杉山 明 (90275 カリフォルニア州ランチョ パロス ベルデス バィア カプリ 40 California, 90275, US)
津田駒工業株式会社 (〒50 石川県金沢市野町5丁目18番18号 Ishikawa, 9218650, JP)
SUGIYAMA, Akira (40 VIA CAPRI, RANCHO PALOS VERDES California, 90275, US)
| 先端に工具(2)が取り付けられるスピンドル(3)を回転駆動するスピンドルユニット(4)と、該スピンドルユニット(4)を支持する支持ヘッド(5)であって前記スピンドルユニット(4)を支持するための一対の支持軸(6)のそれぞれを回転自在に支持する一対のフォークアーム(7)を有するフォーク形の支持ヘッド(5)と、を含む工作機械用スピンドルヘッド(1)において、 前記支持ヘッド(5)内で回転自在に支持された駆動軸(8)であって前記支持軸(6)の軸線方向と平行に延在する駆動軸(8)と、前記駆動軸(8)を回転駆動する駆動モータ(9)と、前記駆動軸(8)の両端部の各々と前記各支持軸(6)とを連結し、前記駆動モータ(9)の回転を前記各支持軸(6)に伝達する一対の駆動伝達機構(10)とを含む、ことを特徴とする工作機械用スピンドルヘッド(1)。 |
| 前記駆動モータ(9)は、前記駆動軸(8)の軸線方向における前記一対の駆動伝達機構(10)間で、前記駆動軸(8)と連結される、ことを特徴とする請求項1記載の工作機械用スピンドルヘッド(1)。 |
| 前記駆動モータ(9)は、前記支持ヘッド(5)のハウジング(11)内に配置され、前記駆動モータ(9)のモータステータ(12)およびモータロータ(13)が前記駆動軸(8)の軸線に対して同心的に配置されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の工作機械用スピンドルヘッド(1)。 |
| 前記工作機械用スピンドルヘッド(1)は、前記支持ヘッド(5)の内部に駆動軸(8)の回転角度位置を保持するためのクランプ機構(14)を含み、該クランプ機構(14)が、前記駆動モータ(9)と前記駆動軸(8)との連結位置の両側にそれぞれ設けられている、ことを特徴とする請求項1記載の工作機械用スピンドルヘッド(1)。 |
| 前記工作機械用スピンドルヘッド(1)は、前記各支持軸(6)の反スピンドルユニット(4)側の端部に連結される支持部材(17)であって前記一対のフォークアーム(7)と対面して前記スピンドルユニット(4)の軸線方向に延在する一対の支持アーム(15)と該一対の支持アーム(15)を連結する基部(16)とからなる支持部材(17)とを含み、前記スピンドルユニット(4)が、前記支持部材(17)の前記基部(16)に形成された支持孔(18)に嵌挿された状態で、スピンドルユニット(4)の外周部において前記支持部材(17)に支持される、ことを特徴とする請求項1記載の工作機械用スピンドルヘッド(1)。 |
本発明は、工作機械用のスピンドルヘッド に関し、特にスピンドルユニットを回転駆動 するための構成に関する。
回転駆動される工具によってワークの切削 加工等を行う工作機械において、工具が先端 に取り付けられるスピンドルを回転駆動すべ く内蔵された駆動モータによってスピンドル を回転駆動するスピンドルユニットと、この スピンドルユニットを支持軸を介して支持す ると共に、その支持軸の軸線(A軸)周りにスピ ンドルユニットを回動駆動して角度位置を割 り出す支持ヘッドとを含む工作機械用のスピ ンドルヘッドは公知である。
前記と同様のスピンドルヘッドとして、特 許文献1に記載されたものがある。特許文献1 スピンドルヘッドによると、前記の支持ヘ ドは、スピンドルユニットを支持するため 一対のフォークアームによりフォーク形に 成されており、各フォークアーム内にスピ ドルユニットの各側部に連結された支持軸 回転自在に支持している。
