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Title:
LOW-PRESSURE CASTING APPARATUS, METHOD OF INERT GAS FILLING AND PROCESS FOR MANUFACTURING CAST ARTICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/132991
Kind Code:
A1
Abstract:
A low-pressure casting apparatus designed to simply communicate a space provided above a molten metal in a pressurization chamber with either a stalk provided vertically from a pouring port of mold or a guide hole connected to the pouring port of mold to thereby allow an inert gas to fill the interior of the stalk or the interior of the guide hole. The low-pressure casting apparatus (100) is designed to pressurize a superior surface of molten metal by an inert gas to thereby fill a mold (7) with the molten metal via a stalk (8) provided vertically from a pouring port of the mold or a guide hole having its one end connected to the pouring port of the mold. The casting apparatus is characterized by having a molten metal retaining chamber (1) for retention of the molten metal; a pressurization chamber (2) provided in a fashion permitting communication with the molten metal retaining chamber via a communication hole (4) while allowing the lower end of the stalk (8) to come thereinside or allowing the other end of the guide hole (21) to be in connection therewith, the pressurization chamber adapted to pressurize the molten metal by an inert gas; an opening/closing valve (5) for opening and closing of the communication hole; detection means (15) for detecting communication between the space provided above the molten metal in the pressurization chamber and either the interior of the stalk or the interior of the guide hole; and inert gas supply means (30) for supplying the inert gas to a superior portion of the pressurization chamber.

