大創株式会社 (〒61 大阪府大東市大東町10番10号 Osaka, 5740061, JP)
| 受け台上で被加工テープの一端部を規制する規制部材と、 この規制部材にて一端部を受け止められた被加工テープに対し上方から係止力を付加する上下動自在な係止力付加部材と、 被加工テープの軸線方向に、前記係止力付加部材を中心にしてその係止力付加部材の両側に相対向して配され、斜め上方から被加工テープを鋭角に切り込むとともに面取りする一対の総形刃のカッタと、 前記係止力付加部材の上下動に連動させて前記一対のカッタを被加工テープに対して進退操作する駆動手段と、 この駆動手段を操作する操作部 を備えることを特徴とする折目線形成テープの端部面取り加工装置。 |
| 前記係止力付加部材は、前記受け台上に定置される被加工テープに対して上下動される係止ロッドと、この係止ロッドの先端部に設けられ、前記被加工テープの中心線上を貫通して保持する係止針とより構成される請求項1に記載の折目線形成テープの端部面取り加工装置。 |
| 前記一対のカッタは、斜め下向き姿勢にてシャンクが前記受け台上の側方位置に立設するブラケットに支持され、両カッタが同期して被加工テープに対して進退可能に設けられている請求項1または2に記載の折目線形成テープの端部面取り加工装置。 |
| 前記駆動手段は、前記受け台上に設置されるフレームに沿って上下動するスライダーとそれぞれ駆動ロッドで繋がれて回動する一対のカムを備え、このカムに付設されたカッタ操作ピンが、前記カッタに設けられるカッタ操作孔に係合されることにより各カッタが駆動される請求項1~3のいずれかに記載の折目線形成テープの端部面取り加工装置。 |
| 前記操作部は、前記スライダーに押し下げ操作力を付与する手動操作用の操作レバーである請求項4に記載の折目線形成テープの端部面取り加工装置。 |
| 前記操作部は、前記スライダーに押し下げ操作力を付与する油圧シリンダーもしくは空圧シリンダーである請求項4に記載の折目線形成テープの端部面取り加工装置。 |
| 前記カムの周面には磁石片が埋設され、この磁石片により前記カッタの先端部が吸着保持される請求項4に記載の折目線形成テープの端部面取り加工装置。 |
| 前記フレームには前記カムの先端部下面に対応する部位にガイドピンが突設され、このガイドピンにより前記カッタの先端部が保持される請求項4に記載の折目線形成テープの端部面取り加工装置。 |
本発明は、主として板紙・ダンボールか 包装用箱のブランクを打抜き形成する工程 、そのブランクに折り曲げ部を形成するた に使用される折目線形成テープの端部を傾 面に削る加工を行う折目線形成テープの端 面取り加工装置に関するものである。
従来、ダンボールシート製もしくは板紙 の包装箱を作成するには、打抜き型を用い ダンボールシートもしくは板紙を所要形状 打抜いてブランクが製造されている。この 装箱のブランクを打抜き作成する工程では 例えば図9で示されるように、シート材を所 要の形状に切り抜くと同時にブランクに折り 曲げ部もしくは切込み部を形成するために、 打抜き型100の上型101には、切刃103と、折目線 を形成する刃先を有しない折目線圧刻部材104 とが取付けられている。また、この上型101に 対向する下型102には、前記折目線圧刻部材104 に対応する位置に折目線を圧刻できるように 、ファイバーで形成された折目線形成テープ 110が貼着されている。
この折目線形成テープ110は、図11に示さ るように、所定の間隔で相対向して配され 一側辺が傾斜面にされた扁平な二本の溝形 部材112,112で折目線形成溝111が作り出される うにされている。この折目線形成テープ110 おいては、溝形成部材112,112の裏面に感圧接 着剤層114が設けられてその表面が剥離紙113で 覆われ、使用前には、折目線形成溝111上に前 記折目線圧刻部材104を利用して下型102の板面 への取付を行うためのセット溝116を備えた取 付補助条片115が仮付けされている。この折目 線形成テープ110は、通常、打抜き型100の上型 101にセットされた折目線圧刻部材104を前記セ ット溝116に嵌め合わせて上型101に保持させ( 9に二点鎖線で表わす)、裏面の剥離紙113を剥 がして感圧接着剤層114を露出させた状態で下 型102の板面に押し付けて貼着する。こうする ことにより、シート材の打抜き加工時、折目 線圧刻部材104が折目線形成テープ110の折目線 形成溝111の中心線上に合致して折目線の圧刻 を正しく行うことができる。なお、折目線形 成テープ110が下型102の板面に正しく定着され た後に、折目線圧刻部材104に仮保持させるた めの取付補助条片115を接合テープ117とともに 取り外すと、その跡に折目線形成溝111が下型 102の板面上に形成される。
