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Patent Searching and Data


Title:
MAGNETIC COMPONENT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/034860
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a magnetic component having stable connection between a conductive wire and a terminal. A step of connecting both ends of the conductive wire to the terminal can be eliminated. The magnetic component is provided with a core (2) having a winding frame section whereupon a conductive wire (3) is wound, and external terminals (4, 5) to which the both ends of the conductive wire (3) are connected. Each of the external terminals (4, 5) has a protruding section (terminal fixing section) for stopping movement of the conductive wire (3) in the direction opposite to the winding direction, and the external terminals (4, 5) and the conductive wire (3) are connected to each other.

Inventors:
OKI, Juichi (3-12-, NihonbashiChuo-ku Tokyo 59, 1038259, JP)
大木 寿一 (〒59 東京都中央区日本橋三丁目12番2号 スミダ電機株式会社内 Tokyo, 1038259, JP)
Application Number:
JP2008/065591
Publication Date:
March 19, 2009
Filing Date:
August 29, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SUMIDA CORPORATION (Yaesu Center Building, 1-6-6 Yaes, Chuo-ku Tokyo 89, 1038589, JP)
スミダコーポレーション株式会社 (〒89 東京都中央区八重洲一丁目6番6号 八重洲センタービル Tokyo, 1038589, JP)
OKI, Juichi (3-12-, NihonbashiChuo-ku Tokyo 59, 1038259, JP)
International Classes:
H01F27/28
Attorney, Agent or Firm:
IAT WORLD PATENT LAW FIRM (5th Floor, INT's Nakano Bldg. 33-3 Nakano 3-chome, Nakano-k, Tokyo 01, 1640001, JP)
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Claims:
 導線が巻回される巻枠部を有するコアと、上記導線の両端が接続される外部端子を有する磁性部品において、
 前記外部端子は、巻解く方向への前記導線の端末の移動を受け止めることが可能な端末固定部を有し、
 前記端末固定部で位置決めを行い前記導線の端末が前記外部端子に接続されていることを特徴とする磁性部品。
 前記端末固定部の高さL1は、前記導線の端末の断面の高さL2、よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の磁性部品。
 前記導線の両端は、ともに前記コアから同じ方向に向かって突出していることを特徴とする請求項1または2記載の磁性部品。
 前記外部端子は、実装基板接続部と、前記コアの外周に張り出すと共に前記コアの軸方向と略直交する平面と板面が略平行な板状の突出部と、前記突出部から所定の角度で起立して突起部を形成するように設けられた板状の前記端末固定部とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の磁性部品。
 前記突出部と前記端末固定部とのなす角度は、30°~80°の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の磁性部品。
 前記突出部と前記端末固定部とのなす角度は、60°~70°の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の磁性部品。
 前記端末固定部の先端部は、前記突出部側に折れ曲がっていることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載の磁性部品。
 前記実装基板接続部の両端部に、前記端末固定部を有する前記突出部が各々設けられていることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載の磁性部品。
 前記端末固定部の前記外部端子における付け根から頂上部までの高さ寸法は、前記導線の両端の高さ寸法よりも大きく設けられていることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載の磁性部品。
 前記コアは、ドラムコアから構成され、更に前記ドラムコアの外周にリングコアが配置されたことを特徴とする請求項1または2記載の磁性部品。
 前記導線の端末と前記外部端子とが、はんだ、および、溶接から選択されるいずれかの接続方法で接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の磁性部品。
 前記端末固定部の面は、前記巻解く方向に対して垂直となる位置に設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の磁性部品。
Description:
磁性部品

 本発明は、磁性部品に関する。

 磁性部品は、コアに巻回したエナメル線 の導線の両端を端子に1巻きから3巻き程度 げ、その絡げた部分をはんだによって接続 る工程を経て構成されるものが多い。この 線の両端を端子に絡げる工程は煩雑である め、そのような絡げ作業を省いて導線を端 に溶接する技術が提案されている(特許文献1 参照)。また、上記の溶接以外にも、絡げ作 を省いて導線をはんだ接続する場合も存在 る。

特開平6-36961号公報

 しかしながら、上述のように絡げ作業を く場合、表面で溶接による接続が為される けであるか、または表面ではんだ接続され いるだけであるため、接続の信頼性および 定性に欠ける。したがって、磁性部品が表 実装されるまでの間に導線と端子との接続 解かれる場合がある。

