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Patent Searching and Data


Title:
METHOD AND APPARATUS FOR THE TEMPERING TREATMENT OF MEAT, TEMPERED MEAT TREATED BY THE TREATMENT METHOD AND REFRIGERATED MEAT STORAGE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/126555
Kind Code:
A1
Abstract:
A tempering treatment method whereby the temperature of meat, which involves carcass prepared by slaughtering cattle or poultry and sterilizing and washing, is lowered as close to the ice storage temperature as possible to prevent a temperature rise caused by the actions of enzymes contained within the meat before transporting the meant to a refrigerated storage, which comprises surface-freezing the meat by blowing a cold air stream at about -20 to about -40oC to the meant before conducting the tempering treatment, thus allowing the generation of freezing latent heat in the subcutaneous part owing to the surface-freezing (freezing the subcutaneous tissue), and then rapidly lowering the core temperature inside the meat due to the latent heat released at the melting of the freezing latent heat to thereby conduct the tempering treatment at a temperature of 0 to +15oC.

Inventors:
OKAMOTO, Naoto (LTD. 13-1 Botan 2-chome, Koto-k, Tokyo 46, 1350046, JP)
岡本 尚人 (〒46 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会社前川製作所内 Tokyo, 1350046, JP)
SAKURAMOTO, Suguru (LTD. 13-1 Botan 2-chome, Koto-k, Tokyo 46, 1350046, JP)
櫻元 卓 (〒46 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会社前川製作所内 Tokyo, 1350046, JP)
ARAI, Takahiro (LTD. 13-1 Botan 2-chome, Koto-k, Tokyo 46, 1350046, JP)
Application Number:
JP2008/054340
Publication Date:
October 23, 2008
Filing Date:
March 11, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MAYEKAWA MFG. CO., LTD. (13-1, Botan 2-chome Koto-k, Tokyo 46, 1350046, JP)
株式会社前川製作所 (〒46 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 Tokyo, 1350046, JP)
OKAMOTO, Naoto (LTD. 13-1 Botan 2-chome, Koto-k, Tokyo 46, 1350046, JP)
岡本 尚人 (〒46 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会社前川製作所内 Tokyo, 1350046, JP)
SAKURAMOTO, Suguru (LTD. 13-1 Botan 2-chome, Koto-k, Tokyo 46, 1350046, JP)
櫻元 卓 (〒46 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会社前川製作所内 Tokyo, 1350046, JP)
International Classes:
A22B5/00; A23B4/06; A23L1/31; A23L3/36; F25D1/00; F25D3/11; F25D11/00; F25D13/06