一般に、打抜き形成される包装箱の場合 そのブランクの形状に応じて折目線が交差 る箇所が多く、この折目線の交差する箇所 は前記折目線形成テープ110が重なり合わな ように、図10に示されるように、折目線形 テープ110の端部110aを斜めに切って尖った状 となるように形成して、これら端部同士を き合せて下型板面に貼付けている。このよ な折目線の交差する箇所に使用される折目 形成テープ110は、端部を切断したまま使用 るとその切断した端部が上下方向に角張っ 、折目線を形成するときにブランクの表面 その角張った部分が押し込まれて傷つくこ になるので、その角張る縁部分118を斜めに って角が立たないように後加工(面取り加工 )している。
このような面取り加工については、従来 手によってカッタナイフなどを使って行わ ていたが、多量の折目線形成テープを手作 で加工するのは手数を要し、非能率である とから、近時、機械によって面取り加工を うものが提案され、一部が実用に供される うになっている(特許文献1~3参照)。
しかしながら、特許文献1に記載されてい る技術では、面取り加工する被加工材(明細 中「溝付受材」と称されている)を受材支持 上で上下から挟み付けて保持し、回転カッ に対してその被加工材の先端を所要の角度 傾けて片側ずつ削って面取り加工するよう 構成されている。したがって、この技術に れば、少なくとも二度被加工材の向きを変 て加工しなければならず、手数を要すると う問題点がある。しかも、使用される被加 材は使用箇所に合わせて長さ寸法を決めね ならず、そのために所要長さに切断したも の両端部で面取り加工するために、向きを えて二回にわたり面取り加工を行うことに り、そのつど角度を決めて端部の両側の面 削るので、作業能率が良くないという問題 がある。また、装置として複雑であるので 取扱いも不便であるという難点がある。
また、特許文献2によって知られる装置は 、二台の切削装置を用いて折目形成体の端部 を個々に切削する構造になっており、加工さ れる折目形成体を固定台に固定してからその 固定台を側方に位置する切削装置の方角に所 要角度回動させて固定し、その後に対応する 一方の切削装置を動かして切削刃で折目形成 体の端部を削る操作を行うものである。した がって、この装置では、折目形成体が取り付 く固定台を旋回させて左右に向きを変える二 度の操作が必要であり、簡単なようであるが 手数を要するという問題点がある。また、折 目形成体の片方ずつ加工することになるので 、前記特許文献1と同様に作業性が良くない いう問題点がある。
さらに、特許文献3によって知られる装置 は、受け台上で芯出しされた被加工テープの 予め切断されて鋭角に形成されている端部を 、カッタ面が笠形をした一対の回転する刃物 で両辺の面取り加工ができるように構成され た罫線形成テープの端削成装置である。この 構成の装置にあっては、予め被加工テープの 端部を鋭角状に切断したものを回転するカッ タによって両縁部を一挙に切削して面取り仕 上げされるので、前述の先行技術に比べて効 果的であることは認められる。しかしながら 、この方式では被加工テープを加工部にセッ トする際、回転するカッタが手元に近接する 状態となるので危険であり、被加工テープの セット操作時にそのつどカッタの回転を止め ていたのでは作業性が悪くなるので、運転を 続けながら前記セット操作を行うことになり 、狭い箇所での操作であるから非常に危険で あるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解消する めになされたもので、被加工テープのセッ 操作が容易に行えるのみならず、テープ端 鋭角状に切断する作業とその側辺の面取り 業とが同時に行え、かつ一挙に二箇所の端 加工を行うことのできる折目線形成テープ 端部面取り加工装置を提供することを目的 するものである。
前記目的を達成するために、本発明による
目線形成テープの端部面取り加工装置は、
受け台上で被加工テープの一端部を規制す
規制部材と、
この規制部材にて一端部を受け止められた
加工テープに対し上方から係止力を付加す