 そこで、本発明の課題は、導線の両端を 子に絡ませる工程を省略可能で、導線と端 との接続が安定している磁性部品の提供を 能とすることである。

 上記の課題を解決するため、本発明の磁 部品は、導線が巻回される巻枠部を有する アと、導線の両端が接続される外部端子を する磁性部品において、外部端子は、巻解 方向への導線の端末の移動を受け止めるこ が可能な端末固定部を有し、端末固定部で 置決めを行い導線の端末が外部端子に接続 れている。

 本発明の磁性部品では、巻解く方向への 線の端末の移動を受け止める端末固定部が けられている。このため、この端末固定部 よって、導線の端末が所定の位置で動かな ように位置決めされた状態で、外部端子と 続される。よって、導線と外部端子との電 接続が安定している。このため、導線の両 を端子に絡ませる工程を省略することもで る。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、端末固定部の高さL1は、導 の端末の断面の高さL2、よりも大きい。この 構成を採用することで、導線の端末が、巻解 く方向と異なる方向に多少移動したとしても 、導線の端末と外部端子との接続が維持でき るため、導線と外部端子との電気接続を安定 して維持できる。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、導線の両端は、ともにコア ら同じ方向に向かって突出している。この 成を採用することで、導線と外部端子とを んだや溶接を利用して接続する工程を容易 行うことができる。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、外部端子は、実装基板接続 と、コアの外周に張り出すと共にコアの軸 向と略直交する平面と板面が略平行な板状 突出部と、突出部から所定の角度で起立し 突起部を形成するように設けられた板状の 末固定部とを有する。この構成を採用する とで、コアの外周側で外部端子と導線の端 とが接続されるため、接続作業が容易であ 。また、外部端子の突出部から所定の角度 起立して突起部を形成するように設けられ 端末固定部、および、突出部の双方に導線 接触させることで、導線と外部端子との接 面積を増やして接続強度を向上させること できる。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、突出部と端末固定部とのな 角度は、30°~80°の範囲である。この構成を 用することで、導線の端末に巻解く方向へ 動く力が作用しても、導線の端末と外部端 との接触部での滑りが起こり難くなる。こ ため、導線と外部端子との電気接続をより 定させることができる。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、突出部と端末固定部とのな 角度は、60°~70°の範囲である。この構成を 用することで、導線の端末に巻解く方向へ 動く力が作用しても、導線の端末と外部端 との接触部での滑りが起こり難い。これに えて、導線の端末が巻解く方向へと動く力 、端末固定部でより確実に受け止めること できるため、導線の端末が外部端子により 実に固定される。このため、導線と外部端 との電気接続を更に安定させることができ 。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、端末固定部の先端部は、突 部側に折れ曲がっている。この構成を採用 ることで、導線の端末が、端末固定部の先 部と突出部との間に位置することになる。 のため、導線の端末が、巻解く方向以外に 動することがより困難となる。従って、導 と外部端子との電気接続を非常に安定させ ことができる。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、実装基板接続部の両端部に 末固定部を有する突出部が各々設けられて る。この構成を採用することで、巻枠部に 回された導線の両端末を、互いにほぼ反対 方向に突出させることができる。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、端末固定部の外部端子にお る付け根から頂上部までの高さ寸法は、導 の両端の高さ寸法よりも大きく設けられて る。この構成を採用することで、導線の先 が巻回する方向とは反対側の方向へ移動す のをより確実に抑制できる。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、コアは、ドラムコアから構 され、更にドラムコアの外周にリングコア 配置されている。この構成を採用すること 、導線から発生する磁束の漏出を抑制し、A L値(導線の単位巻数あたりのインダクタンス )を向上させることができる。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、導線の端末と外部端子とが はんだ、および、溶接から選択されるいず かの接続方法で接続されている。この構成 採用することで、導線の端末が外部端子の 定の位置に確実に固定されるため、導線と 部端子との電気接続を非常に安定させるこ ができる。特に、導線の端末と外部端子と 接触した状態で接続されている部分に、は だ付けする場合、リフロー等の際に導線の 端が巻回する方向とは反対側の方向へ移動 るのを抑制でき、実装された状態の電気接 をより安定的なものとすることができる。

