スミダコーポレーション株式会社 (〒89 東京都中央区八重洲一丁目6番6号 八重洲センタービル Tokyo, 1038589, JP)
| 磁性材料からなるコアと、上記コアの少なくとも一端側にインサート成型で形成されて固定される樹脂製のベースとを備え、上記ベースは、上記コアの上記一端側の端面には凹部または凸部が形成されていることを特徴とする磁性素子。 |
| 前記凹部の内側面または前記凸部の外側面は、前記コアの中心軸に対して平行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 |
| 前記凹部は、前記コアの端面を軸方向から見た形状が円形であることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 |
| 前記凹部は、前記コアの端面を軸方向から見た形状が多角形であることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 |
| 前記凸部は、前記コアの端面を軸方向から見た形状が円形であることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 |
| 前記凸部は、前記コアの端面を軸方向から見た形状が多角形であることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 |
| 前記凹部または凸部の前記コアの端面に平行な断面の中心軸は、前記コアの中心軸からずれて形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の磁性素子。 |
| [規則91に基づく訂正 02.07.2008] 前記凹部は、前記コアの端面の径方向に、溝状に形成され、前記凸部は前記コアの端面に直線状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 |
| [規則91に基づく訂正 02.07.2008] 前記凹部は、前記コアの端面に平行な断面が真円以外の形状となっていることを特徴とする請求項2に記載の磁性素子。 |
| 前記凹部の、前記ベースが固定される側の前記コアの端面から内側に窪んだ部分の長さは、 前記ベースの、前記コアに固定する側の端面から前記凹部の端面と接触する部分までの長さより短くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 |
| 前記凸部の先端から前記コアの端面までの長さは、 前記ベースの、前記コアに固定する側の端面から前記凸部の先端と接触する部分までの長さより短くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 |
| 前記コアの端面と平行な前記凹部の断面積は、前記凹部の深さ方向に向かって徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 |
| 前記コアの端面と平行な前記凸部の断面積は、前記凸部の先端方向に向かって徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 |
| 前記請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の磁性素子を用いることを特徴とするアンテナ装置。 |
本発明は、磁性材料からなるコアとコア 固定される樹脂製のベースとを備える磁性 子および磁性素子を用いたアンテナ装置に する。
従来から、磁性材料からなるコアと、コ に固定される樹脂製のベースとを備えるイ ダクタンス素子が知られている(たとえば、 特許文献1参照)。この特許文献1に記載のイン ダクタンス素子は、磁性材料からなる第1の アおよび第2のコアと、第1のコアの両端側に 固定される樹脂製のベースとを備えている。 また、ベースは、接着によって第1のコアに 定されている。
上述のように、特許文献1に記載のインダ クタンス素子では、接着によってベースがコ アに固定されている。一方、製造工程の簡素 化を図るため、インサート成型によって樹脂 製のベースがコアに固定される場合もある。 しかしながら、ベースが接着でコアに固定さ れる場合と比較して、インサート成型でベー スがコアに固定される場合には、コアに対す るベースの固定強度を確保することが困難に なる。
