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Title:
MEDAL GAME MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105357
Kind Code:
A1
Abstract:
A medal game machine enabling the user to become interested in what medal is present in a play field. The medal game machine comprises a play field forming section for forming a play field visible by the player, a medal ejecting section for ejecting a special medal having a storage unit for storing electronic data into the play field, and an ejection control section for controlling the ejection of the medal ejection section.

Inventors:
OKUAKI MASATO (JP)
SASAKI RYU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053158
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
February 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KONAMI DIGITAL ENTERTAINMENT (JP)
OKUAKI MASATO (JP)
SASAKI RYU (JP)
International Classes:
A63F9/00; A63F5/04
Foreign References:
JP2003144741A2003-05-20
JP2006230694A2006-09-07
JP2004248690A2004-09-09
Attorney, Agent or Firm:
KURODA, Hisashi (Mitsuiseimei-Shinyokohama-Ekimae Bldg. 6F3-7-3 Shinyokohama, Kouhoku-ku, Yokohama-shi Kanagawa 33, JP)
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Claims:
 メダルゲーム機において、
 プレイヤーが視認可能なプレイフィールドを形成するプレイフィールド形成部と、
 該プレイフィールド内に電子データを記憶する記憶部を備えた特殊メダルを排出するメダル排出部と、
 該メダル排出部の排出動作を制御する排出制御部とを有するメダルゲーム機。
 請求項1のメダルゲーム機において、
 上記プレイフィールド内に設けられ、上記メダル排出部により排出されたメダルを含む多数のメダルを載置するメダル載置面をもつメダル載置台と、
 該プレイフィールド内に設けられ、該メダル載置面上の一部分に存在するメダルを該メダル載置面上の他部分側に押し出すように、該メダル載置面に対して該一部分に沿うように相対的に往復移動するメダル押出部材と、
 該メダル押出部材により押し出されたメダルにより、該メダル載置面外に押し出されたメダルが落下するメダル落下溝とを有するメダルゲーム機。
 請求項2のメダルゲーム機において、
 メダルとは異なる形状をもつ異形物を上記メダル載置面上に供給する異形物供給部を有し、
 上記排出制御部は、上記メダル落下溝に該異形物が落下することを条件に、上記メダル排出部に上記特殊メダルを排出させるように制御するメダルゲーム機。
 請求項2又は3のメダルゲーム機において、
 上記特殊メダルの記憶部に記憶されている電子データを読み取るデータ読取部を有し、
 該データ読取部は、上記メダル落下溝へ落下した特殊メダルの記憶部に記憶されている電子データを読み取るものであるメダルゲーム機。
 請求項1又は2のメダルゲーム機において、
 ゲーム媒体を受け取るゲーム媒体受取部を有し、
 上記排出制御部は、該ゲーム媒体受取部が該ゲーム媒体を受け取ることを条件に、上記メダル排出部に上記特殊メダルを排出させるように制御するメダルゲーム機。
 請求項1、2又は3のメダルゲーム機において、
 上記特殊メダルの記憶部に記憶されている電子データを読み取るデータ読取部を有するメダルゲーム機。
 請求項1、2又は3のメダルゲーム機において、
 上記特殊メダルの記憶部に所定の電子データを書き込むデータ書込部を有するメダルゲーム機。
 請求項7のメダルゲーム機において、
 上記データ書込部は、上記メダル排出部が排出する特殊メダルの記憶部に上記所定の電子データを書き込むものであるメダルゲーム機。
Description:
メダルゲーム機

 本発明は、プレイヤーが視認可能なプレ フィールド内にメダルを排出するメダルゲ ム機に関するものである。

 この種のメダルゲーム機としては、例え 、メダル載置面上の一部分に存在するメダ をメダル載置面上の他部分側に押し出すよ にメダル載置面に対してその一部分に沿っ 相対的に往復移動するメダル押出部材でメ ルが押し出されることによりメダル載置面 のメダルがメダル落下溝へ落下するプッシ ーゲーム機が知られている。プッシャーゲ ム機は、一般に、プレイフィールド内にお て、予め多数のメダルが堆積した平坦なフ ールド面(メダル載置面)とブロック状のメ ルプッシャー(メダル押出部材)とが一定のス トロークで相対的に往復移動する構成をもっ ている。これにより、メダルプッシャーが退 避したフィールド面部分に存在するメダルは 、そのメダルプッシャーの押出面により押し 出されることになり、そのフィールド面部分 にはメダルがない状態になる。よって、例え ば、メダルプッシャーが退避した後のフィー ルド面上の適当な箇所にメダルが排出される と、次にメダルプッシャーが戻ってきたとき に、そのメダルがメダルプッシャーによって 押し出される。このようにして押し出された メダルはフィールド面上に堆積したメダルを 押し出し、これによりその押出方向における フィールド面の外側にあるメダル落下溝にメ ダルを落下させる。メダル落下溝にメダルが 落下すると、遊技者に対してメダルが払い出 される。

 一方で、プレイヤーが視認可能なプレイ ィールド内にメダルを排出するようなメダ ゲーム機ではないが、電子データを記憶す ための記憶部を備えた特殊メダル(ICメダル) を使用するゲーム機が特許文献1に開示され いる。このゲーム機は、ICメダルが投入され ると、そのICメダルのICチップに記憶されて る電子データがゲーム機に読み取られ、読 取った電子データを用いて各種設定処理を ったり、当該ICメダルの有効期限の判断を行 ったりする。

特開2006-87900号公報

 一般に、プレイヤーが視認可能なプレイ ィールド内にメダルを排出するようなメダ ゲーム機では、プレイヤーはプレイフィー ド内のメダルの挙動に対する関心が非常に く、プレイフィールド内のメダルに注目し プレイする。しかし、従来のメダルゲーム では、プレイフィールド内に存在するメダ が、従来から変わらず使用されている通常 メダル(記憶部を持たないメダル)であった そのため、プレイフィールド内に存在する ダルがどのようなメダルなのかという点に いてはプレイヤーの関心を引くことができ かった。

 本発明は、プレイフィールド内に存在す メダルがどのようなメダルなのかという点 ついてプレイヤーの関心を引くことを可能 することで高いゲーム性を提供し得るメダ ゲーム機の提供を実現する。

 本発明の一態様としては、メダルゲーム機 おいて、プレイヤーが視認可能なプレイフ ールドを形成するプレイフィールド形成部 、該プレイフィールド内に電子データを記 する記憶部を備えた特殊メダルを排出する ダル排出部と、該メダル排出部の排出動作 制御する排出制御部とを有するものである
 また、上記メダルゲーム機において、上記 レイフィールド内に設けられ、上記メダル 出部により排出されたメダルを含む多数の ダルを載置するメダル載置面をもつメダル 置台と、該プレイフィールド内に設けられ 該メダル載置面上の一部分に存在するメダ を該メダル載置面上の他部分側に押し出す うに、該メダル載置面に対して該一部分に うように相対的に往復移動するメダル押出 材と、該メダル押出部材により押し出され メダルにより、該メダル載置面外に押し出 れたメダルが落下するメダル落下溝とを有 るものであってもよい。
 また、上記メダルゲーム機において、メダ とは異なる形状をもつ異形物を上記メダル 置面上に供給する異形物供給部を有し、上 排出制御部は、上記メダル落下溝に該異形 が落下することを条件に、上記メダル排出 に上記特殊メダルを排出させるように制御 るものであってもよい。
 また、上記メダルゲーム機において、上記 殊メダルの記憶部に記憶されている電子デ タを読み取るデータ読取部を有し、該デー 読取部は、上記メダル落下溝へ落下した特 メダルの記憶部に記憶されている電子デー を読み取るものであってもよい。
 また、上記メダルゲーム機において、ゲー 媒体を受け取るゲーム媒体受取部を有し、 記排出制御部は、該ゲーム媒体受取部が該 ーム媒体を受け取ることを条件に、上記メ ル排出部に上記特殊メダルを排出させるよ に制御するものであってもよい。
 また、上記メダルゲーム機において、上記 殊メダルの記憶部に記憶されている電子デ タを読み取るデータ読取部を有するもので ってもよい。
 また、上記メダルゲーム機において、上記 殊メダルの記憶部に所定の電子データを書 込むデータ書込部を有するものであっても い。
 また、上記メダルゲーム機において、上記 ータ書込部は、上記メダル排出部が排出す 特殊メダルの記憶部に上記所定の電子デー を書き込むものであってもよい。

 ここで、「ゲーム媒体」とは、プレイヤ とプッシャーゲーム機との間でやりとりさ る、メダル、コイン等の有体物あるいはこ らの電子データ等の無体物を意味する。よ て、「ゲーム媒体受取部」には、メダル等 有体物を受け取る部のほか、ゲーム媒体で る電子データを記録した記録媒体からその 取分を減らすデータ処理を行う部も含まれ 。

 本発明においては、プレイヤーが視認可 なプレイフィールド内にメダルを排出する で、プレイヤーはプレイフィールド内のメ ルの挙動に対する関心が非常に高く、プレ フィールド内のメダルに注目してプレイす ことになる。そして、本発明によれば、プ イフィールド内に存在するメダルのうちの なくとも一部を、従来から変わらず使用さ ている通常のメダル(記憶部を持たないメダ ル)に代えて、記憶部を備えた特殊メダルに ることができる。このように従来のプッシ ーゲーム機では存在しなかった特殊メダル プレイフィールド内に存在することにより プレイフィールド内に存在するメダルがど ようなメダルなのかという点についてプレ ヤーの関心を引くことができ、高いゲーム を提供することが可能となる。

図1は、実施形態1に係るプッシャーゲ ム機の全体構成を示す部分斜視図である。 図2は、同プッシャーゲーム機における ステーション部の構成を説明するための説明 図である。 図3は、同ステーション部の内部構造を 説明するための説明図である。 図4は、同ステーション部の表示部に表 示されるスロット用ゲーム画面の一例を示す 説明図である。 図5は、同ステーション部の表示部に表 示されるビンゴ用ゲーム画面の一例を示す説 明図である。 図6は、同プッシャーゲーム機における サテライト抽選装置の主要構成を示す斜視図 である。 図7は、同ステーション部のプレイフィ ールド及びその周辺部の構成を抽出した部分 斜視図である。 図8Aは、同プレイフィールドにおける ッシャー部の往復運動を説明するための説 図である。 図8Bは、同プレイフィールドにおける ッシャー部の往復運動を説明するための説 図である。 図9は、同プッシャーゲーム機のメダル 搬送経路に設けられるメダル仕分け部の構成 を示す上面図である。 図10は、同ステーション部のメダル投 機構を示す斜視図である。 図11は、同メダル投入機構の正面図で る。 図12は、同メダル投入機構の上面図で る。 図13は、同メダル投入機構の正面透視 である。 図14は、同メダル投入機構の部分分解 である。 図15は、同プッシャーゲーム機におけ センター抽選装置の構成を示す正面図であ 。 図16は、同センター抽選装置の構成を す斜視図である。 図17は、同センター抽選装置のディス レイ装置に表示される画面の一例を示す説 図である。 図18は、同プッシャーゲーム機におけ ゲーム制御系とメダル排出制御系の主要構 を示すブロック図である。 図19は、同プッシャーゲーム機の各ス ーション部で行われるスロットゲームの流 を示すフローチャートである。 図20は、同プッシャーゲーム機の各ス ーション部で行われるビンゴゲームの流れ 示すフローチャートである。 図21は、同プッシャーゲーム機のセン ー抽選装置で行われるジャックポット抽選 流れを示すフローチャートである。 図22は、実施形態2に係るプッシャーゲ ーム機のプレイフィールド下部に配置された メダル払出機構の構成を示す斜視図である。 図23は、同プッシャーゲーム機におけ ゲーム制御系とメダル排出制御系の主要構 を示すブロック図である。 図24は、実施形態3に係るプッシャーゲ ーム機のメダル投入機構を示す部分分解図で ある。 図25は、同プッシャーゲーム機におけ ゲーム制御系とメダル排出制御系の主要構 を示すブロック図である。 図26は、同プッシャーゲーム機のメダ 投入機構にICメダルが投入されたときの制 の流れの一例を示すフローチャートである

符号の説明

 1 プッシャーゲーム機
 100 メダル投入機構
 101 貯留面
 108-9,109-9,1005 ICリーダ
 300 第1リフトアップホッパ
 310 通常メダル貯留部
 320 リフトアップ部
 330 通常メダル排出部
 350 リフトアップホッパ
 360 ICメダル貯留部
 370 リフトアップ部
 380 ICメダル排出部
 390,1054 ICライタ
 500 プレイフィールド
 501 メインテーブル
 510 プッシャー部
 600,610,620 制御部
 1000 サテライト抽選装置
 1002 メダル搬送経路
 1003 仕分け孔
 1004 ICメダル搬送経路
 1020 第3リフトアップホッパ
 1021 貯留部
 1022 ホッパ駆動部
 1023 リフトアップ部
 1030 メダル払出部
 1050 第4リフトアップホッパ
 1051 貯留部
 1053 リフトアップ部
 1300,1400 ボール供給機構
 2000 センター抽選装置
 B1,B2 ボール
 M メダル
 M’ ICメダル
 SA サテライト部
 ST ステーション部

〔実施形態1〕
 以下、本発明を、ゲーム装置としてのメダ ゲーム機であるプッシャーゲーム機に適用 た一実施形態(以下、本実施形態を「実施形 態1」という。)について、図面を用いて説明 る。
 なお、各図は本発明の内容を理解でき得る 度に形状、大きさ及び位置関係を概略的に してあるに過ぎず、したがって、本発明は 図で例示された形状、大きさ及び位置関係 みに限定されるものではない。また、各図 は、構成の明瞭化のため、断面におけるハ チングの一部が省略されている。

(全体構成)
 図1は、本実施形態1に係るプッシャーゲー 機1の外観の一部を示す斜視図である。
 本プッシャーゲーム機1は、センター抽選装 置2000を囲うように4つのサテライト部SAが設 られている。各サテライト部SAは、それぞれ 4つのステーション部STを備えており、各プレ イヤーは各ステーション部STでそれぞれゲー をプレイすることになる。また、各サテラ ト部SAは、物理抽選手段として機能する物 抽選部としてのサテライト抽選装置1000をそ ぞれ1つずつ備えており、そのサテライト抽 選装置1000の周りに各ステーション部STが並ん で配置されている。

(ステーション部STの構成)
 図2は、本プッシャーゲーム機1におけるス ーション部STの構成を説明するための説明図 である。
 図3は、ステーション部STの内部構造を説明 るための説明図である。
 図3に示すように、ステーション部STは、メ ル投入機構(ゲーム媒体受取部)100と、メダ 搬送経路200と、第1リフトアップホッパ300と 第2リフトアップホッパ350と、メダル排出経 路400と、プレイフィールド500と、制御部600と 、表示部700と、筐体800とを有する。

 筐体800は、ステーション部STの骨組みと る構成である。筐体800において、上部手前 にはメダル投入機構100が配置され、上部奥 には表示手段として機能する表示部として 表示部700が配置され、上部中央にはプレイ ィールド500が配置される。また、筐体800の 部には、メダル搬送経路200、通常メダル排 機構としての第1リフトアップホッパ300、メ ル排出部である特殊メダル排出機構として 第2リフトアップホッパ350、制御部600などが 収納される。ここで、「手前側」とはプレイ ヤーがゲームする際に位置する側を意味し、 「奥側」とはプレイヤーがゲームする際に位 置する側と反対側を意味し、「中央」とは上 述した「手前側」と「奥側」との間の領域を 意味する。

