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Patent Searching and Data


Title:
LOOSE FLANGE-TYPE FLARED PIPE JOINT AND STEEL PIPE JOINING METHOD USING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/119410
Kind Code:
A1
Abstract:
A loose flange-type flared pipe joint has flared sections respectively formed at ends of two steel pipes, and also has loose flanges respectively in contact with the flared sections. The angle θ (˚) of an end surface of each flared section relative to the center axis of the steel pipes is in the range from 87˚ to 89˚. A steel pipe joining method includes a step of forming the flared sections at the ends of the two steel pipes so that the angle θ is in the range from 87˚ to 89˚, a step of butting against each other the flared sections formed at the ends of the two steel pipes, and a step of mechanically fastening the two pipes together with the butted flared sections clamped by the two loose flanges.

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Inventors:
TSURU EIJI (JP)
KONDO TETSUMI (JP)
SATOH TETSU (JP)
HASEGAWA HIROSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/055300
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
March 18, 2009
Export Citation:
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Assignee:
NIPPON STEEL CORP (JP)
TSURU EIJI (JP)
KONDO TETSUMI (JP)
SATOH TETSU (JP)
HASEGAWA HIROSHI (JP)
International Classes:
F16L23/024; F16L23/026; F16L23/028
Foreign References:
JPH0953772A1997-02-25
JPH0473489A1992-03-09
JP4505957A
JP2003343775A2003-12-03
JPH1130366A1999-02-02
Attorney, Agent or Firm:
SHIGA, Masatake et al. (JP)
Masatake Shiga (JP)
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Claims:
 2本の鋼管の端部にそれぞれ形成されたフレア部と、前記フレア部にそれぞれ当接するルーズフランジとを有し、
 前記鋼管の中心軸に対する前記フレア部の端面の角度θ[°]が87°~89°であることを特徴とするルーズフランジ式フレア管継手。
 鋼管の端部をつば出し加工することで、前記鋼管の中心軸に対するフレア部の端面の角度θ[°]が87°~89°である前記フレア部を形成する工程と、
 2本の前記鋼管の端部にそれぞれ形成された前記フレア部を衝合する工程と、
 前記衝合されたフレア部を2つのルーズフランジで挟持して、機械的に締結する工程とを含むことを特徴とするルーズフランジ式フレア管継手を用いた鋼管の接合方法。
Description:
ルーズフランジ式フレア管継手 びそれを用いた鋼管の接合方法

 本発明は、フランジをボルトで締結して配 類を接合する管継手に関し、より詳細には 鋼管の端部に設けたフレア部とフレア部に 接されたルーズフランジとを有する機械式 手に関する。
 本願は、2008年3月24日に出願された日本国特 許出願第2008-075953号に対し優先権を主張し、 の内容をここに援用する。

 水、空気、蒸気等の流体を移送する屋内 管の接合には、フランジをボルトで締結す 機械式継手が用いられる。このような機械 継手のフランジは、鋼管の端部に溶接する 、又は、鋼管の端部に設けたフレア部をル ズフランジに当接させる、などの方法によ 、鋼管の端部に設けられる。

 近年では、溶接の必要がなく、施工現場 て簡便にフレア加工ができ、施工時間も短 できるルーズフランジ式フレア管継手の需 が高まっている。また、屋内配管では、通 、鋼管に軸力や曲げを伴わない配管設計が われ、ルーズフランジ式管継手によって配 が接合される(例えば、特許文献1、2)。

 しかし、現場での施工時には位置合わせ に対処する必要などが生じ、鋼管及び継手 曲げ応力や、引張応力が負荷されることが る。また、配管内に蒸気などの高温流体を す場合、鋼管や継手には、熱膨張及び収縮 起因する軸応力や、曲げ応力が負荷される ともある。更には、鋼管及び継手に過度な 力、曲げ荷重が負荷されるようなケースを 慮する必要もあり、例えば、十分な耐震性 要求される場合もある。

