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Title:
MAGNETIC LEVITATION CONTROLLER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/130940
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a magnetic levitation controller capable of quickly reducing magnetic energy caused by a power amplifier to zero and stabilizing a magnetic circuit to thereby achieve zero power of the power amplifier and quick convergency stabilization of the displacement of a levitated body. The magnetic levitation controller, which is an attractive magnetic levitation system constituting a composite magnetic circuit formed by combining an electromagnet and a permanent magnet, is provided with a power amplifier unit (100) for supplying an exciting voltage or an exciting current to the electromagnet, a current detection unit (102) for detecting the output current of the power amplifier (100), a position detection unit (101) for detecting the gap displacement between a stator and a levitated body, and a position control unit (103) for controlling the position detection value to be at a reference position. The magnetic levitation controller is provided with a magnetic flux calculation unit (109) for calculating the magnetic flux interlinked with the composite magnetic circuit and a magnetic flux control unit (110) for reducing magnetic energy caused by the power amplifier (100) to zero on the basis of the magnetic flux calculation value.

Inventors:
IDE, Kozo (())
井手 耕三 (())
ZHANG, Wennong (())
張 文農 (())
Application Number:
JP2009/053202
Publication Date:
October 29, 2009
Filing Date:
February 23, 2009
Export Citation:
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Assignee:
KABUSHIKI KAISHA YASKAWA DENKI (2-1 Kurosaki-shiroishi, Yahatanishi-ku Kitakyushu-shi, Fukuoka 04, 80600, JP)
株式会社安川電機 (〒04 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 Fukuoka, 80600, JP)
IDE, Kozo (())
井手 耕三 (())
ZHANG, Wennong (())
International Classes:
B60L13/06; B60L13/04
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Claims:
 電磁石と永久磁石を組み合わせた複合磁気回路を構成する吸引形磁気浮上系であって、
前記電磁石に励磁電圧または励磁電流を供給する電力アンプ部と、
前記電力アンプ部の出力電流を検出する電流検出部と、
固定子と浮上体との空隙変位を検出する位置検出部と、
前記位置検出部で検出した位置検出値を基準位置に制御する位置制御部と、
を備え、
 前記複合磁気回路に鎖交する磁束を演算する磁束演算部と、
 前記磁束演算部から算出した磁束演算値に基づき前記電力アンプによる磁気エネルギーをゼロとする磁束制御部と、
を備えたことを特徴とする磁気浮上制御装置。
 前記磁束演算部は、励磁電圧と励磁電流に基づいて演算することを特徴とする請求項1記載の磁気浮上制御装置。
 前記位置制御部と前記磁束制御部との制御負担率を調整する制御負担率調整部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の磁気浮上制御装置。
 前記磁束演算値に基づき固定子と浮上体との空隙変位を演算する位置演算部と、前記位置演算部から算出した位置演算値に基づき空隙変位を制御する位置制御部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の磁気浮上制御装置。
 電磁石と永久磁石を組み合わせた複合磁気回路を構成する吸引形磁気浮上系であって、
前記電磁石に励磁電圧または励磁電流を供給する電力アンプ部と、
前記電力アンプ部の出力電流を検出する電流検出部と、
固定子と浮上体との空隙変位を検出する位置検出部と、
前記位置検出部で検出した位置検出値を基準位置に制御する位置制御部と、
を備え、
 前記複合磁気回路に鎖交する磁束を演算する磁束演算部と、
 前記磁束演算部から算出した磁束演算値と前記電流検出部で検出した前記電流検出値とに基づき磁気エネルギーを演算する磁気エネルギー演算部と、
 前記磁気エネルギー演算部から算出した磁気エネルギー演算値に基づき前記電力アンプによる磁気エネルギーをゼロとする磁気エネルギー制御部と、を備えたことを特徴とする磁気浮上制御装置。
 前記磁束演算値に基づき固定子と浮上体との空隙変位を演算する位置演算部と、
前記位置演算値に基づき空隙変位を制御する位置制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項5記載の磁気浮上制御装置。
 前記位置制御部と前記磁気エネルギー制御部との制御負担率を調整する制御負担率調整部と、を備えたことを特徴とする請求項5記載の磁気浮上制御装置。
 前記磁気エネルギーに関する物理量は、前記磁束演算値の2乗と前記検出電流値の2乗との和に基づいて演算されることを特徴とする請求項5記載の磁気浮上制御装置。
Description:
磁気浮上制御装置