 メダル投入機構100は、プレイヤーがゲー する際にゲーム媒体としての通常メダル(以 下、単に「メダル」という。)Mをプッシャー ーム機1へ投入するための構成である。メダ ル投入機構100から投入されたメダルMは、メ ル搬送経路200を介して第1リフトアップホッ 300まで搬送され、第1リフトアップホッパ300 において一時的に貯留される。メダル搬送経 路200及び第1リフトアップホッパ300は、上述 たように、筐体800内に配置される。なお、 ダル搬送経路200は、メダル投入機構100と第1 フトアップホッパ300とを機械的及び物理的 連結させ、メダル投入機構100から投入され メダルMを第1リフトアップホッパ300まで搬 する機能を有する。

 第1リフトアップホッパ300は、メダルMを蓄 するための通常メダル貯留容器としての通 メダル貯留部310と、メダルMを所定の高さま リフトアップするためのリフトアップ部320 、リフトアップされたメダルMを所定のタイ ミングで排出するための通常メダル排出部330 とを有する。また、通常メダル排出部330の排 出口には、排出されたメダルMをプレイフィ ルド500まで導くためのメダル排出経路400が 右に揺動可能に設けられている。
 リフトアップ部320の上端は、プレイフィー ド500よりも上に配置される。これに伴い、 フトアップ部320の上端に設けられた通常メ ル排出部330もプレイフィールド500よりも上 配置される。したがって、プレイフィール 500下に設けられた通常メダル貯留部310に一 蓄積されたメダルMは、リフトアップ部320に よりプレイフィールド500よりも上に持ち上げ られた後、通常メダル排出部330からメダル排 出経路400を介してプレイフィールド500へ射出 される。

 第2リフトアップホッパ350は、ICメダルM’を 蓄積するための特殊メダル貯留容器としての ICメダル貯留部360と、ICメダルM’を所定の高 までリフトアップするためのリフトアップ 370と、リフトアップされたICメダルM’を所 のタイミングで排出するためのICメダル排 部380とを有する。また、ICメダル排出部380の 排出口には、排出されたICメダルM’をプレイ フィールド500まで導くためのメダル排出経路 450が左右に揺動可能に設けられている。
 リフトアップ部370の上端は、プレイフィー ド500よりも上に配置される。これに伴い、 フトアップ部370の上端に設けられたICメダ 排出部380もプレイフィールド500よりも上に 置される。したがって、プレイフィールド50 0下に設けられたICメダル貯留部360に一時蓄積 されたICメダルM’は、リフトアップ部370によ りプレイフィールド500よりも上に持ち上げら れた後、ICメダル排出部380からメダル排出経 450を介してプレイフィールド500へ射出され 。

 プレイフィールド500内には、メダルMを貯 留するメダル載置台としてのメインテーブル 501と、メインテーブル501上に載置されたメダ ル押出部材としてのプッシャー部510とが設け られている。プッシャー部510は、メダルMを 留する上面(これをサブテーブル511という。) と、サブテーブル511から落下したメダルMが ライドする傾斜テーブル512と、メインテー ル501に貯留されたメダルMを押進する押進壁5 13とを有する。また、プッシャー部510は、プ イフィールド500におけるメインテーブル501 にスライド可能に設けられており、ゲーム 御手段として機能するゲーム制御部として 制御部600の制御の下、一定の周期又は任意 周期で前後にスライド運動する。プッシャ 部510の一部(奥側)は、表示部700の下方に設 られた後述する収納部720に収納される。プ シャー部510は、この収納部720から出入する うにスライドすることで、前後に往復運動 る。

 サブテーブル511には、表示部700における ィスプレイ701の枠部材710が摺動可能に当接 れている。したがって、プッシャー部510が 納部720へ収納される方向へ移動した際、枠 材710によってサブテーブル511上のメダルMが 押進される。この押進により、サブテーブル 511上の一部のメダルMが傾斜テーブル512へ落 する。サブテーブル511から落下したメダルM 一部は、傾斜テーブル512に設けられたメダ 通過口としての開口部(これをチャッカー515 -1,515-2,515-3という。)に進入する。また、残り のメダルMは、そのままメインテーブル501ま 落下し、メインテーブル501に貯留される。

 メインテーブル501上のメダルMは、サブテ ーブル511上のメダルMと同様に、プッシャー 510のスライド運動により押進される。すな ち、メインテーブル501上にはプッシャー部51 0が隙間無く載置されているため、プッシャ 部510が収納部720から搬出する方向へ移動し 際、プッシャー部510の前面である押進壁513 よってメインテーブル501上のメダルMが押進 れる。この押進により、メインテーブル501 の一部のメダルMが落下する。落下したメダ ルMのうち、プレイヤー側の端(これを前端501a (図2参照)という。)からメダル落下溝へ落下 たメダルMはプレイヤーに払い出され、他の ダルM、例えばメインテーブル501の両サイド (これをサイド端501bという。)から落下したメ ダルMはステーション部ST内の所定の貯留部、 例えば上記通常メダル貯留部310にストックさ れる。

 また、上記した構成の他、図3に示すよう に、本実施形態1によるステーション部STは、 メダル移動擬似演出部900を有する。メダル移 動擬似演出部900は、後述するように、メダル 投入機構100近傍から通常メダル排出部330近傍 までに配列された複数の発光部(後述におけ LED920)を有し、これら発光部をメダル投入機 100側から通常メダル排出部330にかけて順次 灯させることで、メダル投入機構100に投入 れたメダルMが移動する様子を模擬的に演出 する。この際、メダルMが実際に移動する経 と、演出により模擬される経路とは、同一 なくとも近接していなくとも良い。

 また、メダル投入機構100から投入された ダルMは、一時、第1リフトアップホッパ300 おける通常メダル貯留部310にストックされ 。第1リフトアップホッパ300の通常メダル排 部330には通常メダル貯留部310にストックさ ていたメダルMがリフトアップ部320によりリ フトアップされて予めセットされている。メ ダル投入機構100にメダルMが投入されると、 1リフトアップホッパ300は、排出制御手段と て機能する排出制御部としての制御部600か の制御に従って、予め通常メダル排出部330 セットされていたメダルMをプレイフィール ド500へ排出する。このように、本実施形態1 は、プレイヤーより投入されたメダルMと、 際にプレイフィールド500へ投入されるメダ Mとは、異なるメダルである。

 また、メダル移動擬似演出部900は、メダ 投入機構100にメダルMが投入されると、制御 部600からの制御に従って、配列されたLED920を 、メダル投入機構100側から通常メダル排出部 330にかけて順次点灯させる。この際、通常メ ダル排出部330近傍のLED920を点灯させるタイミ ングと、通常メダル排出部330からメダルMを 出するタイミングとを制御することで、メ ル投入機構100に投入されたメダルMが移動す 様子をメダル移動擬似演出部900により模擬 に演出することができる。

 一方、第2リフトアップホッパ350のICメダ 排出部380には、ICメダル貯留部360にストッ されていたICメダルM’がリフトアップ部370 よりリフトアップされて予めセットされて る。ICメダル排出部380は、排出制御手段とし て排出制御部としての制御部600からの制御に 従って、予めセットされていたICメダルM’を プレイフィールド500へ排出する。すなわち、 本実施形態1においては、プレイフィールド50 0内には、電子データを記憶する記憶部を備 ていない通常メダルであるメダルMと、電子 ータを記憶する記憶部を備えている特殊メ ルであるICメダルM’とが混在することにな 。

 本実施形態1において、ICメダルM’のICチ プには、メダル価値データが記憶されてい 。メダル価値データとは、所定の基準価値 対する自己の相対価値を示すデータであっ 、本実施形態1では、当該ICメダルM’が通常 メダルMの何枚分に相当するメダル価値を有 るかを示すデータである。なお、「所定の 準価値に対する自己の相対価値」とは、数 で示されるものであり、予め決められた基 価値の値に対する相対値を意味するもので る。ここでいう「メダル価値」とは、通常 ダルMへの換算値を意味し、メダル価値デー が10であるICメダルM’は、通常メダル10枚分 のメダル価値を有することになる。なお、本 実施形態1では、ICメダルM’に記憶されるメ ル価値データは「10」と「30」と「50」のい れかである。したがって、通常メダル10枚分 に相当するICメダルM’と、通常メダル30枚分 相当するICメダルM’と、通常メダル50枚分 相当するICメダルM’の3種類のICメダルが存 するが、これに限られるものではない。

 また、本実施形態1において、ICメダルM’の 外形寸法はメダルMよりも小さく形成されて り、またメダル面上の模様や色彩もメダルM は異なっており、外観がメダルMとは異なっ ている。したがって、プレイヤーは、プレイ フィールド500内に混在するメダルMとICメダル M’とを外観上区別して認識することができ 。ただし、本実施形態1では、ICメダルは、 べて外観上同一であるため、ICチップに記憶 されている電子データの違いは外観上区別し て認識できないようになっている。なお、IC ップに記憶されている電子データの違いに って外観上区別して認識できるようにして よい。
 本実施形態1のように、メダルMとICメダルM とを外観上区別して認識できることで、プ イヤーに対し、プレイフィールド500内に存 するメダルMよりもICメダルM’を優先的にメ ル落下溝へ落とすという戦略的なプレイを すことができ、ゲーム性が向上する。なお メダルMとICメダルM’とを外観上同一のもの とし、プレイヤーがメダルMとICメダルM’と 外観上区別して認識できないようにしても い。この場合、プレイヤーがメダルMとICメ ルM’とを外観上区別して認識できる場合に 提供し得ないようなゲーム性を提供するこ が可能となる。

 また、本実施形態1のICメダルM’のICチップ は、本ICメダルM’が使用される店舗に固有 店舗IDが記憶されている。これにより、後 するように、当該店舗では使用が禁止され いる他店舗のICメダルM’が不正に使用され のを防ぐことが可能となる。
 また、本実施形態1のICメダルM’のICチップ は、本ICメダルM’の有効期限を特定するた の有効期限データが記憶されている。これ より、ICメダルM’の有効期限管理が可能と る。
 また、ICメダルM’のICチップには個々のICメ ダルM’に固有のメダルIDを記憶してもよい。 この場合、各メダルIDに対応させた形で各種 ータを記憶したデータテーブル等をゲーム 置側又は店舗側で一元管理することができ 。このような管理方法は、個々のICメダルM に有効期限データを記憶する場合に比べて 不正なデータ改ざんを防止しやすい点でセ ュリティ効果が高い。また、個々のICメダ M’にアクセスしなくても、各ICメダルM’に 応させる有効期限データの変更が可能であ ことから、店舗側の運営方針に柔軟に対応 ることができる。すなわち、ICメダルM’が レイヤーの手に渡った後であっても、そのI CメダルM’の有効期限データを変更すること 可能になることから、プレイヤーへICメダ M’を払い出した後にそのICメダルM’の有効 限を変更したい事情が生じた場合にも容易 対応することができる。
 なお、ICメダルM’のICチップに記憶する電 データは、本実施形態1に例示したものに限 ず、ICメダルM’の利用方法等に応じて適宜 択される電子データが記憶される。

 ステーション部STは、図2に示すように、 なくとも一方のサイドにボール投入機構1800 を有する。ボール投入機構1800は、後述する 形物としての球状物体であるボールB1,B2をプ レイフィールド500へ投入するための構成であ り、ボール投入スロープ1801とボール投入位 抽選機構1810とを有する。なお、ボールB1,B2 、後述するビンゴゲームを実行するための 選用物体である。

 ボール投入スロープ1801は、後述するボー ルキャリア1520から投入されたボールB1,B2をボ ール投入位置抽選機構1810まで重力により導 ための構成である。したがって、下りのス ープである。また、ボール投入位置抽選機 1810は、ボールB1,B2が投入されるプレイフィ ルド500上の位置を抽選するための構成であ 。このように、後述するボールキャリア1520 らステーション部STへ投入されたボールB1,B2 は、ボール投入スロープ1801及びボール投入 置抽選機構1810を介して、プレイフィールド5 00に投入される。

 また、ステーション部STは、図2に示すよ に、少なくとも一方のサイドにボール運搬 構1900を有する。ボール運搬機構1900は、プ イフィールド500におけるメインテーブル501 らその手前側に設けられたメダル落下溝へ ールB1,B2が落下したとき、そのボールB1,B2を テライト抽選装置1000へ運搬するための構成 であり、後述するボール搬送経路1040とボー 運搬部1910とボール運搬部走行スロープ1901と を有する。ボール搬送経路1040は、前端501aの 方に設けられ、前端501aから落下したボール B1,B2をボール運搬部1910まで導く。ボール運搬 部1910は、ボール搬送経路1040を介して受け取 たボールB1,B2をサテライト抽選装置1000へ運 するための構成であり、制御部600の制御に ってボール運搬部走行スロープ1901を走行す る。なお、サテライト抽選装置1000へ運搬さ たボールB1,B2は、後述するボールキャリア152 0(図6参照)へ受け渡される。

 また、ステーション部STは、図2に示すよ に、第3リフトアップホッパ1020とメダル払 部1030とを含むメダル払出機構を有し、この ダル払出機構を駆動することで、前端501aか らメダル落下溝へ落下したメダルMと同等の ダル価値分のメダルMが、メダル投入機構100 貯留面101へ排出される。

 また、ステーション部STにおける表示部70 0には、ビンゴゲームやデジタル抽選ゲーム( ロットゲーム)など、プッシャーゲームとは 異なるゲームのゲーム画面が表示される。本 プッシャーゲーム機1では、後述するように プッシャーゲームのほか、図4に示すような ロット用ゲーム画面を表示部700に表示して ロットゲームを実行するとともに、図5に示 すようなビンゴ用ゲーム画面を表示部700に表 示してビンゴゲームを実行する。

 スロットゲームは、主にステーション部S Tにおけるゲーム制御手段として機能するゲ ム制御部としての制御部600がデジタル的に 選するデジタル抽選ゲームである。このス ットゲームの開始条件は、プッシャー部510 傾斜テーブル512に設けられたチャッカー515-1 ,515-2,515-3のいずれかにメダルM又はICメダルM が進入することである。表示部700には、後 のビンゴゲームが進行していない期間に、 4に示すようなスロット用ゲーム画面が表示 れ、チャッカー515-1,515-2,515-3のいずれかに ダルM又はICメダルM’が進入してスロット抽 開始条件が満たされると、制御部600は、3つ のダイス状スロットDSを回転させる表示制御 行う。スロットゲームにおけるデジタル抽 では、制御部600が所定の抽選プログラムを 行し、生成された乱数が所定の当選テーブ に照らしていずれかの役に当選したか又は ズレたかを決定する。その後、制御部600は 当選役が決定した場合には表示部700にその 選役に係る図柄の組み合わせが停止表示す ように、3つのダイス状スロットDSの回転を 止させる表示制御を行う。

 本実施形態1では、デジタル抽選の役とし て、プレイフィールド500へ3枚のメダルMを供 する小当たり役A、プレイフィールド500へIC ダルM’を3枚供給する小当たり役B、プレイ ィールド500へボールB1を供給するボール供 役、プレイフィールド500へ30枚のメダルを供 給する通常ボーナス役、プレイフィールド500 へ30枚のメダルを供給するとともに以後のデ タル抽選で当選確率が高めに設定された当 テーブルを用いる確変ボーナス役、サテラ ト抽選装置1000へボールB1を直接供給する直 サテライト役、センター抽選装置2000へボー ルB1を直接供給する直接センター役などが用 されている。各役の当選確率はこの順に低 なるように設定されている。なお、どのよ な役を用意し、各役をどのような当選確率 設定するかは任意である。例えば、メダルM をプレイヤーへ直接払い出すなど、種々の利 益をプレイヤーへ与えるように構成しても良 い。

