神田 昇一 (())
第一三共株式会社 (〒23 東京都中央区日本橋本町三丁目5番1号 Tokyo, 1030023, JP)
KANDA, Shoichi (())
| インスリン抵抗性改善剤とインスリン分泌促進剤とを組み合わせてなる医薬組成物。 |
| インスリン抵抗性改善剤とインスリン分泌促進剤とを組み合わせることにより、スルフォニル尿素剤の副作用が軽減されることを特徴とする医薬組成物。 |
| 単独投与に比べて血糖低下作用の増強された糖尿病の予防及び治療用である、請求項1に記載の医薬組成物。 |
| インスリン抵抗性改善剤が、チアゾリジンジオン系インスリン抵抗性改善剤である、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| インスリン抵抗性改善剤が、ピオグリタゾン又はロシグリタゾンである、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| インスリン抵抗性改善剤が、5-{4-[(6-メトキシ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メトキシ]ベンジル}-1,3-チアゾリジン-2,4-ジオン又はその薬理上許容される塩である、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| インスリン分泌促進剤がスルフォニル尿素剤である請求項1乃至6のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| インスリン分泌促進剤が、グリメピリド、グリベンクラミド又はグリクラジドである請求項1乃至6のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| インスリン分泌促進剤がグリベンクラミドである請求項1乃至6のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| インスリン分泌促進剤がグリベンクラミドであり、インスリン抵抗性改善剤が5-{4-[(6-メトキシ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メトキシ]ベンジル}-1,3-チアゾリジン-2,4-ジオン 1塩酸塩である、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| インスリン分泌促進剤が速効型インスリン分泌促進剤である請求項1乃至6のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| インスリン分泌促進剤がナテグリニド、ミチグリニド又はレパグリニドである請求項1乃至6のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| インスリン分泌促進剤がナテグリニドである請求項1乃至6のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| 耐糖能不全、高血圧症、高脂血症、糖尿病合併症、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、アテローム性動脈硬化症、糖尿病の予防又は治療のための、請求項1乃至13のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| 2型糖尿病の予防又は治療のための、請求項1乃至13のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| 配合剤用の製剤である、請求項1乃至15のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| 経口投与用の製剤である、請求項1乃至16のいずれか一つに記載の医薬組成物。 |
| インスリン抵抗性改善剤とインスリン分泌促進剤とを有効成分として含有する医薬を製造するための、インスリン抵抗性改善剤及びインスリン分泌促進剤の使用。 |
| インスリン分泌促進剤がスルフォニル尿素剤である請求項18に記載の使用。 |
| インスリン分泌促進剤が、グリメピリド、グリベンクラミド又はグリクラジドである請求項18に記載の使用。 |
| インスリン抵抗性改善剤が、5-{4-[(6-メトキシ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メトキシ]ベンジル}-1,3-チアゾリジン-2,4-ジオン又はその薬理上許容される塩である、請求項18乃至20のいずれか一つに記載の使用。 |
