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Patent Searching and Data


Title:
MEASURING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/084357
Kind Code:
A1
Abstract:
When a major failure is detected, display of a measurement value on a display section (DS1) is stopped, and instead of the measurement value, an abnormal code, which indicates the contents of the major failure, is displayed on the display section (DS1). When a minor failure is detected, an abnormal code, which indicates the contents of the minor failure, and a measurement value are alternately displayed on the display section (DS1) by being switched one from the other.

Inventors:
SHIMAKATA TETSUYA (JP)
EGAWA MIHO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/071787
Publication Date:
July 09, 2009
Filing Date:
December 01, 2008
Export Citation:
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Assignee:
YAMATAKE CORP (JP)
SHIMAKATA TETSUYA (JP)
EGAWA MIHO (JP)
International Classes:
G01D7/00; G01L19/12; G08B23/00; G05B23/02
Foreign References:
JPH02128115A1990-05-16
JPS60246414A1985-12-06
JPS5585997A1980-06-28
JPH01263793A1989-10-20
JPH04315296A1992-11-06
JP2002248967A2002-09-03
JP2000248967A2000-09-12
Other References:
See also references of EP 2226614A4
Attorney, Agent or Firm:
YAMAKAWA, Masaki et al. (4th Floor Sanno Park Tower,11-1, Nagatacho 2-chome, Chiyoda-ku Tokyo 04, JP)
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Claims:
 所定の物理量を検出するセンサと、
 このセンサによって検出された物理量に基づいて計測値を演算する演算手段と、
 前記計測値の信頼性に影響を与える第1種の異常および前記計測値の信頼性に影響を与えない第2種の異常を検出する異常検出手段と、
 前記計測値、前記第1種の異常の内容を示す情報および前記第2種の異常の内容を示す情報の少なくとも1つを表示する表示部と、
 前記異常検出手段によって検出された異常が前記第1種の異常であった場合、その第1種の異常の内容を示す情報を前記計測値に代えて表示させるように前記表示部を制御する一方、前記異常検出手段によって検出された異常が前記第2種の異常であった場合、その第2種の異常の内容を示す情報を前記計測値とともに表示させるように前記表示部を制御する表示制御手段と
 を備えることを特徴とする計測機器。
 請求項1に記載された計測機器において、
 前記表示制御手段は、
 前記異常検出手段によって検出された異常が前記第2種の異常であった場合、その検出された第2の異常の内容を示す情報と前記計測値とを前記表示部に交互に切り替えて表示させる
 ことを特徴とする計測機器。
 請求項1に記載された計測機器において、
 前記表示制御手段は、
 前記異常検出手段によって検出された異常が複数種類の前記第1種の異常であった場合、前記計測値に代えて、その検出された第1種の異常の種類毎の異常の内容を示す情報を所定の無表示期間を挾んで前記表示部に順次切り替えて表示させる一方、
 前記異常検出手段によって検出された異常が複数種類の前記第2種の異常であった場合、その検出された第2種の異常の種類毎の異常の内容を示す情報を前記計測値を挾んで前記表示部に順次切り替えて表示させる
 ことを特徴とする計測機器。
 請求項1に記載された計測機器において、
 前記表示制御手段は、
 前記異常検出手段によって検出された異常が複数種類の前記第1種の異常であった場合、前記計測値に代えて、その検出された第1種の異常の種類毎の異常の内容を示す情報を所定の無表示期間を挾んで前記表示部に順次切り替えて表示させる一方、
 前記異常検出手段によって検出された異常が複数種類の前記第2種の異常であった場合、前記計測値の表示を一時中断し、その検出された第2種の異常の種類毎の異常の内容を示す情報を所定の無表示期間を挾んで前記表示部に順次切り替えて表示させる
 ことを特徴とする計測機器。
 請求項1に記載された計測機器において、
 前記表示制御手段は、
 前記異常検出手段によって検出された異常が全て前記第2種の異常であった場合にのみ、その第2種の異常の内容を示す情報を前記計測値とともに前記表示部に表示させる
 ことを特徴とする計測機器。
 請求項5に記載された計測機器において、
 前記表示制御手段は、
 前記異常検出手段によって検出された異常に前記第1種の異常と前記第2種の異常が含まれていた場合、前記計測値に代えて、その第1種の異常の内容を示す情報と第2の異常の内容を示す情報を所定の無表示期間を挟んで前記表示部に順次切り替えて表示させる
 ことを特徴とする計測機器。
 請求項1に記載された計測機器において、
 前記表示部は、セグメント群によって構成されている
 ことを特徴とする計測機器。
Description:
計測機器

