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Title:
LONG SHAFT INNER SURFACE PROCESSING APPARATUS AND METHOD OF PROCESSING
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/113510
Kind Code:
A1
Abstract:
A long shaft inner surface processing apparatus is provided with a long shaft support device (10) for fixing a long shaft (1) so as not to be bent, a processing head (20) capable of being inserted into a lower hole (2) of the long shaft (1) in the axial direction, a head support device (30) for causing the processing head (20) to move in the axial direction, the head support device (30) being coupled to the processing head (20) via the lower hole (2) from one end of the long shaft (1), and a blade drive device (40) for rotatively driving a blade (29) around the axial line, the blade drive device (40) being coupled to the processing head via the lower hole (2) from the other end of the long shaft (1).

Inventors:
NISHITANI, Akiyuki (1-1 Toyosu 3-chom, Koto-ku Tokyo 10, 13587, JP)
西谷 明之 (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 株式会社IHI内 Tokyo, 13587, JP)
SHINAGAWA, Miki (1-1 Toyosu 3-chom, Koto-ku Tokyo 10, 13587, JP)
品川 幹 (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 株式会社IHI内 Tokyo, 13587, JP)
SUZUMURA, Nobuyuki (1-1 Toyosu 3-chom, Koto-ku Tokyo 10, 13587, JP)
鈴村 宣行 (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 株式会社IHI内 Tokyo, 13587, JP)
Application Number:
JP2009/054483
Publication Date:
September 17, 2009
Filing Date:
March 10, 2009
Export Citation:
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Assignee:
IHI Corporation (1-1 Toyosu 3-chome, Koto-ku Tokyo, 10, 13587, JP)
株式会社IHI (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 Tokyo, 13587, JP)
NISHITANI, Akiyuki (1-1 Toyosu 3-chom, Koto-ku Tokyo 10, 13587, JP)
西谷 明之 (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 株式会社IHI内 Tokyo, 13587, JP)
SHINAGAWA, Miki (1-1 Toyosu 3-chom, Koto-ku Tokyo 10, 13587, JP)
品川 幹 (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 株式会社IHI内 Tokyo, 13587, JP)
SUZUMURA, Nobuyuki (1-1 Toyosu 3-chom, Koto-ku Tokyo 10, 13587, JP)
International Classes:
B23B41/02; B23B5/00; B23B39/00
Attorney, Agent or Firm:
HOTTA, Minoru (ASA INTERNATIONAL PATENT FIRM, 4F Kenchiku-Kaikan, 26-20, Shiba 5-chom, Minato-ku Tokyo 14, 10800, JP)
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Claims:
 軸方向に貫通する下穴を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣って切削加工する長尺シャフト内面加工装置であって、
 前記長尺シャフトを撓まないように固定する長尺シャフト支持装置と、
 前記長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能であり、半径方向に移動可能な内面加工用の刃物を有し、該刃物の回転中心を下穴の軸線に一致させる機能を有し、かつ前記下穴内で軸方向に移動可能な加工ヘッドと、
 前記長尺シャフトの一端から下穴を通して加工ヘッドに連結され、加工ヘッドを軸方向に移動させるヘッド支持装置と、
 前記長尺シャフトの他端から下穴を通して加工ヘッドに連結され、前記刃物を軸線まわりに回転駆動する刃物駆動装置とを備える、ことを特徴とする長尺シャフト内面加工装置。
 軸方向に貫通する下穴を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣って切削加工する長尺シャフト内面加工装置であって、
 前記長尺シャフトを撓まないように固定し、かつ前記長尺シャフトをその軸心まわりに回転させる長尺シャフト支持装置と、
 前記長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能であり、半径方向に移動可能な内面加工用の刃物を有し、該刃物の回転中心を下穴の軸線に一致させる機能を有し、前記下穴内で軸方向に移動可能であり、かつ前記下穴に挿入された状態において前記長尺シャフトの回転を許容する加工ヘッドと、
 前記長尺シャフトの一端から下穴を通して加工ヘッドに連結され、加工ヘッドを軸方向に移動させるヘッド支持装置と、
 前記長尺シャフトの他端から下穴を通して加工ヘッドに連結され、前記刃物を半径方向に移動させる刃物駆動装置とを備える、ことを特徴とする長尺シャフト内面加工装置。
 軸方向に貫通する下穴を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣って切削加工する長尺シャフト内面加工装置であって、
 前記長尺シャフトを撓まないように固定し、かつ前記長尺シャフトを軸方向に移動させる長尺シャフト支持装置と、
 前記長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能であり、半径方向に移動可能な内面加工用の刃物を有し、該刃物の回転中心を下穴の軸線に一致させる機能を有し、かつ前記下穴に挿入された状態において前記長尺シャフトの軸方向移動を許容する加工ヘッドと、
 前記長尺シャフトの一端から下穴を通して加工ヘッドに連結され、前記加工ヘッドの軸方向位置を固定するヘッド支持装置と、
 前記長尺シャフトの他端から下穴を通して加工ヘッドに連結され、前記刃物を軸線まわりに回転駆動する刃物駆動装置と、を備える、ことを特徴とする長尺シャフト内面加工装置。
 軸方向に貫通する下穴を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣って切削加工する長尺シャフト内面加工装置であって、
 前記長尺シャフトを撓まないように固定し、前記長尺シャフトを軸方向に移動させ、かつ前記長尺シャフトをその軸心まわりに回転させる長尺シャフト支持装置と、
 前記長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能であり、半径方向に移動可能な内面加工用の刃物を有し、該刃物の回転中心を下穴の軸線に一致させる機能を有し、かつ前記下穴に挿入された状態において前記長尺シャフトの軸方向移動と回転を許容する加工ヘッドと、
 前記長尺シャフトの一端から下穴を通して加工ヘッドに連結され、前記加工ヘッドの軸方向位置を固定するヘッド支持装置と、
 前記長尺シャフトの他端から下穴を通して加工ヘッドに連結され、前記刃物を半径方向に移動させる刃物駆動装置とを備える、ことを特徴とする長尺シャフト内面加工装置。
 前記加工ヘッドは、
 液圧により放射状に拡径してその軸線を下穴の軸線に一致させ、かつ前記下穴内で軸方向に移動可能な内面倣いヘッドと、
 該内面倣いヘッドにその軸線まわりに回転可能に支持され、軸方向に移動可能な軸方向移動部材を有しその軸方向移動により前記刃物を半径方向に移動させる刃物ヘッドと、を有し、
 前記ヘッド支持装置は、一端が内面倣いヘッドに連結され軸方向に延びるボーリングバーと、該ボーリングバーを回転不能に軸方向に移動させるバー移動装置とを有し、
 前記刃物駆動装置は、一端が刃物ヘッドに連結され軸方向に延びるメインロッドと、メインロッドを軸線まわりに回転駆動し前記加工ヘッドに追従して軸方向に移動する回転駆動装置と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記加工ヘッドは、軸方向に移動可能な軸方向移動部材を有し、該軸方向移動部材の軸方向移動により前記刃物を半径方向に移動させ、液圧により放射状に拡径してその軸線を下穴の軸線に一致させ、
 前記ヘッド支持装置は、一端が前記加工ヘッドに連結され軸方向に延びるボーリングバーと、該ボーリングバーを回転不能に軸方向に移動させるバー移動装置とを有し、
 前記刃物駆動装置は、一端が刃物ヘッドに連結され軸方向に延びるメインロッドと、該メインロッドを支持し前記加工ヘッドに追従して前記メインロッドとともに軸方向に移動するメインロッド支持装置と、を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記加工ヘッドは、
 液圧により放射状に拡径してその軸線を下穴の軸線に一致させ、かつ前記下穴内で軸方向に移動可能な内面倣いヘッドと、
 該内面倣いヘッドにその軸線まわりに回転可能に支持され、軸方向に移動可能な軸方向移動部材を有しその軸方向移動により前記刃物を半径方向に移動させる刃物ヘッドと、を有し、
 前記ヘッド支持装置は、一端が内面倣いヘッドに連結され軸方向に延びるボーリングバーと、該ボーリングバーを回転不能かつ軸方向移動不能な状態で支持するバー支持部材とを有し、
 前記刃物駆動装置は、一端が刃物ヘッドに連結され軸方向に延びるメインロッドと、該メインロッドを軸線まわりに回転駆動する回転駆動装置と、を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記加工ヘッドは、軸方向に移動可能な軸方向移動部材を有し、該軸方向移動部材の軸方向移動により前記刃物を半径方向に移動させ、液圧により放射状に拡径してその軸線を下穴の軸線に一致させ、
 前記ヘッド支持装置は、一端が内面倣いヘッドに連結され軸方向に延びるボーリングバーと、該ボーリングバーを回転不能かつ軸方向移動不能な状態で支持するバー支持部材とを有し、
 前記刃物駆動装置は、一端が刃物ヘッドに連結され軸方向に延びるメインロッドと、該メインロッドを支持するメインロッド支持装置と、を有することを特徴とする請求項4に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記ボーリングバーは、軸方向に延びる第1中空穴を有し、
前記ヘッド支持装置は、前記ボーリングバーの前記第1中空穴を通して前記内面倣いヘッドに液圧を付与するための液体を供給する液圧供給装置を有し、
 前記内面倣いヘッドは、前記長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能な直径を有する円筒形のメイン本体と、該メイン本体の軸方向に間隔を隔てて位置する1対の内面チャックと、該内面チャック間のメイン本体内に軸方向の反対方向に移動可能に設けられた1対のピストンとを有し、
 各内面チャックは、前記加工ヘッドの前記長尺シャフトに対する軸方向相対移動を許容するように回転可能な回転ロータと、前記メイン本体内に半径方向に移動可能に設けられ前記ピストンの軸方向移動によって前記回転ロータを半径方向に移動させるガイド部材との組を、周方向に3組以上有し、
 前記メイン本体は、前記ボーリングバーの前記第1中空穴から前記1対のピストン間に前記液体を供給する液圧流路を有する、ことを特徴とする請求項5又は7に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記ボーリングバーは、軸方向に延びる第1中空穴を有し、
前記ヘッド支持装置は、前記ボーリングバーの前記第1中空穴を通して前記加工ヘッドに液圧を付与するための液体を供給する液圧供給装置を有し、
 前記加工ヘッドは、前記長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能な直径を有する円筒形のヘッド本体と、該ヘッド本体の軸方向に間隔を隔てて位置する1対の内面チャックと、該内面チャック間のヘッド本体内に軸方向の反対方向に移動可能に設けられた1対のピストンとを有し、
 各内面チャックは、前記加工ヘッドの前記長尺シャフトに対する軸方向の相対移動および相対回転を許容するように回転可能なフリーローラと、前記ヘッド本体内に半径方向に移動可能に設けられ前記ピストンの軸方向移動によって前記フリーローラを半径方向に移動させるガイド部材との組を、周方向に3組以上有し、
 前記ヘッド本体は、前記ボーリングバーの前記第1中空穴から前記1対のピストン間に前記液体を供給する液圧流路を有する、ことを特徴とする請求項6又は8に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記メインロッドは、軸方向に貫通する中空穴を有し、
 前記刃物駆動装置は、前記メインロッドの前記中空穴を通して軸方向に延び前記軸方向移動部材に連結された刃物駆動ロッドと、前記刃物駆動ロッドを前記メインロッドに対して相対的に軸方向に移動させる軸移動装置とを有する、ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記刃物ヘッドは、前記内面倣いヘッドにその軸線まわりに回転可能に支持された円筒形のサブ本体と、前記刃物を先端に有しサブ本体内に半径方向に移動可能に案内され軸線に対し傾斜した傾斜歯を有するツール台とを有し、
 前記軸方向移動部材は、前記ツール台の傾斜歯と歯合する傾斜歯を有する、ことを特徴とする請求項5又は7に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記加工ヘッドは、前記本体内に半径方向に移動可能に案内され軸線に対し傾斜した傾斜歯を有するツール台を備え、該ツール台は先端に前記刃物を有し、
 前記軸方向移動部材は、前記ツール台の傾斜歯と歯合する傾斜歯を有する、ことを特徴とする請求項6又は8に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記刃物駆動装置は、前記長尺シャフト支持装置と前記回転駆動装置の間の位置であって前記長尺シャフト支持装置寄りの位置に設置され前記メインロッドを回転可能に支持するメインロッド支持部と、該メインロッド支持部と前記回転駆動装置の間の位置に軸方向に移動自在に設置され前記メインロッドを回転可能に支持する中間支持部とを有する、ことを特徴とする請求項5に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記中間支持部は前記回転駆動装置と索体で連結されている、ことを特徴とする請求項14に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記刃物駆動装置は、さらに、前記回転駆動装置の軸方向移動に機械的に連動して当該回転駆動装置の軸方向移動量より少ない移動量で同じ移動方向に前記中間支持部を移動させる従動機構を有する、請求項15に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記ボーリングバーは、軸方向に延びる第2中空穴を有し、
 前記ヘッド支持装置は、前記ボーリングバーの前記第2中空穴を通して前記加工ヘッドに切削液を供給する切削液供給装置を有し、
 前記加工ヘッドは、前記切削液供給装置から供給される切削液を切削箇所近傍まで導く切削液流路を有する、ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記切削液流路の切削液流出口は前記加工ヘッドの下部に設けられている、ことを特徴とする請求項17に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記加工ヘッドは、前記刃物として、第1および第2の刃物を有し、
 第1の刃物が、内面を切削する切削位置から半径方向内方へ引っ込められる動作に連動して、第2の刃物が、半径方向内方から半径方向外方にある切削位置まで移動させられるようになっている、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記加工ヘッドは、その軸線を下穴の軸線に一致させるように前記長尺シャフトの内周面に取り付け可能であり、前記内周面に取り付けられた状態で軸方向に移動可能な内面倣いヘッドと、内面加工用の刃物を有するとともに、前記内面倣いヘッドにその軸線まわりに回転可能に支持される刃物ヘッドと、を有し、
 前記ヘッド支持装置は、前記長尺シャフトの一端から下穴を通して前記内面倣いヘッドに連結され、前記内面倣いヘッドを、前記刃物ヘッドと共に前記軸方向に移動させ、前記刃物駆動装置は、前記長尺シャフトの他端から下穴を通して前記刃物ヘッドに連結され、前記刃物ヘッドを、前記刃物と共に軸線まわりに回転駆動し、
 前記長尺シャフト支持装置は、前記長尺シャフトの両端部をそれぞれ把持するチャック装置と、前記チャック装置を回転させることで、前記長尺シャフトと共に、これの内周面に取り付けた前記内面倣いヘッドを前記刃物ヘッドに対して相対回転させるチャック回転装置と、前記刃物ヘッドに設置され前記内周面における測定点の位置計測を行う計測器と、を備え、前記位置計測は、前記相対回転の中心に対する半径方向の位置を計測するものであり、前記相対回転により前記測定点を周方向にシフトさせる、ことを特徴とする請求項1に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記長尺シャフト支持装置は、
 前記長尺シャフトの両端部をそれぞれ把持するチャック装置と、
 前記チャック装置を回転させることで、前記長尺シャフトを、前記加工ヘッドに対して相対回転させるチャック回転装置と、
 前記加工ヘッドに設置され前記長尺シャフトの内周面における測定点の位置計測を行う計測器と、を備え、
 前記位置計測は、前記相対回転の中心に対する半径方向の位置を計測するものであり、前記相対回転により前記測定点を周方向にシフトさせる、ことを特徴とする請求項2または4に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 さらに、前記刃物が前記下穴の内面に接触したことを検知するための接触検知用センサを備える、ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記刃物ヘッドは、前記刃物が先端に取り付けられ半径方向に移動可能なツール台を有し、前記軸方向移動部材は軸方向に駆動され軸方向移動によって前記ツール台を半径方向に移動させ、
 前記刃物駆動装置は、前記軸方向移動部材を軸方向に移動させる刃物駆動ロッドを有し、
 前記接触検知用センサは、前記ツール台、前記軸方向移動部材又は前記刃物駆動ロッドに付帯して設けられた圧力センサ又はひずみゲージである、請求項22記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記接触検知用センサは、前記加工ヘッドに取り付けられた音センサ又は振動センサである、請求項23記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記加工ヘッドは、内面倣いヘッドと刃物ヘッドを有し、
 前記内面倣いヘッドは、その軸線を下穴の軸線に一致させる機能を有し、
 前記刃物ヘッドは、前記内面倣いヘッドに取り付けられた状態で、内面倣いヘッドにその軸線まわりに回転可能に支持されるとともに前記刃物駆動装置により回転駆動され、
 さらに、前記刃物ヘッドの代わりに前記内面倣いヘッドに取り付けられた状態で、前記内面を検査する内面検査ヘッドを備える、ことを特徴とする請求項1または3に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記内面検査ヘッドは、前記長尺シャフトの半径方向に移動可能な半径方向移動部材と、前記半径方向移動部材を前記半径方向に移動させる駆動装置と、前記半径方向移動部材と前記内面との接触を検知してその旨の信号を出力する接触検知センサと、前記半径方向移動部材が初期位置から前記内面に接触する接触位置まで前記半径方向に移動した距離を、前記信号に基づいて計測する距離計測部と、を有し、
 前記長尺シャフトの軸心回りに、前記内面検査ヘッドを前記長尺シャフトに対して相対回転させる相対回転装置を備える、ことを特徴とする請求項25に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記内面検査ヘッドは、前記内面に向けてレーザを照射することで、前記内面で反射した該レーザに基づいて前記内面までの距離を計測するレーザ距離計を有し、
 前記長尺シャフトの軸心回りに、前記内面検査ヘッドを前記長尺シャフトに対して相対回転させる相対回転装置を備える、ことを特徴とする請求項25に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記内面検査ヘッドは、前記内面を撮像する撮像装置を有する、ことを特徴とする請求項25に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記内面検査ヘッドは、前記長尺シャフトの半径方向に移動可能な半径方向移動部材と、前記半径方向移動部材を前記半径方向に移動させる駆動装置と、前記半径方向移動部材と前記内面との接触を検知してその旨の信号を出力する接触検知センサと、前記半径方向移動部材が初期位置から前記内面に接触する接触位置まで前記半径方向に移動した距離を、前記信号に基づいて計測する距離計測部と、を有し、
 前記半径方向移動部材、前記駆動装置、前記接触検知センサおよび前記距離計測部は、複数組設けられ、これら複数組の前記半径方向移動部材は、前記長尺シャフトの軸を回る周方向における互いに異なる位置に設けられている、ことを特徴とする請求項25に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 前記内面検査ヘッドは、前記内面に向けてレーザを照射することで、前記内面で反射した該レーザに基づいて前記内面までの距離を計測するレーザ距離計を有し、前記レーザ距離計は、前記長尺シャフトの軸を回る周方向に複数設けられている、ことを特徴とする請求項25に記載の長尺シャフト内面加工装置。
 軸方向に貫通する下穴を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣って切削加工する長尺シャフト内面加工方法であって、
 円筒形のメイン本体とその軸線まわりに回転可能に支持された円筒形のサブ本体と該サブ本体から突出可能な内面加工用の刃物とを有する加工ヘッドを用意し、前記メイン本体は、長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能な直径を有し、前記サブ本体は、長尺シャフトの最小径の下穴に軸方向に挿入可能な直径を有し、
 長尺シャフトに加工ヘッドを挿入した後、前記メイン本体の軸方向に間隔を隔てて位置する1対の内面チャックを放射状に拡径して、メイン本体の軸線を下穴の軸線に一致させて軸方向に移動可能に支持し、
 前記サブ本体から内面加工用の刃物を突出させ、
 メイン本体を外部から軸方向に移動させるとともに、サブ本体を外部から軸線まわりに回転駆動して下穴に倣って内面加工し、
 次いで、前記長尺シャフトの軸方向を反転させて、同様に内面加工する、ことを特徴とする長尺シャフト内面加工方法。
 軸方向に貫通する下穴を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣って切削加工する長尺シャフト内面加工方法であって、
 円筒形のヘッド本体と該ヘッド本体から突出可能な内面加工用の刃物とを備えた加工ヘッドを用意し、前記ヘッド本体は、長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能な直径で形成された部分と、長尺シャフトの最小径の下穴に軸方向に挿入可能な直径で形成された部分とを有しており、
 前記長尺シャフトに加工ヘッドを挿入した後、前記ヘッド本体の軸方向に間隔を隔てて位置する1対の内面チャックを放射状に拡径して、前記加工ヘッドの軸線を下穴の軸線に一致させて軸方向に移動可能に支持し、前記加工ヘッドに対する前記長尺シャフトの回転を許容し、
 前記ヘッド本体から内面加工用の刃物を突出させ、
 前記加工ヘッドを外部から軸方向に移動させるとともに、前記長尺シャフトを軸線まわりに回転させて下穴に倣って内面加工し、
 次いで、前記長尺シャフトの軸方向を反転させて、同様に内面加工する、ことを特徴とする長尺シャフト内面加工方法。
 軸方向に貫通する下穴を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣って切削加工する長尺シャフト内面加工方法であって、
 円筒形のメイン本体とその軸線まわりに回転可能に支持された円筒形のサブ本体と該サブ本体から突出可能な内面加工用の刃物とを有する加工ヘッドを用意し、前記メイン本体は、長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能な直径を有し、前記サブ本体は、長尺シャフトの最小径の下穴に軸方向に挿入可能な直径を有し、
 長尺シャフトに加工ヘッドを挿入した後、前記メイン本体の軸方向に間隔を隔てて位置する1対の内面チャックを放射状に拡径して、前記長尺シャフトの軸方向移動を許容する状態でメイン本体の軸線を下穴の軸線に一致させ、
 前記サブ本体から内面加工用の刃物を突出させ、
 長尺シャフトを軸方向に移動させるとともに、サブ本体を外部から軸線まわりに回転駆動して下穴に倣って内面加工し、
次いで、前記長尺シャフトの軸方向を反転させて、同様に内面加工する、ことを特徴とする長尺シャフト内面加工方法。
 軸方向に貫通する下穴を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣って切削加工する長尺シャフト内面加工方法であって、
 円筒形のヘッド本体と該ヘッド本体から突出可能な内面加工用の刃物とを備えた加工ヘッドを用意し、前記ヘッド本体は、長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能な直径で形成された部分と、長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能な直径で形成された部分とを有しており、
 前記長尺シャフトに前記加工ヘッドを挿入した後、前記ヘッド本体の軸方向に間隔を隔てて位置する1対の内面チャックを放射状に拡径し、前記加工ヘッドの軸線を下穴の軸線に一致させ、前記加工ヘッドに対する前記長尺シャフトの軸方向移動と回転を許容し、
 前記ヘッド本体から内面加工用の刃物を突出させ、
 前記長尺シャフトを軸方向に移動させるとともに、前記長尺シャフトを軸線まわりに回転させて下穴に倣って内面加工し、
 次いで、前記長尺シャフトの軸方向を反転させて、同様に内面加工する、ことを特徴とする長尺シャフト内面加工方法。
Description:
長尺シャフト内面加工装置とそ 方法