 本発明は、電磁石と永久磁石を組み合わ た磁気浮上制御装置に関する。

 従来の磁気浮上制御装置は、電磁石と永久 石を組み合わせた複合磁気回路を構成する 引形磁気浮上系において、検出した空隙変 に基づく空隙位置制御と検出した電磁石の 磁電流に基づく電流制御とで構成されてい 。(例えば、特許文献1参照)。
また、空隙変位を検出せず、磁気浮上装置の 数式モデルにより演算し、空隙変位検出部を 省略しているものもある(例えば、特許文献2 照)。
 この磁気浮上装置は、浮上体の重量を永久 石の吸引力で支持しており、電流制御によ 電磁石の励磁電流を定常的にゼロに保つこ は浮上に要する入力エネルギーが定常的に ロとなるため、電力アンプ消費電力を低減 きる。これをゼロパワー制御と称している
 このように、従来の磁気浮上制御装置は、 置制御によって浮上体の重量と永久磁石の 引力が釣り合うように制御し、電流制御に って電力アンプの消費電力を低減するので る。

特開平11-243607号公報(第6-9頁、図5)

特開2005-117705号公報(第8-9頁、図2)

 従来の磁気浮上制御装置は、浮上体の重 を永久磁石の吸引力で支持した状態で電力 ンプによる消費電力をゼロとすることは励 電流をゼロとすることに相当するという考 のもとに電流制御が組まれていた。しかし がら、電流をゼロに保った場合、アンプの 費電力ゼロ(ゼロパワー)は実現できるもの 残留する磁気エネルギーの影響(ヒステリシ 特性の影響)で浮上位置が磁気的な平衡点か らずれるという問題があった。これは空隙変 位を制御するための位置制御が磁気的な平衡 点を基準に組まれていることから、ゼロパワ ーは実現できても制御が不安定となり、位置 制御の収束性が劣化するという問題もあった 。本発明はこのような問題点に鑑みてなされ たものであり、電力アンプによる磁気エネル ギーをすばやくゼロとするとともに磁気回路 を安定化し、電力アンプのゼロパワーの実現 と浮上体の変位をすばやく収束安定化するこ とができる磁気浮上制御装置を提供すること を目的とする。

 上記問題を解決するため、本発明は、次の うに構成したのである。
 請求項1に記載の発明は、電磁石と永久磁石 を組み合わせた複合磁気回路を構成する吸引 形磁気浮上系であって、前記電磁石に励磁電 圧または励磁電流を供給する電力アンプ部と 、前記電力アンプ部の出力電流を検出する電 流検出部と、固定子と浮上体との空隙変位を 検出する位置検出部と、前記位置検出部で検 出した位置検出値を基準位置に制御する位置 制御部と、を備え、前記複合磁気回路に鎖交 する磁束を演算する磁束演算部と、前記磁束 演算部から算出した磁束演算値に基づき前記 電力アンプによる磁気エネルギーをゼロとす る磁束制御部と、を備えたものである。
 請求項2に記載の発明は、前記磁束演算部が 、励磁電圧と励磁電流に基づいて演算するも のである。
 請求項3に記載の発明は、前記位置制御部と 前記磁束制御部との制御負担率を調整する制 御負担率調整部と、を備えたものである。
 請求項4に記載の発明は、前記磁束演算値に 基づき固定子と浮上体との空隙変位を演算す る位置演算部と、前記位置演算部から算出し た位置演算値に基づき空隙変位を制御する位 置制御部と、を備えたものである。
 請求項5に記載の発明は、電磁石と永久磁石 を組み合わせた複合磁気回路を構成する吸引 形磁気浮上系であって、前記電磁石に励磁電 圧または励磁電流を供給する電力アンプ部と 、前記電力アンプ部の出力電流を検出する電 流検出部と、固定子と浮上体との空隙変位を 検出する位置検出部と、前記位置検出部で検 出した位置検出値を基準位置に制御する位置 制御部と、を備え、前記複合磁気回路に鎖交 する磁束を演算する磁束演算部と、前記磁束 演算部から算出した磁束演算値と前記電流検 出部で検出した前記電流検出値とに基づき磁 気エネルギーを演算する磁気エネルギー演算 部と、前記磁気エネルギー演算部から算出し た磁気エネルギー演算値に基づき前記電力ア ンプによる磁気エネルギーをゼロとする磁気 エネルギー制御部と、を備えたものである。
 請求項6に記載の発明は、前記磁束演算値に 基づき固定子と浮上体との空隙変位を演算す る位置演算部と、前記位置演算値に基づき空 隙変位を制御する位置制御部と、を備えたも のである。
 請求項7に記載の発明は、前記位置制御部と 前記磁気エネルギー制御部との制御負担率を 調整する制御負担率調整部と、を備えたもの である。
 請求項8に記載の発明は、前記磁気エネルギ ーに関する物理量は、前記磁束演算値の2乗 前記検出電流値の2乗との和に基づいて演算 れるものである。