 また、他の本発明に係る磁性部品は、上 の発明に加え、端末固定部の面は、巻解く 向に対して垂直となる位置に設けられるも である。この構成を採用することで、導線 端末に対して巻解く方向に作用する力を、 末固定部の面で確実に受け止めることがで る。このため、導線の端末が、端末固定部 面上を、端末固定部の高さ方向にスライド るのを抑制できる。従って、導線と外部端 との電気接続を非常に安定させることがで る。

 以上のように、本発明によって、導線の 端を端子に絡ませる工程を省略可能で、導 と端子との接続が安定している磁性部品の 供を可能とすることができる。

(A)は、本発明の実施の形態に係る磁性 品の平面(実装基板と対向する側とは反対側 の面)、正面(導線の先端が突出している側の )および右側面を示す斜視図である。である 。(B)は、本発明の実施の形態に係る磁性部品 の底面(実装基板と対向する側の面)、背面お び右側面を示す斜視図である。 図1に示す磁性部品の右側面図である。 図1(A)の部分拡大図であって、切り欠き 部および突起部(端末固定部)が形成された突 部の先端面の上に、導線の先端部が載置さ ている状態の一例を示す図である。 (A)は、図1(A)に示す本形態に係る磁性部 品の正面図の部分拡大図であって、外部端子 の先端面および突起部(端末固定部)と導線と はんだによって接続されている状態を示す である。(B)は、従来の磁性部品の(A)に相当 る図であって、突起部(端末固定部)を存在 せない従来の外部端子と導線とがはんだに って接続されている状態を示す図である。 切り欠き部および突起部(端末固定部) 形成された突出部の先端面の上に、導線の 端部が載置されている状態の他の例を示す である。 本発明の他の実施の形態に係る磁性部 の平面(実装基板と対向する側とは反対側の 面)、正面(導線の先端が突出している側の面) および右側面を示す斜視図である。である。 本発明の他の実施の形態に係る磁性部 の平面(実装基板と対向する側とは反対側の 面)、正面(導線の先端が突出している側の面) および右側面を示す斜視図である。である。 図7に示す磁性部品20をリングコア16、 ラムコア12および外部端子14,15に分解した状 について、平面(実装基板と対向する側とは 反対側の面)、正面(導線の先端が突出してい 側の面)および右側面を示す斜視図である。

符号の説明

 1 磁性部品
 2 コア
 3 導線
 3A,3B 先端部(導線の両端)
 4,5 外部端子
 4C,5C 突起部
 8 はんだ

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て説明する。

 (磁性部品の構成)
 図1(A)は、本発明の実施の形態に係る表面実 装用の磁性部品1の平面(実装基板と対向する とは反対側の面)、正面(導線の先端が突出 ている側の面)および右側面を示す斜視図で る。図1(B)は、本発明の実施の形態に係る磁 性部品1の底面(実装基板と対向する側の面)、 背面および右側面を示す斜視図である。図2 、図1に示す磁性部品1の右側面図である。

 コア2は、たとえばMn-Zn系フェライトまた Ni-Zn系フェライト等の磁性材料で形成され いる。また、コア2は、それぞれ円盤状の上 部2A、下鍔部2Bを有していて、その外観がド ラム状に形成されている。

 導線3の金属部分は、銅等の導電性線状材 料からなっている。また導線3の両端である 端部3A,3Bを除き、導線3の側面は絶縁被覆さ ている。また導線3は、断面が円形である。 線3は、上鍔部2A、下鍔部2Bを除くコア2の巻 部に沿って、いわゆるα巻きの巻き方で多 回巻かれている。よって、導線3の先端部3A,3 Bが突出する向きは異なっている。先端部3Aは 、図1(A)の図から見て(磁性部品1の平面から見 て)反時計回り、先端部3Bは、図1(A)の図から て時計回りを向くように突出している。導 3の先端部3A,3Bは、コア2から略平行、すなわ 同方向に突出している。コア2の周面に多数 回に渡って巻かれた導線3は、そのばね性に って巻回方向とは反対側の方向に緩もうと る。しかし、その巻かれた状態を維持する うに、多数回に渡って巻かれた導線3は、例 ば巻枠部に接着剤を塗布する等によって固 されている。