 本発明は、ジェットエンジンのタービン ファン又はコンプレッサを連結するロング ャフトのような長尺シャフトの内面を加工 る装置とその方法に関する。

 ジェットエンジンのタービンとファン又 コンプレッサを連結するために、ロングシ フトと呼ばれる細長い中空軸(例えば全長約 3m、主要部の外径10~20cm)が用いられる。かか ロングシャフトは、軽量化のため薄肉であ 、かつタービンと共に高速回転するため高 回転バランス精度が要求される。そのため 通常の内面加工装置(例えば中ぐり盤)の適用 は困難であり、図1に例示するような加工工 が適用される。

 すなわち、(A)ロングシャフト101の外面を粗 工後、(B)コアバー102とロングシャフト101と 隙間へ硫黄103を鋳込み、(C)硫黄の凝固後、 アバー102とほぼ同径のボーリングバー104を 入し、(D)ボーリングバー104を引き抜きなが 、先端部105の工具106で内面を加工する手段 用いられる。
 かかる手段により、ボーリングバー104の先 部105を凝固した硫黄103で支持することがで 、先端工具106の芯振れを防ぎ、硫黄103と共 内面を加工することにより、内径振れの少 いロングシャフトを加工することができる

 本発明に関連する内壁倣い装置として、 許文献1が開示されている。また上述したロ ングシャフトの内面加工装置として、例えば 特許文献2が既に開示されている。

 特許文献1の「管の内壁の倣い切削装置」 は、鋼管等の管の内面の切削に切削刃を適用 するに際し、鋼管の内径が真円でない場合で もその内径に沿って一定の厚みでの切削を可 能とすると共に良質の面粗度に仕上げること を目的とする。

 そのため、この発明は、図2A及び図2Bに示 すように、管Aの一端を保持してその軸線回 に回転させる回転駆動装置119と、前記管の 線方向に進退可能なボーリングバー111と、 ボーリングバーの先端に取り付けられて前 管の中に挿入可能な切削刃113を備えたボー ングヘッド112とを備えた管の内壁の倣い切 装置において、前記ボーリングヘッド112は その先端側の周面から半径方向内方に設け スプリングを内蔵した取付ブッシュ117aと該 プリングに支持された保持体116cと該保持体 の外方端に固定されて出没自在且つ該ボーリ ングヘッドの外側へ向けて付勢された1個の 動シュー116と、該可動シューと相対向する 置で切削刃113の近傍に設けた該ボーリング ッドの周面から突き出た1個の固定シュー114 、該固定シューの管の回転方向の後方側で 記可動シュー116との中間位置に設けた同一 さの1個の固定シュー115とを設けたものであ る。

 特許文献2の「ロングシャフト内面加工装 置」は、硫黄滑り止めペンキを用いることな く硫黄のスリップによる空回りを防止するこ とを目的とする。

 そのため、この発明は、図3A及び図3Bに示 すように、ロングシャフト121を軸心Z-Zを中心 に回転駆動するシャフト回転装置122と、加工 工具124をロングシャフト内の軸心に沿って移 動させる工具移動装置126とを備える。加工工 具124は、ロングシャフトの軸心に沿って延び る中空管139と、その内部を貫通する拡縮用ロ ッド132と、ローレット133を有するローレット 支持部134と、ローレット支持部と中空管の先 端部とを連結する平行リンク135と、ローレッ ト支持部とロッドの先端部とを連結する拡縮 リンク136とからなるものである。

先行技術文献

特公平7-246号公報、「管の内壁の倣い切 装置」

特開平10-202434号公報、「ロングシャフト 内面加工装置」

 図4は、本発明が対象とするロングシャフ トの模式図である。このロングシャフト1は バランス調整済みであり、軸線に対して内 2(下穴)が真円かつ同心に加工されており、 の下穴2に倣って正確に中ぐり加工を行う必 がある。

 図4のロングシャフト1は、下穴2が両端部 小径(この例で、96mmと79mm)であり中間部で拡 径(この例で130mm)するため、特許文献1の装置 、加工ヘッドが大きく穴内部に挿入できな ため適用できない。また、ボーリングバー 剛性で工具反力を受けるのでその長さに対 る径の割合を小さくできない。さらに、刃 駆動機構とクーラント供給機構をボーリン バー内部に配置することから、その径を細 化できない。

 一方、特許文献2の装置は、ロングシャフ ト1の内部に硫黄を鋳込む等の上述した多数 加工工程を必要とする。また、バランス調 済みシャフトの中ぐり加工を行う場合、下 に倣って正確に中ぐり加工を行う必要があ が、従来技術では外径を基準として内周面 加工するため、正確な倣い加工ができない

 本発明は、上述した問題点を解決するた に創案されたものである。すなわち、本発 の目的は、例えば両端部の下穴が約100mm、 間部の下穴が約130mm、全長が約3mの細長い長 シャフトを対象とした場合でも、長尺シャ ト内に挿入する加工ヘッドの最大径を長尺 ャフトの両端部の下穴よりも細くでき、加 時の工具反力による加工精度の低下を防止 き、加工不可範囲を最小にでき、長尺シャ トの内面を下穴に倣って正確に内面加工す ことができる長尺シャフト内面加工装置と の方法を提供することにある。

(1)本発明は、軸方向に貫通する下穴を有す る長尺シャフトの内面を前記下穴に倣って切 削加工する長尺シャフト内面加工装置であっ て、前記長尺シャフトを撓まないように固定 する長尺シャフト支持装置と、前記長尺シャ フトの下穴に軸方向に挿入可能であり、半径 方向に移動可能な内面加工用の刃物を有し、 該刃物の回転中心を下穴の軸線に一致させる 機能を有し、かつ前記下穴内で軸方向に移動 可能な加工ヘッドと、前記長尺シャフトの一 端から下穴を通して加工ヘッドに連結され、 加工ヘッドを軸方向に移動させるヘッド支持 装置と、前記長尺シャフトの他端から下穴を 通して加工ヘッドに連結され、前記刃物を軸 線まわりに回転駆動する刃物駆動装置とを備 える、ことを特徴とする。

(2)また本発明は、軸方向に貫通する下穴を 有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣っ て切削加工する長尺シャフト内面加工装置で あって、前記長尺シャフトを撓まないように 固定し、かつ前記長尺シャフトをその軸心ま わりに回転させる長尺シャフト支持装置と、 前記長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能 であり、半径方向に移動可能な内面加工用の 刃物を有し、該刃物の回転中心を下穴の軸線 に一致させる機能を有し、前記下穴内で軸方 向に移動可能であり、かつ前記下穴に挿入さ れた状態において前記長尺シャフトの回転を 許容する加工ヘッドと、前記長尺シャフトの 一端から下穴を通して加工ヘッドに連結され 、加工ヘッドを軸方向に移動させるヘッド支 持装置と、前記長尺シャフトの他端から下穴 を通して加工ヘッドに連結され、前記刃物を 半径方向に移動させる刃物駆動装置とを備え る、ことを特徴とする。

(3)また本発明は、軸方向に貫通する下穴を 有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣っ て切削加工する長尺シャフト内面加工装置で あって、前記長尺シャフトを撓まないように 固定し、かつ前記長尺シャフトを軸方向に移 動させる長尺シャフト支持装置と、前記長尺 シャフトの下穴に軸方向に挿入可能であり、 半径方向に移動可能な内面加工用の刃物を有 し、該刃物の回転中心を下穴の軸線に一致さ せる機能を有し、かつ前記下穴に挿入された 状態において前記長尺シャフトの軸方向移動 を許容する加工ヘッドと、前記長尺シャフト の一端から下穴を通して加工ヘッドに連結さ れ、前記加工ヘッドの軸方向位置を固定する ヘッド支持装置と、前記長尺シャフトの他端 から下穴を通して加工ヘッドに連結され、前 記刃物を軸線まわりに回転駆動する刃物駆動 装置と、を備える、ことを特徴とする

(4)また本発明は、軸方向に貫通する下穴を 有する長尺シャフトの内面を前記下穴に倣っ て切削加工する長尺シャフト内面加工装置で あって、前記長尺シャフトを撓まないように 固定し、前記長尺シャフトを軸方向に移動さ せ、かつ前記長尺シャフトをその軸心まわり に回転させる長尺シャフト支持装置と、前記 長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能であ り、半径方向に移動可能な内面加工用の刃物 を有し、該刃物の回転中心を下穴の軸線に一 致させる機能を有し、かつ前記下穴に挿入さ れた状態において前記長尺シャフトの軸方向 移動と回転を許容する加工ヘッドと、前記長 尺シャフトの一端から下穴を通して加工ヘッ ドに連結され、前記加工ヘッドの軸方向位置 を固定するヘッド支持装置と、前記長尺シャ フトの他端から下穴を通して加工ヘッドに連 結され、前記刃物を半径方向に移動させる刃 物駆動装置とを備える、ことを特徴とする。

(5)上記(1)の長尺シャフト内面加工装置にお いて、前記加工ヘッドは、液圧により放射状 に拡径してその軸線を下穴の軸線に一致させ 、かつ前記下穴内で軸方向に移動可能な内面 倣いヘッドと、該内面倣いヘッドにその軸線 まわりに回転可能に支持され、軸方向に移動 可能な軸方向移動部材を有しその軸方向移動 により前記刃物を半径方向に移動させる刃物 ヘッドと、を有し、前記ヘッド支持装置は、 一端が内面倣いヘッドに連結され軸方向に延 びるボーリングバーと、該ボーリングバーを 回転不能に軸方向に移動させるバー移動装置 とを有し、前記刃物駆動装置は、一端が刃物 ヘッドに連結され軸方向に延びるメインロッ ドと、メインロッドを軸線まわりに回転駆動 し前記加工ヘッドに追従して軸方向に移動す る回転駆動装置と、を有する。

(6)上記(2)の長尺シャフト内面加工装置にお いて、前記加工ヘッドは、軸方向に移動可能 な軸方向移動部材を有し、該軸方向移動部材 の軸方向移動により前記刃物を半径方向に移 動させ、液圧により放射状に拡径してその軸 線を下穴の軸線に一致させ、前記ヘッド支持 装置は、一端が前記加工ヘッドに連結され軸 方向に延びるボーリングバーと、該ボーリン グバーを回転不能に軸方向に移動させるバー 移動装置とを有し、前記刃物駆動装置は、一 端が刃物ヘッドに連結され軸方向に延びるメ インロッドと、該メインロッドを支持し前記 加工ヘッドに追従して前記メインロッドとと もに軸方向に移動するメインロッド支持装置 と、を有する。

(7)上記(3)の長尺シャフト内面加工装置にお いて、前記加工ヘッドは、液圧により放射状 に拡径してその軸線を下穴の軸線に一致させ 、かつ前記下穴内で軸方向に移動可能な内面 倣いヘッドと、該内面倣いヘッドにその軸線 まわりに回転可能に支持され、軸方向に移動 可能な軸方向移動部材を有しその軸方向移動 により前記刃物を半径方向に移動させる刃物 ヘッドと、を有し、前記ヘッド支持装置は、 一端が内面倣いヘッドに連結され軸方向に延 びるボーリングバーと、該ボーリングバーを 回転不能かつ軸方向移動不能な状態で支持す るバー支持部材とを有し、前記刃物駆動装置 は、一端が刃物ヘッドに連結され軸方向に延 びるメインロッドと、該メインロッドを軸線 まわりに回転駆動する回転駆動装置と、を有 する。

(8)上記(4)の長尺シャフト内面加工装置にお いて、前記加工ヘッドは、軸方向に移動可能 な軸方向移動部材を有し、該軸方向移動部材 の軸方向移動により前記刃物を半径方向に移 動させ、液圧により放射状に拡径してその軸 線を下穴の軸線に一致させ、前記ヘッド支持 装置は、一端が内面倣いヘッドに連結され軸 方向に延びるボーリングバーと、該ボーリン グバーを回転不能かつ軸方向移動不能な状態 で支持するバー支持部材とを有し、前記刃物 駆動装置は、一端が刃物ヘッドに連結され軸 方向に延びるメインロッドと、該メインロッ ドを支持するメインロッド支持装置と、を有 する。

(9)上記(5)又は(7)の長尺シャフト内面加工装 置において、前記ボーリングバーは、軸方向 に延びる第1中空穴を有し、前記ヘッド支持 置は、前記ボーリングバーの前記第1中空穴 通して前記内面倣いヘッドに液圧を付与す ための液体を供給する液圧供給装置を有し 前記内面倣いヘッドは、前記長尺シャフト 下穴に軸方向に挿入可能な直径を有する円 形のメイン本体と、該メイン本体の軸方向 間隔を隔てて位置する1対の内面チャックと 、該内面チャック間のメイン本体内に軸方向 の反対方向に移動可能に設けられた1対のピ トンとを有し、各内面チャックは、前記加 ヘッドの前記長尺シャフトに対する軸方向 対移動を許容するように回転可能な回転ロ タと、前記メイン本体内に半径方向に移動 能に設けられ前記ピストンの軸方向移動に って前記回転ロータを半径方向に移動させ ガイド部材との組を、周方向に3組以上有し 前記メイン本体は、前記ボーリングバーの 記第1中空穴から前記1対のピストン間に前 液体を供給する液圧流路を有する。

(10)上記(6)又は(8)の長尺シャフト内面加工 置において、前記ボーリングバーは、軸方 に延びる第1中空穴を有し、前記ヘッド支持 置は、前記ボーリングバーの前記第1中空穴 を通して前記加工ヘッドに液圧を付与するた めの液体を供給する液圧供給装置を有し、前 記加工ヘッドは、前記長尺シャフトの下穴に 軸方向に挿入可能な直径を有する円筒形のヘ ッド本体と、該ヘッド本体の軸方向に間隔を 隔てて位置する1対の内面チャックと、該内 チャック間のヘッド本体内に軸方向の反対 向に移動可能に設けられた1対のピストンと 有し、各内面チャックは、前記加工ヘッド 前記長尺シャフトに対する軸方向の相対移 および相対回転を許容するように回転可能 フリーローラと、前記ヘッド本体内に半径 向に移動可能に設けられ前記ピストンの軸 向移動によって前記フリーローラを半径方 に移動させるガイド部材との組を、周方向 3組以上有し、前記ヘッド本体は、前記ボー リングバーの前記第1中空穴から前記1対のピ トン間に前記液体を供給する液圧流路を有 る。

