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Title:
METHOD AND DEVICE FOR SELECTIVELY CRUSHING WASTE FLUORESCENT LAMP
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/038163
Kind Code:
A1
Abstract:
A method and a device for selectively crushing a lamp efficiently in a mass recycling system targeted at a waste fluorescent lamp. The device comprises a crushing machine and a glass receiving housing (6) for supporting the crushing machine and receiving glass chips (5) crushed by the crushing machine, wherein the crushing machine (3) is provided with a cylindrical crushing chamber (7) supported on the glass receiving housing (6), a rotary shaft (8) rotating in the crushing chamber (7) and a hammer (9), no wider gap than is required for allowing the hammer (9) to rotate is provided between the hammer (9) and the crushing chamber (7), and the crushing chamber (7) is tilted downward from the upstream end toward the downstream end and is formed at the bottom thereof with a screen (15) for allowing crushed glass chips only to pass therethrough, whereby the glass portions only of a waste fluorescent lamp are selectively crushed by the hammer (9) with an impact force only with no compression force, friction force tensile force nor shearing force acting on without crushing the base portion.

Inventors:
OKI, Tatsuya (16-1 Onogaw, Tsukuba-shi Ibaraki 69, 3058569, JP)
大木 達也 (〒69 茨城県つくば市小野川16-1 独立行政法人産業技術総合研究所内 Ibaraki, 3058569, JP)
Application Number:
JP2008/066961
Publication Date:
March 26, 2009
Filing Date:
September 19, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NATIONAL INSTITUTE OF ADVANCED INDUSTRIAL SCIENCE AND TECHNOLOGY (3-1 Kasumigaseki 1-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 21, 1008921, JP)
独立行政法人産業技術総合研究所 (〒21 東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 Tokyo, 1008921, JP)
OKI, Tatsuya (16-1 Onogaw, Tsukuba-shi Ibaraki 69, 3058569, JP)
International Classes:
B02C19/00; B02C13/04; B02C13/28; B07B1/00; B09B3/00; B09B5/00
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Claims:
 破砕機と、該破砕機を支持し且つ破砕機で破砕されたガラス片を受けるガラス受ハウジングを備えて成る廃蛍光ランプの選択破砕装置であって、
 前記破砕機は、ガラス受ハウジング上に支持された円筒状の破砕チャンバと、該破砕チャンバ内で破砕チャンバの軸心を中心に回転する回転軸と、該回転軸に取り付けられたハンマとを備えており、
 前記ハンマと破砕チャンバとの間には、ハンマが破砕チャンバ内で回転可能である以外の隙間はない構成とし、
 前記破砕チャンバの一端から前記破砕チャンバと回転軸の間のスペースに供給された廃蛍光ランプを、前記ハンマによって、圧縮力、摩擦力、引張力及び剪断力を作用させずに、ハンマの衝撃力のみによって、口金部を破砕することなく、ガラス部分のみを選択的に破砕する構成としたことを特徴とする廃蛍光ランプの選択破砕装置。
[規則91に基づく訂正 05.11.2008]
 前記ハンマは、2000MPaから3000MPaの衝撃圧力で、廃蛍光ランプのガラスを破砕することを特徴とする請求項1に記載の廃蛍光ランプの選択破砕装置。
[規則91に基づく訂正 05.11.2008]
 前記破砕チャンバは、一端から他端に向けて下方向に傾斜しており、底部には、破砕されたガラスのみが通過するスクリーンが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の廃蛍光ランプの選択破砕装置。
[規則91に基づく訂正 05.11.2008]
 前記ハンマの打撃部分が半球形であることを特徴とする請求項1に記載の廃蛍光ランプの選択破砕装置。
[規則91に基づく訂正 05.11.2008]
 前記ハンマは回転軸に枢着され、バネ、油圧又は圧縮空気により、枢着支点を中心に回転軸の反回転方向に付勢力が作用されており、破砕中、破砕すべき廃蛍光ランプに過剰な荷重がかかった際、前記付勢力の助けによりハンマを枢着する支点を中心にハンマの反回転方向に揺動可能とすることを特徴とした請求項1に記載の廃蛍光ランプの選択破砕装置。
 破砕機と、該破砕機を支持し且つ破砕機で破砕されたガラス片を受けるガラス受ハウジングを備えて成る廃蛍光ランプの選択破砕装置を使用した廃蛍光ランプの選択破砕方法であって、
 前記破砕機は、円筒状の破砕チャンバと、該破砕チャンバ内で破砕チャンバの軸心を中心に回転する回転軸と、該回転軸に取り付けられたハンマとを備え、前記ハンマと破砕チャンバとの間には、ハンマが破砕チャンバ内で回転可能である以外の隙間はない構成とし、
 前記破砕チャンバの一端から前記破砕チャンバと回転軸の間のスペースに供給された廃蛍光ランプを、前記ハンマによって、圧縮力、摩擦力、引張力及び剪断力を作用させずに、ハンマの衝撃力のみによって、口金部を破砕することなく、ガラス部分のみを選択的に破砕することを特徴とする廃蛍光ランプの選択破砕方法。
[規則91に基づく訂正 05.11.2008]
 前記ハンマは、2000MPaから3000MPaの衝撃圧力で、廃蛍光ランプのガラスを破砕することを特徴とする請求項6に記載の廃蛍光ランプの選択破砕方法。
[規則91に基づく訂正 05.11.2008]
 前記破砕チャンバは、一端から他端に向けて下方向に傾斜しており、底部には、破砕されたガラスのみが通過するスクリーンが形成することで、前記破砕チャンバの一端から前記破砕チャンバと回転軸の間のスペースに供給された廃蛍光ランプを、前記破砕チャンバ内で移動しながらハンマで破砕し、破砕したガラス片をスクリーンを通過させてガラス受ハウジング内に落下させることを特徴とする請求項6に記載の廃蛍光ランプの選択破砕方法。
[規則91に基づく訂正 05.11.2008]
 前記ハンマの打撃部分が半球形であることを特徴とする請求項6に記載の廃蛍光ランプの選択破砕方法。
[規則91に基づく訂正 05.11.2008]
 前記ハンマを回転軸に枢着し、バネ、油圧又は圧縮空気により、枢着支点を中心に回転軸の反回転方向に付勢力を作用し、破砕中、破砕すべき廃蛍光ランプに過剰な荷重がかかった際、前記付勢力の助けによりハンマを枢着する支点を中心にハンマの反回転方向に揺動可能とすることを特徴とした請求項6に記載の廃蛍光ランプの選択破砕方法。
Description:
廃蛍光ランプの選択破砕方法及 装置