 本実施形態1においては、制御部600がボール 供給役に当選するか否かを決定することによ り、プレイフィールド500へボールB1を供給す か否かのデジタル抽選が行われる。そして 制御部600のデジタル抽選によりボール供給 が当選すると、制御部600からサテライト抽 装置1000の図示しない制御部へボール供給命 令が出力される。これにより、サテライト抽 選装置1000の制御部は、後述するように、ボ ル供給機構1300からボールキャリア1520へボー ルB1を受け渡させ、そのボールキャリア1520を 環状のボール搬送経路1500の外周に沿って、 該ボール供給役が当選したステーション部ST の対応位置まで移動させる。そして、そのボ ールキャリア1520から当該ステーション部STの ボール投入機構1800へボールB1が受け渡され、 そのボール投入機構1800からプレイフィール 500へボールB1が供給される。なお、本実施形 態1において、ボールB2は後述するビンゴゲー ムのビンゴカード上において特定ラインのビ ンゴが成立したときにのみプレイフィールド 500へ供給される。このときのボール供給に関 わる構成及び動作は、ボール供給機構1300と 別のボール供給機構1400からボールキャリア1 520へボールB2を受け渡させる以外は、ボールB 1の場合とほぼ同様である。
 本実施形態1では、このようにボールB1,B2を レイフィールド500へ供給するための構成部 が異形物供給部を構成する。

 ビンゴゲームは、2種類のボールB1,B2とサ ライト抽選装置1000とを用いた物理抽選によ り進行する物理抽選ゲームであり、後述する サテライト抽選装置1000における図示しない 御部とステーション部STにおける制御部600と によって進行する。なお、ビンゴゲームにお いて、サテライト抽選装置1000の制御部は主 ビンゴゲームの当選ビンゴ数字を決定する 選を制御し、そのサテライト抽選装置1000を むサテライト部SAに属する各ステーション STの制御部600が主にビンゴゲームの演出やビ ンゴ成立の判定等の制御を担当する。本実施 形態1では、サテライト抽選装置1000でボールB 1,B2を移動させることにより、互いに異なる 数のビンゴ数字(抽選対象)の中から1つの当 ビンゴ数字(当選対象)を選択するという物理 抽選を行う。本実施形態1の物理抽選では、 1」~「9」のビンゴ数字の中から1つの当選ビ ゴ数字を選択する。そして、これらの「1」 ~「9」のビンゴ数字がマトリクス状に配列さ たビンゴカードの配列情報を、例えばステ ション部STの配列情報生成手段として機能 る配列情報生成部としての制御部600で各ス ーション部STごとに個別に生成する。その後 、「1」~「9」のビンゴ数字の画像(抽選対象 像)がその配列情報に従って配列されたビン カード画像BCが図5に示すように各ステーシ ン部STの表示部700に表示される。本実施形 1では、ビンゴゲームが行われていない期間 、表示部700に図4に示したスロット用ゲーム 画面が表示されており、ビンゴゲームの物理 抽選が開始されるときに図5に示すビンゴ用 ーム画面に切り替わる。なお、ビンゴゲー の物理抽選が終わると再びスロット用ゲー 画面に戻るが、ビンゴカード画像BCは図4に すようにスロット用ゲーム画面の上部に小 く表示される。よって、プレイヤーは、自 がプレイするステーション部STのビンゴカー ドで当選ビンゴ数字がどの程度揃っているか を常に確認することができる。

 本実施形態1において、各ステーションで 行われる各ビンゴゲームは、通常は、ステー ション部STごとに独立して行われる。すなわ 、一のステーション部STでボールB1,B2がメダ ル落下溝に落下してサテライト抽選装置1000 物理抽選が開始されると、これにより当選 たビンゴ数字は、当該一のステーション部ST だけに当選ビンゴ数字として取り扱われ、他 のステーション部STでは当選ビンゴ数字とし 取り扱われない。ただし、本実施形態1にお いては、後述する所定のイベント条件を満た すと、一のステーション部STのメダル落下溝 ボールB1,B2が落下したときに行われる物理 選で当選するビンゴ数字は、当該一のステ ション部STだけでなく、他のステーション部 STの当選ビンゴ数字としても取り扱われる。

 ここで、本実施形態1における他のステーシ ョン部STは、当該一のステーション部STと同 サテライト部SAに属する残り3つのステーシ ン部STである。すなわち、本実施形態1にお ては、本プッシャーゲーム機1に備わってい 全ステーション部STを複数グループに分け 各グループをサテライト部SAとし、そのサテ ライト部SAに属するステーション部ST間にお ては上記イベント条件が満たされることで プレイヤーのゲームが互いに関連し合うと う状況を生むことができる。その結果、例 ば同一サテライト部SAに属するステーション 部STでそれぞれプレイするプレイヤーが互い 協力してメダル獲得をめざすというような ーム性が生まれる。
 その他、本実施形態1におけるビンゴゲーム の詳細については後述する。

(サテライト抽選装置の構成)
 図6は、サテライト抽選装置1000の主要構成 示す斜視図である。
 サテライト抽選装置1000は、アウタービンゴ ステージ1100と、インナービンゴステージ1200 、ボール供給機構1300及び1400と、ボール搬 経路1500と、ステージボール投入機構1600と、 支持台1700とを有する。

 支持台1700は、サテライト抽選装置1000の 組みとなる構成であり、他の構成を支持す 。支持台1700において、上部中央にはインナ ビンゴステージ1200が配設され、このインナ ービンゴステージ1200の周囲を囲うようにア タービンゴステージ1100が配設されている。 らに、アウタービンゴステージ1100の周囲を 囲うようにボール搬送経路1500が配設されて る。ボール搬送経路1500の脇には、ボール供 機構1300,1400が設けられている。

 ボール供給機構1300は、ある種のボール、 例えば非金属製のボールB1を供給するための 成である。一方、ボール供給機構1400は、ボ ールB1とは異なる種、例えば金属製のボールB 2を供給するための構成である。なお、ボー B1とボールB2との違いは、金属であるか非金 であるかに関わらず、他の要因、例えばボ ルの色により規定されていても良い。

 このボール供給機構1300は、ボール供給部 1301とリフトアップ部1302とボール帰還経路1303 とを有する。ボール供給部1301は、後述する ールキャリア1520にボールB1を供給するため 構成である。リフトアップ部1302は、ボールB 1をボール供給部1301までリフトアップするた の構成である。ボール帰還経路1303は、後述 するアウタービンゴステージ1100に供給され ボールB1をボール供給機構1300におけるリフ アップ部1302へ帰還させるための経路となる 成である。

 同様に、ボール供給機構1400は、ボール供 給部1401とリフトアップ部1402とボール帰還経 (図示せず)とを有する。ボール供給部1401は 後述するボールキャリア1520にボールB2を供 するための構成である。リフトアップ部1402 は、ボールB2をボール供給部1401までリフトア ップするための構成である。図示しないボー ル帰還経路は、後述するインナービンゴステ ージ1200に供給されたボールB2を第2ボール供 機構1400におけるリフトアップ部1402へ帰還さ せるための経路となる構成である。

 ボールキャリア1520は、環状のボール搬送 経路1500の外周に沿ってボールB1,B2を運搬する ための構成である。このボールキャリア1520 、V字状に曲がった2つの棒状部材よりなる受 部を有し、これにボールB1,B2を保持する。ま 、ボールキャリア1520は、ボール搬送経路150 0に沿って設けられたリング状の部材1550に固 されている。したがって、リング状の部材 ボール搬送経路1500に沿って回転することで 、ボールキャリア1520はボール搬送経路1500に って移動する。

 ボール搬送経路1500は、外周面に複数のセ ンサ部1510を有する。センサ部1510は、これの 近にボールキャリア1520が存在するか否かを 検出するための構成である。センサ部1510で 出された情報は、適宜又はリアルタイムに 例えば図示しない制御部へ入力される。こ 制御部は、センサ部1510から送られてきた情 に基づいてボールキャリア1520の位置を特定 し、これに基づいてボールキャリア1520の走 及び停止を制御する。例えば図2に示すステ ション部STへボールB1を供給する場合、この 制御部は、センサ部1510からの情報に基づい 、ボールキャリア1520をセンサ部1510-1の位置 停止させる。これにより、ボールキャリア1 520がボール投入スロープ1801の延長上に位置 れる。この状態で、図示しない制御部によ ボールキャリア1520のV字状の受け部をボール 投入スロープ1801側へ倒されると、ボールキ リア1520に保持されていたボールB1,B2がボー 投入スロープ1801(図2参照)の入口に投入され 。なお、センサ部1510は、ボール搬送経路150 0の外周面上であって、個々のステーション STにおけるボール投入スロープ1801が配置さ る位置並びにボール運搬部走行スロープ1901 配置される位置にそれぞれ設けられる。

 ボール投入スロープ1801に投入されたボー ルB1,B2は、図2に示すストッパ1802によって一 的に保持される。そして、プレイヤーがボ ン160を押してその操作信号が制御部600に送 れると、制御部600は、ストッパ1802がボール 入スロープ1801の出口側へ倒れるように駆動 制御する。これにより、ストッパ1802で止め れていたボールB1,B2は、そのボール投入スロ ープ1801の傾斜によって転がり落ち、ボール 入位置抽選機構1810を介してプレイフィール 500に投入される。プレイフィールド500に投 されたボールB1,B2は、プッシャーゲームの 行過程において、メダルMやICメダルM’と同 に、メインテーブル501の前端501aからメダル 落下溝へ落下する。落下したボールB1,B2は、 述したように、後述するボール搬送経路1040 を介してボール運搬部1910にセットされる。 お、このボール搬送経路1040は、ボールB1,B2 みを受け止め、メダルM及びICメダルM’を通 させるボール受け部1041を有する。また、ボ ール運搬部1910は、通常の状態では、ボール 送経路1040のボール排出口1043に待機している 。

 ボール運搬部1910は、上述したようにボー ルB1,B2をサテライト抽選装置1000へ運搬するた めの構成である。ボール運搬部1910は、ボー B1,B2がセットされると、図示しない制御部か らの制御に基づいてボール運搬部走行スロー プ1901を駆け上がり、ボール運搬部走行スロ プ1901の上端に移動する。ボール運搬部走行 ロープ1901の上端近傍には、ボールキャリア 1520が待機している。ボール運搬部1910は、ボ ル運搬部走行スロープ1901の上端に移動した 後、運搬したボールB1,B2をボールキャリア1520 に渡す。なお、ボールB1,B2が受け渡されたボ ルキャリア1520は、これを保持する姿勢とな る。

 また、ボールキャリア1520は、ボールB1,B2 受け取ると、図示しない制御部からの制御 基づいて、ステージボール投入機構1600と対 向する位置へ移動する。ステージボール投入 機構1600は、ボールB1をアウタービンゴステー ジ1100へ投入するための受皿1610と、ボールB2 インナービンゴステージ1200へ投入するため 受皿1620とを有する。ボールキャリア1520は 上述した図示しない制御部からの制御に基 いて、保持しているボールの種類(B1,B2)に従 て、受皿1610又は1620と対向する位置に移動 る。受皿1610、1620はボールキャリア1520から ールを受け取る際にはボールキャリア1520と 向する位置まで下降し、ボールキャリア1520 からボールを受け取るとボール投入経路1110 1210と対向する位置まで上昇する。そしてボ ル投入タイミングまでボールを保持する。

 例えばボール運搬部1910からボールB1を受 取った場合、ボールキャリア1520は、ボール 搬送経路1500に沿って走行後、このボールB1を ステージボール投入機構1600における受皿1610 受け渡す。ボールB1を受け取った受皿1610は 例えばプレイヤーがボタン160を押したタイ ングで、保持しているボールB1をボール投 経路1110へ投入する。投入されたボールB1は ボール投入経路1110の傾斜及び長さに応じた 速を得た後、アウタービンゴステージ1100へ 投入される。また、例えばボール運搬部1910 らボールB2を受け取った場合、ボールキャリ ア1520は、ボール搬送経路1500に沿って走行後 このボールB2をステージボール投入機構1600 おける受皿1620に受け渡す。ボールB2を受け った受皿1620は、例えばプレイヤーがボタン 160を押したタイミングで、保持しているボー ルB2をボール投入経路1210へ投入する。投入さ れたボールB2は、ボール投入経路1210の傾斜及 び長さに応じた加速を得た後、インナービン ゴステージ1200へ投入される。なお、ボール ャリア1520に受け渡されたボールの種類がB1 あるかB2であるかは、例えばボールB1を非金 製とし、ボールB2を金属製とした場合、金 センサなどボールキャリア1520に設けること 検出することができる。また、例えばボー B1とボールB2とを異なる色とした場合、カラ ーセンサなどをボールキャリア1520に設ける とで、受け渡されたボールの種類を検出す ことができる。また、検出されたボールの 類は、図示しない制御部へ送られる。従っ 、ボールキャリア1520は、この制御部へ通知 たボールの種類に基づいて制御される。

 アウタービンゴステージ1100は、ボールB1 通過できる程度の径を持つ2つ以上の穴(こ を入賞スポット1101という。)を有し、所定の 周期でインナービンゴステージ1200の周囲を 転している。本実施形態1においては、ビン ゲームで用いる「1」~「9」におけるビンゴ 字と、センター抽選装置2000での抽選開始の 権利とがそれぞれ割り当てられた、合計10個 入賞スポット1101が設けられている。アウタ ービンゴステージ1100に投入されたボールB1は 、ボール投入経路1110において得た加速及び ウタービンゴステージ1100自体の回転により ウタービンゴステージ1100を周回した後、い ずれかの入賞スポット1101へ入る。どの入賞 ポット1101にボールB1が入ったかの情報は、 宜、図示しない制御部へ送られる。この制 部は、ビンゴ数字が割り当てられたいずれ の入賞スポット1101にボールB1が入ると、そ ボールB1の運搬元であるステーション部STの 御部600等と協働して、当該入賞スポット1101 に割り当てられたビンゴ数字を当選ビンゴ数 字とし、ビンゴゲームを進行する。なお、入 賞スポット1101に入ったボールB1は、プレイヤ ーが確認できるように、一時、入賞スポット 1101の入口に保持された後、アウタービンゴ テージ1100下方に設けられたボール帰還経路1 303に投入される。

 同様に、インナービンゴステージ1200は、 ボールB2が通過できる程度の径を持つ1つ以上 の入賞スポット1201を有し、その中心部分を 転中心として所定の周期で回転している。 実施形態1においては、ビンゴゲームで用い 「1」~「8」におけるビンゴ数字がそれぞれ2 つずつ割り当てられた4つの入賞スポット1201 、センター抽選装置2000での抽選開始の権利 が割り当てられた1つの入賞スポット1201の合 5個の入賞スポット1201が設けられている。 ンナービンゴステージ1200に投入されたボー B2は、ボール投入経路1210において得た加速 びインナービンゴステージ1200自体の回転に よりインナービンゴステージ1200を周回した 、いずれかの入賞スポット1201へ入る。どの 賞スポット1201にボールB2が入ったかの情報 、適宜、図示しない制御部へ送られる。こ 制御部は、ビンゴ数字が割り当てられたい れかの入賞スポット1201にボールB2が入ると そのボールB2の運搬元であるステーション STの制御部600等と協働して、当該入賞スポッ ト1201に割り当てられたビンゴ数字を当選ビ ゴ数字とし、ビンゴゲームを進行する。な 、入賞スポット1201に入ったボールB2は、プ イヤーが確認できるように、一時、入賞ス ット1201の入口に保持された後、インナービ ゴステージ1200下方に設けられた図示しない ボール帰還経路に投入される。