(11)上記(5)乃至(8)のいずれかの長尺シャフ 内面加工装置において、前記メインロッド 、軸方向に貫通する中空穴を有し、前記刃 駆動装置は、前記メインロッドの前記中空 を通して軸方向に延び前記軸方向移動部材 連結された刃物駆動ロッドと、前記刃物駆 ロッドを前記メインロッドに対して相対的 軸方向に移動させる軸移動装置とを有する

(12)上記(5)又は(7)の長尺シャフト内面加工 置において、前記刃物ヘッドは、内面倣い ッドにその軸線まわりに回転可能に支持さ た円筒形のサブ本体と、前記刃物を先端に しサブ本体内に半径方向に移動可能に案内 れ軸線に対し傾斜した傾斜歯を有するツー 台とを有し、前記軸方向移動部材は、前記 ール台の傾斜歯と歯合する傾斜歯を有する

(13)上記(6)又は(8)の長尺シャフト内面加工 置において、前記加工ヘッドは、前記本体 に半径方向に移動可能に案内され軸線に対 傾斜した傾斜歯を有するツール台を備え、 ツール台は先端に前記刃物を有し、前記軸 向移動部材は、前記ツール台の傾斜歯と歯 する傾斜歯を有する。

(14)上記(5)の長尺シャフト内面加工装置に いて、前記刃物駆動装置は、前記長尺シャ ト支持装置と前記回転駆動装置の間の位置 あって前記長尺シャフト支持装置寄りの位 に設置され前記メインロッドを回転可能に 持するメインロッド支持部と、該メインロ ド支持部と前記回転駆動装置の間の位置に 方向に移動自在に設置され前記メインロッ を回転可能に支持する中間支持部とを有す 。

(15)上記(14)の長尺シャフト内面加工装置に いて、前記中間支持部は前記回転駆動装置 索体で連結されている。

(16)上記(15)の長尺シャフト内面加工装置に いて、前記刃物駆動装置は、さらに、前記 転駆動装置の軸方向移動に機械的に連動し 当該回転駆動装置の軸方向移動量より少な 移動量で同じ移動方向に前記中間支持部を 動させる従動機構を有する。

(17)上記(5)乃至(8)のいずれかの長尺シャフ 内面加工装置において、前記ボーリングバ は、軸方向に延びる第2中空穴を有し、前記 ッド支持装置は、前記ボーリングバーの前 第2中空穴を通して前記加工ヘッドに切削液 を供給する切削液供給装置を有し、前記加工 ヘッドは、前記切削液供給装置から供給され る切削液を切削箇所近傍まで導く切削液流路 を有する。

(18)上記(17)の長尺シャフト内面加工装置に いて、前記切削液流路の切削液流出口は前 加工ヘッドの下部に設けられている。

(19)上記(1)乃至(4)のいずれかの長尺シャフ 内面加工装置において、前記加工ヘッドは 前記刃物として、第1および第2の刃物を有し 、第1の刃物が、内面を切削する切削位置か 半径方向内方へ引っ込められる動作に連動 て、第2の刃物が、半径方向内方から半径方 外方にある切削位置まで移動させられるよ になっている。

(19-1)上記(19)において、前記加工ヘッドは 軸方向移動部材を有し、該軸方向移動部材 軸方向移動により、第1の刃物が、切削位置 ら半径方向内方に引っ込められ、第2の刃物 が、半径方向内方から半径方向外方にある切 削位置まで移動させられる。

(19-2)上記(19-1)において、前記加工ヘッドは 第1および第2のツール台を有し、第1のツール 台の半径方向端部に第1の刃物が設けられ、 2のツール台の半径方向端部に第2の刃物が設 けられ、前記軸方向移動部材は、軸線に対し て斜め方向に延びる傾斜歯が設けられた第1 よび第2の側面を有し、第1のツール台は、第 1の側面の傾斜歯と同じ方向に延びて該傾斜 と係合する傾斜歯を有し、第2のツール台は 第2の側面の前記傾斜歯と同じ方向に延びて 傾斜歯と係合する傾斜歯を有し、これにより 、前記軸方向移動部材の軸方向移動により、 第1および第2のツール台が半径方向に移動す ようになっている。

(19-3)上記(19-1)において、前記加工ヘッドは ツール台を有し、該ツール台の半径方向一端 部に第1の刃物が設けられ、該ツール台の半 方向他端部に第2の刃物が設けられ、前記軸 向移動部材は、軸線に対して斜め方向に延 る傾斜歯を有し、前記ツール台は、前記斜 方向に延びて前記傾斜歯と係合する傾斜歯 有し、これにより、前記軸方向移動部材の 方向移動により、前記ツール台が半径方向 移動するようになっている。

(20)上記(1)において、前記加工ヘッドは、 の軸線を下穴の軸線に一致させるように前 長尺シャフトの内周面に取り付け可能であ 、前記内周面に取り付けられた状態で軸方 に移動可能な内面倣いヘッドと、内面加工 の刃物を有するとともに、前記内面倣いヘ ドにその軸線まわりに回転可能に支持され 刃物ヘッドと、を有し、前記ヘッド支持装 は、前記長尺シャフトの一端から下穴を通 て前記内面倣いヘッドに連結され、前記内 倣いヘッドを、前記刃物ヘッドと共に前記 方向に移動させ、前記刃物駆動装置は、前 長尺シャフトの他端から下穴を通して前記 物ヘッドに連結され、前記刃物ヘッドを、 記刃物と共に軸線まわりに回転駆動し、前 長尺シャフト支持装置は、前記長尺シャフ の両端部をそれぞれ把持するチャック装置 、前記チャック装置を回転させることで、 記長尺シャフトと共に、これの内周面に取 付けた前記内面倣いヘッドを前記刃物ヘッ に対して相対回転させるチャック回転装置 、前記刃物ヘッドに設置され前記内周面に ける測定点の位置計測を行う計測器と、を え、前記位置計測は、前記相対回転の中心 対する半径方向の位置を計測するものであ 、前記相対回転により前記測定点を周方向 シフトさせる。

(21)上記(2)又は(4)において、前記長尺シャ ト支持装置は、前記長尺シャフトの両端部 それぞれ把持するチャック装置と、前記チ ック装置を回転させることで、前記長尺シ フトを、前記加工ヘッドに対して相対回転 せるチャック回転装置と、前記加工ヘッド 設置され前記長尺シャフトの内周面におけ 測定点の位置計測を行う計測器と、を備え 前記位置計測は、前記相対回転の中心に対 る半径方向の位置を計測するものであり、 記相対回転により前記測定点を周方向にシ トさせる。

(22)上記(5)乃至(8)のいずれかの長尺シャフ 内面加工装置において、さらに、前記刃物 前記下穴の内面に接触したことを検知する めの接触検知用センサを備える。

(23)上記(22)において、前記刃物ヘッドは、 記刃物が先端に取り付けられ半径方向に移 可能なツール台を有し、前記軸方向移動部 は軸方向に駆動され軸方向移動によって前 ツール台を半径方向に移動させ、前記刃物 動装置は、前記軸方向移動部材を軸方向に 動させる刃物駆動ロッドを有し、前記接触 知用センサは、前記ツール台、前記軸方向 動部材又は前記刃物駆動ロッドに付帯して けられた圧力センサ又はひずみゲージであ 。

(24)上記(22)において、前記接触検知用セン は、前記加工ヘッドに取り付けられた音セ サ又は振動センサである。

(25)上記(1)または(3)において、前記加工ヘ ドは、内面倣いヘッドと刃物ヘッドを有し 前記内面倣いヘッドは、その軸線を下穴の 線に一致させる機能を有し、前記刃物ヘッ は、前記内面倣いヘッドに取り付けられた 態で、内面倣いヘッドにその軸線まわりに 転可能に支持されるとともに前記刃物駆動 置により回転駆動され、さらに、前記刃物 ッドの代わりに前記内面倣いヘッドに取り けられた状態で、前記内面を検査する内面 査ヘッドを備える。

(26)上記(25)において、前記内面検査ヘッド 、前記長尺シャフトの半径方向に移動可能 半径方向移動部材と、前記半径方向移動部 を前記半径方向に移動させる駆動装置と、 記半径方向移動部材と前記内面との接触を 知してその旨の信号を出力する接触検知セ サと、前記半径方向移動部材が初期位置か 前記内面に接触する接触位置まで前記半径 向に移動した距離を、前記信号に基づいて 測する距離計測部と、を有し、前記長尺シ フトの軸心回りに、前記内面検査ヘッドを 記長尺シャフトに対して相対回転させる相 回転装置を備える。

(27)上記(25)において、前記内面検査ヘッド 、前記内面に向けてレーザを照射すること 、前記内面で反射した該レーザに基づいて 記内面までの距離を計測するレーザ距離計 有し、前記長尺シャフトの軸心回りに、前 内面検査ヘッドを前記長尺シャフトに対し 相対回転させる相対回転装置を備える。

(28)上記(25)において、前記内面検査ヘッド 、前記内面を撮像する撮像装置を有する。

(29)上記(25)において、前記内面検査ヘッド 、前記長尺シャフトの半径方向に移動可能 半径方向移動部材と、前記半径方向移動部 を前記半径方向に移動させる駆動装置と、 記半径方向移動部材と前記内面との接触を 知してその旨の信号を出力する接触検知セ サと、前記半径方向移動部材が初期位置か 前記内面に接触する接触位置まで前記半径 向に移動した距離を、前記信号に基づいて 測する距離計測部と、を有し、前記半径方 移動部材、前記駆動装置、前記接触検知セ サおよび前記距離計測部は、複数組設けら 、これら複数組の前記半径方向移動部材は 前記長尺シャフトの軸を回る周方向におけ 互いに異なる位置に設けられている。

(30)上記(25)において、前記内面検査ヘッド 、前記内面に向けてレーザを照射すること 、前記内面で反射した該レーザに基づいて 記内面までの距離を計測するレーザ距離計 有し、前記レーザ距離計は、前記長尺シャ トの軸を回る周方向に複数設けられている

(31)また、本発明は、軸方向に貫通する下 を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に って切削加工する長尺シャフト内面加工方 であって、円筒形のメイン本体とその軸線 わりに回転可能に支持された円筒形のサブ 体とからなる加工ヘッドを備え、前記メイ 本体は、長尺シャフトの下穴に軸方向に挿 可能な直径を有し、前記サブ本体は、長尺 ャフトの最小径の下穴に軸方向に挿入可能 直径を有し、前記メイン本体の軸方向に間 を隔てて位置する1対の内面チャックを放射 に拡径して、メイン本体の軸線を下穴の軸 に一致させて軸方向に移動可能に支持し、 イン本体を外部から軸方向に移動させ、サ 本体から内面加工用の刃物を半径方向に移 させ、これを外部から軸線まわりに回転駆 して下穴に倣って内面加工し、次いで、前 長尺シャフトの軸方向を反転させて、同様 内面加工する、ことを特徴とする。

(32)また、本発明は、軸方向に貫通する下 を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に って切削加工する長尺シャフト内面加工方 であって、円筒形のヘッド本体と該ヘッド 体から突出可能な内面加工用の刃物とを備 た加工ヘッドを用意し、前記ヘッド本体は 長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能な 径で形成された部分と、長尺シャフトの下 に軸方向に挿入可能な直径で形成された部 とを有しており、前記長尺シャフトに加工 ッドを挿入した後、前記ヘッド本体の軸方 に間隔を隔てて位置する1対の内面チャック 放射状に拡径して、前記加工ヘッドの軸線 下穴の軸線に一致させて軸方向に移動可能 支持し、前記加工ヘッドに対する前記長尺 ャフトの回転を許容し、前記ヘッド本体か 内面加工用の刃物を突出させ、前記加工ヘ ドを外部から軸方向に移動させるとともに 前記長尺シャフトを軸線まわりに回転させ 下穴に倣って内面加工し、次いで、前記長 シャフトの軸方向を反転させて、同様に内 加工する、ことを特徴とする。

(33)また、本発明は、軸方向に貫通する下 を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に って切削加工する長尺シャフト内面加工方 であって、円筒形のメイン本体とその軸線 わりに回転可能に支持された円筒形のサブ 体と該サブ本体から突出可能な内面加工用 刃物とを有する加工ヘッドを用意し、前記 イン本体は、長尺シャフトの下穴に軸方向 挿入可能な直径を有し、前記サブ本体は、 尺シャフトの最小径の下穴に軸方向に挿入 能な直径を有し、長尺シャフトに加工ヘッ を挿入した後、前記メイン本体の軸方向に 隔を隔てて位置する1対の内面チャックを放 状に拡径して、前記長尺シャフトの軸方向 動を許容する状態でメイン本体の軸線を下 の軸線に一致させ、前記サブ本体から内面 工用の刃物を突出させ、長尺シャフトを軸 向に移動させるとともに、サブ本体を外部 ら軸線まわりに回転駆動して下穴に倣って 面加工し、次いで、前記長尺シャフトの軸 向を反転させて、同様に内面加工する、こ を特徴とする

(34)また、本発明は、軸方向に貫通する下 を有する長尺シャフトの内面を前記下穴に って切削加工する長尺シャフト内面加工方 であって、円筒形のヘッド本体と該ヘッド 体から突出可能な内面加工用の刃物とを備 た加工ヘッドを用意し、前記ヘッド本体は 長尺シャフトの下穴に軸方向に挿入可能な 径で形成された部分と、長尺シャフトの下 に軸方向に挿入可能な直径で形成された部 とを有しており、前記長尺シャフトに前記 工ヘッドを挿入した後、前記ヘッド本体の 方向に間隔を隔てて位置する1対の内面チャ クを放射状に拡径し、前記加工ヘッドの軸 を下穴の軸線に一致させ、前記加工ヘッド 対する前記長尺シャフトの軸方向移動と回 を許容し、前記ヘッド本体から内面加工用 刃物を突出させ、前記長尺シャフトを軸方 に移動させるとともに、前記長尺シャフト 軸線まわりに回転させて下穴に倣って内面 工し、次いで、前記長尺シャフトの軸方向 反転させて、同様に内面加工する、ことを 徴とする。

 上記(1)の本発明の構成によれば、加工ヘッ に必要な駆動源を軸方向の両側に配置した2 本のシャフトから供給することによって加工 ヘッドを小型化し、かつ細径化することがで きる。
 すなわち、長尺シャフトの下穴を通して加 ヘッドに連結されたヘッド支持装置と刃物 動装置により、内面加工用の刃物を有する 工ヘッドの軸方向移動と回転駆動を行うの 、加工ヘッドは半径方向に移動可能な内面 工用の刃物を有し、該刃物の回転中心を下 の軸線に一致させ、かつ軸方向に移動可能 支持する機能のみで足りるため加工ヘッド 最大径を、長尺シャフトの両端部の下穴よ も細くできる。

 上記(2)の本発明の構成によれば、長尺シ フトの下穴を通して加工ヘッドの一端に連 されたヘッド支持装置により内面加工用の 物を有する加工ヘッドの軸方向移動を行い 加工ヘッドの他端に連結された刃物駆動装 により刃物を半径方向に移動させ、長尺シ フト支持装置により長尺シャフトの回転駆 を行うので、加工ヘッドは半径方向に移動 能な内面加工用の刃物を有し、該刃物の回 中心を下穴の軸線に一致させ、かつ下穴に 入された状態において長尺シャフトの回転 許容する機能のみで足りるため加工ヘッド 最大径を、長尺シャフトの両端部の下穴よ も細くできる。また、長尺シャフト支持装 により長尺シャフトの回転駆動を行うので 加工ヘッドを回転させる機構が不要であり 装置構成を簡素化できる。

 上記(3)の本発明の構成によれば、長尺シ フト支持装置により長尺シャフトを軸方向 移動させ、長尺シャフトの下穴を通して加 ヘッドの一端に連結されたヘッド支持装置 より内面加工用の刃物を有する加工ヘッド 軸方向に固定し、加工ヘッドの他端に連結 れた刃物駆動装置により刃物を半径方向に 動させるので、加工ヘッドは半径方向に移 可能な内面加工用の刃物を有し、該刃物の 転中心を下穴の軸線に一致させ、かつ下穴 挿入された状態において長尺シャフトの軸 向移動を許容する機能のみで足りるため加 ヘッドの最大径を、長尺シャフトの両端部 下穴よりも細くできる。また、上記(1)と(2) 装置では、加工ヘッドを軸方向に移動させ 加工するため加工装置の長さが下穴(長尺シ ャフト)の長さの3倍程度の長さが必要である 、本発明の構成では加工ヘッドを軸方向に 動させるのではなく、長尺シャフト支持装 により長尺シャフトを軸方向に移動させる で、加工装置の長さが下穴の長さの2倍程度 で済み、省スペース化を図ることができる。

 上記(4)の本発明の構成によれば、長尺シャ ト支持装置により長尺シャフトを軸方向に 動させるとともに回転駆動し、長尺シャフ の下穴を通して加工ヘッドの一端に連結さ たヘッド支持装置により内面加工用の刃物 有する加工ヘッドを軸方向に固定し、加工 ッドの他端に連結された刃物駆動装置によ 刃物を半径方向に移動させるので、加工ヘ ドは半径方向に移動可能な内面加工用の刃 を有し、該刃物の回転中心を下穴の軸線に 致させ、かつ下穴に挿入された状態におい 長尺シャフトの軸方向移動と回転を許容す 機能のみで足りるため加工ヘッドの最大径 、長尺シャフトの両端部の下穴よりも細く きる。
 また、長尺シャフト支持装置により長尺シ フトの回転駆動を行うので、加工ヘッドを 転させる機構が不要であり、装置構成を簡 化できる。
 また、長尺シャフト支持装置により長尺シ フトを軸方向に移動させるので、上記(3)の 置と同様に、加工装置の長さが下穴の長さ 2倍程度で済み、省スペース化を図ることが できる。

 また、本発明の実施形態によれば、以下の 果も得られる。
 加工ヘッドに内面チャックを設けラジアル 向の加工反力をワークに逃がし、回転方向 反力をシャフト(ボーリングバー)が受け持 ことで長尺細径化が実現できる。
 加工ヘッドが、ヘッド支持装置から供給さ る液圧により放射状に拡径してその軸線を 穴の軸線に一致させ、かつ長尺シャフトと 相対回転/相対軸方向移動が可能となってい ることにより、加工ヘッドの小型化が更に容 易となり、かつ加工時の工具反力を長尺シャ フトの内面で受けるため、工具反力による加 工精度の低下を防止することができる。