 この発明は、差圧などの所定の物理量を 測し表示する計測機器に関するものである

 従来より、差圧を計測する差圧発信器な の計測機器は、現場のプロセスに設置され 所定の物理量の検出を行い、その検出され 物理量に基づいて計測値を演算し表示する 示部を有している。

 このような計測機器の中には、各種の異 を検出する診断機能を有する高度な機器も り、この診断機能により何らかの異常が検 された場合は、その異常の種類を示す異常 ードを表示部に表示する。

 この場合の異常コードの表示方法として 例えば、図17に示すように、計測値の表示 DS1とは別に異常コードの表示部DS2を設け、 の表示部DS2に異常コードを表示するという 示方法が採用されている(例えば、文献1(特 2000-248967号公報)参照)。

 しかしながら、図17に示されたような異 コードの表示方法では、計測値の表示部DS1 は別に異常コードの表示部DS2を設けなけれ ならず、高価となる。

 また、図17に示されたような異常コード 表示方法では、検出される異常の種別に拘 らず、表示部DS1に計測値が継続して表示さ る。この場合、異常の種別には、計測値の 頼性に影響を与える異常(重故障(第1種の異 ))と、計測値の信頼性に影響を与えない異常 (軽故障(第2種の異常))とがある。重故障の場 は、もはや計測値の表示を行っても意味が く、かえって、信頼性のない計測値を表示 ることによって、監視者に誤った認識を与 るといった弊害を招く。

 これに対し、図18に示すように、計測値 表示部DS1だけを設け、何らかの異常が検出 れた場合、表示部DS1での計測値の表示を中 し、この計測値に代えて、表示部DS1に異常 ードを表示するという表示方法が考えられ 。これにより、表示部が1つで済み、安価と る。

 しかし、図18に示した異常コードの表示 法では、検出される異常の種別に拘わらず 表示部DS1での計測値の表示が中止され、こ 計測値に代えて、その異常コードが表示部DS 1に表示される。この表示方法では、重故障 場合、信頼性のない計測値が表示されない で、監視者に誤った認識を与えるというこ はないが、軽故障の場合、計測値にはある 度信頼性がある若しくは故障を解析する上 有用であるにも拘らず、その計測値の表示 中止されてしまうので、計測値を監視する えで支障が生じる。

 本発明は、このような課題を解決するた になされたもので、その目的とするところ 、計測値と異常の内容を示す情報との表示 を1つとした安価な構成で、軽故障が生じた 際の計測値の監視も継続することができる計 測機器を提供することにある。

 このような目的を達成するために本発明 、所定の物理量を検出するセンサと、この ンサによって検出された物理量に基づいて 測値を演算する演算手段と、計測値の信頼 に影響を与える第1種の異常および計測値の 信頼性に影響を与えない第2種の異常を検出 る異常検出手段と、計測値、第1種の異常の 容を示す情報および第2種の異常の内容を示 す情報の少なくとも1つを表示する表示部と 異常検出手段によって検出された異常が第1 の異常であった場合、その第1種の異常の内 容を示す情報を計測値に代えて表示させるよ うに表示部を制御する一方、異常検出手段に よって検出された異常が第2種の異常であっ 場合、その第2種の異常の内容を示す情報を 測値とともに表示させるように表示部を制 する表示制御手段とを設けたものである。