 磁性部品1の底面には、所定形状の板状の 外部端子4,5が互いの短絡を防ぐように一定だ け離れて2つ平行に配置されている。この配 ・固定には接着剤が用いられている。外部 子4,5の端部であって、コア2から突出してい 板状の突出部4A,5Aは、まずコア2の底面(導線 3が存する側の面とは反対側の下鍔部2Bの面) 端部位置でコア2を包み込む方向に向かって り曲げられている。そして、その折り曲げ 置よりも先端に近い突出部4A,5Aの位置では 下鍔部2Bの他方の面(導線3が存する側の面)と 略同一平面上に突出部4A,5Aの先端の平坦な先 面4B,5Bが位置するように、コア2を包み込む 向とは逆側の方向(下鍔部2Bの中心から径方 に沿って離れる向き)に向かって、外部端子 4,5の端部が折り曲げられている。言い換えれ ば、突出部4A,5Aは、その先端部の平面が、コ 2の軸方向とは略直交するように設けられる 。

 さらに図1(A)に示す手前側の先端面4B,5Bの 端には、それぞれ2つの先端面4B,5B同士が対 する端部とは反対側の端部に切り欠き部4A1, 5A1が形成されている。この切り欠き部4A1,5A1 ら突出部4A,5Aの先端に位置する端面までの部 位には、後述するように板状の突起部(端末 定部)4C,5Cが設けられている。すなわち、切 欠き部4A1,5A1よりもコア2から離れた先端面4B, 5Bの部分は、先端面4B,5Bから上鍔部2Aの方向に 略垂直に伸び、かつ図1(B)で矢示A方向を折れ として、折り曲げられている。その折り曲 られた部分が突起部4C,5Cとなる。その一端 有する一方の先端面4Bには導線3の先端部3Aが 、他方の先端面5Bには導線3の先端部3Bが固定 れている。これらの固定をより確実なもの するためには、例えば、はんだや溶接を用 ることが好ましい。そして、それぞれの外 端子4,5の長手方向の他端(図1(B)の矢示Aのベ トルの向きの端部)に存在する突出部4A,5Aに 、切り欠き部4A1,5A1および突起部4C,5Cが形成 れておらず、導線3も固定されていない。

 導線3は、先端面4Bの上に先端部3A、先端 5Bの上に先端部3Bが載置される。なお、導線3 は、接着剤で固定された状態であっても、導 線3が巻回されることにより、当該導線3の引 出し部分(先端部3A,3B)は、拡径する向き(ほ ける向き)に向かうバネ性を有するため、先 面4Bの上に先端部3A、先端面5Bの上に先端部3 Bを載置すると先端部3Aは突出部4Cに、先端部3 Bは突出部5Cに、それぞれ押し付けられる。そ の押し付けられる突出部4C,5Cの部分は対向し いる。

 図3は、図1(A)の部分拡大図であって、切 欠き部5A1および突起部5Cが形成された突出部 5Aの先端面5Bの上に、導線3の先端部3Bが載置 れている状態を示す図である。

 以上のように、導線3の先端部3Aは、先端 4Bおよび突起部4Cに接触するように配置され ている。また導線3の先端部3Bは、先端面5Bお び突起部5Cに接触するように配置されてい 。ここで突起部4C,5Cは、当該導線3の引き出 部分(先端部3A,3B)が拡径する向き(ほどける向 き)に向かう先端部3A,3Bの移動を受け止めてい る。なお、突起部4Cの頂上部は、先端部3A,3B 頂上部よりも高い位置にある。しかしなが 、導線3の断面形状は円形であることから、 起部4Cの頂上部は、先端部3A,3Bの半径以上の 高さ寸法に設定されていればよい。また、端 末固定部として機能する突起部5Cの高さL1は 導線3の先端部3Bの断面の高さL2、よりも大き い。このため、導線3の先端部3Bが、巻解く方 向Dと異なる方向に多少移動したとしても、 線3の先端部3Bと外部端子5との接続が維持で るため、導線3と外部端子5との電気接続を 定して維持できる。これに加えて、端末固 部として機能する突起部5Cの面(導線3と接触 る面)は、巻解く方向Dに対して垂直となる 置に設けられるものである。このため、導 3の先端部3Bに対して巻解く方向Dに作用する を、端末固定部として機能する突起部5Cの で確実に受け止めることができる。このた 、導線3の先端部3Bが、突起部5Cの面上を、突 起部5Cの高さ方向にスライドするのを抑制で る。従って、導線3と外部端子5との電気接 を非常に安定させることができる。