 さらに、加工ヘッドに独立のチャックを2セ ット備えることで、加工ヘッドのワーク下穴 に対して正確な同軸度を確保でき、またテー パ状の下穴でも同軸度を確保できる。
 すなわち、加工ヘッドが軸方向に間隔を隔 て位置する1対の内面チャックを有し、1対 ピストンによりそれぞれ独立して作動する で、下穴が円筒形またはテーパ状であって 、加工ヘッドを下穴に対して常に同心に保 できる。

 さらに、刃物駆動装置の軸移動装置により 動される軸方向移動部材の軸方向移動によ 刃物を半径方向に移動させることにより、 工ヘッドの小型化が更に容易となる。
 従って、加工時の工具反力による加工精度 低下を防止して、長尺シャフトの内面を、 の下穴に倣って正確に中ぐり加工すること できる。

 また、メインロッド支持部だけでなく中 支持部を設けたことにより、メインロッド 撓みを少なくでき、メインロッド支持部の 耗を低減することができる。また、中間支 部は軸方向に移動可能であるので、加工の 行に伴って回転駆動装置が軸方向に移動す ときに、回転駆動装置の移動を妨げないよ に中間支持部を移動させることができる。

 また、中間支持部は索体(ひも、ワイヤな ど)で回転駆動装置と連結されているので、 転駆動装置を初期位置に戻したとき中間支 部が定位置に戻るように索体の長さを設定 ておくことで、中間支持部の定位置への戻 忘れを防止できる。

 また、従動機構により回転駆動装置の軸 向移動に合わせて中間支持部を所定の割合 移動させることにより、メインロッドを適 な位置で中間支持部により支持でき、メイ ロッドの撓みによるメインロッド支持部の 耗をより低減できる。

 また、切削液供給装置及び切削液流路によ 切削箇所に切削液を供給できるので、切削 が必要な可能を行うことができる。
 また、切削液出口を内面倣いヘッドの下部 設けることにより、切削液の流れによって 屑を効果的に排除できる。

 また、接触検知センサにより刃物が下穴 内面に接触したことを検知することができ ので、刃物が下穴の内面にちょうど当たる 置(ゼロ点位置ないし基準位置)を正確に知 ことができ、これにより、刃合わせを正確 行うことができる。

 また、本発明の方法によれば、加工ヘッド メイン本体とサブ本体からなり、サブ本体 、長尺シャフトの最小径の下穴に軸方向に 入可能な直径を有するので、加工ヘッドに して長尺シャフトの軸方向を反転させて、 穴に倣って内面加工することにより、加工 可範囲を最小にできる。
 また、本発明の別の方法によれば、加工ヘ ドのヘッド本体が長尺シャフトの最小径の 穴に軸方向に挿入可能な部分を有するので 加工ヘッドに対して長尺シャフトの軸方向 反転させて、下穴に倣って内面加工するこ により、加工不可範囲を最小にできる。

 さらに、刃物ヘッドと交換して内面検査ヘ ドを内面倣いヘッドに取り付け、この状態 、内面検査ヘッドにより、前記下穴の内面 検査できるので、切削加工後の長尺シャフ の内面を簡単に検査できる。
 すなわち、内面倣いヘッドに取り付けられ 内面検査ヘッドは、長尺シャフトの内部に いて、内面倣いヘッドと共にヘッド支持装 により長尺シャフトの軸方向に移動されら ることができるので、所望の軸方向位置ま は範囲で長尺シャフト内面を検査できる。 って、長尺シャフト内面を検査するために 長尺シャフトを切断する必要がない。また 長尺シャフトを長尺シャフト固定装置に固 した状態で、長尺シャフト内面を検査でき ので、ロングシャフト内面2を計測するため の専用治具を用意する必要がない。このよう に、ロングシャフト内面の状態を容易に検査 できる。

ロングシャフトの従来の加工工程の説 明図である。 ロングシャフトの従来の加工工程の説 明図である。 ロングシャフトの従来の加工工程の説 明図である。 ロングシャフトの従来の加工工程の説 明図である。 特許文献1の「管の内壁の倣い切削装 」の構成図である。 特許文献1の「管の内壁の倣い切削装 」の構成図である。 特許文献2の「ロングシャフト内面加 装置」の構成図である。 特許文献2の「ロングシャフト内面加 装置」の構成図である。 本発明が対象とするロングシャフトの 式図である。 本発明の第1実施形態による長尺シャフ ト内面加工装置の全体構成図である。 図5の加工ヘッドの拡大断面図である。 軸方向移動部材とツール台の斜視図で る。 本発明の長尺シャフト内面加工装置の 動作を説明する図である。 本発明の長尺シャフト内面加工装置の 動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態による長尺シャフ ト内面加工装置の全体構成図である。 図8の加工ヘッドの拡大断面図である 本発明の第3実施形態による長尺シャ ト内面加工装置の全体構成図である。 本発明の長尺シャフト内面加工装置 装置長さについて説明する図である。 本発明の長尺シャフト内面加工装置 装置長さについて説明する図である。 本発明の第4実施形態による長尺シャ ト内面加工装置の全体構成図である。 本発明の第5実施形態による長尺シャ ト内面加工装置の全体構成図である。 第1構成例の従動機構の構成図である 第2構成例の従動機構の構成図である 切削液を供給するための別の構成図で ある。 構成例C-1を示す図である。 図18Aの状態から各刃物が移動した状 を示す図である。 構成例C-2を示す図である。 図19のA-A線断面図である。 図20Aの状態から各刃物が移動した状 を示す図である。 構成例C-3を示す図である 図21Aの状態から各刃物が移動した状 を示す図である。 第1実施形態において芯ずれを計測す ための構成図である。 図19の部分拡大断面図である。 第2実施形態または第4実施形態におい 芯ずれを計測するための構成図である。 構成例Gを示す図である。 変形例Gの別の構成を示す図である。 変形例Gのさらに別の構成を示す図で る。 変形例Gに係る長尺シャフト内面加工 置の動作を説明する図である。 変形例Gに係る長尺シャフト内面加工 置の動作を説明する図である。 第1実施形態、第3実施形態または第4実 施形態において、刃物ヘッドと交換された内 面検査ヘッドが、内面倣いヘッドに取り付け られた状態を示す。

発明を実施するための形態

 以下、本発明の好ましい実施形態を、図 を参照して説明する。なお各図において、 通する部分には同一の符号を付し、重複し 説明は省略する。

 本発明の長尺シャフト内面加工装置は、 4に示したように軸方向に貫通し軸線に対し て線対称の下穴2を有する細長い長尺シャフ 1の内面を下穴2に倣って内面加工する内面加 工装置である。

[第1実施形態]
 図5は、本発明の第1実施形態による長尺シ フト内面加工装置の全体構成図である。こ 図に示すように、本発明の長尺シャフト内 加工装置は、長尺シャフト支持装置10、加工 ヘッド20、ヘッド支持装置30および刃物駆動 置40を備える。

 長尺シャフト支持装置10は、水平に延び メインフレーム11、メインフレーム11の上面 沿って移動可能に設けられ長尺シャフト1の 両端部を同心に把持する1対のチャック装置12 、13、及びメインフレーム11の上面に沿って 隔をおいて配置され長尺シャフト1を支持す 複数の支持金具14からなる。このように構 された長尺シャフト支持装置10により、長尺 シャフト1を撓まないように固定できる。

 加工ヘッド20は、長尺シャフト1の下穴2の少 なくとも一方から軸方向に挿入可能な寸法を 有する。また加工ヘッド20は、刃物ヘッド22 内面倣いヘッド21とを有する。
 刃物ヘッド22は、半径方向に移動可能な内 加工用の刃物29を有し軸心まわりに回転可能 に構成されている。
 内面倣いヘッド21は、刃物ヘッド22を回転可 能に支持するとともに、刃物ヘッド22の回転 心を下穴2の軸線に一致させかつ長尺シャフ ト1内で刃物ヘッド22を軸方向に移動可能に支 持する。
 加工ヘッド20の詳細な構造に関しては、後 する。

 ヘッド支持装置30は、ボーリングバー32と 、バー移動装置34と、液圧供給装置36とを備 る。

 ボーリングバー32は、中空円筒形の細長 部材であり、一端(図で左端)が加工ヘッド20( 内面倣いヘッド21)に連結され軸方向に水平に 延びる。このボーリングバー32は、軸方向に びる第1中空穴32aと第2中空穴31b(図6参照)を する。

 バー移動装置34は、ボーリングバー32の後 端部(図で右端部)を回転不能に把持する移動 材34aと、移動部材34aと螺合してこれを軸方 に移動させるスクリューネジ34bと、スクリ ーネジ34bを軸線を中心に回転駆動する回転 動装置34c(例えば減速器付きモータ)とを有 、回転駆動装置34cによりスクリューネジ34b ボーリングバー32を介して加工ヘッド20を軸 向に移動させるようになっている。

 なお、バー移動装置34において、移動部 34a、スクリューネジ34b及び回転駆動装置34c 有する構成に代えて、ボーリングバー32を軸 方向に移動できるその他の構成を採用しても よい。例えば、ラックアンドピニオン機構、 ベルト機構あるいはチェーン機構などを回転 モータで駆動してボーリングバー32を軸方向 移動させる構成や、リニアモータによりボ リングバー32を直接、軸方向に移動させる 成を採用してもよい。

 上述した構成のバー移動装置34により、 尺シャフト1の一端から下穴2を通してボーリ ングバー32の一端(左端)を加工ヘッド20に連結 し、ボーリングバー32の移動により加工ヘッ 20を軸方向に移動させることができる。

 液圧供給装置36は、液圧ユニット36aとボ リングバー32の末端(図で右端)に連結された 圧ホース36bからなり、ボーリングバー32の 空穴32a(図6参照)を通して加工ヘッド20を作動 させる液圧を付与するための液体(作動液)を 給するようになっている。

 刃物駆動装置40は、メインロッド42と、刃 物駆動ロッド44と、回転駆動装置46と、軸移 装置48とを有する。

 メインロッド42は、中空円筒形の細長い部 であり、一端(図で右端)が加工ヘッド20(刃物 ヘッド22)に連結され軸方向に水平に延びる。
 刃物駆動ロッド44は、メインロッド42の中空 穴を通して軸方向に延び、加工ヘッド20の後 する軸方向移動部材28(図6参照)に相対回転 可能に連結されている。

 回転駆動装置46は、メインフレーム11の上 面に沿って水平に移動可能に設けられた水平 移動台46aと、水平移動台46a上に設置された回 転駆動チャック46bとを有する。水平移動台46a は、図示しない水平レールとこれに案内され たガイドを有し、低抵抗で水平に移動するよ うになっている。また、回転駆動チャック46b は、メインロッド42の軸端(図で左端)を把持 るチャック装置と、チャック装置を軸線ま りに回転駆動するチャック回転駆動機構か なる。

 上述した構成により、刃物駆動装置40に り、長尺シャフト1の他端(図で左端)から下 2を通して加工ヘッド20に連結されたメイン ッド42を軸線まわりに回転駆動するとともに 、加工ヘッド20の移動に追従して水平移動台4 6aを軸方向に移動させることができる。

 軸移動装置48は、水平移動台46aの上に設 された直動アクチュエータであり、回転駆 装置46と共に軸方向に移動し、刃物駆動ロッ ド44をメインロッド42に対して相対的に軸移 させるようになっている。また、軸移動装 48は、刃物駆動ロッド44を回転可能に支持し いる。このため、刃物駆動ロッド44は、後 する軸方向移動部材28とともに回転できるよ うになっている。

 図5の構成例において、刃物駆動装置40はさ に、メインロッド支持部41と中間支持部43と を有する。
 メインロッド支持部41は、長尺シャフト支 装置10と回転駆動装置46の間の位置であって 尺シャフト支持装置10寄りの位置に設置さ メインロッド42を回転可能に支持する。
 中間支持部43は、メインロッド支持部41と回 転駆動装置46の間の位置に軸方向に移動自在 設置され、メインロッド42を回転可能に支 する。また図示例では、中間支持部43は、回 転駆動装置46と索体45で連結されている。索 45としては、紐やワイヤやロープやチェーン などを適用することができる。

 本実施形態において、長尺シャフト内面 工装置は、さらに、ボーリングバー32の第2 空穴32b(図6参照)を介して、内面倣いヘッド2 1に切削液を供給する切削液供給装置18を備え る。切削液供給装置18は、切削液タンクやポ プなどからなる切削液供給源18aと、切削液 給源18aからの切削液をボーリングバー32ま 導く切削液供給ホース18bとを有する。内面 いヘッド21には後述する切削液供給路23b(図6 照)が形成されており、切削液供給路23bによ り切削液が切削箇所近傍まで導かれるように なっている。

 図6は、図5の加工ヘッド20の拡大断面図であ る。
 この例において、内面倣いヘッド21は、円 形のメイン本体23と、メイン本体23の軸方向 間隔をおいた位置に設けられた1対の内面チ ャック24と、メイン本体23の軸方向に間隔を いた位置に設けられた1対のピストン25を有 る。
 円筒形のメイン本体23は、長尺シャフト1の 穴2に軸方向に挿入可能な直径を有する。

 各内面チャック24は、軸方向に転動可能 回転ロータ24aと、メイン本体23内に半径方向 に移動可能に設けられ回転ロータ24aを半径方 向に進退移動させるガイド部材24cとの組を、 周方向に3組以上有している。図6の構成例で 、各内面チャック24において回転ロータ24a ガイド部材24cの組が120度間隔で3組配置され いる。各ガイド部材24cは、軸線に対し傾斜 たテーパ面24bを有している。

 1対のピストン25は、1対の内面チャック24間 メイン本体23内において、軸方向の反対方 に移動可能に設けられている。
 また各ピストン25は、その軸方向一端に各 イド部材24cのテーパ面24bと同一の傾斜をも テーパ面25aを有する。テーパ面24b、25aは平 でよい。

 また、メイン本体23は、ボーリングバー32 に形成された中空穴32aから1対のピストン25の 間に液圧を付与するための液体(作動液)を供 する液圧流路23aを有する。

 上述した構成により、内面倣いヘッド21 液圧供給装置36から供給される液体の圧力に より1対の内面チャック24を放射状に拡径して 刃物ヘッド22の軸線を下穴2の軸線に一致させ 、かつ回転ロータ24aにより内面倣いヘッド21 軸方向に移動可能に支持することができる このように、1対の内面チャック24を放射状 拡径してその軸線を下穴2の軸線に一致させ ることで、内面倣いヘッド21が内周面2に取り 付けられた状態となる。この状態において、 内面倣いヘッド21と長尺シャフト1とは互いに 相対回転しないようになっているが、内面倣 いヘッド21は、長尺シャフト1に対しその軸線 方向に移動可能となっている。

 また、下穴2がテーパ穴である場合でも、 1対のピストン25はそれぞれ独立に移動するの で、1対の内面チャック24をそれぞれ独立に放 射状に拡径して刃物ヘッド20の軸線を下穴2の 軸線に一致させることができる。

 図6の構成例において、内面倣いヘッド21( メイン本体23)は、さらに、切削液供給装置18 ら供給される切削液を切削箇所近傍まで導 切削液流路23bを有する。切削液流路23bの切 液流出口23cは、切削液が刃物ヘッド22側に 出するように形成されている。この構成に り、切削液を刃物29に供給することができる 。

 また、切削液流出口23cは、加工方向の上流 に向かって切削液が流出するように形成さ ている。図示例では、加工方向は右方向、 まり加工ヘッド20は右方向に進むので、切 液は左方向に流出するようになっている。
 この構成により、内面チャック24側への切 の流れが防止されるので、内面チャック24と 下穴2の内面との間に切屑が入り込むことよ 軸心ずれを未然に防止できる。

 また、図示例では、切削液流出口23cは内 倣いヘッド21の下部に設けられている。こ 構成により、切削液の流れが形成されやす なるので、切削液の流れによって切屑を効 的に排除できる。

 刃物ヘッド22は、中空円筒形のサブ本体26と 、先端に刃物29が取り付けられたツール台27 、サブ本体26内に設けられた軸方向移動部材 28を有する。
 サブ本体26は、軸受26aを介して、内面倣い ッド21に軸線まわりに回転可能に連結されて いる。
 ツール台27は、サブ本体26内において半径方 向に移動可能に案内され、軸線に対し傾斜し た傾斜歯27aを有する。

 軸方向移動部材28は、ツール台27の傾斜歯 27aと歯合する傾斜歯28aを有している。また、 軸方向移動部材28は、刃物駆動ロッド44と同 で互いに相対回転不可能な状態で連結され おり、刃物駆動ロッド44とともに軸方向に移 動しかつ軸心を中心に回転する。

 図7は、ツール台27と軸方向移動部材28の 視図である。このように、軸方向移動部材28 は半円部28-1を有しており、この半円部28-1の 面側の面に傾斜歯28aが形成されている。ま 、ツール台27において、軸方向移動部材28の 傾斜歯28aと対面する面に、上述した傾斜歯27a が形成されている。

 上述した構成により、刃物ヘッド22を、 面倣いヘッド21にその軸線まわりに回転可能 に支持できる。また、刃物駆動ヘッド44を軸 動装置48で軸方向に移動させることで刃物 動ヘッド44に連結された軸方向移動部材28を 方向に移動させ、この軸方向移動を傾斜歯2 7aと傾斜歯28aを介してツール台27の半径方向 動に変換することにより刃物29を半径方向に 移動させることができる。

 次に、図8A及び図8Bを参照し、第1実施形態 係る長尺シャフト内面加工装置の動作につ て説明する。
 図8Aは図4の長尺シャフト1の左端側(反フラ ジ側)、図8Bは右端側(フランジ側)の内面加工 状態を示している。

 図8Aにおいて、図1の長尺シャフト1の左端側 (反フランジ側)の最小径の下穴2aに、サブ本 22側を向けて加工ヘッド20を挿入する。
 次に、ボーリングバー32の第1中空穴32aと内 倣いヘッド21の液圧流路23aを通して1対のピ トン25の間に液体(作動液)を供給し1対のピ トン25を互いに離れる方向に移動させること で、1対の内面チャック24を放射状に拡径する 。この内面チャック24の拡径により、刃物ヘ ド22の軸線(回転中心)を下穴2の軸線に一致 せ、内面チャック24によって下穴2内で内面 いヘッド21及び刃物ヘッド22を軸方向に移動 能に支持する。

 刃物ヘッド22の軸線を下穴2の軸線と一致 せたら、刃物駆動ロッド44を軸方向に駆動 ることで、軸方向移動部材28及びツール台27 介して刃物29を半径方向外方に移動させ、 定の切り込み量となる位置に刃物29を突出さ せる。

 次に、メインロッド42により刃物ヘッド22を 長尺シャフト1の外部から軸線まわりに回転 動するともに、バー移動装置34により長尺シ ャフト1の外部からボーリングバー32を介して 内面倣いヘッド21を軸方向に移動させること より、長尺シャフト1の内面を下穴2に倣っ 内面加工する。
 上述した加工手順により、長尺シャフト1に おける最小径の下穴2aの近傍まで、本発明の 置を用いて内面加工することができる。