また、特許文献1におけるスピンドルヘッ (支持ヘッド)では、上記の支持軸を回転駆動 するための駆動モータとして、支持ヘッドの ハウジング内において支持軸の軸線周りに同 心的に配置されたモータロータおよびモータ ステータからなり、ギヤ等の駆動伝達手段を 介在させること無しにモータロータを上記支 持軸に連結して支持軸を回転駆動する直接駆 動型モータ(DDモータ(ダイレクトドライブモ タ)/ビルトインモータ)を採用している。
一対の支持軸によってスピンドルユニット の両側部を支持するスピンドルヘッドでは、 軸の捻れ変形等に伴う加工精度の低下を防止 するために、スピンドルユニットを両側で回 転駆動する形式、すなわち、両方の支持軸を 共に回転駆動することが好ましい。そこで、 特許文献1におけるスピンドルヘッド(支持ヘ ド)では、各フォークアーム内に前記DDモー を配設し、一対の支持軸を同期して回転駆 する構成が採用されている。
しかし、各フォークアーム内に前記DDモー を配設する構成では、スピンドルヘッドのA 軸方向における寸法が大きくなり、装置全体 が大型化してしまう。装置全体が大型化する と、例えば、ワークに形成した孔の内部加工 等では、支持ヘッドとワークとの干渉が生じ てしまうため、そのような加工には対応でき ず、加工用途が制限されてしまう。
また、支持ヘッドとワークとの干渉を少な くすべく、スピンドルユニットの先端部が支 持ヘッドから大きく突出した構成とした場合 、支持軸の軸心から工具先端までの距離が長 くなるため、工具に掛かる負荷の影響で、加 工中にスピンドルユニットが振動し、加工精 度が低下するといった問題が生じる。そのた め、重切削に対応できなかったり、あるいは 送り速度を低くしなければならなくなり、こ の場合にも加工が制限されてしまう。
また、2つの駆動モータ(DDモータ)の起動、運
、停止に際して、両方の回転を完全に同期
せて駆動しなければならないため、駆動モ
タ(DDモータ)制御が複雑化してしまう。
したがって、本発明の課題は、この種の工 作機械用のスピンドルヘッドおいて、装置全 体の大型化を防止すると共に、従来の装置と 比べ、駆動モータの制御を容易にすることで ある。
上記の課題のもとに、本発明は、スピンド ルユニットを一対の支持軸と支持ヘッドの一 対のフォークアームとにより回転自在に支持 する工作機械用スピンドルヘッドにおいて、 一対の支持軸から離れた位置で支持ヘッド内 に駆動モータを配置し、この駆動モータの回 転を一対の駆動伝達機構により各支持軸に伝 達するようにしている。
具体的に記載すると、先端に工具(2)が取り付
けられるスピンドル(3)を回転駆動するスピン
ドルユニット(4)と、該スピンドルユニット(4)
を支持する支持ヘッド(5)であって前記スピン
ドルユニット(4)を支持するための一対の支持
軸(6)のそれぞれを回転自在に支持する一対の
フォークアーム(7)を有するフォーク形の支持
ヘッド(5)と、を含む工作機械用スピンドルヘ
ッド(1)において、
前記支持ヘッド(5)内で回転自在に支持された
駆動軸(8)であって前記支持軸(6)の軸線方向と
平行に延在する駆動軸(8)と、前記駆動軸(8)を
回転駆動する駆動モータ(9)と、前記駆動軸(8)
の両端部の各々と前記各支持軸(6)とを連結し
、前記駆動モータ(9)の回転を前記各支持軸(6)
に伝達する一対の駆動伝達機構(10)とを含む
ことを特徴としている。
また、前記工作機械用スピンドルヘッド(1) において、前記駆動モータ(9)は、前記駆動軸 (8)の軸線方向における前記一対の駆動伝達機 構(10)間で、前記駆動軸(8)と連結される、こ を特徴とする。
さらに、前記工作機械用スピンドルヘッド (1)において、前記駆動モータ(9)は、前記支持 ヘッド(5)のハウジング(11)内に配置され、前 駆動モータ(9)のモータステータ(12)およびモ タロータ(13)が前記駆動軸(8)の軸線に対して 同心的に配置されている、ことを特徴とする 。