 請求項1に記載の発明によると、電力アンプ による磁気エネルギーをすばやくゼロとする ことができ、磁気回路を安定化し、電力アン プのゼロパワーの実現と浮上体の変位をすば やく収束安定化することができる。
 また、請求項2に記載の発明によると、磁気 回路に鎖交する磁束を演算することができる 。
 また、請求項3に記載の発明によると、位置 制御部と磁束制御部との制御負担率を調整す ることができる。
 また、請求項4に記載の発明によると、空隙 変位検出部を省略し、浮上体位置を演算する ことができ、演算位置に基づき位置制御を実 現することができる。
 また、請求項5に記載の発明によると、電力 アンプによる磁気エネルギーに関する物理量 を演算することができ、その磁気エネルギー をゼロとするように制御することができる。
 また、請求項6に記載の発明によると、浮上 体の演算位置に基づく位置制御部と電力アン プによる磁気エネルギーとを制御することが できる。
 また、請求項7に記載の発明によると、浮上 体の演算位置に基づく位置制御部と電力アン プによる磁気エネルギーとを制御することが でき、それら制御負担率を調整することがで きる。
 また、請求項8に記載の発明によると電力ア ンプによる磁気エネルギーに関する物理量を 演算することができる。

本発明の第1実施例を示す磁気浮上制御 装置の制御ブロック図 電磁石のヒステリシス特性を説明する 第2実施例を示す磁気浮上制御装置の制 御ブロック図

符号の説明

100 300 電力アンプ
101 301 空隙変位検出部
102 302 電流検出部
103 303 位置制御部
105 305 励磁電圧指令生成部
106 306 制御負担率調整部
107 307 速度状態フィードバック演算部
108 308 電流状態フィードバック演算部
120 320 磁気浮上装置
109 磁束演算部
309 磁気エネルギー演算部
110 磁束制御部
310 磁気エネルギー制御部

 以下、本発明の実施の形態について図を 照して説明する。

 図1は、本発明の磁気浮上制御装置の制御ブ ロック図である。図において、120は電磁石と 永久磁石を組み合わせた複合磁気回路を構成 する吸引形磁気浮上装置、100は、電磁石を励 磁する電力アンプとなっている。101は固定子 と浮上体との空隙変位を検出する位置検出部 、102は電力アンプの出力電流を検出する電流 検出部、103は前記位置検出値を基準位置に制 御する位置制御部、107は位置検出値から速度 を微分演算し係数をかけて制御入力に状態フ ィードバックする速度状態フィードバック演 算部、108は電流検出値に係数をかけて制御入 力に状態フィードバックする電流状態フィー ドバック演算部、109はアンプの励磁電圧と検 出電流に基づき磁束を演算する磁束演算部、 110は磁束演算値を所望の磁束に制御する磁束 制御部、105は位置制御出力と磁束制御出力と 速度状態フィードバック値と電流状態フィー ドバック値とから電圧指令値を生成する電圧 指令生成部、106は位置制御部と磁束制御部と の制御負担率を調整する制御負担率調整部と なっている。
 本発明が従来技術と異なる部分は、複合磁 回路に鎖交する磁束を演算する磁束演算部 、磁束演算値に基づき前記電力アンプによ 磁気エネルギーをゼロとする磁束制御部と 備えた部分である。
 以下、制御構成について説明する。一般に 気浮上系の状態方程式は以下の式であらわ れる。


                  


L0:励磁コイルの自己インダクタンス、R:励磁 イルの巻線抵抗、fd:浮上体に作用する外力 Kd0:変位を力に換算する係数、Ki0:電流を力 換算する係数である。

 (1)式の状態方程式において、
  


と定義し、各行列をA、B、C、Dと置く。


 
ここで、y:制御出力、
 


 である。

 磁気浮上の姿勢を安定化させるためには、 隙変位(位置)、速度、電流を用いて、フィ ドバック制御により安定化を図ることとな 。実用的に検出可能な物理量としては、位 と電流であり、速度は位置の変化量から演 可能である。
励磁電圧u 1 指令値は、以下のように構成される。