 次に、図8Bにおいて、長尺シャフト1の軸方 を反転させて、図4の長尺シャフト1の右端 (フランジ側)の下穴に、サブ本体22側を向け 加工ヘッド20を挿入し、同様に内面加工す 。これにより、長尺シャフト1のフランジ近 まで、本発明の装置を用いて内面加工する
 このように、加工ヘッド20に対して長尺シ フト1の軸方向を反転させて、下穴2に倣って 内面加工することにより、加工不可範囲を最 小にできる。

 上述した内面加工において、切削液が必要 場合には、切削液供給装置18により、ボー ングバー32の第2中空穴32bと内面倣いヘッド21 の切削液流路23bを介して、切削箇所に切削液 を供給する。
 なお、長尺シャフト1の軸方向を容易に反転 できるように、加工ヘッド20の両端部は、ボ リングバー32、メインロッド42および刃物駆 動ロッド44とボルト等で容易に着脱できるよ になっている。

 上述した第1実施形態の構成によれば、加工 ヘッド20の軸方向移動及び回転駆動に必要な 動力を軸方向の両側に配置した2本のシャフ ト(ボーリングバー32及びメインロッド42)から 供給することによって加工ヘッド20を小型化 、かつ細径化することができる。
 すなわち、長尺シャフト1の下穴2を通して 工ヘッド20に連結されたヘッド支持装置30と 物駆動装置40により、内面加工用の刃物29を 有する加工ヘッド20の軸方向移動と回転駆動 行うように構成したことで、加工ヘッド20 、半径方向に移動する刃物2を有するととも 刃物ヘッド22の回転中心を下穴2の軸線に一 させかつ軸方向に移動可能に支持する機能 有していればよく、加工ヘッド20の構成と て、大きな駆動力を要する機構を設けなく よいので、加工ヘッド20の最大径を、長尺シ ャフト1の両端部の少なくとも一方の下穴2よ も細くできる。

 また、加工ヘッド20に内面チャック24を設け ラジアル方向の加工反力をワーク(長尺シャ ト1)に逃がし、回転方向の加工反力をシャフ ト(ボーリングバー32)が受け持つことで長尺 径化が実現できる。
 すなわち、ヘッド支持装置30から供給され 作動液により内面チャック20が放射状に拡径 して刃物ヘッド22の軸線を下穴2の軸線に一致 させかつ刃物ヘッド22を軸方向に移動可能に 持することにより、加工ヘッド20の小型化 更に容易となり、かつ加工時の工具反力を 尺シャフト1の下穴2の内面で受けるため、工 具反力による加工精度の低下を防止すること ができる。

 さらに、加工ヘッド20が一対の内面チャッ 24を備えることで、下穴2に対する加工ヘッ 20の同軸度を正確に確保でき、またテーパ状 の下穴でも同軸度を確保できる。
 すなわち、内面倣いヘッド21が軸方向に間 を隔てて位置する1対の内面チャック24を有 、1対のピストン25によりそれぞれ独立して 動するので、下穴2が円筒形またはテーパ状 あっても、加工ヘッド20を下穴に対して常 同心に保持できる。

 さらに、刃物駆動装置40の軸移動装置48によ り軸方向移動部材28を軸方向に移動させ、こ 軸方向移動部材28の軸方向移動により刃物29 を半径方向に移動させることで、加工ヘッド 20の小型化が更に容易となる。
 従って、加工時の工具反力による加工精度 低下を防止して、長尺シャフト1の内面を、 その下穴2に倣って正確に中ぐり加工するこ ができる。

 また、メインロッド支持部41だけでなく 間支持部43を設けたことにより、メインロッ ドの撓みを少なくでき、メインロッド支持部 41の摩耗を低減することができる。また、中 支持部43は軸方向に移動可能であるので、 工の進行に伴って回転駆動装置46が軸方向に 移動するときに、回転駆動装置46の移動を妨 ないように中間支持部43を移動させること できる。

 また、中間支持部43は索体(ひも、ワイヤ ど)で回転駆動装置46と連結されているので 回転駆動装置46を初期位置に戻したとき中 支持部43が定位置に戻るように索体の長さを 設定しておくことで、中間支持部43の定位置 の戻し忘れを防止できる。

 また、切削液供給装置18及び切削液流路23b より切削箇所近傍まで切削液を導くことで 切削液を切削箇所に供給できるので、切削 が必要な加工を行うことができる。
 また、切削液出口23cを内面倣いヘッド21の 部に設けることにより、切削液の流れによ て切屑を効果的に排除できる。

[第2実施形態]
 図9は、本発明の第2実施形態による長尺シ フト内面加工装置の全体構成図である。
 本実施形態において、長尺シャフト支持装 10は、長尺シャフト1を撓まないように固定 、かつ長尺シャフト1をその軸心まわりに回 転させる機能を有する。このため、長尺シャ フト支持装置10におけるチャック装置12、13の 一方または両方は長尺シャフト1を把持する 分が図示しない回転用駆動源によって回転 動されるようになっている。

 チャック装置12、13の一方または両方を回 転駆動する図示しない回転用駆動源は、例え ば回転モータを適用できる。この場合、回転 モータの回転力を、適宜の動力伝達機構(歯 機構、ベルト機構、チェーン機構など)によ てチャック装置の把持部の回転軸に伝達す 構成を採用してよい。

 加工ヘッド20は、長尺シャフト1の下穴に 方向に挿入可能であり、半径方向に移動可 な内面加工用の刃物29を有し、刃物29の回転 中心を下穴の軸線に一致させる機能を有し、 下穴内で軸方向に移動可能であり、かつ下穴 に挿入された状態において長尺シャフト1の 転を許容する機能を有する。本実施形態に ける加工ヘッド20のより詳細な構造について は、後述する。

 ヘッド支持装置30は、長尺シャフト1の一端 ら下穴を通して加工ヘッド20に連結され、 工ヘッド20を軸方向に移動させる装置であり 、第1実施形態と同様に、ボーリングバー32と 、バー移動装置34と、液圧供給装置36とを備 る。
 また、本実施形態の長尺シャフト内面加工 置は、第1実施形態と同様に、切削液供給装 置18を備える。

 刃物駆動装置40は、長尺シャフト1の他端か 下穴を通して加工ヘッド20に連結され、刃 29を半径方向に移動させる装置である。
 刃物駆動装置40は、一端が刃物ヘッドに連 され軸方向に延びるメインロッド42と、メイ ンロッド42を支持し加工ヘッド20に追従して インロッド42とともに軸方向に移動するメイ ンロッド支持装置53と、メインロッド42の中 穴を通って軸方向に延びる刃物駆動ロッド 、刃物駆動ロッドをメインロッド42に対して 軸方向に相対的に移動させる軸移動装置48と 備える。

 メインロッド支持装置53は、メインフレ ム11の上面に沿って水平に移動可能に設けら れた水平移動台53aと、水平移動台53a上に設置 されメインロッド42を支持するロッド支持部 53bとを有する。ロッド支持部材53bはメイン ッド42の回転を拘束するように支持するの よい。

 第1実施形態と異なり、第2実施形態におけ 刃物駆動装置40は、メインロッド42を回転駆 する機能を有していない。
 第2実施形態における軸移動装置48の構成は 第1実施形態における軸移動装置48と同様で る。

 図10は、第2実施形態における加工ヘッド20 拡大断面図である。
 第1実施形態と異なり、加工ヘッド20は、円 型のヘッド本体55と、1対の内面チャック24 、1対のピストン25と、ツール台27と、軸方向 移動部材28とを有している。

 本実施形態におけるヘッド本体55は、第1実 形態のような、互いに相対回転可能なメイ 本体とサブ本体とからなる構造ではない。
 本実施形態におけるヘッド本体55は、長尺 ャフト1の下穴に軸方向に挿入可能な直径で 成された部分(図示例ではボーリングバー32 りの太い部分)と、長尺シャフト1の最小径 下穴に軸方向に挿入可能な直径で形成され 部分(図示例ではメインロッド42寄りの細い 分)とを有している。

 1対の内面チャック24と1対のピストン25は、 ッド本体55におけるボーリングバー32寄りの 太い部分の内部に設けられている。
 ツール台27と軸方向移動部材28は、ヘッド本 体55の内部において、1対のピストン25よりも インロッド42側の位置に設けられている。

 各内面チャック24は、加工ヘッド20の長尺 シャフト1に対する軸方向の相対移動および 対回転を許容するように回転可能なフリー ーラ24dと、ヘッド本体55内に半径方向に移動 可能に設けられフリーローラ24dを半径方向に 進退移動させるガイド部材24cとの組を、周方 向に3組以上有している。図10の構成例では、 各内面チャック24においてフリーローラ24dと イド部材24cの組が120度間隔で3組配置されて いる。

 第2実施形態における加工ヘッド20のその の構成は第1実施形態と同様である。したが って、1対のピストン間への液体の供給や、 工ヘッド20への切削液の供給や、1対のピス ン25の軸方向移動によるガイド部材24cの半径 方向移動や、軸方向移動部材28の軸方向移動 よるツール台27の半径方向移動は、第1実施 態と同様である。

 次に、第2実施形態の長尺シャフト内面加工 装置の動作について説明する。
 長尺シャフト1に加工ヘッド20を挿入した後 1対のピストン25の間に液体(作動液)を供給 1対の内面チャック24を放射状に拡径し、こ により加工ヘッド20の軸線を下穴の軸線に一 致させる。内面チャックにはフリーローラ24d が設けられているので、加工ヘッド20は下穴 で軸方向に移動可能であり、かつ長尺シャ ト1の回転は許容される。

 次に、ヘッド本体55から所定の切り込み量 なる位置に刃物29を突出させる。
 次に、加工ヘッド20を外部からボーリング ー32により軸方向に移動させるとともに、長 尺シャフト支持装置10により長尺シャフト1を 軸線まわりに回転させることにより、長尺シ ャフト1の内面を下穴に倣って切削加工する

 次に、長尺シャフト1の軸方向を反転させ て、長尺シャフト1の下穴に、加工ヘッド20を 挿入し、同様に内面加工する。これにより、 長尺シャフト1のフランジ近傍まで、本発明 装置を用いて内面加工する。

 上述した加工手順により、図4の長尺シャ フト1における最小径の下穴2aの近傍まで内面 加工することができ、かつ反転させることで 加工不可範囲を最小にできる。

 上述した第2実施形態の構成によれば、長 尺シャフト1の下穴を通して加工ヘッド20の一 端に連結されたヘッド支持装置30により内面 工用の刃物29を有する加工ヘッド20の軸方向 移動を行い、加工ヘッド20の他端に連結され 刃物駆動装置40により刃物29を半径方向に移 動させ、長尺シャフト支持装置10により長尺 ャフト1の回転駆動を行うので、加工ヘッド 20は半径方向に移動可能な内面加工用の刃物2 9を有し、該刃物29の回転中心を下穴の軸線に 一致させ、かつ下穴に挿入された状態におい て長尺シャフト1の回転を許容する機能のみ 足りるため加工ヘッド20の最大径を、長尺シ ャフト1の両端部の下穴よりも細くできる。

 また、第1実施形態と異なり、長尺シャフ ト支持装置10により長尺シャフト1の回転駆動 を行うので、加工ヘッド20を回転させる機構 不要であり、装置構成を簡素化できる。

 その他の効果として、工具反力による加 精度の低下を防止できる点、及び、下穴2が 円筒形またはテーパ状であっても、加工ヘッ ド20を下穴に対して常に同心に保持できる点 、第1実施形態と同様である。

[第3実施形態]
 図11は、本発明の第3実施形態による長尺シ フト内面加工装置の全体構成図である。
 本実施形態において、長尺シャフト支持装 10は、長尺シャフト1を撓まないように固定 、かつ長尺シャフト1を軸方向に移動させる 機能を有する。

 本実施形態において、長尺シャフト支持 置10はメインフレーム11上を軸方向に移動す る移動台10aを有しており、この移動台10aにチ ャック装置12、13が固定されている。なお、 ャック装置12、13を共通に搭載する移動台を けずに、チャック装置12、13を別々にメイン フレーム11上で軸方向に移動可能なように構 してもよい。

 長尺シャフト支持装置10の軸方向移動は 図示しない軸方向用駆動源によって行われ 。このような軸方向用駆動源としては、例 ば回転モータを適用できる。回転モータを 用する場合、回転モータの回転運動を、適 の動力変換機構(ボールねじ機構、ラックア ドピニオン、ベルト機構、チェーン機構な )によって直線運動に変換し、軸方向に駆動 する構成を採用してよい。あるいは、長尺シ ャフト支持装置10の軸方向用駆動源として、 ニアモータを用い、リニアモータの移動子 移動により直接、軸方向に駆動する構成と てもよい。

 加工ヘッド20の構成及び動作は第1実施形 と同様である。刃物駆動装置40は、回転駆 装置46bと軸移動装置4848を備える点は、第1実 施形態と同様であるが、水平移動台(図2の符 46a)は設けられておらず、回転駆動装置と軸 移動装置48を軸方向に移動させるようにはな ていない。

 ヘッド支持装置30は、ボーリングバー32を備 える点は、第1実施形態と同様であるが、バ 移動装置34(図5の符号34)は設けられておらず ボーリングバー32を軸方向に移動させるよ にはなっていない。ボーリングバー32は、加 工ヘッド20とは反対側の端部でバー支持部材5 2によって支持されている。バー支持部材52は 、ボーリングバー32を回転不能かつ軸方向移 不能な状態で支持する。
 液圧供給装置36と切削液供給装置18が設けら れる点、及びこれらの構成、動作は、第1実 形態と同様である。

 図11に示すように、メインロッド42の撓み を少なくするため、長尺シャフト支持装置10 回転駆動装置46の間に、メインロッド42を回 転可能に支持するロッド中間支持部50を設け のがよい。また、ボーリングバー32の撓み 少なくするため、長尺シャフト支持装置10と バー支持部材52との間に、ボーリングバー32 支持するバー中間支持部51を設けるのがよい 。またロッド中間部50とバー中間支持部51は 軸方向に移動自在であるのがよい。

 次に、第3実施形態の長尺シャフト内面加工 装置の動作について説明する。
 長尺シャフト1に加工ヘッド20を挿入した後 1対のピストン25の間に液体(作動液)を供給 1対の内面チャック24を放射状に拡径し、こ により加工ヘッド20の軸線を下穴の軸線に一 致させる。内面チャックには回転ロータが設 けられているので、加工ヘッド20が下穴に挿 された状態において長尺シャフト1の軸方向 移動は許容される。

 次に、刃物ヘッド22から所定の切り込み量 なる位置に刃物29を突出させる。
 次に、刃物ヘッド22を外部からメインロッ 42により軸心を中心に回転させるとともに、 長尺シャフト支持装置10により長尺シャフト1 を軸方向に移動させることにより、長尺シャ フト1の内面を下穴に倣って切削加工する。

 次に、長尺シャフト1の軸方向を反転させ て、長尺シャフト1の下穴に、加工ヘッド20を 挿入し、同様に内面加工する。これにより、 長尺シャフト1のフランジ近傍まで、本発明 装置を用いて内面加工する。

 上述した加工手順により、図4の長尺シャ フト1における最小径の下穴2aの近傍まで内面 加工することができ、かつ反転させることで 加工不可範囲を最小にできる。

 上述した第3実施形態の構成によれば、長 尺シャフト支持装置10により長尺シャフト1を 軸方向に移動させ、長尺シャフト1の下穴を して加工ヘッド20の一端に連結されたヘッド 支持装置30により内面加工用の刃物29を有す 加工ヘッド20を軸方向に固定し、加工ヘッド 20の他端に連結された刃物駆動装置40により 物29を半径方向に移動させるので、加工ヘッ ド20は半径方向に移動可能な内面加工用の刃 29を有し、刃物29の回転中心を下穴の軸線に 一致させ、かつ下穴に挿入された状態におい て長尺シャフト1の軸方向移動を許容する機 のみで足りるため加工ヘッド20の最大径を、 長尺シャフト1の両端部の下穴よりも細くで る。

 図12A及び図12Bは、本発明の長尺シャフト 面加工装置の装置長さについて説明する図 ある。図12Aは第1及び第2実施形態の模式図 あり、加工ヘッド20、ヘッド支持装置30及び 物駆動装置40が、上側の図では左側に寄っ おり、下側の図では右側に寄っている。こ ように第1及び第2実施形態では、加工ヘッド 20、ヘッド支持装置30及び刃物駆動装置40を軸 方向に移動させるため、加工装置の全体の長 さL1が下穴(長尺シャフト1)の長さの3倍程度必 要となる。

 一方、図12Bは第3実施形態の模式図であり 、長尺シャフト1が上側の図では左側に寄っ おり、下側の図では右側に寄っている。こ ように第3実施形態では、加工ヘッド20を軸 向に移動させるのではなく、長尺シャフト1 軸方向に移動させるので、加工装置の全体 長さL2が下穴の長さの2倍程度で済み、省ス ース化を図ることができる。

 その他の効果として、工具反力による加 精度の低下を防止できる点、及び、下穴2が 円筒形またはテーパ状であっても、加工ヘッ ド20を下穴に対して常に同心に保持できる点 、第1実施形態と同様である。

[第4実施形態]
 図13は、本発明の第4実施形態による長尺シ フト内面加工装置の全体構成図である。
 本実施形態において、長尺シャフト支持装 10は、長尺シャフト1を撓まないように固定 、長尺シャフト1を軸方向に移動させ、かつ 長尺シャフト1をその軸心まわりに回転させ 機能を有する。

 このため、長尺シャフト支持装置10にお るチャック装置12、13の一方または両方は長 シャフト1を把持する部分が図示しない回転 用駆動源によって回転駆動されるようになっ ている。回転用駆動源によってチャック装置 12、13の把持部の回転させるための機構は、 2実施形態における対応部分と同様の構成を 用できる。

 また、長尺シャフト支持装置10はメイン レーム上を軸方向に移動する移動台10aを有 ており、この移動台10aにチャック装置12、13 固定されている。なお、チャック装置12、13 を共通に搭載する移動台を設けずに、チャッ ク装置12、13を別々にメインフレーム11上で軸 方向に移動可能なように構成してもよい。長 尺シャフト支持装置10の軸方向移動は、図示 ない軸方向用駆動源によって行われる。軸 向用駆動源によって長尺シャフト支持装置1 0を軸方向に移動させるための構成は、第3実 形態における対応部分と同様の構成を採用 きる。