(磁性部品の製造方法)
 上述のように構成された磁性部品1は、以下 のように製造される。

 まず導線3を、上鍔部2Aおよび下鍔部2Bに まれたコア2の巻枠部に沿って、いわゆるα きする。そして導線3を巻いた部分を固定す ために、接着剤を巻枠部に塗布し、当該接 剤の硬化によって巻枠部に導線3を固定する 。

 そして、上述の所定形状(切り欠き部4A1,5A 1、突出部4A,5Aの折り曲げ部分、先端面4B,5B、 起部4C,5Cを有する形状)に予め折り曲げ加工 た2つの外部端子4,5が、下鍔部2Bの下面側で いに平行となる状態で配置すると共に、下 部2Bと外部端子4,5の間に接着剤を介在させ 、両者を接着固定する(図1、図2)。その後、 線3の先端部3A,3Bが、突起部4C,5Cによって導 3の引き出し部分(先端部3A,3B)が拡径する向き (巻解く方向、又は、ほどける向き)へ移動し いように位置決めをする。詳述すると、先 部3A,3Bが、それぞれ先端面4B,5Bおよび突起部 4C,5Cに接触するように先端部3A,3Bを配置する そして、導線3が存する側の下鍔部2Bの面と 同一平面上に、先端面4B,5Bが位置するように する。これにより導線の先端部3A、3Bが、外 端子4,5に接続されることになる。以上の過 を経ることで、本実施の形態に係る磁性部 1が製造される。

 なお、導線の先端部3A、3Bと、外部端子4,5 との接続をより確実なものとするために、さ らに、はんだや溶接を利用してもよい。例え ば、はんだを利用する場合、先端部3Aと先端 4Bおよび突起部4C、同様に先端部3Bと先端面5 Bおよび突起部5Cとを同時にはんだ槽の溶融は んだに接触させる。すると、導線3(先端部3A,3 B)のエナメル部分が溶融すると共に、先端部3 A,3Bと先端面4B,5Bおよび突起部4C,5Cが、電気的 導通する状態ではんだ付けされる。

(本形態の主な効果)
 以上説明したように、本形態では、外部端 4と導線3とが接続されているが、外部端子4, 5に突起部4C,5Cが存在することにより、導線3 引き出し部分(先端部3A,3B)が拡径する向き(ほ どける向き)に向かうばね性を有していても 当該突起部4C,5Cで受け止めることが可能とな る。それにより、先端部3A,3Bと外部端子4,5と 間の電気接続を安定的なものとすることが きる。また本形態では、導線の両端を端子 絡ませる煩雑な工程を経ないため、製造を 易にすることができる。

 また本形態では、突起部4C,5Cの頂上部を 導線3の両端の頂上部よりも高い位置に配置 ているため、導線3の引き出し部分(先端部3A ,3B)が拡径する向き(ほどける向き)に向かって 移動するのをより確実に抑制できる。

 また本形態では、導線3の先端部3A,3Bは、 ア2から同方向に突出している。このため、 接続の更なる安定化のためにはんだや溶接を 利用する場合、先端部3A,3Bと外部端子4,5とを 時にはんだまたは溶接で接続することがで 、製造工程を容易に行うことができる。

 また本形態では、先端面4B,5Bと突起部4C,5C とが存在する。このため、接続の更なる安定 化のためにはんだを利用する場合、以下に説 明するメリットが得られる。すなわち、導線 3と外部端子4,5とのはんだ接合面積が増える め、両者間の接続強度を更に向上させるこ ができる。図4(A)は、図1(A)に示す本形態に係 る磁性部品1の正面図の部分拡大図であって 外部端子5の先端面5Bおよび突起部5Cと導線3 がはんだ8によって接続されている状態を示 図である。また図4(B)は、従来の磁性部品の 、図4(A)に相当する部分を示す図であって、 起部4C,5Cを存在させない従来の外部端子6と 線7とがはんだ8によって接続されている状態 を示す図である。図4(B)は、導線7の下方の部 が主として外部端子6に支持されている状態 を示している。これはリフロー等を経た場合 に、はんだ8の自重によって下方へはんだ8が かい易く、導線7の側面および上面に向かい 難いためである。よって、従来の磁性部品は 導線7と外部端子6とのはんだ8接合面積が小さ いため、その接続強度は小さい。一方、本形 態に係る磁性部品1では、はんだを利用する 合、図4(A)に示すように、外部端子5の先端面 5Bおよび突起部5Cによって、導線3の下方のみ らず側面および上面にまではんだ8を存在さ せることができる。よって導線3と外部端子5 の接合面積を従来に比べて飛躍的に増加さ ることができ、その接続強度は大きくなる またはんだを更に利用した本形態では、先 面4B,5Bと突起部4C,5Cの間に、大きなはんだフ ィレットを形成しやすく、はんだによる接続 強度をさらに高めることができる。