 また、配管に過大な荷重が負荷される場 は、特に鋼管を接合する継手に荷重が集中 る。しかし、このような過大な外力が負荷 れた際に、移送流体のシール性が維持でき ような継手は、これまでには開発されてい い。なお、内圧が高くなるほど密封力を増 ルーズフランジ式管継手は提案されている( 例えば、特許文献3)。しかし、この技術でも 軸力や、曲げ荷重が負荷された際には、シ ル性を確保することはできない。

 また、フレア加工部の強度や疲労特性を 上させる方法も提案されている(例えば、特 許文献4、5)。しかし、これらは、成形加工さ れたフレア部の特性を向上させたものであり 、ルーズフランジ式フレア管継手のシール性 については考慮されていない。

 一方、フランジ部に応力が加わった際の耐 壊特性の向上を目的とした管継手として、 レア部のフランジとの接触面をテーパー状 加工したルーズフランジ式フレア管継手が 案されている(例えば、特許文献6)。しかし このようなテーパー形状を有するフレア部 形成するためには、加工途中で工具を変更 る必要があり、フレア部のつば出し加工の 程が複雑になる。

特開2007-211811号公報

特開2000-55239号公報

登録実用新案第3136954号公報

特開2005-351383号公報

特開平5-329557号公報

実開平7-22193号公報

 本発明は、鋼管の端部にフレア部を設け 鋼管の接合部にてフレア部の端面を衝合し ルーズフランジによって挟持するルーズフ ンジ式フレア管継手において、特に過大な 力が負荷された際のシール性の改善を課題 する。

 本発明は、フレア部の端面の角度を制御 、特に過大な引張、曲げなどの応力が負荷 れた際のシール性を改善したルーズフラン 式フレア管継手に関し、その要旨は以下の おりである。

 本発明のルーズフランジ式フレア管継手は 2本の鋼管の端部にそれぞれ形成されたフレ ア部と、前記フレア部にそれぞれ当接するル ーズフランジとを有し、前記鋼管の中心軸に 対する前記フレア部の端面の角度θ[°]が87°~8 9°である。
 本発明のルーズフランジ式フレア管継手で 、前記フレア部間に介在するガスケットを に有してもよい。前記フレア部は、前記ガ ケットを介在させて衝合され、前記フレア が前記ルーズフランジで挟持されていても い。

 本発明のルーズフランジ式フレア管継手を いた鋼管の接合方法は、鋼管の端部をつば し加工することで、前記鋼管の中心軸に対 るフレア部の端面の角度θ[°]が87°~89°であ 前記フレア部を形成する工程と、2本の前記 鋼管の端部にそれぞれ形成された前記フレア 部を衝合する工程と、前記衝合されたフレア 部を2つのルーズフランジで挟持して、機械 に締結する工程とを含む。
 本発明のルーズフランジ式フレア管継手を いた鋼管の接合方法では、前記フレア部を ガスケットを介在させて衝合してもよい。

 本発明によれば、配管の接合部における ーズフランジ式フレア管継手に過度な引張 重、曲げ荷重などが負荷された場合におい も、配管内の移送流体をシールすることが 能になり、産業上の貢献が極めて顕著であ 。

図1は、本発明の一実施形態にかかるル ーズフランジ式フレア管継手の一例の模式図 である。 図2は、フレア部端面角度θを示した図 ある。 図3は、衝合部の接触面圧に及ぼすフレ ア部端面角度θの影響を示した図である。 図4は、シール性に及ぼすフレア部端面 角度θの影響を示す図である。 図5は、フレア加工の模式図である。

符号の説明

1,1a,1b:鋼管、2,2a,2b:フレア部、3:ガスケット 、4a,4b:ルーズフランジ、5:ボルト、6:ナット 7:コーン、8:鋼管の中心軸、9:フレア部の端 。

 以下に添付図面を参照しながら、本発明 好適な実施の形態について詳細に説明する なお、本明細書及び図面において、実質的 同一の機能構成を有する構成要素について 、同一の符号を付することにより重複説明 省略する。