Attorney, Agent or Firm:
TAKAHASHI, Masahisa et al. (Room 1003, Ambassador Roppongi Buildings16-13, Roppongi 3-chom, Minato-ku Tokyo 32, 1060032, JP)
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Claims:
 滅菌・洗浄された枝肉を含む家畜肉を、肉内部の酵素の働きによって温度が上昇するのを防止するため、貯蔵用冷蔵庫に移送する以前に家畜肉の温度をできるだけ氷蔵温度まで下げるテンペリング処理(均温化処理)を行う家畜肉処理方法において、
 前記テンペリング処理を行う前に、前記家畜肉に、皮下組織部分の凍結温度以下の温度、好ましくは-20~-40℃の冷風を流して皮下組織部分の凍結(以下表面凍結という)を行い、該表面凍結により皮下組織部分に凍結潜熱を生成し、該凍結潜熱の融解時に生じる潜熱により、家畜肉内部の芯温を急速低下させて0~+15℃の温度でテンペリング処理を行うことを特徴とする家畜肉処理方法。
 前記テンペリング処理後、均熱処理工程に該表面凍結した枝肉を移動して、該表面凍結された枝肉を0~15℃でテンペリング(均温化処理)を行うことを特徴とする請求項1記載の家畜肉処理方法。
 皮下組織部分の凍結温度以下の温度、好ましくは-20~-40℃のマイナス温度の周囲雰囲気を衝突噴流によって豚枝肉の皮側および内腔側へ吹き付けて、枝肉の表面~約20mm表面下を凍結することによって凍結潜熱を皮下組織に蓄熱した後、その表面凍結庫から枝肉を取り出し、続けて、低温高湿度の部屋(テンペリング室)に投入後、保管しながら、枝肉の表面から肉の内部の芯温を均温化させて低温高湿度下で皮下凍結潜熱に変換させて、中心温度を最終目標温度に非常に早く到達させることを特徴とする請求項1記載の家畜肉処理方法。
 滅菌・洗浄された枝肉を含む家畜肉に皮下組織部分の凍結温度以下の温度、好ましくは-20~-40℃程度の冷風を流して皮下組織部分の凍結(以下表面凍結という)により皮下組織部分に凍結潜熱を生成する表面凍結部と、該凍結潜熱の融解時に生じる潜熱により、家畜肉内部の芯温を急速低下させて0~+15℃の温度でテンペリング処理を行うテンペリング処理部とよりなることを特徴とする家畜肉処理装置。
 皮下組織部分の凍結温度以下のマイナス温度の周囲雰囲気を衝突噴流によって豚枝肉の皮側および内腔側へ吹き付けて、枝肉の表面~約20mm表面下を凍結することによって凍結潜熱を皮下に蓄熱する表面凍結手段と、その表面凍結手段で処理した枝肉を取り出し、続けて、低温高湿度の部屋(テンペリング室)に投入後、保管しながら、枝肉の表面~芯の温度を均温化、すなわち、低温高湿度下で皮下凍結潜熱に変換させて、中心温度を最終目標温度に非常に早く到達させるテンペリング手段とを具え、前記表面凍結手段を構成する、内腔用、皮用各々の衝突噴流発生機ユニットは簡易的にダクトが外れる構造であり、枝肉搬送用のレールのトロリーと連結させて、容易にメンテナンススペースを確保できる構造としたことを特徴とする請求項4記載の家畜肉処理装置。
 前記家畜肉が豚の枝肉である場合に前記表面凍結部は、枝肉の皮側をパンチングノズル板、枝肉の内腔側にスリットノズル板を配してそのあいだに枝肉を配置させた状態で-20~-45℃程度の冷風に起因する表面凍結により皮下組織部分に凍結潜熱を生成する表面凍結を行うことを特徴とする請求項4記載の家畜肉処理装置。
 前記表面凍結部において、枝肉の内腔側に冷風を噴射するスリットノズルよりの冷風はパンチングメタル状ノズル側より風量を少なく且つ風速が大きく、一方皮側に風を噴射するパンチングメタル状ノズルではスリットノズル側より風量を大きく風速が少なくするようにすることを特徴とする請求項4記載の家畜肉処理装置。
 内腔側の衝突噴流には背側(皮側)の衝突噴流より比較的多量の風量を用い、背側(皮側)の衝突噴流には比較的少量の風量を用いることにより、枝肉の特徴である、内腔側の窪み(内腔腔)に対して、及び、背側の比較的平面構造に対して、最適な凍結曲線を得ることを可能とした表面凍結処理装置。
 肉部が凍結されずに表面の皮下組織の凍結の完了した枝肉を低温加湿空気を循環テンペリング庫で、枝肉の皮下に形成した氷の融解潜熱によって急速に芯温を冷却させることによって、表面での水分の蒸散を抑えて枝肉にとって特徴的かつ最適なチルド曲線を得たことを特徴とするテンペリング処理肉。
 請求項1記載の処理方法を用いて、表面皮下凍結の完了した枝肉を低温加湿空気の循環テンペリング庫で、枝肉の皮下に形成した氷の融解潜熱によって急速に芯温を冷却させる方法と組合せることによって、表面での水分の蒸散を抑えて枝肉にとって特徴的かつ最適なチルド曲線を得たテンペリング処理肉を冷蔵貯蔵してなる冷蔵肉貯蔵庫。
Description:
食用肉のテンペリング処理方法 装置、該処理方法により処理されたテンペ ング処理肉、及び冷蔵肉貯蔵庫

 本発明は、枝肉の加工ラインにおける枝 の鮮度維持・向上に好適な処理方法及びそ に使用される処理装置及び該処理方法によ テンペリングされた豚等の家畜肉類の枝肉 係り、より具体的には家畜肉のテンペリン 処理方法とその処理装置、該テンペリング 理方法により処理されたテンペリング処理 、及びテンペリング処理方法により処理さ た冷蔵肉貯蔵庫に関する。

