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Patent Searching and Data


Title:
MEDICAL INFORMATION PROVISION DEVICE, MEDICAL INFORMATION PROVISION SYSTEM, AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/020057
Kind Code:
A1
Abstract:
The operation for displaying radiogram interpretation report information stored in a recording medium is restricted. A data management server (10) electronically writes radiogram interpretation report information selected from radiogram interpretation report information stored in a storage device (15), medical image information corresponding to the selected radiogram interpretation report information, and address information on a network of a place where the selected radiogram interpretation report information and medical image information are stored into a medium, and writes a display operation restriction processing program into the medium. A client terminal (20) restricts the operation for displaying the radiogram interpretation report information stored in the medium on the basis of the display operation restriction processing program written into the medium. For example, the radiogram interpretation report information whose displayable period has elapsed since the inspection date is destroyed. After the displayable period has elapsed, the radiogram interpretation report information stored in the storage device (15) can be accessed via a network (N) by selecting its address.

Inventors:
HAYASHI NAOKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063833
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
August 01, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KONICA MINOLTA MED & GRAPHIC (JP)
HAYASHI NAOKI (JP)
International Classes:
G06F12/00; G06Q50/00; G16H15/00; G16H30/20
Foreign References:
JP2007080077A2007-03-29
JP2002189958A2002-07-05
JPH09160899A1997-06-20
Attorney, Agent or Firm:
ARAFUNE, Hiroshi (5F. Nikko Kagurazaka Bldg.,18, Iwatoch, Shinjuku-ku Tokyo 32, JP)
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Claims:
 医用画像情報の読影レポート情報と、当該読影レポート情報が保存されている保存先のネットワーク上のアドレス情報と、予め設定された基準時から予め設定された表示可能期間を経過した後に前記読影レポート情報の表示動作を規制する表示動作規制処理プログラムと、を記録メディアに電子的に書き込む書き込み手段を備えたことを特徴とする医用情報提供装置。
 前記基準時は、前記医用画像情報の検査日であることを特徴とする請求項1に記載の医用情報提供装置。
 前記基準時は、前記読影レポート情報の前記記録メディアへの書き込み日であることを特徴とする請求項1に記載の医用情報提供装置。
 前記基準時は、前記読影レポート情報の承認日時であることを特徴とする請求項1に記載の医用情報提供装置。
 前記読影レポート情報の表示動作の規制は、前記読影レポート情報に対して予め定められたデータを上書きし、前記読影レポート情報を破壊することにより行うことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の医用情報提供装置。
 医用画像情報の読影レポート情報と、当該読影レポート情報が保存されている保存先のネットワーク上のアドレス情報と、予め設定された基準時から予め設定された表示可能期間を経過した後に前記読影レポート情報の表示動作を規制する表示動作規制処理プログラムと、を記録メディアに電子的に書き込む書き込み手段を備えた医用情報提供装置と、
 前記医用情報提供装置とネットワークを介して接続され、前記記録メディアに書き込まれた表示動作規制処理プログラムに従って前記記録メディアに格納されている読影レポート情報の表示動作を規制する処理を行う制御手段、及び、前記記録メディアに書き込まれたアドレス情報に基づいて前記読影レポート情報の保存先にアクセスするアクセス手段を備えた端末装置と、
 を備えたことを特徴とする医用情報提供システム。
 前記基準時は、前記医用画像情報の検査日であることを特徴とする請求項6に記載の医用情報提供システム。
 前記基準時は、前記読影レポート情報の前記記録メディアへの書き込み日であることを特徴とする請求項6に記載の医用情報提供システム。
 前記基準時は、前記読影レポート情報の承認日時であることを特徴とする請求項6に記載の医用情報提供システム。
 前記読影レポート情報の表示動作の規制は、前記読影レポート情報に対して予め定められたデータを上書きし、前記読影レポート情報を破壊することにより行うことを特徴とする請求項6~9のいずれか一項に記載の医用情報提供システム。
 コンピュータを、
 医用画像情報の読影レポート情報と、当該読影レポート情報が保存されている保存先のネットワーク上のアドレス情報と、予め設定された基準時から予め設定された表示可能期間を経過した後に前記読影レポート情報の表示動作を規制する表示動作規制処理プログラムと、を記録メディアに電子的に書き込む書き込み手段として機能させるためのプログラム。
 前記基準時は、前記医用画像情報の検査日であることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
 前記基準時は、前記医用画像情報の前記記録メディアへの書き込み日であることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
 前記基準時は、前記読影レポート情報の承認日時であることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
 前記読影レポート情報の表示動作の規制は、前記読影レポート情報に対して予め定められたデータを上書きし、前記読影レポート情報を破壊することにより行うことを特徴とする請求項11~14のいずれか一項に記載のプログラム。
Description:
医用情報提供装置、医用情報提 システム及びプログラム