 図1に、本発明の一実施形態にかかるルーズ フランジ式フレア管継手の一部を模式的に例 示する。本実施形態にかかるルーズフランジ 式フレア管継手は、2つの鋼管1a、1bの端部(接 合部)を拡開して形成されたつば状のフレア 2a、2bと、フレア部2a、2bに当接するルーズフ ランジ4a、4bとを有する。このルーズフラン 式フレア管継手は、2つの鋼管1a、1bの接合部 において、フレア部2a、2bを、ガスケット3を して衝合させ、当該衝合された両フレア部2 a、2bをその両側からルーズフランジ4a、4bで 持して、ボルト5とナット6により機械的に締 結される構造を有する。
 なお、本願の図面では、ボルト5及びナット 6の大きさ、及びルーズフランジ4a,4bの厚さを 鋼管1a,1bに対して実際よりも大きく記載し、 れらの位置関係が明確になるようにしてい 。このため図面中の各部材の寸法比や鋼管1 a,1bの中心軸8の相対位置は、実際のフレア管 手とは必ずしも一致していない。

 より詳細に説明すると、鋼管1a、1bは、そ れぞれの端部につば出し加工によって形成さ れたフレア部2a、2bを有する。フレア部2a、2b 、2本の鋼管1a、1bを相互に接合するために 鋼管1a、1bの端部をその外側に折り曲げるよ に拡開する成形加工(つまり、フレア加工) れた部分である。

 このフレア部2a、2bには、それぞれ、ルー ズフランジ4a、4bが当接している。このルー フランジ4a、4b(以下「フランジ4a、4b」とい 。)は、鋼管1a、1bの外径よりも大きな内径の 貫通孔を有する円環状フランジである。この フランジ4a、4bの貫通孔内に鋼管1a、1bが挿通 れ、非締結時には、フランジ4a、4bの内周面 は鋼管1a、1bの外周面に沿って摺動可能であ 。なお、フランジ4a、4bは、フレア部2a、2bに 当接して鋼管1a、1bの端部から外れないよう なっている。

 鋼管1a、1bのフレア部2a、2bの端面9(図2参 。)同士は、必要に応じてガスケット3を介在 させて衝合される。ガスケット3は、例えば フレア部2a、2bの外径と同程度の外径を有す 円環状の封止部材であり、衝合された2つの フレア部2a、2bの端面9の間をシールする機能 有する。フレア部2a、2bの衝合部は、その両 側(衝合面と相対する外側の面である鋼管1a、 1bの外周面側の面)から上記フランジ4a、4bで 持され、フランジ4a、4bは、ボルト5とナット 6で締結されている。

 このルーズフランジ式フレア管継手を用い 、鋼管1a、1bを接合する手順について説明す る。
 まず、対向配置された鋼管1aのフレア部2aと 鋼管1bのフレア部2bとの間に、ガスケット3を 在させ、その状態でフレア部2aの端面9とフ ア部2bの端面9とを衝合させる。次いで、こ 衝合されたフレア部2a、2bを、その外側から フランジ4a、4bにより挟持する。その後、フ ンジ4a、4bに挿通したボルト5とナット6によ 、フランジ4a、4bを機械的に締結・固定する これにより、フレア部2a、2bを両側から押圧 する。以上により、この継手を用いて2本の 管1a、1bを好適に接合できる。なお、フラン 4a、4bを固定する手段としては、上記ボルト 5とナット6の例に限定されず、フランジ4a、4b を機械的に締結・固定するものであれば、任 意の固定部材を使用できる。また、図1では ボルト5とナット6を1個ずつしか例示してい いが、ボルト5とナット6を2個以上の複数個 用しても構わない。

 また、水、空気、蒸気などを移送する配 にはSTPG(JIS G 3454)やSGP(JIS G 3452)等の配管 料が使用され、その外径は50A~350Aであり、100 A前後の鋼管が主流となっている。そこで、 発明者らは100AのSGP配管を想定した有限要素 解析(FEA)により、ルーズフランジ式フレア 継手のシール性に影響を与える設計因子を 析することとした。