 本発明は、廃蛍光ランプの選択破砕方法 び装置に関するものである。

 現在、廃蛍光ランプのリサイクル対象は 管形や環形である。これらの蛍光ランプは 状が統一されているため、コンベア上に並 られ、両端(直管)あるいは円周の一部(丸管) の口金部分を自動的に切断することでガラス 部を回収してきた。

 ガラスはソーダ石灰ガラスであるが、口 付近だけは鉛ガラスを使用しており、鉛ガ スは口金部と共に回収される。切断後は筒 のガラス開口部より強く空気を吹き込み、 ラス内壁に付着した蛍光体並びに水銀を空 と共に回収する。

 丸管の場合、製造時加熱して管状に整形 るため直管に比べ蛍光体のガラスへの固着 が強く、空気と共にショット剤を吹き込む ともある。

 一方、近年、急増しているコンパクト形 電球形蛍光ランプは、形状の種類が極めて く自動処理ができないため、口金切断機へ 装着を1つずつ手で行っているのが現状であ る。また、切断後の開口部が1カ所のため、 アブローによる蛍光体・水銀の回収もでき い。

 蛍光ランプの口金を切断するではなく、 蛍光ランプの全体を破砕する技術としては 主として事業所などの排出元で破砕しその の運搬効率を高める目的の小型で移動可能 破砕機が知られている(特許文献1、特許文 2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許 献6参照)。

 大量処理が可能な廃蛍光ランプの選択破 技術も紹介されている(特許文献としては、 特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献 10参照)が、いずれも形状の揃った直管あるい は丸管を整列させて送りだす機構のもので、 多様な形状の電球形やコンパクト形の選択破 砕する性能を有していない。

特開昭61-171553公報

特開平6-226131公報

特開平8-150347公報

特開平10-99712公報

特開2000-202319公報

特開2005-305365公報

特開平10-156330公報

特開平11-319613公報

特開平11-319620公報

特開2002-251961公報

 特許文献1~6記載の発明には、口金を残し ガラスだけを選択破砕し、運搬後のリサイ ルを容易にする機能を有するものもあるが いずれも直管あるいは丸管を対象としてお 、多様な形状の電球形やコンパクト形の選 破砕する性能を有していない。また、1度に 1個~3個程度の投入を前提とした小型破砕機で あり、大量処理には向かない。