 本発明は、医用画像情報を提供する医用 報提供装置、医用情報提供システム及びプ グラムに関する。

 医療の分野では、患者を撮影した医用画 のデジタル化が実現されている。デジタル は、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomog raphy)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の 画像生成装置、カセッテ読み取り装置等の各 種モダリティにより行われる。デジタル化さ れた医用画像は、患者の患者情報や検査情報 等とともに管理サーバにより一元的に管理さ れる。具体的には、医用画像とDICOM(Digital Ima ging and Communications in Medicine)規格に適合す DICOM基本情報とが管理サーバのデータベース に登録され、管理される医用画像管理システ ム(以下、PACS(Picture Archiving and Communication Sy stem)という。)が用いられている。

 また、一般的なコンピュータネットワー システムにおいて、ファイルデータの最新 アクセス日時から現在までの経過時間を求 、経過時間が保存期間を超えている場合に 、このファイルデータを消去するファイル ステム管理装置が提案されている(特許文献 1参照)。これにより、古いファイルデータを 動的に消去することができる。

 また、PACSで管理される医用画像を他のシス テムや一般患者へ提供する方法として、ネッ トワークによる提供とは別に、IHE(Integrating t he Healthcare Enterprise)におけるPDI(Portable Data f or Imaging)に対応した記録メディアによる提供 も行われている。これは、医用画像情報をCD- R(Compact Disk Recordable)やDVD-R(Digital Versatile Dis k Recordable)等の記録メディアに保存し、記録 ディアを搬送することによりデータの移送 行うものである。記録メディアには、医用 像情報とともに医用画像情報に対して行わ た読影レポートの情報を保存することがで る。

特開平5-165685号公報

 記録メディアに保存された医用画像情報 読影レポートは、いつまでも閲覧可能であ 。しかしながら、撮影から長期間経過した 用画像情報についての読影レポートがいつ でも閲覧可能であると、診断の際にその読 レポートが使用され、患者の病状の変化が 認識されることにつながる。また、何度も 査を行い、撮影した医用画像情報の読影レ ートを記録メディアにて運搬する際、古い ータがそのまま使用可能な場合には、間違 て古いデータを最新のデータとして他のシ テムに取り込んでしまう可能性があった。 のように、記録メディアによる読影レポー の提供は、その後のデータの管理が問題と る。

 本発明は、上記の従来技術における問題 鑑みてなされたものであって、記録メディ に格納されている読影レポートの表示動作 規制することを課題とする。

 以上の課題を解決するために、本発明の第1 の側面によれば、医用情報提供装置は、
 医用画像情報の読影レポート情報と、当該 影レポート情報が保存されている保存先の ットワーク上のアドレス情報と、予め設定 れた基準時から予め設定された表示可能期 を経過した後に前記読影レポート情報の表 動作を規制する表示動作規制処理プログラ と、を記録メディアに電子的に書き込む書 込み手段を備えたことを特徴としている。

 本発明の第2の側面によれば、医用情報提供 システムは、
 医用画像情報の読影レポート情報と、当該 影レポート情報が保存されている保存先の ットワーク上のアドレス情報と、予め設定 れた基準時から予め設定された表示可能期 を経過した後に前記読影レポート情報の表 動作を規制する表示動作規制処理プログラ と、を記録メディアに電子的に書き込む書 込み手段を備えた医用情報提供装置と、
 前記医用情報提供装置とネットワークを介 て接続され、前記記録メディアに書き込ま た表示動作規制処理プログラムに従って前 記録メディアに格納されている読影レポー 情報の表示動作を規制する処理を行う制御 段、及び、前記記録メディアに書き込まれ アドレス情報に基づいて前記読影レポート 報の保存先にアクセスするアクセス手段を えた端末装置と、
 を備えたことを特徴としている。

 本発明の第3の側面によれば、
 コンピュータを、
 医用画像情報の読影レポート情報と、当該 影レポート情報が保存されている保存先の ットワーク上のアドレス情報と、予め設定 れた基準時から予め設定された表示可能期 を経過した後に前記読影レポート情報の表 動作を規制する表示動作規制処理プログラ と、を記録メディアに電子的に書き込む書 込み手段として機能させるためのプログラ であることを特徴としている。

