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Patent Searching and Data


Title:
MALE SNAP PART AND FEMALE SNAP PART
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/107782
Kind Code:
A1
Abstract:
A metallic male snap part having engaging projections provided with appropriate and sufficient elastic deformation ability for enhanced connection strength. A male snap part (1) having engaging projections (20) removably engaging with projection receiving sections of a female snap part, wherein the engaging projections (20) are composed of relatively elastically deformable largely deformable sections (26a) and of less deformable sections (26b) less deformable than the largely deformable sections (26a), with the largely deformable and less deformable sections (26a, 26b) alternately arranged in the circumferential direction. Further, the front ends of the largely deformable sections (26a) are each provided with a high outwardly expanding section (24a) projecting radially outward from outwardly expanding sections (24b) of the less deformable sections (26b). Each largely deformable section (26a) is separated from adjacent less deformable sections (26b) by two vertical slits (25) extending from the upper end of the engaging projection (20) and by a horizontal slit (27) for interconnecting the lower ends of the vertical slits.

Inventors:
HASEGAWA, Kenji (LTD.22-1 Ichibancho, Chiyoda-k, Tokyo 82, 10200, JP)
Application Number:
JP2009/053691
Publication Date:
September 03, 2009
Filing Date:
February 27, 2009
Export Citation:
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Assignee:
YKK CORPORATION (1 Kanda Izumi-cho, Chiyoda-ku Tokyo, 42, 10186, JP)
YKK株式会社 (〒42 東京都千代田区神田和泉町1番地 Tokyo, 10186, JP)
International Classes:
A44B17/00
Attorney, Agent or Firm:
AXIS Patent International (Yushi Kogyo Kaikan, 13-11 Nihonbashi 3-chom, Chuo-ku Tokyo 27, 10300, JP)
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Claims:
 係合突起(20)を雌スナップ(3)の突起受入部(50)に着脱自在に係合させる金属製の雄スナップ(1)において、
 前記係合突起(20)に、係合突起(20)の他の部分(26b)に比べ半径方向に弾性変形し易い大変形部(26a)を円周方向所定角度間隔に複数設け、
 前記大変形部(26a)の先端部に、係合突起(20)の前記他の部分(26b)の先端部よりも半径方向外側に突出する高外側膨張部(24a)を設けたことを特徴とする雄スナップ。
 前記係合突起(20)の他の部分(26b)は、その先端部に、前記高外側膨張部(24a)よりも半径方向外側への突出高が低い低外側膨張部(24b)を有する請求項1の雄スナップ。
 前記各大変形部(26a)は、係合突起(20)の上端から入れられた縦スリット(25)によって前記他の部分(26b)と円周方向に区画される請求項1又は2の雄スナップ。
 前記係合突起(20)は、外側筒部(21)と、内側筒部(22)と、これら外側筒部(21)及び内側筒部(22)の上端間を連結する上端連結部(23)とを含み、前記縦スリット(25)は、上端連結部(23)を通って外側筒部(21)及び内側筒部(22)に対して入れられ、外側筒部(22)において、前記各大変形部(26a)の左右両側を規定する2本の縦スリット(25)の下端間を連結する横スリット(27)を含む請求項3の雄スナップ。
 雄スナップ(4)の係合突起(60)を突起受入部(40)に着脱自在に受け入れる金属製の雌スナップ(2)において、
 前記突起受入部(40)の外周を規定する受入部側部(32)に、受入部側部(32)の他の部分(36b)に比べ半径方向に比較的弾性変形し易い大変形部(36a)を円周方向所定角度間隔に複数設け、
 前記大変形部(36a)の開口端部に、受入部側部(32)の前記他の部分(36b)の開口端部よりも半径方向内側に突出する高内側膨張部(35a)を設けたことを特徴とする雌スナップ。
 前記受入部側部(32)の他の部分(36b)は、その開口端部に、前記高内側膨張部(35a)よりも半径方向内側への突出高が低い低内側膨張部(35b)を有する請求項5の雌スナップ。
 前記各大変形部(36a)は、受入部側部(32)と受入部側部(32)に隣接する外周部(31)とに入れられた縦スリット(37a)によって前記他の部分(36b)と円周方向に区画される請求項5又は6の雌スナップ。
 前記外周部(31)において、前記各大変形部(36b)の左右両側を規定する2本の縦スリット(37a)の終端間を連結する横スリット(37b)を含む請求項7の雌スナップ。
Description:
雄スナップ及び雌スナップ