 この発明によれば、第1種の異常(以下、 の異常を本発明では便宜的に重故障とも呼 )が発生した場合、その重故障の内容を示す 報が計測値に代えて、唯一の表示部に表示 れる。第2種の異常(以下、この異常を本発 では便宜的に軽故障とも呼ぶ)が発生した場 、その軽故障の内容を示す情報が計測値と もに、唯一の表示部に表示される。

 本発明によれば、重故障(第1種の異常)が 生した場合、その重故障の内容を示す情報 計測値に代えて唯一の表示部に表示され、 故障(第2種の異常)が発生した場合、その軽 障の内容を示す情報が計測値とともに唯一 表示部に表示されるので、計測値と異常の 容を示す情報との表示部を1つとした安価な 構成で、軽故障が生じた際の計測値の監視も 継続することができるようになる。

図1は、本発明に係る計測機器における 異常コードの表示例1を説明する図(異常が発 していない場合を示す図)である。 図2は、本発明に係る計測機器における 異常コードの表示例1を説明する図(重故障(第 1種の異常)が発生した場合を示す図)である。 図3は、本発明に係る計測機器における 異常コードの表示例1を説明する図(軽故障(第 2種の異常)が発生した場合を示す図)である。 図4は、計測値の表示桁を余分に設けて 軽故障の内容を示す情報を表示するようにし た例を説明する図である。 図5は、複数種類の異常が検出された場 合の異常コードの表示例(表示例2(重故障が複 数種類検出された場合))を説明する図である 図6は、複数種類の異常が検出された場 合の異常コードの表示例(表示例2(軽故障が複 数種類検出された場合の第1例))を説明する図 である。 図7は、複数種類の異常が検出された場 合の異常コードの表示例(表示例2(軽故障が複 数種類検出された場合の第2例))を説明する図 である。 図8は、複数種類の異常が検出された場 合の異常コードの表示例(表示例2(軽故障が複 数種類検出された場合の第3例))を説明する図 である。 図9は、複数種類の異常が検出された場 合の異常コードの表示例(表示例2(軽故障が複 数種類検出された場合の第4例))を説明する図 である。 図10は、重故障と軽故障とが入り混じ て検出された場合の異常コードの表示例(表 示例3)を説明する図である。 図11は、差圧発信器のハードウェア構 の概略を示す図である。 図12は、この差圧発信器の液晶表示部 おける表示パターンを示す図である。 図13は、診断プログラムによって実行 れる重故障の診断項目およびその重故障検 時に出力される異常コードを示す図である 図14は、診断プログラムによって実行 れる軽故障の診断項目およびその軽故障検 時に出力される異常コードを示す図である 図15は、この差圧発信器のCPUが実行す 特徴的な処理動作を示すフローチャートで る。 図16は、この差圧発信器の要部の機能 ロック図である。 図17は、従来の異常コードの表示方法 説明する図である。 図18は、計測値の表示部だけを設けた 合に一般的に考えられる異常コードの表示 法を説明する図である。

 以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明 る。
〔表示例1〕
 図1~図3はこの発明に係る計測機器における 常コードの表示例1を説明する図である。図 1は異常が発生していない場合を示し、図2は 測値の信頼性に影響を与える異常(重故障( 1種の異常))が発生した場合を示し、図3は計 値の信頼性に影響を与えない異常(軽故障( 2種の異常))が発生した場合を示している。

 この表示例1では、計測機器を差圧発信器 1とし、この差圧発信器1に計測値の表示部DS1 けを設ける(図1参照)。差圧発信器1は、各種 の異常を検出する診断機能を有しており、こ の診断機能により重故障や軽故障を検出する 。

〔重故障が検出された場合の表示例〕
 差圧発信器1は、重故障が検出された場合、 表示部DS1での計測値の表示を中止し、この計 測値に代えて、表示部DS1にその重故障の内容 を示す異常コードを表示する(図2参照)。差圧 発信器1は、重故障が検出されている間、こ 重故障の内容を示す異常コードの表示を継 して行う。

