阿部 諭 (〒86 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工株式会社内 Osaka, 5718686, JP)
FUWA, Isao (1048, Oaza-Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 86, 5718686, JP)
不破 勲 (〒86 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工株式会社内 Osaka, 5718686, JP)
HIGASHI, Yoshikazu (1048, Oaza-Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 86, 5718686, JP)
東 喜万 (〒86 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工株式会社内 Osaka, 5718686, JP)
YOSHIDA, Norio (1048, Oaza-Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 86, 5718686, JP)
パナソニック電工株式会社 (56 大阪府門真市大字門真1048番地 Osaka, 5718686, JP)
ABE, Satoshi (1048, Oaza-Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 86, 5718686, JP)
阿部 諭 (〒86 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工株式会社内 Osaka, 5718686, JP)
FUWA, Isao (1048, Oaza-Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 86, 5718686, JP)
不破 勲 (〒86 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工株式会社内 Osaka, 5718686, JP)
HIGASHI, Yoshikazu (1048, Oaza-Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 86, 5718686, JP)
東 喜万 (〒86 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工株式会社内 Osaka, 5718686, JP)
| 1. 造形用プレートに無機質又は有機質の粉末材料を供給して粉末層を形成する粉末層形成工程と、前記粉末層の所定の箇所に光ビームを照射して該粉末層を焼結、又は溶融硬化させ硬化層を形成する硬化工程とを備え、前記粉末層形成工程と硬化工程とを繰り返すことにより複数の硬化層が一体化された造形物の形成の途中に、該造形物の表面及び表面内側を除去する除去工程を少なくとも1回以上繰り返して三次元形状造形物を造形する方法において、 前記除去工程時に、前記造形用プレートを所定の冷却手段により冷却する冷却工程を含み、この冷却工程により所定の温度まで冷却した後に除去仕上げ加工を行なうことを特徴とする三次元形状造形物の製造方法。 |
| 2. 造形用プレートに無機質又は有機質の粉末材料を供給して粉末層を形成する粉末層形成工程と、前記粉末層の所定の箇所に光ビームを照射して該粉末層を焼結、又は溶融硬化させ硬化層を形成する硬化工程とを備え、前記粉末層形成工程と硬化工程とを繰り返すことにより複数の硬化層が一体化された造形物の形成の途中に、該造形物の表面及び表面内側を除去する除去工程を少なくとも1回以上繰り返して三次元形状造形物を造形する方法において、 前記除去工程時に、前記造形物の周囲の雰囲気を所定の冷却手段により冷却する冷却工程を含み、この冷却工程により所定の温度まで冷却した後に除去仕上げ加工を行なうことを特徴とする三次元形状造形物の製造方法。 |
| 3. 前記硬化工程時に、前記造形用プレートを所定の加熱手段により加熱する加熱工程を含み、この加熱工程により所定の温度まで加熱した後に硬化工程を行なうことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の三次元形状造形物の製造方法。 |