 本発明は、スナップファスナを構成する スナップ及び雌スナップに関する。

 スナップファスナは、雄スナップの係合 起を雌スナップの突起受入部に係合及び脱 合させるもので、衣類や袋物等の合わせ目 広く使用されている。一般に、雄スナップ 係合突起の先端部には半径方向外側に膨ら 雄側膨張部が、雌スナップの突起受入部の 口端部には半径方向内側に膨らむ雌側膨張 がそれぞれ設けられ、初期状態(非変形状態 )において、雄側膨張部の外径が雌側膨張部 内径よりも大きくなるように設定される。 して、係合突起及び/又は突起受入部に半径 向への弾性変形性能(バネ性)を与えること より、雄スナップと雌スナップの係合及び 係合時に、雄側膨張部と雌側膨張部が互い かかわり合って、雄側膨張部が半径方向内 に及び/又は雌側膨張部が半径方向外側に弾 変形して、一時的に雄側膨張部の外径が雌 膨張部の内径と同じになり、雄側膨張部が 側膨張部を越えると、雄側膨張部及び/又は 雌側膨張部が復元(係合時には完全には復元 ない場合もある)するようにされる。

 金属製の雄・雌スナップは、樹脂製のも に比べ上記弾性変形性能を持たせ難いため 例えば実公平2-21929号公報、実公平3-54566号 報等に開示されるように、雌スナップにC字 、M字形等のスプリング等の別部材を付加し て、不足するバネ性を補うようにしたものが 知られている。しかしながら、この場合、別 部材を加える分、製造工程が増え、コストア ップを招くといった問題があった。

 金属スナップにおいて、上記別部材を用 ることなく着脱時の弾性変形性能を担持す ため、係合突起や突起受入部に円周方向に 数のスリットを入れてバネ性を与えるもの 知られている。(例えば、米国特許第1,732,837 号明細書、米国特許第1,896,044号明細書等参照 )。

 しかしながら、上記のようなスリットでは 適切なバネ性を得ることが難しく、例えば スリットを係合突起の上端から根元付近ま 入れると、弾性変形量は十分になるが、連 強度(あるいは離脱抵抗)が弱くなり、簡単 外れてしまうという問題があり、他方、ス ットの入れ具合を短くすると、弾性変形量 不足し、着脱に要する力が大きくなりすぎ 。

実公平2-21929号公報

実公平3-54566号公報

米国特許第1,732,837号明細書

米国特許第1,896,044号明細書

 本発明は、以上のような点に着目してな れたもので、その目的は、別部材を付加す ことなく、係合突起に適切かつ十分な弾性 形性能を与え、連結強度を高めることがで る金属製の雄スナップを提供することにあ 。

 別の本発明の目的は、別部材を付加する となく、突起受入部に適切かつ十分な弾性 形性能を与え、連結強度を高めることがで る金属製の雌スナップを提供することにあ 。

 上記課題を解決するため、本発明によれ 、係合突起を雌スナップの突起受入部に着 自在に係合させる金属製の雄スナップにお て、前記係合突起に、係合突起の他の部分( 当該大変形部以外の部分)に比べ半径方向に 性変形し易い大変形部を円周方向所定角度 隔に複数設け、前記大変形部の先端部に、 合突起の前記他の部分の先端部よりも半径 向外側に突出する高外側膨張部を設けたこ を特徴とする雄スナップが提供される。

 本発明では、金属製の雄スナップにおけ 係合突起に、半径方向に弾性変形し易い大 形部を円周方向所定角度間隔に複数設けた め、係合突起は、円周方向において、大変 部と、大変形部に比べ半径方向に弾性変形 難い他の部分(小変形部)とが交互に配置さ て構成される。ここで、仮に係合突起全体 大変形部と同じ弾性変形性能を有している 合、雌スナップの突起受入部への着脱は容 であるが連結強度は低くなり、また、仮に 合突起全体が小変形部と同じ弾性変形性能 有している場合、雌スナップの突起受入部 の着脱が大きな力を要して面倒になるが連 強度は高まる。本発明では、係合突起にお て大変形部と小変形部とが円周方向に交互 並ぶことにより、大変形部のみの場合の上 欠点(低連結強度)を小変形部が緩和し、小変 形部のみの場合の上記欠点(着脱が面倒)を大 形部が緩和する。