そこで、本発明の課題は、インサート成 でコアにベースが固定される場合であって 、コアに対するベースの固定強度を高める とが可能な磁性素子および磁性素子を用い アンテナ装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の磁 素子は、磁性材料からなるコアと、コアの なくとも一端側にインサート成型で形成さ て固定される樹脂製のベースとを備え、ベ スは、コアの一端側の端面には凹部または 部が形成されていることを特徴とする。
本発明の磁性素子では、コアに、少なく もベースが固定される側のコアの端面から 側に窪む凹部が形成されている。そのため インサート成型でベースが形成される際に 凹部に樹脂が入り込む。したがって、凹部 形成されている分だけ、ベースとコアとの 触面積を増加させることが可能になり、ベ スとコアとの接触抵抗を大きくすることが 能になる。また、本発明の磁性素子では、 アに、少なくともコアの一端側の端面に凸 が形成されている。そのため、インサート 型でベースが形成される際に、そのコアの 部との嵌合部分には、樹脂が形成されない したがってコアの凸部が形成されている分 け、ベースとコアとの接触面積を増加させ ことが可能になり、ベースとコアとの接触 抗を大きくすることが可能になる。その結 、本発明では、インサート成型でコアにベ スが固定される場合であっても、コアに対 るベースの固定強度を高めることが可能に る。
本発明において、凹部の内側面または凸 の外側面は、コアの中心軸に対して平行に 成されていることが好ましい。このように 成すると、たとえば、コアの中心軸に対し 、平行ではない形状とするよりも研磨やコ ディングがしやすく、またコアの品質の確 もしやすくなる。
本発明において、凹部は、コアの端面を 方向から見た形状が円形であることが好ま い。このように構成すると、たとえば、コ の端面を軸方向から見た形状が多角形であ 場合と比較して、凹部をより容易に形成す ことが可能になる。
本発明において、凹部は、コアの端面を 方向から見た形状が多角形であることが好 しい。このように構成すると、たとえば、 アの端面を軸方向から見た形状が円形であ 場合と比較して、コアの円周方向への回転 防止することで、ベースの位置ズレを防止 ることが可能になる。
本発明において、凸部は、コアの端面を 方向から見た形状が円形であることが好ま い。このように構成すると、たとえば、コ の端面を軸方向から見た形状が多角形であ 場合と比較して、凸部をより容易に形成す ことが可能になる。
[規則91に基づく訂正 02.07.2008]
本発明において、コアの端面を軸方向から
た形状が多角形であることが好ましい。こ
ように構成すると、たとえば、凸部は、コ
の端面を軸方向から見た形状が円形である
合と比較して、コアの円周方向への回転を
止でき、ベースの位置ずれを防止すること
可能になる。
本発明において、凹部または凸部のコア 端面に平行な断面の中心軸は、コアの中心 からずれて形成されていることが好ましい このように構成すると、コアの回転半径の 心と、略円形状または多角形状の凹部また 凸部の回転半径の中心が異なり、コア自体 円周方向への回転作用と、凹部または凸部 回転作用とが一致しないため、固定強度を めることが可能になる。
本発明において、凹部は、コアの端面の 方向に、溝状に形成され、凸部はコアの端 に直線状に形成されていることが好ましい このように構成すると、ベースとコアとの 触面積を増加させることが可能になり、ベ スとコアとの接触抵抗を大きくすることが 能になる。また、コアの円周方向への回転 防止でき、ベースの位置ズレを防止するこ が可能になる。その結果、インサート成型 コアにベースが固定される場合であっても コアに対するベースの固定強度を高めるこ が可能になる。
本発明において、凹部は、コアの端面に 行な断面が真円以外の形状となっているこ が好ましい。このように構成すると、ベー とコアとの接触面積を増加させることが可 になり、ベースとコアとの接触抵抗を大き することが可能になる場合がある。また、 アの円周方向への回転を防止でき、ベース 位置ズレを防止することが可能になる場合 ある。
本発明において、凹部の、ベースが固定 れる側のコアの端面から内側に窪んだ部分 長さは、ベースの、コアに固定する側の端 から凹部の端面と接触する部分までの長さ り短くなるように形成されていることが好 しい。このように構成すると、凹部の底面 位置がベースのコアに固定する側の端面の 置と一致することがなく、コアの円周方向 対する固定強度が弱くなってしまうことを 避できる。
本発明において、凸部の先端からコアの 面までの長さは、ベースの、コアに固定す 側の端面から凸部の先端と接触する部分ま の長さより短くなるように形成されている とが好ましい。このように構成すると、凸 の底面の位置がベースのコアに固定する側 端面の位置と一致することがなく、コアの 周方向に対する固定強度が弱くなってしま ことを回避できる。