 従来より牛豚などの畜肉用の家畜処理にあ っては、屠畜場においてノッキング(奪命)- 血-足・角カット-前処理-皮剥-洗浄-胸割-頭 とし-内臓摘出-背割-枝肉検査-整形-滅菌・ 浄の各作業が順次加工ラインにおいて実施 れる。
 そして、最終段階の滅菌・洗浄が行われた 肉は、その後貯蔵用冷蔵庫に移され、相当 の流通期間を経て食用に供されるものであ た。

 ここで、滅菌・洗浄された枝肉は、肉内 の酵素の働きによって温度が上昇する。そ ため、貯蔵用冷蔵庫に移送する以前に枝肉 温度をできるだけ下げる必要(テンペリング 処理)が生じるが、従来では図8に示すように 温の大気を枝肉に送風したり、或いは、+15 程度の冷蔵庫内に一時保管すると云う程度 処理しか行われていなかったため、枝肉の 度低下が緩慢となり、鮮度が落ちる問題が った。(図8は、豚枝肉を搬送しながらテン リング処理を行うテンペリング処理室の内 空間を示し、図中、04は常温の大気を枝肉に 送風するクーラー、7は豚枝肉、8は豚枝肉7を 吊り下するギャンブレル、9はギャンブレル8 介して豚枝肉7を搬送する搬送レールである 。)

 又、特許文献1(特開2001-61403号)に開示された 技術では、加工ラインにおいて洗浄された枝 肉の表面に高速で冷気を直接吹き付けるので 枝肉の高熱(体温より起因して微生物の付着 十分抑制しえない温度)と表面の水分を迅速 除去することができるようになるが、これ 水分の顕熱利用の為、枝肉の温度低下が十 でなく、また表面への水分が付着するため 生物の付着を十分抑制できなかった。

特開2001-61403号

 本発明は、係る従来の技術的課題を解決 るために成されたものであり、枝肉中の皮 部分の内部潜熱を有効に利用して、食肉肉 獣や食鳥をばらして洗浄された後の冷蔵用 肉の鮮度を良好に維持、或いは、向上させ ことができる食用肉のテンペリング処理方 とその処理装置、該テンペリング処理方法 より処理されたテンペリング処理肉、及び ンペリング処理方法により処理された冷蔵 貯蔵庫を提供するものである。

 本発明は、図1の温度/時間のタイムチャ トグラフと、図2Aのパンチングノズル板とス リットノズルの間に枝肉を配置し本発明の基 本構成図に示すごとく、-20~-40℃程度の温度 冷却して皮下組織部分に内部潜熱を生成す 表面凍結を生成する工程と、該表面凍結し 枝肉を0~15℃、好ましくは10℃の温度でテン リング(均温化処理)をして、表面凍結により 生じた皮下組織部分の凍結により生成した内 部潜熱(凍結潜熱)の融解により生成される融 潜熱の利用により加工後の温度低下を促進 るとともに表面への微生物の付着を抑制す 、即ち例えば図1では枝肉の内部中心の芯温 は+10℃以上であるが表面温度は-25℃になるま で冷却しているが、このように皮下組織部分 に内部潜熱を生成する表面凍結で内部潜熱を 生成することを要旨とするものである。(例 ば図1では枝肉表面を-20℃に冷却すれば皮下 分が凍結されていると考えられるので内部 熱が蓄熱される。一方-40℃以下では皮下部 より内部の肉部が凍結されてしまう恐れが る。)

 即ち、本発明は、食肉肉用獣や食鳥をば しての滅菌・洗浄された枝肉を含む畜肉を 肉内部の酵素の働きによって温度が上昇す のを防止するため、貯蔵用冷蔵庫に移送す 以前に家畜肉の温度をできるだけ氷蔵温度 で下げるテンペリング処理を行う方法にお て、前記テンペリング処理を行う前に、前 家畜肉に-20~-40℃程度の冷風を流して表面凍 結を行い、該表面凍結(皮下組織部分の凍結) より皮下部分に凍結潜熱を生成し、該凍結 熱の融解時に生じる潜熱により、家畜肉内 の芯温を急速低下させて0~+15℃の温度でテ ペリング処理を行うことを特徴とする。