 また、アウタービンゴステージ1100又はイ ンナービンゴステージ1200において、ボールB1 ,B2がセンター抽選装置2000での抽選開始の権 が割り当てられた入賞スポット1101,1201に入 と、サテライト抽選装置1000の図示しない制 部は、後述するセンター抽選装置2000の図示 しない制御部に、ジャックポット抽選の開始 命令を出力する。このセンター抽選装置2000 のジャックポット抽選についての詳細は後 する。

(プレイフィールドの構成)
 図7は、プレイフィールド500及びその周辺部 の構成を抽出した部分斜視図である。
 図8A及び図8Bは、プレイフィールド500におけ るプッシャー部510の往復運動を説明するため の説明図である。
 上述したように、プレイフィールド500は、 ダル載置台であるメインテーブル501と、メ ンテーブル501上に摺動可能に載置されたメ ル押出部材であるプッシャー部510とから構 される。プッシャー部510は、表示部700のデ スプレイ701の下方に設けられた収納部720を 入するように、メインテーブル501上を前後 スライド運動する。なお、図8Aはプッシャ 部510が収納部720内に最も退避した際の上視 であり、図8Bはプッシャー部510が収納部720か ら最も突出した際の上視図である。

 プッシャー部510の上面であるサブテーブ 511には、上述したように、表示部700の枠部 710が当接されている。したがって、プッシ ー部510の上面であるサブテーブル511上に貯 されたメダルM又はICメダルM’は、プッシャ ー部510が収納部720へ入る方向へ移動した際( 8B→図8A参照)に、枠部材710によりサブテーブ ル511上を傾斜テーブル512方向へ押進され、サ ブテーブル511上のメダルM又はICメダルM’が 体として傾斜テーブル512へ向かう方向へ流 る。この結果、傾斜テーブル512近傍に存在 たサブテーブル511上の一部のメダルM又はIC ダルM’が傾斜テーブル512へ落下する。なお 落下したメダルM又はICメダルM’のうちの一 部は傾斜テーブル512に設けられたチャッカー 515-1,515-2,515-3のいずれかに進入し、残りはメ ンテーブル501まで落下する。また、プッシ ー部510がスライドする範囲の両サイドには 落下防止壁521が設けられており、サブテー ル511のサイドからメダルM又はICメダルM’が 落下することが防止されている。

 また、プッシャー部510は、メインテーブ 501上に隙間無く載置されている。なお、こ でいう「隙間無く」とは、メダルM及びICメ ルM’の幅以上の隙間が存在しないことをい う。したがって、メインテーブル501上に貯留 されたメダルM又はICメダルM’は、プッシャ 部510が収納部720から出る方向へ移動した際( 8A→図8B参照)に、プッシャー部510の前面の 進壁513によりメインテーブル501上を前端501a 向へ押進され、メインテーブル501上のメダ M又はICメダルM’が全体として前端501aへ向 う方向へ流れる。この結果、前端501a近傍に 在したメインテーブル501上の一部のメダルM 又はICメダルM’が前端501aからメダル落下溝 落下する。また、この際のメダルM又はICメ ルM’の流れにより、メインテーブル501の両 の端(サイド端501b)近傍に存在したメインテ ブル501上の一部のメダルM又はICメダルM’が 、サイド端501bから落下することがある。な 、サイド端501bから落下したメダルM又はICメ ルM’は、ステーション部ST内部の所定の貯 部に貯留される。

 また、前端501aから落下したメダルM又はIC メダルM’は、図7に示すように、前端501aの下 方すなわちメダル落下溝内に設けられたメダ ル受け1001に受け止められる。メダル受け1001 、メダル仕分け部を備えるメダル搬送経路1 002に繋がっている。また、メダル受け1001は ダル搬送経路1002との連結部分に向けて傾斜 ている。そのため、メダル受け1001に受け止 められたメダルM又はICメダルM’はメダル搬 経路1002へ流れ込む。メダル搬送経路1002はメ ダル払出機構の第3リフトアップホッパ1020に ける貯留部1021へ向けて傾斜している。なお 、メダル受け1001とメダル搬送経路1002との連 部分には、後述するボールB1,B2を塞き止め ための分別棒1010が設けられており、ボールB 1,B2がメダル搬送経路1002のメダル搬送方向下 へ搬送されないように構成されている。

 図9は、メダル搬送経路1002に設けられるメ ル仕分け部の構成を示す上面図である。
 メダル仕分け部は、メダル搬送経路1002の底 面に設けられた仕分け孔1003により構成され いる。この仕分け孔1003の幅(メダル搬送方向 に対して直交する方向の長さ)は、メダルMの 径よりも小さく、かつ、ICメダルM’の直径 りも大きい。したがって、メダルMは、メダ ル搬送経路1002の底面にそのメダル面を当接 せるようにして滑って搬送されてくると、 分け孔1003には落ちずに、その仕分け孔1003を 通過し、第3リフトアップホッパ1020における 留部1021へと搬送される。一方、メダルMよ も直径が小さいICメダルM’は、メダル搬送 路1002の底面にそのメダル面を当接させるよ にして滑って搬送されてくると、仕分け孔1 003に落ちる。仕分け孔1003の下方には、第2リ トアップホッパ350におけるICメダル貯留部36 0へ向けて傾斜したICメダル搬送経路1004が配 されている。よって、仕分け孔1003に落ちたI CメダルM’は、第2リフトアップホッパ350にお けるICメダル貯留部360へと搬送される。

 また、ICメダル搬送経路1004の底面には、 ータ読取手段として機能するデータ読取部 してのICリーダ1005が設けられている。ICリ ダ1005は、通過するICメダルM’のICチップに 憶されている電子データを読み取るもので る。ICリーダ1005は、ICメダルM’のICチップか ら読み取ったメダル価値データを、図3にお る制御部600へ送信する。制御部600は、受信 たメダル価値データが示すメダル価値に基 いて、第3リフトアップホッパ1020を駆動する 。これにより、メダル落下溝に落下したICメ ルM’のメダル価値に相当する枚数分のメダ ルMが、メダル払出部1030からメダル投入機構1 00における貯留面101へ払い出される。

 一方、第3リフトアップホッパ1020におけ 貯留部1021の入り口には、後述のメダルカウ タ1006が設けられている。このメダルカウン タ1006は、メダル搬送経路1002から貯留部1021へ 投入されるメダルMの枚数をカウントする。 ダルカウンタ1006によりカウントされたメダ Mの枚数は、図3における制御部600へ通知さ る。制御部600は、通知されたメダルの枚数 基づいて第3リフトアップホッパ1020を駆動す ることで、この枚数分のメダルMをメダル払 部1030からメダル投入機構100における貯留面1 01へ払い出す。

 なお、第3リフトアップホッパ1020は、ホ パ駆動部1022とリフトアップ部1023とを有し、 制御部600からの制御に基づいて、ホッパ駆動 部1022が動作することで、払い出すメダルMが フトアップ部1023の端部に設けられたメダル 払出部1030から払い出される。本実施形態1で 、第3リフトアップホッパ1020及びメダル払 部1030を含む払出部であるメダル払出機構が メインテーブル501における前端501aからメダ ル落下溝へメダルM又はICメダルM’が落下す ことを条件に、メダルMをプレイヤーへ払い す払出手段として機能する。

 メインテーブル501上には、サテライト抽 装置1000のボールキャリア1520から供給され ボールB1,B2も存在する。このボールB1,B2は、 ッシャー部510の往復運動によるメダルM又は ICメダルM’の流れに伴って、メインテーブル 501上を移動した後、前端501aからメダル落下 へ落下する。前端501aの下方すなわちメダル 下溝内には、上述したように、ボール搬送 路1040が設けられている。このボール搬送経 路1040は、落下したボールB1,B2のみを受け止め 、メダルM又はICメダルM’を通過させるボー 受け部1041と、ボール受け部1041で受け止めた ボールを所定条件が満足するまで止めておく ボール停止部1042と、ボール排出口1043とを有 る。したがって、ボール受け部1041で受け止 められたボールB1,B2は、ボール停止部1042によ り所定のタイミングまで止められた後、ボー ル排出口1043から排出される。これにより、 ールB1,B2がボール排出口1043に待機していた ール運搬部1910(図2参照)にセットされる。な 、図2におけるステーション部STと図3又は図 7におけるステーション部STとは、説明の都合 上、左右が反転されているが、構成は同様で ある。

 また、メインテーブル501には、図7に示す ように、メダルM及びICメダルM’並びにボー B1及びB2の流れを制御するためのガイド部530R ,530Lが設けられている。また、メインテーブ 501の下方には、このガイド部530R,530Lをメイ テーブル501に対して上下動させるためのガ ド部移動機構540が設けられている。ガイド 530R,530Lは、それぞれ、ボールB1,B2の流れを 御するためのボールガイド板531と、メダルM はICメダルM’の流れを制御するためのメダ ガイド板533と、ボールガイド板531及びメダ ガイド板533を支持するための支持部534とを する。また、ボールガイド板531及びメダル イド板533は、これらの間に所定形状の通過 532が形成されるように、支持部534により上 に支持される。

 ガイド部530R,530Lを下限の位置まで移動さ た場合、ガイド部530R,530Lにおけるメダルガ ド板533の上端はメインテーブル501の上面と じか若しくはそれ以下に位置する。すなわ 、ガイド部530R,530Lを下限位置まで移動させ 場合、メダルガイド板533はメインテーブル5 01の下方に収納される。ただし、この場合で 、メダルガイド板533とボールガイド板531と 間の通過口532全体が塞がれることはない。 のようにメダルガイド板533がメインテーブ 501の下方へ退避した状態では、メダルガイ 板533によってメインテーブル501上のメダルM 及びICメダルM’の流れが妨げられないため、 メダルM又はICメダルM’が通過口532を通過し 自由な方向へ流れることができる。すなわ 、メダルM及びICメダルM’はメインテーブル5 01のサイド端501b側へ流れることができる。こ の結果、サイド端501bから落下するメダルM又 ICメダルM’が、例えばガイド部530R,530Lを上 の位置まで移動させた場合と比較して多く 在することとなる。ただし、支持部534によ メダルM及びICメダルM’の流れの妨げは、説 明の簡略化のため無視する。また、ガイド部 530R,530Lを下限位置まで移動させた場合でも、 ボールガイド板531はメインテーブル501上に突 出するので、ボールB1,B2はボールガイド板531 より流れが制限される。すなわち、ボールB 1及びB2は、メインテーブル501のサイド端501b ら落下しないように、前端501aの方向へ導か る。

 一方、ガイド部530R,530Lを上限の位置まで 動させた場合、ガイド部530R,530Lにおけるメ ルガイド板533の上端は、メインテーブル501 上に突出するこのような状態では、メダル イド板533によってメインテーブル501上のメ ルM及びICメダルM’の流れが妨げられるため 、メダルM及びICメダルM’の流れる方向が前 501aの方向へ制限される。この結果、サイド 501bから落下するメダルM及びICメダルM’を 例えばガイド部530R,530Lを下限の位置まで移 させた場合と比較して少なくすることがで る。ただし、支持部534によるメダルM及びIC ダルM’の流れの妨げは、説明の簡略化のた 無視する。また、ガイド部530R,530Lを上限位 まで移動させた場合でも、ボールガイド板5 31はメインテーブル501上に突出しているため ボールB1,B2はボールガイド板531により流れ 制限される。すなわち、ボールB1及びB2は、 インテーブル501のサイド端501bから落下しな いように、前端501aの方向へ導かれる。

 このように、本実施形態1では、ガイド部 530R,530Lを下限位置まで移動させることで、言 い換えれば、ガイド部530R,530Lのメダルガイド 板533をメインテーブル501下に収納することで 、ボールB1の流れを前端501aの方向へ制限しつ つ、メダルM及びICメダルM’の流れる方向を 較的自由にすることができる。この結果、 インテーブル501から落下するメダルM及びIC ダルM’のうち、サイド端501bから落下するメ ダルM及びICメダルM’の比率を多くすること 可能となる。一方、ガイド部530R,530Lを上限 置まで移動させることで、言い換えれば、 イド部530R,530Lのメダルガイド板533をメイン ーブル501上に突出させることで、ボールB1の 流れと共に、メダルM及びICメダルM’の流れ 前端501aの方向へ制限することができる。こ 結果、メダルM及びICメダルM’の流れを前端 501a方向へ集中させることができ、多くのメ ルM及びICメダルM’を前端501aから落下させる ことができると共に、サイド端501bから落下 るメダルM及びICメダルM’の比率を少なくす ことが可能となる。

(メダル投入機構の構成)
 図10は、本実施形態1におけるメダル投入機 100を示す斜視図である。
 図11は、このメダル投入機構100の正面図で る。
 図12は、このメダル投入機構100の上面図で る。
 図13は、このメダル投入機構100の正面透視 である。

 メダル投入機構100は、水平領域21と、水 領域21の両側に位置する第1の傾斜領域22及び 第2の傾斜領域23と、第1の傾斜領域22の外側に 位置する第1の側部構造体117と、第2の傾斜領 23の外側に位置する第2の側部構造体118とを む。また、メダル投入機構100は、複数のメ ルを貯留する貯留面101を含む。貯留面101は メダル投入機構100の水平領域21を構成する

 メダル投入機構100は、更に、貯留面101の 1側部に接する第1の境界領域102から連続的 上方向に傾斜しながら延在する第1の傾斜壁 含む。第1の傾斜壁は、第1の傾斜領域22を形 成する。この第1の傾斜壁は、第1の傾斜壁下 領域104と第1の傾斜壁上部領域106とで構成さ れる。第1の境界領域102は、曲面で構成され 。

 メダル投入機構100は、更に、上述の第1の 側部と反対側に位置する貯留面101の第2側部 接する第2の境界領域103から連続的に上方向 傾斜しながら延在する第2の傾斜壁を含む。 第2の傾斜壁は、第2の傾斜領域23を形成する この第2の傾斜壁は、第2の傾斜壁下部領域105 と第2の傾斜壁上部領域107とで構成される。 2の境界領域103は、曲面で構成される。

 メダル投入機構100は、更に、第1の傾斜壁 に近接する位置に第1のメダル投入口108-1を有 する第1のメダル投入部108と、第2の傾斜壁に 接する位置に第2のメダル投入口109-1を有す 第2のメダル投入部109とを有する。第1の境 領域102と、第1の傾斜壁下部領域104と、第1の 傾斜壁上部領域106と、第1のメダル投入部108 は、メダル投入機構100の第1の傾斜領域22を 成する。第2の境界領域103と、第2の傾斜壁下 部領域105と、第2の傾斜壁上部領域107と、第2 メダル投入部109とは、メダル投入機構100の 2の傾斜領域23を形成する。

 第1のメダル投入部108は、更に、第1の取 付けフランジ110を有し、この第1の取り付け ランジ110は、第1の境界領域102の一部から貯 留面101の一部にかけて延在する。第2のメダ 投入部109は、更に、第2の取り付けフランジ1 11を有し、この第2の取り付けフランジ111は、 第2の境界領域103の一部から貯留面101の一部 かけて延在する。貯留面101上に延在する第1 取り付けフランジ110と第2の取り付けフラン ジ111とは、図12に示すように、大きくラウン された角部を有する。第1の取り付けフラン ジ110と第2の取り付けフランジ111とは、メダ Mを貯留するメダル貯留領域を貯留面101上に 定する。第1の取り付けフランジ110と第2の り付けフランジ111とは、互いに離間してお 、2つのフランジ110,111間のメダル供給側119か らメダルMが供給される。供給されたメダルM 、第1の取り付けフランジ110と第2の取り付 フランジ111との大きくラウンドされた角部 拘束される。貯留面101のメダル供給側119と 対側の側部には、貯留面101からプレイヤの る手前側に供給されたメダルMがこぼれ落ち のを防止するための第1のメダル拘束プレー ト112が設けられる。

