最深部の深 の30%の値よりも小さいことがこの好ましい 実際には、スプーンあるいはレンゲなどで 、δHは2~5mm程度が適当である。

 貫通孔の内径は、表面の油分が速やかに 出されれば特に限定されないが、目安とし は3mm~20mm程度である。比較的すくい量の小 いスプーンでは小さく、すくい量の大きな 子では大きくなる。

 貫通孔6,26,36の断面形状は、上記各実施例 ではすべて円形のものとして説明したが、こ れに限定されない。要は貫通孔を介して油分 が排出されればよいから、断面楕円形あるい は多角形であっても一向に構わない。貫通孔 を形成する突出部の外形断面形状も円形に限 定されないことも言うまでもない。

 さらに、貫通孔6,26,36の断面形状は、その 長さ方向について一定である必要はなく、長 さ方向に対して変化しても構わない。例えば 、貫通孔6を開口6aに向かうに従って先細りと なるようにしてもよいし、その逆であっても よい。

 また、貫通孔6,26,36を形成する突出部5,25,3 5は、杓体3,23,33と同一の材料により一体に形 してもよいし、杓体の本体部とは別の材料 より作成して後付けしても構わない。突出 の外形もまた限定されない。各実施例のよ に円筒状でもよいし、開口6a,26a,36aに向かう 先細り状でもよく、別の形状でもよい。

 また、図11に示した如く一つの杓体に貫 孔を複数設ける場合、それぞれの貫通孔の 口位置にレベル差(深度差)を設けてもよい。

 また、上記実施例では、貫通孔が一つの の場合、凹所の中央部に設ける例のみを説 したが、一つのみの貫通孔を凹所の中央部 外の位置に配置しても構わない。

 さらに、実施例においては、本発明によ 液状食品のすくい用具をスプーン、レンゲ または杓子に適用した場合についてのみ説 したが、本発明が、それらとは異なる呼称 使用されるその他の液状食品のすくい用具 すなわち液状食品をすくうことを目的とし 杓体をそなえた全てのすくい用具に適当可 であることは言うまでもない。

 最後に、本発明に係る液状食品のすくい 具は、食品を食する場合に用いるものであ から、ステンレス鋼、陶磁器、食品用プラ チック材など、食品に接しても問題のない 料より構成することは言うまでもない。同 の理由で、使用後の洗浄が容易で、例えば 湯殺菌可能であり衛生状態を良好に保つこ のできる構造である必要がある。

 なお、本発明によるすくい用具の別の使 方法として、このすくい用具の底部を汁の 面に押し付けて、油層の下部に位置する汁 部分を直接くみ取ることも可能である(スト ローで吸い取る原理)。この場合、最初に貫 孔に入った表面油層のみはすくい用具に入 ことになるが、この方法によっても確実に くう油分量を減少させることができる。

 以上説明した通り、本発明によれば、す い取った汁のうち油分のみを効果的に減少 せることができる液状食品のすくい用具を 供することができる。




 
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