Inventors:
MIZUNO, Shinya (Toyokawa-Seisakusyo, Honohara 3-Chome Toyokawa-shi Aichi 61, 4420061, JP)
水野 慎也 (〒61 愛知県豊川市穂ノ原3丁目1番地 新東工業株式会社豊川製作所内 Aichi, 4420061, JP)
Application Number:
JP2008/056924
Publication Date:
November 06, 2008
Filing Date:
April 08, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SINTOKOGIO, LTD. (28-12, Meieki 3-chome Nakamura-ku Nagoya-shi Aichi, 02, 4500002, JP)
新東工業株式会社 (〒02 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 Aichi, 4500002, JP)
MIZUNO, Shinya (Toyokawa-Seisakusyo, Honohara 3-Chome Toyokawa-shi Aichi 61, 4420061, JP)
International Classes:
B22D18/04; B22D18/08; B22D18/04; B22D18/00
Attorney, Agent or Firm:
YAMASAKI, Yukuzo et al. (Yamasaki & Partners, Sogo Nagatacho Bldg. 8F 11-2, Nagatacho 1-chome Chiyoda-ku Tokyo 14, 1000014, JP)
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Claims:
溶湯を不活性ガスにより加圧して鋳型の注湯口から垂設されたストークまたは鋳型の注湯口に一端が接続する誘導孔を介して溶湯を鋳型に充填するようにした鋳造装置であって:
 溶湯を保持する溶湯保持室と;
 この溶湯保持室に連通孔を介し連通可能にして配設され、前記ストークの下端が入り込みまたは前記誘導孔の他端が接続し、かつ不活性ガスによって溶湯の上面を加圧する加圧室と;
 前記連通孔を開閉する開閉弁と;
 前記加圧室における溶湯の上方に形成される空間と前記ストーク内または前記誘導孔内とが連通していることを検知する検知手段と;
 前記加圧室の上部に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と;
を備えたことを特徴とする低圧鋳造装置。
前記検知手段は、前記加圧室内における溶湯の上方に形成される空間と前記ストーク内または前記誘導孔内とが連通可能となる前記加圧室内における溶湯の上面レベルを検知するレベルセンサーである;
 請求項1に記載の低圧鋳造装置。
前記検知手段は、前記加圧室内における溶湯の上方に形成される空間と、前記ストーク内または前記誘導孔内とが連通可能となる前記加圧室内の圧力の所定値を検知する圧力センサーである;
 請求項1に記載の低圧鋳造装置。
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の低圧鋳造装置において、
 前記注湯口には、前記ストークが垂設され;
前記溶湯保持室から供給された前記加圧室内の溶湯に前記ストークの下端を浸漬させた状態で、その下端開口の一部が前記加圧室の溶湯面よりも上側に開口するように、前記ストークの下端部を形成したことを特徴とする低圧鋳造装置。
請求項2に記載の低圧鋳造装置における前記ストーク内または誘導孔内に不活性ガスを充満させる方法であって、
 前記加圧室内の溶湯の上面を不活性ガスにより加圧して溶湯をストークまたは誘導孔を介して前記鋳型に充填し、充填された溶湯が凝固したのち前記連通孔を開いて、前記レベルセンサーが加圧室内の溶湯の上面レベルを検知するまで前記加圧室内の溶湯を前記溶湯保持室に戻して、加圧室内における溶湯の上方に形成される空間と、前記ストーク内または前記誘導孔内とを連通させて、前記加圧室の不活性ガスを前記ストーク内または誘導孔内に流入させることを特徴とする低圧鋳造装置における不活性ガスの充満方法。
請求項2に記載の低圧鋳造装置における前記鋳型の製品キャビティ内に不活性ガスを充満させる方法であって、
 前記加圧室内の溶湯の上面を不活性ガスにより加圧して溶湯をストークまたは誘導孔を介して前記鋳型に充填し、充填された溶湯が凝固したのち前記連通孔を開いて、前記レベルセンサーが加圧室内の溶湯の上面レベルを検知するまで前記加圧室内の溶湯を前記溶湯保持室に戻して、加圧室内における溶湯の上方に形成される空間と、前記ストーク内または前記誘導孔内とを連通させ、かつ、前記鋳型の製品キャビティを画成したのち、前記加圧室に不活性ガスを供給して製品キャビティ内に不活性ガスを充満させることを特徴とする低圧鋳造装置における不活性ガスの充満方法。
請求項3に記載の低圧鋳造装置における前記ストーク内または誘導孔内に不活性ガスを充満させる方法であって、
 前記加圧室内の溶湯の上面を不活性ガスにより加圧して溶湯をストークまたは誘導孔を介して前記鋳型に充填し、充填された溶湯が凝固したのち前記連通孔を開くとともに前記不活性ガスの圧力を制御して、加圧室内の圧力が所定値になったのを前記圧力センサーが検知するまで前記加圧室内の溶湯を前記溶湯保持室に戻して前記加圧室内の溶湯レベルを下降させ、加圧室内における溶湯の上方に形成される空間と、前記ストーク内または前記誘導孔内とを連通させて、前記加圧室の不活性ガスを前記ストーク内または誘導孔内に流入させることを特徴とする低圧鋳造装置における不活性ガスの充満方法。
請求項3に記載の低圧鋳造装置における前記鋳型の製品キャビティ内に不活性ガスを充満させる方法であって、
 前記加圧室内の溶湯の上面を不活性ガスにより加圧して溶湯をストークまたは誘導孔を介して前記鋳型に充填し、充填された溶湯が凝固したのち前記連通孔を開くとともに前記不活性ガスの圧力を制御して、加圧室内の圧力が所定値になったのを前記圧力センサーが検知するまで前記加圧室内の溶湯を前記溶湯保持室に戻して前記加圧室内の溶湯レベルを下降させ、加圧室内における溶湯の上方に形成される空間と、前記ストーク内または前記誘導孔内とを連通させ、かつ、前記鋳型の製品キャビティを画成したのち、前記加圧室に不活性ガスを供給して製品キャビティ内に不活性ガスを充満させることを特徴とする低圧鋳造装置における不活性ガスの充満方法。
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の低圧鋳造装置を用いる鋳造品製造方法であって:
 前記不活性ガス供給手段から前記加圧室に不活性ガスを供給する工程と;
 前記開閉弁にて連通孔を開き、溶湯保持室に保持される溶湯を前記加圧室に供給する工程と;
 その後に前記開閉弁にて連通孔を閉じ、前記不活性ガス供給手段から前記加圧室に不活性ガスを供給して溶湯を加圧し、前記加圧室から前記鋳型に溶湯を充填する工程と;
 前記鋳型に充填された溶湯を冷却する工程と;
 前記鋳型に充填された溶湯が冷却されて凝固した後に、前記開閉弁を開き、前記加圧室から前記溶湯保持室に溶湯を戻す工程と;
 前記加圧室から前記溶湯保持室に溶湯を戻し、前記加圧室内の溶湯の上方に形成される空間と前記ストーク内または前記誘導孔内とが連通可能になった後に、前記開閉弁にて連通孔を閉じる工程とを備える;
 鋳造品製造方法。
Description:
低圧鋳造装置、不活性ガスの充 方法および鋳造品製造方法