 前記基準時は、前記医用画像情報の検査 であることが好ましい。

 前記基準時は、前記医用画像情報の前記 録メディアへの書き込み日であることが好 しい。

 前記基準時は、前記読影レポート情報の 認日時であることが好ましい。

 前記読影レポート情報の表示動作の規制 、前記読影レポート情報に対して予め定め れたデータを上書きし、前記読影レポート 報を破壊することにより行うことが好まし 。

 本発明によれば、記録メディアの読み取 装置において、記録メディアに格納されて る読影レポート情報の表示動作を規制する とができる。したがって、表示可能期間を 過した読影レポート情報に基づいて誤った 断を行うことを防止することができる。

 また、医用画像情報の検査日から予め設 された表示可能期間を経過した後にその医 画像情報の読影レポート情報の表示動作を 制する表示動作規制処理プログラムを記録 ディアに電子的に書き込んでおくことで、 用画像情報の検査日から表示可能期間を経 した読影レポート情報については、読影レ ート情報の表示動作を規制することができ 。 

 また、読影レポート情報の記録メディア の書き込み日から予め設定された表示可能 間を経過した後にその読影レポート情報の 示動作を規制する表示動作規制処理プログ ムを記録メディアに電子的に書き込んでお ことで、記録メディアへの書き込み日から 示可能期間を経過した読影レポート情報に いては、読影レポート情報の表示動作を規 することができる。 

 また、読影レポート情報の承認日時から め設定された表示可能期間を経過した後に の読影レポート情報の表示動作を規制する 示動作規制処理プログラムを記録メディア 電子的に書き込んでおくことで、読影レポ トの承認日時から表示可能期間を経過した 影レポート情報については、読影レポート 報の表示動作を規制することができる。

 また、読影レポート情報に対して予め定 られたデータを上書きし、読影レポート情 を破壊することによって読影レポート情報 表示動作を規制することができる。

本発明の第1の実施の形態における医用 情報提供システムのシステム構成図である。 図1のデータ管理サーバの機能的構成を 示すブロック図である。 図1のクライアント端末の機能的構成を 示すブロック図である。 図2のCPUにより実行されるメディア書き 込み処理を示すフローチャートである。 図3のCPUにより実行される第1の表示動 規制処理を示すフローチャートである。 図3のCPUにより実行される第2の表示動 規制処理を示すフローチャートである。 図3のCPUにより実行される第3の表示動 規制処理を示すフローチャートである。

[第1の実施の形態]
 まず、図1~図7を参照して、本発明の第1の実 施の形態における医用情報提供システム100に ついて説明する。
 図1は、医用情報提供システム100のシステム 構成図である。
 図1に示すように、医用情報提供システム100 は、データ管理サーバ10、クライアント端末2 0から構成され、各装置は、LAN(Local Area Networ k)やWAN(Wide Area Network)等の通信回線からなる ットワークNを介して接続されている。デー タ管理サーバ10は、病院A内に設置されており 、記憶装置15を備えている。病院A内の通信方 式としては、DICOM規格が用いられている。

 データ管理サーバ10は、病院Aにおいて生 された医用画像情報、患者情報、検査情報 読影レポート情報等を保存・管理する装置 あり、PDIに対応した記録メディア(以下、メ ディアという。)に対し、読影レポート情報 び医用画像情報等を書き込む医用情報提供 置である。

 図2に、データ管理サーバ10の機能的構成を す。
 図2に示すように、データ管理サーバ10は、C PU(Central Processing Unit)11、操作部12、表示部13 通信部14、記憶装置15、ROM(Read Only Memory)16 RAM(Random Access Memory)17、メディア書き込み部 18等を備えて構成され、各部はバス19により 続されている。

 CPU11は、ROM16に記憶されているシステムプ ログラムや各種処理プログラムを読み出し、 RAM17内に形成されたワークエリアに展開し、 プログラムに従って各部を制御する。

 操作部12は、カーソルキー、数字入力キ 、及び各種機能キー等を備えたキーボード 、マウス等のポインティングデバイスを備 て構成され、キーボードに対するキー操作 マウス操作により入力された指示信号をCPU11 に出力する。

 表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Ca thode Ray Tube)等のモニタにより構成され、CPU1 1から入力される表示信号の指示に従って、 作部12からの入力指示やデータ等を表示する 。

 通信部14は、LANアダプタ、ルータ、TA(Termi nal Adapter)等を備え、ネットワークNに接続さ た各装置とデータの送受信を行う。

 記憶装置15は、ハードディスク等の記憶装 であり、病院Aにおいて、各種モダリティに り生成された医用画像情報、各医用画像情 に対応する患者情報や検査情報等の画像関 情報、読影レポート情報等を保存する。
 本実施の形態において、医用画像情報及び 影レポート情報は、患者毎のフォルダによ 分類されて保存されている。即ち、患者毎 フォルダには、その患者の新旧の医用画像 報及び読影レポート情報が蓄積保存されて り、或る患者のフォルダにアクセスするこ により、その患者の新旧の医用画像情報や 影レポート情報を取得することができるよ になっている。