本発明において、コアの端面と平行な凹 の断面積は、凹部の深さ方向に向かって徐 に大きくなるように形成されていることが ましい。このように構成すると、コアがベ スから抜けにくくなり、コア抜けを防止す ことが可能になる。
本発明において、コアの端面と平行な凸 の断面積は、凸部の先端になるほど徐々に きくなるように形成されていることが好ま い。このように構成すると、コアがベース ら抜けにくくなり、コア抜けを防止するこ が可能になる。
本発明において、上述したいずれかの磁 素子を用いたアンテナ装置とすることが好 しい。
以上のように、本発明にかかる磁性素子 は、インサート成型でコアにベースが固定 れる場合であっても、コアに対するベース 固定強度を高めることが可能になる。
[規則91に基づく訂正 02.07.2008]
1 磁性素子、2 コア、2a 端面、2b,2d,2e,2f, 2g 凹部、2h,2i,2j,2k,2m,2n 凸部、3,4 ベース
以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て説明する。まず、第1の実施の形態に係る 磁性素子1を図1から図5を参照しながら説明す る。
(第1の実施の形態に係る磁性素子の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる磁性素
子1を示す斜視図である。図2は、図1に示す磁
性素子1の分解斜視図である。図3は、図1に示
すコア2を示す図であり、(A)は軸方向に直交
る方向からコア2を示し、(B)は軸方向からコ
2を示す。図4は、図1に示すコア2に対するベ
ース3の固定部分を示す断面図である。
本形態の磁性素子1は、たとえば、自動車 用の電子キーシステムやICタグ等を構成する ンテナ装置等の各種の電子部品、電子機器 用いられる。この磁性素子1は、図1に示す うに、磁性材料からなるコア2と、コア2の端 部側に固定されるベース3、4と、コア2の外周 に巻回される導線(図示省略)とを備えている
コア2は、上述のように磁性材料で形成さ れている。たとえば、コア2は、Mn-Zn系フェラ イトやNi-Zn系フェライト等の磁性材料で形成 れている。このコア2は、直線状の細長い棒 状に形成されている。具体的には、コア2は 円柱状(または略円柱状)に形成されている。 また、コア2には、図3に示すように、端面2a ら内側に窪む凹部2bが形成されている。具体 的には、コア2には、有底で丸孔状の凹部2bが コア2の径方向内側に形成されている。すな ち、凹部2bの、端面2aに平行な断面(コア2の 方向に直交する断面)は、径が一定の円形状( または略円形状)に形成されている。すなわ 、軸方向から見たときの凹部2bは円形状(ま は略円形状)に形成されている。また、凹部2 bは、コア2の両側の端面2aに形成されている
ベース3、4は、非磁性かつ絶縁性の樹脂 ブロック状に形成されている。本形態では ベース3がコア2の一端側に固定され、ベース 4がコア2の他端側に固定されている。具体的 は、磁性素子1が実装される実装基板等への 実装面(図1の紙面奥側を向く面、図4の下面) 互いに平行になるように、ベース3、4がコア 2の端部側に固定されている。また、ベース3 4が端面2aおよびコア2の端部側の外周面を覆 うように、ベース3、4がコア2の端部側に固定 されている。
一端側に配置されるベース3には、コア2 巻回される導線の端部が巻回されて固定さ る2個の端子部3aが形成されている。この端 部3aは、コア2の軸方向の外側に向かって突 するように形成されている。なお、端子部3a が形成されている点を除けば、ベース4は、 ース3と同様に形成されている。
本形態では、後述のように、インサート 型によってコア2と一体でベース3、4が形成 れる。そのため、ベース3、4には、コア2の 部側が配置される配置孔3b、4bが形成されて いる。また、ベース3、4を構成する樹脂は、 4に示すように、凹部2bの中に入り込んで、 填されている。なお、本形態では、インサ ト成型によってコア2と一体でベース3、4が 成されるため、ベース3、4の実装面の平面 を高めることができる。
コア2の外周に巻回される導線(図示省略) 、導電性線材の表面に絶縁被膜が被覆され 形成されている。この導線の端部のそれぞ は、ベース3の端子部3aに巻回されて固定さ ている。具体的には、巻回された導線の端 が半田付けされることで、導線の端部のそ ぞれは端子部3aに固定されている。
(第1の実施の形態に係る磁性素子の製造方
)
以上のように構成された磁性素子1は以下の