| インスリン抵抗性改善剤とインスリン分泌促進剤とを組み合わせて投与することを特徴とする、糖尿病の治療方法。 |
| インスリン分泌促進剤がスルフォニル尿素剤である請求項22に記載の糖尿病の治療方法。 |
| インスリン分泌促進剤が、グリメピリド、グリベンクラミド又はグリクラジドである請求項22に記載の治療方法。 |
| インスリン抵抗性改善剤が、5-{4-[(6-メトキシ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メトキシ]ベンジル}-1,3-チアゾリジン-2,4-ジオン又はその薬理上許容される塩である、請求項22乃至24のいずれか一つに記載の治療方法。 |
本発明は、インスリン分泌促進剤(好適に は、スルフォニル尿素剤)とインスリン抵抗 改善剤とを組み合わせてなる医薬(好適には 糖尿病の治療及び/又は予防のための医薬) 関する。
更に、本発明は上記医薬を製造するため 上記薬剤の使用、又は上記医薬を温血動物( 好適には人間である)に投与する上記疾病の 防もしくは治療方法に関する。
インスリン抵抗性改善剤は、インスリン 作用不全を改善することにより血糖値を低 させるため、糖尿病治療薬として患者に投 されている。さらに、インスリン抵抗性改 剤は、糖尿病ばかりでなく、耐糖能不全、 血圧症、高脂血症、糖尿病合併症(例えば、 網膜症、腎症、神経障害)、妊娠糖尿病、多 胞卵巣症候群などのインスリン抵抗性に起 する疾病やアテローム性動脈硬化症などの 血管系疾患にも有効であることが知られて る。現在市販されているインスリン抵抗性 善剤としては、ピオグリタゾン、ロシグリ ゾンなどのチアゾリジンジオン系インスリ 抵抗性改善剤が挙げられる。これら薬剤に るインスリンの作用不全の改善作用は、PPAR( ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体)γを 活性化することによるものであるとされる。
一方、インスリン分泌促進剤は、スルフ ニル尿素剤(以下、SU剤とする)や速効型イン スリン分泌促進剤などが、糖尿病の治療薬と して、糖尿病患者に投与されている。しかし ながら、低血糖や体重増加などの副作用が生 じ、また長期投与による二次無効も発現する ことから、使用の際には、十分な注意が必要 とされている。
インスリン抵抗性改善剤とSU剤の組合せに
いて、例えば特許文献1に記載がある。しか
ながら、本発明の具体的な薬剤の組合せに
る効果については、明らかにされていない
本発明者らは、上記した状況にかんがみ 薬物の長期投与においても副作用が少なく かつ多くの糖尿病患者に効果的な糖尿病予 及び/又は治療薬について鋭意研究を重ねた 結果、インスリン分泌促進剤とインスリン抵 抗性改善剤とを組み合わせることでその目的 が達成されることを見出し、本発明を完成し た。
本発明は、
本発明は、
(1)インスリン抵抗性改善剤とインスリン分泌
促進剤とを組み合わせてなる医薬組成物、
(2)インスリン抵抗性改善剤とインスリン分泌
促進剤とを組み合わせることにより、スルフ
ォニル尿素剤の副作用が軽減されることを特
徴とする医薬組成物、
(3)単独投与に比べて血糖低下作用の増強され
た糖尿病の予防及び治療用である、上記(1)に
記載の医薬組成物、
(4)インスリン抵抗性改善剤が、チアゾリジン
ジオン系インスリン抵抗性改善剤である、上
記(1)乃至(3)のいずれか一つに記載の医薬組成
物、
(5)インスリン抵抗性改善剤が、ピオグリタゾ
ン又はロシグリタゾンである、上記(1)乃至(3)
のいずれか一つに記載の医薬組成物、
(6)インスリン抵抗性改善剤が、5-{4-[(6-メトキ
シ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メ
キシ]ベンジル}-1,3-チアゾリジン-2,4-ジオン
はその薬理上許容される塩である、上記(1)
至(3)のいずれか一つに記載の医薬組成物、
(7)インスリン分泌促進剤がスルフォニル尿素
剤である上記(1)乃至(6)のいずれか一つに記載
の医薬組成物、
(8)インスリン分泌促進剤が、グリメピリド、
グリベンクラミド又はグリクラジドである上
記(1)乃至(6)のいずれか一つに記載の医薬組成
物、
(9)インスリン分泌促進剤がグリベンクラミド
である上記(1)乃至(6)のいずれか一つに記載の
医薬組成物、
(10)インスリン分泌促進剤がグリベンクラミ
であり、インスリン抵抗性改善剤が5-{4-[(6-
トキシ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-2-イ
)メトキシ]ベンジル}-1,3-チアゾリジン-2,4-ジ