 医用画像情報は、DICOM規格に則った画像 ァイル形式で保存される。画像ファイルの ッダ情報には、当該医用画像情報に対応す 画像関連情報が含まれる。画像関連情報の 者情報は、患者ID、患者氏名、年齢、性別等 の、患者に関する情報である。検査情報は、 例えば、検査ID、検査日、検査部位等の、検 に関する情報である。その他、画像関連情 には、医用画像情報を一意に特定するため 画像識別情報、例えば、SOP(Service Object Pair )インスタンスUID等が含まれる。SOPインスタ スUIDは、撮影したモダリティのメーカー、 種、機器毎の値(シリアルナンバー等)及び撮 影日時等から生成される値であり、画像毎に 異なる値が付与されている。

 読影レポート情報は、医師が医用画像情 を読影して作成した所見(コメント)を示す 報(テキストデータ等)である。読影レポート 情報は、実データと当該読影レポートに関す る付属情報とを含むファイルとして保存され る。付属情報は、例えば、当該読影レポート に対応する医用画像情報のSOPインスタンスUID 、読影日時、承認日時(読影した医師より上 の読影医により承認された日時)等を含む。

 また、記憶装置15は、データ管理サーバ10へ のアクセスを許可されたユーザの認証情報( ーザID、パスワード、アクセス権限)を記憶 る。
 更に、記憶装置15は、後述するメディア書 込み処理において登録されたメディアID及び ユーザIDを対応付けて記憶する。

 ROM16は、不揮発性の半導体メモリ等によ 構成され、CPU11で実行されるシステムプログ ラム、メディア書き込み処理プログラムを始 めとする各種処理プログラム、各種データ等 を記憶する。これらの各種プログラムは、読 み取り可能なプログラムコードの形態で格納 され、CPU11は、当該プログラムコードに従っ 動作を逐次実行する。

 RAM17は、CPU11により実行制御される各種処 理において、ROM16から読み出された各種プロ ラム、入力若しくは出力データ、及びパラ ータ等を一時的に記憶する記憶領域を形成 る。

 書き込み手段としてのメディア書き込み 18は、メディアに対して、記憶装置15に保存 されている読影レポート情報の中から選択さ れた読影レポート情報と、当該読影レポート 情報に対応する医用画像情報と、当該読影レ ポート情報及び医用画像情報が保存されてい る保存先のネットワーク上のアドレス情報と を電子的に書き込むとともに、表示動作規制 処理プログラムを電子的に書き込む。医用画 像情報はPDIにおけるDCMファイルとして書き込 まれ、読影レポート情報、アドレス情報及び 表示動作規制処理プログラムはOtherファイル して書き込まれる。メディアとしては、CD-R やDVD-R等が用いられる。

 ここで、表示動作規制処理プログラムは メディアの読み取り装置であるクライアン 端末20を、医用画像情報の検査日から予め 定された表示可能期間を経過した後はメデ アに格納されている読影レポート情報の表 動作を規制する手段として機能させるため プログラムである。また、読影レポート情 の表示動作の規制は、読影レポート情報の データを予め定められたデータで上書きし 読影レポート情報を破壊することにより行 。

 クライアント端末20は、他の病院や病院A の他の部門の医師が医用画像を読影する際 用いるPC(Personal Computer)、患者自身の自宅等 に設置された一般のPC等により構成される。

 図3に、クライアント端末20の機能的構成を す。
 図3に示すように、クライアント端末20は、C PU21、操作部22、表示部23、通信部24、ROM25、RAM 26、メディアドライブ27等を備えて構成され 各部はバス28により接続されている。

 CPU21は、ROM25に記憶されているシステムプ ログラムや各種処理プログラムを読み出し、 RAM26内に形成されたワークエリアに展開し、 プログラムに従って各部を制御する。また CPU21は、メディアに記憶されている表示動 規制処理プログラムを読み出し、RAM26内に形 成されたワークエリアに展開し、表示動作規 制処理プログラムに従って、メディアに格納 されている読影レポート情報の表示動作を規 制する処理を行い、制御手段を実現する。

 操作部22は、カーソルキー、数字入力キ 、及び各種機能キー等を備えたキーボード 、マウス等のポインティングデバイスを備 て構成され、キーボードに対するキー操作 マウス操作により入力された指示信号をCPU21 に出力する。

