| JP08206814 | METALLIC MOLD CASTING METHOD |
| JP57031462 | CASTING DEVICE |
| JP07314116 | LOW PRESSURE CASTING METHOD |
柴田 清 (〒56 東京都港区南青山2-1-1 本田技研工業株式会社内 Tokyo, 1078556, JP)
ICHIHARA, Toshirou (LTD. 1-1 Minami-Aoyama 2-chome, Minato-k, Tokyo 56, 1078556, JP)
市原 敏朗 (〒56 東京都港区南青山2-1-1 本田技研工業株式会社内 Tokyo, 1078556, JP)
TANOUE, Keizou (LTD. 1-1 Minami-Aoyama 2-chome, Minato-k, Tokyo 56, 1078556, JP)
本田技研工業株式会社 (〒56 東京都港区南青山ニ丁目1番1号 Tokyo, 1078556, JP)
SHIBATA, Kiyoshi (LTD. 1-1 Minami-Aoyama 2-chome, Minato-k, Tokyo 56, 1078556, JP)
柴田 清 (〒56 東京都港区南青山2-1-1 本田技研工業株式会社内 Tokyo, 1078556, JP)
ICHIHARA, Toshirou (LTD. 1-1 Minami-Aoyama 2-chome, Minato-k, Tokyo 56, 1078556, JP)
市原 敏朗 (〒56 東京都港区南青山2-1-1 本田技研工業株式会社内 Tokyo, 1078556, JP)
| 上型及び下型にて画成されるキャビティ内、または上型、下型及びサイド型にて画成されるキャビティ内に湯口部を介して下方から溶湯を加圧充填して凝固せしめる鋳造方法において、前記上型を構成する材料は他の金型材料よりも熱伝導率が高く、且つ150℃~550℃の実用温度域での熱伝導率が34~41W・(m・K) -1 で更に低温であるほど熱伝導率が高くなる材料を用い、湯口温度が溶湯の凝固温度以下になるまで前記加圧状態を保持して、上型による冷却に伴う溶湯の収縮分を補充することを特徴とする鋳造方法。 |
| 請求項1に記載の鋳造方法において、前記上型が溶湯を凝固冷却して収縮させる機能を担い、前記下型に形成した湯口部がキャビティ内への加圧充填する機能を担い、上型の製品形状部から湯口部へ向かって指向性凝固が行われることを特徴とする鋳造方法。 |
| 請求項2に記載の鋳造方法において、前記下型上に予め砂中子をセットした状態で鋳造を行うことを特徴とする鋳造方法。 |
| 上型及び下型にて画成されるキャビティ内、または上型、下型及びサイド型にて画成されるキャビティ内に湯口部を介して下方から溶湯を加圧充填して凝固せしめる鋳造方法において、前記湯口部を構成する材料は150℃~550℃の実用温度域での熱伝導率が34~41W・(m・K) -1 で更に低温であるほど熱伝導率が高くなる材料を用い、前記キャビティ内への溶湯の供給を停止するタイミングに合わせて湯口部を強制冷却することを特徴とする鋳造方法。 |
| 請求項4に記載の鋳造方法において、前記強制冷却は湯口部に向かって空気を吹き付ける空冷装置によって行うことを特徴とする鋳造方法。 |
| 上型及び下型にて画成されるキャビティ内、または上型、下型及びサイド型にて画成されるキャビティ内に湯口部を介して下方から溶湯を加圧充填して凝固せしめる鋳造方法において、風窓、入子または鋳抜ピンの材料として、150℃~550℃の実用温度域での熱伝導率が34~41W・(m・K) -1 で更に低温であるほど熱伝導率が高くなる材料を用い、前記キャビティ内の温度の均一化を図ることを特徴とする鋳造方法。 |