オン 1塩酸塩である、上記(1)乃至(3)のいずれ
か一つに記載の医薬組成物、
(11)インスリン分泌促進剤が速効型インスリ
分泌促進剤である上記(1)乃至(6)のいずれか
つに記載の医薬組成物、
(12)インスリン分泌促進剤がナテグリニド、
チグリニド又はレパグリニドである上記(1)
至(6)のいずれか一つに記載の医薬組成物、
(13)インスリン分泌促進剤がナテグリニドで
る上記(1)乃至(6)のいずれか一つに記載の医
組成物、
(14)耐糖能不全、高血圧症、高脂血症、糖尿
合併症、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、
テローム性動脈硬化症、糖尿病の予防又は
療のための、上記(1)乃至(13)のいずれか一つ
記載の医薬組成物、
(15)2型糖尿病の予防又は治療のための、上記(
1)乃至(13)のいずれか一つに記載の医薬組成物
、
(16)配合剤用の製剤である、上記(1)乃至(15)の
ずれか一つに記載の医薬組成物、
(17)経口投与用の製剤である、上記(1)乃至(16)
いずれか一つに記載の医薬組成物、
(18)インスリン抵抗性改善剤とインスリン分
促進剤とを有効成分として含有する医薬を
造するための、インスリン抵抗性改善剤及
インスリン分泌促進剤の使用、
(19)インスリン分泌促進剤がスルフォニル尿
剤である上記(18)に記載の使用、
(20)インスリン分泌促進剤が、グリメピリド
グリベンクラミド又はグリクラジドである
記(18)に記載の使用、
(21)インスリン抵抗性改善剤が、5-{4-[(6-メト
シ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メ
トキシ]ベンジル}-1,3-チアゾリジン-2,4-ジオン
又はその薬理上許容される塩である、上記(18
)乃至(20)のいずれか一つに記載の使用、
(22)インスリン抵抗性改善剤とインスリン分
促進剤とを組み合わせて投与することを特
とする、糖尿病の治療方法、
(23)インスリン分泌促進剤がスルフォニル尿
剤である上記(22)に記載の糖尿病の治療方法
(24)インスリン分泌促進剤が、グリメピリド
グリベンクラミド又はグリクラジドである
記(22)に記載の治療方法、
(25)インスリン抵抗性改善剤が、5-{4-[(6-メト
シ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メ
トキシ]ベンジル}-1,3-チアゾリジン-2,4-ジオン
又はその薬理上許容される塩である、上記(22
)乃至(24)のいずれか一つに記載の治療方法で
る。
本発明において、「インスリン抵抗性改善
」とは、インスリン抵抗性を改善し、イン
リン感受性を増強する薬剤の総称であり、
えば以下の構造式で表される[4-[2-(4-エチル-
2-ピリジル)エトキシ]ベンジル]-2,4-チアゾリ
ンジオン(一般名:ピオグリタゾン、好適には
、ピオグリタゾン 塩酸塩)、5-[[4-[2-(メチル-2
-ピリジルアミノ)エトキシ]フェニル]メチル]-
2,4-チアゾリジンジオン(一般名:ロシグリタゾ
ン、好適には、ロシグリタゾン マレイン酸
)、5-[[(3,4-ジヒドロ-3-メチル-4-オキソ-2-キナ
ゾリニル)メトキシ]ベンジル]-2,4-チアゾリジ
ジオン (一般名:バラグリタゾン)、(2S)-2-メ
キシ-3-[4-[3-(4-フェノキシフェノキシ)プロポ
キシ]フェニル]プロパン酸(LY-519818、一般名:
ベグリタザール)、AMG-131(好適には、AMG-131の
ラトルエンスルホン酸塩)、MBX-102(一般名:メ
タグリダセン)、
MBX-2044(メタグリダセンアナログ)、5-{4-[(6- トキシ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-2-イ )メトキシ]ベンジル}-1,3-チアゾリジン-2,4-ジ オン及びその薬理上許容される塩(好適には 5-{4-[(6-メトキシ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾ ル-2-イル)メトキシ]ベンジル}チアゾリジン- 2,4-ジオン 1塩酸塩)を挙げることができる。 適には、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン バラグリタゾン、5-{4-[(6-メトキシ-1-メチル- 1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メトキシ]ベン ル}-1,3-チアゾリジン-2,4-ジオン及びその薬 上許容される塩のようなチアゾリジンジオ 系インスリン抵抗性改善剤である。