上下動自在な係止力付加部材と、
被加工テープの軸線方向に、前記係止力付
部材を中心にしてその係止力付加部材の両
に相対向して配され、斜め上方から被加工
ープを鋭角に切り込むとともに面取りする
対の総形刃のカッタと、
前記係止力付加部材の上下動に連動させて
記一対のカッタを被加工テープに対して進
操作する駆動手段と、
この駆動手段を操作する操作部
を備えることを特徴とするものである。
本発明において、前記係止力付加部材は 前記受け台上に定置される被加工テープに して上下動される係止ロッドと、この係止 ッドの先端部に設けられ、前記被加工テー の中心線上を貫通して保持する係止針とよ 構成されるのが好ましい。
また、前記一対のカッタは、斜め下向き 勢にてシャンクが前記受け台上の側方位置 立設するブラケットに支持され、両カッタ 同期して被加工テープに対して進退可能に けられているのが良い。
さらに、前記駆動手段は、前記受け台上 設置されるフレームに沿って上下動するス イダーとそれぞれ駆動ロッドで繋がれて回 する一対のカムを備え、このカムに付設さ たカッタ操作ピンが、前記カッタに設けら るカッタ操作孔に係合されることにより各 ッタが駆動されるのが良い。
また、前記操作部は、前記スライダーに し下げ操作力を付与する手動操作用の操作 バーであっても良いし、あるいは前記スラ ダーに押し下げ操作力を付与する油圧シリ ダーもしくは空圧シリンダーであっても良 。
さらに、前記カムの周面には磁石片が埋 され、この磁石片により前記カッタの先端 が吸着保持される構成とすることもできる 、あるいは前記フレームには前記カムの先 部下面に対応する部位にガイドピンが突設 れ、このガイドピンにより前記カッタの先 部が保持される構成とすることもできる。
本発明においては、被加工テープを受け 上に載せて、その先端を規制部材で位置決 した後、操作部の操作によって係止力付加 材が押し下げられて被加工テープが係止固 される。次いで駆動手段によって、前記係 力付加部材を中心にしてその両側でその係 力付加部材と連動して一対の総形刃のカッ が、斜め上方から被加工テープに向かって 進することにより、その被加工テープが鋭 に切断されると同時に面取り加工が施され 。
本発明によれば、受け台上に長尺の被加 テープを所定の長さで載置して、操作部を げ方向に移動させるだけで左右(前後)一対 カッタにより被加工テープを所定の鋭角形 に切断すると同時にその両縁部の面取り加 を施すことができる。したがって、作業性 著しく向上し、被加工テープの両端を一挙 所要形状に成形加工することができる。ま 、被加工テープの加工時におけるセット作 はカッタが作動しない状態で行うことがで るので安全に操作が行えるという利点があ 。
本発明において、係止力付加部材を、前 受け台上に定置される被加工テープに対し 上下動される係止ロッドと、この係止ロッ の先端部に設けられ、前記被加工テープの 心線上を貫通して保持する係止針とより構 すると、被加工テープを係止針の貫通で固 するので、二つのカッタによる切断面取り 工時も被加工テープを安定的に保持するこ ができ、総形の刃を備えるカッタで確実に つ無理なく加工することができる。
また、前記一対のカッタを、斜め下向き 勢にてシャンクが前記受け台上の側方位置 立設するブラケットに支持され、両カッタ 同期して被加工テープに対して進退可能に けられている構成とすれば、狭いスペース 有効に利用して簡単な構成で一対のカッタ 直線的に作動させ、総形の刃先を被加工テ プに対して所要角度で切り込ませ、テープ 端部を所定の鋭角に切断すると同時に面取 加工を施すという合理的な操作が行える。
さらに、前記駆動手段として、前記受け 上に設置されるフレームに沿って上下動す スライダーとそれぞれ駆動ロッドで繋がれ 回動する一対のカムを備え、このカムに付 されたカッタ操作ピンが、前記カッタに設 られるカッタ操作孔に係合されることによ 各カッタが駆動される構成を採用すること 、被加工テープに対し一動作でテープの係 固定後に、一対のカッタをカムによる作動 ずれを生じさせることなく切込み操作する とができるという利点がある。
1 折目線形成テープの端部面取り加工装
置
2 受け台
3 ガイド板
5 フレーム
6 係止固定手段
8 スライダー
10 係止ロッド
11 係止針
13 コイルバネ
20 切削手段
21 カッタ
22 カッタヘッド
23 刃先
25 シャンク
26 カッタ操作孔
27 ブラケット
30 駆動手段