また、前記工作機械用スピンドルヘッド(1) は、前記支持ヘッド(5)の内部に駆動軸(8)の回 転角度位置を保持するためのクランプ機構(14 )を含み、該クランプ機構(14)が前記駆動モー (9)と前記駆動軸(8)との連結位置の両側にそ ぞれ設けられていることを特徴とする。
前記工作機械用スピンドルヘッド(1)は、前 記各支持軸(6)の反スピンドルユニット(4)側の 端部に連結される支持部材(17)であって前記 対のフォークアーム(7)と対面して前記スピ ドルユニット(4)の軸線方向に延在する一対 支持アーム(15)と該一対の支持アーム(15)を連 結する基部(16)とからなる支持部材(17)とを含 、前記スピンドルユニット(4)が、前記支持 材(17)の前記基部(16)に形成された支持孔(18) 嵌挿された状態で、スピンドルユニット(4) 外周部において前記支持部材(17)に支持され る、ことを特徴とする。
請求項1に係る発明によると、一対の支持 を共に回転駆動する両側駆動の形式であり がらも、その駆動源を単一の駆動モータと て、支持ヘッド内で一対の支持軸から離れ 位置に配置しているため、従来のように各 ォークアーム内に駆動モータを配設する構 と比べ、スピンドルヘッド特に、支持軸周 から先端部にかけて小型化を図ることがで る。また、単一の駆動モータとなっている め、2つの駆動モータの回転を完全に同期さ て駆動するという煩雑さがなく、駆動モー (DDモータ)制御が簡単化できる。
請求項2に係る発明によると、駆動軸と各 持軸とを連結する一対の駆動伝達機構の間 すなわち、駆動軸の軸線方向における駆動 の中央部もしくは中央部に近い位置で駆動 と駆動モータとを連結することにより、駆 軸の端部に駆動モータを連結する場合と比 て駆動軸に捻れ等が生じることがなくなり 高い加工精度を保つことができる。
請求項3に係る発明によると、駆動モータ 支持ヘッドのハウジング内に配設すること より、さらに支持ヘッドを小型化すること できる。また、駆動軸を駆動モータにより 接的に駆動するため、駆動軸と駆動モータ を駆動伝達機構を介して連結するものに比 て、角度位置の割出し精度を高めることが きる。
請求項4に係る発明によると、2つのクラン 機構を駆動モータと駆動軸との連結位置の 側に設けることにより、駆動軸の保持力を めることができ、加工負荷の大きい加工等 対応できるものとなる。
請求項5に係る発明によると、ワークの加 時に工具の先端側から飛散する切り粉が支 部材によって遮られるため、スピンドルユ ットと支持ヘッドとの間に入り込むことを 及的に防止することができる。
[規則91に基づく訂正 27.10.2008]
1 工作機械用スピンドルヘッド 2 工具
3 スピンドル 4 スピンドル
ユニット
5 支持ヘッド 6 支持軸
7 フォークアーム 8 駆動軸
9 駆動モータ 10 駆動伝達
構
11 ハウジング 12 モータステ
ータ
13 モータロータ 14 クランプ
構
15 支持アーム 16 基部
17 支持部材 18 支持孔
19 取付け基部 20 C軸駆動部
21 C軸部 22 軸収納孔
23 軸受 24 軸受
25 軸受スリーブ 26 組み込み
27 収容孔 28 軸受スリー
29 軸受スリーブ 30 軸受
31 軸受 32 エンコーダ
33 プーリ 34 プーリ
35 無端ベルト 36 ピストンケ
ース
37 ピストン部材 38 圧縮ばね
39 ディスクホルダ 40 クランプ
ィスク
41 ポート 42 摩擦部材
43 モータ出力軸 44 モータブ
ケット
45 モータプーリ 46 駆動プー
47 無端ベルト 48 テンション
プーリ
49 カバー 50 連結具
51 凹凸 52 工作機械
53 ベッド 54 コラム
55 クロスレール 56 サドル
57 ラム 58 テーブル
59 ワーク
図1ないし図3は、本発明に係る代表的な実 形態の工作機械用スピンドルヘッド1の構成 を示している。これらの図1ないし図3におい 、工作機械用スピンドルヘッド1は、スピン ドル3を回転駆動するスピンドルユニット4、 よびスピンドルユニット4を回転自在に支持 する支持ヘッド5を含んでいる。