ピオグリタゾンは、米国特許第4,687,777号 報に記載された化合物であり、本発明のピ グリタゾンはその薬理上許容される塩(塩酸 塩等)を包含する。ロシグリタゾンは、米国 許第5,002,953号公報に記載された化合物であ 、本発明のロシグリタゾンは、その薬理上 容される塩(マレイン酸塩等)を包含する。ナ ベグリタザールは、国際公開第02/100813号パン フレットに記載された化合物であり、本発明 のナベグリタザールはその薬理上許容される 塩(塩酸塩等)を包含する。バラグリタゾンは 国際公開第97/41097号パンフレットに記載さ た化合物であり、本発明のバラグリタゾン その薬理上許容される塩(塩酸塩等)を包含す る。メタグリダセンは、米国特許第6,262,118号 公報に記載された化合物であり、本発明のメ タグリダセンはその薬理上許容される塩(塩 塩等)を包含する。AMG-131は、国際公開第2001/5 79号パンフレット、国際公開第2001/579号パン レット及び国際公開第2005/33074号パンフレッ に記載された化合物であり、本発明のAMG-131 はその薬理上許容される塩(塩酸塩等)を包含 る。5-{4-[(6-メトキシ-1-メチル-1H-ベンズイミ ダゾール-2-イル)メトキシ]ベンジル}-1,3-チア リジン-2,4-ジオンは、以下の構造で表され 化合物又はその薬理上許容される塩であり
特開平9-295970号、EP第0745600号、米国特許第5 ,886,014号及び国際公開第00/71540号パンフレッ に記載されている化合物である。
本発明において、「インスリン分泌促進 」とは、膵β細胞からのインスリン分泌作 を有する薬剤であれば特に限定はないが、 適には、スルフォニル尿素剤(SU剤)や速効型 ンスリン分泌促進剤が挙げられ、好適には SU剤である。「スルフォニル尿素剤(SU剤)」 は、膵臓のランゲルハンス島β細胞のSU受容 体(SUR1)に作用し、インスリン分泌を促進させ る作用を有する薬剤であれば特に限定はない が、例えば以下の構造式で表される
1-{4-[2-(3-エチル-4-メチル-2-オキソ-3-ピロリ -1-カルボキサミド)エチル]-フェニルスルホ ル}-3-(trans-4-メチルシクロヘキシル)ウレア( 般名:グリメピリド)、1-{4-[2-(5-クロロ-2-メト キシベンズアミド)エチル]フェニルスルホニ }-3-シクロヘキシルウレア(一般名:グリブリ 又はグリベンクラミド)、1-(3-アザビシクロ[ 3.3.0]オクト-3-イル)-3-(パラ-トリルスルホニル )ウレア(一般名:グリクラジド)、N-(ブチルカ バモイル)-4-メチルベンゼンスルホンアミド( 一般名:トルブタミド)などが挙げられ、好適 は、グリベンクラミドである。「速効型イ スリン分泌促進剤」とは、膵臓のランゲル ンス島β細胞のSU受容体(SUR1)に作用し、イン スリン分泌を促進させる作用を有する薬剤で あれば特に限定はないが、例えば以下の構造 式で表される、
N-(trans-4-イソプロピルシクロヘキサンカル ニル)-D-フェニルアラニン(一般名:ナテグリ ド)などのフェニルアラニン系誘導体、2-ベ ジル-3-(cis-ヘキサヒドロイソインドリン-2- ルカルボニル)プロピオネート(一般名:ミチ リニド、好適にはミチグリニドカルシウム 和物である)、2-エトキシ-4-[N-[1-(2-ピペリジ フェニル)-3-メチル-1-ブチル]アミノカルボニ ルメチル]安息香酸(一般名:レパグリニド)が げられ、好適には、ナテグリニドである。
又、上記化合物が不斉炭素を有する場合 は、光学異性体及びそれらの異性体の混合 をも包含する。さらに上記化合物の水和物 も包含する。
本発明によれば、インスリン抵抗性改善剤
インスリン分泌促進剤は、それらが組み合
せられ、使用されることより各々の単剤に
べ、優れた効果を示す。臨床上は、両薬剤
同時に投与されることが便宜であり、それ
え、インスリン分泌促進剤とインスリン抵
性改善剤とは、配合剤の形態で投与するこ
ができる。また、それぞれの単剤を同時に
与することもできる。また、それぞれの単
を適当な間隔をおいて相前後して投与する
ともできる。かかる両薬剤の投与によりも
らされる優れた効果が達成されるのに許容
れる投与間隔は、臨床上又は動物実験によ
確認することができる。
本発明の医薬組成物は、種々の形態で投 される。その投与形態としては特に限定は く、各種製剤形態、患者の年齢、性別その の条件、疾患の程度等に応じて決定される 例えば錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、シロッ 剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤およびカ セル剤の場合には経口投与される。好適に 、錠剤である。