 第1の傾斜壁下部領域104と第1の傾斜壁上 領域106との境界には、第1のガイド部113が形 される。第1のガイド部113は、第1の傾斜壁 部領域106を滑り落ちるメダルを係止し、第1 ガイド部に沿って第1のメダル投入口1080-1へ スライド転入させるように構成する。第1の イド部113は、第1の傾斜壁下部領域104と第1の 傾斜壁上部領域106との境界に形成された第1 段差113で構成する。第1の段差113は、第1のメ ダル投入口108-1へ向かって直線的に下降しな ら延在する。第1の傾斜壁上部領域106は、第 1のガイド部113に沿ってスライド転入するメ ルMとの摩擦を低減するよう形成された少な とも1つの突部を有する。すなわち、第1の 斜壁上部領域106は、第1のガイド部113からメ ルMの直径より小さい距離だけ上方に離間し て、第1のガイド部113の延在する方向と概ね 行に延在する少なくとも1つの稜線形状突部1 15を有する。具体的には、図示されるように 複数の稜線形状突部115を形成する。

 第2の傾斜壁下部領域105と第2の傾斜壁上 領域107との境界には、第2のガイド部114が形 される。第2のガイド部114は、第2の傾斜壁 部領域107を滑り落ちるメダルを係止し、第2 ガイド部に沿って第2のメダル投入口109-1へ ライド転入させるよう構成する。第2のガイ ド部114は、第2の傾斜壁下部領域105と第2の傾 壁上部領域107との境界に形成された第2の段 差114で構成する。第2の段差114は、第2のメダ 投入口109-1へ向かって直線的に下降しなが 延在する。第2の傾斜壁上部領域107は、第2の ガイド部114に沿ってスライド転入するメダル Mとの摩擦を低減するよう形成された少なく も1つの突部を有する。すなわち、第2の傾斜 壁上部領域107は、第2のガイド部114からメダ Mの直径より小さい距離だけ上方に離間して 第2のガイド部114の延在する方向と概ね平行 に延在する少なくとも1つの稜線形状突部116 有する。具体的には、図示されるように、 数の稜線形状突部116を形成する。

 第1の傾斜壁上部領域106の外側上端部は、 第1の側部構造体117と結合している。第1の側 構造体117は、変形L字断面形状を有し、水平 上部、垂直壁部及び水平下部からなる。水平 上部は第1の傾斜壁上部領域106の外側上端部 ら連続的に外側に向かって延在する。垂直 部は、水平上部の外側端部から垂直下向き 延在する。水平下部は、垂直壁部の下端部 ら内側に向かって延在する。水平上部には メダル排出経路400の排出端部の位置及び向 を制御するための制御システムにおける操 ハンドルが取り付けられ、プレイヤーは、 の操作ハンドルを操作してメダル排出経路40 0の排出端部の位置及び向きを制御する。水 下部は、メダル投入機構100を、ステーショ 部STの筐体800に取り付けるための取り付けフ ランジの役目を果たす。

 第2の傾斜壁上部領域107の外側上端部は、 第2の側部構造体118と結合している。第2の側 構造体118は、変形L字断面形状を有し、水平 上部、垂直壁部、及び水平下部からなる。水 平上部は第2の傾斜壁上部領域107の外側上端 から連続的に外側に向かって延在する。垂 壁部は、水平上部の外側端部から垂直下向 に延在する。水平下部は、垂直壁部の下端 から内側に向かって延在する。水平上部に 、メダル排出経路400の排出端部の位置及び きを制御するための制御システムにおける 作ハンドルが取り付けられ、プレイヤーは この操作ハンドルを操作してメダル排出経 400の排出端部の位置及び向きを制御する。 平下部は、メダル投入機構100を、ステーシ ン部STの筐体800に取り付けるための取り付け フランジの役目を果たす。

 貯留面101、第1の境界領域102、第2の境界 域103、第1の傾斜壁下部領域104、第2の傾斜壁 下部領域105、第1の傾斜壁上部領域106及び第2 傾斜壁上部領域107は、同一部材で構成すれ 、メダルMが可動する領域にはつなぎ目が無 くなり抵抗を減らすことが可能となる。

 また、第1のメダル投入部108の第1のメダ 投入口108-1及び第2のメダル投入部109の第2の ダル投入口109-1は、メダルMが1枚だけ入るこ とが可能な寸法を有する。複数のメダルMが 時に第1のメダル投入口108-1又は第2のメダル 入口109-1に入った場合、第1のメダル投入部1 08又は第2のメダル投入部109にメダルMが詰ま てしまうことを確実に防止するためである

 上述したメダル投入機構100は、第1及び第 2の側部の中間位置を基準にして概ね対称的 形状及び構造を有する。

 図14は、メダル投入機構100の部分分解図で る。
 第1のメダル投入部108と第2のメダル投入部10 9とは同一構造なので、以下、第2のメダル投 部109を例に挙げてその内部構造を説明する
 第2のメダル投入部109は、第2のガイド部114 なわち第2の段差部114の終端部に近接する第2 のメダル投入口109-1と、第2の段差部114の終端 部と連通するメダル投入経路109-7と、メダル 入経路109-7と連通するメダル落下孔109-8と、 メダル投入経路109-7と該メダル投入経路109-7 の各々の両側部を画定する第1のメダルガイ プレート109-5及び第2のメダルガイドプレー 109-6とを有する。メダル投入経路109-7は、第 2のメダル投入口109-1を介して投入されたメダ ルMをメダル落下孔109-8まで導くように形成さ れる。

 更に、第2のメダル投入部109は、第1のロ ラー109-4を有する第1の中間プレート109-3を有 する。第1の中間プレート109-3は、第1のメダ ガイドプレート109-5及び第2のメダルガイド レート109-6に取り付けられる。第1のローラ 109-4は、メダル落下孔109-8上に位置すること 、メダル投入経路109-7を通過したメダルMが メダル落下孔109-8上にさしかかった際、第1 ローラー109-4に当接し、メダルMが僅かに押 下げられ、メダル落下孔109-8から落下する 落下したメダルMは、図3に示すメダル搬送経 路200を介して第1リフトアップホッパ300まで 送される。そして、メダルMは、第1リフトア ップホッパ300によりメダル排出経路400の供給 端までリフトアップされ、メダル排出経路400 を介して排出端からプレイフィールド500上へ 供給される。第2のメダル投入部109は、更に 第1のメダル投入部カバー109-2を有する。第1 メダル投入部カバー109-2は、第1の中間プレ ト109-3を覆う。また、第1のメダル投入部カ ー109-2は、第2の取り付けフランジ111と一体 に形成され、第2の取り付けフランジ111が貯 留面101に固定されることで、間接的に、第1 中間プレート109-3に対してその位置が固定さ れる。

 プレイヤーは、貯留面101に貯留している ダルMを、貯留面101から連続的に上方向に傾 斜しながら延在する第1の傾斜壁下部領域104 第1の傾斜壁上部領域106、及び第2の傾斜壁下 部領域105と第2の傾斜壁上部領域107に滑り上 らせて、メダルMから手を離すと、重力によ メダルMが第1の傾斜壁上部領域106及び第2の 斜壁上部領域107を滑り落ち、第1のガイド部 113を構成する第1の段差部113と第2のガイド部1 14を構成する第2の段差部114とに係止される。 そして、第1の段差部113と第2の段差部114とは メダルMを重力により第1のメダル投入口108-1 及び第2のメダル投入口109-1へスライド転入さ せるよう構成される。

 すなわち、プレイヤーは、貯留面101から 続的に上方向に傾斜しながら延在する第1の 傾斜壁下部領域104と第1の傾斜壁上部領域106 及び第2の傾斜壁下部領域105と第2の傾斜壁上 部領域107にメダルMを滑り上がらせて、後は そのメダルMから手を離せば重力によりメダ Mが第1の傾斜壁上部領域106及び第2の傾斜壁 部領域107を滑り落ち、第1の段差部113と第2 段差部114とに係止され、その後、メダルMは 第1の段差部113と第2の段差部114とに沿って 1の投入部の第1のメダル投入口108-1及び第2の メダル投入口109-1まで重力によりスライド転 する。メダルMが第1の段差部113と第2の段差 114とに沿って転がると、そのメダルMは、第 1の傾斜壁上部領域106及び第2の傾斜壁上部領 107に対してスライドすることになる。すな ち、プレイヤーは、メダルMを貯留面101から 第1の傾斜壁下部領域104と第1の傾斜壁上部領 106、及び第2の傾斜壁下部領域105と第2の傾 壁上部領域107に沿って滑り上がらせて手を せばよく、メダルMをメダル投入口まで手で って運びそのメダル投入口へ入れるという 来の作業に比べて、プレイヤーの手の動き にしている。このため、プレイヤーが連続 て長時間メダルMを投入し続けても、プレイ ヤーが感じる疲れを大幅に低減することが可 能となる。また、メダルMの投入に殆ど神経 使わないため、ゲームそのものに集中する とが出来、ゲームを十分楽しむことが出来 。また、メダルMの投入を完全に自動化せず プレイヤーの投入作業を楽にしただけであ から、プレイヤーは、ゲームをしている実 を持ちながら連続して長時間プレイするこ が可能となる。

(センター抽選装置の構成)
 図15は、センター抽選装置2000の構成を示す 面図である。
 図16は、センター抽選装置2000の構成を示す 視図である。
 センター抽選装置2000は、主に、円形の回転 搬送装置2100と、回転搬送装置2100を鉛直方向 側から支持する装置支持台2200と、ディスプ レイ装置2300と、大型抽選ボール2400を投入す 大型ボール投入機構2500と、大型ボール投入 機構2500から投入された大型抽選ボール2400を 転搬送装置2100へ搬送する搬送スロープ2600 から構成されている。

 回転搬送装置2100は、装置支持台2200に設 られた図示しない駆動装置によって図中反 計回り方向へ回転駆動する。この駆動装置 より、回転搬送装置2100は、本プッシャーゲ ム機1の電源が入ってから常に一定の周期で 回転する。回転搬送装置2100の外周領域には 大型抽選ボール2400が約1個分だけ収容可能な 内部スペースを有する保持空間Fがその外周 向に沿って複数形成されている。本実施形 1では、回転搬送装置2100の外周領域に20個の 持空間Fが均等間隔で設けられている。各保 持空間Fは、回転搬送装置2100の回転により、 転搬送装置2100の外周に沿って周回移動する ことになる。本実施形態1の回転搬送装置2100 、その回転軸が鉛直方向に対しても水平方 に対しても傾斜している。よって、各保持 間Fは、鉛直面に対しても水平面に対しても 傾斜した仮想平面に沿って周回移動する。

 回転搬送装置2100の図中左側のサイドには 、大型ボール投入機構2500が設けられている この大型ボール投入機構2500は、主に、大型 選ボール2400を受け取るボール回収口2510と ボール回収口2510から受け取った大型抽選ボ ル2400を保持するボール保持部2520と、ケー 2530とから構成されている。ボール回収口2510 に入り込んだ大型抽選ボール2400は、ケース25 30の内部を通って自重によりボール保持部2520 へ搬送され、ボール保持部2520のボールスト パ2521によって止められる。このボールスト パ2521は、図示しないセンター抽選装置2000 制御部の制御に応じて、大型抽選ボール2400 止めるボール保持位置と大型抽選ボール2400 を解放するボール解放位置との間で駆動する 。なお、図16は、ボールストッパ2521がボール 保持位置に位置決めされて、大型抽選ボール 2400がボール保持部2520に保持されている状態 示している。

 ボールストッパ2521がボール保持位置から ボール解放位置へ移動すると、ボール保持部 2520に保持されていた大型抽選ボール2400が自 により搬送スロープ2600へと転がり込む。こ れにより、図15に示すように、大型抽選ボー 2400はその搬送スロープ2600上を自重により がり、その搬送スロープ2600の最下点を中心 振り子のように移動する。この搬送スロー 2600は、その最下点を中心とした一部の領域 が回転搬送装置2100の保持空間Fに隣接してお 、その領域は回転搬送装置2100側へ傾斜する ように構成されている。よって、搬送スロー プ2600上の大型抽選ボールの移動速度が徐々 遅くなってくると、回転搬送装置2100の回転 よって周回移動している保持空間Fのうち搬 送スロープ2600に隣接しているいずれかの保 空間F内に大型抽選ボール2400が入り込むこと になる。本実施形態1では、搬送スロープ2600 最下点が回転搬送装置2100側へ最も傾斜する ように構成されており、搬送スロープ2600の 下点に近いほど大型抽選ボール2400が回転搬 装置2100の保持空間F内に入りやすくなって る。

 回転搬送装置2100の各保持空間Fの内部に 、図16に示すように、その保持空間Fに大型 選ボール2400が入り込んだことを検知するた のボールセンサ2101が設けられている。各ボ ールセンサ2101はセンター抽選装置2000の図示 ない制御部に接続されており、その検知信 が制御部に送られるようになっている。こ により、センター抽選装置2000の制御部は、 どの保持空間Fに大型抽選ボール2400が入った を把握することができる。

 各保持空間Fには、それぞれ賞が割り当て られており、これらの賞の中に、本実施形態 1ではジャックポット賞、イベント賞、メダ 供給賞が含まれている。センター抽選装置20 00では、大型抽選ボール2400がどの保持空間F 入るかという物理抽選(ジャックポット抽選) を行うものである。ジャックポット賞は、ジ ャックポット貯留枚数(払出量)分のメダルMが 、当該ジャックポット抽選の開始条件を満た したステーション部STのプレイフィールド500 供給される賞である。このジャックポット 留枚数は、所定の初期値(例えば500枚)に対 、すべてのステーション部STでメダルが投入 されるたびにそのメダル投入枚数の一部に相 当する枚数(例えば0.03枚)を累積的に加算した ものである。このジャックポット賞に入賞し たときにプレイフィールド500へ供給されるメ ダル枚数すなわちジャックポット貯留枚数は 、本プッシャーゲーム機1において一度にプ イフィールド500へ供給され得るメダル枚数 中で最も多くなるように設定されている。 って、本プッシャーゲーム機1でプレイする レイヤーは、通常、このジャックポット賞 入賞することを狙ってプレイすることにな 。

 また、イベント賞は、これに当選すると 述した所定のイベント条件が満たされ、以 の所定のイベント期間中、当該ジャックポ ト抽選の開始条件を満たしたステーション STが属するサテライト部SAにおいて、これに 属する4つのステーション部STのいずれかで行 われるサテライト抽選装置1000での物理抽選 当選した当選ビンゴ数字が、他の3つのステ ション部STでも当選ビンゴ数字として取り われるという賞である。

 また、メダル供給賞は、当該ジャックポ ト抽選の開始条件を満たしたステーション STのプレイフィールド500へ規定枚数分のメ ルMを供給する賞である。なお、このメダル 給賞に入賞することより供給されるメダル 数は、ジャックポット貯留枚数の初期値よ も少なくするのが好ましい。

 また、センター抽選装置2000のディスプレ イ装置2300には、ジャックポット抽選を行っ いない期間は、図17に示すように、現在のジ ャックポット貯留枚数すなわち今ジャックポ ット賞に入賞したとしたらプレイフィールド 500へ供給されることになるメダル枚数を示す 画面が表示される。一方、ジャックポット抽 選を行っている期間中は、そのジャックポッ ト抽選の演出画面が表示される。