 そして、特許文献7~10記載の発明は、いず れも形状の揃った直管あるいは丸管を整列さ せて送りだす機構のもので、多様な形状の電 球形やコンパクト形の選択破砕する性能を有 していない。

 本発明は、異形蛍光ランプを対象とした 量リサイクルシステムにおけるランプの破 において、上記従来の問題を解決する廃蛍 ランプの選択破砕方法及び装置を実現する のである。

 本発明は上記課題を解決するために、破 機と、該破砕機を支持し且つ破砕機で破砕 れたガラス片を受けるガラス受ハウジング 備えて成る廃蛍光ランプの選択破砕装置で って、前記破砕機は、ガラス受ハウジング に支持された円筒状の破砕チャンバと、該 砕チャンバ内で破砕チャンバの軸心を中心 回転する回転軸と、該回転軸に取り付けら たハンマとを備えており、前記ハンマと破 チャンバとの間には、ハンマが破砕チャン 内で回転可能である以外の隙間はない構成 し、前記破砕チャンバの一端から前記破砕 ャンバと回転軸の間のスペースに供給され 廃蛍光ランプを、前記ハンマによって、圧 力、摩擦力、引張力及び剪断力を作用させ に、ハンマの衝撃力のみによって、口金部 破砕することなく、ガラス部分のみを選択 に破砕する構成としたことを特徴とする廃 光ランプの選択破砕装置を提供する。

 前記ハンマは、2000MPaから3000MPaの衝撃圧 で、廃蛍光ランプのガラスを破砕すること 特徴とする。

 前記破砕チャンバは、一端から他端に向 て下方向に傾斜しており、底部には、破砕 れたガラスのみが通過するスクリーンが形 されていることを特徴とする。

 前記ハンマの打撃部分が半球形であるこ を特徴とする。

 前記ハンマは回転軸に枢着され、バネ、 圧又は圧縮空気により、枢着支点を中心に 転軸の反回転方向に付勢力が作用されてお 、破砕中、破砕すべき廃蛍光ランプに過剰 荷重がかかった際、前記付勢力の助けによ (前記付勢力が助勢することにより)ハンマ 枢着する支点を中心にハンマの反回転方向 揺動可能とすることを特徴とする。

 本発明は上記課題を解決するために、破 機と、該破砕機を支持し且つ破砕機で破砕 れたガラス片を受けるガラス受ハウジング 備えて成る廃蛍光ランプの選択破砕装置を 用した廃蛍光ランプの選択破砕方法であっ 、前記破砕機は、円筒状の破砕チャンバと 該破砕チャンバ内で破砕チャンバの軸心を 心に回転する回転軸と、該回転軸に取り付 られたハンマとを備え、前記ハンマと破砕 ャンバとの間には、ハンマが破砕チャンバ で回転可能である以外の隙間はない構成と 、前記破砕チャンバの一端から前記破砕チ ンバと回転軸の間のスペースに供給された 蛍光ランプを、前記ハンマによって、圧縮 、摩擦力、引張力及び剪断力を作用させず 、ハンマの衝撃力のみによって、口金部を 砕することなく、ガラス部分のみを選択的 破砕することを特徴とする廃蛍光ランプの 択破砕方法を提供する。

 前記ハンマは、2000MPaから3000MPaの衝撃圧 で、廃蛍光ランプのガラスを破砕すること 特徴とする廃蛍光ランプの選択破砕方法。

 前記破砕チャンバは、一端から他端に向 て下方向に傾斜しており、底部には、破砕 れたガラスのみが通過するスクリーンが形 することで、前記破砕チャンバの一端から 記破砕チャンバと回転軸の間のスペースに 給された廃蛍光ランプを、前記破砕チャン 内で移動しながらハンマで破砕し、破砕し ガラス片をスクリーンを通過させてガラス ハウジング内に落下させることを特徴とす 廃蛍光ランプの選択破砕方法。

 前記ハンマの打撃部分が半球形であるこ を特徴とする廃蛍光ランプの選択破砕方法

 前記ハンマを回転軸に枢着し、バネ、油 又は圧縮空気により、枢着支点を中心に回 軸の反回転方向に付勢力を作用し、破砕中 破砕すべき廃蛍光ランプに過剰な荷重がか った際、前記付勢力の助けにより(前記付勢 力が助勢することにより)ハンマを枢着する 点を中心にハンマの反回転方向に揺動可能 することを特徴とした廃蛍光ランプの選択 砕方法。