〔軽故障が検出された場合の表示例〕
 差圧発信器1は、軽故障が検出された場合、 その軽故障の内容を示す異常コードと計測値 とを表示部DS1に交互に切り替えて表示する( 3参照)。差圧発信器1は、軽故障が検出され いる間、その軽故障の内容を示す異常コー と計測値との交互表示を繰り返す。

 このような異常コードの表示方法とする とにより、計測値と異常の内容を示す情報 の表示部を1つとした構成とし、かつ、軽故 障が発生した場合でも、計測値の監視を継続 することができるようになる。

 なお、この表示例1では、軽故障が検出さ れた場合、その軽故障の内容を示す異常コー ドと計測値とを表示部DS1に交互に切り替えて 表示するようにしたが、図4に示すように、 示部DS1における計測値の表示桁を余分に設 て、すなわち計測値の表示桁1aに加えて余分 な桁1bを設け、この余分に設けた桁1bに軽故 の内容を示す情報を表示するようにしても い。

 図4に示した例では、余分に設けた桁1bに 軽故障の内容を示す異常コードのうち、軽 障であることを示す「AL」の文字を表示さ ている。この軽故障であることを示す「AL」 の文字も本発明でいう第2種の異常(軽故障)の 内容を示す情報の定義に含まれるものである 。

〔表示例2:複数種類の異常が検出された場合
 表示例1では、重故障や軽故障の個々の種別 については述べなかったが、重故障や軽故障 には色々な種別がある。すなわち、複数種類 の重故障が検出されることもあり、複数種類 の軽故障が検出されることもある。

〔重故障が複数種類検出された場合の表示例 〕
 図5は重故障が複数種類検出された場合の表 示部DS1における異常コードの表示例を説明す る図である。異常が発生していない場合、差 圧発信器1は、表示部DS1に計測値を表示して る(A)。ここで、重故障として、重故障1と重 障2の2種類が検出されたとする。

 この場合、差圧発信器1は、表示部DS1にお ける計測値の表示を中止し、この計測値に代 えて、重故障1の内容を示す異常コード「Err.0 1」を表示部DS1に表示する(B)。そして、所定 間経過後、所定時間の間、表示部DS1を無表 とする(C)。そして、この無表示期間の後、 故障2の内容を示す異常コード「Err.02」を表 部DS1に表示する(D)。そして、所定時間経過 、所定時間の間、表示部DS1を無表示とした (E)、重故障1の内容を示す異常コード「Err.01 」の表示に戻る(B)。以下、同様動作を繰り返 す。

 このような動作の繰り返しにより、表示 DS1において、重故障1の内容を示す異常コー ド「Err.01」と重故障2の内容を示す異常コー 「Err.02」とが交互に無表示期間を挾んで表 されるものとなる。

 これにより、無表示期間を間に挾んで、 の表示内容の変化を大として、重故障1の内 容を示す異常コードと重故障2の内容を示す 常コードとを明確に区別して知らせること できるようになる。

 すなわち、無表示期間がない場合、重故 1の内容を示す異常コードが例えば「Err.06」 と表示され、重故障2の内容を示す異常コー が例えば「Err.08」と表示されると、変化す 部分が少なく、そのコードの変化を見逃し しまう虞れがある。これに対して、異常コ ドを切り替える際に、無表示期間を設ける とによって、異常コードに変化があること 明確に知らせることができ、そのコードの 化を見逃してしまう虞れをなくすことが可 となる。

 なお、この例では、説明を簡単とするた に、重故障1と重故障2の2種類が検出された のとしたが、さらに多種類の重故障が検出 れた場合にも、同様にして、表示部DS1に、 の検出された重故障の内容を示す異常コー が無表示期間を挟んで順次切り替えて表示 れるものとなる。