 本発明は、低圧鋳造装置、不活性ガスの 満方法および鋳造品製造方法に関する。

 従来、鋳造機の構成を複雑にすることな 、鋳型とストークと保持炉内の空気を効率 に非酸化ガスに置換し得る低圧鋳造機とし 、次のように構成されたものが提案されて る。すなわち、この低圧鋳造機は、略気密 に密閉された保持炉と、この保持炉へ非酸 性ガスを供給するガス体供給手段と、前記 持炉と鋳型とを連通するストークと、この トークの保持炉側への開口部を保持炉内の 湯に浸漬される鋳造位置と、前記開口部の なくとも一部を保持炉内の溶湯面よりも上 に開口させた置換位置とに切り換える位置 り換え手段とを備え、前記ストークを置換 置へ移動させた状態で、保持炉内へ非酸化 スを供給して、保持炉とストークと鋳型内 空気を非酸化性ガスで置換可能に構成され いる。(特開2000-42715号公報参照)

 しかし、このように構成された従来の低 鋳造機では、保持炉とストークと鋳型内の 気を非酸化性ガスで置換させるたび毎に保 炉を昇降させる必要があるため、鋳造のサ クルタイムが長くて生産性や効率が悪く、 かも、構造が複雑になり、その上、保持炉 蓋とストークとの間の密閉性が十分に確保 きないなどの問題があった。

 本発明は、上記の事情に鑑みてなされた ので、その目的は、加圧室内における溶湯 上方に形成される空間と、鋳型の注湯口か 垂設されたストークまたは鋳型の注湯口に 続する誘導孔とを簡単に連通させて、スト ク内または誘導孔内に不活性ガスを充満さ ることが可能な低圧鋳造装置および不活性 スの充満方法ならびに該低圧鋳造装置を用 た鋳造品の製造方法を提供することにある  

 上記の問題を解消するために本発明にお る低圧鋳造装置は、溶湯を不活性ガスによ 加圧して鋳型の注湯口から垂設されたスト クまたは鋳型の注湯口に一端が接続する誘 孔を介して溶湯を鋳型に充填するようにし 鋳造装置であって:溶湯を保持する溶湯保持 室と;この溶湯保持室に連通孔を介し連通可 にして配設され、前記ストークの下端が入 込みまたは前記誘導孔の他端が接続し、か 不活性ガスによって溶湯の上面を加圧する 圧室と;前記連通孔を開閉する開閉弁と;加圧 室における溶湯の上方に形成される空間とス トーク内または誘導孔内とが連通しているこ とを検知する検知手段と;加圧室の上部に不 性ガスを供給する不活性ガス供給手段と;を えたことを特徴とする。