(他の実施の形態)
 上述した本実施の形態に係る磁性部品は、 発明の好適な形態の一例ではあるが、これ 限定されるものではなく本発明の要旨を変 しない範囲において以下のように種々変形 施が可能である。

 上述した形態では、磁性部品1を表面実装 用としている。しかし磁性部品1は、特に表 実装用に限定されない。なお、磁性部品1が 表面実装用である場合、外部端子は、実装 板接続部と、コアの外周に張り出すと共に アの軸方向と略直交する平面と板面が略平 な板状の突出部と、この突出部から所定の 度で起立して突起部を形成するように設け れた端末固定部とを有することが好ましい ここで、実装基板接続部とは、図1,図2に示 外部端子5を例に挙げて説明すれば、外部端 子5中で、外部端子5のうち、コア2の内周側に 位置する部分に該当する。また、端末固定部 を有する突出部は、図1、図2等に例示するよ に実装基板接続部の片側だけに設けてもよ が、両端部に設けることもできる。端末固 部を有する突出部を、実装基板接続部の両 部に設けた場合、巻枠部に巻回された導線 両端末を、互いにほぼ反対の方向に突出さ ることができるし、又、2つのコイルを巻回 することも可能である。

 上述した形態では、コア2は、Mn-Zn系フェ イトやNi-Zn系フェライト等の磁性材料で形 されている。

 上述した形態では、導線3は、断面が円形 の導体であるが、帯状の導体等、断面が長方 形の導体のものを用いることができる。また 導線3は、いわゆるα巻きの状態で多数回巻か れているが、α巻きに限定されず、通常のら ん状の巻き方等の他の巻き方を採用しても い。ただし、断面が長方形の導線3を用い、 かつ図1(A)に示すように導線3の先端部3A,3Bの 回方向を異ならせる場合には、α巻きとする ことが簡易であり、好ましい。

 さらに上述した形態では、導線3の両端( 端部3A,3B)の部分の巻回方向を異ならせてい が、導線3の両端の巻回方向を同じ方向(例え ば、先端部3A,3Bが共に時計回りとなる巻回方 等)としても良い。その場合には、先端部3A, 3Bが先端面4Bおよび突起部4Cの双方に接触する ように、一方の突起部4Cまたは5Cの配置位置 本形態とは異ならせ、その突起部4Cを先端面 4Bの幅方向における反対側の端部に配置する とが好ましい。そのようにすれば、先端部3 A,3Bが先端面4Bおよび突起部4C、または先端面5 Bおよび突起部5Cの双方に接触すると、先端部 3A,3Bが安定して配置されるためである。

 上述した形態では、先端面4Bと先端面5Bと が対向する端部とは反対側の端部に突起部4C, 5Cを有している。しかし突起部4C,5Cは、先端 4Bと先端面5Bとが対向する端部に配置されて ても良い。このような構成では、先端部3A 先端部3Bが配置される外部端子4,5を逆にする ことが好ましい。その理由は、先端部3Aが先 面5Bと突起部5Cに、また先端部3Bが先端面4B 突起部4Cに接触して、安定的な状態となるた めである。

 上述した形態では、突起部4C,5Cの頂上部 、先端部3A,3Bの頂上部よりも高い位置にある 。しかし突起部4C,5Cの頂上部は、先端部3A,3B 頂上部よりも低い位置もしくは同じ位置に っても良い。しかし、導線3と外部端子4,5と 電気接続を安定させるためには、本形態の うに突起部4C,5Cの頂上部は、先端部3A,3Bの頂 上部よりも高い位置とすることが好ましい。 たとえば突起部4C,5Cの頂上部は、導線3の直径 の1.5倍以上の高さとすることが好ましい。