 本発明では更に、大変形部の先端部に、 変形部の先端部よりも半径方向外側に膨ら 高外側膨張部を設けたことにより、雄スナ プと雌スナップの連結時において、係合突 大変形部の高外側膨張部と雌側膨張部の引 掛かりが大きくなって、上記した大変形部 みの場合の欠点である低連結強度を補い、 脱抵抗を高める。

 本発明において、円周方向における大変 部の設置数としては、3~8個程度が望ましい 、それ以上であってもよい。

 本発明の雄スナップを構成する金属とし は、真鍮、銅合金、ステンレス等のばね性 有した金属を好ましく挙げることができる

 本発明の一実施形態において、前記係合 起の他の部分(小変形部)は、その先端部に 前記高外側膨張部よりも半径方向外側への 出高が低い低外側膨部を有する。

 本発明の一実施形態において、前記大変 部は、係合突起の上端から入れられた縦ス ットによって前記他の部分(小変形部)と円 方向に区画される。

 本発明の更に別の実施形態において、前 係合突起は、外側筒部と、内側筒部と、こ ら外側筒部及び内側筒部の上端間を連結す 上端連結部とを含み、前記縦スリットは、 端連結部を通って外側筒部及び内側筒部に して入れられ、外側筒部において、前記各 変形部の左右両側を規定する2本の縦スリッ トの下端間を連結する横スリットを含む。

 別の本発明によれば、雄スナップの係合 起を突起受入部に着脱自在に受け入れる金 製の雌スナップにおいて、前記突起受入部 外周を規定する受入部側部に、受入部側部 他の部分に比べ半径方向に比較的弾性変形 易い大変形部を円周方向所定角度間隔に複 設け、前記大変形部の開口端部(雄スナップ 側の端部)に、受入部側部の前記他の部分の 口端部よりも半径方向内側に突出する高内 膨張部を設けたことを特徴とする雌スナッ が提供される。

 本発明では、金属製の雌スナップにおけ 突起受入部の外周を規定する受入部側部に 半径方向に弾性変形し易い大変形部を円周 向所定間隔に複数設けたため、受入部側部 、円周方向において、大変形部と、大変形 に比べ変形方向に弾性変形し難い他の部分( 非変形部もしくは小変形部)とが交互に配置 れて構成される。ここで、仮に受入部側部 体が大変形部と同じ弾性変形性能を有して る場合、雄スナップの係合突起(係合突起は とんど弾性変形しないと仮定する)の脱着は 容易であるが連結強度は低くなり、また、仮 に受入部側部全体が非変形部と同じ弾性変形 性能を有している場合、雄スナップの係合突 起の着脱が大きな力を要して面倒になるが連 結強度は高まる。本発明では、受入部側部に おいて大変形部と非変形部とが円周方向に交 互に並ぶことにより、大変形部のみの場合の 上記欠点(低連結強度)を非変形部が緩和し、 変形部のみの場合の上記欠点(着脱が面倒) 大変形部が緩和する。

 本発明では更に、大変形部の開口端部に 非変形部の開口端部よりも半径方向内側に らむ高内側膨張部を設けたことにより、雌 ナップと雄スナップの連結時において、受 部側部の大変形部の高内側膨張部と雄側膨 部の引っ掛かりが大きくなって、上記した 変形部のみの場合の欠点である低連結強度 補い、離脱抵抗を高める。

 本発明において、円周方向における大変 部の設置数としては、3~8個程度が望ましい 、それ以上であってもよい。

 本発明の雌スナップを構成する金属とし は、真鍮、銅合金、ステンレス等のばね性 有した金属を好ましく挙げることができる

 本発明の一実施形態において、前記受入 側部の他の部分(非変形部)は、その開口端 に、前記高内側膨張部よりも半径方向内側 の突出高が低い低内側膨張部を有する。

 本発明の一実施形態において、前記大変 部は、受入部側部と受入部側部に隣接する 周部とに入れられた縦スリットによって前 他の部分と区画される。

 本発明の更に別の実施形態では、前記外 部において、前記各大変形部の左右両側を 定する2本の縦スリットの終端間を連結する 横スリットを含む。

 本発明では、金属製の雄スナップにおい 、スプリング等の別部材を付加することな 、係合突起に適切で十分な弾性変形性能を えて、雌スナップとの連結強度を高くする とができ、特に、雄・雌スナップを互いに 平に引っ張るような力(横引き力)に対して 大変形部の高外側膨張部が雌側膨張部に引 掛かり、高い離脱抵抗を発揮する。