31,31″ カム
33 操作アーム
34 磁石片
36 カッタ操作ピン
37 駆動アーム
41 操作レバー
43 基部部片
48 位置決めストッパー
52 ガイドピン
54 油圧シリンダー
60 被加工テープ
次に、本発明による折目線形成テープの 部面取り加工装置の具体的な実施の形態に いて、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る折目 線形成テープの端部面取り加工装置の正面図 が示されている。図2には、同折目線形成テ プの端部面取り加工装置の要部を表わす拡 詳細図が、図3には、カッタの全体斜視図(a) そのカッタヘッド部のb-b視断面図(b)とカッ ヘッドの裏面図(c)がそれぞれ示されている また、図4には、被加工テープの案内部片の 平面図(a)と被加工テープの位置決めストッパ ーの平面図(b)が、図5には、折目線形成テー の端部面取り加工装置の作動態様を表わす が、図6には、カッタが被加工テープに切り んだ態様を表わす要部の斜視図が、それぞ 示されている。
本実施形態の折目線形成テープの端部面 り加工装置1は、被加工テープ60を受支する け台2と、この受け台2上に直立して設置さ るフレーム5と、このフレーム5の一側面(前 )に付設されて受け台2上の被加工テープ60を 削時に係止保持する係止固定手段6と、カッ タ21を備えた切削手段20と、この切削手段20の カッタ21を駆動操作する駆動手段30とで構成 れている。なお、本実施形態において、駆 手段30による駆動操作は操作レバー41を作業 が操作することによって手動により行われ ようにされている。
前記受け台2は、適宜幅で所要長さ寸法の 細長い平板にてなる基板2aと、この基板2aの 面に、一本の被加工テープ60を載せて案内で きる所要高さのガイド板3が長手方向に取付 られて構成されている。そして、そのガイ 板3の長手方向の中間部に、そのガイド板3の 一側面に沿って前記フレーム5が基板2a上に立 設されている。なお、このガイド板3のフレ ム5に対応する部分の上面には、後述するカ タ21の刃先23を保護するための樹脂製の受け 板4が上面をガイド板3の上面で形成されるガ ド面3aに揃えて取り外し可能に埋設されて る。また、受け台2上には、被加工テープ60 供給側(図1における左側)で前記ガイド板3の 側部に被加工テープガイド部材50が付設さ ている。図4(a)に示されるように、この被加 テープガイド部材50には、ガイド板3の上面 位置させて、被加工テープ60の一側辺を合 せて案内できる案内縁51が設けられている。 この案内縁51は、幅寸法の異なる被加工テー 60を常時案内するために、被加工テープ60の 中心線Aが切削加工位置の中心を通るように 出入調節可能に所要長さの範囲に配されて る。
前記フレーム5には、前記ガイド板3側の 側面に、前記係止固定手段6と、前記切削手 20と、その切削手段20を作動させる駆動手段 30と、それらを操作する操作部としての操作 バー41が支持されている。
係止固定手段6は、前記フレーム5の中央 部で両側がガイド7,7″によって上下方向に 内されるスライダー8と、このスライダー8の 中心部を上下に貫通して設けられるロッド挿 通孔9に上方から挿通されて先端部に係止針11 を備えた係止ロッド(係止力付加部材)10とで 成されている。そして、前記スライダー8に 、前記ロッド挿通孔9の上部に前記係止ロッ ド10の頭部10aが係合して抜け落ちないように 合穴が形成され、かつ下面から上方にロッ 挿通孔9と同心にてそのロッド挿通孔より口 径の大きな段穴9aが形成されている。また、 のスライダー8の下降限よりやや下方位置に はバネ受け部材12がフレーム5に固着されてお り、このバネ受け部材12の中心には、前記段 9aと同心になるようにして段穴12aが形成さ 、この段穴12aと前記スライダー8の下向きの 穴9aとの間に、スライダー上昇復帰用のコ ルバネ13が挿入介在されている。また、前記 係止ロッド10は、スライダー8に設けられたロ ッド挿通孔9に係止針11を下向きにして挿入さ れ、そのシャンク部分が、スライダー8のロ ド挿入孔9と被加工テープ60の加工位置真上 なる箇所に付設された係止ロッド保持部材14 に設けられている挿通孔14aとの孔周面で常時 鉛直状態に維持され、前記コイルバネ13によ スライダー8が押し上げられた状態で係止針 11の先端が前記受け台2上のガイド板3上に載 られる被加工テープ60の上面よりやや上側に 位置するようにされている。
