Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
METALLIC BRIQUETTE MANUFACTURING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/099101
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a metallic briquette manufacturing method comprising a step of subjecting steel cans and/or aluminum cans recovered, to a heat treatment thereby to remove impurities therefrom, a step of crushing the cans into a granular metal material, a step of compression-molding that granular metal material into briquette sheets of such a sheet shape by means of a briquette machine that a number of briquettes are connected in a moniliform shape through joint portions, and a step of parting the briquette sheets obtained, at the joint portions into individual metallic briquettes.

Inventors:
ASANO HARUMITSU (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/051886
Publication Date:
August 13, 2009
Filing Date:
February 04, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
SINTOKOGIO LTD (JP)
NISSEI K K R (JP)
ASANO HARUMITSU (JP)
International Classes:
C22B1/248; B09B3/00; C22B1/00; C22B7/00
Foreign References:
JPS56160900A1981-12-10
JPS6210035U1987-01-21
JPH01188637A1989-07-27
JP2005082811A2005-03-31
JPS50140968A1975-11-12
Attorney, Agent or Firm:
ASAMURA, Kiyoshi et al. (New Ohtemachi Bldg. 2-1, Ohtemachi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 04, JP)
Download PDF:
Claims:
 金属ブリケットを製造する方法において、該方法が、
 回収したスチール缶および/またはアルミニウム缶を熱処理して不純物を除去する工程と、
 前記スチール缶および/またはアルミニウム缶を打ち砕いて粒状金属材料とする工程と、
 前記金属粒状材料をブリケットマシンにより、多数のブリケットが連結部分を介して連結されたシート状のブリケットシートに圧縮成型する工程と、
 前記ブリケットシートを前記連結部分で分断して個々のブリケットとする分断工程とを含む、金属ブリケットの製造方法。
 前記分断工程は、複数の楔形形状の分断刃が外周面に等間隔に突設された一対の円柱状のカッターロールを互いに逆回転させて、前記カッターロールの回転に伴い前記分断刃の先端を相互に接近および離隔させることによって押し切りを行う請求項1に記載された金属ブリケットの製造方法。
 前記分断工程は、ブリケットシートを、ブリケット本体の両端にブリケットシートの連結部分の押し切りにより生じたバリ部が残されるように分断する請求項1または請求項2に記載された金属ブリケットの製造方法。
 前記バリ部の長さが1~5mmである請求項3に記載された金属ブリケットの製造方法。
Description:
金属ブリケットの製造方法

 本発明は、例えばリサイクル等により回 したスチール缶やアルミニウム缶から、再 用しやすい形状を有するブリケット状の金 材料を効率よく製造できる金属ブリケット 製造方法に関するものである。

 従来から、特許文献1や特許文献2に示され ように、リサイクル等により回収したスチ ル缶やアルミニウム缶から、取り扱い性に れた形状である金属ブリケットを製造し、 れを製鋼所や鋳造所において脱酸剤等とし 利用することが広く行われている。
 また、金属ブリケットの製造方法としては 複数個並んだ凹状の金型内に粒状化したア ミニウム屑等を投入およびプレスして所定 状の金属ブリケットに圧縮成型し、その後 金型から金属ブリケットを取り出すという 法が普通である。

 しかしながら、従来のプレス成形方法では 形スピードが遅く生産性に劣るという問題 があり、また、成形スピードを上げるとブ ケットの十分な強度を確保することができ 取り扱い性が悪くなるという問題点があっ 。

特開平7-118765号公報

特開2005-82811号公報

 本発明は上記のような問題点を解決して 生産性に優れているうえにブリケットの十 な強度を確保することができ、しかも、低 ストで取り扱い性にも優れた金属ブリケッ を効率よく製造することができる金属ブリ ットの製造方法を提供することを目的とし いる。

 上記課題を解決するためになされた本発 の金属ブリケットの製造方法は、回収した チール缶および/またはアルミニウム缶を熱 処理して不純物を除去する工程と、それを打 ち砕いて粒状金属材料とする工程と、この粒 状金属材料をブリケットマシンにより多数の ブリケットが連結部分を介して数珠状に連結 されたシート状のブリケットシートに圧縮成 型する工程と、得られたブリケットシートを 前記した連結部分において分断して個々の金 属ブリケットとする工程とを含むものである 。この方法は生産性に優れており、またブリ ケットの十分な強度を確保することができる 。

 なお、ブリケットシートを連結部分におい 個々の金属ブリケットに分断する工程にお ては、複数の楔形形状の分断刃が外周面に 間隔に突設された一対の円柱状のカッター ールを互いに逆回転させて、前記カッター ールの回転に伴い前記分断刃の先端を相互 接近および離隔させることによって押し切 を行うことが好ましい。この分断方法は、 産性を高めるうえからも好ましく、また、 数のブリケットが連結部分を介して数珠状 連結されたシート状のブリケットシートか ブリケット本体の周囲にブリケットシート 連結部分の押し切りにより生じたバリ部が されるように分断することが容易となって 十分な強度を有するブリケットを大量かつ 速に成型することができる。
 また、ブリケットシートは、ブリケット本 の周囲、とりわけ両端にブリケットシート 連結部分の押し切りにより生じたバリ部が されるように分断することが好ましい。こ することにより、無駄をなくすことができ 。
 さらに、バリ部は、長さが1~5mmであること 利用性のうえからも好ましい。このような 断により全く無駄が生じることなく優れた 形性およびハンドリング性を発揮する金属 リケットを得ることができる。