これらの各種製剤は、常法に従って主薬 賦形剤、結合剤、崩壊剤、潤沢剤、溶解剤 矯味矯臭、コーティング剤等既知の医薬製 分野において通常使用しうる既知の補助剤 用いて製剤化することができる。
錠剤の形態に成形するに際しては、担体 してこの分野で従来公知のものを広く使用 き、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、 どう糖、尿素、澱粉、炭酸カルシウム、カ リン、結晶セルロース、ケイ酸等の賦形剤 水、エタノール、プロパノール、単シロッ 、ぶどう糖液、澱粉液、ゼラチン溶液、カ ボキシメチルセルロース、セラック、メチ セルロース、リン酸カリウム、ポリビニル ロリドン等の結合剤、乾燥澱粉、アルギン ナトリウム、カンテン末、ラミナラン末、 酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリ キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類 ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モ グリセリド、澱粉、乳糖等の崩壊剤、白糖 ステアリン、カカオバター、水素添加油等 崩壊抑制剤、第4級アンモニウム塩基、ラウ リル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリセ リン、澱粉等の保湿剤、澱粉、乳糖、カオリ ン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸 着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、硼酸末 、ポリエチレングリコール等の滑沢剤等が例 示できる。更に錠剤は必要に応じ通常の剤皮 を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包 錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠ある いは二重錠、多層錠とすることができる。
丸剤の形態に成形するに際しては、担体 してこの分野で従来公知のものを広く使用 き、例えばぶどう糖、乳糖、澱粉、カカオ 、硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形 、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチ 、エタノール等の結合剤、ラミナランカン ン等の崩壊剤等が例示できる。
更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料 風味剤、甘味剤等や他の医薬品を含有せし てもよい。
本発明において使用されるそれぞれの糖 病治療剤の投与量と投与比率は、個々の物 の活性、患者の症状、年齢、体重等の種々 条件により大幅に変化しうる。例えば、イ スリン抵抗性改善剤を例にとると、ピオグ タゾンとロシグリタゾンとでは、臨床及び 尿病モデル動物を用いたイン・ビボ(in vivo) の活性は異なるので、これら2薬剤の投与量 、異なりうる。また、インスリン抵抗性改 剤とインスリン分泌促進剤の併用による優 た効果によって、それぞれの用量は低下し る。
上記医薬製剤中に含まれるインスリン抵 性改善剤は、特に限定されず広範囲に適宜 択されるが、通常全組成物中1~70重量%、好 しくは1~30重量%含まれる量とするのが適当で ある。
その投与量は、上述の通り、症状、年令 体重、剤型等によって異なるが、通常は成 に対して1日、下限として0.0001mg/kg(好ましく は0.001mg/kg、更に好ましくは0.01mg/kg)であり、 限として30mg/kg(好ましくは3mg/kg、更に好ま くは0.3mg/kg)を1又は2回投与することができる 。
上記医薬製剤中に含まれるインスリン分 促進剤の量は、特に限定されず広範囲に適 選択されるが、通常全組成物中1~70重量%、 ましくは1~30重量%含まれる量とするのが適当 である。
その投与量は、症状、年令、体重、剤型 によって異なるが、通常は成人に対して1日 、下限として0.0001mg/kg(好ましくは0.001mg/kg、 に好ましくは0.01mg/kg)であり、上限として30mg /kg(好ましくは3mg/kg、更に好ましくは0.3mg/kg) 1又は2回投与することができる。