| 4. 前記硬化工程時に、前記三次元形状造形物の周囲の雰囲気を所定の加熱手段により加熱する加熱工程を含み、この加熱工程により所定の温度まで加熱した後に硬化工程を行なうことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の三次元形状造形物の製造方法。 |
| 5. 前記冷却工程において、造形中の造形物における上面全体の温度を測定し、予め定めた温度に達しているかを判断するステップを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の三次元形状造形物の製造方法。 |
| 6. 前記冷却工程において、前記除去仕上げ加工を行なう除去手段の主軸に温度センサを取り付け、 前記温度センサによって造形中の造形物の所定箇所の温度を測定し、 予め定めた温度に達しているかを判断するステップを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の三次元形状造形物の製造方法。 |
| 7. 前記加熱工程において、造形中の造形物における上面全体の温度を測定し、予め定めた温度に達しているかを判断するステップを有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の三次元形状造形物の製造方法。 |
| 8. 前記加熱工程において、前記除去仕上げ加工を行なう除去手段の主軸に温度センサを取り付け、 前記温度センサによって造形中の造形物の所定箇所の温度を測定し、 予め定めた温度に達しているかを判断するステップを有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の三次元形状造形物の製造方法。 |
| 9. 前記冷却工程は、前記造形物を冷却するステップを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の三次元形状造形物の製造方法。 |
| 10. 三次元形状造形物の造形前に、前記造形用プレートに前記除去仕上げ加工の基準位置となる基準点の作成及び該基準点の位置の検出を行い、 前記除去工程の前に前記基準点の位置を再度検出し、 三次元形状造形物の造形前に検出した該基準点の位置との測定差に基づいて、前記除去工程を行なうNCプログラムの加工位置の補正を行なう補正工程を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の三次元形状造形物の製造方法。 |
| 11. 造形用プレートに無機質又は有機質の粉末材料を供給して粉末層を形成する粉末層形成手段と、前記粉末層の所定の箇所に光ビームを照射して該粉末層を焼結、又は溶融硬化させ硬化層を形成する硬化手段と、三次元形状造形物を切削する除去手段と、を備え、前記粉末層の形成と、前記硬化層の形成とを繰り返すことにより複数の硬化層が一体化された造形物の形成の途中に、前記除去手段により該造形物の表面及び表面内側の除去を少なくとも1回以上繰り返して三次元形状造形物を製造する製造装置において、 前記造形物の周囲の雰囲気及び前記造形用プレートの両方又はいずれか一方を冷却する冷却手段を備えたことを特徴とする三次元形状造形物の製造装置。 |
本発明は、無機質あるいは有機質の粉末 料に光ビームの照射を行なう三次元形状造 物の製造方法及び製造装置に関する。
従来から、無機質あるいは有機質の粉末 料で形成した粉末層に光ビームを照射し、 末層を溶融して硬化層を形成し、その硬化 の上に新たな粉末層を形成して光ビームを 射し、硬化層を形成することを繰り返して 三次元形状造形物を製造する方法が知られ いる。
また、粉末層と硬化層の形成を繰り返す 程において、粉末層を焼結温度に近い温度 で加熱してから光ビームを照射することに り、三次元形状造形物の加工精度を良くす 製造方法が知られている(例えば、特表平1-5 02890号公報参照)。
しかしながら、このような製造方法にお ては、三次元形状造形物が焼結されたまま あるので、加工精度は不十分である。
また、粉末層と硬化層の形成を繰り返し 三次元形状造形物を造形する間に、造形物 表面を切削加工し、三次元形状造形物の加 精度を良くする製造方法が知られている(例 えば、特開2002-115004号公報参照)。
