| JP09067134 | OPTICAL ELEMENT FORMING DEVICE |
| WO/2011/141390 | PRESS PAD AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
| WO/2001/052977 | FORMING TOOL FOR A PRESSABLE MATERIAL |
林 光昭 (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 株式会社IHI内 Tokyo, 1358710, JP)
SHIMADA, Takahiro (1-1 Toyosu 3-chom, Koto-kuTokyo 10, 1358710, JP)
株式会社IHI (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 Tokyo, 1358710, JP)
HAYASHI, Mitsuaki (1-1 Toyosu 3-chom, Koto-kuTokyo 10, 1358710, JP)
林 光昭 (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 株式会社IHI内 Tokyo, 1358710, JP)
| 外周部で支持された金型保持部材の中央部を支持する液圧シリンダと、 該液圧シリンダにより前記金型保持部材の支持剛性を調整する剛性調整手段とを備えた、ことを特徴とする機差模擬プレス。 |
| 前記金型保持部材は、ボルスター及び/又はスライダーである、ことを特徴とする請求項1に記載の機差模擬プレス。 |
| 前記剛性調整手段は、金型保持部材の変位量又は支持荷重に基づき液圧シリンダの圧力又は位置を制御するサーボ制御装置である、ことを特徴とする請求項1に記載の機差模擬プレス。 |
| 前記剛性調整手段は、金型保持部材のたわみ量に基づき液圧シリンダの推力を制御するサーボ制御装置である、ことを特徴とする請求項1に記載の機差模擬プレス。 |
| 前記剛性調整手段は、発生荷重に基づき液圧シリンダの変位量を制御するサーボ制御装置である、ことを特徴とする請求項1に記載の機差模擬プレス。 |
| 前記剛性調整手段は、金型保持部材を支持する液圧シリンダのストローク位置を変化させて支持剛性を調整するストローク位置変更手段である、ことを特徴とする請求項1に記載の機差模擬プレス。 |
| 前記剛性調整手段は、液圧シリンダに圧油を供給するアキュムレータの容量を変更することにより支持剛性を調整するアキュムレータ容量変更手段である、ことを特徴とする請求項1に記載の機差模擬プレス。 |
| 前記剛性調整手段は、液圧シリンダの予圧量を変更することにより支持剛性を調整する予圧量変更手段である、ことを特徴とする請求項1に記載の機差模擬プレス。 |
| 外周部で支持された金型保持部材の中央部を支持する液圧シリンダと、該液圧シリンダにより前記金型保持部材の支持剛性を調整する剛性調整手段とを備えた機差模擬プレスを用い、 模擬対象プレスの歪計測から歪データを取得し、 前記歪データから模擬対象プレスのたわみ分布を目標たわみ分布として推定計算し、 機差模擬プレスのたわみ分布が目標たわみ分布となるように前記剛性調整手段と液圧シリンダにより前記金型保持部材の支持剛性を調整する、ことを特徴とする機差模擬プレスの剛性調整方法。 |
発明の技術分野
本発明は、プレス間の機差を模擬する機差
擬プレスとその剛性調整方法に関する。
関連技術の説明
自動車ボデー等の量産に用いる大型プレス
型(以下、金型という)は、自動車の価値を
定するため非常に重要である。このため金
は、車体デザインをパネル加工面に正確に
写するため、金型加工面(プレス面)はCAD,CAM
ステムによりパネル板厚分をオフセットし
完全に一致するように製作されている。
しかし、プレス加工時の成形圧により、金
(下型と上型)およびプレス装置(ボルスター
スライダー)が変形し、下型と上型のプレス
面は完全には一致しなくなる。そのため、プ
レス加工時において、プレス面が正確に一致
するように金型製作の最終工程において、熟
練技能者による「型合わせ作業」の繰り返し
が必要となる。
型合わせ工程は、金型メーカにおいて試 用プレスを用いて行う工程(メーカでの型合 わせ)と、金型ユーザ(自動車メーカ等)の量産 用プレスを用いて工程(ユーザでの型合わせ) がある。型合わせ工程の作業時間は両者合 せて、金型生産時間の1/2~2/5に相当し、型合 わせ工程の削減が生産性向上のため強く要望 されている。