 このように構成された低圧鋳造装置では 開閉弁が開かれ連通孔を通じて溶湯保持室 の溶湯が加圧室内に供給されたのち、開閉 にて連通孔が閉じられて溶湯の供給が止め れる。次いで、不活性ガス供給手段により 活性ガスが加圧室に供給されて溶湯が加圧 れ、これにより、加圧室の溶湯がストーク たは誘導孔を介して鋳型の製品キャビティ に充填される。鋳型の製品キャビティ内に 填された溶湯が凝固したのち、開閉弁にて 通孔が開かれて、加圧室内の溶湯が溶湯保 室内に戻され、加圧室における溶湯の上方 空間とストークまたは誘導孔とが連通され 。これに伴い、加圧室内の不活性ガスがス ーク内または誘導孔内に流入することとな 。また、検知手段にて、加圧室における溶 の上方の空間とストークまたは誘導孔とが 通したことが確認される。この結果、その 、ストーク内または誘導孔内の溶湯が空気 晒されるのを防ぐことが可能になる。

 上記の説明から明らかなように本発明は 加圧室内の溶湯の上面を不活性ガスにより 圧して溶湯を鋳型に充填し、充填された溶 が凝固したのち開閉弁にて連通孔を開いて 圧室内の溶湯を溶湯保持室に戻す時に、加 室内における溶湯の上方に形成される空間 ストーク内または誘導孔内とが連通してい ことを検知する検知手段を設けたから、加 室の溶湯の上方空間と、ストークまたは誘 孔とを連通させて加圧室内の不活性ガスを トーク内または誘導孔内に確実に流入させ ことが可能になる。よって、ストーク内ま は誘導孔内の溶湯の表面が空気に晒される とがなく、ストーク内または誘導孔内の溶 に酸化膜が生成されるのを適確に防止する とができるなどの優れた実用的効果を奏す 。

 この出願は、日本国で2007年4月16日に出願 された特願2007-106639号および2007年6月14日に出 願された特願2007-157055号に基づいており、そ 内容は本出願の内容として、その一部を形 する。また、本発明は以下の詳細な説明に り更に完全に理解できるであろう。しかし がら、詳細な説明および特定の実施例は、 発明の望ましい実施の形態であり、説明の 的のためにのみ記載されているものである この詳細な説明から、種々の変更、改変が 当業者にとって明らかだからである。出願 は、記載された実施の形態のいずれをも公 に献上する意図はなく、開示された改変、 替案のうち、請求の範囲内に文言上含まれ いかもしれないものも、均等論下での発明 一部とする。本明細書あるいは請求の範囲 記載において、名詞及び同様な指示語の使 は、特に指示されない限り、または文脈に って明瞭に否定されない限り、単数および 数の両方を含むものと解釈すべきである。 明細書中で提供されたいずれの例示または 示的な用語(例えば、「等」)の使用も、単 本発明を説明し易くするという意図である 過ぎず、特に請求の範囲に記載しない限り 発明の範囲に制限を加えるものではない。

 本発明を適用した低圧鋳造装置の第1~4実 例について図1~図7に基づき詳細に説明する 第1実施例として、検知手段としてレベルセ ンサー9を備える低圧鋳造装置100について説 する。図1に示すように、低圧鋳造装置100は 溶湯を保持する溶湯保持室1と、この溶湯保 持室1に連通可能にして配設され不活性ガス よって溶湯を加圧する加圧室2と、前記溶湯 持室1と前記加圧室2とを補助室3を介して連 させる連通孔4を開閉する開閉弁5と、前記 圧室2の上端開口部を気密状に閉鎖する蓋部 6と、鋳型7の注湯口から垂設されこの蓋部 6を上下に貫通して前記加圧室2内に入り込む ストーク8と、前記蓋部材6にこれを上下に貫 して垂設され、前記加圧室2内における溶湯 の上面レベルを検知するレベルセンサー9と 前記蓋部材6に設けられた不活性ガス供給孔1 0に接続されて前記加圧室2の上部に不活性ガ を供給する不活性ガス供給手段30と、で構 してある。

 低圧鋳造装置100では、連通孔4の一部を弁 座として用い、開閉弁5の弁体で連通孔を4を 閉する構造としているが、弁座と弁体とを する開閉弁を連通孔4に配設して連通孔4を 閉してもよい。