インスリン抵抗性改善剤とインスリン分 促進剤の投与量の比率も、また、大幅に変 りうるが、重量比で1:1000~1000:1の範囲内であ りうる。
本発明において、インスリン分泌促進剤 インスリン抵抗性改善剤とは、それぞれ上 の投与量を1日1回、又は数回(好適には、1日 1回又は2回)に分割して、それぞれ同時に、又 は時間を異にして別々に投与される。
本発明によれば、インスリン分泌促進剤 インスリン抵抗性改善剤を組み合わせて使 することにより、より大きく血糖が低下す ことから、糖尿病を効果的に予防及び治療 ることができる。また、該医薬は、糖尿病( 特に、2型糖尿病)、高血糖症、耐糖能不全、 血圧症、高脂血症、糖尿病合併症、妊娠糖 病、多嚢胞卵巣症候群などのインスリン抵 性に起因する疾病やアテローム性動脈硬化 などの心血管系疾患にも有効である。さら 、症状に応じて各薬剤の種類、投与法、投 量などを適宜選択することにより、速やか 高血糖の改善と、長期投与しても安定した 糖低下作用が期待され、副作用の発現も極 て少ない上記疾患の予防及び治療薬となり る。
次に実施例等をあげて本発明を更に詳細 説明するが、本発明はこれらに限定される のではない。
<試験例1>
5-{4-[(6-メトキシ-1-メチル-1H-ベンズイミダゾ
ール-2-イル)メトキシ]ベンジル}-1,3-チアゾリ
ン-2,4-ジオンの塩酸塩(化合物A)及びグリベ
クラミド(化合物B)の併用投与による血糖低
作用増強効果
重度のインスリン抵抗性を示し血糖値の上
した16週齢の雄性肥満Zucker fattyラット(日本
チャールスリバー(株)販売)を、対照群、化合
物A群、化合物B群及び併用群の4群に分けた(5
/群)。全群において飼料(飼料:FR-2、株式会
船橋農場)は自由摂取とし、化合物A群及び併
用群には、インスリン抵抗性改善剤である化
合物A 0.05 mg/kg、対照群及び化合物B群には、
溶媒(0.5%CMC)のみを1日1回、1週間反復経口投与
した。
さらに全群を一晩絶食させた後、対照群 化合物A群には溶媒、化合物B群及び併用群 はSU剤である化合物B 6 mg/kgを単回投与した 溶媒又はSU剤の単回経口投与直前、投与0.5 間後、1時間後、1.5時間後、2時間後、3時間 、4時間後に全ての個体の尾静脈から血液を 取し、全自動糖分析装置(Glucoroder-GXT、A&T (株)社製)を用いて血糖値を測定した。測定し た各時点の血糖値から投与直前の血糖値を差 し引いた値より、血糖値曲線下面積を個体ご とに算出し、その値から群ごとに血糖値曲線 下面積の平均値、標準誤差を算出し、図1に した。血糖値曲線下面積値の減少が大きい ど、血糖低下作用が高い事を意味する。
図1より、絶食後に溶媒のみを投与した化 合物A群は、対照群と変わらない血糖値曲線 面積値を示した。一方、絶食後にSU剤を投与 した化合物B群及び併用群の血糖値曲線下面 値は減少し、さらに化合物Aを反復投与して いた併用群においては、化合物Aが投与され ていない化合物B群に比べ顕著な値の減少と った。これは化合物Aと化合物Bを併用するこ とにより血糖低下作用が増強されたことを示 している。
従って、本発明の医薬は、薬剤の単独投 より一層効果的に血糖を低下させるため、 尿病の予防及び治療に有用である。また、 発明の医薬は、各薬剤の単独投与の場合と 較した場合、より少量を使用しても十分な 果が得られることから、糖尿病の治療にお てSU剤が有すると考えられる副作用(例えば 体重増加、低血糖など)を軽減することがで きる。
<製剤例>
(製剤例1)カプセル剤
化合物A 1 mg
化合物B 2 mg
ラクトース 117 mg
コーン・スターチ 58 mg
ステアリン酸マグネシウム
2 mg
合計 180 mg
上記で示される各成分の粉末を良く混合し
カプセルに詰めることによりカプセル剤を
造することができる。なお、有効成分の用
、各添加剤の含量・種類については、これ
限定されるものではない。
(製剤例2)錠剤
化合物A 1 mg
化合物B 2 mg
ラクトース 94 mg
コーン・スターチ 42 mg
微結晶セルロース 6 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 4 mg
ステアリン酸マグネシウム
1 mg
合計 150 mg
上記で示される各成分の粉末を良く混合し
各150mg重量の錠剤に圧縮成型する。必要な
ば、これらの錠剤は糖またはフィルムで被
してもよい。なお、有効成分の用量、各添
剤の含量・種類については、これに限定さ
るものではない。
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