 加工ヘッド20の構成は第2実施形態(図10)と 同様である。したがって、加工ヘッド20は、 尺シャフト1の下穴に軸方向に挿入可能であ り、半径方向に移動可能な内面加工用の刃物 29を有し、刃物29の回転中心を下穴の軸線に 致させる機能を有し、かつ下穴に挿入され 状態において長尺シャフト1の軸方向移動と 転を許容する機能を有する。

 刃物駆動装置40は、長尺シャフト1の他端か 下穴を通して加工ヘッド20に連結され、刃 29を半径方向に移動させる装置である。
 刃物駆動装置40は、一端が刃物ヘッドに連 され軸方向に延びるメインロッド42と、メイ ンロッド42を支持するロッド支持部材53bと、 インロッド42の中空穴を通って軸方向に延 る刃物駆動ロッド44と、刃物駆動ロッド44を インロッド42に対して軸方向に相対的に移 させる軸移動装置48とを備える。第4実施形 では、第1実施形態と異なり、回転駆動チャ ク(図5における符号46b)及び水平移動台(図5 おける46a)は設けられていない。

 ヘッド支持装置30の構成は、第3実施形態と 様であり、ボーリングバー32とバー支持部 52を備える。
 液圧供給装置36と切削液供給装置18が設けら れる点、及びこれらの構成、動作は、第1実 形態と同様である。

 図13に示すように、メインロッド42の撓み を少なくするため、長尺シャフト支持装置10 回転駆動装置の間に、メインロッド42を支 するロッド中間支持部50を設けるのがよい。 また、ボーリングバー32の撓みを少なくする め、長尺シャフト支持装置10とバー支持部 52との間に、ボーリングバー32を支持するバ 中間支持部51を設けるのがよい。またロッ 中間部50とバー中間支持部51は、軸方向に移 自在であるのがよい。

 次に、第4実施形態の長尺シャフト内面加工 装置の動作について説明する。
 長尺シャフト1に加工ヘッド20を挿入した後 1対のピストン25の間に液体(作動液)を供給 1対の内面チャックを放射状に拡径し、これ より加工ヘッド20の軸線を下穴の軸線に一 させる。内面チャックにはフリーローラ24d 設けられているので、加工ヘッド20が下穴に 挿入された状態において長尺シャフト1の回 と軸方向移動は許容される。

 次に、ヘッド本体55から所定の切り込み量 なる位置に刃物29を突出させる。
 次に、長尺シャフト支持装置10により長尺 ャフト1を回転させるとともに軸方向に移動 せることにより、刃物29で長尺シャフト1の 面を下穴に倣って切削加工する。

 次に、長尺シャフト1の軸方向を反転させ て、長尺シャフト1の下穴に、加工ヘッド20を 挿入し、同様に内面加工する。これにより、 長尺シャフト1のフランジ近傍まで、本発明 装置を用いて内面加工する。

 上述した加工手順により、図4の長尺シャ フト1における最小径の下穴2aの近傍まで内面 加工することができ、かつ反転させることで 加工不可範囲を最小にできる。

 上述した第4実施形態の構成によれば、長 尺シャフト支持装置10により長尺シャフト1を 軸方向に移動させるとともに回転駆動し、長 尺シャフト1の下穴を通して加工ヘッド20の一 端に連結されたヘッド支持装置30により内面 工用の刃物29を有する加工ヘッド20を軸方向 に固定し、加工ヘッド20の他端に連結された 物駆動装置40により刃物29を半径方向に移動 させるので、加工ヘッド20は半径方向に移動 能な内面加工用の刃物29を有し、該刃物29の 回転中心を下穴の軸線に一致させ、かつ下穴 に挿入された状態において長尺シャフト1の 方向移動と回転を許容する機能のみで足り ため加工ヘッド20の最大径を、長尺シャフト 1の両端部の下穴よりも細くできる。

 また、長尺シャフト支持装置10により長尺 ャフト1の回転駆動を行うので、第2実施形態 と同様に、加工ヘッド20を回転させる機構が 要であり、装置構成を簡素化できる。
 また、長尺シャフト支持装置10により長尺 ャフト1を軸方向に移動させるので、第3実施 形態と同様に、加工装置の長さが下穴の長さ の2倍程度で済み、省スペース化を図ること できる。

[第5実施形態]
 図14は、本発明の第5実施形態による長尺シ フト内面加工装置の全体構成図である。
 本実施形態では、メインフレーム11は、刃 駆動装置40に属する第1フレーム11Aと、長尺 ャフト支持装置10に属する第2フレーム11Bと ヘッド支持装置30に属する第3フレーム11Cと らなる。

 長尺シャフト支持装置10は、長尺シャフ 1の軸方向を反転させるように第2フレーム11B を旋回せることが可能な旋回機構15を有する この旋回機構15は、手動で旋回する構成で 、モータなどの駆動源によって旋回駆動す 構成でもよい。旋回機構15が手動で旋回する 構成の場合、長尺シャフト1の軸心が刃物駆 装置40の軸心と一致するように、ピンなどの 位置決め手段によって、第2フレーム11Bの回 方向の位置を固定できる構成にするのがよ 。

 なお、第5実施形態の長尺シャフト内面加 工装置のその他の構成は、第1実施形態と同 である。第5実施形態によれば、上述した第1 実施形態と同様の効果が得られ、さらに、以 下の効果も得られる。

 第1実施形態の構成では、長尺シャフト1を 転させるには、長尺シャフト1を長尺シャフ 支持装置10から一旦取り外す必要があるた 、長尺シャフト1を反転させて再び長尺シャ ト支持装置10に固定する際に調芯作業をや 直す必要があり、手間がかかる。
 一方、第2実施形態の構成によれば、旋回機 構15によって長尺シャフト1を長尺シャフト支 持装置10に固定したまま反転させることがで る。このため、反転の際に長尺シャフト1を 長尺シャフト支持装置10から取り外す必要が いので、反転後の調芯作業の手間をなくす とができる。

 なお、上述した第5実施形態では、第1実 形態の構成に対して長尺シャフトの旋回機 を付加した構成であったが、このような旋 機構を、上述した第2~第4実施形態の構成に 加してもよい。

[その他の構成例]
(中間支持部43を移動させる機構に関する構成 例A)
 上述した第1及び第5の実施形態の長尺シャ ト内面加工装置では、中間支持部43が回転駆 動装置46と索体45で連結されていたが、この うな構成に代えて、回転駆動装置46の軸方向 移動に機械的に連動して回転駆動装置46の軸 向移動量より少ない移動量で同じ移動方向 中間支持部43を移動させる従動機構を備え ものとしてもよい。以下、従動機構の構成 について説明する。

 図15は、第1構成例の従動機構19Aの構成図 ある。なお、図の簡略化のため、図15では 物駆動ロッド44の図示は省略している。

 第1構成例の従動機構19Aは、第1回転体33a 第2回転体33b、第3回転体33c、第4回転体33d、 1索体31a及び第2索体32bを有する。

 第1回転体33aは、回転駆動装置46に対してメ ンロッド支持部41と反対側の位置に設置さ た回転体固定部35に回転自在に取り付けられ ており、軸方向の移動は拘束されている。
 第2回転体は、メインロッド支持部41に回転 在に取り付けられており、軸方向の移動は 束されている。

 第3回転体33cと第4回転体33dは、中間支持 43に回転自在に取り付けられている。中間支 持部43は軸方向に移動自在であるので、第3回 転体33cと第4回転体33dは、中間支持部43と一体 となって軸方向に移動可能である。

 第1索体31aは、第1回転体33a、第2回転33b体及 第3回転体33cに巻きかけられ、一端a1が回転 動装置46に固定され、他端a2がメインロッド 支持部41に固定されている。
 第2索体31bは、第4回転体33dに巻きかけられ 一端b1が回転駆動装置46に固定され、他端b2 中間支持部43よりも回転駆動装置46側の適宜 部位に固定されている。

 上記の第1索体31aと第2索体31bとしては、 えば、ワイヤ、チェーン、ベルト、紐など 々の形態を採用しうる。この場合、第1索体3 1aと第2索体31bとで、索体の形態が異なってい てもよい。例えば、第1索体31aとしてワイヤ 使用し、第2索体31bとしてベルトを使用して よい。

 上記の第1回転体33a、第2回転体33b、第3回 体33c及び第4回転体33dとしては、第1索体31a 第2索体31bの形態に応じて、プーリ、スプロ ットなどを採用しうる。この場合、第1~第3 回転体33a~33cと、第4回転体33dとで回転体の 態が異なっていてもよい。

 従動機構19Aにおいて、回転駆動装置46が 15で右方向に移動すると、第1索体31aの一端a1 が右方向に移動するので、第1索体31aに巻き けられた回転体のうち滑車機構上の動滑車 相当する第3回転体33cが回転駆動装置46の移 距離の2分の1だけ右方向に移動する。

 従動機構19Aにおいて、回転駆動装置46が 15で左方向に移動すると、第2索体31bの一端b1 が左方向に移動するので、滑車機構上の動滑 車に相当する第4回転体33dが回転駆動装置46の 移動距離の2分の1だけ左方向に移動する。

 すなわち、回転駆動装置46が軸方向に移 すると、この軸方向移動に合わせて回転駆 装置46の移動量の2分の1の移動量で同じ方向 中間支持部43が軸方向に移動する。

 第1構成例の従動機構19Aによれば、回転駆 動装置46の軸方向移動に合わせて中間支持部4 3を回転駆動装置の2分の1の移動量で移動させ ることにより、メインロッド42を常に回転駆 装置46とメインロッド支持部41のちょうど中 間位置で支持できるので、メインロッド42の みによるメインロッド支持部41の摩耗をよ 低減できる。

 図16は、第2構成例の従動機構19Bの構成図 ある。なお、図の簡略化のため、図16では 物駆動ロッド44の図示は省略している。

 第2構成例の従動機構19Bは、第1アーム38と、 第2アーム39と、出力部材37と、を有する。
 第1アーム38は、一端が回転駆動装置46に回 可能に連結されている。第2アーム39は、一 がメインロッド支持部41に回動可能に連結さ れている。第1アーム38と第2アーム39は、他端 同士で回動可能に連結されている。第1アー 38と第2アーム39の長さは同じである。

 出力部材37は中間支持部43に回動不可能に 固定されており、中間支持部43とともに軸方 (図示例で左右方向)に移動可能である。出 部材37は、第1アーム38と第2アーム39との連結 位置において、第1アーム38及び第2アーム39に 対して回動可能かつ軸方向に垂直な方向(図 で上下方向)にスライド可能に連結されてい 。これにより、第1アーム38と第2アーム39と 連結位置と、出力部材37は、軸方向に関し は相対移動が拘束され、軸方向に垂直な方 に関しては相対移動が可能となっている。

 従動機構19Bにおいて、回転駆動装置46が 16で右方向に移動すると、第1アーム38と第2 ーム39の連結位置は、回転駆動装置46の移動 離の2分の1だけ右方向に移動するので、中 支持部43も回転駆動装置46の移動距離の2分の 1だけ右方向に移動する。

 従動機構19Bにおいて、回転駆動装置46が 16で左方向に移動すると、第1アーム38と第2 ーム39の連結位置は、回転駆動装置46の移動 離の2分の1だけ左方向に移動するので、中 支持部43も回転駆動装置46の移動距離の2分の 1だけ左方向に移動する。

 第2構成例の従動機構19Bによれば、回転駆 動装置46の軸方向移動に合わせて中間支持部4 3を回転駆動装置46の2分の1の移動量で移動さ ることにより、メインロッド42を常に回転 動装置46とメインロッド支持部41のちょうど 間位置で支持できるので、メインロッド42 撓みによるメインロッド支持部41の摩耗をよ り低減できる。

(切削液を供給する手段に関する構成例B)
 図5及び図6では、ボーリングバー32に形成し た第2中空穴32bを介して切削液を加工ヘッド20 まで導く構成を示したが、切削油が刃物近辺 に流れ出る必要がない場合には、図17に示す 成により切削液を供給してもよい。

 図17において、長尺シャフト1は一端(図示 例で左端)において一方のチャック装置12に把 持され、末広がり状に形成された一端(図示 で右端)において固定治具17を介して他方の ャック装置13に把持されている。固定治具17 、切削液供給口17aを有し、長尺シャフト1に 適宜の固定手段(例えばボルト)によって固定 れている。切削液供給口17aには切削液供給 ース18bが接続されている。

 上記の構成によれば、図6の構成例と異なり 、ヘッド支持装置30と加工ヘッド20に切削液 供給経路を設けることなく、切削液を供給 ることが可能である。
 なお、図17の構成例は、固定治具17に設けら れた切削液供給口17aから長尺シャフト1内に 削液を供給したが、チャック装置12、13の把 部と長尺シャフト1の間に切削液を供給可能 な程度の大きさの隙間があれば、その隙間を 利用して切削液を供給してもよい。あるいは 、長尺シャフト1が両端部以外に穴を有して れば、その穴を利用して切削液を供給して よい。

(複数枚の刃物を用いる場合の構成例C)
 第1~第5実施形態では、加工ヘッド20は、半 方向に移動可能な内面加工用の1つの刃物29 有していたが、第1~第5実施形態のいずれに いても、加工ヘッド20が、半径方向に移動可 能な内面加工用の複数の刃物29を有していて よい。この場合の構成例C-1、C-2、C-3を以下 説明する。
 なお、構成例C-1、C-2、C-3において、以下で 照する図面の構成および以下で述べる内容 外の点は、上述の第1~第5実施形態のいずれ と同じであってよい。

(構成例C-1)
 図18Aは、図6または図10のA-A線断面図に相当 る。加工ヘッド20は、半径方向に移動可能 内面加工用の第1および第2の刃物29A,29Bを複 枚の刃物29として有する。加工ヘッド20は、 記各実施形態と同様に、刃物29A,29Bの回転中 心を下穴2の軸線に一致させ、かつ軸方向に 動可能に第1および第2の刃物29A,29Bを支持す 機能を有する。また、第1の刃物29Aが、切削 より摩耗したら切削位置から半径方向内方 引っ込められる動作に連動して、第2の刃物 29Bが、半径方向内方から半径方向外方にある 切削位置まで移動させられるように加工ヘッ ドが構成されている。
 なお、切削位置とは、第1の刃物29Aまたは第 2の刃物29Bが内面2を切削するために、第1の刃 物29Aまたは第2の刃物29Bが配置されるべき半 方向位置をいう。また、本願において、半 方向は、加工ヘッド20の回転中心に対する半 径に沿った方向またはこの方向と平行な方向 である。

 第1の刃物29Aは、第1のツール台27Aの半径 向端部に設けられ、第2の刃物29Bは、第2のツ ール台27Bの半径方向端部に設けられる。この 例では、第1および第2のツール台27A,27Bは半径 方向に直線的に延びている部材である。また 、第1および第2のツール台27A,27Bは、半径方向 移動時に、サブ本体26の内面により、半径方 に移動可能に案内され、切削時に、サブ本 26の内面により回転方向に支持される。

 軸方向移動部材28は、軸線に対して斜め方 に延びる傾斜歯28aが設けられた第1および第2 の側面28b、28c(図18A参照)を有する。傾斜歯28a 、図18A及び図18Bのように、各側面28b、28cに いて軸線方向に複数設けられている。図18A び図18Bの例では、第1の側面28bの傾斜歯28aと 、第2の側面28cの傾斜歯28aとは、互いに平行 前記斜め方向に延びていてよい。ただし、 1の側面28bの傾斜歯28aと、第2の側面28cの傾斜 歯28aとは、平行でなくてもよい。
 一方、第1のツール台27Aは、第1の側面28bの 斜歯28aと同じ前記斜め方向に延びて該傾斜 28aと係合する傾斜歯27aを有し、第2のツール 27Bは、第2の側面28cの傾斜歯28aと同じ前記斜 め方向に延びて該傾斜歯28aと係合する傾斜歯 27bを有し、これにより、軸方向移動部材28の 方向移動により、第1および第2のツール台27 A,27Bが半径方向に移動するようになっている この例では、各傾斜歯27a,27bは、軸線に対し 傾斜した傾斜歯である。

 傾斜歯28aと傾斜歯27aまたは27bとの関係は、 1実施形態の傾斜歯27aと傾斜歯28aとの関係と 同じある。即ち、第1実施形態において、傾 歯27aと傾斜歯28aとが、軸方向移動部材28の軸 方向移動をツール台27の半径方向移動に変換 るのと同様に、本構成例において、軸方向 動部材28の軸方向移動をツール台27Aまたは27 Bの半径方向移動に変換する。
 従って、軸方向移動部材28の軸方向移動に り、第1の刃物29Aが半径方向外方に移動する ともに第2の刃物29Bが半径方向内方に移動し 、軸方向移動部材28の逆方向の軸方向移動に り、第2の刃物29Bが半径方向外方に移動する とともに第1の刃物29Aが半径方向内方に移動 るようになっている。
 なお、図18Aは、第1の刃物29Aが切削位置にあ る状態を示し、図18Bは、図18Aの状態から軸方 向移動部材28の軸方向移動により、第1の刃物 29Aが半径方向内方に引っ込んで第2の刃物29B 切削位置へ移動した状態を示す。

 図18A及び図18Bの構成例では、次のように、 1の刃物29Aによる切削性能と第2の刃物29Bに る切削性能とを精度よく同じにすることが きるようになっている。
 第1および第2の側面28b、28cは、加工ヘッド20 の中心(即ち、回転中心)を挟んで位置し、第1 および第2のツール台27A,27Bも、該回転中心を んで位置する。
 また、軸線(即ち、回転中心)を中心として いに逆向きに回る方向を第1および第2の周方 向として、第1の刃物29Aは、第1のツール台27A 半径方向端部における第1の周方向(図15にお いて反時計回り)の先端に位置し、第2の刃物2 9Bは、第2のツール台27Aの半径方向端部におけ る同じ第1の周方向の先端に位置している。
 この構成で、第1の刃物29Aで切削を行う場合 と第2の刃物29Bで切削を行う場合とで、切削 の回転方向を同じにすることができ、しか 、第1の刃物29Aの切削位置と、第2の刃物29Bの 切削位置とが、切削時の回転中心に関し点対 称になるようにきる。よって、第1の刃物29A よる切削性能と第2の刃物29Bによる切削性能 を精度よく同じにすることができる。