  別の本発明では、金属製の雌スナップ おいて、スプリング等の別部材を付加する となく、突起受入部の受入側部に適切で十 な弾性変形性能を与えて、雄スナップとの 結強度を高くすることができ、特に、雌・ スナップを互いに水平に引っ張るような力( 引き力)に対して、大変形部の高内側膨張部 が雄側膨張部に引っ掛かり、高い離脱抵抗を 発揮する。

本発明の一実施形態に係る雄スナップ 斜視図である。 図1の雄スナップの平面図である。 図2のA-A線から破断して後方を見る破断 説明図である。 本発明に係る雄スナップと従来の雌ス ップの係合状態を示す縦断面説明図である 本発明に係る雄スナップと従来の雌ス ップの係合直前の状態を示す概略部分説明 である。 本発明の一実施形態に係る雌スナップ 斜視図である。 図6の雌スナップの平面図である。 図6のB-B線から破断して後方を見る破断 説明図である。 図6のB’-B’線から破断して後方を見る 破断説明図である。 本発明に係る雄スナップと従来の雌ス ナップの係合状態を示す縦断面説明図である 。 本発明に係る雌スナップと従来の雄ス ナップの係合直前の状態を示す概略部分説明 図である。

 以下、本発明の好適な実施形態に係る雄 ナップと雌スナップを図面に基づいて説明 る(なお、上下左右等の方向は参照中の図面 に基づく)。図1及び2は、雄スナップ1の斜視 及び平面図であり、図3は図2のA-A線から破断 して後方を見る破断説明図である。雄スナッ プ1は、真鍮製の板部材をプレス加工して形 されるもので、円形状のベース10と、ベース 10から上方に突出する円筒状の係合突起20と 有する。係合突起20は、図3から分かるよう 、外側筒部21と、内側筒部22と、これら外内 部21、22の上端間を連結する上端連結部23と ら成り、上端連結部23は、外側筒部21の外側 面よりも半径方向外側に円弧状に突出する外 側膨張部24(24a、24b)を形成する。ベース10は、 係合突起20の外側筒部21の下端から半径方向 側に延びるフランジ部11と、係合突起20の内 筒部22の下端から半径方向内側に延びる内 ベース部12とから成り、内側ベース部12には 雄スナップ1を生地c(図4参照)へ取り付ける にアイレット等の取付部材の一部を受け入 るための開口13が設けられる。なお、内側ベ ース部12がフランジ部11よりも若干低くなっ いる。

 係合突起20は、その上端から一例として 周方向45度間隔で八本入れられた縦スリット 25によって八つの突起セグメント26(26a、26b)に 区分される。各縦スリット25は、上端連結部2 3及び外内筒部21、22の各厚さを貫通して、ベ ス10からの係合突起20の高さの約半分の高さ まで設けられている。そのため、係合突起20 外側筒部21及び内側筒部22それぞれの下方部 分には、縦スリット25が到達しない無スリッ 部分21’、22’(図3参照)が係合突起20の約1/2 さで存在する。なお、各縦スリット25がベ ス10付近まで深く入れられると、ベース10の 度が低下し、雄スナップ1の生地c(図4参照) の取り付け時にベース10が変形するおそれが 生じるが、上述した無スリット部分21’、22 の存在により、そのようなベース10の強度の 低下や変形を防ぐことができる。他方、各縦 スリット25の深さが浅く係合突起20の上端付 で止まると、係合突起20に必要な弾性変形性 能が得られないおそれがあるが、縦スリット 25を係合突起20の約1/2高さまで入れることに り、所要のバネ性を確保することができる 八つの突起セグメント26のうち、円周方向一 つおきの四つの突起セグメント26aには更に、 これら各セグメント26aを規定する左右二つの 縦スリット25、25の外側筒部21における終端間 に横スリット27が外側筒部21の厚さを貫通し 入れられる。この横スリット27によって、当 該四つの突起セグメント26aは、外側筒部21が 下に分断され、ベース10(内側ベース部12)に し内側筒部22のみで連結する。他方、残り 四つの突起セグメント26bは、外内筒部21、22 両方を介してベース10(フランジ部11及び内 ベース部12)に連結する。そのため、横スリ ト入りセグメント26aは、同一の力による半 方向内外への弾性変形が横スリットの無い グメント26bよりも大きくなる。以下、横ス ット入り突起セグメント(26a)を「大変形セグ メント」、横スリットの無い突起セグメント (26b)を「小変形セグメント」という。大変形 グメント26aはまた、その膨張部(高外側膨張 部)24aが、小変形セグメント26bの膨張部(低外 膨張部)24bよりも半径方向外側に若干突出す るように形成される。