 表示部23は、LCDやCRT等のモニタにより構 され、CPU21から入力される表示信号の指示に 従って、操作部22からの入力指示やデータ等 表示する。

 通信部24は、LANアダプタ、ルータ、TA等を 備え、ネットワークNに接続された各装置と ータの送受信を行う。

 ROM25は、不揮発性の半導体メモリ等によ 構成され、CPU21で実行されるシステムプログ ラムや各種処理プログラム、各種データ等を 記憶する。これらの各種プログラムは、読み 取り可能なプログラムコードの形態で格納さ れ、CPU21は、当該プログラムコードに従った 作を逐次実行する。

 RAM26は、CPU21により実行制御される各種処 理において、ROM25又はメディアから読み出さ た各種プログラム、入力若しくは出力デー 、及びパラメータ等を一時的に記憶する記 領域を形成する。

 メディアドライブ27は、メディアからの ータの読み取りや、メディアに対するデー の書き込みを行う。具体的には、メディア ライブ27は、メディアに書き込まれている読 影レポート情報及びその読影レポート情報に 対応する医用画像情報が保存されている保存 先のネットワーク上のアドレス情報、表示動 作規制処理プログラムを読み取る。また、メ ディアドライブ27は、第1の表示動作規制処理 時に、対象となる読影レポート情報の実デー タを予め定められたデータで上書きし、読影 レポート情報を破壊する。

 CPU21は、メディアドライブ27により読み取 られたアドレス情報に基づいて、ネットワー クNを介して医用画像情報の保存先にアクセ する。

 次に、動作について説明する。
 図4は、データ管理サーバ10において実行さ るメディア書き込み処理を示すフローチャ トである。メディア書き込み処理は、CPU11 、ROM16に記憶されたメディア書き込み処理プ ログラムとの協働によるソフトウェア処理に よって実行される。

 まず、操作部12からの操作指示により、 憶装置15に保存されている読影レポート情報 の中から、書き込み対象となる読影レポート 情報が選択されると(ステップS1)、記憶装置15 の選択された読影レポート情報及び当該選択 された読影レポート情報に対応する医用画像 情報が保存されているフォルダにリモートア クセスするためのアドレス情報が生成される (ステップS2)。

 次いで、操作部12により他の読影レポー 情報が選択されると(ステップS3;Yes)、ステッ プS2に戻り、ステップS2~ステップS3の処理が り返される。ステップS3において他の読影レ ポート情報が選択されない場合には(ステッ S3;No)、選択された各読影レポート情報の付 情報にメディアへの書き込み日(当日の日付) が書き込まれるとともに(ステップS4)、メデ ア書き込み部18により、選択された読影レポ ート情報、選択された読影レポート情報に対 応する医用画像情報、及び生成されたアドレ ス情報が対応付けられてメディアに書き込ま れ(ステップS5)、さらに、表示動作規制処理 ログラムが書き込まれる(ステップS6)。

 次いで、選択された読影レポート情報及び れに対応する医用画像情報が保存されてい フォルダへのアクセスを許可するユーザ(読 影医)のユーザIDの入力画面が表示部13に表示 れ、操作部12によりユーザIDが入力されると (ステップS7)、当該メディアを特定するメデ アID(予めメディアに付与されているシリア 番号等)とステップS7で入力されたユーザIDと が対応付けられて記憶装置15に登録され(ステ ップS8)、本処理は終了する。なお、フォルダ へのアクセスを許可するユーザは、記憶装置 15に認証情報が記憶されているユーザに限ら る。
 以上で、メディア書き込み処理が終了する

 このようにして作成されたメディアは、 の病院や病院A内の他の部門の医師、又は患 者によって利用される。

 次に、図5を参照して、クライアント端末20 より実行される第1の表示動作規制処理を説 明する。
 図5に示すように、まず、クライアント端末 20において、メディアドライブ27にメディア セットされると(ステップS21)、メディアドラ イブ27により、メディアから表示動作規制処 プログラムが読み取られ、表示動作規制処 機能が自動的に起動される(ステップS22)。 れ以降の処理は、CPU21と、メディアに記憶さ れている表示動作規制処理プログラムとの協 働によるソフトウェア処理によって実行され る。

 次に、クライアント端末20のシステム時 が取得される(ステップS23)。システム時間と は、PC等の装置において使われている時間を い、GMT(グリニッジ標準時:Greenwich Mean Time) UTC(協定世界時:Coordinated Universal Time)、JST( 本標準時:Japanese Standard Time)等が用いられる 。