〔軽故障が複数種類検出された場合の表示例 (第1例)〕
 図6は軽故障が複数種類検出された場合の表 示部DS1における異常コードの表示例(第1例)を 説明する図である。異常が発生していない場 合、差圧発信器1は、表示部DS1に計測値を表 している(A)。ここで、軽故障として、軽故 1と軽故障2の2種類が検出されたとする。

 この場合、差圧発信器1は、表示部DS1にお ける計測値の表示を中断し、軽故障1の内容 示す異常コード「AL.01」を表示部DS1に表示す る(B)。そして、所定時間経過後、所定時間の 間、表示部DS1に計測値を表示する(C)。そして 、この計測値の表示後、軽故障2の内容を示 異常コード「AL.02」を表示部DS1に表示し(D)、 所定時間経過後、計測値の表示に戻る(A)。以 下、同様動作を繰り返す。

 このような動作の繰り返しにより、表示 DS1において、軽故障1の内容を示す異常コー ド「AL.01」と軽故障2の内容を示す異常コード 「AL.02」とが計測値を挟んで順次切り替えて 示されるものとなる。

 これにより、計測値の表示期間を間に挾 で、その表示内容の変化を大として、軽故 1の内容を示す異常コードと軽故障2の内容 示す異常コードとを明確に区別して知らせ ことができるようになる。

 すなわち、計測値を間に挟まなかった場 、軽故障1の内容を示す異常コードが例えば 「AL.06」と表示され、軽故障2の内容を示す異 常コードが例えば「AL.08」と表示されると、 化する部分が少なく、そのコードの変化を 逃してしまう虞れがある。これに対して、 常コードを切り替える際に、計測値を間に むことによって、異常コードに変化がある とを明確に知らせることができ、そのコー の変化を見逃してしまう虞れをなくすこと 可能となる。

 なお、この例では、説明を簡単とするた に、軽故障1と軽故障2の2種類が検出された のとしたが、さらに多種類の軽故障が検出 れた場合にも、同様にして、表示部DS1に、 の検出された軽故障の内容を示す異常コー が計測値を挟んで順次切り替えて表示され ものとなる。

〔軽故障が複数種類検出された場合の表示例 (第2例)〕
 図7は軽故障が複数種類検出された場合の表 示部DS1における異常コードの別の表示例(第2 )を説明する図である。異常が発生していな い場合、差圧発信器1は、表示部DS1に計測値 表示している(A)。ここで、軽故障として、 故障1と軽故障2の2種類が検出されたとする

 この場合、差圧発信器1は、表示部DS1にお ける計測値の表示を中断し、軽故障1の内容 示す異常コード「AL.01」を表示部DS1に表示す る(B)。そして、所定時間経過後、所定時間の 間、表示部DS1を無表示とする(C)。そして、こ の無表示期間の後、軽故障2の内容を示す異 コード「AL.02」を表示部DS1に表示し(D)、所定 時間経過後、計測値の表示に戻る(A)。以下、 同様動作を繰り返す。

 このような動作の繰り返しにより、表示 DS1に、計測値と軽故障の内容を示す異常コ ドの一群が交互に切り替えて表示され、軽 障の内容を示す異常コードの一群において 軽故障1の内容を示す異常コード「AL.01」と 故障2の内容を示す異常コード「AL.02」とが 表示時間を挟んで表示されるものとなる。

 これにより、計測値の表示期間を間に挾 で、その表示内容の変化を大として、また 表示期間を間に挾んで、その表示内容の変 を大として、軽故障1の内容を示す異常コー ドと軽故障2の内容を示す異常コードとを明 に区別して知らせることができるようにな 。

 なお、この例では、説明を簡単とするた に、軽故障1と軽故障2の2種類が検出された のとしたが、さらに多種類の軽故障が検出 れた場合にも、同様にして、表示部DS1に、 測値と軽故障の内容を示す異常コードの一 が交互に切り替えて表示され、軽故障の内 を示す異常コードの一群において、軽故障 内容を示す異常コードが無表示期間を挟ん 順次切り替えて表示されるものとなる。