前記切削手段20は、一対のカッタ21がその 刃先23を所要間隔で中央に向かって対向され 刃先23に向けて下がり勾配に配置されて構 されている。前記カッタ21は、図3(a)~(c)に示 れるように、先端部を銛状に形成されたカ タヘッド22を備え、シャンク25部分が平らな 断面長方形で比較的長い寸法とされている。 このカッタ21は、カッタヘッド22のやや後部 置で後述する駆動手段30のカム31(31″)により 進退可能に支持され、シャンク25の後端部が レーム5の側端部に取り付くブラケット27に り抱えられてスライド可能に支持されてい 。
前記カッタ21のカッタヘッド22は、刃先23 を平面視被加工テープ60の加工端と同じ鋭 θ(具体例では中心振り分けで77°。ただし、 の角度に限定されない。)にされ、上面に中 心線A″上から両側へ所要角度で掬い角が形 され、裏面側は刃先23から中心線A″に向か て上がり勾配でいわゆる二番を形成するヌ ミが形成され(図3(b)参照)、前述のように刃 23を下向きにして傾斜させて被加工テープ60 切り込むと、刃先23によって被加工テープ60 を切断すると同時に面取り加工も行えるよう にされた総形刃のカッタである。そして、前 記刃先23の後端から適宜寸法の切り込み部24 形成され、切削時に過剰な負荷が作用しな ように形成されている。また、このように 成されたカッタヘッド22の後部位置には、上 下に貫通する長円形のカッタ操作孔26が設け れている。なお、このカッタ21は、少なく もカッタヘッド22部分が刃物鋼によって形成 されているのが良い。
また、カッタ21を駆動操作する駆動手段30 は、前記バネ受け部材12の下方位置で、前記 止ロッド10の両側で回動自在に支持される 対のカム31,31と、このカム31を前記スライダ 8の上下動に連動して回動させる駆動ロッド 37,37とで構成されている。
前記カム31は、中心がフレーム5に基部を 持されて突設される支持軸32に枢支されて 動自在に支持され、外周のほぼ1/4周が前記 ッタ21のシャンク25部上面と接触する所要半 の円弧面にてなるカム操作面31aにされ、こ カム操作面31aに連接する位置に、取付状態 係止ロッド10の中心線から離れる方向で、 つ支持軸32の半径方向に操作アーム33が突出 て一体に形成されている。なお、前記カム 作面31aおよび操作アーム33と反対側のカム31 の外形は、係止ロッド10ならびにコイルバネ け部材12と接触しない形状に形成されてい 。
このように形成されるカム31,31″は、左 対称に形成されている。そして、各カム操 面31aには、それぞれ前記操作アーム33を設け た側と反対側になる周面に高吸着力を備える 磁石片34が埋設されている。また、前記操作 ーム33の連結孔33a中心を通る軸線から所要 度(実施形態では70°)変位したカム操作面31a 位置に、支持軸32の半径方向に突き出してカ ッタ操作ピン36が植設されている。このカッ 操作ピン36は、その頭部が、組み付けられ カッタ21のカッタヘッド22基部に設けられて るカッタ操作孔26に挿入、係合されて、カ 31の回動でカッタ21を進退させるように関係 けられている。
前記駆動ロッド37は、一端が前記係止固 手段6におけるスライダー8にピン37aにて連結 され、他端が前記カム31の操作アーム33端部 連結孔33aにピン37bにて連結されている。こ して、係止ロッド10の下端の係止針11による 加工テープ60の固定操作と連動してカム31が 回動されるようになっている。
一方、フレーム5の上部には、その端部寄 りの位置に基端部が枢支軸42にて枢着されて 作レバー41の基部部片43が設けられ、この基 部部片43の先端部に操作レバー41が取り付け れている。操作レバー41が押し下げ操作され ると、その基部部片43によって、前記スライ ー8の中央頂部に形成された凹所8aに嵌るロ ラ44を介してスライダー8に押し下げ力が作 されるようになっている。なお、この操作 バー41は、上限がフレーム5の頂部に取付け れた上限ストッパー45によって位置規制さ 、下限がフレーム5に位置調整可能に設けら た下限ストッパー46にて位置規制される。