 本発明の廃蛍光ランプの選択破砕装置は 衝撃力を主体とし、衝撃力以外の力(圧縮力 、摩擦力、引張力、剪断力)がなるべくかか ないようにして、ガラスを一定の大きさに 砕したら速やかに破砕装置の外に取り出す とが可能である。

本発明による蛍光ランプの衝撃破壊試 結果を示す図である。 本発明の廃蛍光ランプの選択破砕方法 び装置の実施例1を説明する図である。 本発明の廃蛍光ランプの選択破砕方法 び装置実施例1を説明する図である。 本発明の選択粉砕条件の一例を示す図 ある。 本発明の廃蛍光ランプの選択破砕方法 び装置の実施例2を説明する図である。 本発明の廃蛍光ランプの選択破砕方法 び装置の実施例3を説明する図である。

符号の説明

 1 廃蛍光ランプの選択破砕装置(実施例1)
 2 廃蛍光ランプ 
 3 破砕機
 4 ホッパ
 5 ガラス片
 6 ガラス受ハウジング
 7 破砕チャンバ 
 8 回転軸
 9 ハンマ
 10 開口
 11 破砕チャンバの内壁
 12 ハンマと破砕チャンバの内壁との隙間
 13 口金部
 14 ハンマの半球部
 15 スクリーン
 16 排出口
 17 スペース
 21 廃蛍光ランプの選択破砕装置(実施例2)
 22 支点
 23 湾曲棒
 24 湾曲ガイド孔
 25 引っ張りコイルバネ
 31 廃蛍光ランプの選択破砕装置(実施例3)
 32 破砕チャンバ
 33 回転筒
 34 前段筒
 35 中段筒
 36 後段筒
 37、38、39 回転軸
 40、41、42 駆動用モータ
 43 同芯多軸機構

 本発明に係る廃蛍光ランプの選択破砕方 及び装置を実施するための最良の形態を実 例に基づいて図面を参照して、以下に説明 る。

 本発明の廃蛍光ランプの選択破砕装置は 衝撃力を主体とする破砕装置で、衝撃力以 の力(圧縮力、摩擦力、引張力、剪断力)が るべくかからない機構であり、ガラスが一 の大きさに破砕されたら速やかに破砕装置 外に取り出すことが可能な構造の装置であ ばよい。加えて、衝撃力の大きさを制御す ことが可能な構成であればより好ましい。

 図2及び図3は、本発明の廃蛍光ランプの 択破砕装置の実施例1を説明する図であり、 れらの図によって、本発明の廃蛍光ランプ 選択破砕方法及び装置を以下に説明する。

 この廃蛍光ランプの選択破砕装置1は、廃 蛍光ランプ(電球形・コンパクト形廃蛍光ラ プ)2を破砕機3に供給するホッパ4と、ハンマ ラッシャ型の破砕機3と、破砕機3を支持し つ破砕されたガラス片5を受けるガラス受ハ ジング6と、を備えている。

 破砕機3は、ガラス受ハウジング6上に図3 示すように、一端部(上流部、上端部)から 端部(下流部、下端部)に向けて下方に傾斜し て設置されている。そして、破砕機3は、ガ ス受ハウジング6上に支持された円筒状の破 チャンバ7と、この破砕チャンバ7内で破砕 ャンバ7の軸心を中心に回転する回転軸8と、 回転軸8に固定され互いに回転軸8の軸心に対 的に配置された一対のハンマ9とを備えてい る。

 傾斜した破砕チャンバ7の上流部には開口 10が形成され、この開口10に面するようにホ パ4が取り付けられている。ホッパ4は、破砕 されるべき廃蛍光ランプ2を破砕チャンバ7内 開口10から供給する。

 ハンマ9は、破砕チャンバ7内に供給され 廃蛍光ランプ2を叩いて破砕するものである ハンマ9と破砕チャンバ7の内壁11との隙間12 、ハンマ9が破砕チャンバ7内で回転可能の 囲で極力小さくし、粉砕中のガラス片5がこ 隙間12内に入り込まないような構成とする