本発明は、例えばアルミニウム合金など 溶湯を加圧(低圧)鋳造するのに好適な鋳造 法に関する。
環境に対する負荷軽減のため、エンジン どには軽量化が要求され、アルミニウム合 の適用が拡大している。また、生産性向上 要求から加圧鋳造による鋳造時間の短縮も られている。
しかしながら、鋳造には引け巣の問題があ
、これを解消する提案が例えば特許文献1~3
提案されている。
特許文献1には、上型、下型及び摺動型の夫
々を熱伝導率の異なる材料で構成し、鋳造品
の薄肉部に対応する型については熱伝導率の
低い部材を配置して指向性凝固を行わせるこ
とが提案されている。
特許文献2及び特許文献3には、熱伝導率 高い銅合金にて上型を構成し、これよりも 伝導率の低い炭素工具鋼系の金属材料で下 を構成し、摺動型については上型と下型の 間の熱伝導率の金属材料で構成し、熱伝導 の差を利用した指向性凝固を行うことが開 されている。
上述した特許文献1に開示される方法は、 細かな指向性凝固の制御ができず、また鋳造 品の薄肉部に熱伝導率の低い材料からなる型 を配置するため、ホイールのような断面形状 が単純な製品にしか対応できない。
特許文献2及び特許文献3に記載されるよう
金型材料として銅合金を用いた場合、銅合
は高価であると共に耐久性に劣り、溶損が
生しやすい。
また熱伝導率が高すぎて指向性凝固を行っ
場合、アンダーカット部分に欠肉が生じや
い。特に銅金型と砂中子を組み合わせた鋳
では、両者の間の熱伝導率の差が大きいた
、銅金型と砂中子との間の間隔が小さいと
この箇所で溶湯の粘性が低下し充填不良が
生し欠肉が生じてしまう。
また、キャビティ内に砂中子をセットし 場合、砂中子は熱伝導率が悪いため、冷却 固の遅れを招き、サイクルタイムが長くな 。
また従来の鋳造法にあっては、湯口部に いて溶湯が凝固するまでの時間が長いため 製品の払い出しまでのタクトタイムが長く り、更に湯口直上の鋳抜き突起形状や入子 びピンを挿入する構造の金型にあっては、 型温度が不均一になりやすいという問題も る。
上記課題を解決するため本発明に係る鋳造 法は、上型及び下型にて画成されるキャビ ィ内、または上型、下型及びサイド型にて 成されるキャビティ内に湯口部を介して下 から溶湯を加圧充填して凝固せしめる鋳造 法において、前記上型を構成する材料は他 金型材料よりも熱伝導率が高く、且つ150℃~ 550℃の実用温度域での熱伝導率が34~41W・(m・K ) -1 で更に低温であるほど熱伝導率が高くなる材 料を用い、湯口温度が溶湯の凝固温度以下に なるまで前記加圧状態を保持して、上型によ る冷却に伴う溶湯の収縮分を補充するように した。
即ち、溶湯の凝固冷却及び収縮の役割を 伝導率の高い上型が促進し、熱伝導率がこ よりも低い下型に設けた湯口部が加圧充填 能を発揮し、順次冷却凝固される。つまり 指向性凝固によって鋳造品質が安定する。
また本発明に係る鋳造方法は、上型及び下 にて画成されるキャビティ内、または上型 下型及びサイド型にて画成されるキャビテ 内に湯口部を介して下方から溶湯を加圧充 して凝固せしめる鋳造方法において、前記 口部を構成する材料は150℃~550℃の実用温度 域での熱伝導率が34~41W・(m・K) -1 で更に低温であるほど熱伝導率が高くなる材 料を用い、前記キャビティ内への溶湯の供給 を停止するタイミングに合わせて湯口部を空 冷装置などによって強制冷却制御するように しサイクルタイム短縮を図る。
湯口部を熱伝導率が高い材料で構成する とで、注湯初期においては湯口部の温度が 時間のうちに上昇して注湯がスムーズに行 、また注湯終了後は強制冷却で湯口部の溶 を短時間のうちに凝固させることができる