ように製造される。
すなわち、まず、金型を用いたプレスに って、フェライト等の磁性材料の粉体から ア2の原体を形成する。すなわち、粉末プレ ス成型により、コア2の原体を形成する。そ 後、コア2の原体を切削加工して、コア2を形 成する。具体的には、切削加工によって、両 側の端面2aを形成するとともに、端面2aから 側に窪む凹部2bを形成する。この切削加工で 、コア2が完成する。
その後、コア2の両端部を金型内に配置し て樹脂成型を行うインサート成型で、ベース 3、4をコア2と一体で形成する。すなわち、コ ア2の両端部を金型内に配置して、金型に樹 を充填し、金型内の樹脂を硬化させる。こ インサート成型で、図2等に示すベース3、4 形成される。また、このインサート成型で コア2の凹部2bの中には、ベース3、4を構成す る樹脂が充填される。
その後、導線の一端を一方の端子部3aに 回して絡げる。その状態で、コア2の外周に 線を巻回する。所定回数の巻回が終わると 導線の他端を他方の端子部3aに巻回して絡 る。その後、端子部3aに巻回された導線の端 部の半田付けを行い、磁性素子1が完成する
(本実施の形態1に係る磁性素子の主な効果)
以上説明したように、本実施の形態1に係る
磁性素子1では、コア2に、端面2aから内側に
む凹部2bが形成されている。そのため、イン
サート成型でベース3、4が形成される際に、
部2bに樹脂が入り込んで充填される。した
って、コア2の端面2aおよびコア2の端部側の
周面に加え、凹部2bの内壁にベース3、4を構
成する樹脂が接触する。すなわち、ベース3
4とコア2との接触面積を増加させることがで
き、ベース3、4とコア2との接触抵抗を大きく
することができる。その結果、本形態では、
インサート成型でコア2にベース3、4が固定さ
れる場合であっても、コア2に対するベース3
4の固定強度を高めることができる。
この本形態の効果を実験データに基づい より具体的に説明する。図5は、本発明の実 施の形態にかかる磁性素子1の効果を説明す ための実験データである。
実験として、図3に示すコア2の全長L1が8.8 mm、コア2の外径D1が0.9mm、端面2aから凹部2b底 での深さL2が0.5mm、凹部2bの内径D2が0.5mmであ るときのコア2の軸方向におけるコア2に対す ベース3、4の固定強度(すなわち、抜け強度) を測定した。この測定では20個のサンプルを いた。その結果を図5の「実施形態」の列に 示す。また、比較のため、全長L1および外径D 1がコア2と同じであるとともに、凹部2bが形 されていないコア(このコアを便宜上、「コ 52」とする。)に対するベース3、4の抜け強 (コア52の軸方向における固定強度)を測定し 。この測定でも20個のサンプルを用いた。 の結果を図5の「参考形態」の列に示す。な 、この実験で用いたコア2、52の材質はマン ン系フェライトであり、ベース3、4の材質 液晶ポリマーである。
図5に示すように、コア2に対するベース3 4の抜け強度の平均値は13.31N(ニュートン)、 大値は15.6N、最小値は12Nであった。これに して、コア52に対するベース3、4の抜け強度 平均値は6.91N、最大値は9.2N、最小値は4.4Nで あった。このように、コア2に対するベース3 4の抜け強度は、コア52に対するベース3、4 抜け強度よりも大幅に高くなった。たとえ 、コア2に対するベース3、4の抜け強度の平 値は、コア52に対するベース3、4の抜け強度 平均値の1.9倍となった。
このように、本形態では、コア2に対する ベース3、4の抜け強度を大幅に高めることが きる。また、ベース3、4とコア2との接触面 を増加させることができるため、コア2の円 周方向におけるコア2に対するベース3、4の固 定強度も高くなる。その結果、本形態では、 インサート成型でコア2にベース3、4が固定さ れる場合であっても、コア2に対するベース3 4の固定強度を高めることができる。
なお、上述の実験結果からも明らかなよ に、コア2の外径が0.9mmと比較的小さな場合 、本形態の構成を採用すると、顕著な効果 得ることができる。すなわち、本形態の構 は、小型の磁性素子1により適した構成とな っている。
本形態では、軸方向から見たときの凹部2 bは、円形状に形成されている。そのため、 とえば、軸方向から見たときの凹部2bが多角 形状に形成されている場合と比較して、コア 2を精度良く形成することが可能になるとと に、凹部2bを容易に形成することが可能にな る。すなわち、軸方向から見たときの凹部2b 多角形状に形成されている場合には、粉末 レス成型で凹部2bを形成する必要があり、 末プレス成型のみでコア2が形成されるため コア2の長手方向の精度を高めることが難し くなり、また、コア2の径が小さくなると、 型強度の問題で、凹部2bを金型で形成するの が困難になる。これに対して、軸方向から見 たときの凹部2bが円形状である場合には、粉 プレス成型後の切削加工で、コア2の長手方 向の精度を高めることができ、かつ、凹部2b 容易に形成することができる。