 ジャックポット抽選を開始する際には、 示しない駆動装置により、装置支持台2200自 体が鉛直方向に平行な回転軸を中心に回転し て、そのジャックポット抽選の開始条件を満 たしたステーション部STが属するサテライト SAに対してセンター抽選装置2000が正面を向 ように駆動する。その後、ジャックポット 選を進行する。このジャックポット抽選の 細については後述する。

(ゲーム制御系の構成)
 図18は、本プッシャーゲーム機1のゲーム制 系とメダルM又はICメダルM’の排出制御系の 主要構成を示すブロック図である。なお、こ のブロック図は、説明の便宜上、メダルM又 ICメダルM’の排出関係以外の駆動制御系等 例えばゲーム進行に応じて各部を駆動させ ための駆動制御系等の構成については省略 れている。
 本実施形態1におけるゲーム制御系の構成は 、主に、ステーション部STの制御部600と、サ ライト抽選装置1000の制御部610と、センター 抽選装置2000の制御部620とから構成される。 テーション部STの制御部600は、主に上述した スロットゲーム及びビンゴゲームの全体的な 進行制御を担い、サテライト抽選装置1000の 御部610は、主に上述したビンゴゲームの物 抽選の制御やボールB1,B2の搬送制御を担い、 センター抽選装置2000の制御部620は、主に上 したジャックポット抽選の制御を担う。

 ステーション部STの制御部600は、主に、 御装置601と、ROM602と、RAM603と、通信装置604 から構成される。制御装置601は、ROM602に記 されている各種プログラムを実行し、各種 御を行う。特に、制御装置601は、その内部 コンピュータによりROM602に記憶されている ッシャーゲーム用の実行プログラムを実行 ることで、プッシャーゲームに必要な各種 御を行い、プッシャーゲームの進行を制御 る。ROM602は、ステーション部STの制御部600で 行うべき各種制御の実行プログラム等を記憶 している。RAM603は、各種データあるいは情報 を一時的に記憶するものである。通信装置604 は、サテライト抽選装置1000の制御部610との でデータ通信を行うためのものである。

 サテライト抽選装置1000の制御部610は、主 に、制御装置611と、ROM612と、RAM613と、ステー ション側通信装置614と、センター側通信装置 615とから構成される。制御装置611は、ROM612に 記憶されている各種プログラムを実行し、各 種制御を行う。ROM612は、サテライト抽選装置 1000の制御部610で行うべき各種制御の実行プ グラム等を記憶している。RAM613は、各種デ タあるいは情報を一時的に記憶するもので る。ステーション側通信装置614は、当該サ ライト部SAに属する各ステーション部STの制 部600との間でデータ通信を行うためのもの ある。センター側通信装置615は、センター 選装置2000の制御部620との間でデータ通信を 行うためのものである。

 センター抽選装置2000の制御部620は、主に 、制御装置621と、ROM622と、RAM623と、通信装置 624とから構成される。制御装置621は、ROM622に 記憶されている各種プログラムを実行し、各 種制御を行う。特に、制御装置621は、その内 部のコンピュータによりROM622に記憶されてい るジャックポット抽選用の実行プログラムを 実行することで、ジャックポット抽選に必要 な各種制御を行い、ジャックポット抽選の進 行を制御する。ROM622は、センター抽選装置200 0の制御部620で行うべき各種制御の実行プロ ラム等を記憶している。RAM623は、各種デー あるいは情報を一時的に記憶するものであ 。通信装置624は、各サテライト部SAの制御部 610との間でデータ通信を行うためのものであ る。

 以上の構成は、ステーション部STの制御 600と、サテライト抽選装置1000の制御部610と センター抽選装置2000の制御部620とが、直列 に接続された例であるが、これらの制御部600 ,610,620を互いに並列(スター型やバス型)に接 するようにしてもよい。

(スロットゲームの流れ)
 次に、本実施形態1におけるプッシャーゲー ム機1の各ステーション部STで進行するスロッ トゲームの流れについて説明する。
 図19は、本実施形態1におけるスロットゲー の流れを示すフローチャートである。
 プレイヤーが貯留面101上のメダルMを上述し たようにして第1のメダル投入口108-1や第2の ダル投入口109-1へ投入すると、プレイフィー ルド内のサブテーブル511上に向けてメダルM 送り出される。そして、サブテーブル511上 メダルM又はICメダルM’のうちの一部が傾斜 ーブル512を滑り落ち、チャッカー515-1,515-2,5 15-3のいずれかに進入して図示しないメダル 出部により検出されると、その検出信号が テーション部STの制御部600の制御装置601に送 られ、制御装置601はチャッカー515-1,515-2,515-3 いずれかにメダルMが入ったことを把握する (S1)。これにより、制御装置601は、スロット ームの開始条件が満たされたと判断し、ROM60 2に記憶されている抽選プログラムを実行し 生成した乱数が所定の当選テーブルに照ら て上述したいずれかの役に当選したか又は ズレたかを決定するデジタル抽選を行う(S2) また、制御装置601は、表示部700に表示され いる図4に示すスロット用ゲーム画面の3つ ダイス状スロットDSを回転させる表示制御を 行うとともに、デジタル抽選で当選役が決定 した場合には表示部700にその当選役に係る図 柄の組み合わせが停止表示するように、3つ ダイス状スロットDSの回転を停止させる表示 制御を行う(S3)。

 上記デジタル抽選でいずれの役にも当選し いハズレが決定された場合(S4)、制御装置601 はそのままスロットゲームを終了する。
 一方、小当たり役Aに当選した場合(S5)、制 装置601は、第1リフトアップホッパ300の通常 ダル排出部330を制御し、プレイフィールド5 00へ3枚のメダルMを供給する(S6)。なお、本実 形態1では、プレイフィールド500内へメダル Mを排出するための機構として、プレイヤー 貯留面101上のメダルMを投入したときにプレ フィールド500内のサブテーブル511上へメダ Mが送り出す第1リフトアップホッパ300を兼 する場合について説明するが、第1リフトア プホッパ300とは別の機構を用いてもよい。 の機構を用いる場合には、第1リフトアップ ホッパ300と同様の構成を採用することができ る。

 また、小当たり役Bに当選した場合(S7)、排 制御部である制御装置601は、メダル排出部 ある特殊メダル排出機構である第2リフトア プホッパ350のICメダル排出部380を制御し、 レイフィールド500へ3枚のICメダルM’を供給 る(S8)。
 ここで、本実施形態1においては、制御部600 の制御装置601の制御の下、ICメダル排出部380 予めセットされているICメダルのICチップに 、制御部600の制御装置601から命令された電子 データを書き込むデータ書込手段として機能 するデータ書込部としてのICライタ390が設け れている。本実施形態1において、制御装置 601は、小当たり役Bに当選した場合、プレイ ィールド500へ排出する各ICメダルM’のICチッ プに記憶されているメダル価値データを、所 定のメダル価値決定条件に従って適宜書き換 えた後、プレイフィールド500へ排出する。所 定のメダル価値決定条件としては、例えば乱 数等により抽選で決定されるメダル価値デー タに書き換えるという条件を採用できる。ま た、当該プッシャーゲーム機1、サテライト SA又は当該ステーション部STにおける実際の イアウト率を目標ペイアウト率に近づける めに決定されたメダル価値データに書き換 るという条件も採用できる。この条件を採 する場合、実際のペイアウト率が目標ペイ ウト率よりも低い場合には、排出するICメ ルM’に書き込まれるメダル価値データが大 くなるようにし、逆に、実際のペイアウト が目標ペイアウト率よりも高い場合には、 出するICメダルM’に書き込まれるメダル価 データが小さくなるようにする。
 なお、所定のメダル価値決定条件は以上の 示した条件に限らず、他の条件を採用して よい。また、ICライタ390は必ずしも設ける 要はない。

 また、通常ボーナス役に当選した場合(S9)、 制御装置601は、第1リフトアップホッパ300の 常メダル排出部330を制御してプレイフィー ド500へ30枚のメダルMを供給する(S10-1)。また 制御装置601は、以後のデジタル抽選で用い 当選テーブルとして、当選確率が低めに設 された通常当選テーブルを用いるように設 変更する(S10-2)。
 また、確変ボーナス役に当選した場合(S11) 制御装置601は、第1リフトアップホッパ300の 常メダル排出部330を制御してプレイフィー ド500へ30枚のメダルMを供給する(S12-1)。また 、制御装置601は、以後のデジタル抽選で用い る当選テーブルとして、当選確率が高めに設 定された高確率当選テーブルを用いるように 設定変更する(S12-2)。

 また、ボール供給役が当選した場合(S13) 制御装置601は、サテライト抽選装置1000にお る制御部610の制御装置611へボールB1につい のボール供給命令を出力する。これにより ボール供給機構1300からボールキャリア1520へ ボールB1が受け渡され、そのボールキャリア1 520から当該ボール供給役が当選したステーシ ョン部STのボール投入機構1800へボールB1が受 渡される。ボール投入機構1800へ受け渡され たボールB1は、ボール投入スロープ1801のスト ッパ1802によって一時的に保持される。そし 、プレイヤーがボタン160を押し、その操作 号を制御装置601が受けったタイミングで、 御装置601は、ボールB1はストッパ1802から解 され、ボールB1がボール投入スロープ1801上 転がり落ち、ボール投入位置抽選機構1810へ け渡される。そして、このボール投入位置 選機構1810で、プレイフィールド500上へのボ ール供給位置の抽選が行われ、メインテーブ ル501上における奥側か手前側のいずれかにボ ールB1が供給される(S14)。このボール投入位 抽選機構1810は、ボールB1,B2が通過可能なボ ル受け口がボール投入スロープ1801の最下点 中心に手前側と奥側との間を往復移動する 成を有している。ボール受け口にボールが るとメインテーブル501上の手前側にそのボ ルが供給され、ボール受け口にボールが入 ないとメインテーブル501上の奥側にそのボ ルが供給される。ボールがメインテーブル5 01上の手前側に供給されると、メインテーブ 501上の奥側に供給される場合に比べてメダ 落下溝までの移動距離が短いため、そのボ ルB1をメダル落下溝へ落としやすくなり、 ンゴゲームの開始条件を満たしやすくなる したがって、プレイヤーは、ストッパ1802で 持されたボールB1が、ボール投入位置抽選 構1810のボール受け口にボールB1が入るよう タイミングを計ってボタン160を押すように レイすることになる。

 また、直接サテライト役が当選した場合( S15)、制御装置601は、サテライト抽選装置1000 おける制御部610の制御装置611へボールB1に いてのボール供給命令を出力する。これに り、ボール供給機構1300からボールキャリア1 520へボールB1が受け渡される。その後、ボー キャリア1520は、ステージボール投入機構160 0と対向する位置へ移動し、ステージボール 入機構1600の受皿1610へボールB1を受け渡す。 して、プレイヤーがボタン160を押し、その 作信号を制御装置601が受けったタイミング 、制御装置601は、ボール投入命令がサテラ ト抽選装置1000における制御部610の制御装置 611へ出力する。これにより、ボールB1はボー 投入経路1110を介してアウタービンゴステー ジ1100へ投入され、物理抽選が行われる。ま 、直接サテライト役が当選した場合、制御 置601は、ビンゴゲームの開始条件が満たさ たとして、後述するビンゴゲームを開始す (S20)。

 また、直接センター役が当選した場合(S16 )、制御装置601は、サテライト抽選装置1000の 御部610を介してセンター抽選装置2000におけ る制御部620の制御装置621に対し、ジャックポ ット抽選の開始命令を出力する。これにより 、後述するセンター抽選装置2000においてジ ックポット抽選が開始される(S40)。

(ビンゴゲームの流れ)
 次に、本実施形態1におけるプッシャーゲー ム機1の各ステーション部STで進行するビンゴ ゲームの流れについて説明する。
 図20は、本実施形態1におけるビンゴゲーム 流れを示すフローチャートである。
 本実施形態1のビンゴゲームでは、ボールB1, B2がメダル落下溝に落ちるか、上述したスロ トゲームで直接サテライト役に当選するか いずれかのビンゴゲームの開始条件を満た と(S21)、ステーション部STにおける制御部600 の制御装置601は、ROM602に記憶されているビン ゴ実行プログラムを実行し、ビンゴゲームを 開始する。具体的には、制御装置601は、まず 、表示部700に表示されている図4に示したス ット用ゲーム画面を図5に示したビンゴ用ゲ ム画面に切り替え、その表示制御を行う(S22 )。ここで、ビンゴ用ゲーム画面に表示され いるビンゴカード画像BCは、過去の任意のタ イミングで生成された配列情報に基づくもの である。配列情報を生成するタイミングは、 本プッシャーゲーム機1の電源投入時、図示 ないリセットボタンの操作時、過去のビン ゲームでビンゴが成立した時などが挙げら る。本実施形態1では、ビンゴゲームでビン が成立した時に新しい配列情報を生成し、 れを過去の配列情報と置き換える場合を例 挙げて説明する。

 また、制御装置601は、ビンゴゲームの開 条件が満たされたとき、サテライト抽選装 1000における制御部610の制御装置611へビンゴ 開始命令を出力する。これにより、制御装置 611は、その命令を受けたステーション部STの ール運搬機構1900におけるボール運搬部走行 スロープ1901の出口に対向する位置へボール ャリア1520を移動させる。また、制御装置601 、ボール運搬機構1900を制御して、メダル落 下溝に落下したボールB1,B2をボール運搬部走 スロープ1901からボールキャリア1520へ搬送 る。その後、上述したようにサテライト抽 装置1000における制御部610の制御装置611は、 ールキャリア1520をステージボール投入機構 1600の対向位置へ移動させ、そのボールB1,B2の 種類に応じ、ステージボール投入機構1600を 御してボールB1,B2をアウタービンゴステージ 1100又はインナービンゴステージ1200へ投入す (S23)。

 アウタービンゴステージ1100又はインナー ビンゴステージ1200へ投入されたボールB1,B2が いずれかの入賞スポット1101,1201に入ると、そ の信号がサテライト抽選装置1000における制 部610の制御装置611に送られる。これにより 制御装置611は、どの入賞スポット1101,1201に ールB1,B2が入ったかを認識する。このとき、 ボールB1,B2が入った入賞スポット1101,1201が、 ンター抽選装置2000でのジャックポット抽選 開始の権利が割り当てられたJP入賞スポット ある場合(S24のYes)、制御装置611は、センタ 抽選装置2000における制御部620の制御装置621 、ジャックポット抽選の開始命令を出力す 。これにより、センター抽選装置2000におい てジャックポット抽選が開始される(S40)。

 一方、ボールB1,B2が入った入賞スポット11 01,1201が、ビンゴ数字の割り当てられた入賞 ポットである場合(S24のNo)、サテライト抽選 置1000における制御部610の制御装置611は、そ の割り当てられているビンゴ数字を示す情報 を、当該ビンゴゲームの開始条件を満たした ステーション部STにおける制御部600の制御装 601へ出力する。この情報を受けた制御装置6 01は、記憶手段として機能する記憶部として RAM603内の当選ビンゴ数字記憶領域に、その 報に係るビンゴ数字を当選ビンゴ数字とし 記憶する。なお、この当選ビンゴ数字記憶 域には、当該ステーション部STに対応する 列情報が生成されてからの当選ビンゴ数字 累積的に記憶される。そして、判定部であ 制御装置601は、判定手段として機能し、そ 当選ビンゴ数字記憶領域に記憶されている べての当選ビンゴ数字と、RAM603内の配列情 記憶領域に記憶されている当該配列情報と 参照し、その配列情報が示すビンゴカード の「1」から「9」のビンゴ数字の配列である カード配列(抽選対象配列)上における当該す ての当選ビンゴ数字の配列が特定配列であ か否かのビンゴ判定を行う(S25)。なお、本 施形態1における特定配列は、3×3のビンゴカ ード上における縦、横、斜めの列であり、合 計8列である。