また本発明に係る鋳造方法は、上型及び下 にて画成されるキャビティ内、または上型 下型及びサイド型にて画成されるキャビテ 内に湯口部を介して下方から溶湯を加圧充 して凝固せしめる鋳造方法において、風窓 入子または鋳抜ピンの材料として、150℃~550 ℃の実用温度域での熱伝導率が34~41W・(m・K) -1 で更に低温であるほど熱伝導率が高くなる材 料を用い、前記キャビティ内の温度の均一化 を図るようにした。このように、厚肉部、砂 /金型間及び湯口直上部位金型つまり、金型 度の均一化を図ることで製品の品質向上が れる。
150℃~550℃の実用温度域での熱伝導率が34~41W ・(m・K) -1 で更に低温であるほど熱伝導率が高くなる材 料の具体的組成としては、例えば質量含有率 で、0.15%以上0.35%以下のCと、0.05%以上0.20%未満 のSiと、0.05%以上1.50%以下のMnと、0.20%以上2.50% 以下のCrと、0.50%以上3.00%以下のMoと、0.05%以 0.30%以下のVとを含有して残部が実質的にFeか らなり、30HRC以上40HRC以下のロックウェル硬 を有する組成のものが好ましい。
更に、0.0002%以上0.0020%以下のBと、0.0005%以 上0.0100%以下のCaと、0.01%以上0.15%以下のSeと、 0.01%以上0.15%以下のTeと、0.003%以上0.20%以下のZ rを含有するものがより好ましい。
本発明に係る鋳造方法によれば、上型とし
熱伝導率の高い金属材料を用いているため
熱の促進によりサイクルタイムを速くする
とができ加えて冷却速度の促進により上型
触面のデンドライト組織の微細化が行える
また上型による冷却に伴う溶湯の収縮分を
キャビティ内に送り込む溶湯の補給を高め
つこの加圧状態を一定時間保持、即ち湯口
度が溶湯の凝固温度以下になるまで前記加
状態を保持して、上型による冷却に伴う溶
の収縮分を補充するようにしたので、鋳造
質の向上を同時に達成できる。
即ち、成形においては、溶湯の凝固冷却及
収縮の役割を熱伝導率の高い上型が促進し
熱伝導率がこれよりも低い下型に設けた湯
部が加圧充填機能を発揮し、順次冷却凝固
れる。つまり、指向性凝固によって鋳造品
が安定する。
特に熱伝導率の高い金属材料として、実用 度域(150℃~550℃)での熱伝導率が34~41W・(m・K) -1 で、低温であるほど熱伝導率が高くなる材料 を用いたことで、指向性凝固を効果的になす ことができる。即ち、熱伝導率が例えばJIS-SK D61相当の材料では熱伝導率が低すぎて指向性 凝固が困難であり、逆に銅合金のように熱伝 導率が高すぎると、アンダーカット部分に欠 肉が生じやすいので、上記の範囲の熱伝導率 が適当である。また実用温度域内において低 温であるほど熱伝導率が高くなれば、熱が逃 げやすく指向性凝固に好ましい。
特に、下型上に予め熱伝導率の低い砂中 をセットし、この熱伝導率の低い砂中子で 型の略前面を覆った場合でも、効率的な指 性凝固を行うことができる。
また、本発明によれば湯口部の昇温と冷 を短時間のうちに行うことができるので、 イクルタイムを短縮でき、更にキャビティ の溶湯温度の均一化を図って製品の品質を めることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に づいて説明する。図1は本発明に係る鋳造方 法を実施する鋳造装置の全体図、図2は金型 ニットの型閉じ状態の拡大断面図であり、 施例ではシリンダヘッド鋳造用としている
鋳造装置は下部に溶湯貯留部1を配置し、 この溶湯貯留部1の蓋体2上に金型ユニット3を 設けている。金型ユニット3は上型4、下型5及 び左右のサイド型(スライド型)6から構成され 、上型4は昇降プレート7にて昇降自在とされ 下型5上には砂中子8がセットされている。 示例では金型ユニット3を2組設けているが1 でもよい。