 その結果、発明者らが注目したのは、図2 に示した鋼管1の中心軸8に対するフレア部2の 端面9の角度θ[°](以下「フレア部端面角度θ という。)である。このフレア部端面角度θ 、ルーズフランジ式フレア管継手の衝合部 発生する面圧分布との関係を図3に示す。図3 は、種々のフレア部端面角度θを有するルー フランジ式フレア管継手をボルト5とナット 6で締結し、80MPa相当の曲げ荷重が負荷された 際に、衝合部のガスケット3に発生する接触 圧と、この接触面圧が発生する位置(ガスケ ト内径からの位置[mm])との関係を示してい 。

 図3に示したFEAによる解析結果から、フレ ア部端面角度θが小さくなるに従って、曲げ 重負荷時にガスケット3に生じる面圧が高く なることがわかる。したがって、曲げ荷重や 引張荷重が負荷された場合、フレア部端面角 度θが小さいほど、継手のシール性が向上す と考えられる。

 そこで、フレア部端面角度θを種々変化さ たフレア鋼管1を製造し、継手のシール性の 価試験を行った。
 まず、2本の100A(外径114.3mm、肉厚4.5mm)のSGP鋼 管1a、1bの端部をフレア加工し、フレア部2a、 2bを形成した。このフレア部2a、2bにフランジ 4a、4bを当接し、ガスケット3を介して両フレ 部2a、2bを衝合してフランジ4a、4bをボルト5 ナット6で締結し、ルーズフランジ式フレア 管継手とした。

 次に、ルーズフランジ式フレア管継手に 1MPaの空気を充填し、引張軸力を加えながら 、空気圧の急激な低下が観察されたときの負 荷荷重(リーク荷重)を求めた。このリーク荷 を、鋼管の管体降伏強度によって除し、シ ル性指数α[%]を算出した。なお、鋼管の管 降伏強度は、フレア部2が形成された鋼管1と 同一のロットの鋼管から試験片を採取して、 引張試験を行って測定した。

 図4は、上記評価試験により得られたシー ル性指数αとフレア部端面角度θとの関係を す。これよりフレア部端面角度θが減少する に従い、シール性指数αは増加し、シール性 向上することがわかる。特に、フレア部端 角度θが89゜未満になると、シール性指数α 80%以上になり、シール性の耐荷重特性が向 することが実証できた。しかし、フレア部 面角度θが87゜未満になると、継手締結時又 は軸力負荷時にガスケット3が破損した。こ は局部的に接触面圧が大きくなりすぎ、ガ ケット3の耐荷重抵抗を上回ったものと推測 きる。

 以上、実管試験よって、管体の降伏荷重 対して80%以上の軸力までガスシールでき、 つガスケット3を破損させないためには、フ レア部端面角度θを87゜以上、89゜以下の値に 制御することが重要であることが確認された 。さらに、図4の結果によれば、フレア部端 角度θが88゜以下であれば、シール性指数α 90%以上であるので、フレア部端面角度θが87 ~88゜とすることで、シール性能をさらに向 できる。

 なお、本実施形態にかかる鋼管1の端部に フレア部2を形成する加工法については、こ を限定するものではないが、例えば、図5に すように鋼管1及びコーン7(円錐ローラ)を回 転させ、相対的に自転と公転を繰り返して接 触させる方法を採用することが好ましい。こ の方法によって、コーン7の軸と鋼管1の軸と なす角度を漸次大きくすれば、フレア部端 角度θを徐々に大きくすることが可能であ 、フレア部端面角度θを精度良く制御するこ とができる。

 次に、本発明の実施例として、種々の鋼 1において、フレア部端面角度θを変化させ ときのシール性指標αを評価した実験につ て説明する。

 本実験では、まず、種々のSGP鋼管1の端部 を図5に示した方法でつば出し加工し、フレ 部2を形成した。そしてこのフレア部端面角 θ(図2)を測定した。同じフレア部端面角度θ を有する2本の鋼管1a、1bを1組として用い、フ レア部2a、2bにルーズフランジ4a、4bを当接さ た。そしてガスケット3を介在させてフレア 部2a、2bの端面9、9同士を衝合し、ボルト5と ット6で締結して、ルーズフランジ式フレア 継手を製造した。表1に示したように、試験 に用いたSGP鋼管は、サイズ65A~200Aの、鍛接鋼 及び電縫鋼管である。なお、これらの鋼管 らは、別途、引張試験片を採取して、降伏 度を測定した。