 この場合、前記畜肉が枝肉である場合に いて、前記表面凍結(皮下組織部分の凍結) 程は、枝肉の皮側をパンチングノズル板、 肉の内腔側にスリットノズル板を配してそ あいだに枝肉を流通させた状態で-20~-45℃程 の冷風に起因する表面凍結により皮下部分 凍結潜熱を生成する表面凍結工程であるの よく、更に好ましくは前記表面凍結工程に り表面凍結を行った後、均熱処理工程に該 面凍結した枝肉を移動して、該表面凍結さ た枝肉を0~+15℃でテンペリング(均温化処理) を行うのがよい。

 前記表面凍結工程は、具体的には枝肉の 腔側に冷風を噴射するスリットノズルより 冷風はスリットノズル側より風量を少なく つ風速が大きく、一方皮側に風を噴射する ンチングメタル状ノズルでは風量を大きく 速が少なくするようにするのがよい。

 そして、本発明によれば内腔側の衝突噴 には背側の衝突噴流より比較的多量の風量 用い、皮側の衝突噴流には比較的少量の風 を用いることにより、枝肉の特徴である、 腔側の窪み(内腔腔)に対して、及び、背側( 側)の比較的平面構造に対して、最適な凍結 曲線を得ることを可能とし、更に加えて表面 (皮下組織部分の)凍結の完了した枝肉を低温 湿空気の循環テンペリング庫で、枝肉の皮 組織部分に形成した氷の融解潜熱によって 速に芯温を冷却させる方法と組合すことに って、表面での水分の蒸散を抑えて枝肉に って特徴的かつ最適なチルド曲線を得るテ ペリング処理肉を得ることが出来る。

本発明に基づく表面凍結とテンペリン 処理をした枝肉の時間/温度の関係を示すタ イムチャートグラフ図である。(縦軸:温度(℃ )、横軸:時間(分)) 表面凍結処理工程の基本構成図である 。 パンチングノズル板1とスリットノズ 板2の斜視配置形状を示す。 スリットノズル板2の平面形状を示す パンチングノズル板1の平面形状を示 。 衝突噴射式表面凍結機の構成を示し、 3Aは正面断面図、図3Bは内腔用衝突噴流発生 部の側面図、図3Cは皮用衝突噴流発生部の側 図である。 低温加湿式テンペリング庫の構成図で る。 衝突噴流ユニットのメンテナンス方法 示す図である。 試験装置を用いたテストデータで、表 凍結処理後テンペリング処理終了に至るま の処理工程における経過時間に対する温度 化を示すタイムチャート図である。 図8の従来技術と図3~4に基づく本実施例 における処理後の水分減少率である。 従来のテンペリング処理工程を示す。

 以下、図面を参照して本発明の好適な実 例を例示的に詳しく説明する。但しこの実 例に記載されている構成部品の形状、その 対的配置及び冷却及び均熱の温度時間等は に特定的な記載がない限りは、この発明の 囲をそれに限定する趣旨ではない。

 本発明の構成及び作用を図1及び図2に基づ て説明する。
 図1は、本発明に基づく表面凍結・テンペリ ング処理をした枝肉の温度/時間のタイムチ ートグラフで、(縦軸:温度(℃)、横軸:時間( ))このグラフはモモ肉部位、ロース肉部位、 肩肉を有する豚枝肉を滅菌洗浄後に鮮度維持 を行うために、表面凍結とテンペリング処理 をするためのグラフ図であり、先ず第1ステ プとして、肉の内部酵素の働きで枝肉39℃前 後に上昇した枝肉を凍結処理室内に投入し、 該枝肉の内部中心と皮表面側の皮下組織部分 (皮下とは筋肉の表面側の皮下脂肪を含む皮 組織の部分)に熱電対を挿入して枝肉芯温と 面温度を測定しながら-20~-45℃で表面凍結を 行う。図1の実施例で表面凍結時間は55分であ るが、これに限定されずに皮下組織の部分に 対応する表面温度が-20~-40℃程度(本実施例で -25℃)に下がるまで行う。