前記上型4は銅合金の熱伝導率とJIS-SKD61相 当の熱伝導率との中間の熱伝導率の鉄系材料 を用い、下型5及びサイド型6はJIS-SKD61相当の 伝導率の材料を用いている。
図3は前記上型4を構成する材料と従来材料 あるJIS-SKD61相当の材料とを熱伝導率で比較 たグラフであり、このグラフから本発明で いた材料の実用温度域(150℃~550℃)での熱伝 率は34~41W・(m・K) -1 で、低温であるほど熱伝導率が高くなること が分かる。
前記溶湯貯留部1の上部空間には外部から エアが供給され、このエア圧によって溶湯貯 留部1内のアルミニウム溶湯は供給管9を介し 下型4に形成した湯口部10まで送られ、更に 口部10から上型4、下型5及び左右のサイド型 を閉じた際に形成されるキャビティ11内に供 される。
次に図1の右側部分のグラフと図4の主要ポ
ントにおける温度変化を示すグラフに基づ
て鋳造方法を説明する。
先ず、溶湯貯留部1の上部空間にエアを送り
込んで、キャビティ10内をアルミニウム溶湯
充填する。ここで、図1においてP0~P4はアル
ニウム溶湯の湯面の位置を示し、P0はスタ
ト位置、P1は湯口手前、P2は湯口、P3はキャ
ティ下面、P4はヘッド圧(最も高い圧)を示す
本実施例にあっては、P0からP4の位置まで 湯面が上昇する圧を溶湯貯留部1内の溶湯に える。そして、この後一定時間P4の圧力を維 持する。この間に、図4に示すように、上型4 接した溶湯は他の金型に接している溶湯よ も先に冷却され、この冷却によって溶湯は 縮する。しかしながら、P4の圧力を維持し いるので、収縮した部分には下方から溶湯 補給され、引け巣や欠肉は生じない。
この後、P4からP0まで圧力を落としたなら ば、型を開いて製品を取り出し、エアブロー 後に再度砂中子をセットし、型締めを行い、 次のショットを行う。尚、P0からP4までの時 は例えば27秒、P4の圧力維持時間は例えば160 、型開きまでの降圧時間は例えば15秒とす 。
そして、P0から始まりP4の圧力維持時間が 終了する間に、図4に示すように、キャビテ 11内では上型4に接している部分から湯口部10 に向かって指向性凝固が行われている。
図5は別実施例の金型ユニットの断面図であ り、この実施例にあっては、IN側の湯口部10 、実用温度域(150℃~550℃)での熱伝導率は34~41 W・(m・K) -1 で、低温であるほど熱伝導率が高くなる材料 で構成し、この湯口部10の外周部を肉抜きし エア通路とし、この通路に空冷装置(ブロア )12からのエアを供給して急冷するようにして いる。
湯口部の湯口カラー温度は、次の溶湯充填
備のため、所定の温度を確保する必要があ
。
この実施例にあっては注湯の開始時には湯
部10を冷却せず、キャビティ11内への溶湯の
供給を停止するタイミングに合わせて湯口部
10を強制冷却する。その結果、注湯の初期に
湯廻り性が向上し、且つ鋳造品の払い出し
素早く行うことができる。
また、IN側の湯口部10のみならずEX側(出口側 )の湯口部についても実用温度域(150℃~550℃) の熱伝導率は34~41W・(m・K) -1 で、低温であるほど熱伝導率が高くなる材料 で構成してもよい。このようにすることで、 図4の(1)及び(4)の凝固位置を図において更に 側に移行させてサイクルタイムを大幅に短 することが可能になる。
また、鋳造金型の湯口直上の鋳抜き突起 状や入子及びピンなど蓄熱しやすい小さな 型を備えている場合には、これらの部材を 前記した熱伝導率に優れた材料で構成する うにしてもよい。
本願発明に係る鋳造方法は、アルミニウ 合金の加圧鋳造方法に好適であるが、その の鋳造方法にも適用できる。