 そして、前記不活性ガス供給手段30にお ては、不活性ガスを貯蔵したタンク32が開閉 弁34および導管36を介して前記不活性ガス供 孔10に接続してある。また、前記加圧室2の 部には、溶湯の上方の空間の圧力を大気圧 ほぼ同じにするために不活性ガスを排出さ る排ガス孔40が設けてあり、この排ガス孔40 は電磁開閉弁42が取り付けてある。また、 記溶湯保持室1の上端開口部を閉鎖する蓋部 11には、溶湯保持室1内の溶湯の上限レベル よび下限レベルをそれぞれ検知するレベル ンサー12・13が、また、前記蓋部材6には前 加圧室2内の溶湯の上限レベルおよび中限レ ルをそれぞれ検知するレベルセンサー14・15 がそれぞれ取り付けてある。なお、中限レベ ルを検知するレベルセンサー15は、前記スト ク8の下端から数mmないし数十mm高い溶湯の 面レベルを検知するようになっている。

 このように構成した低圧鋳造装置100では 不活性ガス供給手段30により不活性ガス供 孔10から加圧室2における溶湯の上方に不活 ガスが供給されるとともに、排ガス孔40から 不活性ガスが逃がされて加圧室2内の溶湯の 方の空間が過剰圧力になるのを防止されな ら、まず、開閉弁5が作動されて連通孔4が開 かれ、溶湯保持室1内の溶湯が加圧室2内に供 される。レベルセンサー14が加圧室2内の溶 の上限レベルを検知した時、開閉弁5が作動 されて連通孔4が閉じられる。次いで、より 力の高い不活性ガスが不活性ガス供給孔10か ら供給されて加圧室2内の溶湯が加圧され、 圧室2の溶湯がストーク8を介して鋳型7の製 キャビティ内に充填される(図2-A参照)。鋳型 7の製品キャビティ内の溶湯が凝固したのち 開閉弁5が作動されて連通孔4が開かれ、加圧 室2内の溶湯が溶湯保持室1内に戻される(図2-B 参照)。

 なお、加圧室2内の不活性ガスの圧力は、 他の周知の方法で制御することができる。例 えば、排ガス孔40に接続する電磁開閉弁42に ントロール弁を用いて不活性ガスを逃がす 力を変えて制御してもよいし、不活性ガス 給手段30の開閉弁34にコントロール弁を用い 供給される不活性ガスの圧力を変えて制御 てもよい。

 そして、レベルセンサー15が加圧室2内の 湯の高さを検知した時に、不活性ガス供給 10から供給される不活性ガスの圧力が低く るように制御される。よって、さらに溶湯 上面が下がり溶湯の上方の空間とストーク8 とが連通したときに、不活性ガスは溶湯を トーク8内に巻き込むことなく、静かにスト ーク8内に流入する。レベルセンサー9が加圧 2内の溶湯の上方に形成される空間とストー ク8内とが連通可能となる溶湯の上面(液面)レ ベルを検知した後に、開閉弁5が作動されて 通孔4が閉じられる(図2-C参照)。なお、「連 する」とは、溶湯に封止されることなく、 体(不活性ガス)の流路が形成される状態をい う。

 次いで、排ガス孔40からの不活性ガスの 出により加圧室2における溶湯の上方の空間 圧力が大気圧とほぼ同じになったのち、溶 が凝固してなる鋳物が鋳型7から取り出され る。

 低圧鋳造装置100では、レベルセンサー9に て溶湯の上方の空間とストーク8内とが連通 たことを確認する。よって、ストーク8内に 活性ガスが流入したことを確めた後に、開 弁5にて連通孔4を閉じ、加圧室2内の溶湯を 湯保持室1に戻すことを止めることができる 。すなわち、加圧室2内の溶湯の上方空間と トーク8とを連通させて加圧室2内の不活性ガ スをストーク8内に確実に流入させることが 能になる。よって、ストーク8内の溶湯の表 が空気に晒されることがなく、ストーク8内 の溶湯に酸化膜が生成されるのを適確に防止 することができる。また、溶湯を過剰に溶湯 保持室1に戻すことを防止でき、鋳造のサイ ルタイムを短くし生産性や効率を高めるこ ができる。さらに、溶湯保持室1あるいは加 室2とストーク8とが相対的に変位すること ないので、密封性が確保できる。