本形態では、コア2が円柱状に形成されて いる。そのため、コア2が多角柱状に形成さ ている場合と比較して、粉末プレス成型後 コア2の反りを抑制することができ、コア2を 精度良く形成することができる。また、本形 態では、コア2が円柱状に形成されている場 であっても、上述のように、コア2の円周方 でのコア2に対するベース3、4の固定強度を めることができる。そのため、この場合で っても、別途、コア2に対するベース3、4の 転止めのための構成を設ける必要がなくな 、磁性素子1の構成が簡素化される。また、 本形態では、凹部2bの内側面は、コア2の軸方 向の中心軸に対して平行に形成されている。 これは、凹部2bの内側面をコア2の中心軸に対 して平行ではなく、交叉するようにすること で傾斜面を形成する場合と比較して、粉末プ レス成型後のコア2の研磨やコーディングが やすく、一定の品質を確保することが容易 なる。
本形態では、図4に示すように、コア2の 面2aから内側に窪んだ部分の長さ(L2)は、ベ ス3の、コア2と対向する側の端面3cから端面2 aまでの長さ(L3)より短くなるように形成され いる。これは、凹部2bの底面の位置が、ベ ス3のコア2に固定する側の端面3cの位置と一 させた場合(L2とL3の長さを一致させた場合) びL2の方がL3より長くなるように形成した場 合に、コア2に応力がかけられると、コア2の 定強度が弱くなってしまうことを回避する めである。
(他の実施の形態)
上述した形態では、粉末プレス成型後の切
加工で、両側の端面2aを形成するとともに
端面2aから内側に窪む凹部2bを形成している
この他にもたとえば、粉末プレス成型で、
ア2の原体に端面2aから内側に窪む凹部2bを
成しても良い。この場合であっても、軸方
から見たときの凹部2bが円形状に形成されて
いるため、軸方向から見たときの凹部2bが多
形状に形成されている場合と比較して、粉
プレス成型時の金型の構成を簡素化するこ
ができる。したがって、コア2の径が小さく
なっても、金型の強度を向上させることがで
き、凹部2bを金型で容易に形成することが可
になる。また、この場合には、コア2自体の
強度も向上させることができる。なお、この
場合には、コア2の原体の一端側を研磨加工
て、コア2の長手方向の精度を確保すれば良
。
上述した第1の実施の形態では、端面2aを 方向から見たときの凹部2bは円形状に形成 れている。この他にもたとえば、図6(A)に示 他の実施の形態2のように、端面2aを軸方向 ら見たときの形状が真円以外の形状であるD 形状となる凹部2dがコア2の端面2aに形成され も良い。また、図6(B)に示す他の実施の形態 2のように、軸方向から見たときの形状が四 形状となる凹部2eがコア2の端面2aに形成され ても良い。また、端面2aを軸方向から見たと の形状が四角形状以外の多角形状(三角形状 、五角形状等)や楕円形状となる凹部がコア2 形成されても良い。また、図7に示す他の実 施の形態3のように、直線状かつ溝状に設け れた凹部2fがコア2の端面2aに形成されてもよ い。図6および図7に示す構成とすると、ベー 3,4とコア2との接触抵抗を大きくすることが 可能になる。また、図6および図7に示すコア2 の円周方向への回転を防止でき、ベース3,4の 位置ズレを防止することが可能になる。その 結果、図6および図7に示す構成では、インサ ト成型でコア2にベース3,4が固定される場合 であっても、コア2に対するベース3,4の円周 向の固定強度を高めることが可能になる。
また、図8に示す他の実施の形態4および 9に示す他の実施形態5のように、上述した凹 部2d、2eの中心軸X1、X2が、コア2の中心軸X3と れてコア2に形成されてもよい。これらの場 合には、コア2のベース3、4に対する周方向の 固定強度を大幅に高めることができ、ベース 3、4に対するコア2の回転止めを確実に行うこ とができる。
また、上述した形態では、凹部2d、2e、2f 、軸方向に対して平行な内側面または外側 を有する形状としている。この他にもたと ば、図10に示す他の実施の形態6の端面2aの うに、内側面2g1がコア2の中心軸X3に対して 行とはならず、交叉することとなる傾斜面 有し、コア2の深さ方向に向かって断面積が 々に大きくなるような円柱台形状に形成さ た凹部2gが形成されていても良い。なお、 柱台形状に形成された凹部2gを角柱台形状と してもよい。