〔軽故障が複数種類検出された場合の表示例 (第3例)〕
 図6に示した例では、計測値の表示期間と軽 故障の内容を示す異常コードの表示期間との 間に無表示期間を設けなかったが、図8に示 ように、その間に無表示期間を設けるよう してもよい。

〔軽故障が複数種類検出された場合の表示例 (第4例)〕
 図7に示した例では、計測値の表示期間と軽 故障の内容を示す異常コードの表示期間との 間に無表示期間を設けなかったが、図9に示 ように、その間に無表示期間を設けるよう してもよい。

〔表示例3:重故障と軽故障とが入り混じって る場合〕
 表示例1,2では、重故障のみが検出された場 の表示例、軽故障のみが検出された場合の 示例について、説明した。重故障や軽故障 、実際には、入り混じって発生する。重故 が生じている場合には、いくら軽故障があ たからといって、計測値に信頼性はない。

 このようなことを考慮して、表示例3では 、検出された異常が全て軽故障であった場合 にのみ、その軽故障の内容を示す異常コード を図6~図9で説明したような方法で表示し、重 故障と軽故障とが入り混じっている場合には 、重故障の内容を示す異常コードおよび軽故 障の内容を示す異常コードを無表示期間を挟 んで表示部DS1に表示する。

 図10は重故障と軽故障とが入り混じって 出された場合の異常コードの表示例を説明 る図であり、異常が発生していない場合、 圧発信器1は、表示部DS1に計測値を表示して る(A)。ここで、重故障として、重故障1と重 故障2の2種類が検出され、軽故障として、軽 障1と軽故障2の2種類が検出されたとする。

 この場合、差圧発信器1は、表示部DS1にお ける計測値の表示を中止し、この計測値に代 えて、重故障1の内容を示す異常コード「Err.0 1」を表示部DS1に表示する(B)。そして、所定 間経過後、所定時間の間、表示部DS1を無表 とする(C)。そして、この無表示期間の後、 故障2の内容を示す異常コード「Err.02」を表 部DS1に表示し(D)、所定時間経過後、所定時 の間、表示部DS1を無表示とする(E)。

 次に、差圧発信器1は、軽故障1の内容を す異常コード「AL.01」を表示部DS1に表示し(F) 、所定時間経過後、所定時間の間、表示部DS1 を無表示とする(G)。そして、この無表示期間 の後、軽故障2の内容を示す異常コード「AL.02 」を表示部DS1に表示し(H)、所定時間経過後、 所定時間の間、表示部DS1を無表示とした後(I) 、重故障1の内容を示す異常コード「Err.01」 表示に戻る(B)。以下、同様動作を繰り返す

 このような動作の繰り返しにより、表示 DS1に、重故障1の内容を示す異常コード「Err .01」と、重故障2の内容を示す異常コード「Er r.02」と、軽故障1の内容を示す異常コード「A L.01」と、軽故障2の内容を示す異常コード「A L.02」とが、無表示期間を挾んで順次切り替 て表示されるものとなる。

 これにより、無表示期間を間に挾んで、 の表示内容の変化を大として、重故障1の内 容を示す異常コードと重故障2の内容を示す 常コードとを明確に区別して、また軽故障1 内容を示す異常コードと軽故障2の内容を示 す異常コードとを明確に区別して、知らせる ことができるようになる。

 なお、この例では、重故障の一群の異常 ードを先に表示し、次に軽故障の一群の異 コードを表示するようにしたが、軽故障の 群の異常コードを先に表示し、次に重故障 一群の異常コードを表示するようにしても く、重故障の異常コードと軽故障の異常コ ドとをばらばらに表示するようにしてもよ 。