スピンドルユニット4は、図示しないが、 の内部にスピンドルモータを内蔵したビル インモータ型であり、そのスピンドルモー によってスピンドル3を回転駆動する。切削 工時に、スピンドル3の先端に切削加工に適 合する工具2が取付けられており、スピンド 3は、工具2の切削回転によって加工対象のワ ークに切削加工を施す。
支持ヘッド5は、左右一対のフォークアー 7を有するフォーク形のハウジング11によっ 構成されており、ハウジング11は、その取付 け基部19でC軸駆動部20のC軸部21に位置決め状 で取付けられている。なお、C軸駆動部20は 図7の説明と共に後述するが、工作機械、例 えばマシニングセンタなどによって保持され 、図示しないが、内部にDDモータなどの駆動 ータを内蔵しており、C軸(マシニングセン のZ軸と平行な軸線)を回転中心としてC軸部21 を回転(旋回)させることによって、支持ヘッ 5の向きを変更する。ちなみに、C軸は、ス ンドル3の待機状態で、スピンドル3の中心軸 と一致している。
フォーク形の支持ヘッド5は、A軸を回転中 として、スピンドルユニット4を回転自在に 支持するために、一対のフォークアーム7のA 上の軸収納孔22の内部で、左右一対の支持 6をそれぞれ回転自在に支持している。すな ち、一対の支持軸6は、電気系統の配線や流 体系統の配管のために、中空の軸として構成 され、それぞれ両端開口型の軸収納孔22の内 において、A軸上にあって、スピンドルユニ ット4に向き合う側の端部でスピンドルユニ ト4の側面に固定されている。
一対の支持軸6は、スピンドルユニット4の 面に近い側、つまり一対のフォークアーム7 の内側部分で、各フォークアーム7に取付け れた軸受23により回転自在に支持されると共 に、各フォークアーム7の外側部分で、各フ ークアーム7に取付けられた環状の軸受スリ ブ25および軸受スリーブ25の内部に固定され た軸受24により回転自在に支持されている。 お、A軸は、一対の支持軸6の中心線上にあ て、C軸と直交している。
また、支持ヘッド5は、A軸を中心としてス ンドルユニット4を回転させるための駆動モ ータ9などを収納するために、その取付け基 19の部分で、左右の両外側面で開口する組み 込み孔26を形成すると共に、各フォークアー 7の内部で、それぞれの駆動伝達機構10を収 するために、組み込み孔26から軸収納孔22に 通じる収容孔27を形成している。
スピンドルユニット4は、支持ヘッド5に組 込まれた駆動軸8、この駆動軸8を回転させ 駆動モータ9および駆動軸8の回転を各支持軸 6に伝達する一対の駆動伝達機構10によってA を回転中心として回転駆動される。すなわ 、駆動軸8は、支持ヘッド5の組み込み孔26の 部に、一対の支持軸6の軸線方向と平行に延 在し、A軸に平行な状態として配設されてお 、駆動軸8の各端部において組み込み孔26の 側の段部に取付けられた軸受スリーブ28、そ の内部に固定された軸受30、および組み込み 26の外側の開口部に取付けられた軸受スリ ブ29、その内部に固定された軸受31によって 転自在に支持されている。なお、各フォー アーム7の外側は、それぞれの側のフォーク アーム7に取付けられた適当な形状のカバー49 によって覆われている。
一方、駆動モータ9としてDDモータが採用さ れており、駆動モータ9のモータステータ12お よびモータロータ13は、ハウジング11の組み み孔26の内部に配置され、駆動軸8の軸線と 心的に配置されている。モータステータ12は 、組み込み孔26の内部で左右一対の軸受スリ ブ28の間に固定されており、またータロー 13は、駆動軸8の大径部に嵌め込まれ、モー ステータ12に励磁されて駆動軸8と共に回転 する。なお、駆動軸8の回転角度位置は、軸 スリーブ29の外側に取付けられ、駆動軸8の 端に連結されているエンコーダ(回転検出器 )32によって電気信号として検出される。