 上述した形態では、導線3の先端部3A,3Bは コア2から略平行、すなわち同方向に突出し ているが、このような突出方向には限定され ず、たとえば180°異なる方向へと突出させる ととしても良い。しかし、先端部3A,3Bと突 部4A,5Aとを、コア2に対して同方向に突出さ ることが好ましい。この場合、はんだを利 して先端部3A,3Bを外部端子4,5に固定する場合 、2つの接続部(先端部3Aと外部端子4との接続 、および、先端部4Aと外部端子5との接続部) 、同一のはんだ槽の溶融はんだに同時に接触 させることができる。さらに上述した形態で は、コア2の周面に多数回に渡って巻かれた 線3は、接着剤によって固定されているが、 の接着剤は必須の構成要素ではないため、 略することができる。

 上述した形態では、突起部4C,5Cは、先端 4B,5Bの一端を上鍔部2Aの方向に略垂直に伸び ように折り曲げて形成されている。しかし 突起部はたとえば先端面4B,5Bの中央部から 出するもの、先端面4B,5Bの中央部を隆起させ るように折り曲げたもの等であっても良い。 また突起部は、先端面4B,5Bから上鍔部2Aの方 に略垂直に伸びるものでなく、たとえば導 3を包み込む方向に折り曲げられているもの あっても良い。図5は、図3に示す形態の一 形例であり、切り欠き部および突起部が形 された突出部の先端面の上に、導線3の先端 が載置されている状態の他の例を示す図で る。なお、図5中、図3と同一の機能・構成 有する部材については同一の符号を付して る。図5に示す形態は、図3に示す形態におい て、突起部5Cの先端部5C1が、突出部5A側に折 曲がっている。この場合、先端部5C1は、図5 示すように先端面5Bと平行となるように突 部5A側に折り曲げられていてもよい。図5に す形態では、導線3の端末が、巻解く方向(図 5中、右側方向)のみならず、図5中の上下方向 にも移動できなくなる。このため、導線3と 部端子4,5との電気接続を非常に安定させる とができる。なお、切り欠き部4A1,5A1は、磁 部品1の必須の構成要素ではないため省略す ることができる。

 上述した形態において、はんだ付けする 合、先端部3Aと突起部4Cおよび先端部3Bと突 部5Cを同時にはんだ付けしている。しかし 先端部3Aと突起部4Cのはんだ付け、および先 部3Bと突起部5Cのはんだ付けは、別々の時期 に行っても良い。

 上述した形態では、磁性部品1の製造に際 し、導線3の先端部3A,3Bが、導線3の引き出し 分(先端部3A,3B)が拡径する向き(巻解く方向、 又は、ほどける向き)に向かって移動しない うに位置決めをした後に先端部3A,3Bを切断す る工程を有していない。しかし、予め先端部 3A,3Bを長くしておき、上述の位置合わせの後 必要な長さへと切断することとしても良い またこの切断は、その後に必要に応じて行 れる、先端部3Aと突起部4Cおよび先端部3Bと 起部5Cをはんだ付け(または溶接)した後に行 っても良い。

 なお、突出部5Aと突起部5Cを形成するよう に設けられた端末固定部とのなす角度は、図 3に示すように90°前後であってもよいが、90° よりも小さい角度(鋭角)であることが好まし 、具体的には、30°~80°の範囲がより好まし 、60°~70°の範囲が特に好ましい。角度を80° 以下とすることにより導線3の先端部3Bに巻解 く方向へと動く力が作用しても、導線3の先 部3Bと端末固定部との接触部での滑りが起こ り難くなる。特に、巻解く方向が巻軸に対し て垂直でない場合、上記角度が鋭角であるこ とで、導線3の先端部3Bの移動を、端末固定部 として機能する突起部5Cと先端面5Bとにより け止めることができる。このため、導線3と 部端子5との電気接続をより安定させること ができる。また、角度を70°以下とすること より、導線3の先端部3Bが巻解く方向へと動 力を、端末固定部でより確実に受け止める とができるため、導線3の先端部3Bが外部端 5により確実に固定される。このため、導線3 と外部端子5との電気接続を更に安定させる とができる。なお、角度の下限値は、30°以 であることが好ましく、60°以上であること がより好ましい。この理由は、突出部5Aと端 固定部との間に導線3の先端部3Bを配置する めに、突出部5Aの幅方向のサイズが増大す のを抑制するたである。