なお、本発明に関連する先行技術として、
許文献1~6が既に開示されている。
このうち、特許文献1は、フレーム縦剛性を
切換可能として加工対象に適したフレーム剛
性に調整可能とするものであり、特許文献2~4
は、構造的な補強等によりフレームの変形を
抑制してプレス加工精度の向上を目的とした
ものであり、特許文献5~6は、油圧回路の切換
/制御を行うことにより油圧アクチュエータ
作用する圧油を調整して所定の剛性を得る
のである。
上述した金型の型合わせ工程において、 ーザでの型合わせは、通常100~200時間であり 、型合わせ工程全体の1/3以上に達している。 ユーザでの型合わせは、その作業工費に加え て、その間のプレスラインの停止ロスがある 。そのため、ユーザでの型合わせ工程は、金 型ユーザ(自動車メーカ等)にとっても工程時 の短縮が強く要望されている。
あらかじめ金型メーカにおいて完全に型合
せが完了しているにもかかわらず、ユーザ
の型合わせにも長時間を必要とするのは、
型メーカにおいて使用する試作用プレスと
型ユーザにおいて使用する量産用プレスと
間に差(プレス間の機差)があるためである
このプレス間の機差の1つが、プレス加工時
に変形するプレス装置(主としてボルスター
スライダー)の剛性差である。
本発明は、上述した問題点を解決するた に創案されたものである。すなわち、本発 の目的は、プレス加工時に変形するボルス ー及びスライダーの剛性を模擬対象プレス 一致するように調整することができ、これ より機差を低減またはなくすことができる 差模擬プレスとその剛性調整方法を提供す ことにある。
本発明によれば、外周部で支持された金型
持部材の中央部を支持する液圧シリンダと
該液圧シリンダにより前記金型保持部材の
持剛性を調整する剛性調整手段とを備えた
ことを特徴とする機差模擬プレスが提供さ
る。
本発明の好ましい実施形態によれば、前 金型保持部材は、ボルスター及び/又はスラ イダーである。
本発明の好ましい実施形態によれば、前 剛性調整手段は、金型保持部材の変位量又 支持荷重に基づき液圧シリンダの圧力又は 置を制御するサーボ制御装置である。
本発明の好ましい別の実施形態によれば 前記剛性調整手段は、金型保持部材のたわ 量に基づき液圧シリンダの推力を制御する ーボ制御装置である。
本発明の好ましい別の実施形態によれば 前記剛性調整手段は、発生荷重に基づき液 シリンダの変位量を制御するサーボ制御装 である。
本発明の好ましい別の実施形態によれば 前記剛性調整手段は、金型保持部材を支持 る液圧シリンダのストローク位置を変化さ て支持剛性を調整するストローク位置変更 段である。
本発明の好ましい別の実施形態によれば 前記剛性調整手段は、液圧シリンダに圧油 供給するアキュムレータの容量を変更する とにより支持剛性を調整するアキュムレー 容量変更手段である。
本発明の好ましい別の実施形態によれば 前記剛性調整手段は、液圧シリンダの予圧 を変更することにより支持剛性を調整する 圧量変更手段である。
また、本発明によれば、外周部で支持され
金型保持部材の中央部を支持する液圧シリ
ダと、該液圧シリンダにより前記金型保持
材の支持剛性を調整する剛性調整手段とを
えた機差模擬プレスを用い、
模擬対象プレスの歪計測から歪データを取
し、
前記歪データから模擬対象プレスのたわみ
布を目標たわみ分布として推定計算し、
機差模擬プレスのたわみ分布が目標たわみ
布となるように前記剛性調整手段と液圧シ
ンダにより前記金型保持部材の支持剛性を
整する、ことを特徴とする機差模擬プレス
剛性調整方法が提供される。
[発明の効果]
上記本発明の装置および方法によれば、 圧シリンダが、外周部で支持された金型保 部材の中央部を支持し、剛性調整手段によ 液圧シリンダによる金型保持部材の支持剛 を調整できるので、機差模擬プレスのたわ 分布が模擬対象プレスの目標たわみ分布と るように、剛性調整手段と液圧シリンダに り金型保持部材(ボルスター及びスライダー )の支持剛性を調整することができ、これに り機差をなくすことができる。
また、液圧シリンダによりボルスターやフ
ーム等の変形を任意に調整可能として,様々
なプレスの特性が模擬できる
さらに、好ましい実施形態によれば、特別
制御を必要としないで、流体が有する本質
な特性を利用して剛性調整が可能となる。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面 参照して説明する。なお各図において、共 する部分には同一の符号を付し、重複した 明は省略する。