 要するに、ハンマ9と破砕チャンバ7との には、ハンマ9が破砕チャンバ7内で回転可能 とする隙間12以外の隙間はない構成とする。 れにより、ハンマ9は、廃蛍光ランプ2に対 、圧縮力、摩擦力、引張力、剪断力などを 用せずに、ハンマ9の衝撃力のみを作用させ 廃蛍光ランプ2の口金部13を破砕せずガラス 分のみを選択的に破砕する。

 ところで、ハンマ9による廃蛍光ランプ2 破砕において、破砕圧力を一定とすること 好ましい。破砕圧力を一定範囲内とする手 として、回転軸8の駆動モータを制御し、回 数を制御してハンマ9の回転数を制御し、ハ ンマ9と廃蛍光ランプ2との衝突速度を制御す 構成とするとよい。

 しかし、さらに厳密に、破砕圧力を一定 するためには、ハンマ9と被粉砕物(蛍光ラ プ)との接触面積を一定にする必要がある。 常のハンマ9クラッシャ等ではハンマ9の打 面は平面であり(これによって破砕圧力が一 となる場合にはそれでも良いが)、これでは 、衝撃を受ける被粉砕物の形状によって接触 面積が変わってしまう。

 そこで、本発明では、ハンマ9の打撃面に 、図2に示すような1個の半球部14を設けたの 、廃蛍光ランプ2の形状を問わず、点で接触 るため、ハンマ9と廃蛍光ランプ2の材料特 (ヤング率、ポアソン比)に依存した一定の接 触面積を保つことが可能となる。ハンマ9の 撃面を、図示はしないが、多数の半球形か なる形状にしても、同様の効果が得られる

 破砕チャンバ7は、その底部には、スクリ ーン15が形成されており、破砕されたガラス 5のみガラス受ハウジング6内に向けて落下 る構成となっている。また、破砕チャンバ7 下流部には、口金部13を排出する排出口16が 形成されている。

 廃蛍光ランプの選択破砕装置1では、廃蛍 光ランプ2の最初の破砕後、口金部13の破壊強 度に概ね変化はないが、ガラス片5の破壊強 は著しく低下する。したがって、2打撃目以 ガラスは2000MPa以下の弱い衝撃力で破壊され る。

 一方、破壊されたガラス片5は小さい片と なり、元の蛍光ランプのガラス球に比べて重 量が減じているため、ハンマ9から受ける衝 力も低下するため、これにより過粉砕を防 することが可能である。

(作用)
 以上の構成から成る本発明の廃蛍光ランプ 選択破砕装置1の作用及び選択破砕装置を利 用した廃蛍光ランプ2の選択破砕方法を、以 に説明する。

 廃蛍光ランプ2はホッパ4から破砕機3の破 チャンバ7内に供給される。破砕チャンバ7 に供給された廃蛍光ランプ2は、傾斜した破 チャンバ7と回転軸8との間のスペース17を自 重で下方に移動しながら、ハンマ9により破 される。

 破砕された廃蛍光ランプ2のガラス片5は スクリーン15を通過してガラス受ハウジング 6内に落下し、収集される。廃蛍光ランプ2の 砕されない口金部13は、破砕チャンバ7の下 部の排出口15から装置外に排出される。

(選択粉砕条件)
 以上、本発明の実施例1について構成、作用 を説明したが、本発明の破砕機3では、ハン 9を、その接触部の形状を半球部14に形成し ハンマの重量、回転数、回転半径を適宜設 することで、最適な選択破砕条件を得るこ ができる。なお、ハンマの重量、回転数、 転半径等を制御できる構成とすれば、破砕 象物の形状、寸法、量等に応じて、最適な 択破砕条件を適宜設定することが可能とな 。以下に、選択粉砕条件の例を説明する。

 図4は、選択粉砕条件についての計算上の 例を示す。ハンマ9の回転数(回転軸8の回転数 )100rpm、ハンマ9接触部の半球部の直径100mmで 回転半径0.8~1.0m(図2のA~B)とすれば、重量40g~20 0gの廃蛍光ランプ2の最初の衝撃力が2000~3000MPa となり、ガラスだけを選択的に破壊すること が可能である。

(実験例)
 本発明に関連して、いくつかの実験を行っ ので、この実験例を以下に説明する。

 ガラス部の強度が高く口金部13の強度が いタイプのコンパクト形と、ガラス部の強 の弱く口金部13の強度が高いタイプのグロー ブレスの電球形の蛍光ランプに対し、ガラス 部および口金部13の破壊強度を調べた。