 以上の雄スナップ1は、後に述べる本発明 に係る雌スナップ2に対しても使用可能であ が、通常は、従来からある雌スナップに対 て使用する。図4は、雄スナップ1を従来の雌 スナップ3に係合した状態を示す縦断面説明 である(図4において、説明の便宜のため、右 方に大変形セグメント26aを、左方に小変形セ グメント26bを表している)。なお、雌スナッ 3は、雄スナップ1の係合突起10を受け入れる 起受入部50を有し、突起受入部50の開口端部 (図4において突起受入部50の上端部)に半径方 内側に膨らむ内側膨張部51が設けられてい 。また、雄スナップ1及び雌スナップ3は共に 、リベット5、5’の軸部6,6’を生地c、c’に 通させた後、雄・雌スナップ1、3側で加締め ることにより、生地c、c’に取り付けられて る。

 図5は、雌スナップ3の突起受入部50に対し 雄スナップ1の係合突起10を同心状に突き合わ せた係合直前の状態を概略的に示し、係合突 起10において内側筒部21、外側筒部22及び上端 連結部23の区分を省略している。この図から かるように、初期状態(非変形状態)におい 、係合突起10の大変形セグメント26aの高外側 膨張部24aは、雌スナップ3の内側膨張部(雌側 張部)51とのオーバーラップ部分Dが、小変形 セグメント26bの低外側膨張部24bの雌側膨張部 51とのオーバーラップ部分dよりも大きく、小 変形セグメント膨張部24bの外径は雌側膨張部 51の内径とほぼ同じである(該内径よりもわず かに大きい)。そのため、雄・雌スナップ1、3 の係合時において、まず、係合突起10の外側 張部24a、24bが雌側膨張部51とかかわり合っ 、大変形セグメント26aが小変形セグメント26 bよりも大きく半径方向内側に撓み、雌側膨 部51を越えると、大変形セグメント26a及び小 変形セグメント26bは半径方向外側へと復元し (大変形セグメント26aは完全には復元しない) 係合突起10と突起受入部50の連結が完了する (図4)。

 雄スナップ1では、大変形セグメント26aと 小変形セグメント26bとが円周方向に交互に並 ぶことにより、いずれか一方のみの場合に生 じ得る低連結強度や着脱の面倒さが緩和され 、更に、大変形セグメント26aの高外側膨張部 24aと雌側膨張部51の引っ掛かりが大きく、連 強度を高めることができる。また、高外側 張部24aと低外側膨張部24bが円周方向に交互 来るため、突起受入部50内における係合突 10の回転方向への変位が生じにくくなる。そ のため、例えば、雄・雌スナップ1、3に互い 水平に引っ張るような力(横引き力)が働い 場合、大変形セグメント26aの高外側膨張部24 aが弾性変形しつつ雌側膨張部51との引っ掛か りを保つ等により、雄・雌スナップ1、3の容 な離脱を阻止する。

 次に本発明の一実施形態に係る雌スナッ 2について説明する。図6及び7は、雌スナッ 2の斜視図及び平面図であり、図8及び9は、 7のB-B線及びB’-B’線からそれぞれ破断して 後方を見る破断説明図である。雌スナップ2 、真鍮製板をプレス加工して成る雌スナッ 本体30の中央に、雄スナップ(上述した本発 に係る雄スナップ1でもよいが一般に従来品) の係合突起を着脱自在に受け入れる凹状の空 間である突起受入部40を有する。スナップ本 30は、雌スナップ2の厚さ(高さ)を規定する 突起受入部40から半径方向外側の外周部31と 突起受入部40の外周を規定する内側筒部32と 、突起受入部40の底となる内側ベース部33と ら成り、内側ベース部33には、雌スナップ2 生地c(図10参照)へ取り付ける際にアイレット 等の取付部材の一部を受け入れるための開口 34が設けられる。また、外周部31は、半径方 最も外側の外側筒部31aと、外側筒部31aの上 から高さを増しながら半径方向内側へと延 る傾斜部31bと、傾斜部31bの半径方向内側端 ら更に半径方向内側へと水平に延び、内側 部32の上端に繋がる平坦上部31cとを含む。更 に、内側筒部32の上端部には、半径方向内側 円弧状に突出する内側膨張部35(35a、35b)が形 成される。