駆動モータ9の運転によって、駆動軸8が回 すると、その回転は、駆動軸8の両端側で一 対の駆動伝達機構10によって対応の支持軸6に 伝達され、A軸を中心としてスピンドルユニ ト4を回転させる。この例で、一対の駆動伝 機構10は、軸受スリーブ28と軸受スリーブ29 の間で、駆動軸8の左右端に固定したタイミ ングプーリなどのプーリ33、軸受23と軸受24と の間で、左右の支持軸6に固定したタイミン プーリなどのプーリ34、プーリ33、34に巻き けたタイミングベルトなどの無端ベルト35に よって構成されている。ここで無端ベルト35 、収容孔27の内部を通過し、駆動軸8と左右 対の支持軸6とを連結している。なお、無端 ベルト35には、ベルト張力調整のためにテン ョンプーリ48が付設されている。
スピンドルユニット4を回転させる際に、 示しない制御装置は、駆動モータ9をスピン ルユニット4の回転方向に回転させ、駆動モ ータ9のモータロータ13に直結されている駆動 軸8を回転させて、一対の駆動伝達機構10によ って、A軸を中心としてスピンドルユニット4 目標の方向に回転させ、一対の支持軸6を所 定の回転角度の位置に割り出す。このときの 一対の支持軸6の回転角度位置は、駆動軸8の でエンコーダ(回転検出器)32によって電気信 号として確認できる。
[規則91に基づく訂正 27.10.2008]
回転角度位置の割り出し後において、一対の
支持軸6の回転角度位置は、一対の支持軸6に
動する駆動軸8の回転角度位置を保持するこ
とによって維持される。駆動軸8の回転角度
置の保持のために、工作機械用スピンドル
ッド1は、支持ヘッド5の組み込み孔26の内部
、クランプ機構14を有している。クランプ
構14は、駆動軸8の両側において、駆動モー
9と連結位置のプーリ33との間にそれぞれ設
られている。
図3は、両側のクランプ機構14のうち図1で 右側のものを示しているが、左側のクラン 機構14もC軸を対称軸として右側のクランプ 構14を反転した対称な構造となっている。図 3において、クランプ機構14は、一例として常 時アンクランプ式のブレーキ類似の構造のも のであり、環状の軸受スリーブ28による摩擦 材42の側面に取付けた環状のピストンケー 36、このピストンケース36の内部に駆動軸8の 軸線方向に変位可能な環状のピストン部材37 ピストン部材37をアンクランプの方向に後 させるために軸受スリーブ28の穴に納められ 、軸受スリーブ28とピストン部材37との間に 在する複数の圧縮ばね38、ピストン部材37と 受スリーブ28との間に位置し、ディスクホ ダ39によって駆動軸8に回り止め状態で取付 られているクランプディスク40によって構成 されている。なお、クランプ機構14の摩擦部 42は、軸受スリーブ28によって構成されてい るため、軸受スリーブ28は、摩擦部材42を兼 していることになる。
一対の支持軸6の回転角度位置の割り出し において、ピストンケース36の後部のポート 41からピストン部材37の背面に圧力空気や圧 油などの圧力流体を供給すると、ピストン 材37は、圧縮ばね38に抗して、図3で左方向に 前進し、クランプディスク40をこれに対向す 摩擦部材42の摩擦面に押し当てる。この押 当て状態で、回転側(駆動軸8)のクランプデ スク40の摩擦面と固定側(ハウジング11側)の 擦部材42の摩擦面との間に発生する摩擦的な 力によって、割り出し後の駆動軸8は、クラ プ状態となって回り止めされ、これに連動 る左右一対の支持軸6の回転角度位置を回り めしながら保持する。
このようにして、一対のクランプ機構14は スピンドルユニット4に作用する外力や切削 時の負荷によっても、一対の支持軸6の割り し後の回転角度位置を安定に保持する。な 、圧力流体の供給を停止すると、ピストン 材37は、圧縮ばね38に押されて、図3で右方向 に後退し、摩擦部材42に対するクランプディ ク40の押し当てを解除するから、アンクラ プ状態となる。このアンクランプ状態によ て、スピンドルユニット4は、A軸を中心とし て目標の方向に回転可能な状態となる。