 次に、セットされたメディアに書き込ま ている一の医用画像情報のヘッダから検査 が取得され(ステップS24)、検査日からシス ム時間までの経過日数が算出される(ステッ S25)。ここで、算出された経過日数が表示可 能期間を経過している場合には(ステップS26;Y es)、メディアドライブ27により、当該医用画 情報に対応する読影レポート情報の実デー に予め定められたデータ(例えば、NULLや「 限切れです」等の文字データ)が上書きされ 当該読影レポート情報の内容が表示不可と るように破壊されるとともに(ステップS27) 表示不可の読影レポート情報の特定情報(フ イル名等)がRAM26に記憶される(ステップS28)

 ステップS28の後、又は、ステップS25で算 された経過日数が表示可能期間を経過して ない場合には(ステップS26;No)、未チェック 像があるか否かが判断される(ステップS29)。 未チェック画像がある場合には(ステップS29;Y es)、ステップS24に戻り、ステップS24~ステッ S29の処理が繰り返される。

 全ての画像についてチェックが終了した場 には(ステップS29;No)、表示部23に、表示可能 な読影レポート情報、すなわち、表示可能期 間を経過していない読影レポート情報につい ては読影レポート情報及び対応する医用画像 情報が当該メディアから読み出されて表示さ れ、表示不可能な読影レポート情報、すなわ ち、表示可能期間を経過した読影レポート情 報(RAM26にファイル名が記憶された読影レポー ト情報)についてはアドレスが表示される(ス ップS30)。
 以上で、第1の表示動作規制処理が終了する 。

 アドレスが表示され読影レポート情報につ ては、表示されたアドレスを選択すること より、CPU21により、ネットワークNを介して 当該読影レポート情報が格納されているフ ルダ(即ち、患者のフォルダ)にアクセスす 処理が実行され、アクセス手段が実現され 。
 具体的には、クライアント端末20において ドレスが選択されると、表示部23にユーザID びパスワードの入力画面が表示される。操 部22によりユーザID及びパスワードが入力さ れると、クライアント端末20からデータ管理 ーバ10へアドレス情報、メディアID、ユーザ ID及びパスワードが通知される。データ管理 ーバ10では、通知されたメディアID、ユーザ ID及びパスワードにより認証処理が行われ、 証の結果、通知されたアドレスのフォルダ のアクセスが許可されたユーザである場合 アドレス情報に対応するフォルダに関する 報(格納されているファイルのファイル名、 ファイル作成日時等)が取得され、クライア ト端末20に送信される。クライアント端末20 おいては、表示部23に受信した情報が表示 れ、操作部22により表示対象となる読影レポ ート情報(例えば、作成日時が最新の読影レ ート情報)が選択されると、ネットワークNを 介して、データ管理サーバ10へ表示対象の読 レポート情報が通知される。データ管理サ バ10では、表示対象として通知された読影 ポート情報及び対応する医用画像情報が記 装置15から取得され、クライアント端末20へ 影レポート情報及び対応する医用画像情報 提供される。クライアント端末20では、デ タ管理サーバ10から提供された読影レポート 情報及び対応する医用画像情報に基づいて、 表示部23に読影レポート及び対応する医用画 が表示される。
 なお、認証の結果、アクセスが許可されて ないユーザである場合、アクセス不可であ 旨がクライアント端末20に送信され、クラ アント端末20において表示部23にその旨が表 される。

 以上説明したように、医用情報提供シス ム100によれば、クライアント端末20におい 、検査日から表示可能期間を経過するまで 読影レポート情報を通常に表示可能とし、 査日から表示可能期間を経過した後は、読 レポート情報の表示動作を規制することが きる。したがって、表示可能期間を経過し 読影レポート情報に基づいて誤った診断を うことを防止することができる。

 また、表示可能期間が経過し、メディア 格納されている読影レポート情報が表示不 となった後でも、メディア内に書き込まれ アドレス情報に基づいて、読影レポート情 の保存先にリモートアクセスすることによ 、最新の読影レポート情報を表示すること できる。このように、データ管理サーバ10 ら読影レポート情報を提供することができ ため、メディア提供時の古いデータにとら れることなく、ユーザに最新のデータを提 することができる。

[第2の実施の形態]
 次に、本発明を適用した第2の実施の形態に ついて説明する。
 第2の実施の形態における医用情報提供シス テムは、第1の実施の形態に示した医用情報 供システム100と同様の構成によってなるた 、同一の構成部分については同一の符号を し、図示及び説明を省略する。以下、第2の 施の形態に特徴的な構成及び処理について 明する。