図1は、本発明の機差模擬プレスの全体構成
図である。
この図において、本発明の機差模擬プレス1
0のフレームは、クラウン1とベッド2の間に柱
状のアプライト3を挟持し、これらを複数の
イロッド4で一体的に連結したものである。
上部のクラウン1内には、サーボ駆動の駆動
ギア5が内蔵され、リンク6とオーバロードシ
ンダ7を介してスライド8を上下動する。こ
スライド8の下面にスライドプレート9(スラ
ダー)が取り付けられ、その下面に金型の上
(図示せず)が取り付けられる。カウンタバ
ンスシリンダ11は、スライド、スライダー及
び上型の重量とバランスする上向き力をスラ
イドに付加し、その上下動を容易にするよう
になっている。
下部のベッド2は外部の基礎に固定され、そ
の上面でキャリア12で外周部が支持されたボ
スタープレート13(ボルスター)が支持され、
ボルスターの上面に金型の下型(図示せず)が
り付けられる。ボルスター13には、クッシ
ンピン14が通る貫通穴が設けられ、クッショ
ンピン14とこれを支持するクッションパッド1
5は、ベッド内のクッションシリンダ16で上下
動可能に支持されている。
図1において、本発明の機差模擬プレス10は
さらに、外周部で支持された金型保持部材(
ボルスター13とスライダー9)の中央部を支持
る液圧シリンダ18A,18Bと、液圧シリンダ18A,18B
によりボルスター13及びスライダー9の支持剛
性を調整する剛性調整手段20A,20Bとを備える
液圧シリンダ18A,18Bは、好ましくは油圧シリ
ダである。
なお、ボルスター又はスライダーの一方の
に、液圧シリンダと剛性調整手段を設けて
よい。
図2は、本発明の機差模擬プレスの剛性調整
方法を示す全体フロー図である。この図にお
いて、本発明の方法は、S1~S8の各ステップか
なる。
ステップS1では、模擬対象プレスの歪計測
ら歪データを取得する。模擬対象プレスは
例えば金型ユーザの量産用プレスである。
た歪計測は、金型保持部材(ボルスターとス
イダー)のプレス時の歪を計測する。
ステップS2では、得られた歪データから模
対象プレスのたわみ分布を推定計算する。
の計算は、FEM計算または理論計算による。
られたたわみ分布を「目標たわみ分布」と
る。
ステップS3では、本発明の機差模擬プレス10
のたわみ計算をする。この計算は、等分布荷
重としてFEMによる。
ステップS4では、上述した液圧シリンダ18A,1
8B(以下、剛性調整シリンダという)の荷重設
をする。この荷重設定では、剛性調整手段20
A,20Bを用いて中央たわみを目標たわみ分布と
致させる。
ステップS5では、剛性調整シリンダの設定
重でのたわみ計算をFEMで行う。
ステップS6では、たわみ計算で得られたた
み分布が目標どおりであることを確認する
ステップS7では、金型を含むたわみ計算をFE
Mで行う。
ステップS8では、金型の影響は小さいこと
確認する。
ステップS6,S8で問題がなければ本発明によ
剛性調整を終了する。問題がある場合には
ステップS3~S7を繰り返す。
以下、本発明の剛性調整手段の具体例を 明する。なお、以下の例では、金型保持部 としてボルスター(ボルスタープレート)を 象とするが、スライダーの場合も同様であ 。
図3A~図3Dは、本発明の剛性調整手段の第1 施形態図である。この例では、 ボルスタ を支持する油圧シリンダのサーボ制御によ ,油圧シリンダによる支持剛性を調整する。
図4A、図4Bは、本発明の剛性調整手段の第2
施形態図である。この例では、 撓み量に応
じて油圧シリンダの推力を制御する。
すなわち圧力制御弁またはフィードバック
御等により,ボルスタープレートを支持する
油圧シリンダの推力制御を行う。油圧シリン
ダ推力制御の制御目標値は,設定する支持剛
特性から,ボルスタープレートたわみ量の検
値に基づいて設定する。
図5A、図5Bは、本発明の剛性調整手段の第3
施形態図である。この例では、 発生荷重に
応じて油圧シリンダの変位量を制御する。
すなわちボルスタープレートを支持する油
シリンダは,位置制御を行う。油圧シリンダ
位置制御の制御指令値は,設定する支持剛性
性から,油圧シリンダに加わる荷重値の検出
に基づいて設定する。
図6A~図6Dは、本発明の剛性調整手段の第4 施形態図である。この例では、ボルスター 支持するストローク位置を変化させて,油圧 シリンダによる支持剛性を調整する。