 雌スナップ2の内側筒部32には、一例とし 円周方向60度間隔で六つの大変形部36aが形 される。各大変形部36aは、内側筒部32の下端 付近から上方の平坦上部31cの途中にまで及ぶ 逆U字形のスリット37、すなわち、内側筒部32 経て平坦上部31cの中間付近まで至る一組の 行な縦スリット37aと、縦スリット37aの平坦 部31cにおける終端間を連結する円弧状スリ ト(横スリット)37bとにより、内側筒部32の残 りの部分(以下「非変形部36b」という)から断 切られて成る。大変形部36aは内側ベース部3 3とのみ連結し、内側ベース部33との境界から わずかに半径方向内側に倒されていて、非変 形部36bに比べ格段に半径方向に弾性変形し易 い(非変形部36bもわずかに弾性変形する)。ま 、大変形部36aの内側膨張部(高内側膨張部)35 aは、非変形部36bの内側膨張部(低内側膨張部) 35bよりも半径方向内側に若干突出している。

 以上の雌スナップ2は、上述した本発明に 係る雄スナップ1に対しても使用可能である 、通常は、従来からある雄スナップに対し 使用する。図10は、雌スナップ2が従来の雄 ナップ4に係合した状態を示す縦断面説明図 ある(図10において、説明の便宜のため、左 に大変形部36aを、右方に非変形部36bを表し いる)。なお、雄スナップ4は、雌スナップ2 突起受入部40に係合させる係合突起60を有し 、係合突起60の先端部(図10において係合突起6 0の下端部)に半径方向外側に膨らむ外側膨張 61が設けられている。また、雌スナップ2及 雄スナップ4は共に、リベット5、5’の軸部6 ,6’を生地c、c’に貫通させた後、雌・雄ス ップ2、4側で加締めることにより、生地c、c に取り付けられている。

 図11は、雌スナップ2の突起受入部40に対 雄スナップ4の係合突起60を同心状に突き合 せた係合直前の状態を概略的に示し、係合 起60における内外筒部等の区分を省略してい る。この図から分かるように、初期状態(非 形状態)において、雌スナップ2の大変形部36a の高内側膨張部35aは、雄スナップ4の外側膨 部(雄側膨張部)61とのオーバーラップ部分Dが 、非変形部36bの低内側膨張部35bの雄側膨張部 61とのオーバーラップ部分dよりも大きく、非 変形部36bの内径は雄側膨張部61の外径とほぼ じである(該外径よりもわずかに大きい)。 のため、雌・雄スナップ2、4の係合時におい て、まず、雌スナップ2の内側膨張部35a、35b 雄側膨張部61とかかわり合って、大変形部36a が非変形部36bよりも大きく半径方向外側に撓 み、雄側膨張部61が内側膨張部35a、35bを越え と、大変形部36aは半径方向内側へと復元し( 大変形部36aが完全には復元しない場合もある )、係合突起61と突起受入部40の連結が完了す (図10)。

 雄スナップ2では、大変形部部36aと非変形 部36bとが円周方向に交互に並ぶことにより、 いずれか一方のみの場合に生じ得る低連結強 度や着脱の面倒さが緩和され、更に、大変形 部36aの高内側膨張部35aと雄側膨張部61の引っ かりが大きく、連結強度を高めることがで る。また、高内側膨張部35aと低内側膨張部3 5bが円周方向に交互に来るため、雌スナップ2 の雄スナップ4に対する相対的回転が生じに くなる。そのため、例えば、雌・雄スナッ 2、4に互いを水平に引っ張るような力(横引 力)が働いた場合、大変形部36aの高内側膨張 35aが弾性変形しつつ雄側膨張部61との引っ かりを保つ等により、雌・雄スナップ2、4の 容易な離脱を阻止する。

符号の説明

 1 雄スナップ
 2 雌スナップ
 20 係合突起
 24a 高外側膨張部
 24b 低外側膨張部
 25 縦スリット
 26a 大変形セグメント
 26b 小変形セグメント
 27 横スリット
 30 雌スナップ本体
 32 内側筒部
 40 突起受入部
 35a 高内側膨張部
 35b 低内側膨張部
 36a 大変形部
 36b 非変形部
 37a 縦スリット
 37b 円弧状スリット(横スリット)