 以上に説明したような突出部5Aと突起部5C を形成するように設けられた端末固定部との なす角度が60°~70°程度である外部端子を備え た磁性部品の一例を図6に示す。図6は、本発 の他の実施の形態に係る磁性部品の平面(実 装基板と対向する側とは反対側の面)、正面( 線の先端が突出している側の面)および右側 面を示す斜視図である。図6中、図1と同様の 能・構成を有する部材については、同じ符 を付してある。また、図6中、導線3につい は記載を省略してある。図6に示す磁性部品1 0は、図1に示す磁性部品1の外部端子4,5を、外 部端子14、15に置き換えた以外は、磁性部品1 同様の構成を有するものである。この外部 子14(15)は、その両端に突出部14A(15A)を有し 図6中、手前側の突出部14A(15A)には突起部14C(1 5C)が設けられている点で、外部端子4(5)と同 の構成を有する。但し、外部端子14(15)では 突出部14A(15A)と突起部14C(15C)を形成するよう 設けられた端末固定部との成す角度が、図1 等に示すように90°ではなく、60°~70°程度の 角である点で異なっている。

 コアとしては、図1,6に例示した態様以外 、例えば、図7、図8に示すようにドラムコ 12と、このドラムコア12の外周に配置された ングコア16とを組み合わせた態様なども採 できる。図7に示す磁性部品20は、ドラムコ 12と、このドラムコア12の上鍔部12Aの外周に 置されたリングコア16と、を有している。 して、ドラムコア12の下鍔部12B側には、図6 例示した磁性部品10で用いられているものと 同様の外部端子14,15が取り付けられている。 こで、図7は磁性部品20の外観全体を示す斜 図であり、図8は、図7に示す磁性部品20を分 解した状態を示す斜視図である。なお、図7 図8中、図1、図6に示すものと同じ機能・構 を有する部材には、同じ符号が付してある また、図7中、導線3については記載を省略し てある。図7、図8に示す磁性部品20は、円盤 の上鍔部12Aの直径が下鍔部12Bの直径よりも さく、且つ、この上鍔部12Aの外周に、上鍔 12Aの直径よりもやや大きい直径を有する円 状のリング孔を有するリングコア16が配置さ れている点を除けば、図6に示す磁性部品10と 同様の構成を有するものである。磁性部品20 は、導線3から発生する磁束の漏出が抑制さ れ、AL値(導線3の単位巻数あたりのインダク ンス値)を向上させることができる。

 このリングコア16の高さは、下鍔部12Bの 鍔部12Aが設けられた側の面から、上鍔部12A 下鍔部12Bが設けられた側と反対側の面まで 高さとほぼ同じである。また、リングコア16 の平面方向の形状は、略矩形状である。一方 、コア12の巻枠部に沿ってα巻きされた導線3 先端部3A、3Bは、コア2から同方向に突出さ て、外部端子14,15に接続する必要がある。こ のため、リングコア16の正面(導線3の先端が 出している側の面)側且つ下鍔部12B側の部分 導線引出溝16Aが設けられている。なお、リ グコア16は、コア2と同様に磁性材料から構 される。

 また、端末固定部は、図1,2,6に例示する うに、外部端子の一部を構成する突出部か 所定の角度で起立して突起部を形成するよ に設けられる形態に限定されない。例えば 外部端子の本体部分に対して直接結合する うに端末固定部のみを設けることができる このような態様としては、例えば、外部端 が、実装基板接続部と、コアの外周に張り す(板状の)突出部とから構成されている場合 、この突出部の先端部を、この先端部の平面 が、コアの軸方向と略平行となるように捻っ た部分を、端末固定部として利用できる。

 また、(1)上述したように外部端子の本体 分に対して直接結合するように端末固定部 みが設けられている場合、又は、(2)図1,2,6 例示するように、端末固定部が、外部端子 一部を構成する突出部から所定の角度で起 して突起部を形成するように設けられてい 場合のいずれにおいても、端末固定部と導 の端末とは、以下の関係を満たすことが好 しい。すなわち、端末固定部の高さL1は、前 記導線の端末の断面の高さL2、よりも大きい とが好ましい。この場合、導線の端末が、 解く方向と異なる方向に多少移動したとし も、導線の端末と外部端子との接続が維持 きるため、導線と外部端子との電気接続を 定して維持できる。