 本実施形態1において、各特定配列には、 所定枚数のICメダルM’をプレイフィールド500 へ払い出すICメダル払出賞、ボールB1をプレ フィールド500へ供給する通常ボール供給賞 ボールB2をプレイフィールド500へ供給する特 別ボール供給賞のいずれかが割り当てられて いる。上記ビンゴ判定において、制御装置601 が特定配列でないと判定した場合すなわちビ ンゴが成立していないと判定した場合(S25のNo )、ビンゴゲームを終了する。

 一方、特典付与部である制御装置601は、ビ ゴが成立したと判定し(S25のYes)、その特定 列が特別ボール供給賞に係るものである場 には(S26のYes)、特典付与手段として機能し、 上述したスロットゲームにおいて小当たり役 Bが当選した場合と同様の方法でプレイフィ ルド500上へ所定枚数のICメダルM’を供給す とともに(S27-1)、上述したスロットゲームに いてボール供給役が当選した場合と同様の 法でプレイフィールド500上へボールB2を供 する(S27-2)。
 また、特典付与部である制御装置601は、ビ ゴが成立した特定配列が通常ボール供給賞 係るものである場合には(S28のYes)、特典付 手段として機能し、上述したスロットゲー において小当たり役Bが当選した場合と同様 方法でプレイフィールド500上へ所定枚数のI CメダルM’を供給するとともに(S29-1)、上述し たスロットゲームにおいてボール供給役が当 選した場合と同様の方法でプレイフィールド 500上へボールB1を供給する(S29-2)。
 また、特典付与部である制御装置601は、ビ ゴが成立した特定配列がメダル供給賞に係 ものである場合には(S28のNo)、特典付与手段 として機能し、上述したスロットゲームにお いて小当たり役Bが当選した場合と同様の方 でプレイフィールド500上へ所定枚数のICメダ ルM’を供給する(S30)。
 なお、ビンゴが成立したときにプレイフィ ルド500上へ供給されるICメダルM’の枚数は そのビンゴ成立に係る賞ごとに異なる枚数 してもよいし、同じ枚数としてもよい。ま 、ICメダルM’ではなくメダルMを供給するよ うにしてもよい。

 このようにして、ビンゴ成立後の処理を った配列情報生成部である制御装置601は、 列情報生成手段として機能し、ROM602に記憶 れている配列情報生成プログラムを実行し 新たな配列情報を生成し、RAM603の配列情報 憶領域に記憶されている配列情報を新たに 成した配列情報に置き換えて、配列情報を セットする(S31)。

(ジャックポット抽選の流れ)
 次に、本実施形態1におけるプッシャーゲー ム機1のセンター抽選装置2000で進行するジャ クポット抽選の流れについて説明する。
 図21は、本実施形態1におけるジャックポッ 抽選の流れを示すフローチャートである。
 本実施形態1のジャックポット抽選は、上述 したビンゴゲームにおけるサテライト抽選装 置1000での物理抽選でセンター抽選装置2000で ジャックポット抽選開始の権利が割り当て れた入賞スポットにボールB1,B2が入るか、 述したスロットゲームで直接センター役に 選するかのいずれかのジャックポット抽選 開始条件を満たすと(S41)、センター抽選装置 2000における制御部620の制御装置621は、ROM622 記憶されているジャックポット実行プログ ムを実行し、ジャックポット抽選を開始す 。具体的には、制御装置621は、まず、装置 持台2200を回転させて、当該ジャックポット 選の開始条件を満たしたステーション部ST 属するサテライト部SAに対してセンター抽選 装置2000が正面を向くように駆動制御する。 た、ディスプレイ装置2300にジャックポット 選の演出用画面を表示し、これを表示制御 る。

 その後、当該ステーション部STでプレイ るプレイヤーがそのステーション部STのボタ ン160を押すと(S42)、その操作信号がそのステ ション部STにおける制御部600の制御装置601 入力される。これにより、制御装置601は、 テライト抽選装置1000の制御部610を介してセ ター抽選装置2000における制御部620の制御装 置621へボール投入命令を出力する。これによ り、制御装置621は大型ボール投入機構2500へ ール投入命令を出力する。ボール投入命令 受けた大型ボール投入機構2500は、ボールス ッパ2521をボール保持位置からボール解放位 置へ移動させ、ボール保持部2520に保持され いた大型抽選ボール2400を搬送スロープ2600へ 投入する(S43)。これにより、大型抽選ボール2 400は搬送スロープ2600上をその最下点を中心 振り子のように移動し、最終的に回転搬送 置2100のいずれかの保持空間F内に入り込む。 大型抽選ボール2400がいずれかの保持空間Fに ると、その信号がセンター抽選装置2000にお ける制御部620の制御装置621に送られる。これ により、制御装置621は、大型抽選ボール2400 入った保持空間Fを認識する。

 このとき、大型抽選ボール2400が入った保持 空間Fが、ジャックポット賞の割り当てられ ものである場合(S44のYes)、制御装置621は、RAM 623からジャックポット貯留枚数データを読み 取り、そのデータが示す枚数分のメダルMを 当該ジャックポット抽選の開始条件を満た たステーション部STのプレイフィールド500へ 供給するための処理を行う(S45-1)。このとき 制御装置621からステーション部STにおける制 御部600の制御装置601へメダル供給命令を出力 し、制御装置601は第1リフトアップホッパ300 通常メダル排出部330を制御してメダルMをプ イフィールド500へ供給するようにしてもよ 。ただし、ジャックポット賞に入賞したと に供給されるメダルMは大量なので、上述し た第1リフトアップホッパ300とは別に、独自 メダル排出機構を用いてメダルMを供給する うにしてもよい。この場合、ジャックポッ 賞に入賞したときの演出としても好適であ 。あるいは、上述した第2リフトアップホッ パ350を利用し、供給するすべてのICメダルM’ のメダル価値データの総和が、ジャックポッ ト貯留枚数データが示す枚数と同一になるよ うに、ICメダルM’を供給するようにしてもよ い。なお、ICメダルM’のメダル価値データの 総和に生じた端数分は第1リフトアップホッ 300を用いてメダルMで供給する。
 また、制御装置621は、RAM623に記憶されてい ジャックポット貯留枚数データを初期値に セットする(S45-2)。

 一方、大型抽選ボール2400が入った保持空 間Fが、イベント賞の割り当てられたもので る場合(S46のYes)、制御装置621は、当該ジャッ クポット抽選の開始条件を満たしたステーシ ョン部STにおける制御部600の制御装置601へメ ル供給命令を出力する。これにより、制御 置601は第1リフトアップホッパ300の通常メダ ル排出部330を制御して、当該ステーション部 STのプレイフィールド500上へ所定枚数(例えば 100枚)のメダルMを供給する(S47-1)。また、制御 装置621は、当該ステーション部STが属するサ ライト部SAのサテライト抽選装置1000におけ 制御部610の制御装置611へイベント開始命令 出力する。これを受けた制御装置611は、所 のイベント条件が満たされたと判断し、以 の所定のイベント期間中、当該サテライト SAに属する4つのステーション部STのいずれ について行うビンゴゲームの物理抽選で当 する当選ビンゴ数字を、他の3つのステーシ ン部STでも当選ビンゴ数字として取り扱う うにイベント処理する(S47-2)。具体的には、 御装置611は、所定のイベント期間中に行う テライト抽選装置1000の物理抽選で当選した 当選ビンゴ数字を示す情報を、当該サテライ ト部SAに属するすべてのステーション部STに ける制御部600の制御装置601へ出力する。

 また、大型抽選ボール2400が入った保持空 間Fが、メダル供給賞の割り当てられたもの ある場合(S46のNo)、制御装置621は、当該ジャ クポット抽選の開始条件を満たしたステー ョン部STにおける制御部600の制御装置601へ ダル供給命令を出力する。これにより、制 装置601は第1リフトアップホッパ300の通常メ ル排出部330を制御して、当該ステーション STのプレイフィールド500上へ所定枚数のメ ルMを供給する(S48)。

 以上、本実施形態1においては、プレイフ ィールド内のメダル載置面上にメダルを排出 するメダル排出部として、電子データを記憶 する記憶部を備えた特殊メダルであるICメダ M’を排出する第2リフトアップホッパ350を えているので、メダル載置面であるメイン ーブル501の上面に多数存在するメダルのう の一部を、従来から変わらず使用されてい 通常のメダルM(記憶部を持たないメダル)に えて、記憶部を備えたICメダルM’にするこ ができる。メインテーブル501上に堆積する ダルの挙動にプレイヤーが高い関心を示す いうプッシャーゲーム機の特徴からすれば 従来のプッシャーゲーム機では存在しなか たICメダルM’がメインテーブル501上に存在 ることにより、ゲーム性を大きく向上させ ことができる。

 なお、本実施形態1では、メダルM及びICメダ ルM’の両方の排出制御を行う場合について 明したが、いずれか一方だけを排出制御し 他方は排出制御しないようにしてもよい。 えば、メダルMについてのプレイフィールド5 00への供給は、プレイヤーが投入したメダルM そのものをプレイフィールド500へ排出する構 成とし、メダルMの排出制御を行わず、ICメダ ルM’の排出制御だけを行うようにしてもよ 。
 また、本実施形態1では、メダルM及びICメダ ルM’の両方をプレイフィールド内に排出す 場合について説明したが、ICメダルM’だけ プレイフィールド内に排出するように構成 てもよい。この場合、プレイフィールド内 メインテーブル501上に堆積するメダルのす てをICメダルM’とすることができる。

 また、本実施形態1では、ICメダルM’がメダ ル落下溝に落下した場合、そのICメダルM’の ICチップに記憶されているメダル価値データ 示すメダル価値に相当する枚数分のメダルM が、メダル払出部1030からメダル投入機構100 おける貯留面101へ払い出される場合につい 説明したが、他の制御を行ってもよい。
 例えば、ICメダルM’がメダル落下溝に落下 た場合、そのICメダルM’のICチップに記憶 れているメダル価値データが示すメダル価 に相当する枚数分のメダルMを、第1リフトア ップホッパ300によりプレイフィールド500へ排 出する制御を行ってもよい。
 また、例えば、ICメダルM’がメダル落下溝 落下した場合、そのICメダルM’のICチップ 記憶されているメダル価値データと同一又 異なるメダル価値データが記憶されたICメダ ルM’を、第2リフトアップホッパ350によりプ イフィールド500へ排出する制御を行っても い。

〔実施形態2〕
 次に、本発明を、上記実施形態1と同様に、 ゲーム装置としてのメダルゲーム機であるプ ッシャーゲーム機に適用した他の実施形態( 下、本実施形態を「実施形態2」という。)に ついて説明する。
 本実施形態2のプッシャーゲーム機は、メダ ル払出機構が異なる点を除き、その基本構成 が上記実施形態1のものと同様であるので、 下の説明では上記実施形態1のプッシャーゲ ム機とは異なる点についてだけ説明する。

 図22は、プレイフィールド500の下部に配置 れたメダル払出機構の構成を示す斜視図で る。
 図23は、本実施形態2におけるゲーム制御系 メダルM又はICメダルM’の排出制御系の主要 構成を示すブロック図である。
 本実施形態2において、各ステーション部ST メダル払出機構には、上記実施形態1のプッ シャーゲーム機にも設けられていた第3リフ アップホッパ1020のほかに、第4リフトアップ ホッパ1050が設けられている。本実施形態2に いて、第3リフトアップホッパ1020は通常メ ル排出機構として機能し、第4リフトアップ ッパ1050は特殊メダル排出機構として機能す る。すなわち、第3リフトアップホッパ1020は 排出制御手段として機能する排出制御部と ての制御部600の制御の下、メダルMをゲーム 装置外部に位置するメダル投入機構100の貯留 面101へ排出し、第4リフトアップホッパ1050は 排出制御手段として機能する排出制御部と ての制御部600の制御の下、ICメダルM’をゲ ム装置外部に位置するメダル投入機構100の 留面101へ排出する。

 第4リフトアップホッパ1050の基本構成は 第3リフトアップホッパ1020の構成と同様であ る。ただし、第4リフトアップホッパ1050は、 4リフトアップホッパ1050のリフトアップ部10 53に、排出するICメダルのICチップへ制御部600 から命令された電子データを書き込むデータ 書込手段として機能するデータ書込部として のICライタ1054が設けられている点で、第3リ トアップホッパ1020の構成と異なっている。

 図9に示したメダル搬送経路1002の仕分け 1003から落下したICメダルM’を搬送するICメ ル搬送経路1004は、本実施形態2では、第2リ トアップホッパ350のICメダル貯留部360ではな く、図22に示すように特殊メダル貯留容器と ての貯留部1051へ接続されている。したがっ て、メダルM及びICメダルM’がメインテーブ 501の前端501aからメダル落下溝へ落下すると メダル受け1001からメダル搬送経路1002を通 て、メダルMは通常メダル貯留容器としての 留部1021へ搬送され、ICメダルM’は第4リフ アップホッパ1050の貯留部1051へ搬送される。

 メダル落下溝へ落下したメダルMの枚数は、 第3リフトアップホッパ1020における貯留部1021 の入り口に設けられたメダルカウンタ1006で ウントされ、カウントされたメダルMの枚数 制御部600へ通知される。制御部600は、上記 施形態1の場合と同様に、通知されたメダル の枚数に基づいて第3リフトアップホッパ1020 ホッパ駆動部1022を駆動することで、この枚 数分のメダルMをリフトアップ部1023を通じて ダル払出部1030からメダル投入機構100におけ る貯留面101へ払い出す。
 一方、ICメダルM’がメダル落下溝へ落下し 場合、ICメダル搬送経路1004に設けられたデ タ読取手段として機能するデータ読取部と てのICリーダ1005により、ICメダルM’のICチ プからメダル価値データを読み取り、読み ったメダル価値データは制御部600へ送信さ る。制御部600は、受信したメダル価値デー に基づき、第4リフトアップホッパ1050を制御 する。具体的に説明すると、制御部600は、リ フトアップ部1053内のICメダルM’のICチップに 対し、ICリーダ1005から受信したメダル価値デ ータと同一のメダル価値データをICライタ1054 を用いて書き込む。書き込まれたICメダルM’ は、その後、リフトアップ部1053を通じてメ ル払出部1030からメダル投入機構100における 留面101へ払い出される。

 また、上記実施形態1における、スロット ゲーム、ビンゴゲーム、ジャックポット抽選 では、いずれもメダルMやICメダルM’の供給 がプレイフィールド500であったため、プレ ヤーがメダルMを獲得するには最終的にはメ ルM及びICメダルM’をメダル落下溝へ落下さ せる必要があった。しかし、スロットゲーム 、ビンゴゲーム、ジャックポット抽選でメダ ルMやICメダルM’を供給するときに、メダルM ICメダルM’をメダル投入機構100における貯 面101へ直接払い出すようにしてもよい。例 ば、本実施形態2において、ジャックポット 抽選においていずれかの賞に入賞した場合に 排出されるメダルの排出先を、プレイフィー ルド500ではなく、メダル投入機構100の貯留面 101としてもよい。このとき、特にジャックポ ット賞に入賞したとき、メダルMだけで払い しを行う場合、払い出されるメダルMの量が すぎてメダル投入機構100の貯留面101から溢 てしまうおそれがある。よって、一度に大 のメダルMを払い出す代わりに、そのメダル 価値と同等のメダル価値分のICメダルM’を払 い出すようにすることが好ましい。