 まず、コンパクト形に対する「圧縮試験 の結果では一例を上げれば、破壊強度は85MP aに対し口金部13の破壊強度は45MPaであり、ガ ス部より先に口金部13が破壊される場合が ばしば起こる。したがってこの作用力によ 破砕してもガラス部のみを破砕することは きない。

 一方、図1に示すように、蛍光ランプのガ ラス球体の落下による「衝撃試験」では、200 0MPa以上でコンパクト形及び電球形ともガラ 部の破壊が可能であるが、3000MPa以下では口 部13の破壊は起きない。

 すなわち、ハンマ9などの衝撃力を主体と した破砕機3において、圧縮力、摩擦力、引 力、剪断力など他の破砕力が作用しないよ ハンマ9と破砕室内壁との隙間12をなくし、 つ回転半径や回転数を制御して、およそ2000M Pa~3000MPa、特に2000MPa~2500MPaの破砕圧力で破砕 れば、多くの電球形、コンパクト形蛍光ラ プに対して、ガラス部のみが選択的に破砕 れる。

 この際、一定以下の粒径になったならば 直ちに破砕機3外に排出されるように破砕機 3に図2、3に示すように、スクリーン15等の機 を備えれば、ガラス片5と口金部13の分離が 了する。また、この方法によれば、ガラス の過破砕を避けることができられため、ガ スの再資源化時に有効である。スクリーン1 5の径は、コンパクト形および電球形の口金 13のサイズ以下、通常10mmから30mm程度であれ よい。

 図5は、本発明の廃蛍光ランプの選択破砕 装置及び選択破砕方法の実施例2を説明する であり、この図によって、実施例2の廃蛍光 ンプ及び装置を以下に説明する。この実施 2は、実施例1とほぼ同じであるが、相違す 構成を中心に説明する。

 この実施例2の廃蛍光ランプの選択破砕装 置21のハンマ9は、実施例1と同様に、廃蛍光 ンプに衝突する半球部14を備えている。ハン マ9は回転軸8の外周面近くに支点22を中心に て枢着されており、図5に示すように、支点2 2を中心にして点線の位置と実線の位置に揺 可能である。

 ハンマ9の背面(回転方向と反対側の面)に 、湾曲棒23の基端が取り付けられている。 転軸8には、湾曲棒23がその先端から挿入し 曲棒23をガイドすることが可能な湾曲ガイド 孔24が形成されている。湾曲棒23の先端には 引っ張りコイルバネ25の基端が装着されてお り、引っ張りコイルバネ25は、その先端から 曲ガイド孔24に装入されている。

 回転していない状態では、図5に示す右側 のハンマ9のように背面側(回転方向と反対側) から引っ張りコイルバネ25による付勢力が作 し、ハンマの支点22を中心に半回転方向に れた状態にある。また、回転した状態では ンマ9に遠心力が作用し、図5に示す右側のハ ンマ9は点線の位置、すなわち左側のハンマ9 位置まで起きあがり、この姿勢で実施例1と 同様に、廃蛍光ランプの破砕を行うことがで きる。

 ところで、特異的に質量の大きな被粉砕 が投入されたり、多数の蛍光ランプが折り なって全く同時にハンマ9に衝突すると、被 粉砕物の重量が過大となり、回転半径や回転 数の制御によりハンマ9と被粉砕物との衝突 度を制御したとしても、被粉砕物に対する ンマ9の衝撃荷重が大きくなって、破砕圧力 一定範囲を超える可能性が生じる。

 このような場合、実施例2の廃蛍光ランプ の選択破砕装置のハンマ9は、一定以上の荷 がかかると、図5の右側のハンマ9のように、 圧縮コイルバネ25の付勢力の助けにより(付勢 力が助勢することにより)、支点を中心にハ マ9の反回転方向に揺動する(力を逃がす)こ ができる。

 これにより、特異的(あるいは一時的)に きな重量をもつ被粉砕物に対し、被粉砕物 過剰な荷重をかけることがなくなり、厳密 破壊圧力を一定範囲とする制御が可能とな 。

 なお、実施例2では、ハンマ9の付勢手段 して圧縮コイルバネ25を利用したが、油圧機 器、空気圧機器等の付勢手段を利用してもよ い。

 図6は、本発明の廃蛍光ランプの選択破砕 装置の実施例3を説明する図であり、この図 よって、実施例3の廃蛍光ランプの選択破砕 法及び装置を以下に説明する。この実施例3 は、実施例1とほぼ同じであるが、相違する 成を中心に説明する。