 なお、本実験では、ガスケット3として、ニ チアス株式会社製“汎用NAジョイントシール TOMBO No.1995”を使用した。このガスケット3 、無機繊維、アラミド繊維、無機充填剤、 びバインダーとして耐油性合成ゴムを配合 た非石綿ジョイントシールである。このガ ケット3の寸法は以下の通りである。また、 当規格は、JIS F0602HJ、ASTM104F712100-B5E12M5であ る。なお、このガスケット3は本実験で使用 た例であり、本発明のガスケット3がかかる に限定されるものではない。
(i)サイズ65Aの鋼管:ガスケット3の外径124mm、 径77mm、厚み3mm
(ii)サイズ100Aの鋼管:ガスケット3の外径159mm、 内径115mm、厚み3mm
(iii)サイズ200Aの鋼管:ガスケット3の外径270mm 内径218mm、厚み3mm

 ルーズフランジ式フレア管継手には、1MPa の空気を封入後、引張軸力を加えながら、圧 力が急激に低下したときの荷重(リーク荷重) 求めた。このリーク荷重を管体の降伏荷重 除して、シール性指標α[%]を評価した。こ 実験結果を次の表1に示す。

 実施例1~12ではθが本発明の範囲内(87°~89° )であり、αは80%以上であった。これに対して 比較例1~4、6~10、13~16ではθが大きすぎるため αは80%に満たなかった。また、フレア部端 角度θが小さすぎる比較例5、11、12、17では 継手締結時または引張荷重負荷時にガスケ ト3が破損した。

 従って、かかる実験結果によれば、フレ 部端面角度θが89°より大きいと、シール性 標αが80%未満となり所望のシール性能が得 れない。一方、θが87°未満であると、ガス ット3が破損してしまう。このため、いずれ 場合も好適ではない。これに対して、フレ 部端面角度θが87°以上、89°以下であれば、 シール性指標αが80%以上となり、継手に過大 外力が負荷された際でも好適なシール性を 揮でき、かつ、ガスケット3も破損しないこ とが実証された。

 以上、本実施形態にかかるルーズフラン 式フレア管継手について詳細に説明した。 実施形態によれば、鋼管1のフレア部端面角 度θを適切な角度(87°~89°)に調整することで 衝合されたフレア部2間に介在するガスケッ 3に対する接触面圧を適切に高めることがで きる。従って、地震時などにおいて、継手に 過度な引張荷重、曲げ荷重などが負荷された 場合においても、継手のシール性を確保して 、配管内の移送流体の漏れを防止できる。

 また、本実施形態にかかるルーズフラン 式フレア管継手では、鋼管1の接合部のシー ル性を向上させるためには、フレア部2をつ 出し加工する際にフレア部端面角度θを調整 するだけでよい。従って、上記特許文献6の うに、テーパー形状を有するフレア部を形 するために、成形加工途中で工具を変更す 必要がない。よって、フレア部2のつば出し 工の工程を簡便にすることができる。

 以上、添付図面を参照しながら本発明の 適な実施形態について詳細に説明したが、 発明はかかる例に限定されない。本発明の する技術の分野における通常の知識を有す 者であれば、特許請求の範囲に記載された 術的思想の範疇内において、各種の変更例 たは修正例に想到し得ることは明らかであ 、これらについても、当然に本発明の技術 範囲に属するものと了解される。

 本発明のルーズフランジ式フレア管継手 、過度な引張荷重、曲げ荷重などが負荷さ た場合においても、配管内の移送流体が漏 することなくシールできる。このため、十 な耐震性が要求される現場に適用できる。 た、配管内に蒸気などの高温流体を通す場 のように、継手に熱膨張及び収縮に起因す 軸応力や曲げ応力が負荷される場合であっ も、配管内の移送流体が漏洩することなく ールできるため、高温流体を通す配管の継 として利用できる。