しかしながら、このような製造方法にお ては、三次元形状造形物が焼結されて高温 態のときに切削されるので、常温まで冷却 れて収縮すると加工精度が悪化する虞があ 。
本発明は、上記従来の問題を解決するた になされたものであり、三次元形状造形物 加工精度が良い製造方法を提供することを 的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、 形用プレートに無機質又は有機質の粉末材 を供給して粉末層を形成する粉末層形成工 と、前記粉末層の所定の箇所に光ビームを 射して該粉末層を焼結、又は溶融硬化させ 化層を形成する硬化工程とを備え、前記粉 層形成工程と硬化工程とを繰り返すことに り複数の硬化層が一体化された造形物の形 の途中に、該造形物の表面及び表面内側を 去する除去工程を少なくとも1回以上繰り返 して三次元形状造形物を造形する方法におい て、前記除去工程時に、前記造形用プレート を所定の冷却手段により冷却する冷却工程を 含み、この冷却工程により所定の温度まで冷 却した後に除去仕上げ加工を行なう。
本発明によれば、造形物を冷却し、造形 の熱収縮が安定してから除去仕上げ加工を なうので、除去仕上げ加工の後の造形物の 縮が少なくなり、従って、除去仕上げの加 精度が良くなる。
また、本発明は、造形用プレートに無機 又は有機質の粉末材料を供給して粉末層を 成する粉末層形成工程と、前記粉末層の所 の箇所に光ビームを照射して該粉末層を焼 、又は溶融硬化させ硬化層を形成する硬化 程とを備え、前記粉末層形成工程と硬化工 とを繰り返すことにより複数の硬化層が一 化された造形物の形成の途中に、該造形物 表面及び表面内側を除去する除去工程を少 くとも1回以上繰り返して三次元形状造形物 を造形する方法において、前記除去工程時に 、前記造形物の周囲の雰囲気を所定の冷却手 段により冷却する冷却工程を含み、この冷却 工程により所定の温度まで冷却した後に除去 仕上げ加工を行なう。
本発明によれば、造形物の周囲の雰囲気 冷却するので、造形物の冷却を効率良く行 うことができると共に、上述した発明と同 の効果を得ることができる。
前記硬化工程時に、前記造形用プレート 所定の加熱手段により加熱する加熱工程を み、この加熱工程により所定の温度まで加 した後に硬化工程を行なうことが望ましい これにより、造形物の温度が上昇してから 化工程を行なうので、光ビームの照射エネ ギーが少なくてよく、焼結を効率良く行な ことができる。
前記硬化工程時に、前記三次元形状造形 の周囲の雰囲気を所定の加熱手段により加 する加熱工程を含み、この加熱工程により 定の温度まで加熱した後に硬化工程を行な ことが望ましい。これにより、造形物の周 の雰囲気を加熱するので、造形物の加熱を 率良く行なうことができると共に、光ビー の照射エネルギーが少なくてよく、焼結を 率良く行なうことができる。
前記冷却工程において、造形中の造形物 おける上面全体の温度を測定し、予め定め 温度に達しているかを判断するステップを することが望ましい。これにより、造形物 温度を測定するので、冷却を過不足なく行 ことができ、造形の効率が良くなる。
前記冷却工程において、前記除去仕上げ 工を行なう除去手段の主軸に温度センサを り付け、前記温度センサによって造形中の 形物の所定箇所の温度を測定し、予め定め 温度に達しているかを判断するステップを することが望ましい。これにより、造形物 任意の箇所の温度を測定するので、造形物 形状に拘わらずに、冷却を過不足なく行う とができ、造形の効率が良くなる。
前記加熱工程において、造形中の造形物 おける上面全体の温度を測定し、予め定め 温度に達しているかを判断するステップを することが望ましい。これにより、造形物 温度を測定するので、加熱を過不足なく行 ことができ、造形の効率が良くなる。
前記加熱工程において、前記除去仕上げ 工を行なう除去手段の主軸に温度センサを り付け、前記温度センサによって造形中の 形物の所定箇所の温度を測定し、予め定め 温度に達しているかを判断するステップを することが望ましい。これにより、造形物 任意の箇所の温度を測定するので、造形物 形状に拘わらずに、加熱を過不足なく行う とができ、造形の効率が良くなる。
前記冷却工程は、前記造形物を冷却する テップを有することが望ましい。これによ 、造形物自体を冷却するので、冷却を効率 く行なうことができる。