上述した第1の実施の形態では、コア2に 、端面2aから窪む凹部2bがコア2の径方向内側 に形成されている。この他にもたとえば、図 11(A)に示すように、コア2の端面2aには、コア2 の先端のみを突出させた凸部2hが形成されて 良い。この場合には、図11(A)に示すように 部2hの外側面は、コア2の中心軸に対して平 に形成されることが好ましい。また、図11(B) に示す他の実施形態8のように、コア2の端面2 aと平行な凸部2iの断面積は、凸部2iの先端に かって徐々に大きくなるように形成されて よい。図11(B)に示すように構成すると、コ 2がベース3,4から抜けにくくなり、コア抜け 防止することが可能になる。
また、図12に示すように、凸部2hの、突出 部分の先端2haから端面2aまでの長さ(L4)は、ベ ース3の、コア2と対向する側の端面3cから凸 2hまでの長さ(L5)より短くなるように形成さ ることが好ましい。これは、凸部2hの底面の 位置が、ベース3のコア2に固定する側の端面3 cの位置と一致させた場合(L4とL5の長さを一致 させた場合)及びL4の方がL5より長くなるよう 形成した場合に、コア2に応力がかけられる と、コア2の固定強度が弱くなってしまうこ を回避するためである。
また、図13(A)に示す他の実施形態8のよう 、コア2を軸方向から見たときの端面2aの部 だけ切り落とし、残りの突起部分を凸部2j してもよい。
また、図14の他の実施の形態9および図15 示す他の実施の形態10のように、上述した凹 部2d、2eと同様に、D形状の凸部2k、四角形状 凸部2mとしてもよい。これら凸部2k、2mの中 軸は、コア2の中心軸X3と同一とされている なお、これらの凸部2j、2k、2mの中心軸X3とコ ア2の中心軸とずらして形成してもよい(不図 )。この場合であっても、ベース3、4とコア2 との接触面積を増加させて、コア2に対する ース3、4の固定強度を高めることが可能にな る。
[規則91に基づく訂正 02.07.2008]
また、図16(A)に示す他の実施形態11のように
、軸方向からみたコア2を径方向に横断また
縦断するように突出形成された凸部2nが形成
されてもよい。この凸部2nは、図16(B)に示す
うに、g方向からみるとコアの一端の外周か
他端の外周まで凸部2nが形成されている。
のような構成であっても、ベース3、4とコア
2との接触面積を増加させて、コア2に対する
ース3、4の固定強度を高めることが可能に
る。
上述した各実施の形態では、コア2は円柱 状に形成されている。この他にもたとえば、 コア2は四角柱状や五角柱状等の多角柱状に 成されても良い。また、コア2は楕円柱状に 成されても良い。また、上述した各実施の 態では、コア2の中心軸X3と凹部または凸部 中心軸とが同一または平行となるように形 されているが、これらの中心軸が同一とな ず、かつ平行とならないようにしてもよい
上述した各実施の形態では、コア2の両端 側にベース3、4が固定されている。この他に たとえば、図17(A)もしくは図17(B)に示す他の 実施の形態12のように、コア2の一端側または 他端側の一方のみにベース3、4が固定されて 良い。この場合には、ベース3、4が固定さ る側の端面2aにのみ凹部2bが形成されても良 し、上述した形態と同様に、コア2の両側の 端面2aに凹部2bが形成されても良い。また、 述した各実施の形態では、1つのコア2と2つ ベース3,4の例と1つのコア2と1つのベース3,4 例とが示されているが、2つのコア2と1つの ース3とから形成される磁性素子としたり、2 つのコア2と2つのベース3,4とで形成される磁 素子としたり、1つのコア2と3つのベースと て形成される磁性素子としてもよい。
上述した各実施の形態では、ベース3に2 の端子部3aが形成されているが、ベース3、4 それぞれ1個ずつ端子部が形成されても良い 。また、ベース3および/またはベース4に金属 製の端子が一体で形成されても良い。また、 上述した磁性素子は、導線を含むものとして いるが、導線が含まれない状態のものを磁性 素子としてもよい。更にコア2の中心軸X3に対 し、凹部2bなどの凹部を形成する内側面の輪 線や凸部2hなどの凸部を形成する外側面の 郭線は、平行または略平行に形成されてい が、この出願では、図10や図11(B)に示すよう 略平行の場合(中心軸X3に対する傾きが10度 内のもの)も含めて「平行」ということとす 。なお、これらの輪郭線は平行でなくとも い。