 なお、本低圧鋳造装置100では、鋳型7の上 鋳型を下鋳型から分離したのち、製品キャビ ティ内から溶湯が凝固して成る鋳物を取り出 し、続いて、鋳型7の上鋳型を下鋳型に重ね 製品キャビティを画成することにより、こ 製品キャビティ内に、加圧室内2の不活性ガ をストーク8を介して流入させ充満させるこ ともできる。

 またなお、図3-Aおよび図3-Bに示すように 前記ストーク8の下端部を、斜めに開口ある いは断続的に開口した形状にしてもよい。こ のような形状とすると、溶湯保持室1から供 された加圧室2内の溶湯にストーク8の下端を 浸漬させた状態で、その下端開口の一部が加 圧室2の溶湯面よりも上側に開口する。よっ 、不活性ガスによる加圧によって溶湯をよ 円滑にストーク8内に流入させることができ 。

 またなお、上述の実施例では、加圧室2内の 溶湯をストーク8を介して鋳型7の製品キャビ ィ内に充填するようにしているが、これに 定されるものではなく、例えば、図4に示す 第2実施例としての低圧鋳造装置101のように 加圧室22内の溶湯を鋳型7の注湯口に誘導す 誘導孔21を加圧室22に接続させた構造にして よい。この場合、上述のレベルセンサー9と おなじ機能を有するレベルセンサー29は、前 加圧室22内における溶湯の上方に形成され 空間と誘導孔21内とが連通可能となる前記加 圧室22内の溶湯の上面レベルを検知するよう なっている。
さらになお、溶湯の上面を検知するものとし て、上述の実施例では接触式のレベルセンサ ーを使用しているが、これに限定されるもの ではなく、例えば、超音波式などの非接触式 のものでもよい。

 なお、不活性ガス供給手段30として、タ ク32、開閉弁34および導管36の構成を例示し が、不活性ガス供給手段30はこれに限られず 、空気中の窒素を分離してコンプレッサで加 圧する装置など、周知の構成でよい。

 次に、図5を参照して、第3実施例として 低圧鋳造装置110について説明する。図5に示 ように、低圧鋳造装置110は、図1に示す低圧 鋳造装置100のレベルセンサー9に代わり、前 蓋部材6に支持され、前記加圧室2内の圧力の 所定値を検知する圧力センサー19を備える。

 そして、加圧室2内のレベルセンサーとし ては、加圧室2内の溶湯の上限レベルを検知 るレベルセンサー14が取り付けてある。また 、低圧鋳造装置100において説明した、加圧室 2内の不活性ガスの圧力を制御するコントロ ル弁としての電磁開閉弁42または開閉弁34等 圧力制御手段として作用する。この圧力制 手段は圧力センサー19からの圧力値に基づ 、あるいは、他の圧力センサーからの圧力 に基づき、加圧室2内の圧力を制御する。典 的には、圧力値信号を受信し、圧力制御手 を作動する制御装置(不図示)を備える。