 
ただし、z0は位置基準値、Kzは比例制御ある は比例・積分制御などで構成される制御器 Ki、Kdzは制御ゲインである。

 位置を位置基準値に完全に一致させる場 は、Kzは比例・積分制御で構成させること なる。これに対し、浮上体の重量を永久磁 の吸引力で支持した状態で電力アンプによ 消費電力をゼロとするゼロパワー制御があ 。この場合、位置を外力によって基準値か 変化させ、アンプの消費電力をゼロとする ととなる。これを実現するためは、従来はKz を比例制御とし、(4)式のように電流フィード バック制御を(3)式に付加していた。


   
        ここで、Kexiは制御ゲインである

 しかしながら、電流をゼロに保った場合 アンプの消費電力ゼロ(ゼロパワー)は実現 きるものの残留する磁気エネルギーの影響( ステリシス特性の影響)で浮上位置が磁気的 な平衡点から大きくずれることがあるという 問題があった。これは空隙変位を制御するた めの位置制御が磁気的な平衡点を基準に組ま れていることから、ゼロパワーは実現できて も制御が不安定となり、位置制御の収束性が 劣化するという問題もあった。図2は磁気回 のヒステリシス特性を説明するものである アンプ電流をゼロに制御しても残留磁束が きく残る場合は変位も大きく基準位置から れることとなる。また、電流がアンプの正 向と負方向とでも特性が変ることがあった

 そこで、本発明では磁束を直接制御し、ゼ パワー制御を実現する方法を提案している 磁気回路に鎖交する磁束は、コイルにより 生する磁束と永久磁石によりコイルに鎖交 る磁束との合成であり、永久磁石の分極方 の長さをl 、電磁石コアと永久磁石の断面積をSとする 、次式のようにあらわされる。


     
ここで、


    
      φ:主磁束、 
            N:コイルの巻数、 
            H m :永久磁石保磁力(AT/m)
      μ 0 :永久磁石と空隙の透磁率

 説明の簡単のため、電磁石コアと永久磁石 断面積を等しいとしたが、異なる場合も同 に計算可能である。
電気回路においては、次式の関係が成り立っ ている。


    
鎖交磁束は(7)式を積分演算して、(8)式のよう に求められる。

     
     

(8)式は実用上、純粋な積分はオフセットな どのドリフトなどを引き起こすため、近似的 に疑似積分へ置き換えこともできる。


    
ここで、ktは疑似積分係数である。

 磁気的な平衡点における永久磁石から発生 れる磁束を指令値φ * とすると、予め次式で計算される。


     

したがって、磁束制御を付加した励磁電圧指 令値u 1 は、次式で与えられる。


    
ここで、Kfaiは制御ゲインである。

 また、磁束の指令値との偏差は予め以下 ように計算することもできる。


     

 この磁束制御を付加した場合、電磁石の 生する磁束をゼロとすることができる。磁 がゼロとなった直後の励磁電流は図2のヒス テリシス特性のようにゼロとはならないが、 電磁エネルギーを発生しないので、(13)式の 係のように、次第にゼロに収束することと る。また(11)式では磁束制御を積分型で構成 たが、比例・積分型の構成としても問題は い。また、励磁電圧指令値に制御結果を加 するようにしているが、電流制御形の電力 ンプを使用する場合は、制御ゲインの調整 より電流指令値に加算することも可能であ 。


       
ここで、Rzは電磁石の磁気抵抗である。

 実際の制御においては、起動時には磁束 御をいれず(オフモード)、位置制御の制御 成を比例積分とし、すばやく空隙変位を基 位置に制御する。その後、位置制御を比例 御に切替、磁束制御をいれて(オンモード)電 力アンプの消費電力をゼロに近づけていく。 これら調整を制御負担率調整部106にて実施す るようになっている。

 図3は第2実施例の構成を示す図である。実 例1の磁束演算部を309の磁気エネルギー演算 に置き換え、310にて電力アンプによる磁気 ネルギーをゼロとするように制御するよう 構成している。実施例1の磁束制御では電力 アンプによる磁束をゼロとしてもすぐには励 磁電流をゼロとすることはできなった点を改 良するものである。
 磁気エネルギーに相当する物理量を(14)式の ように磁気エネルギー演算部309にて演算する 。

 
 
      

 これをゼロとするように310で磁気エネルギ 制御を実施する。
したがって、磁気エネルギー制御を付加した 励磁電圧指令値u 1 は、次式で与えられる。

 
   
(14)式における磁気エネルギーに相当する物 量は、平方根をとっているが、無くても制 は可能である。
 このように、ヒステリ特性にある電磁石に る残留磁気エネルギーをゼロとするように ているので、浮上位置をすばやく磁気的な 定点に制御し、電力アンプの消費電力をゼ とすることができる。