 第2ステップとしてその後、皮下部分が-25℃ に凍結処理された枝肉3をテンペリング室(均 処理室)に移動して、該表面凍結された枝肉 3を0~15℃、好ましくは10℃の温度でテンペリ グ(均温化処理)を行う。
 図1に示すように、均温化処理するテンペリ ング処理室内では凍結皮下の融解時に生じる 潜熱により、枝肉内部の芯温が急速低下し約 240分~260分で+10℃にテンペリングされること 理解される。

 図2A~Dは表面凍結処理室(工程)の概要図を示 、図2Aはパンチングノズル板1とスリットノ ル板2の間に枝肉3を配置した本発明の表面 結装置で、該表面凍結処理は、図2Aより明ら かなように、枝肉3の皮側3aをパンチングメタ ル状ノズル孔1a 1 をマトリックス状に配列したパンチングメタ ルからなるパンチングノズル板1、枝肉3の内 側3bに垂直方向に平行に複数本のスリット ズル2a 1 が配列されたスリットノズル板2を配してそ あいだに枝肉を間欠搬送可能に配置する。

 表面凍結処理室は、枝肉を流通する-20~-45 ℃程度の冷風に起因する表面凍結により皮下 部分に凍結潜熱を生成する内部潜熱蓄熱を行 って表面凍結を行うもので、前記した表面凍 結処理室で-30℃の冷風で約55分間冷却してモ 、ロース及びカタ肉からなる枝肉の表面温 が-25℃に低下するまで皮下の凍結処理を行 。

 次に図2A~Dで表面凍結処理室の基本構成を説 明する。
 図2Aは枝肉を配置したテンペリング処理室 断面概要図、図2Bは、(枝肉3の内腔3b側と対 する)片側が断面3角形状に徐々に挟域化され 断面3角形頂部より衝突冷風流が噴出するよ に形成されたスリットが垂直方向に平行に 列したスリットノズル2a 1 を有するスリットノズル板2、枝肉3を介して 対する側(枝肉の皮側3a)にパンチングメタル 状ノズル1a 1 を具えたパンチングメタル状ノズル板1の形 を示す斜視図、図2Cはスリットノズル板2の 部切欠き正面図、図2Dはパンチングメタル状 ノズル板1の一部切欠き正面図を夫々示し、 2Aに示すように(枝肉3の内腔側と対面する)片 側がスリットノズル板2、枝肉3を介して相対 る側(枝肉の皮側)にパンチングメタル状ノ ル板1を配して、より具体的には豚枝肉3の内 腔側3b(背骨から半割した時の内側)に図2Cに示 す垂直方向に平行に複数本のスリットノズル 2a 1 が配列されたスリットノズル板2、皮側3aに図 2Dに示すパンチングメタル穴1a 1 がマトリックス状に配列されたパンチングメ タル状ノズル板1となるように枝肉3を配置し そのあいだに-20~-45℃程度の冷風に表面凍結 を行う。

 表面凍結工程において、枝肉3の内腔側3b 冷風を噴射するスリットノズル板2からの冷 風2aはパンチングメタル状ノズル板1側からの 冷風1aより風量を少なく且つ風速が大きく、 方皮側3aに風を噴射するパンチングメタル ノズル板1では風量を大きく風速が少なくす ようにする。これは、内腔側は窪みがあり 面が平坦でないため、風速を大きくするこ により窪んだロース部にも風を噴射可能に るためであり、皮側では皮下組織層に位置 る水分を十分に凍結することにより、凍結 熱を生成するためである。

 次に本発明の具体的な実施例を説明する。
 まず、本発明の好ましい一想定条件として 、対象は豚枝肉冷却市場であり、処理頭数 1,200頭/時間、処理量は2,400本/時間(左右屠体 総数)、重量は35~45kg/枚、サイズは約285w×1,400L ×150~180T、投入温度は全体温度が39℃±3℃、中 間温度は表面が-10~-20℃、終了温度は全体温 が10℃以下(テンペリング終了後)、冷却負荷 約150万キロカロリー(但し製品+ファン発生 のみ)を想定しており、衝突噴射式の表面凍 機と低温加湿式のテンペリング庫を用いて 験を行った。