また、前記受け台2上に配されているガイ ド板3には、前記係止ロッド10の直下位置に係 止針11を受け入れる貫通受け入れ孔47が設け れている。また、図4(b)に示されるように、 け台2上面には、前記ガイド板3の先端部に 加工テープ60先端を受け止める位置決めスト ッパー(規制部材)48がガイド板3に沿って移動 能に配置されるとともに、受け台2上面には ガイド板3と平行してスケール55が取付けられ 、このスケール55の目盛りに合わせて前記位 決めストッパー48を移動させることにより 被加工テープ60の切断長さを設定してこの位 置決めストッパー48の位置を設定できるよう されている。なお、この位置決めストッパ 48は、先端の受け止め部48aが、被加工テー 60の鋭角に仕上げられた先端部を受け入れる ことができるようにV字型の凹みに形成され いる。また、位置決めストッパー48の手前側 面には固定用のボルト49が取付けられ、この ルト49をガイド板3の側面に押し付けること より位置決めストッパー48を所定位置で固 できる構造とされている。
このように構成される折目線形成テープ 端部面取り加工装置1は、まず長尺の被加工 テープ60から使用される折目線形成テープと ての所要長さ寸法となるように位置決めス ッパー48の位置を設定する。この位置決め トッパー48の位置設定は、予め受け台2上面 取付けられているスケール55の目盛りに合わ せて位置決めストッパー48をガイド板3上でス ライドさせ、設定する。その設定後は側面に 付したボルト49を締め付けることにより固定 る。
こうして、切断寸法が設定されると、被 工テープ60をガイド板3上に載せてその先端 位置決めストッパー48の受け止め部48aにあ がって仮保持させる。この際被加工テープ60 の先端が既に鋭角に仕上げられているとその 先端が前記受け止め部48aのV字型の凹みにて け止められる。未加工テープの場合は、先 鋭角となるように切断したものを使用する
加工の準備が整うと、操作レバー41を手 で押し下げる。すると、図5に示されるよう 、操作レバー41の基部部片43によってローラ 44を介してスライダー8が押され、復元用のコ イルバネ13の付勢力に抗してガイド7,7″に沿 てスライダー8が下降する。操作レバー41を げる方向に変位させる際、その基部部片43 下面はスライダー8の上面中央部に形成され 溝部8aに受け入れられたローラ44と接して押 し下げ力を作用させるが、ローラ44を介在さ ることにより基部部片43の回動変位で接触 置が変わっても、そのローラ44が回転して支 障なく押し下げ力をスライダー8に伝達する とができる。こうすると、このスライダー8 中央位置から垂下する係止ロッド10がとも 押し下げられ、この係止ロッド10の先端に垂 設される係止針11がガイド板3上に載置されて いる被加工テープ60を突き刺して貫通受け入 孔47内まで下降する。こうして、被加工テ プ60は係止針11の突き刺しによってガイド板3 上に固定される。
この係止ロッド10の先端の係止針11による 突き刺し固定操作からやや遅れて切削手段20 作動する。この切削手段20は、前記係止針11 による被加工テープ60の固定操作位置の両側( 被加工テープ60の長手方向の前後)で、上側に 位置する一対のカム31,31が、前記スライダー8 と駆動アーム37,37によって連結されているの 、スライダー8の下降によって一方(図5で右 )のカム31は時計回りに、他方(図5で左側)の ム31″は反時計回りに、それぞれ支持軸32,32 周りに回動される。すると、これらカム31,31 の周面に植設されている操作ピン36,36が回 変位され、、この操作ピン36がカッタ操作孔 26に係合されていることによって、カッタ21,2 1が被加工テープ60に向かって同時に前進する 。この結果、各カッタヘッド22の刃先23が被 工テープ60を斜め上方から鋭角に切り込んで 、そのカッタヘッド22の刃先23がガイド板3上 に達する位置まで切り込まれると、被加工 ープ60が係止針11によって係止固定されてい る両側で、カッタヘッド22の刃先23の形状に 断されると同時にその縁部の面取りも合わ て行われる。