 実施例3の廃蛍光ランプの選択破砕装置31 は、破砕チャンバ32の外形は、下流側に向 て大径となる円錐台(円錐形底面と平行な面 切断した形状)の形状である。そして、この 破砕チャンバ32と同軸で回転する全体の外形 円錐台状の回転筒33が形成されている。

 この回転筒33は、破砕チャンバ32の上流か ら下流に向けて、前段筒34、中段筒35、後段 36から成り、互いに、独立して回転するよう に構成されている。そして、前段筒34、中段 35、後段筒36には、それぞれ実施例1と同様 ハンマ9が取り付けられている。

 回転軸39の内部には同じ回転軸中心をな 回転軸38が、また回転軸38の内部には回転軸3 9、38と同じ回転軸中心をなす回転軸37が設け れている同芯多軸機構43をなし、回転軸39は 前段筒34に、回転軸38は中断筒35に、回転軸37 後段筒36にそれぞれ接続されている。また この回転軸37、38、39はそれぞれ独立した駆 用モータ40、41、42に接続されている。

 即ち、駆動用モータ40、41、42によって、 段筒34、中段筒35、後段筒36は回転軸37、38、 39を介して、それぞれ独立した回転数を実現 きるよう構成されている。

 実施例3の廃蛍光ランプの選択破砕装置31は このような構成であるから、例えば、
 [前段筒34の回転速度]<[中段筒35の回転速 ]<[後段筒36の回転速度]で、それぞれ回転 せることが可能である。ホッパ4から破砕チ ンバ32内に供給された廃蛍光ランプは、前 筒34のハンマから後段筒36のハンマに向けて ハンマの回転半径が増大するとともにハン の回転速度も増大するので、ハンマと被粉 物との衝突速度が増大して、破壊力を増す とができる。

 実施例1の項で説明したとおり、廃蛍光ラ ンプの選択破砕装置31では、廃蛍光ランプ2の 最初の破砕後、口金部13の破壊強度に概ね変 はないが、ガラス片5の破壊強度は著しく低 下する。一方、破壊されたガラス片5は小さ 片となり、元の廃蛍光ランプ2のガラス球に べて重量が減じているため、ハンマ9から受 ける衝撃力も低下する。

 もし、破壊されたガラス片5の破壊強度の 低下に比べ、重量低減によるハンマ9からの 撃力の低下の方が勝ると、2打撃目以降ガラ が全く破壊されなくなる場合が生じる。こ ような場合を想定すると、実施例3の廃蛍光 ランプの選択破砕装置31は、前段筒34に比べ 段筒36の回転半径ならびに回転速度が大きく なるので、前段筒34のハンマ9に較べて後段筒 36のハンマ9の回転速度は大きく、被粉砕物と の衝突速度が増大して、破壊力を増すことが できるので、有用である。

 なお、実施例3では、破砕チャンバ32の直 を後段に向けて大きくし、前段筒34から後 筒36に向けて大径としたが、破砕チャンバ32 直径を変化させることなく、また前段筒34 中段筒35及び後段筒36を同径とし、同芯多軸 構43のみで、速度を変化させる構成として よいし、同芯多軸機構43をしようせず、前段 筒34から後段筒36に向けて大径とする構成で 良い。

 さらに、もし、ガラス片5の重量低減によ るハンマ9からの衝撃力の低下に比べ、破壊 れたガラス片5の破壊強度の低下の方が勝る 、2打撃目以降ガラスが瞬時に微粉化してし まい過粉砕を招く場合が生じる。

 このような場合を想定すると、破砕チャ バ32の直径を後段に向けて小さくして前段 34から後段筒36に向けて小径とするか、同芯 軸機構43を利用するかの片方あるいは両方 利用により、前段筒34のハンマ9に較べて後 筒36のハンマ9の回転速度を減じて、前段筒34 から後段筒36に向けて被粉砕物との衝突速度 減少で破壊力を減ずることができるので、 用である。

 以上、本発明に係る廃蛍光ランプの選択 砕方法及び装置を実施するための最良の形 を実施例に基づいて説明したが、本発明は のような実施例に限定されることなく、特 請求の範囲記載の技術的事項の範囲内で、 ろいろな実施例があることは言うまでもな 。

 本発明は、以上のような構成であるから 廃蛍光管のリサイクル分野に最適である。