 第1の刃物29Aを切削位置に合わせるための 構成例を説明する。第1の刃物29Aと内面2との 触圧を検知できるように、接触検知用セン (例えば、圧電素子)を例えば軸方向移動部 28に組み込んでおく。すなわち、前記接触圧 が第1のツール台27Aを介して軸方向移動部材28 に作用するので、前記接触圧を前記接触検知 用センサで検知できる。第1の刃物29Aを半径 向外方に移動させ、接触検知用センサが検 した接触圧に基づいて、第1の刃物29Aが下穴 内面2にちょうど当たる位置を基準位置(ゼ 点位置)に設定する作業を行ってよい。基準 置が分かったら、例えば、基準位置からさ に所定の切り込み量だけ第1の刃物29Aを半径 方向外方に移動させた位置を、切削位置とす ることができる。このようにして、第1の刃 29Aを切削位置に合わせることができる。第2 刃物29Bの場合も同様である。なお、接触検 用センサからの検出信号の外部への伝送方 については、例えば、軸方向移動部材28と 物駆動ロッド44の内部に軸方向の穴を設け、 その穴に接触接触検知用センサと接続した信 号ケーブルを通し、信号を伝送するという構 成を採用してよい。

 本構成例によれば、第1の刃物29Aが、切削位 置から半径方向内方へ引っ込められる動作に 連動して、第2の刃物29Bが、半径方向内方か 半径方向外方にある切削位置まで移動させ れるようになっているので、第1の刃物29Aが 削により摩耗したら、第1の刃物29Aを半径方 向内方に引っ込めて、新たな第2の刃物29Bを 削位置へ移動させることができる。よって 刃物を交換する頻度が半分に減る。
 なお、刃物29Aの摩耗の判断は次のように行 。刃物29Aによる加工距離または加工時間を 測し、加工距離または加工時間が、予め定 た摩耗加工距離または摩耗加工時間に達し ら、刃物29Aが摩耗と判断する。代わりに、 物29Aにより加工の切屑を観察することで、 物29Aが摩耗しているかを判断してもよい。

(構成例C-2)
 図19は構成例C-2を示す図であり、図6または 10に示した加工ヘッド20のツール台27周辺部 に相当する部分を示す図である。図20A及び 20Bは、図19のA-A線断面図である。

 本構成例C-2では、加工ヘッド20は、本構成 C-1における第1および第2のツール台27A,27Bの わりに単一のツール台27Cを有する。このツ ル台27Cの半径方向一端部に第1の刃物29Aが設 られ、このツール台27Cの半径方向他端部に 2の刃物29Bが設けられる。
 軸方向移動部材28は、軸線に対して斜め方 に延びる傾斜歯28aを有する。一方、ツール 27Cは、傾斜歯28aと同じ前記斜め方向に延び 傾斜歯28aと係合する傾斜歯27cを有する。こ により、軸方向移動部材28の軸方向移動によ り、ツール台27Cが半径方向に移動するように なっている。従って、第1の刃物29Aが切削に り摩耗したら、軸方向移動部材28の軸方向移 動により、第1の刃物29Aを半径方向内方に引 込めて、新たな第2の刃物29Bを切削位置へ移 させることができる。なお、図20Aは、第1の 刃物29Aが切削位置にある状態を示し、図20Bは 、図20Aの状態から軸方向移動部材28の軸方向 動により、第1の刃物29Aが半径方向内方に引 っ込んで第2の刃物29Bが切削位置へ移動した 態を示す。
 前記軸線を中心として互いに逆向きに回る 向を第1および第2の周方向として、第1の刃 29Aは、ツール台27Cの半径方向一端部におけ 第1の周方向(図20Bの反時計回り)の先端に位 し、第2の刃物29Bも、ツール台27Cの半径方向 他端部における同じ第1の周方向の先端に位 している。この場合には、第1および第2の刃 物29A,29Bが、同じ第1の周方向を向くように配 できるので、第1の刃物29Aで切削を行う場合 と第2の刃物29Bで切削を行う場合とで、切削 の回転方向を同じにすることができる。

(構成例C-3)
 本構成例C-3では、図20A及び図20Bの構成の代 りに、図21A及び図21Bのように第1および第2 刃物29A,29Bを配置してもよい。すなわち、図2 1A及び図21Bは構成例C-3を示す図であり、図19 A-A線断面図に対応している。
 図21では、前記軸線を中心として互いに逆 きに回る方向を第1および第2の周方向として 、第1の刃物29Aは、ツール台27Cの半径方向一 部における第1の周方向(図21A及び図21Bの反時 計回り)の先端に位置し、第2の刃物29Bは、ツ ル台27Cの半径方向他端部における第2の周方 向(図21A及び図21Bの時計回り)の先端に位置し いる。この場合には、第1の刃物29Aで切削を 行う場合と第2の刃物29Bで切削を行う場合と 、加工ヘッド20の回転方向を逆にする。
 なお、図21Bは、図21Aの状態から軸方向移動 材28の軸方向移動により、第1の刃物29Aが半 方向内方に引っ込んで第2の刃物29Bが切削位 置へ移動した状態を示す。

(芯ずれを計測する構成例D)
 第1実施形態の長尺シャフト内面加工装置は 、芯ずれを計測する構成を有していてよい。 以下、この構成について説明する。
 なお、この構成例Dにおいて、以下で参照す る図面の構成および以下で述べる内容以外の 点は、上述の第1実施形態と同じであってよ 。

 図22は、第1実施形態において芯ずれを計 するための構成図である。図23は、図22の部 分拡大断面図である。なお、図22では、簡単 ため、切削液供給装置18や中間支持部43など の図示を省略している。同様に、図23では、 2中空穴32bなどの図示を省略している。

 前記長尺シャフト支持装置10は、前記長 シャフト1の両端部をそれぞれ把持するチャ ク装置12、13と、前記刃物ヘッド22の軸線の りに前記チャック装置12、13を回転させるこ とで、前記長尺シャフト1と共に、これの内 面2に回転ロータ24aを介して取り付けた前記 面倣いヘッド24を前記刃物ヘッド22に対して 相対回転させるチャック回転装置16と、前記 物ヘッド22に設置され前記内周面2における 定点の位置計測を行う計測器61と、を備え 。前記位置計測は、前記相対回転の中心に する半径方向の位置を計測するものであり 前記相対回転により前記測定点を周方向に フトさせる。

 チャック回転装置16は、図22において、チャ ック装置12,13を回転可能に支持しながら、刃 ヘッド22の軸線の周りにチャック装置12,13を 回転させる。なお、正常な状態では、チャッ ク回転装置16による回転中心は、刃物ヘッド2 2の軸線と一致している。
 チャック回転装置16がチャック装置12,13を回 転させると、長尺シャフト1と内面倣いヘッ 21が一体的に回転する。すなわち、チャック 装置12,13に把持された長尺シャフト1が回転し 、さらに、長尺シャフト1の内周面2に取り付 た内面倣いヘッド21が刃物ヘッド22に対して 相対回転する。

 計測器61は、図23において、刃物ヘッド22に 置され内周面2における測定点の位置計測を 行う。この位置計測は、前記相対回転の中心 に対する半径方向の位置を計測するものであ る。計測器61による前記測定点は、チャック 転装置16が上述のように長尺シャフト1を刃 ヘッド22に対して相対回転させると、相対 転の中心を回る周方向にシフトさせられる これにより、前記測定点を内周面2の全周に たってシフトさせることができる。
 図23の例では、計測器61は、ダイヤルゲージ である。ただし、本発明によると、計測器61 、ダイヤルゲージに限定されず、刃物ヘッ 22に設置され前記測定点に接触することで 当該測定点の半径方向位置を計測する他の のであってもよい。

 図23において、内面倣いヘッド21は長尺シ ャフト1の端部に位置しており、刃物ヘッド22 は長尺シャフト1の外部に位置している。

 また、図22、図23において、内面倣いヘッ ド21のメイン本体23とヘッド支持装置30のボー リングバー32とを連結せずに、内面倣いヘッ 21のメイン本体23には、液圧流路23aを通して 1対のピストン25の間に液体を供給して液圧を 付与する液体供給チューブ63が接続されてい 。ただし、第1実施形態のように、内面倣い ヘッド21のメイン本体23とヘッド支持装置30の ボーリングバー32とを連結してもよい。

 一方、図22、図23において、刃物ヘッド22 、図6の場合と同様に、メインロッド42およ 刃物駆動ヘッド44を介して回転駆動装置46に 連結されていてよい。ただし、この例では、 計測器61による前記位置計測時に刃物ヘッド2 2は静止している。すなわち、計測器61による 前記位置計測時には、回転駆動装置46により 刃物ヘッド22は回転駆動されない。

(芯ずれを計測する構成例E)
 第2実施形態または第4実施形態の長尺シャ ト内面加工装置は、芯ずれを計測する構成 有していてよい。以下、この構成について 明する。
 なお、この構成例Eにおいて、以下で参照す る図面の構成および以下で述べる内容以外の 点は、上述の第2実施形態または第4実施形態 上記構成例Dと同じであってよい。

 図24は、図10に対応するが、加工ヘッドの 一部が長尺シャフト1の外部に位置している 態を示す。なお、図24では、簡単のため、第 2中空穴32bなどの図示を省略している。

 前記長尺シャフト支持装置10は、前記長 シャフトの両端部をそれぞれ把持するチャ ク装置12、13と、前記加工ヘッド20の軸線の りに前記チャック装置12,13を回転させること で、前記長尺シャフト1を、前記加工ヘッド20 に対して相対回転させるチャック回転装置16 、前記加工ヘッドに設置され前記長尺シャ トの内周面における測定点の位置計測を行 計測器61と、を備える。前記位置計測は、 記相対回転の中心に対する半径方向の位置 計測するものであり、前記相対回転により 記測定点を周方向にシフトさせる。

 チャック回転装置16は、チャック装置12,13を 回転可能に支持しながら、加工ヘッド20の軸 の周りにチャック装置12,13を回転させる。 お、正常な状態では、チャック回転装置16に よる回転中心は、加工ヘッド20の軸線と一致 る。
 チャック回転装置16がチャック装置12,13を回 転させると、チャック装置12,13と一体的に長 シャフト1が回転する。すなわち、チャック 装置12,13に把持された長尺シャフト1が、加工 ヘッド20に対して相対回転する。この相対回 は、各フリーローラ24dが内周面2に接触した 状態で行われる。

 計測器61は、図24において、加工ヘッド20 設置され内周面2における測定点の位置計測 を行う。この位置計測は、前記相対回転の中 心に対する半径方向の位置を計測するもので ある。計測器61による前記測定点は、チャッ 回転装置16が上述のように長尺シャフト1を 工ヘッド20に対して相対回転させると、相 回転の中心を回る周方向にシフトさせられ 。これにより、前記測定点を内周面2の全周 わたってシフトさせることができる。

 図24において、加工ヘッド21は長尺シャフ ト1の端部に位置しており、加工ヘッド20にお いて計測器61が設置される部分は、長尺シャ ト1の外部に位置している。

 図24において、加工ヘッド20は、第2実施 態または第4実施形態の場合と同様に、メイ ロッド42および刃物駆動ヘッド44を介して回 転駆動装置46に連結されていてよい。ただし この例では、計測器61による前記位置計測 に加工ヘッド20は静止している。すなわち、 計測器61による前記位置計測時には、回転駆 装置46により、加工ヘッド20は回転駆動され ない。

(構成例D、Eによる作用)
 上述の構成例DまたはEでは、長尺シャフト 面加工装置のチャック装置12,13を刃物ヘッド 22(構成例Eの場合には加工ヘッド20。以下同様 )の軸線の周りに回転させるチャック回転装 16を設け、長尺シャフト内面加工装置の刃物 ヘッドに計測器61を設置し、チャック回転装 16により、構成例Dでは、長尺シャフト1と内 面倣いヘッド21。以下同様)を刃物ヘッド22に して相対回転させることで、構成例Eでは、 長尺シャフト1を加工ヘッド20に対して相対回 転させることで、計測器61により位置計測さ る内周面の測定点を周方向にシフトさせる これにより、刃物ヘッドから見た測定点の 径方向位置を全周にわたって計測できるの 、この測定データに基づいて、内周面の中 が、刃物ヘッドの軸線(即ち、内面倣いヘッ ドの軸線)に一致しているかを確認できる。 なわち、測定点の半径方向位置が周方向で 動していれば、内周面の中心が、刃物ヘッ の軸線(即ち、内面倣いヘッドの軸線)と一致 していないことになる。

 また、刃物ヘッド22に設置された計測器61 (例えば、ダイヤルゲージ)は前記位置計測時 静止しているので、計測器61による前記位 計測は重力の作用による影響を受けない。 の結果、前記位置計測を高精度に行うこと できる。すなわち、仮に刃物ヘッド22を回転 させた場合には、これに設置された計測器61( ダイヤルゲージ)が上方を向いたり下方を向 たりし、各方向において重力により影響さ る度合いが変化する。その結果、位置計測 精度が低下する。

 上述の構成例DまたはEにより、内周面2の中 が、加工ヘッド22の軸線と一致しているか うかの確認を、次の2の場合(A),(B)のいずれか により行うことができる。
(A)内面倣いヘッド21(構成例Eでは加工ヘッド20 。以下同様)の軸線一致機能が正常であるか 確認する場合。
(B)チャック把持機構による長尺ヘッドの把持 位置が適切であるかを確認する場合。
 各場合について説明する。

(A)内面倣いヘッド21の軸線一致機能が正常で るかを確認する場合
 この場合は、外周面の中心と内周面2の中心 が一致していることが分かっている長尺シャ フト1をチャック装置12,13で把持することを前 提とする(前提1)。例えば、外周面の中心位置 と内周面2の中心位置とを予め計測すること 、両者が一致していることが確認された長 シャフト1をチャック装置12,13で把持するこ を前提とする。
 また、チャック装置12,13が長尺シャフト1(例 えば、その外周面)を把持すると、チャック 置12,13の中心(即ち、その回転中心)と長尺シ フト1の外周面の中心とが自動的に一致する ことも前提とする(前提2)。例えば、チャック 装置12,13は、チャック装置12,13の回転方向に 隔をおいて設けられ長尺シャフト1の外周面 把持する複数の把持部を有し、これら把持 が、チャック装置12,13の回転中心に対して じ半径方向位置を維持しながら当該半径方 に連動して移動するようになっていてよい
 従って、前提1、2によると、長尺シャフト1 把持したチャック装置12,13を回転させると 長尺シャフト1は内周面2の中心を中心として 回転する。このように長尺シャフト1を回転 せながら、内周面2の全周にわたって、前記 定点の半径方向位置を計測器61で計測する
 計測した測定点の半径方向位置が周方向で 動していなければ、内面倣いヘッド21の軸 一致機能が正常であると判断できる。
 一方、計測した測定点の半径方向位置が周 向で変動していれば、内面倣いヘッド21の 線一致機能が正常でないことになる。従っ 、前記半径方向位置の変動データに基づい 、内面倣いヘッド21を調節してその軸線一致 機能が正常になるようにする。例えば、摩耗 した回転ロータ24aを新しいものに交換する。

(B)チャック把持機構による長尺ヘッドの把持 位置が適切であるかを確認する場合
 この場合は、外周面の中心と内周面2の中心 が一致していないことが分かっている長尺シ ャフト1をチャック装置12,13で把持することを 前提とする(前提1)。例えば、外周面の中心位 置と内周面2の中心位置とを予め計測するこ で、両者が一致していないことが分かって る長尺シャフト1をチャック装置12,13で把持 ることを前提とする。
 また、このような長尺シャフト1を(例えば その外周面)をチャック装置12,13が把持する 、長尺シャフト1の内周面2中心はチャック装 置12,13の中心(即ち、その回転中心)からずれ しまうことも前提とする(前提2)。例えば、 述のように、チャック装置12,13は、チャック 装置12,13の回転方向に間隔をおいて設けられ 尺シャフト1の外周面を把持する複数の把持 部を有し、これら把持部が、チャック装置12, 13の回転中心に対して同じ半径方向位置を維 しながら当該半径方向に連動して移動する うになっていてよい。
 さらに、内面倣いヘッド21の軸線一致機能 正常であることも前提とする(前提3)。即ち 内面倣いヘッド21が、内周面2中心をチャッ 装置12,13の中心(即ち、その回転中心に正常 一致させることができることを前提とする
 上記の前提1~3によると、長尺シャフト1の外 周面をチャック装置12,13が把持すると、長尺 ャフト1の内周面2中心は、チャック装置12,13 の中心(即ち、その回転中心)からずれる。し し、これは、前提3の「内面倣いヘッド21の 常な軸線一致機能」が、内周面2中心を、加 工ヘッド20の軸線(即ち、チャック装置12,13の 心)と一致させることに逆らうことになる。 従って、各部に(微小な)変形が生じ、その結 、長尺シャフト1は、内周面2中心からずれ 位置を中心として回転する。このように長 シャフト1を回転させながら、内周面2の全周 にわたって、前記測定点の半径方向位置を計 測器61で計測する。
 計測した測定点の半径方向位置が周方向で 動しており、この変動データに基づいて、 ャック装置12,13の中心と内周面2中心が一致 るように、チャック把持機構による長尺ヘ ドの把持位置を調節する。例えば、チャッ 装置12,13の上記各把持部の位置を調節した 、チャック装置12,13自体の位置を調節する。

(変形例F)
 上述した各実施形態及び構成例では、長尺 ャフト1を水平に固定する横置き型の長尺シ ャフト内面加工装置について説明したが、本 発明は横置き型に限られず、縦置き型の構成 を採用してもよい。すなわち、例えば、第1 施形態をベースとして、縦置き型として構 する場合、長尺シャフト支持装置10は長尺シ ャフト1の軸心が鉛直方向を向くように長尺 ャフト1を固定し、加工ヘッド20は長尺シャ ト1の下穴2の軸心に沿って鉛直方向に移動可 能であり、ヘッド支持装置30は加工ヘッド20 鉛直方向に移動させ、刃物駆動装置40は刃物 ヘッド22を鉛直軸心を中心に回転させる。

(変形例G)
 第1~第5の実施形態の長尺シャフト内面加工 置において、刃物29が下穴2の内面に接触し ことを検知するための接触検知用センサを けてもよい。以下、このような構成を変形 Gとして説明する。

 中ぐり加工を行う際、内面加工用の刃物29 先端が長尺シャフト1の内面にちょうど当た 位置を確認するため「刃合わせ」と呼ばれ 作業が行われる。従来では刃物先端が長尺 ャフトの内面に当たった音を作業員が聞い 、刃合わせを行っていた。あるいは、内径 測治具を用いて長尺シャフトの内面を計測 ていた。
 しかし、人間の聴覚には個人差があるため 音を聞いて判断する方法では再現性がなか た。また、内径計測治具を用いる方法では 長尺シャフトを計測できるような長い治具 必要であるため治具自体に撓みが生じるこ から、精度よく計測することができなかっ 。このため、刃合わせを正確に行うことが 難であった。
 変形例Gは、上記の問題を解決するための構 成である。