こうして、被加工テープ60が切断・切削 れると、操作レバー41を持ち上げることによ り、スライダー8への押し下げ力が除かれる で、バネ受け部材12とスライダー8との間に 在されているコイルバネ13の圧縮蓄勢力によ ってスライダー8は元の位置まで押し戻され 。すると、このスライダー8に支持される係 ロッド10はともに引き上げられ、係止針11が 持ち上げられて突き刺していた被加工テープ 60の切取り屑が係止ロッド保持部材14の下面 よって排除され、係止針11は上方へ退避する 。また、スライダー8の後退(上昇)に伴って駆 動ロッド37,37が引き上げられ、これに連なる 作アーム33,33が引かれることによりカム31,31 ″が逆転し、このカム31,31″に取り付く操作 ン36,36によってカッタヘッド22,22が後退し、 カッタ21,21が元の位置まで引き戻される。こ らの動作は同時に行われ、速やかに待機位 に戻される。したがって、加工された折目 形成テープは一方のカッタ21の下から無理 く取出すことができ、併せて前記切取り屑 ガイド板3上から排除できる。
前述のカッタ21による被加工テープ60の切 削・面取り加工に際しては、両側のカッタ21, 21により係止針11での突き刺しによる係止固 箇所の両側で一挙に切断と面取り加工とが われるので、被加工テープ60に対して総形の 刃先23が斜め下向きに切り込むことになるが 左右(正面から見て)から同時に切り込まれ のでその両者の中央で係止固定される被加 テープ60にずれが発生することはなく、正確 に二箇所を所定の形状寸法に切削加工するこ とができる。したがって、切削加工が終わっ た後、次の加工を行うときは、製品となった テープを除いたら次の加工位置まで被加工テ ープ60をガイド板3上で滑らせて、その先端を 位置決めストッパー48の受け止め部48aの凹み 合わせるようにして寸法を定めてから前記 領で操作レバー41を下向きに操作すれば、 単に次の切削加工が行えるのである。
被加工テープ60は、前述のような要領で イド板3上に載せてセットすれば、後は操作 バー41を下げて係止針11にて係止固定され、 併せて一対のカッタ21,21で二箇所が同時に切 され、かつ面取り加工が行われるので、作 能率が従来の装置に比べて著しく向上する そして、長さ寸法はスケール55の目盛りに わせて位置決めストッパー48を移動させて固 定するだけで簡単にセットできるから、手早 く操作できて多くの手数を要することはない 。
また、構造的に、カッタ21はシャンク25の 後端部をフレーム5に付設のブラケット27にて 抱えるようにしてスライド自在に支持され、 先端部(カッタヘッド22)がカム31(31″)の周面 埋設された強力な磁石片34により吸着して保 持されるように構成されているから、このカ ッタ21と被加工テープ60の配置箇所との間隙 少なくして作動され、加工済みのテープの 出しやセット作業に支障なく簡単に処置す ことができる。
図7には、本発明の他の実施形態に係る折 目線形成テープの端部面取り加工装置の正面 図が示されている。
前記実施形態では、カム31,31´の周面に磁 石片34を埋設して、この磁石片34によりカッ 21の先端部を吸着保持するようにしたが、本 実施形態では、フレーム5の下部にガイドピ 52を突設し、このガイドピン52によってカッ 21の先端部を受支するように構成したもの ある。このように磁石片34に代えて、ガイド ピン52を用いることによっても、カッタ21の ライド時にその先端部を支持することがで 、前記実施形態と同様の作用効果を奏する とができる。勿論、磁石片34とガイドピン52 を併用することもできる。
図8には、本発明の更に他の実施形態に係 る折目線形成テープの端部面取り加工装置の 正面図が示されている。
前記各実施形態においては、操作レバー4 1の手動操作によりスライダー8を押し下げる うに構成されているが、本実施形態におい は、油圧シリンダー(もしくは空圧シリンダ ー)54をフレーム5に支持し、この油圧シリン ー54のシリンダーロッド54aの先端部に調整治 具53を取り付け、シリンダーロッド54aの伸長 にその調整治具53の下面によってローラ44を 介してスライダー8に押し下げ力を付与する うに構成したものである。ここで、油圧シ ンダー54は図示されない操作釦の押圧操作に よって作動される。
なお、本発明による折目線形成テープの端
面取り加工装置は、前述の各実施形態に限
されるものではなく、係止固定手段におけ
係止力付加部材として、係止ロッドの先端
係止針を設ける代わりに、被加工テープを
断する向きで薄肉で先端にギザを付した係
片を配したものを用いても良い。また、フ
ームの形状構造、スライダーの操作機構、
るいはカッタの保持構造など、必要に応じ
任意変更可能であり、これらはいずれも本
明の技術的範囲に属することは言うまでも
い。
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