つぎに図4は、他の実施形態による工作機 用スピンドルヘッド1の構成を示している。 4において、駆動モータ9は、ハウジング11の 組み込み孔26の内部でなく、ハウジング11の 側面にモータブラケット44により取付けられ ている。そして、駆動モータ9のモータ出力 43の回転は、モータ出力軸43に取付けたモー プーリ45、駆動軸8の中間部に取付けた駆動 ーリ46、モータプーリ45および駆動プーリ46 巻きかけた一対の無端ベルト47によって駆 軸8に伝達される。この場合に、組み込み孔2 6は、無端ベルト47のかけ渡しのために、駆動 モータ9の取付け側にも開口している。
そして図4に示す工作機械用スピンドルヘ ド1においても、先の実施例と同様に、駆動 8の両端部に取付けたプーリ(図示せず)と各 持軸6に取付けたプーリ34とが無端ベルト35 よって連結され、駆動軸8の回転が各支持軸6 に伝達されてスピンドルユニット4が回転駆 される。
このように、本発明による工作機械用スピ ンドルヘッド1では、駆動モータ9の配置は、 持ヘッド5のハウジング11の内部に限らず、 ウジング11の外部としてもよい。また、ハ ジング11の内部に設ける場合にあっても、先 の実施例の配置に限らず、ハウジング11の適 な内部とすることもできる。
図5および図6は、さらに他の実施形態によ 工作機械用スピンドルヘッド1の構成を示し ている。これらの図5および図6において、ス ンドルユニット4は、一対の支持軸6に直接 持されず、一対の支持軸6によって支持され いる支持部材17によって回転自在に支持さ る。したがって、スピンドルユニット4の両 面は、一対の支持軸6に対して取付けられて おらず、隙間となっている。
すなわち、図5および図6に示す工作機械用 ピンドルヘッド1は、スピンドルユニット4 支持するために、断面コの字型の支持部材17 を含む。この支持部材17は、各支持軸6の反ス ピンドルユニット4側、つまり各フォークア ム7の外側で各支持軸6に連結され、一対のフ ォークアーム7と対面してスピンドルユニッ 4の軸線方向に延在する一対の支持アーム15 、一対の支持アーム15の間を連結する基部16 からなる。各支持アーム15は、対応の支持 6の外側端に取付けられた連結具50の直径方 の凹凸51などの嵌まり合いによって、共回り するように対応の支持軸6に連結されている
[規則91に基づく訂正 27.10.2008]
このように、支持部材17は、スピンドルユニ
ト4をA軸上で回転自在に保持するために、
ピンドルユニット4の軸線方向における後端
側とスピンドルユニット4の回動方向両側と
で開放された断面略U字形に形成されており
支持部材17の基部16は、スピンドル3の中心線
上でスピンドルユニット4に対応する大きさ
支持孔18を形成しており、この支持孔18にス
ンドルユニット4の外周部を嵌挿した状態で
、スピンドルユニット4を支持している。そ
他の部分は、図1ないし図3のものと多少異な
る形状の部品であっても、図1ないし図3の実
形態のものと機能的にほぼ同じ構成である
なお、カバー49は、省略されており、エン
ーダ(回転検出器)32は図1および図2のものに
して異なる側の駆動軸8に取付けられている
図5および図6の実施形態において、一対の 持軸6が駆動モータ9に駆動されて回転する 、一対の支持軸6と共に支持部材17がA軸を中 として回転するため、支持部材17に支持さ ているスピンドルユニット4は、同様にA軸を 中心として回転する。
図5および図6の実施形態では、図1ないし図 3の実施形態と比べると、スピンドルユニッ 4の先端側のA軸方向に関する幅寸法が大きく なるが、その増加分は支持部材17における支 アーム15の幅分のみであるため、DDモータを 両フォークアーム7内に配置する従来技術と べれば、工作機械用スピンドルヘッド1は小 化される。