三次元形状造形物の造形前に、前記造形 プレートに前記除去仕上げ加工の基準位置 なる基準点の作成及び該基準点の位置の検 を行い、前記除去工程の前に前記基準点の 置を再度検出し、三次元形状造形物の造形 に検出した該基準点の位置との測定差に基 いて、前記除去工程を行なうNCプログラム 加工位置の補正を行なう補正工程を有する とが望ましい。これにより、造形中に除去 上げ加工の基準点のズレが補正されるので 加工精度が良くなる。
また、本発明は、造形用プレートに無機 又は有機質の粉末材料を供給して粉末層を 成する粉末層形成手段と、前記粉末層の所 の箇所に光ビームを照射して該粉末層を焼 、又は溶融硬化させ硬化層を形成する硬化 段と、三次元形状造形物を切削する除去手 と、を備え、前記粉末層の形成と、前記硬 層の形成とを繰り返すことにより複数の硬 層が一体化された造形物の形成の途中に、 記除去手段により該造形物の表面及び表面 側の除去を少なくとも1回以上繰り返して三 次元形状造形物を製造する製造装置において 、前記造形物の周囲の雰囲気及び前記造形用 プレートの両方又はいずれか一方を冷却する 冷却手段を備える。
本発明によれば、冷却手段により造形物 冷却し、熱収縮が安定してから除去仕上げ 工を行なうので、除去仕上げ加工の後の造 物の収縮が少なくなり、従って、除去仕上 の加工精度が良くなる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る三次元形状造
形物の製造方法について図面を参照して説明
する。図1は、同製造方法に用いられる金属
造形加工機の構成を示す。金属光造形加工
1は、金属粉末2の粉末層21が敷かれる造形用
レート22と、造形用プレート22を保持し、上
下に昇降する昇降テーブル23と、昇降テーブ
の外周を囲み金属粉末2を保持する造形タン
ク24と、造形用プレート22に粉末層21を形成す
る粉末層形成部3と、光ビームにより粉末層21
を焼結させ硬化層25を形成する硬化部4と、造
形物11を切削する切削除去部5と、金属光造形
加工機1の動作を制御する制御部(図示なし)を
備えている。
粉末層形成部3は、金属粉末2を供給する 末タンク31と、供給された金属粉末2によっ 造形用プレート22に粉末層21を敷く粉末供給 レード32とを備えている。硬化部4は、光ビ ムLを発光する光ビーム発振機41と、光ビー Lを集光する集光レンズ42と、集光された光 ームLを粉末層21の上にスキャニングするガ バノミラー43と、を備えている。切削除去 5は、造形物11を切削する切削工具51と、切削 工具51を保持するミーリングヘッド52と、ミ リングヘッド52を切削位置に移動させるXY駆 部53と、種々の切削工具51を保有し待機する ツールマガジン54とを備えている。金属粉末2 は、例えば、平均粒径20μmの球形の鉄粉であ 、光ビームは、例えば、炭酸ガスレーザで る。
ここで、本実施形態における製造方法を 明する前に、硬化層の積層後に造形物の冷 を行なわずに除去仕上げ加工を行なう従来 製造方法を説明する。図12は従来の製造方 のフローを、図13はその動作をそれぞれ示す 。制御部は、昇降テーブル23に載置された造 用プレート22の上に、粉末タンク31の金属粉 末2を粉末供給ブレード32によって供給し、粉 末層21を形成する(ステップS101)(図13(a)参照)。 このステップS101は粉末層形成工程を構成す 。次に、ガルバノミラー43によって光ビーム Lを粉末層21の任意の箇所に走査させて金属粉 末2を焼結させ、造形用プレート22と一体化し た硬化層25を形成する(ステップS102)(図13(b)参 )。このステップS102は、硬化工程を構成す 。光ビームLの照射経路は、予め三次元CADモ ルから生成したSTL(Stereo Lithography)データを 例えば、0.05mmの等ピッチでスライスした各 面の輪郭形状データに基づいて定める。こ 照射経路は、三次元形状造形物の少なくと 最表面が気孔率5%以下の高密度となるよう するのが好ましい。