 このように構成した低圧鋳造装置110では 不活性ガス供給手段30により不活性ガス供 孔10から加圧室2における溶湯の上方に不活 ガスが供給されるとともに、排ガス孔40から 不活性ガスが逃がされて加圧室2内の溶湯の 方の空間が過剰圧力になるのを防止されな ら、まず、開閉弁5が作動されて連通孔4が開 かれ、溶湯保持室1内の溶湯が加圧室2内に供 される。レベルセンサー14が加圧室2内の溶 の上限レベルを検知した時、開閉弁5が作動 されて連通孔4が閉じられる。次いで、より 力の高い不活性ガスが不活性ガス供給孔10か ら供給されて加圧室2内の溶湯が加圧され、 圧室2の溶湯がストーク8を介して鋳型7の製 キャビティ内に充填される(図6-A参照)。鋳型 7の製品キャビティ内の溶湯が凝固したのち 閉弁5が作動されて連通孔4が開かれ、かつ不 活性ガス供給手段30からの不活性ガスの圧力 制御されて加圧室2内の溶湯が溶湯保持室1 に戻される(図6-B参照)。加圧室2内の溶湯レ ルが下降し、溶湯の上方に形成される空間 ストーク8とが連通したのを圧力センサー19 検知し、更に所定量溶湯レベルを降下させ のち、開閉弁5が作動されて連通孔4が閉じら れる(図6-C参照)。すなわち、圧力センサー19 、加圧室2内の溶湯を溶湯保持室1に戻して加 圧室2内の溶湯レベルを下降させる時に、加 室2内における溶湯の上方に形成される空間 ストーク8内とが連通するときの圧力を圧力 の所定値として検知する。なお、圧力センサ ー19は、他の圧力を検知してもよく、例えば 溶湯の上方に形成される空間とストーク8内 とが連通する少し前の圧力を検知し、検知後 に不活性ガス供給孔10から供給される不活性 スの圧力が低くなるように制御してもよい すると、さらに溶湯の上面が下がり溶湯の 方の空間とストーク8内とが連通したときに 、不活性ガスは溶湯をストーク8内に巻き込 ことなく、静かにストーク8内に流入する。

 溶湯レベルが溶湯の上方に形成される空 とストーク8とが連通したレベルから低下す る過程で、加圧室2内の不活性ガスはストー 8内に流入する。次いで、排ガス孔からの不 性ガスの排出により加圧室2における溶湯の 上方の空間の圧力が大気圧とほぼ同じになっ たのち、溶湯が凝固してなる鋳物が鋳型7か 取り出される。

 なお、低圧鋳造装置110でも、鋳型7の上鋳 型を下鋳型から分離したのち、製品キャビテ ィ内から溶湯が凝固して成る鋳物を取り出し 、続いて、鋳型7の上鋳型を下鋳型に重ねて 品キャビティを画成することにより、この 品キャビティ内に、加圧室内2の不活性ガス ストーク8を介して流入させ充満させること もできる。

 またなお、上述の実施例では、加圧室2内の 溶湯をストーク8を介して鋳型7の製品キャビ ィ内に充填するようにしているが、これに 定されるものではなく、例えば、図7の第4 施例としての低圧鋳造装置111に示すように 加圧室22内の溶湯を鋳型7の注湯口に誘導す 誘導孔21を加圧室22に接続させた構造にして よい。この場合、上述の圧力センサー19と なじ機能を有する圧力センサー39は、前記加 圧室22内における溶湯の上方に形成される空 と誘導孔21内とが連通可能となる前記加圧 22内の圧力の所定値を検知するようになって いる。
 またなお、圧力センサー19、39は、加圧室2 を加圧して鋳型7の製品キャビティ内に溶湯 充填する時に加圧室2内の圧力を制御するた めに設けられる圧力センサーと兼用してもよ い。

 なお、これまでの実施例では、検知手段 して、レベルセンサー9、29および圧力セン ー19、39を用いたが、検知手段は、加圧室に おける溶湯の上方に形成される空間とストー ク内または誘導孔内とが連通していることを 検知する周知の手段でよく、例えば、加圧室 2、22内の重量によって検知しても、離間した 2点間の電気抵抗によりその間が連通してい か否かを検知してもよい。

本発明を適用した第1実施例の低圧鋳造 装置の縦断面図である。 図1に示す低圧鋳造装置の作動説明図で ある。 ストークの下端の他の実施例を示す縦 面図である。 本発明を適用した第2実施例の低圧鋳造 装置の縦断面図である。 本発明を適用した第3実施例の低圧鋳造 装置の縦断面図である。 図5に示す低圧鋳造装置の作動説明図で ある。 本発明を適用した第4実施例の低圧鋳造 装置の縦断面図である。




 
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