 第1の実施の形態では、表示可能期間の開 始の基準となる基準時が検査日である場合に ついて説明したが、第2の実施の形態では、 示可能期間の開始の基準となる基準時が読 レポート情報のメディアへの書き込み日で る場合について説明する。

 データ管理サーバ10において実行される ディア書き込み処理については、第1の実施 形態で説明したメディア書き込み処理と同 であるため、説明を省略する。ただし、第2 の実施の形態における表示動作規制処理プロ グラムでは、基準時が読影レポート情報のメ ディアへの書き込み日に予め設定されている 。

 図6は、クライアント端末20により実行され 第2の表示動作規制処理を示すフローチャー トである。
 図6に示すように、まず、クライアント端末 20において、メディアドライブ27にメディア セットされると(ステップS31)、メディアドラ イブ27により、メディアから表示動作規制処 プログラムが読み取られ、表示動作規制処 機能が自動的に起動される(ステップS32)。 れ以降の処理は、CPU21と、メディアに記憶さ れている表示動作規制処理プログラムとの協 働によるソフトウェア処理によって実行され る。

 次に、クライアント端末20のシステム時 が取得される(ステップS33)。

 次に、セットされたメディアに書き込ま ている一の読影レポート情報の付属情報か データ書き込み日が取得され(ステップS34) 書き込み日からシステム時間までの経過日 が算出される(ステップS35)。ここで、算出さ れた経過日数が表示可能期間を経過している 場合には(ステップS36;Yes)、メディアドライブ 27により、当該読影レポート情報の実データ 予め定められたデータが上書きされて当該 影レポート情報の内容が表示不可となるよ に破壊されるとともに(ステップS37)、表示 可の読影レポート情報の特定情報(ファイル 等)がRAM26に記憶される(ステップS38)。

 ステップS38の後、又は、ステップS35で算 された経過日数が表示可能期間を経過して ない場合には(ステップS36;No)、未チェック 読影レポート情報があるか否かが判断され (ステップS39)。未チェックの読影レポート情 報がある場合には(ステップS39;Yes)、ステップ S34に戻り、ステップS34~ステップS39の処理が り返される。

 全ての読影レポート情報についてチェック 終了した場合には(ステップS39;No)、表示部23 に、表示可能な読影レポート情報、すなわち 、表示可能期間を経過していない読影レポー ト情報については読影レポート情報及び医用 画像情報が当該メディアから読み出されて表 示され、表示不可能な読影レポート情報、す なわち、表示可能期間を経過した読影レポー ト情報(RAM26にファイル名が記憶された読影レ ポート情報)についてはアドレスが表示され (ステップS40)。
 以上で、第2の表示動作規制処理が終了する 。

 以上説明したように、第2の実施の形態に おける医用情報提供システムによれば、クラ イアント端末20において、読影レポート情報 メディアへの書き込み日から表示可能期間 経過するまでは読影レポート情報を通常に 示可能とし、書き込み日から表示可能期間 経過した後は、読影レポート情報の表示動 を規制することができる。したがって、表 可能期間を経過した読影レポート情報に基 いて誤った診断を行うことを防止すること できる。

 また、表示可能期間が経過し、メディア 格納されている読影レポート情報が表示不 となった後でも、メディア内に書き込まれ アドレス情報に基づいて、読影レポート情 の保存先にリモートアクセスすることによ 、最新の読影レポート情報を表示すること できる。

[第3の実施の形態]
 次に、本発明を適用した第3の実施の形態に ついて説明する。
 第3の実施の形態における医用情報提供シス テムは、第1の実施の形態に示した医用情報 供システム100と同様の構成によってなるた 、同一の構成部分については同一の符号を し、図示及び説明を省略する。以下、第3の 施の形態に特徴的な構成及び処理について 明する。

 第3の実施の形態では、読影レポート情報 の承認日時を経過した後はメディアに格納さ れている読影レポート情報の表示動作を規制 することとする。

 データ管理サーバ10において実行される ディア書き込み処理については、第1の実施 形態で説明したメディア書き込み処理と同 であるため、説明を省略する。ただし、第3 の実施の形態における表示動作規制処理プロ グラムでは、各読影レポート情報に対して予 め設定されている承認日時に基づいてデータ の新旧を判断する。

 図7は、クライアント端末20により実行され 第3の表示動作規制処理を示すフローチャー トである。
 図7に示すように、まず、クライアント端末 20において、メディアドライブ27にメディア セットされると(ステップS41)、メディアドラ イブ27により、メディアから表示動作規制処 プログラムが読み取られ、表示動作規制処 機能が自動的に起動される(ステップS42)。 れ以降の処理は、CPU21と、メディアに記憶さ れている表示動作規制処理プログラムとの協 働によるソフトウェア処理によって実行され る。