上記粉末層形成工程と硬化工程とを繰り して硬化層25を積層し、硬化層25の層数が造 形物11の表面を切削する切削工具51の有効刃 から求めた層数Nになるまで積層を繰り返す( ステップS101乃至S104)。この層数Nは、例えば 切削工具51が直径1mm、有効刃長3mmで深さ3mmの 切削加工が可能であるボールエンドミルであ り、粉末層の厚みが0.05mmであるならば、積層 した粉末層の厚みが2.5mmとなる50層とする。 して、硬化層25の層数が定めた総数Nになる 、制御部は、XY駆動部53によってミーリング ッド52を移動させ、造形物11の表面を切削工 具51によって除去する(ステップS105)(図13(c)参 )。このステップS105は除去仕上げ工程を構 する。こうして、三次元形状造形物の造形 終了するまで、硬化層25の形成と造形物11の 面の除去とを繰り返す(ステップS106、S107)。 除去仕上げ工程は、造形物の表面に付着した 粉末による低密度表面層を除去するものであ るが、高密度部まで削り込むことによって造 形物表面に高密度部を全面的に露出させるよ うにしてもよく、この場合は所望の形状より も硬化層が少し大きくなるようにしておく。
上記硬化工程では、光ビームLからエネル ギーを受けて造形物11は加熱されて蓄熱する 光ビームLが照射された部分の金属粉末2及 造形物11は、局所的に1000°C以上の温度まで 昇する。造形物11は、放射や対流により冷却 されるが、造形物内部に蓄熱する。さらに、 造形物11は金属粉末2に囲われており、金属粉 末2は熱伝導率が低いために蓄熱しやすい。 形中の造形物11の温度履歴を図14に示す。硬 工程中に光ビームの照射により造形物の温 は上昇し、粉末層形成工程中には放熱する 、蓄熱により温度は少ししか低下せず、硬 層を積層している間は造形物の温度は上昇 続ける。そして、高温状態まま除去仕上げ 程になり、除去仕上げ工程中に冷却される
このように、従来の製造方法においては、 化工程後の造形物の温度が高い状態で除去 上げ加工を行なうため、造形物が熱膨張し 状態で加工することとなり、常温に戻った きに熱収縮し、加工精度が悪くなる。造形 の熱収縮は、例えば、造形物の長さが100mm 温度が100°Cであった場合、線膨張係数を鋼 同じ1.0×10 -5 とすると、常温の25°Cに戻ったときの寸法差 、100×1.0×10 -5 ×(100-25)=0.075mmとなり、造形物が金型の場合に は許容できない大きな量となる。
上記のような従来方法の問題を解消する め、本実施形態においては、除去仕上げ工 時の造形物の温度を下げて、除去仕上げ加 の寸法精度を良くするために、造形用プレ トを冷却する。本実施形態における造形物 冷却状態を図2に示す。昇降テーブル23は内 に冷媒回路6を有し、冷媒回路6は冷媒配管61 によって冷却温度調整装置62と繋がっており 冷却温度調整装置62は冷媒回路6に冷媒を循 させて昇降テーブル23を冷却する。冷却温 調整装置62は、プレート温度センサ63によっ 造形用プレート22の温度を測定しており、 形物を冷却するために、造形用プレート22を 所定の温度まで冷却する。
この製造方法のフローを図3に示し、その 時の、造形物の温度履歴を図4に示す。制御 は、硬化層の層数が予め定めた層数Nになる で、粉末層形成工程と硬化工程を繰り返し( ステップS1乃至S4)、層数Nになると造形用プレ ート22の温度が、例えば、25°Cの所定の温度 低下するまで、冷却温度調整装置62によって 、昇降テーブル23を冷却し、所定の温度にな ように温度調整を行なう(ステップS5乃至S7) このステップS5乃至S7は、冷却工程を構成す る。そして、所定の温度まで低下すると、温 度調整を続けながら除去仕上げ工程を開始し (ステップS8)、除去仕上げが終了すると冷却 停止して温度調整を終了する(ステップS9)。 うして、三次元形状造形物の造形が終了す まで、硬化層25の形成と造形物11の表面の切 削を繰り返す(ステップS10及びS11)。このよう 、造形物11を冷却してから除去仕上げ工程 行なうので、造形物11の加工後の熱収縮が少 なく、加工誤差が小さくなる。
次に、本実施形態における製造方法の第1 の変形例について図5を参照して説明する。 変形例では、造形物の硬化層近傍を冷却す 。図5は本変形例における造形物の冷却状態 示す。硬化工程が終了した後に放熱フィン6 4を有した放熱ブロック65を造形物11の上に載 し、冷却ファン66からの送風によって放熱 ロック65を冷却する。制御部は、放熱ブロッ ク65と造形用プレート22のそれぞれの温度を ブロック温度センサ67とプレート温度センサ 63からのそれぞれの検出信号に基づいて、温 測定装置68によって測定し、放熱ブロック65 と造形用プレート22とが所定の温度まで冷却 れると除去仕上げ工程を行なう。放熱ブロ ク65によって、造形物の焼結が行なわれた 後の近傍部分を冷却するので、冷却を効率 く行なうことができる。また、この放熱ブ ック65による冷却を、上述した昇降テーブル 23による冷却と共に行なってもよい。さらに 効率良く冷却することができる。