 図3は衝突噴流式表面凍結機の構成を示し、 (A)は正面断面図、(B)は内腔用衝突噴流発生側 の側面図、(C)は皮用衝突噴流発生側の側面図 である。
 図中、7はダクト30に内包されたファン、20 内腔側3bにスリットノズル板2を具えた内腔 衝突噴流発生部、10は皮側3aのパンチングメ ル状ノズル板1を具えた皮用衝突噴流発生部 、40は内腔用衝突噴流発生部20のユニットク ラー、50は皮用衝突噴流発生部10用ユニット ーラー、6は夫々のダクト、3は豚枝肉、8は ャンブレル、9は搬送レールである。
 内腔3b用の衝突噴流発生部20の側面(豚枝肉 対面する側)は図2(A)(B)に概略図示するように スリットノズル板2が形成され、皮用の衝突 流発生部10の側面は図2(A)(B)に概略図示する うにパンチングメタル状ノズル板1が形成さ る。

 図4は低温加湿式テンペリング庫の構成図で あり、(A)はテンペリング庫の一部の側面図、 (B)はテンペリング庫の正面断面図である。
 図中、3は豚枝肉、8は豚枝肉3を図2(A)に示す 状態で吊り下するギャンブレル、9はギャン レル8に吊り下された枝肉3を低温高湿度クー ラー12位置まで間欠搬送する搬送レール、16 ファン、11はダクト、12は低温高湿度クーラ 、13は枝肉表面に付着した水分の落下位置 ある冷水タンクで、低温高湿度クーラー12よ り、ダクト11を介してファン16より、表面凍 された豚枝肉3に0~15℃、好ましくは10℃の温 の高湿度冷風を吹き出させ、ファン16と対 位置にある豚枝肉3にテンペリング(均温化処 理)を行う。

 図5は図2で示すスリットノズル板2とパンチ グメタル状ノズル板1からなる衝突噴流ユニ ットを検印するためのメンテナンス手順を示 す。
 図5(A)はギャンブレル準備及びギャンブレル への持ち上げ治具14の取り付け段階の正面断 図及び側面図であり、(B)はダクト22の取り し、衝突噴流ユニットの牽引段階の正面断 図及び側面図であり、(C)は衝突噴流ユニッ の引っ張り出しを示し、A~Cの手順に従うと 存の枝肉搬送用のレール9を利用してスリッ ノズル板2とパンチングメタル状ノズル板1 らなるユニットを取り外すことができる。

 図6は図3及び図4からなる試験装置を用いた ストデータで、表面凍結処理後テンペリン 処理終了に至るまでの処理工程における経 時間に対する枝肉の夫々の部位の温度変化 示す。
 尚、図6中の太実線a(境界温度)は、カタとモ モ部は中芯(最大厚み170cm)に対し-30℃で90分、 表面凍結させたもので、中芯(最大厚み170cm) 対し1/10深さ(細実線a)、中芯に対し5/10深さ( 実線a)、中芯(破線a)、平均温度(点線a)となっ ている。又カタとモモの間のロース部は中芯 (最大厚み150cm)に対し-30℃で60分、表面凍結さ せたもので、中芯(最大厚み150cm)に対し1/10深 (一点鎖線b)、中芯に対し5/10深さ(二点鎖線b) 、中芯(中実線b)、平均温度(中実線b)となって いる。

 図6の実験によって得られた結果として、 豚屠体のような大型の被冷却物に対しても衝 突噴流による伝熱促進効果が確認でき、開発 目標の屠体温度7℃以下を達成するための条 を得ることが出来、冷却後の製品に対する 結障害が確認されることはなく、極端な歩 の悪化が確認されずすべて冷却重量損失は1% 未満と良好な結果となっている。

 本発明の実験結果に基づく作用効果を図7に 示す。図から分かるとおり、枝肉受け入れ時 に比べ急速冷凍終了後の減少率も、テンペリ ング終了後の減少率もいずれも1%未満という ましい結果が得られた。
 よって、結果として水分分散が少ない枝肉 理が可能になり表面への微生物の付着を抑 することが可能に成る。