 また、回収したスチール缶とアルミニウ 缶は得られる金属ブリケットの用途によっ 各別に処理しても両者が所要の割合である とが好ましい。例えば、製鋼所や鋳造所に いて脱酸剤等とする場合であれば、粒状金 材料として、成分が質量%でアルミニウム: チール=60:40の比率で、アルミニウムリッチ あることが好ましい。これは、アルミニウ が少なくなると脱酸効果が小さくなるため あり、より好ましくは質量%でアルミニウム: スチール=70:30以上にアルミニウムリッチとす る。また、高炉によって脱酸効果が変わって くるため、質量%でアルミニウム:スチール=90: 10以上にアルミニウムリッチとすれば、安定 た脱酸効果を確保できるので更に好ましい

 以下に、図面を参照しつつ本発明の好まし 実施の形態を示す。
 図1は、本発明の製造工程を示すフロー図で ある。以下、このフロー図に従い、本発明を 更に詳述する。

 素原料となるスチール缶やアルミニウム は、例えば、リサイクル等により回収され ものを利用し(図1の工程21)、これを必要に じて洗浄して使用する。なお、回収される 属缶の本体がスチールで蓋がアルミニウム らなる缶においては、分離した状態で回収 ることが好ましく、また、スチール合金や ルミニウム合金からなる缶であってもよい とは勿論である。

 次いで、回収したスチール缶および/また はアルミニウム缶を熱処理して不純物を除去 する(図1の工程22)。缶の表面には、印刷塗料 保護コーティング材等の不純物が存在して るので、これを除去して実質的に不純物の いスチール缶またはアルミニウム缶とする めであって、例えば、熱処理はロータリー ルン等の加熱装置の中で約400~500℃の加熱条 件下でかき回して行えばよい。

 次いで、ロータリーキルンより取り出さ た熱処理済みの実質的に不純物のないスチ ル缶および/またはアルミニウム缶を、一般 的なシュレッダー機や造粒機によって小さく 砕き、所定寸法以下の粒片からなる粒状金属 材料に形成する(図1の工程23)。具体的には、 リケットの成型に適するように3~12mm程度の 状物にすることが好ましい。

 次いで、前記した工程で得られた粒状金 材料を、例えば図2AおよびBに示されるよう 、多数の金属ブリケット1が連結部分2を介 て数珠状に連結したシート状のブリケット ート3に圧縮成型する(図1の工程24)。このよ に一旦シート状のブリケットシート3に圧縮 型することにより、個々のブリケットに成 する場合に比べて成形スピードを上げるこ ができ、且つ、ブリケットの十分な強度も 保することができるという効果を奏するの ある。

 次いで、得られたブリケットシート3の連 結部分2を、分断刃11a、12aにより押し切って 属ブリケット1とする(図1の工程25、26)。なお 、分断機としては、例えば図3に示されるよ に、互いに逆回転する一対の円柱状のカッ ーロール11、12上に、楔形状をなすとともに 端が相互に接近・離隔するように複数個の 断刃11a、12aが外周面に等間隔をおいて突設 れた分断機を用いる。これら分断刃11a、12a 先端は、ブリケットシート3を切断するとき 、交互に充分に近接するようになっており、 ブリケットシート3はブリケット本体同士の 結部分2で分断刃11a、12aによって押し切られ 金属ブリケット1が製造されることとなる。 このような分断機を用いることにより多数の 金属ブリケット1が連結部分2を介して数珠状 連結したシート状のブリケットシート3から ブリケット本体の両端にブリケットシートの 連結部分の押し切りにより生じたバリ部が残 されるように効率的に分断することが可能と なる。

 このように、金属ブリケット1は、ブリケ ットマシン(図示せず)により圧縮成型される のであり、ブリケット本体1aと、これらブ ケット本体同士の連結部分2の押し切りによ て生じたバリ部1bとからなるものが好まし 、この場合、前記バリ部1bは、長さが1~5mmで ることが好ましい。その理由はバリ部の長 が1mm未満では、ブリケットシート3において 隣接するブリケット本体1a、1a同士が近過ぎ ブリケットの製造が難しくなり、また、十 な強度の確保も困難となり、一方、5mmより いとブリケットシート3のハンドリングが難 くなるとともに、バリ部1bが長くて利用価 が落ちるからである。

 以上の説明からも明らかなように、本発 による金属ブリケットの製造方法は、生産 に優れており、また、ブリケットの十分な 度を確保することができ、低コストで取り い性にも優れた金属ブリケットを効率よく 造することができる。

本発明の製造工程を示すフロー図であ 。 ブリケットシートを示す正面図。 図2Aのブリケットの側面図である。 ブリケットシートの押し切り工程を示 正面図である。