ボルスターの撓みに対して,油圧シリンダが
発生する反力は,シリンダ内に封入されてい
作動油の圧縮量により決定される。圧力変
量は、式(1)で示される。
δP = K × δV/V・・・(1)
ここで、δPは圧力変化量,Kは作動油体積弾
係数,δVは作動油体積変化量,Vは作動油初期
積である。
この関係式(1)によれば,同じボルスター撓 みによるδVが発生したとしても,Vの状態によ て発生するδPの値が異なる。すなわち,ボル スターを支持するシリンダストローク位置を 変化させることにより,ボルスター撓みに対 て発生するシリンダ反力を変化させること でき,油圧シリンダの支持剛性を調整するこ が可能である。
図7A、図7Bは、本発明の剛性調整手段の第5
施形態図である。
図7Aに示すように、シリンダストローク位
を変化させるには,上記油圧シリンダよりも
分高い剛性を持つ,何らかの直動機構(送り
じ機構,シリンダ,ジャッキ等)により,上記油
シリンダのケーシングを昇降させることに
り可能である。
また,図7Bに示すように、油圧シリンダのケ
シングを設置する架台を,いくつか異なる高
さの架台を用意して,目標とする支持剛性と
る支持位置となるように,架台を交換しても
い。この場合,以降に紹介するアキュムレー
タまたは予圧力による方法を併用することに
より,任意の支持剛性に調整可能となる。
図8A~図8Dは、本発明の剛性調整手段の第6実
形態図である。この例では、アキュムレー
容積を変更することにより,支持剛性を調整
する。
すなわち、アキュムレータ封入ガスの圧縮
を利用して,油圧シリンダによる支持剛性を
発生させる。シリンダストローク圧縮量に対
して発生するシリンダ反力は,アキュムレー
内ガスの圧縮量により決定されるので,アキ
ムレータ内のガス容積を変化させることに
り,油圧シリンダ支持剛性を調整することが
可能となる。
アキュムレータ内のガス容積を変化させる
法としては,以下の方法が挙げられる。
・アキュムレータガスの初期封入圧力の設定
・作動油圧の定圧供給値の設定
・複数のアキュムレータを設置し,使用する
キュムレータを選択する
一例として,図9、図10にアキュムレータガ スの初期封入圧力の設定による,シリンダ支 剛性の変化量を示す。
アキュムレータの初期封入圧力を設定す 方法の他,シリンダに供給する圧力(定圧供 値)の設定により,アキュムレータ内のガス容 積を変化させることができるので,同様にシ ンダ支持剛性を調節することが可能となる また,複数のアキュムレータを用意して,使用 するアキュムレータの選択/切換を行うこと よっても,シリンダ支持剛性を調節すること できる。さらに,各方法を併用すれば,その 節範囲を広げることが可能である。
図11A,図11Bは、本発明の剛性調整手段の第7
施形態図である。この例では、油圧シリン
の予圧量を変更することにより,支持剛性を
整する。
油圧作動油の体積弾性係数は,その作動圧力
によって変化するので,作動圧力領域を変化
せることにより,油圧シリンダによる支持剛
が調節可能となる。
図12~図14は、鉱物系作動油,体積弾性係数の
例である。
図13に示すように、体積弾性係数は,圧力0~40
MPa・absにおいて,約1.7~2.2GPaの範囲で変化する
したがって,図12において油圧シリンダの初
圧力を設定して,体積弾性係数を変化させる
ことにより,油圧シリンダの支持剛性が調節
能となる。一例として,図14に初期圧力の変
による,油圧シリンダ反力vsストローク圧縮
の特性変化を示す。
上述した本発明の装置および方法によれ 、液圧シリンダが、外周部で支持された金 保持部材の中央部を支持し、剛性調整手段 より液圧シリンダによる金型保持部材の支 剛性を調整できるので、機差模擬プレスの わみ分布が模擬対象プレスの目標たわみ分 となるように、剛性調整手段と液圧シリン により金型保持部材(ボルスター及びスライ ダー)の支持剛性を調整することができ、こ により機差をなくすことができる。
また、液圧シリンダによりボルスターやフ
ーム等の変形を任意に調整可能として,様々
なプレスの特性が模擬できる
さらに、好ましい実施形態によれば、特別
制御を必要としないで、流体が有する本質
な特性を利用して剛性調整が可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限 されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で 々に変更することができることは勿論であ 。