次に、本実施形態における製造方法の第2 の変形例について説明する。本変形例では、 三次元形状造形物の周囲の雰囲気を冷却する ことにより、三次元形状造形物を冷却する。 雰囲気を冷却するには、例えば、粉末層を囲 んでいるチャンバー内の不活性ガスの雰囲気 を冷却したり、粉末層に冷却した不活性ガス を吹き込むことにより冷却する。三次元形状 造形物を周囲から冷却するので効率良く冷却 することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る三次元
形状造形物の製造方法について図面を参照し
て説明する。本実施形態における造形物の加
熱状態を図6に示す。本実施形態では、第1の
施形態における造形物の冷却に加えて、硬
工程の前に造形物を加熱する。昇降テーブ
23は内部に冷媒回路6と共にヒータ69を有し
いる。加熱冷却装置62aは冷媒回路6によって
降テーブル23を冷却すると共に、ヒータ69に
よって昇降テーブル23を加熱する。
図7は、同製造方法のフローを、図8は、 製造方法における三次元形状造形物の温度 歴を示す。三次元形状造形物を製造すると は、制御部は最初に昇降テーブル23に配設し たヒータ69により、昇降テーブル23を加熱し 造形用プレート22を、例えば、200°Cの所定の 温度まで昇温させ、所定温度以上に温度調整 する(ステップS21乃至S23)。このステップS21及 S23は加熱工程を構成する。造形用プレート2 2が所定の温度まで昇温すると温度調整を続 ながら、粉末層21の形成と焼結又は溶融硬化 とを繰り返し硬化層を積層する(ステップS24 至S27)。造形物11が加熱されているので、粉 層21の焼結又は溶融硬化が行い易い。そして 、硬化層の層数が所定の層数Nに達した後は 加熱を停止して温度調整を終了し(ステップS 28)、第1の実施形態と同様に造形物11の除去仕 上げ加工を行なう(ステップS29乃至S35)。
この製造方法において、造形物の加熱は 例えば、粉末層の上方に赤外線ヒータを設 し、赤外線によって三次元形状造形物を直 加熱したり、粉末層に加熱した不活性ガス 吹き込んで三次元形状造形物の周囲の雰囲 を加熱して行なってもよい。三次元形状造 物を効率良く加熱することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る三次元
形状造形物の製造方法について図9を参照し
説明する。図9は、同製造方法に用いられる
属光造形加工機の構成を示す。本実施形態
は、加熱工程や冷却工程において、造形物
温度を測定し所定の温度に達しているかを
断するステップを有している。金属光造形
工機1は、第1の実施形態における金属光造
加工機の構成に加えて、赤外線放射温度計71
を備えている。制御部は、加熱工程及び冷却
工程において、赤外線放射温度計71によって
造形物11の上面全体の温度を測定し、加熱
程から粉末層形成工程への移行、及び冷却
程から削除仕上げ工程への移行を判断する
造形物11の温度を測定するので、加熱工程及
び冷却工程を効率良く行なうことができる。
次に、同製造方法の変形例について図10 参照して説明する。本変形例では、造形物 上面全体の温度を測定するのでなく、造形 の所定の箇所の温度を測定する。図10(a)は、 本変形例において、局部温度センサがツール マガジンで待機している動作を、図10(b)及び( c)は、局部温度センサによって、造形物の任 の箇所の温度を測定している動作を示す。 変形例の金属光造形加工機は、ミーリング ッド52に取り付けることができる局部温度 ンサ72を備えている。局部温度センサ72は、 電対やサーミスタ等の接触式でも、赤外線 射温度計等の非接触式でもよい。ミーリン ヘッド52が切削工具51を保持する部分はコレ ットタイプとなっており、局部温度センサ72 切削工具51と同一の直径の軸を有している で、ミーリングヘッド52は局部温度センサ72 保持することができる。