 図25は、変形例Gの構成を示す加工ヘッド20 拡大断面図である。図25において、長尺シャ フト内面加工装置には、刃物29が下穴2の内面 に接触したことを検知するための接触検知用 センサ70を備える。ここで、図25では、図6に した加工ヘッド20に対して接触検知用セン 70を付加した構成を示しているが、図10に示 た加工ヘッド20に対しても同様に付加する とが可能である。
 図25の構成例において、接触検知用センサ70 は、ツール台27に付帯して設けられた圧力セ サ70A又はひずみゲージ70Bである。図示例で 、圧力センサ70Aとひずみゲージ70Bの両方が されているが、いずれか一方のみを有する 成でよい。

 ツール台27に設ける接触検知用センサ70と して圧力センサ70Aを採用する場合、ツール台 27を、傾斜歯27aが形成された部分と、刃物29 取り付ける部分とに分割し、その間に圧力 ンサ70Aを配置することで、圧力センサ70Aを ール台27に設けることができる。圧力センサ としては、たとえば、圧電素子(ピエゾ素子) ロードセルを用いることができる。

 ツール台27に設ける接触検知用センサと てひずみゲージ70Bを採用する場合、ツール 27の移動方向(刃物ヘッド22の半径方向)のひ みを計測できる位置にひずみゲージ70Bを取 付けることで、ひずみゲージ70Bをツール台27 に設けることができる。

 圧力センサ70A又はひずみゲージ70Bからの 出信号の外部への伝送方法については、た えば、軸方向移動部材28と刃物駆動ロッド44 の内部に軸方向の穴を設け、その穴に圧力セ ンサ70A又はひずみゲージ70Bと接続した信号ケ ーブルを通し、信号を伝送するという構成を 採用してよい。ここで、第1実施形態及び第3 施形態では、軸方向移動部材28と刃物駆動 ッド44はともに回転する部材であるため、静 止部との間で信号伝送を可能とするために、 スリップリングなどの電気的接続手段を設け る必要がある。

 上記の構成によれば、刃物29を下穴2の内 に向けて移動させていくとき、接触検知セ サ15により刃物29が下穴2の内面に接触した とを検知することができるので、刃物29が下 穴の内面にちょうど当たる位置(ゼロ点位置 いし基準位置)を正確に知ることができ、こ により、刃合わせを正確に行うことができ 。

 なお、図25の構成例において、圧力セン 70Aとひずみゲージ70Bの両方を設け、2つのセ サを併用して検出精度を高めてもよい。

 図26は、接触検知用センサ70の別の配置構 成例を示す図である。図26の構成例では、接 検知用センサとしての圧力センサ70Aが、軸 向移動部材28と刃物駆動ロッド44の間に配置 されている。この構成において、刃物29を下 2の内面に向けて移動させ、刃物29が下穴2の 内面に接触したとき、その接触による衝撃が ツール台27と軸方向移動部材28を介して圧力( 重)変動として圧力センサ70Aに伝わるので、 圧力センサ70Aによりこれを検出することで、 刃物29が下穴2の内面に接触したことを検知す ることができる。

 また、図26に示すように、接触検知用セ サ70としてのひずみゲージ70Bを軸方向移動部 材28に取り付けてもよい。この構成の場合、 物29が下穴2の内面に接触したときの衝撃が ツール台27と軸方向移動部材28を介してひず み変動としてひずみゲージ70Bに伝わるので、 ひずみゲージ70Bによりこれを検出することで 、刃物28が下穴2の内面に接触したことを検知 することができる。なお、図26の構成例にお て、圧力センサ70Aとひずみゲージ70Bの両方 設け、2つのセンサを併用して検出精度を高 めてもよい。

 図27は、接触検知用センサ70の別の構成例 を示す図である。図27の構成例において、接 検知用センサ70は、加工ヘッド20に取り付け られた音センサ70C又は振動センサ70Dである。 図示例では、音センサ70Cと振動センサ70Dの両 方が示されているが、いずれか一方のみを有 する構成でよい。

 音センサ70C(又は振動センサ70D)は、刃物29 の近傍に設置するのがよい。また、図27に示 ように、音センサ70C(又は振動センサ70D)を 転しない部品である内面倣いヘッド21に設置 するのがよく、このような構成により、音セ ンサ70C(又は振動センサ70D)の信号ケーブルの 線が容易となる。

 上記の構成によれば、刃物29を下穴2の内 に向けて移動させていき、刃物29が下穴の 面に当たったときの音又は振動を音センサ70 C又は振動センサ70Dにより検出することがで るので、刃物29が下穴の内面にちょうど当た る位置(ゼロ点位置ないし基準位置)を正確に ることができ、これにより、刃合わせを正 に行うことができる。

 なお、図27の構成例において、音センサ70 Cと振動センサ70Dの両方を設け、2つのセンサ 併用して検出精度を高めてもよい。

 次に、図28A及び図28Bを参照し、変形例Gに係 る長尺シャフト内面加工装置の動作について 説明する。
 図28Aは図3の長尺シャフト1の左端側(反フラ ジ側)、(B)は右端側(フランジ側)の内面加工 態を示している。なお、図28に示す長尺シ フト内面加工装置における接触検知センサ 、ツール台27に設けた圧力センサ70Aであるが 、以下に説明する動作は、図26~図27に示した の構成の接触検知センサ(70A~70D)を用いる場 も同様である。

 図28Aにおいて、図4の長尺シャフト1の左端 (反フランジ側)の最小径の下穴2aに、サブ本 22側を向けて加工ヘッド20を挿入する。
 次に、ボーリングバー32の中空穴32aを通し 1対のピストン25の間に液圧作動液を供給し1 のピストン25を互いに離れる方向に移動さ ることで、1対の内面チャック24を放射状に 径する。この内面チャック24の拡径により、 刃物ヘッド22の軸線(回転中心)を下穴2の軸線 一致させる。

 刃物ヘッド22の軸線を下穴2の軸線と一致 せたら、刃物駆動ロッド44を軸方向に駆動 ることで、軸方向移動部材28及びツール台27 介して刃物29を半径方向外方に移動させて き、接触検知用センサ70からの検出に基づい て、刃物29が下穴2の内面にちょうど当たる位 置を基準位置(ゼロ点位置)に設定する作業(刃 合わせ)を行う。基準位置が分かったら、基 位置からさらに所定の切り込み量だけ刃物29 を下穴の内面に向けて移動させる。

 次に、刃物ヘッド22を長尺シャフト1に対し 相対的に回転させるとともに、加工ヘッド2 0を長尺シャフトに対して相対的に軸方向移 させることにより、長尺シャフト1の内面を 穴2に倣って内面加工する。
 次に、図28Bに示すように、長尺シャフト1の 軸方向を反転させて、図4の長尺シャフト1の 端側(フランジ側)の下穴に、サブ本体22側を 向けて加工ヘッド20を挿入し、同様に内面加 する。これにより、長尺シャフト1のフラン ジ近傍まで内面加工する。

 上述したように変形例Gの構成によれば、 接触検知センサ15により刃物29が下穴2の内面 接触したことを検知することができるので 刃物29が下穴2の内面にちょうど当たる位置( ゼロ点位置ないし基準位置)を正確に知るこ ができ、これにより、刃合わせを正確に行 ことができる。

(変形例H)
 第1実施形態または第3実施形態の長尺シャ ト内面加工装置10は、さらに、内面検査ヘッ ド65を備える。この内面検査ヘッド65は、刃 ヘッド22の代わりに内面倣いヘッド21に取り けられた状態で、下穴の内面2の状態(内面2 形状すなわち半径、又は直径、真円度、ま は内面2の表面粗さ)を検査する。
 図29は、変形例Hによる内面検査ヘッド65の 成例H-1を示し、刃物ヘッド22と交換された内 面検査ヘッド65が、内面倣いヘッド21に取り けられた状態を示す。この交換は、例えば のように行う。図6において、回転駆動装置4 6と共にメインロッド42を図6の左側へ軸方向 移動させて、長尺シャフト1の内部から刃物 ッド22を取り出す。取り出したら、メイン ッド42の先端から刃物ヘッド22を取り外し、 わりに、メインロッド42の先端に内面検査 ッド65を取り付ける。その後、回転駆動装置 46と共にメインロッド42を軸方向に移動させ ことで、内面検査ヘッド65を長尺シャフト1 内部に挿入して内面倣いヘッド21に取り付け る。

 また、内面検査ヘッド65は、内面倣いヘ ド21に取り付けられた状態で、軸受15aを介し て、内面倣いヘッド21により、その軸線まわ に回転可能に支持される。軸受15aは、この では、内面検査ヘッド65の軸方向端部15bに ける半径方向を向く側面に組み込まれてい 。また、軸方向端部15bを、図29のように、メ イン本体23に形成され軸方向に窪んだ窪み部2 3bに挿入することで、内面検査ヘッド65が内 倣いヘッド21に取り付けられた状態となる。 この状態で、内面倣いヘッド21は、内面検査 ッド65と共に、第1実施形態のヘッド支持装 30または第3実施形態の移動台10aにより軸方 に移動させられる。

 内面検査ヘッド65は、図29に示すように、 長尺シャフト1の半径方向に移動可能な半径 向移動部材67と、半径方向移動部材67を前記 径方向に移動させる上述の軸移動装置48お び軸方向移動部材28と、半径方向移動部材67 長尺シャフト1の内面2との接触を検知して の旨の信号を出力する接触検知センサ68aと 該信号に基づいて、半径方向移動部材67が初 期位置から内面2に接触する接触位置まで前 半径方向に移動した距離を計測する距離計 部68bと、を有する。この場合、回転駆動装 46は、長尺シャフト1の軸心回りに、内面検 ヘッド65を長尺シャフト1に対して相対回転 せる相対回転装置として機能する。

 半径方向移動部材67は、ツール台27と同様 に、軸線(即ち、内面検査ヘッド65の回転中心 )に対し傾斜した傾斜歯67aを有する。

 軸移動装置48は、上述のように軸方向移動 材28を前記軸方向に移動させる。
 軸方向移動部材28は、内面検査ヘッド65と刃 物ヘッド22とで共通に使用されてよい。すな ち、この例では、内面検査ヘッド65の軸方 移動部材28は、刃物ヘッド22で使用されたも である。軸方向移動部材28は、刃物ヘッド22 を内面検査ヘッド65に交換する時に、長尺シ フト1外部において、刃物駆動ロッド44の先 部と共に刃物ヘッド22から軸方向に引き抜 て取り外すことができる。次いで、刃物駆 ロッド44の先端部と共に軸方向移動部材28を 面検査ヘッド65内に軸方向に挿入すること 、図29のように内面検査ヘッド65内に軸方向 動部材28を取り付けることができる。この うに、軸方向移動部材28を、刃物ヘッド22か 引き抜いて内面検査ヘッド65に挿入できる 傾斜歯28aは、傾斜歯67aと同じ方向に傾斜し 傾斜歯67aに歯合する。この構成により、軸 向移動部材28の軸方向移動により、半径方向 移動部材67を、半径方向外方に移動させて内 2に接触させることができる。なお、内面検 査ヘッド65で使用される軸方向移動部材28は 刃物ヘッド22で使用される軸方向移動部材28 別個のものであってもよいが、刃物ヘッド2 2の軸方向移動部材28と同様の構成を有する。

 接触検知センサ68aは、例えば、半径方向 動部材67と内面2との接触圧(即ち、接触)を 知できるように、刃物駆動ロッド44または軸 方向移動部材28(図29の例では、刃物駆動ロッ 44)に組み込まれた圧電素子である。すなわ 、前記接触圧が、半径方向移動部材67と軸 向移動部材28とを介して刃物駆動ロッド44に 用するので、前記接触を接触検知センサ68a 検知できる。

 距離計測部68bは、例えば、図29に示すよう 、リニアスケール68b-1、換算部68b-2および近 センサ68b-3から構成されてよい。
 リニアスケール68b-1は、軸方向移動部材28( ち、刃物駆動ロッド44)の軸方向移動距離を 測する。また、リニアスケール68b-1は、接触 検知センサ68aから前記接触を示す信号を受け た時点で、前記計測を終了する。
 換算部68b-2は、リニアスケール68b-1が計測し た軸方向移動部材28の軸方向移動距離を、半 移動部材16の半径方向移動距離に換算する
 近接センサ68b-3は、例えば公知の渦電流検 式リミットスイッチであり、半径方向移動 材67が半径方向内方に最も引っ込んだ前記初 期位置を検知する。図29の例では、近接セン 68b-3は、前記初期位置に相当する軸方向移 部材28(即ち、刃物駆動ロッド44)の軸方向位 を検出する。これにより、リニアスケール68 b-1は、前記初期位置に相当する軸方向移動部 材28の軸方向位置から軸方向移動距離の計測 開始できるので、換算部68b-2は、前記初期 置を原点(ゼロ)として半径方向移動部材67の 動距離を算出できる。このとき、初期位置 中心からの半径方向位置を予め計測してお 必要がある。
 このような構成により、接触検知センサ68a らの前記接触を示す信号に基づいて、前記 期位置から半径方向移動部材67が内面2に接 する接触位置まで、半径方向移動部材67が 記半径方向に移動した距離を計測できる。

 距離計測部68bによる距離計測を各回転位 において行う。すなわち、内面検査ヘッド6 5が回転駆動装置46により回転させられること で、各回転位置において距離計測部68bにより 前記距離を計測する。各回転位置の前記距離 に基づいて、回転方向における内面2の形状 取得することができる。また、接触位置を 転方向に連続的に計測する事で、真円度や 面粗さも計測することができる。

 なお、接触検知センサ68aからの検出信号 外部へ伝送する方法については、例えば、 物駆動ロッド44の内部に軸方向の穴を設け その穴に接触検知センサ68aと接続した信号 ーブルを通し、信号を伝送するという構成 採用してよい。

 距離計測部68bは、上述の構成の代わりに 他の構成を有していてもよい。例えば、軸 動装置48がボールネジで軸方向移動部材28を 移動させる場合には、距離計測部68bは、前記 リニアスケール68b-1を利用する代わりに、こ ボールネジの回転数をエンコーダで検出し 該検出値にピッチを掛けて軸方向移動部材2 8の移動距離を算出してよい。この場合、他 点は、図29を参照して説明した上記と同じで ある。

 上述した以外の内面検査ヘッド65の他の 成は、刃物29が設けられていない点を除いて 、刃物ヘッド22と同じであってよい。

 内面検査ヘッド65は、図29に示す上述の構 成例H-1のものに限定されず、以下の構成例H-2 ~H-5のいずれかを用いるものであってもよい この場合、各構成例において、以下で説明 る内容以外の点は、上記構成例H-1と同じで ってよい。

(構成例H-2)
 内面検査ヘッド65は、内面2の形状を非接触 検査できるもの(例えば、レーザ距離計)で ってもよい。内面検査ヘッド65がレーザ距離 計を有する場合、レーザ距離計は、半径方向 にレーザを照射するように内面検査ヘッド65 取り付けられる。これにより、各回転位置 おいて内面2までの距離を取得できる。すな わち、内面検査ヘッド65が回転駆動装置46に り回転させられることで、各回転位置にお て、レーザ距離計によりレーザ距離計18から 内面2までの距離を取得できる。取得された れらの距離に基づいて、回転方向における 面2の形状を取得することができる。また、 成例H-2は、非接触式のものであるので、上 の半径方向移動部材67を省略できる。また 好ましくは、刃物ヘッド22と同様に、内面検 査ヘッド65の内部には、内面倣いヘッド21と 対側から軸方向移動部材28を挿入できる空間 が形成されている。これにより、刃物ヘッド 22と内面検査ヘッド65とを交換する時に、軸 向移動部材28を刃物駆動ロッド44から分離さ る必要がなくなる。なお、長尺シャフト1内 のレーザ距離計と長尺シャフト外部との間で 信号を伝送する方法については、例えば、刃 物駆動ロッド44と内面検査ヘッド65の内部に を設け、その穴にレーザ距離計と接続した 号ケーブルを通し、信号を伝送するという 成を採用してよい。
(構成例H-3)
 また、内面検査ヘッド65は、内面2を撮像す 撮像装置(例えば、CCDカメラなど)を有する この場合には、撮像装置が、半径方向外方 向くように、内面検査ヘッド65の外周面に取 り付けられる。好ましくは、内面検査ヘッド 65が回転駆動装置46により回転させられるこ で、回転方向全周にわたって内面2の画像デ タを取得し、この画像データから内面2の表 面粗さを検査できる。また、構成例H-3は、非 接触式のものであるので、上述の半径方向移 動部材67を省略できる。また、好ましくは、 物ヘッド22と同様に、内面検査ヘッド65の内 部には、内面倣いヘッド21と反対側から軸方 移動部材28を挿入できる空間が形成されて る。なお、長尺シャフト1内のCCDカメラと長 シャフト外部との間で信号を伝送する方法 ついては、構成例H-2と同じであってよい。
 この構成例H-3において、前記撮像装置は、 尺シャフト1の軸を回る周方向に複数設けら れている。この場合には、内面検査ヘッド65 回転させることなく、全周または周方向の 数箇所にわたって内面2を検査できる。
(構成例H-4)
 上記構成例H-1において、半径方向移動部材6 7、軸移動装置48と軸方向移動部材28とからな 駆動装置、接触検知センサ68aおよび距離計 部68bは、複数組設けられ、これら複数組の 径方向移動部材67は、長尺シャフト1の軸を る周方向における互いに異なる位置に設け れている。この場合、上述の刃物駆動ヘッ 44の代わりに、上記各組毎に、軸方向移動 材28に軸方向に連結された駆動ヘッドが設け られる。また、構成例H-1と同じ方式で、前記 各組において、前記駆動装置は、対応する前 記駆動ヘッドを軸方向に移動させることで、 軸方向移動部材28を介して対応する半径方向 動部材67を半径方向に移動させ、前記距離 測部68bは、前記接触検知センサ68aからの信 に基づいて前記初期位置から前記内面まで 距離を取得する。この場合、各組の半径方 移動部材67および軸方向移動部材28は、内面 査ヘッド65の内面に支持され、各組の半径 向移動部材67および軸方向移動部材28の動作 、内面検査ヘッド65の内面に案内されてよ 。
 構成例H-4の場合には、内面検査ヘッド65を 転させることなく、全周または周方向の複 箇所にわたって内面2を検査できる。
(構成例H-5)
 上記構成例H-2において、前記レーザ距離計 、長尺シャフト1の軸を回る周方向に複数設 けられている。この場合には、内面検査ヘッ ド65を回転させることなく、全周または周方 の複数箇所にわたって内面2を検査できる。

 なお、本発明は、上述した実施形態に限 されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で 々に変更することができることは勿論であ 。