 また、この例では、説明を簡単とするた に、重故障については重故障1と重故障2の2 類、軽故障については軽故障1と軽故障2の2 類が検出されたものとしたが、さらに多種 の重故障や軽故障が検出された場合にも、 様にして、表示部DS1に、その検出された重 障の内容を示す異常コードおよび軽故障を す異常コードが無表示期間を挟んで順次切 替えて表示されるものとなる。

〔実施例1〕
 次に、上述した表示例3を例にとって、差圧 発信器1における処理動作の具体例について 明する。図11に差圧発信器1のハードウェア 成の概略を示す。同図において、1-1はCPU、1- 2はRAM、1-3はROM、1-4はNVM(不揮発性メモリ)、1-5 は液晶表示部、S1は差圧センサ、S2は静圧セ サ、S3は温度センサ、1-6~1-8はA/D変換器であ 。差圧発信器1は、差圧センサS1、静圧セン S2,温度センサS3についても、その構成要素と して含む。

 CPU1-1は、A/D変換器1-6を介して入力される 圧センサS1からの差圧を示す信号、A/D変換 1-7を介して入力される静圧センサS2からの静 圧を示す信号、A/D変換器1-8を介して入力され る温度を示す信号を得て、RAM1-2やNVM1-4にアク セスしながら、ROM1-3に格納されているプログ ラムに従って動作する。

 ROM1-3には、本実施例特有のプログラムと て、差圧センサS1からの差圧を示す信号に 種の演算処理を施して差圧の計測値を求め 液晶表示部1-5に表示する計測値表示プログ ム、予め定められている各種の異常を検出 る診断プログラム、この診断プログラムに う診断結果に基づいて液晶表示部1-5への異 コードの表示を行う異常コード表示プログ ムが格納されている。

 図12に液晶表示部1-5における表示パター を示す。この表示パターンにおいて、AR1は 測値の表示領域、AR2は補助的な各種情報の 示領域、AR3は計測値をバーグラフで表示す 表示領域であり、表示領域AR1は7セグメント を主要構成要素とし、表示領域AR2は16セグ ント群を主要構成要素とする。この表示パ ーンにおいて、表示領域AR1が表示例3におけ 表示部DS1に対応する。

 図13に診断プログラムによって実行され 重故障の診断項目およびその重故障検出時 出力される異常コードを示す。図14に診断プ ログラムによって実行される軽故障の診断項 目およびその軽故障検出時に出力される異常 コードを示す。図13および図14では重要度の い順に上からその診断項目を示している。 実施例では、図13に示したような内容のテー ブルTB1と、図14に示したような内容のTB2とが ROM1-3に格納されている。

 以下、図15に示すフローチャートを参照 て、ROM1-3に格納された診断プログラムおよ 異常コード表示プログラムに従ってCPU1-1が 行する処理動作について説明する。なお、 15に示すフローチャートは、診断プログラム と異常コード表示プログラムとが連携して行 う全体の処理動作を示している。

 CPU1-1は、診断プログラムを実行し、全て 診断項目について正常/異常をチェックする (ステップS101)。ここで、重故障も軽故障もな く、全て正常であれば(ステップS101の「正常 )、計測値表示プログラムによって得られる 計測値を液晶表示部1-5に表示する(ステップS1 02)。

 これに対し、重故障や軽故障が生じてお 、異常と判断されれば(ステップS101の「異 」)、その異常に重故障が含まれているか否 をチェックする(ステップS103)。ここで、重 障が含まれておらず、全てが軽故障であれ (ステップS103のNO)、例えば、図6に示したよ に、その軽故障の内容を示す異常コードを 測値を挟んで液晶表示部1-5の表示エリアAR1( DS1)に順次切り替えて表示する(ステップS104) この場合、図14に示したテーブルTB2に従い、 重要度の高い順に、軽故障の内容を示す異常 コードを順次表示して行く。