 ここで、払い出されたICメダルM’は、店 のカウンターに居る店員等に渡したり、本 ッシャーゲーム機1とは別体のメダル交換機 に投入したりすることで、そのICチップに記 されたメダル価値データが示すメダル価値 相当する枚数のメダルMと交換することがで きる。なお、後者の場合、メダル交換機は、 ICメダル投入口からプレイヤーが投入したIC ダルM’のICチップ内におけるメダル価値デ タを読み取るデータ読取手段として機能す データ読取部としてのICリーダと、メダルM メダル払出機構と、ICリーダが読み取ったメ ダル価値データが示すメダル価値に相当する 枚数のメダルMをメダル払出機構に払い出さ るように制御する払出制御部とを備えたも が利用できる。これらのICリーダ、メダル払 出機構、払出制御部としては、それぞれ、上 述したプッシャーゲーム機1におけるICリーダ 1005、第3リフトアップホッパ1020、制御部600と 同様の構成を採用できる。

 一方、払い出されたICメダルM’をプレイヤ がプッシャーゲーム機1に投入できるように してもよい。この場合、例えば以下のような 構成を採用できる。
 すなわち、メダル投入機構100に投入された ダルが搬送されるメダル搬送経路200中に、 記メダル搬送経路1002の底面に設けられた仕 分け孔1003のようなメダル仕分け部を設け、 ダル投入機構100に投入されたメダルMとICメ ルM’とを仕分けできるようにする。このと 、メダルMは第1リフトアップホッパ300の通 メダル貯留部310へ搬送し、ICメダルM’は第2 フトアップホッパ350のICメダル貯留部360へ 送するように構成する。また、メダル投入 構100に投入されたICメダルM’が第2リフトア プホッパ350のICメダル貯留部360へ搬送され までの間に、そのICメダルM’のICチップ内の 電子データを読み取るデータ読取手段として 機能するデータ読取部としてのICリーダを設 、ICリーダで読み取ったメダル価値データ 制御部600で受信できるようにする。そして 制御部600は、ICリーダから受信したメダル価 値データが示すメダル価値に相当するメダル Mがプレイフィールド500に連続的に排出され ように、第1リフトアップホッパ300を制御す 。以上の構成により、プレイヤーがICメダ M’をメダル投入機構100に投入した場合、そ ICメダルM’のICチップに記憶されたメダル 値データが示すメダル価値に相当する枚数 のメダルMが連続してプレイフィールド500内 排出される。
 なお、ICメダルM’をプレイヤーがプッシャ ゲーム機1に投入できる構成としては、後述 する実施形態3が採用する構成であってもよ 。

 本実施形態2によれば、メダルMだけでなくIC メダルM’もプレイヤーへ払い出される構成 あるため、プレイヤーはメダルMとは異なるI CメダルM’を獲得できることを期待でき、ゲ ム性が高まる。
 なお、本実施形態2では、プレイヤーへ払い 出すICメダルM’のICチップに書き込むメダル 値データは、メダル落下溝へ落下したICメ ルM’のICチップに記憶されていたメダル価 データと同一としたが、異なるメダル価値 ータとしてもよい。この場合、制御部600は 払い出すICメダルM’のICチップに、所定のメ ダル価値決定条件に従って決定されたメダル 価値データを適宜書き込むことができる。所 定のメダル価値決定条件としては、例えば乱 数等により抽選で決定されるメダル価値デー タに書き換えるという条件を採用できる。ま た、当該プッシャーゲーム機1、サテライト SA又は当該ステーション部STにおける実際の イアウト率を目標ペイアウト率に近づける めに決定されたメダル価値データに書き換 るという条件も採用できる。この条件を採 する場合、実際のペイアウト率が目標ペイ ウト率よりも低い場合には、払い出すICメ ルM’に書き込まれるメダル価値データが大 くなるようにし、逆に、実際のペイアウト が目標ペイアウト率よりも高い場合には、 い出すICメダルM’に書き込まれるメダル価 データが小さくなるようにする。もちろん 所定のメダル価値決定条件は以上の例示し 条件に限らず、他の条件を採用してもよい

 また、本実施形態2のようにICメダルM’を プレイヤーへ払い出す構成においては、ICメ ルM’がメダル落下溝に落下した場合、その ICメダルM’のICチップに記憶されているメダ 価値データと同一又は異なるメダル価値デ タが記憶されたICメダルM’を、第4リフトア ップホッパ1050によりメダル払出部1030からメ ル投入機構100における貯留面101へ払い出す うに制御してもよい。

〔実施形態3〕
 次に、本発明を、上記実施形態1及び2と同 に、ゲーム装置としてのメダルゲーム機で るプッシャーゲーム機に適用した更に他の 施形態(以下、本実施形態を「実施形態3」と いう。)について説明する。
 なお、本実施形態3のプッシャーゲーム機の 基本構成は上記実施形態2のものと同様であ ので、以下の説明では上記実施形態2のプッ ャーゲーム機とは異なる点についてだけ説 する。

 図24は、本実施形態3におけるメダル投入機 100の部分分解図である。
 図25は、本実施形態3におけるゲーム制御系 メダルM又はICメダルM’の排出制御系の主要 構成を示すブロック図である。
 本実施形態3におけるメダル投入機構100は、 メダル投入経路108-7,109-7の途中、具体的には ダル投入部カバー108-2,109-2により覆われた 分に、ICメダルM’のICチップに記憶されてい る電子データを読み取るデータ読取手段とし て機能するデータ読取部としてのICリーダ108- 9,109-9が設けられている点で、上記実施形態2 メダル投入機構100とは異なっている。なお 第1のメダル投入部108と第2のメダル投入部10 9とは同一構造なので、以下、第2のメダル投 部109を例に挙げて説明する。

 メダル投入機構100に投入されたメダルが 送されるメダル投入経路108-7に設けられた ダル落下孔109-8は、上述したメダル仕分け部 の仕分け孔1003と同様の仕分け部を構成し、 ダルMはメダル落下孔109-8に落下せずに通過 、ICメダルM’はメダル落下孔109-8に落下する ように構成されている。メダル落下孔109-8に 下せずに通過したメダルMは、メダル搬送経 路200を通じて第1リフトアップホッパ300まで 送される。一方、メダル落下孔109-8に落下し たICメダルM’は、第2リフトアップホッパ350 で搬送される。ICメダルM’は、メダル落下 109-8に落下する前にICリーダ109-9により、そ ICチップに記憶されている電子データが読み 取られる。すなわち、メダル投入機構100に投 入されたICメダルM’は、すべて、そのICチッ に記憶されている電子データがICリーダ109-9 により読み取られる。これにより、本実施形 態3においては、メダル投入機構100に投入さ たICメダルM’のICチップに記憶されている電 子データを利用して、種々の制御を行うこと ができる。以下、その制御の具体例について 例示する。

 図26は、メダル投入機構100にICメダルM’が 入されたときの制御の流れの一例を示すフ ーチャートである。
 制御部600は、メダル投入機構100に投入され ICメダルM’のICチップに記憶されている各 データをICリーダ109-9が読み取ると(S51)、ま 、ICリーダ109-9から受信する店舗IDが有効な 舗IDであるか否かを判断する(S52)。具体的に 、RAM603に記憶されている有効店舗IDデータ 参照し、受信した店舗IDが有効店舗IDデータ 一致するか否かを判断する。店舗IDが有効 店舗IDでないと判断した場合、何らかのエラ ー報知を起こったり、当該ICメダルM’を第2 フトアップホッパ350まで搬送される前に回 し、プレイヤーへ返却したりするエラー処 を行う(S53)。一方、店舗IDが有効な店舗IDで ると判断した場合、次に、受信した有効期 データが示す有効期限が過ぎているか否か 判断する(S54)。具体的には、RAM603に記憶され ている日付データ、時刻データ又は日時デー タを参照して、受信した有効期限データが示 す有効期限が日付データ、時刻データ又は日 時データを越えているか否かを判断する。有 効期限を越えていると判断した場合、何らか のエラー報知を起こったり、当該ICメダルM’ を第2リフトアップホッパ350まで搬送される に回収し、プレイヤーへ返却したりするエ ー処理を行う(S53)。一方、有効期限内である と判断した場合には、制御部600は、ICリーダ1 09-9から受信したメダル価値データに基づき 第1リフトアップホッパ300を制御して、その ダル価値データが示すメダル価値に相当す 枚数分のメダルMを、プレイフィールド500へ 連続して排出する処理を行う(S55)。

 なお、ICメダルM’のICチップに記憶され 有効期限データは、第4リフトアップホッパ1 050のICライタ1054を用いて書き込む。これによ り、第4リフトアップホッパ1050によりプレイ ーへ払い出される直前に有効期限データを き込むことができる。その結果、ICメダルM がプレイヤーの手元に渡った時点から起算 た有効期限データをICチップに書き込むこ ができ、適切な有効期限管理が可能となる

 ここで、本実施形態3のICメダルM’には、 当選フラグデータがICチップに記憶されてい 。制御部600は、ICリーダ109-9が読み取った当 選フラグデータを受信したら、その当選フラ グデータに基づいて当選フラグが立っている か否かを判断する(S56)。具体的には、受信し 当選フラグデータが「1」である場合は当選 フラグが立っていると判断し、「0」である 合は当選フラグが立っていないと判断する 当選フラグが立っていないと判断した場合 、そのまま処理を終了する。一方、当選フ グが立っていると判断した場合は、当選フ グが立っていないICメダルM’やメダルMをメ ル投入機構100に投入したときには行われな 特別な制御が行われる。この特別な制御の 例として、本実施形態3では、当選フラグが 立っていると判断した場合、制御部600は、い きなり、ジャックポット抽選の開始条件が満 たされたと判断し、図21に示したフローチャ トに従ってジャックポット抽選を行うよう 制御する(S57)。

 なお、上記特別な制御は、上記の例に限 ず、様々な制御を採用できる。例えば、当 フラグが立っていると判断した場合、制御 600は、一定期間の間、ジャックポット賞等 特定の賞の入賞確率が上げたり、ジャック ット貯留枚数を大幅に増加させたりする制 を行う。また、例えば、当選フラグが立っ いると判断した場合、制御部600は、当選フ グが立っているICメダルM’をメダル投入機 100に投入したときにしかできない専用のゲ ムを、表示部700等を用いて進行するように 御を行う。

 以上のとおり、上記実施形態1乃至3のプ シャーゲーム機においては、ゲーム媒体と てのメダルMあるいはICメダルM’を受け取る ーム媒体受取手段として機能するゲーム媒 受取部としてのメダル投入機構100を有し、 ダル投入機構100がゲーム媒体を受け取った 通常のメダルMを排出するものであったが、 これに限らず、排出制御手段として機能する 排出制御部としての制御部600が、メダル投入 機構100がゲーム媒体を受け取ることを条件に メダル排出手段として機能するメダル排出部 としての第2リフトアップホッパ350にICメダル M’を排出させるように制御してもよい。

 また、上記実施形態1乃至3のプッシャーゲ ム機においては、メダルとは異なる形状を つ異形物であるボールB1,B2をメインテーブル 501上に供給する異形物供給部を有し、排出制 御手段として機能する排出制御部としての制 御部600は、メダル落下溝にB1,B2が落下するこ を条件に、第2リフトアップホッパ350にICメ ルM’を排出させるように制御する。
 なお、第2リフトアップホッパ350にICメダルM ’を排出させるための排出条件は、上述した 各実施形態において説明したものに限らず、 適宜設定することができる。

 また、上記実施形態1乃至3のプッシャーゲ ム機においては、ICメダルM’のICチップ(記 部)に記憶されているメダル価値データ等の 子データを読み取るデータ読取手段として 能するデータ読取部としてのICリーダ1005,108 -9,109-9を有している。このようなICリーダを えることで、本プッシャーゲーム機あるい 本プッシャーゲーム機に接続されている他 ゲーム装置や店舗の管理装置等の外部機器 おいて、ICメダルM’のICチップ内の各種デー タを用いたデータ処理や制御が可能となる。 よって、ICメダルM’のICチップ内の各種デー を用いて、新たなゲーム性をプレイヤーに 供したり、各種サービスをプレイヤーに提 したりすることが可能となる。なお、ICメ ルM’のICチップ内に記憶する電子データの 類は、その電子データを用いて行うデータ 理や制御の内容に応じて適宜決定される。
 特に、上記実施形態1乃至3のプッシャーゲ ム機においては、メダル落下溝へ落下したIC メダルのICチップに記憶されている電子デー を読み取るICリーダ1005を備えているので、 ダル落下溝から落下させたICメダルM’のIC ップ内の各種データを用いて、新たなゲー 性をプレイヤーに提供したり、各種サービ をプレイヤーに提供したりすることが可能 なる。

 また、上記実施形態1乃至3のプッシャーゲ ム機においては、ICメダルM’のICチップ(記 部)にメダル価値データ等の電子データを書 込むデータ書込手段として機能するデータ 込部としてのICライタ390,1054を有している。 このようなICライタを備えることで、本プッ ャーゲーム機においてICメダルM’のICチッ 内に必要な電子データを書き込むことがで 、プレイヤーに対して新たなゲーム性を提 したり、各種サービスを提供したりするこ が容易になる。
 特に、上記実施形態1乃至3のプッシャーゲ ム機においては、第2リフトアップホッパ350 排出するICメダルM’のICチップに所定の電 データを書き込むICライタ390を備えているの で、排出されるICメダルM’に対して、プレイ フィールドへ排出する直前に所定の電子デー タを書き込むことができる。その結果、プレ イフィールドへ排出する直前の最新データを ICメダルM’に書き込むことができる。

 なお、上記実施形態1乃至3のプッシャーゲ ム機においては、特殊メダルであるICメダル M’が通常メダルであるメダルMとは外観が異 っている。排出されるメダルMとICメダルM’ の外観が同一であると、プレイヤーが一見し て排出されたメダルが通常のメダルMなのかIC メダルM’なのかを識別できない。この場合 排出されたメダルがメダルMなのかICメダルM なのかをプレイヤーが外観で識別できない 提供できないようなゲーム性の提供が不可 となる。これに対し、上記実施形態1乃至3 おいては、排出されるメダルMとICメダルM’ 互いに外観が異なるので、プレイヤーが一 して排出されたメダルがメダルMなのかICメ ルM’なのかを識別できる。したがって、排 出されたメダルがメダルMなのかICメダルM’ のかをプレイヤーが外観で識別できないと 供できないようなゲーム性の提供が可能と る。
 一方で、特殊メダルであるICメダルM’が通 メダルであるメダルMとは外観が同一であっ てもよい。この場合には、逆に、排出された メダルがメダルMなのかICメダルM’なのかを レイヤーが外観で識別できてしまうと提供 きないようなゲーム性の提供が可能となる

 また、上記実施形態において、コンピュー プログラム等のソフトウェアにより実現さ ている手段は、回路、チップ等のハードウ アにより実現してもよく、また、回路、チ プ等のハードウェアにより実現されている 段は、コンピュータプログラム等のソフト ェアにより実現してもよい。
 なお、本発明は、プレイヤーが視認可能な レイフィールド内にメダルを排出するメダ ゲーム機であれば、プッシャーゲーム機に らず、あらゆるゲーム機について適用可能 ある。




 
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