局部温度センサ72は、切削工具51と同様に ツールマガジン54に置かれている。制御部は 冷却工程や加熱工程時に、ミーリングヘッ 52に局部温度センサ72を取り付け、XY駆動部5 3によって、局部温度センサ72を造形物11の任 の箇所に移動させ温度を測定する。測定す 箇所としては、例えば、三次元形状造形物 CADデータの断面輪郭形状データから、各断 の重心点や、輪郭線から最も遠い点等を設 する。造形する三次元形状造形物の形状に じた箇所の温度を測定し、冷却や加熱の状 を検出することができるので、冷却や加熱 過不足なく効率良く行なうことができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る三次元
形状造形物の製造方法について図11を参照し
説明する。三次元形状造形物の造形におい
は、造形中に加熱、冷却を繰り返すので、
形物、造形用プレート及び昇降テーブルは
膨張、収縮を繰り返すこととなり、造形の
準点がずれる虞がある。そこで、本実施形
では、三次元形状造形物の造形前に切削工
によって、造形用プレートに除去仕上げ加
の基準位置となる基準点を作成する。図11(a
)乃至(f)は、本実施形態での基準点の作成及
除去仕上げ加工の動作を示す。最初に、図11
(a)に示すように、三次元形状造形物の造形前
に、制御部は、ミーリングヘッド52を所定の
置に移動させて、切削工具51によって、造
用プレート22に除去仕上げ加工の基準位置と
なる、例えば、+形状の基準点8を形成し、図1
1(b)に示すように、基準点8をミーリングヘッ
52に取り付けたCCDカメラ81によって検出しそ
の位置データを記憶する。
次いで、図11(c)に示すように、制御部は 定の層数の硬化層を積層した後、図11(d)に示 すように、冷却中に基準点8が見えるように 焼結の金属粉末2を吸引機82により吸引する 次いで、図11(e)に示すように、制御部9はCCD メラ81によって、基準点8を検出し、最初に 憶した位置データと比較して、その差に基 いて除去仕上げ工程を行なうNC(Numerical Contro l)プログラムの加工位置を補正する。この補 する動作は補正工程を構成する。次いで、 11(f)に示すように、補正したNCプログラムに より造形物11の除去仕上げ加工を行なう。除 仕上げ加工の前に加工位置の補正を行なう で、加工精度が良くなる。加工位置の補正 、除去仕上げ加工のプログラムだけでなく 光ビームを走査するプログラムの補正を行 ってもよい。光ビームの走査位置が補正さ るので、焼結の位置精度が良くなる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る三次元
形状造形物の製造方法について説明する。本
実施形態では、第1乃至第4の実施形態におけ
製造方法と異なり、除去仕上げ工程前の冷
中の待機を、温度を測定して行なうのでな
、製造条件から待機時間を算出して待機す
。硬化工程後の冷却中の三次元形状造形物
温度は、金属粉末の種類、粒径、光ビーム
エネルギー吸収率及び熱伝導率等の材料特
や、光ビームの照射条件や、冷却条件に基
いて予測することができる。また、冷却温
の要因には、上述した要因以外に、前回の
去仕上げ工程の後の光ビームによる加熱量
、造形物の蓄熱量が大きな要因となる。
上記待機時間を算出するには、前回の除 仕上げ工程の後の光ビームによる加熱量を す指標として、前回の除去仕上げ工程後に 形した硬化層の面積Sを用いると共に、造形 物の蓄熱量を表す指標としてそれまでに造形 した体積Vを用いて、この面積Sと体積Vを変数 とし、上述した金属粉末の材料特性等毎に基 づいた式、待機時間T=f(S,V)を実験データ等か 導きだす。そして、硬化工程の後、この式 よって算出した待機時間Tの間、待機する。 計算式から算出することにより、温度測定を することなく、簡単に待機時間を決定するこ とができる。また、除去仕上げ工程後の加熱 工程での待機時間も、加熱量等を要因に加え て算出式を導き出し、待機時間を算出しても よい。温度測定をすることなく、簡単に加熱 工程時の待機時間を決定することができる。
なお、本発明は、上記各種実施形態の構 に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲 種々の変形が可能である。例えば、金属粉 の組成は、上記実施形態の構成に限られな し、また、有機質の粉末材料でもよい。
本出願は、日本国特許出願2007-128520に基 いて優先権主張を行なう。その出願の内容 全体が参照によって、この出願に組み込ま る。