 重故障が1つでも含まれていれば(ステッ S103のYES)、例えば、図10に示したように、計 値の表示を中止し、重故障の内容を示す異 コードと軽故障の内容を示す異常コードと 無表示期間を挟んで液晶表示部1-5の表示エ アAR1(DS)に順次切り替えて表示する(ステッ S105)。この場合、重故障の内容を示す異常コ ードは、図13に示したテーブルTB1に従い、重 度の高い順に、軽故障の内容を示す異常コ ドは、図14に示したテーブルTB2に従い、重 度の高い順に、順次表示して行く。なお、 故障の内容を示す異常コードは表示せずに 重故障の内容を示す異常コードのみを表示 るようにしてもよい。

 この実施例1では、液晶表示部1-5における 計測値の表示領域AR1を7セグメント群とした 、16セグメント群としてもよい。7セグメン では、10種類の数字に加えて、いくつかのア ルファベット文字を表示することが可能であ るが、その数が限られている。16セグメント すれば、さらに表示する文字の種類を増や ことができる。

 また、必ずしもセグメント方式としなく もよく、ドットマトリックス方式のLCDなど 用いるようにしてもよい。7セグメント群や 16セグメント群などのセグメント方式とする 、消費電力を小さくすることができるし、 の構成も安価となる。

 また、この実施例1では、表示部1-5を液晶 表示部としたが、発光ダイオード(LED)、冷陰 放電灯、蛍光表示管、白熱フィラメントな を用いた表示部としてもよい。

 また、上述した表示例1~3や実施例1において 、無表示期間を設ける代わりに、表示の切り 替えが行われた直後、その表示を点滅させる ようにしてもよい。
 例えば、1つの異常コードの表示期間を3秒 したとき、表示切り替わり直後の1秒間は0.25 秒間の点滅とし、残りの2秒間は点灯させた する。
 例えば、ドットマトリクス液晶を使用する 合は、表示切替毎に反転表示させたり、カ ー液晶を使用する場合は、表示切替毎に色 変えたりする。
 これらの方式の場合は、切り替わり時に無 示期間を設けることは不要となるが、無表 期間と組み合わせて、より視認性を高めて よい。

 また、上述した表示例1~3や実施例1におい て、重故障や軽故障の異常の内容を示す情報 は、必ずしも異常コードでなくてもよく、異 常の内容を具体的に文字で表したメッセージ としてもよく、異常の内容を示す絵文字とし てもよい。

 図16に実施例1における差圧発信器1の要部 の機能ブロック図を示す。差圧発信器1は、 圧の計測値を求める演算部1Aと、表示部1Bと 異常検出部1Cと、表示制御部1Dとを備えてい る。

 演算部1Aは、差圧センサS1からの差圧を示 す信号を入力とし、所定の演算処理を施して 差圧の計測値を得る。表示部1Bにはこの演算 1Aからの差圧の計測値が表示される。異常 出部1Cは、差圧センサS1からの差圧を示す信 や静圧センサS2からの静圧を示す信号や温 センサS3からの温度を示す信号など種々の信 号を入力とし、各種の異常を検出する。

 表示制御部1Dは、異常検出部1Cで検出され た異常に基づき、その異常に1つでも重故障 含まれていた場合には、計測値に代えて、 故障の内容を示す異常コードと軽故障の内 を示す異常コードとを無表示期間を挟んで 示部1Bに順次切り替えて表示させ、その異常 が全て軽故障であった場合には、その軽故障 の内容を示す異常コードを計測値とともに表 示部1Bに表示させる。この演算部1A、異常検 部1C、表示制御部1DはCPU1-1の処理機能として 現される。

 なお、図16に示した構成において、差圧 ンサS1や静圧センサS2を設けない場合も考え れる。このような場合、演算部1Aは、差圧 ンサS1によって検出された差圧を計測値に変 換し、表示部1Bへ出力する。このような演算 1Aでの差圧からの計測値への変換も本発明 いう演算手段での演算に含まれる。

 本発明の計測機器は、差圧発信器に限ら るものではなく、例えば、自動車などに設 られるオドメータやトリップメータへの適 も可能である。