 次に、クライアント端末20のシステム時 が取得される(ステップS43)。

 次に、セットされたメディアに書き込ま ている一の読影レポート情報の付属情報か 承認日時が取得され(ステップS44)、承認日 からシステム時間までの経過時間が算出さ る(ステップS45)。ここで、算出された経過時 間が表示可能期間を経過している場合には( テップS46;Yes)、メディアドライブ27により、 該読影レポート情報の実データに予め定め れたデータが上書きされて当該読影レポー 情報の内容が表示不可となるように破壊さ るとともに(ステップS47)、表示不可の読影 ポート情報の特定情報(ファイル名等)がRAM26 記憶される(ステップS48)。

 ステップS48の後、又は、ステップS45で算 された経過時間が表示可能期間を経過して ない場合には(ステップ46;No)、未チェックの 読影レポート情報があるか否かが判断される (ステップS49)。未チェックの読影レポート情 がある場合には(ステップS49;Yes)、ステップS 44に戻り、ステップS44~ステップS49の処理が繰 り返される。

 全ての読影レポート情報についてチェック 終了した場合には(ステップS49;No)、表示部23 に、表示可能な読影レポート情報、すなわち 、表示可能期間を経過していない読影レポー ト情報については読影レポート情報及び医用 画像情報が当該メディアから読み出されて表 示され、表示不可能な読影レポート情報、す なわち、表示可能期間を経過した読影レポー ト情報についてはアドレスが表示される(ス ップS50)。
 以上で、第3の表示動作規制処理が終了する 。

 以上説明したように、第3の実施の形態に おける医用情報提供システムによれば、クラ イアント端末20において、読影レポート情報 承認日時から表示可能期間が経過するまで その読影レポート情報を通常に表示可能と 、承認日時から表示可能期間が経過した後 、読影レポート情報の表示動作を規制する とができる。したがって、表示可能期間を 過した読影レポート情報に基づいて誤った 断を行うことを防止することができる。

 また、表示可能期間が経過し、メディア 格納されている読影レポート情報が表示不 となった後でも、メディア内に書き込まれ アドレス情報に基づいて、読影レポート情 の保存先にリモートアクセスすることによ 、最新の読影レポート情報を表示すること できる。

 なお、上記各実施の形態における記述は 本発明に係る医用情報提供システムの例で り、これに限定されるものではない。シス ムを構成する各装置の細部構成及び細部動 に関しても本発明の趣旨を逸脱することの い範囲で適宜変更可能である。

 例えば、上記各実施の形態では、読影レ ート情報に対して予め定められたデータを 書きし、医用画像情報を破壊することによ て、読影レポート情報の表示動作を規制す 場合について説明したが、読影レポート情 を削除したり、読影レポート情報の表示動 を許可するか否かを示すフラグを変更した する等、他の方法を用いることとしてもよ 。

 また、予め定められた基準時からの表示 能期間は、メディア書き込み処理時にユー が操作部12を介して選択した読影レポート 報毎に設定するようにしてもよい。このよ にすれば、読影レポート情報毎に異なる表 可能期間を設定することが可能となる。

 また、上記各実施の形態では、クライア ト端末20において、表示可能な読影レポー 情報のみを表示し、その他の読影レポート 報については保存先のアドレスを表示する ととしたが、表示可能な読影レポート情報 ついても、アドレス情報に基づく読影レポ ト情報の保存先へのアクセスを実行可能と てもよい。

 また、記録メディアに書き込まれた読影 ポート情報が表示可能期間を経過している 合、その読影レポート情報とともに、対応 る医用画像情報についても表示不可となる うにデータを破壊するようにしてもよい。 の場合、医用画像情報に追加書き込みを行 ことで、画像データ破壊することができる

 その他、医用情報提供システム100を構成 る各装置の細部構成及び細部動作に関して 、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲 適宜変更可能である。

 なお、明細書、請求の範囲、図面及び要 を含む2007年8月7日に出願された日本特許出 No.2007-205582号の全ての開示は、そのまま本 願の一部に組み込まれる。

 記録メディアを用いて読影レポートの移 を行う医療の分野において利用可能性があ 。

符号の説明

10 データ管理サーバ
11 CPU
12 操作部
13 表示部
14 通信部
15 記憶装置
16 ROM
17 RAM
18 メディア書き込み部
19 バス
20 クライアント端末
21 CPU
22 操作部
23 表示部
24 通信部
25 ROM
26 RAM
27 メディアドライブ
28 バス
100 医用情報提供システム
N ネットワーク




 
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