また、ワークの加工時に工具2の先端側か 飛散する切り粉がスピンドルユニット4と支 ヘッド5との間に入り込むことを可及的に防 止することができる。すなわち、ワークの加 工時にには、ワークと工具2との接触部から ピンドルユニット4側へ向けて多くの細かい り粉が飛散し、これらがスピンドルユニッ 4と支持ヘッド5(フォークアーム7)との間の かな隙間に入り込む場合がある。そして、 の切り粉の量が多くなると、これがスピン ル3の駆動抵抗となってしまう。これに対し 図5および図6の実施形態よれば、スピンド ユニット4の先端側から飛散する切り粉は、 持部材17の基部16によって殆ど支持ヘッド5 への飛散しないようになるから、上記のよ な問題が発生し難いものとなる。
本発明に係る工作機械用スピンドルヘッド 1は、図7に例示するように、縦型のマシニン センタ(複合加工機)などの工作機械52に組み 込まれる。図7において、工作機械52は、ベッ ド53上に付設された左右一対のコラム54と、 対のコラム54上を上下方向(Z軸方向)に移動す る水平なクロスレール55と、クロスレール55 を水平に左右方向(Y軸方向)に移動するサド 56と、サドル56上をZ軸方向に移動するラム57 、ベッド53上を前後方向(X軸方向)に水平に 動するテーブル58とを含む。そして、本発明 に係る工作機械用スピンドルヘッド1は、C軸 動部20によってラム57の下端部に垂直軸(C軸) を中心として旋回自在に取付けられる。
工作機械52は、テーブル58の上に固定され ワーク59の加工時において、予め設定された 加工プログラムに基づく数値制御により、上 記テーブル58、クロスレール55、サドル56およ びラム57を移動させる。一方、工作機械用ス ンドルヘッド1は、工作機械52の図示しない 御装置によって所望の角度姿勢に割り出さ 、ワーク59に対して、装着された工具2を所 の加工位置に設定する。これにより、工作 械52は、ワーク59の各加工面に対して工具2 最適な角度で当て、ワーク59に必要な切削加 工を行う。
本発明において、駆動モータ9、駆動伝達 構10、クランプ機構14は、組み込み対象の工 機械52に応じて変形して実施される。
駆動モータ9は、前述のDDモータに代えて、 中空サーボモータ、両軸サーボモータを採用 することもできる。フォーク形の支持ヘッド 5の取付け基部19に内蔵されるDDモータは、前 のように1個に限らず、2以上のDDモータを駆 動軸6の軸線方向に直列的に並べて配置した のであってもよい。
また、駆動モータ9と駆動軸8との連結位置 一対の駆動伝達機構10の間とするものに限 ず、駆動軸8の一端に駆動モータ9のモータ出 力軸43を連結するように構成してもよい。
駆動伝達機構10は、前述の実施態様のよう プーリ(33、34、45、46)とベルト35、47)とで構 するものに限らず、ギヤ列によって駆動軸8 の回転を一対の支持軸6伝達するものであっ もよい。
さらに、クランプ機構14は、一種のブレー 手段であるが、前述の実施態様のように駆 モータ9の両側の各位置毎に設け、合計2つ 置するものに限らず、クランプ能力に応じ いずれか一方を省略してもよい。クランプ 構14の構成は、例示のもの(クランプディス 40をピストン部材37で押圧して、ピストン部 37とハウジング11の摩擦部材42の摩擦面との 働でクランプディスク40をを挟持する形式 もの)に限らず、流体圧によって変形可能な ランプスリーブによって駆動軸8を締め付け て駆動軸8の回転位置を保持するものであっ もよい。
さらに、C軸駆動部20は、本発明において必 須ではなく省略可能である。C軸駆動部20がラ ム57に組み込まれているとき、工作機械用ス ンドルヘッド1は、そのラム57取り付けられ ことになる。
本発明が対象とする工作機械52は、縦型の シニングセンタに限らず、横型のマシニン センタや、他の形式の金属加工用の工作機 であってもよい。
Next Patent: MATCH GAME SYSTEM AND MATCH GAME MANAGEMENT METHOD
